JPH1083782A - 走査電子顕微鏡 - Google Patents
走査電子顕微鏡Info
- Publication number
- JPH1083782A JPH1083782A JP8236679A JP23667996A JPH1083782A JP H1083782 A JPH1083782 A JP H1083782A JP 8236679 A JP8236679 A JP 8236679A JP 23667996 A JP23667996 A JP 23667996A JP H1083782 A JPH1083782 A JP H1083782A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- electron microscope
- scanning electron
- moving direction
- arrow
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 試料像を観察しながらのステージ移動をスム
ーズに行えるようにする。 【解決手段】 ステージの移動方向を表す矢印16を像
表示装置12に表示する。ステージの移動方向を表す矢
印16の回転角θは、偏向器の機械的な回転角を
θcoil、ステージの座標の機械的な回転をθstage、偏
向制御電源による試料上での一次電子線の走査方向の回
転をθrotとし、対物レンズの励磁の変化による試料像
の回転をθobjとするとき、次のように計算され、表示
される。 θ=θobj+θcoil+θstage+θrot
ーズに行えるようにする。 【解決手段】 ステージの移動方向を表す矢印16を像
表示装置12に表示する。ステージの移動方向を表す矢
印16の回転角θは、偏向器の機械的な回転角を
θcoil、ステージの座標の機械的な回転をθstage、偏
向制御電源による試料上での一次電子線の走査方向の回
転をθrotとし、対物レンズの励磁の変化による試料像
の回転をθobjとするとき、次のように計算され、表示
される。 θ=θobj+θcoil+θstage+θrot
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次電子線照射に
よって試料から発生される二次電子を検出して試料の走
査像を得る走査電子顕微鏡に関する。
よって試料から発生される二次電子を検出して試料の走
査像を得る走査電子顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡は、電子銃から発生され
細く絞られた電子線を偏向器を用いて試料上で走査し、
電子線照射によって試料から発生する2次電子を2次電
子検出器で検出し、その検出信号を電子線の走査と同期
して処理することで試料像を形成する装置である。
細く絞られた電子線を偏向器を用いて試料上で走査し、
電子線照射によって試料から発生する2次電子を2次電
子検出器で検出し、その検出信号を電子線の走査と同期
して処理することで試料像を形成する装置である。
【0003】この走査電子顕微鏡において、偏向器によ
り走査された一次電子線は偏向器よりも試料側に配置さ
れた対物レンズ内を通過するとき、対物レンズによって
発生された磁界の作用により回転する。したがって、偏
向器による走査方向と試料上に照射される電子線の走査
方向とは異なってしまう。これはそのまま試料像の回転
につながり、画面上で見ている試料像の縦横の方向はス
テージ座標に対応しなくなる。このため、対物レンズの
励磁により一次電子線が回転する角度をあらかじめ計算
し、偏向器を対物レンズの励磁により回転する方向と逆
方向に計算した角度分だけ回転させて配置することが行
われている。
り走査された一次電子線は偏向器よりも試料側に配置さ
れた対物レンズ内を通過するとき、対物レンズによって
発生された磁界の作用により回転する。したがって、偏
向器による走査方向と試料上に照射される電子線の走査
方向とは異なってしまう。これはそのまま試料像の回転
につながり、画面上で見ている試料像の縦横の方向はス
テージ座標に対応しなくなる。このため、対物レンズの
励磁により一次電子線が回転する角度をあらかじめ計算
し、偏向器を対物レンズの励磁により回転する方向と逆
方向に計算した角度分だけ回転させて配置することが行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、電
子線の加速電圧などの条件を変化させた場合に、試料に
フォーカスさせるための対物レンズの磁界も変化するた
め、一次電子線の回転角は一定ではなくなり、試料像が
回転してしまう。また、試料の高さが変化した場合に
も、試料にフォーカスさせるための対物レンズの磁界は
変化するために、試料ごとに回転角が変化してしまう。
したがって通常、CRT等の表示装置に表示された試料
像の縦横方向はステージの座標(ステージの移動方向)
と対応しておらず、試料像を観察しながら即座にステー
ジを移動して、視野の隅に位置する目的の部分を視野中
心に移動するといった操作をスムーズに行うことが困難
であった。
子線の加速電圧などの条件を変化させた場合に、試料に
フォーカスさせるための対物レンズの磁界も変化するた
め、一次電子線の回転角は一定ではなくなり、試料像が
回転してしまう。また、試料の高さが変化した場合に
も、試料にフォーカスさせるための対物レンズの磁界は
変化するために、試料ごとに回転角が変化してしまう。
したがって通常、CRT等の表示装置に表示された試料
像の縦横方向はステージの座標(ステージの移動方向)
と対応しておらず、試料像を観察しながら即座にステー
ジを移動して、視野の隅に位置する目的の部分を視野中
心に移動するといった操作をスムーズに行うことが困難
であった。
【0005】また、試料像上の大きさを知るために試料
像の近傍にスケールなどを表示しているが、試料が傾斜
した場合には実際の大きさとスケールが対応しなくなっ
ていた。本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、ステージの移動を伴う試料の観察や
分析を行う際に使い勝手の良い走査電子顕微鏡を提供す
ることを目的とする。
像の近傍にスケールなどを表示しているが、試料が傾斜
した場合には実際の大きさとスケールが対応しなくなっ
ていた。本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、ステージの移動を伴う試料の観察や
分析を行う際に使い勝手の良い走査電子顕微鏡を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、ステージの移動方向(移動軸)を示す矢
印を試料像を表示するための像表示装置に表示すること
を特徴とする。ステージの移動方向を表す矢印は、電子
線の加速電圧などの条件や対物レンズの励磁電流などか
ら試料像の回転角を計算し、その回転角の分だけ矢印を
回転して表示することにより実現することができる。θ
ステージを回転することでその上のXYステージが回転
した場合や偏向器を機械的に回転した場合、あるいは偏
向制御手段により偏向器の電子線走査方向を回転させて
試料像を回転させた場合にも、それぞれに対応して矢印
を回転させることにより、正確なステージの移動方向を
表示することが可能である。
に本発明では、ステージの移動方向(移動軸)を示す矢
印を試料像を表示するための像表示装置に表示すること
を特徴とする。ステージの移動方向を表す矢印は、電子
線の加速電圧などの条件や対物レンズの励磁電流などか
ら試料像の回転角を計算し、その回転角の分だけ矢印を
回転して表示することにより実現することができる。θ
ステージを回転することでその上のXYステージが回転
した場合や偏向器を機械的に回転した場合、あるいは偏
向制御手段により偏向器の電子線走査方向を回転させて
試料像を回転させた場合にも、それぞれに対応して矢印
を回転させることにより、正確なステージの移動方向を
表示することが可能である。
【0007】また、ステージの移動方向を示す矢印を試
料像の倍率に対応した長さのスケールとして表示するこ
とで、この矢印を試料像の特徴部分の大きさを知るため
の指標として使用することができる。しかも、その矢印
を任意の位置へ移動させたり、任意の長さの設定を可能
にすることで、矢印を試料像の特徴部分の大きさを直接
知るために使用することができる。矢印が試料像の観察
の上で障害となる場合には非表示とするように、表示/
非表示の切り替えを可能としてもよい。
料像の倍率に対応した長さのスケールとして表示するこ
とで、この矢印を試料像の特徴部分の大きさを知るため
の指標として使用することができる。しかも、その矢印
を任意の位置へ移動させたり、任意の長さの設定を可能
にすることで、矢印を試料像の特徴部分の大きさを直接
知るために使用することができる。矢印が試料像の観察
の上で障害となる場合には非表示とするように、表示/
非表示の切り替えを可能としてもよい。
【0008】すなわち、本発明は、電子線を発生する電
子銃と、電子線を細く絞って試料上に照射させるための
電子レンズと、電子線を試料上で二次元的に走査するた
めの偏向器と、電子線の照射により試料から発生する二
次信号を検出するための検出器と、検出器により検出さ
れた二次信号を試料像として表示するための表示手段
と、試料を電子線に対して移動、回転、傾斜させるため
のステージとを具備した走査電子顕微鏡において、表示
手段にステージの移動方向を表す矢印を表示することを
特徴とする。
子銃と、電子線を細く絞って試料上に照射させるための
電子レンズと、電子線を試料上で二次元的に走査するた
めの偏向器と、電子線の照射により試料から発生する二
次信号を検出するための検出器と、検出器により検出さ
れた二次信号を試料像として表示するための表示手段
と、試料を電子線に対して移動、回転、傾斜させるため
のステージとを具備した走査電子顕微鏡において、表示
手段にステージの移動方向を表す矢印を表示することを
特徴とする。
【0009】ステージの移動方向を表す矢印は、光軸と
交差する方向へのステージの二次元的な移動方向(移動
軸)、例えばX,Y方向に対応した二つの矢印とするこ
とができる。偏向器を光軸を中心として機械的に回転さ
せる回転手段を備える場合には、ステージの移動方向を
表す矢印を、回転手段による偏向器の回転と連動してそ
の回転角に対応して回転するようにする。
交差する方向へのステージの二次元的な移動方向(移動
軸)、例えばX,Y方向に対応した二つの矢印とするこ
とができる。偏向器を光軸を中心として機械的に回転さ
せる回転手段を備える場合には、ステージの移動方向を
表す矢印を、回転手段による偏向器の回転と連動してそ
の回転角に対応して回転するようにする。
【0010】偏向器による電子線の走査方向を回転させ
る偏向制御手段を備える場合には、ステージの移動方向
を表す矢印を、偏向制御手段による走査方向の回転と連
動してその回転角に対応して回転させる。また、ステー
ジの移動方向を表す矢印は、電子レンズの磁界による試
料像の回転に対応して回転させる。
る偏向制御手段を備える場合には、ステージの移動方向
を表す矢印を、偏向制御手段による走査方向の回転と連
動してその回転角に対応して回転させる。また、ステー
ジの移動方向を表す矢印は、電子レンズの磁界による試
料像の回転に対応して回転させる。
【0011】試料を回転させるθステージ上に試料を
X,Y方向に移動させるXYステージが載置されている
場合には、θステージの回転に対応して、すなわちステ
ージの移動方向の回転に対応して、ステージの移動方向
を表す矢印を回転させる。ステージの移動方向を表す矢
印は、その長さを試料像の倍率に対応して変化させるこ
とができるし、矢印の近傍に試料像の倍率に応じて矢印
の長さに対応する数値を表示することができる。矢印の
長さはステージの傾斜に対応して変化させることができ
る。また、矢印の近傍に、ステージの傾斜に応じて矢印
の長さに対応した数値を表示することができる。
X,Y方向に移動させるXYステージが載置されている
場合には、θステージの回転に対応して、すなわちステ
ージの移動方向の回転に対応して、ステージの移動方向
を表す矢印を回転させる。ステージの移動方向を表す矢
印は、その長さを試料像の倍率に対応して変化させるこ
とができるし、矢印の近傍に試料像の倍率に応じて矢印
の長さに対応する数値を表示することができる。矢印の
長さはステージの傾斜に対応して変化させることができ
る。また、矢印の近傍に、ステージの傾斜に応じて矢印
の長さに対応した数値を表示することができる。
【0012】ステージの移動方向を表す矢印を画面内の
任意の位置に移動できるようにすると、試料の特徴部分
にその矢印を移動してその部分の大きさを知る指標とす
ることができる。また、ステージの移動方向を表す矢印
を任意の長さにすることができるようにすると、矢印を
試料の特徴部分の大きさと同じ長さにし、そのとき矢印
の近傍に表示される矢印の長さに対応した数値を読み取
ることで、試料の特徴部分の大きさを簡便に知ることが
できる。
任意の位置に移動できるようにすると、試料の特徴部分
にその矢印を移動してその部分の大きさを知る指標とす
ることができる。また、ステージの移動方向を表す矢印
を任意の長さにすることができるようにすると、矢印を
試料の特徴部分の大きさと同じ長さにし、そのとき矢印
の近傍に表示される矢印の長さに対応した数値を読み取
ることで、試料の特徴部分の大きさを簡便に知ることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一つの実
施の形態による走査電子顕微鏡の概略図である。陰極1
と引出し電極3の間に印加される電圧V1により陰極1
から放出された一次電子線2は、陰極1と加速電極4の
間に印加される印加電圧Vacc で加速される。印加電圧
Vacc やV1は制御CPU21により制御される高圧制
御電源19により印加される。一次電子線2は、収束レ
ンズ制御電源13で制御された集束レンズ5で収束さ
れ、絞り10により不要な領域が除去される。その後、
対物レンズ制御電源20で制御された対物レンズ6によ
り細く絞られて試料8上に照射され、2段の偏向器7に
よって試料8上を二次元的に走査される。収束レンズ制
御電源13および対物レンズ制御電源20は制御CPU
21により制御されている。また、偏向器7の偏向信号
は、観察倍率に応じて偏向制御電源11により制御され
る。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一つの実
施の形態による走査電子顕微鏡の概略図である。陰極1
と引出し電極3の間に印加される電圧V1により陰極1
から放出された一次電子線2は、陰極1と加速電極4の
間に印加される印加電圧Vacc で加速される。印加電圧
Vacc やV1は制御CPU21により制御される高圧制
御電源19により印加される。一次電子線2は、収束レ
ンズ制御電源13で制御された集束レンズ5で収束さ
れ、絞り10により不要な領域が除去される。その後、
対物レンズ制御電源20で制御された対物レンズ6によ
り細く絞られて試料8上に照射され、2段の偏向器7に
よって試料8上を二次元的に走査される。収束レンズ制
御電源13および対物レンズ制御電源20は制御CPU
21により制御されている。また、偏向器7の偏向信号
は、観察倍率に応じて偏向制御電源11により制御され
る。
【0014】一次電子線2の照射によって試料8から発
生する二次電子等の二次信号14は、二次信号検出器9
によって検出され、画像メモリ24に保存される。CR
T等の像表示装置12には、保存された画像メモリ24
のデータを表示することにより拡大された試料像15が
表示される。さらに、像表示装置12には試料像15に
対するステージの移動方向を表す矢印16が表示されて
いる。試料8は、移動、回転及び傾斜可能なステージ1
7上に固定されている。ステージ17は、ステージ制御
部18により移動、回転及び傾斜の制御をされる。
生する二次電子等の二次信号14は、二次信号検出器9
によって検出され、画像メモリ24に保存される。CR
T等の像表示装置12には、保存された画像メモリ24
のデータを表示することにより拡大された試料像15が
表示される。さらに、像表示装置12には試料像15に
対するステージの移動方向を表す矢印16が表示されて
いる。試料8は、移動、回転及び傾斜可能なステージ1
7上に固定されている。ステージ17は、ステージ制御
部18により移動、回転及び傾斜の制御をされる。
【0015】ステージ17の移動方向を表す矢印16
は、試料像15上でのステージ17のX,Y座標軸、す
なわちステージ17の移動軸に対応している。また、矢
印16は、偏向器7やステージ17の座標系を光軸を中
心として機械的に回転した場合、あるいは偏向制御電源
11により試料8上での一次電子線2の走査方向を回転
するように偏向器7を制御した場合の回転角に対応して
回転する。さらに、矢印16は、高圧制御電源19から
の加速電圧Vacc や対物レンズ制御電源20からの対物
レンズ6の励磁条件から計算された試料像15上の回転
角に対応して回転する。それぞれに対応して矢印16を
回転することにより、像表示装置12にステージ17の
座標に対応したステージ17の移動方向が表示される。
は、試料像15上でのステージ17のX,Y座標軸、す
なわちステージ17の移動軸に対応している。また、矢
印16は、偏向器7やステージ17の座標系を光軸を中
心として機械的に回転した場合、あるいは偏向制御電源
11により試料8上での一次電子線2の走査方向を回転
するように偏向器7を制御した場合の回転角に対応して
回転する。さらに、矢印16は、高圧制御電源19から
の加速電圧Vacc や対物レンズ制御電源20からの対物
レンズ6の励磁条件から計算された試料像15上の回転
角に対応して回転する。それぞれに対応して矢印16を
回転することにより、像表示装置12にステージ17の
座標に対応したステージ17の移動方向が表示される。
【0016】いま、図2に示されているように、試料像
15中の注目部分15aが試料像15中で右上隅に表示
されているとして、この注目部分15aを視野中心に移
動する操作を考える。従来は、ステージ17をどの方向
に移動したら像がどのように移動するかその対応関係が
全く不明であったため、試行錯誤でステージ移動を行わ
ざるを得なかった。そのため、試料像15中の注目部分
15を視野中心に持ってくるためのステージ移動によっ
て逆に注目部分15aを視野の外に追い出してしまうよ
うなことも起こった。しかし、本発明によると、ステー
ジ移動方向を表す矢印16を参照することで、図2の場
合にはステージ17を−X方向に移動すれば注目部分1
5aが視野の中心方向に移動することが一目瞭然であ
り、操作性が大幅に改善される。
15中の注目部分15aが試料像15中で右上隅に表示
されているとして、この注目部分15aを視野中心に移
動する操作を考える。従来は、ステージ17をどの方向
に移動したら像がどのように移動するかその対応関係が
全く不明であったため、試行錯誤でステージ移動を行わ
ざるを得なかった。そのため、試料像15中の注目部分
15を視野中心に持ってくるためのステージ移動によっ
て逆に注目部分15aを視野の外に追い出してしまうよ
うなことも起こった。しかし、本発明によると、ステー
ジ移動方向を表す矢印16を参照することで、図2の場
合にはステージ17を−X方向に移動すれば注目部分1
5aが視野の中心方向に移動することが一目瞭然であ
り、操作性が大幅に改善される。
【0017】ここで、図2に示すように、矢印16の近
くに、試料像15の倍率に対応して試料像15上での矢
印16の長さに対応する数値22を表示することによ
り、矢印の大きさは試料像15上の任意の部分の大きさ
を知る上での指標となる。あるいは、倍率に対応して試
料像15上での矢印16の長さを変化させても良い。こ
のときは、数値22は矢印16の長さに応じた値を表示
する。また、矢印16は任意の位置に移動可能とするこ
ともでき、矢印16を試料像15の注目部分の上に重な
るように移動することで、試料像15上においてその注
目部分の大きさを容易に知ることができる。ここで、矢
印16の長さは任意に変更することが可能のため、試料
像15上の任意の2点間の距離を測定することが可能で
ある。さらに、表示や非表示の切り替えを可能とする
と、矢印が不要の場合や像観察の邪魔になる場合には表
示しないようにすることができる。
くに、試料像15の倍率に対応して試料像15上での矢
印16の長さに対応する数値22を表示することによ
り、矢印の大きさは試料像15上の任意の部分の大きさ
を知る上での指標となる。あるいは、倍率に対応して試
料像15上での矢印16の長さを変化させても良い。こ
のときは、数値22は矢印16の長さに応じた値を表示
する。また、矢印16は任意の位置に移動可能とするこ
ともでき、矢印16を試料像15の注目部分の上に重な
るように移動することで、試料像15上においてその注
目部分の大きさを容易に知ることができる。ここで、矢
印16の長さは任意に変更することが可能のため、試料
像15上の任意の2点間の距離を測定することが可能で
ある。さらに、表示や非表示の切り替えを可能とする
と、矢印が不要の場合や像観察の邪魔になる場合には表
示しないようにすることができる。
【0018】また、ステージ17の傾斜軸がステージ1
7のX軸方向と平行であれば、Y軸を表す矢印16にそ
の長さに対応する数値22を、傾斜軸がステージ17の
Y軸方向と平行であれば、X軸を表す矢印16にその長
さに対応する数値22を、上記以外であれば両方の矢印
の長さに対応する数値22を、各々ステージ17の傾斜
角に対応して変化させることができ、このようにするこ
とによりステージ17を傾斜させたときにも試料像15
上の任意の大きさを知ることができる。ここで、ステー
ジ17の傾斜角に対応して矢印16の長さを変化させて
も良い。
7のX軸方向と平行であれば、Y軸を表す矢印16にそ
の長さに対応する数値22を、傾斜軸がステージ17の
Y軸方向と平行であれば、X軸を表す矢印16にその長
さに対応する数値22を、上記以外であれば両方の矢印
の長さに対応する数値22を、各々ステージ17の傾斜
角に対応して変化させることができ、このようにするこ
とによりステージ17を傾斜させたときにも試料像15
上の任意の大きさを知ることができる。ここで、ステー
ジ17の傾斜角に対応して矢印16の長さを変化させて
も良い。
【0019】図3は、ステージ17の傾斜軸がステージ
17のX軸方向と平行である場合にステージ17を30
度傾斜させたときに、矢印16の長さに対応する数値2
2を変化させたときの矢印を表したものである。図示す
るように、X軸方向を表すヤジスリの長さに対応する数
値は図2の場合と同一であるが、Y軸方向を表す矢印の
長さに対応する数値が変化している。
17のX軸方向と平行である場合にステージ17を30
度傾斜させたときに、矢印16の長さに対応する数値2
2を変化させたときの矢印を表したものである。図示す
るように、X軸方向を表すヤジスリの長さに対応する数
値は図2の場合と同一であるが、Y軸方向を表す矢印の
長さに対応する数値が変化している。
【0020】図4は、ステージ17の移動方向を示す矢
印16を像表示装置12に表示させる手順を示すフロー
チャートである。図示するように、制御CPU21はス
テップ10において偏向器7の機械的な回転角θcoilを
受け取り、ステップ11においてステージ17の座標の
機械的な回転角θstage を受け取る。ステップ12で
は、対物レンズ6の磁界による一次電子線2の走査方向
の回転角θobj を計算する。
印16を像表示装置12に表示させる手順を示すフロー
チャートである。図示するように、制御CPU21はス
テップ10において偏向器7の機械的な回転角θcoilを
受け取り、ステップ11においてステージ17の座標の
機械的な回転角θstage を受け取る。ステップ12で
は、対物レンズ6の磁界による一次電子線2の走査方向
の回転角θobj を計算する。
【0021】回転角θobj は、光軸z上における対物レ
ンズ6の磁界分布をB(z)とすると、次の〔数1〕に
より計算することができる。ここで、e及びmはそれぞ
れ電子の電荷と質量を、Vacc は加速電圧を、zO とz
I はそれぞれ物点と像点の光軸z上の座標を表してい
る。
ンズ6の磁界分布をB(z)とすると、次の〔数1〕に
より計算することができる。ここで、e及びmはそれぞ
れ電子の電荷と質量を、Vacc は加速電圧を、zO とz
I はそれぞれ物点と像点の光軸z上の座標を表してい
る。
【0022】
【数1】
【0023】ステップ13では、偏向制御電源11によ
り一次電子線2の走査方向が回転しているかどうかを判
定し、回転している場合にはステップ14においてその
回転角θrot を受け取る。ステップ15では、試料8上
を走査する一次電子線2の走査方向とステージ17の座
標軸との角度θを計算する。ステージ17の移動方向を
示す矢印16の回転角θは、試料像15が反時計方向に
回るような方向を正として、次の〔数2〕のように計算
することができる。
り一次電子線2の走査方向が回転しているかどうかを判
定し、回転している場合にはステップ14においてその
回転角θrot を受け取る。ステップ15では、試料8上
を走査する一次電子線2の走査方向とステージ17の座
標軸との角度θを計算する。ステージ17の移動方向を
示す矢印16の回転角θは、試料像15が反時計方向に
回るような方向を正として、次の〔数2〕のように計算
することができる。
【0024】
【数2】θ=θobj+θcoil+θstage+θrot ステップ16では、試料像15の像倍率における矢印1
6の長さを計算する。さらにステップ17において、ス
テージ17が傾斜しているかどうかを判定し、傾斜して
いる場合には、ステップ18でその傾斜角による矢印1
6の長さを再計算した上で、ステップ19において矢印
16を像表示装置12へ表示させる。
6の長さを計算する。さらにステップ17において、ス
テージ17が傾斜しているかどうかを判定し、傾斜して
いる場合には、ステップ18でその傾斜角による矢印1
6の長さを再計算した上で、ステップ19において矢印
16を像表示装置12へ表示させる。
【0025】ステージ17の移動方向を表す矢印16を
像表示装置12へ表示させるには、図5に示すように、
試料像15が表示されているウィンドウ1(23a)と
は別のウィンドウ2(23b)内に表示しても良いし、
マウスが使用可能であるならばそのポインタを矢印16
として表示しても良い。このようにすることで、像表示
装置12の任意の位置へ矢印16を移動させることがで
きる。
像表示装置12へ表示させるには、図5に示すように、
試料像15が表示されているウィンドウ1(23a)と
は別のウィンドウ2(23b)内に表示しても良いし、
マウスが使用可能であるならばそのポインタを矢印16
として表示しても良い。このようにすることで、像表示
装置12の任意の位置へ矢印16を移動させることがで
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、試料像を表示する画面
にステージの移動方向が表示されるので、試料像を観察
しながら所望の位置に試料を移動する操作をスムーズに
行うことができる。
にステージの移動方向が表示されるので、試料像を観察
しながら所望の位置に試料を移動する操作をスムーズに
行うことができる。
【図1】本発明による走査電子顕微鏡の概略図。
【図2】ステージの移動方向を表す矢印の一例を示す概
略図。
略図。
【図3】ステージの移動方向を表す矢印の他の例を示す
概略図。
概略図。
【図4】ステージの移動方向を表す矢印を表示する手順
を示すフローチャート。
を示すフローチャート。
【図5】ステージの移動方向を表す矢印を表示するため
の例を示す概略図。
の例を示す概略図。
1…陰極、2…一次電子線、3…引出し電極、4…加速
電極、5…集束レンズ、6…対物レンズ、7…偏向器、
8…試料、9…二次信号検出器、10…絞り、11…偏
向制御電源、12…像表示装置、13…収束レンズ制御
電源、14…二次信号、15…試料像、16…矢印、1
7…ステージ、18…ステージ制御部、19…高圧制御
電源、20…対物レンズ制御電源、21…制御CPU、
22…数値、23a…ウィンドウ1、23b…ウィンド
ウ2、24…画像メモリ
電極、5…集束レンズ、6…対物レンズ、7…偏向器、
8…試料、9…二次信号検出器、10…絞り、11…偏
向制御電源、12…像表示装置、13…収束レンズ制御
電源、14…二次信号、15…試料像、16…矢印、1
7…ステージ、18…ステージ制御部、19…高圧制御
電源、20…対物レンズ制御電源、21…制御CPU、
22…数値、23a…ウィンドウ1、23b…ウィンド
ウ2、24…画像メモリ
Claims (10)
- 【請求項1】 電子線を発生する電子銃と、前記電子線
を細く絞って試料上に照射させるための電子レンズと、
前記電子線を試料上で二次元的に走査するための偏向器
と、前記電子線の照射により前記試料から発生する二次
信号を検出するための検出器と、前記検出器により検出
された二次信号を試料像として表示するための表示手段
と、前記試料を前記電子線に対して移動、回転、傾斜さ
せるためのステージとを具備した走査電子顕微鏡におい
て、 前記表示手段に前記ステージの移動方向を表す矢印を表
示することを特徴とする走査電子顕微鏡。 - 【請求項2】 請求項1記載の走査電子顕微鏡におい
て、 前記ステージの移動方向を表す矢印は、光軸と交差する
方向への前記ステージの二次元的な移動方向に対応した
二つの矢印であることを特徴とする走査電子顕微鏡。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の走査電子顕微鏡に
おいて、 前記偏向器を光軸を中心として機械的に回転させる回転
手段を備え、前記ステージの移動方向を表す矢印は、前
記回転手段による前記偏向器の回転と連動してその回転
角に対応して回転することを特徴とする走査電子顕微
鏡。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の走査電子顕微
鏡において、 前記偏向器による電子線の走査方向を回転させる偏向制
御手段を備え、前記ステージの移動方向を表す矢印は、
前記偏向制御手段による前記走査方向の回転と連動して
その回転角に対応して回転することを特徴とする走査電
子顕微鏡。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の走査
電子顕微鏡において、 前記ステージの移動方向を表す矢印は、前記電子レンズ
の磁界による試料像の回転に対応して回転することを特
徴とする走査電子顕微鏡。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の走査
電子顕微鏡において、 前記ステージの移動方向を表す矢印は、前記ステージの
移動方向の回転に対応して回転することを特徴とする走
査電子顕微鏡。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の走査
電子顕微鏡において、 前記ステージの移動方向を表す矢印は、その長さが試料
像の倍率に対応して変化することを特徴とする走査電子
顕微鏡。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の走査
電子顕微鏡において、 前記ステージの移動方向を表す矢印の近傍に、試料像の
倍率に応じて矢印の長さに対応する数値を表示すること
を特徴とする走査電子顕微鏡。 - 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項記載の走査
電子顕微鏡において、 前記ステージの移動方向を表す矢印は、その長さが前記
ステージの傾斜に対応して変化することを特徴とする走
査電子顕微鏡。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載の走
査電子顕微鏡において、 前記ステージの移動方向を表す矢印の近傍に、前記ステ
ージの傾斜に応じて矢印の長さに対応した数値を表示す
ることを特徴とする走査電子顕微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236679A JPH1083782A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 走査電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8236679A JPH1083782A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 走査電子顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1083782A true JPH1083782A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17004180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8236679A Pending JPH1083782A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 走査電子顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1083782A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1617273B1 (en) * | 2004-07-12 | 2007-04-25 | Olympus Corporation | Optical-scanning microscope apparatus |
| JP2009128604A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Olympus Corp | 顕微鏡の焦準装置 |
| WO2013183573A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP8236679A patent/JPH1083782A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1617273B1 (en) * | 2004-07-12 | 2007-04-25 | Olympus Corporation | Optical-scanning microscope apparatus |
| JP2009128604A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Olympus Corp | 顕微鏡の焦準装置 |
| WO2013183573A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
| JP5537737B2 (ja) * | 2012-06-08 | 2014-07-02 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
| US9129773B2 (en) | 2012-06-08 | 2015-09-08 | Hitachi High-Technologies Corporation | Charged particle beam apparatus |
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