JPH1084377A - 複数サーバの相互バックアップ方法及びルーチング方法 - Google Patents

複数サーバの相互バックアップ方法及びルーチング方法

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JPH1084377A
JPH1084377A JP8237772A JP23777296A JPH1084377A JP H1084377 A JPH1084377 A JP H1084377A JP 8237772 A JP8237772 A JP 8237772A JP 23777296 A JP23777296 A JP 23777296A JP H1084377 A JPH1084377 A JP H1084377A
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JP8237772A
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Masato Aitsu
誠人 合津
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い信頼性を有するクライアントサーバシス
テムを安価に実現できる複数サーバの相互バックアップ
方法を提供する。 【解決手段】 クライアントがサーバA(アクセスサー
バ)にデータ更新を要求した時、サーバAは他の全ての
サーバB、Cで保持しているタイムスタンプを問い合せ
る。サーバAのタイムスタンプがT0 であって、かつサ
ーバB、CからサーバAへのタイムスタンプ応答がいず
れもT0 であることから、サーバAはそこで保持してい
るデータが古くないことが確認できる。また、この時点
の時刻T1を今回のデータ更新のタイムスタンプとして
サーバAで記憶し、またサーバAから他のサーバB、C
に対しても今回のデータ更新要求とともにタイムスタン
プT1 を分配する。他のサーバB、CではサーバAと同
様に、データとタイムスタンプの更新が行なわれる。サ
ーバAでは、他のサーバB、Cからデータ更新応答を受
け、その後、クライアントに対してデータ更新応答が返
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クライアントサ
ーバシステムにおける複数サーバの相互バックアップ方
法及びルーチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クライアントサーバシステムとは、ネッ
トワーク上に分散配置されたクライアントとサーバが一
体となって、全体で1つの処理を実行する分散処理シス
テムである。クライアントが、資源を所有してサービス
を提供するサーバに対して所定の要求を依頼し、サーバ
はその要求に基づいて処理を実行し、クライアントへ結
果をかえす。クライアントとサーバ間のネットワーク接
続には、現在、イーサネット(Ethernet)、TCP/I
Pを用いたLAN(Local Area Network)接続が主に使
用されている。
【0003】ここで広域のネットワークの一例として、
複数のLANが広域に点在しており、それぞれのLAN
中に中継ノードが存在して、これらの中継ノードを介し
て、あるLAN中のクライアントが遠隔のLAN中のサ
ーバと通信可能に構成されたWAN(Wide Area Networ
k)を考える。
【0004】図6に示すようにLANの数が少ない場合
は、サーバの存在するLAN(図では二重丸◎で示し、
以下、中心LAN1という)を中心にして、他のLAN
(図では丸印○で示す)がスター状に接続される。こう
したスター接続を行なうネットワークでは、中心LAN
1とそれぞれのLANとを直接に接続しているために、
LANの数が増加した場合には膨大な中継線が必要にな
る。
【0005】そこで、図7に示すように、すべてのLA
Nを中心LAN1と直接に接続するのではなく、互いに
近接するLANを1つのグループとし、各グループそれ
ぞれに1つの拠点LAN2(図では黒丸印●で示す)を
設定して、グループ毎にスター接続し、さらに中心LA
N1とこれら拠点LAN2をスター状に接続する。この
ように、遠隔のLANが拠点LAN2を介して中心LA
N1と接続されるように構成すれば、少ない中継線です
べてのLANとの接続ができ、安価なネットワークの構
築が可能になる。
【0006】このような広域のネットワークを構築し、
そこに配置されたサーバをクライアントが利用するクラ
イアントサーバシステムでは、従来から、2通り信頼性
を高める方法が考えられていた。
【0007】第1は、サーバの装置自体としての信頼性
を高めるやり方であって、これはサーバの構成部品を冗
長構成にして、運用中の装置の特定部品に障害が生じた
時、待機中の部品によって直ちにバックアップするもの
である。このような冗長構成によるサーバのフォルトト
レラント方式には、同じ情報を同時に2つのハードディ
スクまたは2つのハードディスクパーティションに書き
込むディスクミラーリングが有効であり、一般に広く採
用されている。
【0008】第2の方法は、ネットワーク上のクライア
ントサーバ間が複数の中継線で接続されるように、中心
LAN1に予め迂回路を用意しておくものである。
【0009】図8は、図7に示すWANにおける4つの
拠点LAN2の間を、さらに中継線3で直接に接続した
ネットワークである。このネットワークでは、拠点LA
N2と中心LAN1とを直接に接続する中継線の他に、
複数の拠点LAN2相互を接続する迂回中継線3が設け
られている。そうすれば、特定の経路の中継線に障害が
生じた場合でも、迂回中継線3によって各LANと中心
LAN1との通信がバックアップされ、クライアントサ
ーバ間通信の信頼性が向上する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1の方法
でクライアントサーバシステムの信頼性を高めるために
は、従来のディスクのミラーリングだけでは不十分であ
り、CPU、バス、メモリ等すべてをバックアップする
必要がある。しかし、汎用のワークステーション、PC
でそれらの部品を冗長構成にしようとすれば、非常に高
価なものとなる。
【0011】また、第2の方法では、図8に示すよう
に、拠点LAN2や、中心LAN1には多数の中継線が
集中するから、それらの中継ノードを構成するプロセッ
サのグレードアップが必要になる。そこで、1グループ
内のLANの数を少なくして、全体として拠点LAN2
を増やしたり、或いは、中心LAN1のサーバのうちの
幾つかを拠点LAN2に移設して、中継ノードの負荷を
分散し、中心LAN1の負荷を軽減することも考えられ
る。しかし、負荷を分散させると、中継ノードを迂回す
るためのルーチング機能が複雑化し、ネットワークの保
守等のコストが大きくなるという問題があった。
【0012】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、高い信頼性を有
するクライアントサーバシステムを安価に実現できる複
数サーバの相互バックアップ方法を提供することであ
る。
【0013】この発明の第2の目的は、クライアントが
1つのサーバと通信できなくなった場合でも、確実に他
のサーバと通信可能に接続し、クライアントサーバシス
テムの信頼性を高めることができる複数サーバのルーチ
ング方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数個のサーバが配置され、クライアントの特定するア
クセスサーバと該クライアントとの間を通信可能に接続
するクライアントサーバシステムにおける複数サーバの
相互バックアップ方法において、前記アクセスサーバで
は、前記クライアントからのデータ更新/参照要求に対
して、前記各サーバ間での通信によって、前記各サーバ
で保持しているデータについての同一性を含めて最新の
ものであるか否かの判定を行なうことを特徴とする。
【0015】請求項2に係る発明は、前記アクセスサー
バが、他のサーバのうち、最新データと判定されたデー
タを保持するサーバに対してのみ前記データ更新を指示
するものである。
【0016】請求項3に係る発明は、前記アクセスサー
バで保持しているデータが古いことを検出した場合に
は、前記データ更新/参照要求を拒否するものである。
【0017】請求項4に係る発明は、前記アクセスサー
バから他のサーバにタイムスタンプを問い合せ、その応
答結果に基づいて、前記各サーバで保持しているデータ
を判定するものである。
【0018】請求項5に係る発明は、前記データ更新要
求により前記アクセスサーバで保持しているデータが古
いことを検出した場合に、クライアントからの次のデー
タ更新/参照要求に対して、前記各サーバ間での通信を
行なわないで、該データ更新/参照要求を拒否するもの
である。
【0019】請求項6に係る発明は、前記データ更新に
失敗したサーバが、前記クライアントからの復帰要求に
基づいて、他のサーバから最新データをローディングす
るようにしたものである。
【0020】請求項7に係る発明は、複数個のサーバが
配置され、クライアントの特定するアクセスサーバと該
クライアントとの間を通信可能に接続するクライアント
サーバシステムにおける複数サーバの相互バックアップ
方法において、前記各サーバでは、前記クライアントか
ら前記複数個のサーバへのデータ更新要求が競合した場
合に、前記各サーバ間での通信によって、データ更新要
求が競合した旨を相互に知らせて、前記データ更新要求
を拒否することを特徴とする。
【0021】請求項8に係る発明は、前記各サーバから
前記データ更新要求が拒否された前記各クライアント
が、互いに異なる時間経過の後にデータ更新をリトライ
するように構成したものである。
【0022】請求項9に係る発明は、前記各サーバが、
相互にタイムスタンプを問い合せて、データ更新中であ
るか否かに応じて前記データ更新要求の競合判定を行な
うものである。
【0023】請求項10に係る発明は、複数個のサーバ
が配置され、クライアントの特定するアクセスサーバと
該クライアントとの間を通信可能に接続するクライアン
トサーバシステムにおける複数サーバのルーチング方法
において、前記複数個のサーバが中継ノードを介して接
続された広域ネットワーク上に配置され、前記クライア
ント毎に異なるアクセスサーバの優先順位が設定されて
いることを特徴とする。
【0024】請求項11に係る発明は、前記アクセスサ
ーバの優先順位が、前記クライアントから各サーバまで
の距離が短い順に設定されているものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態を説明する。
【0026】実施の形態1 実施の形態1の方法は、同じ機能を有し、同じデータを
保持したサーバが複数台冗長に配置されているクライア
ントサーバシステムにおいて、1つのサーバに障害が生
じた時に、クライアントが別のサーバに要求を出し直す
ように構成したものに適用される複数サーバの相互バッ
クアップ方法である。
【0027】複数のサーバで相互にバックアップを可能
に構成するためには、それぞれのサーバで同じデータを
保持している必要がある。しかし、複数のサーバが初期
状態で同じデータを持っていたとしても、一般にサーバ
のデータは、クライアントからのデータ更新(追加/変
更/削除)要求が実行されることによって変化する。全
てのサーバで同じデータを持ち続けるためには、あるサ
ーバがクライアントからのデータ更新要求を受け、それ
を実行した時に、他のサーバにおいても同じデータ更新
を行なう必要がある。
【0028】クライアントからデータ更新を要求した時
に、複数サーバのうちの1つが何等かの障害でデータ更
新に失敗した場合、このサーバのデータは最新ではなく
なるから、このサーバがその後に復旧しても、このサー
バはクライアントからのデータ更新要求にもデータ参照
要求にも拒否応答を返す必要がある。こうすれば、クラ
イアントは通信相手のサーバを使えないことが分かり、
速やかに別のサーバに要求を出し直すことができる。
【0029】また、データが最新かどうかを知る手段と
して、各サーバでは、そこで保持しているデータが最後
に更新された時刻を示す識別コード(以降、単にタイム
スタンプという)が記憶される。このタイムスタンプを
サーバ相互間で比較すれば、データの同一性を含めて、
最新のものであるか否かを判断できる。
【0030】つぎに、クライアントに対して3台のサー
バA、B、Cが相互にバックアップを行なう場合の通信
手順を説明する。
【0031】図1には全てのサーバA〜Cが正常に動作
可能な場合、図2にはクライアントからの要求を受けた
サーバAが障害を有する場合、及び図3にはクライアン
トからの要求を受けなかったサーバBが障害を有する場
合の通信手順を示している。
【0032】図1において、クライアントがサーバA
(アクセスサーバ)にデータ更新を要求した時、サーバ
Aは他の全てのサーバB、Cで保持しているタイムスタ
ンプを問い合せる。サーバAのタイムスタンプがT0
あって、かつサーバB、CからサーバAへのタイムスタ
ンプ応答がいずれもT0 であることから、サーバAでは
そこで保持しているデータが古くないことが確認でき
る。また、この時点の時刻T1 を今回のデータ更新のタ
イムスタンプとしてサーバAで記憶し、またサーバAか
ら他のサーバB、Cに対しても今回のデータ更新要求と
ともにタイムスタンプT1 を分配する。他のサーバB、
Cでは、サーバAと同様に、データとタイムスタンプの
更新が行なわれる。サーバAでは、他のサーバB、Cか
らデータ更新応答を受け、その後、サーバAからクライ
アントに対してデータ更新応答が返される。
【0033】図2は、クライアントからのデータ参照要
求又はデータ更新要求(データ参照/更新要求)を受け
たサーバAに障害があって、この要求を拒否する通信手
順を示している。
【0034】クライアントからサーバAに、データ参照
/更新要求が出された時、サーバAからサーバB、Cに
タイムスタンプを問い合せる。サーバB、Cからのタイ
ムスタンプ応答がそれぞれT1 として、サーバAに返っ
てきたとき、サーバAのタイムスタンプがT0 (<T
1 )であることから、サーバAに障害があることが分か
る。すなわち、サーバAのタイムスタンプT0 をT1
比較し、T0 <T1 であることから、サーバAでその保
持するデータが最新でないことが判明する。そこで、ク
ライアントからのデータ参照/更新要求に対して、サー
バAはクライアントに拒否応答を返す。サーバAにデー
タ参照/変更要求が拒否されたクライアントは、次にサ
ーバBにデータ参照/変更を要求する。サーバBでも、
上述と同様のタイムスタンプの問い合せと応答の手順が
繰り返され(図では省略している)、サーバBのデータ
が最新であることが検出されたとき、サーバBからクラ
イアントにデータ参照/更新応答が出される。
【0035】図3は、サーバBがデータ更新要求の分配
対象外となる場合の通信手順を示している。
【0036】クライアントがサーバAにデータ更新を要
求した場合に、サーバAからサーバB、Cにタイムスタ
ンプを問い合せる。サーバBからサーバAへのタイムス
タンプ応答がT0 、サーバCからサーバAへのタイムス
タンプ応答がT1 (>T0 )として返ってきたとき、サ
ーバAのタイムスタンプがT1 であることから、サーバ
Bに障害があることが分かる。すなわち、サーバBのデ
ータが最新でない場合、サーバAは他のサーバB、Cへ
のタイムスタンプ問い合せとその応答によって、サーバ
Bの障害を検出できる。その結果、サーバAはサーバB
を分配対象外として、そこにデータを分配せず、サーバ
Cに対してのみ、今回のデータ更新要求とともにタイム
スタンプT2 を分配する。
【0037】サーバA、Cにおいてそれぞれデータ更新
が実行された後、サーバAはサーバCのみからデータ更
新応答を受け、その後、クライアントに対してデータ更
新応答が返される。したがって、図3に示すようにサー
バBでのデータは更新されず、そのタイムスタンプもT
0 のままに保持される。
【0038】以上説明したように、実施の形態1の方法
では、複数個のサーバが配置され、クライアントの特定
するアクセスサーバと該クライアントとの間を通信可能
に接続するクライアントサーバシステムにおける複数サ
ーバの相互バックアップ方法において、アクセスサーバ
では、クライアントからのデータ更新/参照要求に対し
て、各サーバ間での通信によって、各サーバで保持して
いるデータについての同一性を含めて最新のものである
か否かの判定を行なうようにしたので、CPU、バス、
メモリ等を特別に冗長に構成しなくても、一般的なワー
クステーションやPCを使用して、高い信頼性を有する
安価なサーバを構成でき、これら複数サーバの相互バッ
クアップが可能になる。
【0039】実施の形態2.実施の形態2の方法は、あ
るサーバがデータ更新に失敗した場合に、相互にバック
アップしているサーバ間で、データを最新のものとする
回復処理に適用される複数サーバの相互バックアップ方
法である。
【0040】実施の形態1で説明したように、クライア
ントからのデータ更新要求に対して、データ更新に失敗
したサーバのデータは、相互にバックアップしている他
のサーバのデータより古いものとなる。したがって、ク
ライアントからの要求に応じるためには、そのデータ内
容を最新のものと一致するように、早急に書き換えてお
く必要がある。
【0041】また、サーバのデータが復旧するまでの間
は、クライアントからアクセスが行なわれる毎に、或い
は他のサーバへのアクセスが行なわれる毎に、繰り返し
タイムスタンプの問い合せと応答が行なわれると、ネッ
トワークの処理効率を低下させる。したがって、データ
更新に失敗したサーバでは、次にデータ更新/参照要求
があったとき、各サーバ間での通信を行なわないで、ク
ライアントに対して該データ更新/参照要求を直ちに拒
否すれば、ネットワークの処理効率を低下させることが
ない。
【0042】図4には、3台のサーバA、B、Cが相互
にバックアップを行なって、データを常に最新のものに
書き換えておく手順を示している。
【0043】サーバAでは、自己のデータが他のサーバ
B、Cのデータより古いものとなっていることが判明し
た時点で、そのタイムスタンプが「−1」に書き換えら
れている。そして、その後にサーバAにクライアントか
らの要求があった場合には、サーバAは他のサーバB、
Cに対してタイムスタンプの問い合せを行なわず、かつ
そのタイムスタンプ「−1」に基づいて、即座にクライ
アントへの拒否を返すようにしている。これによって、
サーバ間での無駄な問い合せと応答とを防止して、ネッ
トワークの処理効率を高めることができる。
【0044】また、最新でないデータを持つサーバA
は、クライアントからの「復帰要求」があると、他のサ
ーバB、Cにタイムスタンプの問い合せを行なう。そし
て、両サーバB、Cから応答されたタイムスタンプに基
づいて、最新データを保持しているサーバを1つだけ選
択する。図4では、サーバB、Cからのタイムスタンプ
がともにT0 であるので、サーバB、Cのいずれでも良
いが、いま例えばサーバBに対して、サーバAからデー
タローディング要求を行なうと、このデータローディン
グ要求を受けたサーバBでは、最新データとともにタイ
ムスタンプT0 をサーバAに送る(データローディング
応答)。これにより、サーバAのデータ内容は最新のも
のに書き換えられ、その時点でクライアントに「復帰応
答」を行なう。
【0045】ここで、サーバAがデータを更新している
間は、他のサーバB、Cでのデータ更新が禁止されなく
てはならない。したがって、サーバAはクライアントか
らの復帰要求を受信してから、「復帰応答」を返すまで
の間に、他のサーバB、Cからタイムスタンプの問い合
せを受信した場合には、次に説明する実施の形態3の場
合と同様に、「データ更新中」の旨を返すことになる。
【0046】以上説明したように、実施の形態2の方法
では、データ更新要求によりアクセスサーバで保持して
いるデータが古いことを検出した場合に、クライアント
からの次のデータ更新/参照要求に対して、各サーバ間
での通信を行なわないで、該データ更新/参照要求を拒
否するように指示し、或いはまた、データ更新に失敗し
たサーバは、クライアントからの復帰要求に基づいて、
他のサーバから最新データをローディングすることによ
って、既存のネットワーク上でのアプリケーションサー
バ設備を変更せずに、クライアントサーバシステムの効
率を低下させることなく、サーバに相互バックアップ機
能を持たせて、サーバの信頼性を向上できる。
【0047】実施の形態3.実施の形態3の方法は、同
じ機能を有し、同じデータを保持したサーバが複数台冗
長に配置されたクライアントサーバシステムにおいて、
相互にバックアップしているサーバ毎に複数のクライア
ントからの要求が順位付けられて構成したものに適用さ
れる複数サーバの相互バックアップ方法である。
【0048】たとえば、2台のサーバA、Bがそれぞれ
同じデータを保持し、相互にバックアップしている場
合、2以上のクライアントから同時に、サーバA、Bに
それぞれアクセスして、それぞれのデータを参照するこ
とは可能である。しかし、あるクライアントからのデー
タ変更要求がサーバAで実行されている間に、サーバB
が別のクライアントからの要求により同じデータを削除
してしまうと、サーバBにはデータ変更の対象データが
無くなってしまう。そのような場合、サーバAからサー
バBにデータ変更要求を行なっても、サーバBでのデー
タ更新が不可能になる。したがって、2以上のサーバを
備えたクライアントサーバシステムでは、このようにデ
ータ更新要求が競合した場合に、サーバ間でのデータの
同一性が保てなくなる。
【0049】ここでは、データ更新要求が競合した場合
に、サーバ間での通信によって、その旨を知らせて、各
クライアントに対してそれぞれ要求を拒否することによ
り、サーバA、B間のデータの同一性を確保している。
さらに、要求が拒否された各クライアントから、再度サ
ーバA、Bに同じ要求を行なうとき、各クライアント間
で要求のタイミングを異ならせることで、アクセス競合
が再び生じないようにしている。
【0050】図5には、クライアントa,bがそれぞれ
サーバA、Bにデータ更新要求を行なう場合の通信手順
を示している。ここでは、例えばクライアントaはサー
バA、サーバBの順に要求を行ない、他方のクライアン
トbはサーバB、サーバAの順に要求を行なうものとす
る。
【0051】図において、クライアントaがサーバAに
データ更新要求を行ない、クライアントbも同時にサー
バBにデータ更新要求を行なうと、各サーバA、Bから
互いに相手サーバの保持するタイムスタンプを問い合せ
る。サーバAはクライアントaに応答を返すまでの間
に、サーバBからタイムスタンプの問い合せを受けるこ
とになる。すなわち、サーバAではサーバBからタイム
スタンプの問い合せについての応答を受け取る前に、サ
ーバBからの問い合せを受ける。そこで、サーバAはタ
イムスタンプ応答に代えて、サーバBに「データ更新
中」の旨を応答する。サーバBは、この「データ更新
中」の応答を受けて、クライアントbに対して同様に
「データ更新中」を応答することによって、クライアン
トbからのデータ更新要求を拒否する。サーバBも同様
に、クライアントbに応答を返すまでの間に、サーバA
からタイムスタンプの問い合せを受けて、サーバAと同
様に動作するから、サーバAは「データ更新中」の応答
を受けて、クライアントaからのデータ更新要求を拒否
する。
【0052】その後、要求が拒否された各クライアント
a,bからは、それぞれが内蔵する乱数回路により決定
される任意の時間Ta 、Tb の経過後に、再度サーバ
A、Bに同じ要求がリトライされる。このように、クラ
イアントa,b間でサーバへのアクセスのタイミングを
異ならせることによって、再びアクセス競合を生じさせ
ずに、2つのクライアントa,bからのデータ更新要求
が順番に実行される。例えば、Ta <Tb であれば、ま
ずクライアントaからのデータ更新要求がサーバAで実
行され、各サーバA、BのタイムスタンプがT0 からT
1 に書き換えられ、次にクライアントbからのデータ更
新要求がサーバBで実行され、さらに各サーバA、Bの
タイムスタンプがT2 に書き換えられる。
【0053】さらに、3つ以上のサーバが相互にバック
アップしているクライアントサーバシステムであって
も、同様に競合処理が実行される。なお、いずれか一つ
のクライアントからの要求が、データの追加/変更/削
除を伴わない、データ参照要求等であれば、サーバ相互
間が「データ更新中」とはならない。
【0054】以上説明したように、実施の形態3の方法
では、複数個のサーバが配置され、クライアントの特定
するアクセスサーバと該クライアントとの間を通信可能
に接続するクライアントサーバシステムにおける複数サ
ーバの相互バックアップ方法において、各サーバでは、
クライアントから複数個のサーバへのデータ更新要求が
競合した場合に、各サーバ間での通信によって、データ
更新要求が競合した旨を相互に知らせて、データ更新要
求を拒否し、或いはまた、各サーバからデータ更新要求
が拒否された各クライアントが、互いに異なる時間経過
の後にデータ更新をリトライするように構成したので、
データ更新要求の競合を的確に処理できる。したがっ
て、複数のクライアントから同時にデータ参照要求があ
った場合に、それらを複数のサーバに分散することによ
って、システムの処理能力をサーバの台数に比例して向
上できる。
【0055】実施の形態4.実施の形態4の方法は、複
数のクライアントからのデータ参照要求を同時に複数の
サーバで分散して実行するように構成したクライアント
サーバシステムに適用される複数サーバのルーチング方
法である。
【0056】ここでは、全く同じ機能、データを持つ複
数台のサーバを、例えば図8の各拠点LAN2のよう
な、ネットワーク上の各地域に分散して配置する。通
常、クライアントは、ネットワーク内で一番近くに位置
するサーバに対してアクセスする。そのとき、ネットワ
ーク内の中継線の障害や、サーバ自体の障害が生じて、
このサーバが応答できない場合に、クライアントは次に
近くに位置するサーバにアクセスする。さらに、このサ
ーバも応答できない状態であれば、さらに次のサーバに
アクセスする。
【0057】このようにして、クライアント毎に、アク
セスサーバの優先順位が各サーバまでの距離に応じて設
定されていれば、各クライアントは全てのサーバについ
て、順次に効率良くサーバを切り替えて、ルーチングを
行なうことができる。また、このアクセスサーバの優先
順位は、クライアントから各サーバまでの距離とは関係
なく、他の要因に基づいて設定することも可能である。
【0058】実施の形態4のルーチング方法では、複数
個のサーバが配置され、クライアントの特定するアクセ
スサーバと該クライアントとの間を通信可能に接続する
クライアントサーバシステムにおける複数サーバのルー
チング方法において、複数個のサーバが中継ノードを介
して接続された広域ネットワーク上に配置され、クライ
アント毎に異なるアクセスサーバの優先順位が設定され
ていることによって、クライアントが1つのサーバと通
信できなくなった場合でも、他のサーバとの通信が効率
良く行なえるので、クライアントサーバ間通信の信頼性
を高めることができる。特に、拠点LAN毎にサーバが
分散して配置されていれば、信頼性を高めるうえで一層
効果的である。
【0059】また、通常クライアントは最も近くのサー
バと通信するから、クライアントサーバ間通信を分散し
て、ネットワーク上の中継ノードの負荷を軽減するうえ
で、有効である。
【0060】なお、以上の実施の形態1〜4の説明で
は、クライアントは複数サーバのルーチング機能を備
え、各サーバは相互バックアップ機能を備えたものとし
て説明したが、これらの機能自体を担うプログラム(エ
ンティティ)をクライアントサーバシステムとして追加
すれば、既存のネットワーク上で、既存のアプリケーシ
ョンサーバ設備自体の変更なしに、サーバの信頼性を向
上させることが可能である。
【0061】
【発明の効果】この発明の複数サーバの相互バックアッ
プ方法によれば、広域にまたがるネットワーク上でアプ
リケーションサーバ機能を実現するうえで、高い信頼性
を有するクライアントサーバシステムを安価に実現でき
る。
【0062】また、この発明のルーチング方法によれ
ば、クライアントとサーバ間での通信が分散でき、高い
信頼性を有するクライアントサーバシステムを安価に実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における、サーバA
〜Cが正常に動作可能な場合のバックアップ手順を示す
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における、サーバA
が障害を有する場合のバックアップ手順を示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1における、サーバB
が障害を有する場合のバックアップ手順を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2における、データ書
き換え手順を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3における、データ更
新要求の競合防止の手順を示す図である。
【図6】 4つのLANから構成されるネットワークを
示す図である。
【図7】 複数の拠点LANを含むネットワークを示す
図である。
【図8】 4つの拠点LANの間を中継線で直接に接続
したネットワークを示す図である。
【符号の説明】
1 中心LAN、 2 拠点LAN、 3 迂回中継
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のサーバが配置され、クライアン
    トの特定するアクセスサーバと該クライアントとの間を
    通信可能に接続するクライアントサーバシステムにおけ
    る複数サーバの相互バックアップ方法において、 前記アクセスサーバでは、前記クライアントからのデー
    タ更新/参照要求に対して、前記各サーバ間での通信に
    よって、前記各サーバで保持しているデータについての
    同一性を含めて最新のものであるか否かの判定を行なう
    ことを特徴とする複数サーバの相互バックアップ方法。
  2. 【請求項2】 前記アクセスサーバは、他のサーバのう
    ち、最新データと判定されたデータを保持するサーバに
    対してのみ前記データ更新を指示することを特徴とする
    請求項1に記載の複数サーバの相互バックアップ方法。
  3. 【請求項3】 前記アクセスサーバで保持しているデー
    タが古いことを検出した場合には、前記データ更新/参
    照要求を拒否することを特徴とする請求項1に記載の複
    数サーバの相互バックアップ方法。
  4. 【請求項4】 前記アクセスサーバから他のサーバにタ
    イムスタンプを問い合せ、その応答結果に基づいて、前
    記各サーバで保持しているデータを判定することを特徴
    とする請求項1に記載の複数サーバの相互バックアップ
    方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4のいずれかの
    方法において、 前記データ更新要求により前記アクセスサーバで保持し
    ているデータが古いことを検出した場合に、クライアン
    トからの次のデータ更新/参照要求に対して、前記各サ
    ーバ間での通信を行なわないで、該データ更新/参照要
    求を拒否することを特徴とする複数サーバの相互バック
    アップ方法。
  6. 【請求項6】 前記データ更新に失敗したサーバは、前
    記クライアントからの復帰要求に基づいて、他のサーバ
    から最新データをローディングすることを特徴とする請
    求項5に記載の複数サーバの相互バックアップ方法。
  7. 【請求項7】 複数個のサーバが配置され、クライアン
    トの特定するアクセスサーバと該クライアントとの間を
    通信可能に接続するクライアントサーバシステムにおけ
    る複数サーバの相互バックアップ方法において、 前記各サーバでは、前記クライアントから前記複数個の
    サーバへのデータ更新要求が競合した場合に、前記各サ
    ーバ間での通信によって、データ更新要求が競合した旨
    を相互に知らせて、前記データ更新要求を拒否すること
    を特徴とする複数サーバの相互バックアップ方法。
  8. 【請求項8】 前記各サーバから前記データ更新要求が
    拒否された前記各クライアントが、互いに異なる時間経
    過の後にデータ更新をリトライするように構成したこと
    を特徴とする請求項7に記載の複数サーバの相互バック
    アップ方法。
  9. 【請求項9】 前記各サーバは、相互にタイムスタンプ
    を問い合せて、データ更新中であるか否かに応じて前記
    データ更新要求の競合判定を行なうことを特徴とする前
    記請求項7に記載の複数サーバの相互バックアップ方
    法。
  10. 【請求項10】 複数個のサーバが配置され、クライア
    ントの特定するアクセスサーバと該クライアントとの間
    を通信可能に接続するクライアントサーバシステムにお
    ける複数サーバのルーチング方法において、 前記複数個のサーバが中継ノードを介して接続された広
    域ネットワーク上に配置され、 前記クライアント毎に異なるアクセスサーバの優先順位
    が設定されていることを特徴とする複数サーバのルーチ
    ング方法。
  11. 【請求項11】 前記アクセスサーバの優先順位は、前
    記クライアントから各サーバまでの距離が短い順に設定
    されていることを特徴とする請求項10に記載の複数サ
    ーバのルーチング方法。
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