JPH1082464A - シーリング用弾性体及びオイルフィルタ - Google Patents

シーリング用弾性体及びオイルフィルタ

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JPH1082464A
JPH1082464A JP8257372A JP25737296A JPH1082464A JP H1082464 A JPH1082464 A JP H1082464A JP 8257372 A JP8257372 A JP 8257372A JP 25737296 A JP25737296 A JP 25737296A JP H1082464 A JPH1082464 A JP H1082464A
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JP
Japan
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elastic body
annular
sealing
stopper
oil filter
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JP8257372A
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English (en)
Inventor
Kazuo Harikae
一夫 張替
Yasuo Namita
靖夫 波田
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Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガスケット又はパッキンにおいて適度な締め付
け力によりその微妙なコトントロールを必要とすること
なく流体の漏れを確実に防止できるようにするととも
に、これらを利用して部材の加工精度の向上を必要とし
ないオイルフィルタをを提供する。 【構成】圧縮に対して変形の大きい第1の部材と圧縮に
対して変形の小さい第2の部材の複合体であり、第1の
部材が第2の部材より圧縮方向の長さが長いシーリング
用弾性体。これを用いたオイルフィルタ。 【効果】上記目的を達成する効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車にオイル
フィルタを装着する際にそのオイルフィルタに取り付け
るガスケットのようなシーリング用弾性体及びこれを利
用したオイルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】機械工業、精密機械工業、自動車工業、
圧力容器工業等においては、機械類や容器類の連結部を
シール(密封)するためにパッキンやガスケットのよう
なシーリング用弾性体が用いられており、これらはシー
ル材料工業において製造されている。従来のパッキンや
ガスケットにはゴムのような弾性材料単独からなる加工
品の弾性体が用いられており、これらによりシールを行
うには連結部の一方の側と他方の側の両者の間にこれら
弾性体を介在させてその圧縮変形をさせ、その状態を維
持することによりシールする場合と、両者の間にこれら
弾性体を介在させてその圧縮変形をさせると同時にその
過度の変形を抑制するために両者のいずれかのの周囲の
部材をストッパーとして用い、そのストッパーにより両
者の接近限度を定める場合とがある。
【0003】例えば自動車等の内燃機関用オイルフィル
タの場合には、図10に示すように、一端側閉塞のケー
ス1内に、パンチングメタルの円筒体2aを支持部材3
により支持し、その支持部材3の延長部と円筒体2aの
上端に設けた枠部材4の間で円筒体2aの周囲に設けた
襞濾紙2bを保持した濾過エレメント5を設ける。次
に、上記支持部材3の中央の開口に設けた円筒部内側
を、周囲にオイル入口6a・・・を有し中央に円筒部の
オイル出口6bを有するリインフォースプレート6のそ
の円筒部外側に支持し、このリインフォースプレート6
でケース1の開放端を閉鎖するとともに、上記支持部材
3の円筒部外側にゴムからなる逆止弁7の基端側円筒部
を嵌合し、上記オイル入口6a・・・をその先端側の弁
体で覆う。そして、上記リインフォースプレート6を上
記ケース1の開放端に巻き締めしたクロージャープレー
ト8に支持し、一方上記枠部材4を設けた円筒体2aを
板バネ9により押し圧して上記濾過エレメント5をリイ
ンフォースプレート6及びクロージャープレート8とこ
の板バネ9との間に支持する。クロージャープレート8
にはその先端に環状溝8aを設けてこれにガスケット1
0を取り付ける。なお、板バネ9の中央には開口を設
け、これにスプリングにより上下動する弁板を臨ませ、
そのスプリングを収容する収容体に流通孔を設け、これ
らにより安全弁装置11を構成する。このような構造に
おいて、リインフォースプレート6の円筒部内側のねじ
部、すなわち連結部の一方の側を内燃機関の取付部、す
なわち連結部の他方の側のねじ部にねじ込み、ガスケッ
ト10をその取付部の基端側端面に密接させて変形さ
せ、その復元弾性によりシールを行なう。そして図示省
略した経路にてオイルをオイル入口6a・・・から流入
させて逆止弁7をその油圧で開き、これによりオイルを
襞濾紙2bを通して円筒体2a内に導入し、さらに上記
リインフォースプレート6の円筒部、取付部を経て内燃
機関に供給する。襞濾紙2bが目詰まりをしたときはオ
イルは安全弁装置11側に流れ、その油圧によりこの装
置は作動するので、オイルは円筒体2aに導入され、以
下同様にして内燃機関にオイルが供給される。このよう
なオイルフィルターにおいて上記のシールを行う方法と
して、 ガスケット10のみに上記取付部の基端側端
面を接触させ、その復元弾性力のみによってシールを行
なう場合と、 クロージャープレート8の環状溝8a
を形成する周囲の突出部あるいは巻き締め部8bをスト
ッパーとし、これにより上記取付部の基端側端面の進出
を阻止し、その状態のガスケット10の変形による復元
弾性力によりシールを行なう場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のガスケットのみでシールする場合は、ガスケット自体
がその変形の限度に近い状態でストッパーの機能も有す
る必要があるので、ある程度の締め付け力に耐えるため
にはガスケットが大きくなり、取付部の基端側端面との
接触面積が広くなる傾向があり、その締め付け時に大き
な力を必要とする。また、リインフォースプレート6の
内側のねじ部を内燃機関の取付部のねじ部にねじ込みな
がらガスケットをその取付部の基端側端面に密接させ変
形させて行くので、ガスケットを圧縮するその度合をコ
ントロールすることが難しく、締め付けが緩いとシール
が不完全となりオイル漏れを起こす危険があり、一方、
締め付けが強過ぎると過度の変形によりガスケットを劣
化させてその復元弾性力を低下させることになり、シー
ルの機能を損なったり、その変形が甚だしい場合にはガ
スケットを破壊する等の問題を生じる。また、上記の
ストッパーを利用する場合には、クロージャープレート
8の巻き締め部やその先端の環状溝部の周囲に突出部を
設けてこれをストッパーとする必要があり、その突出度
合をリインフォースプレート6、クロージャープレート
8の形状、配置及び取付け、特にクロージャープレート
8の巻き締めを行なう加工工程で調整しなければならな
いので、その加工精度の向上が要求され、複雑な工程に
ならざるを得ないという問題がある。
【0005】本発明の第1の目的は、大きさが大きくな
らず、その接触面積が少なくてすみ、締め付け力が大き
くならないシーリング用弾性体及びこれを利用したオイ
ルフィルタを提供することにある。本発明の第2の目的
は、締め付け力の微妙な調整の必要のないシーリング用
弾性体及びこれを利用したオイルフィルタを提供するこ
とにある。本発明の第3の目的は、過度の変形による劣
化が促進されることのないシーリング用弾性体及びこれ
を利用したオイルフィルタを提供することにある。本発
明の第4の目的は、リインフォースプレート、クロージ
ャープレートの形状、配置及び取付け等の加工精度の向
上の必要のないシーリング用弾性体及びオイルフィルタ
を提供することにある。本発明の第5の目的は、加工工
程に選択の幅ができ生産性を向上できるオイルフィルタ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)、流体の流通する連結部の一方の
側と他方の側の間に介在されるシーリング用弾性体にお
いて、圧縮に対して変形が大きい第1の部材と圧縮に対
して変形が小さい第2の部材の複合体であって、圧縮方
向の長さが該第1の部材が長く該第2の部材が短く、か
つ該第2の部材は上記連結部における一方の側と他方の
側の接近限度を定めるストッパーとしての構造を有する
いシーリング用弾性体を提供するものである。 また、
本発明は、圧縮に対して変形が小さい部材は非圧縮性の
硬質材料からなるストッパー用成形体である上記(1)
のシーリング用弾性体、(3)、ストッパーとしての構
造を有する第2の部材に圧縮力がかかるまでの圧縮力が
かかっている方向の構成部分は第1の部材による構成部
分である上記(1)又は(2)のシーリング用弾性体、
(4)、濾過エレメントを収容した一端側閉塞のケース
の他端側開放端をオイル入口及びオイル出口を有するリ
インフォースプレートにより閉鎖し、上記開放端の周縁
に該リインフォースプレートを支持しかつシーリング用
弾性体を保持する溝を有するクロージャープレートを巻
き締め固定させた構造を有するオイルフイルタにおい
て、該溝に上記(1)ないし(3)のいずれかのシーリ
ング用弾性体を設置したオイルフィルタ、(5)、シー
リング用弾性体は第2の部材の底面が露出し、かつ該底
面はクロージャープレートの溝の底面に接触し該溝の底
面から突出した第2の部材の先端位置がクロージャープ
レートを巻き締め固定させた部分及び該クロージャープ
レートのうちの最も外側に突出している位置と同じ水平
位置である上記(4)のオイルフィルタを提供するもの
である。
【0007】次に本発明を詳細に説明する。本発明にお
いて、「圧縮に対して変形が大きい第1の部材」とは、
ニトリルゴム(NBR)、スチレン−ブタジエンゴム
(SBR)、アクリルゴム、シリコンゴム等の合成ゴム
や天然ゴム等のゴム類や、樹脂類等の通常使用されてい
る弾性材料その他の弾性材料からなる弾性体が挙げられ
る。また、「圧縮に対して変形が小さい第2の部材」と
は、上記の弾性材料より硬度が高く、変形性が小さい材
料からなるストッパー用成形体である。本発明のシーリ
ング用弾性体は、これらの弾性体、ストッパー用成形体
のそれぞれの少なくとも1つを有するが、それぞれは2
つ以上の材料で構成されてもよい。第2の部材のストッ
パー用成形体は、「連結部における一方の側と他方の側
の接近限度を定めるストッパーとしての構造を有する」
ものであり、締め付け時の圧縮力に対して非圧縮性材料
からなる成形体が好ましく、例えば鉄、アルミニウム、
エンジニアリングプラスチック等の材料からなる板状、
管状、L字状、U字状等各種形状のものが挙げられる
が、締め付け時の圧縮力によっては硬質ゴム等も使用で
き、多少の弾性を有するものでも実質的にストッパーの
機能を有するものであればよい。
【0008】また、「圧縮方向の長さが該第1の部材が
長く該第2の部材が短く」とは、連結部が例えば管部あ
るいは円筒部の連結である場合にはその軸方向の長さが
第1の部材の長さが第2の部材の長さより長いことを意
味し、「圧縮方向」を「連結部の連結する方向」として
もよいが、その連結部において一方の側を他方の側に接
近させシーリング用弾性体を締め付けるときにまず第1
の部材の弾性体が変形を起こしてその変形が継続され、
その締め付け力が第2の部材に及んだときこの第2の部
材がストッパーとしての機能を発揮し、第1の部材のそ
れ以上の変形を抑制あるいは阻止する。また、本発明の
シーリング用弾性体は、第1の部材と第2の部材の複合
体であるが、その複合体とは第1の部材の上記弾性体に
第2の部材の上記成形体を埋め込む場合、すなわち成形
体が外から見えないように弾性体で覆われる場合と、嵌
め込み、すなわちその成形体の一部が露出しておりその
他の部分が弾性体で覆われている場合、さらには成形体
に弾性体が積層されている場合がある。このような複合
体は、「ストッパーとしての構造を有する第2の部材に
圧縮力がかかるまでの圧縮力がかかっている方向の構成
部分は第1の部材による構成部分である」ことが好まし
いが、これは変形を起こさせる圧縮方向には第1の部材
のみが存在し、第2の部材は存在しないことがその変形
量を十分にし、その適当な復元弾性力を確保する点で好
ましいからである。その変形量をさらに多くするために
は第1の部材の内部、第2の部材のいずれか又は両方に
空間を設けてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図4に示すように、12はシーリ
ング用弾性体としての環状ガスケットであって、NBR
の架橋体からなる環状弾性体13が左側に偏った山形の
環状突出部13aを有し、その右側の環状部分にスチー
ル製の断面縦長四角の環状ストッパー用成形体13bを
嵌め込んで内装し、その底面を露出させている。なお、
「嵌め込んで内装」は構造的に捉えた場合であり、この
ようなシーリング用弾性体は金型内においてNBRの材
料に環状ストッパー用成形体を挿入して加硫することに
より一体の複合体として得られる。また、図5〜7に示
すような環状ガスケット、すなわちそれぞれ断面形状が
逆V字状の環状弾性体14aの一側に環状ストッパー用
成形体14b、山形の上側を二股にして環状突出部を2
つ有する環状弾性体16aの中央に環状ストッパー用成
形体16b、左辺を右側に上辺を下側に傾斜した四角形
の環状弾性体17aのその一側の短辺側に環状ストッパ
ー用成形体17bを嵌め込み、それぞれ環状ガスケット
14、16、17とし、また、図8に示すように凹状の
環状ストッパー用成形体18bの上に環状突出部を有す
る環状弾性体18aを積層し、環状ガスケット18と
し、それぞれのストッパー用成形体を断面縦長四角の板
状の環状体としその底部をそれぞれの環状弾性体の平坦
な底部と同一平面状に位置させて露出し、その他の環状
ストッパー用成形体の部分を環状弾性体で覆ったもので
もよい。これらの構造では上方に突出した部分の環状弾
性体が圧縮の力を受け、その圧縮方向には弾性体のみが
存在し、ストッパー用成形体は存在しないのでその変形
が容易であり、圧縮によりその変形が進み、その圧縮が
例えば一点鎖線で示すストッパー用成形体の近傍に達す
るとそれ以上の変形が抑制あるいは阻止され、ストッパ
ー用成形体はストッパーとして機能することができる。
なお、シーリング用弾性体とはガスケット、パッキンそ
の他のこれらに類するものを含み、オイルフィルタ用の
みならずオイルその他の液状体、気体等の流体のフィル
タ装置に用いることができる。
【0010】次にオイルフィルタの場合について説明す
る。図9と同一符号部は同一構成部分を示す図1、2に
おいて、クロージャープレート8の環状溝8aの開放側
の周囲をそのクロージャープレートの巻き締め部8bよ
り外側に突出させ、その環状溝8aに図6に示す環状ガ
スケット16を加締めにより設置する。その際成形体の
先端位置は環状溝8aの開放側の周囲の先端位置と同一
水平面上に位置させる。このようにすると、図3に示す
ように、リインフォースプレート6の円筒部内側のねじ
部を内燃機関の取付部19のねじ部にねじ込んで連結す
る際に上述したようにシーリング用弾性体16の環状弾
性体16aの上方に突出した突出部が取付部22の基端
側端面20により圧縮され、その変形が弾性体16aの
みの部分で良く行なわれるが、そのねじ込みをさらに進
めると環状ストッパー用成形体16bにより上記取付部
の基端側端面が水平線aに到る段階でその進行を阻止さ
れ、その状態で環状弾性体16aの変形による復元弾性
力によりシールが行われる。このように環状ストッパー
用成形体により上記取付部の基端側端面の進行が阻止さ
れると、環状弾性体16aによる変形を一定量にできそ
の復元弾性力を一定に保持でき、その調整が必要でない
のみならず、クロージャープレート8の環状溝8aの開
放側の周囲やその巻き締め部8bがストッパーの役割を
する必要がないので、これらやリインフォースプレート
6等の形状、配置、取付け等における加工精度を向上す
る必要がなく、しかも環状弾性体の突出部はその適度の
復元弾性力を発揮し、過度の変形を抑制されるので劣化
することもなくその機能を長く維持できる。このように
してオイルフィルタが設置された後は、オイル供給孔2
1よりオイルが供給され、以下図9について説明したと
同様にしてオイルは濾過されて内燃機関に供給される。
なお、上記は自動車用オイルフィルタの場合であった
が、その他の機械類、容器類のオイルフィルタの場合で
もよい。
【0011】
【実施例】以下に実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1 図2において、環状溝8aの底面からその開放端までの
高さA及び環状ストッパー用成形体の高さDを同じ寸法
の3.5mm、環状ガスケット16の環状弾性体の突出
部の底面からの高さBを4.4〜4.6mm、その突出
部と突出部の間の谷部の底面からの高さCを3.6〜
3.8mm、その底部の幅を4.9〜5.1mm、環状
ストッパー用成形体の幅を2.0mmとし、リインフォ
ースプレート6の円筒部内側のねじ部を内燃機関の取付
部19のねじ部にねじ込んで環状ガスケット16を締め
付け、環状弾性体16aの突出部を0.3mm圧縮した
ときの締め付けトルクを測定したところ124Kgcm
であった。また、上記において締め付けトルクを150
Kgcmとし、オイル温度130℃、オイル流量20リ
ットル/分でオイルを供給し、濾過して内燃機関に導入
することを48時間継続し、その前後の限界耐圧を測定
する耐久試験を行ったところ、その試験前後の限界耐圧
はいずれも20Kg/cm2 以上で変わらなかった。こ
の結果は、上記環状ガスケット16の代わりに従来用い
られている断面形状逆V字状の充実体の同じ高さの環状
ガスケットを用い、クロージャープレート8の環状溝8
aの開放端周囲をストッパーとした場合と同じ結果であ
った。なお、限界耐圧とは、JISD1611に従い、
オイルフィルタに徐々に油圧をかけていきガスケット部
分から油漏れが起きる圧力のことをいう。
【0012】比較例1 実施例1において、環状ガスケット16の代わりに幅
5.0mm、高さ4.5mmの断面ほぼ四角の充実体で
あって、環状ガスケット16の弾性体と同じ材質の環状
ガスケット10(図9)を用いた以外は同様にしてオイ
ルフィルタを得、これについても実施例1と同様に試験
したところ、環状ガスケットを0.3mm圧縮するのに
必要な締め付けトルクは212Kgcmであった。
【0013】以上の結果より、実施例1のオイルフィル
タは、ガスケットの部分からのオイル漏れを示す限界耐
圧の性能が比較例1の従来のものと変わらず、締め付け
トルクは後者より小さいことがわかる。このようにトル
クが小さいと連結部周囲の部材の機械的強度を小さくす
ることができ、クロージャープレート、リインフォース
プレート等の形状、配置、取付け等におけるオイルフィ
ルタの設計上の自由度を大きくすることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮に対して変形度合
の異なる第1の部材と第2の部材の複合体によりシーリ
ング用弾性体を構成したので、大きさが大きくならず、
その接触面積が少なくてすみ、締め付け力が大きくなら
ず、締め付け力の微妙な調整が必要でなく、過度の変形
による劣化が促進されることがないシーリング用弾性体
及びこれを利用したオイルフィルタを提供することがで
きる。また、リインフォースプレート、クロージャープ
レートの形状、配置及び取付け等の加工精度の向上の必
要のないシーリング用弾性体及びオイルフィルタを提供
することができ、それだけ加工工程に選択の幅ができ、
生産性を向上できるオイルフィルタを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイルフィルタの一実施例の一部断面
図である。
【図2】その部分拡大断面図である。
【図3】その使用状態の断面説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の環状ガスケットの縦断
面図である。
【図5】本発明の第2の実施例の環状ガスケットの一部
の縦断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の環状ガスケットの一部
の縦断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例の環状ガスケットの一部
の縦断面図である。
【図8】本発明の第5の実施例の環状ガスケットの一部
の縦断面図である。
【図9】従来のオイルフィルタの一部断面説明図であ
る。
【符号の簡単な説明】
6 連結部の一方の側としてのリインフォースプレート 12、14、16、17、18 シーリング用弾性体と
しての環状ガスケット 13、14a、16a、17a、18a 第1の部材と
しての環状弾性体 13b、14b、16b、17b、18b 第2の部材
としての環状ストッパー用成形体 19 連結部の他方の側としての内燃機関の取付部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流通する連結部の一方の側と他方
    の側の間に介在されるシーリング用弾性体において、圧
    縮に対して変形が大きい第1の部材と圧縮に対して変形
    が小さい第2の部材の複合体であって、圧縮する方向の
    長さが該第1の部材が長く該第2の部材が短く、かつ該
    第2の部材は上記連結部における一方の側と他方の側の
    接近限度を定めるストッパーとしての構造を有するいシ
    ーリング用弾性体。
  2. 【請求項2】 圧縮に対して変形が小さい部材は非圧縮
    性の硬質材料からな変形しないストッパー用成形体であ
    る請求項1のシーリング用弾性体。
  3. 【請求項3】 ストッパーとしての構造を有する第2の
    部材に圧縮力がかかるまでの圧縮力がかかっている方向
    の構成部分は第1の部材による構成部分である請求項1
    又は2に記載のシーリング用弾性体。
  4. 【請求項4】 濾過エレメントを収容した一端側閉塞の
    ケースの他端側開放端をオイル入口及びオイル出口を有
    するリインフォースプレートにより閉鎖し、上記開放端
    の周縁に該リインフォースプレートを支持しかつシーリ
    ング用弾性体を保持する溝を有するクロージャープレー
    トを巻き締め固定させた構造を有するオイルフイルタに
    おいて、該溝に請求項1ないし3のいずれかに記載のシ
    ーリング用弾性体を設置したオイルフィルタ。
  5. 【請求項5】 シーリング用弾性体は第2の部材の底面
    が露出し、かつ該底面はクロージャープレートの溝の底
    面に接触し該溝の底面から突出した第2の部材の先端位
    置がクロージャープレートを巻き締め固定させた部分及
    び該クロージャープレートのうちの最も外側に突出して
    いる位置と同じ水平位置である請求項4に記載のオイル
    フィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006226289A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Mann & Hummel Gmbh 流体フィルタ
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