JPH1084228A - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置

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JPH1084228A
JPH1084228A JP9144645A JP14464597A JPH1084228A JP H1084228 A JPH1084228 A JP H1084228A JP 9144645 A JP9144645 A JP 9144645A JP 14464597 A JP14464597 A JP 14464597A JP H1084228 A JPH1084228 A JP H1084228A
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transistor
amplifier
circuit
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/69Electrical arrangements in the receiver
    • H04B10/693Arrangements for optimizing the preamplifier in the receiver
    • H04B10/6931Automatic gain control of the preamplifier

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯域内での線形性が良好で平坦かつ広帯域な
周波数特性を有する帰還増幅回路を含む光伝送装置を実
現する。この結果、光伝送装置の周波数特性を改善し、
その低コスト化を図る。 【解決手段】 帰還増幅回路を、そのベースに入力信号
Inを受けるトランジスタT1を含む増幅器と、この増
幅器の入力端子及び出力端子間つまりトランジスタT1
のベース及びコレクタ間に設けられる帰還抵抗RF1を
含みその帰還利得を加味した実質的な位相余裕が60度
に所定値を加えた値とされる第1の帰還経路と、トラン
ジスタT2及び定電流源S1からなるエミッタフォロア
回路と帰還抵抗RF2とを含みその帰還利得を加味した
実質的な位相余裕が60度から上記所定値を減じた値又
はその近似値とされる第2の帰還経路とを基本に構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光伝送装置に関
し、ディジタル光信号を電気信号に変換する広帯域光受
信装置又は光受信モジュールならびにその周波数特性の
改善に利用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】数GHz(ギガヘルツ)を越えるディジ
タル光信号を電気信号に変換する光伝送装置として広帯
域光受信装置又は光受信モジュールの開発が、進められ
ている。これらの広帯域光受信装置又は光受信モジュー
ルに必要とされる特性は、光信号の周波数が直流に近い
周波数から伝送ビットレートに近い周波数までの周波数
成分を有する広帯域信号であるため、それに使用される
各種半導体集積回路自体ないし各種増幅回路自体の周波
数特性を広帯域化することが、重要となってくることが
分かった。
【0003】バイポーラトランジスタ(以下、単にトラ
ンジスタと略称する)を基本素子とし、数GHz(ギガ
ヘルツ)台の高周波信号に対応しうる広帯域の帰還増幅
回路が、例えば、1989年12月付『IEEE(In
stitute of Electrical and
Electronics Engineers)Jo
urnal of Solid−State Circ
uits Vol.24,No.6』第1744頁〜第
1748頁に記載されている。
【0004】上記帰還増幅回路は、図7に例示されるよ
うに、トランスアドミッタンス型増幅回路とトランスイ
ンピーダンス型増幅回路とを備える。上記トランスアド
ミッタンス型増幅回路は、電圧信号とされる反転入力信
号VInB及び非反転入力信号VInTをそれぞれ受け
るベースを有する一対の差動形態のトランジスタT41
及びT42を含む。同様に、トランスインピーダンス型
増幅回路は、トランジスタT41及びT42のコレクタ
にそれぞれ結合されるベースを有する一対の差動形態の
トランジスタT11及びT12を含む。トランジスタT
11及びT12のコレクタ及びベース間には、帰還抵抗
RF11又はRF12がそれぞれ設けられる。また、ト
ランジスタT11及びT12のコレクタ電位は、それぞ
れ、トランジスタT5及びT6あるいはT7及びT8を
含む2段構造のエミッタフォロア回路を経た後、帰還増
幅回路の電圧信号たる反転出力信号OutB又は非反転
出力信号OutTとなる。トランジスタT41及びT4
2のエミッタ間には、エミッタ抵抗R41及びR42と
実質に並列形態に、いわゆるピーキング容量C1が設け
られる。これによって、帰還増幅回路の高周波域におけ
る帯域幅の拡大が図られる。
【0005】一方、図7の帰還増幅回路では、帯域劣化
を起こしやすいトランスインピーダンス型増幅回路の周
波数特性が、帰還増幅回路全体の周波数特性に強い影響
を与える。また、このトランスインピーダンス型増幅回
路において、帰還抵抗RF11及びRF12は、図8に
示されるように、トランジスタT11又はT12からな
るオープンループ型増幅器Aに対して、その帰還利得を
β0とし位相遅延をφ0とする単一の帰還ループ(帰還
経路)を構成する。さらに、培風館発行、P.R.グレ
イ及びR.G.メイヤー共著、永田譲監訳『アナログ集
積回路設計技術』の第117頁等によれば、帰還増幅回
路は、そのループ利得が1となる点での位相余裕つまり
180度から帰還ループの位相遅延φ0を減じた値が6
0度とされるとき、最も平坦かつ広帯域な周波数特性を
有するものとされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、広帯域の光受信モジュールを開発する
ため、上記のような帰還増幅回路を基本構成とするAG
C増幅回路の検討ないしそのモノリシックLSI(半導
体集積回路装置)化の検討を行い、次の問題点に直面し
た。すなわち、図7の帰還増幅回路では、帰還増幅回路
の帯域幅を拡大するためピーキング容量C1が設けられ
る。このピーキング容量C1を半導体基板上で実現する
ためには比較的大きなレイアウト面積が必要となり、こ
れによってモノリシックLSIのチップサイズが大きく
なり、その低コスト化が阻害される。また、ピーキング
容量C1自体に無視できない対基板容量や直列抵抗等の
寄生成分が存在し、充分な周波数特性を得ることが困難
であるこのとがわかった。さらに、このピーキング容量
C1がエミッタ抵抗R41及びR42に並列結合される
ことで、ピーキング周波数近傍で信号の過剰な位相回転
等が起こることも分かった。さらに、これに対処するた
め、トランスインピーダンス型増幅回路のループ利得が
1となる点での位相余裕を60度に設計しようとして
も、単一の帰還ループを有する帰還増幅回路ではこれも
難しく、帰還増幅回路に所望の周波数特性を持たせるま
でに至らない。
【0007】この発明の目的は、広帯域な周波数特性を
有する光伝送装置を提供することにある。この発明の他
の目的は、帯域内での線形性が良好で平坦かつ広帯域な
周波数特性を有する帰還増幅回路を含む光受信モジュー
ルないし光受信装置を提供することにある。この発明の
さらに他の目的は、低コスト化を図ることが可能な光受
信モジュールないし光受信装置にある。この発明の前記
ならびにその他の目的と新規な特徴は、この明細書の記
述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、本発明にかかる光伝送装置に
採用されるAGC増幅回路等の帰還増幅回路は、その入
力端子に入力信号を受ける増幅器と、上記増幅器の入力
端子及び出力端子間に設けられその帰還利得を加味した
実質的な位相余裕が60度に所定値を加えた値とされる
第1の帰還経路と、第1の帰還経路と並列形態に設けら
れその帰還利得を加味した実質的な位相余裕が60度か
ら上記所定値を減じた値又はその近似値とされる第2の
帰還経路と、を基本に構成される。
【0009】上記した手段によれば、ピーキング容量を
設けることなく、しかも例えば約90度又は30度の位
相余裕をそれぞれ有し比較的容易に設計可能な二つの帰
還経路をもとに、レイアウト所要面積が小さく、帯域内
での線形性が良好で平坦かつ広帯域な周波数特性を有す
る帰還増幅回路を実現することができる。この結果、帰
還増幅回路を含むAGC増幅回路ならびにこれを搭載す
るモノリシックLSI、さらには、これらを含む光伝送
装置ないし受信モジュール等の周波数特性を改善するこ
とができる。さらに、モノリシックLSI等のチップサ
イズを縮小し、その低コスト化を図ることができる。こ
れによって、本発明にかかるモノリシックLSIを含む
光伝送装置、光受信モジュールないし光受信装置等の低
コスト化を達成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図10は、本発明にかかる光伝送
装置ないし光受信装置とされる光受信モジュール100
を示している。光ファイバ101により伝送されてき
た、約10Gb/s(bit per second)
(正確には、2.488Gb/s*4=9.952Gb
/s)のディジタル光信号は、レンズ102により集光
され、ホトダイオード103に入力される。ディジタル
光信号は、ホトダイオード103で電流信号に光電変換
され、変換された電流信号がプリアンプ104に入力さ
れる。プリアンプ104は上記電流信号を増幅した後、
その増幅された電流信号を電流電圧変換して電圧信号を
発生する。上記電流電圧変換された電圧信号は、その利
得が自動制御される増幅回路(AGCアンプ)105へ
入力される。
【0011】AGCアンプ105の出力信号の振幅は振
幅検波及び利得制御回路106によって検出され、上記
振幅検波及び利得制御回路106は、AGCアンプ10
5の出力信号の振幅が所定の信号振幅になるように、A
GCアンプ105の制御端子へ制御信号を出力する。す
なわち、AGCアンプ105は帰還制御される。一方、
AGCアンプ105の出力信号はSAWフィルタなどの
狭帯域フィルタやPLLなどのから構成されるクロック
抽出回路107へ入力され、受信されたディジタル光信
号から、たとえば、10GHzのクロック信号が抽出さ
れる。識別回路(弁別回路)108は、上記クロック抽
出回路107から生成されたクロック信号のハイレベル
ないしはローレベルに同期して、AGCアンプ105の
出力信号のハイレベル”1”ないしローレベル”0”の
判定を行う。それによって、入力されたディジタル光信
号がディジタルデータに変換される。上記識別回路の出
力信号は、1対4のデマルチプレクサ(DMUX)に入
力され、それぞれ、約2.5GHzの4本の信号へ変換
される。
【0012】このような光受信モジュール100におい
て、入力される光信号は直流に近い周波数から伝送ビッ
トレートに近い周波数までの周波数成分を持つ広帯域な
信号であるので、信号振幅の検出及びディジタル信号の
再生をするためには、この広帯域においてホトダイオー
ド103からAGCアンプ105の出力までの利得周波
数特性が、ほぼ平坦な状態、すなわち、均一な状態であ
ることが必要とされる。もし、この帯域内での上記利得
周波数特性が大きな変動を有するならば、信号パターン
により検出される信号振幅が変動することになる。それ
によって、増幅系のどこかの部分で、回路の利得飽和マ
ージン(利得飽和余裕)を減少させたり、あるいは、振
幅不足を引き起こす事になる。さらに、周波数特性の非
平坦性は信号波形歪みを誘起し、識別点での実効的な信
号振幅の劣化をおこす。そのため、識別回路108にお
いて、識別感度不足が生じ、データ再生の誤り率が増大
してしまう事になる。
【0013】また、利得周波数特性の変動は、多くの場
合、信号の群遅延特性が平坦でないことを意味し、抽出
されたクロック信号のジッタ成分の増加を引き起こし、
識別回路108での識別タイミングマージンを減少され
てしまう。
【0014】このように、光受信モジュール100にお
けるプリアンプ104からの識別回路108までのアナ
ログ系信号を扱う回路においては、その総合利得の周波
数特性が平坦であることが厳しく要求される。上記総合
利得の平坦性を実現するためのは、それぞれの回路ブロ
ック(104から108)での利得平坦性を十分に確保
することが、各回路ブロック(104−108)での利
得飽和マージンを確保する意味でも、もっとも簡潔な方
法と考えられる。このため、AGCアンプ105の利得
周波数特性の平坦性は特に重要である。
【0015】近年の基幹伝送系に用いられる光ファイバ
ー伝送装置、すなわち、電話局間をつなぐ信号線の信号
伝送系は、その経済性から時分割多重方式が採用されて
おり、そのビットレートは、10Gビット/秒(以下、
10Gb/ s)の伝送ビットレートが実現されようとし
ている。このようなビットレートのディジタル電気信号
を増幅するAGCアンプ105に用いられる半導体技術
には、最先端のデバイス製造プロセスが用いられる。し
かしながら、それであっても十分に余裕を持ったAGC
アンプを作成するのはきわめて困難であり、簡単に形成
できるものではない。以下においては、本発明が図面を
参照して説明される。
【0016】図1には、この発明が適用されたAGCア
ンプ105に採用される帰還増幅回路の第1実施例の回
路図が示されている。また、図2には、図1の帰還増幅
回路の基本構成図が示され、図3には、その一実施例の
周波数特性図が示されている。これらの図をもとに、こ
の実施例の帰還増幅回路の構成及び動作ならびにその特
徴について説明する。なお、この実施例の帰還増幅回路
は、図示されない他の回路素子とともにモノリシックL
SI(大規模集積回路)に搭載され、バイポーラ集積回
路の製造技術により単結晶シリコンのような1個の半導
体基板上に形成される。以下の回路図において、図示さ
れるバイポーラトランジスタはすべてNPN型トランジ
スタである。
【0017】図1において、この実施例の帰還増幅回路
は、そのベースに電流信号たる入力信号Inを受けるト
ランジスタT1を含む。トランジスタT1のコレクタ
は、所定の負荷抵抗RLを介して回路の電源電圧(第1
電源電位)に結合され、そのエミッタは、直接回路の接
地電位(第2電源電位)に結合される。これにより、ト
ランジスタT1は、図2に示されるオープンループ型の
増幅器Aを構成し、電流信号たる入力信号Inを反転増
幅して、そのコレクタにおいて電圧信号に変換する。
【0018】帰還増幅回路は、さらに、増幅器Aの出力
端子つまりトランジスタT1のコレクタとその入力端子
つまりトランジスタT1のベースとの間に設けられる帰
還抵抗RF1と、トランジスタT2及び定電流源S1か
らなるエミッタフォロア回路とを含む。このうち、帰還
抵抗RF1は、図2に示される第1の帰還ループ1を構
成し、この帰還ループ1の帰還利得β1を加味した実質
的な位相遅延φ1は、特に制限されないが、図9に示さ
れるように、90≦φ1<120とされる。これによ
り、帰還ループ1の位相遅延φ1の180度との差分つ
まり位相余裕は、60度に所定値つまり(120−φ
1)度を加えた値とされる。なお、信号がエミッタフォ
ロア回路を通過すると、その位相が回ること知られてい
る。本発明は、この現象を利用している。
【0019】一方、トランジスタT2及び定電流源S1
からなるエミッタフォロア回路は、トランジスタT1の
コレクタ電位つまり増幅器Aの出力信号を帰還増幅回路
の出力信号Outとして後段回路に伝達する。また、そ
の出力端子つまりトランジスタT2のエミッタと増幅器
Aの入力端子つまりトランジスタT1のベースとの間に
設けられる帰還抵抗RF2とともに、図2に示される第
2の帰還ループ2を構成し、この帰還ループ2の帰還利
得β2を加味した実質的な位相遅延φ2は、図9に示さ
れるように、120<φ2<180とされる。これによ
り、帰還ループ2の位相遅延φ2の180度との差分つ
まり位相余裕は、60度から上記所定値つまり(φ2−
120)度を減じた値とされる。所望の帰還利得βd及
び位相遅延120度は、図9に示すように、帰還ループ
1の利得β1,帰還ループ2の利得β2を適当に選びベ
クトル合成することによりられる。この結果、帰還ルー
プ1及び帰還ループ2を合計した帰還増幅回路の実質的
な位相遅延は、図3,図9に示されるように、約120
度となり、その位相余裕は約60度となる。
【0020】ところで、帰還増幅回路は、培風館発行、
P.R.グレイ及びR.G.メイヤー共著、永田譲監訳
『アナログ集積回路設計技術』の第117頁等で示され
るように、そのループ利得が1となる点での位相余裕が
60度とされるとき、最も平坦かつ広帯域な周波数特性
を有する。このため、位相余裕が例えば約90度とされ
る帰還ループ1のみに着目した場合、帰還増幅回路の周
波数特性は、図3(e)に示されるように、その利得が
高周波域において緩やかに低下し、その帯域幅は狭くな
るが、位相余裕が例えば約30度とされる帰還ループ2
のみに着目した場合には、その利得が高周波域において
一時的なピーキングを生じて帯域幅は広くなるが、この
ピーキングによって過剰な位相回転が起こり、信号の群
遅延の平坦性が損なわれる。
【0021】しかし、二重の帰還ループを含む本実施例
の場合、全体としての位相余裕は約60度となるため、
帰還増幅回路は、ピーキング容量を必要とすることな
く、最も平坦かつ広帯域な周波数特性を有するものとな
る。また、ピーキング容量が設けられないことで、ピー
キング容量の寄生分による影響をなくし、帰還増幅回路
の帯域内における信号の線形性を保つことができるとと
もに、帰還増幅回路をトランジスタ及び抵抗のみで構成
し、そのレイアウト所要面積を縮小できる。これらのこ
とから、比較的容易に設計可能な二つの帰還ループ1及
び帰還ループ2をもとに、レイアウト所要面積が小さ
く、帯域内での線形性が良好で平坦かつ広帯域な周波数
特性を有する帰還増幅回路を実現することができる。こ
の結果、帰還増幅回路を含むAGC増幅回路ならびにこ
れを搭載するモノリシックLSIの周波数特性を改善す
ることができるとともに、モノリシックLSIのチップ
サイズを縮小し、その低コスト化を図ることができるも
のである。
【0022】図4には、この発明が適用された帰還増幅
回路の第2の実施例の回路図が示されている。なお、こ
の実施例の帰還増幅回路は、前記図1の実施例を基本的
に踏襲するものであるため、これと異なる部分について
のみ説明を追加する。図4のトランジスタT11及びT
12は、図1のトランジスタT1に対応し、図4のトラ
ンジスタT21及びT22,負荷抵抗RL1及びRL
2,帰還抵抗RF11及びRL12,帰還抵抗RF21
及びRL22ならびに定電流源S11及びS12は、図
1のトランジスタT2,負荷抵抗RL,帰還抵抗RF
1,帰還抵抗RF2ならびに定電流源S1にそれぞれ対
応する。
【0023】図4において、この実施例の帰還増幅回路
は、そのエミッタが共通結合されることで差動形態とさ
れる一対のトランジスタT11及びT12を含む。これ
らのトランジスタT11及びT12の共通結合されたエ
ミッタは、定電流源S2を介して回路の接地電位に結合
され、そのベースには、電流信号たる非反転入力信号I
nT及び反転入力信号InBがそれぞれ供給される。ま
た、トランジスタT11及びT12のコレクタ電位は、
トランジスタT21及びT22を含む一対のエミッタフ
ォロア回路を経た後、帰還増幅回路の非反転出力信号O
utT及び反転出力信号OutBとなり、図示されない
後段回路に供給される。
【0024】これにより、この実施例の帰還増幅回路
は、いわゆる差動型増幅回路として機能し、安定した差
動増幅動作を行うとともに、帰還抵抗RF11及びRF
21と帰還抵抗RL12又はRL22とを含む二つの帰
還ループを持つことで、前記図1の実施例と同様な効果
を得ることができるものである。
【0025】図5には、この発明が適用された帰還増幅
回路の第3の実施例の回路図が示されている。なお、こ
の実施例は、前記図4の実施例を基本的に踏襲するもの
であるため、これと異なる部分についてのみ説明を追加
する。
【0026】図5において、この実施例の帰還増幅回路
は、回路の電源電圧と差動形態とされるトランジスタT
11及びT12との間にそれぞれ設けられる一対のバイ
パス抵抗R31及びR32を含む。これらのバイパス抵
抗R31及びR32は、それぞれ、非反転入力端子In
T及び反転入力端子InBから流出する電流信号たる入
力信号の直流成分に対応したバイパス電流を流し、この
直流成分が負荷抵抗RL1又はRL2に流されることに
よるトランジスタT11及びT12のコレクタ電位の低
下を防止すべく作用する。その結果、信号出力端子Ou
tBないしOutTに接続されるべき次段回路の信号電
圧が、十分に確保される。この結果、前記図1の実施例
の効果に加えて、トランジスタT11及びT12のダイ
ナミックレンジを拡大し、電源電圧の絶対値を圧縮し
て、モノリシックLSIの低電圧化を図ることができ
る。なお、ものものの入力インピーダンス以上のバイパ
ス抵抗R31及びR32を接続しても、上記バイパス抵
抗R31及びR32は並列接続されるので、入力インピ
ーダンスの合成成分は低下する。
【0027】図6には、この発明が適用された帰還増幅
回路の第4の実施例の回路図が示されている。なお、こ
の実施例は、前記図4の実施例を基本的に踏襲するもの
であるため、これと異なる部分についてのみ説明を追加
する。
【0028】図6において、この実施例の帰還増幅回路
は、いわゆるAGC増幅回路105(図10参照)であ
って、2対のトランジスタT31及びT32ならびにT
33及びT34からなる利得調整回路と、一対のトラン
ジスタT41及びT42を含むいわゆるトランスアドミ
ッタンス型増幅回路とを備える。このうち、利得調整回
路を構成するトランジスタT31及びT33ならびにT
32及びT34のコレクタは、それぞれ共通結合された
後、上段のトランスインピーダンス型増幅回路の非反転
入力端子InT又は反転入力端子InBすなわちトラン
ジスタT11又はT12のベースにそれぞれ結合され、
トランジスタT31及びT32ならびにT33及びT3
4の共通結合されたエミッタは、下段のトランスアドミ
ッタンス型増幅回路を構成するトランジスタT41又は
T42のコレクタに結合される。また、トランジスタT
31及びT34の共通結合されたベースには、図示され
ない利得制御回路から非反転利得制御信号AGCTが供
給され、トランジスタT32及びT33の共通結合され
ベースには、反転利得制御信号AGCBが供給される。
【0029】一方、トランスアドミッタンス型増幅回路
を構成するトランジスタT41及びT42のエミッタ
は、エミッタ抵抗R41及びR42を介して共通結合さ
れ、さらに定電流源S3を介して回路の接地電位に結合
される。また、トランジスタT41のベースには、電圧
信号たる反転入力信号VInBが供給され、トランジス
タT42のベースには、非反転入力信号VInTが供給
される。
【0030】これにより、トランジスタT41及びT4
2を基本素子とするトランスアドミッタンス型増幅回路
は、電圧信号たる非反転入力信号VInT及び反転入力
信号VInBを増幅しつつ、トランジスタT41又はT
42のコレクタにおいて電流信号に変換する。また、ト
ランジスタT31及びT32ならびにT33及びT34
を基本素子とする利得調整回路は、トランスアドミッタ
ンス型増幅回路により得られる電流信号を、非反転利得
制御信号AGCT及び反転利得制御信号AGCBの電位
に応じて非反転入力信号InT又は反転入力信号InB
に振り分け、帰還増幅回路の実質的な利得を制御する。
さらに、トランジスタT11及びT12を基本素子とす
るトランスインピーダンス型増幅回路は、電流信号たる
非反転入力信号InT及び反転入力信号InBを増幅し
つつ、電圧信号たる非反転出力信号OutT又は反転出
力信号OutBとして後段回路に出力する。
【0031】これらのことから、この実施例の帰還増幅
回路では、利得調整回路が設けられることで、その機能
性が高められるとともに、トランスインピーダンス型増
幅回路及びトランスアドミッタンス型増幅回路が組み合
わされることで、その帯域幅がさらに拡大され、その周
波数特性がさらに改善されるものとなる。
【0032】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)モノリシックLSIに搭載されるAGC増幅回路
等の帰還増幅回路を、その入力端子に入力信号を受ける
増幅器と、増幅器の入力端子及び出力端子間に設けられ
その帰還利得を加味した実質的な位相余裕が60度に所
定値を加えた値とされる第1の帰還経路と、第1の帰還
経路と並列形態に設けられその帰還利得を加味した実質
的な位相余裕が60度から上記所定値を減じた値又はそ
の近似値とされる第2の帰還経路とを基本に構成するこ
とで、ピーキング容量を設けることなく、しかも例えば
約90度又は30度の位相余裕をそれぞれ有し比較的容
易に設計可能な二つの帰還経路をもとに、レイアウト所
要面積が小さく、帯域内での線形性が良好で平坦かつ広
帯域な周波数特性を有する帰還増幅回路を実現すること
ができるという効果が得られる。
【0033】(2)上記(1)項により、帰還増幅回路
を含むAGC増幅回路ならびにこれを搭載するモノリシ
ックLSI等の周波数特性を改善することができるとと
もに、モノリシックLSI等のチップサイズを縮小し、
その低コスト化を図ることができるという効果が得られ
る。
【0034】(3)上記(1)項及び(2)項におい
て、上記帰還増幅回路を対構成とすることで、安定した
動作特性を有する差動型帰還増幅回路を実現することが
できるという効果が得られる。
【0035】(4)上記(1)項ないし(3)項におい
て、回路の電源電圧と差動型帰還増幅回路の非反転及び
反転入力端子との間に、電流信号たる非反転又は反転入
力信号の直流成分をバイパスするためのバイパス抵抗を
設けることで、差動トランジスタのコレクタ電位の低下
を防止し、そのダイナミックレンジを拡大して、モノリ
シックLSI等の低電圧化を図ることができるという効
果が得られる。
【0036】(5)上記(1)項ないし(4)項におい
て、トランスインピーダンス型増幅回路の下段に、利得
調整回路及びトランスアドミッタンス型増幅回路を設け
ることで、帯域幅のさらなる拡大と周波数特性のさらな
る改善とを図ったAGC増幅回路を実現することができ
るという効果が得られる。従って、このようなAGC増
幅回路を光伝送装置ないし光受信モジュールに適用する
とによって、光伝送装置ないし光受信モジュールの低コ
スト化、広帯域な周波数特性化、帯域内での線形性の良
好化ないし平坦化が達成できる。
【0037】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、帰還ループ1及び帰還ループ2の具
体的構成は、その位相遅延すなわち位相余裕に関する条
件が満たされる限りにおいて、種々の実施形態を採りう
る。すなわち、例えば帰還ループ1が、約100度つま
り60度+約40度の位相余裕を持つ場合、帰還ループ
2は、60度−約40度つまり約20度の位相余裕を持
つようにすればよい。図6において、帰還増幅回路は、
図5の抵抗R31及びR32に相当するバイパス抵抗を
含むことができるし、必ずしも利得調整回路を備えるこ
とを必須条件とはしない。図1,図4,図5ならびに図
6において、帰還増幅回路の具体的回路構成は、これら
の実施例による制約を受けないし、その電源電圧の極性
やトランジスタの導電型等も、種々の実施形態を採りう
る。
【0038】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である光伝
送装置ないし光受信モジュールないしそれに利用される
モノリシックLSIならびにこれに搭載される帰還増幅
回路に適用した場合について説明したが、それに限定さ
れるものではなく、例えば、同様な帰還増幅回路を搭載
する各種のアナログ集積回路やこれを含む通信装置等に
も適用できる。この発明は、少なくとも帰還増幅回路を
搭載する半導体装置ならびにこれを含む装置又はシステ
ムに広く適用できる。
【0039】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、モノリシックLSIに搭載
されるAGC増幅回路等の帰還増幅回路を、その入力端
子に所定の入力信号を受ける増幅器と、増幅器の入力端
子及び出力端子間に設けられその帰還利得を加味した実
質的な位相余裕が60度に所定値を加えた値とされる第
1の帰還経路と、第1の帰還経路と並列形態に設けられ
その帰還利得を加味した実質的な位相余裕が60度から
上記所定値を減じた値又はその近似値とされる第2の帰
還経路とを基本に構成することで、ピーキング容量を設
けることなく、しかも例えば約90度又は30度の位相
余裕をそれぞれ有し比較的容易に設計可能な二つの帰還
経路をもとに、レイアウト所要面積が小さく、帯域内で
の線形性が良好で平坦かつ広帯域な周波数特性を有する
帰還増幅回路を実現することもできる。この結果、帰還
増幅回路を含むAGC増幅回路ならびにこれを搭載する
モノリシックLSI等の周波数特性を改善することがで
きるとともに、モノリシックLSI等のチップサイズを
縮小し、その低コスト化を図ることができる。それによ
って、光伝送装置ないし光受信モジュールの低コスト
化、広帯域な周波数特性化、帯域内での線形性の良好化
ないし平坦化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された帰還増幅回路の第1の実
施例を示す回路図である。
【図2】図1の帰還増幅回路の基本構成図である。
【図3】図1の帰還増幅回路の一実施例を示す周波数特
性図である。
【図4】この発明が適用された帰還増幅回路の第2の実
施例を示す回路図である。
【図5】この発明が適用された帰還増幅回路の第3の実
施例を示す回路図である。
【図6】この発明が適用された帰還増幅回路の第4の実
施例を示す回路図である。
【図7】従来の帰還増幅回路の一例を示す回路図であ
る。
【図8】図7の帰還増幅回路の基本構成図である。
【図9】この発明を説明するためのベクトル図である。
【図10】この発明が適用される光伝送装置と光受信モ
ジュールのブロック図を示す。
【符号の説明】
A……オープンループ増幅器、φ0〜φ2……帰還ルー
プ位相遅延、β0〜β2……帰還ループ帰還利得、I
n,InT,InB……入力信号(電流信号)、VIn
T,VInB……入力信号(電圧信号)、Out,Ou
tT,OutB……出力信号(電圧信号)、AGCT,
AGCB……利得制御信号、T1〜T2,T11〜T1
2,T21〜T22,T31〜T34,T41〜T4
2,T5〜T8……NPN型バイポーラトランジスタ、
RL,RL1〜RL2……負荷抵抗、RF1〜RF2,
RF11〜RF12,RF21〜RF22……帰還抵
抗、R31〜R32……バイパス抵抗、R41〜R4
2,R5〜R8……エミッタ抵抗、S1〜S3,S11
〜S12……定電流源、C1……ピーキング容量、10
0……光受信装置(光受信モジュール)、101……光
ファイバー、102……レンズ、103……フォトダイ
オード、104……プリアンプ、105……AGCアン
プ、106……振幅検出及び利得制御回路、107……
クロック検出回路、108……識別回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その入力端子に入力信号を受ける増幅器
    と、 上記増幅器の入力端子及び出力端子間に設けられその帰
    還利得を加味した実質的な位相余裕が60度に所定値を
    加えた値とされる第1の帰還経路と、 上記増幅器の入力端子及び出力端子間に設けられその帰
    還利得を加味した実質的な位相余裕が60度から他の所
    定値を減じた値又はその近似値とされる第2の帰還経路
    とを含む帰還増幅回路を具備することを特徴とする光伝
    送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記増幅器は、そのベースに上記入力信号を受ける第1
    のトランジスタと、この第1のトランジスタのコレクタ
    側に設けられる負荷抵抗とを含み、 上記第1の帰還経路は、上記第1のトランジスタのコレ
    クタ及びベース間に設けられる第1の帰還抵抗を含み、 上記第2の帰還経路は、そのベースが上記第1のトラン
    ジスタのコレクタに結合される第2のトランジスタを含
    むエミッタフォロア回路と、このエミッタフォロア回路
    の出力端子と上記第1のトランジスタのベースとの間に
    設けられる第2の帰還抵抗とを含むものであることを特
    徴とする光伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記帰還増幅回路は、差動形態とされる一対の上記第1
    のトランジスタと、これらの第1のトランジスタに対応
    して設けられる一対の上記第1及び第2の帰還経路とを
    含む差動型帰還増幅回路であることを特徴とする光伝送
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記帰還増幅回路は、第1の電源電圧と上記一対の第1
    のトランジスタのベースとの間にそれぞれ設けられ電流
    信号たる上記入力信号の直流成分を流すための一対のバ
    イパス抵抗を含むものであることを特徴とする光伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4において、 上記帰還増幅回路は、上記一対の第1のトランジスタを
    基本素子とするトランスインピーダンス型増幅回路と、
    このトランスインピーダンス型の下段に設けられる利得
    調整回路と、この利得調整回路の下段に設けられるトラ
    ンスアドミッタンス型増幅回路とを含むものであること
    を特徴とする光伝送装置。
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