JPH1083214A - 三次元加工におけるオフセット処理方法 - Google Patents

三次元加工におけるオフセット処理方法

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JPH1083214A
JPH1083214A JP8261367A JP26136796A JPH1083214A JP H1083214 A JPH1083214 A JP H1083214A JP 8261367 A JP8261367 A JP 8261367A JP 26136796 A JP26136796 A JP 26136796A JP H1083214 A JPH1083214 A JP H1083214A
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angle
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JP8261367A
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Makoto Yoshida
真 吉田
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Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 切削加工の精度を維持したままで、補間オフ
セット面のデータや切削加工データの量を少なくするこ
とのできる三次元加工におけるオフセット処理方法を提
供することである。 【解決手段】オフセット間に生じる隙間を補間する際、
隣接する小区域の数が2個の場合には、法線2等分法に
より相対向する2個のオフセット点から代表点を求め、
その代表点とオフセット点で囲われる部分を補間オフセ
ット面とし、隣接する小区域の数が3以上の場合には、
まず、上記と同様の方法で、代表点を求めこの代表点を
結んで稜線とする。そして、各小区域の法線の交わる角
度が90度以上の場合には、上記稜線のうち隣接する2
個の小区域間の角度が最も鋭角となる小区域に対応する
オフセット面間の稜線と、この稜線と最も垂直に近い状
態で交わるオフセット面の交点を頂点とする。また、各
小区域の法線の交わる角度が90度以下の場合には、各
小区域の端部における法線ベクトルを順次2個づつ合成
していくことにより頂点を求め、この頂点と代表点とオ
フセット点を結んだ部分を補間オフセット面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三次元曲面の加
工を行う際に、加工面から加工具の太さの半径分外側に
加工面を移動させたところに位置するオフセット面のデ
ータを求めるための三次元加工におけるオフセット処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンピューター制御による三
次元加工機等を用いて、被加工物を三次元曲面に加工す
ることが行われている。このような場合、図12に示す
ように、加工具Tを加工面Fに沿って移動させることに
より切削加工が行われるが、加工具Tの太さを考慮し
て、加工具Tの下端から半径R分だけ上方の位置Oを基
準として、加工具Tが移動するような制御が行われてい
る。
【0003】すなわち、加工具Tを移動させるためのデ
ータとしては、加工面Fから加工具Tの半径R分だけ法
線に沿ってオフセットされた面が基準となるようにして
加工具Tを移動させ切削加工が行われる。そして、この
ような加工面Fに稜線Lがある場合、加工面Fの断面を
表す点データD1,D2,D3のうち稜線Lと交差する
D2では、オフセットされた点が2つになる。
【0004】このため、オフセットデータKの通りに加
工具Tを移動させて切削加工を行うと、図示のように、
稜線Lの部分に食い込みEが発生し、稜線Lに沿った部
分が予め設定した形状にならないという問題が生じる。
このような、稜線Lの部分に生じる食い込みEの発生を
防止する方法として、2個のオフセット点間に生じる隙
間の部分に、円筒面や球面の一部からなる補間オフセッ
ト面を加える方法がある。
【0005】すなわち、この方法は、加工面が、図13
に示すように、4個のパッチ1a,1b,1c,1dで
構成されている場合、まず、このパッチデータに基づい
て、パッチ1a,1b,1c,1dを加工具Tの太さの
半径分、法線方向に沿う上方に移動させたところに位置
するオフセット面(図14参照)2a,2b,2c,2
dのデータを算出する。
【0006】つぎに、各オフセット面2a,2b,2
c,2dにおける四隅のオフセット点3a,4a,5
a,6a、3b,4b,5b,6b、3c,4c,5
c,6c、3d,4d,5d,6dを、それぞれオフセ
ット面2a,2b,2c,2dのうちの隣合った2個の
オフセット面間に生じる隙間、およびオフセット面2
a,2b,2c,2dの交点部分に生じる隙間を囲う4
点を1組とする。
【0007】すなわち、オフセット点4a,4b,5
a,5b、オフセット点5b,5c,6b,6c、オフ
セット点4c,4d,5c,5d、オフセット点5a,
5d,6a,6d、オフセット点5a,5b,5c,5
dがそれぞれ1組のオフセット点となる。
【0008】ついで、オフセット点4a,4b,5a,
5b、オフセット点5b,5c,6b,6c、オフセッ
ト点4c,4d,5c,5d、オフセット点5a,5
d,6a,6dでそれぞれ囲われる細長い隙間には、図
15に示すように、パッチ1a,1b,1c,1dにお
ける各2個のパッチ間の稜線に沿った部分を中心とし半
径がRとなる縦断面形状の輪郭が扇形になった略円筒形
状の補間オフセット面7a,7b,7c,7dのデータ
を算出して加え、オフセット点5a,5b,5c,5d
で囲われる中央部分の隙間には、パッチ1a,1b,1
c,1dの交点を中心とし半径がRとなる球面状の補間
オフセット面7eのデータを算出して加える。
【0009】そして、図15に示すように、オフセット
面2a,2b,2c,2dに、補間オフセット面7a,
7b,7c,7dおよび7eを加えたオフセット面デー
タを用いて切削加工を行うことにより、食い込みEの生
じない三次元曲面の加工ができるというものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、補間オフセット面をデータとして記憶する
際、円筒面や球面を多面体として近似する必要があり、
このため、データ記憶のための所要メモリ量が非常に大
きくなるという問題がある。また、工具が円筒面や球面
の補間オフセット面を通過する際、工具経路が連続する
微小直線の集合となるため、切削加工データの量も大き
くなるという問題も有している。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、切削加工の精度を維持したままで、補間オフ
セット面のデータや切削加工データの量を少なくするこ
とにより高速で補間処理ができる三次元加工におけるオ
フセット処理方法の提供をその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明にかかる三次元加工におけるオフセット処
理方法では、加工面における隣接する小区域の数が2個
の場合には、その2個の小区域の両端部における相対向
する2個のオフセット点からそれぞれ法線2等分法(2
個の小区域から求められる2個の法線ベクトルを合成
し、この合成ベクトルに沿って、R/COS (α/2)移
動した点をオフセット点とする)により代表点を求め
る。
【0013】そして、その2個の代表点と、この2個の
代表点と相対向する上記2個の小区域のうちの一方の小
区域のオフセット点で囲われる部分および上記2個の代
表点と他方の小区域のオフセット点で囲われる部分を補
間オフセット面とする。
【0014】また、加工面における隣接する小区域の数
が3以上で、その各小区域の法線の交わる角度が90度
以上の場合は、まず、上記と同様の方法によりそれぞれ
隣接する2個の小区域の代表点を求め、この代表点を結
んで稜線とし、このうち隣接する2個の小区域間の角度
が最も鋭角となる小区域に対応するオフセット面間の稜
線と、この稜線と最も垂直に近い状態で交わるオフセッ
ト面の交点を頂点とする。
【0015】このような、各小区域の法線の交わる角度
が90度以上の場合は、加工面における稜線を挟む面が
鋭角になっているため、特に稜線部分の食い込みを考慮
する必要がある。この食い込みは、加工具が加工面に接
近し過ぎるために生じるものであり、一方、隣接する面
が鋭角になる程、その面に対応するオフセット面間の稜
線は加工面から遠ざかる。
【0016】このため、この発明においては、想定され
る稜線の中でも、最も加工面から遠い位置にある、隣接
する2個の小区域の角度が最も鋭角となる小区域に対応
するオフセット面間の稜線を使用することにより、確実
に稜線部分における食い込みを防止できるようにしてい
る。
【0017】また、この稜線と、この稜線に最も垂直に
近い状態で交わるオフセット面の交点を頂点とするの
は、最も垂直に近いオフセット面を用いることにより、
加工面から頂点までの距離にむらが生じることを防ぎ、
適正な頂点を得ることができるからである。これによっ
て、食い込みが生じず、かつ精度のよい切削加工が可能
になる。
【0018】そして、隣接する小区域の数が3以上で、
その各小区域の法線の交わる角度が90度以下の場合、
すなわち、加工面における稜線を挟む面が鈍角になって
上記の場合ほど食い込みを考慮する必要のない場合に
は、各小区域の端部における法線ベクトルを順次2個づ
つ合成していくことにより頂点を求める。
【0019】この場合、合成ベクトルの長さを、加工具
の半径Rと同じ長さにしながら、各法線ベクトルの先端
位置が近いものから順に合成するとともに、最後に頂点
を決定するためのベクトルの長さは、このベクトルと法
線ベクトルとの間の角度に応じて、加工具の太さの半径
よりやや長くすることにより、より適正な頂点が得られ
るようになる。
【0020】このようにして得られた頂点と、2個の小
区域から求めた代表点と、オフセット点で囲われる部分
をそれぞれ補間オフセット面とし、この補間オフセット
面および上記代表点とオフセット点で囲われた2個の小
区域間の隙間を埋めるための補間オフセット面を、各オ
フセット面間に生じる隙間に入れて隙間を埋めることに
より各オフセット面間の隙間を補間することができる。
【0021】そして、このようにして得られたオフセッ
ト面と補間オフセット面のデータを用いて切削加工が行
われる。つぎに、この発明による三次元加工におけるオ
フセット処理方法を図面を用いて詳しく説明する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかるオフセ
ット処理方法を行うための装置の1例を示している。す
なわち、図1において、11は入力装置であり、加工面
の形状データや工具速度等、切削に必要な情報などのデ
ータが入力され、そのデータを、連結されたCPU12
を介してメモリ13に送り記憶させる。
【0023】上記CPU12は、各種のデータや情報に
基づいて演算処理をしながら、メモリ13が記憶するプ
ログラムに沿って作動し、連結された三次元加工機14
を駆動させるようになっている。また、メモリ13に
は、各種のデータを記憶する記憶部が備わっているが、
このメモリ13では、特に、形状データ記憶部15,稜
線記憶部16,頂点記憶部17および補間オフセット面
記憶部18が設けられている。
【0024】このような装置を用いて、この発明にかか
るオフセット処理は、図2に示したフローチャートのよ
うに行われる。まず、メモリ13の形状データ記憶部1
5には、図13に示すようなパッチ1a,1b,1c,
1d等の形状(パッチ)データが記憶されている。
【0025】そして、処理が開始されると、STEP1
において、このパッチデータに基づいて、パッチ1a,
1b,1c,1dを加工具T(図11参照)の半径R
分、法線方向に沿う上方に移動させたところに位置する
オフセット面(図14参照)2a,2b,2c,2dの
データを算出する。この算出されたデータは、形状記憶
部15で記憶される。
【0026】ついで、STEP2に進み、図3に示すよ
うな各代表点19a,19b,20a,20b,21
a,21b,22a,22bが求められる。これらの代
表点19a,19b,20a,20b,21a,21
b,22a,22bは、例えば、図4に示す代表点19
aように、パッチ1aとパッチ1bのオフセット点4
a,4bから求められる2個の法線ベクトルn1,n2
の2等分線vを求め、この2等分線vに沿って、加工具
Tの半径R/COS (α/2)分、パッチ1aとパッチ1
bの境界点aから外側に向かって移動した点として求め
られる。
【0027】そして、得られた代表点19aと19b,
代表点20aと20b,代表点21aと21b,代表点
22aと22bをそれぞれ結ぶ線を稜線とし、そのデー
タを稜線記憶部16に記憶させる。
【0028】つぎに、STEP3に進み、4個の代表点
19b,20b,21b,22bの略中心に位置する頂
点23が、図5に示すような4個の法線ベクトルn3,
n4,n5,n6から求められる。この場合、図6に示
すような、各パッチ1a,1b,1c,1dの法線の交
わる角度θ(この場合、パッチ1cとパッチ1dの法線
の交わる角度)が90度以下のときには、各パッチ1
a,1b,1c,1dの端部から求められるオフセット
点の距離が最も接近している2個の法線ベクトルから順
次合成していく。
【0029】図5においては、法線ベクトルn3の先端
部と法線ベクトルn4の先端部の間dが最も接近してい
るため、まず、この2個のベクトルn3とn4を合成す
るとともに、その得られた合成ベクトルの長さを、加工
具Tの半径R分として、図7に示すようなベクトルn7
を得る。ついで、法線ベクトルn5と法線ベクトルn6
を合成し、上記と同様にその長さを加工具Tの半径R分
にして、図8に示すようなベクトルn8を得る。
【0030】つぎに、上記の合成により得られたベクト
ルn7とベクトルn8をさらに合成し、その長さを加工
具Tの半径R分にすることにより、ベクトルn9を得る
ことができる。ついで、このベクトルn9とそれぞれの
法線ベクトルn3,n4,n5,n6との間の角度を求
めその平均値Aを算出する。そして、上記ベクトルn9
の長さを、加工具Tの半径R/COSA としその先端部を
頂点23とする。この場合、4個の法線ベクトルn3,
n4,n5,n6を合成するため、得られたベクトル9
の方向は適正な状態になり、かつその長さが加工具Tの
半径R分に設定されるため、稜線部分に食い込みが生じ
ず、また切削不足が生じることもない。
【0031】また、各パッチ1a,1b,1c,1dの
法線の交わる角度θが90度以上の場合は、代表点19
aと19b,代表点20aと20b,代表点21aと2
1b,代表点22aと22bをそれぞれ結ぶ稜線のう
ち、隣接する2個のオフセット面の角度が最も鋭角にな
るオフセット面間の稜線を選び出し、この稜線と、オフ
セット面2a,2b,2c,2dのうち、上記選出され
た稜線と最も垂直に近い状態で交わるオフセット面の交
点を頂点23とする。
【0032】これを、より分かりやすくするため、図9
に示したような、3個のオフセット面24a,24b,
24cの頂点を求める場合に置き換えて説明する。すな
わち、オフセット面24aは三角形の形状をしており、
他のオフセット面24b,24cはともに四角形になっ
ている。そして、オフセット面24aは、他のオフセッ
ト面24b,24cに対して垂直な角度になり、オフセ
ット面24bとオフセット面24cとの間は鋭角になる
関係となっている。
【0033】この場合、オフセット面24bとオフセッ
ト面24cの間の角度が最も鋭角であるため、まず、こ
の2個のオフセット面24b,24c間の稜線rを求め
る。ついで、この稜線rと垂直に交わる面、すなわち、
オフセット面24aが含まれる仮想平面25と稜線rの
延長線が交わる点を頂点23’とする。上記のようにし
て求められた頂点23,(23’)のデータは、頂点記
憶部17で記憶される。
【0034】つぎに、STEP4に進み、オフセット点
4a,5a,6a,4b,5b,6b,4c,5c,6
c,4d,5d,6d、代表点19a,19b,20
a,20b,21a,21b,22a,22bおよび頂
点23から、図10に示すような補間オフセット面26
a,26b,27a,27b,28a,28b,29
a,29b、および図11に示すような補間オフセット
面30a,30b,31a,31b,32a,32b,
33a,33bの算出が行われる。
【0035】この場合、隣接する2個のオフセット面
(オフセット面2aと2b,オフセット 面2bと2
c,オフセット面2cと2d,オフセット面2dと2
a)間の隙間には、それぞれ稜線を挟んで2個の補間オ
フセット面を形成し、4個のオフセット面2a,2b,
2c,2dの交点部分の隙間には、頂点23と、代表点
19b,20b,21b,22bのいずれかの点と、オ
フセット点5a,5b,5c,5dのいずれかの点のそ
れぞれ3点で囲われる部分に計8個の補間オフセット面
を形成するように算出する。
【0036】すなわち、オフセット面2aと2bの間に
は、オフセット点4a,5aおよび代表点19a,19
bで囲われた補間オフセット面26aと、オフセット点
4b,5bおよび代表点19a,19bで囲われた補間
オフセット面26bを形成し、オフセット面2bと2c
の間には、オフセット点5b,6bおよび代表点20
a,20bで囲われた補間オフセット面27aと、オフ
セット点5c,6cおよび代表点20a,20bで囲わ
れた補間オフセット面27bを形成する。
【0037】また、オフセット面2cと2dの間には、
オフセット点4c,5cおよび代表点21a,21bで
囲われた補間オフセット面28aと、オフセット点4
d,5dおよび代表点21a,21bで囲われた補間オ
フセット面28bを形成し、オフセット面2dと2aの
間には、オフセット点5d,6dおよび代表点22a,
22bで囲われた補間オフセット面29aと、オフセッ
ト点5a,6aおよび代表点22a,22bで囲われた
補間オフセット面29bを形成する。
【0038】そして、4個のオフセット面2a,2b,
2c,2dの交点部分の隙間には、オフセット点5a,
代表点19b,頂点23で囲われた補間オフセット面3
0aと、オフセット点5b,代表点19b,頂点23で
囲われた補間オフセット面30bと、オフセット点5
b,代表点20b,頂点23で囲われた補間オフセット
面31aと、オフセット点5c,代表点20b,頂点2
3で囲われた補間オフセット面31bと、オフセット点
5c,代表点21b,頂点23で囲われた補間オフセッ
ト面32aと、オフセット点5d,代表点21b,頂点
23で囲われた補間オフセット面32bと、オフセット
点5d,代表点22b,頂点23で囲われた補間オフセ
ット面33aと、オフセット点5a,代表点22b,頂
点23で囲われた補間オフセット面33bの8個の補間
オフセット面を形成するように算出する。
【0039】これらの算出された補間オフセット面26
a,26b,27a,27b,28a,28b,29
a,29b、および補間オフセット面30a,30b,
31a,31b,32a,32b,33a,33bに関
するデータは、補間オフセット面記憶部18で記憶され
る。そして、このデータを含めてメモリ13に記憶され
た種々のデータに基づいて、三次元加工機14による被
加工物の切削加工が行われる。その結果、精度のよい加
工物を得ることができ、特に、稜線部分においては、食
い込みや切削不足のない良好な形状が得られるようにな
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明による三次元加
工におけるオフセット処理方法では、補間オフセット面
を従来例のような円筒状や球状の面で構成するのではな
く、オフセット点と代表点で囲われる部分およびオフセ
ット点,代表点,頂点で囲われる部分の少数の平面部分
で構成しているため、補間オフセット面のデータ記憶の
ための所要メモリ量を大幅に減少することができるよう
になる。また、同時に、工具経路が直線的になるため、
切削加工データの量も大幅に減少することができるよう
になる。この結果、オフセット面間を少量のメモリで高
速に補間処理できるようになる。
【0041】また、この発明では、加工面を移動して求
められるオフセット面データはそのまま用い、そのオフ
セット面間に生じる隙間を、隣接する小区域の数や小区
域間の法線角度の差異によって場合分けしながら補間す
るようになっている。
【0042】すなわち、隣接する小区域の数が2個の場
合には、法線2等分法により相対向する2個のオフセッ
ト点から代表点を求め、その代表点とオフセット点で囲
われる部分を補間オフセット面とし、隣接する小区域の
数が3以上の場合には、上記と同様の方法で代表点を求
めるとともに、各小区域の法線の交わる角度が90度以
上の場合と90度以下の場合とに分けて頂点を求めるよ
うになっている。
【0043】このように、加工面における稜線を挟む面
が鋭角になって、特に稜線部分の食い込みを考慮する必
要がある場合と、加工面における稜線を挟む面が鈍角に
なって上記の場合ほど食い込みを考慮する必要のない場
合とで、異なる制御を行うことによって、その加工面の
形状に応じた適正な切削加工が行えるようになる。その
結果、精度のよい加工物が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例で使用する装置の構成図であ
る。
【図2】処理の順序を示すフローチャート図である。
【図3】オフセット面と代表点と頂点を示す斜視図であ
る。
【図4】2個のパッチ間の代表点の求め方を説明する説
明図である。
【図5】4個のパッチ間の代表点の求め方を説明する平
面図である。
【図6】図5の斜視図である。
【図7】4個のベクトルを3個のベクトルに合成した状
態を説明する説明図である。
【図8】3個のベクトルを2個のベクトルに合成し、さ
らに1個のベクトルに合成する状態を説明する説明図で
ある。
【図9】3個のパッチ間の代表点の求め方を説明する説
明図である。
【図10】オフセット面間の隙間に補間オフセット面を
加えた状態を示す斜視図である。
【図11】図10の要部を拡大した部分拡大図である。
【図12】従来例による方法を示す説明図である。
【図13】加工面を示す斜視図である。
【図14】オフセット面を示す斜視図である。
【図15】従来例における補間オフセット面を説明する
斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d パッチ 2a,2b,2c,2d オフセット面 4a,4b,4c,4d オフセット点 5a,5b,5c,5d オフセット点 6a,6b,6c,6d オフセット点 19a,19b,20a,20b,21a,21b,2
2a,22b 代表点 23,23’ 頂点 24a,24b,24c オフセット面 25 仮想平面 26a,26b,27a,27b,28a,28b,2
9a,29b 補間オフセット面 30a,30b,31a,31b,32a,32b,3
3a,33b 補間オフセット面 T 加工具 R 半径 n1,n2,n3,n4,n5,n6 法線ベクトル n7,n8,n9 ベクトル a 境界点 v 2等分線 θ 法線の交わる
角度 r 稜線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元曲面を複数の小区域に分割し、そ
    の各小区域を上記三次元曲面の外側に向けて棒状加工具
    の太さの半径分平行移動させた位置に位置するようオフ
    セット面を求め、その際、各オフセット面間に生じる隙
    間を補間するためのオフセット処理方法であって、隣接
    する小区域の数が2個の場合、その2個の小区域の共通
    する辺における両端のそれぞれ相対向する2個のオフセ
    ット点から法線2等分法により代表点を求め、この2個
    の代表点と上記2個の小区域のうちの一方の小区域の2
    個のオフセット点で囲われる部分および上記2個の代表
    点と他方の小区域の2個のオフセット点で囲われる部分
    を補間オフセット面とし、隣接する小区域の数が3以上
    で、その各小区域の法線の交わる角度が90度以上の場
    合は、上記と同様の方法でそれぞれ隣接する2個の小区
    域の代表点を求めてその代表点を結ぶ線を稜線とし、こ
    のうち隣接する2個の小区域間の角度が最も鋭角となる
    小区域間の稜線とこの稜線と最も垂直に近い状態で交わ
    るオフセット面の交点を頂点とし、この頂点と上記代表
    点とオフセット点で囲われるそれぞれの三角形の面を補
    間オフセット面とし、隣接する小区域の数が3以上で、
    その各小区域の法線の交わる角度が90度以下の場合
    は、上記と同様の方法によりそれぞれ隣接する2個の小
    区域の代表点を求めるとともに、各小区域の端部におけ
    る法線ベクトルを近接するものから順次合成していくこ
    とにより頂点を求め、この頂点と上記代表点とオフセッ
    ト点で囲われるそれぞれの三角形の面を補間オフセット
    面として、上記各オフセット間に生じる隙間を補間する
    ことを特徴とする三次元加工におけるオフセット処理方
    法。
  2. 【請求項2】 隣接する小区域の数が3以上で、その各
    小区域の法線の交わる角度が90度以下の場合における
    法線ベクトルの合成の際、各小区域の端部において長さ
    が加工具の半径と等しい法線ベクトルを求め、この法線
    ベクトルの先端の距離が最も接近している2個の法線ベ
    クトルから順に合成していき、さらにその際得られる各
    合成ベクトルの長さも加工具の半径と同じ長さに設定し
    ながら上記法線ベクトルの合成を行い、最後に頂点を決
    定するためのベクトルの長さは、このベクトルと合成前
    の法線ベクトルとの間の角度の平均値をAとすると、加
    工具の太さの半径/COSA となるようにした請求項1に
    記載の三次元加工におけるオフセット処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076037A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Roland Dg Corp 三次元モデルデータの分割位置算出方法および三次元造形装置
WO2017110236A1 (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 三菱電機株式会社 工具経路修正装置および工具経路修正方法

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