JPH1084695A - モータの駆動回路 - Google Patents

モータの駆動回路

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JPH1084695A
JPH1084695A JP8260244A JP26024496A JPH1084695A JP H1084695 A JPH1084695 A JP H1084695A JP 8260244 A JP8260244 A JP 8260244A JP 26024496 A JP26024496 A JP 26024496A JP H1084695 A JPH1084695 A JP H1084695A
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修 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾性負荷を駆動する場合の電流指令に対する応
答性に優れたモータの駆動回路を提供する。 【解決手段】 PWM制御によるHブリッジ回路からな
るモータの駆動回路100であり、電源端子7からパワ
ー回路5へ向かう電流のみを流す第1のダイオード10
と、第1のダイオード10又は第2の半導体素子P2か
ら第1の半導体素子P1へ向かう電流のみを流す第2の
ダイオード20と、コンデンサ30とを有する。環流電
流を電源端子7に戻さずコンデンサ30に蓄積し、正転
時のモータMへの印加電圧を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの駆動回路
に関し、特にバネなどの弾性負荷を駆動するモータに適
用して好ましい駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】正逆駆動を行うモータの駆動回路として
は、従来よりHブリッジで構成されたPWM(Puls
e Width Modulation,パルス幅変
調)制御によるものが知られている。この種の駆動回路
100は、図9に示すように、電流指令6に応じてモー
タMへの印加電圧を4つの半導体素子P1〜P4を用い
てON/OFF制御する。すなわち、正転の電流指令が
与えられると、同図に示す半導体素子P2及びP3がO
FFとなり、P1がONし続けるとともに、P4がデュ
ーティに応じたON/OFF動作を行う。一方、逆転の
電流指令が与えられると、半導体素子P1及びP4がO
FFとなり、P2がONし続けるとともに、P3がデュ
ーティに応じたON/OFF動作を行う。このように、
従来のPWM制御のモータ駆動回路における半導体素子
は、P1又はP2がONし続け、P3又はP4がデュー
ティに応じてON/OFFし、これによりモータMに流
れる正転又は逆転の電流が制御されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のモ
ータの駆動回路100では、正転及び逆転ともに、同じ
電圧しか供給することができない。このため、モータM
の駆動対象物が2次系の動作特性を有する場合には、初
期立ち上がりが悪いという問題がある。特に駆動対象物
がバネなどの弾性体である場合、弾性力に抗して回転す
る際には、早く回転すると逆起電力が供給電圧に漸近す
るので電流指令通りの電流を流すことができず、その結
果、トルクが減少して、応答性が低下するという問題が
あった。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、初期応答を改善し、さらに
弾性負荷を駆動する場合であっても、電流指令に対する
応答性に優れたモータの駆動回路を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明のモータの駆動回路は、電流
指令に応じてモータに正転又は逆転の電圧を印加する4
つの半導体素子からなるパワー回路と、前記モータに流
れる電流を検出する電流検出部と、前記電流指令と前記
電流検出部で検出された電流値との差に応じてパスル幅
を変調するパルスデューティ計算部と、前記パルスデュ
ーティ計算部からの出力信号により前記4つの半導体素
子の作動及び停止制御を行うロジック回路とを備えたH
ブリッジ回路からなるモータの駆動回路において、電源
端子と前記パワー回路との間に設けられ、前記電源端子
から前記パワー回路へ向かう電流のみを流す第1のダイ
オードと、前記第1のダイオードと前記4つの半導体素
子のうちモータ逆転時に作動する第2の半導体素子との
間と、モータ正転時に作動する第1の半導体素子との間
に設けられ、前記第1のダイオード又は前記第2の半導
体素子から前記第1の半導体素子へ向かう電流のみを流
す第2のダイオードと、前記第2のダイオードと前記第
1の半導体素子との間と、接地端子との間に設けられた
コンデンサと、をさらに有することを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の本発明のモータの駆
動回路は、前記モータの正転又は逆転、及び前記パルス
デューティ計算部の出力信号に応じて、前記パワー回路
の4つの半導体素子のうち対をなす2つの半導体素子に
対し、ともに作動及び停止の制御が実行されることを特
徴とする。
【0007】この請求項1及び2記載のモータの駆動回
路では、正転電流指令が与えられるとパワー回路を構成
する4つの半導体素子のうち対をなす2つの半導体素子
がデューティに応じてON/OFFし、残りの対をなす
2つの半導体素子がOFFとなる。このON/OFF制
御される2つの半導体素子がOFF状態である場合に
は、モータ電機子のインダクタンスによってモータに環
流電流が流れる。この環流電流は、第3の半導体素子か
らモータを通って第2の半導体素子に流れ、電源端子に
戻ろうとするが、本発明のモータの駆動回路では、第1
のダイオードが設けられているので、電源端子に戻ろう
とする電流を阻止し、コンデンサに導き、ここに電荷を
蓄積する。これにより、次に2つの半導体素子がONし
たときのモータに印加される電圧が供給電圧よりコンデ
ンサに蓄積された電圧だけ増加する。したがって、モー
タのトルクが増加し応答性が高まることになる。
【0008】一方、逆転電流指令が与えられるとパワー
回路を構成する上記残りの2つの半導体素子がデューテ
ィに応じてON/OFFし、他の2つの半導体素子がO
FFとなる。このON/OFF制御される2つの半導体
素子がOFF状態である場合には、モータ電機子のイン
ダクタンスによってモータに環流電流が流れる。この環
流電流は、第4の半導体素子からモータを通って第1の
半導体素子に流れ、電源端子に戻ろうとするが、本発明
のモータの駆動回路では、ここに第2のダイオードが設
けられているので、電源端子に戻ろうとする電流を阻止
し、コンデンサに導き電荷を蓄積する。
【0009】また、駆動対象が弾性体などのように2次
系の動作特性を有する場合には、当該弾性負荷から回転
方向の力が作用するとモータの回転速度が大きくなり、
逆起電圧が供給電圧以上に上昇することがあり、第3の
半導体素子から第2の半導体素子へ向かって電流が流れ
ようとする。そして、この電流は、第2の半導体素子か
ら電源端子に戻ろうとするが、本発明のモータの駆動回
路では、第1のダイオードが設けられているので、電源
端子に戻ろうとする電流を阻止し、コンデンサに導き、
ここに電荷を蓄積する。
【0010】これにより、次に正転電流指令が与えられ
たときのモータに印加される電圧が供給電圧よりコンデ
ンサに蓄積された電圧だけ増加する。したがって、モー
タ正転時のトルクが増加し応答性が高まることになる。
【0011】上記目的を達成するために、請求項3記載
の本発明のモータの駆動回路は、電流指令に応じてモー
タに正転又は逆転の電圧を印加する一対の半導体素子及
び一対のダイオードからなるパワー回路と、前記モータ
に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流指令と
前記電流検出部で検出された電流値との差に応じてパス
ル幅を変調するパルスデューティ計算部と、前記パルス
デューティ計算部からの出力信号により前記一対の半導
体素子の作動及び停止制御を行うロジック回路とを備え
たHブリッジ回路からなるモータの駆動回路において、
電源端子と前記パワー回路との間に設けられ、前記電源
端子から前記パワー回路へ向かう電流のみを流す第1の
ダイオードと、前記第1のダイオードと前記一対のダイ
オードのうち直近のダイオードとの間と、前記一対の半
導体素子うち直近の半導体素子との間に設けられ、前記
第1のダイオード又は前記直近のダイオードから前記直
近の半導体素子へ向かう電流のみを流す第2のダイオー
ドと、前記第2のダイオードと前記直近の半導体素子と
の間と、接地端子との間に設けられたコンデンサと、を
さらに有することを特徴とする。
【0012】この請求項3記載の本発明のモータの駆動
回路では、請求項1又は2記載のモータの駆動回路にお
いて、パワー回路を構成する4つの半導体素子のうち、
逆転時に作動する2つの半導体素子をダイオードとして
いる。したがって、駆動対象となる弾性負荷の弾性力が
著しく大きく、逆転電流を流さなくとも初期位置に戻る
場合に適用して好ましい。この請求項3記載のモータの
駆動回路では、逆転時にはモータを完全な発電機として
用いているので、正転時には供給電圧よりもコンデンサ
に蓄積された電圧だけ高い電圧をモータに印加すること
ができ、その結果、正転時のトルクが増加し応答性が高
まることとなる。
【0013】上記目的を達成するために、請求項4記載
の本発明のモータ駆動回路は、電流指令に応じてモータ
に正転又は逆転の電圧を印加する4つの半導体素子から
なるパワー回路と、前記モータに流れる電流を検出する
電流検出部と、前記電流指令と前記電流検出部で検出さ
れた電流値との差に応じてパスル幅を変調するパルスデ
ューティ計算部と、前記パルスデューティ計算部からの
出力信号により前記4つの半導体素子の作動及び停止制
御を行うロジック回路とを備えたHブリッジ回路からな
るモータの駆動回路において、前記4つの半導体素子の
うち電源端子に接続された2つの半導体素子と、電源端
子との間に、前記電源端子から当該それぞれの半導体素
子への電流は流し、逆方向へは流さない第1のダイオー
ドと第2のダイオードとをそれぞれ設け、前記第1のダ
イオードおよび前記第2のダイオードと前記2つの半導
体素子とのそれぞれの接続点と、接地端子との間に、第
1のコンデンサおよび第2のコンデンサをそれぞれ設け
たことを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の本発明のモータ駆動
回路は、前記モータの正転または逆転、および前記パル
スデューティ計算部の出力信号に応じて、前記パワー回
路の4つの半導体素子のうち対をなす2つの半導体素子
に対し、ともに作動および停止の制御が実行されること
を特徴とする。
【0015】この請求項4および5記載のモータの駆動
回路では、正転電流指令が与えられるとパワー回路を構
成する4つの半導体素子のうち対をなす2つの半導体素
子がデューティに応じてON/OFFし、残りの対をな
す2つの半導体素子がOFFとなる。このON/OFF
制御される2つの半導体素子がOFF状態である場合に
は、モータ電機子のインダクタンスによってモータに環
流電流が流れる。この環流電流は、第3の半導体素子か
らモータを通って第2の半導体素子に流れ、電源端子に
戻ろうとするが、本発明のモータの駆動回路では、第2
のダイオードが設けられているので、電源端子に戻ろう
とする電流を阻止し、さらにこの環流電流を第2のコン
デンサに導き、ここに電荷を蓄積する。これにより、次
に2つの半導体素子がONしたときのモータに印加され
る電圧が供給電圧より第2のコンデンサに蓄積された電
圧だけ増加する。したがって、モータのトルクが増加し
応答性が高まることになる。
【0016】一方、逆転電流指令が与えられるとパワー
回路を構成する上記残りの2つの半導体素子がデューテ
ィに応じてON/OFFし、他の2つの半導体素子がO
FFとなる。このON/OFF制御される2つの半導体
素子がOFF状態である場合には、モータ電機子のイン
ダクタンスによってモータに環流電流が流れる。この環
流電流は、第4の半導体素子からモータを通って第1の
半導体素子に流れ、電源端子に戻ろうとするが、本発明
のモータの駆動回路では、ここに第1のダイオードが設
けられているので、電源端子に戻ろうとする電流を阻止
し、さらにこの環流電流を第1のコンデンサに導き電荷
を蓄積する。これにより、次に2つの半導体素子がON
したときのモータに印加される電圧が供給電圧より第1
のコンデンサに蓄積された電圧だけ増加する。したがっ
て、モータのトルクが増加し応答性が高まることにな
る。このように、正転時及び逆転時の何れの場合でも初
期の応答性が改善されることとなる。
【0017】さらに、請求項6記載の本発明のモータの
駆動回路は、前記コンデンサには、昇圧回路が設けられ
ていることを特徴とする。
【0018】この請求項6記載のモータの駆動回路で
は、コンデンサに昇圧回路が設けられているので、モー
タに印加される電圧がより高くなり、その結果、応答性
もより優れたものとなる。
【0019】
【発明の効果】請求項1及び2記載のモータの駆動回路
によれば、デューティOFF時に生じる環流電流及び逆
転時の弾性負荷による逆起電圧の電流をコンデンサに蓄
積するので、デューティON時には当該コンデンサに蓄
積された電圧分だけ高い電圧をモータに印加することが
できる。その結果、モータトルクが増加し応答性が高ま
ることになる。
【0020】請求項3記載のモータの駆動回路によれ
ば、逆転時にはモータを完全な発電機として用いている
ので、次の正転時には、コンデンサに蓄積された電圧だ
け高い電圧をモータに印加することができ、その結果、
正転時のトルクが増加し応答性が高まることとなる。
【0021】請求項4及び5記載のモータ駆動回路によ
れば、正転時及び逆転時のデューティOFF時に生じる
環流電流を第1及び第2のコンデンサにそれぞれ蓄積す
るので、正転時及び逆転時の何れの場合にも、デューテ
ィON時には当該コンデンサに蓄積された電圧分だけ高
い電圧をモータに印加することができる。その結果、モ
ータトルクが増加し、初期応答性が高まることになり、
ブレーキアクチュエータにおける制動初期の応答性や、
ステアリングアクチュエータの初期応答性がより優れた
ものとなる。
【0022】請求項6記載のモータの駆動回路によれ
ば、コンデンサに昇圧回路が設けられているので、モー
タに印加される電圧がより高くなり、その結果、応答性
もより優れたものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。第1実施形態 図1及び図2は、本発明のモータ駆動回路の第1実施形
態を示す回路図であり、図1はモータ正転時、図2はモ
ータ逆転時を示す図である。
【0024】本実施形態のモータ駆動回路100は、パ
ルスデューティ計算部1、ロジック回路2、信号処理部
3、電流検出部4、パワー回路5を有し、さらに電源端
子7と接地端子8が形成され、ここに電圧が印加され
る。また、外部装置から送られる電流指令を入力するた
めの端子6も形成されている。
【0025】パルスデューティ計算部1は、主としてマ
イクロコンピュータのCPUから構成され、外部装置等
から送られる電流指令と、電流検出部4にて検出される
実際に流れている検出電流値とを比較し、パワー素子5
を構成する半導体素子P1〜P4のON/OFF時間比
率(デューティ)を計算する。この制御計算は比例制御
とされ、例えば、出力=制御ゲイン×(電流指令−検出
電流)で計算される。なお、制御ゲインは、50〜10
0などの大きな値とされる。
【0026】さらに、パルスデューティ計算部1では、
この計算により得られた出力を回路内部で作成した基準
三角波と比較し、出力が基準三角波より大きい場合に
は、該当する半導体素子をON、出力が基準三角波以下
の場合には、該当する半導体素子をOFFとする信号を
ロジック回路2に出力する。これにより、電流指令が検
出電流に比べて大きいときは半導体素子P1〜P4のO
N時間が長くなり、最終的には電流指令と検出電流とが
一致することとなる。
【0027】ロジック回路2は、主としてマイクロコン
ピュータのCPUから構成され、上記パルスデューティ
計算部1からの指令信号により、パワー回路5を構成す
る4つの半導体素子P1〜P4のうちの何れの2つをO
N/OFFさせるかを判断し、与えられた時間だけパワ
ー回路5の該当する半導体素子P1〜P4に駆動信号を
送出する。
【0028】電流検出部4は、例えば小抵抗やホール素
子などで構成され、モータMに流れている実際の電流値
を検出し、信号処理部3に送出する。一方、信号処理部
3は、電流検出部4からの信号を変換し、これをパルス
デューティ計算部1に送出する。本実施形態では、小抵
抗をモータMと直列に接続して電流検出部4とし、この
小抵抗の両端電圧の差を信号処理部3で増幅し、この増
幅された電流信号を検出信号としてパルスデューティ計
算部1に送出するように構成されている。
【0029】パワー回路5は、4つの半導体素子P1〜
P4からなり、一つの半導体素子は、図示するようにト
ランジスタとダイオードとが並列に接続されて構成され
ている。また、それぞれの半導体素子P1〜P4のトラ
ンジスタのベースには、上記ロジック回路2からの駆動
信号が入力されるように結線されており、デューティに
応じて対角位置の2つの半導体素子P1及びP4又はP
2及びP3をON/OFFすることにより、モータMに
正転及び逆転の両方向の電流が流れることとなる。
【0030】本実施形態のモータ駆動回路100では、
電源端子7とパワー回路5との間に第1のダイオード1
0が設けられており、この第1のダイオード10には、
電源端子7からパワー回路5へ向かう電流のみが流れる
ように取り付けられている。すなわち、この第1のダイ
オード10によって、正転停止時に流れる環流電流は、
半導体素子P2から電源端子7側へは流れず、後述する
コンデンサ30側へ流れることとなる。
【0031】また、この第1のダイオード10と半導体
素子P1との間には、第2のダイオード20が設けられ
ており、この第2のダイオード20には、第1のダイオ
ード10から半導体素子P1へ向かう電流のみが流れる
ように取り付けられている。すなわち、この第2のダイ
オード20によって、逆転停止時に流れる環流電流は、
半導体素子P1から電源端子7側及び半導体素子P2側
へは流れず、後述するコンデンサ30側へ流れることと
なる。
【0032】さらに、第2のダイオード20及び半導体
素子P1の間と、接地端子8との間にはコンデンサ30
が設けられており、ここに流れてきた電流を蓄積する機
能を司る。
【0033】なお、本実施形態では第1のダイオード1
0及び第2のダイオード20を図1に示す位置に設けた
が、要するに第1のダイオード10は、電源7からパワ
ー回路5へ向かう電流のみを流す機能を有し、第2のダ
イオード20は、半導体素子P2又は電源7から半導体
素子P1に向かう電流のみを流す機能を有していれば足
りるので、例えば図4に示すように、第1のダイオード
10を2つのダイオード11,12で構成し、これと並
列に第2のダイオード20を設けることもできる。
【0034】次に動作を説明する。以下、図3に示す電
流指令が与えられた場合を想定し、同図、図1及び図2
を参照しながら説明する。なお、モータMの駆動対象物
として圧縮バネが用いられ、モータ正転時には当該バネ
を縮めるとともに、モータ逆転時には当該バネを元の位
置に戻す動作を行うものとする。
【0035】(1)正転電流指令時の動作 モータMに対して正転指令が与えられた場合、本実施形
態のモータ駆動回路100に流れる電流を図1に実線の
矢印で示す。また、図1の点線の矢印は、この正転指令
による電流がOFFしたときに流れる環流電流を示して
いる。
【0036】まず、時刻t1において、電流指令の入力
端子6からパルスデューティ計算部1に、例えば18A
の正転電流指令が与えられると、当該パルスデューティ
計算部1では、電流検出部4及び信号処理部3から入力
された現在の電流値と正転電流指令との差に制御ゲイン
を乗算する。現在の電流値は0Aであり差が大きいの
で、図3に示すように計算されたデューティは100%
となり、この信号をロジック回路2に送出する。ロジッ
ク回路2では、この信号を受け、図1に示す正転電流の
方向に電流が流れるように、半導体素子P1及びP4の
トランジスタをONするとともに、半導体素子P2及び
P3のトランジスタをOFFする信号をそれぞれの半導
体素子P1〜P4に送出する。これにより、パワー回路
5において、半導体素子P1及びP4がON、半導体素
子P2及びP3がOFFとなるので、電源端子7からの
電流は、第1のダイオード10→第2のダイオード20
→半導体素子P1のトランジスタ→電流検出部4→モー
タM→半導体素子P4のトランジスタ→接地端子8の経
路で流れることとなる。
【0037】このようにしてデューティ100%の指令
が与えられると、図3の時刻t1→t2に示すようにモ
ータMに流れる電流が増加して行く。ところが、モータ
Mの駆動対象物であるバネからの反力が未だ小さい場合
には、モータMには殆ど負荷が作用しないので、当該モ
ータMは速く回転することになるが、このようにモータ
が速く回転すると逆起電圧が供給電圧に近づくため、同
図の時刻t2に示すように、電流指令通りの電流が流れ
なくなる。このモータMに流れる電流の減少は、電流検
出部4で検出され、パルスデューティ計算部1にて電流
指令と比較されているので、図3のBに示すように、パ
ルスデューティ計算部1からロジック回路2には100
%のデューティが出力され続け、半導体素子P1及びP
4のトランジスタがともにONし続けることになる。
【0038】その後、バネが縮められるとその反力によ
りモータMの回転速度が低下するので、逆起電圧が小さ
くなり、これにより電流指令通りの電流が流れるように
なる。すなわち、電流検出部4で検出される電流値と電
流指令とが接近するので、パルスデューティ計算部1か
ら出力されるデューティは100%から減少し、図3の
時刻t2→t3に示すように、例えば60%程度にな
る。この信号はロジック回路2から半導体素子P1及び
P4のトランジスタに出力され、当該半導体素子P1及
びP4のトランジスタはデューティに応じてON/OF
Fを繰り返す。これにより、モータMを流れる電流値が
電流指令通りの値となる。
【0039】ここで、半導体素子P1及びP4のトラン
ジスタがともにONの場合には、上述したように、電源
端子7からの電流は、第1のダイオード10→第2のダ
イオード20→半導体素子P1のトランジスタ→電流検
出部4→モータM→半導体素子P4のトランジスタ→接
地端子8の経路で流れることとなる。また、半導体素子
P1及びP4のトランジスタがともにOFFの場合に
は、モータMに流れる電流は、モータ電機子のインダク
タンスによってすぐには0とならず、接地端子8→半導
体素子P3のダイオード→電流検出部4→モータM→半
導体素子P2のダイオードと流れる。この環流電流は、
第1のダイオード10によって電源端子7への流れが阻
止されるので、第2のダイオード20を通ってコンデン
サ30に蓄積されることになる。
【0040】このコンデンサ30に蓄積された電荷は、
次に半導体素子P1がONする際の上昇電圧として作用
する。すなわち、次に半導体素子P1及びP4がONす
ると、電源端子7からの電流は、第1のダイオード10
→第2のダイオード20→半導体素子P1のトランジス
タ→電流検出部4→モータM→半導体素子P4のトラン
ジスタ→接地端子8の経路で流れるが、モータMに印加
される電圧が電源電圧にコンデンサ30の電圧を加算し
たものとなる。したがって、電源電圧よりも大きい電圧
を印加することができ、モータMのトルクが増加し応答
性が高まることになる。
【0041】(2)逆転電流指令時の動作 モータMに対して逆転指令が与えられた場合、本実施形
態のモータ駆動回路100に流れる電流を図2に実線の
矢印で示す。また、図2の点線の矢印は、この逆転指令
による電流がOFFしたときに流れる環流電流を示して
いる。
【0042】上述した正転指令に続いて、時刻t3にお
いて、電流指令の入力端子6からパルスデューティ計算
部1に、例えば−18Aの正転電流指令が与えられる
と、当該パルスデューティ計算部1では、電流検出部4
及び信号処理部3から入力された現在の電流値と逆転電
流指令との差に制御ゲインを乗算する。現在の電流値は
18Aであり差の絶対値が大きいので、図3に示すよう
に計算されたデューティは−100%となり、この信号
をロジック回路2に送出する。
【0043】ロジック回路2では、この信号を受け、図
2に示す逆転電流の方向に電流が流れるように、半導体
素子P2及びP3のトランジスタをONするとともに、
半導体素子P1及びP4のトランジスタをOFFする信
号をそれぞれの半導体素子P1〜P4に送出する。これ
により、パワー回路5において、半導体素子P2及びP
3がON、半導体素子P1及びP4がOFFとなるの
で、電源端子7からの電流は、第1のダイオード10→
半導体素子P2のトランジスタ→モータM→電流検出部
4→半導体素子P3のトランジスタ→接地端子8の経路
で流れることとなる。
【0044】このようにして−100%のデューティ指
令が与えられると、図3の時刻t3→t4に示すように
モータMに流れる電流が増加して行く。ところが、モー
タ逆転時にはバネからの弾性力が回転方向に付加される
ので、当該モータMは速く回転することになる。このよ
うにモータが速く回転すると、同図の時刻t4及びAに
示すように、逆起電圧が供給電圧を超えることがあり、
この場合、電流は半導体素子P3からP2へ流れようと
する。しかしながら、本実施形態のモータ駆動回路10
0では、第1のダイオード10が設けられているので、
この電流は電源端子7には戻らず、第2のダイオード2
0を通ってコンデンサ30に蓄積される。このときの電
圧は、逆起電圧が供給電圧以上となっているため、当然
供給電圧を上回るものとなっている。
【0045】その後、バネが伸びると、バネから付加さ
れる弾性力が徐々に減少するので、モータMの回転数が
低下し、図3の時刻t4→t5に示すように電流は負の
値になる。なお、時刻t3→t5においては、モータM
に流れる電流が、電流検出部4で検出され、パルスデュ
ーティ計算部1にて電流指令と比較されているので、図
3のDに示すように、パルスデューティ計算部1からロ
ジック回路2には−100%のデューティが出力され続
け、半導体素子P2及びP3のトランジスタがともにO
Nし続けることになる。
【0046】ここで、モータMの初期位置にストッパが
設けられていると、その時刻t5においてモータMが停
止し、図3の時刻t5→t6に示すように、電流は電流
指令通りに流れることとなる。すなわち、電流検出部4
で検出される電流値と電流指令とが接近するので、パル
スデューティ計算部1から出力されるデューティは−1
00%から増加し、図3の時刻t5→t6に示すよう
に、例えば−60%程度になる。この信号はロジック回
路2から半導体素子P2及びP3のトランジスタに出力
され、当該半導体素子P2及びP3のトランジスタはデ
ューティに応じてON/OFFを繰り返す。これによ
り、モータMを流れる電流値が電流指令通りの値とな
る。
【0047】ここで、半導体素子P2及びP3のトラン
ジスタがともにONの場合には、上述したように、電源
端子7からの電流は、第1のダイオード10→半導体素
子P2のトランジスタ→モータM→電流検出部4→半導
体素子P3のトランジスタ→接地端子8の経路で流れる
こととなる。また、半導体素子P2及びP3のトランジ
スタがともにOFFの場合には、モータMに流れる電流
は、モータ電機子のインダクタンスによってすぐには0
とならず、接地端子8→半導体素子P4のダイオード→
モータM→電流検出部4→半導体素子P1のダイオード
と流れる。この環流電流は、第2のダイオード20によ
って電源端子7への流れが阻止されるので、そのままコ
ンデンサ30に蓄積されることになる。
【0048】このコンデンサ30に蓄積された電荷は、
次に半導体素子P2がONする際の上昇電圧として作用
する。すなわち、次に半導体素子P2及びP3がONす
ると、電源端子7からの電流は、再び、第1のダイオー
ド10→半導体素子P2のトランジスタ→モータM→電
流検出部4→半導体素子P3のトランジスタ→接地端子
8の経路で流れるが、モータMに印加される電圧が電源
電圧にコンデンサ30の電圧を加算したものとなる。し
たがって、電源電圧よりも大きい電圧を印加することが
でき、モータMのトルクが増加し応答性が高まることに
なる。
【0049】(3)1サイクル後の正転電流指令時の動
作 次に、図3の時刻t6にて再び正転電流指令が与えられ
ると、前回と同様に100%のデューティで電流が流れ
るが、上述したようにコンデンサ30には供給電圧以上
の電圧が蓄積されているので、時刻t7において、バネ
からの反力が未だ小さくモータMが速く回転する場合で
あっても、図3のCに示すように初回の電流値よりも多
い電流が流れる。これにより、モータMのトルクが増加
し応答性が高まることとなる。
【0050】このように、本実施形態のモータ駆動回路
100では、半導体素子P1〜P4をデューティに応じ
てOn/OFF制御する際、OFF時の環流電流をコン
デンサ30に蓄積することができ、さらに、逆転時にお
けるモータの逆起電圧により生じる電流もコンデンサに
蓄積することができるので、正転時に印加する電圧を供
給電圧以上とすることができる。その結果、正転時にお
ける駆動初期応答性が高まることになる。
【0051】第2実施形態 図5は、本発明のモータ駆動回路の第2実施形態を示す
回路図であり、上述した第1実施例と共通する部材には
同一の符号を付している。本実施形態のモータ駆動回路
100は、コンデンサ30にチャージポンプによる昇圧
回路32が付加されている点が第1実施形態と相違し、
その他の構成は同一である。
【0052】このように構成された本実施形態のモータ
駆動回路100では、正転電流指令及び逆転電流指令が
与えられたときの動作は、基本的に第1実施例と同じで
あり、半導体素子P1〜P4をデューティに応じてOn
/OFF制御する際、OFF時の環流電流をコンデンサ
30に蓄積することができる。さらに、逆転時における
モータの逆起電圧により生じる電流もコンデンサに蓄積
することができる。これに加え、本実施形態ではコンデ
ンサ30に昇圧回路32が付加されているので、正転時
に印加する電圧がより供給電圧以上となる。その結果、
正転時における駆動初期応答性がより一層高まることに
なる。
【0053】第3実施形態 図6は、本発明のモータ駆動回路の第3実施形態を示す
回路図であり、上述した第1実施例と共通する部材には
同一の符号を付している。また、図7は電流指令に対す
るモータ電流を示す波形図である。
【0054】本実施形態のモータ駆動回路100は、第
1実施形態における半導体素子P2及びP3がそれぞれ
ダイオードD2及びD3に置換されている点が相違し、
その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0055】本実施形態のモータ駆動回路100は、例
えば駆動対象物であるバネの弾性力が著しく強く、モー
タMに流れる電流値を0にしただけでもモータMが初期
位置に戻る場合等に適用して好ましい。
【0056】このように構成された本実施形態では、図
7に示すように、時刻t3において、正転から逆転させ
るときに電流指令が0Aとされる。これにより、それま
で流れていた検出電流値が正であるため、パスルデュー
ティ計算部1で計算されたデューティは負の値となる
が、本実施形態では半導体素子P2及びP3をダイオー
ドD2及びD3に変更しているので、デューティは0%
となり、半導体素子P1及びP4はOFFとされる。し
かしながら、時刻t3→t4において、モータMに流れ
る電流はモータ電機子のインダクタンスによってすぐに
は0とはならず、図6に点線の矢印で示すように、接地
端子8→ダイオードD3→電流検出部4→モータM→ダ
イオードD2と流れる。この環流電流は、第1のダイオ
ード10によって電源端子6には戻ることなく、第2の
ダイオード20を通ってコンデンサ30に蓄積される。
このようにして、モータMを流れる電流値は徐々に0に
近づいていく。
【0057】ところが、時刻t4において、バネの弾性
力によりモータMが逆転を始めると、この発電作用によ
り、図7にAで示すように、ダイオードD3からダイオ
ードD4に向かって再び電流が流れることになる。この
電流も、第1のダイオード10によって電源端子6には
戻ることなく、第2のダイオード20を通ってコンデン
サ30に蓄積される。このようにしてコンデンサ30に
蓄積された電圧は、供給電圧を上回るものとなっている
ので、次に半導体素子P1がONするときのモータMへ
の印加電圧を、当該コンデンサ30に蓄積された電圧分
だけ高めることができる。
【0058】このように、本実施形態のモータ駆動回路
100は、強い弾性負荷を駆動する場合に、Hブリッジ
回路の半導体素子P2及びP3をそれぞれダイオードD
3及びD4とすることで、逆転時においてはモータMを
完全な発電機として用いることができ、ここで発電され
た電気をコンデンサに蓄積することで、正転時における
電圧をより高めることができ、応答性がより優れたもの
となる。
【0059】第4実施形態 図8は、本発明のモータ駆動回路の第4実施形態を示す
回路図であり、上述した第1実施形態と共通する部材に
は同一の符号を付している。本実施形態のモータ駆動回
路100では、電源端子7と半導体素子P1との間に第
1のダイオード10が設けられており、この第1のダイ
オード10は、電源端子7から半導体素子P1へ向かう
電流のみが流れるように取り付けられている。すなわ
ち、この第1のダイオード10によって、正転停止時に
流れる環流電流は、半導体素子P2から電源端子7側へ
は流れず、後述する第2のコンデンサ40へ流れること
となる。
【0060】また、電源端子7と半導体素子P2との間
に第2のダイオード20が設けられており、この第2の
ダイオード20は、電源端子7から半導体素子P2へ向
かう電流のみが流れるように取り付けられている。すな
わち、この第2のダイオード10によって、逆転停止時
に流れる環流電流は、半導体素子P1から電源端子7側
へは流れず、後述する第1のコンデンサ30へ流れるこ
ととなる。
【0061】さらに、第1のダイオード10と半導体素
子P1との接続点と、接地端子8との間には、第1のコ
ンデンサ30が設けられており、ここに流れてきた電流
を蓄積する機能を司る。また、第2のダイオード20と
半導体素子P2との接続点と、接地端子8との間には、
第2のコンデンサ40が設けられており、ここに流れて
きた電流を蓄積する機能を司る。
【0062】このように構成された本実施形態のモータ
駆動回路100では、正転時にあるデューティ比で電流
を与えると、半導体素子P1及びP4がともに当該デュ
ーティに応じてON/OFFし、残りの半導体素子P2
及びP3がともにOFFする。
【0063】ここで、半導体素子P1及びP4がONし
たときは、第1のダイオード10を通って電源7とコン
デンサ30とから電圧が供給され、半導体素子P1→電
流検出部4→モータM→半導体素子P4と電流が流れ、
接地端子8に至る。
【0064】一方、半導体素子P1及びP4がともにO
FFしたときは、モータMのインダクタンス分によって
モータMの電流は流れ続けようとするが、半導体素子P
1及びP4はともにOFFとなっているので、環流電流
は、接地端子8→半導体素子P3のダイオード→電流検
出部4→モータM→半導体素子P2のダイオードと流れ
て電源端子7に戻ろうとする。しかしながら、本実施形
態では、第2のダイオード20が設けられているので、
この環流電流は、電源端子7に戻ることができず、コン
デンサ40へ流れ込むことになる。このとき、コンデン
サ40は、もともと電源端子7からの電流が流れ込むこ
とができるように接続されているので、例えば14Vの
電源電圧が既に蓄積されており、強制的に流れ込んでく
る環流電流によって電源電圧以上の電圧となる。この環
流電流は、デューティOFFの度に、つまりパルス幅変
調のキャリア周波数が10KHzならば1秒間に1万回
流れ込むので、コンデンサ40の電圧は徐々に上昇し、
供給電圧14Vに対して例えば20V程度まで上昇する
ことになる。
【0065】次に、逆転電流指令を与えたとすると、半
導体素子P2及びP3がデューティに応じてON/OF
Fし、残りの半導体素子P1及びP4はOFFとなる。
そして、半導体素子P2及びP3がONすると、モータ
Mにはコンデンサ40の電圧が半導体素子P2を介して
印加されることとなる。ここで、コンデンサ40の電圧
は、上述したように供給電圧14Vよりも高い例えば2
0Vとなっているので、14Vで駆動する場合に比べ
て、モータMに流れる電流は増加し、モータMはより大
きなトルクを発生して、初期に素早く回転を始めること
ができる。これにより、モータMの初期応答を改善する
ことができる。
【0066】その後、コンデンサ40の電圧は電源電圧
まで低下するので、初期立ち上がり以外は、上述した第
1実施形態と同様の応答特性を示すこととなる。
【0067】一方、デューティOFFで、半導体素子P
2及びP3ともにOFFとなると、今度は、接地端子8
からの環流電流は、半導体素子P4のダイオード→モー
タM→電流検出部4→半導体素子P1のダイオードと流
れ、電源端子7に戻ろうとするが、第1のダイオード1
0によって阻止され、強制的にコンデンサ30に流れ込
むことになる。コンデンサ30にも電源からの電流が供
給されるので、この電源電圧と環流電流とによって、コ
ンデンサ30の電圧も例えば20Vにまで上昇する。こ
のコンデンサ30の電圧は、正転時に印加される電圧と
なるため、次に正転電流を与えるときにも、上述したコ
ンデンサ40の作用と同様にして、初期の応答性能が改
善される。ただし、コンデンサ30へ環流電流が蓄積さ
れる際に、半導体素子P2がONしていると、コンデン
サ40からも電流が供給されてしまうので、コンデンサ
40の電圧を極力消費しないためには、半導体素子P2
もOFFとする制御を行うことが望ましい。
【0068】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータの駆動回路の第1実施形態(正
転時)を示す電気回路図である。
【図2】本発明のモータの駆動回路の第1実施形態(逆
転時)を示す電気回路図である。
【図3】第1実施形態における電流指令に対するモータ
電流及びデューティを示す波形図である。
【図4】本発明に係る第1及び第2のダイオードの変形
例を示す電気回路図である。
【図5】本発明のモータの駆動回路の第2実施形態を示
す電気回路図である。
【図6】本発明のモータの駆動回路の第3実施形態(正
転時)を示す電気回路図である。
【図7】第3実施形態における電流指令に対するモータ
電流を示す波形図である。
【図8】本発明のモータの駆動回路の第4実施形態を示
す電気回路図である。
【図9】従来のモータ駆動回路を示す電気回路図であ
る。
【符号の説明】
1…パルスデューティ計算部 2…ロジック回路部 3…信号処理部 4…電流検出部 5…パワー回路 P1〜P4…半導体素子 (P1…第1の半導体素子,P2…第2の半導体素子) 6…電流指令端子 7…電源端子 8…接地端子 10…第1のダイオード 20…第2のダイオード 30…第1のコンデンサ 40…第2のコンデンサ 32…昇圧回路 D2…ダイオード D3…ダイオード M…モータ 100…モータ駆動回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流指令に応じてモータに正転又は逆転
    の電圧を印加する4つの半導体素子からなるパワー回路
    と、 前記モータに流れる電流を検出する電流検出部と、 前記電流指令と前記電流検出部で検出された電流値との
    差に応じてパスル幅を変調するパルスデューティ計算部
    と、 前記パルスデューティ計算部からの出力信号により前記
    4つの半導体素子の作動及び停止制御を行うロジック回
    路とを備えたHブリッジ回路からなるモータの駆動回路
    において、 電源端子と前記パワー回路との間に設けられ、前記電源
    端子から前記パワー回路へ向かう電流のみを流す第1の
    ダイオードと、 前記第1のダイオードと前記4つの半導体素子のうちモ
    ータ逆転時に作動する第2の半導体素子との間と、モー
    タ正転時に作動する第1の半導体素子との間に設けら
    れ、前記第1のダイオード又は前記第2の半導体素子か
    ら前記第1の半導体素子へ向かう電流のみを流す第2の
    ダイオードと、 前記第2のダイオードと前記第1の半導体素子との間
    と、接地端子との間に設けられたコンデンサと、をさら
    に有することを特徴とするモータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記モータの正転又は逆転、及び前記パ
    ルスデューティ計算部の出力信号に応じて、前記パワー
    回路の4つの半導体素子のうち対をなす2つの半導体素
    子に対し、ともに作動及び停止の制御が実行されること
    を特徴とする請求項1記載のモータの駆動回路。
  3. 【請求項3】 電流指令に応じてモータに正転又は逆転
    の電圧を印加する一対の半導体素子及び一対のダイオー
    ドからなるパワー回路と、 前記モータに流れる電流を検出する電流検出部と、 前記電流指令と前記電流検出部で検出された電流値との
    差に応じてパスル幅を変調するパルスデューティ計算部
    と、 前記パルスデューティ計算部からの出力信号により前記
    一対の半導体素子の作動及び停止制御を行うロジック回
    路とを備えたHブリッジ回路からなるモータの駆動回路
    において、 電源端子と前記パワー回路との間に設けられ、前記電源
    端子から前記パワー回路へ向かう電流のみを流す第1の
    ダイオードと、 前記第1のダイオードと前記一対のダイオードのうち直
    近のダイオードとの間と、前記一対の半導体素子うち直
    近の半導体素子との間に設けられ、前記第1のダイオー
    ド又は前記直近のダイオードから前記直近の半導体素子
    へ向かう電流のみを流す第2のダイオードと、 前記第2のダイオードと前記直近の半導体素子との間
    と、接地端子との間に設けられたコンデンサと、をさら
    に有することを特徴とするモータの駆動回路。
  4. 【請求項4】 電流指令に応じてモータに正転又は逆転
    の電圧を印加する4つの半導体素子からなるパワー回路
    と、 前記モータに流れる電流を検出する電流検出部と、 前記電流指令と前記電流検出部で検出された電流値との
    差に応じてパスル幅を変調するパルスデューティ計算部
    と、 前記パルスデューティ計算部からの出力信号により前記
    4つの半導体素子の作動及び停止制御を行うロジック回
    路とを備えたHブリッジ回路からなるモータの駆動回路
    において、 前記4つの半導体素子のうち電源端子に接続された2つ
    の半導体素子と、電源端子との間に、前記電源端子から
    当該それぞれの半導体素子への電流は流し、逆方向へは
    流さない第1のダイオードと第2のダイオードとをそれ
    ぞれ設け、 前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードと前
    記2つの半導体素子とのそれぞれの接続点と、接地端子
    との間に、第1のコンデンサおよび第2のコンデンサを
    それぞれ設けたことを特徴とするモータ駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記モータの正転または逆転、および前
    記パルスデューティ計算部の出力信号に応じて、前記パ
    ワー回路の4つの半導体素子のうち対をなす2つの半導
    体素子に対し、ともに作動および停止の制御が実行され
    ることを特徴とする請求項4記載のモータ駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記コンデンサには、昇圧回路が設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    のモータの駆動回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002010647A (ja) * 2000-05-04 2002-01-11 Hilti Ag 誘導性負荷用の直流電源装置
JP2013183482A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Keihin Corp モータの制御装置及びスロットルバルブ装置
JP2020162357A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 日本電産株式会社 モータ駆動装置、モータユニット及びモータ駆動装置の制御方法

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