JPH1081737A - 樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた塗膜又は電子写真感光体 - Google Patents
樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた塗膜又は電子写真感光体Info
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- JPH1081737A JPH1081737A JP23556196A JP23556196A JPH1081737A JP H1081737 A JPH1081737 A JP H1081737A JP 23556196 A JP23556196 A JP 23556196A JP 23556196 A JP23556196 A JP 23556196A JP H1081737 A JPH1081737 A JP H1081737A
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- G03G5/056—Polyesters
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 透明性が優れ、溶剤溶解性に優れ、特に耐摩
耗性に優れた樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを
使用した塗膜又は電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 芳香族ジカルボン酸残基と芳香族ジオー
ル残基を主成分とする縮重合部で構成される芳香族ポリ
エステル部(A)5〜70重量%と、芳香族ジカルボン
酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族ジオール残
基を主成分とする縮重合部で構成されるポリエステル部
(B)10〜75重量%と、芳香族ジカルボン酸残基と
炭酸残基を主成分とする縮重合部から構成されるポリカ
ーボネート部(C)20〜85重量%とからなり、これ
らの各部が化学的結合をしており、かつ数平均分子量
(Mn)が2, 000〜200, 000である樹脂組成
物。
耗性に優れた樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを
使用した塗膜又は電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 芳香族ジカルボン酸残基と芳香族ジオー
ル残基を主成分とする縮重合部で構成される芳香族ポリ
エステル部(A)5〜70重量%と、芳香族ジカルボン
酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族ジオール残
基を主成分とする縮重合部で構成されるポリエステル部
(B)10〜75重量%と、芳香族ジカルボン酸残基と
炭酸残基を主成分とする縮重合部から構成されるポリカ
ーボネート部(C)20〜85重量%とからなり、これ
らの各部が化学的結合をしており、かつ数平均分子量
(Mn)が2, 000〜200, 000である樹脂組成
物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂組成物及びそ
の製造方法並びにそれを用いた塗膜又は電子写真感光体
に関するものであり、より詳しくは、耐摩耗性に優れ、
透明性に優れ、さらに溶剤溶解性に優れる、芳香族ポリ
エステル−ポリエステル−ポリカーボネート系共重合体
よりなる樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用い
た塗膜又は電子写真感光体に関するものである。
の製造方法並びにそれを用いた塗膜又は電子写真感光体
に関するものであり、より詳しくは、耐摩耗性に優れ、
透明性に優れ、さらに溶剤溶解性に優れる、芳香族ポリ
エステル−ポリエステル−ポリカーボネート系共重合体
よりなる樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用い
た塗膜又は電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、透明性、耐摩耗性を有する塗膜用
樹脂は、電気、電子、機械分野など、様々な用途に使用
されている。金属をはじめ材料表面を樹脂によりコーテ
ィングを行うことは広くなされている。その方法として
は、樹脂を熱により溶融させ、材料にコーティングする
方法と、樹脂を溶媒に溶解させ溶液状態にした後、材料
に塗布し乾燥する方法がある。樹脂を熱により溶融さ
せ、材料にコーティングする方法は、樹脂が熱可塑性樹
脂に限られ、熱による分解をはじめ樹脂の劣化や樹脂の
膜厚を制御することや添加剤を加えることが困難であ
る。一方、樹脂を溶媒に溶解させ溶液状態にした後、材
料に塗布し乾燥する方法は、膜厚を制御することや添加
剤を加えることが容易であることから、広く利用される
方法である。電気、電子、機械分野などに使用される透
明性、耐摩耗性を有する塗膜用樹脂は利用性が高く、様
々な研究が行われてきた。
樹脂は、電気、電子、機械分野など、様々な用途に使用
されている。金属をはじめ材料表面を樹脂によりコーテ
ィングを行うことは広くなされている。その方法として
は、樹脂を熱により溶融させ、材料にコーティングする
方法と、樹脂を溶媒に溶解させ溶液状態にした後、材料
に塗布し乾燥する方法がある。樹脂を熱により溶融さ
せ、材料にコーティングする方法は、樹脂が熱可塑性樹
脂に限られ、熱による分解をはじめ樹脂の劣化や樹脂の
膜厚を制御することや添加剤を加えることが困難であ
る。一方、樹脂を溶媒に溶解させ溶液状態にした後、材
料に塗布し乾燥する方法は、膜厚を制御することや添加
剤を加えることが容易であることから、広く利用される
方法である。電気、電子、機械分野などに使用される透
明性、耐摩耗性を有する塗膜用樹脂は利用性が高く、様
々な研究が行われてきた。
【0003】特に、上記塗膜用樹脂は、有機感光体のバ
インダー樹脂として多く利用されている。有機感光体
は、電子写真感光体として加工性がよく、製造コストの
面で有利であるとともに、機能設計の自由度が大きなこ
とが知られている。この有機感光体は、通常導電性基板
上に感光層が形成されており、上記感光層としては、光
照射により電荷を発生する電荷発生材料と発生した電荷
を移動する電荷移動材料とバインダー樹脂とを含有する
単層型感光層や、電荷発生材料とバインダー樹脂とを有
する電荷発生層と、電荷移動材料とバインダー樹脂とを
有する電荷移動層とにより、各種機能を分離した積層型
感光層が知られている。
インダー樹脂として多く利用されている。有機感光体
は、電子写真感光体として加工性がよく、製造コストの
面で有利であるとともに、機能設計の自由度が大きなこ
とが知られている。この有機感光体は、通常導電性基板
上に感光層が形成されており、上記感光層としては、光
照射により電荷を発生する電荷発生材料と発生した電荷
を移動する電荷移動材料とバインダー樹脂とを含有する
単層型感光層や、電荷発生材料とバインダー樹脂とを有
する電荷発生層と、電荷移動材料とバインダー樹脂とを
有する電荷移動層とにより、各種機能を分離した積層型
感光層が知られている。
【0004】一方、電子写真プロセスにおいては、コロ
ナ帯電、トナーによる現像、転写及びクリーニング工程
などが繰り返し行われるので、光や電気的及び機械的作
用に対して感光層が耐摩耗性、耐擦傷性等に優れ、耐久
性を有し、種々の環境下で繰り返し使用しても感光特
性、帯電特性等が低下しないことが必要とされている。
この有機感光体を用いた複写機やプリンターが年々多く
なっている。これは400〜800nmの広範囲の波長
に感度をもち無機感光体と比べても感度がよく、製造コ
ストが安価であることが挙げられる。しかし、無機感光
体のa−Si、a−Se系の感光体の機械的耐久性を比
較すると摩耗しやすく、それによる感度低下が発生す
る。耐摩耗性、耐擦傷性に関しては、バインダー樹脂の
選択によりほとんど決定されると言っても過言ではない
が、実用上は限られた耐摩擦性能にとどまっているのが
現状である。
ナ帯電、トナーによる現像、転写及びクリーニング工程
などが繰り返し行われるので、光や電気的及び機械的作
用に対して感光層が耐摩耗性、耐擦傷性等に優れ、耐久
性を有し、種々の環境下で繰り返し使用しても感光特
性、帯電特性等が低下しないことが必要とされている。
この有機感光体を用いた複写機やプリンターが年々多く
なっている。これは400〜800nmの広範囲の波長
に感度をもち無機感光体と比べても感度がよく、製造コ
ストが安価であることが挙げられる。しかし、無機感光
体のa−Si、a−Se系の感光体の機械的耐久性を比
較すると摩耗しやすく、それによる感度低下が発生す
る。耐摩耗性、耐擦傷性に関しては、バインダー樹脂の
選択によりほとんど決定されると言っても過言ではない
が、実用上は限られた耐摩擦性能にとどまっているのが
現状である。
【0005】電子写真感光体の耐摩耗性を向上させる方
法として、各種のオレフィン系及びエンプラ系バインダ
ー樹脂が検討され、中には異なる樹脂同士をブレンドし
たものなど試みられてきた。他の方法として、バインダ
ー樹脂中に耐摩耗性を有するシリコン樹脂やフッ素樹脂
を分散させたもの、熱、光硬化性樹脂を使用したもの、
電子写真感光体の最外層に保護層を有したもの、電荷移
動層を2層に分け最外層に耐摩耗性を有する樹脂を使用
するなど、様々な検討がなされている。しかしながら、
従来公知の電子写真感光体としては、耐摩耗性が向上し
ても電気特性が劣るなど十分満足できるものではなかっ
た。
法として、各種のオレフィン系及びエンプラ系バインダ
ー樹脂が検討され、中には異なる樹脂同士をブレンドし
たものなど試みられてきた。他の方法として、バインダ
ー樹脂中に耐摩耗性を有するシリコン樹脂やフッ素樹脂
を分散させたもの、熱、光硬化性樹脂を使用したもの、
電子写真感光体の最外層に保護層を有したもの、電荷移
動層を2層に分け最外層に耐摩耗性を有する樹脂を使用
するなど、様々な検討がなされている。しかしながら、
従来公知の電子写真感光体としては、耐摩耗性が向上し
ても電気特性が劣るなど十分満足できるものではなかっ
た。
【0006】また、各種のオレフィン系及びエンプラ系
バインダー樹脂が検討され、耐摩耗性、帯電特性、感
度、残留電位などの面で、ビスフェノールA型ポリカー
ボネートが良好な特性を発揮することが知られている。
しかし、ビスフェノールA型ポリカーボネートは、高分
子の結晶性が高いため、その溶液はゲル化を起こしやす
く、1〜4日程度で使用不可能となるという欠点を有す
る。また、塗布により膜形成を行うと塗膜形成時に膜表
面に結晶性ポリカーボネートが析出して凸部が生じやす
く、トナーの付着が起こり、クリーニング不良による画
像欠陥が生じやすい。そこで、結晶性を抑えたビスフェ
ノールZ型ポリカーボネートが検討され、その溶液はゲ
ル化を起こし難くなった。しかし、現在、複写機、プリ
ンターの高速化が進み、ポリカーボネートの耐摩耗性で
は満足できない状態にある。
バインダー樹脂が検討され、耐摩耗性、帯電特性、感
度、残留電位などの面で、ビスフェノールA型ポリカー
ボネートが良好な特性を発揮することが知られている。
しかし、ビスフェノールA型ポリカーボネートは、高分
子の結晶性が高いため、その溶液はゲル化を起こしやす
く、1〜4日程度で使用不可能となるという欠点を有す
る。また、塗布により膜形成を行うと塗膜形成時に膜表
面に結晶性ポリカーボネートが析出して凸部が生じやす
く、トナーの付着が起こり、クリーニング不良による画
像欠陥が生じやすい。そこで、結晶性を抑えたビスフェ
ノールZ型ポリカーボネートが検討され、その溶液はゲ
ル化を起こし難くなった。しかし、現在、複写機、プリ
ンターの高速化が進み、ポリカーボネートの耐摩耗性で
は満足できない状態にある。
【0007】例えば、異なる樹脂同士をブレンドしバイ
ンダー樹脂として使用したものとして、特開平5ー34
951公報には、ビスフェノールZ型ポリカーボネート
とエーテルイミド又はウレタン又はポリアリレートをブ
レンドしたもの、特開平6ー273948公報には、ポ
リカーボネートとポリエステルをブレンドしたもの、特
開平6ー289629公報には、ポリカーボネートとポ
リエステルとポリアリレートをブレンドしたもの、特開
平1ー282558公報には、ポリカーボネートとポリ
エステルをブレンドしたもの、また、特開昭57ー40
51公報には、ポリカーボネートとポリスチレン−アク
リル酸エステルをブレンドしたもの、さらに特開昭63
ー293548公報には、ポリスチレン−アクリロニト
リルとポリフェニレンオキサイドをブレンドしたものを
バインダー樹脂として使用することが開示されている。
しかし、これらのブレンド系バインダー樹脂は、塗工溶
媒が限定され、しかも各々樹脂と溶媒との相溶性が異な
るため、長時間放置すると相分離を起こし、塗工溶液の
安定性が十分とは言えなかった。
ンダー樹脂として使用したものとして、特開平5ー34
951公報には、ビスフェノールZ型ポリカーボネート
とエーテルイミド又はウレタン又はポリアリレートをブ
レンドしたもの、特開平6ー273948公報には、ポ
リカーボネートとポリエステルをブレンドしたもの、特
開平6ー289629公報には、ポリカーボネートとポ
リエステルとポリアリレートをブレンドしたもの、特開
平1ー282558公報には、ポリカーボネートとポリ
エステルをブレンドしたもの、また、特開昭57ー40
51公報には、ポリカーボネートとポリスチレン−アク
リル酸エステルをブレンドしたもの、さらに特開昭63
ー293548公報には、ポリスチレン−アクリロニト
リルとポリフェニレンオキサイドをブレンドしたものを
バインダー樹脂として使用することが開示されている。
しかし、これらのブレンド系バインダー樹脂は、塗工溶
媒が限定され、しかも各々樹脂と溶媒との相溶性が異な
るため、長時間放置すると相分離を起こし、塗工溶液の
安定性が十分とは言えなかった。
【0008】また、特開昭63ー65449公報には、
バインダー樹脂中に耐摩耗性を有する、シリコン樹脂や
フッ素樹脂の分散物を使用することが開示されている。
しかし、これらの樹脂は電荷移動剤及びバインダー樹脂
との相溶性が悪く、電荷移動層の不透明化が起こり、不
透明部の光線透過率のムラが発生し、感度ムラによる地
肌汚れが発生するという問題点を有している。
バインダー樹脂中に耐摩耗性を有する、シリコン樹脂や
フッ素樹脂の分散物を使用することが開示されている。
しかし、これらの樹脂は電荷移動剤及びバインダー樹脂
との相溶性が悪く、電荷移動層の不透明化が起こり、不
透明部の光線透過率のムラが発生し、感度ムラによる地
肌汚れが発生するという問題点を有している。
【0009】さらに、特開昭58ー17448公報に
は、バインダー樹脂に熱硬化性樹脂であるウレタン、エ
ポキシを使用することが、特開平5ー40358公報に
は、エポキシを光硬化させバインダー樹脂として使用す
ることが開示されている。そして、特開平4ー2066
51公報には、アクリル系重合性モノマーを光開始剤よ
り光硬化させバインダー樹脂として使用することが開示
されている。しかし、硬化時の電荷発生剤及び電荷移動
剤の反応劣化や未反応官能基や重合開始剤等の副生成物
が不純物として残留し、電気特性の悪化を招くなど問題
点を有している。特開平1ー172951公報、特開平
2ー158746公報、特開平5ー216249公報に
は、電子写真感光体の最外層に保護層を設け、耐摩耗性
を向上することが開示されている。また、特開平5ー7
2751公報には、電荷移動層を2層に分け最外層に耐
摩耗性を有する樹脂を使用する方法が開示されている。
しかし、保護層又は電荷移動層を2層に分け最外層を設
けたものは、層と層との界面の乱れによる帯電性の不安
定化、連続繰り返しによる残留電位の蓄積及びキズによ
ると思われる白スジ、黒スジなどが発生しやすいという
問題点がある。
は、バインダー樹脂に熱硬化性樹脂であるウレタン、エ
ポキシを使用することが、特開平5ー40358公報に
は、エポキシを光硬化させバインダー樹脂として使用す
ることが開示されている。そして、特開平4ー2066
51公報には、アクリル系重合性モノマーを光開始剤よ
り光硬化させバインダー樹脂として使用することが開示
されている。しかし、硬化時の電荷発生剤及び電荷移動
剤の反応劣化や未反応官能基や重合開始剤等の副生成物
が不純物として残留し、電気特性の悪化を招くなど問題
点を有している。特開平1ー172951公報、特開平
2ー158746公報、特開平5ー216249公報に
は、電子写真感光体の最外層に保護層を設け、耐摩耗性
を向上することが開示されている。また、特開平5ー7
2751公報には、電荷移動層を2層に分け最外層に耐
摩耗性を有する樹脂を使用する方法が開示されている。
しかし、保護層又は電荷移動層を2層に分け最外層を設
けたものは、層と層との界面の乱れによる帯電性の不安
定化、連続繰り返しによる残留電位の蓄積及びキズによ
ると思われる白スジ、黒スジなどが発生しやすいという
問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、透明性に優れ、溶剤溶解性に優れ、特に耐摩耗
性に優れた芳香族ポリエステル−ポリエステル−ポリカ
ーボネート系樹脂組成物及びその製造方法を提供するこ
とにあり、また、この芳香族ポリエステル−ポリエステ
ル−ポリカーボネート系樹脂組成物を塗膜又は感光層の
バインダー樹脂として用いた、上記の問題点を解決し、
長時間にわたって優れた透明性、溶剤溶解性及び耐摩耗
性を保つ実用上優れた電子写真感光体を提供することに
ある。
目的は、透明性に優れ、溶剤溶解性に優れ、特に耐摩耗
性に優れた芳香族ポリエステル−ポリエステル−ポリカ
ーボネート系樹脂組成物及びその製造方法を提供するこ
とにあり、また、この芳香族ポリエステル−ポリエステ
ル−ポリカーボネート系樹脂組成物を塗膜又は感光層の
バインダー樹脂として用いた、上記の問題点を解決し、
長時間にわたって優れた透明性、溶剤溶解性及び耐摩耗
性を保つ実用上優れた電子写真感光体を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、芳香族ポリ
エステル−ポリエステル−ポリカーボネート系樹脂組成
物が透明性、溶剤溶解性及び耐摩耗性に優れること、及
びこれが塗料又は電子写真感光体のバインダー樹脂とし
て好適であり、これを用いた塗料又は電子写真感光体が
耐摩耗性に優れることを見出し、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、芳香族ポリ
エステル−ポリエステル−ポリカーボネート系樹脂組成
物が透明性、溶剤溶解性及び耐摩耗性に優れること、及
びこれが塗料又は電子写真感光体のバインダー樹脂とし
て好適であり、これを用いた塗料又は電子写真感光体が
耐摩耗性に優れることを見出し、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、芳香族ジカルボン酸
残基と芳香族ジオール残基を主成分とする縮重合部で構
成される芳香族ポリエステル部(A)5〜70重量%
と、芳香族ジカルボン酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残
基と脂肪族ジオール残基を主成分とする縮重合部で構成
されるポリエステル部(B)10〜75重量%と、芳香
族ジカルボン酸残基と炭酸残基を主成分とする縮重合部
から構成されるポリカーボネート部(C)20〜85重
量%とからなり、これらの各部が化学的結合をしてお
り、かつ数平均分子量(Mn)が2, 000〜200,
000、ASTMD638による引張破断時の伸び率が
50%以上、厚さ15μmの塗膜の400〜800nm
領域における光線透過率が70%以上、25℃における
クロロホルム又は塩化メチレンに対する溶解度が10g
/100ml以上である樹脂組成物である。
残基と芳香族ジオール残基を主成分とする縮重合部で構
成される芳香族ポリエステル部(A)5〜70重量%
と、芳香族ジカルボン酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残
基と脂肪族ジオール残基を主成分とする縮重合部で構成
されるポリエステル部(B)10〜75重量%と、芳香
族ジカルボン酸残基と炭酸残基を主成分とする縮重合部
から構成されるポリカーボネート部(C)20〜85重
量%とからなり、これらの各部が化学的結合をしてお
り、かつ数平均分子量(Mn)が2, 000〜200,
000、ASTMD638による引張破断時の伸び率が
50%以上、厚さ15μmの塗膜の400〜800nm
領域における光線透過率が70%以上、25℃における
クロロホルム又は塩化メチレンに対する溶解度が10g
/100ml以上である樹脂組成物である。
【0013】また、本発明は、芳香族ジカルボン酸残基
と芳香族ジオール残基を主成分とする縮重合部で構成さ
れる芳香族ポリエステル樹脂5〜70重量%と、芳香族
ジカルボン酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族
ジオール残基を主成分とする縮重合部で構成されるポリ
エステル樹脂10〜75重量%と、芳香族ジカルボン酸
残基と炭酸残基を主成分とする縮重合部から構成される
ポリカーボネート樹脂20〜85重量%とを、エステル
重合触媒の存在又は不存在下に、相が1相となるまで溶
融混練することを特徴とする上記の樹脂組成物の製造方
法である。
と芳香族ジオール残基を主成分とする縮重合部で構成さ
れる芳香族ポリエステル樹脂5〜70重量%と、芳香族
ジカルボン酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族
ジオール残基を主成分とする縮重合部で構成されるポリ
エステル樹脂10〜75重量%と、芳香族ジカルボン酸
残基と炭酸残基を主成分とする縮重合部から構成される
ポリカーボネート樹脂20〜85重量%とを、エステル
重合触媒の存在又は不存在下に、相が1相となるまで溶
融混練することを特徴とする上記の樹脂組成物の製造方
法である。
【0014】さらに、本発明は、上記の樹脂組成物から
形成された塗膜であって、光線透過率が15μm厚みで
400〜800nm領域で70%以上である塗膜であ
る。
形成された塗膜であって、光線透過率が15μm厚みで
400〜800nm領域で70%以上である塗膜であ
る。
【0015】さらにまた、本発明は、導電性基体上に感
光層を有する電子写真感光体において、該感光層がバイ
ンダー樹脂として上記の樹脂組成物を含有してなる電子
写真感光体である。
光層を有する電子写真感光体において、該感光層がバイ
ンダー樹脂として上記の樹脂組成物を含有してなる電子
写真感光体である。
【0016】以下、本発明の樹脂組成物について説明す
る。本発明の樹脂組成物は、基本的に、芳香族ポリエス
テル部(A)と、ポリエステル部(B)と、ポリカーボ
ネート部(C)とからなり、これらの各部が化学的に結
合しており、かつ以下に詳述する特定の物性を有するも
のである。
る。本発明の樹脂組成物は、基本的に、芳香族ポリエス
テル部(A)と、ポリエステル部(B)と、ポリカーボ
ネート部(C)とからなり、これらの各部が化学的に結
合しており、かつ以下に詳述する特定の物性を有するも
のである。
【0017】まず、芳香族ポリエステル部(A)は、芳
香族ジカルボン酸残基と芳香族ジオール残基を主成分と
する縮重合部(エステル結合)で構成される。
香族ジカルボン酸残基と芳香族ジオール残基を主成分と
する縮重合部(エステル結合)で構成される。
【0018】この芳香族ジカルボン酸残基の原料となる
芳香族ジカルボン酸化合物を例示すると、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1,4−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェン酸など(酸無水物、酸ハライド
等の誘導体を含む。以下、同じ)が挙げられ、これらを
単独で使用しても、2種類以上混合して使用してもよ
い。なかでも、テレフタル酸とイソフタル酸の25/7
5〜75/25の混合物が好ましい。
芳香族ジカルボン酸化合物を例示すると、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1,4−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェン酸など(酸無水物、酸ハライド
等の誘導体を含む。以下、同じ)が挙げられ、これらを
単独で使用しても、2種類以上混合して使用してもよ
い。なかでも、テレフタル酸とイソフタル酸の25/7
5〜75/25の混合物が好ましい。
【0019】この芳香族ジオール残基の原料となる芳香
族ジオール化合物を例示すると、2, 2’−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン(以下「ビスフェノール
A」と略称する)、4, 4’−(1−メチル−エチリデ
ン)ビス(2−メチルフェノール)(以下「ビスフェノ
ールC」と略称する)、4, 4’−シクロヘキシリデン
ビスフェノール(以下「ビスフェノールZ」と略称す
る)、4, 4’−エチリデンビスフェノール、4, 4’
−メチリデンビス(2, 6−ジメチルフェノール)、
4, 4’−(1, 3−ジメチルブチリデン)ビスフェノ
ール、4, 4’−(1−メチルエチリデン)ビス(2,
6−ジメチルフェノール)、4, 4’−(1−フェニル
エチリデン)ビスフェノール、5, 5’−(1−メチル
エチリデン)(1, 1’−ビフェニル)−2−オール、
(1, 1’−ビフェニル)−4, 4’−ジオール、4,
4’−メチレンビスフェノール、4, 4’−メチレンビ
ス(2−メチルフェノール)、4, 4’−(1−メチル
−プロピリデン)ビスフェノール、4, 4’−(2−メ
チル−プロピリデン)ビスフェノール、4, 4−(フェ
ニルメチレン)ビスフェノール、4, 4’−シクロヘキ
シリデンビス(3−メチルフェノール)、4, 4’−
(9H−フルオレン−9−イリデン)ビスフェノール、
5, 5’−(1, 1’−シクロヘキシリデン)ビス
(1, 1’−ビフェニル)−2−オール、4, 4’−オ
キシビスフェノール、ビス(4−ヒドロキシ−フェニ
ル)メタノン、4, 4’−(ジフェニル−メチレン)ビ
スフェノール、4,4’−プロピリデンビスフェノー
ル、4, 4’−(1−エチルエチリデン)ビスフェノー
ル、4, 4’−(3−メチルブチリデン)ビスフェノー
ル、4, 4’−シクロペンチリデンビスフェノール、
4, 4’−シクロペンチリデンビス(2−メチルフェノ
ール)、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブ
ロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサ
フルオロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、4,4−ビフェノール、3,3’,5,5’−
テトラメチル−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、
4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン等の芳香族ジオ
ールが挙げられ、これらを単独で使用してもよいし、2
種類以上を併用してもよい。特に、ビスフェノールA、
ビスフェノールC、ビスフェノールZが好適に使用され
る。
族ジオール化合物を例示すると、2, 2’−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン(以下「ビスフェノール
A」と略称する)、4, 4’−(1−メチル−エチリデ
ン)ビス(2−メチルフェノール)(以下「ビスフェノ
ールC」と略称する)、4, 4’−シクロヘキシリデン
ビスフェノール(以下「ビスフェノールZ」と略称す
る)、4, 4’−エチリデンビスフェノール、4, 4’
−メチリデンビス(2, 6−ジメチルフェノール)、
4, 4’−(1, 3−ジメチルブチリデン)ビスフェノ
ール、4, 4’−(1−メチルエチリデン)ビス(2,
6−ジメチルフェノール)、4, 4’−(1−フェニル
エチリデン)ビスフェノール、5, 5’−(1−メチル
エチリデン)(1, 1’−ビフェニル)−2−オール、
(1, 1’−ビフェニル)−4, 4’−ジオール、4,
4’−メチレンビスフェノール、4, 4’−メチレンビ
ス(2−メチルフェノール)、4, 4’−(1−メチル
−プロピリデン)ビスフェノール、4, 4’−(2−メ
チル−プロピリデン)ビスフェノール、4, 4−(フェ
ニルメチレン)ビスフェノール、4, 4’−シクロヘキ
シリデンビス(3−メチルフェノール)、4, 4’−
(9H−フルオレン−9−イリデン)ビスフェノール、
5, 5’−(1, 1’−シクロヘキシリデン)ビス
(1, 1’−ビフェニル)−2−オール、4, 4’−オ
キシビスフェノール、ビス(4−ヒドロキシ−フェニ
ル)メタノン、4, 4’−(ジフェニル−メチレン)ビ
スフェノール、4,4’−プロピリデンビスフェノー
ル、4, 4’−(1−エチルエチリデン)ビスフェノー
ル、4, 4’−(3−メチルブチリデン)ビスフェノー
ル、4, 4’−シクロペンチリデンビスフェノール、
4, 4’−シクロペンチリデンビス(2−メチルフェノ
ール)、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブ
ロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサ
フルオロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、4,4−ビフェノール、3,3’,5,5’−
テトラメチル−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、
4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン等の芳香族ジオ
ールが挙げられ、これらを単独で使用してもよいし、2
種類以上を併用してもよい。特に、ビスフェノールA、
ビスフェノールC、ビスフェノールZが好適に使用され
る。
【0020】また、ポリエステル部(B)は、芳香族ジ
カルボン酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族ジ
オール残基を主成分とする縮重合部(エステル結合)で
構成される。
カルボン酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族ジ
オール残基を主成分とする縮重合部(エステル結合)で
構成される。
【0021】この脂肪族ジカルボン酸残基の原料となる
脂肪族ジカルボン酸化合物を例示すると、アジピン酸、
ビメリン酸、セバシン酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ
酸、クエン酸等の脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ、
これらを単独で使用してもよいし、2種類以上を併用し
てもよい。
脂肪族ジカルボン酸化合物を例示すると、アジピン酸、
ビメリン酸、セバシン酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ
酸、クエン酸等の脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ、
これらを単独で使用してもよいし、2種類以上を併用し
てもよい。
【0022】また、芳香族ジカルボン酸残基の原料とな
る芳香族ジカルボン酸化合物を例示すると、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1,4−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェン酸などが挙げられ、これらを単
独で使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。
なかでも、テレフタル酸が好適に使用される。また、芳
香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸は、いずれか一
方であってもよいし、両方であってもよい。
る芳香族ジカルボン酸化合物を例示すると、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1,4−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェン酸などが挙げられ、これらを単
独で使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。
なかでも、テレフタル酸が好適に使用される。また、芳
香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸は、いずれか一
方であってもよいし、両方であってもよい。
【0023】次に、脂肪族ジオール残基の原料となる脂
肪族ジオール化合物を例示すると、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
ペンタメチレングリコール、水添ビスフェノールA等の
脂肪族ジオールなどが挙げられ、これらを単独で使用し
てもよいし、2種類以上を併用してもよい。特に、エチ
レングリコール、1,4−ブタンジオールが好適に使用
される。
肪族ジオール化合物を例示すると、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
ペンタメチレングリコール、水添ビスフェノールA等の
脂肪族ジオールなどが挙げられ、これらを単独で使用し
てもよいし、2種類以上を併用してもよい。特に、エチ
レングリコール、1,4−ブタンジオールが好適に使用
される。
【0024】ポリカーボネート部(C)は、芳香族ジオ
ール残基及び炭酸残基を主成分とする縮重合部(カーボ
ネート結合)で構成される。
ール残基及び炭酸残基を主成分とする縮重合部(カーボ
ネート結合)で構成される。
【0025】この芳香族ジオール残基の原料となる芳香
族ジオール化合物を例示すると、ビスフェノールA、ビ
スフェノールC、ビスフェノールZ、4, 4’−エチリ
デンビスフェノール、4, 4’−メチリデンビス(2,
6−ジメチルフェノール)、4, 4’−(1, 3−ジメ
チルブチリデン)ビスフェノール、4, 4’−(1−メ
チルエチリデン)ビス(2, 6−ジメチルフェノー
ル)、4, 4’−(1−フェニルエチリデン)ビスフェ
ノール、5, 5’−(1−メチルエチリデン)(1,
1’−ビフェニル)−2−オール、(1, 1’−ビ−フ
ェニル)−4, 4’−ジオール、4, 4’−メチレンビ
スフェノール、4, 4’−メチレンビス(2−メチルフ
ェノール)、4, 4’−(1−メチル−プロピリデン)
ビスフェノール、4, 4’−(2−メチル−プロピリデ
ン)ビスフェノール、4, 4’−(フェニルメチレン)
ビスフェノール、4, 4’−シクロヘキシリデンビス
(3−メチルフェノール)、4, 4’−(9H−フルオ
レン−9−イリデン)ビスフェノール、5, 5’−
(1, 1’−シクロヘキシリデン)ビス(1, 1’−ビ
フェニル)−2−オール、4, 4’−オキシビスフェノ
ール、ビス(4−ヒドロキシ−フェニル)メタノン、
4, 4’−(ジフェニル−メチレン)ビスフェノール、
4,4’−プロピリデンビスフェノール、4, 4’−
(1−エチルエチリデン)ビスフェノール、4, 4’−
(3−メチルブチリデン)ビスフェノール、4, 4’−
シクロペンチリデンビスフェノール、4, 4’−シクロ
ペンチリデンビス(2−メチルフェノール)、2,2−
ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3
−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4’
−ビフェノール、3,3’,5,5’−テトラメチル−
4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジヒド
ロキシベンゾフェノン等の芳香族ジオールが挙げられ、
これらを単独で使用してもよいし、2種類以上を併用し
てもよい。特に、ビスフェノールA、ビスフェノール
C、ビスフェノールZが好適に使用される。
族ジオール化合物を例示すると、ビスフェノールA、ビ
スフェノールC、ビスフェノールZ、4, 4’−エチリ
デンビスフェノール、4, 4’−メチリデンビス(2,
6−ジメチルフェノール)、4, 4’−(1, 3−ジメ
チルブチリデン)ビスフェノール、4, 4’−(1−メ
チルエチリデン)ビス(2, 6−ジメチルフェノー
ル)、4, 4’−(1−フェニルエチリデン)ビスフェ
ノール、5, 5’−(1−メチルエチリデン)(1,
1’−ビフェニル)−2−オール、(1, 1’−ビ−フ
ェニル)−4, 4’−ジオール、4, 4’−メチレンビ
スフェノール、4, 4’−メチレンビス(2−メチルフ
ェノール)、4, 4’−(1−メチル−プロピリデン)
ビスフェノール、4, 4’−(2−メチル−プロピリデ
ン)ビスフェノール、4, 4’−(フェニルメチレン)
ビスフェノール、4, 4’−シクロヘキシリデンビス
(3−メチルフェノール)、4, 4’−(9H−フルオ
レン−9−イリデン)ビスフェノール、5, 5’−
(1, 1’−シクロヘキシリデン)ビス(1, 1’−ビ
フェニル)−2−オール、4, 4’−オキシビスフェノ
ール、ビス(4−ヒドロキシ−フェニル)メタノン、
4, 4’−(ジフェニル−メチレン)ビスフェノール、
4,4’−プロピリデンビスフェノール、4, 4’−
(1−エチルエチリデン)ビスフェノール、4, 4’−
(3−メチルブチリデン)ビスフェノール、4, 4’−
シクロペンチリデンビスフェノール、4, 4’−シクロ
ペンチリデンビス(2−メチルフェノール)、2,2−
ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3
−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4’
−ビフェノール、3,3’,5,5’−テトラメチル−
4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジヒド
ロキシベンゾフェノン等の芳香族ジオールが挙げられ、
これらを単独で使用してもよいし、2種類以上を併用し
てもよい。特に、ビスフェノールA、ビスフェノール
C、ビスフェノールZが好適に使用される。
【0026】本発明の樹脂組成物は、芳香族ポリエステ
ル部(A)5〜70重量%と、ポリエステル部(B)1
0〜75重量%と、ポリカーボネート部(C)20〜8
5重量%とからなり、これらの各部が化学的結合をして
おり、かつその数平均分子量(Mn)が2, 000〜2
00, 000であることを要する。
ル部(A)5〜70重量%と、ポリエステル部(B)1
0〜75重量%と、ポリカーボネート部(C)20〜8
5重量%とからなり、これらの各部が化学的結合をして
おり、かつその数平均分子量(Mn)が2, 000〜2
00, 000であることを要する。
【0027】芳香族ポリエステル樹脂部(A)が5重量
%より少ないと、樹脂組成物の結晶性が高くなって塗膜
の透明性が損なわれ、70重量%を超えると、耐摩耗性
の向上効果が低下する。ポリエステル樹脂部(B)が1
0重量%より少ないと、耐摩耗性の向上効果が低下し、
75重量%を超えると、溶剤溶解性が悪化して塩素系溶
媒に溶解しにくくなる。ポリカーボネート樹脂部(C)
が20重量%より少ないと、樹脂組成物のエステル結合
に由来する着色が大きくなる恐れがあり、用途が限定さ
れることとなり、85重量%を超えると、耐摩耗性の向
上効果が低下する。
%より少ないと、樹脂組成物の結晶性が高くなって塗膜
の透明性が損なわれ、70重量%を超えると、耐摩耗性
の向上効果が低下する。ポリエステル樹脂部(B)が1
0重量%より少ないと、耐摩耗性の向上効果が低下し、
75重量%を超えると、溶剤溶解性が悪化して塩素系溶
媒に溶解しにくくなる。ポリカーボネート樹脂部(C)
が20重量%より少ないと、樹脂組成物のエステル結合
に由来する着色が大きくなる恐れがあり、用途が限定さ
れることとなり、85重量%を超えると、耐摩耗性の向
上効果が低下する。
【0028】樹脂組成物の数平均分子量は、その成形物
の機械強度及び耐摩耗性に大きく影響し、数平均分子量
2, 000未満では機械強度及び耐摩耗性が大幅に低下
し、200, 000を超えると溶液粘度が著しく上昇
し、塗工作業が困難になる。数平均分子量は、好ましく
は5, 000以上、より好ましくは10, 000以上で
ある。
の機械強度及び耐摩耗性に大きく影響し、数平均分子量
2, 000未満では機械強度及び耐摩耗性が大幅に低下
し、200, 000を超えると溶液粘度が著しく上昇
し、塗工作業が困難になる。数平均分子量は、好ましく
は5, 000以上、より好ましくは10, 000以上で
ある。
【0029】また、本発明の樹脂組成物は、引張破断時
の伸び率が50%以上であることを要し、好ましくは7
0%以上、さらに好ましくは100%以上である。な
お、本発明において、引張破断時の伸び率の測定方法
は、ASTM D638による。引張破断時の伸び率を
向上させる為には、高い伸び率を有する樹脂部を共重合
化させることが必要である。通常、一般的な芳香族ポリ
エステル部の伸び率は60%以下であり、ポリカーボネ
ート部の伸び率は130%以下である。このため、本発
明の樹脂組成物の伸び率をより高いものにするには、伸
び率200%以上を有するポリエステル部を導入するこ
とが望ましい。しかし、なかにはポリエステル単独では
高い伸び率を示さないが、共重合体中に導入することで
高い伸び率を有する物も存在するため、共重合体の伸び
率を制御することは重要である。
の伸び率が50%以上であることを要し、好ましくは7
0%以上、さらに好ましくは100%以上である。な
お、本発明において、引張破断時の伸び率の測定方法
は、ASTM D638による。引張破断時の伸び率を
向上させる為には、高い伸び率を有する樹脂部を共重合
化させることが必要である。通常、一般的な芳香族ポリ
エステル部の伸び率は60%以下であり、ポリカーボネ
ート部の伸び率は130%以下である。このため、本発
明の樹脂組成物の伸び率をより高いものにするには、伸
び率200%以上を有するポリエステル部を導入するこ
とが望ましい。しかし、なかにはポリエステル単独では
高い伸び率を示さないが、共重合体中に導入することで
高い伸び率を有する物も存在するため、共重合体の伸び
率を制御することは重要である。
【0030】また、本発明の樹脂組成物は、光線透過率
が70%以上であることを要する。なお、本発明におい
て、光線透過率とは、厚さ15μmの塗膜を波長400
〜800nm領域で測定したときの透過率をいう。光線
透過率が70%未満では光学用途への応用が困難とな
る。この光線透過率を向上させるには、樹脂組成物の位
相差顕微鏡による観察で1相と認められるまでに、上記
各部同士が化学的に結合していることが必要である。化
学的結合度が低いため2相又は3相となると、樹脂部の
屈折率の差により塗膜が白く濁り、光線透過率の低下が
起こる。
が70%以上であることを要する。なお、本発明におい
て、光線透過率とは、厚さ15μmの塗膜を波長400
〜800nm領域で測定したときの透過率をいう。光線
透過率が70%未満では光学用途への応用が困難とな
る。この光線透過率を向上させるには、樹脂組成物の位
相差顕微鏡による観察で1相と認められるまでに、上記
各部同士が化学的に結合していることが必要である。化
学的結合度が低いため2相又は3相となると、樹脂部の
屈折率の差により塗膜が白く濁り、光線透過率の低下が
起こる。
【0031】さらに、本発明の樹脂組成物は、溶解度が
10g/100ml以上であることを要する。なお、本
発明において、溶解度とは、25℃におけるクロロホル
ム又は塩化メチレンに対する樹脂組成物の溶解量をい
う。樹脂の塗膜用途では、溶媒に対し樹脂の溶解性が高
い方が膜厚を制御し易い。通常、ポリアリレート及びポ
リカーボネートの塗工溶媒として塩化メチレン又はクロ
ロホルムの塩素系溶媒が使用されるので、本発明の樹脂
組成物もこれらに溶解することが好ましい。溶剤溶解性
を向上するには、光線透過率を向上するほどより厳密で
はないが、溶剤溶解性の悪いポリエステル部を共重合体
となるように組成物中に導入し、不溶部を存在させない
ことが肝要である。
10g/100ml以上であることを要する。なお、本
発明において、溶解度とは、25℃におけるクロロホル
ム又は塩化メチレンに対する樹脂組成物の溶解量をい
う。樹脂の塗膜用途では、溶媒に対し樹脂の溶解性が高
い方が膜厚を制御し易い。通常、ポリアリレート及びポ
リカーボネートの塗工溶媒として塩化メチレン又はクロ
ロホルムの塩素系溶媒が使用されるので、本発明の樹脂
組成物もこれらに溶解することが好ましい。溶剤溶解性
を向上するには、光線透過率を向上するほどより厳密で
はないが、溶剤溶解性の悪いポリエステル部を共重合体
となるように組成物中に導入し、不溶部を存在させない
ことが肝要である。
【0032】本発明の樹脂組成物には、必要に応じて各
種の樹脂添加剤を混入することができる。これらの樹脂
添加剤としては、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、離
型剤、滑剤、顔料、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、抗菌
抗カビ剤、電荷発生剤、電荷移動剤などが挙げられる。
また、ガラス繊維、金属繊維、チタン酸カリウィスカ
ー、炭素繊維の等の繊維強化剤、タルク、炭酸カルシウ
ム、マイカ、ガラスフレーク、ミルドファイバー、金属
フレーク、金属粉末等のフィラー系強化剤などを混入し
てもよい。
種の樹脂添加剤を混入することができる。これらの樹脂
添加剤としては、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、離
型剤、滑剤、顔料、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、抗菌
抗カビ剤、電荷発生剤、電荷移動剤などが挙げられる。
また、ガラス繊維、金属繊維、チタン酸カリウィスカ
ー、炭素繊維の等の繊維強化剤、タルク、炭酸カルシウ
ム、マイカ、ガラスフレーク、ミルドファイバー、金属
フレーク、金属粉末等のフィラー系強化剤などを混入し
てもよい。
【0033】次に、本発明の樹脂組成物の製造方法につ
いて説明する。本発明の樹脂組成物は、芳香族ポリエス
テル樹脂(ポリアリレート)と、ポリエステル樹脂と、
ポリカーボネート樹脂とを、前記の配合割合で溶融混練
することにより製造することができる。すなわち、これ
らの樹脂を溶融混練することにより、芳香族ポリエステ
ル樹脂及びポリエステル樹脂のエステル結合と、ポリカ
ーボネート樹脂のカーボネート結合との間でエステル交
換反応を誘起し、芳香族ポリエステル−ポリエステル−
ポリカーボネート系共重合体が形成される。これを位相
差顕微鏡による観察で1相となるまで共重合化を行った
ものが本発明の樹脂組成物である。
いて説明する。本発明の樹脂組成物は、芳香族ポリエス
テル樹脂(ポリアリレート)と、ポリエステル樹脂と、
ポリカーボネート樹脂とを、前記の配合割合で溶融混練
することにより製造することができる。すなわち、これ
らの樹脂を溶融混練することにより、芳香族ポリエステ
ル樹脂及びポリエステル樹脂のエステル結合と、ポリカ
ーボネート樹脂のカーボネート結合との間でエステル交
換反応を誘起し、芳香族ポリエステル−ポリエステル−
ポリカーボネート系共重合体が形成される。これを位相
差顕微鏡による観察で1相となるまで共重合化を行った
ものが本発明の樹脂組成物である。
【0034】本発明の樹脂組成物を製造する溶融混練方
法としては、例えば撹拌翼を備えた反応釜、一般的な押
出成形機、射出成形機、ブラベンダー、ニーダー、バン
バリミキサーなどを使用できる。溶融混練の温度は、こ
れらの樹脂のガラス転移温度以上であり、好ましくはこ
れらの樹脂を充分に可塑化するためにガラス転移温度よ
りも50℃以上高い温度がよい。
法としては、例えば撹拌翼を備えた反応釜、一般的な押
出成形機、射出成形機、ブラベンダー、ニーダー、バン
バリミキサーなどを使用できる。溶融混練の温度は、こ
れらの樹脂のガラス転移温度以上であり、好ましくはこ
れらの樹脂を充分に可塑化するためにガラス転移温度よ
りも50℃以上高い温度がよい。
【0035】さらに、本製造法では芳香族ポリエステル
樹脂とポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂とのエ
ステル交換反応を促進するために、公知のエステル重合
触媒を添加してもよい。エステル重合触媒の具体例とし
ては、Na、Mg、Zn、Cd、Ti、Pb、Sb、S
n等の金属酢酸塩、アルコキシド、水酸化物などが挙げ
られる。具体的には、酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢
酸アンチモン、酢酸ゲルマニウム、一酸化鉛、二酸化
鉛、テトラメチルチタネート、テトラエチルチタネー
ト、テトラブチルチタネートなどが挙げられ、これらを
単独でもよいし、2種類以上を併用してもよい。触媒の
添加方法は特に制限するものではない。エステル交換触
媒の添加量としては、原料樹脂の総量に対し、3重量%
以下、好ましくは0. 5重量%以下である。3重量%を
超えると樹脂組成物の色調が悪化することがある。
樹脂とポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂とのエ
ステル交換反応を促進するために、公知のエステル重合
触媒を添加してもよい。エステル重合触媒の具体例とし
ては、Na、Mg、Zn、Cd、Ti、Pb、Sb、S
n等の金属酢酸塩、アルコキシド、水酸化物などが挙げ
られる。具体的には、酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢
酸アンチモン、酢酸ゲルマニウム、一酸化鉛、二酸化
鉛、テトラメチルチタネート、テトラエチルチタネー
ト、テトラブチルチタネートなどが挙げられ、これらを
単独でもよいし、2種類以上を併用してもよい。触媒の
添加方法は特に制限するものではない。エステル交換触
媒の添加量としては、原料樹脂の総量に対し、3重量%
以下、好ましくは0. 5重量%以下である。3重量%を
超えると樹脂組成物の色調が悪化することがある。
【0036】上記の触媒を使用した場合、反応後の副反
応を防止するため、公知の触媒機能失活剤を添加するこ
とができる。これらの失活剤は、エステル結合やカーボ
ネート結合を分解する機能を抑止できる化合物であれば
よく、具体的にはリン化合物がよい。リン化合物として
は、例えばオルトリン酸、ホスホン酸、亜リン酸エステ
ルなどが挙げられ、なかでも亜リン酸エステルが最も好
適に用いられる。亜リン酸エステルとしては、アルキル
ホスファイト、アリールホスファイト、アルキル・アリ
ールホスファイト、ジホスファイト、ポリホスファイ
ト、チオホスファイトなどが挙げられ、これらの具体例
としては、ジイソオクチルホスファイト、ジステアリル
ホスファイト、トリイソデシルホスファイト、トリイソ
オクチルホスファイト、トリラウリルホスファイト、ト
リステオリルホスファイト、ジフェニルホスファイト、
トリフェニルホスファイト、フェニルジイソデシルホス
ファイトなどが挙げられる。この触媒失活剤の添加法は
特に制限するものではないが、好ましくは上記の触媒、
芳香族ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂とを第1段階で充分に反応させた後、第2
段階として失活剤を添加し、触媒を失活させることが好
ましい。また、エステル交換反応の進行を損なわない限
りにおいて、熱安定剤、酸化防止剤、離型剤等の公知の
樹脂添加剤を溶融混練時に添加することもできる。
応を防止するため、公知の触媒機能失活剤を添加するこ
とができる。これらの失活剤は、エステル結合やカーボ
ネート結合を分解する機能を抑止できる化合物であれば
よく、具体的にはリン化合物がよい。リン化合物として
は、例えばオルトリン酸、ホスホン酸、亜リン酸エステ
ルなどが挙げられ、なかでも亜リン酸エステルが最も好
適に用いられる。亜リン酸エステルとしては、アルキル
ホスファイト、アリールホスファイト、アルキル・アリ
ールホスファイト、ジホスファイト、ポリホスファイ
ト、チオホスファイトなどが挙げられ、これらの具体例
としては、ジイソオクチルホスファイト、ジステアリル
ホスファイト、トリイソデシルホスファイト、トリイソ
オクチルホスファイト、トリラウリルホスファイト、ト
リステオリルホスファイト、ジフェニルホスファイト、
トリフェニルホスファイト、フェニルジイソデシルホス
ファイトなどが挙げられる。この触媒失活剤の添加法は
特に制限するものではないが、好ましくは上記の触媒、
芳香族ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂とを第1段階で充分に反応させた後、第2
段階として失活剤を添加し、触媒を失活させることが好
ましい。また、エステル交換反応の進行を損なわない限
りにおいて、熱安定剤、酸化防止剤、離型剤等の公知の
樹脂添加剤を溶融混練時に添加することもできる。
【0037】かくして、本発明の製造方法によって、こ
れらの樹脂が反応して、芳香族ポリエステル−ポリエス
テル−ポリカーボネート系共重合体からなる樹脂組成物
が形成される。共重合化を確認する手段としては、例え
ば、溶融混練前の樹脂混合物及び混練後の生成物からそ
れぞれキャストフィルムを作製し、これらを位相差顕微
鏡で観察することがよい。共重合化した系では1相の位
相差顕微鏡像が、共重合化していない系では2相又は3
相に分離した位相差顕微鏡像が得られる。
れらの樹脂が反応して、芳香族ポリエステル−ポリエス
テル−ポリカーボネート系共重合体からなる樹脂組成物
が形成される。共重合化を確認する手段としては、例え
ば、溶融混練前の樹脂混合物及び混練後の生成物からそ
れぞれキャストフィルムを作製し、これらを位相差顕微
鏡で観察することがよい。共重合化した系では1相の位
相差顕微鏡像が、共重合化していない系では2相又は3
相に分離した位相差顕微鏡像が得られる。
【0038】次に、本発明の塗膜について説明する。本
発明の樹脂組成物は、芳香族ポリエステル−ポリエステ
ル−ポリカーボネート共重合体を、金属をはじめ材料表
面のコーティング塗膜として利用する限り、公知の電
気、電子、機械分野など各種の用途に使用してもよい。
その塗工方法としては、樹脂を熱により溶融させ、材料
にコーティングする方法と、樹脂を溶媒に溶解させて溶
液状態にした後、材料に塗布し乾燥する方法があり、ど
ちらの方法でもよい。塗布は、公知の各種の塗布装置を
用いて行うことができ、具体的にはアプリケーター、ス
プレーコーター、バーコーター、チップコーター、ロー
ルコーター、ディップコーター、ドクターブレードなど
を用いることができる。この塗膜は、厚さ15μmで4
00〜800nm領域における光線透過率が70%以上
である。
発明の樹脂組成物は、芳香族ポリエステル−ポリエステ
ル−ポリカーボネート共重合体を、金属をはじめ材料表
面のコーティング塗膜として利用する限り、公知の電
気、電子、機械分野など各種の用途に使用してもよい。
その塗工方法としては、樹脂を熱により溶融させ、材料
にコーティングする方法と、樹脂を溶媒に溶解させて溶
液状態にした後、材料に塗布し乾燥する方法があり、ど
ちらの方法でもよい。塗布は、公知の各種の塗布装置を
用いて行うことができ、具体的にはアプリケーター、ス
プレーコーター、バーコーター、チップコーター、ロー
ルコーター、ディップコーター、ドクターブレードなど
を用いることができる。この塗膜は、厚さ15μmで4
00〜800nm領域における光線透過率が70%以上
である。
【0039】次に、本発明の電子写真感光体について説
明する。本発明の樹脂組成物は、単層型又は積層型感光
体中のバインダー樹脂として利用する限り、公知の種々
の形式の電子写真感光体に適用することができるが、感
光層が、少なくとも1層の電荷発生層と少なくとも1層
の電荷移動層を有する積層型電子写真感光体中の電荷移
動層のバインダー樹脂として用いることが好ましい。本
発明の電子写真感光体において、少なくとも本発明の樹
脂組成物が感光層に含有されていればよく、他のバイン
ダー樹脂と併用してもよい。この場合、他のバインダー
樹脂は、本発明の目的である耐摩耗性、透明性を阻害し
ない範囲で適宜量使用できる。
明する。本発明の樹脂組成物は、単層型又は積層型感光
体中のバインダー樹脂として利用する限り、公知の種々
の形式の電子写真感光体に適用することができるが、感
光層が、少なくとも1層の電荷発生層と少なくとも1層
の電荷移動層を有する積層型電子写真感光体中の電荷移
動層のバインダー樹脂として用いることが好ましい。本
発明の電子写真感光体において、少なくとも本発明の樹
脂組成物が感光層に含有されていればよく、他のバイン
ダー樹脂と併用してもよい。この場合、他のバインダー
樹脂は、本発明の目的である耐摩耗性、透明性を阻害し
ない範囲で適宜量使用できる。
【0040】このようなバインダー樹脂としては、具体
的には、例えばスチレン系重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ス
チレン−マレイン酸共重合体、アクリル系共重合体、ス
チレン−アクリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリ
カーボネート、ポリアリレート、エポキシ樹脂、ポリス
ルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリコン樹脂、ケト
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹
脂、フェノール樹脂や、エポキシアクリレート、ウレタ
ンアクリレート等の光硬化型樹脂などが挙げられる。な
お、電荷移動剤としても使用しうるポリ−N−ビニルカ
ルバゾール等の光導電性ポリマーもバインダー樹脂とし
て使用でき、必要に応じて酸化防止剤等の添加剤を配合
してもよい。
的には、例えばスチレン系重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ス
チレン−マレイン酸共重合体、アクリル系共重合体、ス
チレン−アクリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリ
カーボネート、ポリアリレート、エポキシ樹脂、ポリス
ルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリコン樹脂、ケト
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹
脂、フェノール樹脂や、エポキシアクリレート、ウレタ
ンアクリレート等の光硬化型樹脂などが挙げられる。な
お、電荷移動剤としても使用しうるポリ−N−ビニルカ
ルバゾール等の光導電性ポリマーもバインダー樹脂とし
て使用でき、必要に応じて酸化防止剤等の添加剤を配合
してもよい。
【0041】本発明の電子写真感光体に用いられる導電
性基板材料としては、公知のものなど各種のものを使用
することができ、具体的には、例えばアルミニウム、真
鍮、銅、ニッケル、鋼等の金属板、金属ドラム又は金属
シート、プラスチックシート上にアルミニウム、ニッケ
ル、クロム、パラジウム、グラファイト等の導電性物質
を蒸着、スパッタリング、塗布等によりコーティングす
るなどして導電化処理を施したもの、金属ドラムの表面
を電極酸化などにより金属酸化物処理したものあるいは
ガラス、プラスチック板、布、紙等の基板に導電化処理
を施した物などを使用することができる。
性基板材料としては、公知のものなど各種のものを使用
することができ、具体的には、例えばアルミニウム、真
鍮、銅、ニッケル、鋼等の金属板、金属ドラム又は金属
シート、プラスチックシート上にアルミニウム、ニッケ
ル、クロム、パラジウム、グラファイト等の導電性物質
を蒸着、スパッタリング、塗布等によりコーティングす
るなどして導電化処理を施したもの、金属ドラムの表面
を電極酸化などにより金属酸化物処理したものあるいは
ガラス、プラスチック板、布、紙等の基板に導電化処理
を施した物などを使用することができる。
【0042】積層型電子写真感光体の電荷発生層は、少
なくとも電荷発生物質を有するものであり、この電荷発
生層は、その下地となる基板上に真空蒸着、スパッタ法
などにより電荷発生物質の層を形成させるか、又はその
下地となる基板上に電荷発生物質をバインダー樹脂を用
いて結着してなる層を形成させることなどによって形成
することができる。バインダー樹脂を用いる電荷発生層
の形成方法としては、公知の方法など各種の方法を使用
することができるが、通常、例えば、電荷発生物質をバ
インダー樹脂とともに適当な溶媒により分散又は溶解し
た塗工液を、所定の下地となる基板上に塗布し、乾燥せ
しめる方法等が好適に使用される。
なくとも電荷発生物質を有するものであり、この電荷発
生層は、その下地となる基板上に真空蒸着、スパッタ法
などにより電荷発生物質の層を形成させるか、又はその
下地となる基板上に電荷発生物質をバインダー樹脂を用
いて結着してなる層を形成させることなどによって形成
することができる。バインダー樹脂を用いる電荷発生層
の形成方法としては、公知の方法など各種の方法を使用
することができるが、通常、例えば、電荷発生物質をバ
インダー樹脂とともに適当な溶媒により分散又は溶解し
た塗工液を、所定の下地となる基板上に塗布し、乾燥せ
しめる方法等が好適に使用される。
【0043】前記電荷発生物質としては、公知のものな
ど各種のものを使用でき、具体的には、例えば非晶質セ
レン、三方晶セレン等のセレン単体、セレン−テルル等
のセレン合金、As2 Se3 等のセレン化合物若しくは
セレン含有組成物、酸化亜鉛、CdS−Se等の第II族
及び第IV族元素からなる無機材料、酸化チタン等の酸化
物系半導体、アモルファスシリコン等のシリコン系材料
等の各種の無機材料や、金属若しくは無金属フタロシア
ニン、シアニン、アントラセン、ビスアゾ化合物、ピレ
ン、ペリレン、ピリリウム塩、チアピリリウム塩、ポリ
ビニルカルバゾール、スクェアリウム顔料等の各種の有
機材料などを挙げることができる。これらは単独でもよ
いし、2種類以上を併用してもよい。
ど各種のものを使用でき、具体的には、例えば非晶質セ
レン、三方晶セレン等のセレン単体、セレン−テルル等
のセレン合金、As2 Se3 等のセレン化合物若しくは
セレン含有組成物、酸化亜鉛、CdS−Se等の第II族
及び第IV族元素からなる無機材料、酸化チタン等の酸化
物系半導体、アモルファスシリコン等のシリコン系材料
等の各種の無機材料や、金属若しくは無金属フタロシア
ニン、シアニン、アントラセン、ビスアゾ化合物、ピレ
ン、ペリレン、ピリリウム塩、チアピリリウム塩、ポリ
ビニルカルバゾール、スクェアリウム顔料等の各種の有
機材料などを挙げることができる。これらは単独でもよ
いし、2種類以上を併用してもよい。
【0044】前記電荷発生層におけるバインダー樹脂と
しては、特に制限はなく、公知のものなど各種のものを
使用でき、具体的には、例えばスチレン系重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル
系共重合体、スチレン−アクリル系共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ウレタン、ポリカーボネート、ポリアリレート、エポキ
シ樹脂、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリ
コン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポ
リエーテル樹脂、フェノール樹脂や、エポキシアクリレ
ート、ウレタンアクリレート等の光硬化型樹脂などを使
用することができる。上記電荷発生層におけるバインダ
ー樹脂として、本発明の樹脂組成物を使用することが好
ましい。
しては、特に制限はなく、公知のものなど各種のものを
使用でき、具体的には、例えばスチレン系重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル
系共重合体、スチレン−アクリル系共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ウレタン、ポリカーボネート、ポリアリレート、エポキ
シ樹脂、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリ
コン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポ
リエーテル樹脂、フェノール樹脂や、エポキシアクリレ
ート、ウレタンアクリレート等の光硬化型樹脂などを使
用することができる。上記電荷発生層におけるバインダ
ー樹脂として、本発明の樹脂組成物を使用することが好
ましい。
【0045】電荷発生物質とバインダー樹脂との混合比
(重量比)は、20:1〜1:20の範囲が好ましい。
また、電荷発生層の膜厚は、一般的には0. 01〜5μ
m、好ましくは0. 05〜2. 0μmの範囲に設定され
る。
(重量比)は、20:1〜1:20の範囲が好ましい。
また、電荷発生層の膜厚は、一般的には0. 01〜5μ
m、好ましくは0. 05〜2. 0μmの範囲に設定され
る。
【0046】次に、電荷移動層は、下地となる基板上
に、電荷移動物質をバインダー樹脂に結着してなる層を
形成することによって得ることができる。バインダー樹
脂を用いる電荷移動層の形成方法としては、公知の方法
など各種の方法を使用することができるが、通常、例え
ば電荷移動物質をバインダー樹脂とともに適当な溶媒に
より分散又は溶解した塗工液を、所定の下地となる基板
上に塗布し、乾燥させる方法などが好適に使用される。
に、電荷移動物質をバインダー樹脂に結着してなる層を
形成することによって得ることができる。バインダー樹
脂を用いる電荷移動層の形成方法としては、公知の方法
など各種の方法を使用することができるが、通常、例え
ば電荷移動物質をバインダー樹脂とともに適当な溶媒に
より分散又は溶解した塗工液を、所定の下地となる基板
上に塗布し、乾燥させる方法などが好適に使用される。
【0047】この電荷移動層に本発明の樹脂組成物を使
用するが、この場合単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよい。また、本発明の目的を阻害しない範
囲で他のバインダー樹脂を本発明の樹脂組成物と併用す
ることも可能である。
用するが、この場合単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよい。また、本発明の目的を阻害しない範
囲で他のバインダー樹脂を本発明の樹脂組成物と併用す
ることも可能である。
【0048】本発明において使用することができる電荷
移動物質としては、例えば従来用いられている電子移動
性物質及び正孔移動性物質がある。電子移動性物質の具
体例としては、例えばクロラニル、ブロマニル、2, 3
−ジクロロ−5, 6−ジシアノ−p−ベンゾキノン、テ
トラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,
7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,7−ト
リニトロ−9−ジシアノメチレンフルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,9−ト
リニトロチオキサントン、あるいは3,5−ジメチル−
3’,5’−ジ−t−ブチル−4,4’−ジフェノキノ
ン等のジフェノキノン誘導体等の電子吸引物質やこれら
の電子吸引物質を高分子量化したものなどがある。これ
らは単独で使用してもよいし、2種類以上を併用しても
よい。
移動物質としては、例えば従来用いられている電子移動
性物質及び正孔移動性物質がある。電子移動性物質の具
体例としては、例えばクロラニル、ブロマニル、2, 3
−ジクロロ−5, 6−ジシアノ−p−ベンゾキノン、テ
トラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,
7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,7−ト
リニトロ−9−ジシアノメチレンフルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,9−ト
リニトロチオキサントン、あるいは3,5−ジメチル−
3’,5’−ジ−t−ブチル−4,4’−ジフェノキノ
ン等のジフェノキノン誘導体等の電子吸引物質やこれら
の電子吸引物質を高分子量化したものなどがある。これ
らは単独で使用してもよいし、2種類以上を併用しても
よい。
【0049】正孔移動性物質としては、ピレン、N−エ
チルカルバゾール、N−イソプロピルカルバゾール、N
−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−
9−エチルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒドラジ
ノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,N
−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチ
ルフェノチアジン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3
−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、p−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒド
ラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−α
−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、p−ピロリジノ
ベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、
1,3,3−トリメチルインドレニン−ω−アルデヒド
−N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルベンズ
アルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒド
ラゾン、1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−6−カルボキシアルデヒド−1’,1’−ジ
フェニルヒドラゾン等のヒドラゾン類、2,5−ビス
(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノ
スチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラ
ゾリン、1−[キノリル(2)]−3−(p−ジエチル
アミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−[レピジル(2)]−3−(p−
ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1−[6−メトキシ−ピリジル
(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピ
リジル(5)]−3−(p−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−(p−
ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピリジル
(2)]−3−(α−メチル−p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(α−ベンジル−
ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、スピロピラゾリン等のピラゾリ
ン類、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−δ−ジエ
チルアミノベンズオキサゾール、2−(p−ジエチルア
ミノフェニル)−4−(p−ジエチルアミノフェニル)
−5−(2−クロロフィル)オキサゾール等のオキサゾ
ール系化合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−
6−ジエチルアミノベンゾチアゾール等のチアゾール系
化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)フェニルメタン等のトリアリールメタン系化合物、
1,1−ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチ
ルフェニル)ヘプタン、1,1,2,2−テトラキス
(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)
エタン等のポリアリールアミン類、N,N’−ジフェニ
ル−N,N’−ビス−(メチルフェニル)ベンジジン、
N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(エチルフェ
ニル)ベンジジン、N,N’−ジフェニル−N,N’−
ビス−(プロピルフェニル)ベンジジン、N,N’−ジ
フェニル−N,N’−ビス−(ブチルフェニル)ベンジ
ジン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(イソ
プロピルフェニル)ベンジジン、N,N’−ジフェニル
−N,N’−ビス−(t−ブチルフェニル)ベンジジ
ン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(クロロ
フェニル)ベンジジン等のベンジジン系化合物、あるい
はブタジエン系化合物、トリフェニルアミン、ポリ−N
−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニル
アントラセン、ポリビニルアクリジン、ポリ−9−ビニ
ルフェニルアントラセン、有機ポリシラン、ピレン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアル
デヒド樹脂などを挙げることができる。これらは単独で
使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。
チルカルバゾール、N−イソプロピルカルバゾール、N
−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−
9−エチルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒドラジ
ノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,N
−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチ
ルフェノチアジン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3
−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、p−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒド
ラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−α
−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、p−ピロリジノ
ベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、
1,3,3−トリメチルインドレニン−ω−アルデヒド
−N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルベンズ
アルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒド
ラゾン、1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−6−カルボキシアルデヒド−1’,1’−ジ
フェニルヒドラゾン等のヒドラゾン類、2,5−ビス
(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノ
スチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラ
ゾリン、1−[キノリル(2)]−3−(p−ジエチル
アミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−[レピジル(2)]−3−(p−
ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1−[6−メトキシ−ピリジル
(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピ
リジル(5)]−3−(p−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−(p−
ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピリジル
(2)]−3−(α−メチル−p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(α−ベンジル−
ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、スピロピラゾリン等のピラゾリ
ン類、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−δ−ジエ
チルアミノベンズオキサゾール、2−(p−ジエチルア
ミノフェニル)−4−(p−ジエチルアミノフェニル)
−5−(2−クロロフィル)オキサゾール等のオキサゾ
ール系化合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−
6−ジエチルアミノベンゾチアゾール等のチアゾール系
化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)フェニルメタン等のトリアリールメタン系化合物、
1,1−ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチ
ルフェニル)ヘプタン、1,1,2,2−テトラキス
(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)
エタン等のポリアリールアミン類、N,N’−ジフェニ
ル−N,N’−ビス−(メチルフェニル)ベンジジン、
N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(エチルフェ
ニル)ベンジジン、N,N’−ジフェニル−N,N’−
ビス−(プロピルフェニル)ベンジジン、N,N’−ジ
フェニル−N,N’−ビス−(ブチルフェニル)ベンジ
ジン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(イソ
プロピルフェニル)ベンジジン、N,N’−ジフェニル
−N,N’−ビス−(t−ブチルフェニル)ベンジジ
ン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(クロロ
フェニル)ベンジジン等のベンジジン系化合物、あるい
はブタジエン系化合物、トリフェニルアミン、ポリ−N
−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニル
アントラセン、ポリビニルアクリジン、ポリ−9−ビニ
ルフェニルアントラセン、有機ポリシラン、ピレン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアル
デヒド樹脂などを挙げることができる。これらは単独で
使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。
【0050】電荷移動物質とバインダー樹脂との混合比
(重量比)は、10:1〜1:5の範囲が好ましい。ま
た、電荷移動層の膜厚は、一般的には5〜50μm、好
ましくは10〜30μmの範囲に設定される。
(重量比)は、10:1〜1:5の範囲が好ましい。ま
た、電荷移動層の膜厚は、一般的には5〜50μm、好
ましくは10〜30μmの範囲に設定される。
【0051】前記の電荷発生層、電荷移動層形成の際に
使用する溶媒の具体例としては、例えばベンゼン、トル
エン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
アルコール、酢酸エチル、エチルセロソルブ等のエステ
ル、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、テト
ラクロロエタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ジエチルホルムアミドなどを挙げることができる。これ
らの溶媒は単独で使用してもよいし、2種類以上を併用
してもよい。
使用する溶媒の具体例としては、例えばベンゼン、トル
エン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
アルコール、酢酸エチル、エチルセロソルブ等のエステ
ル、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、テト
ラクロロエタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ジエチルホルムアミドなどを挙げることができる。これ
らの溶媒は単独で使用してもよいし、2種類以上を併用
してもよい。
【0052】各層の塗布は、公知のものなど各種の塗布
装置を用いて行いことができ、具体的には、例えばアプ
リケーター、スプレーコーター、バーコーター、チップ
コーター、ロールコーター、ディップコーター、ドクタ
ーブレードなどを用いて行うことができる。
装置を用いて行いことができ、具体的には、例えばアプ
リケーター、スプレーコーター、バーコーター、チップ
コーター、ロールコーター、ディップコーター、ドクタ
ーブレードなどを用いて行うことができる。
【0053】単層型電子写真感光体の感光層は、バイン
ダー樹脂としての本発明の樹脂組成物と、少なくとも前
記電荷発生物質と前記電荷移動物質とを含有するもので
あり、この感光層の形成方法としては、公知の方法など
各種の方法を使用することができる。通常、例えば電荷
発生物質及び電荷移動物質をバインダー樹脂とともに適
当な溶媒により分散又は溶解した塗工液を、所定の下地
となる基板上に塗布し、乾燥させる方法などを好適に使
用することができる。また、本発明の目的を阻害しない
範囲で、他のバインダー樹脂を本発明の樹脂組成物と併
用することも可能である。
ダー樹脂としての本発明の樹脂組成物と、少なくとも前
記電荷発生物質と前記電荷移動物質とを含有するもので
あり、この感光層の形成方法としては、公知の方法など
各種の方法を使用することができる。通常、例えば電荷
発生物質及び電荷移動物質をバインダー樹脂とともに適
当な溶媒により分散又は溶解した塗工液を、所定の下地
となる基板上に塗布し、乾燥させる方法などを好適に使
用することができる。また、本発明の目的を阻害しない
範囲で、他のバインダー樹脂を本発明の樹脂組成物と併
用することも可能である。
【0054】本発明の電子写真感光体は、バインダー樹
脂として、本発明の樹脂組成物を使用することにより、
耐摩耗性に優れ、かつ光学的に優れる電子写真感光体で
あり、各種の電子写真分野に好適に利用することができ
る。
脂として、本発明の樹脂組成物を使用することにより、
耐摩耗性に優れ、かつ光学的に優れる電子写真感光体で
あり、各種の電子写真分野に好適に利用することができ
る。
【0055】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明をさらに
詳細を説明するが、製造を始めとしてこれらはいずれも
例示的なものであって、本発明を限定するものではな
い。なお、以下の各例において、部及び%はそれぞれ重
量部及び重量%を示す。分子量測定は、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC:東ソー社製) で行
い、スチレン換算分子量で示す。使用した芳香族ポリエ
ステル樹脂、ポリエステル樹脂及びポリカーボネート樹
脂は、下記のとおりである。
詳細を説明するが、製造を始めとしてこれらはいずれも
例示的なものであって、本発明を限定するものではな
い。なお、以下の各例において、部及び%はそれぞれ重
量部及び重量%を示す。分子量測定は、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC:東ソー社製) で行
い、スチレン換算分子量で示す。使用した芳香族ポリエ
ステル樹脂、ポリエステル樹脂及びポリカーボネート樹
脂は、下記のとおりである。
【0056】試料1[ビスフェノールA型芳香族ポリエ
ステル樹脂] テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロライド
のモル比が1:1の混合酸クロライドの塩化メチレン溶
液と、ビスフェノールAのアルカリ水溶液とより界面重
合法によりビスフェノールA型芳香族ポリエステル樹脂
を得た。(Mn=19,000、Mw=35,000)
ステル樹脂] テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロライド
のモル比が1:1の混合酸クロライドの塩化メチレン溶
液と、ビスフェノールAのアルカリ水溶液とより界面重
合法によりビスフェノールA型芳香族ポリエステル樹脂
を得た。(Mn=19,000、Mw=35,000)
【0057】試料2[ビスフェノールC型芳香族ポリエ
ステル樹脂] テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロライド
のモル比が1:1の混合酸クロライドの塩化メチレン溶
液と、ビスフェノールCのアルカリ水溶液とより界面重
合法によりビスフェノールC型芳香族ポリエステル樹脂
を得た。(Mn=24,000、Mw=57,000)
ステル樹脂] テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロライド
のモル比が1:1の混合酸クロライドの塩化メチレン溶
液と、ビスフェノールCのアルカリ水溶液とより界面重
合法によりビスフェノールC型芳香族ポリエステル樹脂
を得た。(Mn=24,000、Mw=57,000)
【0058】試料3[ビスフェノールZ型芳香族ポリエ
ステル樹脂] テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロライド
のモル比が1:1の混合酸クロライドの塩化メチレン溶
液と、ビスフェノールZのアルカリ水溶液とより界面重
合法によりビスフェノールZ型芳香族ポリエステル樹脂
を得た。(Mn=25,000、Mw=57,000)
ステル樹脂] テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロライド
のモル比が1:1の混合酸クロライドの塩化メチレン溶
液と、ビスフェノールZのアルカリ水溶液とより界面重
合法によりビスフェノールZ型芳香族ポリエステル樹脂
を得た。(Mn=25,000、Mw=57,000)
【0059】試料4[ポリエチレンテレフタレート樹
脂] 東洋紡(株)社製、商品名RE −530 試料5[ポリブチレンテレフタレート系樹脂] 旭化成(株)社製、商品名ハーディクA5410 試料6[非晶性ポリエチレンテレフタレート変性樹脂] 40東洋紡(株)社製、商品名バイロン200 試料7[ポリエチレンナフタレート樹脂] 帝人(株)社製、商品名TN8060 試料8[ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂] 三菱化学(株)社製、商品名ノバレックス7025A 試料9[ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂] (Mn=24,000、Mw=41,000)
脂] 東洋紡(株)社製、商品名RE −530 試料5[ポリブチレンテレフタレート系樹脂] 旭化成(株)社製、商品名ハーディクA5410 試料6[非晶性ポリエチレンテレフタレート変性樹脂] 40東洋紡(株)社製、商品名バイロン200 試料7[ポリエチレンナフタレート樹脂] 帝人(株)社製、商品名TN8060 試料8[ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂] 三菱化学(株)社製、商品名ノバレックス7025A 試料9[ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂] (Mn=24,000、Mw=41,000)
【0060】実施例1〜9 芳香族ポリエステル樹脂とポリエステル樹脂とポリカー
ボネート樹脂とをラボプラストミルに接続した小型バン
バリーミキサー(東洋精機社製)で無触媒にて溶融混練
を行った(条件:280℃、常圧、20rpm)。芳香
族ポリエステル−ポリエステル−ポリカーボネート系共
重合体の生成は、混練サンプルをサンプリングして厚さ
5μmのキャストフィルム(溶媒:クロロホルム)を作
成し、位相差顕微鏡(ライカ(株)社製アリストプラ
ン)で相状態を解析(共重合体が生成すると1相状態へ
変化する)することにより確認した。実施例1〜9の共
重合構成物及び比率を表1に示す。
ボネート樹脂とをラボプラストミルに接続した小型バン
バリーミキサー(東洋精機社製)で無触媒にて溶融混練
を行った(条件:280℃、常圧、20rpm)。芳香
族ポリエステル−ポリエステル−ポリカーボネート系共
重合体の生成は、混練サンプルをサンプリングして厚さ
5μmのキャストフィルム(溶媒:クロロホルム)を作
成し、位相差顕微鏡(ライカ(株)社製アリストプラ
ン)で相状態を解析(共重合体が生成すると1相状態へ
変化する)することにより確認した。実施例1〜9の共
重合構成物及び比率を表1に示す。
【0061】次いで、反応完了時間(約30分)まで混
練したサンプルを回収し、クロロホルム100mlに1
0g溶解させ、塗工液を調製した。この塗工液をアルミ
ニウム基板(10cm×10cm)にバーコーターを使
用して塗布し、オーブン中にて120℃、20分乾燥を
行い、塗膜の厚さを15μmとした。
練したサンプルを回収し、クロロホルム100mlに1
0g溶解させ、塗工液を調製した。この塗工液をアルミ
ニウム基板(10cm×10cm)にバーコーターを使
用して塗布し、オーブン中にて120℃、20分乾燥を
行い、塗膜の厚さを15μmとした。
【0062】上記の塗膜の耐摩耗性を測定した。耐摩耗
性試験はテーバー摩耗試験機で行った(条件:摩耗輪C
S−17、荷重500g、1,000回転、60rp
m)。また、生成した共重合体の引張破断時の伸びは、
ダンベル型試験片を成形し、オートグラフ(島津製作所
社製)を使用して測定を行った。さらに、共重合体の光
線透過率は、次のようにして行った。上記塗工液をガラ
ス基板にバーコーターを使用して塗布し、オーブン中で
120℃、20分乾燥し、塗膜の厚さを15μmとし
た。得られた塗膜は、スペクトルフォトメーター(日立
社製U−4000)を使用して測定波長領域400〜8
00nmで光線透過率の測定を行った。塗膜の耐摩耗
性、共重合体の引張破断時の伸び及び塗膜の光線透過率
の評価結果を表2に示す。
性試験はテーバー摩耗試験機で行った(条件:摩耗輪C
S−17、荷重500g、1,000回転、60rp
m)。また、生成した共重合体の引張破断時の伸びは、
ダンベル型試験片を成形し、オートグラフ(島津製作所
社製)を使用して測定を行った。さらに、共重合体の光
線透過率は、次のようにして行った。上記塗工液をガラ
ス基板にバーコーターを使用して塗布し、オーブン中で
120℃、20分乾燥し、塗膜の厚さを15μmとし
た。得られた塗膜は、スペクトルフォトメーター(日立
社製U−4000)を使用して測定波長領域400〜8
00nmで光線透過率の測定を行った。塗膜の耐摩耗
性、共重合体の引張破断時の伸び及び塗膜の光線透過率
の評価結果を表2に示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】比較例1〜3、11〜15 芳香族ポリエステル樹脂とポリエステル樹脂とポリカー
ボネート樹脂とをラボプラストミルに接続した小型バン
バリーミキサー(東洋精機社製)で溶融混練を行った。
(条件:280℃、常圧、20rpm)反応時間は実施
例作成時と同時間程度(約30分)にて行った。比較例
11及び12は回収工程を行い、目的の分子量品を得
た。また、塗工液の調製、耐摩耗試験、引張破断時の伸
び測定、光線透過率測定は、実施例と同条件で行った。
比較例1〜3、11〜15の共重合構成物及び比率を表
3に、その評価結果を表5に示す。
ボネート樹脂とをラボプラストミルに接続した小型バン
バリーミキサー(東洋精機社製)で溶融混練を行った。
(条件:280℃、常圧、20rpm)反応時間は実施
例作成時と同時間程度(約30分)にて行った。比較例
11及び12は回収工程を行い、目的の分子量品を得
た。また、塗工液の調製、耐摩耗試験、引張破断時の伸
び測定、光線透過率測定は、実施例と同条件で行った。
比較例1〜3、11〜15の共重合構成物及び比率を表
3に、その評価結果を表5に示す。
【0066】比較例4〜10 芳香族ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂をそれぞれ単独で評価を行った。塗工液の
調製、耐摩耗試験、引張破断時の伸び測定、光線透過率
測定は、実施例と同条件で行った。比較例4〜10の構
成物を表3に、その評価結果を表5に示す。
ボネート樹脂をそれぞれ単独で評価を行った。塗工液の
調製、耐摩耗試験、引張破断時の伸び測定、光線透過率
測定は、実施例と同条件で行った。比較例4〜10の構
成物を表3に、その評価結果を表5に示す。
【0067】比較例16、17 試料1〜8に示す芳香族ポリエステル樹脂とポリエステ
ル樹脂とポリカーボネート樹脂とを溶液ブレンドで塗工
液を調製し、評価を行った。塗工液の調製、耐摩耗試
験、光線透過率測定は、実施例と同条件で行った。比較
例16、17の構成物及びブレンド比率を表4に、その
評価結果を表5に示す。なお、比較例のうち、2、3、
7、13、15及び16は、クロロホルムに不溶であ
り、塗膜を形成できなかったので、摩耗量と光線透過率
は測定できなかった。比較例16と17は、単なるブレ
ンドであるため、成形品による引張試験ができなかった
(成形時に熱による共重合化反応が起こる)。
ル樹脂とポリカーボネート樹脂とを溶液ブレンドで塗工
液を調製し、評価を行った。塗工液の調製、耐摩耗試
験、光線透過率測定は、実施例と同条件で行った。比較
例16、17の構成物及びブレンド比率を表4に、その
評価結果を表5に示す。なお、比較例のうち、2、3、
7、13、15及び16は、クロロホルムに不溶であ
り、塗膜を形成できなかったので、摩耗量と光線透過率
は測定できなかった。比較例16と17は、単なるブレ
ンドであるため、成形品による引張試験ができなかった
(成形時に熱による共重合化反応が起こる)。
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】以上の実施例1〜9と比較例1〜17との
比較から、本発明の樹脂組成物である芳香族ポリエステ
ル−ポリエステル−ポリカーボネート系共重合体は、透
明性に優れ、特に耐摩耗性に優れていることが認められ
る。
比較から、本発明の樹脂組成物である芳香族ポリエステ
ル−ポリエステル−ポリカーボネート系共重合体は、透
明性に優れ、特に耐摩耗性に優れていることが認められ
る。
【0072】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、透明性、溶剤溶
解性及び耐摩耗性に優れた芳香族ポリエステル−ポリエ
ステル−ポリカーボネート共重合体系からなるものであ
り、この樹脂組成物を簡便な方法で製造することがで
き、しかも製造コストも低廉である。また、本発明の樹
脂組成物を使用することにより、耐摩耗性に優れた塗膜
を形成することができ、さらに光学特性及び耐摩耗性に
優れた電子写真感光体を形成することができる。
解性及び耐摩耗性に優れた芳香族ポリエステル−ポリエ
ステル−ポリカーボネート共重合体系からなるものであ
り、この樹脂組成物を簡便な方法で製造することがで
き、しかも製造コストも低廉である。また、本発明の樹
脂組成物を使用することにより、耐摩耗性に優れた塗膜
を形成することができ、さらに光学特性及び耐摩耗性に
優れた電子写真感光体を形成することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 169/00 PLP C09D 169/00 PLP G03G 5/047 G03G 5/047 5/05 101 5/05 101
Claims (5)
- 【請求項1】 芳香族ジカルボン酸残基と芳香族ジオー
ル残基を主成分とする縮重合部で構成される芳香族ポリ
エステル部(A)5〜70重量%と、芳香族ジカルボン
酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族ジオール残
基を主成分とする縮重合部で構成されるポリエステル部
(B)10〜75重量%と、芳香族ジカルボン酸残基と
炭酸残基を主成分とする縮重合部から構成されるポリカ
ーボネート部(C)20〜85重量%とからなり、これ
らの各部が化学的結合をしており、かつ数平均分子量
(Mn)が2, 000〜200, 000、ASTM D
638による引張破断時の伸び率が50%以上、厚さ1
5μmの塗膜の400〜800nm領域における光線透
過率が70%以上、25℃におけるクロロホルム又は塩
化メチレンに対する溶解度が10g/100ml以上で
ある樹脂組成物。 - 【請求項2】 芳香族ジカルボン酸残基と芳香族ジオー
ル残基を主成分とする縮重合部で構成される芳香族ポリ
エステル樹脂5〜70重量%と、芳香族ジカルボン酸残
基又は脂肪族ジカルボン酸残基と脂肪族ジオール残基を
主成分とする縮重合部で構成されるポリエステル樹脂1
0〜75重量%と、芳香族ジカルボン酸残基と炭酸残基
を主成分とする縮重合部から構成されるポリカーボネー
ト樹脂20〜85重量%とを、エステル重合触媒の存在
又は不存在下に、相が1相となるまで溶融混練すること
を特徴とする請求項1記載の樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の樹脂組成物から形成され
た塗膜であって、光線透過率が15μm厚みで400〜
800nm領域で70%以上である塗膜。 - 【請求項4】 導電性基体上に感光層を有する電子写真
感光体において、該感光層がバインダー樹脂として請求
項1記載の樹脂組成物を含有してなる電子写真感光体。 - 【請求項5】 電荷発生層と電荷移動層との積層構造を
有する電子写真感光体の該電荷移動層が、電子供与性又
は電子受容性である請求項4記載の電子写真感光体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23556196A JPH1081737A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた塗膜又は電子写真感光体 |
| PCT/JP1997/003139 WO1998010005A1 (en) | 1996-09-05 | 1997-09-05 | Resin composition, process for preparing the same, and coating film or electrophotographic photoreceptor made using the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23556196A JPH1081737A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた塗膜又は電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1081737A true JPH1081737A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=16987821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23556196A Withdrawn JPH1081737A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 樹脂組成物及びその製造方法並びにそれを用いた塗膜又は電子写真感光体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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