JPH1083770A - カラー陰極線管用電子銃構体 - Google Patents
カラー陰極線管用電子銃構体Info
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- JPH1083770A JPH1083770A JP23654196A JP23654196A JPH1083770A JP H1083770 A JPH1083770 A JP H1083770A JP 23654196 A JP23654196 A JP 23654196A JP 23654196 A JP23654196 A JP 23654196A JP H1083770 A JPH1083770 A JP H1083770A
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- electron gun
- control electrode
- electron
- gun assembly
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンバーゼンスの経時変化を小さく抑え、かつ
特に低輝度におけるエミッション立上がり時間を改良
し、より早く正常な画面を得る。 【解決手段】横一列に配した複数の電子ビームを出射す
る3個の陰極と、この陰極に対向して少なくとも横一列
に3個の電子ビーム通過孔3eR,3eG,3eBをも
つ板状の制御電極3を有するカラー陰極線管用電子銃構
体において、前記制御電極3が前記3個の電子ビーム通
過孔をもつ方向と平行な両側近傍に沿った屈曲部3cを
有し、熱膨張係数の異なる複数の金属3aと3bを張り
合わせた材料を整形加工してなる。
特に低輝度におけるエミッション立上がり時間を改良
し、より早く正常な画面を得る。 【解決手段】横一列に配した複数の電子ビームを出射す
る3個の陰極と、この陰極に対向して少なくとも横一列
に3個の電子ビーム通過孔3eR,3eG,3eBをも
つ板状の制御電極3を有するカラー陰極線管用電子銃構
体において、前記制御電極3が前記3個の電子ビーム通
過孔をもつ方向と平行な両側近傍に沿った屈曲部3cを
有し、熱膨張係数の異なる複数の金属3aと3bを張り
合わせた材料を整形加工してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー受像管やカ
ラーディスプレイ管等のカラー陰極線管用電子銃構体に
係り、特に比較的低輝度における電子放射の立上がり時
間とコンバーゼンス特性の経時変化を改良したカラー陰
極線管用電子銃構体に関する。
ラーディスプレイ管等のカラー陰極線管用電子銃構体に
係り、特に比較的低輝度における電子放射の立上がり時
間とコンバーゼンス特性の経時変化を改良したカラー陰
極線管用電子銃構体に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管やディスプレイ管等のカラ
ー陰極線管は、その精細な画像再現性から、テレビ放送
の受信あるいは情報処理機器のモニターとして広く用い
られている。
ー陰極線管は、その精細な画像再現性から、テレビ放送
の受信あるいは情報処理機器のモニターとして広く用い
られている。
【0003】この種のカラー陰極線管は、内面に蛍光体
スクリーンを形成したフェースプレートを有するファン
ネルと、上記ファンネルに連接して上記蛍光体スクリー
ンに向けて電子ビームを発射する電子銃構体を収容した
ネックとを少なくとも有する真空外囲器からなる。
スクリーンを形成したフェースプレートを有するファン
ネルと、上記ファンネルに連接して上記蛍光体スクリー
ンに向けて電子ビームを発射する電子銃構体を収容した
ネックとを少なくとも有する真空外囲器からなる。
【0004】図6は本発明を適用するカラー陰極線管の
一例としてのシャドウマスク型カラー陰極線管の構成を
説明する断面模式図であって、20はフェースプレー
ト、21はネック、22はフェースプレートとネックと
を連接するファンネル、23はフェースプレートの内面
に形成して映像表示面を構成する蛍光体スクリーン、2
4は色選択電極であるシャドウマスク、25はシャドウ
マスクを保持してシャドウマスク構体を構成するマスク
フレーム、26は外部磁気を遮蔽するインナーシール
ド、27はシャドウマスク構体をフェースプレートの側
内壁に植立したスタッドに懸架支持する懸架スプリング
機構、28はネック内に収納して3本の電子ビームBs
(×2),Bcを発射する電子銃、29は電子ビームを
水平と垂直に偏向する偏向装置、30は色純度やセンタ
リング補正を行うための磁気装置である。
一例としてのシャドウマスク型カラー陰極線管の構成を
説明する断面模式図であって、20はフェースプレー
ト、21はネック、22はフェースプレートとネックと
を連接するファンネル、23はフェースプレートの内面
に形成して映像表示面を構成する蛍光体スクリーン、2
4は色選択電極であるシャドウマスク、25はシャドウ
マスクを保持してシャドウマスク構体を構成するマスク
フレーム、26は外部磁気を遮蔽するインナーシール
ド、27はシャドウマスク構体をフェースプレートの側
内壁に植立したスタッドに懸架支持する懸架スプリング
機構、28はネック内に収納して3本の電子ビームBs
(×2),Bcを発射する電子銃、29は電子ビームを
水平と垂直に偏向する偏向装置、30は色純度やセンタ
リング補正を行うための磁気装置である。
【0005】同図の構成において、フェースプレート2
0とネック21およびファンネル22とで真空外囲器を
構成し、電子銃28から横一列(インライン)に発射さ
れた3本の電子ビームBc,Bs(×2)を偏向装置2
9で形成される偏向磁界で水平と垂直の2方向に偏向し
て蛍光体スクリーン23上を2次元に走査させる。な
お、Bcはセンタービーム、Bsはサイドビームを示
す。
0とネック21およびファンネル22とで真空外囲器を
構成し、電子銃28から横一列(インライン)に発射さ
れた3本の電子ビームBc,Bs(×2)を偏向装置2
9で形成される偏向磁界で水平と垂直の2方向に偏向し
て蛍光体スクリーン23上を2次元に走査させる。な
お、Bcはセンタービーム、Bsはサイドビームを示
す。
【0006】3本の電子ビームBs,Bc(×2)はそ
れぞれ赤(サイドビームBs)、緑(センタービームB
c)、青(サイドビームBs)の色信号で変調され、蛍
光体スクリーン23の直前に配置されたシャドウマスク
24のビーム通過孔で色選択を受けて蛍光体スクリーン
23を構成する赤、緑、青の3色の蛍光体モザイクのそ
れぞれに射突することにより、所要のカラー映像を再生
する。
れぞれ赤(サイドビームBs)、緑(センタービームB
c)、青(サイドビームBs)の色信号で変調され、蛍
光体スクリーン23の直前に配置されたシャドウマスク
24のビーム通過孔で色選択を受けて蛍光体スクリーン
23を構成する赤、緑、青の3色の蛍光体モザイクのそ
れぞれに射突することにより、所要のカラー映像を再生
する。
【0007】図7はカラー陰極線管に使用される電子銃
構体の構成例を説明する要部側面図であって、1はヒー
タ、2は陰極(カソード)構体、3は制御電極(第1グ
リッド電極)、4は加速電極(第2グリッド電極)、5
は集束電極(第3グリッド電極)、6は陽極(第4グリ
ッド電極)、14はマルチフォームガラスからなる絶縁
支持体である。
構体の構成例を説明する要部側面図であって、1はヒー
タ、2は陰極(カソード)構体、3は制御電極(第1グ
リッド電極)、4は加速電極(第2グリッド電極)、5
は集束電極(第3グリッド電極)、6は陽極(第4グリ
ッド電極)、14はマルチフォームガラスからなる絶縁
支持体である。
【0008】このカラー陰極線管は、その電子銃構体か
ら3本の電子ビームが蛍光面に向けて照射されるように
なっている。
ら3本の電子ビームが蛍光面に向けて照射されるように
なっている。
【0009】なお、この種のカラー陰極線管用電子銃構
体を開示したものとしては、特開平7−161309号
公報を挙げることができる。
体を開示したものとしては、特開平7−161309号
公報を挙げることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、第1グリッド電
極の材質としてステンレスを用いていたが、ステンレス
は熱膨張量が大きく、コンバーゼンスに経時変化が発生
する。特に、陰極線管の動作スタート時(電源スイッチ
オン時)に両サイドに位置する電子ビーム(一般に赤と
青の電子ビーム)が十分に集束しない状態(アンダーコ
ンバーゼンス)となり通常3から4分間は細かい文字が
読みにくい状態となる。
極の材質としてステンレスを用いていたが、ステンレス
は熱膨張量が大きく、コンバーゼンスに経時変化が発生
する。特に、陰極線管の動作スタート時(電源スイッチ
オン時)に両サイドに位置する電子ビーム(一般に赤と
青の電子ビーム)が十分に集束しない状態(アンダーコ
ンバーゼンス)となり通常3から4分間は細かい文字が
読みにくい状態となる。
【0011】スタート時のアンダーコンバーゼンスは、
第1グリッド電極のインライン方向の熱膨張に起因する
ものであり、熱膨張係数の小さな材料を使用することで
改良できる。しかし、熱膨張係数の小さな材料をG1電
極に使用すると、ドーミングが小さくなり、今度は低輝
度信号時のエミッション立ち上りが遅くなって、スイッ
チオン後1分以上絵が出ない状態となる。
第1グリッド電極のインライン方向の熱膨張に起因する
ものであり、熱膨張係数の小さな材料を使用することで
改良できる。しかし、熱膨張係数の小さな材料をG1電
極に使用すると、ドーミングが小さくなり、今度は低輝
度信号時のエミッション立ち上りが遅くなって、スイッ
チオン後1分以上絵が出ない状態となる。
【0012】本発明の目的は、コンバーゼンスの経時変
化を小さく抑え、かつ特に低輝度におけるエミッション
立上がり時間を改良し、より早く正常な画面を得ること
が出来るカラー陰極線管用電子銃構体を提供することに
ある。
化を小さく抑え、かつ特に低輝度におけるエミッション
立上がり時間を改良し、より早く正常な画面を得ること
が出来るカラー陰極線管用電子銃構体を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、制御電極である第1グリッド電極を所謂
バイメタル材を整形加工して製作しこれを使用する。
め、本発明は、制御電極である第1グリッド電極を所謂
バイメタル材を整形加工して製作しこれを使用する。
【0014】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、横一列に配した複数の電子ビームを出射する3個の
陰極と、この陰極に対向して少なくとも横一列に3個の
電子ビーム通過孔をもつ板状の制御電極と、上記制御電
極側から蛍光面側に順次配列された加速電極、集束電
極、および陽極とをそれぞれの埋め込み固定部で絶縁支
持体に埋め込んで管軸方向に一定の間隔で固定してなる
カラー陰極線管用電子銃構体において、前記制御電極が
前記3個の電子ビーム通過孔をもつ方向と平行な両側近
傍に沿った屈曲部を有し、かつ熱膨張係数の異なる複数
の金属を張り合わせた材料を整形加工してなることを特
徴とする。
は、横一列に配した複数の電子ビームを出射する3個の
陰極と、この陰極に対向して少なくとも横一列に3個の
電子ビーム通過孔をもつ板状の制御電極と、上記制御電
極側から蛍光面側に順次配列された加速電極、集束電
極、および陽極とをそれぞれの埋め込み固定部で絶縁支
持体に埋め込んで管軸方向に一定の間隔で固定してなる
カラー陰極線管用電子銃構体において、前記制御電極が
前記3個の電子ビーム通過孔をもつ方向と平行な両側近
傍に沿った屈曲部を有し、かつ熱膨張係数の異なる複数
の金属を張り合わせた材料を整形加工してなることを特
徴とする。
【0015】また、請求項2に記載の第2の発明は、横
一列に配した複数の電子ビームを出射する3個の陰極
と、この陰極を収容し、前記加速電極側に位置する前記
底面に上記3個の陰極に対向する3個の電子ビーム通過
孔を形成したカップ状の制御電極と、上記制御電極側か
ら蛍光面側に順次配列された加速電極、集束電極、およ
び陽極とをそれぞれの埋め込み固定部で絶縁支持体に埋
め込んで管軸方向に一定の間隔で固定してなるカラー陰
極線管用電子銃構体において、前記制御電極が熱膨張係
数の異なる複数の金属を張り合わせた材料をカップ状に
整形加工してなることを特徴とする。
一列に配した複数の電子ビームを出射する3個の陰極
と、この陰極を収容し、前記加速電極側に位置する前記
底面に上記3個の陰極に対向する3個の電子ビーム通過
孔を形成したカップ状の制御電極と、上記制御電極側か
ら蛍光面側に順次配列された加速電極、集束電極、およ
び陽極とをそれぞれの埋め込み固定部で絶縁支持体に埋
め込んで管軸方向に一定の間隔で固定してなるカラー陰
極線管用電子銃構体において、前記制御電極が熱膨張係
数の異なる複数の金属を張り合わせた材料をカップ状に
整形加工してなることを特徴とする。
【0016】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
上記第1または第2の発明における前記貼り合わせ材料
の加速電極側を陰極側よりも高膨張率の材料で構成して
なることを特徴とする。
上記第1または第2の発明における前記貼り合わせ材料
の加速電極側を陰極側よりも高膨張率の材料で構成して
なることを特徴とする。
【0017】上記本発明の構成により、陰極に対向する
制御電極である第1グリッド電極が短軸方向(インライ
ンと直角方向)にドーミング(熱膨張)して電子ビーム
のエミッション立上がり特性が改善される。
制御電極である第1グリッド電極が短軸方向(インライ
ンと直角方向)にドーミング(熱膨張)して電子ビーム
のエミッション立上がり特性が改善される。
【0018】すなわち、制御電極を熱膨張率の異なる複
数の金属材料の貼り合わせ材料からなる所謂バイメタル
材の基本的な特性により、各々の高膨張率と低膨張率の
組み合わせを選ぶことで短軸方向のドーミング程度の適
正化を図ることで電子ビームのエミッション立上がり特
性の改善を図ることができる。
数の金属材料の貼り合わせ材料からなる所謂バイメタル
材の基本的な特性により、各々の高膨張率と低膨張率の
組み合わせを選ぶことで短軸方向のドーミング程度の適
正化を図ることで電子ビームのエミッション立上がり特
性の改善を図ることができる。
【0019】一方、インライン配置された方向(赤・青
・緑の3つの陰極が配置された方向)の熱膨張を抑える
ことでコンバーゼンス経時変化を小さく抑えることがで
きる。
・緑の3つの陰極が配置された方向)の熱膨張を抑える
ことでコンバーゼンス経時変化を小さく抑えることがで
きる。
【0020】すなわち、板状の制御電極の場合には、そ
のインライン方向と平行な両側近傍に沿って溝等の屈曲
部等の形状を付与することでインライン方向と平行な方
向の剛性を高め、インライン方向での湾曲(ドーミン
グ)を抑制する。その結果、インライン方向の熱膨張
は、バイメタルを構成する2種の金属の中間的な値を取
り、小さくすることができる。
のインライン方向と平行な両側近傍に沿って溝等の屈曲
部等の形状を付与することでインライン方向と平行な方
向の剛性を高め、インライン方向での湾曲(ドーミン
グ)を抑制する。その結果、インライン方向の熱膨張
は、バイメタルを構成する2種の金属の中間的な値を取
り、小さくすることができる。
【0021】なお、制御電極がカップ状である場合は、
その形状によりインライン方向と平行な方向の剛性が確
保される。
その形状によりインライン方向と平行な方向の剛性が確
保される。
【0022】つまり、本発明による制御電極は、その短
軸方向には熱膨張(ドーミング)し、長軸方向には相対
的に小さい熱膨張を有するように作用し、コンバーゼン
スの経時変化を小さく抑え、かつ特に低輝度におけるエ
ミッション立上がり時間を短縮して、より早く正常な画
面を得ることができる。
軸方向には熱膨張(ドーミング)し、長軸方向には相対
的に小さい熱膨張を有するように作用し、コンバーゼン
スの経時変化を小さく抑え、かつ特に低輝度におけるエ
ミッション立上がり時間を短縮して、より早く正常な画
面を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカラー陰極線
管用電子銃構体の実施の形態につき、実施例を参照して
詳細に説明する。
管用電子銃構体の実施の形態につき、実施例を参照して
詳細に説明する。
【0024】〔実施例1〕図1は本発明によるカラー陰
極線管用電子銃構体の第1実施例の制御電極の説明図で
あって、(a)は加速電極(第2グリッド電極)側から
みた平面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図
である。
極線管用電子銃構体の第1実施例の制御電極の説明図で
あって、(a)は加速電極(第2グリッド電極)側から
みた平面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図
である。
【0025】同図において、3は制御電極(第1グリッ
ド電極)、3aは高膨張率材料(高膨張材)、3bは低
膨張率材料(低膨張材)、3cは溝、3dはタブ、3e
(3eR,3eG,3eB)は電子ビーム通過孔であ
る。
ド電極)、3aは高膨張率材料(高膨張材)、3bは低
膨張率材料(低膨張材)、3cは溝、3dはタブ、3e
(3eR,3eG,3eB)は電子ビーム通過孔であ
る。
【0026】制御電極である第1グリッド電極3は同図
(a)に示したようにインライン方向に長軸を有する略
々矩形の板状電極で、熱膨張率の異なる2種の金属の張
り合わせ材を用いており、加速電極である第2グリッド
電極側の高膨張材3aとしてニッケル(Ni:熱膨張係
数:144×10-7)を用い、陰極側の低膨張材として
42%Ni−Fe(熱膨張係数:47×10-7)を用い
ている。
(a)に示したようにインライン方向に長軸を有する略
々矩形の板状電極で、熱膨張率の異なる2種の金属の張
り合わせ材を用いており、加速電極である第2グリッド
電極側の高膨張材3aとしてニッケル(Ni:熱膨張係
数:144×10-7)を用い、陰極側の低膨張材として
42%Ni−Fe(熱膨張係数:47×10-7)を用い
ている。
【0027】動作時に第1グリッド電極3の温度は約2
00°Cまで上昇し、その時短軸方向(インライン方向
と直角方向)のドーミングは、バイメタル効果で従来の
ステンレス材料からなる第2グリッド電極のドーミング
とほぼ同程度になる。
00°Cまで上昇し、その時短軸方向(インライン方向
と直角方向)のドーミングは、バイメタル効果で従来の
ステンレス材料からなる第2グリッド電極のドーミング
とほぼ同程度になる。
【0028】一方、長軸方向の熱膨張は、ニッケル材料
で構成した場合と42%Ni−Feで構成した場合のほ
ぼ中間の値(熱膨張係数:約90×10-7)となる。
で構成した場合と42%Ni−Feで構成した場合のほ
ぼ中間の値(熱膨張係数:約90×10-7)となる。
【0029】図2は本発明によるカラー陰極線管用電子
銃構体の第1実施例の制御電極のドーミング状態の説明
図であって、(a)は図1(a)のB−B線に沿った断
面図、(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図で
ある。
銃構体の第1実施例の制御電極のドーミング状態の説明
図であって、(a)は図1(a)のB−B線に沿った断
面図、(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図で
ある。
【0030】同図(a)に示したように、第1グリッド
電極3の長軸方向のドーミングは前記した溝3cの形成
と相まって極めて少なく、また短軸方向には同図(b)
に点線で示したように所要のドーミングが形成される。
電極3の長軸方向のドーミングは前記した溝3cの形成
と相まって極めて少なく、また短軸方向には同図(b)
に点線で示したように所要のドーミングが形成される。
【0031】図3は第1グリッド電極の構成材料の違い
による低輝度でのエミッション立上がり特性の説明図で
あって、a曲線はステンレス材料(熱膨張係数:185
×10-7)の第1グリッド電極の特性、b曲線は50%
Ni−Fe材料(熱膨張係数:91×10-7)の第1グ
リッド電極の特性、c曲線は本実施例の第1グリッド電
極の特性である。
による低輝度でのエミッション立上がり特性の説明図で
あって、a曲線はステンレス材料(熱膨張係数:185
×10-7)の第1グリッド電極の特性、b曲線は50%
Ni−Fe材料(熱膨張係数:91×10-7)の第1グ
リッド電極の特性、c曲線は本実施例の第1グリッド電
極の特性である。
【0032】同図はカソード電流(Ik)を20μAに
設定しスイッチオン後の中央に配置された電子銃(緑電
子銃)のカソード電流Ikの経時変化を代表として示し
たものである。
設定しスイッチオン後の中央に配置された電子銃(緑電
子銃)のカソード電流Ikの経時変化を代表として示し
たものである。
【0033】特性曲線a,b,cを見て分かるように、
b曲線である従来の50%Ni−Fe材料の第1グリッ
ド電極では設定したカソード電流Ik=20μAに達す
るまでの時間は約30分である。これに対し、c曲線に
示した本発明のバイメタル材料の第1グリッド電極で
は、数10秒でミッションが立上り、1分強で設定値に
安定し、a曲線のステンレス製の第1グリッド電極の特
性よりも良好な特性を示す。
b曲線である従来の50%Ni−Fe材料の第1グリッ
ド電極では設定したカソード電流Ik=20μAに達す
るまでの時間は約30分である。これに対し、c曲線に
示した本発明のバイメタル材料の第1グリッド電極で
は、数10秒でミッションが立上り、1分強で設定値に
安定し、a曲線のステンレス製の第1グリッド電極の特
性よりも良好な特性を示す。
【0034】図4は第1グリッド電極の構成材料の違い
によるコンバーゼンス経時変化を示す特性の説明図であ
って、a曲線はステンレス材料(熱膨張係数:185×
10-7)の第1グリッド電極による特性、b曲線は50
%Ni−Fe材料(熱膨張係数:91×10-7)の第1
グリッド電極による特性、c曲線は本実施例の第1グリ
ッド電極による特性である。
によるコンバーゼンス経時変化を示す特性の説明図であ
って、a曲線はステンレス材料(熱膨張係数:185×
10-7)の第1グリッド電極による特性、b曲線は50
%Ni−Fe材料(熱膨張係数:91×10-7)の第1
グリッド電極による特性、c曲線は本実施例の第1グリ
ッド電極による特性である。
【0035】同図は蛍光面上での赤ビームのスポツトと
青ビームのスポツトとの間隔である。これらの特性は、
所謂17形(対角長43cm)カラーディスプレイ管に
上記各材料で構成した第1グリッド電極を用いた電子銃
を実装して測定したものである。
青ビームのスポツトとの間隔である。これらの特性は、
所謂17形(対角長43cm)カラーディスプレイ管に
上記各材料で構成した第1グリッド電極を用いた電子銃
を実装して測定したものである。
【0036】この特性曲線に示されたように、バイメタ
ル効果を利用した本発明による第1グリッド電極を用い
た場合の曲線cは曲線bに示した従来の50%Ni−F
e製のものに略々匹敵する。これに対し、ステンレスで
構成したものは曲線aに示したように、スイッチオン後
の初期状態でのコンバーゼンスずれ両はかなり大きい。
ル効果を利用した本発明による第1グリッド電極を用い
た場合の曲線cは曲線bに示した従来の50%Ni−F
e製のものに略々匹敵する。これに対し、ステンレスで
構成したものは曲線aに示したように、スイッチオン後
の初期状態でのコンバーゼンスずれ両はかなり大きい。
【0037】すなわち、本実施例によれば、カソード電
流の立上りはステンレス製の第1グリッド電極を用いた
ものに匹敵し、コンバーゼンスずれは従来の50%Ni
−Fe製のものと略々同様の良好な特性を示し、高画質
のカラー画像を得ることができる。
流の立上りはステンレス製の第1グリッド電極を用いた
ものに匹敵し、コンバーゼンスずれは従来の50%Ni
−Fe製のものと略々同様の良好な特性を示し、高画質
のカラー画像を得ることができる。
【0038】なお、本発明は上記実施例で説明した板状
の制御電極(第1グリッド電極)のみならず、所謂カッ
プ状の制御電極にも適用できる。
の制御電極(第1グリッド電極)のみならず、所謂カッ
プ状の制御電極にも適用できる。
【0039】図5は本発明によるカラー陰極線管用電子
銃構体の第2実施例の説明図であって、(a)は加速電
極(第2グリッド電極)のインライン方向(長軸方向)
に沿った断面図、(b)は(a)の平面図、(c)は
(b)の矢印C方向からみた短軸方向の臆面図である。
銃構体の第2実施例の説明図であって、(a)は加速電
極(第2グリッド電極)のインライン方向(長軸方向)
に沿った断面図、(b)は(a)の平面図、(c)は
(b)の矢印C方向からみた短軸方向の臆面図である。
【0040】同図において、前記図1と同一符号は同一
機能部分に相当し、3fは第1グリッド電極の長軸と平
行な側壁に固定した絶縁支持体への埋設固定用のタブで
ある。
機能部分に相当し、3fは第1グリッド電極の長軸と平
行な側壁に固定した絶縁支持体への埋設固定用のタブで
ある。
【0041】本実施例の第1グリッド電極3はカップ状
であり、その底部に各陰極の電子放出面と対向する電子
ビーム通過孔3eR,3eG,3eBが形成され、内部
に陰極構体2を内装固定した構成を有する。
であり、その底部に各陰極の電子放出面と対向する電子
ビーム通過孔3eR,3eG,3eBが形成され、内部
に陰極構体2を内装固定した構成を有する。
【0042】本実施例においても、その第1グリッド電
極3は熱膨張率の異なる2種の金属の張り合わせ材を用
いており、加速電極である第2グリッド電極側の高膨張
材3aとしてニッケル(Ni:熱膨張係数:144×1
0-7)を用い、陰極側の低膨張材として42%Ni−F
e(熱膨張係数:47×10-7)を用いている。
極3は熱膨張率の異なる2種の金属の張り合わせ材を用
いており、加速電極である第2グリッド電極側の高膨張
材3aとしてニッケル(Ni:熱膨張係数:144×1
0-7)を用い、陰極側の低膨張材として42%Ni−F
e(熱膨張係数:47×10-7)を用いている。
【0043】動作時に第1グリッド電極3の温度は約2
00°Cまで上昇し、その時短軸方向(インライン方向
と直角方向)のドーミングは、同図(c)の点線で示し
たようにバイメタル効果で従来のステンレス材料からな
る第2グリッド電極のドーミングとほぼ同程度になる。
00°Cまで上昇し、その時短軸方向(インライン方向
と直角方向)のドーミングは、同図(c)の点線で示し
たようにバイメタル効果で従来のステンレス材料からな
る第2グリッド電極のドーミングとほぼ同程度になる。
【0044】一方、長軸方向の熱膨張は、当該電極がカ
ップ状であることで、長軸方向での剛性は高く、同図
(a)に示したように、ニッケル材料で構成した場合と
42%Ni−Feで構成した場合のほぼ中間の値(熱膨
張係数:約90×10-7)となる。
ップ状であることで、長軸方向での剛性は高く、同図
(a)に示したように、ニッケル材料で構成した場合と
42%Ni−Feで構成した場合のほぼ中間の値(熱膨
張係数:約90×10-7)となる。
【0045】本実施例によっても、カソード電流の立上
りはステンレス製の第1グリッド電極を用いたものに匹
敵し、コンバーゼンスずれは従来の50%Ni−Fe製
のものと略々同様の良好な特性を示し、高画質のカラー
画像を得ることができる。
りはステンレス製の第1グリッド電極を用いたものに匹
敵し、コンバーゼンスずれは従来の50%Ni−Fe製
のものと略々同様の良好な特性を示し、高画質のカラー
画像を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御電極を異なる熱膨張率の金属材料を貼り合わせた材
料で製作することで、特に低輝度におけるエミッション
の立上り特性を当該制御電極のバイメタル効果を利用し
て短軸方向にドーミングさせることで向上できる。
制御電極を異なる熱膨張率の金属材料を貼り合わせた材
料で製作することで、特に低輝度におけるエミッション
の立上り特性を当該制御電極のバイメタル効果を利用し
て短軸方向にドーミングさせることで向上できる。
【0047】また、コンバーゼンスの経時変化を小さく
するために、制御電極を少なくともインライン方向(長
軸方向)の剛性が大きい形状を付与することで、当該イ
ンライン方向へのドーミングを低減させ、かつインライ
ン方向の熱膨張をバイメタルを構成する2種金属の中間
的な値に抑えることで低減できる。
するために、制御電極を少なくともインライン方向(長
軸方向)の剛性が大きい形状を付与することで、当該イ
ンライン方向へのドーミングを低減させ、かつインライ
ン方向の熱膨張をバイメタルを構成する2種金属の中間
的な値に抑えることで低減できる。
【0048】これにより、低輝度でのエミッション立上
りが良好でコンバーゼンスの経時変化の小さいカラー陰
極線管用電子銃を提供することができる。
りが良好でコンバーゼンスの経時変化の小さいカラー陰
極線管用電子銃を提供することができる。
【図1】本発明によるカラー陰極線管用電子銃構体の第
1実施例の制御電極の説明図である。
1実施例の制御電極の説明図である。
【図2】本発明によるカラー陰極線管用電子銃構体の第
1実施例の制御電極のドーミング状態の説明図である。
1実施例の制御電極のドーミング状態の説明図である。
【図3】第1グリッド電極の構成材料の違いによる低輝
度でのエミッション立上がり特性の説明図である。
度でのエミッション立上がり特性の説明図である。
【図4】第1グリッド電極の構成材料の違いによるコン
バーゼンス経時変化を示す特性の説明図である。
バーゼンス経時変化を示す特性の説明図である。
【図5】本発明によるカラー陰極線管用電子銃構体の第
2実施例の説明図である。
2実施例の説明図である。
【図6】本発明を適用するカラー陰極線管の一例として
のシャドウマスク型カラー陰極線管の構成を説明する断
面模式図である。
のシャドウマスク型カラー陰極線管の構成を説明する断
面模式図である。
【図7】カラー陰極線管に使用される電子銃構体の構成
例を説明する要部側面図である。
例を説明する要部側面図である。
1 ヒータ 2 陰極(カソード) 3 制御電極(第1グリッド電極) 3a 高膨張率材料(高膨張材) 3b 低膨張率材料(低膨張材) 3c 溝 3d タブ 3e(3eR,3eG,3eB) 電子ビーム通過孔 3f タブ 4 加速電極(第2グリッド電極) 5 集束電極(第3グリッド電極) 6 陽極(第4グリッド電極) 14 絶縁支持体。
Claims (3)
- 【請求項1】横一列に配した複数の電子ビームを出射す
る3個の陰極と、この陰極に対向して少なくとも横一列
に3個の電子ビーム通過孔をもつ板状の制御電極と、上
記制御電極側から蛍光面側に順次配列された加速電極、
集束電極、および陽極とをそれぞれの埋め込み固定部で
絶縁支持体に埋め込んで管軸方向に一定の間隔で固定し
てなるカラー陰極線管用電子銃構体において、 前記制御電極が前記3個の電子ビーム通過孔をもつ方向
と平行な両側近傍に沿った屈曲部を有し、かつ熱膨張係
数の異なる複数の金属を張り合わせた材料を整形加工し
てなることを特徴とするカラー受像管用電子銃構体。 - 【請求項2】横一列に配した複数の電子ビームを出射す
る3個の陰極と、この陰極を収容し、底面に上記3個の
陰極に対向する3個の電子ビーム通過孔を形成したカッ
プ状の制御電極と、上記制御電極側から蛍光面側に順次
配列された加速電極、集束電極、および陽極とをそれぞ
れの埋め込み固定部で絶縁支持体に埋め込んで管軸方向
に一定の間隔で固定してなるカラー陰極線管用電子銃構
体において、 前記制御電極が熱膨張係数の異なる複数の金属を張り合
わせた材料をカップ状に整形加工してなることを特徴と
するカラー受像管用電子銃構体。 - 【請求項3】前記貼り合わせ材料の加速電極側が陰極側
よりも高膨張率の材料で構成してなることを特徴とする
請求項1または2に記載のカラー陰極線管用電子銃構
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23654196A JPH1083770A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | カラー陰極線管用電子銃構体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23654196A JPH1083770A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | カラー陰極線管用電子銃構体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1083770A true JPH1083770A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17002206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23654196A Pending JPH1083770A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | カラー陰極線管用電子銃構体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1083770A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100852105B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2008-08-13 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라 음극선관용 전자총 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP23654196A patent/JPH1083770A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100852105B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2008-08-13 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라 음극선관용 전자총 |
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