JPH1084252A - フイルタ装置及び無線通信端末装置 - Google Patents
フイルタ装置及び無線通信端末装置Info
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Abstract
において、ジツタ成分による送信信号のスペクトルの歪
みを補正すると共に、構成を簡易にする。 【解決手段】所定の周波数でなる基準信号及び基準信号
と非同期なデータ信号のタイミングを各々検出して所定
間隔以上の時間的ずれを検出した場合に制御信号を送出
する検出手段と、基準信号に基づいてデータ信号を再標
本化すると共に、制御信号が入力されたタイミング時に
限り再標本化の倍率を変更してデータ信号を基準信号の
タイミングで正規化する正規化手段とを設ける。基準信
号とデータ信号との時間的ずれを検出したタイミング時
に限り再標本化の倍率を変更することにより、基準信号
及びデータ信号の周波数が非同期であることに起因する
時間的ずれを補正して送信信号にスペクトルの歪みが生
じることを防止でき、データ信号と非同期な他系統に供
給する基準信号を流用して不都合無く送信信号を生成す
ることができる。
Description
線通信端末装置に関し、例えば利用周波数帯が限定され
た通信媒体を介して通信する無線通信システムで用いら
れるフイルタ装置及び無線通信端末装置に適用して好適
なものである。
ては、送信するデータ信号(以下、これをベースバンド
信号と呼ぶ)をデイジタル信号の状態で生成する。無線
通信端末装置は生成したベースバンド信号をフイルタ装
置によつて所定の周波数帯域内のアナログ信号に変換す
る。その後、無線通信端末装置はアナログ信号に変換し
たベースバンド信号に所定の変調処理を施して得られる
搬送波を送信する。
けられたフイルタ装置(以下、これを送信フイルタと呼
ぶ)周辺の回路構成を示し、発振器1で生成したクロツ
ク信号S1を分周器2に送出する。分周器2はクロツク
信号S1の周波数を整数分の一に落として基準クロツク
信号S2を生成し、分周器3に供給すると共に送信フイ
ルタ4に供給する。分周器3は基準クロツク信号S2を
更に整数分の一に落として基準クロツク信号S3を生成
し、送信シンボル生成部5に供給する。ここでこの無線
通信端末はCDMA−PCS向けの端末であるためにA
NSI規格のJ−STD−008 から、送信シンボル生成
部5で生成するベースバンド信号の周波数は1.2288[MH
z] と規定されており、このため発振器1が生成するク
ロツク信号S1が19.6608[MHz]、また分周器2が生成す
る基準クロツク信号S2が4.9152[MHz] 、さらに分周器
3が生成する基準クロツク信号S3が1.2288[MHz] とな
るようになされている。送信シンボル生成部5は与えら
れる基準クロツク信号S3に基づいてベースバンド信号
S4を生成する。送信シンボル生成部5は基準クロツク
信号S3と同周波数でなるベースバンド信号S4を送信
フイルタ4に送出する。
ルフイルタ7及びデイジタル・アナログコンバータ(以
下、これをD/Aコンバータと呼ぶ)8からなり、分周
器2から与えられる基準クロツク信号S2に基づいて動
作する。送信フイルタ4は送信シンボル生成部5から与
えられるベースバンド信号S4を再標本化器6に入力す
る。再標本化器6はベースバンド信号S4を基準クロツ
ク信号S2の周波数でオーバーサンプリング処理する。
このように再標本化器6は、ベースバンド信号S4の整
数倍の周波数でなる基準クロツク信号S2に基づいてオ
ーバーサンプリング処理する。再標本化器6は、こうし
たオーバーサンプリング処理によつて得られたパルス信
号S5をデイジタルフイルタ7に送出する。デイジタル
フイルタ7はパルス信号S5を所定の周波数特性にした
がつて再量子化する。デイジタルフイルタ7は、こうし
て量子化により得られた量子化信号S6をD/Aコンバ
ータ8に送出する。D/Aコンバータ8は量子化信号S
6をアナログ信号に変換した後、これをアナログローパ
スフイルタ(図示せず)によつて所定の周波数帯域だけ
を抽出して出力する。
ンボル生成部5で生成したベースバンド信号S4は1.22
88[MHz] のインパルス列であり、これを周波数軸上で見
た場合、1.2288[MHz] 幅でなる1帯域が1.2288[MHz] お
きに繰り返し現れている。再標本化器6は、図9(B)
に示すように、このようなベースバンド信号S4を1.22
88[MHz] の4倍の周波数である4.9152[MHz] でオーバー
サンプリングすることによりベースバンド信号S4の1
帯域を4.9152[MHz] 幅に広げている。この4.9152[MHz]
幅の1帯域には元の1.2288[MHz] でなる情報が4つ分含
まれている。このようなオーバーサンプリングは、具体
的には、ベースバンド信号S4のインパルス列間に
「0」である情報を3つつめることによりなされる(図
中、各インパルス間の点の部分)。図9(C)に示すよ
うに、こうしてオーバーサンプリングにより得られたパ
ルス信号S5はデイジタルフイルタ7によつて帯域が狭
められる。こうして帯域を狭めて得られる量子化信号S
6をD/Aコンバータ8を介して送出することにより、
送信フイルタ4は図中に示す包絡線を形成する信号を送
出することができる。無線通信端末装置は、こうして送
出した信号をアナログローパスフイルタを介して出力す
ることにより、所定の周波数帯域だけを抽出して出力す
る。
ルタ4でオーバーサンプリング処理することによりベー
スバンド信号S4の各周波数帯域間の間隔を広げること
ができ、アナログローパスフイルタによつて所定の周波
数帯域を容易に抽出することができる。すなわち無線通
信端末装置は、ベースバンド信号S4にオーバーサンプ
リング処理を施すことにより、アナログローパスフイル
タに求められる特性を軽減して負荷を減らすようになさ
れている。
−008 では、送受信で用いるCDMA(Code Division
Multiple Access )チヤネルの設置間隔を50[kHz] と
規定している。このため当該規格に準拠した無線通信端
末装置では50[kHz] の整数倍でなるクロツク信号を生
成し、これを送受信する信号の周波数調整を行うRFモ
ジユール内に設けられた分周器に供給してPLLシンセ
サイザを動作させることにより、50[kHz] 刻みによる
チユーニングを行つている。
J−STD−008 に準拠した無線通信端末装置では、ベ
ースバンド信号S4を生成するためのクロツク信号とチ
ヤネルチユーニングするためのクロツク信号とを生成す
る発振器を各々別個に設ける必要がある。ここで両者の
公倍数でなる周波数でクロツク信号を生成する発振器を
設けることも考えられるが、このようなクロツク信号の
周波数は非常に高い周波数となるために現実的では無
い。
無線通信端末装置においては、上述したようにベースバ
ンド信号S4を生成するための発振器1と、チヤネルの
チユーニング用の発振器との2つが必要となる。因みに
通常、無線通信端末装置に用いられるクロツク信号生成
のための発振器としては、クロツク信号に高い精度を要
求されることから温度補償形電圧制御水晶発振器(VC
TCXO、Voltage Controlled Temperature Compensat
ed quartz-crystal Oscillator)と呼ばれる発振器が用
いられる。
設けた場合、各発振器の配置場所を装置内に設けること
で他の部品を実装するための実装面積が減少し、ひいて
は構成を複雑化して装置の小型化を妨げる要因になると
いう問題がある。このような問題を回避するために、1
つの発振器から2種類の周波数でなるクロツク信号をそ
れぞれ生成する手法が考えられる。例えば発振器で生成
したクロツク信号を、チヤネルのチユーニング用のクロ
ツク信号としてそのまま用いる。一方、発振器で生成し
たクロツク信号の周波数変換を行つてベースバンド信号
生成のためのクロツク信号を生成する。これにより1つ
の発振器が生成するクロツク信号から2種類の異なる周
波数のクロツク信号がそれぞれ得られることになる。
れたベースバンド信号生成のためのクロツク信号は、発
振器で生成した発振信号で無いためにジツタ成分を含ん
でいる。このようなクロツク信号は、デイジタル信号で
なるベースバンド信号を生成する際には大きな問題とは
ならない。しかしこのようなクロツク信号に基づいて生
成したベースバンド信号をデイジタル・アナログ変換し
て、アナログ信号でなる送信信号を生成する送信フイル
タに入力した場合、出力される送信信号にスペクトルの
歪みが生じるという問題がある。
で、ジツタ成分による送信信号のスペクトルの歪みを補
正することができると共に、構成を簡易にし得る送信フ
イルタ及び無線通信端末装置を提案しようとするもので
ある。
め本発明においては、所定の周波数でなる基準信号及び
当該基準信号と非同期でなるデータ信号のタイミングを
各々検出して、基準信号及びデータ信号のタイミングに
所定間隔以上の時間的ずれを検出した場合に制御信号を
送出する検出手段と、基準信号に基づいてデータ信号を
再標本化すると共に、制御信号が入力されたタイミング
時に限り、再標本化の倍率を所定の倍率に変更してデー
タ信号を基準信号のタイミングで正規化する正規化手段
とを設ける。
出したタイミング時に限り再標本化の倍率を変更するよ
うにしたことにより、基準信号の周波数とデータ信号の
周波数とが非同期であることに起因する時間的ずれを補
正して送信信号にスペクトルの歪みが生じることを防止
でき、他系統に供給するデータ信号と非同期な基準信号
を流用して不都合無く送信信号を生成することができ
る。
施例を詳述する。
フイルタ周辺の回路構成を示し、発振器11が生成した
クロツク信号S11をクロツク周波数変換器12及び分
周器13にそれぞれ供給する。クロツク信号S11の周
波数は送信シンボル生成部16が生成するベースバンド
信号S15の周波数1.2288[MHz] と同期しておらず(す
なわち1.2288[MHz] の整数倍で無く)、その周波数は1
9.8[MHz]である。
クロツク信号S11に基づき、当該クロツク信号S11
の周波数を整数分の一に落とした基準クロツク信号S1
2を生成する。具体的にはクロツク信号S11を4分周
して、4.95[MHz] の周波数でなる基準クロツク信号S1
2を生成する。分周器13はクロツク信号S11及び基
準クロツク信号S12を送信フイルタ14に供給する。
送信フイルタ14はクロツク信号S11を再標本化器1
7及びデイジタルフイルタ18に供給し、また基準クロ
ツク信号S12をD/Aコンバータ19に供給する。
ツク信号S11から一定の周期毎にパルス波を1つ抜い
て、クロツク信号S11のタイミング周波数を変更した
クロツク信号S13を生成する。具体的にはクロツク信
号S11から4125/29 の間隔毎に1つのパルス波を抜き
取ることで、ベースバンド信号S15に同期した19.660
8[MHz]の基準クロツク信号S13を擬似的に生成する。
すなわち発振器11の生成するクロツク信号S11の周
波数をfinとし、ベースバンド信号S15の周波数をf
out とした場合、クロツク信号S11の周波数とベース
バンド信号S15の周波数との差分値と、クロツク信号
S11の周波数との比、つまり
数変換器12は、この間隔でクロツク信号S11からパ
ルス波を抜き取ることでfout の周波数でなる出力を得
ることができる。
あるクロツク信号S13は、分周器15によつて分周さ
れるようになされている。したがつて分周器15の分周
率をNとした場合、実際にはクロツク信号S11の周波
数とベースバンド信号S15の周波数のN倍との差分値
と、クロツク信号S11の周波数との比、つまり
ク信号S11の周波数finが19.8[MHz] 、ベースバンド
信号S15の周波数が1.2288[MHz] であり、分周器15
による分周率Nが後述するように16であることから
(2)式より、上述したように4125/29 の間隔でパルス
波を抜き取り、パルス波を抜き取つた信号を分周器15
で分周することでベースバンド信号S15の周波数1.22
88[MHz] でなる出力を得ることができることがわかる。
608[MHz]でなる基準クロツク信号S13を分周器15に
送出する。分周器15は基準クロツク信号S13を16
分周して1.2288[MHz] でなる基準クロツク信号S14を
生成し、送信シンボル生成部16に供給する。送信シン
ボル生成部16は基準クロツク信号S14に基づいて同
一の周波数でなるベースバンド信号S15を生成し、送
信フイルタ14に送出する。またクロツク周波数変換器
12はクロツク信号S11からパルス波を抜き取るタイ
ミングでトリガ信号S16を生成し、送信フイルタ14
に送出する。送信フイルタ14はトリガ信号S16を再
標本化器17に供給する。
づいてベースバンド信号S15をオーバーサンプリング
する。ここでオーバーサンプリングの倍率は基本的には
16倍である。この際、ベースバンド信号S15が1.22
88[MHz] であり、クロツク信号S11が19.8[MHz] であ
ることから、クロツク信号S11とベースバンド信号S
15は非同期となつている。このため再標本化器17に
よる再標本化のペースとベースバンド信号S15の入力
のペースとがずれることになる。再標本化器17はトリ
ガ信号S16に基づいて、このずれを補正する。
数変換器12からトリガ信号S16が供給されている
が、このトリガ信号S16は19.8[MHz] でなるクロツク
信号S11からパルス波を抜き取るタイミングで生成さ
れているため、クロツク信号S11と19.6608[MHz]でな
る基準クロツク信号S13とのずれを補正するタイミン
グを示していると言える。再標本化器17はトリガ信号
S16で示されるタイミングでオーバーサンプリングの
間隔に1クロツク分を挿入し、そのタイミング時に限つ
て16倍では無く17倍でオーバーサンプリングするこ
とにより、上述したずれを補正する。再標本化器17
は、こうしてベースバンド信号S15をオーバーサンプ
リングすることにより得られる19.8[MHz] でなるパルス
信号S17をデイジタルフイルタ18に送出する。
11に基づいて動作し、19.8[MHz]でなるパルス信号S
17の周波数帯域を4.95[MHz] に狭めた量子化信号S1
8を生成する。具体的にはパルス信号S17のパルス波
4つにつき1つの割合で送出する。デイジタルフイルタ
18は、こうして得られた量子化信号S18をD/Aコ
ンバータ19に送出する。D/Aコンバータ19は4.95
[MHz] でなる基準クロツク信号S12に基づいて動作
し、デイジタル信号でなる量子化信号S18をアナログ
信号に変換して出力する。こうしてアナログ変換された
信号は、この後、アナログローパスフイルタ(図示せ
ず)に入力されて所望の周波数成分のみが取り出され
る。
成するクロツク信号S11の周波数を19.8[MHz] とする
理由について説明する。まずクロツク信号S11に要求
される条件について第1〜第4までを説明する。まず第
1に無線通信端末装置で用いられる発振器は一般に電圧
制御水晶発振器であり、特に10数[MHz] 〜20数[MH
z] のものが入手が容易である。したがつてクロツク信
号を10数[MHz] 〜20数[MHz] とすることが望まし
い。第2に無線通信端末装置では、1.2288[MHz] のベー
スバンド信号を送信側及び受信側で、8倍又は4倍にオ
ーバーサンプリングすることから、最低でも1.2288[MH
z] の8倍の周波数でなるクロツク信号が必要である。
第3にANSI規格のJ−STD−008 によつて、CD
MA(Code Division Multiple Access )チヤネルのチ
ヤネル間隔が50[kHz] であることが定められているた
め、チユーニング用のクロツク信号として50[kHz] の
整数倍でなる周波数の信号が必要である。第4にANS
I規格のJ−STD−008 はアナログ通信システムにも
対応し得るように考慮されている。ここでアナログ通信
システムの代表的な一形態であるAMPS(Advanced M
obile Phone System)ではチヤネル間隔が30[kHz] で
ある。したがつてチユーニング用のクロツク信号の周波
数は30[kHz] の整数倍であることが望ましい。
であるため、何方かの条件を削ることとし、ここでは第
2の条件である1.2288[MHz] の8倍の周波数であること
を条件から外す。但し、上述の構成及び方法によつてベ
ースバンド信号S15の整数倍の周波数に近似した周波
数のクロツク信号S11を用いて、ベースバンド信号S
15の整数倍の周波数でなる基準クロツク信号S13を
擬似的に生成することができるようになされているた
め、大きな問題とはならない。すなわち第2の条件によ
るベースバンド信号S15の整数倍の周波数で、かつ第
1の条件を満たすとすると、19.6608[MHz]の周波数でな
る信号となるが、この周波数では第3の条件を満たすこ
とが出来ない。このため、19.6608[MHz]の周波数に近似
した周波数でかつ第3及び第4の条件を満たすものとし
て、19.8[MHz]の周波数でなる信号が発振器11で生成
するクロツク信号S11として適当であることがわか
る。
満たすものとして19.8[MHz] でなるクロツク信号S11
を発振器11で生成してチヤネルのチユーニングに用い
る(図示せず)と共に、クロツク周波数変換器12で
(2)式から得られる間隔毎にクロツク信号S11から
パルス波を抜き取ることで19.6608[MHz]の周波数でなる
基準クロツク信号S13を擬似的に生成することがで
き、この基準クロツク信号S13から1.2288[MHz] でな
るベースバンド信号S15を生成し得る。このように無
線通信端末装置は、発振器11が生成するクロツク信号
S11から基準クロツク信号S13を擬似的に生成する
ようにしたことによつて、単一の発振器11が生成した
クロツク信号S11から非同期な周波数の基準クロツク
信号S13を得ることができ、全体として構成を簡易に
し得る。また無線通信端末装置は発振器11として一般
に用いられるVCTCXO(温度補償形電圧制御水晶発
振器)が高価であるため、このように単一の発振器11
が生成するクロツク信号S11のみで装置全体を不都合
無く駆動し得るようにしたことにより装置としてのコス
トを低減し得る。
成されるベースバンド信号S15は、再標本化器17に
よりオーバーサンプリングされる。具体的には再標本化
器17がベースバンド信号S15の16倍の周波数でな
る19.6608[MHz]を動作周波数と仮想的に見なしてサンプ
リング処理するため、ベースバンド信号S15には16
倍のオーバーサンプリング処理がなされていく。しかし
実際には再標本化器17は19.8[MHz] でなるクロツク信
号S11に基づいて駆動しているため、オーバーサンプ
リング処理に対してベースバンド信号S15の入力が遅
れるタイミングが生じることになる。このような遅れが
生じた状態でオーバーサンプリング処理を行つた場合、
得られるパルス信号S17にはスペクトルの歪みが生じ
る。
数変換器12からトリガ信号S16が供給されており、
トリガ信号S16で示されるタイミングに応じてサンプ
リング倍率を変更するようになされている。クロツク周
波数変換器12はクロツク信号S11から1クロツク分
だけ所定間隔毎にパルス波を抜き取ることにより擬似的
に基準クロツク信号S13を生成すると共に、抜き取り
のタイミングを示すトリガ信号S16を再標本化器17
に供給する。再標本化器17は基本的には16倍でオー
バーサンプリング処理を行い、トリガ信号S16が入力
されたタイミング時に限つて17倍でオーバーサンプリ
ング処理を行う。すなわちクロツク周波数変換器12に
よる1クロツク分のパルス波の抜き取りにより再標本化
器17のサンプリング周波数とベースバンド信号S15
とが非同期となるのであるから、トリガ信号S16によ
り示されるタイミング時に当該1クロツク分だけサンプ
リング倍率を増やして17倍オーバーサンプリングする
ことにより、上述した遅れによるタイミングずれを補正
することができる。
17によるトリガ信号S16に応じたサンプリング倍率
の変更によつて、サンプリング周波数に対するベースバ
ンド信号S15のタイミングずれを補正することがで
き、パルス信号S17に生じるスペクトルの歪みを最小
限とすることができる。因みにこのような補正処理を行
つてもパルス信号S17のエネルギー(すなわちスペク
トル)に若干の歪みが生じるが、これはエネルギーが1
6/17に減少するに止まるため、大きな問題となり得
ない。
るクロツク信号S11からクロツク周波数変換器12に
よつて所定の間隔で1クロツク分のパルス波を抜き取り
処理することにより異なる周波数の基準クロツク信号S
13を得ることができ、またクロツク周波数変換器12
がパルス波を抜き取るタイミングで送出するトリガ信号
S16に応じてサンプリング倍率を変更することによ
り、再標本化器17を駆動するクロツク信号S11とベ
ースバンド信号S15との同期ずれを補正してパルス信
号S17に生じるスペクトルの歪みを最小限とすること
ができる。かくしてベースバンド信号S15と非同期で
なるクロツク信号S11を用いて不都合無くオーバーサ
ンプリング処理し得るために、無線通信端末装置を簡易
な構成で実現することができる。
ける送信フイルタの内部構成を示し、デイジタルフイル
タ及び再標本化器を一体化した回路構成となつている。
送信フイルタ20には19.8[MHz] でなるクロツク信号S
11(図1)を分周して得られる4.95[MHz] でなる基準
クロツク信号S20が供給されており、この基準クロツ
ク信号S20をアドレス指定部21A〜21D、乗算器
22A〜22D及び加算器23に入力する。なお基準ク
ロツク信号S20はD/Aコンバータ19にも供給され
ている。
12(図1)から与えられるトリガ信号S16をカウン
タ24及びアドレス指定部21Aに入力する。ここでア
ドレス指定部21A〜21Dはアドレス指定部21Aに
トリガ信号S16が入力された場合、各々アドレス指定
部21Aから21Bに、21Bから21Cに、21Cか
ら21Dに順次トリガ信号S16を受け渡していく。ま
たカウンタ24はトリガ信号S16の入力回数を計数し
て、入力4回に対して1回、制御信号S21をアドレス
指定部21A〜21Dに送出する。
ロツク信号S20が入力される毎に各ROMに記憶され
ているデータを読み出すためのアドレスを算出し、得ら
れたアドレス値を対応するROM25A〜25Dにそれ
ぞれ送出する。また各アドレス指定部21A〜21Dは
カウンタ24から制御信号S21が供給された場合、予
め設定された所定値のアドレス値を選択して、対応する
ROM25A〜25Dにそれぞれ送出する。
ースバンド信号S15を16倍オーバーサンプリングす
るためのタツプ値をデータとして各アドレス値毎に記憶
しており、各アドレス指定部21A〜21Dから指定さ
れたアドレス値に応じてこれらのタツプ値を送出する。
具体的には、ROM25Aはアドレス値0〜16にそれ
ぞれ0〜16番目のタツプ値を、ROM25Bはアドレ
ス値0〜16にそれぞれ16〜32番目のタツプ値を、
ROM25Cはアドレス値0〜16にそれぞれ32〜4
8番目のタツプ値を、ROM25Dはアドレス値0〜1
6にそれぞれ48〜64番目のタツプ値を格納してい
る。なお、これはデイジタルフイルタとしてのタツプ数
が65でかつトリガ信号S16がクロツク信号S11で
65パルス以下の間隔で発生することがない場合の設定
である。
65で、トリガ信号S16が65パルス以下の間隔で発
生することがない場合に、アドレス指定部21A〜21
Dが出力する値によりROM25A〜25Dから各々出
力される値の状態遷移図である。図3(A)に示すよう
に、例えばアドレス指定部21AではROM25Aから
読み出すタツプ値が順次3、7、11、15の繰り返し
状態となるようにアドレス値を指定し、トリガ信号S1
6が入力された際にタツプ値が2、6、10、14の繰
り返しの状態になるようにアドレス値を遷移する。また
図3(B)に示すように、例えばアドレス指定部21B
ではROM25Bから読み出すタツプ値が順次19、2
3、27、31の繰り返し状態となるようにアドレス値
を指定し、トリガ信号S16が入力された際にタツプ値
が18、22、26、30の繰り返しの状態になるよう
にアドレス値を遷移する。また図3(C)に示すよう
に、例えばアドレス指定部21CではROM25Cから
読み出すタツプ値が順次35、39、43、47の繰り
返し状態となるようにアドレス値を指定し、トリガ信号
S16が入力された際にタツプ値が34、38、42、
46の繰り返し状態になるようにアドレス値を遷移す
る。また図3(D)に示すように、例えばアドレス指定
部21DではROM25Dから読み出すタツプ値が順次
51、55、59、63の繰り返し状態となるようにア
ドレス値を指定し、トリガ信号S16が入力された際に
タツプ値が50、54、58、62の繰り返しの状態に
なるようにアドレス値を遷移する。
は、基準クロツク信号S20により示される各タイミン
グ時に
に指定するアドレスをaddr-newとし、前回のタイミング
時に指定したアドレスをaddr-oldとした場合、前回のア
ドレス値から4つとばしで次に指定するアドレスを算出
するということである。このように送信フイルタ20は
各ROM25A〜25Dに記憶した16倍オーバーサン
プリングのためのタツプ値をアドレス値4つごとに読み
出すことで、16倍オーバーサンプリングで得られるベ
ースバンド信号S15を4倍オーバーサンプリングした
際の周波数4.95[MHz] で送出する。
が立てられている場合は、基準クロツク信号S20によ
り示される各タイミング時にベースバンド信号S15と
基準クロツク信号S20とのタイミングのずれを補正す
るため、
る。この後、アドレス指定部21Aは再び(3)式に基
づいてアドレス値を算出していく。図4に示すように、
こうしたアドレス値の指定により各ROM25A〜25
Dから読み出されるタツプ値はそれぞれ所定の繰り返し
順序で変化する。ここでトリガ信号S16が入力された
ことによるフラグが立てられた場合、例えば3、7、1
1、15の繰り返し状態でタツプ値を変化させるアドレ
ス値の遷移は、アドレス値が先頭のアドレス値に戻る、
例えばタツプ値が15から3になる際に、新たな遷移状
態に移つて2、6、10、14の繰り返し状態となる。
同様にトリガ信号S16が入力されたことによるフラグ
が立てられた場合、19、23、27、31の繰り返し
状態は18、22、26、30の遷移状態に移り、また
35、39、43、47の繰り返し状態は34、38、
42、46の遷移状態に移り、また51、55、59、
63の繰り返し状態は50、54、58、62の遷移状
態に移る。
わちフイルタのタツプ数)パルス以下の間隔で発生する
場合、各ROM22A〜22Dには2つ以上の重複する
タツプ値を格納する場合もある。トリガ信号S16が3
3パルス以上の間隔で発生し得る場合(すなわち、32
パルス以下の間隔で発生することがないが、65パルス
以下の間隔で発生し得る場合には)、図5に示すよう
に、アドレス指定部21C及び21Dはトリガ信号S1
6が入力された場合と制御信号S21が入力された場合
とで新たに移る遷移状態が異なる。
ス指定部21CはROM25Cから読み出すタツプ値が
33、37、41、45の繰り返し状態となるようなア
ドレス値を送出している際に、トリガ信号S16が入力
されたことによるフラグが立てられた場合、32、3
6、40、44の繰り返し状態でタツプ値を変化させる
ようなアドレス値の遷移状態に移る。この後、制御信号
S21が入力して48番目のタツプ値を送出させた後で
36、40、44、48の繰り返し状態でタツプ値を変
化させるようなアドレス値の遷移状態に移る。
48パルス以下の間隔で発生することもあり、48パル
ス以下の間隔でトリガ信号S16が連続して入力された
場合には、アドレス指定部21CはROM25Cから読
み出すタツプ値が33、37、41、45の繰り返し状
態となるようなアドレス値を送出している際に制御信号
S21が入力される。この場合は49番目のタツプ値を
送出させた後、37、41、45、49の繰り返し状態
でタツプ値を変化させるようなアドレス値の遷移状態に
移る。この後、トリガ信号S16が入力されることにな
るため、36、40、44、48の繰り返し状態でタツ
プ値を変化させるようなアドレス値の遷移状態に移る。
指定部21DはROM25Dから読み出すタツプ値が5
0、54、58、62の繰り返し状態となるようなアド
レス値を送出している際に、トリガ信号S16が入力さ
れる場合と制御信号S21が入力される場合とがある。
ここで制御信号S21が入力されるのは48パルス以下
の間隔でトリガ信号S16が連続して入力された場合で
ある。トリガ信号S16が入力された場合、アドレス指
定部21Dは49、53、57、61の繰り返し状態で
タツプ値を変化させるようなアドレス値の遷移状態に移
り、また制御信号S21が入力された場合には66番目
のタツプ値を送出させた後に54、58、62、66の
繰り返し状態でタツプ値を変化させるようなアドレス値
の遷移状態に移る。
9、53、57、61の繰り返し状態でタツプ値を変化
させるようなアドレス値の遷移状態に移つた場合にもト
リガ信号S16が入力される場合と制御信号S21が入
力される場合とがある。ここで制御信号S21が入力さ
れるのは64パルス以下の間隔でトリガ信号S16が連
続して入力された場合である。トリガ信号S16が入力
された場合、アドレス指定部21Dは48、52、5
6、60の繰り返し状態でタツプ値を変化させるような
アドレス値の遷移状態に移り、また制御信号S21が入
力された場合、65番目のタツプ値を送出した後に5
3、57、61、65の繰り返し状態でタツプ値を変化
させるようなアドレス値の遷移状態に移る。このように
各ROM22A〜22Dにはトリガ信号S16の間隔に
応じてタツプ値が格納されており、各アドレス指定部2
1A〜21Dは、こうしたアドレス値の遷移によつて対
応する各ROM25A〜25Dからタツプ値を読み出し
て乗算器22A〜22Dにそれぞれ送出する。
成部16(図1)から供給されるベースバンド信号S1
5を入力バツフア(図示せず)を介して一定時間遅延さ
せた後、シフトレジスタ26Aに入力する。具体的には
ベースバンド信号S15をシンボル単位のデータに区切
つた場合の1シンボル分程度、遅延させる。シフトレジ
スタ26Aはこうして入力されるベースバンド信号S1
5を各シンボル単位毎に格納すると共に、このシンボル
単位のデータを乗算器22Aに供給する。またシフトレ
ジスタ26Aは、次のシンボル単位データが入力された
場合、先に格納したシンボル単位データを後段のシフト
レジスタ26Bにシフトする。シフトレジスタ26Bは
シフトレジスタ26Aからシフトされて入力したシンボ
ル単位データを格納すると共に、乗算器22Bに当該シ
ンボル単位データを供給する。またシフトレジスタ26
Bは次のデータがシフトレジスタ26Aからシフトされ
て入力した場合、先に格納したシンボル単位データを後
段のシフトレジスタ26Cにシフトする。シフトレジス
タ26Cはシフトレジスタ26Bからシフトされて入力
したシンボル単位データを格納すると共に、乗算器22
Cに当該シンボル単位データを供給する。またシフトレ
ジスタ26Cは次のシンボル単位データがシフトレジス
タ26Bからシフトされて入力した場合、先に格納した
シンボル単位データを後段のシフトレジスタ26Dにシ
フトする。シフトレジスタ26Dはシフトレジスタ26
Cからシフトされて入力したシンボル単位データを格納
すると共に、乗算器22Dに当該シンボル単位データを
送出する。またシフトレジスタ26Dは次のシンボル単
位データがシフトレジスタ26Cからシフトされて入力
した場合、先に格納したシンボル単位データをクリアし
て新たなシンボル単位データを格納する。
トレジスタ26A〜26Dから送出されるベースバンド
信号の各シンボル単位のデータに、対応する各ROM2
5A〜25Dから与えられるタツプ値を基準クロツク信
号S20により示されるタイミング毎に乗算して、得ら
れた値を加算器23に送出する。加算器23は、これら
の値を基準クロツク信号S20により示されるタイミン
グ毎に加算して、得られた量子化信号S18をD/Aコ
ンバータ19に与える。D/Aコンバータ19は基準ク
ロツク信号S20に基づいて動作し、デイジタル信号で
なる量子化信号S18をアナログ信号に変換して出力す
る。なお、こうしてアナログ変換された信号は、この
後、アナログローパスフイルタ(図示せず)に入力され
て所望の周波数成分のみが取り出される。
以下に説明する制御手順でタツプ値を読み出すためのア
ドレス値を算出し、得られたアドレス値を対応するRO
M25A〜25Dにそれぞれ送出する。図6に示すよう
に、各アドレス指定部21A〜21DはステツプSP1
で手順を開始し、まずステツプSP2で、対応するRO
M25A〜25Dにそれぞれ送出するアドレス値の初期
値を設定する。次に各アドレス指定部21A〜21Dは
ステツプSP3で、アドレス値の繰り返し状態を計数す
るカウント値COを0にする。続いて各アドレス指定部
21A〜21DはステツプSP4で、基準クロツク信号
S20によるクロツク入力を検出する。検出されなけれ
ばそのまま入力されるまで待機状態を維持し、検出した
場合に次のステツプに進む。クロツク入力を検出した各
アドレス指定部21A〜21Dは次に、ステツプSP5
で、設定されたアドレス値を各々対応するROMに送出
してアドレス値に対応するタツプ値を読み出させる。
指定部21A〜21Dは、ステツプSP6で、次に指定
するための新たなアドレス値を算出する。新たに指定す
るアドレス値は、前回指定したアドレス値に4を加算し
て算出する。また各アドレス指定部21A〜21Dは、
ステツプSP7で、カウント値COに1を加算してカウ
ント回数を計数する。各アドレス指定部21A〜21D
は、ステツプSP8で、こうして計数するカウント値C
Oが4である場合、すなわちステツプSP4〜ステツプ
SP7を4回繰り返した場合に次のステツプに進む。カ
ウント値COが4で無い場合はステツプSP4に戻り、
現状のアドレス遷移状態を繰り返す。
ツプSP8で、ステツプSP4〜ステツプSP7を4回
繰り返したことを判別すると、ステツプSP9に進んで
カウンタ24から制御信号S21が入力されているか否
かの検出を行う。各アドレス指定部21A〜21Dで
は、制御信号S21が入力された場合フラグが立てられ
るようになされており、どのようなタイミングで入力さ
れても後に検出し得るようになつている。ここで制御信
号S21が入力されたことを示すフラグが立てられてい
る場合はステツプSP15に進み、立てられていない場
合はステツプSP10に進む。
各アドレス指定部21A〜21DはステツプSP10
で、クロツク周波数変換器12(図1)からトリガ信号
S16が入力されているか否かを検出する。各アドレス
指定部21A〜21Dでは、トリガ信号S16が入力さ
れた場合フラグが立てられるようになされており、どの
ようなタイミングで入力されても後に検出し得るように
なつている。ここでトリガ信号S16が入力されたこと
を示すフラグが立てられている場合はステツプSP12
に進み、立てられていない場合はステツプSP11に進
む。
れた(SP4〜SP8)時点で制御信号S21又はトリ
ガ信号S16が入力されていない場合、各アドレス指定
部21A〜21DはステツプSP11で、現状のアドレ
ス値から16を減算して新たなアドレス値を算出する。
例えばアドレス値が現状で19であつた場合、mod1
6すなわち現状のアドレス値から16を減算することに
より3が新たなアドレス値として得られる。こうして制
御信号S21又はトリガ信号S16が入力されていない
場合は、例えば3、7、11、15で15から3に戻る
という繰り返し状態でアドレスを遷移して(SP3〜S
P11)、ステツプSP3に戻る。
ず、トリガ信号S16が入力されている場合、各アドレ
ス指定部21A〜21DはステツプSP12で、アドレ
ス値から1を減算して新たなアドレス値を算出する。こ
の後、各アドレス指定部21A〜21DはステツプSP
13で、トリガ信号S16により立てられたフラグをク
リアし、ステツプSP14で後段のアドレス指定部に当
該トリガ信号S16を送出する。すなわちトリガ信号S
16はまずアドレス指定部21Aに入力され、ステツプ
SP13によるフラグのクリアの後に後段のアドレス指
定部21Bに入力される。以下同様に、アドレス指定部
21Bからアドレス指定部21Cに、アドレス指定部2
1Cからアドレス指定部21Dに、それぞれステツプS
P13によるフラグのクリアの後に入力される。こうし
て後段へトリガ信号S16を送出した後、各アドレス指
定部21A〜21DはステツプSP11に進み、新たな
アドレス値を算出する。この際、各アドレス値は1減算
されていることにより、新たな繰り返し状態に遷移して
いる(図3)。
合、各アドレス指定部21A〜21DはステツプSP1
5に進み、基準クロツク信号S20によるクロツク入力
を検出する。検出されなければそのまま入力されるまで
待機状態を維持し、検出した場合に次のステツプに進
む。クロツク入力を検出した各アドレス指定部21A〜
21Dは次に、現状で得られているアドレス値を対応す
るROM25A〜25Dに送出する。続いて各アドレス
指定部21A〜21Dは、ステツプSP17で、制御信
号S21を入力したことにより立てられたフラグをクリ
アする。フラグのクリア後、各アドレス指定部21A〜
21DはステツプSP18で、アドレス値に4を加算す
る。この後、各アドレス指定部21A〜21Dはステツ
プSP10に進んでトリガ信号S16の検出を行い、検
出された場合はステツプSP12へ、検出されなかつた
場合はステツプSP11に進む。
A〜21Dでは特定の条件の場合、すなわちトリガ信号
S16を入力した場合及びトリガ信号S16の入力を4
回計数したカウンタ24から制御信号S21が入力され
た場合に、所定の繰り返し状態から別の繰り返し状態に
アドレス値の遷移状態を変化させる。制御信号S21が
入力されたことによるフラグが立てられた場合、例えば
アドレス指定部21Aでは0、4、8、12の繰り返し
状態でタツプ値を変化させるアドレス値の遷移を、16
番目のタツプ値を指定するアドレス値を送出した後、新
たな遷移状態に移して3、7、11、15の繰り返し状
態とする。同様に制御信号S21が入力されたことによ
るフラグが立てられた場合、アドレス指定部21Bでは
16、20、24、28の繰り返し状態でタツプ値を変
化させるアドレス値の遷移を、32番目のタツプ値を指
定するアドレス値を送出した後、新たな遷移状態に移し
て20、24、28、32の繰り返し状態とする。また
アドレス指定部21Cでは32、36、40、44の繰
り返し状態でタツプ値を変化させるアドレス値の遷移
を、48番目のタツプ値を指定するアドレス値を送出し
た後、新たな遷移状態に移して36、40、44、48
の繰り返し状態とする。さらにアドレス指定部21Dで
は48、52、56、60の繰り返し状態でタツプ値を
変化させるアドレス値の遷移を、64番目のタツプ値を
指定するアドレス値を送出した後、新たな遷移状態に移
して52、56、60、64の繰り返し状態とする。
は、送信フイルタ14(図1)の場合のように19.8[MH
z] で駆動せずに、その1/4でなる4.95[MHz] で駆動
するようになされており、そのためタツプ値を読み出す
ために指定するアドレス値を4つおきに送出するように
している。すなわちROM25A〜25Dに記憶されて
いるタツプ値自体は16倍オーバーサンプリングのため
のタツプ値であるため、このように4つおきに送出する
アドレス値を用いて読み出すようにしたことにより、本
来のサンプリング周波数の1/4でなる4.95[MHz] でベ
ースバンド信号S15を16倍オーバーサンプリングす
ることができる。またトリガ信号S16により示される
ベースバンド信号S15と基準クロツク信号S20との
ずれ情報も、トリガ信号S16及び当該トリガ信号S1
6の受信4回に1回カウンタ24が送出する制御信号S
21によつてアドレス指定に反映されており、これに応
じて各アドレス指定部21A〜21Dからタイミングず
れの補正のためにアドレス値を遷移させるようになされ
ている。
でなる基準クロツク信号S20のタイミングで、タツプ
値を読み出すために指定するアドレス値を4つとばしで
算出すると共に、トリガ信号S16又は制御信号S21
が入力された場合に限つて通常の4つおきで無く3つお
きでアドレスを指定してサンプリング倍率を変更するこ
とにより、ベースバンド信号S15と基準クロツク信号
S20とのタイミングずれを補正して、ベースバンド信
号S15を基準クロツク信号S20のタイミングで正規
化することができる。これにより送信フイルタ20は再
標本化器17及びデイジタルフイルタ18を一体とした
構成にして、簡易な構成でかつ送信フイルタ14(図
1)と比して低速のクロツクで駆動することができると
共に、ベースバンド信号S15を基準クロツク信号S2
0のタイミングで正規化してオーバーサンプリング処理
及びフイルタリング処理することができる。
号S15を入力バツフア(図示せず)に一時記憶した
後、シフトレジスタ26A〜26Dに入力するようにな
されている。すなわちトリガ信号S16が必ずしも理想
的なタイミング(図7)で入力されるとは限らないた
め、このように入力バツフアによつてベースバンド信号
S15の入力を所定時間だけ遅延することにより、アド
レス指定部21A〜21Dから送出するアドレス値によ
るROM25A〜25Dへのアドレス指定を確実に行う
ことができる。
15を16倍オーバーサンプリングするためにROM2
5A〜25Dに記憶されているタツプ値を読み出すため
に指定するアドレス値を、各アドレス指定部21A〜2
1Dによつて4つとばしで算出し、またトリガ信号S1
6が入力された場合又はカウンタ24によつてトリガ信
号S16の入力4回に1回、制御信号S21が送出され
る場合に限りアドレス値を遷移させてサンプリング倍率
を変更することにより、ベースバンド信号S15と基準
クロツク信号S20とのタイミングずれを補正して、ベ
ースバンド信号S15を基準クロツク信号S20のタイ
ミングで正規化するようにしたことにより、再標本化器
17及びデイジタルフイルタ18(図1)を一体とした
構成とし得る共に、4.95[MHz] でなる基準クロツク信号
S20のタイミングで19.8[MHz]のクロツク信号S11
を用いた時と同様な16倍オーバーサンプリングを行う
ことができ、さらに基準クロツク信号S20とベースバ
ンド信号S15との同期ずれを補正することができる。
かくするにつき、簡易な構成でかつ低速のクロツクで駆
動し得ると共に、ベースバンド信号S15に生じる非同
期な周波数に起因するスペクトルの歪みを最小限に低減
し得る送信フイルタ20を実現し得る。
ある発振器11で生成した19.8[MHz] でなるクロツク信
号S11を、周波数変換手段であるクロツク周波数変換
器12で19.6608[MHz]の周波数でなる基準クロツク信号
S13に変換し、さらに分周器15で16分周すること
でベースバンド信号S15に同期した1.2288[MHz] でな
る基準クロツク信号S14を生成する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば発振器で生成した
19.8[MHz] でなるクロツク信号を分周して周波数をおと
した後、これをベースバンド信号に同期した周波数に変
換するようにしてもよい。
手段である再標本化器17及びデイジタルフイルタ18
に19.8[MHz] でなるクロツク信号S11を供給する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば再標
本化器で16倍オーバーサンプリングで無く、4倍オー
バーサンプリングするようにし、4.95[MHz] でなるクロ
ツク信号を供給するようにしてもよい。
Hz] でなるクロツク信号S11をクロツク周波数変換器
12で19.6608[MHz]の周波数でなる基準クロツク信号S
13に変換すると共に、1.2288[MHz] の周波数でなるベ
ースバンド信号S15を、送信シンボル生成手段である
送信シンボル生成部5で生成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、19.8[MHz] 以外の周波数で
クロツク信号を生成してもよく、また1.2288[MHz] 以外
の周波数でベースバンド信号を生成する場合に適用して
もよい。この場合、クロツク周波数変換器でクロツク信
号からパルス波を抜き取る間隔を変更して対応すること
により、クロツク信号の周波数を変更しても所望の基準
クロツク信号を得ることができ、こうして得られた基準
クロツク信号から所望の周波数でなるベースバンド信号
を生成することができる。
ツク周波数変換器(図1)から供給するトリガ信号S1
6を、クロツク信号S11を4分周して生成した基準ク
ロツク信号S20とベースバンド信号S15とのタイミ
ングずれを検出する検出手段とする場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば通信端末装置のよう
に受信信号から精度の高いクロツクを得ることができる
場合、当該受信信号から得られたクロツク信号に基づい
て基準クロツク信号S20と、ベースバンド信号S15
とのタイミングずれを示すトリガ信号を生成するように
してもよい。すなわちタイミングずれを通知するトリガ
信号の生成源を他の構成で実現し得るのであれば、これ
以外の構成によつてトリガ信号を供給するようにしても
よい。
数が64又は65でなるデイジタルフイルタを再標本化
器と一体化した構成でなる送信フイルタ20の場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばタツプ数
が63でなるデイジタルフイルタを再標本化器と一体化
した構成の送信フイルタに適用してもよく、タツプ数そ
のものに限定されるもので無い。
波数でなる基準信号及び当該基準信号と非同期でなるデ
ータ信号のタイミングを各々検出して、基準信号及びデ
ータ信号のタイミングに所定間隔以上の時間的ずれを検
出した場合に制御信号を送出する検出手段と、基準信号
に基づいてデータ信号を再標本化すると共に、制御信号
が入力されたタイミング時に限り、再標本化の倍率を所
定の倍率に変更してデータ信号を基準信号のタイミング
で正規化する正規化手段とを設けて、基準信号とデータ
信号との時間的ずれを検出したタイミング時に限り再標
本化の倍率を変更するようにしたことにより、基準信号
の周波数とデータ信号の周波数とが非同期であることに
起因する時間的ずれを補正して送信信号にスペクトルの
歪みが生じることを防止でき、他系統に供給するデータ
信号と非同期な基準信号を流用して不都合無く送信信号
を生成することができる。かくするにつき、ジツタ成分
による信号のスペクトルの歪みを補正することができる
と共に、構成を簡易にし得る。
すブロツク図である。
すブロツク図である。
態遷移の説明に供する略線図である。
アドレス指定部の送出するアドレス値によつて遷移する
タツプ値の説明に供するタイムチヤートである。
態遷移の説明に供する略線図である。
ートである。
ドレス指定部の送出するアドレス値によつて遷移するタ
ツプ値の説明に供するタイムチヤートである。
図である。
線図である。
4、14、20……送信フイルタ、5、16……送信シ
ンボル生成部、6、17……再標本化器、7、18……
デイジタルフイルタ、8、19……D/Aコンバータ、
12……クロツク周波数変換器、21A〜21D……ア
ドレス指定部、22A〜22D……乗算器、23……加
算器、24……カウンタ、25A〜25D……ROM、
26A〜26D……シフトレジスタ。
Claims (6)
- 【請求項1】所定の周波数でなる基準信号及び当該基準
信号と非同期でなるデータ信号のタイミングを各々検出
して、上記基準信号及び上記データ信号のタイミングに
所定間隔以上の時間的ずれを検出した場合に制御信号を
送出する検出手段と、 上記基準信号に基づいて上記データ信号を再標本化する
と共に、上記制御信号が入力されたタイミング時に限
り、再標本化倍率を所定の倍率に変更して上記データ信
号を上記基準信号のタイミングで正規化する正規化手段
とを具えることを特徴とするフイルタ装置。 - 【請求項2】上記検出手段は、 上記基準信号の1クロツクタイミング以上でなる上記時
間的ずれを検出した場合に上記制御信号を送出し、 上記正規化手段は、 上記再標本化のサンプリング間隔を上記基準信号の1ク
ロツクタイミング分ずらして上記再標本化倍率を変更す
ることを特徴とする請求項1に記載のフイルタ装置。 - 【請求項3】上記正規化手段は、 デイジタルフイルタにおけるタツプ値を各アドレス毎に
各々格納しており、アドレス値の指定に応じて上記タツ
プ値を読み出して送出する記憶手段と、 上記アドレス値を所定の整数N個おきに順次指定すると
共に上記制御信号が入力された場合に限り上記アドレス
値をN−1個おきで指定して、当該指定アドレス値を上
記記憶手段に送出するアドレス指定手段と、 上記基準信号と非同期な周波数でなる上記データ信号の
タイミングで当該データ信号をシンボル単位毎に入力し
て格納すると共に送出し、また当該格納したデータ信号
を上記データ信号の次のシンボル単位が入力するタイミ
ングで後段へ順次転送する複数段で形成されたシフトレ
ジスタと、 上記シフトレジスタの各段から送出された上記データ信
号と、上記記憶手段から読み出された上記タツプ値とを
乗算する乗算器と、 各上記乗算結果を加算して出力する加算器とを具えるこ
とを特徴とする請求項1に記載のフイルタ装置。 - 【請求項4】所定の周波数でなる第1の基準信号を生成
する基準信号生成手段と、 上記第1の基準信号に基づいて当該第1の基準信号と非
同期な所望の周波数でなる第2の基準信号を生成すると
共に、上記第1の基準信号及び上記第2の基準信号の時
間的ずれを検出して制御信号を送出する周波数変換手段
と、 上記第2の基準信号に基づいて送信シンボルを生成する
送信シンボル生成手段と、 上記第1の基準信号に基づく所望の倍率で上記送信シン
ボルを再標本化すると共に、上記制御信号に応じて上記
再標本化の倍率を変更することにより上記第2の基準信
号の周波数に同期した上記送信シンボルの上記第1の基
準信号に対する時間的ずれを補正して正規化する正規化
手段とを具えることを特徴とする無線通信端末装置。 - 【請求項5】上記周波数変換手段は、 上記第1の基準信号から所定の間隔毎に1クロツクタイ
ミング分のパルス波を抜き取つて各パルス波間隔を擬似
的に広げて上記第1の基準信号と非同期の周波数でなる
上記第2の基準信号を生成すると共に、上記パルス波の
抜き取りタイミング毎に上記制御信号を送出し、 上記正規化手段は、 上記制御信号を受信したタイミング時に限り上記再標本
化のサンプリング間隔を上記基準信号の1クロツクタイ
ミング分ずらして上記再標本化の倍率を変更することを
特徴とする請求項4に記載の無線通信端末装置。 - 【請求項6】上記第1の基準信号は19.8[MHz] の周波数
でなることを特徴とする請求項4に記載の無線通信端末
装置。
Priority Applications (4)
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