JPH1079671A - 圧縮データ記憶装置 - Google Patents

圧縮データ記憶装置

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JPH1079671A
JPH1079671A JP8234155A JP23415596A JPH1079671A JP H1079671 A JPH1079671 A JP H1079671A JP 8234155 A JP8234155 A JP 8234155A JP 23415596 A JP23415596 A JP 23415596A JP H1079671 A JPH1079671 A JP H1079671A
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JP
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recording
compressed data
time
compression ratio
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JP8234155A
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Inventor
Masaichi Yoshida
政市 吉田
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶動作中に圧縮率を変化させ、アナログ信
号の記憶の途切れを防ぎ長時間の記憶が可能となる圧縮
データ記憶装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 A/D変換回路1によりディジタル信号
に変換された音声信号を、符号回路3で複数用意された
圧縮率の一つで圧縮し、この圧縮データを半導体メモリ
5等の記憶媒体に記憶させ、この半導体メモリ5への録
音経過時間や残録音時間をタイマー11,制御回路12
により検出するとともに、録音モード切換回路10,制
御回路12により圧縮率を切り換える。録音時間の経過
とともに圧縮率を変化させ、長時間の録音を可能とす
る。再生時には、記憶媒体5から読み出された圧縮デー
タを上述した圧縮率とは逆の伸長率で伸長して音声信号
を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリ等の記
憶媒体に音声等のアナログ信号の圧縮データを記憶させ
る圧縮データ記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ等に圧縮データを記憶する
圧縮データ記憶装置において、記憶時間は、記憶容量,
サンプリング周波数,データ圧縮率で決まり、記憶動作
を開始する前にサンプリング周波数と圧縮率を設定する
ものが知られている。
【0003】従来、音声信号の圧縮データ記憶装置にお
いて、録音時間の見当がつく場合には、限られた記憶容
量の記憶装置に確実に記憶させるために、録音時間を想
定し、録音開始前に、あらかじめサンプリング周波数を
低くしたり、あらかじめ圧縮率を大きくするように装置
を設定してから記録していた。しかし、録音時間が想定
できないようなインタビュー等の音声情報を録音する場
合には、録音時間が予想より長くなると、あともう少し
のところでメモリ容量不足となって最後まで録音できな
い場合があった。
【0004】特開平4−301699号公報に記載され
ているように、音声合成用固体記録素子を用いた圧縮デ
ータ記憶装置においは、入力された音声信号の変曲点の
個数を検出してサンプリング周波数を設定し、入力され
た1フレーム中の音声信号の最大振幅の絶対値に基づい
て差分PCM符号化方式の圧縮率を設定して、録音動作
中にサンプリング周波数と圧縮率を可変にして、サンプ
リング周波数と圧縮率を固定した場合に比べて録音時間
を伸ばすものが知られている。しかし、この従来技術
も、録音動作中に任意にサンプリング周波数や圧縮率を
変更することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、記憶時間が想定できないよ
うな場合などに、記憶動作中に圧縮率を変化させて、ア
ナログ信号の記憶の途切れを防ぎ長時間の記憶が可能と
なる圧縮データ記憶装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、圧縮データ記憶装置において、ア
ナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段
と、前記ディジタル信号を互いに異なる複数の圧縮率の
一つで圧縮データに圧縮する圧縮手段と、前記圧縮デー
タを記憶媒体に記憶させる手段と、記憶動作中のあらか
じめ定められた任意のタイミングで前記圧縮率を切り換
える圧縮率切換手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2に記載の発明においては、圧縮デ
ータ記憶装置において、アナログ信号をディジタル信号
に変換するA/D変換手段と、前記ディジタル信号を互
いに異なる複数の圧縮率の一つで圧縮データに圧縮する
圧縮手段と、前記圧縮データを記憶媒体に記憶させる手
段と、記憶動作中の任意のタイミングで操作子が操作さ
れたときに前記圧縮率を切り換える圧縮率切換手段を有
することを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の圧縮データ記憶装置において、前記
圧縮率切換手段は、あらかじめ前記圧縮率の切換順序を
設定する切換順序設定手段を有することを特徴とするも
のである。
【0009】請求項4に記載の発明においては、請求項
3に記載の圧縮データ記憶装置において、前記切換順序
設定手段は、前記圧縮率を小さな値から大きな値に順次
切り換えることを特徴とするものである。
【0010】請求項5に記載の発明においては、請求項
1ないし4のいずれか1項に記載の圧縮データ記憶装置
において、前記記憶媒体の残記憶時間を出力する手段
と、前記残記憶時間を表示する手段を有することを特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の圧縮データ記憶
装置の実施の一形態のメモリ録音再生装置のブロック図
である。図中、1はA/D変換回路、2はサブバンドフ
ィルター、3は符号回路、4は誤り検出訂正回路、5は
半導体メモリ、6は復号回路、7は信号合成回路、8は
D/A変換回路、9は操作部、10は録音モード切換回
路、11はタイマー、12は制御回路である。
【0012】この実施の形態の圧縮データ記憶装置は、
A/D変換回路1によりディジタル信号に変換された音
声信号を、符号回路3で複数用意された圧縮率の一つで
圧縮し、この圧縮データを半導体メモリ5等の記憶媒体
に記憶させ、この半導体メモリ5への録音経過時間や残
録音時間をタイマー11,制御回路12により検出する
とともに、録音モード切換回路10,制御回路12によ
り圧縮率を切り換えるもので、録音時間の経過とともに
圧縮率を変化させ、長時間の録音を可能とするものであ
る。再生時には、半導体メモリ5の記憶媒体から読み出
された圧縮データを上述した圧縮率とは逆の伸長率で伸
長して音声信号を再生する。
【0013】音声信号はA/D変換回路1に入力され
る。サブバンドフィルター2は、A/D変換回路1の出
力をサブバンドごとに分割する。符号回路3は、サブバ
ンド符号化を行なうもので、数種類の聴覚特性に対応し
た圧縮率を持ち、サブバンドごとに分割された音声デー
タに対して所定の圧縮率で符号化をする。誤り検出訂正
回路4は、サブバンド符号化されたデータを誤り検出訂
正可能な符号に変換する。
【0014】半導体メモリ5は、誤り検出訂正回路4の
出力を、図示を省略した書き込み回路で順次所定の番地
に書き込んで記憶する。再生時には、半導体メモリ5か
ら図示を省略した読み出し回路で順次所定の番地からデ
ータを読み出し、誤り検出訂正回路4に出力してデータ
の誤り検出、訂正をする。復号回路6は、誤り検出、訂
正されたデータに対して、符号回路3でのサブバンド符
号化に対応した復号を行ない、圧縮データを伸長して元
に戻す。信号合成回路7は、サブバンドごとのデータを
合成して音声データを復元する。D/A変換回路8は、
復元された音声データをアナログ信号に変換して再生デ
ータを出力する。
【0015】操作部9は、図3を参照して後述する各種
の入力ボタンと表示部を有し、録音モード切換回路10
と、タイマー11を介して、制御回路12の動作機能を
制御する。録音時間が想定できない場合などにおいて、
録音時間の経過と共に圧縮率を変化させるモードとし
て、図4ないし図7を参照して後述するように、オート
とマニュアルの録音モードが用意され、録音モード切換
回路10により切り換える。もちろん、録音時間の経過
と共に圧縮率を変化させないモードを有していてもよ
い。
【0016】タイマー11は、録音開始時からの録音経
過時間を検出して制御回路12に出力する。制御回路1
2は、操作部9,録音モード切換回路10,タイマー1
1の出力を受け、符号回路3,復号回路6,半導体メモ
リ5等を制御して、時間管理、残記憶容量管理、圧縮率
の切り換え、その他の制御を行なう。
【0017】オートモードにおいて、制御回路12は、
半導体メモリ5に録音できる最大録音可能時間から録音
経過時間を差し引いた現在の残録音時間を演算する。最
大録音可能時間は、半導体メモリ5の記憶容量と、あら
かじめ定められた圧縮率パターンによって決まる。
【0018】マニュアルモードにおいては、現在の残録
音時間は、符号回路3が現在の圧縮率を以後も維持する
と仮定して、残記憶容量から演算することができる。最
大録音可能時間は、録音経過時間にこの現在の残録音時
間を加えることにより得られる。残記憶容量は、現在ま
での圧縮率の値およびその圧縮率での録音時間から使用
済み記憶容量を演算することにより得られる。
【0019】なお、録音経過時間を検出するタイマー1
1に代えて、半導体メモリ5の現在の書き込み番地等か
ら、使用済み記憶容量、残記憶容量、録音経過時間、残
録音時間を演算することもできる。
【0020】半導体メモリ5としては、RAM,ROM
のいずれでもよいが、EEPROM(electric
ally erasable and program
mable read only memory)など
の不揮発性メモリや、小電力でメモリバックアップが可
能なCMOS−SRAM等を用いると好適である。
【0021】図1のブロック図を参照して、音声信号に
対する信号処理動作の概要を説明する。アナログ値の音
声信号は、A/D変換回路1にてディジタル信号に変換
され、サブバンドフィルター2で、帯域幅の等しい32
個のサブバンドに分割される。このフィルタリングにお
いては、24bit/データで量子化し、1つのサブバ
ンドにつき12個のデータを1つのユニットとして処理
する。サンプリング周波数が48kHzのときには、8
ミリ秒が信号処理単位となる。
【0022】サブバンドに分割されたディジタル音声信
号は、その後、符号回路3で、圧縮率が変更可能な圧縮
符号化を行なう。この実施の形態では、人間の聴覚特性
を利用した音声圧縮処理が行なわれる。各サブバンドの
ビット割り当てが指定され、各サブバンドごとに量子化
される。図2を用いて後述するように、数種類の最小可
聴特性を備えることにより、圧縮率の異なる圧縮符号化
が可能となる。そして、12個のデータの最大値を一律
6bitで量子化した値であるスケールファクタと共
に、サブバンドの番号、量子化ビット数の情報を加えて
出力する。その後、誤り検出訂正回路4で誤り検出訂正
用ビットを加え、半導体メモリ5に書き込む。
【0023】半導体メモリ5からの読み出し時には、誤
り検出訂正回路4で、誤り検出訂正用ビットにより、デ
ータの誤り検出訂正を行なった後、復号回路6で復号
し、信号合成回路7にて合成し、D/A変換回路8でデ
ィジタル信号をアナログ値の音声信号に変換する。
【0024】図2は、符号回路のサブバンド符号化の最
小可聴特性の説明図であり、図2(A)は単一周波数信
号入力時の最小可聴特性の一例であり、図2(B)は2
周波数信号入力時の最小可聴特性の一例である。横軸は
周波数軸であり、サブバンドの区切りは省略している。
縦軸は音の強さ(音圧)のレベルである。サブバンド符
号化は、複数のサブバンドの周波数帯域ごとに時間軸波
形をフレーム処理するものであり、DCC(Digit
al Conpact Casette)で採用されて
いるPASC(Precision Adapted
SubbandCoding)、MPEG(Movin
g Picture ExpertGroup)で採用
されているISO/IEC/IS11172−3(MP
EG1オーディオ)などがある。
【0025】図2(A)に示すように、単一周波数信号
入力時の最小可聴特性は、周波数依存性があり、最小可
聴特性より下の音圧の音は聞こえないので、最小可聴特
性のレベルが高いサブバンドの振幅には、符号化に割り
当てるビット数を少なくしている。この実施の形態で
は、この最小可聴特性を、低圧縮モードa,中圧縮モー
ドb,高圧縮モードcに対応して、3種類をあらかじめ
用意したものである。
【0026】低圧縮モードa,中圧縮モードb,高圧縮
モードc順に最小可聴特性のレベルを全サブバンドにわ
たって高くしているため、低圧縮モードa,中圧縮モー
ドb,高圧縮モードcの順に符号化に用いるビット数が
少なくなり、メモリ容量を消費する割合が少なくなる。
最も簡単な具体例としては、符号化に割り当てるビット
数を各サブバンドについて一律に所定ビット数だけ減ら
せば、最小可聴特性のレベルを高くすることができる。
【0027】図2(B)に示すように、異なる周波数の
音声信号が2つ同時に入力されたときには、振幅の大き
い音声信号によって、振幅の小さい音声信号がマスキン
グされる結果、最小可聴特性が変化する。この実施の形
態では、この場合も、図2(A)と同様に、低圧縮モー
ドa,中圧縮モードb,高圧縮モードcに対応して、3
種類の最小可聴特性をあらかじめ用意して、順に最小可
聴特性のレベルを高くする。
【0028】図3は、本発明の圧縮データ記憶装置の実
施の一形態のメモリ録音再生装置の外観図である。図
中、21はメイン表示部、22は選択ボタン、23は電
源ボタン、24は残時間表示部、25は圧縮ボタン、2
6は確定ボタン、27はマイクジャック、28はライン
アウトジャック、29はヘッドホンジャック、30は音
量調節ボタン、31は確定ボタン、32はボタンロック
ボタン、33は圧縮ボタン、34は録音ボタン、35は
表示モード切換ボタン、36はメモリクリアボタン、3
7は圧縮率パターンメモリ選択ボタン、38は再生ボタ
ン、39は圧縮モード選択ボタン、40はカードスロッ
ト、41はステレオマイクロホン、42はステレオヘッ
ドホンである。
【0029】メモリ録音再生装置の全体構造は、扁平な
直方体形状であり、メイン表示部21および各種の操作
ボタンの多くは面積の広い前面部に配置されている。上
側面部には、残時間表示部24、マイクジャック27、
ラインアウトジャック28、ヘッドホンジャック29等
のジャック類の他、圧縮ボタン25、確定ボタン26が
設けられている。下側面には、カードスロット40が設
けられている。残時間表示部24は、メモリ録音再生装
置を胸ポケット等に入れて録音する場合、ポケットから
出さずに残録音時間を確認できるようにメイン表示部2
1と重複して設けられている。また、圧縮ボタン25,
確定ボタン26は、メモリ録音再生装置をポケットから
出さずに、選択,確定を行なえるように、圧縮ボタン3
3,確定ボタン31とは別に重複して設けられている。
【0030】図1に示した半導体メモリ5は、一例とし
て、大容量のICメモリカード形式になっており、カー
ドスロット40に格納し、抜き差しと交換が可能であ
る。メイン表示部21には、最大録音可能時間と録音経
過時間とがバーグラフで表示される。また、左右の音量
レベルもバーグラフで表示される。録音タイトル名、各
操作ファンクションのガイド表示等は、文字で表示され
る。録音または再生の経過時間、録音または再生の残時
間、電池の残時間等は、8の字型の表示部で択一的に表
示されるが、表示モード切換ボタン35によって表示の
切り換えを行なう。
【0031】音量調整ボタン30は、ヘッドホンジャッ
ク29に接続されるヘッドホン42の音量を調整する。
マイクジャック27は、ステレオ対応であり、ステレオ
マイクロホン41が接続される。なお、モノラルで録音
する場合は、2倍の録音時間が可能となる。小型スピー
カ,小型マイクを内蔵するようにしてもよい。
【0032】図4は、オートモードの操作を示すフロー
チャートである。図1に示したブロック図、図3に示し
た各種の操作ボタンを参照しながらオートモードの動作
を説明する。最初(T0 )に、図3に示した圧縮モード
選択ボタン39のオートボタンを押し、図1に示した録
音モード切換回路10をオートモードに設定する。制御
回路12には、半導体メモリ5の最大記憶容量、圧縮率
パターンなどに基づいて、符号回路3の圧縮率の切り換
えタイミングがあらかじめ設定されている。
【0033】図3に示した録音ボタン34と再生ボタン
38を同時に押すと、S51に処理が進み、低圧縮モー
ドで録音が開始され、S52に処理を進める。S52に
おいては、図1に示したタイマー11、制御回路12に
より、残録音時間が、半導体メモリ5の最大録音可能時
間の1/2以下の時点(T1 )になったときを検出する
と、S53に処理を進め、まだのときにはS52に処理
を戻す。低圧縮モードの録音では、低い圧縮率でサブバ
ンド符号化が行なわれる。
【0034】S53においては、図1に示した制御回路
12が符号回路3の特性を中圧縮モードに切り換え、S
54に処理を進める。S54においては、図1に示した
タイマー11、制御回路12により、残録音時間が最大
録音可能時間のさらに1/2以下、すなわち、1/4以
下の時点(T2 )になったときを検出すると、S55に
処理を進め、まだのときにはS54に処理を戻す。中圧
縮モードの録音では、圧縮率が次に高い圧縮率でサブバ
ンド符号化が行なわれる。
【0035】S55においては、図1に示した制御回路
12が符号回路3の特性を高圧縮モードに切り換え、S
56に処理を進める。S56においては、図1に示した
タイマー11、制御回路12により、残録音時間がさら
に1/2以下、すなわち、1/8以下になったとき(T
3 )を検出すると、S57に処理を進め、まだのときに
はS56に処理を戻す。高圧縮モードの録音では、圧縮
率が次に高い圧縮率でサブバンド符号化が行なわれる。
【0036】S57においては、図1に示した制御回路
12が符号回路3の特性を最大圧縮モードに切り換え、
S58に処理を進める。S58においては、図1に示し
たタイマー11、制御回路12により残録音時間が0に
なったときを検出すると、録音を終了し、まだのときに
はS58に処理を戻す。最大圧縮モードの録音では、圧
縮率が最も高いサブバンド符号化が行なわれる。
【0037】図5は、オートモードの圧縮率パターン例
の説明図である。図中、横軸は、時間軸であり、半導体
メモリ5の記憶容量一杯になるまでに録音できる最大録
音可能時間を基準長さにして図示している。なお、第1
〜第3の圧縮率パターンを例示しているが、各圧縮率パ
ターンは、圧縮率の大きさの履歴が異なるため、各圧縮
率パターンの最大録音可能時間の値は異なる。
【0038】第1の圧縮率パターンは、図4に示したフ
ローチャートの場合を示している。この第1の圧縮率パ
ターンでは、圧縮率を切り換えるタイミングT1 ,
T2 ,T3 を、最大録音可能時間に対する各圧縮率の期
間の録音時間が、(1/2)倍ずつ指数関数的に減少す
るタイミングに設定している。したがって、圧縮率を切
り換えるタイミングT1 ,T2 ,T3 が、最大録音可能
時間の1/2,3/4,7/8の時点になる。
【0039】圧縮率を切り換えるタイミングT1 ,
T2 ,T3 は、工場出荷の段階で、あるいはユーザの手
動設定により、制御回路12内のメモリに複数セットを
プリセットしておけば、録音の内容によって、ユーザが
異なる圧縮率パターンを選択することが可能となる。
【0040】第2の圧縮率パターンは、各圧縮段階の録
音時間が、×(2/3)倍ずつ指数関数的に減少するよ
うにしたものである。第3の圧縮率パターンでは、最初
から中圧縮モードbで録音を開始し、中圧縮モードbの
録音経過時間が最大録音可能時間の1/2となった時点
で低圧縮モードaとし、低圧縮モードaでの録音経過時
間が最大録音可能時間の1/6となったT2 の時点で、
再び中圧縮モードbに戻している。
【0041】なお、上述した説明では、録音経過時間を
検出して圧縮率の切換を行なったが、録音済み記憶容量
あるいは残録音可能容量を検出して圧縮率の切換を行な
ってもよい。
【0042】図6は、マニュアルモードの操作を示すフ
ローチャートである。図4と同様に、図1,図3を参照
しながらマニュアルモードの動作を説明する。最初に、
図3に示した圧縮モード選択ボタン39のマニュアルボ
タンを押し、図1に示した録音モード切換回路10をマ
ニュアルモードに設定する。このモードでは、ユーザ
は、図3に示したメイン表示部21または残時間表示部
24の録音残時間、または、メイン表示部21の最大録
音可能時間および録音経過時間のバーグラフ表示を参照
し、圧縮ボタン25または33を押すごとに、圧縮率を
順次変化させる。
【0043】図3に示した録音ボタン34と再生ボタン
38を同時に押すと、S61に処理が進み、低圧縮モー
ドで録音が開始され、S62に処理を進める。S62に
おいては、圧縮ボタン25または33が押されたことを
検出すると、S63に処理を進め、未検出のときにはS
64に処理を進める。S64においては、タイマー1
1,制御回路12により、残録音時間が0になったとき
を検出すると、録音を終了し、まだのときにはS62に
処理を戻す。
【0044】S63においては、図1に示した制御回路
12が符号回路3の特性を中圧縮モードに切り換え、S
65に処理を進める。S65においては、圧縮ボタン2
5または33が押されたことを検出すると、S66に処
理を進め、未検出のときにはS67に処理を進める。S
67においては、タイマー11,制御回路12により残
録音時間が0になったときを検出すると、録音を終了
し、まだのときにはS65に処理を戻す。
【0045】S66においては、図1に示した制御回路
12が符号回路3の特性を高圧縮モードに切り換え、S
68に処理を進める。S68においては、圧縮ボタン2
5または33が押されたことを検出すると、S70に処
理を進め、未検出の時にはS69に処理を進める。S6
9においては、タイマー11,制御回路12により残録
音時間が0になったときを検出すると、録音を終了し、
まだのときにはS68に処理を戻す。
【0046】S70においては、図1に示した制御回路
12が符号回路3の特性を最大圧縮モードに切り換え、
S71に処理を進める。S71においては、タイマー1
1,制御回路12により残録音時間が0になったときを
検出すると、録音を終了し、まだのときにはS71に処
理を戻す。
【0047】図7は、マニュアルモードの圧縮率パター
ンの説明図である。図中、横軸は、時間軸であり、最大
録音可能時間を基準にして図示している。なお、第1〜
第3の圧縮率パターンを例示しているが、各圧縮率パタ
ーンは、圧縮率の大きさの履歴が異なるため、各圧縮率
パターンでの最大録音可能時間の値は異なる。
【0048】第1の圧縮率パターンは、最初に低圧縮モ
ードaで録音を開始し、順次、中圧縮モードb,高圧縮
モードcに切り換えて、この高圧縮モードcで残録音時
間が0になり録音を終了している。第2の圧縮率パター
ンでは、最初に中圧縮モードbで録音を開始し、順次、
高圧縮モードc,最大圧縮モードdに切り換え、最大圧
縮モードdで残録音時間が0になり録音を終了してい
る。第3の圧縮率パターンでは、最初に低圧縮モードで
録音を開始し、順次、中圧縮モードb,高圧縮モード
c,最大圧縮モードdに切り換え、最大圧縮モードdで
残録音時間が0になり録音を終了している。なお、符号
回路3が有する複数の圧縮率の全てを用いる必要はな
く、また、同じ圧縮率のモードを複数回用いても、連続
して用いてもよい。
【0049】なお、オートモードの場合でも同様である
が、従来のテープレコーダのように、停止ボタンを押す
ことにより残録音時間が0になる前に録音を終了するこ
とや、一時停止ボタンを押すことにより録音の一時停止
を行なうこともできる。
【0050】上述した圧縮率の圧縮率パターンにおけ
る、圧縮率の順序は、工場出荷の段階で、あるいはユー
ザの手動設定により、あらかじめ制御回路12内の圧縮
率パターンメモリに複数種類プリセットしておくことが
可能である。
【0051】ユーザが圧縮率パターンをプリセットする
には、図3に示した圧縮モード選択ボタン39のマニュ
アルボタンと、制御回路12内のメモリA,B,Cの
内、記憶させたいメモリを指定する圧縮率パターンメモ
リ選択ボタン37とを同時に押す。そして、圧縮率パタ
ーンの最初の期間の圧縮率をセレクトボタン22の左右
ボタンで選択し、確定ボタン31で確定する。次の期間
の圧縮率を、同様にして、セレクトボタン22と確定ボ
タン31とで順次、選択し確定する。最後の期間の圧縮
パターンを入力し終えて、録音ボタン34を押せば、確
定した圧縮パターンを指定された制御回路12内の圧縮
率パターンメモリにプリセットすることができる。
【0052】もし、入力を間違えた場合には、圧縮モー
ド選択ボタン39のマニュアルボタンと圧縮率パターン
メモリ選択ボタン37とを同時に押し、セレクトボタン
22の上下ボタンを押して間違えた箇所に戻し、正しい
圧縮パターンを左右ボタンで選択することで修正するこ
とができる。クリアボタン36はメモリした圧縮パター
ンを消すときに使用する。圧縮率パターンメモリも半導
体メモリ5と同様な不揮発性メモリやCOMOS−SR
AMとすると好適である。
【0053】ロックボタン32を押すことにより、ボタ
ンを押してもそのボタンの機能動作が行なわれないボタ
ンロックを行ない、録音中の誤操作の防止が可能であ
る。ボタンロックの解除は、ロックボタン32と確定ボ
タン31を同時に押すことによって可能となる。
【0054】上述したオートモード,マニュアルモード
で記録されたデータは、いずれも半導体メモリ5から記
録時とは逆の処理を経て再生される。符号化時の各サブ
バンドごとの量子化ビット数が、1フレーム中にサンプ
ルデータとともに記録されている。再生時には、この量
子化ビット数を読み出すことにより、録音時の圧縮率に
対応した伸長率でサブバンド符号を復号することができ
る。
【0055】符号化時に各サブバンドごとの量子化ビッ
ト数をフレーム中に書き込まないフォーマットを採用す
る場合などには、録音時の圧縮率パターンおよび切り換
えタイミングを、圧縮符号化された音声データやタイト
ルデータ等とともに半導体メモリ5に併せて記憶してお
き、再生時にこれを読み出して、各圧縮期間の圧縮率に
対応した伸長率でサブバンド符号を復号することができ
る。
【0056】上述した説明では、音声信号や楽音信号等
のオーディオ信号を入力して圧縮データを記憶する装置
として説明したが、圧縮符号化が可能であれば、他のア
ナログ信号を入力するものでもよい。また、映像に付随
して記録するオーディオ信号にこの圧縮データ記憶装置
を適用してもよい。圧縮符号化方式としては、上述した
ようなサブバンド符号化に限らず、例えば、従来技術に
おいて説明した差分PCM方式など種々のものがあり、
入力されるアナログ信号の特性などを考慮して適宜採用
すればよい。
【0057】上述した説明では、記録再生が可能な装置
で説明したが、記録専用装置でもよい。半導体メモリ5
は、交換可能なものとしたが装置内に内蔵してもよい。
圧縮データ記憶専用の装置を例示したが、装置全体を他
のオーディオ装置、ビデオ装置やノート型のパーソナル
コンピュータ等に組み込んでもよい。
【0058】上述した説明では、記憶媒体としては、記
憶容量が比較的少ないために特に効果が顕著な半導体メ
モリについて説明したが、入力するアナログ信号の通常
の記録時間長に比較して記憶容量に限りがある、フレシ
キシブル磁気ディスク等の記憶媒体への記憶に適用する
ことも可能である。
【0059】記憶容量を減少させるには、従来技術につ
いて説明したように、サンプリング周波数を低くするほ
か、ステレオ信号の場合には、ジョイントステレオ信号
(L+R,L−Rの記憶)やモノラル信号に切り換える
ことによっても可能である。したがって、これらの手段
のみによって、時間経過とともに、単位時間当たりのア
ナログ信号の記憶に必要な情報量を減らしてもよい。し
かし、上述した圧縮符号の圧縮率を変える方が音声の品
質劣化を比較的招きにくい。圧縮符号の圧縮率を変える
方法と、上述した手段を併用することも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、アナログ信号をディジタル信
号に変換するA/D変換手段と、ディジタル信号を互い
に異なる複数の圧縮率の一つで圧縮データに圧縮する圧
縮手段と、圧縮データを記憶媒体に記憶させる手段と、
記憶動作中のあらかじめ定められた任意のタイミングで
前記圧縮率を切り換える圧縮率切換手段を有することか
ら、記憶動作中に残記憶時間を任意に伸縮させることが
できるため、アナログ信号源の種類や長さに合わせた記
憶ができるという効果がある。
【0061】また、圧縮率を切り換えるタイミングがあ
らかじめ設定されているため、自動的に圧縮率が切り換
えられ、操作が容易であるという効果がある。アナログ
信号の記憶時間長があらかじめ決まっていない場合で
も、記憶動作中に残記憶時間を伸ばすようにすれば、記
憶切れを防止することができ確実に記憶媒体に記憶する
ことができる。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、アナログ
信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、デ
ィジタル信号を互いに異なる複数の圧縮率の一つで圧縮
データに圧縮する圧縮手段と、圧縮データを記憶媒体に
記憶させる手段と、記憶動作中の任意のタイミングで操
作子が操作されたときに圧縮率を切り換える圧縮率切換
手段を有することから、記憶動作中に残記憶時間を任意
に伸縮させることができるため、アナログ信号源の種類
や長さに合わせた記憶ができるという効果がある。
【0063】また、圧縮率を切り換えるタイミングが操
作子の操作タイミングで決まるため、手動で臨機応変に
圧縮率を切り換えることができるという効果がある。ア
ナログ信号の記憶時間長があらかじめ決まっていない場
合でも、記憶時間経過中に記憶時間を伸ばすようにすれ
ば、記憶動作の途切れを防止することができ確実に記憶
媒体に記憶することができる。
【0064】請求項3に記載の発明によれば、圧縮率切
換手段は、あらかじめ圧縮率の切換順序を設定する切換
順序設定手段を有することから、自動的に圧縮率の切り
換え順序が決まるので、操作が容易であるという効果が
ある。
【0065】例えば、インタビュー録音の場合には音質
よりも録音時間を優先させて、中圧縮モード→高圧縮モ
ード→最大圧縮モードと設定して記憶させたり、鳥の鳴
き声を録音する場合には音質を重視して、低圧縮モード
→低圧縮モード→高圧縮モードと設定して記憶させたり
と、状況に応じて圧縮率の選択される順序を設定するこ
とができる。
【0066】請求項4に記載の発明によれば、切換順序
設定手段は、圧縮率を小さな値から大きな値に順次切り
換えることから、アナログ信号の記憶時間長が決まって
いない場合でも、アナログ信号の劣化を極力少なくしな
がら記憶動作の途切れを防止することができ確実に記憶
媒体に記憶することができるという効果がある。
【0067】請求項5に記載の発明によれば、記憶媒体
の残記憶時間を出力する手段と、残記憶時間を表示する
手段を有することから、記憶動作中に記憶媒体の残記憶
時間を確認することができるという効果がある。特に、
記憶動作中に手動で圧縮率を切り換える場合に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮データ記憶装置の実施の一形態の
メモリ録音再生装置のブロック図である。
【図2】符号回路のサブバンド符号化の最小可聴特性の
説明図であり、図2(A)は単一周波数信号入力時の最
小可聴特性の一例であり、図2(B)は2周波数信号入
力時の最小可聴特性の一例である。
【図3】本発明の圧縮データ記憶装置の実施の一形態の
メモリ録音再生装置の外観図である。
【図4】オートモードの操作を示すフローチャートであ
る。
【図5】オートモードの圧縮率パターン例の説明図であ
る。
【図6】マニュアルモードの操作を示すフローチャート
である。
【図7】マニュアルモードの圧縮率パターンの説明図で
ある。
【符号の説明】
1…A/D変換回路、2…サブバンドフィルター、3…
符号回路、4…誤り検出訂正回路、5…半導体メモリ、
6…復号回路、7…信号合成回路、8…D/A変換回
路、9…操作部、10…録音モード切換回路、11…タ
イマー、12…制御回路、21…メイン表示部、24…
残時間表示部、25,33…圧縮ボタン、37…圧縮率
パターンメモリ選択ボタン、39…圧縮モード選択ボタ
ン、40…カードスロット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をディジタル信号に変換す
    るA/D変換手段と、前記ディジタル信号を互いに異な
    る複数の圧縮率の一つで圧縮データに圧縮する圧縮手段
    と、前記圧縮データを記憶媒体に記憶させる手段と、記
    憶動作中のあらかじめ定められた任意のタイミングで前
    記圧縮率を切り換える圧縮率切換手段を有することを特
    徴とする圧縮データ記憶装置。
  2. 【請求項2】 アナログ信号をディジタル信号に変換す
    るA/D変換手段と、前記ディジタル信号を互いに異な
    る複数の圧縮率の一つで圧縮データに圧縮する圧縮手段
    と、前記圧縮データを記憶媒体に記憶させる手段と、記
    憶動作中の任意のタイミングで操作子が操作されたとき
    に前記圧縮率を切り換える圧縮率切換手段を有すること
    を特徴とする圧縮データ記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮率切換手段は、あらかじめ前記
    圧縮率の切換順序を設定する切換順序設定手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮データ
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記切換順序設定手段は、前記圧縮率を
    小さな値から大きな値に順次切り換えることを特徴とす
    る請求項3に記載の圧縮データ記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶媒体の残記憶時間を出力する手
    段と、前記残記憶時間を表示する手段を有することを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧縮
    データ記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999044291A1 (en) * 1998-02-26 1999-09-02 Sony Corporation Coding device and coding method, decoding device and decoding method, program recording medium, and data recording medium
US7061982B2 (en) 2000-09-13 2006-06-13 Nec Corporation Long-hour video/audio compression device and method thereof

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