JPH1085366A - ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール

Info

Publication number
JPH1085366A
JPH1085366A JP8269218A JP26921896A JPH1085366A JP H1085366 A JPH1085366 A JP H1085366A JP 8269218 A JP8269218 A JP 8269218A JP 26921896 A JP26921896 A JP 26921896A JP H1085366 A JPH1085366 A JP H1085366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimple
pin
golf ball
mold
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8269218A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Shimozaka
浩貴 下坂
Keisuke Ihara
敬介 井原
Hiroshi Masutani
寛 増谷
Michio Inoue
道夫 井上
Atsunori Kasashima
厚紀 笠嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Sports Co Ltd filed Critical Bridgestone Sports Co Ltd
Priority to JP8269218A priority Critical patent/JPH1085366A/ja
Priority to US08/931,835 priority patent/US5975869A/en
Publication of JPH1085366A publication Critical patent/JPH1085366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/37Mould cavity walls, i.e. the inner surface forming the mould cavity, e.g. linings
    • B29C45/376Mould cavity walls, i.e. the inner surface forming the mould cavity, e.g. linings adjustable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/54Balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 互いに2つに分割された割型を分離可能
に接合することにより内部に球状キャビティを形成し、
該キャビティ表面に多数のディンプル形成用凸部を有し
てなるゴルフボール成形用金型において、上記多数のデ
ィンプル形成用凸部の一部を該凸部と先端面形状がほぼ
同一なディンプル成形ピンで構成すると共に、このディ
ンプル成形ピンを該ピンの軸線に沿って前後方向に移動
可能で該ピンのキャビティ内への突出量を調整可能に設
けたことを特徴とするゴルフボール成形用金型。 【効果】 本発明によれば、一の金型で種々のディンプ
ル形状を変化させたゴルフボールを製造することがで
き、シンメトリー性及び飛び性能に優れた高品質なゴル
フボールを高いコストパフォーマンスで安価に製造する
ことができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボール成形
用金型及びゴルフボールに関し、更に詳述すると、飛び
性能及びシンメトリー性に優れると共に、コストパフォ
ーマンスの高いゴルフボールを製造することができるゴ
ルフボール成形用金型及び該金型を用いて得られるゴル
フボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールは、ディンプルが球面上に均等配列され、ショッ
ト箇所による飛び性能にバラツキのないことが望まれて
いる。即ち、単に飛び性能に優れるだけでなく、シンメ
トリー性にも優れたゴルフボールが要求されており、こ
のことは、近年、ゴルフ競技の大衆化が進み、ゴルフ人
口が増大し、ゴルファーの要望が多様化、個性化すると
ともに更に顕著になっている。
【0003】一方において、高性能、高品質なゴルフボ
ールを廉価に供給するためにはゴルフボールのコストパ
フォーマンスを高めること、つまり、ゴルフボールの開
発にかかる費用をできる限り低く抑えることが必要であ
る。
【0004】このため、需要者の要望に適った高性能、
高品質なゴルフボールを低価格で開発すべく種々の試み
が提案されている。
【0005】例えば、ディンプル配列やディンプル形状
(直径、深さ、断面形状等)を適正化することがシンメ
トリー性の向上、ひいては飛び性能の向上につながるた
めに、従来からディンプル配列、ディンプル形状の改良
が検討されている。
【0006】その一つとして、ゴルフボールにディンプ
ルを配列する場合、従来より20面体配列、12面体配
列などの種々の配列手法が提案されているが、いずれの
配列にあってもゴルフボールを成形する金型を少なくと
も2個の割金型とする関係上、ゴルフボールには、その
金型の分割線(パーティングライン)に対応した、ディ
ンプルに全く交差しない大円を少なくとも1本有するも
のが通例であった。
【0007】即ち、ゴルフボールは互いに2つに分割さ
れた割型を分離可能に接合することにより内部に球状キ
ャビティを形成した成形用金型により成形されており、
軸対称に成形加工するため、両金型のキャビティ内の頂
点間を結んだ線に相当するポール軸の回りについては真
円度が高くなり、逆に金型の割面に相当するシームライ
ンで囲まれた面上に存在する軸の回りについては真円度
が低くなる傾向がある。このため、従来のゴルフボール
は、その真円度の違いから、ショットする位置の違いに
より飛び性能に差が生じる場合があり、ルールによって
特別の場合以外はボールを動かすことができず、あるが
ままの状態でボールを打撃しなければならないゴルフ競
技にあっては、上記飛び性能のバラツキは大きな問題と
なる。
【0008】具体的には、ゴルフボールを打撃するとク
ラブの番手により回転数は異なるもののいずれも所謂バ
ックスピンが生じ、この場合図9に示したようにボール
の打撃箇所によって、ゴルフボールaのシームラインb
上に互いに対向する2点c,c、及び中心点dの3点を
結ぶ直線eを回転軸とするバックスピンを生じるように
ボールaを打撃fする所謂ポール打撃(図9(A))
と、ボールaのシームラインbを円周線とする円形平面
gと直交し、かつボールaの中心dを通る直線eを回転
軸とするバックスピンを生じるようにボールaを打撃i
する所謂シーム打撃(図9(B))とに大別されるが、
上述したように上記ポール打撃の場合は回転軸eの回り
が真円でないため、余計な揚力や抗力を受けやすく、一
方シーム打撃の場合は回転軸hの回りが真円に近いた
め、ゴルフボールに余計な揚力や抗力が生じることがな
く、このため単にポール打撃とシーム打撃とでディンプ
ルの効果が等しくなるように設計した場合には、ポール
打撃の方が真円度の乱れによりディンプルの効果が大き
くなり、ゴルフボールに余計な揚力や抗力が生じ、シー
ム打撃した場合とは飛び性能が異なることとなり、ショ
ット箇所による飛び性能にバラツキが生じることとな
る。
【0009】一方、上述したように、完全な真円でない
特異な球体であるゴルフボールについて、ディンプル効
果を等しくするためには、単にボール表面に均一な形状
のディンプルを均等に配置すれば達成できるものではな
く、ボール表面位置に応じてディンプル形状を微調整す
ることが必要となり、特に、ボールのパーティングライ
ン付近とポール付近でディンプル形状を微調整すること
が重要である。
【0010】しかしながら、上記ディンプル形状の微調
整は、通常はディンプル形状を変える毎に金型を作製
し、該金型で作成したゴルフボールについて飛び性能、
シンメトリー性などを評価しつつ開発するという、試行
錯誤の結果行われており、このことがゴルフボールの開
発期間の長期化、開発コストの上昇を招くという問題が
あった。
【0011】即ち、通常、ゴルフボールの開発は、ディ
ンプル配列を最適なものに調整した後、ディンプル形
状、特にディンプル深さの微調整(適正化)を行ってお
り、この際、一の金型では1種類のディンプル形状のゴ
ルフボールしか得られず、ディンプル形状を変更するに
は、再度金型を起こし、ボールを製造し、ボールの性能
を評価する必要があり、この金型試作→評価→調整→金
型試作の一連の作業を繰り返してゴルフボールを開発す
ることにより、手間がかかり開発期間が長期化し、開発
費用が嵩み、商品価格の上昇を来すという問題があっ
た。しかも、上記開発方法では、事実上、多種類のディ
ンプル形状を試すことが困難であった。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、飛び性能及びシンメトリー性に優れると共に、コス
トパフォーマンスの高いゴルフボールを製造することが
できるゴルフボール成形用金型及び該金型を用いて得ら
れるゴルフボールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、互いに2つに分割された割型を分離可能に
接合することにより内部に球状キャビティを形成し、該
キャビティ表面に多数のディンプル形成用凸部を有して
なるゴルフボール成形用金型において、上記多数のディ
ンプル形成用凸部の一部を該凸部と先端面形状がほぼ同
一なディンプル成形ピンで構成すると共に、このディン
プル成形ピンを該ピンの軸線に沿って前後方向に移動可
能で該ピンのキャビティ内への突出量を調整可能に設け
たことを特徴とするゴルフボール成形用金型を提供す
る。
【0014】この場合、ディンプル成形ピンの前後方向
移動可能な距離が0.005mm以上であり、金型割面
上と金型ポール付近に上記突出量を調整可能なディンプ
ル成形ピンを配設し、ディンプル成形ピンの数が上下型
合わせて60本以内であることが好ましい。
【0015】また、本発明は、上記金型を用いて、優れ
た飛び性能及びシンメトリー性を有すると共に、コスト
パフォーマンスの高いゴルフボールを提供する。
【0016】本発明によれば、従来のディンプル形状を
変更する毎に金型を起こし、その度毎に、飛び性能、シ
ンメトリー性などを評価しつつゴルフボールを開発する
という手間がかかり開発時間が長期化し、開発費用が嵩
む開発手法を一新できるものである。
【0017】即ち、高性能、低価格なゴルフボールを提
供するために、互いに2つに分割された割型を分離可能
に接合することにより内部に球状キャビティを形成し、
該キャビティ表面に多数のディンプル形成用凸部を有し
てなるゴルフボール成形用金型において、上記多数のデ
ィンプル形成用凸部の一部を該形成用凸部と先端面形状
がほぼ同一なディンプル成形ピンで構成すると共に、上
記ディンプル成形ピンの突出量が該ピンの軸線に沿って
前後方向に調整可能とすることにより、ディンプル形状
を変更する毎に新たに金型を起こす必要がなくなり、手
間がかからず開発期間が短縮でき、開発コストが削減可
能となる上に、多種類のディンプル形状を一の金型で種
々検討することができる。
【0018】また、本発明の金型により形成されたゴル
フボールは、ディンプル形状、ディンプル配列が最適化
されており、ディンプル効果を飛躍的に向上させること
ができ、飛び性能だけでなく、シンメトリー性にも優れ
た高品質なものである上に、コストパフォーマンスが高
く低価格で供給可能な、需要者の要望にマッチしたもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明の実施例
につき、図1〜4を参照して説明する。
【0020】図1、2は、本発明の一実施例による金型
を示す部分断面図であり、この金型1は下型と上型とか
らなるが、上型は下型と同じであるため、図1、2にお
いては二分割された金型のうちの下型1aのみを示す。
なお、この金型は図中Pが割り面(パーティングライ
ン)とされる。
【0021】この下型1aは、半球面状のキャビティ面
2を有すると共に、このキャビティ面2上には多数のデ
ィンプル形成用凸部3が突設されていると共に、金型ポ
ール付近には、ディンプル成形ピン4が配設されてい
る。このディンプル成形ピン4はその先端部4aが上記
凸部3と同じ形状(ディンプル形成用凸部3が複数種の
場合には、そのうちの適宜な凸部3と同じ形状であり、
ディンプル成形ピン4が複数の場合、これらピン4の先
端部形状は、それぞれ複数の凸部3から適宜選定され、
互いに同一であっても異なっていてもよい)に形成され
ている。また、上記ディンプル成形ピン4の後部外周面
には雄ねじ部4bが形成されていると共に、上記下型1
aのキャビティ面2には該ピン4の配設位置に内周面に
上記雄ねじ部4bと螺合する雌ねじ部5aが形成された
ピン調整孔5が設けられている。
【0022】上記ディンプル成形ピン4は、その雄ねじ
部4bを上記孔5の雌ねじ部5aに螺合することによ
り、下型1aにピン4を取り付けるが、この際、ピン4
の孔5への挿入距離を選定することで、ピン4のキャビ
ティ面2に対する突出長さを調整するものであり、これ
により一の金型でピン突出量(ディンプル深さ)を自由
に調整し得る。この場合、ピン突出量(ディンプル深
さ)は、通常は0.04〜0.3mm、好ましくは0.
12〜0.24mmであり、ピン直径(ディンプル直
径)は、通常は2.0〜4.6mm、好ましくは3.2
〜4.2mmである。
【0023】なお、図1(A)はディンプル成形ピンを
最小に突出させた状態、(B)はピンを最大に突出させ
た状態を示す。
【0024】また、ディンプル成形ピン4の配設位置
は、特に制限されないが、金型ポール付近が好ましく、
上下型合わせてピン数は2〜50本、特に6〜12本が
好ましい。なお、図1には、ディンプル成形ピン4の総
てを表示してはおらず、その一部のみを表示している
(図1では2本)。
【0025】更に、ピンの進退量乃至ピン突出量(ディ
ンプル深さ)の調整幅は、ピンの配設位置、ボールの真
球度など種々の要因により左右され一概に限定できない
が、通常は−0.05〜0.1mm(ここで−0.05
mmの突出量とは、凸部(ディンプル部)を0.05m
m引っ込めることをいう)、好ましくは−0.02〜
0.03mmの範囲内であり、この範囲内で最小調整幅
が0.005mm以上、特に0.005〜0.02mm
突き出したり、引っ込めたりして調整することが好まし
い。ピン突出量(ディンプル深さ)の調整幅が0.03
mmを超えるとディンプル処理後の表面塗装処理を考慮
してもディンプル形状が変化しすぎてしまい、ボール外
観に違和感が生じる場合がある。なお、最小調整幅が
0.005mm未満ではディンプル深さの調整による本
発明の作用効果が十分に発揮できない場合がある。
【0026】このようにして突出量を調整したディンプ
ル成形ピン4は、成形時などに誤って回転して突出量が
変化することを防止するために、市販の酢酸ビニル系の
ボルト止め接着剤などでピン固定を施すことが好まし
い。なお、この接着剤による固定はあくまでも仮のもの
であり、溶剤を用いて接着剤を取り除くことにより容易
にディンプル成形ピンを取り外すことができ、ピン突出
量を繰り返し調整することが可能なものである。
【0027】次に、本発明の金型には、図1に示したデ
ィンプル成形ピン4に加えて図2に示したように金型割
面Pにピン載置用溝8を形成すると共に、これにディン
プル成形ピン4’を設けることができる。この場合、図
2(A)はディンプル成形ピンを最小に突出させた状
態、(B)はピンを最大に突出させた状態を示す。この
ディンプル成形ピン4’は、特に制限されないが、図3
に示したように、金型割面Pのキャビティ外周面9に沿
って互いに対峙する位置にピンを設けることが好まし
い。なお、図3にはピン4’以外のディンプル形成凸部
3は図示していない。10はキャビティを示す。また、
このディンプル成形ピン4’の数は、通常は3〜40
本、好ましくは8〜18本である。
【0028】上記ピン4’は、上下型の金型割面P(パ
ーティングライン)に配設されるものであり、図4に示
したように、先端部4’aが上記凸部3と同じ形状に形
成されていると共に、その外周面に凹状切欠き4’cが
形成され、この切欠き4’cに2個のネジ挿通孔4’
d,4’dが形成され、このネジ挿通孔4’d,4’d
を通ってネジ7,7が挿通され、これらネジ7,7の先
端部に形成された雄ねじ部7a,7aが下型1aに形成
された雌ねじ部(図示せず)に螺合する共に、上記ネジ
7,7の頭部7b,7bが切欠き4’cに強く当接し、
ピン4’を所定位置に形成するものである。この場合、
上記挿通孔4’d,4’dはネジ7,7の軸部7c,7
cの外径より大径に形成されて遊びを有し、このためネ
ジ7,7の頭部7b,7bでピン4’を固定する前はこ
れら挿通孔4’d,4’dの遊びの範囲でピン4’が前
後方向に進退可能であり、従ってピン4’を進退させ、
その先端部4’aを所定距離突出させた後、上記のよう
にピン4’を固定するものである。ここで、ピン4’の
最大進出位置は、ネジ7,7が挿通孔4’d,4’dの
後部壁面に当接する位置であり(図2(B))、最小進
出位置(最大退入位置)はネジ7,7が挿通孔4’d,
4’dの前部壁面に当接する位置である(図2
(A))。なお、上記ネジ7,7の頭部7b,7bの先
端面は切欠き4’cから突出することはなく、これによ
り下型と上型とがスムーズに接合される。また、上記ネ
ジ挿通孔は上記実施例では2個設けているが、これは1
個でもよい。
【0029】このように、パーティングライン上にディ
ンプル成形用ピン4’を配設することにより、ディンプ
ルと交わることのない大円を全く有さないゴルフボール
を得ることができる。
【0030】本発明のゴルフボール成形用金型は、金型
割面と金型ポール付近に調整可能なディンプル成形ピン
を設けるものであり、この調整可能なディンプル成形ピ
ンの数は上下型合わせて60本以下、特に30本以下が
好ましい。ピン数が60本を超えると金型の強度が損な
われる場合がある。なお、ピン数は5本以上、好ましく
は10本以上設けることがよい。
【0031】なお、本発明の金型では、上述したよう
に、調整可能なディンプル成形ピンを金型割面と金型ポ
ール付近の両方に設けることが好ましいが、ゴルフボー
ルの開発は、あくまでも試行錯誤の結果最適なディンプ
ル形状が得られるものであり、ディンプル成形ピンの配
設位置は、特に制限されず、金型割面又は金型ポール付
近の一方のみにディンプル成形ピンを設けても、その他
の位置に設けてもよい。更に、金型割面と金型ポール付
近にディンプル成形ピンを設けた場合、ピンの突出量が
同一である必要はない。
【0032】本発明のゴルフボールにおいて、ディンプ
ル種は1種に限られず、2種以上とすることができ、デ
ィンプル種が2種以上の場合には、調整可能なピン先端
面形状を1種又は2種以上とすることにより対応でき
る。なお、ディンプルの平面形状は、特に制限されず、
種々の形状とすることができるが、通常は円形ディンプ
ルとすることが好ましく、これに合わせてディンプル成
形ピンの先端面形状を調整することができる。更にディ
ンプル総数は、通常は240〜600個、特に340〜
450個とされる。
【0033】また、ディンプル配列態様としては正8面
体配列、正12面体配列、正20面体配列等の公知の配
列を採用することができ、更にはディンプルの配列によ
りボール表面に形成される模様もスクウェアー形、ヘキ
サゴン形、ペンタゴン形、トライアングル形等の種々の
模様とすることができる。
【0034】本発明のゴルフボールは、上記金型を用い
てディンプルの形状を微調整し、飛び性能及びシンメト
リー性に優れ、コストパフォーマンスの高いものであれ
ばよく、ボールの構造に特に制限はなく、ワンピースゴ
ルフボール、ツーピースゴルフボール、3層構造以上の
マルチピースゴルフボール等のソリッドゴルフボールと
しても、糸巻きゴルフボールとしてもよく、金型を用い
るいずれのゴルフボールの製造にも採用することがで
き、また成形法は射出成形法でも圧縮成形法でもよく、
上記金型を用いて、公知の材料を使用して、常法により
製造することができる。
【0035】本発明の金型により成形されたゴルフボー
ルは、ディンプル配列、ディンプル形状が最適に調整さ
れたものであり、特にディンプル深さが最適に調整され
ているために、飛び性能及びシンメトリー性が飛躍的に
向上し、ショット箇所による飛び性能にバラツキがなく
多様化、個性化するゴルファーの要望に十分応えること
ができるものである。また、本発明の金型によれば、一
つの金型で、ディンプル形状を種々変更したゴルフボー
ルを形成することができ、ディンプル形状毎に一々金型
を起こす必要がないために、手間がかからず開発期間を
短縮することができ、開発コストを低減でき、コストパ
フォーマンスが高く安価なゴルフボールを提供できるも
のである。
【0036】なお、ボールの直径及び重量等のボール性
状はゴルフ規則に従って適宜設定することができる。
【0037】なお、本発明は、上記実施例に制限される
ものではなく、例えば金型に設けるディンプル成形ピン
の数、配置、先端面形状などは種々変更可能であり、そ
の他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して差し
支えない。
【0038】〔実験例〕公知の材料を用いて常法により
成形したコアを金型に入れ、カバー材を射出成形し、表
面に表1に示したA〜Cの3種類のディンプル(ディン
プル総数420個)を有するゴルフボールを作成した。
このゴルフボールのディンプル配列パターンは20面体
配列であり、その配列パターンを図5(ポール方向から
見た平面図)、図6(赤道方向から見た平面図)に示し
た。
【0039】
【表1】
【0040】上記ボール表面の3種類のディンプルA、
B、CのうちディンプルAを形成する金型キャビティ表
面のディンプル形成用凸部の一部をキャビティ面からの
突出長さが調整可能なディンプル成形ピンとした。即
ち、ディンプルA180個を形成するディンプル形成用
凸部のうち、金型割面に12個のディンプル成形ピン
を、金型ポール付近に6個のディンプル成形ピンを設け
た。これら調整可能なディンプル(ディンプル成形ピ
ン)の配設位置を図7(ポール方向から見た平面図)、
図8(赤道方向から見た平面図)に斜線で示した。
【0041】次に、表2に示したように、ディンプル成
形ピンの突出量(ディンプル深さ)を変化させた金型を
作成し、No.1〜5のゴルフボールを作成した。な
お、No.3はディンプル深さ調整前のゴルフボールで
ある。
【0042】得られたゴルフボールについて、クラブと
してドライバー(「J’sワールドステージ」(ブリヂ
ストンスポーツ社製),ロフト角9.5°)を用いスイ
ングロボット(ミヤマエ社製)にて、ヘッドスピード4
5m/secでポール打撃(図9(A)矢印方向)とシ
ーム打撃(図9(B)矢印方向)とを繰り返し、トータ
ル飛距離を測定した。結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】表2の結果から、No.3はシンメトリー
性が良くなかった。No.4、5はディンプル深さを調
整したがシンメトリー性の向上は見られなかった。
【0045】これに対して、No.1ではディンプル深
さの調整によりシンメトリー性が向上した。またNo.
2ではシンメトリー性に優れる上に、弾道が低くなり飛
距離が増大することが確認できた。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、一の金型で種々のディ
ンプル形状を変化させたゴルフボールを製造することが
でき、シンメトリー性及び飛び性能に優れた高品質なゴ
ルフボールを高いコストパフォーマンスで安価に製造す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す金型の概略断面図であ
り、(A)はディンプル成形ピンが最小に突出した状
態、(B)はピンが最大に突出した状態を示す。
【図2】同金型の割面上にディンプル成形ピンを配設し
た概略断面図であり、(A)はピンが最小に突出した状
態、(B)はピンが最大に突出した状態を示す。
【図3】同金型の水平方向断面図である。
【図4】本発明の金型割面に配設するディンプル成形ピ
ンの部分拡大図である。
【図5】本発明の一実施例にかかるゴルフボールのディ
ンプル配列パターンである。
【図6】同別角度から見たディンプル配列パターンであ
る。
【図7】図5にディンプル成形ピンを配設位置を示した
ディンプル配列パターンである。
【図8】図6にディンプル成形ピンを配設位置を示した
ディンプル配列パターンである。
【図9】ゴルフボールをショットする場合の打撃方向を
説明する説明図であり、(A)はポール打撃、(B)は
シーム打撃を示す。
【符号の説明】
1a 下型 2 キャビティ面 3 ディンプル形成用凸部 4,4’ ディンプル成形ピン 4a 先端部 4b 雄ねじ部 5 ピン調整孔 5a 雌ねじ部 P 金型割面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 道夫 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 (72)発明者 笠嶋 厚紀 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに2つに分割された割型を分離可能
    に接合することにより内部に球状キャビティを形成し、
    該キャビティ表面に多数のディンプル形成用凸部を有し
    てなるゴルフボール成形用金型において、上記多数のデ
    ィンプル形成用凸部の一部を該凸部と先端面形状がほぼ
    同一なディンプル成形ピンで構成すると共に、このディ
    ンプル成形ピンを該ピンの軸線に沿って前後方向に移動
    可能で該ピンのキャビティ内への突出量を調整可能に設
    けたことを特徴とするゴルフボール成形用金型。
  2. 【請求項2】 ディンプル成形ピンの前後方向移動可能
    な距離が0.005mm以上である請求項1記載のゴル
    フボール成形用金型。
  3. 【請求項3】 金型割面上と金型ポール付近に上記突出
    量を調整可能なディンプル成形ピンを配設してなる請求
    項1又は2記載のゴルフボール成形用金型。
  4. 【請求項4】 ディンプル成形ピンの数が上下型合わせ
    て60本以内である請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載のゴルフボール成形用金型。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    金型を用いて成形されたゴルフボール。
JP8269218A 1996-09-19 1996-09-19 ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール Pending JPH1085366A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8269218A JPH1085366A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール
US08/931,835 US5975869A (en) 1996-09-19 1997-09-17 Golf ball mold having adjustable pimple forming pins

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8269218A JPH1085366A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1085366A true JPH1085366A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17469321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8269218A Pending JPH1085366A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5975869A (ja)
JP (1) JPH1085366A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224245A (ja) * 2001-02-05 2002-08-13 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール用金型及びそれを用いたゴルフボールの製造方法
JP2012096032A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Nike Internatl Ltd 変化が可能なディンプルを有するゴルフボール

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3912448B2 (ja) * 1997-11-05 2007-05-09 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール
JP4120732B2 (ja) * 1999-02-09 2008-07-16 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフボ−ル金型及びゴルフボ−ル
JP2000334760A (ja) * 1999-05-28 2000-12-05 Kumamoto Nippon Denki Kk 樹脂成形用の金型装置及びこれを備えた樹脂成形装置
USD442978S1 (en) 2000-02-01 2001-05-29 Callaway Golf Company Casting mold
WO2004078639A1 (ja) * 2003-03-07 2004-09-16 Tosoh Corporation 微小流路構造体、及び金型
US8764581B2 (en) * 2010-08-13 2014-07-01 Nike, Inc. Systems and methods for manufacturing a golf ball
US8408891B2 (en) * 2010-12-23 2013-04-02 Bridgestone Sports Co., Ltd Golf ball mold and golf ball manufacturing method
US8815138B2 (en) * 2010-12-31 2014-08-26 North Pass, Ltd. Method of producing a recoil pad for a weapon
NL2011765C2 (nl) * 2013-11-08 2015-05-19 Vitaplus Nederland B V Inrichting en werkwijze voor het begrenzen van de hoeveelheid fluïdum.
US11406878B2 (en) 2019-10-01 2022-08-09 Acushnet Company Methods and molds for molding golf balls incorporating a thermoplastic polyurethane cover
US11697231B2 (en) 2019-10-01 2023-07-11 Acushnet Company Methods and molds for molding golf balls incorporating a thermoplastic polyurethane cover
US11618192B2 (en) 2019-12-12 2023-04-04 Acushnet Company Injection molding method and mold
CN111531809B (zh) * 2020-05-13 2021-07-06 嵊州市万睿科技有限公司 一种球形塑料网一次成型用散点重组式模具
US11679307B2 (en) 2021-04-05 2023-06-20 Acushnet Company Method of forming a plurality of golf balls

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2361348A (en) * 1939-10-12 1944-10-24 Spalding A G & Bros Inc Process and apparatus for making balls
US3068522A (en) * 1960-07-19 1962-12-18 David L Nickerson Method and apparatus for molding covers on spherical bodies
US3136001A (en) * 1963-05-31 1964-06-09 Gen Electric Mold for molding dynamically balanced fans
US4047692A (en) * 1975-09-24 1977-09-13 Swin Sr Richard E Apparatus for molding dynamically balanced fans
US4342549A (en) * 1978-12-11 1982-08-03 Lemelson Jerome H Apparatus for coding articles
JPS61173907A (ja) * 1985-01-29 1986-08-05 Bridgestone Corp ゴルフボールの成形金型
US5147657A (en) * 1989-10-31 1992-09-15 John Giza Retractable pin for an injection mold
US4959000A (en) * 1989-10-31 1990-09-25 Acushnet Company Retractable pin mold
KR940006682Y1 (ko) * 1990-06-26 1994-09-28 스폴딩 앤드 이본플로 캄파니 인코포레이티드 골프공 사출 성형틀
DE4042499C2 (de) * 1990-12-21 1995-05-04 Marianne Wieser Gießform zum Herstellen von Formwerkstücken
JP3354604B2 (ja) * 1992-11-06 2002-12-09 横浜ゴム株式会社 ゴルフボール成形用金型
JP2574030Y2 (ja) * 1992-12-09 1998-06-11 住友ゴム工業株式会社 ゴルフボール射出成型用金型
JP2731887B2 (ja) * 1993-06-21 1998-03-25 住友ゴム工業株式会社 ゴルフボール成型金型
JP2914233B2 (ja) * 1995-07-17 1999-06-28 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型
US5759116A (en) * 1996-02-26 1998-06-02 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224245A (ja) * 2001-02-05 2002-08-13 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール用金型及びそれを用いたゴルフボールの製造方法
JP2012096032A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Nike Internatl Ltd 変化が可能なディンプルを有するゴルフボール

Also Published As

Publication number Publication date
US5975869A (en) 1999-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1099469A (ja) ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型
JP2914233B2 (ja) ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型
JPH1085366A (ja) ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール
JP3453024B2 (ja) ゴルフボール
US5018741A (en) Golf ball
JP5709842B2 (ja) ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド
JPH1099468A (ja) ゴルフボール
US5827135A (en) Golf ball
JP5480210B2 (ja) 複数のディンプル型及び/又は種々の硬度の複数層を含むゴルフボール。
JP5726668B2 (ja) 複数のディンプル型及び/又は種々の硬度の複数層を含むゴルフボール。
JP5019051B2 (ja) ゴルフボール
US5759116A (en) Golf ball
JPH0579352B2 (ja)
JP5681586B2 (ja) 複数のディンプル型及び/又は種々の硬度の複数層を含むゴルフボール。
JPH10127816A (ja) ゴルフボール
JP5474006B2 (ja) 複数のディンプル型及び/又は種々の硬度の複数層を含むゴルフボール。
JP2012045382A (ja) 複数のディンプル型及び/又は種々の硬度の複数層を含むゴルフボール。
JPH1189967A (ja) ゴルフボール
JP2000325499A (ja) ゴルフボール
JP2000237352A (ja) ゴルフボ−ルの製造方法
JP3384254B2 (ja) ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型
JP3352258B2 (ja) ゴルフボールの製造方法、該製造方法に使用する成形型及び該製造方法により製造したゴルフボール
JP2003000763A (ja) ゴルフボール
JP4506935B2 (ja) ゴルフボール
JP3897065B2 (ja) ゴルフボール