JPH1082875A - 電子時計および計時内容補正方法 - Google Patents
電子時計および計時内容補正方法Info
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- JPH1082875A JPH1082875A JP23773996A JP23773996A JPH1082875A JP H1082875 A JPH1082875 A JP H1082875A JP 23773996 A JP23773996 A JP 23773996A JP 23773996 A JP23773996 A JP 23773996A JP H1082875 A JPH1082875 A JP H1082875A
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- Japan
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- time
- signal
- clock
- timing
- satellite
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Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全体の電力消費を抑えて、例えば電池駆動の
場合の稼動時間を長く保てるようにした電子時計および
そのための計時内容補正方法を提供する。 【解決手段】 基準クロック信号をカウントして時刻の
計時または一定周期のタイミング信号の生成を行うとと
もに、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を
間欠的に受信し、時刻の決定および補正を行い、その他
の時間はスリープ時間として単独で計時を行う。
場合の稼動時間を長く保てるようにした電子時計および
そのための計時内容補正方法を提供する。 【解決手段】 基準クロック信号をカウントして時刻の
計時または一定周期のタイミング信号の生成を行うとと
もに、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を
間欠的に受信し、時刻の決定および補正を行い、その他
の時間はスリープ時間として単独で計時を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、GPS衛星など
の測位用衛星から送信される電波を受信して現在の日付
や時刻を求める電子時計および計時内容補正方法に関す
る。
の測位用衛星から送信される電波を受信して現在の日付
や時刻を求める電子時計および計時内容補正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、GPSなどの測位システムに
おいては、各測位用衛星から受信点までの距離を観測す
るための情報や各測位用衛星の位置を算出するための情
報が送信されていて、受信機は3次元測位に要する数の
測位用衛星からの測位用信号を用いて、各測位用衛星の
位置と各測位用衛星から受信点までの距離とを求め、こ
れらの各測位用衛星の位置と各測位用衛星から受信点ま
での距離とから受信点の位置を求めている。
おいては、各測位用衛星から受信点までの距離を観測す
るための情報や各測位用衛星の位置を算出するための情
報が送信されていて、受信機は3次元測位に要する数の
測位用衛星からの測位用信号を用いて、各測位用衛星の
位置と各測位用衛星から受信点までの距離とを求め、こ
れらの各測位用衛星の位置と各測位用衛星から受信点ま
での距離とから受信点の位置を求めている。
【0003】このような測位システムでは、システムの
中での時系を統一するための時系(GPSシステムでは
GPS時)を設定していて、その時系における時刻を求
めるための情報が衛星から送信されている信号に含まれ
ている。従って、このような信号を受信する受信機は、
測位の目的以外に時計としての機能も有する。GPSシ
ステムでは、衛星上の時計は電子時計であり、その1秒
の長さは協定世界時(以下「UTC」と言う。)と同じ
原子時の1秒にほぼ一致している。従って上記測位用衛
星からの信号を受信することによって極めて高精度な電
子時計を構成することができる。
中での時系を統一するための時系(GPSシステムでは
GPS時)を設定していて、その時系における時刻を求
めるための情報が衛星から送信されている信号に含まれ
ている。従って、このような信号を受信する受信機は、
測位の目的以外に時計としての機能も有する。GPSシ
ステムでは、衛星上の時計は電子時計であり、その1秒
の長さは協定世界時(以下「UTC」と言う。)と同じ
原子時の1秒にほぼ一致している。従って上記測位用衛
星からの信号を受信することによって極めて高精度な電
子時計を構成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、測位用衛星
からの信号を受信して時計として用いるためには電力消
費が問題となる。すなわち測位装置として用いる場合に
は、基本的に測位を行う際にのみ通電されればよいが、
時計として用いる場合には常時受信を行うことになり、
電池駆動によって長期間動作させる場合には大容量の電
池が必要となる。この発明の目的は、全体の電力消費を
抑えて、例えば電池駆動の場合の稼動時間を長く保てる
ようにした電子時計およびそのための計時内容補正方法
を提供することにある。
からの信号を受信して時計として用いるためには電力消
費が問題となる。すなわち測位装置として用いる場合に
は、基本的に測位を行う際にのみ通電されればよいが、
時計として用いる場合には常時受信を行うことになり、
電池駆動によって長期間動作させる場合には大容量の電
池が必要となる。この発明の目的は、全体の電力消費を
抑えて、例えば電池駆動の場合の稼動時間を長く保てる
ようにした電子時計およびそのための計時内容補正方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の電子時計は請
求項1に記載のとおり、基準クロック信号をカウントし
て時刻の計時または一定周期のタイミング信号の生成を
行う手段と、測位用衛星から送信される時刻情報を含む
信号を間欠的に受信して時刻情報を抽出し、前記計時手
段の計時内容を補正する手段とを備えてなる。また、こ
の発明の計時内容補正方法は請求項7に記載の通り、基
準クロック信号をカウントして時刻の計時または一定周
期のタイミング信号の生成を行うとともに、測位用衛星
から送信される時刻情報を含む信号を間欠的に受信して
時刻情報を抽出し、前記計時の内容または前記タイミン
グ信号の発生タイミングを補正する。このように測位用
衛星から送信される時刻情報を含む信号を間欠的に受信
することによって、非受信期間は計時のための電力消費
のみとなり、全体の平均的な電力消費が抑えられる。ま
た、基準クロック信号をカウントして時刻の計時または
一定周期のタイミング信号の生成を行うため、その精度
は基本的に基準クロック信号の精度によって定まるが、
測位用衛星からの信号を受信して抽出した時刻情報によ
って計時内容またはタイミング信号の発生タイミングが
間欠的に補正されるため、その平均的な精度は大幅に向
上することになり、所定の精度を維持しつつ電力消費を
抑えることが可能となる。
求項1に記載のとおり、基準クロック信号をカウントし
て時刻の計時または一定周期のタイミング信号の生成を
行う手段と、測位用衛星から送信される時刻情報を含む
信号を間欠的に受信して時刻情報を抽出し、前記計時手
段の計時内容を補正する手段とを備えてなる。また、こ
の発明の計時内容補正方法は請求項7に記載の通り、基
準クロック信号をカウントして時刻の計時または一定周
期のタイミング信号の生成を行うとともに、測位用衛星
から送信される時刻情報を含む信号を間欠的に受信して
時刻情報を抽出し、前記計時の内容または前記タイミン
グ信号の発生タイミングを補正する。このように測位用
衛星から送信される時刻情報を含む信号を間欠的に受信
することによって、非受信期間は計時のための電力消費
のみとなり、全体の平均的な電力消費が抑えられる。ま
た、基準クロック信号をカウントして時刻の計時または
一定周期のタイミング信号の生成を行うため、その精度
は基本的に基準クロック信号の精度によって定まるが、
測位用衛星からの信号を受信して抽出した時刻情報によ
って計時内容またはタイミング信号の発生タイミングが
間欠的に補正されるため、その平均的な精度は大幅に向
上することになり、所定の精度を維持しつつ電力消費を
抑えることが可能となる。
【0006】この発明の電子時計は請求項2に記載のと
おり、基準クロック信号をカウントして時刻の計時また
は一定周期のタイミング信号の生成を行う手段と、測位
用衛星から送信される時刻情報を含む信号を間欠的に受
信して、前記計時手段による計時内容のクロックバイア
ス分およびドリフト分を抽出する手段と、前記計時手段
による計時内容または前記タイミング信号の発生タイミ
ングに対して前記クロックバイアス分の補正とともに前
記ドリフト分の補正を間欠的に行う手段とを備えてな
る。また、この発明の計時内容補正方法は請求項8に記
載の通り、基準クロック信号をカウントして時刻の計時
または一定周期のタイミング信号の生成を行うととも
に、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を間
欠的に受信して前記計時の内容のクロックバイアス分お
よびドリフト分を抽出し、前記計時の内容または前記タ
イミング信号の発生タイミングに対して前記クロックバ
イアス分の補正とともに前記ドリフト分の補正を間欠的
に行う。このように測位用衛星から送信される時刻情報
を含む信号を間欠的に受信することによって、非受信期
間は計時のための電力消費のみとなり、全体の平均的な
電力消費が抑えられる。また、基準クロック信号をカウ
ントして時刻の計時または一定周期のタイミング信号の
生成を行うため、その精度は基本的に基準クロック信号
の精度によって定まるが、計時内容のクロックバイアス
分およびドリフト分が抽出され、計時内容またはタイミ
ング信号の発生タイミングに対してクロックバイアス分
の補正とともにドリフト分の補正が行われるため、測位
用衛星からの信号が受信されてから次に受信が行われる
までの経時誤差も抑えられる。例えば今回のクロックバ
イアス分の補正から次回のクロックバイアス分の補正ま
での時間に受信を行うことなく間欠的にドリフト分によ
る誤差を推測して補正すれば、次回の受信を行うまでの
間においても精度を高く維持することができる。
おり、基準クロック信号をカウントして時刻の計時また
は一定周期のタイミング信号の生成を行う手段と、測位
用衛星から送信される時刻情報を含む信号を間欠的に受
信して、前記計時手段による計時内容のクロックバイア
ス分およびドリフト分を抽出する手段と、前記計時手段
による計時内容または前記タイミング信号の発生タイミ
ングに対して前記クロックバイアス分の補正とともに前
記ドリフト分の補正を間欠的に行う手段とを備えてな
る。また、この発明の計時内容補正方法は請求項8に記
載の通り、基準クロック信号をカウントして時刻の計時
または一定周期のタイミング信号の生成を行うととも
に、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を間
欠的に受信して前記計時の内容のクロックバイアス分お
よびドリフト分を抽出し、前記計時の内容または前記タ
イミング信号の発生タイミングに対して前記クロックバ
イアス分の補正とともに前記ドリフト分の補正を間欠的
に行う。このように測位用衛星から送信される時刻情報
を含む信号を間欠的に受信することによって、非受信期
間は計時のための電力消費のみとなり、全体の平均的な
電力消費が抑えられる。また、基準クロック信号をカウ
ントして時刻の計時または一定周期のタイミング信号の
生成を行うため、その精度は基本的に基準クロック信号
の精度によって定まるが、計時内容のクロックバイアス
分およびドリフト分が抽出され、計時内容またはタイミ
ング信号の発生タイミングに対してクロックバイアス分
の補正とともにドリフト分の補正が行われるため、測位
用衛星からの信号が受信されてから次に受信が行われる
までの経時誤差も抑えられる。例えば今回のクロックバ
イアス分の補正から次回のクロックバイアス分の補正ま
での時間に受信を行うことなく間欠的にドリフト分によ
る誤差を推測して補正すれば、次回の受信を行うまでの
間においても精度を高く維持することができる。
【0007】この発明の電子時計は請求項3に記載のと
おり、前記間欠期間を、計時手段による計時内容の補正
量が所定値未満となるように設定する。これにより基準
クロック信号の精度に関わらず、要求される計時精度で
時刻の計時またはタイミング信号の生成が可能となる。
おり、前記間欠期間を、計時手段による計時内容の補正
量が所定値未満となるように設定する。これにより基準
クロック信号の精度に関わらず、要求される計時精度で
時刻の計時またはタイミング信号の生成が可能となる。
【0008】この発明の電子時計は請求項4に記載のと
おり、測位用衛星から送信される信号に時刻情報が重畳
されるタイミングを検知する手段を備えるとともに、前
記間欠期間を、次回の受信の際に前記時刻情報を受信す
るタイミングとなるように自動決定する手段を備える。
これにより、測位用衛星から送信される信号に重畳され
ている時刻情報を効率的に受信することができ、電力消
費を必要最低限に抑制することができる。例えばGPS
の場合、UTCパラメータが航法メッセージの中のフレ
ーム4のページ18に記述されており、12.5分周期
で繰り返し放送されているため、このUTCパラメータ
を受信できるタイミングで12.5分の整数倍周期で間
欠的に受信を行えばよい。
おり、測位用衛星から送信される信号に時刻情報が重畳
されるタイミングを検知する手段を備えるとともに、前
記間欠期間を、次回の受信の際に前記時刻情報を受信す
るタイミングとなるように自動決定する手段を備える。
これにより、測位用衛星から送信される信号に重畳され
ている時刻情報を効率的に受信することができ、電力消
費を必要最低限に抑制することができる。例えばGPS
の場合、UTCパラメータが航法メッセージの中のフレ
ーム4のページ18に記述されており、12.5分周期
で繰り返し放送されているため、このUTCパラメータ
を受信できるタイミングで12.5分の整数倍周期で間
欠的に受信を行えばよい。
【0009】この発明の電子時計は、請求項5に記載の
とおり、各時間帯における各測位用衛星からの信号の受
信可能性を判定する受信可能性判定手段を備えるととも
に、前記間欠期間を、次回の受信の際に測位用衛星から
の信号が受信可能な時間帯となるように自動決定する手
段を備える。これにより間欠的に受信動作を繰り返す際
に、次回の受信の際に測位用衛星からの信号を確実に受
信できるようになり、計時内容の補正に失敗することが
なく、必要な精度を維持することができる。
とおり、各時間帯における各測位用衛星からの信号の受
信可能性を判定する受信可能性判定手段を備えるととも
に、前記間欠期間を、次回の受信の際に測位用衛星から
の信号が受信可能な時間帯となるように自動決定する手
段を備える。これにより間欠的に受信動作を繰り返す際
に、次回の受信の際に測位用衛星からの信号を確実に受
信できるようになり、計時内容の補正に失敗することが
なく、必要な精度を維持することができる。
【0010】また、この発明の電子時計は請求項6に記
載の通り、前記受信可能性判定手段を、各時間帯におい
て受信に成功した測位用衛星を時間帯毎に記憶するとと
もに、所定の時間帯において過去に受信に成功した測位
用衛星の有無により判定するものとする。例えばGPS
の場合、各測位用衛星は受信点から見て一定周期で同一
位置に現れる(23時間56分で受信点から見て相対的
に同一位置に現れる)ことになるため、時間帯に応じて
どの衛星が視野内に存在するかはテーブルなどに予め作
成しておけば、受信可能な次回の受信タイミングを自動
的に決定できるようになる。これにより、各衛星の軌道
情報が不明であっても、過去に受信に成功した測位用衛
星の有無によって受信可能性判定が可能となる。
載の通り、前記受信可能性判定手段を、各時間帯におい
て受信に成功した測位用衛星を時間帯毎に記憶するとと
もに、所定の時間帯において過去に受信に成功した測位
用衛星の有無により判定するものとする。例えばGPS
の場合、各測位用衛星は受信点から見て一定周期で同一
位置に現れる(23時間56分で受信点から見て相対的
に同一位置に現れる)ことになるため、時間帯に応じて
どの衛星が視野内に存在するかはテーブルなどに予め作
成しておけば、受信可能な次回の受信タイミングを自動
的に決定できるようになる。これにより、各衛星の軌道
情報が不明であっても、過去に受信に成功した測位用衛
星の有無によって受信可能性判定が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態である電子時
計の構成を図1〜図11を参照して以下に説明する。
計の構成を図1〜図11を参照して以下に説明する。
【0012】図1は電子時計の構成を示すブロック図で
ある。図1においてVCO2は基準信号発振器3の発生
する基準信号を基に局部発振周波数信号を発生し、周波
数変換回路1はVCO2の発生した信号によってGPS
アンテナからの信号を周波数変換する。ADコンバータ
4はこれをディジタルデータに変換する。キャリアNC
O6はCPUからの制御データに基づいた周波数の信号
を発生し、乗算器5はADコンバータ4の出力データに
キャリアNCO6の出力データを掛け合わせて、キャリ
ア成分を除去した信号を生成する。CPU10はI/O
ポート9を介してC/Aコードおよびその位相データを
PRN符号発生回路8へ与える。これに応じてPRN符
号発生回路8は指定されたC/Aコードを指定された位
相で発生する。相関器7はキャリア除去された信号とC
/Aコードとの相関処理を行う。CPU10はI/Oポ
ート9を介して相関データを読み取る。カウンタ14は
受信機側の6秒周期の時刻をカウントするものであり、
1msより短時間間隔でカウントを行う。このカウンタ
14は5ms毎に割込信号を発生し、また毎秒信号(以
下「1PPS」という。)を発生する。カウンタ14は
主電源がオン状態のときは勿論、主電源がオフ状態で
も、バックアップ用電源で常に動作する。図1に示す例
では1チャンネル分についてのみ表しているが、複数チ
ャンネルを備える場合には、少なくともキャリアNCO
6、乗算器5、PRN符号発生回路8および相関器7を
受信チャンネル毎に備え、CPU10はこれらの複数の
受信チャンネルを用いて同時に複数の衛星のサーチおよ
び追尾を行う。ただ、受信点測位を行わず、電子時計と
して用いるだけであれば、または測位を行う場合でも受
信点の移動速度が低速であれば、受信チャンネルは1チ
ャンネル分だけでよい。制御回路15はスリープモード
とフルパワーモードの切換およびウェイクアップ動作を
行わせるために用いられ、GPS時刻を計時するタイマ
を備えている。ここで、フルパワーモードとは、CPU
10が動作し、これによって各部が動作するモードであ
り、スリープモードとは、CPU10が動作を停止し、
制御回路15、カウンタ14、および時計回路16が動
作し、RAM12がバックアップされる状態のモードで
ある。制御回路15はCPUからフルパワーモードとス
リープモードの設定データを受けて、スイッチ17のオ
ン/オフを制御する。18は主電源としての電池電源で
あり、フルパワーモードのときスイッチ17がオンとな
る。19はバックアップ用の電池電源であり、スリープ
モードのとき、この電源で制御回路15、上記カウンタ
14、および後述する時計回路16が動作を継続し、R
AM12がバックアップされる。また制御回路15はC
PU10から所定のタイミングでGPS時刻のデータを
受けてタイマに設定し、その後にタイマが1PPS信号
をカウントすることによってGPS時刻を計時する。さ
らに制御回路15はCPU10からウェイクアップ時刻
のデータを受けて、これを記憶し、タイマの内容がそれ
に一致したときスイッチ17をオンしてフルパワーモー
ドにする。時計回路16は年月日および時分秒の形式で
UTC時刻またはそれに時差を加えたローカル時刻を表
示する表示部と、1PPSをカウントするカウンタを備
え、CPU10から時刻データを受けて、そのデータを
所定タイミングでカウンタに設定した後は1PPSをカ
ウントして現在時刻を常に表示する。CPU10はRO
M11に予め書き込んだプログラムを実行して、各受信
チャンネルの相関器7からの相関データを読み取り、所
定のループフィルタの演算を行い、各PRN符号発生回
路8および各キャリアNCO6に対してC/Aコード位
相データおよびキャリア周波数データをそれぞれ与える
ことによって、C/Aコード位相およびキャリア周波数
との同期を取り、さらに航法メッセージデータを抽出す
る。また、航法メッセージに含まれている時刻情報から
現在時刻を求めて、時計回路16の計時内容および制御
回路15内のタイマの計時内容を補正する。またCPU
10は航法メッセージデータから衛星の軌道情報(エフ
ェメリス)を抽出し、C/Aコード位相を求めた時刻と
衛星の軌道情報とから各衛星の位置情報を求め、これら
の各衛星の位置情報とC/Aコード位相(擬似距離)と
から受信点の位置を算出する。データ伝送インタフェー
ス13は各種データを伝送するためのインタフェース回
路であり、CPU10はデータ伝送インタフェース13
を介して時刻情報および測位結果の情報等をホスト装置
へ伝送する。勿論この図1に示す電子時計のみ単独で利
用する場合には、このようなデータ伝送インタフェース
は不要である。
ある。図1においてVCO2は基準信号発振器3の発生
する基準信号を基に局部発振周波数信号を発生し、周波
数変換回路1はVCO2の発生した信号によってGPS
アンテナからの信号を周波数変換する。ADコンバータ
4はこれをディジタルデータに変換する。キャリアNC
O6はCPUからの制御データに基づいた周波数の信号
を発生し、乗算器5はADコンバータ4の出力データに
キャリアNCO6の出力データを掛け合わせて、キャリ
ア成分を除去した信号を生成する。CPU10はI/O
ポート9を介してC/Aコードおよびその位相データを
PRN符号発生回路8へ与える。これに応じてPRN符
号発生回路8は指定されたC/Aコードを指定された位
相で発生する。相関器7はキャリア除去された信号とC
/Aコードとの相関処理を行う。CPU10はI/Oポ
ート9を介して相関データを読み取る。カウンタ14は
受信機側の6秒周期の時刻をカウントするものであり、
1msより短時間間隔でカウントを行う。このカウンタ
14は5ms毎に割込信号を発生し、また毎秒信号(以
下「1PPS」という。)を発生する。カウンタ14は
主電源がオン状態のときは勿論、主電源がオフ状態で
も、バックアップ用電源で常に動作する。図1に示す例
では1チャンネル分についてのみ表しているが、複数チ
ャンネルを備える場合には、少なくともキャリアNCO
6、乗算器5、PRN符号発生回路8および相関器7を
受信チャンネル毎に備え、CPU10はこれらの複数の
受信チャンネルを用いて同時に複数の衛星のサーチおよ
び追尾を行う。ただ、受信点測位を行わず、電子時計と
して用いるだけであれば、または測位を行う場合でも受
信点の移動速度が低速であれば、受信チャンネルは1チ
ャンネル分だけでよい。制御回路15はスリープモード
とフルパワーモードの切換およびウェイクアップ動作を
行わせるために用いられ、GPS時刻を計時するタイマ
を備えている。ここで、フルパワーモードとは、CPU
10が動作し、これによって各部が動作するモードであ
り、スリープモードとは、CPU10が動作を停止し、
制御回路15、カウンタ14、および時計回路16が動
作し、RAM12がバックアップされる状態のモードで
ある。制御回路15はCPUからフルパワーモードとス
リープモードの設定データを受けて、スイッチ17のオ
ン/オフを制御する。18は主電源としての電池電源で
あり、フルパワーモードのときスイッチ17がオンとな
る。19はバックアップ用の電池電源であり、スリープ
モードのとき、この電源で制御回路15、上記カウンタ
14、および後述する時計回路16が動作を継続し、R
AM12がバックアップされる。また制御回路15はC
PU10から所定のタイミングでGPS時刻のデータを
受けてタイマに設定し、その後にタイマが1PPS信号
をカウントすることによってGPS時刻を計時する。さ
らに制御回路15はCPU10からウェイクアップ時刻
のデータを受けて、これを記憶し、タイマの内容がそれ
に一致したときスイッチ17をオンしてフルパワーモー
ドにする。時計回路16は年月日および時分秒の形式で
UTC時刻またはそれに時差を加えたローカル時刻を表
示する表示部と、1PPSをカウントするカウンタを備
え、CPU10から時刻データを受けて、そのデータを
所定タイミングでカウンタに設定した後は1PPSをカ
ウントして現在時刻を常に表示する。CPU10はRO
M11に予め書き込んだプログラムを実行して、各受信
チャンネルの相関器7からの相関データを読み取り、所
定のループフィルタの演算を行い、各PRN符号発生回
路8および各キャリアNCO6に対してC/Aコード位
相データおよびキャリア周波数データをそれぞれ与える
ことによって、C/Aコード位相およびキャリア周波数
との同期を取り、さらに航法メッセージデータを抽出す
る。また、航法メッセージに含まれている時刻情報から
現在時刻を求めて、時計回路16の計時内容および制御
回路15内のタイマの計時内容を補正する。またCPU
10は航法メッセージデータから衛星の軌道情報(エフ
ェメリス)を抽出し、C/Aコード位相を求めた時刻と
衛星の軌道情報とから各衛星の位置情報を求め、これら
の各衛星の位置情報とC/Aコード位相(擬似距離)と
から受信点の位置を算出する。データ伝送インタフェー
ス13は各種データを伝送するためのインタフェース回
路であり、CPU10はデータ伝送インタフェース13
を介して時刻情報および測位結果の情報等をホスト装置
へ伝送する。勿論この図1に示す電子時計のみ単独で利
用する場合には、このようなデータ伝送インタフェース
は不要である。
【0013】図2は図1に示したカウンタ14の構成を
示すブロック図であり、図2においてフリーランカウン
タ31は基準クロック信号を1msより短時間間隔でカ
ウントするカウンタであり、ラッチ回路33はCPUか
ら与えられる1PPS補正量を保持する回路である。比
較回路32はフリーランカウンタ31の値がラッチ回路
33の値に等しくなったとき1PPSを出力する。従っ
てラッチ回路33にセットされる1PPS補正量によっ
て1PPSの発生タイミングが変化する。CPUは次に
出力されるべき1PPSのタイミングにおけるフリーラ
ンカウンタ31の値を算出し、それに等しい値をラッチ
回路33へ設定する。これにより、フリーランカウンタ
31の値自体を補正することなく、補正された正確な1
PPSを出力させる。例えばフリーランカウンタ31の
上位桁が0〜5999の間で1ms毎にカウントを繰り
返すものとし、今、クロックオフセット(後述)がフリ
ーランカウンタのカウント値で表した場合に550であ
るとすると、ラッチ回路33に550を設定する。これ
により、フリーランカウンタのカウント値が550に達
したとき1PPSを発生させる。次に、ラッチ回路33
に1550を設定することにより、フリーランカウンタ
のカウント値が1550に達したとき1PPSを発生さ
せる。次に、ラッチ回路33に2550を設定してフリ
ーランカウンタのカウント値が2550に達したとき1
PPSを発生させる。以降同様にしてラッチ回路に対す
る1PPS補正量を変更していくことによって、正確な
1PPSを発生させる。
示すブロック図であり、図2においてフリーランカウン
タ31は基準クロック信号を1msより短時間間隔でカ
ウントするカウンタであり、ラッチ回路33はCPUか
ら与えられる1PPS補正量を保持する回路である。比
較回路32はフリーランカウンタ31の値がラッチ回路
33の値に等しくなったとき1PPSを出力する。従っ
てラッチ回路33にセットされる1PPS補正量によっ
て1PPSの発生タイミングが変化する。CPUは次に
出力されるべき1PPSのタイミングにおけるフリーラ
ンカウンタ31の値を算出し、それに等しい値をラッチ
回路33へ設定する。これにより、フリーランカウンタ
31の値自体を補正することなく、補正された正確な1
PPSを出力させる。例えばフリーランカウンタ31の
上位桁が0〜5999の間で1ms毎にカウントを繰り
返すものとし、今、クロックオフセット(後述)がフリ
ーランカウンタのカウント値で表した場合に550であ
るとすると、ラッチ回路33に550を設定する。これ
により、フリーランカウンタのカウント値が550に達
したとき1PPSを発生させる。次に、ラッチ回路33
に1550を設定することにより、フリーランカウンタ
のカウント値が1550に達したとき1PPSを発生さ
せる。次に、ラッチ回路33に2550を設定してフリ
ーランカウンタのカウント値が2550に達したとき1
PPSを発生させる。以降同様にしてラッチ回路に対す
る1PPS補正量を変更していくことによって、正確な
1PPSを発生させる。
【0014】図3は衛星サーチおよび時刻計算のタイミ
ングと時刻精度との関係などを示す図である。同図に示
すように、電源投入直後はフルパワーモードで衛星のサ
ーチおよび時刻計算を行う。電源投入後1衛星の捕捉が
行われて航法メッセージが収集されたなら、その航法メ
ッセージに含まれている時刻関連データに基づいてGP
S時刻が算出される。1衛星の場合、衛星と受信点間の
電波伝搬遅延時間が不明であるため、平均的な電波伝搬
遅延時間を採用することで±10msの精度で時刻が求
められる。3衛星以上の捕捉が行われて受信点と各衛星
までの電波伝搬遅延時間が明らかとなれば、1msの時
刻精度で時刻が決定される。従って、その後上記カウン
タ14の作用により1PPSの出力が開始されることに
なる。時刻決定を行った後はスリープモードとなり、カ
ウンタ14、制御回路15、および時計回路16のみが
動作を継続し、その他の回路部分はスリープ状態となっ
て電力消費が抑えられる。このスリープ時間は後述する
条件を除けば、フリーランカウンタに与えられる上記基
準クロック信号の精度と時計としての要求精度に応じて
定める。例えば基準クロック信号を発生するクリスタル
の精度が3ppm(3×10-6)であれば、約50分で
最大9msずれるので、時計としての要求精度が10m
s((求められる時刻精度の1ms)+(ずれ量の9m
s))未満であれば、約50分以内に再びフルパワーモ
ードで衛星のサーチおよび時刻計算を行い正確な現在時
刻を求めて補正すればよい。従って、この場合にはスリ
ープ時間を50分以内と設定すればよい。スリープ時間
の経過後は、ウェイクアップし、即ちフルパワーモード
にして、衛星からの信号を受信し、正確な時刻が求まっ
た時点で時刻修正を行う。このウェイクアップ後、正確
な時刻が求まるまでにある程度の時間(例えば1分)を
要するため、この時間だけ早めにウェイクアップさせる
ようにスリープ時間を設定すればよい。尚、後に示すよ
うに、時刻決定または時刻修正から次の時刻修正までの
時間は、必ずしも連続してスリープモードを保必要はな
く、受信処理以外の短時間で行える必要な処理を繰り返
し行うようにしてもよい。
ングと時刻精度との関係などを示す図である。同図に示
すように、電源投入直後はフルパワーモードで衛星のサ
ーチおよび時刻計算を行う。電源投入後1衛星の捕捉が
行われて航法メッセージが収集されたなら、その航法メ
ッセージに含まれている時刻関連データに基づいてGP
S時刻が算出される。1衛星の場合、衛星と受信点間の
電波伝搬遅延時間が不明であるため、平均的な電波伝搬
遅延時間を採用することで±10msの精度で時刻が求
められる。3衛星以上の捕捉が行われて受信点と各衛星
までの電波伝搬遅延時間が明らかとなれば、1msの時
刻精度で時刻が決定される。従って、その後上記カウン
タ14の作用により1PPSの出力が開始されることに
なる。時刻決定を行った後はスリープモードとなり、カ
ウンタ14、制御回路15、および時計回路16のみが
動作を継続し、その他の回路部分はスリープ状態となっ
て電力消費が抑えられる。このスリープ時間は後述する
条件を除けば、フリーランカウンタに与えられる上記基
準クロック信号の精度と時計としての要求精度に応じて
定める。例えば基準クロック信号を発生するクリスタル
の精度が3ppm(3×10-6)であれば、約50分で
最大9msずれるので、時計としての要求精度が10m
s((求められる時刻精度の1ms)+(ずれ量の9m
s))未満であれば、約50分以内に再びフルパワーモ
ードで衛星のサーチおよび時刻計算を行い正確な現在時
刻を求めて補正すればよい。従って、この場合にはスリ
ープ時間を50分以内と設定すればよい。スリープ時間
の経過後は、ウェイクアップし、即ちフルパワーモード
にして、衛星からの信号を受信し、正確な時刻が求まっ
た時点で時刻修正を行う。このウェイクアップ後、正確
な時刻が求まるまでにある程度の時間(例えば1分)を
要するため、この時間だけ早めにウェイクアップさせる
ようにスリープ時間を設定すればよい。尚、後に示すよ
うに、時刻決定または時刻修正から次の時刻修正までの
時間は、必ずしも連続してスリープモードを保必要はな
く、受信処理以外の短時間で行える必要な処理を繰り返
し行うようにしてもよい。
【0015】図4はGPS測位用衛星から送信される信
号に含まれている航法メッセージの構成を示す図であ
る。航法メッセージはビット率50bps、全ビット数
1500ビットを主フレームとするデータである。主フ
レームは、それぞれ300ビットずつの5つのサブフレ
ーム(サブフレーム1,サブフレーム2,サブフレーム
3,サブフレーム4,サブフレーム5)に分割されてい
る。従って1フレームは30秒に相当し、各サブフレー
ムは6秒に相当する。同図に示すように、各サブフレー
ムにはZカウントと称されるGPS時刻の基準となる時
刻(1980年1月6日0時UTC)からの経過時間を1週
間周期で6秒単位でカウントした値(各週のスタートか
ら当該サブフレーム終了タイミングまでの時刻カウント
値)が含まれている。サブフレーム1にはGPS時の基
準となる日(1980年1月6日)からの週番号および衛星
時計の補正係数が含まれている。またサブフレーム4の
ページ18にはGPS時とUTCとの差(累積閏秒)お
よび閏秒調整のためのデータであるUTCパラメータが
含まれている。すなわちUTCパラメータは現在または
閏秒調整前の累積閏秒ΔtLS、閏秒調整実施予定週番号
WNLSF 、閏秒調整実施予定日番号DNおよび今後行わ
れる、または既に行われた閏秒調整後の累積閏秒Δt
LSF からなる。上記Zカウント、週番号、UTCパラメ
ータ、および衛星時計の補正量が時刻関連データであ
る。
号に含まれている航法メッセージの構成を示す図であ
る。航法メッセージはビット率50bps、全ビット数
1500ビットを主フレームとするデータである。主フ
レームは、それぞれ300ビットずつの5つのサブフレ
ーム(サブフレーム1,サブフレーム2,サブフレーム
3,サブフレーム4,サブフレーム5)に分割されてい
る。従って1フレームは30秒に相当し、各サブフレー
ムは6秒に相当する。同図に示すように、各サブフレー
ムにはZカウントと称されるGPS時刻の基準となる時
刻(1980年1月6日0時UTC)からの経過時間を1週
間周期で6秒単位でカウントした値(各週のスタートか
ら当該サブフレーム終了タイミングまでの時刻カウント
値)が含まれている。サブフレーム1にはGPS時の基
準となる日(1980年1月6日)からの週番号および衛星
時計の補正係数が含まれている。またサブフレーム4の
ページ18にはGPS時とUTCとの差(累積閏秒)お
よび閏秒調整のためのデータであるUTCパラメータが
含まれている。すなわちUTCパラメータは現在または
閏秒調整前の累積閏秒ΔtLS、閏秒調整実施予定週番号
WNLSF 、閏秒調整実施予定日番号DNおよび今後行わ
れる、または既に行われた閏秒調整後の累積閏秒Δt
LSF からなる。上記Zカウント、週番号、UTCパラメ
ータ、および衛星時計の補正量が時刻関連データであ
る。
【0016】図5は衛星側のGPSシステム時刻と受信
機側のGPSシステム時刻および時刻カウントとの関係
を示す図である。衛星側のGPSシステム時刻は図4に
示したサブフレームの6秒をカウントするシステム時刻
である。受信機側のGPSシステム時刻は前記サブフレ
ームの先頭位置を0秒とする6秒周期の時刻であり、衛
星側のGPSシステム時刻より衛星と受信機間の電波の
伝搬遅延時間分だけ遅れている。同図における「時刻カ
ウント」は図2に示したフリーランカウンタ31の値で
ある。前記サブフレームの先頭位置を0秒として受信機
側のGPSシステム時刻を衛星側のGPSシステム時刻
に一致させる際、時刻カウンタの値を直接補正すること
はせず、この時刻カウントとGPSシステム時刻とのず
れをクロックバイアスとして記憶することによって行
う。また、衛星側のGPSシステム時刻と時刻カウント
の1秒未満の桁におけるずれが前述したクロックオフセ
ットであり、前述したように図2においてラッチ回路3
3に与える1PPS補正量をクロックオフセットを加味
した値とすることによって、衛星側のGPSシステム時
刻に同期した1PPSを発生させる。
機側のGPSシステム時刻および時刻カウントとの関係
を示す図である。衛星側のGPSシステム時刻は図4に
示したサブフレームの6秒をカウントするシステム時刻
である。受信機側のGPSシステム時刻は前記サブフレ
ームの先頭位置を0秒とする6秒周期の時刻であり、衛
星側のGPSシステム時刻より衛星と受信機間の電波の
伝搬遅延時間分だけ遅れている。同図における「時刻カ
ウント」は図2に示したフリーランカウンタ31の値で
ある。前記サブフレームの先頭位置を0秒として受信機
側のGPSシステム時刻を衛星側のGPSシステム時刻
に一致させる際、時刻カウンタの値を直接補正すること
はせず、この時刻カウントとGPSシステム時刻とのず
れをクロックバイアスとして記憶することによって行
う。また、衛星側のGPSシステム時刻と時刻カウント
の1秒未満の桁におけるずれが前述したクロックオフセ
ットであり、前述したように図2においてラッチ回路3
3に与える1PPS補正量をクロックオフセットを加味
した値とすることによって、衛星側のGPSシステム時
刻に同期した1PPSを発生させる。
【0017】図6は電子時計の全体の処理手順を示すフ
ローチャートである。まず電源投入が行われたなら、フ
ルパワーモードの設定を行い、衛星サーチのための設定
を行う。衛星サーチの処理はCPUの図外の別の処理に
より並行的に行われ、サーチすべき衛星番号に応じたC
/Aコードおよびその位相データを図1に示したPRN
符号発生回路8へ与え、相関器7による相関結果を読み
取り、それに応じてC/Aコードの位相データを変更
し、この処理を繰り返すことによって相関データがピー
クになる位相を検出する。この図外の衛星サーチ処理に
よって1衛星以上の追尾が行われたなら、その受信信号
から航法メッセージを収集し、その航法メッセージから
上記時刻関連データを抽出し、これらの時刻関連データ
に基づいてGPS時刻を算出する。測位のための処理は
CPUの図外の別の処理により並行的に行われる。この
とき、受信点の測位が未だ行われていなくて、受信点か
ら衛星までの電波伝搬遅延時間が不明である場合には電
波伝搬遅延時間の平均値を採用することによって±10
msの精度でGPS時刻を求める。続いて、このGPS
時刻を制御回路15のタイマに書き込む。これによりタ
イマはその後1PPSを受ける都度GPS時刻を計時す
ることになる。続いて、UTCパラメータが有効である
か否かを判定する。航法メッセージから収集し更新して
いる現在のUTCパラメータの収集更新時刻と現在時刻
との差が例えば6日以内であればUTCパラメータは有
効であると見做す。もし今回の受信により上記航法メッ
セージからUTCパラメータを抽出した場合や、それま
での受信により6日以内のUTCパラメータを収集更新
しているのなら、GPS時刻に閏秒の補正を行ってUT
C時刻を計算し、これに時差分を加算してローカル時刻
(その地方の標準時)を求め、これを時計回路16へ設
定する。また、必要に応じてこの時刻データをデータ伝
送インタフェース13を介して外部へ伝送する。その
後、次回のウェイクアップ時刻Tupを算出し、これを
制御回路へ設定するとともにスリープモードに設定す
る。これにより、次回のウェイクアップ時刻Tupに達
するまでは、後述する5ms毎の割込処理を除けば殆ど
の時間がスリープ状態となる。その後、ウェイクアップ
時刻Tupになれば、制御回路15はスイッチ17をオ
ンしてフルパワーモードにする。これによりCPUが起
動し、図6に示した処理を再び実行することになる。な
お、上記UTCパラメータがまだ収集できていない場合
や無効である場合には、次回のウェイクアップにより受
信した衛星からの航法メッセージよりUTCパラメータ
を収集する。
ローチャートである。まず電源投入が行われたなら、フ
ルパワーモードの設定を行い、衛星サーチのための設定
を行う。衛星サーチの処理はCPUの図外の別の処理に
より並行的に行われ、サーチすべき衛星番号に応じたC
/Aコードおよびその位相データを図1に示したPRN
符号発生回路8へ与え、相関器7による相関結果を読み
取り、それに応じてC/Aコードの位相データを変更
し、この処理を繰り返すことによって相関データがピー
クになる位相を検出する。この図外の衛星サーチ処理に
よって1衛星以上の追尾が行われたなら、その受信信号
から航法メッセージを収集し、その航法メッセージから
上記時刻関連データを抽出し、これらの時刻関連データ
に基づいてGPS時刻を算出する。測位のための処理は
CPUの図外の別の処理により並行的に行われる。この
とき、受信点の測位が未だ行われていなくて、受信点か
ら衛星までの電波伝搬遅延時間が不明である場合には電
波伝搬遅延時間の平均値を採用することによって±10
msの精度でGPS時刻を求める。続いて、このGPS
時刻を制御回路15のタイマに書き込む。これによりタ
イマはその後1PPSを受ける都度GPS時刻を計時す
ることになる。続いて、UTCパラメータが有効である
か否かを判定する。航法メッセージから収集し更新して
いる現在のUTCパラメータの収集更新時刻と現在時刻
との差が例えば6日以内であればUTCパラメータは有
効であると見做す。もし今回の受信により上記航法メッ
セージからUTCパラメータを抽出した場合や、それま
での受信により6日以内のUTCパラメータを収集更新
しているのなら、GPS時刻に閏秒の補正を行ってUT
C時刻を計算し、これに時差分を加算してローカル時刻
(その地方の標準時)を求め、これを時計回路16へ設
定する。また、必要に応じてこの時刻データをデータ伝
送インタフェース13を介して外部へ伝送する。その
後、次回のウェイクアップ時刻Tupを算出し、これを
制御回路へ設定するとともにスリープモードに設定す
る。これにより、次回のウェイクアップ時刻Tupに達
するまでは、後述する5ms毎の割込処理を除けば殆ど
の時間がスリープ状態となる。その後、ウェイクアップ
時刻Tupになれば、制御回路15はスイッチ17をオ
ンしてフルパワーモードにする。これによりCPUが起
動し、図6に示した処理を再び実行することになる。な
お、上記UTCパラメータがまだ収集できていない場合
や無効である場合には、次回のウェイクアップにより受
信した衛星からの航法メッセージよりUTCパラメータ
を収集する。
【0018】図7は上記次回のウェイクアップ時刻Tu
pを算出する手順を示すフローチャートである。もし有
効なUTCパラメータを未だ収集更新していなければ、
UTCパラメータの収集および更新のための必要な時刻
Tup1を算出する。これは後述するように、航法メッ
セージ内のUTCパラメータの記述箇所(サブフレーム
4のページ18)が定められていて、航法メッセージの
繰り返し周期が一定であることに基づいて行う。続い
て、その時刻Tup1において衛星の捕捉が可能である
か否かを後述する捕捉衛星テーブル(図10)を参照し
て判定し、不可能であれば、衛星の捕捉が可能な時刻を
求め、これを次回のウェイクアップ時刻Tupとして決
定する。もし、有効なUTCパラメータを既に収集更新
している場合には、前回のウェイクアップ時刻Tup
に、必要な要求精度を満足するためのスリープ時間を加
算した値を次回のウェイクアップ時刻Tup2として算
出する。この必要な要求精度を満足するためのスリープ
時間は、例えば図8に示すように予め設定したテーブル
を参照する。この例では例えば要求精度が2msの場合
(3衛星以上の捕捉が前提となる)スリープ時間を4分
に設定する。また例えば要求精度が20msであればス
リープ時間を104分に設定する。そして、そのTup
2において衛星の捕捉が可能であるか否かを後述する捕
捉衛星テーブル(図10)を参照して判定し、不可能で
あれば衛星の捕捉が可能な時間帯にまで遡った時刻を次
回のウェイクアップ時刻Tupとして求める。
pを算出する手順を示すフローチャートである。もし有
効なUTCパラメータを未だ収集更新していなければ、
UTCパラメータの収集および更新のための必要な時刻
Tup1を算出する。これは後述するように、航法メッ
セージ内のUTCパラメータの記述箇所(サブフレーム
4のページ18)が定められていて、航法メッセージの
繰り返し周期が一定であることに基づいて行う。続い
て、その時刻Tup1において衛星の捕捉が可能である
か否かを後述する捕捉衛星テーブル(図10)を参照し
て判定し、不可能であれば、衛星の捕捉が可能な時刻を
求め、これを次回のウェイクアップ時刻Tupとして決
定する。もし、有効なUTCパラメータを既に収集更新
している場合には、前回のウェイクアップ時刻Tup
に、必要な要求精度を満足するためのスリープ時間を加
算した値を次回のウェイクアップ時刻Tup2として算
出する。この必要な要求精度を満足するためのスリープ
時間は、例えば図8に示すように予め設定したテーブル
を参照する。この例では例えば要求精度が2msの場合
(3衛星以上の捕捉が前提となる)スリープ時間を4分
に設定する。また例えば要求精度が20msであればス
リープ時間を104分に設定する。そして、そのTup
2において衛星の捕捉が可能であるか否かを後述する捕
捉衛星テーブル(図10)を参照して判定し、不可能で
あれば衛星の捕捉が可能な時間帯にまで遡った時刻を次
回のウェイクアップ時刻Tupとして求める。
【0019】尚、要求精度をPd〔s〕、受信により求
まる時刻の精度をPo〔s〕、基準クロック信号を発生
する原発振周波数の精度をPc(無単位)、ウェイクア
ップ後、受信により正確な時刻が求まるまでに要する時
間をTr〔s〕、スリープ時間をTs〔s〕とすれば、 Pd−Po=(Ts+Tr)・Pc の関係が成り立つ。図8に示したテーブルは、Po=1
×10-3、Pc=3×10-6、Tr=60として、上記
関係から予め求めたものである。尚、このように上記各
変数が既知であるので、テーブルを用いずに必要な時点
で算出するようにしてもよい。
まる時刻の精度をPo〔s〕、基準クロック信号を発生
する原発振周波数の精度をPc(無単位)、ウェイクア
ップ後、受信により正確な時刻が求まるまでに要する時
間をTr〔s〕、スリープ時間をTs〔s〕とすれば、 Pd−Po=(Ts+Tr)・Pc の関係が成り立つ。図8に示したテーブルは、Po=1
×10-3、Pc=3×10-6、Tr=60として、上記
関係から予め求めたものである。尚、このように上記各
変数が既知であるので、テーブルを用いずに必要な時点
で算出するようにしてもよい。
【0020】図9はUTCパラメータを収集するための
スケジュールを示す図である。このUTCパラメータを
収集するための時刻は次のようにして求める。
スケジュールを示す図である。このUTCパラメータを
収集するための時刻は次のようにして求める。
【0021】 制御回路のタイマより現在のGPS時
刻を読み取る。例えば1996年7月21日(日曜日)
00:12:00とする。
刻を読み取る。例えば1996年7月21日(日曜日)
00:12:00とする。
【0022】 現在時刻をGPS時刻(秒)Tnow に
変換する。
変換する。
【0023】上記の例では、Tnow =863 ×604800+12
×60として求める。ここで863 は上記日時における週番
号、604800は1週間の秒数である。
×60として求める。ここで863 は上記日時における週番
号、604800は1週間の秒数である。
【0024】 衛星のサーチおよび追尾に必要な時間
(例えば60秒)を加味し、ウェイクアップ時刻Tup
を求める。
(例えば60秒)を加味し、ウェイクアップ時刻Tup
を求める。
【0025】tw=Tnow / 604800 tz=(Tnow mod 604800−(528 −60))/750 +1 tz′=tz * 750 +(528 −60) Tup=tw * 604800 +tz′ 尚、上記各変数は全て整数変数であり、小数点以下は切
り捨てる。また、上記mod は余りを求める演算子であ
る。上記の例では、Tup=863 * 604800+(750 +
(528 −60))となる。これは日時に変換すれば199
6年7月21日00:20:18である。
り捨てる。また、上記mod は余りを求める演算子であ
る。上記の例では、Tup=863 * 604800+(750 +
(528 −60))となる。これは日時に変換すれば199
6年7月21日00:20:18である。
【0026】なお、この例では時刻をすべてGPS時刻
で管理しているが、UTC時刻を用いて管理してもよ
い。
で管理しているが、UTC時刻を用いて管理してもよ
い。
【0027】図10は次回のウェイクアップ時刻で衛星
の捕捉が可能であるか否かを判定するために用いるテー
ブルである。ここでは1日24時間(86400秒を4
分ずつに区分したテーブルを作成し、区分番号を0〜3
59(86400/(4*60)=360)までのタイムカウントとす
る。
の捕捉が可能であるか否かを判定するために用いるテー
ブルである。ここでは1日24時間(86400秒を4
分ずつに区分したテーブルを作成し、区分番号を0〜3
59(86400/(4*60)=360)までのタイムカウントとす
る。
【0028】このテーブルに対するデータの書き込み手
順は次の通りである。
順は次の通りである。
【0029】 現在の日付とテーブル計算用の基準日
付との差から1日当り4分ずつ進ませるためのタイムカ
ウントを算出する。
付との差から1日当り4分ずつ進ませるためのタイムカ
ウントを算出する。
【0030】タイムカウント=(基準日付−現在の日
付)+00:00:00のタイムカウント 図10に示す例では基準日付が1996年7月21日で
あるから、例えば1996年7月23日のタイムカウン
トは−2となる。
付)+00:00:00のタイムカウント 図10に示す例では基準日付が1996年7月21日で
あるから、例えば1996年7月23日のタイムカウン
トは−2となる。
【0031】 タイムカウントを0〜359の間に正
規化する。
規化する。
【0032】例えば上記の例の場合タイムカウントは36
0 − 2= 358とする。
0 − 2= 358とする。
【0033】 計算されたタイムカウントと現在時刻
から次式により書き込むべきテーブルのタイムカウント
を求めて、その区分へ現在追尾している衛星番号などを
書き込む。もし全ての衛星の捕捉ができなかった場合
は、受信不可を示すデータを書き込む。
から次式により書き込むべきテーブルのタイムカウント
を求めて、その区分へ現在追尾している衛星番号などを
書き込む。もし全ての衛星の捕捉ができなかった場合
は、受信不可を示すデータを書き込む。
【0034】書き込むべきタイムカウントの区分=(現
在のGPS時刻 mod 86400)/240+タイムカウント 例えば現在のGPS時刻が00:05:00の場合、書
き込むべきタイムカウントは、(5*60)/240 + 358 =
359となる。
在のGPS時刻 mod 86400)/240+タイムカウント 例えば現在のGPS時刻が00:05:00の場合、書
き込むべきタイムカウントは、(5*60)/240 + 358 =
359となる。
【0035】 書き込むべきタイムカウントを0〜3
59の間に正規化する。
59の間に正規化する。
【0036】上記の例ではそのままタイムカウント=3
59の区分のところへ衛星番号およびドップラー周波数
を書き込む。
59の区分のところへ衛星番号およびドップラー周波数
を書き込む。
【0037】 テーブル計算用の基準日付と00:0
0:00のタイムカウントを更新する。上述の例の場
合、基準日付を1996年7月23日とし、00:0
0:00のタイムカウントを358に更新する。
0:00のタイムカウントを更新する。上述の例の場
合、基準日付を1996年7月23日とし、00:0
0:00のタイムカウントを358に更新する。
【0038】以上のようにしてテーブルのデータを書き
込み、これを繰り返すことによって過去の衛星の追尾情
報が随時学習されていくことになる。
込み、これを繰り返すことによって過去の衛星の追尾情
報が随時学習されていくことになる。
【0039】上記テーブルから必要なデータを読み出す
ための手順は次の通りとなる。
ための手順は次の通りとなる。
【0040】 次回にウェイクアップしようとするG
PS時刻から日付を計算する。
PS時刻から日付を計算する。
【0041】 その日付とテーブル計算用の基準日付
との差から1日当り4分ずつ進ませるためのタイムカウ
ントを算出する。
との差から1日当り4分ずつ進ませるためのタイムカウ
ントを算出する。
【0042】タイムカウント=(基準日付−ウェイクア
ップしようとする日付)+00:00:00のタイムカ
ウント 例えば1996年7月24日のタイムカウントは基準日
付が1996年7月23日であるとすると、−1とな
る。
ップしようとする日付)+00:00:00のタイムカ
ウント 例えば1996年7月24日のタイムカウントは基準日
付が1996年7月23日であるとすると、−1とな
る。
【0043】 タイムカウントを0〜359の間に正
規化する。
規化する。
【0044】例えば上記の例の場合タイムカウントは36
0 − 1= 359とする。
0 − 1= 359とする。
【0045】 計算されたタイムカウントとウェイク
アップしようとする時刻から次式により読み込むべきテ
ーブルのタイムカウントを求めて、その区分の衛星番号
などを読み込む。
アップしようとする時刻から次式により読み込むべきテ
ーブルのタイムカウントを求めて、その区分の衛星番号
などを読み込む。
【0046】読み込むべきタイムカウントの区分=(ウ
ェイクアップしようとする時刻 mod86400)/240 +タ
イムカウント 例えば次回にウェイクアップしようとする時刻が00:
15:00の場合、読み込むべきタイムカウントは、(1
5*60) /240 + 359 = 362となる。
ェイクアップしようとする時刻 mod86400)/240 +タ
イムカウント 例えば次回にウェイクアップしようとする時刻が00:
15:00の場合、読み込むべきタイムカウントは、(1
5*60) /240 + 359 = 362となる。
【0047】 読み込むべきタイムカウントを0〜3
59の間に正規化する。
59の間に正規化する。
【0048】上記の例ではタイムカウント=362−3
60=2の区分のところの内容を読み込む。
60=2の区分のところの内容を読み込む。
【0049】図10に示すように、もし該当区分に受信
不可を示すデータが書き込まれている場合には、その時
間帯には衛星の捕捉が不可能であるものと予想されるの
で、上述したように、衛星の捕捉が可能な時間帯にまで
遡った時刻を次回のウェイクアップ時刻Tupとして求
める。図10に示した例では、4分遡ったタイムカウン
ト1の区分には衛星番号が書き込まれているので、次回
のウェイクアップ時刻は00:11:00とすればよ
い。
不可を示すデータが書き込まれている場合には、その時
間帯には衛星の捕捉が不可能であるものと予想されるの
で、上述したように、衛星の捕捉が可能な時間帯にまで
遡った時刻を次回のウェイクアップ時刻Tupとして求
める。図10に示した例では、4分遡ったタイムカウン
ト1の区分には衛星番号が書き込まれているので、次回
のウェイクアップ時刻は00:11:00とすればよ
い。
【0050】図11はカウンタ14が発生する5ms毎
の割込信号に応じた割込処理の手順を示すフローチャー
トであり、この処理はスリープモードであるか否かに係
わらず行われる。この割込がかかれば、先ず起動し(フ
ルパワーモードとし)、割込回数をカウントする。1P
PS補正量を毎秒設定する場合、割込回数が200に達
したとき、割込カウントをリセットし、1PPS補正量
を算出する。単純にはクロックオフセットから1PPS
補正量を求めればよいが、スリープ時間中においても、
基準クロック信号の周波数誤差に起因するドリフト分を
推測してキャンセルするためには、 〔クロックオフセット〕+〔クロックドリフト×スリー
プ時間中の経過時間〕 を1PPS補正量とする。ここで〔クロックドリフト〕
は、基準クロック信号の周波数誤差分であり、単位時間
当たりのクロックオフセットのずれでもある。従って、
受信点の位置が求まるまでの間は、単位時間当たりのク
ロックオフセットのずれを求めて、それを使用する。例
えば、前回(スリープモードになる直前)のクロックオ
フセットと、今回の起動により求めたクロックオフセッ
トとの差をスリープ時間で除した値をクロックドリフト
とする。また、受信点の位置が求まった後は、受信点か
ら見た各衛星の送信信号の観測による周波数と計算上の
周波数との差から算出する。すなわち該当する衛星の軌
道情報とGPS時刻とから受信点から見た衛星の相対運
動量を求めてドップラー周波数を逆算し、計算上の受信
信号のドップラ周波数を求める。この観測ドップラ周波
数と計算上のドップラ周波数との差から基準クロック信
号の周波数誤差を求め、これから単位時間当たりのクロ
ックオフセットのずれを求め、これをクロックドリフト
として用いる。このようにして求めた1PPS補正量を
図2に示したラッチ回路33へ設定する。その後、割込
終了処理を行う。この処理では、割込処理開始時のモー
ドに戻す。即ち、スリープモードでこの割込処理を行っ
たのであれば、スリープモードに戻す。もし上記の割込
カウントの値が200に達していなければ、そのまま割
込終了処理を行う。この5ms毎の割込処理に要する電
力はごく僅かであり、1秒毎の1PPS補正量の計算お
よびラッチ回路への設定に要する電力も僅かである。
の割込信号に応じた割込処理の手順を示すフローチャー
トであり、この処理はスリープモードであるか否かに係
わらず行われる。この割込がかかれば、先ず起動し(フ
ルパワーモードとし)、割込回数をカウントする。1P
PS補正量を毎秒設定する場合、割込回数が200に達
したとき、割込カウントをリセットし、1PPS補正量
を算出する。単純にはクロックオフセットから1PPS
補正量を求めればよいが、スリープ時間中においても、
基準クロック信号の周波数誤差に起因するドリフト分を
推測してキャンセルするためには、 〔クロックオフセット〕+〔クロックドリフト×スリー
プ時間中の経過時間〕 を1PPS補正量とする。ここで〔クロックドリフト〕
は、基準クロック信号の周波数誤差分であり、単位時間
当たりのクロックオフセットのずれでもある。従って、
受信点の位置が求まるまでの間は、単位時間当たりのク
ロックオフセットのずれを求めて、それを使用する。例
えば、前回(スリープモードになる直前)のクロックオ
フセットと、今回の起動により求めたクロックオフセッ
トとの差をスリープ時間で除した値をクロックドリフト
とする。また、受信点の位置が求まった後は、受信点か
ら見た各衛星の送信信号の観測による周波数と計算上の
周波数との差から算出する。すなわち該当する衛星の軌
道情報とGPS時刻とから受信点から見た衛星の相対運
動量を求めてドップラー周波数を逆算し、計算上の受信
信号のドップラ周波数を求める。この観測ドップラ周波
数と計算上のドップラ周波数との差から基準クロック信
号の周波数誤差を求め、これから単位時間当たりのクロ
ックオフセットのずれを求め、これをクロックドリフト
として用いる。このようにして求めた1PPS補正量を
図2に示したラッチ回路33へ設定する。その後、割込
終了処理を行う。この処理では、割込処理開始時のモー
ドに戻す。即ち、スリープモードでこの割込処理を行っ
たのであれば、スリープモードに戻す。もし上記の割込
カウントの値が200に達していなければ、そのまま割
込終了処理を行う。この5ms毎の割込処理に要する電
力はごく僅かであり、1秒毎の1PPS補正量の計算お
よびラッチ回路への設定に要する電力も僅かである。
【0051】尚、図1に示した例では、スリープ時間を
計時する制御回路のタイマとは別に時計回路を設けた
が、これは兼用するようにしてもよい。また、図2に示
した例では6秒周期でカウントを行うフリーランカウン
タを用いて1PPSを発生するようにしたが、1秒周期
でカウントを行うフリーランカウンタを用いるか、比較
回路が6秒周期のフリーランカウンタの1秒未満の桁と
ラッチ回路との比較を行うようにすれば、ラッチ回路に
与える1PPS補正量は毎秒書き換える必要はなく、そ
の場合には、クロックドリフト分の補正も毎秒行う必要
はなく、もっと長時間周期でクロックドリフト分の補正
を行ってもよい。即ち、クロックオフセットがフリーラ
ンカウンタの値で表した場合に550であるとすると、
新たなクロックオフセットを求めたときにラッチ回路に
550を設定し、その後は例えば1分毎や10分毎にク
ロックドリフト分に応じてラッチ回路に与える1PPS
補正量を推測して例えば551や549等に書き換えて
行けばよい。またさらにクロックドリフト分の補正を一
切行わない場合には、衛星からの信号の受信により時刻
を求めてから次に受信を行うまでの時間はラッチ回路に
与える1PPS補正量を書き換える必要がないため、図
11に示した短時間の割込処理も不要となる。
計時する制御回路のタイマとは別に時計回路を設けた
が、これは兼用するようにしてもよい。また、図2に示
した例では6秒周期でカウントを行うフリーランカウン
タを用いて1PPSを発生するようにしたが、1秒周期
でカウントを行うフリーランカウンタを用いるか、比較
回路が6秒周期のフリーランカウンタの1秒未満の桁と
ラッチ回路との比較を行うようにすれば、ラッチ回路に
与える1PPS補正量は毎秒書き換える必要はなく、そ
の場合には、クロックドリフト分の補正も毎秒行う必要
はなく、もっと長時間周期でクロックドリフト分の補正
を行ってもよい。即ち、クロックオフセットがフリーラ
ンカウンタの値で表した場合に550であるとすると、
新たなクロックオフセットを求めたときにラッチ回路に
550を設定し、その後は例えば1分毎や10分毎にク
ロックドリフト分に応じてラッチ回路に与える1PPS
補正量を推測して例えば551や549等に書き換えて
行けばよい。またさらにクロックドリフト分の補正を一
切行わない場合には、衛星からの信号の受信により時刻
を求めてから次に受信を行うまでの時間はラッチ回路に
与える1PPS補正量を書き換える必要がないため、図
11に示した短時間の割込処理も不要となる。
【0052】
【発明の効果】請求項1および請求項7に記載の発明に
よれば、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号
が間欠的に受信されるため全体の平均的な電力消費が抑
えられ、また測位用衛星からの信号を受信して抽出した
時刻情報によって計時手段の計時内容が間欠的に補正さ
れるため、所定の精度を維持しつつ電力消費を抑えるこ
とが可能となる。
よれば、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号
が間欠的に受信されるため全体の平均的な電力消費が抑
えられ、また測位用衛星からの信号を受信して抽出した
時刻情報によって計時手段の計時内容が間欠的に補正さ
れるため、所定の精度を維持しつつ電力消費を抑えるこ
とが可能となる。
【0053】請求項2および請求項8に記載の発明によ
れば、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号が
間欠的に受信されるため、全体の平均的な電力消費が抑
えられ、また計時内容に対してそのクロックバイアス分
の補正とともにドリフト分の補正が行われるため、測位
用衛星からの信号が受信されてから次に受信が行われる
までの経時誤差が抑えられる。その結果、間欠受信の間
隔を短くすることなく平均的な計時精度が高まる。
れば、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号が
間欠的に受信されるため、全体の平均的な電力消費が抑
えられ、また計時内容に対してそのクロックバイアス分
の補正とともにドリフト分の補正が行われるため、測位
用衛星からの信号が受信されてから次に受信が行われる
までの経時誤差が抑えられる。その結果、間欠受信の間
隔を短くすることなく平均的な計時精度が高まる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、基準クロ
ック信号の精度に関わらず、要求される計時精度で時刻
の計時またはタイミング信号の生成が可能となる。
ック信号の精度に関わらず、要求される計時精度で時刻
の計時またはタイミング信号の生成が可能となる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、測位用衛
星から送信される信号に重畳されている時刻情報を効率
的に受信することができ、電力消費を必要最低限に抑制
することができる。
星から送信される信号に重畳されている時刻情報を効率
的に受信することができ、電力消費を必要最低限に抑制
することができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、間欠的に
受信動作を繰り返す際に、次回の受信の際に測位用衛星
からの信号を確実に受信できるようになり、計時内容の
補正に失敗することがなく、必要な精度を維持すること
ができる。
受信動作を繰り返す際に、次回の受信の際に測位用衛星
からの信号を確実に受信できるようになり、計時内容の
補正に失敗することがなく、必要な精度を維持すること
ができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、各衛星の
軌道情報が不明であっても、時間帯ごとに同一衛星が受
信点から見て視野内に入るため、過去に受信に成功した
測位用衛星の有無によって受信可能性判定が可能とな
る。
軌道情報が不明であっても、時間帯ごとに同一衛星が受
信点から見て視野内に入るため、過去に受信に成功した
測位用衛星の有無によって受信可能性判定が可能とな
る。
【図1】この発明の実施形態である電子時計の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】図1におけるカウンタの構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】衛星サーチおよび時刻計算のタイミングと時刻
精度との関係などを示す図である。
精度との関係などを示す図である。
【図4】衛星から送信されてくる信号に含まれている航
法メッセージの構成を示す図である。
法メッセージの構成を示す図である。
【図5】衛星側のシステム時刻と受信機側のシステム時
刻および時刻カウントとの関係を示す図である。
刻および時刻カウントとの関係を示す図である。
【図6】電子時計の全体の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】次回のウェイクアップ時刻の計算手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図8】計時内容の要求精度とスリープ時間との関係を
示す図である。
示す図である。
【図9】UTCパラメータの収集タイミングを示す図で
ある。
ある。
【図10】捕捉衛星テーブルの例を示す図である。
【図11】一定周期で行われる割込処理の手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 基準クロック信号をカウントして時刻の
計時または一定周期のタイミング信号の生成を行う手段
と、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を間
欠的に受信して時刻情報を抽出し、前記計時手段の計時
内容または前記タイミング信号の発生タイミングを補正
する手段とを備えてなる電子時計。 - 【請求項2】 基準クロック信号をカウントして時刻の
計時または一定周期のタイミング信号の生成を行う手段
と、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を間
欠的に受信して、前記計時手段による計時内容のクロッ
クバイアス分およびドリフト分を抽出する手段と、前記
計時手段による計時内容または前記タイミング信号の発
生タイミングに対して前記クロックバイアス分の補正と
ともに前記ドリフト分の補正を間欠的に行う手段とを備
えてなる電子時計。 - 【請求項3】 前記間欠期間は、前記計時手段による計
時内容の補正量が所定値未満となるように設定したこと
を特徴とする請求項1または2に記載の電子時計。 - 【請求項4】 測位用衛星から送信される信号に時刻情
報が重畳されるタイミングを検知する手段を備えるとと
もに、前記間欠期間を、次回の受信の際に前記時刻情報
を受信するタイミングとなるように自動決定する手段を
備えてなる請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の電
子時計。 - 【請求項5】 各時間帯における各測位用衛星からの信
号の受信可能性を判定する受信可能性判定手段を備える
とともに、前記間欠期間を、次回の受信の際に測位用衛
星からの信号が受信可能な時間帯となるように自動決定
する手段を備えてなる請求項1〜4のうちいずれか1項
に記載の電子時計。 - 【請求項6】 前記受信可能性判定手段は、各時間帯に
おいて受信に成功した測位用衛星を時間帯毎に記憶する
とともに、所定の時間帯において過去に受信に成功した
測位用衛星の有無により判定するものである請求項5に
記載の電子時計。 - 【請求項7】 基準クロック信号をカウントして時刻の
計時または一定周期のタイミング信号の生成を行うとと
もに、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を
間欠的に受信して時刻情報を抽出し、前記計時の内容ま
たは前記タイミング信号の発生タイミングを補正するこ
とを特徴とする計時内容補正方法。 - 【請求項8】 基準クロック信号をカウントして時刻の
計時または一定周期のタイミング信号の生成を行うとと
もに、測位用衛星から送信される時刻情報を含む信号を
間欠的に受信して前記計時の内容のクロックバイアス分
およびドリフト分を抽出し、前記計時の内容または前記
タイミング信号の発生タイミングに対して前記クロック
バイアス分の補正とともに前記ドリフト分の補正を間欠
的に行うことを特徴とする計時内容補正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23773996A JPH1082875A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 電子時計および計時内容補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23773996A JPH1082875A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 電子時計および計時内容補正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082875A true JPH1082875A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17019764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23773996A Pending JPH1082875A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 電子時計および計時内容補正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082875A (ja) |
Cited By (33)
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