JPH1083766A - ジャイロトロン - Google Patents
ジャイロトロンInfo
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- JPH1083766A JPH1083766A JP23950696A JP23950696A JPH1083766A JP H1083766 A JPH1083766 A JP H1083766A JP 23950696 A JP23950696 A JP 23950696A JP 23950696 A JP23950696 A JP 23950696A JP H1083766 A JPH1083766 A JP H1083766A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジャイロトロンと他の機器との接続部から
の高周波の漏れを無くし、安全に使用できるようにし、
かつ、電波障害をなくする。 【解決手段】 フランジ12の上面の導波部13とOリ
ング21との間に高周波吸収手段22を付設した。高周
波吸収手段としては、SiCや炭素粉末の成形物、Si
C皮膜、水などが用いられる。
の高周波の漏れを無くし、安全に使用できるようにし、
かつ、電波障害をなくする。 【解決手段】 フランジ12の上面の導波部13とOリ
ング21との間に高周波吸収手段22を付設した。高周
波吸収手段としては、SiCや炭素粉末の成形物、Si
C皮膜、水などが用いられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子サイクロト
ロン共鳴メーザ相互作用を利用してマイクロ波〜ミリ波
に属する電磁波( 以下高周波という)を発生するジャイ
ロトロンに関するものである。なお、この発明において
ジャイロトロンとは、ジャイロクライストロン、ジャイ
ロTWT、ジャイロペニオトロンを含むものとする。
ロン共鳴メーザ相互作用を利用してマイクロ波〜ミリ波
に属する電磁波( 以下高周波という)を発生するジャイ
ロトロンに関するものである。なお、この発明において
ジャイロトロンとは、ジャイロクライストロン、ジャイ
ロTWT、ジャイロペニオトロンを含むものとする。
【0002】
【従来の技術】電子ビームと空胴共振器の固有モードの
高周波電磁場との間の電子サイクロトロン共鳴メーザ相
互作用を利用したジャイロトロン装置は、例えば、特開
昭56−102045号公報に示されている。このよう
な従来のジャイロトロン装置の概略構成を図18に示
す。図18において、1は電子ビームBを取り出す電子
銃であり、カソード2、カソード2上の電子放出部3、
第1アノード4、第2アノード5などから構成されてい
る。6は、上記電子ビームBと高周波電磁場とが共鳴的
に相互作用を起こし高周波Hを発生する空胴共振器、7
は相互作用を終えた電子ビームBを回収するコレクタ、
8は高周波Hを取り出す出力窓である。これら電子銃
1、空胴共振器6、コレクタ7、出力窓8等よりなるジ
ャイロトロン200の外側には、電子ビームBに旋回運
動を与えるため、ジャイロトロン200の軸方向に磁場
を発生する主電磁石9と電子銃電磁石10とが設けられ
ている。
高周波電磁場との間の電子サイクロトロン共鳴メーザ相
互作用を利用したジャイロトロン装置は、例えば、特開
昭56−102045号公報に示されている。このよう
な従来のジャイロトロン装置の概略構成を図18に示
す。図18において、1は電子ビームBを取り出す電子
銃であり、カソード2、カソード2上の電子放出部3、
第1アノード4、第2アノード5などから構成されてい
る。6は、上記電子ビームBと高周波電磁場とが共鳴的
に相互作用を起こし高周波Hを発生する空胴共振器、7
は相互作用を終えた電子ビームBを回収するコレクタ、
8は高周波Hを取り出す出力窓である。これら電子銃
1、空胴共振器6、コレクタ7、出力窓8等よりなるジ
ャイロトロン200の外側には、電子ビームBに旋回運
動を与えるため、ジャイロトロン200の軸方向に磁場
を発生する主電磁石9と電子銃電磁石10とが設けられ
ている。
【0003】次に動作について説明する。電子銃1のカ
ソード2上の電子放出部3から放出された電子ビームB
は、カソード2と第1アノード4間の電界により加速さ
れ、電子銃電磁石10によって発生された磁場により旋
回運動しながら軸方向にドリフトする。さらに、電子ビ
ームBは、主電磁石9によつて発生された強力な磁場に
よって圧縮され、電子は磁場に対して垂直方向の速度を
増大させ、平行方向速度を減少させながら、空胴共振器
6に入る。上記主電磁石9が発生する軸方向磁場によっ
てサイクロトロン運動している電子は、通常円筒状空胴
からなる空胴共振器6における固有モードの高周波電磁
場とサイクロトロン共鳴メーザ相互作用を起こし、電子
の磁場に対して垂直方向の速度成分によるエネルギーの
一部が高周波エネルギ一に変換される。空胴共振器6で
相互作用を終えた電子ビームBは、コレクタ7に回収さ
れ、空胴共振器6で励起された高周波は、出力窓8を透
過して外部に取り出される。
ソード2上の電子放出部3から放出された電子ビームB
は、カソード2と第1アノード4間の電界により加速さ
れ、電子銃電磁石10によって発生された磁場により旋
回運動しながら軸方向にドリフトする。さらに、電子ビ
ームBは、主電磁石9によつて発生された強力な磁場に
よって圧縮され、電子は磁場に対して垂直方向の速度を
増大させ、平行方向速度を減少させながら、空胴共振器
6に入る。上記主電磁石9が発生する軸方向磁場によっ
てサイクロトロン運動している電子は、通常円筒状空胴
からなる空胴共振器6における固有モードの高周波電磁
場とサイクロトロン共鳴メーザ相互作用を起こし、電子
の磁場に対して垂直方向の速度成分によるエネルギーの
一部が高周波エネルギ一に変換される。空胴共振器6で
相互作用を終えた電子ビームBは、コレクタ7に回収さ
れ、空胴共振器6で励起された高周波は、出力窓8を透
過して外部に取り出される。
【0004】図19は、従来のジャイロトロンの他の実
例を示すものである。図18に示したジャイロトロンの
電子銃1は、カソード2と第1アノード4、第2アノー
ド5からなる3極型電子銃であったが、図19では、カ
ソード2とアノード11とからなる2極型電子銃が用い
られている。2極型電子銃を用いたジャイロトロンは、
例えば雑誌「Radiophys.Quantum E
lectron.」(Vol.18,No.2,197
5,P.204)に示されている。図18に示す3極型
電子銃も図19に示す2極型電子銃も、ともに中空状の
電子ビームを放出し、ジャイロトロンを動作させる上で
の働きは同じである。
例を示すものである。図18に示したジャイロトロンの
電子銃1は、カソード2と第1アノード4、第2アノー
ド5からなる3極型電子銃であったが、図19では、カ
ソード2とアノード11とからなる2極型電子銃が用い
られている。2極型電子銃を用いたジャイロトロンは、
例えば雑誌「Radiophys.Quantum E
lectron.」(Vol.18,No.2,197
5,P.204)に示されている。図18に示す3極型
電子銃も図19に示す2極型電子銃も、ともに中空状の
電子ビームを放出し、ジャイロトロンを動作させる上で
の働きは同じである。
【0005】図20は、従来のジャイロトロンにおける
出力窓8とフランジ12の部分の一例を拡大して示す断
面図である。高周波は出力窓8を通過して外部に取り出
される。フランジ12は他の機器を接続するためのもの
であり、導波部13に隣接して設けられている。また、
14は、ジャイロトロンと他の機器とを接続するために
フランジ12に設けられた接続用固定手段であり、ボル
トとナットによるねじ止め方式を用いる場合が一般的で
ある。15は、装置の内部を気密に保つためにフランジ
12に設けられた気密保持部材、すなわちOリングであ
る。
出力窓8とフランジ12の部分の一例を拡大して示す断
面図である。高周波は出力窓8を通過して外部に取り出
される。フランジ12は他の機器を接続するためのもの
であり、導波部13に隣接して設けられている。また、
14は、ジャイロトロンと他の機器とを接続するために
フランジ12に設けられた接続用固定手段であり、ボル
トとナットによるねじ止め方式を用いる場合が一般的で
ある。15は、装置の内部を気密に保つためにフランジ
12に設けられた気密保持部材、すなわちOリングであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のジャイロト
ロンは、以上のように構成されており、出力取り出し部
分に設けられたフランジ面とこの部分に接続される他の
機器との間の接続部分にわずかな隙間ができ、高周波は
このわずかな隙間を通りフランジ面に沿って外部に向っ
て伝播し漏れ高周波となる。この漏れ高周波によりOリ
ングが加熱され、焼損あるいは溶融してしまうなどの恐
れがあった。
ロンは、以上のように構成されており、出力取り出し部
分に設けられたフランジ面とこの部分に接続される他の
機器との間の接続部分にわずかな隙間ができ、高周波は
このわずかな隙間を通りフランジ面に沿って外部に向っ
て伝播し漏れ高周波となる。この漏れ高周波によりOリ
ングが加熱され、焼損あるいは溶融してしまうなどの恐
れがあった。
【0007】また、ジャイロトロンと接続機器との間で
気密封止やSF6 などのガスを充填している場合もあ
り、Oリングが被害を受けることは、気密封止がやぶれ
たり、ガスが漏れることとなり、機器やジャイロトロン
との間の高周波の反射率が変化するなどして装置を損傷
する事故が発生するという問題点があった。
気密封止やSF6 などのガスを充填している場合もあ
り、Oリングが被害を受けることは、気密封止がやぶれ
たり、ガスが漏れることとなり、機器やジャイロトロン
との間の高周波の反射率が変化するなどして装置を損傷
する事故が発生するという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、高周波の漏洩によるOリン
グの焼損あるいは溶融を無くし、気密封止のやぶれやガ
ス漏れに原因する機器とジャイロトロンとの間の反射率
の変化などによる装置の損傷を回避し、高出力で連続波
動作する装置を安全かつ安定して使用することができる
ジャイロトロンを安価に得ることを目的とする。
ためになされたものであり、高周波の漏洩によるOリン
グの焼損あるいは溶融を無くし、気密封止のやぶれやガ
ス漏れに原因する機器とジャイロトロンとの間の反射率
の変化などによる装置の損傷を回避し、高出力で連続波
動作する装置を安全かつ安定して使用することができる
ジャイロトロンを安価に得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るジャイロ
トロンは、空胴共振器で発生した高周波出力を出力窓か
ら取り出し他の機器に伝送するために他の機器を接続す
るフランジに高周波吸収手段を付設し、接続部分から漏
れ出ようとする高周波を吸収し、高周波の漏洩を防止す
る。
トロンは、空胴共振器で発生した高周波出力を出力窓か
ら取り出し他の機器に伝送するために他の機器を接続す
るフランジに高周波吸収手段を付設し、接続部分から漏
れ出ようとする高周波を吸収し、高周波の漏洩を防止す
る。
【0010】また、高周波吸収手段を、高周波を伝送す
る導波部よりも外側で、他の機器を接続する接続部を気
密に保つために設けられる気密保持部材であるOリング
よりも内側に付設することにより、Oリングを漏れ高周
波による損傷から保護する。
る導波部よりも外側で、他の機器を接続する接続部を気
密に保つために設けられる気密保持部材であるOリング
よりも内側に付設することにより、Oリングを漏れ高周
波による損傷から保護する。
【0011】さらに、高周波吸収手段をフランジ上面に
付設した高周波吸収部材で構成する。そして、高周波吸
収部材には、SiC(炭化ケイ素)の成形物、炭素粉末
とエポキシ樹脂との混合物、または、SiC粉末とエポ
キシ樹脂との混合物で形成したものを用いる。
付設した高周波吸収部材で構成する。そして、高周波吸
収部材には、SiC(炭化ケイ素)の成形物、炭素粉末
とエポキシ樹脂との混合物、または、SiC粉末とエポ
キシ樹脂との混合物で形成したものを用いる。
【0012】また、高周波吸収手段を冷却する手段を備
え、高周波エネルギーの吸収による高周波吸収手段の温
度上昇を抑えるようにする。
え、高周波エネルギーの吸収による高周波吸収手段の温
度上昇を抑えるようにする。
【0013】さらに、高周波吸収手段として高周波を吸
収させるための吸収窓を備え、漏れ出ようとする高周波
を吸収窓に隣接して設けた冷却材である水に吸収させる
ようにする。
収させるための吸収窓を備え、漏れ出ようとする高周波
を吸収窓に隣接して設けた冷却材である水に吸収させる
ようにする。
【0014】また、電子銃、空胴共振器、出力窓または
コレクタの中の少なくとも1つを水冷可能に構成し、か
つ、高周波吸収手段を前記構成要素と同時に水冷するよ
うに構成する。
コレクタの中の少なくとも1つを水冷可能に構成し、か
つ、高周波吸収手段を前記構成要素と同時に水冷するよ
うに構成する。
【0015】さらに、水冷のための水を高周波吸収手段
とする。
とする。
【0016】また、高周波吸収手段としての高周波吸収
部材を設置するためにフランジ上面に凹溝を設け、この
凹溝に高周波吸収部材を付設するようにしてもよい。凹
溝の深さを、高周波吸収部材がフランジ上面から出ない
ように設定することにより、ジャイロトロンに他の機器
を接続する際高周波吸収部材が邪魔にならず、両者間に
不要な隙間を生じないので、高周波の漏れを少なくでき
る。
部材を設置するためにフランジ上面に凹溝を設け、この
凹溝に高周波吸収部材を付設するようにしてもよい。凹
溝の深さを、高周波吸収部材がフランジ上面から出ない
ように設定することにより、ジャイロトロンに他の機器
を接続する際高周波吸収部材が邪魔にならず、両者間に
不要な隙間を生じないので、高周波の漏れを少なくでき
る。
【0017】高周波吸収部材は、プラズマ溶射法、イオ
ンプレーティング法、塗布法など各種のコーティング
(皮膜形成)手段により付設された皮膜としてもよい。
ンプレーティング法、塗布法など各種のコーティング
(皮膜形成)手段により付設された皮膜としてもよい。
【0018】また、出力窓とフランジとを接続する導波
部に所定モード以外の高周波を吸収するDCカット部を
備える。この場合、DCカット部における高周波の吸収
を水が行う構造、および/または、高周波を吸収するた
めの水は他の部分の少なくとも1つの冷却に使用される
構造を備えたものとしてもよい。DCカット部における
高周波吸収部材としてSiCを用い、また、DCカット
部におけるSiCがイオンプレーティング法、またはプ
ラズマ溶射法により付設されたものとしてもよい。
部に所定モード以外の高周波を吸収するDCカット部を
備える。この場合、DCカット部における高周波の吸収
を水が行う構造、および/または、高周波を吸収するた
めの水は他の部分の少なくとも1つの冷却に使用される
構造を備えたものとしてもよい。DCカット部における
高周波吸収部材としてSiCを用い、また、DCカット
部におけるSiCがイオンプレーティング法、またはプ
ラズマ溶射法により付設されたものとしてもよい。
【0019】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1であるジ
ャイロトロンの出力窓8と、他の機器との接続部分の断
面図であり、図2は、この部分を含むジャイロトロンの
全体構成を示す説明図である。図において、1は電子ビ
ームBを取り出す電子銃であり、カソード2、カソード
2上の電子放出部3、アノード11などから構成されて
いる。6は、上記電子ビームBと高周波電磁場とが共鳴
的に相互作用を起こし高周波Hを発生する空胴共振器、
7は相互作用を終えた電子ビームBを回収するコレク
タ、8は高周波Hを取り出す出力窓である。これら電子
銃1、空胴共振器6、コレクタ7、出力窓8等よりなる
ジャイロトロン200の外側には、電子ビームBに旋回
運動を与えるため、ジャイロトロン200の軸方向に磁
場を発生する主電磁石9と電子銃電磁石10とが設けら
れている。
ャイロトロンの出力窓8と、他の機器との接続部分の断
面図であり、図2は、この部分を含むジャイロトロンの
全体構成を示す説明図である。図において、1は電子ビ
ームBを取り出す電子銃であり、カソード2、カソード
2上の電子放出部3、アノード11などから構成されて
いる。6は、上記電子ビームBと高周波電磁場とが共鳴
的に相互作用を起こし高周波Hを発生する空胴共振器、
7は相互作用を終えた電子ビームBを回収するコレク
タ、8は高周波Hを取り出す出力窓である。これら電子
銃1、空胴共振器6、コレクタ7、出力窓8等よりなる
ジャイロトロン200の外側には、電子ビームBに旋回
運動を与えるため、ジャイロトロン200の軸方向に磁
場を発生する主電磁石9と電子銃電磁石10とが設けら
れている。
【0020】また、12はジャイロトロン200と他の
機器とを接続するためのフランジ、13は、フランジ1
2と出力窓8とを連結する導波部、14は、ジャイロト
ロン200と他の機器とを接続するためにフランジ12
に設けられた接続用固定手段であり、本実施の形態1に
おいては、ねじ穴を設け、ボルトにより接続・固定する
構造となっている。接続用固定手段14の内側のフラン
ジ上面12aには溝20が設けられ、この溝20の中
に、他の機器を接続する際に緩衝部材の役割をすると共
に、ジャイロトロン200の内部に封入された封入ガス
を逃さず内部を気密に保つ働きをするOリング21が設
けられている。
機器とを接続するためのフランジ、13は、フランジ1
2と出力窓8とを連結する導波部、14は、ジャイロト
ロン200と他の機器とを接続するためにフランジ12
に設けられた接続用固定手段であり、本実施の形態1に
おいては、ねじ穴を設け、ボルトにより接続・固定する
構造となっている。接続用固定手段14の内側のフラン
ジ上面12aには溝20が設けられ、この溝20の中
に、他の機器を接続する際に緩衝部材の役割をすると共
に、ジャイロトロン200の内部に封入された封入ガス
を逃さず内部を気密に保つ働きをするOリング21が設
けられている。
【0021】また、フランジ上面12aには、高周波吸
収部材22が付設されている。高周波の漏れを防止する
点だけからすれば、高周波吸収部材22はOリング21
の外側に配置する構成にしてもよいが、Oリング21を
高周波による損傷から保護することを考慮すると、フラ
ンジ上面12aであって導波部13とOリング21との
間に配置することが好ましい。23は冷却水出入口であ
り、この部分から冷却水を通すことにより、出力窓8を
水冷する構成になっている。
収部材22が付設されている。高周波の漏れを防止する
点だけからすれば、高周波吸収部材22はOリング21
の外側に配置する構成にしてもよいが、Oリング21を
高周波による損傷から保護することを考慮すると、フラ
ンジ上面12aであって導波部13とOリング21との
間に配置することが好ましい。23は冷却水出入口であ
り、この部分から冷却水を通すことにより、出力窓8を
水冷する構成になっている。
【0022】次に動作について説明する。図2に示すよ
うに、電子銃1の力ソード上の電子放出部3から射出さ
れた電子ビームは、カソード・アノード間の電界により
加速され、電子銃電磁石10によって発生された磁場に
より、旋回運動しながら軸方向にドリフトする。さら
に、電子ビームBは、主電磁石9によつて発生された強
力な磁場によって圧縮され、電子は磁場に対して垂直方
向の速度を増大させ、平行方向速度を減少させながら、
空胴共振器6に入る。上記主電磁石9が発生する軸方向
磁場によってサイクロトロン運動している電子は、通常
円筒状空胴からなる空胴共振器6における固有モードの
高周波電磁場とサイクロトロン共鳴メーザ相互作用を起
こし、電子の磁場に対して垂直方向の速度成分によるエ
ネルギーの一部は高周波エネルギ一に変換される。空胴
共振器6で相互作用を終えた電子ビームBはコレクタ7
に回収され、空胴共振器6で励起された高周波Hは、出
力窓8を透過して外部に取り出される。出力窓8を透過
した高周波Hは導波部13を通り、フランジ12により
接続された他の機器へと移って行く。
うに、電子銃1の力ソード上の電子放出部3から射出さ
れた電子ビームは、カソード・アノード間の電界により
加速され、電子銃電磁石10によって発生された磁場に
より、旋回運動しながら軸方向にドリフトする。さら
に、電子ビームBは、主電磁石9によつて発生された強
力な磁場によって圧縮され、電子は磁場に対して垂直方
向の速度を増大させ、平行方向速度を減少させながら、
空胴共振器6に入る。上記主電磁石9が発生する軸方向
磁場によってサイクロトロン運動している電子は、通常
円筒状空胴からなる空胴共振器6における固有モードの
高周波電磁場とサイクロトロン共鳴メーザ相互作用を起
こし、電子の磁場に対して垂直方向の速度成分によるエ
ネルギーの一部は高周波エネルギ一に変換される。空胴
共振器6で相互作用を終えた電子ビームBはコレクタ7
に回収され、空胴共振器6で励起された高周波Hは、出
力窓8を透過して外部に取り出される。出力窓8を透過
した高周波Hは導波部13を通り、フランジ12により
接続された他の機器へと移って行く。
【0023】ジャイロトロンと他の機器とは、気密が保
たれるほど小さな隙間しかないフランジ同志の接触を介
して接続されるが、それでも0.1mm程度以下の若干
の隙間ができており、高周波の一部は、この隙間を通っ
て伝播し外部に漏れ出ようとする。しかし、前記のよう
に、フランジ12には高周波吸収部材22が付設されて
いるので、外部に漏れ出ようとする高周波はそのほとん
どがこの高周波吸収部材22により吸収され、それ以上
外部には進めないため、高周波吸収部材22よりも外部
に漏れ出ることはない。
たれるほど小さな隙間しかないフランジ同志の接触を介
して接続されるが、それでも0.1mm程度以下の若干
の隙間ができており、高周波の一部は、この隙間を通っ
て伝播し外部に漏れ出ようとする。しかし、前記のよう
に、フランジ12には高周波吸収部材22が付設されて
いるので、外部に漏れ出ようとする高周波はそのほとん
どがこの高周波吸収部材22により吸収され、それ以上
外部には進めないため、高周波吸収部材22よりも外部
に漏れ出ることはない。
【0024】従って、ジャイロトロンと他の機器との接
続部からの高周波の漏れをなくし、高出力の連続波(C
W)を発生するジャイロトロンの場合であっても、これ
を安全に使用することができる。
続部からの高周波の漏れをなくし、高出力の連続波(C
W)を発生するジャイロトロンの場合であっても、これ
を安全に使用することができる。
【0025】なお、本実施の形態の構成は通常のジャイ
ロトロンに限らず、ジャイロクライストロン、ジャイロ
TWT、ジャイロペニオトロンなど、ジャイロトロンに
属する装置にも適用可能であり、上記と同様の効果を奏
する。
ロトロンに限らず、ジャイロクライストロン、ジャイロ
TWT、ジャイロペニオトロンなど、ジャイロトロンに
属する装置にも適用可能であり、上記と同様の効果を奏
する。
【0026】次に、28GHz10KWの連続波高周波
電力を発生し、ジャイロトロンから他の機器に伝送した
具体例について説明する。フランジ12としては、外径
150mmのICFフランジに似たものを用い、接続用
固定手段14にはM8のボルトを8乃至16本用いた。
また、ジャイロトロンに接続する他の機器としては、図
3に示すように、出力を測定するための水負荷24を接
続した。Oリング21には型式番号Vー100のものを
用い、高周波吸収部材22には、内径74mm、外径9
4mm、厚さ3.5mmのリング状で材質がSiC(炭
化ケイ素)のものを用いた。
電力を発生し、ジャイロトロンから他の機器に伝送した
具体例について説明する。フランジ12としては、外径
150mmのICFフランジに似たものを用い、接続用
固定手段14にはM8のボルトを8乃至16本用いた。
また、ジャイロトロンに接続する他の機器としては、図
3に示すように、出力を測定するための水負荷24を接
続した。Oリング21には型式番号Vー100のものを
用い、高周波吸収部材22には、内径74mm、外径9
4mm、厚さ3.5mmのリング状で材質がSiC(炭
化ケイ素)のものを用いた。
【0027】フランジ上面12aと水負荷24との間に
は隙間25ができており、漏れ高周波はこの隙間25を
通りフランジ上面12aに沿って伝播する。しかし、フ
ランジ上面12aには高周波吸収部材22が付設されて
いるので、漏れ高周波を効率よく吸収することができ
る。SiCは誘電体であり、高い周波数帯域において誘
電体の中でも比較的大きな誘電率を保つ性質を有し、良
好な高周波吸収部材として働く。従って高周波は誘電損
失によりSiCに吸収され、熱に変換される。
は隙間25ができており、漏れ高周波はこの隙間25を
通りフランジ上面12aに沿って伝播する。しかし、フ
ランジ上面12aには高周波吸収部材22が付設されて
いるので、漏れ高周波を効率よく吸収することができ
る。SiCは誘電体であり、高い周波数帯域において誘
電体の中でも比較的大きな誘電率を保つ性質を有し、良
好な高周波吸収部材として働く。従って高周波は誘電損
失によりSiCに吸収され、熱に変換される。
【0028】一例として、ジャイロトロンからの出力を
10KWとして2時間運転した後Oリング21の状態を
調べたところ、損傷を全く受けていなかった。また、出
力10KWで運転中のジャイロトロンからの高周波の漏
れ量をサーベイメータで測定したが、高周波の漏れは観
測されなかった。
10KWとして2時間運転した後Oリング21の状態を
調べたところ、損傷を全く受けていなかった。また、出
力10KWで運転中のジャイロトロンからの高周波の漏
れ量をサーベイメータで測定したが、高周波の漏れは観
測されなかった。
【0029】一方、高周波吸収部材22を取り外し、出
力5KWで1時間運転したところ、Oリング21は溶
け、大きな損傷を受けていた。
力5KWで1時間運転したところ、Oリング21は溶
け、大きな損傷を受けていた。
【0030】なお、上記具体例では、ジャイロトロンに
接続する他の機器を水負荷24とした場合について述べ
たが、接続する機器としては、サンプラ、DCカット、
導波管、ベンド、アンテナ、ミラー、方向性結合器、モ
ードコンバーターなど、フランジで接続できるどのよう
な高周波機器であってもよい。
接続する他の機器を水負荷24とした場合について述べ
たが、接続する機器としては、サンプラ、DCカット、
導波管、ベンド、アンテナ、ミラー、方向性結合器、モ
ードコンバーターなど、フランジで接続できるどのよう
な高周波機器であってもよい。
【0031】実施の形態2.上記実施の形態1では、高
周波吸収部材22として固体ブロックであるSiCを用
いたが、グラファイトなどの炭素系粉末やSiC粉末な
どの誘電体粉末を成形材料としてのエポキシ樹脂やウレ
タン樹脂、ガラス粒またはガラス粉末などと混合し成形
したものを用いることによっても、実施の形態1と同様
の効果を得ることができる。
周波吸収部材22として固体ブロックであるSiCを用
いたが、グラファイトなどの炭素系粉末やSiC粉末な
どの誘電体粉末を成形材料としてのエポキシ樹脂やウレ
タン樹脂、ガラス粒またはガラス粉末などと混合し成形
したものを用いることによっても、実施の形態1と同様
の効果を得ることができる。
【0032】高周波吸収部材の成形加工工程を図4〜図
6を参照して説明する。グラファイトを用いる場合、図
4に示すように、グラファイトとエポキシ樹脂とを適量
準備して混合する。比率は概ねグラファイト20〜80
%に対してエポキシ樹脂80〜20%の割合で混合す
る。グラファイトが多いほど高周波の吸収率は良くなる
が、成形加工がしにくくなる。混合したものを型に入れ
て固化させる。これを所望の形状に成形加工して仕上
げ、高周波吸収部材22として用いる。
6を参照して説明する。グラファイトを用いる場合、図
4に示すように、グラファイトとエポキシ樹脂とを適量
準備して混合する。比率は概ねグラファイト20〜80
%に対してエポキシ樹脂80〜20%の割合で混合す
る。グラファイトが多いほど高周波の吸収率は良くなる
が、成形加工がしにくくなる。混合したものを型に入れ
て固化させる。これを所望の形状に成形加工して仕上
げ、高周波吸収部材22として用いる。
【0033】図5は、グラファイトのかわりにSiC粉
末を用い、成形材料としてガラス粒またはガラス粉末を
用いて加工する工程を示している。SiC粉末をガラス
粒またはガラス粉末と混合し加熱すると、ガラス成分が
溶融する。これを撹拌し、SiC粉末をガラスの中に均
等に混じり合わせる。次いでこれを型に流し込み、冷
却、固化させ、高周波吸収部材として用いる。
末を用い、成形材料としてガラス粒またはガラス粉末を
用いて加工する工程を示している。SiC粉末をガラス
粒またはガラス粉末と混合し加熱すると、ガラス成分が
溶融する。これを撹拌し、SiC粉末をガラスの中に均
等に混じり合わせる。次いでこれを型に流し込み、冷
却、固化させ、高周波吸収部材として用いる。
【0034】また、図6に示すように、成形材料として
ガラスやエポキシ樹脂のかわりに、ウレタン樹脂を用い
ることにしてもよい。
ガラスやエポキシ樹脂のかわりに、ウレタン樹脂を用い
ることにしてもよい。
【0035】なお、成形材料としてのエポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、ガラスといった材料も誘電体ではあるが、
誘電率が小さく、誘電損失も小さい。従って、これらの
材料だけでは高周波吸収部材としては機能しない。
レタン樹脂、ガラスといった材料も誘電体ではあるが、
誘電率が小さく、誘電損失も小さい。従って、これらの
材料だけでは高周波吸収部材としては機能しない。
【0036】本実施の形態の構造および製法によれば、
任意の形状の高周波吸収部材を比較的簡単に形成するこ
とができる。
任意の形状の高周波吸収部材を比較的簡単に形成するこ
とができる。
【0037】実施の形態3.一般に、高周波吸収部材が
高周波エネルギーを吸収すると熱に変換され、発熱す
る。従って、この発熱する部分を冷却しなければならな
い。高周波吸収部材としてSiCを用いた場合にも冷却
は必要だが、エポキシ樹脂やウレタン樹脂を使用した場
合には特によく冷却する必要がある。図7は、図2に示
したものと同様のジャイロトロンの出力窓8の近傍に水
冷による冷却構造を設けた場合の実施の形態を示すもの
で、フランジ12、導波部13、接続用固定手段14、
Oリング21および高周波吸収部材22の部分の構成は
図1に示したものと同様である。そして、本実施の形態
の場合、フランジ12に設けられたOリング21や高周
波吸収部材22を冷却するための冷却水の水路26が設
けられている。水路26は冷却水出入口23に接続され
ている。
高周波エネルギーを吸収すると熱に変換され、発熱す
る。従って、この発熱する部分を冷却しなければならな
い。高周波吸収部材としてSiCを用いた場合にも冷却
は必要だが、エポキシ樹脂やウレタン樹脂を使用した場
合には特によく冷却する必要がある。図7は、図2に示
したものと同様のジャイロトロンの出力窓8の近傍に水
冷による冷却構造を設けた場合の実施の形態を示すもの
で、フランジ12、導波部13、接続用固定手段14、
Oリング21および高周波吸収部材22の部分の構成は
図1に示したものと同様である。そして、本実施の形態
の場合、フランジ12に設けられたOリング21や高周
波吸収部材22を冷却するための冷却水の水路26が設
けられている。水路26は冷却水出入口23に接続され
ている。
【0038】次に動作について説明する。ジャイロトロ
ンの出力窓8から取り出された高周波Hは、導波部13
を通り、フランジ12に接続された他の機器へと伝播す
る。他の機器へ高周波Hが伝播する際、一部の高周波エ
ネルギーが接続部に生じた隙間を通って外に漏れ、高周
波吸収部材22に吸収される。この漏れ高周波が高周波
吸収部材22に吸収される際、誘電損失として吸収さ
れ、最終的に熱に変換される。従って、高周波吸収部材
22は漏れ高周波により加熱され、発熱する。
ンの出力窓8から取り出された高周波Hは、導波部13
を通り、フランジ12に接続された他の機器へと伝播す
る。他の機器へ高周波Hが伝播する際、一部の高周波エ
ネルギーが接続部に生じた隙間を通って外に漏れ、高周
波吸収部材22に吸収される。この漏れ高周波が高周波
吸収部材22に吸収される際、誘電損失として吸収さ
れ、最終的に熱に変換される。従って、高周波吸収部材
22は漏れ高周波により加熱され、発熱する。
【0039】本実施の形態3の構成によれば、一方の出
入口23から入った冷却水は、水路26を通り、フラン
ジ12の内部を循環しながら高周波吸収部材22を冷却
し、高周波吸収部材22を一定の温度に保つ働きをす
る。従って、高周波吸収部材22が異常な高温に加熱さ
れ、特性変化を生じる事態を回避することができる。水
路26を通り高周波吸収部材22を冷却した冷却水は他
方の出入口23から取り出される。
入口23から入った冷却水は、水路26を通り、フラン
ジ12の内部を循環しながら高周波吸収部材22を冷却
し、高周波吸収部材22を一定の温度に保つ働きをす
る。従って、高周波吸収部材22が異常な高温に加熱さ
れ、特性変化を生じる事態を回避することができる。水
路26を通り高周波吸収部材22を冷却した冷却水は他
方の出入口23から取り出される。
【0040】冷却水としては、水道水や純水を用いるこ
とができるが、商標名「フロリナート」と呼ばれる冷媒
を使用してもよい。また、冷却水のかわりに空気や窒素
などの気体を循環させる空冷構造としてもよい。
とができるが、商標名「フロリナート」と呼ばれる冷媒
を使用してもよい。また、冷却水のかわりに空気や窒素
などの気体を循環させる空冷構造としてもよい。
【0041】実施の形態4.また、図8、図9に示すよ
うに、漏れ高周波を吸収するための吸収窓27を図7に
おける高周波吸収部材22の代わりにフランジ12の上
面に設け、この吸収窓27に隣接させて水路28を設
け、この水路28に冷却水出入口23を接続した構成と
なっている。吸収窓27の材料としては、アルミナセラ
ミック、ガラス、テフロンなどが用いられる。アルミナ
セラミックやガラスの場合はロー付けなどにより取り付
けるが、テフロンの場合は接着剤を用いる。なお、それ
以外の構成は図7と同様である。
うに、漏れ高周波を吸収するための吸収窓27を図7に
おける高周波吸収部材22の代わりにフランジ12の上
面に設け、この吸収窓27に隣接させて水路28を設
け、この水路28に冷却水出入口23を接続した構成と
なっている。吸収窓27の材料としては、アルミナセラ
ミック、ガラス、テフロンなどが用いられる。アルミナ
セラミックやガラスの場合はロー付けなどにより取り付
けるが、テフロンの場合は接着剤を用いる。なお、それ
以外の構成は図7と同様である。
【0042】この実施の形態によれば、一方の出入口2
3から流れ込んだ冷却水は、水路28中を矢印に沿って
進み、導波部13およびフランジ12内部を循環し、他
方の出入口23から排出される。水路28中を循環する
際水路28を冷却する。出力10KW程度の連続波の高
周波を取り出す場合、出力窓8の表面温度は100℃以
上の温度にまで上昇するが、前記のような冷却を施すこ
とにより、異常な温度上昇を防止することができる。
3から流れ込んだ冷却水は、水路28中を矢印に沿って
進み、導波部13およびフランジ12内部を循環し、他
方の出入口23から排出される。水路28中を循環する
際水路28を冷却する。出力10KW程度の連続波の高
周波を取り出す場合、出力窓8の表面温度は100℃以
上の温度にまで上昇するが、前記のような冷却を施すこ
とにより、異常な温度上昇を防止することができる。
【0043】一方、フランジ12に他の機器を接続した
場合に生じる接続面の隙間の沿って外部に向って伝播す
る漏れ高周波は、吸収窓27を通じて水路28に伝播
し、冷却水に吸収される。従って、冷却水が出力窓8の
冷却材および高周波吸収部材として働くことになり、高
周波の漏洩を防止することができる。
場合に生じる接続面の隙間の沿って外部に向って伝播す
る漏れ高周波は、吸収窓27を通じて水路28に伝播
し、冷却水に吸収される。従って、冷却水が出力窓8の
冷却材および高周波吸収部材として働くことになり、高
周波の漏洩を防止することができる。
【0044】実施の形態5.図10は、この発明の実施
の形態5を示すものであり、出力窓8および高周波吸収
部材22の近傍、コレクタ7の近傍、空胴共振器6の近
傍、およびアノード11の近傍にそれぞれ、冷却水の出
入口23W、23C、23R、23Aと、水路26W、
26C、26R、26Aとを設け、冷却水はこれらの水
路26W、26C、26R、26Aを循環し、出力窓
8、コレクタ7、空胴共振器6、電子銃1を冷却して他
方の出入口23W、23C、23R、23Aから排出さ
れる。そして、それ以外の構成は、図1、図2に示した
ものと同様である。
の形態5を示すものであり、出力窓8および高周波吸収
部材22の近傍、コレクタ7の近傍、空胴共振器6の近
傍、およびアノード11の近傍にそれぞれ、冷却水の出
入口23W、23C、23R、23Aと、水路26W、
26C、26R、26Aとを設け、冷却水はこれらの水
路26W、26C、26R、26Aを循環し、出力窓
8、コレクタ7、空胴共振器6、電子銃1を冷却して他
方の出入口23W、23C、23R、23Aから排出さ
れる。そして、それ以外の構成は、図1、図2に示した
ものと同様である。
【0045】ジャイロトロンが動作すると、電子ビーム
Bがコレクタ7に回収される際熱を発生するので、コレ
クタ7の冷却が必要である。また、空胴共振器6も高周
波10により加熱されるので、発振周波数を一定に保つ
ため空胴共振器6自身の温度を一定に保つ必要があり、
この部分を水冷することもある。一般に、出力窓8は、
前記実施の形態4で示したように、水冷される。電子銃
1が水冷されることは希であるが、アノード11の熱に
よる変形を防ぐために水冷されることもある。
Bがコレクタ7に回収される際熱を発生するので、コレ
クタ7の冷却が必要である。また、空胴共振器6も高周
波10により加熱されるので、発振周波数を一定に保つ
ため空胴共振器6自身の温度を一定に保つ必要があり、
この部分を水冷することもある。一般に、出力窓8は、
前記実施の形態4で示したように、水冷される。電子銃
1が水冷されることは希であるが、アノード11の熱に
よる変形を防ぐために水冷されることもある。
【0046】高周波吸収部材22が漏れ高周波を吸収す
ると加熱されるので、必ず冷却する必要がある。そこ
で、本実施の形態では、電子銃1、空胴共振器6、出力
窓8、コレクタ7のすべてか、またはこれらの各部分の
うちの1つ以上を水冷するようにしたジャイロトロンに
おいて、高周波吸収部材22を、前記ジャイロトロンの
各部分の全部か、1つ以上のいくつかのものと組み合せ
て同時に水冷するようにするものである。
ると加熱されるので、必ず冷却する必要がある。そこ
で、本実施の形態では、電子銃1、空胴共振器6、出力
窓8、コレクタ7のすべてか、またはこれらの各部分の
うちの1つ以上を水冷するようにしたジャイロトロンに
おいて、高周波吸収部材22を、前記ジャイロトロンの
各部分の全部か、1つ以上のいくつかのものと組み合せ
て同時に水冷するようにするものである。
【0047】冷却水出入口23W、23C、23R、2
3Aには、それぞれ独立に冷却水が供給されることもあ
れば、それぞれを直列に接続して順次循環する場合もあ
る。例えば、空胴共振器6を水冷した水は、出入口23
Rから出て出入口23Wに入り、水路26Wを循環する
間に出力窓8を冷却する。この際、水路26Wはフラン
ジ12の中も循環しているので、高周波吸収部材22を
冷却することができる。
3Aには、それぞれ独立に冷却水が供給されることもあ
れば、それぞれを直列に接続して順次循環する場合もあ
る。例えば、空胴共振器6を水冷した水は、出入口23
Rから出て出入口23Wに入り、水路26Wを循環する
間に出力窓8を冷却する。この際、水路26Wはフラン
ジ12の中も循環しているので、高周波吸収部材22を
冷却することができる。
【0048】実施の形態6.図11はこの発明の実施の
形態6を示すジャイロトロンの全体構成を示す図であ
り、図10における高周波吸収部材22の代わりに、漏
れ高周波を吸収するための吸収窓27をフランジ12の
上面に設け、この吸収窓27に隣接させて水路28Wを
設け、この水路28Wに冷却水の出入口23Wを接続し
た構成となっており、それ以外の構成は図10と同じで
ある。他の機器との接合面であるフランジ12から漏れ
出ようとする漏れ高周波は、吸収窓27を介して水路2
8W中の冷却水に吸収される。すなわち、冷却水は、ジ
ャイロトロン各部の冷却機能を果たすと共に、漏れ高周
波の高周波吸収部材としても機能し、所望の効果を得る
こととなる。
形態6を示すジャイロトロンの全体構成を示す図であ
り、図10における高周波吸収部材22の代わりに、漏
れ高周波を吸収するための吸収窓27をフランジ12の
上面に設け、この吸収窓27に隣接させて水路28Wを
設け、この水路28Wに冷却水の出入口23Wを接続し
た構成となっており、それ以外の構成は図10と同じで
ある。他の機器との接合面であるフランジ12から漏れ
出ようとする漏れ高周波は、吸収窓27を介して水路2
8W中の冷却水に吸収される。すなわち、冷却水は、ジ
ャイロトロン各部の冷却機能を果たすと共に、漏れ高周
波の高周波吸収部材としても機能し、所望の効果を得る
こととなる。
【0049】実施の形態7.図12、図13はこの発明
の実施の形態7を示すもので、ジャイロトロンの出力窓
8の近傍が部分的に示されている。図において、出力窓
8、フランジ12、導波部13を有する点は前記各実施
の形態の構成と同様であるが、本実施の形態の場合、フ
ランジ12の上面に凹溝29が設けられ、この凹溝29
に埋め込み可能な形状に成形したリング状の高周波吸収
部材22を嵌着するようになっている。
の実施の形態7を示すもので、ジャイロトロンの出力窓
8の近傍が部分的に示されている。図において、出力窓
8、フランジ12、導波部13を有する点は前記各実施
の形態の構成と同様であるが、本実施の形態の場合、フ
ランジ12の上面に凹溝29が設けられ、この凹溝29
に埋め込み可能な形状に成形したリング状の高周波吸収
部材22を嵌着するようになっている。
【0050】高周波吸収部材22としては、エポキシ樹
脂やウレタン樹脂にSiC粉末やグラファイト粉末を混
合したものを流し込み、あるいは充填して固化させて成
形することができる。 図13の場合、高周波吸収部材
22の厚みが凹溝29の深さよりも薄くなっており、高
周波吸収部材22がフランジ上面12aから出ることは
ない。高周波吸収部材22の厚みと凹溝29の深さとの
差は0.1mm程度であり、このように設定することに
より、ジャイロトロンに他の機器を接続するときに高周
波吸収部材22が邪魔にならず、両者間に不要な隙間を
作らない。従って、不要な漏れ高周波を低減することが
できる。
脂やウレタン樹脂にSiC粉末やグラファイト粉末を混
合したものを流し込み、あるいは充填して固化させて成
形することができる。 図13の場合、高周波吸収部材
22の厚みが凹溝29の深さよりも薄くなっており、高
周波吸収部材22がフランジ上面12aから出ることは
ない。高周波吸収部材22の厚みと凹溝29の深さとの
差は0.1mm程度であり、このように設定することに
より、ジャイロトロンに他の機器を接続するときに高周
波吸収部材22が邪魔にならず、両者間に不要な隙間を
作らない。従って、不要な漏れ高周波を低減することが
できる。
【0051】実施の形態8.実施の形態2では、SiC
粉末などの誘電体粉末を成形材料としてのエポキシ樹脂
やウレタン樹脂、ガラス粒またはガラス粉末などと混合
し成形したものを用いたが、ジャイロトロンと他の機器
とを接続するフランジ上面に、プラズマ溶射法、イオン
プレーティング法、ペースト塗布などの皮膜形成法によ
りSiCなどの高周波吸収皮膜を形成するようにしても
よい。
粉末などの誘電体粉末を成形材料としてのエポキシ樹脂
やウレタン樹脂、ガラス粒またはガラス粉末などと混合
し成形したものを用いたが、ジャイロトロンと他の機器
とを接続するフランジ上面に、プラズマ溶射法、イオン
プレーティング法、ペースト塗布などの皮膜形成法によ
りSiCなどの高周波吸収皮膜を形成するようにしても
よい。
【0052】SiCはセラミックの一種であるが、外径
50mm以上の大きなものは焼成が困難である。しか
し、プラズマ溶射法を用いれば、SiC層をフランジ上
面に簡単に形成することができる。この方法では、Si
C粉末をプラズマ中に注入しフランジ上面に吹き付ける
ようにして皮膜を形成する。表面の凹凸は研磨により平
滑な面にすることができる。高周波吸収皮膜を形成した
くない部分がある場合には、マスキング法やリフトオフ
法により皮膜を付着させないようにすることができる。
また、切削により削り取ってもよい。
50mm以上の大きなものは焼成が困難である。しか
し、プラズマ溶射法を用いれば、SiC層をフランジ上
面に簡単に形成することができる。この方法では、Si
C粉末をプラズマ中に注入しフランジ上面に吹き付ける
ようにして皮膜を形成する。表面の凹凸は研磨により平
滑な面にすることができる。高周波吸収皮膜を形成した
くない部分がある場合には、マスキング法やリフトオフ
法により皮膜を付着させないようにすることができる。
また、切削により削り取ってもよい。
【0053】SiC皮膜はイオンプレーティング法によ
っても形成することができる。この場合にもマスキング
法やリフトオフ法を用いることにより、SiCが不要な
部分には皮膜を付着させないようにすることができる。
っても形成することができる。この場合にもマスキング
法やリフトオフ法を用いることにより、SiCが不要な
部分には皮膜を付着させないようにすることができる。
【0054】SiCを混合したペーストを塗布または印
刷し、さらに焼成してSiC層を形成し、高周波吸収皮
膜として用いてもよい。
刷し、さらに焼成してSiC層を形成し、高周波吸収皮
膜として用いてもよい。
【0055】以上述べたように、プラズマ溶射法やイオ
ンプレーティング法、塗布法などの皮膜形成法を用いる
ことにより、SiC層を比較的簡単に形成することがで
き、いずれの場所においても高周波吸収部材として働か
せることができる。この方法は、微細な構造や複雑な構
造に対して特に有効である。
ンプレーティング法、塗布法などの皮膜形成法を用いる
ことにより、SiC層を比較的簡単に形成することがで
き、いずれの場所においても高周波吸収部材として働か
せることができる。この方法は、微細な構造や複雑な構
造に対して特に有効である。
【0056】上記の例ではジャイロトロンの場合につい
て示したが、クライストロン、TWT、マグネトロンと
いった電子管や、MICや携帯電話などのパーソナル通
信装置の場合にも不要高周波を吸収させることができ、
有効である。特に、携帯電話のきょう体部分にイオンプ
レーティング法などでSiC膜を形成すれば、不要高周
波を十分に吸収できる。
て示したが、クライストロン、TWT、マグネトロンと
いった電子管や、MICや携帯電話などのパーソナル通
信装置の場合にも不要高周波を吸収させることができ、
有効である。特に、携帯電話のきょう体部分にイオンプ
レーティング法などでSiC膜を形成すれば、不要高周
波を十分に吸収できる。
【0057】実施の形態9.図14はこの発明の実施の
形態9を示すもので、電子銃1〜電子銃電磁石10の構
成、およびフランジ12の構成は図2に示したものと同
様なので、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。図
2の場合と異なる点は、導波部13の一部に、2個の高
周波吸収部材30、30を所定間隔離して配置してなる
DCカット31を設けた点である。
形態9を示すもので、電子銃1〜電子銃電磁石10の構
成、およびフランジ12の構成は図2に示したものと同
様なので、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。図
2の場合と異なる点は、導波部13の一部に、2個の高
周波吸収部材30、30を所定間隔離して配置してなる
DCカット31を設けた点である。
【0058】出力窓8を透過し、導波部13を通って他
の機器へと伝播して行く高周波Hの一部は、やがて反射
波として再びジャイロトロンに戻ってくる。この反射波
は空胴共振器6の固有モードではなく、他のモードに変
換されていることが多い。例えば、空胴共振器6の固有
モードがTE0n(n≠0)モードの場合、反射波はTE
mn(m≠0、n≠0)モードとなっている場合が多い。
当然TE0n(n≠0)モードも含まれている。
の機器へと伝播して行く高周波Hの一部は、やがて反射
波として再びジャイロトロンに戻ってくる。この反射波
は空胴共振器6の固有モードではなく、他のモードに変
換されていることが多い。例えば、空胴共振器6の固有
モードがTE0n(n≠0)モードの場合、反射波はTE
mn(m≠0、n≠0)モードとなっている場合が多い。
当然TE0n(n≠0)モードも含まれている。
【0059】これらの反射波はジャイロトロンの動作状
態にとって悪影響を及ぼし、出力窓8を割ったり、カソ
ードを異常加熱したり、空胴共振器における共振条件を
ずらすなどの問題を起こしていた。その点、本実施の形
態の構成によれば、反射波の不要モードの一部をDCカ
ット31により吸収するので、ジャイロトロンの信頼性
を向上させることができる。
態にとって悪影響を及ぼし、出力窓8を割ったり、カソ
ードを異常加熱したり、空胴共振器における共振条件を
ずらすなどの問題を起こしていた。その点、本実施の形
態の構成によれば、反射波の不要モードの一部をDCカ
ット31により吸収するので、ジャイロトロンの信頼性
を向上させることができる。
【0060】DCカット31は、本来、導波部13に絶
縁体を挿入し導波部13の導通を切ることを目的とする
ものである。しかし、絶縁体の長さを適当に選べば、所
定モードの高周波以外に対してはゆるいモードフィルタ
ーのように働く。
縁体を挿入し導波部13の導通を切ることを目的とする
ものである。しかし、絶縁体の長さを適当に選べば、所
定モードの高周波以外に対してはゆるいモードフィルタ
ーのように働く。
【0061】図14に示す装置において、出力窓8を通
過した高周波は、導波部13を伝播しDCカット31に
達する。不要波であるTEmn(m≠0、n≠0)モード
は、導波部13の管壁付近の電場成分が大きいので、高
周波吸収部材30に比較的よく吸収される。一方、TE
0n(n≠0)モードは、管壁での電場成分が0なので、
高周波吸収部材30にほとんど吸収されず、伝播してい
く。
過した高周波は、導波部13を伝播しDCカット31に
達する。不要波であるTEmn(m≠0、n≠0)モード
は、導波部13の管壁付近の電場成分が大きいので、高
周波吸収部材30に比較的よく吸収される。一方、TE
0n(n≠0)モードは、管壁での電場成分が0なので、
高周波吸収部材30にほとんど吸収されず、伝播してい
く。
【0062】従って、所望モード以外の不要高周波を吸
収し、不要モードによるジャイロトロンの損傷を防ぐこ
とができる。
収し、不要モードによるジャイロトロンの損傷を防ぐこ
とができる。
【0063】実施の形態10.図15はこの発明の実施
の形態10を示すもので、電子銃1〜電子銃電磁石10
の構成、フランジ12の構成、および高周波吸収部材3
0とDCカット31の構成は図14と同様となってい
る。そして、DCカット31、出力窓8の近傍、コレク
タ7の近傍および空胴共振器6の近傍に、それぞれ、図
10と同様の、冷却水の出入口23D、23W、23
C、23Rと、水路26D、26W、26C、26R、
26Aとを設け、冷却水はこれらの水路26W、26
C、26Rを循環し、出力窓8、コレクタ7、空胴共振
器6を冷却して他方の冷却水出入口23D、23W、2
3C、23Rから排出されるようになっている。
の形態10を示すもので、電子銃1〜電子銃電磁石10
の構成、フランジ12の構成、および高周波吸収部材3
0とDCカット31の構成は図14と同様となってい
る。そして、DCカット31、出力窓8の近傍、コレク
タ7の近傍および空胴共振器6の近傍に、それぞれ、図
10と同様の、冷却水の出入口23D、23W、23
C、23Rと、水路26D、26W、26C、26R、
26Aとを設け、冷却水はこれらの水路26W、26
C、26Rを循環し、出力窓8、コレクタ7、空胴共振
器6を冷却して他方の冷却水出入口23D、23W、2
3C、23Rから排出されるようになっている。
【0064】ジャイロトロンが動作するとDCカット3
1、空洞共振器6、出力窓8、コレクタ7が加熱され
る。そこでジャイロトロンは、前記各部のすべてか、ま
たは各部分のうちの1つ以上を水冷するようになってい
る。
1、空洞共振器6、出力窓8、コレクタ7が加熱され
る。そこでジャイロトロンは、前記各部のすべてか、ま
たは各部分のうちの1つ以上を水冷するようになってい
る。
【0065】冷却水出入口23D、23W、23C、2
3Rには、それぞれ独立に冷却水が供給されることもあ
れば、それぞれを直列に接続して順次循環する場合もあ
る。例えば、空胴共振器6を水冷した水は、出入口23
Rから出て出入口23Wに入り、水路26Wを循環する
間に出力窓8を冷却する。
3Rには、それぞれ独立に冷却水が供給されることもあ
れば、それぞれを直列に接続して順次循環する場合もあ
る。例えば、空胴共振器6を水冷した水は、出入口23
Rから出て出入口23Wに入り、水路26Wを循環する
間に出力窓8を冷却する。
【0066】次にこの冷却水は、DCカット31の出入
口23Dから入り、DCカット31部の水路26Dを循
環する。冷却水が水路26Dを循環する際、吸収窓32
から伝播したTEmn (m≠0、n≠0)モードを吸収
する。この実施の形態におけるDCカット31は、アル
ミナセラミック、ガラス、プラスチック、テフロンなど
の材料を用いて形成された吸収窓30を、銅、アルミニ
ウム、ステンレスなどで同軸上にサンドイッチにした構
造にすることができ、吸収窓30の軸方向長さは所望の
高周波により異なるが、おおよそ波長の10分の1程度
の長さが目安となる。吸収窓30は水路26Dと接して
おり、吸収窓30を通った不要モードの高周波は、水路
26Dを流れる冷却水に吸収される。すなわち、冷却水
が高周波吸収部材として働くことになり、所望の効果を
得ることができる。
口23Dから入り、DCカット31部の水路26Dを循
環する。冷却水が水路26Dを循環する際、吸収窓32
から伝播したTEmn (m≠0、n≠0)モードを吸収
する。この実施の形態におけるDCカット31は、アル
ミナセラミック、ガラス、プラスチック、テフロンなど
の材料を用いて形成された吸収窓30を、銅、アルミニ
ウム、ステンレスなどで同軸上にサンドイッチにした構
造にすることができ、吸収窓30の軸方向長さは所望の
高周波により異なるが、おおよそ波長の10分の1程度
の長さが目安となる。吸収窓30は水路26Dと接して
おり、吸収窓30を通った不要モードの高周波は、水路
26Dを流れる冷却水に吸収される。すなわち、冷却水
が高周波吸収部材として働くことになり、所望の効果を
得ることができる。
【0067】実施の形態11.図16はこの発明の実施
の形態11を示すもので、DCカット31を構成する高
周波吸収部材の材質としてSiCを使用したものが示さ
れている。このSiC高周波吸収部材30は、銅・アル
ミニウム・ステンレススチールまたは黄銅などからな
り、内径が導波部13と同じに形成されたリング状部材
とサンドイッチ状に接合されている。接合にはロー付け
や接着、ボルト締めなどを用いる。
の形態11を示すもので、DCカット31を構成する高
周波吸収部材の材質としてSiCを使用したものが示さ
れている。このSiC高周波吸収部材30は、銅・アル
ミニウム・ステンレススチールまたは黄銅などからな
り、内径が導波部13と同じに形成されたリング状部材
とサンドイッチ状に接合されている。接合にはロー付け
や接着、ボルト締めなどを用いる。
【0068】既述のように、SiCは誘電損失が大き
く、良好な高周波吸収部材となる。従って、DCカット
31においても、SiCを高周波吸収部材として用いる
ことにより、不要モードであるTEmn(m≠0、n≠
0)モードを効率よく吸収することができ、所望の効果
を得ることができる。
く、良好な高周波吸収部材となる。従って、DCカット
31においても、SiCを高周波吸収部材として用いる
ことにより、不要モードであるTEmn(m≠0、n≠
0)モードを効率よく吸収することができ、所望の効果
を得ることができる。
【0069】実施の形態12.図17はこの発明の実施
の形態12を示すもので、アルミナ・ガラス・プラスチ
ックなどの絶縁体で形成されたパイプ33の内面に、高
周波吸収部材としてのSiC層34と銅やアルミニウム
などからなる導波管部35を交互にサンドイッチ状に形
成し、DCカット31を構成したものである。SiC層
34はプラズマ溶射法やイオンプレーティング法を用い
て形成し、導波管部35は例えば蒸着法を用いればよ
い。その際、リフトオフ法やマスキング法を利用するこ
とにより、所望の任意形状に成形することができる。ま
た、それぞれの膜の密着強度を高めるために、適当な下
地層を予め設けておくようにしてもよい。
の形態12を示すもので、アルミナ・ガラス・プラスチ
ックなどの絶縁体で形成されたパイプ33の内面に、高
周波吸収部材としてのSiC層34と銅やアルミニウム
などからなる導波管部35を交互にサンドイッチ状に形
成し、DCカット31を構成したものである。SiC層
34はプラズマ溶射法やイオンプレーティング法を用い
て形成し、導波管部35は例えば蒸着法を用いればよ
い。その際、リフトオフ法やマスキング法を利用するこ
とにより、所望の任意形状に成形することができる。ま
た、それぞれの膜の密着強度を高めるために、適当な下
地層を予め設けておくようにしてもよい。
【0070】以上のようにすることにより、良好に機能
するDCカット31を容易に低価格で形成することがで
きる。
するDCカット31を容易に低価格で形成することがで
きる。
【0071】
【発明の効果】この発明によるジャイロトロンは、以上
述べたように構成されているので、以下に示すような効
果を奏する。
述べたように構成されているので、以下に示すような効
果を奏する。
【0072】フランジに高周波吸収部材を付設した構成
により、フランジに他の機器を接続したときに接続部の
隙間から漏れる高周波を吸収し、高周波が外部に漏れ出
ることがないので、電波障害や人体への悪影響を防止す
ることができ、高出力で連続波動作をするジャイロトロ
ンを安全に使用することができる。
により、フランジに他の機器を接続したときに接続部の
隙間から漏れる高周波を吸収し、高周波が外部に漏れ出
ることがないので、電波障害や人体への悪影響を防止す
ることができ、高出力で連続波動作をするジャイロトロ
ンを安全に使用することができる。
【0073】高周波吸収手段を、高周波を伝送する導波
部よりも外側で、他の機器を接続する接続部を気密に保
つために設けられる気密保持部材としてのOリングより
も内側に付設することにより、Oリングを漏れ高周波に
よる損傷から保護することができる。
部よりも外側で、他の機器を接続する接続部を気密に保
つために設けられる気密保持部材としてのOリングより
も内側に付設することにより、Oリングを漏れ高周波に
よる損傷から保護することができる。
【0074】高周波吸収手段をフランジ上面に付設した
高周波吸収部材で構成し、高周波吸収部材には、SiC
(炭化ケイ素)の成形物、炭素粉末とエポキシ樹脂とを
混合し成形した物、または、SiC粉末とエポキシ樹脂
とを混合し形成したものを用いる。
高周波吸収部材で構成し、高周波吸収部材には、SiC
(炭化ケイ素)の成形物、炭素粉末とエポキシ樹脂とを
混合し成形した物、または、SiC粉末とエポキシ樹脂
とを混合し形成したものを用いる。
【0075】また、高周波吸収手段を冷却する手段を備
えることにより、高周波エネルギーの吸収による高周波
吸収手段の温度上昇を抑え、高出力で連続波動作をする
ジャイロトロンを安全に使用することができるように
し、かつ、特性の安定化を図り、信頼性と寿命を向上さ
せることができる。
えることにより、高周波エネルギーの吸収による高周波
吸収手段の温度上昇を抑え、高出力で連続波動作をする
ジャイロトロンを安全に使用することができるように
し、かつ、特性の安定化を図り、信頼性と寿命を向上さ
せることができる。
【0076】さらに、高周波吸収手段として高周波を吸
収させるための吸収窓を備え、漏れ出ようとする高周波
を吸収窓に隣接して設けた冷却材である水に吸収させる
ようにすることにより、特別の高周波吸収部材を必要と
せずに高周波の漏洩を防止でき、装置を安価に提供する
ことができる。
収させるための吸収窓を備え、漏れ出ようとする高周波
を吸収窓に隣接して設けた冷却材である水に吸収させる
ようにすることにより、特別の高周波吸収部材を必要と
せずに高周波の漏洩を防止でき、装置を安価に提供する
ことができる。
【0077】また、高周波吸収手段をジャイロトロンの
構成要素の中の少なくとも1つと同時に水冷する構成に
より、ジャイロトロンの各部の発熱と高周波吸収部材の
発熱の両方を防止し、特性の一層の安定化を図ることが
できる。また、前記水冷のための水を高周波吸収手段と
することにより、特に高周波吸収部材を用いずに高周波
の漏洩を防止でき、装置を安価に提供することができ
る。
構成要素の中の少なくとも1つと同時に水冷する構成に
より、ジャイロトロンの各部の発熱と高周波吸収部材の
発熱の両方を防止し、特性の一層の安定化を図ることが
できる。また、前記水冷のための水を高周波吸収手段と
することにより、特に高周波吸収部材を用いずに高周波
の漏洩を防止でき、装置を安価に提供することができ
る。
【0078】さらに、フランジ上面に凹溝を設け、この
凹溝に高周波吸収部材を付設するようにし、凹溝の深さ
を、高周波吸収部材がフランジ上面から出ないように設
定することにより、ジャイロトロンに他の機器を接続際
高周波吸収部材が邪魔にならず、両者間に不要な隙間を
生じないので、高周波の漏れを少なくできる。
凹溝に高周波吸収部材を付設するようにし、凹溝の深さ
を、高周波吸収部材がフランジ上面から出ないように設
定することにより、ジャイロトロンに他の機器を接続際
高周波吸収部材が邪魔にならず、両者間に不要な隙間を
生じないので、高周波の漏れを少なくできる。
【0079】また、高周波吸収部材を、プラズマ溶射
法、イオンプレーティング法、塗布法など各種のコーテ
ィング手段により付設することにより、装置を安価に提
供することができる。
法、イオンプレーティング法、塗布法など各種のコーテ
ィング手段により付設することにより、装置を安価に提
供することができる。
【0080】さらに、導波部にDCカット部を備えるこ
とにより、所望モード以外の不要モードを吸収し、不要
モードによるジャイロトロンの損傷を防ぐことができ
る。
とにより、所望モード以外の不要モードを吸収し、不要
モードによるジャイロトロンの損傷を防ぐことができ
る。
【0081】また、DCカット部における高周波の吸収
を水が行う構造にし、高周波を吸収するための水が他の
部分の冷却にも使用される構造とすることにより、特別
の高周波吸収部材を必要とせずに不要モードの吸収と冷
却を行い、かつ、装置を安価に提供することができる。
を水が行う構造にし、高周波を吸収するための水が他の
部分の冷却にも使用される構造とすることにより、特別
の高周波吸収部材を必要とせずに不要モードの吸収と冷
却を行い、かつ、装置を安価に提供することができる。
【0082】さらに、DCカット部における高周波吸収
部材としてSiCを用い、また、DCカット部における
SiCをイオンプレーティング法、またはプラズマ溶射
法により付設することにより、装置を安価に提供するこ
とができる。
部材としてSiCを用い、また、DCカット部における
SiCをイオンプレーティング法、またはプラズマ溶射
法により付設することにより、装置を安価に提供するこ
とができる。
【図1】 この発明の実施の形態1を示すジャイロトロ
ンの主要部の断面図である。
ンの主要部の断面図である。
【図2】 図1に示すジャイロトロンの全体構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の具体例を示すジャ
イロトロンのフランジ近傍の断面図である。
イロトロンのフランジ近傍の断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における高周波吸収
部材の製造工程図である。
部材の製造工程図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における他の高周波
吸収部材の製造工程図である。
吸収部材の製造工程図である。
【図6】 この発明の実施の形態2におけるさらに他の
高周波吸収部材の製造工程図である。
高周波吸収部材の製造工程図である。
【図7】 この発明の実施の形態3を示すジャイロトロ
ンのフランジ近傍の断面図である。
ンのフランジ近傍の断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4であるジャイロトロ
ンの全体構成を示す断面図である。
ンの全体構成を示す断面図である。
【図9】 図8のジャイロトロンのフランジ近傍を示す
断面図である。
断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態5であるジャイロト
ロンの全体構成を示す断面図である。
ロンの全体構成を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態6であるジャイロト
ロンの全体構成を示す断面図である。
ロンの全体構成を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態7であるジャイロト
ロンのフランジ近傍の高周波吸収部材を装着する前の状
態を示す断面図である。
ロンのフランジ近傍の高周波吸収部材を装着する前の状
態を示す断面図である。
【図13】 同じく高周波吸収部材を装着した後の状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態9であるジャイロト
ロンの全体構成を示す断面図である。
ロンの全体構成を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態10であるジャイロ
トロンの全体構成を示す断面図である。
トロンの全体構成を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態11であるジャイロ
トロンのフランジ近傍を示す断面図である。
トロンのフランジ近傍を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態12であるジャイロ
トロンのフランジ近傍を示す断面図である。
トロンのフランジ近傍を示す断面図である。
【図18】 従来のジャイロトロンの一例の全体構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図19】 従来のジャイロトロンの他の実例の全体構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図20】 図19に示すジャイロトロンのフランジ近
傍の断面図である。
傍の断面図である。
1 電子銃、2 カソード、3 電子放出部、4 第1
アノード、5 第2アノード、6 空胴共振器、7 コ
レクタ、8 出力窓、9 主電磁石、10 電子銃電磁
石、11 アノード、12 フランジ、13 導波部、
14 接続用固定手段、20 溝、21 Oリング、2
2,30 高周波吸収部材、23,23W,23C,2
3R,23A,23D 冷却水出入口、24 水負荷、
25 隙間、26,26W,26C,26R,26A,
26D 水路、27,32 吸収窓、28,28W 水
路、29 凹溝、31 DCカット、33 パイプ、3
4SiC層、35 導波管部、B 電子ビーム、H 高
周波。なお、図中、同一符号は同一または同等部分を示
す。
アノード、5 第2アノード、6 空胴共振器、7 コ
レクタ、8 出力窓、9 主電磁石、10 電子銃電磁
石、11 アノード、12 フランジ、13 導波部、
14 接続用固定手段、20 溝、21 Oリング、2
2,30 高周波吸収部材、23,23W,23C,2
3R,23A,23D 冷却水出入口、24 水負荷、
25 隙間、26,26W,26C,26R,26A,
26D 水路、27,32 吸収窓、28,28W 水
路、29 凹溝、31 DCカット、33 パイプ、3
4SiC層、35 導波管部、B 電子ビーム、H 高
周波。なお、図中、同一符号は同一または同等部分を示
す。
Claims (19)
- 【請求項1】 電子ビームを放出する電子銃と、放出し
た電子に旋回運動を起こさせるための軸方向磁場を発生
する磁場発生装置と、旋回運動を起こした電子を固有モ
ードで共振させてサイクロトロン共鳴メーザ作用を起こ
させる空胴共振器と、この空胴共振器を通過した電子ビ
ームを回収するコレクタと、空胴共振器で発生した高周
波出力を取り出す出力窓と、この高周波出力を伝送する
ために他の機器を接続するフランジとを備えたジャイロ
トロンにおいて、前記フランジに高周波吸収手段を付設
したことを特徴とするジャイロトロン。 - 【請求項2】 高周波吸収手段を、高周波を伝送する導
波部よりも外側で、他の機器を接続する接続部を気密に
保つために設けられる気密保持部材よりも内側に付設し
たことを特徴とする請求項1記載のジャイロトロン。 - 【請求項3】 高周波吸収手段はフランジ上面に付設し
た高周波吸収部材であることを特徴とする請求項2記載
のジャイロトロン。 - 【請求項4】 高周波吸収部材をSiCで形成したこと
を特徴とする請求項3記載のジャイロトロン。 - 【請求項5】 高周波吸収部材を炭素粉末とエポキシ樹
脂との混合物で形成したことを特徴とする請求項3記載
のジャイロトロン。 - 【請求項6】 高周波吸収部材をSiC粉末とエポキシ
樹脂との混合物で形成したことを特徴とする請求項3記
載のジャイロトロン。 - 【請求項7】 高周波吸収手段を冷却する手段を備えた
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
載のジャイロトロン。 - 【請求項8】 高周波吸収手段として高周波を吸収させ
るための吸収窓を備え、漏れ出ようとする高周波を、吸
収窓に隣接して設けた冷却材である水に吸収させるよう
にしたことを特徴とする請求項1または請求項2のいず
れかに記載のジャイロトロン。 - 【請求項9】 電子銃、空胴共振器、出力窓またはコレ
クタの中の少なくとも1つを水冷可能に構成し、かつ、
高周波吸収手段を前記構成要素と同時に水冷するように
構成したことを特徴とする請求項7記載のジャイロトロ
ン。 - 【請求項10】 水冷のための水を高周波吸収手段とす
ることを特徴とする請求項9記載のジャイロトロン。 - 【請求項11】 高周波吸収手段としての高周波吸収部
材を設置するための凹溝をフランジ上面に設け、この凹
溝に高周波吸収部材を付設したことを特徴とする請求項
3記載のジャイロトロン。 - 【請求項12】 凹溝の深さを、高周波吸収部材がフラ
ンジ上面から出ないように設定したことを特徴とする請
求項11記載のジャイロトロン。 - 【請求項13】 高周波吸収部材がプラズマ溶射により
付設された皮膜であることを特徴とする請求項3記載の
ジャイロトロン。 - 【請求項14】 高周波吸収部材がイオンプレーティン
グ法により付設された皮膜であることを特徴とする請求
項3記載のジャイロトロン。 - 【請求項15】 高周波吸収部材が塗布法により付設さ
れた皮膜であることを特徴とする請求項3記載のジャイ
ロトロン。 - 【請求項16】 出力窓とフランジとを接続する導波部
に所定モード以外の高周波を吸収するDCカット部を備
えたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項
3記載のジャイロトロン。 - 【請求項17】 DCカット部における高周波の吸収を
水が行う構造、および/または、高周波を吸収するため
の水は他の部分の少なくとも1つの冷却に使用される構
造を備えたことを特徴とする請求項16記載のジャイロ
トロン。 - 【請求項18】 DCカット部における高周波吸収部材
としてSiCを用いることを特徴とする請求項16記載
のジャイロトロン。 - 【請求項19】 DCカット部におけるSiCがイオン
プレーティング法、またはプラズマ溶射により付設され
たことを特徴とする請求項18記載のジャイロトロン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23950696A JP3394395B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | ジャイロトロン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23950696A JP3394395B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | ジャイロトロン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1083766A true JPH1083766A (ja) | 1998-03-31 |
| JP3394395B2 JP3394395B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=17045809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23950696A Expired - Fee Related JP3394395B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | ジャイロトロン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3394395B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013149437A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Mitsubishi Electric Corp | インダクティブ出力管 |
| CN104034524A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-10 | 中国飞机强度研究所 | 一种声静联合加载试验装置及方法 |
| CN108269723A (zh) * | 2016-12-30 | 2018-07-10 | 核工业西南物理研究院 | 一种四维可调大功率回旋管管座 |
| CN111489946A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-08-04 | 安徽华东光电技术研究所有限公司 | 一种回旋管能量耦合窗 |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23950696A patent/JP3394395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013149437A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Mitsubishi Electric Corp | インダクティブ出力管 |
| CN104034524A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-10 | 中国飞机强度研究所 | 一种声静联合加载试验装置及方法 |
| CN108269723A (zh) * | 2016-12-30 | 2018-07-10 | 核工业西南物理研究院 | 一种四维可调大功率回旋管管座 |
| CN108269723B (zh) * | 2016-12-30 | 2023-08-15 | 核工业西南物理研究院 | 一种四维可调大功率回旋管管座 |
| CN111489946A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-08-04 | 安徽华东光电技术研究所有限公司 | 一种回旋管能量耦合窗 |
| CN111489946B (zh) * | 2020-04-21 | 2023-06-06 | 安徽华东光电技术研究所有限公司 | 一种回旋管能量耦合窗 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3394395B2 (ja) | 2003-04-07 |
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