JPH1081403A - ファイルホルダの自動取り出し格納装置 - Google Patents

ファイルホルダの自動取り出し格納装置

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JPH1081403A
JPH1081403A JP24097797A JP24097797A JPH1081403A JP H1081403 A JPH1081403 A JP H1081403A JP 24097797 A JP24097797 A JP 24097797A JP 24097797 A JP24097797 A JP 24097797A JP H1081403 A JPH1081403 A JP H1081403A
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春美 村田
Nobuhiko Kitada
▲のぶ▼彦 北田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並列状に吊懸けたファイルホルダ2の格納箇
所に対して搬送ユニット3から繰り出すべきファイルホ
ルダ2の厚みに応じて左右の差し込み板21,21を開
いて繰り出しことができ、ファイルホルダ2の収納隙間
を確保する。 【構成】 搬送ユニット3には、一つのファイルホルダ
の上部を挟持する挟持搬送手段18を、搬送ユニット3
における出入口及び吊懸箇所に対して前後移動するよう
に設け、搬送ユニットにおける出入口には、先端の間隔
が狭くなるように枢軸53の箇所で回動付勢された左右
一対の差し込み板21,21からなるリストアガイド手
段20を設け、挟持搬送手段18にて出入口に臨んだ位
置から吊懸箇所に対してファイルホルダ2を繰り出すと
き、挟持搬送手段18にてリストアガイド手段20を吊
懸箇所に向かって前進動させ、且つ繰り出すファイルホ
ルダ2にて左右一対の差し込み板21,21の内側間隔
を押し広げるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルテ等のシートやカ
ード、書類を複数枚収納できるファイルホルダを、自動
的に取り出し、または格納するための装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特公昭60−6244
号公報にて、病院におけるカルテ等の多数のシートやカ
ードを分類して格納する場合、これらのカード類を折り
畳み式のファイルホルダ(下端にまち部を有し、左右一
対のカバー表紙の上端に張出補強体を固着した吊懸式の
もの)に一旦収納し、このファイルホルダを、多数の吊
懸レールが並列して設けられた収納棚ユニットの前面に
沿って移動する搬送ユニットにて収納棚ユニットにおけ
る所定の収納箇所に対して自動的に格納し、または取り
出す装置を提案した。
【0003】ところで、前記収納棚ユニットでは、並列
配置された隣合う吊懸レールの間の隙間にファイルホル
ダ上部の左右一対の張出補強体を挿通し、この各張出補
強体の下面が前記吊懸レールに載置されるようにしてい
る。しかしながら、この種のファイルホルダにカードや
シート等の書類を多数枚収納すると一対のカバー表紙の
上下中途部が脹らむ。また、前記吊懸レールの配置間隔
が狭い場合には、ファイルホルダに書類等の内容物が多
くなくても、前記並列配置された吊懸レールに状態での
隣接したファイルホルダのカバー表紙の広幅面同士が接
触し、その隙間内にファイルホルダを格納するように押
し込むことが困難であった。
【0004】この問題を解決するため、前記先行技術で
は、搬送ユニットの前端に左右一対の差し込み板を、そ
の先端の左右間隔が狭く、基部に行くにしたがって拡が
るようにして前後移動する移動ブロックに装着し、ファ
イルホルダの上部を挟持してて格納箇所に向かって前進
する移送台により前記移動ブロックを押し出して、左右
一対の差し込み板の先端が前記隣接するファイルホルダ
の側面を横方向に偏位させて格納すべきファイルホルダ
の収納空間を確保することを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術によれば、左右一対の差し込み板の基部を移動ブロッ
クに固定したものであったから、繰り出すべきファイル
ホルダのうちの厚みが最大のものより大きく、前記左右
一対の差し込み板の基部の左右間隔を保持しておかなけ
ればならず、他方、その差し込み板の先端側の左右間隔
はストッパー出る吊懸られた左右のファイルホルダの上
部の配置間隔より狭いものであることが条件となる。し
かも、差し込み板の先端から基部へはその内面間を通過
するファイルホルダがつかえないように滑らかな湾曲面
にすることが求められる結果、差し込み板の長さが長く
なる。従って、必然的にファイルホルダの前後移動距離
も長くなり、搬送ユニットが大型化するし、収納棚ユニ
ットの前面に対する搬送ユニットの前面の離れ間隔も大
きくしなければならず、無駄な空間のため装置全体が大
型化するという問題があった。
【0006】本発明はこの問題を解決するためになされ
たものであり、収納棚ユニットに多数並列状に既に吊懸
られたファイルホルダの間に、搬送ユニットからファイ
ルホルダを円滑に格納することができるものでありなが
ら、無駄空間の少ないファイルホルダ取り出し格納装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、収納棚ユニットに並列状に配置された吊
懸箇所に対して該収納棚ユニットに前面に沿って移動す
る搬送ユニットの出入口を介してファイルホルダを出し
入れするように構成してなるファイルホルダの自動取り
出し格納装置において、搬送ユニットには、一つのファ
イルホルダの上部を挟持する挟持搬送手段を、搬送ユニ
ットにおける出入口及び前記吊懸箇所に対して前後移動
するように設け、前記搬送ユニットにおける出入口に
は、先端の間隔が狭くなるように回動付勢された左右一
対の差し込み板からなるリストアガイド手段を設け、前
記挟持搬送手段にて前記出入口に臨んだ位置から吊懸箇
所に対してファイルホルダを繰り出すとき、当該挟持搬
送手段にてリストアガイド手段を吊懸箇所に向かって前
進動させ、且つ繰り出すファイルホルダにて前記左右一
対の差し込み板の内側間隔を押し広げるように構成した
ものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明すると、図1は、病院等におけるファイルホルダ2を
格納するための複数の収納棚ユニット1と、該各収納棚
ユニット1の前面に沿って移動する搬送ユニット3とか
らなるファイルホルダの自動取り出し格納装置の一部破
断斜視図であり、各収納棚ユニット1は上下複数段棚板
4を有し、各棚板4の下面側には、一定間隔にて吊支レ
ール体5を配設してあり、この隣接する2つの吊支レー
ル体5,5間に、各ファイルホルダ2の上端部である張
出補強部6を吊懸支持するものである(図1〜図4参
照)。
【0009】なお、ファイルホルダ2は、合成樹脂製ま
たは紙製の左右一対のカバー表紙2a,2bを中途で折
り畳んで底まち部2cを設け、前記左右一対のカバー表
紙2a,2bの上端には、前後長手の合成樹脂製等の張
出補強体6,6を接着剤等にて一体的に固着したもので
ある。この張出補強体6,6の前後部位には、後に詳述
する搬送ユニット3におけるファイルホルダ移送用の挟
持爪体39,39が係脱するための係合孔7が穿設され
ている。また、一方のカバー表紙2aには当該ファイル
ホルダ2を特定するためのバーコードを記入した紙片
(図示せず)を収納するポケット部8を備え、バーコー
ドを後述するバーコード読取機29からの検査用レーザ
光がバーコード紙片の表面に直接照射できるようにした
透かし孔9が穿設されている(図5参照)。
【0010】前記2つの収納棚ユニット1,1間には、
レールに沿って移動するスタッカークレーン10を配置
し、該スタッカークレーン10におけるコラム11に沿
って搬送ユニット3が上下動する。各収納棚ユニット1
の前面側には、ファイルホルダ2を収納した台車12を
入れる入出庫部13が設けられ、少なくとも一方の収納
棚ユニット1の前面にはファイルホルダ2を1つづつ緊
急に取り出しするための緊急出庫部14が設けられてい
る。
【0011】図示しない制御装置とその操作パネル15
(この操作パネル15は収納棚ユニット1から離れた箇
所に設置しても良い)への入力操作等にて、収納棚ユニ
ットの所定の収納箇所に搬送ユニット3を移動させて指
定されたファイルホルダ2を取り出し、入出庫部13内
に位置させた台車12にファイルホルダ2を入れるよう
に制御する。また、入出庫部13内に位置させた台車1
2からファイルホルダ2を取り出す搬送ユニット3にて
前記バーコードを読み取った後、スタッカークレーン1
0の横移動及び搬送ユニット3の縦移動により、収納棚
ユニット1における空の収納箇所の収納番地を検出し、
その箇所にファイルホルダ2を格納すると、前記制御装
置はファイルホルダ2の特定番号と、収納番地との対の
データとして記憶するので、次回にそのファイルホルダ
2を取り出す時には、ファイルホルダ2の特定番号を入
力すれば、所定の収納箇所に搬送ユニット3が自動的に
移動して取り出すことができる。
【0012】なお、前記台車12にも前記と同じ構成の
吊支レール体5を並設してあり、作業者は任意にファイ
ルホルダ2を差し込み吊懸する。また、一方の収納棚ユ
ニット1内には、バーコード読み取り不良、格納不良等
のファイルホルダ2を一時的に保管する臨時保管部16
が設けられている。次に、図6〜図18を参照しなが
ら、搬送ユニット3の構成について説明すると、搬送ユ
ニット3における箱型のケース17の前面は1つの出入
口として開放され、1つのファイルホルダ2の上端部で
ある張出補強体6の係合孔7に挟持係合する挟持搬送手
段18を、前記入出庫部13における台車12内または
収納棚ユニット1における吊懸箇所に対して前後(矢印
A方向及びB方向)に移動するように、前記出入口とケ
ース17内とにわたって設ける一方、ケース17内に
は、ファイルホルダ2の張出補強体6を1つづつ吊懸支
持するための複数の収納箱19a,19bを並設し、こ
の複数の収納箱19a,19bを前記出入口に対して前
記挟持搬送手段18の移動方向と平面視で交叉(直交)
するように、収納箱移動手段にて選択的に移動可能に構
成する。
【0013】さらに、ケース17における出入口には、
収納箱19aまたは19bから吊懸箇所に対してファイ
ルホルダ2を繰り出すとき、吊懸箇所における隣接する
ファイルホルダ2の上下中途部を横方向に偏位させて繰
り出すべきファイルホルダ2の収納隙間を確保するため
の左右一対の差し込み板21,21からなるリストアガ
イド手段20を設ける。
【0014】図6及び図7から理解できるように、リス
トアガイド手段20は前記出入口近傍に配置し、収納箱
19a,19bはその奥側に配置し、その前面が開放さ
れている。本実施例では、2つの収納箱19a,19b
が一体として移動するように連結され、ケース17の底
面のレール22,22に摺動自在に載置され、ケース1
7後部に固定された一方向回転する横移動用モータ23
とリンク24とからなる収納箱移動手段を介して矢印C
方向及びD方向に往復移動できる空間がある。なお、こ
の移動を検出するための横移動センサ25a,25bが
ケース17後部に配置されている。
【0015】各収納箱19a,19bの上端には、各フ
ァイルホルダ2における張出補強体6が摺動載置できる
左右一対の載置ガイドレール26,26が設けられてい
る。ケース17の出入口には、左右一対のL字状のブラ
ケット27,27に左右対の前ガイドレール28,28
が固定されており、ファイルホルダ2が矢印C方向及び
D方向に移動したとき各収納箱19a,19bにおける
載置ガイドレール26,26と前記前ガイドレール2
8,28との位相が一致して、ファイルホルダ2が通り
抜け可能となるように構成されている。
【0016】また、ケース17の一側に設けたバーコー
ド読み取り機29からの検出用の光は各収納箱19a,
19bの側面に穿設された孔30a,30bを通過して
各収納箱19a,19b内のファイルホルダ2における
バーコードを読取るのに用いられる。さらに、ケース1
7の左右両側に設けた光透過型センサ31a,31bに
てケース17内のファイルホルダ2の有無を検出する。
【0017】本実施例では、台車12または収納棚ユニ
ット1における吊懸箇所から搬送ユニット2内にファイ
ルホルダ2を取り込むときには、バーコード読取り機2
9から遠い側の収納箱19aに対して最初にファイルホ
ルダ2を収納し、次いで近い側の収納箱19bに対して
収納する。これにより、全てのファイルホルダ2おける
バーコードを読取ることができる。搬送ユニット2から
外に排出(送り出し)するときには、前記バーコード読
取り機29に近い側の収納箱19bのファイルホルダ2
から開始する。換言すると、先入れ、後出し形式とな
る。収納箱は3個以上10個程度であっても良い。
【0018】図11〜図14に示す挟持搬送手段18
は、ケース17内の上部に設けた前後長手のレール32
に摺動自在に載置され、前記載置ガイドレール26,2
6と前記前ガイドレール28,28との上方にわたって
往復移動するものである。挟持搬送手段18における本
体ブロック18aの一側に設けた係止部33に固定した
チェン34はチェンスプロケット35,35及び駆動モ
ータ36の駆動チェンスプロケット37に巻掛けられ、
駆動モータ36の正回転及び逆回転にて、図10の前進
位置(実線位置)から後部の待機位置(二点鎖線位置)
まで移動可能であり、本体ブロック18aの前面側に
は、前記載置ガイドレール26,26及び前ガイドレー
ル28,28間の上方に沿って移動する左右一対の案内
固定爪38,38とその下方で狭拡回動する左右一対の
挟持爪体39,39とが備えられている。案内固定爪3
8,38はファイルホルダ2における張出補強体6の先
端が多少開いていたり、湾曲変形していても誘い込める
ものであり、挟持爪体39,39を開いて確実に挟持解
除できるようにするためのものである。
【0019】図14に示すように、挟持爪体39,39
は各々一体的に回転する歯車対40,40にて互いに連
動回動し、一方の挟持爪体39の基端側に連結したリン
ク41と回動型電磁ソレノイド42とにて作動し、ケー
ス17の上板下面に前後長手方向に配置した供給電線
(図示せず)から本体ブロック18a上面に突設した一
対の給電子43,43を介して移動する電磁ソレノイド
42に常時電力供給される。なお、符号44は挟持爪体
39,39の先端39a,39a開き位置を規制すため
のストッパーであり、また、ファイルホルダ2における
係合孔7内で一対の挟持爪体39,39の先端39a,
39aが閉じることで、外れ不能となる。
【0020】さらに、本体ブロック18aの一側には、
横軸45にて上下回動可能に支持された側面視L字状の
ラッチレバー46の先端には、後述するリストアガイド
手段20を一定距離L1だけ前進させるための押圧ロー
ラ47と、その押圧を解除するための案内ローラ48と
が設けられており、付勢ばね49にて下向き付勢されて
いる。
【0021】次に、図6〜図8、図15及び図16を参
照しながら、リストアガイド手段20の構成について説
明する。本発明のリストアガイド手段20は、ケース1
7内面に設けた前後長手の上下及び左右対(合計4本)
のコ字状ガイドレール50に沿ってコロ52を介して移
動する4本の移動梁51と、該各移動梁51に枢軸53
を介して左右回動する4本のアーム54と、これらの右
上下アーム54及び左上下アーム54の各々先端に跨が
って固着された左右対の差し込み板21,21とからな
り、下側の左右の移動梁51,51は連結ブラケット5
5にて剛性を有するように補強されている。そして、各
アーム54は枢軸53箇所に遊嵌した捩じりばねにて左
右一対の差し込み板21,21の先端側が閉じる方向に
付勢され、且つ、移動梁51,51に固定したストッパ
ー片56,56にて前記左右の差し込み板21,21の
先端の左右間隔が、ファイルホルダ2の上部の厚みより
若干大きい間隔で保持されるように規制されている。ま
た、ケース17に一端を係止した復帰ばね57にて移動
梁51を後退方向(矢印B方向)に移動するように付勢
されている。符号58はその後退位置を規制し、その移
動の衝撃力を緩和するためのダンパーである。
【0022】前記挟持搬送手段18の本体ブロック18
aひいては挟持爪体39が後端待機位置から矢印A方向
に前進するとき、ラッチレバー46の押圧ローラ47が
一方の移動梁51の後端に設けた係止ブロック59の垂
直状後端面に当接して前方に押し出す。そして、ケース
17の内面またはガイドレール50に固定した山形案内
ブロック60に前記ラッチレバー46の案内ローラ48
が乗ると、当該ラッチレバー46は横軸45を中心にし
て上向き回動し、押圧ローラ47と係止ブロック59と
の係合が解除されるので、差し込み板21,21は距離
L1だけ前進した後、復帰ばね57の力にて後退する
(図16参照)。挟持搬送手段18の後退時に、ラッチ
レバー46における押圧ローラ47が係止ブロック59
における後方に向けて高い傾斜状の前端面に乗り上げる
ことができるので、当該係止ブロック59の後方に位置
すれば、挟持爪体39は前述の待機位置に戻ることがで
きる。
【0023】なお、ケース17内の収納箱19aまたは
19bに対してファイルホルダ2を取り込み完了した位
置、つまり、図7の二点鎖線で示すように載置ガイドレ
ール26上にファイルホルダ2の張出補強体6が載置さ
れて挟持爪体39,39が開く位置(図10の一点鎖線
参照)では、前記押圧ローラ47が係止ブロック59に
乗り上げる手前の位置となるようにしても良い。
【0024】次に、図7、図17〜図20を参照しなが
らファイルホルダ2の厚みを検出するための厚み検出手
段61について説明する。本実施例における厚み検出手
段61は前記リストアガイド手段20における左右対の
差し込み板21,21と収納箱19a,19bとの間の
空間に配置されるものであって、左右一対の縦軸62,
62と一体的に左右回動可能に装着された縦長のセンサ
体63a,63bと、搬送挟持手段18により吊懸箇所
から収納箱方向にファイルホルダ2を取り込むときこの
ファイルホルダ2の左右両カバー表紙2a,2bに接触
することにより回動する両センサ体63a,63bのう
ちの一方または双方の回動角度を検出するためのロータ
リエンコーダ64とからなる。ロータリエンコーダ64
の検出値からファイルホルダ2の左右両カバー表紙2
a,2b間の間隔のうち最も厚い部分の厚みを換算し検
出するものである。
【0025】本実施例では、ファイルホルダ2が接当す
る程度が異なることにより左右両センサ体63a,63
bの回動角度が食い違っていてもその回動角度の総和か
ら、ファイルホルダ2の厚みを正確に検出できるように
したものである。そのため、図17に示すように、一方
のセンサ体63bが取付けられた縦軸62は、ケース1
7に固定された支持ブラケット65に回動自在に支持さ
れており、縦軸62の下端には、センサ体63aと一体
的に回動するようにしたリンク板66が取付けられてい
る。このリンク板66にはラック67と左右長手の案内
溝68とが設けられている。他方のセンサ体63aと一
体的に回動する縦軸62は、上下対の支持ブラケット板
69,69に対して回動可能に嵌挿され、この上下支持
ブラケット板69,69は、連結体70に取付けられて
いる。連結体70の基部は、復帰ばね71付きのピン軸
72を介して支持ブラケット73に左右回動可能に装着
され、支持ブラケット73はケース17に固定されてい
る。縦軸62と一体的に回動する第1歯車74は上支持
ブラケット板69に回転可能に支持された第2歯車75
を介して第3歯車76を回動させる。この第3歯車76
にはロータリエンコーダ64が取りつけられている。前
記縦軸62の下端にて一体的に回動するように装着され
た第4歯車77は前記リンク板66におけるラック67
に噛み合うように配置されている。そして、前記縦軸6
2の下端はリンク板66における案内溝68に嵌挿され
て外れ不能となっている。
【0026】なお、支持ブラケット板69、連結体70
及び支持ブラケット73は、一方の差し込み板21の基
部側に穿設された通過孔78内に位置して、この差し込
み板21の回動時に互いに干渉しないように構成されて
いる。前記の構成により、図18に示すように、矢印B
方向に取り込まれるファイルホルダ2の左右の厚み(寸
法H1)にて、左右両センサ体63a,63bがE,
E′方向に回動する。右センサ体63bの回動にてリン
ク板66が回動するが、左センサ体63aにおける縦軸
62の下端が案内溝68に嵌まっているので、その縦軸
62における第4歯車77とリンク板66におけるラッ
ク67との噛み合いは外れない。従って、右センサ体6
3bの回動及び/または左センサ体63a自体の回動に
て、第4歯車77が回動し、その回動角度は縦軸62、
第1歯車74、第2歯車75を介して第3歯車76に伝
達されるので、この回動角度をロータリエンコーダ64
にて読取ることができるのである。このようにして、右
センサ体63bの回動角度と左センサ体63aの回動角
度の総和量をロータリエンコーダ64が検出することが
できるから、左右両のセンサ体63a,63bに対する
ファイルホルダ2の当たり(接触)が偏っていても、そ
の厚みを正確に検出することができるのである。他の実
施例として、各センサ体63a,63bごとにロータリ
エンコーダ64,64を装着してその両者の検出値を加
算してファイルホルダ2の厚みを正確に検出するように
しても良い。
【0027】なお、ファイルホルダ2の厚みを検出する
のは、入出庫部13内にて台車12から搬送ユニット3
方向にファイルホルダ2を移し代えるときのみ実行すれ
ば良い。ファイルホルダ2を収納箱19a,19bから
外に排出するときにも、左右両センサ体63a,63b
がF,F′方向に回動するが、この排出モード(繰り出
しモード)のときには、検出値を出力しないように、ま
たはその検出値データを記憶しないようにすれば良い。
収納棚ユニット1からファイルホルダ2を取り出す際に
その厚みをチェックして台車12への収納間隔の設定を
容易にする工夫を実行しても良い。
【0028】また、図19に示すように、左右両差し込
み板21,21の基部に設けた当接ローラ80が、矢印
F,F′方向に回動するセンサ体63a,63bにて押
圧されるように構成するか、センサ体を媒体とせず、フ
ァイルホルダ2を繰り出すとき、左右差し込み板21,
21の基部側の内側面にファイルホルダ2の端部に直接
当接することで、当該左右差し込み板21,21は枢軸
53箇所を中心にして開き回動するから、ファイルホル
ダ2を収納箱19a,19bから外に排出するとき、左
右両差し込み板21,21の相対向する内側面間の間隔
が広がり、挟持搬送手段18により押し出されるファイ
ルホルダ2左右両外側面との接触抵抗がなくなる(また
は少なくなる)ので、円滑な排出(送りだし)が可能と
なる。
【0029】次に、入出庫部13内の台車12から搬送
ユニット3へのファイルホルダ2取り込み(移し代え)
操作手順について説明する。準備段階として、搬送ユニ
ット3における挟持搬送手段18を待機位置(収納箱よ
り後方)に停止させておき、横移動用モータ23を作動
させて空状態の収納箱19a,19bを矢印D.ARA
に移動させ、バーコード読取機29より遠い側の収納箱
19aがセンサ体63a,63b間に位置するようにセ
ットする。
【0030】入出庫部13内の台車12の前面に位置さ
せた搬送ユニット3を、吊懸られたファイルホルダ2の
並列方向に走行させ、搬送ユニット3のケース17上に
設けたファイルホルダ有無センサ81にてファイルホル
ダ2の有無を検出し、ファイルホルダ2の前にて搬送ユ
ニット3の出入口の左右両差し込み板21,21がファ
イルホルダ2を左右両側に挟むような位置にて搬送ユニ
ット3を停止させる。
【0031】次いで、この状態で挟持搬送手段18を出
入口方向(矢印A方向)に前進させると、リストアガイ
ド手段20における移動梁51後端の係止ブロック59
をラッチレバー46の押圧ローラ47にて押し出すの
で、差し込み板2,21が前記吊懸位置のファイルホル
ダ2の左右両側に差し込まれる。そのまま挟持搬送手段
18は矢印A方向に前進し、本体ブロック18aにおけ
る開いた状態の挟持爪体39,39がファイルホルダ2
における係合孔7の箇所に来ると、本体ブロック18a
の前進を停止させると共に電磁ソレノイド42を作動さ
せ、両挟持爪体39,39を閉じる。他方、ラッチレバ
ー46の案内ローラ48が山形案内ブロック60に乗り
上げると、前記押圧ローラ47と係止ブロック59との
係合が外れ、復帰ばね49力にてリストアガイド手段2
0は後退する。
【0032】次いで、本体ブロック18aを矢印B方向
に後退させる。挟持されたファイルホルダ2が左右両セ
ンサ体63a,63bに接当して図20に示すように回
動させることより、当該ファイルホルダ2の厚みを検出
する。また、このファイルホルダ2の後退中に、収納箱
19a内のファイルホルダ2を特定するためバーコード
読取り機29にてバーコードを読み取り検出する。ファ
イルホルダ2上端の張出補強体6が収納箱19a上の載
置ガイドレール26にすっかり載ると、挟持爪体39,
39を開き、本体ブロック18aを待機位置まで一旦後
退させる。次いで、横移動用モータ23を作動させ、収
納箱19a,19bを矢印C方向に移動させ、収納箱1
9bが出入口と対面するようにセットし、前記と同様の
動作にて他方の収納箱19b内に別のファイルホルダ2
を取り込むのである。この動作は収納棚ユニット1から
搬送ユニット3にファイルホルダ2を取り込むときも同
様の手順で実行される。
【0033】次に、搬送ユニット3から収納棚ユニット
1の吊支レール体5,5の間にファイルホルダ2を格納
(差し込む)動作手順について説明する。本体ブロック
18aを待機位置まで後退させた状態で、収納箱19b
が出入口と対面するようにセットし、次いで、本体ブロ
ック18aを矢印A方向に前進させ、一旦停止の後、両
挟持爪体39,39を閉じて係合孔7に係合させ、さら
に本体ブロック18aを前進させる。これにより、図1
9に示すように、ファイルホルダ2の端部にて左右両セ
ンサ体63a,63b間を押し広げ、当接ローラ80,
80を介して差し込み板21,21の間隔を若干拡げ
る。このとき略同時に前記ラッチレバー26にて係合ブ
ロック59を押すので、タストアガイド手段20は前進
し、左右両差し込み板21,21が収納棚ユニット1に
おける所定の収納箇所の左右間隔を確保するようにな
る。従って、この収納箇所に隣接して既に吊支レール体
5,5にファイルホルダ2が存在しているときには、こ
の左右両側のファイルホルダ2,2を横方向に偏位させ
て収納(格納)すべきファイルホルダ2を挿入し易いよ
うにするのである。しかも、ファイルホルダ2の厚みに
応じて差し込み板21,21が開き回動するので、基部
側の左右間隔が固定的な差し込み板21,21に比べ
て、その必要長さを短くでき、搬送ユニット3をコンパ
クトにすることができる。
【0034】本体ブロック18が最前進した位置で停止
すると、ファイルホルダ2は収納棚ユニット1における
吊支レール体5,5に吊支された状態となるので、挟持
爪体39,39を開き、本体ブロック18aを待機位置
まで後退させる。次いで、横移動用モータ23を作動さ
せ、収納箱19a,19bを矢印C方向に移動させ、収
納箱19aが出入口と対面するようにセットし、前記と
同様の動作にて他方の収納箱19a内に別のファイルホ
ルダ2を送り出すのである。この動作は搬送ユニット3
から台車12にファイルホルダ2を排出するときも同様
の手順で実行される。
【0035】本発明においては、リストアガイド手段2
0における左右の差し込み板21,21の回動中心(枢
軸53)は収納箱の前寄り部位に配置しても良いが、出
入口に対して遠い奥側に配置すればするほど、開き回動
時において、当該左右両差し込み板21,21の基部側
の左右間隔の変動と先端側の左右間隔の変動の程度に急
激な変化がなくなる。その場合、予め左右両差し込み板
21,21の先端間の間隔を基部側の左右間隔より若干
小さくなるように形成しておけば、前記開き回動時に先
端間の間隔だけが必要以上に大きく開くような動作をし
なくなるので、隣接するファイルホルダを横方向に大き
く偏位させるような抵抗の大きい動作をしなくて良い。
【0036】また、向かい合う収納棚ユニット1,1の
一方に対してファイルホルダの送り出しまたは取り込み
作業を実行し、他方の収納棚ユニット1に対しても同様
の作業を実行するため、スタッカークレーン10のコラ
ム11に対して搬送ユニット3の向きを180度変更で
きるようにすれば良い。この搬送ユニット3の水平回動
の構造に代えて、搬送ユニット3のケース17の前後両
側に出入口を形成し、両出入口に対してリストアガイド
手段20、厚み検出手段61を前後対称状に設ける一
方、複数の収納箱はその各々の前後が開放されるように
形成し、さらに図示しない横移動手段にて複数の収納箱
が一斉に矢印CまたはD方向に横移動するように構成
し、共用すべき挟持搬送手段18における本体ブロック
18aの前後に対の案内固定爪38及び挟持爪体39と
その作動機構である電磁ソレノイド42等を設けて各収
納箱に対するファイルホルダの出し入れを前記前後両方
の出入口に対して実行出来るように構成しても良いので
ある。
【0037】なお、前記実施例では収納棚ユニットの前
面に沿って移動するスタッカークレーン10に、搬送ユ
ニット3を上下動するように設けたが、収納棚ユニット
における上下各段毎に搬送ユニット3を横移動するよう
に構成しても良いのである。
【0038】
【発明の作用・効果】前述したように、請求項1の発明
によれば、収納棚ユニットに並列状に配置された吊懸箇
所に対して該収納棚ユニットに前面に沿って移動する搬
送ユニットの出入口を介してファイルホルダを出し入れ
するように構成してなるファイルホルダの自動取り出し
格納装置において、搬送ユニットには、一つのファイル
ホルダの上部を挟持する挟持搬送手段を、搬送ユニット
における出入口及び前記吊懸箇所に対して前後移動する
ように設け、前記搬送ユニットにおける出入口には、先
端の間隔が狭くなるように回動付勢された左右一対の差
し込み板からなるリストアガイド手段を設け、前記挟持
搬送手段にて前記出入口に臨んだ位置から吊懸箇所に対
してファイルホルダを繰り出すとき、当該挟持搬送手段
にてリストアガイド手段を吊懸箇所に向かって前進動さ
せ、且つ繰り出すファイルホルダにて前記左右一対の差
し込み板の内側間隔を押し広げるように構成したから、
繰り出すべきファイルホルダの厚みに応じて左右の差し
込み板を開くことができる。従って、格納箇所で隣接し
て吊懸られたファイルホルダのために格納空間が狭めら
れていても、リストアガイド手段における左右一対の差
し込み板の間を通過してファイルホルダを排出できるか
ら、隣接するファイルホルダと干渉することがなく、収
納箱から吊懸箇所に対してファイルホルダを繰り出すと
き、当該ファイルホルダの収納隙間を確保することがで
きて、円滑にファイルホルダを格納することができると
いう効果を奏する。
【0039】そして、一対の差し込み板の基部側の左右
間隔を固定的に配置した従来のものに比べて差し込み板
の前後長さを短いものにしても、円滑にファイルホルダ
を排出させることができるので、搬送ユニットの前後長
さを短くできると共に収納棚ユニットの前面との間隔も
短くできて、装置全体に無駄空間をなくすことができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファイルホルダの自動取り出し格納装置の一部
破断斜視図である。
【図2】ファイルホルダの吊懸箇所の側断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視正面図である。
【図5】ファイルホルダの斜視図である。
【図6】図7のVI−VI矢視で示す搬送ユニットの断面図
である。
【図7】図6のVII −VII 矢視断面図である。
【図8】図7の VIII −VIII矢視図である。
【図9】図7のIX−IX矢視断面図である。
【図10】挟持搬送手段の移動範囲を示す平面図であ
る。
【図11】挟持搬送手段における本体ブロックの平面図
である。
【図12】本体ブロックの一部破断側面図である。
【図13】本体ブロックの正面図である。
【図14】本体ブロックによる挟持作用説明図である。
【図15】リストアガイド手段の斜視図である。
【図16】リストアガイド手段の側面図である。
【図17】厚み検出手段の部品斜視図である。
【図18】厚み検出手段の平面で示す作用説明図であ
る。
【図19】厚み検出手段とリストアガイド手段の位置関
係を示す斜視図である。
【図20】ファイルホルダの取り込み時の作用説明図で
ある。
【図21】ファイルホルダの排出時の作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1 収納棚ユニット 2 ファイルホルダ 3 搬送ユニット 5,5 吊支レール体 6 張出補強体 7 係合孔 10 スタッカークレーン 12 台車 13 入出庫部 17 ケース 18 挟持搬送手段 18a 本体ブロック 19a,19b 収納箱 20 リストアガイド手段 21,21 差し込み板 23 横移動用モータ 24 リンク 29 バーコード読取機 34 チェン 36 駆動モータ 39,39 挟持爪体 42 電磁ソレノイド 46 ラッチレバー 47 押圧ローラ 48 案内ローラ 50 ガイドレール 51 移動梁 52 コロ 53 枢軸 54 アーム 59 係止ブロック 60 山形案内ブロック 61 厚み検出手段 63a,63b センサ体 64 ロータリエンコーダ 80 当接ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納棚ユニットに並列状に配置された吊
    懸箇所に対して該収納棚ユニットに前面に沿って移動す
    る搬送ユニットの出入口を介してファイルホルダを出し
    入れするように構成してなるファイルホルダの自動取り
    出し格納装置において、搬送ユニットには、一つのファ
    イルホルダの上部を挟持する挟持搬送手段を、搬送ユニ
    ットにおける出入口及び前記吊懸箇所に対して前後移動
    するように設け、前記搬送ユニットにおける出入口に
    は、先端の間隔が狭くなるように回動付勢された左右一
    対の差し込み板からなるリストアガイド手段を設け、前
    記挟持搬送手段にて前記出入口に臨んだ位置から吊懸箇
    所に対してファイルホルダを繰り出すとき、当該挟持搬
    送手段にてリストアガイド手段を吊懸箇所に向かって前
    進動させ、且つ繰り出すファイルホルダにて前記左右一
    対の差し込み板の内側間隔を押し広げるように構成した
    ことを特徴とするファイルホルダの自動取り出し格納装
    置。
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