JPH108043A - 陰極線管用蛍光体 - Google Patents

陰極線管用蛍光体

Info

Publication number
JPH108043A
JPH108043A JP8163978A JP16397896A JPH108043A JP H108043 A JPH108043 A JP H108043A JP 8163978 A JP8163978 A JP 8163978A JP 16397896 A JP16397896 A JP 16397896A JP H108043 A JPH108043 A JP H108043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
zirconia
silica
emitting phosphor
cathode ray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8163978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3491448B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Hirai
利幸 平井
Yoshiaki Shizuki
義晶 志築
Masaji Nakajima
正次 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to JP16397896A priority Critical patent/JP3491448B2/ja
Publication of JPH108043A publication Critical patent/JPH108043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491448B2 publication Critical patent/JP3491448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 混色の少ない優れた塗布特性の陰極線管用蛍
光体を提供する。 【構成】 蛍光体粒子表面に、蛍光体に対して0.00
5〜1.0重量%のジルコニアと、蛍光体に対して0.
05〜2.0重量%のシリカが付着されていることを特
徴とする陰極線管用蛍光体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線蛍光体に係り、特
にカラー陰極線管への塗布特性に優れた蛍光体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、カラー陰極線管の蛍光面
は、緑色、青色、及び赤色発光蛍光体がドット状または
ストライプ状に形成されている。一般に、この蛍光面の
形成にはスラリー法が用いられる。スラリー法とは大ま
かに述べると次の通りである。主としてPVA(ポリビ
ニルアルコール)とADC(重クロム酸アンモニウム)
とを含む水溶液に、蛍光体を懸濁させて塗布スラリーを
調製する。この塗布スラリーを、回転塗布機に装着され
たカラー陰極線管のフェースプレート内面に流し込み、
全体に拡げた後、余分のスラリーを所定の速度で振り切
り、乾燥して蛍光体層を形成する。そして、高圧水銀灯
の紫外線光源によりシャドーマスクを介してドットまた
はストライプ状の所定のパターンに露光し、現像によ
り、未露光の余剰の蛍光体層を洗い流すことによって、
蛍光膜を形成する方法である。この操作は、緑色、青
色、赤色発光蛍光体についてそれぞれ順に行われる。こ
のようなスラリー法により形成された蛍光面には、おお
むね次のような特性が要求される。
【0003】(1)ツマリが良いこと。すなわち均一な
膜厚で緻密なドットまたはストライプが形成されている
こと。ツマリが良いことは陰極線管の蛍光面の輝度を向
上する。(2)キレが良いこと。すなわち所定の位置
に、所定の形状、幅でドットまたはストライプが形成さ
れていること。 (3)蛍光体層とフェースプレートとの間の接着力が大
きいこと。接着力が小さいとドットまたはストライプ剥
がれを起こし、蛍光面の形成工程の歩留まりを低下させ
てしまう。 (4)混色がないこと。すなわち、1つの発光成分のド
ットまたはストライプを構成する蛍光体が、隣接する他
の発光成分の蛍光体に混入しないこと。この混色が起こ
ると、緑色、青色、赤色発光成分の色純度が低下し、そ
の結果、カラー陰極線管の色再現範囲が低下する。 (5)残渣がないこと。すなわち、未露光の蛍光体層を
洗い流した際に、蛍光体層がフェースプレートに残らな
いこと。これも、カラー陰極線管の色再現範囲の低下に
つながる。
【0004】上記特性は、蛍光体の表面状態により影響
を受ける。このため、数々の処理物質を蛍光体に付着し
て蛍光体の表面状態を改良した種々の陰極線管用蛍光体
が開発されている。
【0005】現在、最も多く使用されている表面処理物
質として二酸化ケイ素(SiO2;以下、シリカとい
う。)あるいはケイ酸塩化合物がある。これらは一般に
蛍光体懸濁液に微粒子シリカまたはケイ酸イオンを含む
水溶液を添加し、さらにZn、Alイオン等を含む電解
質溶液を添加することにより、添加物を蛍光体表面に付
着させることにより得られる。例えば、特公昭50−1
5747号公報においては、蛍光体にカリ水ガラスと硫
酸亜鉛を添加して蛍光体をケイ酸亜鉛で被覆する方法が
開示される。また、特公昭61−46512号公報に
は、シリカと亜鉛化合物を被覆した蛍光体が開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような方法によ
り粒子表面を被覆された陰極線管用蛍光体は、上記した
(1)〜(5)の塗布特性はある程度満足するため、現
在も多く使用されているが、ハイビジョンテレビあるい
は高精細度の陰極線管等が開発されるに従い、さらに優
れた塗布特性を有する蛍光体の開発が強く望まれてい
る。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、上記特性を全て満足し、特に(4)混色の少
ない優れた陰極線管用蛍光体を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、混色を改善
するには、蛍光体の粒子表面を改質することが必要であ
ると考え、数多くの表面処理剤を蛍光体粒子表面に付着
して塗布特性を確認する膨大な試験を行った結果、特定
量のジルコニア(ZrO2)とシリカ(SiO2)を蛍光
体に塗布することにより、課題を解決できることを見い
だし本発明を完成させるに至った。
【0009】すなわち、本発明の陰極線管用蛍光体は、
蛍光体粒子表面に、蛍光体に対して0.005〜1.0
重量%のジルコニアと、蛍光体に対して0.05〜2.
0のシリカが付着されていることを特徴とする。
【0010】また、ジルコニアの平均粒子径は0.01
〜0.2μmであることが好ましい。
【0011】さらに、蛍光体粒子表面にジルコニア単
独、あるいはジルコニア及びシリカを付着させるバイン
ダー物質として、水酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、ア
クリル樹脂、アラビアゴム及びゼラチンによるコアセル
ベート、アルギン酸塩、尿素樹脂の群から選ばれる少な
くとも一種が付着されていることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】カラー陰極線管のフェースプレー
ト内面の蛍光体ストライプあるいはドットの形成方法の
原理上、他色の蛍光体が現像後にも残留し、これが混色
の原因となる。例えば、最初に緑色発光蛍光体、次に青
色発光蛍光体、最後に赤色発光蛍光体を塗布する場合、
緑色発光蛍光体のストライプ(G)の上に青色発光蛍光
体(b)を一様に塗布し、露光、現像して、その隣に青
色発光蛍光体ストライプ(B)を形成する。この(B)
の形成の現像時に(G)の中に青色蛍光体(b)が残留
する。この残留による混色を(b/G)と表す。さら
に、(G)、(B)の上には赤色発光蛍光体(r)が一
様に塗布され、露光、現像して残りのサイトに赤色発光
蛍光体ストライプ(R)を形成する。この(R)の形成
の現像時に(G)、(B)の中に赤色発光蛍光体(r)
が残留する。これらを(r/G)、(r/B)として表
現する。このように、下地ストライプへの他色蛍光体の
残留の結果、混色が引き起こされる。
【0013】この混色は、(1)下地のストライプある
いはドットの蛍光体層が、他色蛍光体を残留させやすい
傾向、及び(2)後から塗布する蛍光体が、他色ストラ
イプあるいはドットの中に残留しやすい傾向、の二つの
要因に依存する。本発明は、主として、(1)に起因す
る混色を低減することを目的とする。すなわち、下地に
塗布する蛍光体の粒子表面を改質することにより混色を
受け難くしている。
【0014】下地ストライプあるいはドットを形成する
蛍光体の混色防止に要求される要因とは、塗布面に凸凹
がなく、後から塗布される蛍光体が現像により容易に洗
い落とされるという物理的な要因、及び、後から塗布さ
れる蛍光体粒子との親和力があまり大きくないという化
学的な要因があり、これら何れも満たしていることが必
要である。
【0015】ジルコニアとは、組成式がZrO2である
ジルコニウムの酸化物であり、本発明においては、平均
粒子径が0.01〜0.2μmであることが好ましい。
この範囲より大きくなると、ジルコニアの比表面積が小
さくなることで、蛍光体の親和力に及ぼす効果は小さく
なり、その結果付着量をかなり多くしなければならなく
なり、蛍光体を凝集する弊害を起こす。
【0016】蛍光体粒子表面にジルコニア単独、あるい
はジルコニア及びシリカを付着させるバインダー物質と
して、従来から用いられている水酸化亜鉛、水酸化アル
ミニウムの無機物の水酸化物、あるいはアクリル樹脂、
アラビアゴム及びゼラチンによるコアセルベート、アル
ギン酸塩、尿素樹脂等の有機物のバインダーが好ましく
使用できる。
【0017】図1は青色発光蛍光体ストライプ(B)を
形成する蛍光体にジルコニアを付着した場合の赤色発光
蛍光体(r)の混色(r/B)の、ジルコニアを付着し
ていない基準蛍光体に対する相対比をプロットした図で
ある。図1より(r/B)の相対値は、ジルコニアの付
着量とともに減少し、青色発光蛍光体に対し0.1wt
%の付着で、ジルコニアを付着していないものに対し6
割に低下し、0.4wt%の付着で、ジルコニアを付着
していないものに対し4割の極小となる。この効果につ
いては、青色発光蛍光体にジルコニアを付着することに
より、後から塗布する赤色発光蛍光体(r)との間の化
学親和力が低下したためと推定している。
【0018】しかし、それ以上添加すると、(r/B)
の相対値は逆に増大する。これは、ジルコニアの添加と
ともに、青色発光蛍光体が凝集傾向となり、ストライプ
(B)の塗布面が粗くなり、(B)の表面の凸凹に赤色
発光蛍光体(r)が立体的に捕捉され、現像により容易
に除くことができなくなったことが原因している。
【0019】図2に青色発光蛍光体に対するジルコニア
の塗布量と塗布面の評価との関係を示す。この場合の塗
布面の評価は、ブラウン管フェースプレートに青色発光
蛍光体を一様に塗布し、塗布面を肉眼により5段階評価
した結果である。点数が高くなるほど塗布面は良好とな
る。青色発光蛍光体に対するジルコニアの付着量が0.
4wt%未満では、ほぼ塗布面は5で良好であるが、こ
れより多くなると青色発光蛍光体は凝集傾向となり、塗
布面の評価は大きく低下している。この塗布面が粗くな
ることで、(B)表面が凸凹となり、図1のジルコニア
の付着量が0.4wt%より多くなる領域の(r/B)
の相対値の低下原因について合理的に説明できる。
【0020】図3にジルコニアを0.4wt%付着した
青色発光蛍光体のシリカの付着に対する(r/B)相対
値の関係をプロットしたものである。この図より、シリ
カの付着により、さらに(r/B)の相対値は小さくな
り、シリカが0.5wt%で極小となることが分かる。
しかし、これよりシリカが多くなると、(r/B)相対
値は緩やかに増加する。それでも、シリカが2wt%以
下ではシリカを添加しないジルコニア単独のものよりは
(r/B)の相対値は小さい。このシリカとジルコニア
の相互作用により、青色発光蛍光体ストライプ(B)
の、赤色発光蛍光体(r)との親和力がさらに小さくな
っていると推定できる。このシリカとジルコニアの付着
量の最適値は、後で塗布する蛍光体との組み合わせにも
多少影響されるので、微調整する必要はある。
【0021】図1〜図3は下地の青色発光蛍光体ストラ
イプ(B)への赤色発光蛍光体(r)の残留による混色
(r/B)を例に説明したが、最初に緑色発光蛍光体ス
トライプ(G)を塗布し、次に青色発光蛍光体(b)を
塗布する場合、下地の緑色発光蛍光体ストライプ(G)
への青色発光蛍光体(b)の残留による混色(b/
G)、最後に塗布される赤色発光蛍光体(r)の緑色発
光蛍光体ストライプ(G)への混色(r/G)も同様
に、ジルコニアおよびシリカの相互作用により減少され
混色は改善される。
【0022】
【実施例】
[実施例1]青色発光蛍光体(ZnS:Ag)を1kg
を3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062μm;含有量30.7%)
・・・・・・・・・・・・・3.3g ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・・
7.7ml を加え、ZnSO4水溶液(Zn2+として2w/v%)
を30mlを加えて、アンモニア水でpHを7.8に調
整し、分離乾燥し、篩を通し、ジルコニアゾルが0.1
重量%、シリカが0.4重量%付着した本発明の蛍光体
を得た。
【0023】[実施例2]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)を1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062μm;含有量30.7%)・・・・・・・
・・・・・・6.5g ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・・
7.7ml を加え、ZnSO4水溶液(Zn2+として2w/v%)
を30mlを加えて、アンモニア水でpHを7.8に調
整し、分離乾燥し、篩を通し、ジルコニアゾルが0.2
重量%、シリカが0.4重量%付着した本発明の蛍光体
を得た。
【0024】[実施例3]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)を1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062μm;含有量30.7%)・・・・・・・
・・・・・・9.8g ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・1
0.0ml を加え、ZnSO4水溶液(Zn2+として2w/v%)
を30mlを加えて、アンモニア水でpHを7.8に調
整し、分離乾燥し、篩を通し、ジルコニアゾルが0.3
重量%、シリカが0.4重量%付着した本発明の蛍光体
を得た。
【0025】[実施例4]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062μm;含有量30.7%)・・・・・・・
・・・・・・3.3g を加え、ZnSO4水溶液(Zn2+として2w/v%)
を30mlを加えて、アンモニア水でpHを7.8に調
整し、分離乾燥し、篩を通し、ジルコニアゾルが0.1
重量%付着した本発明の蛍光体を得た。
【0026】[実施例5]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)を1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062μm;含有量30.7%)・・・・・・・
・・・・・3.3g ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・7.
7ml を加え、Al2(SO4)3水溶液(Al3+として2w/
v%)を5mlを加えて、アンモニア水でpHを7.8
に調整し、分離乾燥し、篩を通し、ジルコニアゾルが
0.1重量%、シリカが0.4重量%付着した本発明の
蛍光体を得た。
【0027】[実施例6]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)を1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062μm;含有量30.7%)・・・・・・・
・・・・・・3.3g ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・・
7.7ml を加え、アラビアゴム1%水溶液を30ml、ゼラチン
1%水溶液を30ml添加し、酸を加えてpHを3.8
に調整して、分離乾燥し、篩を通し、ジルコニアゾルが
0.1重量%、シリカが0.4重量%付着した本発明の
蛍光体を得た。
【0028】[実施例7]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)を1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062nm;含有量30.7%)・・・・・・・
・・・・・・3.3g ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・・
7.7ml を加え、0.1%アルギン酸ナトリウム水溶液を300
ml、ZnSO4水溶液(Zn2+として2w/v%)を
30ml加えて、ジルコニアゾルが0.1重量%、シリ
カが0.4重量%付着した本発明の蛍光体を得た。
【0029】[実施例8]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)を1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・ジルコニアゾル(日産化学(株)製NZS-30A;平均粒
径0.062nm;含有量30.7%)・・・・・・・
・・・・・・3.3g ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・・
7.7ml を加え、アクリルエマルジョン(アクリル含量45%)
を6.7ml添加して、噴霧乾燥し、篩を通すことで、
ジルコニアゾルが0.1重量%、シリカが0.4重量%
付着した本発明の蛍光体を得た。
【0030】[比較例1]青色発光蛍光体(ZnS:A
g)を1kgを3Lの水に懸濁させ、その中に、 ・シリカ(日産化学(株)製スノーテックスZL;平均粒径0.
1μm;含有量52%)・・・・・・・・・・・・・
7.7ml を加え、ZnSO4水溶液(Zn2+として2w/v%)
を30mlを加えて、アンモニア水でpHを7.8に調
整し、分離乾燥し、篩を通し、シリカが0.4重量%付
着した比較例の蛍光体を得た。
【0031】[実施例9]青色発光蛍光体の代わりに、
緑色発光蛍光体(ZnS:Cu,Al)を使用する以外
実施例1と同様にして、ジルコニアゾルが0.1重量
%、シリカが0.4重量%付着した本発明の蛍光体を得
た。
【0032】[実施例10]青色発光蛍光体の代わり
に、緑色発光蛍光体(ZnS:Cu,Al)を使用する
以外実施例2と同様にして、ジルコニアゾルが0.2重
量%、シリカが0.4重量%付着した本発明の蛍光体を
得た。
【0033】[実施例11]青色発光蛍光体の代わり
に、緑色発光蛍光体(ZnS:Cu,Al)を使用する
以外実施例3と同様にして、ジルコニアゾルが0.3重
量%、シリカが0.4重量%付着した本発明の蛍光体を
得た。
【0034】[比較例2]青色発光蛍光体の代わりに、
緑色発光蛍光体(ZnS:Cu,Al)を使用する以外
比較例1と同様にして、シリカが0.4重量%付着した
本発明の蛍光体を得た。
【0035】以上のようにして得られた蛍光体100重
量部を用いて、これに純水110重量部と、通常の使用
濃度に調製されたポリビニルアルコール7.5重量部
と、重クロム酸アンモニウム0.4重量部と、界面活性
剤0.7重量部とを混合し、塗布スラリーを調製した。
それぞれの塗布スラリーを塗布し、常法に従い露光、現
像行い、緑色発光蛍光体ストライプ(G)→青色発光蛍
光体ストライプ(B)→赤色発光蛍光体ストライプ
(R)の順に形成し、その時の混色(b/G)、(r/
G)、(r/B)について次のように測定した。
【0036】例えば、青色発光蛍光体を塗布した後、緑
色発光蛍光体を塗布した場合に、フェースプレート外面
から紫外線を照射して、蛍光面を発光させ、単位面積
(0.2mm×0.2mm)当たりの緑色発光蛍光体ス
トライプ(G)の上に残る青色発光蛍光体(b)の粒子
数を光学顕微鏡で観察して、計数し、10箇所の計数値
の平均を求めた。これをジルコニアおよびシリカを付着
しない基準蛍光体に対する相対比をとり(b/B)の相
対値として表す。同様にして、(r/G)、(r/B)
についても相対値を求めた。結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】混色は、(1)下地のストライプあるい
はドットの蛍光体層が、他色蛍光体を残留させやすい傾
向、及び(2)後から塗布する蛍光体が、他色ストライ
プあるいはドットの中に残留しやすい傾向、の二つの要
因に依存する。本発明は、主として(1)に起因する混
色を低減することができた。すなわち、下地に塗布する
蛍光体の粒子表面にジルコニアおよびシリカを付着する
ことで混色を受け難くできた。
【0039】ジルコニアの付着量を0.005〜0.5
重量%の範囲にすることにより、混色の大きな原因であ
る、先に形成されたストライプあるいはドットと、後か
ら塗布される蛍光体粒子との親和力を小さくすることが
可能となり、混色が減少した。
【0040】こさらに、シリカの付着量を0.05〜
2.0重量%の範囲とすることにより、蛍光体塗布面の
凸凹は良好であり、この範囲に限定することにより、立
体障害による、蛍光体の残留により混色も低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】青色発光蛍光体のジルコニア付着量と(r/
B)の関係を示す特性図。
【図2】青色発光蛍光体のジルコニア付着量と塗布面評
価値の関係を示す特性図。
【図3】ジルコニアを0.4wt%付着した青色発光蛍
光体のシリカ付着量と(r/B)の関係を示す特性図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体粒子表面に、蛍光体に対して0.
    005〜1.0重量%のジルコニアと、蛍光体に対して
    0.05〜2.0重量%のシリカが付着されていること
    を特徴とする陰極線管用蛍光体。
  2. 【請求項2】 ジルコニアの平均粒子径は0.01〜
    0.2μmであることを特徴とする請求項1に記載の陰
    極線管用蛍光体。
JP16397896A 1996-06-25 1996-06-25 陰極線管用蛍光体および蛍光体スラリー Expired - Fee Related JP3491448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16397896A JP3491448B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 陰極線管用蛍光体および蛍光体スラリー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16397896A JP3491448B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 陰極線管用蛍光体および蛍光体スラリー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH108043A true JPH108043A (ja) 1998-01-13
JP3491448B2 JP3491448B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=15784436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16397896A Expired - Fee Related JP3491448B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 陰極線管用蛍光体および蛍光体スラリー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3491448B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019026810A1 (ja) * 2017-07-31 2019-02-07 クラレノリタケデンタル株式会社 ジルコニア粒子および蛍光剤を含む粉末の製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936182A (ja) * 1982-08-23 1984-02-28 Kasei Optonix Co Ltd 螢光体及びその製造法
JPH01272688A (ja) * 1988-04-26 1989-10-31 Kasei Optonix Co Ltd 発光組成物
JPH04214789A (ja) * 1990-08-11 1992-08-05 Nichia Chem Ind Ltd 陰極線管用蛍光体および表面処理方法
JPH04236294A (ja) * 1991-01-14 1992-08-25 Nichia Chem Ind Ltd 蛍光体の表面処理方法
JPH07188650A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Toshiba Corp 陰極線管用蛍光体
JPH0892549A (ja) * 1994-09-09 1996-04-09 Philips Electron Nv 発光粉末の被覆方法、発光粉末および被覆した物品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936182A (ja) * 1982-08-23 1984-02-28 Kasei Optonix Co Ltd 螢光体及びその製造法
JPH01272688A (ja) * 1988-04-26 1989-10-31 Kasei Optonix Co Ltd 発光組成物
JPH04214789A (ja) * 1990-08-11 1992-08-05 Nichia Chem Ind Ltd 陰極線管用蛍光体および表面処理方法
JPH04236294A (ja) * 1991-01-14 1992-08-25 Nichia Chem Ind Ltd 蛍光体の表面処理方法
JPH07188650A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Toshiba Corp 陰極線管用蛍光体
JPH0892549A (ja) * 1994-09-09 1996-04-09 Philips Electron Nv 発光粉末の被覆方法、発光粉末および被覆した物品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019026810A1 (ja) * 2017-07-31 2019-02-07 クラレノリタケデンタル株式会社 ジルコニア粒子および蛍光剤を含む粉末の製造方法
US11802237B2 (en) 2017-07-31 2023-10-31 Kuraray Noritake Dental Inc. Method for producing powder containing zirconia particles and fluorescent agent

Also Published As

Publication number Publication date
JP3491448B2 (ja) 2004-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0549327B1 (en) Cathode-ray tube phosphor and method of manufacturing the same
US5394055A (en) Color picture tube with the fluorescent film of the red emission component having a mixture of europium activated rare earth oxide phosphors
JP2862916B2 (ja) 蛍光体、蛍光体の表面処理方法及び蛍光膜の製造方法
JP2637130B2 (ja) カラー受像管蛍光面の形成方法
JP3491448B2 (ja) 陰極線管用蛍光体および蛍光体スラリー
JP2782962B2 (ja) 蛍光体の表面処理方法
JPH10195429A (ja) カラーテレビジョン用蛍光体
JPS63284290A (ja) カラ−テレビジヨン用螢光体
JPH0559357A (ja) 窒化ホウ素で表面処理された蛍光体
KR900004177B1 (ko) 음극선관 형광면의 형성방법
JPH1077468A (ja) 蛍光体
JP3444609B2 (ja) 混合赤色蛍光体及びカラーブラウン管
JPH09255951A (ja) 青色発光蛍光体
JP4619521B2 (ja) カラーブラウン管用表面処理蛍光体およびカラーブラウン管素子
JPH0815041B2 (ja) 蛍光体の表面処理方法
JPH10212475A (ja) 蛍光体およびその製造方法
KR930007462B1 (ko) 칼라 브라운관 형광면의 제조방법
JPS6031060B2 (ja) カラ−受像管螢光面の製造方法
JPH0652807A (ja) カラーブラウン管
JP2004210869A (ja) 表面処理蛍光体及びその製造方法
JP2002042679A (ja) カラー画像スクリーン
JPH09263755A (ja) 蛍光体およびカラー陰極線管
JPH09268285A (ja) 陰極線管用蛍光体および陰極線管
JP2000282023A (ja) 陰極線管用蛍光体およびそれを用いた陰極線管
JP3867777B2 (ja) カラー陰極線管用蛍光体及び蛍光体スラリー

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees