JPH107872A - 制振性ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents
制振性ポリアセタール樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH107872A JPH107872A JP16923096A JP16923096A JPH107872A JP H107872 A JPH107872 A JP H107872A JP 16923096 A JP16923096 A JP 16923096A JP 16923096 A JP16923096 A JP 16923096A JP H107872 A JPH107872 A JP H107872A
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- Japan
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- polyacetal resin
- damping
- vibration
- resin composition
- core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリアセタール樹脂の本来有する機械物性を
保持しながら、制振性に優れ、かつ流動性を維持したポ
リアセタール樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A) ポリアセタール樹脂64〜15重量%
(対全組成物)と(B)ゴム状ポリマーのコアとガラス状
ポリマーのシェルを有するコアシェルポリマー35〜65重
量%(対全組成物)、(C) ポリエチレン系樹脂1〜20重
量%(対全組成物)とからなる制振性ポリアセタール樹
脂組成物。
保持しながら、制振性に優れ、かつ流動性を維持したポ
リアセタール樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A) ポリアセタール樹脂64〜15重量%
(対全組成物)と(B)ゴム状ポリマーのコアとガラス状
ポリマーのシェルを有するコアシェルポリマー35〜65重
量%(対全組成物)、(C) ポリエチレン系樹脂1〜20重
量%(対全組成物)とからなる制振性ポリアセタール樹
脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアセタール樹
脂の本来有する機械物性、摩擦摩耗性、成形性などを保
持しながら、優れた制振性を持ち、特にCDプレーヤー
・レコードプレーヤーの支持ターンテーブルの振動防
止、ジェットバス等の支持台の振動防止、各種プリンタ
ー、クーラー等の家電製品等の振動防止等に好適に用い
ることのできる、制振性ポリアセタール樹脂組成物を提
供しようとするものである。尚、ここで言う制振性と
は、例えば、厚さ 3.2mm×幅13mm×長さ 130mmの直方体
成形品を、片方の端部より10mmの部分で固定し、次に反
対側の自由端より50mmの位置に加速度センサー(ENDEVC
O 社製)を固定、自由端を20mmたわませてから弾きFF
Tサーボアナライザー(R9211B、ADVANTEST 社製)を用
いて、その振動減衰率を測定したものである。この際
に、惹起された振動は、下記の式で表された減衰振動を
起こし、δの大きいものほど振動減衰率は大きく、制振
特性に優れると言える。 y=exp(−δt)(t:時間) この成形品形状については特に限定されるものではな
く、実質的に制振性機能を有するものは本発明にいう部
品に含まれる。また、本明細書中、制振性とは、上記の
如き評価方法における振動減衰率と定義する。
脂の本来有する機械物性、摩擦摩耗性、成形性などを保
持しながら、優れた制振性を持ち、特にCDプレーヤー
・レコードプレーヤーの支持ターンテーブルの振動防
止、ジェットバス等の支持台の振動防止、各種プリンタ
ー、クーラー等の家電製品等の振動防止等に好適に用い
ることのできる、制振性ポリアセタール樹脂組成物を提
供しようとするものである。尚、ここで言う制振性と
は、例えば、厚さ 3.2mm×幅13mm×長さ 130mmの直方体
成形品を、片方の端部より10mmの部分で固定し、次に反
対側の自由端より50mmの位置に加速度センサー(ENDEVC
O 社製)を固定、自由端を20mmたわませてから弾きFF
Tサーボアナライザー(R9211B、ADVANTEST 社製)を用
いて、その振動減衰率を測定したものである。この際
に、惹起された振動は、下記の式で表された減衰振動を
起こし、δの大きいものほど振動減衰率は大きく、制振
特性に優れると言える。 y=exp(−δt)(t:時間) この成形品形状については特に限定されるものではな
く、実質的に制振性機能を有するものは本発明にいう部
品に含まれる。また、本明細書中、制振性とは、上記の
如き評価方法における振動減衰率と定義する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種の制振材としては、ゴム系または熱可塑性エラス
トマー系のもの、或いは、金属板と金属板との間に樹脂
系又はゴム系材料を挟んだものなどが用いられている。
しかし、近年の機器の高機能化に伴い、これらの機器に
取り付けられる制振材についても、より一層の制振性能
の改善が求められている。また、発熱による部品の高温
条件下に対する耐熱性、或いは、対金属・対樹脂との摩
擦摩耗特性、又はインク等の薬物との接触に対する耐薬
品性等の要求が厳しくなってきており、ゴム系または熱
可塑性エラストマー系では条件が厳し過ぎて対応できな
い用途・部品も出てきている。周知の如く、ポリアセタ
ール樹脂は、機械的性質、電気的性質などの物理的特
性、或いは耐薬品性、耐熱性などの化学的特性の優れた
エンジニアリング樹脂として極めて広汎な分野において
利用されている。近年、ポリアセタール樹脂が利用され
る分野の拡大に伴い、その材料としての性質にもさらに
特殊性が要求される場合がある。即ち、先に述べたよう
に、各種機器の高機能化に伴い、これらの機器に取り付
けられるポリアセタール樹脂製部品について制振性が求
められることもあり、制振性能の改善が望まれている。
一般に、ポリアセタール樹脂としては、上記の様な制振
性の要求に応えるために熱可塑性ポリウレタンを配合し
た組成物が用いられており、制振性の面では一応の望ま
しい性質を有している。しかし、それらは成形品表面で
ポリアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレタンの剥離現象
が生じ、成形品の外観を著しく損なう問題があり、又、
熱安定性の低下、更には成形品のウェルド部の強伸度が
著しく低いこと等から部品の設計の自由度が小さくな
る、或いは金型のモールドデポジット等の種々の問題が
あり、その改善が求められていた。更に、機能が増すと
共に形状は複雑化し、コストダウン・軽量化を目的とし
て成形品の薄肉化が進行している。また、部品の射出成
形時の生産性の向上のため、成形サイクルの短縮と一回
の射出成形により得られる部品数を増すための金型の多
数個取り化が必要とされる。このような要求に対応する
ためには、材料の高流動性・易離型性・高温での射出成
形時の耐熱安定性の改善等が必要であるが、熱可塑性ポ
リウレタンを配合した組成物ではこの条件を満足できな
い。本発明は、上記の従来技術の実情に鑑みてなされた
ものであり、ポリアタセール樹脂の他の物性を損なうこ
と無く、従来のものよりも制振性能に優れたポリアセタ
ール樹脂組成物、及びその組成物を成形してなるポリア
セタール樹脂製部品を提供するものである。
この種の制振材としては、ゴム系または熱可塑性エラス
トマー系のもの、或いは、金属板と金属板との間に樹脂
系又はゴム系材料を挟んだものなどが用いられている。
しかし、近年の機器の高機能化に伴い、これらの機器に
取り付けられる制振材についても、より一層の制振性能
の改善が求められている。また、発熱による部品の高温
条件下に対する耐熱性、或いは、対金属・対樹脂との摩
擦摩耗特性、又はインク等の薬物との接触に対する耐薬
品性等の要求が厳しくなってきており、ゴム系または熱
可塑性エラストマー系では条件が厳し過ぎて対応できな
い用途・部品も出てきている。周知の如く、ポリアセタ
ール樹脂は、機械的性質、電気的性質などの物理的特
性、或いは耐薬品性、耐熱性などの化学的特性の優れた
エンジニアリング樹脂として極めて広汎な分野において
利用されている。近年、ポリアセタール樹脂が利用され
る分野の拡大に伴い、その材料としての性質にもさらに
特殊性が要求される場合がある。即ち、先に述べたよう
に、各種機器の高機能化に伴い、これらの機器に取り付
けられるポリアセタール樹脂製部品について制振性が求
められることもあり、制振性能の改善が望まれている。
一般に、ポリアセタール樹脂としては、上記の様な制振
性の要求に応えるために熱可塑性ポリウレタンを配合し
た組成物が用いられており、制振性の面では一応の望ま
しい性質を有している。しかし、それらは成形品表面で
ポリアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレタンの剥離現象
が生じ、成形品の外観を著しく損なう問題があり、又、
熱安定性の低下、更には成形品のウェルド部の強伸度が
著しく低いこと等から部品の設計の自由度が小さくな
る、或いは金型のモールドデポジット等の種々の問題が
あり、その改善が求められていた。更に、機能が増すと
共に形状は複雑化し、コストダウン・軽量化を目的とし
て成形品の薄肉化が進行している。また、部品の射出成
形時の生産性の向上のため、成形サイクルの短縮と一回
の射出成形により得られる部品数を増すための金型の多
数個取り化が必要とされる。このような要求に対応する
ためには、材料の高流動性・易離型性・高温での射出成
形時の耐熱安定性の改善等が必要であるが、熱可塑性ポ
リウレタンを配合した組成物ではこの条件を満足できな
い。本発明は、上記の従来技術の実情に鑑みてなされた
ものであり、ポリアタセール樹脂の他の物性を損なうこ
と無く、従来のものよりも制振性能に優れたポリアセタ
ール樹脂組成物、及びその組成物を成形してなるポリア
セタール樹脂製部品を提供するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリアセ
タール樹脂本来の特性を可能な限り犠牲にすることな
く、上記の問題が解決され、制振性能を満足し得るポリ
アセタール樹脂組成物を提供すべく、鋭意研究を重ねた
結果、ポリアセタール樹脂にコアシェルポリマーと特定
のポリエチレン系樹脂、必要に応じ特定のオイルとを併
用添加した組成物が良好な制振特性を有することを見出
し、本発明を完成するに至ったものである。即ち、本発
明は、(A) ポリアセタール樹脂64〜15重量%(対全組成
物)と(B) ゴム状ポリマーのコアとガラス状ポリマーの
シェルを有するコアシェルポリマー35〜65重量%(対全
組成物)、(C) ポリエチレン系樹脂1〜20重量%(対全
組成物)とからなる制振性ポリアセタール樹脂組成物、
及び該樹脂組成物を成形してなる優れた制振性を有する
部品に関するものである。本発明のポリアセタール樹脂
部品は、従来技術では困難であった、好ましい制振性を
達成できるため、制振性材料としても極めて好適な材料
である。
タール樹脂本来の特性を可能な限り犠牲にすることな
く、上記の問題が解決され、制振性能を満足し得るポリ
アセタール樹脂組成物を提供すべく、鋭意研究を重ねた
結果、ポリアセタール樹脂にコアシェルポリマーと特定
のポリエチレン系樹脂、必要に応じ特定のオイルとを併
用添加した組成物が良好な制振特性を有することを見出
し、本発明を完成するに至ったものである。即ち、本発
明は、(A) ポリアセタール樹脂64〜15重量%(対全組成
物)と(B) ゴム状ポリマーのコアとガラス状ポリマーの
シェルを有するコアシェルポリマー35〜65重量%(対全
組成物)、(C) ポリエチレン系樹脂1〜20重量%(対全
組成物)とからなる制振性ポリアセタール樹脂組成物、
及び該樹脂組成物を成形してなる優れた制振性を有する
部品に関するものである。本発明のポリアセタール樹脂
部品は、従来技術では困難であった、好ましい制振性を
達成できるため、制振性材料としても極めて好適な材料
である。
【0004】
【発明の実施の形態】以下本発明の構成成分について詳
しく説明する。まず、本発明において用いられる(A) ポ
リアセール樹脂はオキシメチレン基(-CH2O-)を主たる
構成単位とする高分子化合物で、ポリオキシメチレンホ
モポリマー、オキシメチレン基以外に他の構成単位、例
えば、エチレンオキサイド、1,3 −ジオキソラン、1,4
−ブタンジオール等のコモノマー単位を少量含有するコ
ポリマー、ターポリマー、ブロックコポリマーいずれに
てもよく、又、分子が線状のみならず分岐、架橋構造を
有するものであっても良く、又他の有機基を導入した公
知の変性ポリアセタールであっても良い。又、その重合
度に関しても特に制限はなく、溶融成形加工性を有する
ものであれば良い。好ましいポリアセタール樹脂はメル
トインデックス(ASTM D1238-89E) が1〜50g/10分、
好ましくは2〜30g/10分、更に好ましくは5〜20g/
10分のものである。(A) ポリアセール樹脂の対全組成物
に対する配合量は、64〜15重量%、好ましくは59〜20重
量%、特に好ましくは55〜25重量%である。
しく説明する。まず、本発明において用いられる(A) ポ
リアセール樹脂はオキシメチレン基(-CH2O-)を主たる
構成単位とする高分子化合物で、ポリオキシメチレンホ
モポリマー、オキシメチレン基以外に他の構成単位、例
えば、エチレンオキサイド、1,3 −ジオキソラン、1,4
−ブタンジオール等のコモノマー単位を少量含有するコ
ポリマー、ターポリマー、ブロックコポリマーいずれに
てもよく、又、分子が線状のみならず分岐、架橋構造を
有するものであっても良く、又他の有機基を導入した公
知の変性ポリアセタールであっても良い。又、その重合
度に関しても特に制限はなく、溶融成形加工性を有する
ものであれば良い。好ましいポリアセタール樹脂はメル
トインデックス(ASTM D1238-89E) が1〜50g/10分、
好ましくは2〜30g/10分、更に好ましくは5〜20g/
10分のものである。(A) ポリアセール樹脂の対全組成物
に対する配合量は、64〜15重量%、好ましくは59〜20重
量%、特に好ましくは55〜25重量%である。
【0005】次に、本発明において用いられる(B) コア
シェルポリマーとは、ゴム状ポリマーのコアとガラス状
ポリマーのシェルを有する化合物であり、公知の方法に
よって調製することもできるし、又、市販品を用いるこ
ともできる。その典型例はローム・ハース社のアクリロ
イドKM330 及びKM653 、呉羽化学(株)のパラロイドKC
A-102 及びKCA-301 、武田薬品工業(株)のスタフィロ
イドPO-0270 及びPO-0148 、鐘淵化学工業(株)のカネ
エースFM、三菱レーヨン(株)のメタブレンC-102, E-9
01, W-800, S-2001 等が挙げられる。かかるコアシェル
ポリマーの内、好ましいのは、ゴム状のポリマーのコア
とメチルメタクリレートを主成分とするガラス状ポリマ
ーのシェルを有するコアシェルポリマーであり、特に実
質的にアニオンが検出されないコアシェルポリマーであ
る。アニオンが検出されるコアシェルポリマーを用いた
場合、溶融練り込み時や射出成形時にポリアセタールの
分解を促進することがあり、所望の制振特性が得られな
いことがある。また、分解が多すぎて溶融練り込みが不
可能な場合もある。ここで、実質的にアニオンが検出さ
れないコアシェルポリマーとは、通常のアニオンの定性
試験によってはアニオンが検出されない程度のコアシェ
ルポリマーを意味する。例えば、その測定方法として
は、試料(コアシェルポリマー)5gを50ml三角フラス
コに秤量し、イオン交換水20mlを加え、マグネチックス
ターラーで3時間攪拌し、次いでNo. 5C濾紙で濾過し
た濾液を二分し、一方に1%塩化バリウム水溶液 0.5ml
を加え、濁りの発生を比較観察する方法(硫酸イオンの
定性試験)、または、同様の処理を行い、1%塩化バリ
ウム水溶液の替わりに 0.1N硝酸銀水溶液を加え、濁り
の発生を比較する方法(ハロゲンイオンの定性試験)に
よってアニオンの存在を確認することができる。好まし
くは、これらのアニオンが全く存在しないコアシェルポ
リマーが好適に用いられる。
シェルポリマーとは、ゴム状ポリマーのコアとガラス状
ポリマーのシェルを有する化合物であり、公知の方法に
よって調製することもできるし、又、市販品を用いるこ
ともできる。その典型例はローム・ハース社のアクリロ
イドKM330 及びKM653 、呉羽化学(株)のパラロイドKC
A-102 及びKCA-301 、武田薬品工業(株)のスタフィロ
イドPO-0270 及びPO-0148 、鐘淵化学工業(株)のカネ
エースFM、三菱レーヨン(株)のメタブレンC-102, E-9
01, W-800, S-2001 等が挙げられる。かかるコアシェル
ポリマーの内、好ましいのは、ゴム状のポリマーのコア
とメチルメタクリレートを主成分とするガラス状ポリマ
ーのシェルを有するコアシェルポリマーであり、特に実
質的にアニオンが検出されないコアシェルポリマーであ
る。アニオンが検出されるコアシェルポリマーを用いた
場合、溶融練り込み時や射出成形時にポリアセタールの
分解を促進することがあり、所望の制振特性が得られな
いことがある。また、分解が多すぎて溶融練り込みが不
可能な場合もある。ここで、実質的にアニオンが検出さ
れないコアシェルポリマーとは、通常のアニオンの定性
試験によってはアニオンが検出されない程度のコアシェ
ルポリマーを意味する。例えば、その測定方法として
は、試料(コアシェルポリマー)5gを50ml三角フラス
コに秤量し、イオン交換水20mlを加え、マグネチックス
ターラーで3時間攪拌し、次いでNo. 5C濾紙で濾過し
た濾液を二分し、一方に1%塩化バリウム水溶液 0.5ml
を加え、濁りの発生を比較観察する方法(硫酸イオンの
定性試験)、または、同様の処理を行い、1%塩化バリ
ウム水溶液の替わりに 0.1N硝酸銀水溶液を加え、濁り
の発生を比較する方法(ハロゲンイオンの定性試験)に
よってアニオンの存在を確認することができる。好まし
くは、これらのアニオンが全く存在しないコアシェルポ
リマーが好適に用いられる。
【0006】本発明に用いるのに好ましいコアシェルポ
リマーは、ノニオン性界面活性剤及び発生するラジカル
が中性である重合開始剤を用い乳化重合して得られるも
のである。かかるコアシェルポリマーは、例えば特開平
3−14856 号公報に記載された乳化重合技術を用いて製
造することができる。乳化重合は、例えば次のような界
面活性剤および重合開始剤を用いて行うことができる。
ノニオン性界面活性剤としてはポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどのエ
ーテル型、ポリオキシエチレンモノステアレートなどの
エステル型、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレ
ートなどのソルビタンエステル型、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロックコポリマーなどのブロッ
クポリマー型など広く一般に使用されているノニオン性
界面活性剤のほとんどが使用可能である。その添加量は
界面活性剤の粒子安定化能力によって適宜選択される。
重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル、2,
2'−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2'−アゾビス(2−
アミノプロパン)二塩酸塩などのアゾ系重合開始剤、ク
メンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼン
ハイドロパーオキサイド、過酸化水素などの過酸化物系
重合開始剤が単独または2種以上を組み合わせて用いら
れる。このようにアニオンを含まない界面活性剤と過硫
酸塩ではないような反応系で乳化重合を行えば、実質的
にアニオンを含まないか、含んでいても極く少量である
コアシェルポリマーが得られる。このような実質的にア
ニオンを含まないコアシェルポリマーを用いたポリアセ
タール樹脂組成物は制振性能に優れたものとなる。
リマーは、ノニオン性界面活性剤及び発生するラジカル
が中性である重合開始剤を用い乳化重合して得られるも
のである。かかるコアシェルポリマーは、例えば特開平
3−14856 号公報に記載された乳化重合技術を用いて製
造することができる。乳化重合は、例えば次のような界
面活性剤および重合開始剤を用いて行うことができる。
ノニオン性界面活性剤としてはポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどのエ
ーテル型、ポリオキシエチレンモノステアレートなどの
エステル型、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレ
ートなどのソルビタンエステル型、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロックコポリマーなどのブロッ
クポリマー型など広く一般に使用されているノニオン性
界面活性剤のほとんどが使用可能である。その添加量は
界面活性剤の粒子安定化能力によって適宜選択される。
重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル、2,
2'−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2'−アゾビス(2−
アミノプロパン)二塩酸塩などのアゾ系重合開始剤、ク
メンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼン
ハイドロパーオキサイド、過酸化水素などの過酸化物系
重合開始剤が単独または2種以上を組み合わせて用いら
れる。このようにアニオンを含まない界面活性剤と過硫
酸塩ではないような反応系で乳化重合を行えば、実質的
にアニオンを含まないか、含んでいても極く少量である
コアシェルポリマーが得られる。このような実質的にア
ニオンを含まないコアシェルポリマーを用いたポリアセ
タール樹脂組成物は制振性能に優れたものとなる。
【0007】本発明において用いられる(B) コアシェル
ポリマーとは、ゴム状ポリマーのコアと、ガラス状ポリ
マーのシェルを有し、シード乳化重合法のうち、通常、
先の段階の重合体を後の段階の重合体が順次に被覆する
ような連続した多段階乳化重合法によって得られる。コ
アシェルポリマーが後述の中間相を有する場合において
は、先の段階の重合体の中へ後の段階の重合体が侵入す
るような多段階乳化重合法によって中間相が形成される
こともある。粒子発生重合時には、モノマー、界面活性
剤および水を反応器へ添加し、次に重合開始剤を添加す
ることにより、乳化重合反応を開始させることが好まし
い。第一段目の重合はゴム状ポリマーを形成する反応で
ある。ゴム状ポリマーを構成するモノマーとしては、例
えば共役ジエンまたはアルキル基の炭素数が2〜8であ
るアルキルアクリレートあるいはそれらの混合物などが
挙げられる。これらのモノマーを重合させてゴム状ポリ
マーを形成する。これらのモノマーを重合させてガラス
転移温度−30℃以下のゴム状ポリマーを形成する。この
ような共役ジエンとして、例えばブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン等を挙げることができる。又、アルキ
ル基の炭素数が2〜8であるアルキルアクリレートとし
て、例えばエチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート等を挙げることが
できる。ゴム状ポリマーとして特にブチルアクリレート
が好ましく用いられる。第一段目の重合には共役ジエン
およびアルキルアクリレートなど共重合可能なモノマ
ー、例えばスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチ
レン等の芳香族ビニル、芳香族ビニリデン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル、シア
ン化ビニリデン、メチルメタクリレート、ブチルメタク
リレート等のアルキルメタクリレート等を共重合させる
こともできる。
ポリマーとは、ゴム状ポリマーのコアと、ガラス状ポリ
マーのシェルを有し、シード乳化重合法のうち、通常、
先の段階の重合体を後の段階の重合体が順次に被覆する
ような連続した多段階乳化重合法によって得られる。コ
アシェルポリマーが後述の中間相を有する場合において
は、先の段階の重合体の中へ後の段階の重合体が侵入す
るような多段階乳化重合法によって中間相が形成される
こともある。粒子発生重合時には、モノマー、界面活性
剤および水を反応器へ添加し、次に重合開始剤を添加す
ることにより、乳化重合反応を開始させることが好まし
い。第一段目の重合はゴム状ポリマーを形成する反応で
ある。ゴム状ポリマーを構成するモノマーとしては、例
えば共役ジエンまたはアルキル基の炭素数が2〜8であ
るアルキルアクリレートあるいはそれらの混合物などが
挙げられる。これらのモノマーを重合させてゴム状ポリ
マーを形成する。これらのモノマーを重合させてガラス
転移温度−30℃以下のゴム状ポリマーを形成する。この
ような共役ジエンとして、例えばブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン等を挙げることができる。又、アルキ
ル基の炭素数が2〜8であるアルキルアクリレートとし
て、例えばエチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート等を挙げることが
できる。ゴム状ポリマーとして特にブチルアクリレート
が好ましく用いられる。第一段目の重合には共役ジエン
およびアルキルアクリレートなど共重合可能なモノマ
ー、例えばスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチ
レン等の芳香族ビニル、芳香族ビニリデン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル、シア
ン化ビニリデン、メチルメタクリレート、ブチルメタク
リレート等のアルキルメタクリレート等を共重合させる
こともできる。
【0008】第一段目の重合が共役ジエンを含まない場
合あるいは共役ジエンを含んでいても第一段目の全モノ
マー量の20重量%以下である場合は、架橋性モノマーお
よびグラフト化モノマーを少量用いることにより高い耐
衝撃性をもつポリマーとすることができる。架橋性モノ
マーとして、例えばジビニルベンゼン等の芳香族ジビニ
ルモノマー、エチレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、ブチレングリコール
ジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘ
キサンジオールジメタクリレート、オリゴエチレングリ
コールジアクリレート、オリゴエチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、トリメチロールプロパンジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート等のアルカンポリオールポリ
アクリレートまたはアルカンポリオールポリメタクリレ
ート等を挙げることができるが、特にブチレングリコー
ルジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレートが
好ましく用いられる。グラフト化モノマーとして、例え
ばアリルアクリレート、アリルメタクリレート、ジアリ
ルマレエート、ジアリルフマレート、ジアリルイタコネ
ート等の不飽和カルボン酸アリルエステル等を挙げるこ
とができるが、特にアリルメタクリレートが好ましく用
いられる。このような架橋性モノマー、グラフト化モノ
マーは、それぞれ第一段目の全モノマー量の0〜5重量
%、好ましくは 0.1〜2重量%の範囲で用いられる。
合あるいは共役ジエンを含んでいても第一段目の全モノ
マー量の20重量%以下である場合は、架橋性モノマーお
よびグラフト化モノマーを少量用いることにより高い耐
衝撃性をもつポリマーとすることができる。架橋性モノ
マーとして、例えばジビニルベンゼン等の芳香族ジビニ
ルモノマー、エチレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、ブチレングリコール
ジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘ
キサンジオールジメタクリレート、オリゴエチレングリ
コールジアクリレート、オリゴエチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、トリメチロールプロパンジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート等のアルカンポリオールポリ
アクリレートまたはアルカンポリオールポリメタクリレ
ート等を挙げることができるが、特にブチレングリコー
ルジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレートが
好ましく用いられる。グラフト化モノマーとして、例え
ばアリルアクリレート、アリルメタクリレート、ジアリ
ルマレエート、ジアリルフマレート、ジアリルイタコネ
ート等の不飽和カルボン酸アリルエステル等を挙げるこ
とができるが、特にアリルメタクリレートが好ましく用
いられる。このような架橋性モノマー、グラフト化モノ
マーは、それぞれ第一段目の全モノマー量の0〜5重量
%、好ましくは 0.1〜2重量%の範囲で用いられる。
【0009】このゴム状ポリマーのコアはコアシェルポ
リマー全体の50〜90重量%の範囲が好ましい。コアがこ
の重量範囲よりも少ないとき、或いはこれを越えて多い
時は生成するコアシェルポリマーを溶融混合して得られ
る樹脂組成物の耐衝撃性改良の効果が十分でないことが
ある。また、コアのガラス転移温度が−30℃よりも高い
場合は、低温耐衝撃性改良の効果が十分ではないことが
ある。最外殻層(シェル相)はガラス状ポリマーが形成
されている。ガラス状ポリマーを構成するモノマーとし
ては、メチルメタクリレート、メチルメタクリレートと
共重合可能なモノマーの混合物であり、ガラス転移温度
60℃以上のガラス状ポリマーを形成する。メチルメタク
リレートと共重合可能なモノマーとしては、例えば、エ
チルメタクリレート、ブチルメタクリレート等のアルキ
ルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート等のアルキルアクリレート、スチレン、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル、芳香族
ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル、シアン化ビニリデン等のビニル重合
性モノマーを挙げることができるが、特に好ましくはエ
チルアクリレート、スチレン、アクリロニトリル等が用
いられる。この最外殻層(シェル相)はコアシェルポリ
マー全体の10〜50重量%の範囲が好ましい。このシェル
相がこの重量範囲よりも少ないとき、あるいは越えて多
いとき、生成するコアシェルポリマーを溶融混合して得
られる樹脂組成物の耐衝撃性改良の効果が十分でないこ
とがある。また、第一段と最終の重合相の間には中間相
が存在していてもよい。例えば、グリシジルメタクリレ
ート、メタクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリレート
などのような官能基を有する重合モノマー、メチルメタ
クリレートなどのようなガラス状ポリマーを形成する重
合モノマー、ブチルアクリレートなどのゴム状ポリマー
を形成する重合モノマーなどをシード乳化重合すること
によって中間相が形成される。このような中間相は所望
のコアシェルポリマーの性質によって種々選択すること
ができる。また、その重合割合も使用するモノマーによ
って適宜選択すれば良い。例えば、ガラス状ポリマーを
中間層とする場合は、その重合割合をシェルの一部とし
て算出すれば良く、ゴム状ポリマーの場合はコアの一部
として算出すれば良い。
リマー全体の50〜90重量%の範囲が好ましい。コアがこ
の重量範囲よりも少ないとき、或いはこれを越えて多い
時は生成するコアシェルポリマーを溶融混合して得られ
る樹脂組成物の耐衝撃性改良の効果が十分でないことが
ある。また、コアのガラス転移温度が−30℃よりも高い
場合は、低温耐衝撃性改良の効果が十分ではないことが
ある。最外殻層(シェル相)はガラス状ポリマーが形成
されている。ガラス状ポリマーを構成するモノマーとし
ては、メチルメタクリレート、メチルメタクリレートと
共重合可能なモノマーの混合物であり、ガラス転移温度
60℃以上のガラス状ポリマーを形成する。メチルメタク
リレートと共重合可能なモノマーとしては、例えば、エ
チルメタクリレート、ブチルメタクリレート等のアルキ
ルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート等のアルキルアクリレート、スチレン、ビニルト
ルエン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル、芳香族
ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル、シアン化ビニリデン等のビニル重合
性モノマーを挙げることができるが、特に好ましくはエ
チルアクリレート、スチレン、アクリロニトリル等が用
いられる。この最外殻層(シェル相)はコアシェルポリ
マー全体の10〜50重量%の範囲が好ましい。このシェル
相がこの重量範囲よりも少ないとき、あるいは越えて多
いとき、生成するコアシェルポリマーを溶融混合して得
られる樹脂組成物の耐衝撃性改良の効果が十分でないこ
とがある。また、第一段と最終の重合相の間には中間相
が存在していてもよい。例えば、グリシジルメタクリレ
ート、メタクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリレート
などのような官能基を有する重合モノマー、メチルメタ
クリレートなどのようなガラス状ポリマーを形成する重
合モノマー、ブチルアクリレートなどのゴム状ポリマー
を形成する重合モノマーなどをシード乳化重合すること
によって中間相が形成される。このような中間相は所望
のコアシェルポリマーの性質によって種々選択すること
ができる。また、その重合割合も使用するモノマーによ
って適宜選択すれば良い。例えば、ガラス状ポリマーを
中間層とする場合は、その重合割合をシェルの一部とし
て算出すれば良く、ゴム状ポリマーの場合はコアの一部
として算出すれば良い。
【0010】このような中間相を有するコアシェルポリ
マーの構造は、例えばコアとシェルの間にもう一つの層
が存在している多層系構造をとるものや、中間相がコア
中で細かな粒状となって分散しているサラミ構造をとる
ものが挙げられる。サラミ構造を有するコアシェルポリ
マーにおいては更に極端な場合は、分散するべき中間相
がコアの中心部において新たな芯を形成していることも
ある。このような構造のコアシェルポリマーはスチレン
に代表されるモノマーを中間相構成モノマーとして使用
した場合に生じることがある。また、中間相を有するコ
アシェルポリマーを使用した場合、耐衝撃性の改良、曲
げ弾性率の向上、熱変形温度の上昇、外観(表面剥離お
よびパール光沢の抑制、屈折率変化による色調の変化)
が改善されることがある。本発明の(B) コアシェルポリ
マーの全組成物に対する配合量は35〜65重量%、好まし
くは40〜60重量%である。コアシェルポリマーの配合量
が少なすぎると必要な制振性の特性が得られず、またい
たずらに過大に添加しても、機械的性質特に剛性の大巾
低下が認められる。
マーの構造は、例えばコアとシェルの間にもう一つの層
が存在している多層系構造をとるものや、中間相がコア
中で細かな粒状となって分散しているサラミ構造をとる
ものが挙げられる。サラミ構造を有するコアシェルポリ
マーにおいては更に極端な場合は、分散するべき中間相
がコアの中心部において新たな芯を形成していることも
ある。このような構造のコアシェルポリマーはスチレン
に代表されるモノマーを中間相構成モノマーとして使用
した場合に生じることがある。また、中間相を有するコ
アシェルポリマーを使用した場合、耐衝撃性の改良、曲
げ弾性率の向上、熱変形温度の上昇、外観(表面剥離お
よびパール光沢の抑制、屈折率変化による色調の変化)
が改善されることがある。本発明の(B) コアシェルポリ
マーの全組成物に対する配合量は35〜65重量%、好まし
くは40〜60重量%である。コアシェルポリマーの配合量
が少なすぎると必要な制振性の特性が得られず、またい
たずらに過大に添加しても、機械的性質特に剛性の大巾
低下が認められる。
【0011】かかるコアシェルポリマー(B) はポリアセ
タール樹脂中に添加配合することにより、ポリアセター
ル樹脂の優れた機械的性質を低下させることなく、良好
な制振性特性を持つ材料は得られる。しかし、(B) コア
シェルポリマーの添加量に比例して流動性が低下する為
に、ポリアセタール樹脂組成物の成形性、即ち、薄肉の
部品を射出成形する際に必要とされる流動性が劣ること
となる。従って、実用上の使用範囲・製品設計・製品形
状等が限られたものとなり、材料に求められるポリアセ
タール樹脂の良好な特性が十分に生かされていなかっ
た。そこで、本発明は、上記(A) 、(B) 成分に更に(C)
ポリエチレン系樹脂を配合することを特徴とするもので
あり、かかる(A) 、(B) 、(C) の3成分を配合すること
により、ポリアセタール樹脂本来のもつ、バランスのと
れた特性を損なうことなく、上記の問題点を克服するも
のであり、特にポリエチレン系樹脂を併用することによ
り好ましい材料を提供することができる。
タール樹脂中に添加配合することにより、ポリアセター
ル樹脂の優れた機械的性質を低下させることなく、良好
な制振性特性を持つ材料は得られる。しかし、(B) コア
シェルポリマーの添加量に比例して流動性が低下する為
に、ポリアセタール樹脂組成物の成形性、即ち、薄肉の
部品を射出成形する際に必要とされる流動性が劣ること
となる。従って、実用上の使用範囲・製品設計・製品形
状等が限られたものとなり、材料に求められるポリアセ
タール樹脂の良好な特性が十分に生かされていなかっ
た。そこで、本発明は、上記(A) 、(B) 成分に更に(C)
ポリエチレン系樹脂を配合することを特徴とするもので
あり、かかる(A) 、(B) 、(C) の3成分を配合すること
により、ポリアセタール樹脂本来のもつ、バランスのと
れた特性を損なうことなく、上記の問題点を克服するも
のであり、特にポリエチレン系樹脂を併用することによ
り好ましい材料を提供することができる。
【0012】本発明において、かかる目的で用いられる
(C) ポリエチレン系樹脂としては、エチレン類の単独重
合体、またはエチレンとプロピレン、ブテン−1,4 −メ
チルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、ノネ
ン−1、デセン−1、ドデセン−1等のαオレフィン、
ビニルエステル、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸
エステル等との共重合体であり、このようなものとして
は例えば高圧法低密度ポリエチレン、中・低圧法高密
度、中密度および低密度ポリエチレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリレート共重合体等を挙げることができる。
それらポリマーの、主鎖、末端、もしくは側鎖を、水酸
基、カルボキシル基、アミノ基、グリシジル基、無水マ
レイン酸基、等の官能基で変性された樹脂からなる群よ
り選ばれた1種または2種以上である。ここで共重合体
とはランダムな共重合体、ブロック共重合体、グラフト
共重合体及びこれらの混合物をも意味するものである。
(C) ポリエチレン系樹脂の分子量は、メルトインデック
スがASTM D1238(JISK 6760)に準拠して測定した 1.0
〜250g/10分のものが好ましい。特に、 5.0〜150g/10
分のものが好ましい。ここでエチレン−アクリレート共
重合体とは、アクリレートのアルコール成分が、アルキ
ルアルコール、アリールアルコールから選ばれるアルコ
ールとのエステルであり、好ましくは1〜4個の炭素原
子を有するアルコールであり、具体的にはメチルアルコ
ール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、i
−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、i−ブ
チルアルコール、t−ブチルアルコール、が代表的なも
のである。分子中の全てのアルコール成分が同一であっ
ても、一部のアルコールが別のアルコールであっても良
く、一部がビニル基、水酸基であっても良い。特に、エ
チレン−アクリル酸メチル共重合体、及びエチレン−ア
クリル酸エチル共重合体が好ましい。また、その時、エ
チレン対アクリレートの重量比は1:10〜10:1の範
囲、特に1:5〜5:1の範囲にあることが好ましい。
エチレン−アクリレート共重合体の数平均分子量は1500
〜8000の範囲にあることが好ましい。8000を越える数平
均分子量では流動性改善効果が少なく、1500未満の数平
均分子量では耐溶剤性の低下、機械強度の低下が著しく
適当ではない。(C) ポリエチレン系樹脂の配合量は、全
組成物に対し1〜20重量%が適当であり、特に5〜15重
量%が好ましい。1重量%より少ない量では流動性の改
善効果が小さく、20重量%より多い量では改善効果が飽
和に達し、ポリアセタール樹脂本来の特性に悪影響を生
じると共に、成形品表面に剥離が生じる為に不適当であ
る。かかる(C) ポリエチレン系樹脂は、ポリアセタール
樹脂に単独に配合しても良好な制振性に優れるポリアセ
タール樹脂組成物は得られない。そこで、(B) コアシェ
ルポリマーとの3成分(A +B +C )を併用することに
より顕著な改善効果を発揮し、優れた制振性・高流動性
を有するという効果が認められる。
(C) ポリエチレン系樹脂としては、エチレン類の単独重
合体、またはエチレンとプロピレン、ブテン−1,4 −メ
チルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、ノネ
ン−1、デセン−1、ドデセン−1等のαオレフィン、
ビニルエステル、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸
エステル等との共重合体であり、このようなものとして
は例えば高圧法低密度ポリエチレン、中・低圧法高密
度、中密度および低密度ポリエチレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリレート共重合体等を挙げることができる。
それらポリマーの、主鎖、末端、もしくは側鎖を、水酸
基、カルボキシル基、アミノ基、グリシジル基、無水マ
レイン酸基、等の官能基で変性された樹脂からなる群よ
り選ばれた1種または2種以上である。ここで共重合体
とはランダムな共重合体、ブロック共重合体、グラフト
共重合体及びこれらの混合物をも意味するものである。
(C) ポリエチレン系樹脂の分子量は、メルトインデック
スがASTM D1238(JISK 6760)に準拠して測定した 1.0
〜250g/10分のものが好ましい。特に、 5.0〜150g/10
分のものが好ましい。ここでエチレン−アクリレート共
重合体とは、アクリレートのアルコール成分が、アルキ
ルアルコール、アリールアルコールから選ばれるアルコ
ールとのエステルであり、好ましくは1〜4個の炭素原
子を有するアルコールであり、具体的にはメチルアルコ
ール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、i
−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、i−ブ
チルアルコール、t−ブチルアルコール、が代表的なも
のである。分子中の全てのアルコール成分が同一であっ
ても、一部のアルコールが別のアルコールであっても良
く、一部がビニル基、水酸基であっても良い。特に、エ
チレン−アクリル酸メチル共重合体、及びエチレン−ア
クリル酸エチル共重合体が好ましい。また、その時、エ
チレン対アクリレートの重量比は1:10〜10:1の範
囲、特に1:5〜5:1の範囲にあることが好ましい。
エチレン−アクリレート共重合体の数平均分子量は1500
〜8000の範囲にあることが好ましい。8000を越える数平
均分子量では流動性改善効果が少なく、1500未満の数平
均分子量では耐溶剤性の低下、機械強度の低下が著しく
適当ではない。(C) ポリエチレン系樹脂の配合量は、全
組成物に対し1〜20重量%が適当であり、特に5〜15重
量%が好ましい。1重量%より少ない量では流動性の改
善効果が小さく、20重量%より多い量では改善効果が飽
和に達し、ポリアセタール樹脂本来の特性に悪影響を生
じると共に、成形品表面に剥離が生じる為に不適当であ
る。かかる(C) ポリエチレン系樹脂は、ポリアセタール
樹脂に単独に配合しても良好な制振性に優れるポリアセ
タール樹脂組成物は得られない。そこで、(B) コアシェ
ルポリマーとの3成分(A +B +C )を併用することに
より顕著な改善効果を発揮し、優れた制振性・高流動性
を有するという効果が認められる。
【0013】(A) ポリアセタール樹脂、(B) コアシェル
ポリマー、(C) ポリエチレン系樹脂の3成分系の組成物
でも優れた制振性を有するものであるが、それを成形し
てなる部品の表面硬度を下げる、或いは成形性を高める
目的で、更にオイル(D) を配合してもよい。オイルの例
として、飽和脂肪族エステル、脂肪族炭化水素、シリコ
ーン系オイル等のオイルが挙げられる。脂肪族炭化水素
としては、炭素数16以上の流動パラフィン、マイクロク
リスタリンワックス、天然パラフィン、合成パラフィ
ン、ポリオレフィンワックス等の脂肪族炭化水素があ
り、シリコーン系オイルとしては、下記構造式で表され
るジメチルシリコーンオイル、フェニルメチルシリコー
ンオイル、メチル水素シリコーンオイル等がある。 R1R2R3Si-(O-SiR1R2-)nO-SiR1R2R3 (R1,R2,R3:メチル基、フェニル基、水素) 特に好ましくは、飽和脂肪族エステルが用いられる。具
体例として、飽和脂肪族エステルの飽和脂肪酸成分がウ
ンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン
酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ス
テアリン酸、ノナデカン酸、アラキジン酸、及びベヘン
酸から選ばれた飽和脂肪酸からなる群より選ばれた1種
または2種以上で構成されるものもあり、また、その飽
和脂肪族エステルのアルコール成分が、炭素数10〜22の
脂肪族アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換
アリール基より選ばれる1種または2種以上からなるア
ルコールから構成されるものである。オイル(D) の配合
量は、全組成物に対し0〜5重量%が適当であり、特に
0.1〜3重量%が好ましい。5重量%より多い量では改
善効果が飽和に達し、ポリアセタール樹脂本来の特性に
悪影響を生じると共に、成形品表面に剥離が生じる為に
不適当である。
ポリマー、(C) ポリエチレン系樹脂の3成分系の組成物
でも優れた制振性を有するものであるが、それを成形し
てなる部品の表面硬度を下げる、或いは成形性を高める
目的で、更にオイル(D) を配合してもよい。オイルの例
として、飽和脂肪族エステル、脂肪族炭化水素、シリコ
ーン系オイル等のオイルが挙げられる。脂肪族炭化水素
としては、炭素数16以上の流動パラフィン、マイクロク
リスタリンワックス、天然パラフィン、合成パラフィ
ン、ポリオレフィンワックス等の脂肪族炭化水素があ
り、シリコーン系オイルとしては、下記構造式で表され
るジメチルシリコーンオイル、フェニルメチルシリコー
ンオイル、メチル水素シリコーンオイル等がある。 R1R2R3Si-(O-SiR1R2-)nO-SiR1R2R3 (R1,R2,R3:メチル基、フェニル基、水素) 特に好ましくは、飽和脂肪族エステルが用いられる。具
体例として、飽和脂肪族エステルの飽和脂肪酸成分がウ
ンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン
酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ス
テアリン酸、ノナデカン酸、アラキジン酸、及びベヘン
酸から選ばれた飽和脂肪酸からなる群より選ばれた1種
または2種以上で構成されるものもあり、また、その飽
和脂肪族エステルのアルコール成分が、炭素数10〜22の
脂肪族アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換
アリール基より選ばれる1種または2種以上からなるア
ルコールから構成されるものである。オイル(D) の配合
量は、全組成物に対し0〜5重量%が適当であり、特に
0.1〜3重量%が好ましい。5重量%より多い量では改
善効果が飽和に達し、ポリアセタール樹脂本来の特性に
悪影響を生じると共に、成形品表面に剥離が生じる為に
不適当である。
【0014】本発明の組成物は更に公知の各種安定剤を
添加し、熱安定性を補強することが望ましく、この目的
のため公知の酸化防止剤や窒素含有化合物、アルカリ又
はアルカリ土類金属化合物等を1種類又は2種類以上合
わせて使用することが望ましい。本発明組成物には更に
その目的に応じ所望の特性を付与するため、従来公知の
添加剤、例えば滑剤、核剤、離型剤、帯電防止剤その他
の界面活性剤、或いは(C) 成分以外の有機高分子材料、
無機、有機の繊維状、粉粒状、板状の充填剤等を1種又
は2種以上添加含有させることが可能である。
添加し、熱安定性を補強することが望ましく、この目的
のため公知の酸化防止剤や窒素含有化合物、アルカリ又
はアルカリ土類金属化合物等を1種類又は2種類以上合
わせて使用することが望ましい。本発明組成物には更に
その目的に応じ所望の特性を付与するため、従来公知の
添加剤、例えば滑剤、核剤、離型剤、帯電防止剤その他
の界面活性剤、或いは(C) 成分以外の有機高分子材料、
無機、有機の繊維状、粉粒状、板状の充填剤等を1種又
は2種以上添加含有させることが可能である。
【0015】本発明の組成物は、一般に合成樹脂組成物
の調製法として公知の設備と方法により調製することが
できる。即ち、必要な成分を混合し、1軸又は2軸の押
出機を使用して混練し、押出して成形用ペレットとした
後成形することができ、又組成物の調製を成形機にて成
形と同時に行うことも可能である。また各成分の分散混
合を良くするため樹脂成分の一部又は全部を粉砕し、混
合して溶融押出したペレットを成形する方法等、いずれ
も可能である。また前記安定剤、添加剤等は任意のいか
なる段階で加えてもよく、又最終成形品を得る直前で添
加、混合することももちろん可能である。
の調製法として公知の設備と方法により調製することが
できる。即ち、必要な成分を混合し、1軸又は2軸の押
出機を使用して混練し、押出して成形用ペレットとした
後成形することができ、又組成物の調製を成形機にて成
形と同時に行うことも可能である。また各成分の分散混
合を良くするため樹脂成分の一部又は全部を粉砕し、混
合して溶融押出したペレットを成形する方法等、いずれ
も可能である。また前記安定剤、添加剤等は任意のいか
なる段階で加えてもよく、又最終成形品を得る直前で添
加、混合することももちろん可能である。
【0016】また本発明にかかる樹脂組成物は、押出し
成形、射出成形、圧縮成形、真空成形、吹き込み成形、
発泡成形のいずれによっても成形可能である。
成形、射出成形、圧縮成形、真空成形、吹き込み成形、
発泡成形のいずれによっても成形可能である。
【0017】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例、比較例における特性評価は、以下の方法に
従って行った。 (1) 流動性(薄肉棒流動長)の測定法 表1、2の組成からなるペレットを用いて、下記の条件
に設定した成形機を用い、薄肉の試験片(幅5mm×厚さ
0.5mm )を成形し、その流動長(樹脂の充填された長
さ:最大50mm)から流動性を評価した。 成形条件 成形機 日精(株)製 PS20E シリンダー温度 ノズル C1 C2 C3 (℃) 200 190 180 160 射出圧力 1000 kg/cm2 射出速度 4.0 m/min 金型温度 70 ℃ 成形サイクル 射出保圧 8sec 冷却 8sec (2) 制振特性の測定法 厚さ 3.2mm×幅13mm×長さ130mm の直方体成形品を、片
方の端部より10mmの部分で固定する。次に、反対側の自
由端より50mmの位置に加速度センサー(ENDEVCO社製)を
固定し、FFTサーボアナライザー(R9211B, ADVANTES
T 社製)に接続する。自由端を20mmたわませてから弾
き、その振動減衰率を測定する。 解析条件 遅れ時間: −40msec トリガーレベル:248.52mV 窓関数 : RECT 感度 : −5dB 周波数レンジ: 5kHz ライン数: 800line サンプル数: 16 区間 : 80〜380msec 実施例1〜7、比較例1〜8 ポリオキシメチレン共重合体(A) にコアシェルポリマー
B−1、ポリエチレン系樹脂C−1、オイルD−1を表
1、2に示す組成で配合し、ヘンシェルミキサーを用い
て混合後、30mm2軸押出機を用いて溶融混練しペレット
状の組成物を調製した。次いで、このペレットから、射
出成形機を用いて前述の成形条件にて試験片を成形し、
各特性を測定し、評価した。その結果を表1、2に示
す。尚、表に示した各成分の略号は以下のものを示す。 ポリアセタール〔ポリプラスチックス(株)製ポリオキ
シメチレンコポリマー〕 A−1 メルトインデックス(190 ℃) 2.5(g/10mi
n) A−2 メルトインデックス(190 ℃) 9.0(g/10mi
n) コアシェルポリマー B−1 武田薬品工業(株)製 スタフィロイド(商
品名)PO-0148 B−2 武田薬品工業(株)製 スタフィロイド(商
品名)PO-0143 ポリエチレン系樹脂、他 C−1 日本ユニカー(株)製 エチレン−エチルア
クリレート樹脂 NUCコポリマー(商品名)NUC6570 エチルアクリレート2
5%変性品 C−2 ポリエチレン樹脂 三井石油化学工業(株)製 ハイゼックス5100B(商品
名) C’−1 ポリプロピレン樹脂 三井石油化学工業(株)製 ハイポール J700(商品名) C’−2 熱可塑性ポリウレタン 武田バーディシェウレタン工業(株)製 エラストラン
−S80A(商品名) オイル D−1 ステアリン酸ステアリル
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例、比較例における特性評価は、以下の方法に
従って行った。 (1) 流動性(薄肉棒流動長)の測定法 表1、2の組成からなるペレットを用いて、下記の条件
に設定した成形機を用い、薄肉の試験片(幅5mm×厚さ
0.5mm )を成形し、その流動長(樹脂の充填された長
さ:最大50mm)から流動性を評価した。 成形条件 成形機 日精(株)製 PS20E シリンダー温度 ノズル C1 C2 C3 (℃) 200 190 180 160 射出圧力 1000 kg/cm2 射出速度 4.0 m/min 金型温度 70 ℃ 成形サイクル 射出保圧 8sec 冷却 8sec (2) 制振特性の測定法 厚さ 3.2mm×幅13mm×長さ130mm の直方体成形品を、片
方の端部より10mmの部分で固定する。次に、反対側の自
由端より50mmの位置に加速度センサー(ENDEVCO社製)を
固定し、FFTサーボアナライザー(R9211B, ADVANTES
T 社製)に接続する。自由端を20mmたわませてから弾
き、その振動減衰率を測定する。 解析条件 遅れ時間: −40msec トリガーレベル:248.52mV 窓関数 : RECT 感度 : −5dB 周波数レンジ: 5kHz ライン数: 800line サンプル数: 16 区間 : 80〜380msec 実施例1〜7、比較例1〜8 ポリオキシメチレン共重合体(A) にコアシェルポリマー
B−1、ポリエチレン系樹脂C−1、オイルD−1を表
1、2に示す組成で配合し、ヘンシェルミキサーを用い
て混合後、30mm2軸押出機を用いて溶融混練しペレット
状の組成物を調製した。次いで、このペレットから、射
出成形機を用いて前述の成形条件にて試験片を成形し、
各特性を測定し、評価した。その結果を表1、2に示
す。尚、表に示した各成分の略号は以下のものを示す。 ポリアセタール〔ポリプラスチックス(株)製ポリオキ
シメチレンコポリマー〕 A−1 メルトインデックス(190 ℃) 2.5(g/10mi
n) A−2 メルトインデックス(190 ℃) 9.0(g/10mi
n) コアシェルポリマー B−1 武田薬品工業(株)製 スタフィロイド(商
品名)PO-0148 B−2 武田薬品工業(株)製 スタフィロイド(商
品名)PO-0143 ポリエチレン系樹脂、他 C−1 日本ユニカー(株)製 エチレン−エチルア
クリレート樹脂 NUCコポリマー(商品名)NUC6570 エチルアクリレート2
5%変性品 C−2 ポリエチレン樹脂 三井石油化学工業(株)製 ハイゼックス5100B(商品
名) C’−1 ポリプロピレン樹脂 三井石油化学工業(株)製 ハイポール J700(商品名) C’−2 熱可塑性ポリウレタン 武田バーディシェウレタン工業(株)製 エラストラン
−S80A(商品名) オイル D−1 ステアリン酸ステアリル
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】以上の説明および実施例により明らかな
ように、ポリアセタール樹脂に、コアシェルポリマー、
ポリエチレン系樹脂、所望によりオイルを併用して添加
配合させてなる本発明のポリアセタール樹脂組成物は、
ポリアセタール樹脂のバランスのとれた機械的物性を保
持しながら制振特性に優れ、流動性を維持させるという
顕著な効果を示した。かかるポリアセタール樹脂組成物
を成形してなる部品の用途例として、CDプレーヤー・
レコードプレーヤーの支持ターンテーブルの振動防止、
ジェットバス等の支持台の振動防止、各種プリンター、
クーラー等の家電製品等の振動防止を必要とする分野に
おける各種の部品が挙げられ、これらの用途用樹脂材料
に好適に用いられる。
ように、ポリアセタール樹脂に、コアシェルポリマー、
ポリエチレン系樹脂、所望によりオイルを併用して添加
配合させてなる本発明のポリアセタール樹脂組成物は、
ポリアセタール樹脂のバランスのとれた機械的物性を保
持しながら制振特性に優れ、流動性を維持させるという
顕著な効果を示した。かかるポリアセタール樹脂組成物
を成形してなる部品の用途例として、CDプレーヤー・
レコードプレーヤーの支持ターンテーブルの振動防止、
ジェットバス等の支持台の振動防止、各種プリンター、
クーラー等の家電製品等の振動防止を必要とする分野に
おける各種の部品が挙げられ、これらの用途用樹脂材料
に好適に用いられる。
Claims (13)
- 【請求項1】(A) ポリアセタール樹脂64〜15重量%(対
全組成物)と (B) ゴム状ポリマーのコアとガラス状ポリマーのシェル
を有するコアシェルポリマー35〜65重量%(対全組成
物)、 (C) ポリエチレン系樹脂1〜20重量%(対全組成物)と
からなる制振性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項2】コアシェルポリマー(B) が、実質的にアニ
オンが検出されないコアシェルポリマーである請求項1
記載の制振性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項3】コアシェルポリマー(B) が、ノニオン性界
面活性剤及び発生するラジカルが中性である重合開始剤
を用い乳化重合して得られるものである請求項1又は2
記載の制振性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項4】コアシェルポリマー(B) のシェルが、メチ
ルメタクリレートを主成分とするポリマーである請求項
1〜3の何れか1項記載の制振性ポリアセタール樹脂組
成物。 - 【請求項5】ポリエチレン系樹脂(C) が、エチレン−ア
クリレート共重合体であり、そのアクリレートが1〜4
個の炭素原子を有するアルコールとアクリル酸とのエス
テルである請求項1〜4の何れか1項記載の制振性ポリ
アセタール樹脂組成物。 - 【請求項6】ポリエチレン系樹脂(C) が、エチレン対ア
クリレートの重量比が1:10〜10:1であり、且つその
メルトインデックスがASTM D1238(JIS K 6760)に準拠
して測定した 1.0〜250 g/10分であるエチレン−アクリ
レート共重合体からなる群より選ばれた1種又は2種以
上である請求項1〜5の何れか1項記載の制振性ポリア
セタール樹脂組成物。 - 【請求項7】更に、(D) オイルを5重量%(対全組成
物)以下含有する請求項1〜6の何れか1項記載の制振
性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項8】オイル(D) が、飽和脂肪族エステル、脂肪
族炭化水素、シリコン系オイルからなる群より選ばれた
1種または2種以上である請求項7記載の制振性ポリア
セタール樹脂組成物。 - 【請求項9】オイル(D) が、飽和脂肪族エステルであ
り、その飽和脂肪酸成分がウンデカン酸、ラウリン酸、
トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミ
チン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、
アラキジン酸、及びベヘン酸から選ばれた飽和脂肪酸か
らなる群より選ばれた1種又は2種以上である請求項7
記載の制振性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項10】オイル(D) が、飽和脂肪族エステルであ
り、そのアルコール成分が、炭素数10〜22の脂肪族アル
キル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基
より選ばれる1種または2種以上からなるアルコールで
ある請求項7記載の制振性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項11】オイル(D) が、炭素数16以上の流動パラ
フィン、マイクロクリスタリンワックス、天然パラフィ
ン、合成パラフィン、ポリオレフィンワックス等の脂肪
族炭化水素より選ばれる1種または2種以上である請求
項7記載の制振性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項12】オイル(D) が、下記構造式で表されるシ
リコーン系オイルより選ばれる1種または2種以上であ
る請求項7記載の制振性ポリアセタール樹脂組成物。 R1R2R3Si-(O-SiR1R2-)nO-SiR1R2R3 (R1,R2,R3:メチル基、フェニル基、水素) - 【請求項13】請求項1〜12の何れか1項記載の制振
性ポリアセタール樹脂組成物を成形してなり、その振動
減衰率が3以上である制振性部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16923096A JPH107872A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 制振性ポリアセタール樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16923096A JPH107872A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 制振性ポリアセタール樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH107872A true JPH107872A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15882649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16923096A Pending JPH107872A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 制振性ポリアセタール樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH107872A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000064984A1 (en) * | 1999-04-22 | 2000-11-02 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Thermoplastic resin composition |
| WO2018062546A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 株式会社日本触媒 | 制振塗料用樹脂組成物及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16923096A patent/JPH107872A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000064984A1 (en) * | 1999-04-22 | 2000-11-02 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Thermoplastic resin composition |
| US6657005B1 (en) | 1999-04-22 | 2003-12-02 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Thermoplastic resin composition |
| WO2018062546A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 株式会社日本触媒 | 制振塗料用樹脂組成物及びその製造方法 |
| JPWO2018062546A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2019-08-29 | 株式会社日本触媒 | 制振塗料用樹脂組成物及びその製造方法 |
| US10865314B2 (en) | 2016-09-30 | 2020-12-15 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Resin composition for vibration-damping coating material, and production method therefor |
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