JPH1085074A - 緩衝装置及び震動吸収方法 - Google Patents
緩衝装置及び震動吸収方法Info
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- JPH1085074A JPH1085074A JP8245228A JP24522896A JPH1085074A JP H1085074 A JPH1085074 A JP H1085074A JP 8245228 A JP8245228 A JP 8245228A JP 24522896 A JP24522896 A JP 24522896A JP H1085074 A JPH1085074 A JP H1085074A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、地震等によって生ずる震動を吸収
して家屋等の構造物、コンピューター等の精密機器類等
を保護する緩衝装置に関し、装置の小型化を図り、もっ
て狭いスペースでも据え付けることができる緩衝装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 プレート2 の上面に転動自在な複数のボ
ール3 が敷設された支承ユニット1 から構成され、下段
の支承ユニット1 のボール3 に上段の支承ユニット1 の
プレート2 が支持されて多段に積重されていると共に、
前記ボール3 の転動により水平方向に相対移動したプレ
ート2 を元の位置に復帰させる復元手段が設けられてな
る緩衝装置。
して家屋等の構造物、コンピューター等の精密機器類等
を保護する緩衝装置に関し、装置の小型化を図り、もっ
て狭いスペースでも据え付けることができる緩衝装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 プレート2 の上面に転動自在な複数のボ
ール3 が敷設された支承ユニット1 から構成され、下段
の支承ユニット1 のボール3 に上段の支承ユニット1 の
プレート2 が支持されて多段に積重されていると共に、
前記ボール3 の転動により水平方向に相対移動したプレ
ート2 を元の位置に復帰させる復元手段が設けられてな
る緩衝装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平方向の震動を
吸収して設置物を保護する緩衝装置及び震動吸収方法に
関し、例えば、地震等によりに生ずる地面等の設置面の
震動を吸収して設置物たる構造物の倒壊等を防止する免
震構造体、或いは爆発物等の危険物やコンピュータ等の
精密機器類等の設置物が載置された床面等の設置面に加
わる震動を吸収して該設置物の誤作動・損傷等を防止す
る床支承構造体等に使用される緩衝装置及び震動吸収方
法に関する。
吸収して設置物を保護する緩衝装置及び震動吸収方法に
関し、例えば、地震等によりに生ずる地面等の設置面の
震動を吸収して設置物たる構造物の倒壊等を防止する免
震構造体、或いは爆発物等の危険物やコンピュータ等の
精密機器類等の設置物が載置された床面等の設置面に加
わる震動を吸収して該設置物の誤作動・損傷等を防止す
る床支承構造体等に使用される緩衝装置及び震動吸収方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば、
図9のような構造のものが知られている。即ち、地面等
の設置面34に、地震等によって生ずる水平方向の振幅
(左右の揺れ幅)を想定して該振幅よりも大きな矩形プ
レート30を固定し、かかるプレート30上に転動自在なボ
ール31が出入り自在に設けられた支承体32の該ボール31
を当接させ、且つ該支承体32の上方に構造物の梁等の設
置物33を固定して設置物33を支承すると共に、プレート
2 の四隅に支持部材35,36,37,38 を固定し、該支持部材
35, …と支承体32との間にコイルばね39が張設された構
造からなる。
図9のような構造のものが知られている。即ち、地面等
の設置面34に、地震等によって生ずる水平方向の振幅
(左右の揺れ幅)を想定して該振幅よりも大きな矩形プ
レート30を固定し、かかるプレート30上に転動自在なボ
ール31が出入り自在に設けられた支承体32の該ボール31
を当接させ、且つ該支承体32の上方に構造物の梁等の設
置物33を固定して設置物33を支承すると共に、プレート
2 の四隅に支持部材35,36,37,38 を固定し、該支持部材
35, …と支承体32との間にコイルばね39が張設された構
造からなる。
【0003】かかる構造からなる緩衝装置は、地震等の
震動により設置面34が水平方向に変位(例えば、矢印ロ
方向)して設置面34が最大振れ長Z 移動してもプレート
30に当接するボール31が転動することにより設置物33は
移動せず(震動時の状態を二点鎖線で示す)、従って、
地震等の震動に合わせて設置物33は揺れ難く、設置物33
を保護することができる。
震動により設置面34が水平方向に変位(例えば、矢印ロ
方向)して設置面34が最大振れ長Z 移動してもプレート
30に当接するボール31が転動することにより設置物33は
移動せず(震動時の状態を二点鎖線で示す)、従って、
地震等の震動に合わせて設置物33は揺れ難く、設置物33
を保護することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の緩衝装置にあっては、設置物33の重量や外形の大き
さに拘わらず、プレート30の大きさを、少なくとも想定
される震動によって水平方向の振幅分(最大振れ長Z の
2倍)と収縮時の各コイルばね39の長さ分を合わせた幅
分は確保しなければならず、装置が大型化すると共に、
装置を据え付けるスペースも広く確保しなければならな
いという問題点があった。
来の緩衝装置にあっては、設置物33の重量や外形の大き
さに拘わらず、プレート30の大きさを、少なくとも想定
される震動によって水平方向の振幅分(最大振れ長Z の
2倍)と収縮時の各コイルばね39の長さ分を合わせた幅
分は確保しなければならず、装置が大型化すると共に、
装置を据え付けるスペースも広く確保しなければならな
いという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、装置の小型化を図り、もって狭いス
ペースでも据え付けることができる緩衝装置及び震動吸
収方法を提供することを課題とする。
てなされたもので、装置の小型化を図り、もって狭いス
ペースでも据え付けることができる緩衝装置及び震動吸
収方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、その課題を解決するため
の手段は、プレート2 の上面に転動自在な複数のボール
3 が敷設された支承ユニット1 から構成され、下段の支
承ユニット1 のボール3 に上段の支承ユニット1 のプレ
ート2 が支持されて多段に積重されていると共に、前記
ボール3 の転動により水平方向に相対移動したプレート
2 を元の位置に復帰させる復元手段が設けられてなるこ
とにある。
決するためになされたもので、その課題を解決するため
の手段は、プレート2 の上面に転動自在な複数のボール
3 が敷設された支承ユニット1 から構成され、下段の支
承ユニット1 のボール3 に上段の支承ユニット1 のプレ
ート2 が支持されて多段に積重されていると共に、前記
ボール3 の転動により水平方向に相対移動したプレート
2 を元の位置に復帰させる復元手段が設けられてなるこ
とにある。
【0007】上記構成からなる緩衝装置は、下段の支承
ユニット1 のプレート2 のボール3上に上段の支承ユニ
ット1 のプレート2 が支持されているため、地面等の設
置面に固定された下段のプレート2 が地震等の震動に伴
い移動すると、ボール3 が転動して下段のプレート2 と
上段のプレート2 が相対移動するから水平方向の震動を
吸収することができる。
ユニット1 のプレート2 のボール3上に上段の支承ユニ
ット1 のプレート2 が支持されているため、地面等の設
置面に固定された下段のプレート2 が地震等の震動に伴
い移動すると、ボール3 が転動して下段のプレート2 と
上段のプレート2 が相対移動するから水平方向の震動を
吸収することができる。
【0008】しかも、支承ユニット1 は多段に積重され
ているので、各段の支承ユニット1それぞれで地震等の
震動に伴う設置面の変位を吸収するから、各段のプレー
ト2の移動量の合算が、震動によって生ずると想定され
る最大振れ長に相当することとなるから、従来のよう
に、震動の振幅(最大振れ長の2倍)により支承体が移
動する部分を装置に設ける必要がなく、従って、装置全
体の横幅を短くすることができる。
ているので、各段の支承ユニット1それぞれで地震等の
震動に伴う設置面の変位を吸収するから、各段のプレー
ト2の移動量の合算が、震動によって生ずると想定され
る最大振れ長に相当することとなるから、従来のよう
に、震動の振幅(最大振れ長の2倍)により支承体が移
動する部分を装置に設ける必要がなく、従って、装置全
体の横幅を短くすることができる。
【0009】さらに、請求項2記載の手段は、前記上段
の支承ユニット1 のプレート2 の下面には、下段の支承
ユニット1 のボール3 を包囲する規制体7 が固定され、
且つ該下段の支承ユニット1 のプレート2 には、前記規
制体7 に係止されてプレート2 の相対移動を所定量で止
めうるストッパー6 が設けられていると共に、該ストッ
パー6 と規制体7 との間に前記復元手段が設けられてな
ることにある。
の支承ユニット1 のプレート2 の下面には、下段の支承
ユニット1 のボール3 を包囲する規制体7 が固定され、
且つ該下段の支承ユニット1 のプレート2 には、前記規
制体7 に係止されてプレート2 の相対移動を所定量で止
めうるストッパー6 が設けられていると共に、該ストッ
パー6 と規制体7 との間に前記復元手段が設けられてな
ることにある。
【0010】かかるストッパー6 が、プレート2 に設け
られていれば、震動によって相対移動する各段のプレー
ト2 は、移動し過ぎて離反するようなこともなく、又、
ストッパー6 と規制体7 との間に復元手段が設けられて
いれば、装置全体を小型化できるだけでなく、復元手段
が装置の外部に露出しないから粉塵等が溜まることもな
い。
られていれば、震動によって相対移動する各段のプレー
ト2 は、移動し過ぎて離反するようなこともなく、又、
ストッパー6 と規制体7 との間に復元手段が設けられて
いれば、装置全体を小型化できるだけでなく、復元手段
が装置の外部に露出しないから粉塵等が溜まることもな
い。
【0011】また、請求項4記載の手段は、前記復元手
段が、第一板バネ12によって構成され、該第一板バネ12
によってストッパー6 と規制体7 との間の第一間隙X が
保持されることにある。復元手段が、第一板バネ12によ
って構成されていれば、各段の支承ユニット1を第一間
隙X と略同じ長さ移動させることができ、即ち、各段の
支承ユニット1をそれぞれ最大限に移動させることがで
きるから、支承ユニット1 を積重する段数を少なくする
ことができ、装置の高さも低くすることができる。
段が、第一板バネ12によって構成され、該第一板バネ12
によってストッパー6 と規制体7 との間の第一間隙X が
保持されることにある。復元手段が、第一板バネ12によ
って構成されていれば、各段の支承ユニット1を第一間
隙X と略同じ長さ移動させることができ、即ち、各段の
支承ユニット1をそれぞれ最大限に移動させることがで
きるから、支承ユニット1 を積重する段数を少なくする
ことができ、装置の高さも低くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る緩衝装置及び
震動吸収方法の一実施形態について、図面を参照しなが
ら説明する。図1〜図4に於いて、1 は、上面視略円形
状のプレート2 と、該プレート2 の略中央部に敷設され
た転動自在な複数のボール3 とからなる支承ユニットを
示し、該支承ユニット1 の内部には、転動したボール3
を元の位置に復帰させる復元手段が具備されてなる。か
かる支承ユニット1 が、多段(図では、10段のものを
示す)に積重されて緩衝装置が構成されてなる。
震動吸収方法の一実施形態について、図面を参照しなが
ら説明する。図1〜図4に於いて、1 は、上面視略円形
状のプレート2 と、該プレート2 の略中央部に敷設され
た転動自在な複数のボール3 とからなる支承ユニットを
示し、該支承ユニット1 の内部には、転動したボール3
を元の位置に復帰させる復元手段が具備されてなる。か
かる支承ユニット1 が、多段(図では、10段のものを
示す)に積重されて緩衝装置が構成されてなる。
【0013】より具体的には、最下段のプレート2a及び
最上段のプレート2bは、中段の各プレート2cよりも径大
に形成されており、該最上下段のプレート2a,2b の周端
近傍には孔4 が4ケ所等間隔に穿設されている。かかる
孔4 を介して地面等の設置面に最下段のプレート2aが固
定され、且つ構造物等の設置物に最上段のプレート2bが
固定されることにより緩衝装置が取付けられる。
最上段のプレート2bは、中段の各プレート2cよりも径大
に形成されており、該最上下段のプレート2a,2b の周端
近傍には孔4 が4ケ所等間隔に穿設されている。かかる
孔4 を介して地面等の設置面に最下段のプレート2aが固
定され、且つ構造物等の設置物に最上段のプレート2bが
固定されることにより緩衝装置が取付けられる。
【0014】さらに、前記最下段のプレート2aの上面5a
の前記孔4 より内側位置には、高さがボール3 の直径よ
り僅かに短い上面視略円形リング状のストッパー6 が固
定されており、更に、中段の各プレート2cの上面5cの周
縁にも、最下段のプレート2aのストッパー6 と同一のス
トッパー6 が夫々固定されている。かかる各段のストッ
パー6 は、その中心が略一致し、即ち、上下に整合され
ており、各段のストッパー6 の集合は恰も円筒状をなし
ている。
の前記孔4 より内側位置には、高さがボール3 の直径よ
り僅かに短い上面視略円形リング状のストッパー6 が固
定されており、更に、中段の各プレート2cの上面5cの周
縁にも、最下段のプレート2aのストッパー6 と同一のス
トッパー6 が夫々固定されている。かかる各段のストッ
パー6 は、その中心が略一致し、即ち、上下に整合され
ており、各段のストッパー6 の集合は恰も円筒状をなし
ている。
【0015】7 は、積重される上段のプレート2cの下面
8cに夫々固定され、且つ高さがボール3 の直径より僅か
に短い上面視略円形リング状の規制体を示し、各段の規
制体7 は、その中心が略一致して上下に整合されてな
る。かかる規制体7 の直径は、ストッパー6 の直径より
短く形成されており、従って、該規制体7 はストッパー
6 に包囲され、ストッパー6 の内壁面9 と規制体7の外
壁面10との間には、所定の第一間隙X が形成されてい
る。
8cに夫々固定され、且つ高さがボール3 の直径より僅か
に短い上面視略円形リング状の規制体を示し、各段の規
制体7 は、その中心が略一致して上下に整合されてな
る。かかる規制体7 の直径は、ストッパー6 の直径より
短く形成されており、従って、該規制体7 はストッパー
6 に包囲され、ストッパー6 の内壁面9 と規制体7の外
壁面10との間には、所定の第一間隙X が形成されてい
る。
【0016】12は、各段の第一間隙X に設けられた復元
手段を示し、規制体7 をその周囲から中心方向に付勢す
ることにより前記第一間隙X を保持する。かかる復元手
段は、帯状に形成され、且つ予張力の付与された同一な
4本の第一板バネ12から構成されてなり、帯状の第一板
バネ12を縦にして、その端部13をストッパー6 の内壁面
9 に当接させ、且つ第一板バネ12の中央面部14を規制体
7の外壁面10に圧接させてなり、図3に示すように、該
第一板バネ12の中央面部14によって規制体7 は付勢され
ている。
手段を示し、規制体7 をその周囲から中心方向に付勢す
ることにより前記第一間隙X を保持する。かかる復元手
段は、帯状に形成され、且つ予張力の付与された同一な
4本の第一板バネ12から構成されてなり、帯状の第一板
バネ12を縦にして、その端部13をストッパー6 の内壁面
9 に当接させ、且つ第一板バネ12の中央面部14を規制体
7の外壁面10に圧接させてなり、図3に示すように、該
第一板バネ12の中央面部14によって規制体7 は付勢され
ている。
【0017】15は、内側に転動自在な複数のボール3 が
略隙間なく一層に収容され、且つ高さがボール3 の直径
より僅かに短い平面視円形リング状のボール集合枠を示
し、該ボール集合枠15は、何れの部材にも固定されてい
ない自由な状態で嵌められている。
略隙間なく一層に収容され、且つ高さがボール3 の直径
より僅かに短い平面視円形リング状のボール集合枠を示
し、該ボール集合枠15は、何れの部材にも固定されてい
ない自由な状態で嵌められている。
【0018】かかるボール集合枠15の直径は、規制体7
の直径より短く、従って、ボール集合枠15は規制体7 に
包囲され、規制体7 の内壁面16とボール集合枠15の外壁
面17の間には、所定の第二間隙Y を有してなる。また、
各段のプレート2 は、各段に介在された複数のボール3
に夫々支持されており、下段のプレート2 が水平方向に
移動すると、プレート2 間でボール3 が速やかに転動
し、上段のプレート2 と下段のプレート2 は相対移動し
て位置ずれする。
の直径より短く、従って、ボール集合枠15は規制体7 に
包囲され、規制体7 の内壁面16とボール集合枠15の外壁
面17の間には、所定の第二間隙Y を有してなる。また、
各段のプレート2 は、各段に介在された複数のボール3
に夫々支持されており、下段のプレート2 が水平方向に
移動すると、プレート2 間でボール3 が速やかに転動
し、上段のプレート2 と下段のプレート2 は相対移動し
て位置ずれする。
【0019】19は、各段の第二間隙Y に設けられた付勢
手段を示し、ボール集合枠15をその周囲から中心方向に
付勢することにより前記第二間隙Y を保持する。かかる
付勢手段は、帯状に形成され、且つ予張力の付与された
同一な4本の第二板バネ19から構成されてなり、帯状の
第二板バネ19を縦にして、その端部20を規制体7 の内壁
面16に当接させ、且つ第二板バネ19の中央面部22をボー
ル集合枠15の外壁面23に圧接させることにより、図3に
示すように、ボール集合枠15は付勢されている。
手段を示し、ボール集合枠15をその周囲から中心方向に
付勢することにより前記第二間隙Y を保持する。かかる
付勢手段は、帯状に形成され、且つ予張力の付与された
同一な4本の第二板バネ19から構成されてなり、帯状の
第二板バネ19を縦にして、その端部20を規制体7 の内壁
面16に当接させ、且つ第二板バネ19の中央面部22をボー
ル集合枠15の外壁面23に圧接させることにより、図3に
示すように、ボール集合枠15は付勢されている。
【0020】また、上記第一板バネ12は、地面等の設置
面の震動により水平方向に位置ずれした上段のプレート
2 を元の位置に復帰させることができる程度、即ち、構
造物等の設置物を支持した状態で、位置ずれした上段の
プレート2 の規制体7 を内側に付勢することによりボー
ル3 を転動させて上段のプレート2 を元の位置に復帰さ
せることができる復元力に相当する張力が付与されてお
り、従って、第一板バネ12の張力は、支持する設置物の
重量やプレート2 とボール3 の摩擦抵抗によって設定さ
れる。
面の震動により水平方向に位置ずれした上段のプレート
2 を元の位置に復帰させることができる程度、即ち、構
造物等の設置物を支持した状態で、位置ずれした上段の
プレート2 の規制体7 を内側に付勢することによりボー
ル3 を転動させて上段のプレート2 を元の位置に復帰さ
せることができる復元力に相当する張力が付与されてお
り、従って、第一板バネ12の張力は、支持する設置物の
重量やプレート2 とボール3 の摩擦抵抗によって設定さ
れる。
【0021】一方、第二板バネ19は、ボール3 が散乱し
ないように規制体7 の略中央部に集合させることができ
る程度の張力が付与されており、第一板バネ12に比して
極めて弱い張力である。
ないように規制体7 の略中央部に集合させることができ
る程度の張力が付与されており、第一板バネ12に比して
極めて弱い張力である。
【0022】さらに、上記第一間隙X と第二間隙Y は、
第二間隙Y の幅が、第一間隙X の幅よりも短く、或いは
略同じ幅に設定されている。かかる第二間隙Y の幅は、
短い程装置全体の横幅が短くなるため有利であるが、震
動によってプレート2 が水平方向に相対移動する際に、
ボール3 を円滑に転動させて各段のプレート2 を最大限
相対移動させることができる程度の幅は必要であり、第
一間隙X の幅等との関係で設定される。
第二間隙Y の幅が、第一間隙X の幅よりも短く、或いは
略同じ幅に設定されている。かかる第二間隙Y の幅は、
短い程装置全体の横幅が短くなるため有利であるが、震
動によってプレート2 が水平方向に相対移動する際に、
ボール3 を円滑に転動させて各段のプレート2 を最大限
相対移動させることができる程度の幅は必要であり、第
一間隙X の幅等との関係で設定される。
【0023】次に、本発明に係る緩衝装置の組立方法に
ついて説明する。図5に示すように、上面5aにストッパ
ー5 が固着された最下段のプレート2aの該ストッパー6
の内壁面9 に、復元手段たる第一板バネ12を4本取着
し、該第一板バネ12内に規制体7 を嵌入する。ストッパ
ー6 に包囲された規制体7 は、第一板バネ12により付勢
されてストッパー6 の略中央部に位置することとなる。
ついて説明する。図5に示すように、上面5aにストッパ
ー5 が固着された最下段のプレート2aの該ストッパー6
の内壁面9 に、復元手段たる第一板バネ12を4本取着
し、該第一板バネ12内に規制体7 を嵌入する。ストッパ
ー6 に包囲された規制体7 は、第一板バネ12により付勢
されてストッパー6 の略中央部に位置することとなる。
【0024】次に、規制体7 の内壁面16に付勢手段たる
第二板バネ19を4本取着し、該第二板バネ19内にボール
集合枠15を嵌入する。規制体7 に包囲されたボール集合
枠15は、第二板バネ19により付勢されて規制体7 の略中
央部に位置にすることとなる。次に、ボール集合枠15内
にボール3 を入れて、プレート2a上に複数のボール3を
敷設する。
第二板バネ19を4本取着し、該第二板バネ19内にボール
集合枠15を嵌入する。規制体7 に包囲されたボール集合
枠15は、第二板バネ19により付勢されて規制体7 の略中
央部に位置にすることとなる。次に、ボール集合枠15内
にボール3 を入れて、プレート2a上に複数のボール3を
敷設する。
【0025】ここで、前記ボール3 に支持される上段の
中間プレート2cは、図示した如く、下面に規制体7 が嵌
入しうる下方段部18が形成され、且つ上面にストッパー
6 が嵌入しうる上方段部28が形成された円形リング状の
リング板2'と、該リング板2'の中央開口部に嵌着される
円盤状の閉塞板2"とに分割されている。かかるリング板
2'の下方段部18を、前記規制体7 の上周端に嵌入し、且
つリング板2'の中央開口部に閉塞板2"を嵌着して中段の
プレート2cを構成し、中段プレート2cに規制体7 を固定
する。
中間プレート2cは、図示した如く、下面に規制体7 が嵌
入しうる下方段部18が形成され、且つ上面にストッパー
6 が嵌入しうる上方段部28が形成された円形リング状の
リング板2'と、該リング板2'の中央開口部に嵌着される
円盤状の閉塞板2"とに分割されている。かかるリング板
2'の下方段部18を、前記規制体7 の上周端に嵌入し、且
つリング板2'の中央開口部に閉塞板2"を嵌着して中段の
プレート2cを構成し、中段プレート2cに規制体7 を固定
する。
【0026】さらに、中段のプレート2cの上方段部28に
ストッパー6 を嵌入して固定し、その後同様にして他の
中段のプレート2cを順次組み立てて支承ユニット1 を多
段に積重し、最後に最上段のプレート2bを載せれば、緩
衝装置が組立てられる。尚、図2に示すように、最上下
段のプレート2a,2b の孔4 にボルト25を螺着しておけ
ば、組立てられた各段のプレート2 が位置ずれしないか
ら、保管・運搬に便利である。
ストッパー6 を嵌入して固定し、その後同様にして他の
中段のプレート2cを順次組み立てて支承ユニット1 を多
段に積重し、最後に最上段のプレート2bを載せれば、緩
衝装置が組立てられる。尚、図2に示すように、最上下
段のプレート2a,2b の孔4 にボルト25を螺着しておけ
ば、組立てられた各段のプレート2 が位置ずれしないか
ら、保管・運搬に便利である。
【0027】一般的に、ボール3 は、転がり易く、従っ
て、プレート2 上に敷設した際に散乱するのであるが、
本発明に係る緩衝装置には、ボール集合枠15が設けられ
ているので組立て時にボール3 が散乱せず、しかも、各
段のプレート2 を積重する際にボール集合枠15が片寄っ
ても、付勢手段によって均等に付勢されて規制体7 との
間の第二間隙Y が保持されるので、ボール集合枠15が規
制体7 の略中央部に自動的に位置し、組立て時又は組立
て後にボール3 の位置を調整をしなくても各段のボール
集合枠15の中心は略一致する。従って、各段のボール3
の全部で設置物の荷重を支持することができる。
て、プレート2 上に敷設した際に散乱するのであるが、
本発明に係る緩衝装置には、ボール集合枠15が設けられ
ているので組立て時にボール3 が散乱せず、しかも、各
段のプレート2 を積重する際にボール集合枠15が片寄っ
ても、付勢手段によって均等に付勢されて規制体7 との
間の第二間隙Y が保持されるので、ボール集合枠15が規
制体7 の略中央部に自動的に位置し、組立て時又は組立
て後にボール3 の位置を調整をしなくても各段のボール
集合枠15の中心は略一致する。従って、各段のボール3
の全部で設置物の荷重を支持することができる。
【0028】このように本発明に係る緩衝装置は、各部
材を順次組立てればよいので、特別な技術を必要とせず
誰でも簡単に組立てることができるという利点がある。
材を順次組立てればよいので、特別な技術を必要とせず
誰でも簡単に組立てることができるという利点がある。
【0029】次に、上記構成からなる緩衝装置の使用例
(家屋の免震装置と使用した場合を例にする)を説明
し、併せて、本発明に係る震動吸収方法について説明す
る。図1に示すように、上記緩衝装置の最下段のプレー
ト2aを地面に打設されたコンクリート基礎からなる設置
面26に固定し、且つ最上段のプレート2bに梁27を固定し
て家屋(設置物に相当する)を建築する。尚、支持する
家屋等の設置物により荷重等が異なるため、それに応じ
て緩衝装置を据え付ける個数・箇所や緩衝装置の大きさ
は任意に設計されるものである。
(家屋の免震装置と使用した場合を例にする)を説明
し、併せて、本発明に係る震動吸収方法について説明す
る。図1に示すように、上記緩衝装置の最下段のプレー
ト2aを地面に打設されたコンクリート基礎からなる設置
面26に固定し、且つ最上段のプレート2bに梁27を固定し
て家屋(設置物に相当する)を建築する。尚、支持する
家屋等の設置物により荷重等が異なるため、それに応じ
て緩衝装置を据え付ける個数・箇所や緩衝装置の大きさ
は任意に設計されるものである。
【0030】かかる緩衝装置を据え付けた後、地震等の
震動によって設置面26が水平方向に変位(図6の矢印イ
方向)した場合には、図6及び図7に示すように、設置
面26に固定された最下段のプレート2aが第一板バネ12の
張力に抗して移動することにより当接するボール3 が転
動する。かかる第一板バネ12は、各段に設けられている
ので、連鎖的に各段のプレート2 が、夫々第一板バネ12
の張力に抗して相対移動し、設置面26の移動量を、各段
のプレート2 がそれぞれ略均等に相対移動することによ
り吸収する。
震動によって設置面26が水平方向に変位(図6の矢印イ
方向)した場合には、図6及び図7に示すように、設置
面26に固定された最下段のプレート2aが第一板バネ12の
張力に抗して移動することにより当接するボール3 が転
動する。かかる第一板バネ12は、各段に設けられている
ので、連鎖的に各段のプレート2 が、夫々第一板バネ12
の張力に抗して相対移動し、設置面26の移動量を、各段
のプレート2 がそれぞれ略均等に相対移動することによ
り吸収する。
【0031】具体例を示すと、例えば、設置面26が10
cm矢印イ方向に変位すると、各段のプレート2 が夫々
移動するから、10cm÷10段=1cm/段となり、
一段当たり1cm移動してプレート2 が階段状に分か
れ、各段の支承ユニット1 全体で設置面26の変位を吸収
する。
cm矢印イ方向に変位すると、各段のプレート2 が夫々
移動するから、10cm÷10段=1cm/段となり、
一段当たり1cm移動してプレート2 が階段状に分か
れ、各段の支承ユニット1 全体で設置面26の変位を吸収
する。
【0032】そして、所定量(第一間隙X の長さ)各段
の支承ユニット1 が移動すると、(第一間隙X )×(支
承ユニット1 の段数)=最大振れ幅Z に相当し、設置面
26の震動から設置物27は保護されることとなる。
の支承ユニット1 が移動すると、(第一間隙X )×(支
承ユニット1 の段数)=最大振れ幅Z に相当し、設置面
26の震動から設置物27は保護されることとなる。
【0033】このように本発明に係る緩衝装置は、介在
されたボール3 の転動により各段の支承ユニット1 のプ
レート2 が、夫々第一間隙X の長さだけ相対移動し、各
段のプレート2 の移動長が合算されて震動の最大振れ長
Z を吸収することができるから、従来の装置のように、
震動の振幅(最大振れ長の2倍)により支承体が移動す
る部分を確保する必要がなく、装置の横幅を短くするこ
とができる。
されたボール3 の転動により各段の支承ユニット1 のプ
レート2 が、夫々第一間隙X の長さだけ相対移動し、各
段のプレート2 の移動長が合算されて震動の最大振れ長
Z を吸収することができるから、従来の装置のように、
震動の振幅(最大振れ長の2倍)により支承体が移動す
る部分を確保する必要がなく、装置の横幅を短くするこ
とができる。
【0034】従って、装置全体の小型化が図れ、よっ
て、狭いスペースに装置を据え付けることができるので
ある。尚、装置全体の横幅を短くするためには、第一間
隙X の幅を短くし、且つ支承ユニット1 の段数を多くす
ればよい。
て、狭いスペースに装置を据え付けることができるので
ある。尚、装置全体の横幅を短くするためには、第一間
隙X の幅を短くし、且つ支承ユニット1 の段数を多くす
ればよい。
【0035】また、地震等により設置面26が変位した後
は、復元手段によって階段状に分かれた各段のプレート
2 が徐々に元の位置に復帰する。かかる階段状のプレー
ト2 を復帰させる場合、本発明の緩衝装置によれば、各
段に設けられた復元手段たる第一板バネ12が、支承ユニ
ット1 を第一間隙X の長さ分だけそれぞれ押し戻せば元
の緩衝装置に復元するため、一つの復元手段が押し戻す
長さが短く、従って、従来の装置のように、コイルばね
によって最大振れ長Z を復帰させる構造のものに比し
て、復帰させ易いという利点がある。
は、復元手段によって階段状に分かれた各段のプレート
2 が徐々に元の位置に復帰する。かかる階段状のプレー
ト2 を復帰させる場合、本発明の緩衝装置によれば、各
段に設けられた復元手段たる第一板バネ12が、支承ユニ
ット1 を第一間隙X の長さ分だけそれぞれ押し戻せば元
の緩衝装置に復元するため、一つの復元手段が押し戻す
長さが短く、従って、従来の装置のように、コイルばね
によって最大振れ長Z を復帰させる構造のものに比し
て、復帰させ易いという利点がある。
【0036】さらに、復元手段は、ストッパー6 と規制
体7 との間に設けられているので、従来の装置のように
支承体の外側にコイルばねが設けられた構造のものに比
して、装置全体の小型化が図れると共に、復元手段に粉
塵等が付着することもないという利点がある。
体7 との間に設けられているので、従来の装置のように
支承体の外側にコイルばねが設けられた構造のものに比
して、装置全体の小型化が図れると共に、復元手段に粉
塵等が付着することもないという利点がある。
【0037】さらに、転動するボール3 はボール集合枠
15によって規制体7 の略中央部に位置するから、各プレ
ート2 が相対移動した際にボール3 が規制体7 に当接す
ることはなく、従って、ボール3 が転がるためには、極
めて弱い張力が付与された第二板バネ19の力及びボール
3 とプレート2 との間の摩擦抵抗よりも強い力が加える
だけでよいから、プレート2 の移動に伴いボール3 は滑
らかに転動するのである。尚、ボール集合枠15を軽くす
ればする程、ボール3 を転動させるための力が小さくて
済む。
15によって規制体7 の略中央部に位置するから、各プレ
ート2 が相対移動した際にボール3 が規制体7 に当接す
ることはなく、従って、ボール3 が転がるためには、極
めて弱い張力が付与された第二板バネ19の力及びボール
3 とプレート2 との間の摩擦抵抗よりも強い力が加える
だけでよいから、プレート2 の移動に伴いボール3 は滑
らかに転動するのである。尚、ボール集合枠15を軽くす
ればする程、ボール3 を転動させるための力が小さくて
済む。
【0038】また、ボール3 は、支承ユニット1 内に収
容されているので粉塵等が入り込まず、従って、ボール
3 やプレート2 面が損傷等を受けることもなく、何十年
経っても円滑にボール3 はプレート2 に接して転動す
る。
容されているので粉塵等が入り込まず、従って、ボール
3 やプレート2 面が損傷等を受けることもなく、何十年
経っても円滑にボール3 はプレート2 に接して転動す
る。
【0039】尚、上記実施形態に於いて、上段の支承ユ
ニット1 のプレート2 の下面に規制体7 が固定され、且
つその下段の支承ユニット1 のプレート2 にストッパー
6 が固定されてなるが、反対に、上段の支承ユニット1
のプレート2 の下面に規制体7 に係止しうるストッパー
6 が固定され、且つその下段の支承ユニット1 のプレー
ト2 の上面にボール3 を包囲する規制体7 が固定されて
いても、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
ニット1 のプレート2 の下面に規制体7 が固定され、且
つその下段の支承ユニット1 のプレート2 にストッパー
6 が固定されてなるが、反対に、上段の支承ユニット1
のプレート2 の下面に規制体7 に係止しうるストッパー
6 が固定され、且つその下段の支承ユニット1 のプレー
ト2 の上面にボール3 を包囲する規制体7 が固定されて
いても、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0040】さらに、上記実施形態に於いて、復元手段
は、第一間隙X に設けられた第一板バネ12から構成され
ることにより上述の効果を奏するが、必ずしも復元手段
は第一間隙X に設けられた第一板バネ12に限定されず、
例えば、図8に示すように、最上段のプレート2bと最下
段のプレート2aとの間に張設された複数本のコイルばね
29によって相対移動した各段のプレート2 を元の位置に
復帰させてもよい。また、第一間隙X に第一板バネ12を
設け、且つ上述の複数本のコイルばね29を最上下段のプ
レート2a,2b 間に張設し、両者で復元手段を構成しても
よい。
は、第一間隙X に設けられた第一板バネ12から構成され
ることにより上述の効果を奏するが、必ずしも復元手段
は第一間隙X に設けられた第一板バネ12に限定されず、
例えば、図8に示すように、最上段のプレート2bと最下
段のプレート2aとの間に張設された複数本のコイルばね
29によって相対移動した各段のプレート2 を元の位置に
復帰させてもよい。また、第一間隙X に第一板バネ12を
設け、且つ上述の複数本のコイルばね29を最上下段のプ
レート2a,2b 間に張設し、両者で復元手段を構成しても
よい。
【0041】さらに、上記実施形態に於いて、復元手段
は、第一間隙X に設けられた第一板バネ12によって構成
されているが、必ずしも復元手段は板バネに限定され
ず、一端がストッパー6 の内壁面9 に固定され、且つ他
端が規制体7 の外壁面10に固定されたコイルばねを複数
本第一間隙X に所定間隔を置いて設け、各コイルばねに
よって規制体7 をストッパー6 側に引張ることにより復
元手段を構成してもよい。
は、第一間隙X に設けられた第一板バネ12によって構成
されているが、必ずしも復元手段は板バネに限定され
ず、一端がストッパー6 の内壁面9 に固定され、且つ他
端が規制体7 の外壁面10に固定されたコイルばねを複数
本第一間隙X に所定間隔を置いて設け、各コイルばねに
よって規制体7 をストッパー6 側に引張ることにより復
元手段を構成してもよい。
【0042】但し、震動時に移動する各プレート2 の停
止は、復元手段を介在させた状態で規制体7 にストッパ
ー6 が係止することによりプレート2 の移動が止められ
るものであるため、第一間隙X に設ける付勢手段が、上
記実施形態のように、帯状の第一板バネ12を縦にして設
けたものであれば、係止時のストッパー6 と規制体7と
の距離が第一板バネ12の厚みに等しくなるため、各段の
プレート2 の移動距離が第一間隙X の長さに略等しくな
り、各段のプレート2 を最大限移動させることができる
という利点がある。かかる利点は、同じ最大振れ幅Z を
想定して緩衝装置を設計する場合に、支承ユニット1 の
段数を少なくすることができるということに繋がる。
止は、復元手段を介在させた状態で規制体7 にストッパ
ー6 が係止することによりプレート2 の移動が止められ
るものであるため、第一間隙X に設ける付勢手段が、上
記実施形態のように、帯状の第一板バネ12を縦にして設
けたものであれば、係止時のストッパー6 と規制体7と
の距離が第一板バネ12の厚みに等しくなるため、各段の
プレート2 の移動距離が第一間隙X の長さに略等しくな
り、各段のプレート2 を最大限移動させることができる
という利点がある。かかる利点は、同じ最大振れ幅Z を
想定して緩衝装置を設計する場合に、支承ユニット1 の
段数を少なくすることができるということに繋がる。
【0043】さらに、上記実施形態に於いて、各プレー
ト2 は、上面視略円形状に形成されているが、例えば、
上面視略矩形状、三角形状、六角状等の形状であっても
よい。また、上記実施形態に於いて、規制体7 、ストッ
パー6 及びボール集合枠15は、上面視略円形リング状に
形成されているが、必ずしもこれらは円形リング状にに
限定されるものではなく、矩形リング状等であってもよ
い。但し、円形であれば全方向に均等に力が作用すると
いう利点がある。
ト2 は、上面視略円形状に形成されているが、例えば、
上面視略矩形状、三角形状、六角状等の形状であっても
よい。また、上記実施形態に於いて、規制体7 、ストッ
パー6 及びボール集合枠15は、上面視略円形リング状に
形成されているが、必ずしもこれらは円形リング状にに
限定されるものではなく、矩形リング状等であってもよ
い。但し、円形であれば全方向に均等に力が作用すると
いう利点がある。
【0044】さらに、上記実施形態に於いては、支承ユ
ニット1 を10段積重した場合を例示したが、勿論、例
えば、支承ユニット1 を2段積重してもよく、又、15
段積重してもよい。また、ボール3 の個数も設置物の荷
重等に応じて任意に設定されるものであり、上記実施形
態に限定されるものではない。尚、本発明に係る緩衝装
置及び震動吸収方法は、水平方向の震動を吸収するもの
であるが、必要に応じて上下方向の震動も吸収する公知
の手段を講じてもよい。
ニット1 を10段積重した場合を例示したが、勿論、例
えば、支承ユニット1 を2段積重してもよく、又、15
段積重してもよい。また、ボール3 の個数も設置物の荷
重等に応じて任意に設定されるものであり、上記実施形
態に限定されるものではない。尚、本発明に係る緩衝装
置及び震動吸収方法は、水平方向の震動を吸収するもの
であるが、必要に応じて上下方向の震動も吸収する公知
の手段を講じてもよい。
【0045】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る緩衝装置
は、プレートの上面に転動自在な複数のボールが敷設さ
れた支承ユニットから構成され、下段の支承ユニットの
ボールに上段の支承ユニットのプレートが支持されて多
段に積重されているので、従来の緩衝装置と同じ震動の
振幅を吸収する場合、従来の緩衝装置に比して全体の横
幅を短くすることができる。
は、プレートの上面に転動自在な複数のボールが敷設さ
れた支承ユニットから構成され、下段の支承ユニットの
ボールに上段の支承ユニットのプレートが支持されて多
段に積重されているので、従来の緩衝装置と同じ震動の
振幅を吸収する場合、従来の緩衝装置に比して全体の横
幅を短くすることができる。
【0046】従って、装置全体を小型化することがで
き、狭いスペースにも緩衝装置を有効に据え付けること
ができる。また、水平方向に相対移動したプレートを元
の位置に復帰させる復元手段が設けられているので、移
動して階段状に分かれた各段のプレートは、元の位置に
復帰する。
き、狭いスペースにも緩衝装置を有効に据え付けること
ができる。また、水平方向に相対移動したプレートを元
の位置に復帰させる復元手段が設けられているので、移
動して階段状に分かれた各段のプレートは、元の位置に
復帰する。
【0047】さらに、請求項2記載の手段によれば、想
定していた以上に地震等の震動が生じても各段のプレー
トは離反せず、従って、緩衝装置を据え付け後に、該装
置が壊れることもない。また、ストッパーと規制体との
間に復元手段が設けられていれば、装置全体を小型化で
きるだけでなく、復元手段が装置の外部に露出しないか
ら粉塵等が溜まることもなく、従って、耐久性のある復
元手段となる。
定していた以上に地震等の震動が生じても各段のプレー
トは離反せず、従って、緩衝装置を据え付け後に、該装
置が壊れることもない。また、ストッパーと規制体との
間に復元手段が設けられていれば、装置全体を小型化で
きるだけでなく、復元手段が装置の外部に露出しないか
ら粉塵等が溜まることもなく、従って、耐久性のある復
元手段となる。
【0048】加えて、請求項4記載の手段によれば、各
段の支承ユニットをそれぞれ最大限に移動させることが
できるので、支承ユニットを積重する段数を少なくする
ことができることとなるから装置の高さをも低くするこ
とができる。従って、より装置全体を小型化することが
できるという利点がある。
段の支承ユニットをそれぞれ最大限に移動させることが
できるので、支承ユニットを積重する段数を少なくする
ことができることとなるから装置の高さをも低くするこ
とができる。従って、より装置全体を小型化することが
できるという利点がある。
【図1】本発明に係る緩衝装置の一実施形態を示し、該
緩衝装置が据え付けられた状態を示す一部切欠断面を含
む側面図。
緩衝装置が据え付けられた状態を示す一部切欠断面を含
む側面図。
【図2】図1の緩衝装置の縦断面図。
【図3】図1のA−A線端面図。
【図4】図2の要部拡大図。
【図5】本発明に係る緩衝装置を組立てる際の一実施形
態を示す分解斜視図。
態を示す分解斜視図。
【図6】本発明に係る緩衝装置の使用状態を示し、設置
面が震動した状態を示す一部省略端面図。
面が震動した状態を示す一部省略端面図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【図8】本発明に係る緩衝装置の他実施形態を示す側面
図。
図。
【図9】従来の緩衝装置を示し、該緩衝装置が据え付け
られた状態を示す一部切欠断面を含む斜視図。
られた状態を示す一部切欠断面を含む斜視図。
1 …支承ユニット、2 …プレート、2a…最下段のプレー
ト、2b…最上段のプレート、2c…中段のプレート、3 …
ボール、6 …ストッパー、7 …規制体、12…第一板バ
ネ、15…ボール集合枠、26…設置面、27…設置物、X …
第一間隙、Y …第二間隙
ト、2b…最上段のプレート、2c…中段のプレート、3 …
ボール、6 …ストッパー、7 …規制体、12…第一板バ
ネ、15…ボール集合枠、26…設置面、27…設置物、X …
第一間隙、Y …第二間隙
Claims (6)
- 【請求項1】 プレート(2) の上面に転動自在な複数の
ボール(3) が敷設された支承ユニット(1) から構成さ
れ、下段の支承ユニット(1) のボール(3) に上段の支承
ユニット(1) のプレート(2) が支持されて多段に積重さ
れていると共に、前記ボール(3) の転動により水平方向
に相対移動したプレート(2) を元の位置に復帰させる復
元手段が設けられてなることを特徴とする緩衝装置。 - 【請求項2】 前記上段の支承ユニット(1) のプレート
(2) の下面には、下段の支承ユニット(1) のボール(3)
を包囲する規制体(7) が固定され、且つ該下段の支承ユ
ニット(1) のプレート(2) には、前記規制体(7) に係止
されてプレート(2) の相対移動を所定量で止めうるスト
ッパー(6) が設けられていると共に、該ストッパー(6)
と規制体(7) との間に前記復元手段が設けられてなる請
求項1記載の緩衝装置。 - 【請求項3】 前記下段の支承ユニット(1) のプレート
(2) には、敷設されたボール(3) を包囲する規制体(7)
が固定され、且つ該上段の支承ユニット(1) のプレート
(2) には、前記規制体(7) に係止されてプレート(2) の
相対移動を所定量で止めうるストッパー(6) が設けられ
ていると共に、該ストッパー(6) と規制体(7) との間に
前記復元手段が設けられてなる請求項1記載の緩衝装
置。 - 【請求項4】 前記復元手段が、第一板バネ(12)によっ
て構成され、該第一板バネ(12)によってストッパー(6)
と規制体(7) との間の第一間隙(X) が保持される請求項
2又は3記載の緩衝装置。 - 【請求項5】 前記複数のボール(3) が、ボール集合枠
(15)を介して集合され、且つ該ボール集合枠(15)を前記
規制体(7) が包囲してなり、該ボール集合枠(15)と規制
体(7) との間には付勢手段が設けられてボール集合枠(1
5)と規制体(7)との間の第二間隙(Y) が保持されてなる
請求項2〜4の何れかに記載の緩衝装置。 - 【請求項6】 地震等により設置面(26)に生ずる震動を
吸収して建造物等の設置物(27)を保護する震動吸収方法
であって、最下段のプレート(2a)を設置面(26)に固定
し、且つ最上段のプレート(2b)を設置物(27)に固定する
と共に、該最下段と最上段のプレート(2a),(2b) の間に
中段のプレート(2c)を多段に積重すると共に、各プレー
ト(2) 間に複数のボール(3) を介在させ、地震等によっ
て生ずる水平方向の震動を受けたプレート(2) がボール
(3) の転動により滑らかに相対移動することにより設置
面(26)の変位分を吸収すると共に、相対移動して階段状
に分かれたプレート(2) が元の位置に自動復帰すること
特徴とする震動吸収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24522896A JP2893067B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24522896A JP2893067B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 緩衝装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1085074A true JPH1085074A (ja) | 1998-04-07 |
| JP2893067B2 JP2893067B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=17130566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24522896A Expired - Lifetime JP2893067B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 緩衝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2893067B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013086651A1 (zh) * | 2011-12-13 | 2013-06-20 | Leu Niee | 滤波隔震垫 |
| JP2022007003A (ja) * | 2020-06-25 | 2022-01-13 | 清水建設株式会社 | 免震装置およびこれを備えた免震構造物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3278806B2 (ja) | 1999-05-07 | 2002-04-30 | 小泉 恵三郎 | 免震装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JPS6051334U (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-11 | 中山 忠義 | 免振装置 |
| JPS62159397U (ja) * | 1986-03-24 | 1987-10-09 | ||
| JPS647671U (ja) * | 1987-07-03 | 1989-01-17 | ||
| JPH01275821A (ja) * | 1988-04-25 | 1989-11-06 | Jon Wu Chuan | 建築物の免振構造体 |
| JPH06221030A (ja) * | 1993-01-22 | 1994-08-09 | Ishima Riyuutai Kenkyusho:Kk | 物体免震装置 |
| JPH0893267A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-09 | Akinaga Katsube | 免震用支承装置 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24522896A patent/JP2893067B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| WO2013086651A1 (zh) * | 2011-12-13 | 2013-06-20 | Leu Niee | 滤波隔震垫 |
| JP2022007003A (ja) * | 2020-06-25 | 2022-01-13 | 清水建設株式会社 | 免震装置およびこれを備えた免震構造物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2893067B2 (ja) | 1999-05-17 |
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