JPH1084835A - 殺虫剤用容器 - Google Patents

殺虫剤用容器

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Publication number
JPH1084835A
JPH1084835A JP24443396A JP24443396A JPH1084835A JP H1084835 A JPH1084835 A JP H1084835A JP 24443396 A JP24443396 A JP 24443396A JP 24443396 A JP24443396 A JP 24443396A JP H1084835 A JPH1084835 A JP H1084835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
water
drug
insecticide
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP24443396A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Miyake
大介 三宅
Naoko Tsunenari
直子 恒成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 殺虫剤用容器の下部からの薬剤の漏れがな
く、人体に対する危険性の少ない殺虫剤容器を提供す
る。 【解決手段】 容器下部に薬剤と反応するために水が容
器内に入る孔を有しており、容器上部に薬剤と水が反応
して発生する殺虫性能を有する気体が容器外に出る孔を
有している殺虫剤用容器において、容器下部の孔を水溶
性高分子からなるフィルムで封止した殺虫剤用容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器からの薬剤の漏
れがなく、人体への悪影響がなく、安全に取り扱うこと
が可能な殺虫剤用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】水を入れる容器と、水と反応して発熱し
薬効成分を気化拡散させる薬剤が充填された金属製の容
器からなる反応型の殺虫剤が家の中のゴキブリやダニを
除去するために使用されている。しかしながら、現在販
売されている殺虫剤は、薬剤が充填されている金属製の
容器の下部から薬剤が漏れないように不織布が装着され
ており、輸送時や取り扱い時に容器下部から薬剤の一
部、特に微粉が漏れることがある。薬剤は殺虫効果を持
った物であり、人の手に付着したり幼児や赤ちゃんが口
にすることも考えられるため危険であり問題になってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
無くし、輸送時や取り扱い時に危険な薬剤が漏れること
なく、安全に取り扱える殺虫剤用容器を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によると、容器下
部に薬剤と反応するために水が容器内に入る孔を有して
おり、容器上部に薬剤と水が反応して発生する殺虫性能
を有する気体が容器外に出る孔を有している殺虫剤用容
器において、容器下部の孔を水溶性高分子からなるフィ
ルムで封止した殺虫剤用容器が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の殺虫剤用容器は、容器下
部に薬剤と反応するために水が容器内に入る孔(孔の直
径は通常3〜15mm、好ましくは5〜10mmであ
り、孔の数は通常5〜20個、好ましくは7〜15個で
ある)を有しており、容器上部に薬剤と水が反応して発
生する殺虫性能を有する気体が容器外に出る孔(孔の直
径は通常気体が容器外に出ることの可能な程度の小さい
孔でよく、孔の数は通常気体が容器外に出ることの可能
な程度の数でよい)を有している殺虫剤用容器である。
薬剤が充填された殺虫剤用容器は、通常半分程度を水に
浸漬させて使用する。
【0006】本発明のフィルムに使用する水溶性高分子
は、水溶性であれば特に制限はなく、熱溶融性であるこ
とが好ましい。水溶性高分子としては、ポリビニルアル
コール、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリエチレン
サクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレ
ンオキサイド等の合成高分子、でんぷん配合物、キチン
・キトサン等の天然物を使用した高分子が使用可能であ
り、水溶性であればこれらを変性または共重合した物も
使用可能である。また、これらの水溶性高分子は単独も
しくは2種以上をブレンドして用いることができる。
【0007】上記の中でもポリビニルアルコール(以
下、PVAと略記する)は、熱溶融性、水溶性、成形
性、フィルム強度およびコストの点でバランスがとれて
いる。PVAとしては、ビニルエステルを定法により重
合または共重合した後、けん化して得られる重合体であ
り、種々のPVAが使用可能である。例として、ビニル
エステル単独の重合体のけん化物、ビニルエステルと各
種のコモノマーとを共重合して得られた重合体のけん化
物等が挙げられる。コモノマーとしては、α−オレフィ
ン、ω−ヒドロキシ−α−オレフィン、長鎖ビニルエー
テル、ポリオキシアルキレン基含有不飽和化合物、飽和
分岐脂肪酸ビニル、不飽和スルフォン酸塩などが挙げら
れる。ビニルエステルとしては、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、蟻酸ビニル、バーサチック酸ビニル、ピバ
リン酸ビニルなどが挙げられるが、工業的には酢酸ビニ
ルが通常使用される。
【0008】PVAの重合度は特に限定はないが、粘度
平均重合度で200〜2000が好ましく、さらに好ま
しくは250〜1000、さらに好ましくは250〜7
50である。粘度平均重合度が200より小さくなる
と、フィルムの強度が不足し、粘度平均重合度が200
0より大きくなると、溶融粘度が大きくなり成形性が低
下する。PVAのけん化度は特に限定がなく広い範囲で
使用可能であるが、熱溶融性、フィルムの強度および水
溶性を考慮すると、40〜100モル%が好ましく、さ
らに好ましくは40〜80モル%、さらにより好ましく
は40〜70モル%である。
【0009】本発明の水溶性フィルムに充填材を配合す
ることで、フィルムの寸法安定性を改良し、さらには水
溶性の速度を調整したり、内容物が見えないように不透
明化したり、ブロッキング防止性を発現させることがで
きる。充填材の添加量としては、樹脂100重量部に対
して充填材300重量部以下が好ましく、100重量部
以下がさらに好ましい。充填材の添加量が300重量部
を越えるとフィルムの強度や伸度などの物理的性質が大
きく低下したり、フィルムの成形が困難となる。
【0010】充填材の具体的な例としては、タルク、ク
レー、炭酸カルシウム、シリカ、マイカ、アルミナ、酸
化チタン、酸化ジルコニウム、窒化ホウ素、窒化アルミ
ニウム、ガラス等の無機充填材、および尿素−ホルマリ
ン系樹脂、メラミン−ホルマリン系樹脂等の有機充填材
が挙げられる。特に、寸法安定性および強度付与効果の
面で、タルク、マイカ、板状炭酸カルシウムなどの板状
の充填材が好ましい。これら充填材の粒子径はその使用
目的により種々なものが使用可能であるが、一般には
0.1〜100μmのものが使用される。特に寸法安定
性、強度、フィルム表面の平滑性を考慮すると0.5〜
30μmのものが好ましい。
【0011】また本発明の水溶性フィルムの原料である
PVAの融点を低下させ、柔軟性と強度を付与するため
に可塑剤を添加することができる。可塑剤には本発明の
特性を失わない範囲内で公知のものを使用することがで
きる。例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールなどの他に、
ソルビトールやグリセリンなどの多価アルコールにエチ
レンオキサイドを付加した化合物等が挙げられる。これ
らの可塑剤は単独で使用するばかりでなく数種類を混合
して使用することもできる。可塑剤の添加量としては特
に限定はないが、PAVなどの高分子100重量部に対
して、可塑剤0〜100重量部であることが好ましく、
さらに好ましくは0〜20重量部である。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定さ
れるものではない。なお以下で、「部」および「%」は
特に断わらないかぎり、それぞれ「重量部」および「重
量%」を意味する。以下の実施例および比較例において
粉漏れ状況および水と薬剤との反応状況は以下の方法に
より測定した。 (1)粉漏れ状況 薬剤が充填された容器を1回/秒の速度で上下するシェ
ーカーに装着し、10分間上下動させた後の粉漏れ状況
を目視確認した。 (2)水と薬剤との反応状況 殺虫剤容器の下半分を水の入った容器へ入れ、水の薬剤
の反応常態および薬剤の気化常態を目視観察した。
【0013】実施例1 粘度平均重合度500、けん化度70モル%の部分けん
化ポリビニルアルコール系樹脂を50℃で24時間乾燥
した後、溶融押し出しにてペレットを作成した。 (ペレット化条件) 東洋精機(株)製 ラブプラストミル 2軸 20mmφ L/D=28 回転数 100rpm 成形温度 190℃ このペレットを190℃でTダイを装着した押し出し機
でフィルム状に成形した。次に、容器下部に薬剤と反応
するために水が容器内に入る孔(直径7〜8mmの孔の
数15個)を有しており、容器上部に薬剤と水が反応し
て発生する殺虫性能を有する気体が容器外に出る孔を有
している薬剤が充填された殺虫剤用容器の下部の孔に、
上記で得られたフィルム裏面を溶剤型アクリル系粘着剤
で加工したフィルムを装着した。該容器は、粉漏れが全
くなく、水と薬剤の反応状況も良好であった。
【0014】実施例2 フィルム裏面を粘着加工をしないで熱圧着により容器下
部に装着したこと以外は、実施例1と同様にして評価し
た。該容器は、粉漏れが全くなく、水と薬剤の反応状況
も良好であった。
【0015】実施例3 実施例1で使用したポリビニルアルコール系樹脂100
部にタルク(商品名:LMS−200、富士タルク工業
(株)製)20部をペレット化の際に配合したこと以外
は、実施例1と同様にして評価した。該容器は、粉漏れ
が全くなく、水と薬剤の反応状況も良好であった。
【0016】実施例4 実施例1と同じPVA100部にポリエチレングリコー
ル10部をプラネタリーミキサーで混練した後、減圧乾
燥したこと以外は、実施例1と同様にして評価した。該
容器は、粉漏れが全くなく、水と薬剤の反応状況も良好
であった。
【0017】比較例1 PVAから成形した水溶性フィルムに代えて、ポリエス
テル繊維から作られた不織布を容器下部に装着したこと
以外は、実施例1と同様にして評価した。該容器は、水
と薬剤の反応は良好であるが、不織布の繊維の隙間から
薬剤の粉漏れが確認された。
【0018】実施例1〜4、比較例1の結果を表1にま
とめて示す。
【0019】
【表1】
【0020】(表1の脚注) 1)粉漏れ状況 ○:粉漏れ無し ×:粉漏れ有り 2)水と薬剤の反応状況 ○:殺虫成分の気化拡散が良好 ×:殺虫成分の気化拡散が不良
【0021】表1から、水溶性、熱溶融性を共に有する
PVA系樹脂で作成した水溶性フィルムを装着した実施
例1〜4の殺虫剤容器は、薬剤の粉漏れがなく殺虫成分
の気化拡散反応も良好におこることがわかる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、殺虫剤用容器の下部から薬剤
が漏れることなく安全に輸送および取り扱える上、水に
浸漬して使用する場合には水と薬剤の反応性が良好であ
る。すなわち、本発明の殺虫剤用容器は、使用前は薬剤
の漏れがないが、使用時に水に浸漬すると、水溶性フィ
ルムが破れて水が容易に容器内に入ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器下部に薬剤と反応するために水が容
    器内に入る孔を有しており、容器上部に薬剤と水が反応
    して発生する殺虫性能を有する気体が容器外に出る孔を
    有している殺虫剤用容器において、容器下部の孔を水溶
    性高分子からなるフィルムで封止した殺虫剤用容器。
  2. 【請求項2】 水溶性高分子が熱溶融可能なポリビニル
    アルコールであることを特徴とする請求項1記載の殺虫
    剤用容器。
  3. 【請求項3】 フィルムが水溶性高分子100重量部に
    対して無機充填剤を300重量部以下の割合で配合して
    なるフィルムである請求項1または2記載の殺虫剤用容
    器。
JP24443396A 1996-09-17 1996-09-17 殺虫剤用容器 Pending JPH1084835A (ja)

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JP24443396A JPH1084835A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 殺虫剤用容器

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ID=17118591

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JP24443396A Pending JPH1084835A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 殺虫剤用容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022043751A (ja) * 2020-09-04 2022-03-16 ライオン株式会社 燻煙方法、燻煙装置及び燻煙装置ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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