JPH1083198A - ディジタル信号処理方法及び装置 - Google Patents
ディジタル信号処理方法及び装置Info
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- JPH1083198A JPH1083198A JP8238034A JP23803496A JPH1083198A JP H1083198 A JPH1083198 A JP H1083198A JP 8238034 A JP8238034 A JP 8238034A JP 23803496 A JP23803496 A JP 23803496A JP H1083198 A JPH1083198 A JP H1083198A
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- digital signal
- signal processing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メイン帯域の信号の劣化を防ぎつつ、重要な
サブ帯域の信号をも記録再生可能にする。 【解決手段】 1パス目の構成によって、予めディジタ
ル信号の全帯域の信号を分割したメイン帯域の信号とサ
ブ帯域の信号及び必要とするワード長の情報が記録され
てなる一次記録装置7と、この一次記録装置7から読み
出された信号から、必要とするワード長が16ビット未
満であるメイン帯域の信号を検索すると共にサブ帯域の
信号を埋め込む位置を検索する埋め込み位置検索回路1
1と、サブ帯域の信号をフィルタリングするLPF15
と、当該LPFにてフィルタリングしたサブ帯域の信号
を、上記埋め込み位置検索回路11にて検索されたメイ
ン帯域の信号に付加するデータパッキング回路17とを
有する。
サブ帯域の信号をも記録再生可能にする。 【解決手段】 1パス目の構成によって、予めディジタ
ル信号の全帯域の信号を分割したメイン帯域の信号とサ
ブ帯域の信号及び必要とするワード長の情報が記録され
てなる一次記録装置7と、この一次記録装置7から読み
出された信号から、必要とするワード長が16ビット未
満であるメイン帯域の信号を検索すると共にサブ帯域の
信号を埋め込む位置を検索する埋め込み位置検索回路1
1と、サブ帯域の信号をフィルタリングするLPF15
と、当該LPFにてフィルタリングしたサブ帯域の信号
を、上記埋め込み位置検索回路11にて検索されたメイ
ン帯域の信号に付加するデータパッキング回路17とを
有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルオーデ
ィオ信号等の広帯域信号(ここでの帯域とは周波数帯域
だけでなく、S/Nにおける量子化雑音帯域も含める)
を例えば記録媒体に記録或いは伝送媒体に伝送して再生
する場合に好適なディジタル信号処理方法及び装置に関
する。
ィオ信号等の広帯域信号(ここでの帯域とは周波数帯域
だけでなく、S/Nにおける量子化雑音帯域も含める)
を例えば記録媒体に記録或いは伝送媒体に伝送して再生
する場合に好適なディジタル信号処理方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆるCD(コンパクトディス
ク:商標)は、サンプリング周波数が44.1kHzと
規定されているため、再生最高周波数は22.05kH
zとなっている。また、各サンプルは、量子化ビット数
16のストレートPCMで表され、S/N比は約98d
Bである。
ク:商標)は、サンプリング周波数が44.1kHzと
規定されているため、再生最高周波数は22.05kH
zとなっている。また、各サンプルは、量子化ビット数
16のストレートPCMで表され、S/N比は約98d
Bである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、いわゆるガ
ムラン音楽やヨーデルボイスといった音源では、CDの
再生最高周波数を越える周波数成分がかなり含まれるこ
とが解ってきている。また、録音機側の能力向上によ
り、通常のレコーディングスタジオにおいてもハイビッ
ト録音と称される量子化ビット数16ビット以上の録音
が行われている。以上の事柄から、今までのCD規格を
越えた音質が望まれてきていると考えられる。
ムラン音楽やヨーデルボイスといった音源では、CDの
再生最高周波数を越える周波数成分がかなり含まれるこ
とが解ってきている。また、録音機側の能力向上によ
り、通常のレコーディングスタジオにおいてもハイビッ
ト録音と称される量子化ビット数16ビット以上の録音
が行われている。以上の事柄から、今までのCD規格を
越えた音質が望まれてきていると考えられる。
【0004】このように今までのCD規格を越えた音質
を実現する方法としては、サンプリング周波数を上げた
り、量子化ビット数を増やすことなどが考えられる。こ
のように、サンプリング周波数を上げたり、量子化ビッ
ト数を増やすなどして得られたデータを、従来のCDの
大きさのディスクに収めるためには、トラックピッチを
CD規格のものよりも狭くしたり、ピックアップ装置が
発生するレーザ光の波長を短くして、より小さなピット
をディスク上に形成可能にするなどして、ディスクの記
録容量を高めるようにすれば、技術的には可能である。
を実現する方法としては、サンプリング周波数を上げた
り、量子化ビット数を増やすことなどが考えられる。こ
のように、サンプリング周波数を上げたり、量子化ビッ
ト数を増やすなどして得られたデータを、従来のCDの
大きさのディスクに収めるためには、トラックピッチを
CD規格のものよりも狭くしたり、ピックアップ装置が
発生するレーザ光の波長を短くして、より小さなピット
をディスク上に形成可能にするなどして、ディスクの記
録容量を高めるようにすれば、技術的には可能である。
【0005】しかし、上述のようにしてディスクの記録
容量を高めたのでは、従来のCD規格との互換性が保て
なくなり、ソフトウェア市場も混乱してしまう。
容量を高めたのでは、従来のCD規格との互換性が保て
なくなり、ソフトウェア市場も混乱してしまう。
【0006】そこで、従来のピックアップ装置やディス
クフォーマット等を変更することなく、従来のCD規格
との互換性を保ったまま、従来より使用されている帯域
(以下、帯域と言うときは、周波数帯域だけでなく、S
/Nにおける量子化雑音帯域も含める)を越える音の信
号を従来のCD規格の記録容量内に収めることができる
ようにするために、当該従来の帯域を越える信号を分割
し、この分割により得られた従来のCD規格に対応する
帯域についてはメインとなる帯域としてCD規格の量子
化ビット数16のストレートPCMのままで記録し、一
方、上記分割により得られた残りの帯域(CD規格の帯
域を越える帯域)についてはサブとなる帯域として高能
率符号化をはじめとする各種の符号化方式を用いて圧縮
して記録するような信号処理方法、記録再生装置、メデ
ィアの提供が考えられる。
クフォーマット等を変更することなく、従来のCD規格
との互換性を保ったまま、従来より使用されている帯域
(以下、帯域と言うときは、周波数帯域だけでなく、S
/Nにおける量子化雑音帯域も含める)を越える音の信
号を従来のCD規格の記録容量内に収めることができる
ようにするために、当該従来の帯域を越える信号を分割
し、この分割により得られた従来のCD規格に対応する
帯域についてはメインとなる帯域としてCD規格の量子
化ビット数16のストレートPCMのままで記録し、一
方、上記分割により得られた残りの帯域(CD規格の帯
域を越える帯域)についてはサブとなる帯域として高能
率符号化をはじめとする各種の符号化方式を用いて圧縮
して記録するような信号処理方法、記録再生装置、メデ
ィアの提供が考えられる。
【0007】しかし、この方法で問題となるのは、信号
の状態によっては上記メインとなる帯域のストレートP
CM信号が従来のCDの規格における量子化ビット数で
ある16ビットという値を守りきれないことである。言
い換えると、信号の内容によって、上記16ビットでは
充分な品質の信号を得ることができなくなる場合があ
る。このため、実際には、いわゆる聴覚心理モデルに基
づいて聴覚的には聞こえないと判断されるレベルまでに
量子化雑音を抑えて上記分割を行うようにしているのだ
が、この場合情報の欠落は否めないし、聴覚心理モデル
も絶対的なものとは言い切れず、上記メインとなる帯域
の信号の音質が必ずしも十分なものになるという保証が
ない。
の状態によっては上記メインとなる帯域のストレートP
CM信号が従来のCDの規格における量子化ビット数で
ある16ビットという値を守りきれないことである。言
い換えると、信号の内容によって、上記16ビットでは
充分な品質の信号を得ることができなくなる場合があ
る。このため、実際には、いわゆる聴覚心理モデルに基
づいて聴覚的には聞こえないと判断されるレベルまでに
量子化雑音を抑えて上記分割を行うようにしているのだ
が、この場合情報の欠落は否めないし、聴覚心理モデル
も絶対的なものとは言い切れず、上記メインとなる帯域
の信号の音質が必ずしも十分なものになるという保証が
ない。
【0008】そこで、本発明はこの様な実情に鑑みてな
されたものであり、従来のメディア(ディスク)を使っ
て広帯域の信号の記録再生を可能とし、また、従来の再
生帯域の信号すなわちメインとなる帯域の信号の劣化を
防ぎつつ、重要なサブとなる帯域の信号をも記録再生可
能にするためのディジタル信号処理方法を提供すること
を目的とする。
されたものであり、従来のメディア(ディスク)を使っ
て広帯域の信号の記録再生を可能とし、また、従来の再
生帯域の信号すなわちメインとなる帯域の信号の劣化を
防ぎつつ、重要なサブとなる帯域の信号をも記録再生可
能にするためのディジタル信号処理方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような実情
に鑑みてなされたものであり、本発明のディジタル信号
処理方法及び装置は、ディジタル信号の全帯域の信号を
メイン帯域の信号とサブ帯域の信号とに分割し、必要と
するワード長が所定値未満であるメイン帯域の信号を求
め、サブ帯域の信号をフィルタリングし、このフィルタ
リングしたサブ帯域の信号を上記必要とするワード長が
所定値未満であるメイン帯域の信号に付加することによ
り、上述した課題を解決する。
に鑑みてなされたものであり、本発明のディジタル信号
処理方法及び装置は、ディジタル信号の全帯域の信号を
メイン帯域の信号とサブ帯域の信号とに分割し、必要と
するワード長が所定値未満であるメイン帯域の信号を求
め、サブ帯域の信号をフィルタリングし、このフィルタ
リングしたサブ帯域の信号を上記必要とするワード長が
所定値未満であるメイン帯域の信号に付加することによ
り、上述した課題を解決する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照にしながら説明する。
態について図面を参照にしながら説明する。
【0011】本発明実施例は、ディジタルオーディオ信
号等の広帯域信号を例えばCDのようなパッケージメデ
ィアに記録し、再生する場合において、当該入力ディジ
タルオーディオ信号の全帯域の信号を例えばメイン帯域
の信号とサブ帯域の信号とに分割し、メイン帯域の信号
についてはストレートPCMを使用し、サブ帯域の信号
についてはエントロピィ符号化や非線形量子化などの高
能率符号化を使用すると共にフィルタリングを施し、さ
らにメイン帯域の信号のストレートPCMワードから聴
覚的に冗長となるビット数を求め、それらの冗長ビット
に対して上記フィルタリングを施したサブ帯域の信号を
割り当てることにより、メイン帯域の信号の劣化を少な
く、且つサブ帯域の信号も効率よく記録あるいは伝送
し、再生することを可能にするものである。なお、この
ときの入力ディジタルオーディオ信号としては、前記ハ
イビット録音と称されるような量子化ビット数16ビッ
ト以上にて録音が行われた記録媒体から再生された信
号、すなわち量子化ビット数が例えばCD規格の16ビ
ットを越えるような信号を例として挙げることができ
る。本実施例では、上記入力ディジタルオーディオ信号
として、サンプリング周波数が44.1kHzで量子化
ビット数が20ビットのものを用いている。
号等の広帯域信号を例えばCDのようなパッケージメデ
ィアに記録し、再生する場合において、当該入力ディジ
タルオーディオ信号の全帯域の信号を例えばメイン帯域
の信号とサブ帯域の信号とに分割し、メイン帯域の信号
についてはストレートPCMを使用し、サブ帯域の信号
についてはエントロピィ符号化や非線形量子化などの高
能率符号化を使用すると共にフィルタリングを施し、さ
らにメイン帯域の信号のストレートPCMワードから聴
覚的に冗長となるビット数を求め、それらの冗長ビット
に対して上記フィルタリングを施したサブ帯域の信号を
割り当てることにより、メイン帯域の信号の劣化を少な
く、且つサブ帯域の信号も効率よく記録あるいは伝送
し、再生することを可能にするものである。なお、この
ときの入力ディジタルオーディオ信号としては、前記ハ
イビット録音と称されるような量子化ビット数16ビッ
ト以上にて録音が行われた記録媒体から再生された信
号、すなわち量子化ビット数が例えばCD規格の16ビ
ットを越えるような信号を例として挙げることができ
る。本実施例では、上記入力ディジタルオーディオ信号
として、サンプリング周波数が44.1kHzで量子化
ビット数が20ビットのものを用いている。
【0012】上述したようなことを実現できるのは、以
下のような理由による。
下のような理由による。
【0013】先ず、前提として、パッケージメディア
(特にCD)の製造過程においては、リアルタイム性と
いう点を最優先させなくともよいので、前処理として記
録あるいは伝送すべき信号の状態を調べておくことが可
能である。
(特にCD)の製造過程においては、リアルタイム性と
いう点を最優先させなくともよいので、前処理として記
録あるいは伝送すべき信号の状態を調べておくことが可
能である。
【0014】ここで、上記信号の状態を調べることとし
て、先ず、ある短い区間(後述するユニット)におい
て、上記入力ディジタルオーディオ信号が実際に必要と
するワード長を求めることにする。当該入力ディジタル
オーディオ信号が実際に必要とするワード長とは、聴覚
的に必要とされるワード長のことであり、そのワード長
の精度があるならば、当該信号を後に再生した場合に、
この信号に含まれる量子化雑音が聴覚的に劣化として聞
こえないようなワード長のことである。
て、先ず、ある短い区間(後述するユニット)におい
て、上記入力ディジタルオーディオ信号が実際に必要と
するワード長を求めることにする。当該入力ディジタル
オーディオ信号が実際に必要とするワード長とは、聴覚
的に必要とされるワード長のことであり、そのワード長
の精度があるならば、当該信号を後に再生した場合に、
この信号に含まれる量子化雑音が聴覚的に劣化として聞
こえないようなワード長のことである。
【0015】したがって、上記20ビットの入力ディジ
タルオーディオ信号が実際に必要とするワード長が、例
えばCD規格である16ビットより短くても聴覚的には
充分良好となるような場合には、当該入力ディジタルオ
ーディオ信号を例えばCD規格にて記録する際に、この
20ビットの入力ディジタルオーディオ信号から上記C
D規格に対応する16ビットのみを取り出して残りのビ
ットを単純に捨ててしまったとしても、後の再生時に聴
覚的に問題なく良好なオーディオ信号を再生できること
になる。また、当該20ビットの入力ディジタルオーデ
ィオ信号が実際に必要とするワード長が上記16ビット
よりも短いような場合、上述のように当該入力ディジタ
ルオーディオ信号から上記CD規格に対応する16ビッ
トのみを取り出して残りのビットを捨て、さらに残った
16ビットのワードのうち、上記実際に必要なビット以
外の冗長ビット分に何らかの情報を埋め込んで、上記C
D規格の16ビットのワードを形成したとしても、後の
再生時に聴覚的に当該埋め込んだ情報を取り出してしま
えば問題となるような劣化として現れることはない。な
お、当該情報の埋め込みを行う場合は、聴覚上問題のな
い例えばLSB側(最下位ビット)側から埋め込むよう
にする。
タルオーディオ信号が実際に必要とするワード長が、例
えばCD規格である16ビットより短くても聴覚的には
充分良好となるような場合には、当該入力ディジタルオ
ーディオ信号を例えばCD規格にて記録する際に、この
20ビットの入力ディジタルオーディオ信号から上記C
D規格に対応する16ビットのみを取り出して残りのビ
ットを単純に捨ててしまったとしても、後の再生時に聴
覚的に問題なく良好なオーディオ信号を再生できること
になる。また、当該20ビットの入力ディジタルオーデ
ィオ信号が実際に必要とするワード長が上記16ビット
よりも短いような場合、上述のように当該入力ディジタ
ルオーディオ信号から上記CD規格に対応する16ビッ
トのみを取り出して残りのビットを捨て、さらに残った
16ビットのワードのうち、上記実際に必要なビット以
外の冗長ビット分に何らかの情報を埋め込んで、上記C
D規格の16ビットのワードを形成したとしても、後の
再生時に聴覚的に当該埋め込んだ情報を取り出してしま
えば問題となるような劣化として現れることはない。な
お、当該情報の埋め込みを行う場合は、聴覚上問題のな
い例えばLSB側(最下位ビット)側から埋め込むよう
にする。
【0016】一方、上記20ビットの入力ディジタルオ
ーディオ信号が実際に必要とするワード長が例えば上記
CD規格である16ビットを越えるような場合におい
て、当該入力ディジタルオーディオ信号を例えばCD規
格にて記録するためとして、この入力ディジタルオーデ
ィオ信号から上記CD規格に対応する16ビットのみを
取り出して残りのビットを単純に捨ててしまったりする
と、後の再生時に劣化したオーディオ信号しか再生でき
ないことになる。このため、上記残りのビットについて
も何らかの方法でCD規格内に入れ込まなければならな
い。
ーディオ信号が実際に必要とするワード長が例えば上記
CD規格である16ビットを越えるような場合におい
て、当該入力ディジタルオーディオ信号を例えばCD規
格にて記録するためとして、この入力ディジタルオーデ
ィオ信号から上記CD規格に対応する16ビットのみを
取り出して残りのビットを単純に捨ててしまったりする
と、後の再生時に劣化したオーディオ信号しか再生でき
ないことになる。このため、上記残りのビットについて
も何らかの方法でCD規格内に入れ込まなければならな
い。
【0017】このようなことから、本実施例において
は、上記20ビットの入力ディジタルオーディオ信号が
実際に必要とするワード長が上記16ビットを越えるよ
うな場合、この入力ディジタルオーディオ信号を例えば
CD規格にて記録する際には、当該入力ディジタルオー
ディオ信号の全帯域の信号を上記CD規格に対応する1
6ビット分の信号と当該16ビットを越える分の信号と
に分割し、上記16ビット分の信号についてはCD規格
にて記録するようにし、一方、上記16ビットを越える
分の信号については、上記実際に必要とするワード長が
16ビット未満となっている別のオーディオ信号の前記
冗長ビット部分(別の20ビットの入力ディジタルオー
ディオ信号を16ビットにしたときの冗長ビット部分)
に対して上述のように埋め込むようにする。したがっ
て、後の再生時には、上記16ビット分の信号を再生す
ると共に、上記別のオーディオ信号からは上記冗長ビッ
ト部分に埋め込まれた上記16ビットを越える分の信号
を取り出し、当該取り出した信号を上記16ビット分の
信号と結合するようにして、良好な音質のオーディオ信
号を再生するようにしている。
は、上記20ビットの入力ディジタルオーディオ信号が
実際に必要とするワード長が上記16ビットを越えるよ
うな場合、この入力ディジタルオーディオ信号を例えば
CD規格にて記録する際には、当該入力ディジタルオー
ディオ信号の全帯域の信号を上記CD規格に対応する1
6ビット分の信号と当該16ビットを越える分の信号と
に分割し、上記16ビット分の信号についてはCD規格
にて記録するようにし、一方、上記16ビットを越える
分の信号については、上記実際に必要とするワード長が
16ビット未満となっている別のオーディオ信号の前記
冗長ビット部分(別の20ビットの入力ディジタルオー
ディオ信号を16ビットにしたときの冗長ビット部分)
に対して上述のように埋め込むようにする。したがっ
て、後の再生時には、上記16ビット分の信号を再生す
ると共に、上記別のオーディオ信号からは上記冗長ビッ
ト部分に埋め込まれた上記16ビットを越える分の信号
を取り出し、当該取り出した信号を上記16ビット分の
信号と結合するようにして、良好な音質のオーディオ信
号を再生するようにしている。
【0018】本実施例では、上述したように、上記実際
に必要とするワード長が上記16ビットを越えるような
20ビットの入力ディジタルオーディオ信号から分離さ
れた上記CD規格の16ビット分のオーディオ信号と、
上記実際に必要とするワード長が16ビットよりも短い
ような20ビットの入力ディジタルオーディオ信号から
取り出された上記CD規格の16ビットのオーディオ信
号と、上記実際に必要とするワード長が16ビットより
も短い入力ディジタルオーディオ信号から取り出された
16ビットの冗長ビット分に対して何らかの情報が埋め
込まれて形成された上記CD規格の16ビットのオーデ
ィオ信号とを、上記メイン帯域の信号と呼んでいる。ま
た、本実施例では、上記実際に必要とするワード長が上
記16ビットを越えるような20ビットの入力ディジタ
ルオーディオ信号から上記CD規格の16ビット分が分
離された残りの信号(16ビットを越える分のビット)
を、上記サブ帯域の信号と呼んでいる。具体的に言う
と、上記実際に必要とされるワード長が16ビットを越
えるような上記20ビットの入力ディジタルオーディオ
信号と、当該20ビットの入力ディスクオーディオを分
割して得た上記CD規格の16ビットのメイン帯域の信
号との差分信号を、上記サブ帯域の信号としている。当
該サブ帯域の信号は、上記実際に必要とするワード長が
16ビットよりも短い別の入力ディジタルオーディオ信
号から取り出されたメイン帯域の信号の上記冗長ビット
分に埋め込まれることになる。なお、上記実際に必要と
するワード長が16ビットよりも短いような20ビット
の入力ディジタルオーディオ信号の場合、サブ帯域によ
って音質の改善を行う必要がないため、当該20ビット
の入力ディジタルオーディオ信号から16ビットのメイ
ン帯域の信号を取り出した残りの信号(サブ帯域の信
号)を捨てるようにして、記録或いは伝送しないように
する。また、上記サブ帯域の信号が埋め込まれる上記別
のオーディオ信号とは、時間的に異なる位置の信号や、
異なるチャンネルの信号である。
に必要とするワード長が上記16ビットを越えるような
20ビットの入力ディジタルオーディオ信号から分離さ
れた上記CD規格の16ビット分のオーディオ信号と、
上記実際に必要とするワード長が16ビットよりも短い
ような20ビットの入力ディジタルオーディオ信号から
取り出された上記CD規格の16ビットのオーディオ信
号と、上記実際に必要とするワード長が16ビットより
も短い入力ディジタルオーディオ信号から取り出された
16ビットの冗長ビット分に対して何らかの情報が埋め
込まれて形成された上記CD規格の16ビットのオーデ
ィオ信号とを、上記メイン帯域の信号と呼んでいる。ま
た、本実施例では、上記実際に必要とするワード長が上
記16ビットを越えるような20ビットの入力ディジタ
ルオーディオ信号から上記CD規格の16ビット分が分
離された残りの信号(16ビットを越える分のビット)
を、上記サブ帯域の信号と呼んでいる。具体的に言う
と、上記実際に必要とされるワード長が16ビットを越
えるような上記20ビットの入力ディジタルオーディオ
信号と、当該20ビットの入力ディスクオーディオを分
割して得た上記CD規格の16ビットのメイン帯域の信
号との差分信号を、上記サブ帯域の信号としている。当
該サブ帯域の信号は、上記実際に必要とするワード長が
16ビットよりも短い別の入力ディジタルオーディオ信
号から取り出されたメイン帯域の信号の上記冗長ビット
分に埋め込まれることになる。なお、上記実際に必要と
するワード長が16ビットよりも短いような20ビット
の入力ディジタルオーディオ信号の場合、サブ帯域によ
って音質の改善を行う必要がないため、当該20ビット
の入力ディジタルオーディオ信号から16ビットのメイ
ン帯域の信号を取り出した残りの信号(サブ帯域の信
号)を捨てるようにして、記録或いは伝送しないように
する。また、上記サブ帯域の信号が埋め込まれる上記別
のオーディオ信号とは、時間的に異なる位置の信号や、
異なるチャンネルの信号である。
【0019】ここで、上述のように、サブ帯域の信号が
埋め込まれてなるメイン帯域の信号から、当該サブ帯域
の信号を取り出し、このサブ帯域の信号に対応したメイ
ン帯域の信号(当該サブ帯域の信号と分割されたメイン
帯域の信号)と結合して信号を再生することを実現する
ためには、上記メイン帯域の実際に必要とされたワード
長の情報と、上記サブ帯域の信号が埋め込まれているメ
イン帯域の信号の何れの位置にサブ帯域の信号が埋め込
まれたのかを示す情報とが、少なくとも必要である。し
たがって、上記メイン帯域の信号及びサブ帯域の信号を
記録或いは伝送する際には、上記メイン帯域の信号及び
サブ帯域の信号が配置される領域(記録或いは伝送され
る領域)以外に、これらの情報を配置するための配置領
域(記録或いは伝送される領域)が必要となる。例えば
CD規格のディスクに記録する場合を例に挙げると、上
記配置領域としてはいわゆるサブコード情報領域を挙げ
ることができる。これらメイン帯域及びサブ帯域並びに
上記埋め込み位置の情報等が記録されたCD規格のディ
スクを再生する時には、当該ディスクから再生された信
号中のサブコード情報から上記埋め込み情報等を読み出
し、これら情報に基づいて上記サブ帯域の信号を取り出
し、メイン帯域の信号と適宜結合することを行う。上記
サブコード情報についての詳細な説明は後述する。
埋め込まれてなるメイン帯域の信号から、当該サブ帯域
の信号を取り出し、このサブ帯域の信号に対応したメイ
ン帯域の信号(当該サブ帯域の信号と分割されたメイン
帯域の信号)と結合して信号を再生することを実現する
ためには、上記メイン帯域の実際に必要とされたワード
長の情報と、上記サブ帯域の信号が埋め込まれているメ
イン帯域の信号の何れの位置にサブ帯域の信号が埋め込
まれたのかを示す情報とが、少なくとも必要である。し
たがって、上記メイン帯域の信号及びサブ帯域の信号を
記録或いは伝送する際には、上記メイン帯域の信号及び
サブ帯域の信号が配置される領域(記録或いは伝送され
る領域)以外に、これらの情報を配置するための配置領
域(記録或いは伝送される領域)が必要となる。例えば
CD規格のディスクに記録する場合を例に挙げると、上
記配置領域としてはいわゆるサブコード情報領域を挙げ
ることができる。これらメイン帯域及びサブ帯域並びに
上記埋め込み位置の情報等が記録されたCD規格のディ
スクを再生する時には、当該ディスクから再生された信
号中のサブコード情報から上記埋め込み情報等を読み出
し、これら情報に基づいて上記サブ帯域の信号を取り出
し、メイン帯域の信号と適宜結合することを行う。上記
サブコード情報についての詳細な説明は後述する。
【0020】ところで、上記実際に必要とされるワード
長が前記16ビットを越える場合及び前記16ビットよ
りも短い場合の何れにしても、上記20ビットの入力デ
ィジタルオーディオ信号から上記CD規格の16ビット
分の信号を取り出す際には、当該取り出された16ビッ
ト分のメイン帯域の信号を後に再生するときに充分な音
質を確保できるような量子化雑音の制御を行うことが望
ましい。これは、本発明のディジタル信号処理方法及び
装置にて処理された信号を記録してなるCD規格のディ
スクを、本発明の方法及び装置に対応していない従来の
再生装置を用いて再生を行った場合でも、音質を十分に
確保できるようにするためである。
長が前記16ビットを越える場合及び前記16ビットよ
りも短い場合の何れにしても、上記20ビットの入力デ
ィジタルオーディオ信号から上記CD規格の16ビット
分の信号を取り出す際には、当該取り出された16ビッ
ト分のメイン帯域の信号を後に再生するときに充分な音
質を確保できるような量子化雑音の制御を行うことが望
ましい。これは、本発明のディジタル信号処理方法及び
装置にて処理された信号を記録してなるCD規格のディ
スクを、本発明の方法及び装置に対応していない従来の
再生装置を用いて再生を行った場合でも、音質を十分に
確保できるようにするためである。
【0021】本実施例では、上記20ビットの入力ディ
ジタルオーディオ信号を16ビットにすると共に、当該
16ビットでも充分な音質を確保できる量子化雑音制御
手法として、いわゆるノイズシェーピングを採用してい
る。本実施例では、上記ノイズシェーピングとして、い
わゆるSMB(Super Bit Mapping:商標)と称される
ような手法を用いている。なお、上記SMBは、例え
ば、特開平2−020812号公報、特開平2−185
52号公報、特開平2−18556号公報にて詳しく述
べられているノイズシェーピングの一手法であり、既に
公知となっている技術であるため、ここではその詳細な
内容についての説明は行わない。
ジタルオーディオ信号を16ビットにすると共に、当該
16ビットでも充分な音質を確保できる量子化雑音制御
手法として、いわゆるノイズシェーピングを採用してい
る。本実施例では、上記ノイズシェーピングとして、い
わゆるSMB(Super Bit Mapping:商標)と称される
ような手法を用いている。なお、上記SMBは、例え
ば、特開平2−020812号公報、特開平2−185
52号公報、特開平2−18556号公報にて詳しく述
べられているノイズシェーピングの一手法であり、既に
公知となっている技術であるため、ここではその詳細な
内容についての説明は行わない。
【0022】ところが、上記SMBのようなノイズシェ
ーピングの手法を採用した場合、上記20ビットの入力
ディジタルオーディオ信号を16ビットにする手法とし
て単純な四捨五入による丸め処理を用いた場合に比べ
て、信号の振幅が大きくなるという問題がある。これは
上記SMBのノイズシェーピングによって高域のノイズ
が増えるためである。このように信号の振幅が大きくな
ると言うことは、上記サブ帯域のために確保すべき領域
が増加することを意味する。このように、サブ帯域の信
号のために確保すべき領域が多くなると、当該サブ帯域
の信号を例えばCDのようなメディアに記録できなくな
ることが起きる。
ーピングの手法を採用した場合、上記20ビットの入力
ディジタルオーディオ信号を16ビットにする手法とし
て単純な四捨五入による丸め処理を用いた場合に比べ
て、信号の振幅が大きくなるという問題がある。これは
上記SMBのノイズシェーピングによって高域のノイズ
が増えるためである。このように信号の振幅が大きくな
ると言うことは、上記サブ帯域のために確保すべき領域
が増加することを意味する。このように、サブ帯域の信
号のために確保すべき領域が多くなると、当該サブ帯域
の信号を例えばCDのようなメディアに記録できなくな
ることが起きる。
【0023】そこで、本発明実施例においては、上記サ
ブ帯域の信号に対して低域通過フィルタ(LPF)によ
るフィルタリング処理を施すことで、当該サブ帯域の信
号の振幅を上記単純な四捨五入による丸め処理の場合と
同程度の大きさの振幅にして、当該サブ帯域のために確
保すべき領域の増加を抑えるようにしている。
ブ帯域の信号に対して低域通過フィルタ(LPF)によ
るフィルタリング処理を施すことで、当該サブ帯域の信
号の振幅を上記単純な四捨五入による丸め処理の場合と
同程度の大きさの振幅にして、当該サブ帯域のために確
保すべき領域の増加を抑えるようにしている。
【0024】上述したことを実現する本発明のディジタ
ル信号処理方法及び装置の一実施例としての記録再生装
置について、以下に詳細に説明する。
ル信号処理方法及び装置の一実施例としての記録再生装
置について、以下に詳細に説明する。
【0025】上記記録再生装置の記録系の構成を図1及
び図2に示す。なおここでは、CDに信号を記録するた
めの構成について説明する。この図1及び図2に示す構
成では、リアルタイム性がさほど要求されないCDのよ
うなパッケージメディアを製作する際に、最初に全ての
信号の状態を調べておいた後、その状態によって全体の
バランスをとっていくような複数パスの手法を採用して
いる。図1及び図2には2つのパスの構成例について示
してある。図1には当該記録系において1パス目の信号
処理を行う構成を示し、図2には2パス目の信号処理を
行う構成を示している。なお、ここに言うリアルタイム
性とは、編集などの過程を経た後の最終的なマスタディ
スクを製造する段階におけるリアルタイム性のことであ
る。
び図2に示す。なおここでは、CDに信号を記録するた
めの構成について説明する。この図1及び図2に示す構
成では、リアルタイム性がさほど要求されないCDのよ
うなパッケージメディアを製作する際に、最初に全ての
信号の状態を調べておいた後、その状態によって全体の
バランスをとっていくような複数パスの手法を採用して
いる。図1及び図2には2つのパスの構成例について示
してある。図1には当該記録系において1パス目の信号
処理を行う構成を示し、図2には2パス目の信号処理を
行う構成を示している。なお、ここに言うリアルタイム
性とは、編集などの過程を経た後の最終的なマスタディ
スクを製造する段階におけるリアルタイム性のことであ
る。
【0026】先ず、図1に示す1パス目の信号処理につ
いて説明する。
いて説明する。
【0027】図1において、入力端子50に入力される
オーディオ信号は、前述したようにサンプリング周波数
44.1kHzで量子化ビット数16を越える20ビッ
トの広帯域のディジタルオーディオ信号である。
オーディオ信号は、前述したようにサンプリング周波数
44.1kHzで量子化ビット数16を越える20ビッ
トの広帯域のディジタルオーディオ信号である。
【0028】上記入力端子50に入力されたディジタル
オーディオ信号は、ユニット切り出し回路1に入力され
る。このユニット切り出し回路1では、これ以降のプロ
セスで扱うための所定単位として、上記入力ディジタル
オーディオ信号の複数サンプルをまとめたユニットを生
成する。ユニットの大きさは任意であるが、CDオーデ
ィオ規格においては、左チャンネル(Lch)および右
チャンネル(Rch)を合わせて2352バイト、つま
り1チャンネルあたり588サンプルがブロックという
単位で呼ばれているので、それに準じた大きさに合わせ
るのが望ましい。また、以降の処理はLchとRchを
独立で扱うようにしても、LchとRchをまとめて扱
うようにしてもよい。ここでは、1 ユニットの大きさを
チャンネル独立で上記588の半分の294サンプルと
する。
オーディオ信号は、ユニット切り出し回路1に入力され
る。このユニット切り出し回路1では、これ以降のプロ
セスで扱うための所定単位として、上記入力ディジタル
オーディオ信号の複数サンプルをまとめたユニットを生
成する。ユニットの大きさは任意であるが、CDオーデ
ィオ規格においては、左チャンネル(Lch)および右
チャンネル(Rch)を合わせて2352バイト、つま
り1チャンネルあたり588サンプルがブロックという
単位で呼ばれているので、それに準じた大きさに合わせ
るのが望ましい。また、以降の処理はLchとRchを
独立で扱うようにしても、LchとRchをまとめて扱
うようにしてもよい。ここでは、1 ユニットの大きさを
チャンネル独立で上記588の半分の294サンプルと
する。
【0029】上記ユニット切り出し回路1にて上記ユニ
ット毎に纏められたサンプルは、必要ワード長算出回路
2に入力される。当該必要ワード長算出回路2では、そ
れぞれのユニットにおいて最低限必要とされるワード長
が何ビットであるのかを算出する。すなわち、このワー
ド長とは、前述したように聴覚的に必要とされるワード
長のことであり、そのワード長の精度があるならば、当
該信号を後に再生した場合に、この信号に含まれる量子
化雑音が聴覚的に劣化として聞こえないようなワード長
のことである。図3には、上記必要ワード長算出回路2
の具体的構成例を示す。
ット毎に纏められたサンプルは、必要ワード長算出回路
2に入力される。当該必要ワード長算出回路2では、そ
れぞれのユニットにおいて最低限必要とされるワード長
が何ビットであるのかを算出する。すなわち、このワー
ド長とは、前述したように聴覚的に必要とされるワード
長のことであり、そのワード長の精度があるならば、当
該信号を後に再生した場合に、この信号に含まれる量子
化雑音が聴覚的に劣化として聞こえないようなワード長
のことである。図3には、上記必要ワード長算出回路2
の具体的構成例を示す。
【0030】この図3において、信号の流れは2つに分
かれていて、1つは聴覚的な特性から許容できる雑音量
を求める経路であり、もう1つはワードを短くして量子
化雑音量を変化させる経路である。なお、許容雑音量と
は、ある音が鳴っているとき、その量以下の雑音量であ
れば、人間の耳には聞こえないという聴覚的な閾値のこ
とである。
かれていて、1つは聴覚的な特性から許容できる雑音量
を求める経路であり、もう1つはワードを短くして量子
化雑音量を変化させる経路である。なお、許容雑音量と
は、ある音が鳴っているとき、その量以下の雑音量であ
れば、人間の耳には聞こえないという聴覚的な閾値のこ
とである。
【0031】当該図3に示す必要ワード長算出回路2の
入力端子51に供給されたユニット化されたオーディオ
信号は、聴覚的な特性から許容できる雑音量を求める経
路の許容雑音量算出回路21に送られる。当該許容雑音
量算出回路21では、入力されたオーディオ信号から、
臨界帯域(人間の聴覚特性を考慮して分割された周波数
帯域のことであり例えば25バンドに分けられる)毎
に、上記聴覚的な特性から許容できる雑音量としての許
容雑音量Tiを求める。この許容雑音量Tiは、実際に
はいわゆる最小可聴カーブ(人間の耳の感度の閾値)
と、いわゆるマスキング(ある信号が別の信号によって
聞こえなくなってしまう現象)スペクトルとを合成する
ことによって求められる。具体的な求め方については、
例えば本件出願人が先に提案する特願平7−14774
2号の明細書及び図面等にて詳しく述べられており、こ
れら技術は既に公知となっているものなので、ここでは
その詳細な内容についての説明は省略する。上記許容雑
音量Tiの信号は判断回路24に送られる。
入力端子51に供給されたユニット化されたオーディオ
信号は、聴覚的な特性から許容できる雑音量を求める経
路の許容雑音量算出回路21に送られる。当該許容雑音
量算出回路21では、入力されたオーディオ信号から、
臨界帯域(人間の聴覚特性を考慮して分割された周波数
帯域のことであり例えば25バンドに分けられる)毎
に、上記聴覚的な特性から許容できる雑音量としての許
容雑音量Tiを求める。この許容雑音量Tiは、実際に
はいわゆる最小可聴カーブ(人間の耳の感度の閾値)
と、いわゆるマスキング(ある信号が別の信号によって
聞こえなくなってしまう現象)スペクトルとを合成する
ことによって求められる。具体的な求め方については、
例えば本件出願人が先に提案する特願平7−14774
2号の明細書及び図面等にて詳しく述べられており、こ
れら技術は既に公知となっているものなので、ここでは
その詳細な内容についての説明は省略する。上記許容雑
音量Tiの信号は判断回路24に送られる。
【0032】また、当該図3に示す必要ワード長算出回
路2の入力端子51に供給されたユニット化されたオー
ディオ信号は、上記ワードを短くして量子化雑音量を変
化させる経路のnビット丸め回路19にも送られる。こ
こで、上記入力端子51に供給されたオーディオ信号
は、メイン帯域の信号であり、フルワード(ここでは2
0ビット)の長さで表せるようなものである。上記nビ
ット丸め回路19では、上記入力端子51から供給され
た20ビットの信号をnビットに丸める(すなわち四捨
五入する)。当該nビット丸め回路19は後述するn+
1回路25にて上記nの値が制御されるものであり、こ
のときの最初のnの値は最もワードを短くしてもよいと
されるべき値にするのがよく、例えば12ビット程度と
なされている。
路2の入力端子51に供給されたユニット化されたオー
ディオ信号は、上記ワードを短くして量子化雑音量を変
化させる経路のnビット丸め回路19にも送られる。こ
こで、上記入力端子51に供給されたオーディオ信号
は、メイン帯域の信号であり、フルワード(ここでは2
0ビット)の長さで表せるようなものである。上記nビ
ット丸め回路19では、上記入力端子51から供給され
た20ビットの信号をnビットに丸める(すなわち四捨
五入する)。当該nビット丸め回路19は後述するn+
1回路25にて上記nの値が制御されるものであり、こ
のときの最初のnの値は最もワードを短くしてもよいと
されるべき値にするのがよく、例えば12ビット程度と
なされている。
【0033】このnビット丸め回路19にて丸め処理さ
れた後の信号は、加算器20に送られる。この加算器2
0には、上記入力端子51からのオーディオ信号も供給
され、上記nビット丸め回路19からの信号が減算信号
として、また上記入力端子51からのオーディオ信号が
加算信号として入力される。したがって、当該加算器2
0では、上記オーディオ信号と上記nビット丸め回路1
9 の出力信号との差分が求められる。この加算器20
の出力は、上記nビット丸め回路19における丸め誤
差、すなわち量子化雑音となる。この加算器20からの
誤差信号は、FFT(高速フーリエ変換)回路22に入
力される。
れた後の信号は、加算器20に送られる。この加算器2
0には、上記入力端子51からのオーディオ信号も供給
され、上記nビット丸め回路19からの信号が減算信号
として、また上記入力端子51からのオーディオ信号が
加算信号として入力される。したがって、当該加算器2
0では、上記オーディオ信号と上記nビット丸め回路1
9 の出力信号との差分が求められる。この加算器20
の出力は、上記nビット丸め回路19における丸め誤
差、すなわち量子化雑音となる。この加算器20からの
誤差信号は、FFT(高速フーリエ変換)回路22に入
力される。
【0034】当該FFT回路22では、上記誤差信号の
スペクトル成分すなわち量子化雑音のスペクトル成分が
求められ、当該量子化誤差のスペクトル成分の信号は最
大値検出回路23に送られる。
スペクトル成分すなわち量子化雑音のスペクトル成分が
求められ、当該量子化誤差のスペクトル成分の信号は最
大値検出回路23に送られる。
【0035】当該最大値検出回路23では、上記量子化
誤差のスペクトル成分の信号から臨界帯域毎に上記スペ
クトル成分の最大値Niを求める。この最大値検出回路
23にて求められた上記スペクトル成分の最大値Niの
信号は、判断回路24に送られる。
誤差のスペクトル成分の信号から臨界帯域毎に上記スペ
クトル成分の最大値Niを求める。この最大値検出回路
23にて求められた上記スペクトル成分の最大値Niの
信号は、判断回路24に送られる。
【0036】判断回路24では、上述の聴覚的な特性か
ら許容できる雑音量を求める経路から求められた許容雑
音量Tiと、ワードを短くして量子化雑音量を変化させ
る経路から求められたスペクトルの最大値Niとを、臨
界帯域毎に比較し、いずれの臨界帯域においてもTi>
Niとなるかどうかをチェックする。ここで、すべての
臨界帯域においてTi>Niであるならば、当該判断回
路24は必要ワード長(ビット数)としてnの値を出力
する。また、そのときの丸められた信号も出力する。一
方、もしも1つでもTi<niとなる臨界帯域が存在し
たのであれば、当該判断回路24はその旨を示す信号を
n+1回路25に出力する。
ら許容できる雑音量を求める経路から求められた許容雑
音量Tiと、ワードを短くして量子化雑音量を変化させ
る経路から求められたスペクトルの最大値Niとを、臨
界帯域毎に比較し、いずれの臨界帯域においてもTi>
Niとなるかどうかをチェックする。ここで、すべての
臨界帯域においてTi>Niであるならば、当該判断回
路24は必要ワード長(ビット数)としてnの値を出力
する。また、そのときの丸められた信号も出力する。一
方、もしも1つでもTi<niとなる臨界帯域が存在し
たのであれば、当該判断回路24はその旨を示す信号を
n+1回路25に出力する。
【0037】当該n+1回路25では、上記判断回路2
4から信号が供給されると、上記nビット丸め回路19
におけるnの値を1ビットだけ多く(ワード長を長く)
させる制御を行う。これにより、上記nビット丸め回路
19及び加算器20では、誤差信号が求め直される。
4から信号が供給されると、上記nビット丸め回路19
におけるnの値を1ビットだけ多く(ワード長を長く)
させる制御を行う。これにより、上記nビット丸め回路
19及び加算器20では、誤差信号が求め直される。
【0038】なお、図3の例では、入力端子51に供給
された信号をnビットで丸めて誤差信号を求めていた
が、ワードが1ビット短くなると量子化雑音レベルは約
6dB増えるので、上記許容雑音量Tiから最小値Tm
inを求め、当該最小値Tminからワード長を逆算す
るようにしてもよい。
された信号をnビットで丸めて誤差信号を求めていた
が、ワードが1ビット短くなると量子化雑音レベルは約
6dB増えるので、上記許容雑音量Tiから最小値Tm
inを求め、当該最小値Tminからワード長を逆算す
るようにしてもよい。
【0039】上述したようにして求められた必要ワード
長が前述した実際に必要とされるワード長であり、この
必要ワード長の情報と、当該必要ワード長に丸められた
信号とは、出力端子52から出力され、図1のワード長
チェック回路4に入力される。
長が前述した実際に必要とされるワード長であり、この
必要ワード長の情報と、当該必要ワード長に丸められた
信号とは、出力端子52から出力され、図1のワード長
チェック回路4に入力される。
【0040】図1に戻って、ワード長チェック回路4で
は、上記図3の必要ワード長算出回路2にて求められた
必要ワード長が16ビット以上になっていないかをどう
かを調べる。
は、上記図3の必要ワード長算出回路2にて求められた
必要ワード長が16ビット以上になっていないかをどう
かを調べる。
【0041】ここで、上記必要ワード長算出回路2から
供給された必要ワード長が16ビット以上である場合に
は、充分な音質を維持しようとするとCD規格を越える
ことになり記録できなくなってしまう。このように必要
ワード長が16ビット以上である場合には、上記必要ワ
ード長算出回路2から供給された上記必要ワード長に丸
められた信号を、16ビットのワード長の信号(すなわ
ちメイン帯域の信号)と、上記必要ワード長に丸められ
た信号から上記メイン帯域の信号を差し引いた差分信号
すなわちサブ帯域の信号とに分ける必要がある。
供給された必要ワード長が16ビット以上である場合に
は、充分な音質を維持しようとするとCD規格を越える
ことになり記録できなくなってしまう。このように必要
ワード長が16ビット以上である場合には、上記必要ワ
ード長算出回路2から供給された上記必要ワード長に丸
められた信号を、16ビットのワード長の信号(すなわ
ちメイン帯域の信号)と、上記必要ワード長に丸められ
た信号から上記メイン帯域の信号を差し引いた差分信号
すなわちサブ帯域の信号とに分ける必要がある。
【0042】このため、上記ワード長チェック回路4に
て上記必要ワード長が16ビット以上であると判定した
とき、当該ワード長チェック回路4はオーディオ信号
(上記必要ワード長に丸められた信号)を丸め回路3と
加算器5とに送る。
て上記必要ワード長が16ビット以上であると判定した
とき、当該ワード長チェック回路4はオーディオ信号
(上記必要ワード長に丸められた信号)を丸め回路3と
加算器5とに送る。
【0043】このときの丸め回路3では、上記16ビッ
ト以上の必要ワード長に丸められている信号を更に16
ビット長に丸める。この丸め回路3にて16ビット長に
丸められた信号がメイン帯域の信号となる。ここで、当
該丸め回路3における丸め処理の方法としては、四捨五
入する方法、切り捨てする方法などがあるが、このよう
な方法は本発明を利用出来ない再生装置によって再生し
た場合の量子化雑音による音質劣化が免れない。したが
って、この丸め回路3では、音質劣化をできるだけ防い
で16ビット長に丸める手法として、前述したノイズシ
ェーピングの手法を用いて量子化雑音の制御を行う。こ
のノイズシェーピングは量子化雑音を高域側にかきあげ
ることによって、聴覚的な音質の劣化を防ぐものであ
り、これを実現するための一手法として前述したいわゆ
るSBM(Super Bit Mapping)の手法を用いている。
ト以上の必要ワード長に丸められている信号を更に16
ビット長に丸める。この丸め回路3にて16ビット長に
丸められた信号がメイン帯域の信号となる。ここで、当
該丸め回路3における丸め処理の方法としては、四捨五
入する方法、切り捨てする方法などがあるが、このよう
な方法は本発明を利用出来ない再生装置によって再生し
た場合の量子化雑音による音質劣化が免れない。したが
って、この丸め回路3では、音質劣化をできるだけ防い
で16ビット長に丸める手法として、前述したノイズシ
ェーピングの手法を用いて量子化雑音の制御を行う。こ
のノイズシェーピングは量子化雑音を高域側にかきあげ
ることによって、聴覚的な音質の劣化を防ぐものであ
り、これを実現するための一手法として前述したいわゆ
るSBM(Super Bit Mapping)の手法を用いている。
【0044】上述のようにノイズシェーピングを用いた
丸め回路3にて16ビットに丸められた信号は、加算器
5に送られる。この加算器5には、上記ワード長チェッ
ク回路4からの上記16ビット以上の必要ワード長に丸
められた信号も供給されており、上記丸め回路3の出力
を減算信号として、また上記ワード長チェック回路4か
らの信号を加算信号として加算演算を行う。これによ
り、当該加算器5では、上記丸め回路3に入力する前の
信号と、丸め回路3での丸め処理後の信号との差分が取
られることになる。当該加算器5の出力が、サブ帯域の
信号となる。
丸め回路3にて16ビットに丸められた信号は、加算器
5に送られる。この加算器5には、上記ワード長チェッ
ク回路4からの上記16ビット以上の必要ワード長に丸
められた信号も供給されており、上記丸め回路3の出力
を減算信号として、また上記ワード長チェック回路4か
らの信号を加算信号として加算演算を行う。これによ
り、当該加算器5では、上記丸め回路3に入力する前の
信号と、丸め回路3での丸め処理後の信号との差分が取
られることになる。当該加算器5の出力が、サブ帯域の
信号となる。
【0045】上述したようにして求められた16ビット
のメイン帯域の信号とサブ帯域の信号は、上記16ビッ
ト以上を示す必要ワード長の情報と共に一次記録装置6
に送られる。
のメイン帯域の信号とサブ帯域の信号は、上記16ビッ
ト以上を示す必要ワード長の情報と共に一次記録装置6
に送られる。
【0046】一方、上記必要ワード長算出回路2から供
給された必要ワード長が16ビット未満である場合、当
該ワード長チェック回路4は、上記必要ワード長算出回
路2からの上記必要ワード長に丸めされた信号をメイン
帯域の信号として出力すると共に、このときの必要ワー
ド長の情報も出力し、これらの信号は一次記憶装置6に
送られる。すなわちこの場合、サブ帯域は省略される。
なお、このように必要ワード長が16ビット未満でよい
ユニットの信号に対しては、後述する2パス目の構成に
おいて、当該ユニット内の信号サンプルのLSB側に、
上述した必要ワード長が16ビット以上となった場合に
形成されたサブ帯域の信号を埋め込むことになる。ま
た、当該必要ワード長が16ビット未満でよいユニット
の信号も、後に、指定されたワード長すなわちCD規格
の16ビットにワード長を合わせることが必要である
が、この場合にも前述同様のノイズシェーピング処理を
施すようにして十分な音質を確保することが望ましい。
給された必要ワード長が16ビット未満である場合、当
該ワード長チェック回路4は、上記必要ワード長算出回
路2からの上記必要ワード長に丸めされた信号をメイン
帯域の信号として出力すると共に、このときの必要ワー
ド長の情報も出力し、これらの信号は一次記憶装置6に
送られる。すなわちこの場合、サブ帯域は省略される。
なお、このように必要ワード長が16ビット未満でよい
ユニットの信号に対しては、後述する2パス目の構成に
おいて、当該ユニット内の信号サンプルのLSB側に、
上述した必要ワード長が16ビット以上となった場合に
形成されたサブ帯域の信号を埋め込むことになる。ま
た、当該必要ワード長が16ビット未満でよいユニット
の信号も、後に、指定されたワード長すなわちCD規格
の16ビットにワード長を合わせることが必要である
が、この場合にも前述同様のノイズシェーピング処理を
施すようにして十分な音質を確保することが望ましい。
【0047】以上の処理によって求められたメイン帯
域、サブ帯域の信号及び各ユニットにおいて必要とされ
るワード長情報(上記必要ワード長の情報)は、一次記
録装置6にて記録媒体に記録される。この一次記録装置
6は、記録媒体として、コンピュータベースのシステム
(ハードディスクやMO(光磁気ディスク)を用いたも
の)であってもよいし、いわゆるDAT(ディジタルテ
ープレコーダ)などのテープを用いた装置であってもよ
い。この一次記録装置6にて記録された情報は図2に示
す2パス目の構成に渡される。
域、サブ帯域の信号及び各ユニットにおいて必要とされ
るワード長情報(上記必要ワード長の情報)は、一次記
録装置6にて記録媒体に記録される。この一次記録装置
6は、記録媒体として、コンピュータベースのシステム
(ハードディスクやMO(光磁気ディスク)を用いたも
の)であってもよいし、いわゆるDAT(ディジタルテ
ープレコーダ)などのテープを用いた装置であってもよ
い。この一次記録装置6にて記録された情報は図2に示
す2パス目の構成に渡される。
【0048】続いて、当該図2における2パス目の構成
について説明する。
について説明する。
【0049】一次記録装置7(図1の一次記録装置6に
対応する)からは、上記1パス目の構成にて記録媒体に
記録された信号が読み出される。
対応する)からは、上記1パス目の構成にて記録媒体に
記録された信号が読み出される。
【0050】ここで、当該図2の構成では、上記一次記
録装置7から読み出された必要ワード長情報が16ビッ
ト以上であった場合、必要ワード長が16ビット未満で
よいユニット内のサンプルのLSB側に、当該16ビッ
ト以上が必要となった場合に形成されたサブ帯域の信号
を埋め込むようにする。
録装置7から読み出された必要ワード長情報が16ビッ
ト以上であった場合、必要ワード長が16ビット未満で
よいユニット内のサンプルのLSB側に、当該16ビッ
ト以上が必要となった場合に形成されたサブ帯域の信号
を埋め込むようにする。
【0051】このため、埋め込み位置検索回路11で
は、上記必要ワード長が16ビット以上となっているユ
ニットの必要ワード長情報(例えばi番目のユニットの
必要ワード長情報)から上記サブ帯域のために必要とさ
れるワード長を求めると共に、上記必要ワード長が16
ビット未満となっている各ユニットの必要ワード長情報
(例えばk番目のユニットの必要ワード長情報)から、
上記サブ帯域の信号を埋め込む余裕のあるユニットを検
索する。
は、上記必要ワード長が16ビット以上となっているユ
ニットの必要ワード長情報(例えばi番目のユニットの
必要ワード長情報)から上記サブ帯域のために必要とさ
れるワード長を求めると共に、上記必要ワード長が16
ビット未満となっている各ユニットの必要ワード長情報
(例えばk番目のユニットの必要ワード長情報)から、
上記サブ帯域の信号を埋め込む余裕のあるユニットを検
索する。
【0052】この場合、上記必要ワード長が16ビット
以上となっているユニット(上記i番目のユニット)
と、当該ユニットのサブ帯域の信号が埋め込まれること
になるユニット(上記k番目のユニット)との間隔をど
の程度まで許容するかを決める必要がある。すなわち、
時間的に離れた、或いは異なるチャンネルのユニットに
サブ帯域の信号を記録するということは、データの読み
出し速度やバッファリングに負担がかかるということを
意味している。したがって、当該サブ帯域を埋め込みた
いユニットの検索の際に、埋め込み可能なユニットが複
数見つかるのであれば、できるだけ時間的に近いユニッ
トを選択するようにしたほうが良い。また、その検索範
囲も、CDの再生装置のバッファリング用メモリの大き
さやデータ読み出し速度などを考慮して決定するように
する。
以上となっているユニット(上記i番目のユニット)
と、当該ユニットのサブ帯域の信号が埋め込まれること
になるユニット(上記k番目のユニット)との間隔をど
の程度まで許容するかを決める必要がある。すなわち、
時間的に離れた、或いは異なるチャンネルのユニットに
サブ帯域の信号を記録するということは、データの読み
出し速度やバッファリングに負担がかかるということを
意味している。したがって、当該サブ帯域を埋め込みた
いユニットの検索の際に、埋め込み可能なユニットが複
数見つかるのであれば、できるだけ時間的に近いユニッ
トを選択するようにしたほうが良い。また、その検索範
囲も、CDの再生装置のバッファリング用メモリの大き
さやデータ読み出し速度などを考慮して決定するように
する。
【0053】上記のようなことを考慮しながら、上記埋
め込み位置検索回路11は、一次記録装置7より必要ワ
ード長情報を順次読み出して検索を行う。当該埋め込み
位置検索回路11は、埋め込む位置が決定されたならば
当該位置を示す情報を一次記録装置7に返し、一次記録
装置7は当該埋め込み位置にあたるユニット(上記k番
目のユニット)のメイン帯域信号を出力する。なお、サ
ブ帯域の信号と、当該サブ帯域の信号を埋め込むメイン
帯域の信号(k番目のユニット)とは、1対1である必
要はなく、1つのサブ帯域の信号を複数のメイン帯域の
信号(ユニット)に埋め込むようにしてもよいし、1つ
のメイン帯域の信号(1つのユニット)に複数のサブ帯
域の信号を埋め込むようにしてもよい。この埋め込み手
法については、本件出願人が先に提案している特願平7
−147742号の明細書及び図面に詳しく述べられて
いるが、本発明のポイントとは異なるためここではその
詳細については省略する。
め込み位置検索回路11は、一次記録装置7より必要ワ
ード長情報を順次読み出して検索を行う。当該埋め込み
位置検索回路11は、埋め込む位置が決定されたならば
当該位置を示す情報を一次記録装置7に返し、一次記録
装置7は当該埋め込み位置にあたるユニット(上記k番
目のユニット)のメイン帯域信号を出力する。なお、サ
ブ帯域の信号と、当該サブ帯域の信号を埋め込むメイン
帯域の信号(k番目のユニット)とは、1対1である必
要はなく、1つのサブ帯域の信号を複数のメイン帯域の
信号(ユニット)に埋め込むようにしてもよいし、1つ
のメイン帯域の信号(1つのユニット)に複数のサブ帯
域の信号を埋め込むようにしてもよい。この埋め込み手
法については、本件出願人が先に提案している特願平7
−147742号の明細書及び図面に詳しく述べられて
いるが、本発明のポイントとは異なるためここではその
詳細については省略する。
【0054】上記メイン帯域の信号に埋め込んで記録さ
れるサブ帯域の信号は、前述したように丸め回路3によ
ってノイズシェーピングされたメイン帯域の信号成分と
当該丸め回路3に入力される前の信号との差分値である
が、このときの信号成分は図4及び図5に示されるよう
に、四捨五入丸めを行った場合と比べると高域の量子化
雑音が増加しているため、信号振幅も大きくなってい
る。なお、図4の(a)にはノイズシェーピングしたと
きのメイン帯域の信号成分を、図4の(b)にはノイズ
シェーピングしたときの量子化雑音スペクトルを示し、
図5の(a)には四捨五入したときのメイン帯域の信号
成分を、図5の(b)には四捨五入したときの量子化雑
音スペクトルを示している。ここで、前記SBMのよう
なノイズシェーピング手法を採用した場合は、23ビッ
ト程度ワード長が長くなってしまい、記録しなくてはな
らないサブ帯域が必要とする記録領域が多く必要となっ
てしまう。すなわち例えば、前記1パス目の構成のワー
ド長チェック回路4で上記必要ワード長が例えば18ビ
ットとなっているとき、この信号に対して単純な四捨五
入の丸め処理を施したのであれば、上記サブ帯域の信号
の大きさは2ビットのワード長で表せることになるが、
上記ノイズシェーピング処理を行った場合のサブ帯域の
信号の大きさは、例えば45ビットのワード長になって
しまう。
れるサブ帯域の信号は、前述したように丸め回路3によ
ってノイズシェーピングされたメイン帯域の信号成分と
当該丸め回路3に入力される前の信号との差分値である
が、このときの信号成分は図4及び図5に示されるよう
に、四捨五入丸めを行った場合と比べると高域の量子化
雑音が増加しているため、信号振幅も大きくなってい
る。なお、図4の(a)にはノイズシェーピングしたと
きのメイン帯域の信号成分を、図4の(b)にはノイズ
シェーピングしたときの量子化雑音スペクトルを示し、
図5の(a)には四捨五入したときのメイン帯域の信号
成分を、図5の(b)には四捨五入したときの量子化雑
音スペクトルを示している。ここで、前記SBMのよう
なノイズシェーピング手法を採用した場合は、23ビッ
ト程度ワード長が長くなってしまい、記録しなくてはな
らないサブ帯域が必要とする記録領域が多く必要となっ
てしまう。すなわち例えば、前記1パス目の構成のワー
ド長チェック回路4で上記必要ワード長が例えば18ビ
ットとなっているとき、この信号に対して単純な四捨五
入の丸め処理を施したのであれば、上記サブ帯域の信号
の大きさは2ビットのワード長で表せることになるが、
上記ノイズシェーピング処理を行った場合のサブ帯域の
信号の大きさは、例えば45ビットのワード長になって
しまう。
【0055】そこで、上記2パス目の構成では、サブ帯
域の高域成分をフィルタリングして切り捨てることによ
って、上記ノイズシェーピング処理を行った場合のサブ
帯域の信号の振幅を小さくして、上記四捨五入の丸め処
理を行った場合のサブ帯域の信号の振幅の大きさと同等
にする。
域の高域成分をフィルタリングして切り捨てることによ
って、上記ノイズシェーピング処理を行った場合のサブ
帯域の信号の振幅を小さくして、上記四捨五入の丸め処
理を行った場合のサブ帯域の信号の振幅の大きさと同等
にする。
【0056】そのために、当該2パス目の構成では、L
PF15のような低域通過型フィルタを用いている。た
だし、このようにLPF15のような低域通過型フィル
タを用いると、本実施例の記録系の構成にて信号が記録
されたCDを後に再生した場合、高域成分に劣化が生じ
ることになるが、本実施例では上記ノイズシェーピング
によって聴覚的には聞こえにくい部分に雑音成分を移動
させることになるので、聴覚上はそれほど大きな影響は
ない。
PF15のような低域通過型フィルタを用いている。た
だし、このようにLPF15のような低域通過型フィル
タを用いると、本実施例の記録系の構成にて信号が記録
されたCDを後に再生した場合、高域成分に劣化が生じ
ることになるが、本実施例では上記ノイズシェーピング
によって聴覚的には聞こえにくい部分に雑音成分を移動
させることになるので、聴覚上はそれほど大きな影響は
ない。
【0057】なお、上記低域通過型のフィルタは各種考
えられるが、単純なFIR(FiniteImpulse Response d
igital filter)型のディジタルフィルタを用いれば十
分である。ただし、フィルタリングをすることによって
生じるサンプル遅れ(フィルタの次数分だけ遅れる)に
は注意する必要がある。
えられるが、単純なFIR(FiniteImpulse Response d
igital filter)型のディジタルフィルタを用いれば十
分である。ただし、フィルタリングをすることによって
生じるサンプル遅れ(フィルタの次数分だけ遅れる)に
は注意する必要がある。
【0058】また、ここでのフィルタ係数は固定したも
のにしてもよいが、出来るだけ再生時の波形再現性を忠
実なものにするには、最小限のフィルタに止めることは
有効である。そのため、図2の構成では、フィルタリン
グする前の信号状態をパワー算出回路9によって調べた
後、予め数パターンのフィルタ係数を格納しているRO
M13から上記パワー算出回路9の出力に応じて最も適
切なフィルタ係数を読み出し、このフィルタ係数に基づ
いてLPF15のフィルタリングを行うようにする。
のにしてもよいが、出来るだけ再生時の波形再現性を忠
実なものにするには、最小限のフィルタに止めることは
有効である。そのため、図2の構成では、フィルタリン
グする前の信号状態をパワー算出回路9によって調べた
後、予め数パターンのフィルタ係数を格納しているRO
M13から上記パワー算出回路9の出力に応じて最も適
切なフィルタ係数を読み出し、このフィルタ係数に基づ
いてLPF15のフィルタリングを行うようにする。
【0059】なお、上記フィルタ係数を選択するための
情報を求めるパワー算出回路9においては、信号の最大
値、ユニットのパワー(各サンプルの2乗和)をフィル
タ係数制御のための情報として求めるものとすることが
出来る。また、このパワー算出回路9では、信号にFF
Tを施して、信号サンプルの周波数成分(スペクトル成
分)を求め、それらの最大値或いはパワーを上記フィル
タ係数制御のための情報として求めるものであってもよ
い。
情報を求めるパワー算出回路9においては、信号の最大
値、ユニットのパワー(各サンプルの2乗和)をフィル
タ係数制御のための情報として求めるものとすることが
出来る。また、このパワー算出回路9では、信号にFF
Tを施して、信号サンプルの周波数成分(スペクトル成
分)を求め、それらの最大値或いはパワーを上記フィル
タ係数制御のための情報として求めるものであってもよ
い。
【0060】また、フィルタ係数は、上記LPF15に
よるフィルタ処理を行う前に求めなくともよく、例えば
図6に示すように、LPF15におけるフィルタ処理後
の信号から、パワー算出回路10において信号振幅の最
大値をチェックし、予め数パターンのフィルタ係数を格
納しているROM13から上記パワー算出回路10の出
力に応じてフィルタ係数を読み出し、このフィルタ係数
に基づいてLPF15のフィルタリングを行うように
し、最も適切なフィルタリングが行われるまで当該処理
繰り返すといった方法をとることも可能である。なお、
図6において、図2と対応する構成要素には同一の指示
符号を付し、それらの詳細な動作については省略する。
よるフィルタ処理を行う前に求めなくともよく、例えば
図6に示すように、LPF15におけるフィルタ処理後
の信号から、パワー算出回路10において信号振幅の最
大値をチェックし、予め数パターンのフィルタ係数を格
納しているROM13から上記パワー算出回路10の出
力に応じてフィルタ係数を読み出し、このフィルタ係数
に基づいてLPF15のフィルタリングを行うように
し、最も適切なフィルタリングが行われるまで当該処理
繰り返すといった方法をとることも可能である。なお、
図6において、図2と対応する構成要素には同一の指示
符号を付し、それらの詳細な動作については省略する。
【0061】図7には、上述したようにフィルタリング
されて得られたサブ帯域信号の信号波形(図7の(a)
と、そのスペクトル成分(図7の(b))の一例を示し
ている。この図7の例では、15kHz付近に遮断周波
数のある低域通過フィルタが用いられている。
されて得られたサブ帯域信号の信号波形(図7の(a)
と、そのスペクトル成分(図7の(b))の一例を示し
ている。この図7の例では、15kHz付近に遮断周波
数のある低域通過フィルタが用いられている。
【0062】上述のようにして求められたサブ帯域信号
と、前記埋め込み位置検索回路11にて求めた埋め込み
位置情報(前記k番目のユニットの埋め込み位置情
報)、及び一次記録装置7から読み出されたメイン帯域
の信号とワード長情報とは、ビットパッキング回路17
に入力される。
と、前記埋め込み位置検索回路11にて求めた埋め込み
位置情報(前記k番目のユニットの埋め込み位置情
報)、及び一次記録装置7から読み出されたメイン帯域
の信号とワード長情報とは、ビットパッキング回路17
に入力される。
【0063】このビットパッキング回路17は、これら
供給された情報からCDのフォーマットに沿ったデータ
を生成する。すなわち当該ビットパッキング回路17で
は、上記埋め込み位置検索回路11によって決定された
k番目のユニットのメイン帯域の信号サンプルのLSB
側に上記i番目のユニットのサブ帯域の信号を埋め込
み、メディアに記録されるオーディオデータを完成す
る。ここで、必要ワード長情報は、メディアがCDであ
るならば、いわゆるサブコード情報として記録すること
が出来る。
供給された情報からCDのフォーマットに沿ったデータ
を生成する。すなわち当該ビットパッキング回路17で
は、上記埋め込み位置検索回路11によって決定された
k番目のユニットのメイン帯域の信号サンプルのLSB
側に上記i番目のユニットのサブ帯域の信号を埋め込
み、メディアに記録されるオーディオデータを完成す
る。ここで、必要ワード長情報は、メディアがCDであ
るならば、いわゆるサブコード情報として記録すること
が出来る。
【0064】なお、上記サブコード情報は、オーディオ
信号の2352バイトに対して96バイト存在するもの
であり、このサブコード情報は、図8の(a)に示すよ
うにそれぞれのビットがP,Q,R,S,T,U,V,
Wと呼ばれ、図8の(b)に示すようにそのうちのR,
S,T,U,V,Wの部分が96×6/8バイト、すな
わち576ビットがユーザデータとして使用できるもの
である。ユーザデータはまた、図8の(b)に示すよう
に4等分され、それぞれがパックという単位で呼ばれて
おり、これらパックは図8の(c)に示すようなフォー
マットになっている。上述の例では、1チャンネル当た
り294サンプル(294サンプル/ch)を1ユニッ
トとして検索してきたので、上記必要ワード長情報は当
該サブコード情報の1パックに記録することになる。1
パックはさらに細かく規定され、モード、アイテム、ど
んな種類のデータなのかを表すインストラクション(IN
STRUCTION)、データの誤り訂正のためのパリティビッ
ト、データフィールドからなり、実際に使えるのはその
うちのデータフィールドの96ビットである。
信号の2352バイトに対して96バイト存在するもの
であり、このサブコード情報は、図8の(a)に示すよ
うにそれぞれのビットがP,Q,R,S,T,U,V,
Wと呼ばれ、図8の(b)に示すようにそのうちのR,
S,T,U,V,Wの部分が96×6/8バイト、すな
わち576ビットがユーザデータとして使用できるもの
である。ユーザデータはまた、図8の(b)に示すよう
に4等分され、それぞれがパックという単位で呼ばれて
おり、これらパックは図8の(c)に示すようなフォー
マットになっている。上述の例では、1チャンネル当た
り294サンプル(294サンプル/ch)を1ユニッ
トとして検索してきたので、上記必要ワード長情報は当
該サブコード情報の1パックに記録することになる。1
パックはさらに細かく規定され、モード、アイテム、ど
んな種類のデータなのかを表すインストラクション(IN
STRUCTION)、データの誤り訂正のためのパリティビッ
ト、データフィールドからなり、実際に使えるのはその
うちのデータフィールドの96ビットである。
【0065】本発明実施例では、1ユニットを1チャン
ネル当たり294サンプルにしたので、上述のように1
パック内の使用可能なデータフィールドすなわち96ビ
ットを上記必要ワード長情報のために割り当てるように
している。また、当該データフィールドには、上記必要
ワード長情報そのものと共に、 1.サブ帯域を付け加えるのかどうかを示す情報 2. 埋め込み位置情報 といった情報も記録される。もし、1つのサブ帯域の信
号を複数のユニットに記録する場合や、1つのユニット
に複数のサブ帯域の信号を記録する場合には、これらは
複数組記録する必要がある。
ネル当たり294サンプルにしたので、上述のように1
パック内の使用可能なデータフィールドすなわち96ビ
ットを上記必要ワード長情報のために割り当てるように
している。また、当該データフィールドには、上記必要
ワード長情報そのものと共に、 1.サブ帯域を付け加えるのかどうかを示す情報 2. 埋め込み位置情報 といった情報も記録される。もし、1つのサブ帯域の信
号を複数のユニットに記録する場合や、1つのユニット
に複数のサブ帯域の信号を記録する場合には、これらは
複数組記録する必要がある。
【0066】上記の例ではサブ帯域の信号は前記差分信
号そのままを記録する例について挙げたが、より効率的
に記録するために、当該信号の圧縮を行うことが望まし
い。また、信号の圧縮を行うと記録される情報量が少な
くなるので、前記低域通過フィルタの特性をより緩やか
なものにして、高域成分に生じる劣化を少なくすること
も可能である。すなわち、低域通過フィルタの特性をよ
り緩やかなものにすると情報量は増えることになるが、
信号を圧縮することで、実際に記録される情報量が増加
することはなく、高域成分に生じる劣化を少なくするこ
とも可能となる。
号そのままを記録する例について挙げたが、より効率的
に記録するために、当該信号の圧縮を行うことが望まし
い。また、信号の圧縮を行うと記録される情報量が少な
くなるので、前記低域通過フィルタの特性をより緩やか
なものにして、高域成分に生じる劣化を少なくすること
も可能である。すなわち、低域通過フィルタの特性をよ
り緩やかなものにすると情報量は増えることになるが、
信号を圧縮することで、実際に記録される情報量が増加
することはなく、高域成分に生じる劣化を少なくするこ
とも可能となる。
【0067】なお、信号の圧縮には、復号化の際に完全
に元の信号に戻せる可逆符号化と、ある程度の情報が欠
落する不可逆符号化とがある。可逆符号化で代表的なの
はハフマン符号化をはじめとするエントロピィ符号化で
ある。ハフマン符号化については、文献「最小冗長符号
の構成のための方法」("A Method for Constructionof
Minimum Redundancy Codes",D.A Huffman , Proc.I.R.
E., 40, p.1098 (1952))に詳しく述べられている。ま
た、エントロピィ符号化については、ハフマン符号化の
ほかに文献「シーケンシャルデータ圧縮のための普遍的
アルゴリズム」("A Universal Algorithm for Sequent
ial Data Compression",J.Ziv,A.Lempel,IEEE Trans. o
n Inform. Theory,Vol.IT-23, No.3,pp.337-343, 197
7)に述べられているLempel-Ziv符号化や、文献「固定
レートソースの可変長符号化でのバッファオーバーフロ
ウ」("Buffer Overflow in Variable Length Coding o
f Fixed Rate Sources", F.Telinek ,IEEE Trans. Info
rm. Theory, Vol.IT-14, No.3, pp.490-501, 1968 )に
述べられている算術符号といった符号化方式も用いるこ
とができる。不可逆符号化としては聴覚の特性を利用し
て、聴覚的に冗長な信号を減らすことにより情報量を圧
縮する方法がある。これについては、本件出願人は先に
特願平7−147742号の明細書及び図面にて提案し
ている。また、LPC(線形予測符号化)、ADPCM
をはじめとする非線形量子化や、ベクトル量子化による
符号化を行ったり、これらの符号化をさらにエントロピ
符号化することも可能である。なお、上記LPCについ
ては板倉、斎藤による文献「最尤スペクトル推定法によ
る音声分解合成伝送方式」音響学会講演論文集, pp.23
1,1967 、或いは文献「音声信号の予測符号化」("Pred
ictive Coding of Speech Signals ",B.S,Atal,M.R.Sch
roeder ,Reports of 6th Int.Conf. Acoust.,C-5-4,196
8) に詳しく述べられている。また、計算アルゴリズム
については数多くの文献があり、ここでは省略する。
に元の信号に戻せる可逆符号化と、ある程度の情報が欠
落する不可逆符号化とがある。可逆符号化で代表的なの
はハフマン符号化をはじめとするエントロピィ符号化で
ある。ハフマン符号化については、文献「最小冗長符号
の構成のための方法」("A Method for Constructionof
Minimum Redundancy Codes",D.A Huffman , Proc.I.R.
E., 40, p.1098 (1952))に詳しく述べられている。ま
た、エントロピィ符号化については、ハフマン符号化の
ほかに文献「シーケンシャルデータ圧縮のための普遍的
アルゴリズム」("A Universal Algorithm for Sequent
ial Data Compression",J.Ziv,A.Lempel,IEEE Trans. o
n Inform. Theory,Vol.IT-23, No.3,pp.337-343, 197
7)に述べられているLempel-Ziv符号化や、文献「固定
レートソースの可変長符号化でのバッファオーバーフロ
ウ」("Buffer Overflow in Variable Length Coding o
f Fixed Rate Sources", F.Telinek ,IEEE Trans. Info
rm. Theory, Vol.IT-14, No.3, pp.490-501, 1968 )に
述べられている算術符号といった符号化方式も用いるこ
とができる。不可逆符号化としては聴覚の特性を利用し
て、聴覚的に冗長な信号を減らすことにより情報量を圧
縮する方法がある。これについては、本件出願人は先に
特願平7−147742号の明細書及び図面にて提案し
ている。また、LPC(線形予測符号化)、ADPCM
をはじめとする非線形量子化や、ベクトル量子化による
符号化を行ったり、これらの符号化をさらにエントロピ
符号化することも可能である。なお、上記LPCについ
ては板倉、斎藤による文献「最尤スペクトル推定法によ
る音声分解合成伝送方式」音響学会講演論文集, pp.23
1,1967 、或いは文献「音声信号の予測符号化」("Pred
ictive Coding of Speech Signals ",B.S,Atal,M.R.Sch
roeder ,Reports of 6th Int.Conf. Acoust.,C-5-4,196
8) に詳しく述べられている。また、計算アルゴリズム
については数多くの文献があり、ここでは省略する。
【0068】以上のようにして符号化された信号は、そ
の後、CD規格のディスクに記録されることになる。
の後、CD規格のディスクに記録されることになる。
【0069】続いて、本発明実施例の記録再生装置の再
生系の構成を図9示す。この再生系では基本的には前記
記録系の処理を逆に追っていくことになる。なお、図9
には、サブ帯域の信号を時間的に離れた前記k番目のユ
ニットのメイン帯域の信号に記録した場合の例を示して
いる。このように時間的に離れたユニットのメイン帯域
の信号からサブ帯域の信号を取り出すようにした場合
は、メディア(CD)からデータの読み出しを通常より
も速くする必要がある。
生系の構成を図9示す。この再生系では基本的には前記
記録系の処理を逆に追っていくことになる。なお、図9
には、サブ帯域の信号を時間的に離れた前記k番目のユ
ニットのメイン帯域の信号に記録した場合の例を示して
いる。このように時間的に離れたユニットのメイン帯域
の信号からサブ帯域の信号を取り出すようにした場合
は、メディア(CD)からデータの読み出しを通常より
も速くする必要がある。
【0070】この図9において、メディア(CD)から
読み出された信号は、データ読み出し回路26によっ
て、オーディオ信号とサブコード情報とに分けられる。
オーディオ信号は、バッファメモリ28に蓄えられる。
これは、前記i番目のユニットのメイン帯域と分割され
たサブ帯域の信号を、時間的に離れた前記k番目のユニ
ットのメイン帯域の信号から取り出す必要があるためで
ある。バッファメモリ28の記憶容量は、メモリのコス
トの問題もあるので一概に言えないが、例えばいわゆる
ポータブルCDプレーヤのような再生装置に搭載されて
いるいわゆるショックプルーフメモリと呼ばれている音
飛び防止のためのバッファメモリが、10秒分程度のサ
ンプルデータをバッファリングするだけのメモリ量を有
しているので、それと同等或いはその2倍程度の記憶容
量まではコスト的に許容可能である。上記サブコード情
報には、サブ帯域の信号を埋め込んだ位置や必要ワード
長等の前述した各情報が記録されているので、当該サブ
コード情報からそれらの情報を取り出す。
読み出された信号は、データ読み出し回路26によっ
て、オーディオ信号とサブコード情報とに分けられる。
オーディオ信号は、バッファメモリ28に蓄えられる。
これは、前記i番目のユニットのメイン帯域と分割され
たサブ帯域の信号を、時間的に離れた前記k番目のユニ
ットのメイン帯域の信号から取り出す必要があるためで
ある。バッファメモリ28の記憶容量は、メモリのコス
トの問題もあるので一概に言えないが、例えばいわゆる
ポータブルCDプレーヤのような再生装置に搭載されて
いるいわゆるショックプルーフメモリと呼ばれている音
飛び防止のためのバッファメモリが、10秒分程度のサ
ンプルデータをバッファリングするだけのメモリ量を有
しているので、それと同等或いはその2倍程度の記憶容
量まではコスト的に許容可能である。上記サブコード情
報には、サブ帯域の信号を埋め込んだ位置や必要ワード
長等の前述した各情報が記録されているので、当該サブ
コード情報からそれらの情報を取り出す。
【0071】上記サブコード情報内に記録された必要ワ
ード長情報は、状態チェック回路27に送られる。この
状態チェック回路27では、上記必要ワード長情報が1
6ビットより長い場合にはそのユニットはサブ帯域を必
要とし、短いときのユニットはメイン帯域のみであると
いうことを判断する。
ード長情報は、状態チェック回路27に送られる。この
状態チェック回路27では、上記必要ワード長情報が1
6ビットより長い場合にはそのユニットはサブ帯域を必
要とし、短いときのユニットはメイン帯域のみであると
いうことを判断する。
【0072】上記ワード長が16ビットより長いとき、
サブ帯域取り出し回路31は、上記バッファメモリ28
に記憶された信号(k番目のユニットのメイン帯域の信
号)から、サブ帯域の信号を取り出す。すなわち当該サ
ブ帯域取り出し回路31では、データ読み出し回路26
より埋め込み位置情報を得てバッファメモリ28に送
り、この埋め込み位置情報に基づいて当該バッファメモ
リ28から上記サブ帯域信号が埋め込まれた前記k番目
のユニットのメイン帯域信号を読み出す。このとき、サ
ブ帯域信号は前述したように前記k番目のユニットのメ
イン帯域信号のLSB側に埋め込まれているので、当該
メイン帯域信号のLSB側からサブ帯域信号を読み出す
ようにする。また、サブ帯域信号がエントロピィ符号化
をはじめとする高能率圧縮が施されている場合には、当
該サブ帯域取り出し回路31では上記高能率圧縮に対応
する伸長も行い、時間系列のサブ帯域信号を復元する。
また、このときのメイン帯域取り出し回路29は、前述
した記録系にて当該サブ帯域と分割された前記i番目の
ユニットのメイン帯域の信号をも、上記バッファメモリ
28から取り出す。
サブ帯域取り出し回路31は、上記バッファメモリ28
に記憶された信号(k番目のユニットのメイン帯域の信
号)から、サブ帯域の信号を取り出す。すなわち当該サ
ブ帯域取り出し回路31では、データ読み出し回路26
より埋め込み位置情報を得てバッファメモリ28に送
り、この埋め込み位置情報に基づいて当該バッファメモ
リ28から上記サブ帯域信号が埋め込まれた前記k番目
のユニットのメイン帯域信号を読み出す。このとき、サ
ブ帯域信号は前述したように前記k番目のユニットのメ
イン帯域信号のLSB側に埋め込まれているので、当該
メイン帯域信号のLSB側からサブ帯域信号を読み出す
ようにする。また、サブ帯域信号がエントロピィ符号化
をはじめとする高能率圧縮が施されている場合には、当
該サブ帯域取り出し回路31では上記高能率圧縮に対応
する伸長も行い、時間系列のサブ帯域信号を復元する。
また、このときのメイン帯域取り出し回路29は、前述
した記録系にて当該サブ帯域と分割された前記i番目の
ユニットのメイン帯域の信号をも、上記バッファメモリ
28から取り出す。
【0073】上述のようにしてk番目のユニットから取
り出されたサブ帯域の信号とi番目のユニットのメイン
帯域の信号は、加算器32によって加えられ、D/Aコ
ンバータ33に送られ、アナログオーディオ信号に変換
された後、出力端子60から出力される。ここで、上記
加算器32によって得られた信号は、サブ帯域に低域通
過フィルタをかけてあるので、図10に示すようにフィ
ルタのカットオフ周波数以下のところは必要ワード長情
報により示される程度の量子化雑音レベルになり、それ
以上のところはノイズシェーピングによる量子化雑音レ
ベルになった信号になる。
り出されたサブ帯域の信号とi番目のユニットのメイン
帯域の信号は、加算器32によって加えられ、D/Aコ
ンバータ33に送られ、アナログオーディオ信号に変換
された後、出力端子60から出力される。ここで、上記
加算器32によって得られた信号は、サブ帯域に低域通
過フィルタをかけてあるので、図10に示すようにフィ
ルタのカットオフ周波数以下のところは必要ワード長情
報により示される程度の量子化雑音レベルになり、それ
以上のところはノイズシェーピングによる量子化雑音レ
ベルになった信号になる。
【0074】一方、必要ワード長が16ビットよりも短
くてもよいユニットの場合には、上記メイン帯域取り出
し回路30によって、バッファメモリ28からそのユニ
ットのメイン帯域の信号のみが取り出されて、D/Aコ
ンバータ33に送られ、アナログオーディオ信号に変換
された後、出力端子60から出力される。ここで、上記
D/Aコンバータ33に渡すとき、読み出したメイン帯
域の信号をそのまま出力するようにしてもよいが、当該
メイン帯域の信号に別のユニットのサブ帯域の信号が記
録されている場合には、その部分に0を詰めて出力する
ほうが音質の劣化を少なくすることができる。
くてもよいユニットの場合には、上記メイン帯域取り出
し回路30によって、バッファメモリ28からそのユニ
ットのメイン帯域の信号のみが取り出されて、D/Aコ
ンバータ33に送られ、アナログオーディオ信号に変換
された後、出力端子60から出力される。ここで、上記
D/Aコンバータ33に渡すとき、読み出したメイン帯
域の信号をそのまま出力するようにしてもよいが、当該
メイン帯域の信号に別のユニットのサブ帯域の信号が記
録されている場合には、その部分に0を詰めて出力する
ほうが音質の劣化を少なくすることができる。
【0075】以上の例は、CDの量子化ビット数を上げ
る方向についてのみ挙げたが、サンプリング周波数を上
げる方向にも同様な手法を用いることが可能である。
る方向についてのみ挙げたが、サンプリング周波数を上
げる方向にも同様な手法を用いることが可能である。
【0076】また、CDに限らずDATなどのディジタ
ルオーディオのパッケージメディアや放送などの伝送系
においても利用可能である。またオーディオ信号に限ら
ず、画像信号においても同様に本方式を利用できる。
ルオーディオのパッケージメディアや放送などの伝送系
においても利用可能である。またオーディオ信号に限ら
ず、画像信号においても同様に本方式を利用できる。
【0077】上述したように、本発明実施例によれば、
ディジタルオーディオ信号等の広帯域信号を例えばCD
のようなパッケージメディアに記録し、再生する場合に
おいて、当該オーディオ信号の全帯域の信号をメイン帯
域の信号とサブ帯域の信号とに分割し、メイン帯域の信
号を例えばストレートPCMすると共にサブ帯域をエン
トロピィ符号化や非線形量子化などで高能率符号化し、
メイン帯域の信号のストレートPCMワードから聴覚的
に冗長となるビット数を求め、フィルタリングを施した
サブ帯域の信号を上記冗長となるビットに対して割り当
てることにより、メイン帯域の信号の劣化を少なく、且
つサブ帯域の信号も効率よく記録あるいは伝送し、再生
することが可能になっている。
ディジタルオーディオ信号等の広帯域信号を例えばCD
のようなパッケージメディアに記録し、再生する場合に
おいて、当該オーディオ信号の全帯域の信号をメイン帯
域の信号とサブ帯域の信号とに分割し、メイン帯域の信
号を例えばストレートPCMすると共にサブ帯域をエン
トロピィ符号化や非線形量子化などで高能率符号化し、
メイン帯域の信号のストレートPCMワードから聴覚的
に冗長となるビット数を求め、フィルタリングを施した
サブ帯域の信号を上記冗長となるビットに対して割り当
てることにより、メイン帯域の信号の劣化を少なく、且
つサブ帯域の信号も効率よく記録あるいは伝送し、再生
することが可能になっている。
【0078】すなわち、本発明実施例によれば、従来の
CD規格との互換性を保っているために、従来の再生シ
ステムにおいては、メイン帯域の信号がフルワードに近
い音質或いはそれ以上の音質で再生され、また、本発明
を採用するシステムにおいては、当該メイン帯域の信号
に加えて高能率符号化されたサブ帯域の信号も再生でき
るので、より高音質な音を再生可能となる。
CD規格との互換性を保っているために、従来の再生シ
ステムにおいては、メイン帯域の信号がフルワードに近
い音質或いはそれ以上の音質で再生され、また、本発明
を採用するシステムにおいては、当該メイン帯域の信号
に加えて高能率符号化されたサブ帯域の信号も再生でき
るので、より高音質な音を再生可能となる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
においては、ディジタル信号の全帯域の信号をメイン帯
域の信号とサブ帯域の信号とに分割し、必要とするワー
ド長が所定値未満であるメイン帯域の信号を求め、サブ
帯域の信号をフィルタリングし、このフィルタリングし
たサブ帯域の信号を上記必要とするワード長が所定値未
満であるメイン帯域の信号に付加することにより、メイ
ン帯域の信号の劣化を防ぎつつ重要なサブ帯域の信号を
も、記録媒体に記録或いは伝送媒体に伝送可能となる。
においては、ディジタル信号の全帯域の信号をメイン帯
域の信号とサブ帯域の信号とに分割し、必要とするワー
ド長が所定値未満であるメイン帯域の信号を求め、サブ
帯域の信号をフィルタリングし、このフィルタリングし
たサブ帯域の信号を上記必要とするワード長が所定値未
満であるメイン帯域の信号に付加することにより、メイ
ン帯域の信号の劣化を防ぎつつ重要なサブ帯域の信号を
も、記録媒体に記録或いは伝送媒体に伝送可能となる。
【図1】本発明実施例の記録再生装置の記録系のうち1
パス目の構成を示すブロック回路図である。
パス目の構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明実施例の記録再生装置の記録系のうち2
パス目の一構成例を示すブロック回路図である。
パス目の一構成例を示すブロック回路図である。
【図3】1パス目の構成の必要ワード長算出回路の具体
的構成を示すブロック回路図である。
的構成を示すブロック回路図である。
【図4】ノイズシェーピングされたメイン帯域の信号成
分とノイズシェーピング前後の差分信号の信号成分(量
子化雑音スペクトル)とを示す図である。
分とノイズシェーピング前後の差分信号の信号成分(量
子化雑音スペクトル)とを示す図である。
【図5】四捨五入されたメイン帯域の信号成分と四捨五
入前後の差分信号の信号成分(量子化誤差スペクトル)
とを示す図である。
入前後の差分信号の信号成分(量子化誤差スペクトル)
とを示す図である。
【図6】本発明実施例の記録再生装置の記録系のうち2
パス目の他の構成例を示すブロック回路図である。
パス目の他の構成例を示すブロック回路図である。
【図7】本発明の記録再生装置の記録系にてメディアに
記録されるサブ帯域信号の信号波形及びスペクトル成分
を示す図である。
記録されるサブ帯域信号の信号波形及びスペクトル成分
を示す図である。
【図8】サブコード情報フォーマットについての説明に
用いる図である。
用いる図である。
【図9】本発明実施例の記録再生装置の再生系の構成を
示すブロック回路図である。
示すブロック回路図である。
【図10】本発明実施例の記録再生装置の再生系におい
てメイン帯域の信号にサブ帯域の信号を加えたときの量
子化雑音スペクトルを示す図である。
てメイン帯域の信号にサブ帯域の信号を加えたときの量
子化雑音スペクトルを示す図である。
1 ユニット切り出し回路、 2 必要ワード長算出回
路、 3 丸め回路、4 ワード長チェック回路、 5
加算器、 6,7 一次記録装置、 9,10 パワ
ー算出回路、11 埋め込み位置検索回路、 13 係
数ROM、15 LPF、 17 データパッキング回
路、 19 nビット丸め回路、20 加算器、 21
許容雑音量算出回路、 22 FFT回路、 23
最大値検出回路、 24 判断回路、 25 n+1回
路、 26 データ読み出し回路、 27 状態チェッ
ク回路、 28 バッファメモリ、 29,30メイン
帯域取り出し回路、 31 サブ帯域取り出し回路、
32 加算器、33 D/Aコンバータ
路、 3 丸め回路、4 ワード長チェック回路、 5
加算器、 6,7 一次記録装置、 9,10 パワ
ー算出回路、11 埋め込み位置検索回路、 13 係
数ROM、15 LPF、 17 データパッキング回
路、 19 nビット丸め回路、20 加算器、 21
許容雑音量算出回路、 22 FFT回路、 23
最大値検出回路、 24 判断回路、 25 n+1回
路、 26 データ読み出し回路、 27 状態チェッ
ク回路、 28 バッファメモリ、 29,30メイン
帯域取り出し回路、 31 サブ帯域取り出し回路、
32 加算器、33 D/Aコンバータ
Claims (67)
- 【請求項1】 ディジタル信号の全帯域の信号をメイン
帯域の信号とサブ帯域の信号とに分割し、 必要とするワード長が所定値未満であるメイン帯域の信
号を求め、 上記サブ帯域の信号をフィルタリングし、 当該フィルタリングしたサブ帯域の信号を、上記必要と
するワード長が所定値未満であるメイン帯域の信号に付
加することを特徴とするディジタル信号処理方法。 - 【請求項2】 上記メイン帯域の信号はノイズシェーピ
ングされた信号であり、 上記サブ帯域の信号は上記全帯域の信号と当該メイン帯
域の信号との差分信号であることを特徴とする請求項1
記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項3】 上記メイン帯域の信号は四捨五入して丸
められた信号であり、 上記サブ帯域の信号は上記全帯域の信号と当該メイン帯
域の信号との差分信号であることを特徴とする請求項1
記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項4】 上記サブ帯域の信号は上記メイン帯域の
信号よりも高い周波数成分を含む信号であることを特徴
とする請求項1記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項5】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す情
報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情報
に付加することを特徴とする請求項1記載のディジタル
信号処理方法。 - 【請求項6】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す情
報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情報
に付加することを特徴とする請求項2記載のディジタル
信号処理方法。 - 【請求項7】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す情
報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情報
に付加することを特徴とする請求項3記載のディジタル
信号処理方法。 - 【請求項8】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す情
報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情報
に付加することを特徴とする請求項4記載のディジタル
信号処理方法。 - 【請求項9】 上記フィルタリングは、低域通過フィル
タによることを特徴とする請求項1記載のディジタル信
号処理方法。 - 【請求項10】 上記サブ帯域の信号は、ストレートP
CM符号化された符号であることを特徴とする請求項1
記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項11】 上記サブ帯域の信号は、エントロピィ
符号化された符号であることを特徴とする請求項1記載
のディジタル信号処理方法。 - 【請求項12】 上記サブ帯域の信号は、聴覚的及び/
又は視覚的情報を用いて高能率符号化された符号である
ことを特徴とする請求項1記載のディジタル信号処理方
法。 - 【請求項13】 上記サブ帯域の信号は、不可逆な圧縮
符号化を施した符号であることを特徴とする請求項1記
載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項14】 上記サブ帯域の信号は、ストレートP
CM符号化された符号をさらにエントロピ符号化した符
号であることを特徴とする請求項1記載のディジタル信
号処理方法。 - 【請求項15】 上記サブ帯域の信号は、聴覚的及び/
又は視覚的情報を用いて高能率符号化された符号をさら
にエントロピ符号化した符号であることを特徴とする請
求項1記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項16】 上記サブ帯域の信号は、不可逆な圧縮
符号化を施した符号をさらにエントロピ符号化した符号
であることを特徴とする請求項1記載のディジタル信号
処理方法。 - 【請求項17】 上記ストレートPCM符号化を使用し
たことを示す情報を、上記メイン帯域の信号の一部を構
成する付属情報に付加することを特徴とする請求項10
記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項18】 上記エントロピィ符号化を使用したこ
とを示す情報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成す
る付属情報に付加することを特徴とする請求項11記載
のディジタル信号処理方法。 - 【請求項19】 上記聴覚的及び/又は視覚的情報を用
いた高能率符号化を使用したことを示す情報を、上記メ
イン帯域の信号の一部を構成する付属情報に付加するこ
とを特徴とする請求項12記載のディジタル信号処理方
法。 - 【請求項20】 上記不可逆な圧縮符号化を使用したこ
とを示す情報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成す
る付属情報に付加することを特徴とする請求項13記載
のディジタル信号処理方法。 - 【請求項21】 上記ストレートPCM符号化とエント
ロピ符号化とを使用したことを示す情報を、上記メイン
帯域の信号の一部を構成する付属情報に付加することを
特徴とする請求項14記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項22】 上記聴覚的及び/又は視覚的情報を用
いた高能率符号化とエントロピ符号化とを使用したこと
を示す情報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する
付属情報に付加することを特徴とする請求項15記載の
ディジタル信号処理方法。 - 【請求項23】 上記不可逆な圧縮符号化とエントロピ
符号化とを使用したことを示す情報を、上記メイン帯域
の信号の一部を構成する付属情報に付加することを特徴
とする請求項16記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項24】 上記フィルタリングを行うかどうかを
サブ帯域の信号の状態から適応的に決定することを特徴
とする請求項1記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項25】 上記フィルタリングを行うかどうかを
メイン帯域の信号の状態から適応的に決定することを特
徴とする請求項1記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項26】 上記フィルタリングを行うかどうかを
上記分割前の全帯域の信号の状態から適応的に決定する
ことを特徴とする請求項1記載のディジタル信号処理方
法。 - 【請求項27】 上記サブ帯域の信号の振幅の大きさに
よって、上記決定を行うことを特徴とする請求項24記
載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項28】 上記メイン帯域の信号の振幅の大きさ
によって、上記決定を行うことを特徴とする請求項25
記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項29】 上記分割前の全帯域の信号の振幅の大
きさによって、上記決定を行うことを特徴とする請求項
26記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項30】 上記サブ帯域の信号のスペクトル成分
の大きさによって、上記決定を行うことを特徴とする請
求項24記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項31】 上記メイン帯域の信号のスペクトル成
分の大きさによって、上記決定を行うことを特徴とする
請求項25記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項32】 上記分割前の全帯域の信号のスペクト
ル成分の大きさによって、上記決定を行うことを特徴と
する請求項26記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項33】 上記サブ帯域の信号のエントロピィの
大きさによって、上記決定を行うことを特徴とする請求
項24記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項34】 上記メイン帯域の信号のエントロピィ
の大きさによって、上記決定を行うことを特徴とする請
求項25記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項35】 上記分割前の全帯域の信号のエントロ
ピィの大きさによって、上記決定を行うことを特徴とす
る請求項26記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項36】 上記必要とするワード長が所定値を越
えるメイン帯域であることを示す情報を、上記メイン帯
域の信号の一部を構成する付属情報に付加することを特
徴とする請求項1記載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項37】 上記メイン帯域の信号はサンプリング
周波数が44.1kHzの帯域で且つ量子化ビット数が
16の信号であり、上記サブ帯域の信号は上記メイン帯
域以上の帯域の信号であることを特徴とする請求項1記
載のディジタル信号処理方法。 - 【請求項38】 ディジタル信号の全帯域の信号をメイ
ン帯域の信号とサブ帯域の信号とに分割する分割手段
と、 必要とするワード長が所定値未満であるメイン帯域の信
号を検索する検索手段と、 上記サブ帯域の信号をフィルタリングするフィルタリン
グ手段と、 当該フィルタリングしたサブ帯域の信号を、上記必要と
するワード長が所定値未満であるメイン帯域の信号に付
加する付加手段とを有することを特徴とするディジタル
信号処理装置。 - 【請求項39】 上記分割手段は、上記メイン帯域の信
号にノイズシェーピングを施すノイズシェーピング手段
と、上記全帯域の信号と当該メイン帯域の信号との差分
を求めて上記サブ帯域の信号を生成するサブ帯域信号生
成手段とを備えることを特徴とする請求項38記載のデ
ィジタル信号処理装置。 - 【請求項40】 上記分割手段は、上記メイン帯域の信
号に四捨五入して丸めを施す丸め手段と、上記全帯域の
信号と当該メイン帯域の信号との差分を求めて上記サブ
帯域の信号を生成するサブ帯域信号生成手段とを備える
ことを特徴とする請求項38記載のディジタル信号処理
装置。 - 【請求項41】 上記サブ帯域の信号は上記メイン帯域
の信号よりも高い周波数成分を含む信号であることを特
徴とする請求項38記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項42】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す
情報を算出する性質算出手段を設け、 上記付加手段は、上記メイン帯域の信号の一部を構成す
る付属情報に上記性質算出手段からの情報を付加するこ
とを特徴とする請求項38記載のディジタル信号処理装
置。 - 【請求項43】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す
情報を算出する性質算出手段を設け、 上記付加手段は、上記メイン帯域の信号の一部を構成す
る付属情報に上記性質算出手段からの情報を付加するこ
とを特徴とする請求項39記載のディジタル信号処理装
置。 - 【請求項44】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す
情報を算出する性質算出手段を設け、 上記付加手段は、上記メイン帯域の信号の一部を構成す
る付属情報に上記性質算出手段からの情報を付加するこ
とを特徴とする請求項40記載のディジタル信号処理装
置。 - 【請求項45】 上記サブ帯域の信号成分の性質を表す
情報を算出する性質算出手段を設け、 上記付加手段は、上記メイン帯域の信号の一部を構成す
る付属情報に上記性質算出手段からの情報を付加するこ
とを特徴とする請求項41記載のディジタル信号処理装
置。 - 【請求項46】 上記フィルタリング手段は、低域通過
フィルタであることを特徴とする請求項38記載のディ
ジタル信号処理装置。 - 【請求項47】 上記付加手段は、上記サブ帯域の信号
がストレートPCM符号化された符号であることを示す
情報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情
報に付加することを特徴とする請求項38記載のディジ
タル信号処理装置。 - 【請求項48】 上記付加手段は、上記サブ帯域の信号
がエントロピィ符号化された符号であることを示す情報
を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情報に
付加することを特徴とする請求項38記載のディジタル
信号処理装置。 - 【請求項49】 上記付加手段は、上記サブ帯域の信号
が聴覚的及び/又は視覚的情報を用いて高能率符号化さ
れた符号であることを示す情報を、上記メイン帯域の信
号の一部を構成する付属情報に付加することを特徴とす
る請求項38記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項50】 上記付加手段は、上記サブ帯域の信号
が不可逆な圧縮符号化を施した符号であることを示す情
報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情報
に付加することを特徴とする請求項38記載のディジタ
ル信号処理装置。 - 【請求項51】 上記付加手段は、上記サブ帯域の信号
がストレートPCM符号化された符号をさらにエントロ
ピ符号化した符号であることを示す情報を、上記メイン
帯域の信号の一部を構成する付属情報に付加することを
特徴とする請求項38記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項52】 上記付加手段は、上記サブ帯域の信号
が聴覚的及び/又は視覚的情報を用いて高能率符号化さ
れた符号をさらにエントロピ符号化した符号であること
を示す情報を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する
付属情報に付加することを特徴とする請求項38記載の
ディジタル信号処理装置。 - 【請求項53】 上記付加手段は、上記サブ帯域の信号
が不可逆な圧縮符号化を施した符号をさらにエントロピ
符号化した符号であることを示す情報を、上記メイン帯
域の信号の一部を構成する付属情報に付加することを特
徴とする請求項38記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項54】 上記フィルタリングを行うかどうかを
サブ帯域の信号の状態から適応的に決定する決定手段を
設けることを特徴とする請求項38記載のディジタル信
号処理装置。 - 【請求項55】 上記フィルタリングを行うかどうかを
メイン帯域の信号の状態から適応的に決定する決定手段
を設けることを特徴とする請求項38記載のディジタル
信号処理装置。 - 【請求項56】 上記フィルタリングを行うかどうかを
上記分割前の全帯域の信号の状態から適応的に決定する
決定手段を設けることを特徴とする請求項38記載のデ
ィジタル信号処理装置。 - 【請求項57】 上記決定手段は、上記サブ帯域の信号
の振幅の大きさによって上記決定を行うことを特徴とす
る請求項54記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項58】 上記決定手段は、上記メイン帯域の信
号の振幅の大きさによって上記決定を行うことを特徴と
する請求項55記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項59】 上記決定手段は、上記分割前の全帯域
の信号の振幅の大きさによって上記決定を行うことを特
徴とする請求項56記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項60】 上記決定手段は、上記サブ帯域の信号
のスペクトル成分の大きさによって上記決定を行うこと
を特徴とする請求項54記載のディジタル信号処理装
置。 - 【請求項61】 上記決定手段は、上記メイン帯域の信
号のスペクトル成分の大きさによって上記決定を行うこ
とを特徴とする請求項55記載のディジタル信号処理装
置。 - 【請求項62】 上記決定手段は、上記分割前の全帯域
の信号のスペクトル成分の大きさによって上記決定を行
うことを特徴とする請求項56記載のディジタル信号処
理装置。 - 【請求項63】 上記決定手段は、上記サブ帯域の信号
のエントロピィの大きさによって上記決定を行うことを
特徴とする請求項54記載のディジタル信号処理装置。 - 【請求項64】 上記決定手段は、上記メイン帯域の信
号のエントロピィの大きさによって上記決定を行うこと
を特徴とする請求項55記載のディジタル信号処理装
置。 - 【請求項65】 上記決定手段は、上記分割前の全帯域
の信号のエントロピィの大きさによって上記決定を行う
ことを特徴とする請求項56記載のディジタル信号処理
装置。 - 【請求項66】 上記付加手段は、上記必要とするワー
ド長が所定値を越えるメイン帯域であることを示す情報
を、上記メイン帯域の信号の一部を構成する付属情報に
付加することを特徴とする請求項38記載のディジタル
信号処理装置。 - 【請求項67】 上記メイン帯域の信号はサンプリング
周波数が44.1kHzの帯域で且つ量子化ビット数が
16の信号であり、上記サブ帯域の信号は上記メイン帯
域以上の帯域の信号であることを特徴とする請求項38
記載のディジタル信号処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8238034A JPH1083198A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ディジタル信号処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8238034A JPH1083198A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ディジタル信号処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1083198A true JPH1083198A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17024196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8238034A Withdrawn JPH1083198A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ディジタル信号処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1083198A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001118330A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-27 | Yamaha Corp | データ生成方法、記録装置、記録媒体、および再生装置 |
| JP2009501358A (ja) * | 2005-07-15 | 2009-01-15 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 低ビット率オーディオ信号の符号化/復号化方法及び装置 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP8238034A patent/JPH1083198A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001118330A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-27 | Yamaha Corp | データ生成方法、記録装置、記録媒体、および再生装置 |
| JP2009501358A (ja) * | 2005-07-15 | 2009-01-15 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 低ビット率オーディオ信号の符号化/復号化方法及び装置 |
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| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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