JPH1078516A - 導波型素子およびチャネル形光導波路の製造方法 - Google Patents
導波型素子およびチャネル形光導波路の製造方法Info
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- JPH1078516A JPH1078516A JP8253904A JP25390496A JPH1078516A JP H1078516 A JPH1078516 A JP H1078516A JP 8253904 A JP8253904 A JP 8253904A JP 25390496 A JP25390496 A JP 25390496A JP H1078516 A JPH1078516 A JP H1078516A
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の技術では偏平な近視野像しか得られな
かったYカット基板であっても、真円に近い良好な近視
野像が得られるチャネル形光導波路を含む導波型素子、
およびチャネル形光導波路を少ない工程数で作成するこ
とができる製造方法を提供する。 【解決手段】 導波型素子を構成するチャネル形光導波
路16は、強誘電体からなる基板10上に、特定パター
ンを有する酸化亜鉛の層14を形成する工程、および前
記酸化亜鉛を熱拡散によって前記基板内に拡散させる工
程、を含む製造方法によって形成することができる。
かったYカット基板であっても、真円に近い良好な近視
野像が得られるチャネル形光導波路を含む導波型素子、
およびチャネル形光導波路を少ない工程数で作成するこ
とができる製造方法を提供する。 【解決手段】 導波型素子を構成するチャネル形光導波
路16は、強誘電体からなる基板10上に、特定パター
ンを有する酸化亜鉛の層14を形成する工程、および前
記酸化亜鉛を熱拡散によって前記基板内に拡散させる工
程、を含む製造方法によって形成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路中を伝搬
する光(導波光)の出射光強度分布(近視野像)が真円
に近い形状を有するチャネル形光導波路を有する導波型
素子およびこの導波型素子を構成するチャネル形光導波
路の製造方法に関する。
する光(導波光)の出射光強度分布(近視野像)が真円
に近い形状を有するチャネル形光導波路を有する導波型
素子およびこの導波型素子を構成するチャネル形光導波
路の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】たとえば光波を位相変調する場合、電気光
学効果を有する光学結晶(バルク部品)に取付けた電極
に外部から電圧を印加することで屈折率を制御し、位相
変調を行っていた。そのような位相変調器は、除振台の
上でレンズ等を組み合わせた光学系で構成され、必要に
応じてレンズを用いて光ファイバと接続した構成を有す
るため、機器を構成するために広いスペースが必要であ
った。
学効果を有する光学結晶(バルク部品)に取付けた電極
に外部から電圧を印加することで屈折率を制御し、位相
変調を行っていた。そのような位相変調器は、除振台の
上でレンズ等を組み合わせた光学系で構成され、必要に
応じてレンズを用いて光ファイバと接続した構成を有す
るため、機器を構成するために広いスペースが必要であ
った。
【0003】このように、バルク部品を用いた光学機器
は、小型化し難いだけでなく、個別部品の光学軸調整
(アライメント)が面倒であり、またアライメントが温
度や振動などの環境に対して不安定であるなどの問題を
有する。そこで、近年、小型,低コストで、かつ振動に
対して安定な光学機器として、光部品を薄膜化して基板
上に集積化した素子が開発されている。
は、小型化し難いだけでなく、個別部品の光学軸調整
(アライメント)が面倒であり、またアライメントが温
度や振動などの環境に対して不安定であるなどの問題を
有する。そこで、近年、小型,低コストで、かつ振動に
対して安定な光学機器として、光部品を薄膜化して基板
上に集積化した素子が開発されている。
【0004】従来、このような光集積化した素子には、
光導波路の作製のし易さの点から、Zカット・ニオブ酸
リチウム(以下、「Z−LN」という。)基板が多く用
いられてきた。Z−LN基板を用いた場合、チタンTi
を熱拡散することで低損失な光導波路が作製される。
光導波路の作製のし易さの点から、Zカット・ニオブ酸
リチウム(以下、「Z−LN」という。)基板が多く用
いられてきた。Z−LN基板を用いた場合、チタンTi
を熱拡散することで低損失な光導波路が作製される。
【0005】一方、バルク光学部品では、電気光学効果
を利用した位相変調以外に、音響光学効果を利用した光
波の周波数変調や、光波の偏光角を制御する素子があ
る。たとえば、レーザドップラー流速計等の光ヘテロダ
イン検波用光源としては、光の周波数が僅かに異なる2
つの光波を作る光周波数シフタが用いられている。従来
のバルク光学部品による光周波数シフタは、光学結晶へ
高周波電圧を印加することで超音波を発生させると、入
射光から非回折光と回折光が得られる。非回折光は入射
光と同じ周波数で、回折光は入射光に対して印加した超
音波の周波数分だけシフトして出射される。
を利用した位相変調以外に、音響光学効果を利用した光
波の周波数変調や、光波の偏光角を制御する素子があ
る。たとえば、レーザドップラー流速計等の光ヘテロダ
イン検波用光源としては、光の周波数が僅かに異なる2
つの光波を作る光周波数シフタが用いられている。従来
のバルク光学部品による光周波数シフタは、光学結晶へ
高周波電圧を印加することで超音波を発生させると、入
射光から非回折光と回折光が得られる。非回折光は入射
光と同じ周波数で、回折光は入射光に対して印加した超
音波の周波数分だけシフトして出射される。
【0006】上記のような光周波数シフタを光集積化素
子で実現するためには、電気エネルギーを機械エネルギ
ー(表面弾性波)に変換する効率(電気−機械結合係
数)が大きい基板材料が好ましく、Z−LN基板よりも
Yカット・ニオブ酸リチウム(Y−LN)基板の方が優
れていることが知られている。
子で実現するためには、電気エネルギーを機械エネルギ
ー(表面弾性波)に変換する効率(電気−機械結合係
数)が大きい基板材料が好ましく、Z−LN基板よりも
Yカット・ニオブ酸リチウム(Y−LN)基板の方が優
れていることが知られている。
【0007】しかしながら、Y−LN基板を用いる場
合、Z−LN基板と同様のTiの熱拡散による光導波路
の作製方法では、Tiが導波路の幅方向(Z軸方向)に
過剰に拡散され、偏平な近視野像(アスペクト比;2〜
4)のチャネル形導波路になるなど、特性の良い光導波
路が得られていない。
合、Z−LN基板と同様のTiの熱拡散による光導波路
の作製方法では、Tiが導波路の幅方向(Z軸方向)に
過剰に拡散され、偏平な近視野像(アスペクト比;2〜
4)のチャネル形導波路になるなど、特性の良い光導波
路が得られていない。
【0008】この問題を解決するための方法として、た
とえば、Y−LN基板にTiを熱拡散させた光導波路を
作製した後、光導波路の両サイドから屈折率を下げる効
果のあるMgOを追拡散することで、光導波路の幅方向
の屈折率を制御し、近視野像の丸い光導波路を作製する
ことが提案されていた(J.Appl.Phys.,4
9(6)3150−3154pp.(1978))。し
かし、この方法では、Ti拡散導波路の作製に加えて、
MgO追拡散の工程がさらに必要となり、多数の工程を
要し、実用的ではない。
とえば、Y−LN基板にTiを熱拡散させた光導波路を
作製した後、光導波路の両サイドから屈折率を下げる効
果のあるMgOを追拡散することで、光導波路の幅方向
の屈折率を制御し、近視野像の丸い光導波路を作製する
ことが提案されていた(J.Appl.Phys.,4
9(6)3150−3154pp.(1978))。し
かし、この方法では、Ti拡散導波路の作製に加えて、
MgO追拡散の工程がさらに必要となり、多数の工程を
要し、実用的ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
用いられているZカット基板のみらず、従来の技術では
偏平な近視野像しか得られなかったYカット基板であっ
ても、真円に近い良好な近視野像が得られるチャネル形
光導波路を含む導波型素子、およびチャンネル形光導波
路を少ない工程数で作製することができる製造方法を提
供することにある。
用いられているZカット基板のみらず、従来の技術では
偏平な近視野像しか得られなかったYカット基板であっ
ても、真円に近い良好な近視野像が得られるチャネル形
光導波路を含む導波型素子、およびチャンネル形光導波
路を少ない工程数で作製することができる製造方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の導波型素子は、
強誘電体からなる基板に酸化亜鉛を熱拡散して形成され
たチャネル形光導波路を含むことを特徴とする。
強誘電体からなる基板に酸化亜鉛を熱拡散して形成され
たチャネル形光導波路を含むことを特徴とする。
【0011】この導波型素子においては、チャネル形光
導波路を構成する拡散物質として酸化亜鉛を用いること
により、真円あるいは真円に近い、すなわちアスペクト
比が0.8〜1.5程度の出射光強度分布(近視野像)
を有し、かつ単一モード化されたチャネル形光導波路を
構成することができる。このように、近視野像が真円ま
たは真円に近づくことにより、光ファイバとの結合性が
よくなり、接続による挿入損失が低減される。また、光
導波路が単一モード化されることにより、高次のモード
への変換損失がなくなり、従って効率のよい導波が達成
される。
導波路を構成する拡散物質として酸化亜鉛を用いること
により、真円あるいは真円に近い、すなわちアスペクト
比が0.8〜1.5程度の出射光強度分布(近視野像)
を有し、かつ単一モード化されたチャネル形光導波路を
構成することができる。このように、近視野像が真円ま
たは真円に近づくことにより、光ファイバとの結合性が
よくなり、接続による挿入損失が低減される。また、光
導波路が単一モード化されることにより、高次のモード
への変換損失がなくなり、従って効率のよい導波が達成
される。
【0012】前記強誘電体としては、ニオブ酸リチウム
LiNbO3またはタンタル酸リチウムLiTaO3など
を用いることができ、特にニオブ酸リチウムを好ましく
用いることができる。また、これらの強誘電体からなる
基板は、たとえば光学的特性を向上させるために他の成
分が添加されていてもよく、たとえばMgO等が固溶さ
れた基板などを用いることができる。
LiNbO3またはタンタル酸リチウムLiTaO3など
を用いることができ、特にニオブ酸リチウムを好ましく
用いることができる。また、これらの強誘電体からなる
基板は、たとえば光学的特性を向上させるために他の成
分が添加されていてもよく、たとえばMgO等が固溶さ
れた基板などを用いることができる。
【0013】また、前記基板は、Yカット基板であるこ
とが好ましいが、Xカット基板あるいはZカット基板で
も構わない。特に、Yカット基板は、電気エネルギーを
機械エネルギーに変換する効率が大きいことから、たと
えば光周波数シフタ,光モード変換器,光偏向器,同調
型光波長フィルタ,光スイッチなどに好適に用いること
ができる。
とが好ましいが、Xカット基板あるいはZカット基板で
も構わない。特に、Yカット基板は、電気エネルギーを
機械エネルギーに変換する効率が大きいことから、たと
えば光周波数シフタ,光モード変換器,光偏向器,同調
型光波長フィルタ,光スイッチなどに好適に用いること
ができる。
【0014】本発明の導波型素子は、チャネル形光導波
路を含むあらゆる光素子、光システムあるいは光集積回
路等に適用することができる。適用例の一部としては、
たとえば、電気光学効果を利用する光位相変調器,光強
度変調器等、音響光学効果を利用する光偏光器,光周波
数シフタ等、あるいは非線形光学効果を利用する周波数
変換器等を挙げることができる。
路を含むあらゆる光素子、光システムあるいは光集積回
路等に適用することができる。適用例の一部としては、
たとえば、電気光学効果を利用する光位相変調器,光強
度変調器等、音響光学効果を利用する光偏光器,光周波
数シフタ等、あるいは非線形光学効果を利用する周波数
変換器等を挙げることができる。
【0015】本発明の導波型素子を構成するチャネル形
光導波路は、強誘電体からなる基板上に、所定パターン
を有する酸化亜鉛の層を形成する工程、および前記酸化
亜鉛を熱拡散によって前記基板内に拡散させる工程、を
含む製造方法によって好適に形成することができる。
光導波路は、強誘電体からなる基板上に、所定パターン
を有する酸化亜鉛の層を形成する工程、および前記酸化
亜鉛を熱拡散によって前記基板内に拡散させる工程、を
含む製造方法によって好適に形成することができる。
【0016】本発明の製造方法においては、前記基板に
酸化亜鉛を熱拡散させることにより、簡便なプロセスで
単一モードのチャネル形光導波路を形成することができ
る。その理由としては、拡散物質として従来用いられて
いたチタンの場合に比べ、酸化亜鉛は、拡散時における
横方向への広がりが少ないこと、低い温度で熱拡散が可
能であることから、基板への熱による損傷、たとえば基
板からのリチウムの外拡散を抑制することができるこ
と、などが考えられる。
酸化亜鉛を熱拡散させることにより、簡便なプロセスで
単一モードのチャネル形光導波路を形成することができ
る。その理由としては、拡散物質として従来用いられて
いたチタンの場合に比べ、酸化亜鉛は、拡散時における
横方向への広がりが少ないこと、低い温度で熱拡散が可
能であることから、基板への熱による損傷、たとえば基
板からのリチウムの外拡散を抑制することができるこ
と、などが考えられる。
【0017】酸化亜鉛の熱拡散により形成される拡散領
域(光導波路)は、拡散源となる酸化亜鉛の層の幅、厚
さ並びに熱拡散時の条件(温度,時間)などに依存す
る。たとえば、熱拡散の条件によって左右されるもの
の、基本的には、前記酸化亜鉛の層の幅は形成される光
導波路の幅に、前記酸化亜鉛の層の厚さは光導波路の深
さに対してそれぞれ支配的なファクターであるといえ
る。これらのファクターは、一義的に規定することはで
きないが、好ましい例をあげると、拡散源となる酸化亜
鉛の層の厚さは100〜200nm、酸化亜鉛の層の幅
は3〜10μm、拡散温度は900〜950℃、拡散時
間は30〜120分である。ただし、シングルモード導
波路となるためには、前記酸化亜鉛の層の幅は入射波長
と他の拡散条件によって異なるので、一概に規定できな
い。
域(光導波路)は、拡散源となる酸化亜鉛の層の幅、厚
さ並びに熱拡散時の条件(温度,時間)などに依存す
る。たとえば、熱拡散の条件によって左右されるもの
の、基本的には、前記酸化亜鉛の層の幅は形成される光
導波路の幅に、前記酸化亜鉛の層の厚さは光導波路の深
さに対してそれぞれ支配的なファクターであるといえ
る。これらのファクターは、一義的に規定することはで
きないが、好ましい例をあげると、拡散源となる酸化亜
鉛の層の厚さは100〜200nm、酸化亜鉛の層の幅
は3〜10μm、拡散温度は900〜950℃、拡散時
間は30〜120分である。ただし、シングルモード導
波路となるためには、前記酸化亜鉛の層の幅は入射波長
と他の拡散条件によって異なるので、一概に規定できな
い。
【0018】また、前記酸化亜鉛の層の厚さは、熱拡散
後に基板表面に酸化亜鉛の残留物が残らないような値に
設定することが好ましい。あるいはこの方法以外に、酸
化亜鉛の層の厚さを必要な値より大きく設定し、熱拡散
終了後に基板表面を光学研磨することによって残った酸
化亜鉛の層を除去することもできる。
後に基板表面に酸化亜鉛の残留物が残らないような値に
設定することが好ましい。あるいはこの方法以外に、酸
化亜鉛の層の厚さを必要な値より大きく設定し、熱拡散
終了後に基板表面を光学研磨することによって残った酸
化亜鉛の層を除去することもできる。
【0019】前記酸化亜鉛の層は、例えば高周波スパッ
タリングあるいは電子ビーム蒸着などの方法によって成
膜することができる。また、拡散源となる酸化亜鉛の形
成方法としては、酸化亜鉛の層を基板上に直接形成する
方法だけでなく、まず金属亜鉛を成膜し、拡散炉内で亜
鉛層を徐々に酸化させる方法であってもよい。
タリングあるいは電子ビーム蒸着などの方法によって成
膜することができる。また、拡散源となる酸化亜鉛の形
成方法としては、酸化亜鉛の層を基板上に直接形成する
方法だけでなく、まず金属亜鉛を成膜し、拡散炉内で亜
鉛層を徐々に酸化させる方法であってもよい。
【0020】
(チャネル形光導波路の製造方法)図1を参照しなが
ら、チャネル形光導波路の製造方法について説明する。
ら、チャネル形光導波路の製造方法について説明する。
【0021】まず、Y−LN基板10を有機溶剤で洗浄
した後、前記Y−LN基板10上にフォトリソグラフィ
工程により所定パターンのレジスト層12を形成する
(図1(A))。次いで、ZnOの焼結体をターゲット
にして、アルゴンと酸素の混合雰囲気(Ar:O2=
8:2)中において高周波スパッタリングによりZnO
層14aを厚さ100〜200nmで成膜する(図1
(B))。
した後、前記Y−LN基板10上にフォトリソグラフィ
工程により所定パターンのレジスト層12を形成する
(図1(A))。次いで、ZnOの焼結体をターゲット
にして、アルゴンと酸素の混合雰囲気(Ar:O2=
8:2)中において高周波スパッタリングによりZnO
層14aを厚さ100〜200nmで成膜する(図1
(B))。
【0022】次いで、いわゆるリフトオフによりレジス
ト層12およびレジスト層12上のZnO層14aを除
去して、所定のパターンを有するZnO層14を形成す
る(図1(C))。
ト層12およびレジスト層12上のZnO層14aを除
去して、所定のパターンを有するZnO層14を形成す
る(図1(C))。
【0023】次いで、湿度80%程度の水蒸気を含む酸
素雰囲気中において、ZnOを熱拡散することによりチ
ャネル形光導波路16を形成する(図1(D))。拡散
条件は、ZnO層14の厚さなどによって異なるが、Z
nO層が100〜200nmの場合には、拡散温度は9
00〜950℃、拡散時間は30〜120分に設定され
ることが好ましい。
素雰囲気中において、ZnOを熱拡散することによりチ
ャネル形光導波路16を形成する(図1(D))。拡散
条件は、ZnO層14の厚さなどによって異なるが、Z
nO層が100〜200nmの場合には、拡散温度は9
00〜950℃、拡散時間は30〜120分に設定され
ることが好ましい。
【0024】例えば、実験の一例を挙げると、ZnO層
14の膜厚が150nmのとき、拡散温度は925℃、
拡散時間は30分とした。この条件で作製された光導波
路は、波長0.8μm帯で、熱拡散前のZnO層の線幅
が4μmの時に、半値全幅6μm(幅方向)×5μm
(深さ方向)程度の近視野像の単一モードのチャネル形
光導波路となっていることが確認された。このチャネル
形光導波路は、直線およびS字曲げパターン(曲げ半径
R=20mm)で、EXモードとEYモード(あるいは、
TEモードとTMモード)の両モードとも低損失で導波
が可能であり、導波損失は共に1(dB/cm)程度で
あることが確認された。さらに、前記チャネル形光導波
路の近視野像をCCDカメラで観察した結果、アスペク
ト比が1.2の近視野像が得られることを確認した。
14の膜厚が150nmのとき、拡散温度は925℃、
拡散時間は30分とした。この条件で作製された光導波
路は、波長0.8μm帯で、熱拡散前のZnO層の線幅
が4μmの時に、半値全幅6μm(幅方向)×5μm
(深さ方向)程度の近視野像の単一モードのチャネル形
光導波路となっていることが確認された。このチャネル
形光導波路は、直線およびS字曲げパターン(曲げ半径
R=20mm)で、EXモードとEYモード(あるいは、
TEモードとTMモード)の両モードとも低損失で導波
が可能であり、導波損失は共に1(dB/cm)程度で
あることが確認された。さらに、前記チャネル形光導波
路の近視野像をCCDカメラで観察した結果、アスペク
ト比が1.2の近視野像が得られることを確認した。
【0025】このように、本実施の形態によれば、Y−
LN基板において従来困難であった横方向の単一モード
化が可能であり、かつ近視野像が真円に近いチャネル形
光導波路を簡便な方法で形成することができる。
LN基板において従来困難であった横方向の単一モード
化が可能であり、かつ近視野像が真円に近いチャネル形
光導波路を簡便な方法で形成することができる。
【0026】(導波型素子)次に、本発明の導波型素子
を光周波数シフタに適用した例について、図2を参照し
ながら説明する。
を光周波数シフタに適用した例について、図2を参照し
ながら説明する。
【0027】図2に示す光周波数シフタ100は、Y−
LN基板10に、上述した製造方法によって酸化亜鉛を
熱拡散させてチャネル形光導波路16が形成されてい
る。この光導波路16は、平行に配置された2本の第1
光導波路16aおよび第2光導波路16bから構成さ
れ、これらの光導波路16aおよび16bは中間でX字
状に交差した状態で形成されている。そして、前記光導
波路16a,16bの交差部分に近接して、一対の電極
20aおよび20bからなる交差指電極20が形成さ
れ、これらの電極20aおよび20bは高周波電源24
に接続されている。さらに、Y−LN基板10の一端側
において前記第1光導波路16aおよび第2光導波路1
6bに跨るように、金属膜からなる偏光素子22が形成
されている。
LN基板10に、上述した製造方法によって酸化亜鉛を
熱拡散させてチャネル形光導波路16が形成されてい
る。この光導波路16は、平行に配置された2本の第1
光導波路16aおよび第2光導波路16bから構成さ
れ、これらの光導波路16aおよび16bは中間でX字
状に交差した状態で形成されている。そして、前記光導
波路16a,16bの交差部分に近接して、一対の電極
20aおよび20bからなる交差指電極20が形成さ
れ、これらの電極20aおよび20bは高周波電源24
に接続されている。さらに、Y−LN基板10の一端側
において前記第1光導波路16aおよび第2光導波路1
6bに跨るように、金属膜からなる偏光素子22が形成
されている。
【0028】この光周波数シフタ100に入る入射光の
内、TEモードは信号であり、TMモードは除去したい
ノイズである。そして、ノイズ(TMモード)を含んだ
導波光は、交差指電極20によって発生伝搬された表面
弾性波によって生じる周期的な屈折率変化により周波数
シフトを伴って回折される。その後、偏光素子22によ
ってノイズ成分(TMモード)が除去され、結果とし
て、表面弾性波の周波数分だけ光周波数がシフトした回
折光(TEモード)と、入射光と同じ周波数の非回折光
(TEモード)が得られる。
内、TEモードは信号であり、TMモードは除去したい
ノイズである。そして、ノイズ(TMモード)を含んだ
導波光は、交差指電極20によって発生伝搬された表面
弾性波によって生じる周期的な屈折率変化により周波数
シフトを伴って回折される。その後、偏光素子22によ
ってノイズ成分(TMモード)が除去され、結果とし
て、表面弾性波の周波数分だけ光周波数がシフトした回
折光(TEモード)と、入射光と同じ周波数の非回折光
(TEモード)が得られる。
【0029】前記光周波数シフタ100は、例えば、光
ヘテロダイン検波に基づく計測用デバイス、例えばレー
ザドップラ流速計などの光源として好適に用いられる。
ヘテロダイン検波に基づく計測用デバイス、例えばレー
ザドップラ流速計などの光源として好適に用いられる。
【0030】以上、本発明を適用した例として光周波数
シフタについて述べたが、本発明はこれに限定されず、
前述したような各種の導波型素子に適用することができ
る。
シフタについて述べたが、本発明はこれに限定されず、
前述したような各種の導波型素子に適用することができ
る。
【0031】
【図1】(A)〜(D)は、本発明のチャネル形光導波
路の製造方法を模式的に示す断面図である。
路の製造方法を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の導波型素子を光周波数シフタに適用し
た構成例を模式的に示す斜視図である。
た構成例を模式的に示す斜視図である。
10 Y−LN基板 12 レジスト層 14 ZnO層 16 チャネル形光導波路 20 交差指電極 22 偏光素子 100 光周波数シフタ
Claims (4)
- 【請求項1】 強誘電体からなる基板に酸化亜鉛を熱拡
散して形成されたチャネル形光導波路を含むことを特徴
とする導波型素子。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記強誘電体は、ニオブ酸リチウムまたはタンタル酸リ
チウムであることを特徴とする導波型素子。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記基板は、Yカット基板であることを特徴とする導波
型素子。 - 【請求項4】 強誘電体からなる基板上に、所定パター
ンを有する酸化亜鉛の層を形成する工程、および前記酸
化亜鉛を熱拡散によって前記基板内に拡散させる工程、 を含むことを特徴とするチャネル形光導波路の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253904A JPH1078516A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 導波型素子およびチャネル形光導波路の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253904A JPH1078516A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 導波型素子およびチャネル形光導波路の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1078516A true JPH1078516A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17257692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8253904A Withdrawn JPH1078516A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 導波型素子およびチャネル形光導波路の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1078516A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110133802A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-16 | 天津领芯科技发展有限公司 | 一种新型铌酸锂光学波导晶片及其制备方法 |
| CN110646957A (zh) * | 2019-08-05 | 2020-01-03 | 天津领芯科技发展有限公司 | 基于氧化锌波导的新型铌酸锂电光调制器及其制备方法 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP8253904A patent/JPH1078516A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110133802A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-16 | 天津领芯科技发展有限公司 | 一种新型铌酸锂光学波导晶片及其制备方法 |
| CN110646957A (zh) * | 2019-08-05 | 2020-01-03 | 天津领芯科技发展有限公司 | 基于氧化锌波导的新型铌酸锂电光调制器及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |