JPH1085550A - 消化ガスの処理装置およびその処理方法 - Google Patents
消化ガスの処理装置およびその処理方法Info
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- JPH1085550A JPH1085550A JP8242994A JP24299496A JPH1085550A JP H1085550 A JPH1085550 A JP H1085550A JP 8242994 A JP8242994 A JP 8242994A JP 24299496 A JP24299496 A JP 24299496A JP H1085550 A JPH1085550 A JP H1085550A
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- air
- desulfurization
- aeration tank
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薬品や乾式脱硫装置を用いることなく、しか
も、維持管理が簡単で、経済的な消化ガスの処理装置お
よびその処理方法を提供する。 【解決手段】 水洗脱硫・脱炭酸装置Aの直下に空気曝
気槽Bを配し、空気曝気槽Bに後続して生物脱硫装置C
を設置する。水洗脱硫・脱炭酸装置Aは頂部に排気口6
を有し、底部に給気口5と排水口10を有し、中間部に
気液接触のための充填層2を有し、充填層2と排気口6
との間に散水管3を設けている。水洗脱硫・脱炭酸装置
Aと空気曝気槽Bとを散水管4で接続する。空気曝気槽
Bは底部に散気装置12を有すると共に頂部に排気口1
6を有し、排気口16と生物脱硫装置Cとを管路25で
接続している。生物脱硫装置C内には微生物を着生させ
た充填材を充填した充填層18、22を配し、底部には
吸引ブロワ33に接続した排気口30を設けている。
も、維持管理が簡単で、経済的な消化ガスの処理装置お
よびその処理方法を提供する。 【解決手段】 水洗脱硫・脱炭酸装置Aの直下に空気曝
気槽Bを配し、空気曝気槽Bに後続して生物脱硫装置C
を設置する。水洗脱硫・脱炭酸装置Aは頂部に排気口6
を有し、底部に給気口5と排水口10を有し、中間部に
気液接触のための充填層2を有し、充填層2と排気口6
との間に散水管3を設けている。水洗脱硫・脱炭酸装置
Aと空気曝気槽Bとを散水管4で接続する。空気曝気槽
Bは底部に散気装置12を有すると共に頂部に排気口1
6を有し、排気口16と生物脱硫装置Cとを管路25で
接続している。生物脱硫装置C内には微生物を着生させ
た充填材を充填した充填層18、22を配し、底部には
吸引ブロワ33に接続した排気口30を設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消化ガスの処理装置
に関し、特に、し尿処理場または下水処理場などから発
生する硫化水素、炭酸ガスなどが混在する消化ガスを効
果的に処理する装置に関する。
に関し、特に、し尿処理場または下水処理場などから発
生する硫化水素、炭酸ガスなどが混在する消化ガスを効
果的に処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】し尿
処理場あるいは下水処理場などにおいて高濃度の有機物
含有廃液を嫌気処理するときに生じる消化ガスは、貯留
のための減容および省エネルギーの目的から脱炭酸を、
さらに、燃焼ガスの腐食性および2次公害(SOx)の
問題から脱硫処理を施している。これらの脱炭酸や脱硫
処理には、通常、洗浄方式および乾式脱硫方式が採用さ
れている。
処理場あるいは下水処理場などにおいて高濃度の有機物
含有廃液を嫌気処理するときに生じる消化ガスは、貯留
のための減容および省エネルギーの目的から脱炭酸を、
さらに、燃焼ガスの腐食性および2次公害(SOx)の
問題から脱硫処理を施している。これらの脱炭酸や脱硫
処理には、通常、洗浄方式および乾式脱硫方式が採用さ
れている。
【0003】しかし、従来の洗浄方式や乾式脱硫方式に
よる脱炭酸および脱硫処理では、いずれの方法も薬品費
や乾式脱硫剤交換費が嵩み、不経済である。さらに、維
持管理面において、相当の肉体的負荷を必要とする。
よる脱炭酸および脱硫処理では、いずれの方法も薬品費
や乾式脱硫剤交換費が嵩み、不経済である。さらに、維
持管理面において、相当の肉体的負荷を必要とする。
【0004】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、薬品
や乾式脱硫剤を用いることなく、しかも、維持管理が簡
単で、経済的な消化ガスの処理装置およびその処理方法
を提供することにある。
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、薬品
や乾式脱硫剤を用いることなく、しかも、維持管理が簡
単で、経済的な消化ガスの処理装置およびその処理方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、水洗脱硫・脱炭酸装置と空気曝気槽と生物
脱硫装置を組み合わせることで、水洗脱硫・脱炭酸装装
置において消化ガス中の硫化水素や炭酸ガスを水中に吸
収し、水洗脱硫・脱炭酸装置から空気曝気槽に流下した
排水を空気曝気することで循環再使用しうる水質に回復
することができ、大量の補給水を必要としない。また、
空気曝気により水中から放出される硫化水素は微生物を
着生させた生物脱硫装置において効率的に酸化分解さ
れ、大気汚染の一因を削減することができる。
に本発明は、水洗脱硫・脱炭酸装置と空気曝気槽と生物
脱硫装置を組み合わせることで、水洗脱硫・脱炭酸装装
置において消化ガス中の硫化水素や炭酸ガスを水中に吸
収し、水洗脱硫・脱炭酸装置から空気曝気槽に流下した
排水を空気曝気することで循環再使用しうる水質に回復
することができ、大量の補給水を必要としない。また、
空気曝気により水中から放出される硫化水素は微生物を
着生させた生物脱硫装置において効率的に酸化分解さ
れ、大気汚染の一因を削減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、第一の発明の要旨は、
水洗脱硫・脱炭酸装置の後方に空気曝気槽を配し、該空
気曝気槽に後続して生物脱硫装置を設置した消化ガスの
処理装置であって、上記水洗脱硫・脱炭酸装置は頂部に
排気口を有し、底部には給気口と排水口を有し、装置内
の中間部には気液接触のための充填層を有し、該充填層
と上記排気口との間に散水管を設けた構成であって、該
水洗脱硫・脱炭酸装置と上記空気曝気槽とを管路で接続
し、空気曝気槽は槽内底部に散気装置を有すると共に頂
部に排気口を有し、該排気口と上記生物脱硫装置とを管
路で接続し、生物脱硫装置内には微生物を着生させた充
填材を充填した充填層を配することを特徴とする消化ガ
スの処理装置にある。
水洗脱硫・脱炭酸装置の後方に空気曝気槽を配し、該空
気曝気槽に後続して生物脱硫装置を設置した消化ガスの
処理装置であって、上記水洗脱硫・脱炭酸装置は頂部に
排気口を有し、底部には給気口と排水口を有し、装置内
の中間部には気液接触のための充填層を有し、該充填層
と上記排気口との間に散水管を設けた構成であって、該
水洗脱硫・脱炭酸装置と上記空気曝気槽とを管路で接続
し、空気曝気槽は槽内底部に散気装置を有すると共に頂
部に排気口を有し、該排気口と上記生物脱硫装置とを管
路で接続し、生物脱硫装置内には微生物を着生させた充
填材を充填した充填層を配することを特徴とする消化ガ
スの処理装置にある。
【0007】また、第二の発明の要旨は、水洗脱硫・脱
炭酸装置の後方に空気曝気槽を配し、該空気曝気槽に後
続して生物脱硫装置を設置した消化ガスの処理装置によ
り消化ガスを処理する方法であって、上記水洗脱硫・脱
炭酸装置内に消化ガスを導入してこの消化ガスと装置上
部から散布される水とを接触させてガス中の硫化水素や
炭酸ガスを水に吸収させ、この水を空気曝気槽内に導い
て空気曝気することにより硫化水素や炭酸ガスを水中か
ら放出させ、放出させたガスを生物脱硫装置内にて微生
物により酸化分解することを特徴とする消化ガスの処理
方法にある。
炭酸装置の後方に空気曝気槽を配し、該空気曝気槽に後
続して生物脱硫装置を設置した消化ガスの処理装置によ
り消化ガスを処理する方法であって、上記水洗脱硫・脱
炭酸装置内に消化ガスを導入してこの消化ガスと装置上
部から散布される水とを接触させてガス中の硫化水素や
炭酸ガスを水に吸収させ、この水を空気曝気槽内に導い
て空気曝気することにより硫化水素や炭酸ガスを水中か
ら放出させ、放出させたガスを生物脱硫装置内にて微生
物により酸化分解することを特徴とする消化ガスの処理
方法にある。
【0008】上記のように構成される本発明によれば、
以下のようにして消化ガスを処理することができる。ま
ず、水洗脱硫・脱炭酸装置の給気口に消化ガスを導入
し、散水管から散布される水と消化ガスとを充填層内で
接触させて消化ガス中の硫化水素と炭酸ガスを水に吸収
させる。処理後は、最大25%の容積削減と脱硫率90
%以上、脱炭酸率60%以上のガスとして、頂部の排気
口から排出される。除去対象成分を吸収した水は排水口
から空気曝気槽に流下する。空気曝気槽内で散気装置か
ら吐出される空気によって空気曝気することで循環再使
用しうる水質に回復することが可能となる。また、空気
曝気により水中から硫化水素や炭酸ガスが放出される
が、この硫化水素や炭酸ガスを含む空気は生物脱硫装置
に付設した吸引ブロワに吸引されて生物脱硫装置内に流
入し、充填層に着生させた微生物により硫化水素を効率
的に酸化分解する。そして、処理後のガスは排気口から
排出される。
以下のようにして消化ガスを処理することができる。ま
ず、水洗脱硫・脱炭酸装置の給気口に消化ガスを導入
し、散水管から散布される水と消化ガスとを充填層内で
接触させて消化ガス中の硫化水素と炭酸ガスを水に吸収
させる。処理後は、最大25%の容積削減と脱硫率90
%以上、脱炭酸率60%以上のガスとして、頂部の排気
口から排出される。除去対象成分を吸収した水は排水口
から空気曝気槽に流下する。空気曝気槽内で散気装置か
ら吐出される空気によって空気曝気することで循環再使
用しうる水質に回復することが可能となる。また、空気
曝気により水中から硫化水素や炭酸ガスが放出される
が、この硫化水素や炭酸ガスを含む空気は生物脱硫装置
に付設した吸引ブロワに吸引されて生物脱硫装置内に流
入し、充填層に着生させた微生物により硫化水素を効率
的に酸化分解する。そして、処理後のガスは排気口から
排出される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。本発明の
消化ガスの処理装置は、主たる装置として、水洗脱硫・
脱炭酸装置Aと空気曝気層Bと生物脱硫装置Cとから構
成される。次に、各装置の構成について、順次説明す
る。
消化ガスの処理装置は、主たる装置として、水洗脱硫・
脱炭酸装置Aと空気曝気層Bと生物脱硫装置Cとから構
成される。次に、各装置の構成について、順次説明す
る。
【0010】まず、水洗脱硫・脱炭酸装置Aについて説
明する。1は水洗脱硫・脱炭酸装置Aを構成する処理
器、2は処理器1内の中程に設置した充填層で気液接触
効率のよい充填材を充填している。3は処理器1内で充
填層2の上部に配置した散水器で、散水管4に接続して
いる。5は充填層2と貯水部8との間で処理器1の側壁
に設けた消化ガスの給気口、6は処理器1の頂部に設け
た排気口、7は排気口6近傍で散水器3の上方に設けた
エリミネーター、9は貯水部8の上方に配設した泡立防
止器(図2参照)、10は貯水部8より排水する際の潜
り堰でガス流出を防止するものである。
明する。1は水洗脱硫・脱炭酸装置Aを構成する処理
器、2は処理器1内の中程に設置した充填層で気液接触
効率のよい充填材を充填している。3は処理器1内で充
填層2の上部に配置した散水器で、散水管4に接続して
いる。5は充填層2と貯水部8との間で処理器1の側壁
に設けた消化ガスの給気口、6は処理器1の頂部に設け
た排気口、7は排気口6近傍で散水器3の上方に設けた
エリミネーター、9は貯水部8の上方に配設した泡立防
止器(図2参照)、10は貯水部8より排水する際の潜
り堰でガス流出を防止するものである。
【0011】次に、水洗脱硫・脱炭酸装置の直下に配し
た空気曝気槽Bについて説明する。水洗脱硫・脱炭酸装
置Aの排水は潜り堰10を経て空気曝気槽Bに貯留され
る。11はブロワであり、ブロワ11から送給される圧
力空気は空気曝気槽B内の底部に設けた散気装置12で
微細化された後、曝気槽内に吐出される。13は空気曝
気にて水質改善した水を散水管4を経て散水器3に供給
する循環ポンプである。14は補給水の給水管、15は
空気曝気槽Bのオーバーフロー堰、16は排気口であ
る。
た空気曝気槽Bについて説明する。水洗脱硫・脱炭酸装
置Aの排水は潜り堰10を経て空気曝気槽Bに貯留され
る。11はブロワであり、ブロワ11から送給される圧
力空気は空気曝気槽B内の底部に設けた散気装置12で
微細化された後、曝気槽内に吐出される。13は空気曝
気にて水質改善した水を散水管4を経て散水器3に供給
する循環ポンプである。14は補給水の給水管、15は
空気曝気槽Bのオーバーフロー堰、16は排気口であ
る。
【0012】次に、生物脱硫装置Cについて説明する。
17は生物脱硫装置Cを構成する処理器で、上段部と下
段部に2分割されているが、上段部の排水は下段に流下
しない構造である。18は処理器17内の上段に位置す
る充填層で、強酸性の領域の硫黄酸化微生物を着生させ
た充填材を充填している。19は処理器17内で充填層
18の上部に配置した散水器で、間欠的に開閉する流量
調整弁20を介して散水管21に接続されている。22
は処理器17内の下段に位置する充填層で、弱酸性〜中
性領域の硫黄酸化微生物を着生させた充填材を充填して
いる。23は処理器17内で充填層22の上部に配置し
た散水器で、間欠的に開閉する流量調整弁24を介して
散水管21に接続されている。以上のように上下2段に
分けることで、適切な微生物群を馴養でき、硫化水素の
分解を効率的に行うことができる。
17は生物脱硫装置Cを構成する処理器で、上段部と下
段部に2分割されているが、上段部の排水は下段に流下
しない構造である。18は処理器17内の上段に位置す
る充填層で、強酸性の領域の硫黄酸化微生物を着生させ
た充填材を充填している。19は処理器17内で充填層
18の上部に配置した散水器で、間欠的に開閉する流量
調整弁20を介して散水管21に接続されている。22
は処理器17内の下段に位置する充填層で、弱酸性〜中
性領域の硫黄酸化微生物を着生させた充填材を充填して
いる。23は処理器17内で充填層22の上部に配置し
た散水器で、間欠的に開閉する流量調整弁24を介して
散水管21に接続されている。以上のように上下2段に
分けることで、適切な微生物群を馴養でき、硫化水素の
分解を効率的に行うことができる。
【0013】生物脱硫装置Cの給気口26と空気曝気槽
Bの排気口16は管路25で接続されている。27は気
液分離部で、この気液分離部により上段部の排気ガスは
下段に通気するが、液体は底部28から管路29を経て
排出される。下段部に達したガスは吸引ブロワ33に吸
引されて処理器17の底部に設けた排気口30より管路
31、エリミネーター32を経て外部に排出される。一
方、下段部の底部34に達した液体は管路35を経て排
出される。
Bの排気口16は管路25で接続されている。27は気
液分離部で、この気液分離部により上段部の排気ガスは
下段に通気するが、液体は底部28から管路29を経て
排出される。下段部に達したガスは吸引ブロワ33に吸
引されて処理器17の底部に設けた排気口30より管路
31、エリミネーター32を経て外部に排出される。一
方、下段部の底部34に達した液体は管路35を経て排
出される。
【0014】以上のように構成される処理装置によれ
ば、次のようにして消化ガスを処理できる。
ば、次のようにして消化ガスを処理できる。
【0015】消化ガスは給気口5より水洗脱硫・脱炭酸
装置Aの処理器1内に導入され、散水器3より散布され
た水と充填層2内で効率的に気液接触し、ガス中の硫化
水素や炭酸ガスは水中に吸収される。処理されたガスは
エリミネーター7で水分を除去された後、排出口6から
排出されてガスホルダーまたは燃焼設備に導かれる。除
去対象成分を吸収した水は貯水部8に流下するが、泡立
防止器9があるので泡の発生は抑えられ、給気口5から
導入される消化ガスの流入を妨げることはない。かくし
て、散水器3から散布された水は潜り堰10を経て曝気
槽Bに流下する。泡立防止器9は、図2に示すように、
複数の合成樹脂製の波板36を一定間隔(10mm程
度)で配置したもので、水没させると泡立防止機能は半
減するか、または全く機能しなくなるため、貯水部8の
上方0〜200mmの位置に取り付け、泡立防止機能を
発揮する。この波板に代えて、球形・糸状・紐状・角形
等の形状を採用することもできる。
装置Aの処理器1内に導入され、散水器3より散布され
た水と充填層2内で効率的に気液接触し、ガス中の硫化
水素や炭酸ガスは水中に吸収される。処理されたガスは
エリミネーター7で水分を除去された後、排出口6から
排出されてガスホルダーまたは燃焼設備に導かれる。除
去対象成分を吸収した水は貯水部8に流下するが、泡立
防止器9があるので泡の発生は抑えられ、給気口5から
導入される消化ガスの流入を妨げることはない。かくし
て、散水器3から散布された水は潜り堰10を経て曝気
槽Bに流下する。泡立防止器9は、図2に示すように、
複数の合成樹脂製の波板36を一定間隔(10mm程
度)で配置したもので、水没させると泡立防止機能は半
減するか、または全く機能しなくなるため、貯水部8の
上方0〜200mmの位置に取り付け、泡立防止機能を
発揮する。この波板に代えて、球形・糸状・紐状・角形
等の形状を採用することもできる。
【0016】空気曝気槽Bに流下した水は、ブロワ11
から送給されて散気装置12において微細な気泡となっ
て吐出される空気によって曝気されることで、補給時の
水質に近い状態(pH5.8〜6.8)にまで改善され
る。ところが、この状態で運転を継続すると水中のイオ
ン濃度(CO3 2- 、SO4 2- 等) が上昇し、ガス中の除
去対象成分(H2S、CO2)の吸収効率が悪くなるの
で、管路14から適宜新水が空気曝気槽B内に補給され
る。この新水の補給量は散水量の10%程度以上が好ま
しい。そして、水質を改善された水は循環ポンプ13に
よって散水管4を経て散水器3まで送給されて、再び散
水される。また、空気曝気槽B内の過剰の水はオーバー
フロー堰15から槽外へ排出される。なお、新水は、通
常、下水の二次処理水を用いるが、工業用水や地下水や
井戸水を用いることもできる。
から送給されて散気装置12において微細な気泡となっ
て吐出される空気によって曝気されることで、補給時の
水質に近い状態(pH5.8〜6.8)にまで改善され
る。ところが、この状態で運転を継続すると水中のイオ
ン濃度(CO3 2- 、SO4 2- 等) が上昇し、ガス中の除
去対象成分(H2S、CO2)の吸収効率が悪くなるの
で、管路14から適宜新水が空気曝気槽B内に補給され
る。この新水の補給量は散水量の10%程度以上が好ま
しい。そして、水質を改善された水は循環ポンプ13に
よって散水管4を経て散水器3まで送給されて、再び散
水される。また、空気曝気槽B内の過剰の水はオーバー
フロー堰15から槽外へ排出される。なお、新水は、通
常、下水の二次処理水を用いるが、工業用水や地下水や
井戸水を用いることもできる。
【0017】散気装置12から空気曝気槽B内に吐出さ
れた空気は水中から放出された硫化水素や炭酸ガス等の
ガスを含んだ混合ガスとなって排気口16から管路25
内に排出される。この混合ガスは40〜250ppm程
度の比較的高濃度の硫化水素を含んでいるため、悪臭発
生源となり、直接大気へは放出できないことから、活性
炭吸着方式での対応も可能であるが、高濃度であるた
め、吸着剤の交換頻度が極めて多く不経済であり、次に
説明する生物脱硫装置において生物学的な脱硫方式で経
済的に処理される。
れた空気は水中から放出された硫化水素や炭酸ガス等の
ガスを含んだ混合ガスとなって排気口16から管路25
内に排出される。この混合ガスは40〜250ppm程
度の比較的高濃度の硫化水素を含んでいるため、悪臭発
生源となり、直接大気へは放出できないことから、活性
炭吸着方式での対応も可能であるが、高濃度であるた
め、吸着剤の交換頻度が極めて多く不経済であり、次に
説明する生物脱硫装置において生物学的な脱硫方式で経
済的に処理される。
【0018】かくして、空気曝気槽Bの排気口16から
排出されたガスは、吸引ブロワ33で吸引されることに
よって管路25を経て生物脱硫装置Cに達する。硫化水
素等を含んだこのガスは酸素混合状態であるため、充填
層18に着生した好気性微生物によって容易に酸化分解
される。酸化分解の結果生じた生成物質(SO4 2- 等)
は、間欠的あるいは連続的に散水することで散水排水と
して管路29または管路35を経て外部に排出され、適
切な処理装置で二次処理される。そして、気液分離部2
7から下段部に移行したガスは、さらに充填層22にお
いて酸化分解処理されて排気口30から排出され、エリ
ミネーター32で水分を除かれた後、外部に放出され
る。
排出されたガスは、吸引ブロワ33で吸引されることに
よって管路25を経て生物脱硫装置Cに達する。硫化水
素等を含んだこのガスは酸素混合状態であるため、充填
層18に着生した好気性微生物によって容易に酸化分解
される。酸化分解の結果生じた生成物質(SO4 2- 等)
は、間欠的あるいは連続的に散水することで散水排水と
して管路29または管路35を経て外部に排出され、適
切な処理装置で二次処理される。そして、気液分離部2
7から下段部に移行したガスは、さらに充填層22にお
いて酸化分解処理されて排気口30から排出され、エリ
ミネーター32で水分を除かれた後、外部に放出され
る。
【0019】なお、充填材に着生した微生物の生育のた
めに、管路21から流量調整弁20または24を経て充
填層18または22に間欠的または連続的に散水され
る。
めに、管路21から流量調整弁20または24を経て充
填層18または22に間欠的または連続的に散水され
る。
【0020】次に、図1に示すガス処理装置に、硫化水
素の濃度が200〜2000ppmであり、炭酸ガスの
濃度が36〜40容積%である消化ガスを導入し、硫化
水素の除去率を90%以上で且つ炭酸ガスの除去率を6
0%以上とするための各操業条件について説明する。
素の濃度が200〜2000ppmであり、炭酸ガスの
濃度が36〜40容積%である消化ガスを導入し、硫化
水素の除去率を90%以上で且つ炭酸ガスの除去率を6
0%以上とするための各操業条件について説明する。
【0021】〔散水量と通気速度〕図3は水洗脱硫・脱
炭酸装置Aにおける空塔の通気速度を横軸にとった場合
の硫化水素の除去率を示す。図3において、×は(散水
量/消化ガス量)比率=0.5を示し、●は同比率=
0.7を示し、▲は同比率=1.0を示し、■は同比率
=1.3を示す。図4は水洗脱硫・脱炭酸装置Aにおけ
る(散水量/消化ガス量)比率を横軸にとった場合の硫
化水素と炭酸ガスの除去率を示す。図4において、▲は
塔内通気速度=0.0125m/sec を示し、●は同速
度=0.0173m/sec を示し、×は同速度=0.0
25m/sec を示す。図3、図4に明らかなように、通
気速度=0.01〜0.02m/sec とし、(散水量/
消化ガス量)比率=0.7〜1.5とすることで、上記
除去率のガスが得られることが分かる。すなわち、通気
速度が0.01m/sec 未満では塔径が大きくなり、過
剰設備となり、不経済である。また、同速度が0.02
m/sec を超えると、上記除去率を達成できなくなる。
さらに、(散水量/消化ガス量)比率が0.7未満であ
ると、所望のガス除去性能が得られない。そして、同比
率が1.5を超えると、水代・電気代等の運転コストが
高くなり、不経済である。
炭酸装置Aにおける空塔の通気速度を横軸にとった場合
の硫化水素の除去率を示す。図3において、×は(散水
量/消化ガス量)比率=0.5を示し、●は同比率=
0.7を示し、▲は同比率=1.0を示し、■は同比率
=1.3を示す。図4は水洗脱硫・脱炭酸装置Aにおけ
る(散水量/消化ガス量)比率を横軸にとった場合の硫
化水素と炭酸ガスの除去率を示す。図4において、▲は
塔内通気速度=0.0125m/sec を示し、●は同速
度=0.0173m/sec を示し、×は同速度=0.0
25m/sec を示す。図3、図4に明らかなように、通
気速度=0.01〜0.02m/sec とし、(散水量/
消化ガス量)比率=0.7〜1.5とすることで、上記
除去率のガスが得られることが分かる。すなわち、通気
速度が0.01m/sec 未満では塔径が大きくなり、過
剰設備となり、不経済である。また、同速度が0.02
m/sec を超えると、上記除去率を達成できなくなる。
さらに、(散水量/消化ガス量)比率が0.7未満であ
ると、所望のガス除去性能が得られない。そして、同比
率が1.5を超えると、水代・電気代等の運転コストが
高くなり、不経済である。
【0022】〔曝気空気量〕図5は、空気曝気槽におけ
る曝気空気量の影響を示す。図5において、◆は(曝気
空気量/消化ガス量)比率=2.0を示し、×は同比率
=2.5〜3.5を示し、●は同比率=3.0〜3.5
を示し、▲は同比率=4.0〜を示す。図5に示すよう
に、同比率を3.0程度とすることで、上記除去率のガ
スが得られることが分かる。(曝気空気量/消化ガス
量)比率が3.0未満の場合、水質の改善・回復が十分
でなく、所望のガス除去性能の確保ができない。一方、
同比率が過剰であると、ガス除去性能は確保はできる
が、不経済である。なお、硫化水素単独処理の場合は、
同比率は2.5程度でよい。
る曝気空気量の影響を示す。図5において、◆は(曝気
空気量/消化ガス量)比率=2.0を示し、×は同比率
=2.5〜3.5を示し、●は同比率=3.0〜3.5
を示し、▲は同比率=4.0〜を示す。図5に示すよう
に、同比率を3.0程度とすることで、上記除去率のガ
スが得られることが分かる。(曝気空気量/消化ガス
量)比率が3.0未満の場合、水質の改善・回復が十分
でなく、所望のガス除去性能の確保ができない。一方、
同比率が過剰であると、ガス除去性能は確保はできる
が、不経済である。なお、硫化水素単独処理の場合は、
同比率は2.5程度でよい。
【0023】〔補給水量〕上記除去率のガスを得るため
には、水洗脱硫・脱炭酸装置Aへの散水量は消化ガス量
の0.7〜1.5倍必要であるが、このすべてを新水で
供給することは運転コストの増大を招くので、新水補給
量を適正量とすることは経済的に装置を運転するために
重要なことである。図6は係る新水補給量の影響を示
す。図6において、×は(新水補給量/散水量)比率=
0.05を示し、●は同比率=0.10を示し、▲は同
比率=0.20を示す。図6に明らかなように、同比率
=0.10程度以上とすることで、上記除去率のガスが
得られることが分かる。
には、水洗脱硫・脱炭酸装置Aへの散水量は消化ガス量
の0.7〜1.5倍必要であるが、このすべてを新水で
供給することは運転コストの増大を招くので、新水補給
量を適正量とすることは経済的に装置を運転するために
重要なことである。図6は係る新水補給量の影響を示
す。図6において、×は(新水補給量/散水量)比率=
0.05を示し、●は同比率=0.10を示し、▲は同
比率=0.20を示す。図6に明らかなように、同比率
=0.10程度以上とすることで、上記除去率のガスが
得られることが分かる。
【0024】〔生物脱硫装置〕生物脱硫装置Bの通気速
度を0.1〜0.2m/sec とし、散水量としては消化
ガス量の0.05〜0.1倍程度の水を約10〜15分
間/回通水し、その頻度を3〜4回/日とすることで、
硫化水素の除去率を95%以上とすることが可能であ
る。
度を0.1〜0.2m/sec とし、散水量としては消化
ガス量の0.05〜0.1倍程度の水を約10〜15分
間/回通水し、その頻度を3〜4回/日とすることで、
硫化水素の除去率を95%以上とすることが可能であ
る。
【0025】上記実施の形態では、多段式で下向流式の
生物脱硫装置であったが、これに限定されるものでな
く、単段でもよく、上向流式の生物脱硫装置でもよい。
生物脱硫装置であったが、これに限定されるものでな
く、単段でもよく、上向流式の生物脱硫装置でもよい。
【0026】
【発明の効果】薬品や乾式脱硫剤および活性炭吸着剤等
の物質を用いての化学的・物理的な方法で対処すること
なく、水と微生物と空気を用いるため、維持管理が簡単
で、経済的な消化ガスの処理装置およびその処理方法を
提供することができる。
の物質を用いての化学的・物理的な方法で対処すること
なく、水と微生物と空気を用いるため、維持管理が簡単
で、経済的な消化ガスの処理装置およびその処理方法を
提供することができる。
【図1】本発明の消化ガスの処理装置の一例を示す概略
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】泡立防止器の斜視図である。
【図3】消化ガス中の硫化水素の除去率に及ぼすガスの
通気速度の影響を示す図である。
通気速度の影響を示す図である。
【図4】消化ガス中の硫化水素と炭酸ガスの除去率に及
ぼす(散水量/消化ガス)の比率の影響を示す図であ
る。
ぼす(散水量/消化ガス)の比率の影響を示す図であ
る。
【図5】消化ガス中の硫化水素と炭酸ガスの除去率に及
ぼす(曝気空気量/消化ガス量)の比率の影響を示す図
である。
ぼす(曝気空気量/消化ガス量)の比率の影響を示す図
である。
【図6】消化ガス中の硫化水素と炭酸ガスの除去率に及
ぼす(新水補給量/散水量)の比率の影響を示す図であ
る。
ぼす(新水補給量/散水量)の比率の影響を示す図であ
る。
A…水洗脱硫・脱炭酸装置 B…空気曝気槽 C…生物脱硫装置 2…充填層 3…散水器 5…給気口 6…排気口 12…散気装置 16…排気口 18…充填層 22…充填層 30…排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 進 兵庫県姫路市東夢前台1丁目3−20
Claims (6)
- 【請求項1】 水洗脱硫・脱炭酸装置の後方に空気曝気
槽を配し、該空気曝気槽に後続して生物脱硫装置を設置
した消化ガスの処理装置であって、上記水洗脱硫・脱炭
酸装置は頂部に排気口を有し、底部には給気口と排水口
を有し、装置内の中間部には気液接触のための充填層を
有し、該充填層と上記排気口との間に散水管を設けた構
成であって、該水洗脱硫・脱炭酸装置と上記空気曝気槽
とを管路で接続し、空気曝気槽は槽内底部に散気装置を
有すると共に頂部に排気口を有し、該排気口と上記生物
脱硫装置とを管路で接続し、生物脱硫装置内には微生物
を着生させた充填材を充填した充填層を配することを特
徴とする消化ガスの処理装置。 - 【請求項2】 水洗脱硫・脱炭酸装置の後方に空気曝気
槽を配し、該空気曝気槽に後続して生物脱硫装置を設置
した消化ガスの処理装置により消化ガスを処理する方法
であって、上記水洗脱硫・脱炭酸装置内に消化ガスを導
入してこの消化ガスと装置上部から散布される水とを接
触させてガス中の硫化水素や炭酸ガスを水に吸収させ、
この水を空気曝気槽内に導いて空気曝気することにより
硫化水素や炭酸ガスを水中から放出させ、放出させたガ
スを生物脱硫装置内にて微生物により酸化分解すること
を特徴とする消化ガスの処理方法。 - 【請求項3】 水洗脱硫・脱炭酸装置の空塔の通気速度
が、0.01〜0.02m/sec である請求項2記載の
消化ガスの処理方法。 - 【請求項4】 (散水量/消化ガス量)比率が、0.7
〜1.5である請求項2記載の消化ガスの処理方法。 - 【請求項5】 (曝気空気量/消化ガス量)比率が3.
0である請求項2記載の消化ガスの処理方法。 - 【請求項6】 (新水補給量/散水量)比率が0.10
以上である請求項2記載の消化ガスの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8242994A JPH1085550A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 消化ガスの処理装置およびその処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8242994A JPH1085550A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 消化ガスの処理装置およびその処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1085550A true JPH1085550A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17097319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8242994A Pending JPH1085550A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 消化ガスの処理装置およびその処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1085550A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008307475A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Shimizu Corp | 硫化水素除去方法及び硫化水素除去装置 |
| JP2010024443A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-02-04 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 消化ガスの脱硫方法及び装置 |
| CN103007715A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-03 | 华润电力登封有限公司 | 一种脱硫系统中的氧化风管的冲洗装置 |
| CN112870944A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-01 | 昆明理工大学 | 一种烟气脱硫除汞及资源回收的处理装置及处理方法 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP8242994A patent/JPH1085550A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008307475A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Shimizu Corp | 硫化水素除去方法及び硫化水素除去装置 |
| JP2010024443A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-02-04 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 消化ガスの脱硫方法及び装置 |
| CN103007715A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-04-03 | 华润电力登封有限公司 | 一种脱硫系统中的氧化风管的冲洗装置 |
| CN112870944A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-01 | 昆明理工大学 | 一种烟气脱硫除汞及资源回收的处理装置及处理方法 |
| CN112870944B (zh) * | 2021-01-15 | 2023-09-29 | 昆明理工大学 | 一种烟气脱硫除汞及资源回收的处理装置及处理方法 |
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