JPH1086498A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JPH1086498A
JPH1086498A JP24820696A JP24820696A JPH1086498A JP H1086498 A JPH1086498 A JP H1086498A JP 24820696 A JP24820696 A JP 24820696A JP 24820696 A JP24820696 A JP 24820696A JP H1086498 A JPH1086498 A JP H1086498A
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Takashi Miyagi
隆 宮城
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インキ供給装置を有する印刷ドラムと、排版装
置と、製版・給版装置とを有する孔版印刷装置におい
て、装置コストの上昇をおさえつつ、両面印刷に際して
のファーストプリントタイムを可及的に短縮すること。 【解決手段】上下にそれぞれ印刷ドラム(2、102)
を配置したこと。排版装置(4)による印刷ドラム
(2)からの孔版原紙のはぎ取り位置と排版装置(10
4)による印刷ドラム(102)からの孔版原紙のはぎ
取り位置、および製版・給版装置(22)による印刷ド
ラム(2)への原紙供給位置と、製版・給版装置(12
2)による印刷ドラム(102)への原紙供給位置と
を、それぞれ、搬送経路50を対称軸として対称の位置
に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙の両面を
同時に印刷する同時両面印刷方式の孔版印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷用紙の消費量を低減する
ために、印刷用紙の表裏両面に印刷を行なう両面印刷
が、印刷の大部分を占めるようになってきた。そのため
に、2つの版胴を対向させて配置し、印刷用紙を介して
版胴同士を圧接させるようにして印刷用紙の通過により
両面印刷物を得る装置の開発が試みられている。このよ
うに印刷用紙を印刷装置中に1回通過させるだけで両面
印刷を行なう技術としては、例えば、特開平6−71
996号公報、特開平8−25780号公報等に開示
されたものがある。
【0003】上記の公報には、孔版原紙を装着するた
めの原紙係止装置を外周面に有し回転可能に保持された
印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部に設けられ該印刷
ドラムの内周面にインキを供給するインキ供給装置と、
前記印刷ドラムから使用済みの孔版原紙をはぎ取り格納
する排版装置とを有し、前記外周面に孔版原紙を装着し
た状態で前記印刷ドラムを回転させながら前記孔版原紙
を介して印刷用紙を前記外周面に接触させつつ移動させ
ることにより、前記インキ供給装置から供給されたイン
キを前記孔版原紙の穿孔部より前記印刷用紙に転移させ
て印刷を行なう印刷装置が、前記印刷時での前記印刷用
紙の搬送経路をはさんで前記印刷用紙の表面側と裏面側
にそれぞれ設けられていて、これらの印刷装置にそれぞ
れ、新たに製版された孔版原紙を順次前記各原紙係止装
置へ供給する製版・給版装置が設けられた孔版印刷装置
が開示されている。
【0004】上記のの公報に開示された孔版印刷装置
には、製版・給版装置が上下の各印刷装置に共通に1つ
だけ設けられている。の公報に開示された孔版印刷装
置には、上下の各印刷装置にそれぞれ製版・給版装置が
設けられている。これら、のいずれの孔版印刷装置
においても両面印刷を可能にするものであり、印刷用紙
の表面と裏面とを時間をかけて別々に印刷する面倒さが
なく、一度の印刷で印刷用紙の表、裏、両面の印刷を短
時間で行なうことができるという特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記、の
何れの孔版印刷装置についても、両面印刷において、排
版、原稿の読取、製版、印刷ドラムヘの原紙巻き付け、
試し印刷といった印刷準備工程のうち、原稿読み取り、
製版は原稿の表面用の製版を終えてから原稿の裏面用の
製版を行なうというように、時系列的に連続して製版工
程が行なわれるものであり、従来の片面のみの印刷方式
の孔版印刷装置と比較して、一連の印刷準備工程に要す
る時間(所謂ファーストプリントタイム)について単純
計算でも2倍の時間を要してしまうという問題が新たに
生じていた。
【0006】また、直接上記、の公報開示技術とは
関係ないが、原稿の両面に画像がある場合、この原稿を
挾む形で両側に読み取りセンサ装置を設け、それぞれの
読み取りセンサ装置で読み取った画像データを表面用と
裏面用の各製版・給版装置に送り、同時に製版・給版を
行なうようにすれば、従来の片面印刷方式の孔版印刷機
と同様の時間で印刷準備工程を終えることが可能となる
が、読み取りセンサ装置が1個増えることとなるので、
その分コスト高となり、さらに、使用する原稿の比率を
考慮すると両面画像原稿は圧倒的に少なく、また、片面
画像原稿の場合は、原稿の両側に読み取りセンサ装置が
あっても意味がないので、ますますコストはかけにくい
状況となってしまう。
【0007】この発明は、装置コストの上昇をおさえつ
つ、両面印刷に際してのファーストプリントタイムを可
及的に短縮することができる孔版印刷装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1)孔版原紙を装着するための原紙係止装置を外周面
に有し回転可能に保持された印刷ドラムと、この印刷ド
ラムの内部に設けられ印刷ドラムの内周面にインキを供
給するインキ供給装置と、前記印刷ドラムから使用済み
の孔版原紙をはぎ取り格納する排版装置と、新たに製版
された孔版原紙を前記原紙係止装置へ供給する製版・給
版装置とを有し、前記外周面に孔版原紙を装着した状態
で前記印刷ドラムを回転させながら前記孔版原紙を介し
て印刷用紙を前記外周面に接触させつつ移動させること
により、前記インキ供給装置から供給されたインキを前
記孔版原紙の穿孔部より前記印刷用紙に転移させて印刷
を行なう印刷装置が、前記印刷時での前記印刷用紙の搬
送経路をはさんで前記印刷用紙の表面側と裏面側にそれ
ぞれ設けられている孔版印刷装置において、前記排版装
置による前記印刷ドラムからの孔版原紙のはぎ取り位置
と、前記製版・給版装置による前記印刷ドラムへの原紙
供給位置とが、前記搬送経路を対称軸として対称の位置
にそれぞれ設けられていることとした(請求項1)。
【0009】(2)(1)記載の孔版印刷装置におい
て、前記裏面側に設けられた前記印刷装置について、製
版された孔版原紙の先端を前記原紙係止装置まで案内す
るガイド装置を、前記製版・給版装置に付帯させて設け
た(請求項2)。
【0010】(3)(2)記載の孔版印刷装置におい
て、前記ガイド装置は、案内機能を有する案内態位と、
案内機能を有しない退避態位とに切り換えられることと
した(請求項3)。
【0011】(4)(1)記載の孔版印刷装置におい
て、前記製版・給版装置は片面原稿、両面原稿のいずれ
も読み取る機能を有する読み取りセンサ装置を具備した
原稿読み取り部からの原稿の画像データに従い製版を行
なうものであり、前記原稿読み取り部により読み取られ
た、両面原稿の片面の画像データまたは2枚の片面原稿
の何れか1枚の片面原稿の画像データを読み取った際の
画像データを格納し、適時に前記製版・給版装置に出力
する記憶手段を有していることとした(請求項4)。
【0012】(5)(4)記載の孔版印刷装置におい
て、前記原稿読み取り部は両面原稿の片面を読み終えた
後、前記読み取りセンサ装置により他の片面を読み取る
ために該両面原稿を反転させる反転装置を具備している
こととした(請求項5)。
【0013】(6)孔版原紙を装着するための原紙係止
装置を外周面に有し回転可能に保持された印刷ドラム
と、この印刷ドラムの内部に設けられ該印刷ドラムの内
周面にインキを供給するインキ供給装置と、前記印刷ド
ラムから使用済みの孔版原紙をはぎ取り格納する排版装
置と、新たに製版された孔版原紙を前記原紙係止装置へ
供給する製版・給版装置とを有し、前記外周面に孔版原
紙を装着した状態で前記印刷ドラムを回転させながら前
記孔版原紙を介して印刷用紙を前記外周面に接触させつ
つ移動させることにより、前記インキ供給装置から供給
されたインキを前記孔版原紙の穿孔部より前記印刷用紙
に転移させて印刷を行なう印刷装置が、前記印刷時での
前記印刷用紙の搬送経路をはさんで前記印刷用紙の表面
側と裏面側にそれぞれ設けられていて、前記排版装置に
よる前記印刷ドラムからの孔版原紙のはぎ取り位置と、
前記製版・給版装置による前記印刷ドラムへの原紙供給
位置とが、前記搬送経路を対称軸として対称の位置にそ
れぞれ設けられていて、前記製版・給版装置は原稿の片
面を読み取る読み取りセンサ装置を有し両面原稿読み取
り時には原稿の反転装置を用いて他の片面も読み取る機
能を有する原稿読み取り部からの原稿の画像データに従
い製版を行なうものであり、前記原稿読み取り部により
読み取られた、両面原稿の片面の画像データまたは2枚
の片面原稿の何れか1枚の片面原稿の画像データを読み
取った際の画像データを格納し、適時に前記製版・給版
装置に出力する記憶手段を有する孔版印刷装置であっ
て、前記原稿読み取り部による1枚の両面原稿の片面又
は2枚の片面原稿の何れか1枚の画像の画像データを前
記記憶手段に格納しておき、前記両面原稿の他の片面又
は残り1枚の片面原稿の画像を読み取りつつ該原稿の画
像データにより1つの製版装置で製版を行ない、この製
版動作時間に重ねて前記記憶手段に格納されている画像
データによりもう1つの製版装置を駆動して製版を行な
うこととし、印刷時での印刷用紙の搬送経路を挾んで対
向配置したそれぞれの印刷装置についての製版・給版装
置の処理を並行して行なうこととした(請求項6)。
【0014】(7)孔版原紙を装着するための原紙係止
装置を外周面に有し回転可能に保持された印刷ドラム
と、この印刷ドラムの内部に設けられ該印刷ドラムの内
周面にインキを供給するインキ供給装置と、前記印刷ド
ラムから使用済みの孔版原紙をはぎ取り格納する排版装
置と、新たに製版された孔版原紙を前記原紙係止装置へ
供給する製版・給版装置とを有し、前記外周面に孔版原
紙を装着した状態で前記印刷ドラムを回転させながら前
記孔版原紙を介して印刷用紙を前記外周面に接触させつ
つ移動させることにより、前記インキ供給装置から供給
されたインキを前記孔版原紙の穿孔部より前記印刷用紙
に転移させて印刷を行なう印刷装置が、前記印刷時での
前記印刷用紙の搬送経路をはさんで前記印刷用紙の表面
側と裏面側にそれぞれ設けられていて、前記排版装置に
よる前記印刷ドラムからの孔版原紙のはぎ取り位置と、
前記製版・給版装置による前記印刷ドラムへの原紙供給
位置とが、前記搬送経路を対称軸として対称の位置にそ
れぞれ設けられていて、前記製版・給版装置は原稿の片
面を読み取る読み取りセンサ装置を有し両面原稿読み取
り時には原稿の反転装置を用いてもう片面も読み取る機
能を有する原稿読み取り部からの原稿の画像データに従
い製版を行なうものであり、前記原稿読み取り部により
読み取られた、両面原稿の片面の画像データまたは2枚
の片面原稿の何れか1枚の片面原稿の画像データを読み
取った際の画像データを格納し、適時に前記製版・給版
装置に出力する記憶手段を有する孔版印刷装置であっ
て、1枚の両面原稿と同じく前記印刷用紙の両面に画像
を形成する両面印刷を行なう場合には、前記読み取りセ
ンサ装置をホームポジションに固定した上で、前記両面
原稿を高速搬送し、該読み取りセンサ装置により原稿の
片面の画像を高速走査により読み取りつつ前記記憶手段
により読み取った画像データを格納し、原稿の後端部が
該読み取りセンサ装置を通過したら、前記記憶手段に格
納された片面の画像データに基づき直ちに1つの製版・
給版装置により製版動作を開始し、それと同時に、該原
稿を前記反転装置により反転させた後、今度は原稿を固
定した上で、該読み取りセンサ装置を製版速度に同期し
た低速度で走査させることにより、もう片面の画像を読
み取りつつもう1つの製版・給版装置により製版動作を
行なうことで製版を並行処理することとした(請求項
7)。
【0015】(8)孔版原紙を装着するための原紙係止
装置を外周面に有し回転可能に保持された印刷ドラム
と、この印刷ドラムの内部に設けられ該印刷ドラムの内
周面にインキを供給するインキ供給装置と、前記印刷ド
ラムから使用済みの孔版原紙をはぎ取り格納する排版装
置と、新たに製版された孔版原紙を前記原紙係止装置へ
供給する製版・給版装置とを有し、前記外周面に孔版原
紙を装着した状態で前記印刷ドラムを回転させながら前
記孔版原紙を介して印刷用紙を前記外周面に接触させつ
つ移動させることにより、前記インキ供給装置から供給
されたインキを前記孔版原紙の穿孔部より前記印刷用紙
に転移させて印刷を行なう印刷装置が、前記印刷時での
前記印刷用紙の搬送経路をはさんで前記印刷用紙の表面
側と裏面側にそれぞれ設けられていて、前記排版装置に
よる前記印刷ドラムからの孔版原紙のはぎ取り位置と、
前記製版・給版装置による前記印刷ドラムへの原紙供給
位置とが、前記搬送経路を対称軸として対称の位置にそ
れぞれ設けられていて、前記製版・給版装置は原稿の片
面を読み取る読み取りセンサ装置を有し両面原稿読み取
り時には原稿の反転装置を用いてもう片面も読み取る機
能を有する原稿読み取り部からの原稿の画像データに従
い製版を行なうものであり、前記原稿読み取り部により
読み取られた、両面原稿の片面の画像データまたは2枚
の片面原稿の何れか1枚の片面原稿の画像データを読み
取った際の画像データを格納し、適時に前記製版・給版
装置に出力する記憶手段を有する孔版印刷装置であっ
て、片面のみに画像がある2枚の片面原稿から1枚の前
記印刷用紙の両面に画像を形成する両面印刷を行なう場
合には、前記読み取りセンサ装置をホームポジションに
固定した上で、2枚のうち1枚の原稿を高速搬送し該読
み取りセンサ装置によりその1枚目の原稿の画像を高速
走査により読み取りつつ前記記憶手段により読み取った
画像データを格納し、該1枚目の原稿の後端部が該読み
取りセンサ装置を通過し、2枚目の原稿が前記読み取り
センサ装置に達したら、前記記憶手段に格納された画像
データに基づく製版動作を1つの製版・給版装置により
開始すると同時に、該読み取りセンサ装置をホームポジ
ションに固定したまま、前記2枚目の原稿を読み取りセ
ンサ装置の前を製版速度に同期した低速度で移動させ、
その画像を前記読取センサにより読み取りつつもう1つ
の製版・給版装置により該2枚目の原稿用の製版動作
を、前記1枚目の原稿用の製版動作と重ねて並行処理す
ることとした(請求項8)。
【0016】
【発明の実施の形態】
(一)孔版印刷装置の構成 本発明の一例として、同時両面印刷可能な孔版印刷装置
について、以下に説明する。図1において、給紙台33
上には多数の印刷用紙34が載置されていて、一枚ずつ
分離されて搬送され、この搬送の途中で両面に印刷され
て、排紙台40に送り出される。給紙台33から排紙台
40に搬送されるまでには、いくつかの搬送手段が関与
するが、その主なものは、給紙コロ35,分離コロ
(上)36a,フィードローラ(上)37a,搬送ベル
ト41などである。給紙コロ35は、分離コロ(上)3
6aの軸まわりに揺動可能に支持され、給紙コロ35の
位置を、図示しないセンサで検知することにより最上位
の印刷用紙が常に給紙に適した高さになる様、制御され
ている。なお、給紙が進むにつれ、給紙コロ35の位置
が下がって、図示しないセンサで検知されると、所定量
だけ、給紙台33が上昇する様にも制御されている。
【0017】分離コロ(上)36aは給紙コロ35と連
動して回転するようになっている。分離コロ(上)36
aには分離コロ(下)36bが対向接触しており、これ
ら給紙コロ35、分離コロ(上)36aなどの回転によ
り印刷用紙34は一枚ずつに分離されて送り出される。
フィードローラ(上)37aとフィードローラ(下)3
7bとは対向接触していて分離コロ(上)36a、分離
コロ(下)36bからなる分離部により一枚に分離され
て送り出された印刷用紙34の送りを受け継いで、イン
キローラ(上)44とインキローラ(下)144によっ
て印刷ドラム2、102の間に形成されるニップ部で構
成される印刷部51に向けて送り出す。印刷部51を出
た印刷用紙34は搬送ベルト41に送り出され、該搬送
ベルト41より排紙台40に送り出される。
【0018】このような、給紙台33から排紙台40に
至る印刷用紙34の経路のうち、上記印刷部51を通る
経路、つまり、図2において、フィードローラ(上)3
7aとフィードローラ(下)37bとのニップ部37N
と、搬送ベルト41の上面とを結ぶ破線で示すラインを
特に、印刷時での印刷用紙の搬送経路と称し符号50で
示す。
【0019】図1において、この搬送経路50の上側つ
まり印刷用紙34の表面側には印刷装置(上)60a
が、搬送経路50の下側つまり印刷用紙34の裏面側に
は印刷装置(下)60bが、それぞれ搬送経路50を対
称軸として対称の位置に設けられている。印刷装置
(上)60aと印刷装置(下)60bの内部構成は、各
構成部材の配置が印刷ドラムにおいては、インキ供給
管、ドクターローラ、インキ溜り等、また、排版装置や
製版・給版装置の一部を除いては互いに対称の関係にあ
る他は、基本的には同じである。よって、共通する構成
の一部については、印刷装置(上)60aの構成の説明
を以って、印刷装置(下)60bの説明に代える。説明
を省略する印刷装置(下)60bの構成部材について
は、印刷装置(上)60aについての構成部材の名称の
末尾に付した(上)を(下)におき代えた名称のものが
対応し、更に(上)の符号に100を加えたものが
(下)の符号となる。
【0020】印刷装置(上)60aは、少なくとも、印
刷ドラム(上)2、排版装置(上)4、製版・給版装置
(上)22を有している。印刷ドラム(上)2は図3に
示すように、間隔をおいて対向している2つのドラムフ
ランジ47を有している。なお、図3では右側のドラム
フランジのみ図示している。これらのドラムフランジ4
7は支軸(上)82に軸支されている。これらのドラム
フランジ47は円板の一部をD形カットした如き形状を
していて、このD形カットされた平坦部上には、一端に
曲げ部86bを有するステージ部材86が、ねじ止めな
どの方法により取付けられている。ステージ部材86上
には、鈎型の爪部86a,86aが所定の間隔をおいて
2個、固定されている。
【0021】これらドラムフランジ47の外周面上に
は、多孔性支持板83が巻装されている。多孔性支持板
83は薄い金属板で構成され、表面に多数の穿孔を有
し、その先端部であって各爪部86a,86aと対応す
る位置に穴部を有している。これらの穴部を、爪部86
a,86aに掛け、後端部をドラムフランジ47の周面
と曲げ部86bとの間に挾んでいる。かかる構成によ
り、多孔性支持板83は、印刷ドラム(上)2の内部よ
り印刷ドラムの半径方向に応力を受けた場合に、その周
面が容易にドラムフランジ47の周面から膨出すること
が可能である。
【0022】さらに、多孔性支持板83の外周面には、
図3に示すようにメッシュスクリーン89が巻装されて
いる。このメッシュスクリーン89の一端側には、薄い
板状の取付け板89aが取付けられており、他端には薄
い板状の可動板89bが取付けられている。取付け板8
9aは、ねじ止めなどにより、ステージ部材86上に固
定されており、可動板89bは、緊縮性のばね89cを
介してステージ部材86上に移動自在に取付けられてい
る。かかる構成により、メッシュスクリーン89は、多
孔性支持板83と同様にドラムフランジ47の周面から
の膨出が可能となっている。ステージ部材86上には、
感熱性の孔版原紙(上)23の先端を挾持する原紙係止
装置(上)28が設けられている。図3により説明した
印刷ドラム(上)2の構成は、そのまま印刷ドラム
(下)102においても採用されている。但し、印刷ド
ラム(下)102については、インキ供給管、ドクター
ローラ、インキ溜り等を除いて部材の形状及び配置が印
刷ドラム(上)2と対称となっている。
【0023】印刷ドラム(上)2内には、インキを多孔
性支持板83の内周面に供給するためのインキ供給管
(上)43、インキ供給ローラ(上)44、ドクターロ
ーラ(上)45及びインキ供給ローラ(上)44とドク
ターローラ(上)45により形成される楔状のインキ溜
り(上)46等で構成されるインキ供給装置(上)38
が設けられている。同様に、印刷ドラム(下)102内
にも、インキを多孔性支持板183の内周面に供給する
ためのインキ供給管(下)143、インキ供給ローラ
(下)144、ドクターローラ(下)145及びインキ
供給ローラ(下)144とドクターローラ(下)145
により形成される楔状のインキ溜り(下)146等で構
成されるインキ供給装置(下)138が設けられてい
る。
【0024】製版・給版装置(上)22は、孔版原紙
(上)23を支持する支持手段(上)23aと、サーマ
ルヘッド(上)24と、プラテンローラ(上)25と、
カッター(上)30と、送りローラ(上)26a、26
bと、給版ローラ27a、27bと、受け箱(上)31
等から構成されている。印刷ドラム(上)2の周面近傍
には、万が一、印刷された用紙がインキの粘度により印
刷ドラムに巻き付いてしまった場合、その先端側を剥離
する排紙剥離爪39が設けられている。排紙剥離爪39
は揺動することができ、この揺動により印刷ドラム
(上)2に対して接離自在である。
【0025】排版装置(上)4は、排版剥離ローラ
(上)5a、排版コロ(上)7a間に掛けまわされた排
版搬送ベルト6aと、排版剥離ローラ(上)5b、排版
コロ(上)7b間に掛けまわされた排版搬送ベルト6b
の対からなる使用済孔版原紙(上)3の搬送手段と、使
用済孔版原紙(上)3を収容する排版ボックス(上)8
と、使用済孔版原紙(上)3を圧縮する圧縮板(上)9
等から構成されている。
【0026】印刷装置(下)60bは、少なくとも、印
刷ドラム(下)102、排版装置(下)104、製版・
給版装置(下)122を有している。印刷ドラム(下)
102の構造は、前記図1に即して説明した構成に準ず
る。印刷ドラム(上)2の中心をO,印刷ドラム(下)
102の中心をO’とする。排版剥離ローラ(上)5a
と排版剥離ローラ(上)5bとのニップ部と中心Oとを
結ぶ線と、印刷ドラム(上)2の周面とが交叉する部位
62の近傍に、排版装置4による印刷ドラム(上)2か
らの孔版原紙のはぎ取り位置(上)が位置する。排版剥
離ローラ(下)105aと排版剥離ローラ(下)105
bとのニップ部と中心O’とを結ぶ線と、印刷ドラム
(下)102の周面とが交叉する部位を符号162で示
すと、この部位162は、搬送経路50を対称軸として
部位62と対称の位置に位置し、この部位162の近傍
であって、前記孔版原紙のはぎ取り位置(上)と対称の
位置に孔版原紙のはぎ取り位置(下)が位置する。
【0027】同様にして、給版ローラ(上)27aと給
版ローラ(上)27bとのニップ部と中心Oとを結ぶ線
と、印刷ドラム(上)2の周面とが交叉する部位64の
近傍に、製版・給版装置(上)22による印刷ドラム
(上)2への原紙供給位置(上)が位置する。給版ロー
ラ(下)127aと給版ローラ(下)127bとのニッ
プ部と中心O’とを結ぶ線と、印刷ドラム(下)102
の周面とが交叉する部位を符号164で示すと、この部
位164は、搬送経路50を対称軸として部位64と対
称の位置に位置し、この部位164の近傍であって、前
記原紙供給位置(上)と対称の位置に原紙供給位置
(下)が位置する(請求項1)。
【0028】製版・給版装置(下)122は、孔版原紙
(下)123を支持する支持手段(下)123aと、サ
ーマルヘッド(下)124と、プラテンローラ(下)1
25と、カッター(下)130と、送りローラ(下)1
26a、126bと、給版ローラ127a、127b
と、受け箱(下)131等から構成されている。印刷ド
ラム(下)102の周面近傍には、万が一、印刷された
用紙がインキの粘度により印刷ドラムに巻き付いてしま
った場合、その先端側を剥離する排紙剥離爪139が印
刷ドラムに対して接離自在に設けられている。ここで、
給版ローラ127a、127bの下流位置には、製版さ
れた孔版原紙(下)123の先端を原紙係止装置(下)
128まで案内するガイド装置の一部を構成する可動ガ
イド板134が設けられている。この可動ガイド板13
4は、図示しない駆動手段により、位置を変える。図1
において、実線で示す態位は案内態位であり、破線で示
す態位は、退避態位である。案内態位では、可動ガイド
板134は原紙係止装置(下)128のごく近傍位置ま
で移動する。退避態位では、原紙係止装置(下)128
に干渉しない位置まで退避する(請求項2、請求項
3)。
【0029】印刷装置(上)60aや、印刷装置(下)
60b等が設けられたユニットケースの上部には、原稿
画像読取部10が位置している。
【0030】原稿画像読取部10は、原稿を置くための
原稿受台1、原稿を1枚づつ分離して搬送する原稿搬送
ローラ11a及び原稿分離ローラ11b、読み取るべき
原稿を載せるコンタクトガラス19、搬送ローラ17、
搬送ローラ17のまわりに配置されて原稿を案内する原
稿ガイド板21、原稿の進路を切り換える可動ガイド板
16、コンタクトガラス19を経て送られてきた原稿を
収容する原稿排紙テーブル20、原稿をコンタクトガラ
ス19上を経て送る無端幅広の搬送ベルト15、搬送ベ
ルト15を支持するローラ18a,18b、コンタクト
ガラス19の下側に設けられた読み取りセンサ装置13
等からなる。
【0031】これらのうち、読み取りセンサ装置13
は、そのホームポジションが図1に示すようにローラ1
8bの真下であり、このホームポジションに位置してい
るときの読み取りセンサ装置13による原稿の読み取り
位置を符号14で示す。読み取りセンサ装置13は原稿
が両面原稿の場合、その2面目の読み取りに際して、コ
ンタクトガラス19の面と並行にローラ18a側に向け
て製版速度と同期した低速度で移動する。すなわち、こ
の移動速度が、両面原稿の2面目の走査速度を意味す
る。また、ホームポジションへの戻り速度は読み取り速
度よりもさらに高速となし得る。なお、片面のみに画像
がある2枚の原稿の2枚目を読み取る場合には、読み取
りセンサは移動せず、原稿を搬送するローラ、ベルト側
が前記と同じ低速度で移動する様制御される。
【0032】可動ガイド板16は、図示しない駆動手
段、例えばソレノイドにより、図1における実線で示す
態位と、破線で示す態位とに切り換えられ得る。実線で
示す態位では、原稿をコンタクトガラス19と可動ガイ
ド板16との間に導くように機能するし、破線で示す態
位では、原稿を原稿排紙テーブル20に導くように機能
する。搬送ローラ17及び原稿ガイド板21、可動ガイ
ド板16等は、原稿を反転させてコンタクトガラスに送
り出す機能を有するので、本発明の反転装置の一例を構
成する(請求項5、請求項7、請求項8)。
【0033】この孔版印刷装置の操作パネルを示した図
4において、製版スタートボタンS1は製版の実行を指
令するスイッチであり、印刷スタートボタンS2は印刷
の実行を指令するスイッチであり、ストップボタンS3
は孔版印刷装置の動作を停止させるスイッチである。符
号S4は印刷枚数、印刷部数等を指令するテンキーを示
す。表片面プリントボタンS5は、印刷用紙の表面だけ
の印刷指令を行なうスイッチである。裏片面プリントボ
タンS6は印刷用紙の裏面だけの印刷指令を行なうスイ
ッチである。両面プリントボタンS7は印刷用紙の両面
の印刷を指令するスイッチである。ランプL1は両面プ
リントボタンS7がオンにされると点灯して両面印刷に
あることを表示するランプであり、ランプL2は表片面
プリントスイッチS5又は、裏片面プリントスイッチS
6がオンにされると点灯して片面印刷状態にあることを
表示するランプである。
【0034】この孔版印刷装置は、読み取りセンサ装置
13により読み取られた画像データを格納し、適時に製
版・給版装置(上)22又は製版・給版装置(下)12
2に出力する記憶手段(図示省略)を有している。以下
に述べる実施例では、記憶手段の出力は、製版・給版装
置(上)22に出力される(請求項6、請求項7、請求
項8)。
【0035】(二)孔版印刷装置による両面印刷 例1.片面のみに画像がある2枚の片面原稿から1枚の
印刷用紙の両面に画像を形成する両面印刷を行なう場合 この例は、請求項8に対応する。片面原稿とは、原稿の
片面にのみ画像が形成されている原稿をいう。このよう
な片面原稿であってA列4判サイズのものを使用して、
これらの原稿の画像を1枚のA列4判の印刷用紙の表
面、裏面の両面にそれぞれ印刷する場合を説明する。こ
の場合には、図4に示す操作パネルの上の両面プリント
ボタンS7を選択すると共に、所要の印刷枚数をテンキ
ーS4により指示する。
【0036】a.排版工程 図1、図4において、2枚の原稿を原稿受台1にセット
し、製版スタートボタンS1をオンにすると、印刷ドラ
ム(上)2上に残存している前回の印刷工程における使
用済孔版原紙(上)3の処理が次のように行なわれる。
印刷ドラム(上)2が矢印29の向き、すなわち時計ま
わりの向きに回転し、原紙係止装置(上)28が部位6
2近傍のはぎ取り位置(上)に達した時点で停止すると
ともに、原紙係止装置(上)28が図示されない開閉機
構により作動させられて使用済孔版原紙(上)3の先端
部のクランプが解除される。
【0037】先端部のクランプが解除されることにより
自由になった使用済孔版原紙(上)3は、排版装置
(上)4の排版剥離ローラ(上)5a,5b、排版搬送
ベルト(上)6a、6b、排版コロ(上)7a,7b等
で構成されている排版剥離搬送部により先端側から剥が
され、排版ボックス(上)8内へと排出され始める。そ
れと同時に、原紙係止装置(上)28は図示されない開
閉機構により一旦、閉じる。なお、排出された使用済孔
版原紙(上)3は、その後、完全に印刷ドラム(上)2
から剥がされた時点で圧縮板(上)9の下降によって、
排版ボックス(上)8の内部にて圧縮される。
【0038】同様にして、印刷ドラム(下)102にお
ける使用済孔版原紙(下)103の剥がし処理が行なわ
れる。つまり、印刷ドラム(下)102が矢印129で
示す向き、すなわち、反時計まわりの向きに回転し、原
紙係止装置(下)128が部位162近傍のはぎ取り位
置(上)に達した時点で停止するとともに、原紙係止装
置(下)128が図示されない開閉機構により作動させ
られて使用済孔版原紙(下)103の先端部のクランプ
が解除される。
【0039】先端部のクランプが解除されることにより
自由になった使用済孔版原紙(下)103は、排版装置
(下)104の排版剥離ローラ(下)105a,105
b、排版搬送ベルト(下)106a、106b、排版コ
ロ(下)107a,107b等で構成されている排版剥
離搬送部により先端側から剥がされ、排版ボックス
(下)108内へと排出が始まる。それと同時に、原紙
係止装置(下)128は図示されない開閉機構により一
旦、閉じる。なお、排出された使用済孔版原紙(下)1
03は、その後、完全に印刷ドラム(下)102から剥
がされた時点で圧縮板(下)109の下降によって、排
版ボックス(下)108の内部にて圧縮される。このよ
うな、使用済孔版原紙の処理は、印刷ドラム(上)2と
印刷ドラム(下)102とにおいて同時に行なわれる。
【0040】印刷ドラム(上)2、印刷ドラム(下)1
02はそれぞれ、使用済孔版原紙(上)3、使用済孔版
原紙(下)103を排版装置(上)4、排版装置(下)
104に取り込まれながら、印刷ドラム(上)2は時計
まわりの向きに、印刷ドラム(下)102は反時計まわ
りの向きにそれぞれ回転し、原紙係止装置(上)28が
部位64近傍の原紙供給位置(上)に達したこと、原紙
係止装置(下)128が部位164近傍の原紙供給位置
(下)に達したことが、それぞれ図示されないセンサに
より検知された時点で回転を停止する。この回転停止と
同時に、閉じ状態にあるそれぞれの原紙係止装置(上)
28、原紙係止装置(下)128が図示されない開閉機
構により再び解除状態、すなわち、開いた状態になる。
また、排版剥離搬送部により使用済孔版原紙(上)3や
使用済孔版原紙(下)103が引っ張られ続けると、印
刷ドラム(上)2、印刷ドラム(下)102などの停止
位置が変動し、製版済未使用孔版原紙の係止位置にばら
つきを生じてしまうので、印刷ドラム(上)2、印刷ド
ラム(下)102の回転が停止する直前に排版剥離搬送
部も停止するように制御される。このようにして、原紙
係止装置(上)28が部位64近傍の原紙供給位置
(上)の部位に、原紙係止装置(下)128が部位16
4近傍の原紙供給位置(下)の部位に、それぞれ位置し
た状態で、これらの印刷ドラム(上)2、印刷ドラム
(下)102は、製版・給版部(上)22、製版・給版
部(下)122が製版済未使用孔版原紙の給版を開始す
るまで待機することとなる。なお、この時点では、使用
済孔版原紙(上)3、使用済孔版原紙(下)103は、
それぞれその一部が未だ、印刷ドラム(上)2、印刷ド
ラム(下)102に巻き付いたままとなっている。
【0041】b.原稿読み取り工程 上記の排版工程と並行して、原稿読み取り工程も同時に
スタートする。可動ガイド板16は、予め、破線で示す
態位に制御されている。読み取りセンサ装置13はホー
ムポジションに待機し、それ自身の位置を保つように制
御されている。まず、原稿画像読取部10の原稿搬送ロ
ーラ11aが時計方向に回転し、原稿12が原稿分離ロ
ーラ116の分離力を受けながらその上側の1枚目の先
端12aが、読み取りセンサ装置13の読み取り位置1
4まで送られる。その後、1枚目の原稿をその画像デー
タが孔版印刷装置本体内に設けられた図示されない記憶
手段へ格納される最適な高速度でコンタクトガラス19
の上を移動させるために、ローラ18a,18bが反時
計まわりの向きに回転し、それに伴って搬送ベルト15
が反時計まわりの向きに移動するように制御され、原稿
12が搬送されつつ読み取りセンサ装置13により、読
み取られていく。
【0042】読み取りセンサ装置13内で光電変換され
た電気信号は、孔版印刷装置本体内に設けられた図示さ
れないA/D(アナログ/デジタル)変換基板に入力さ
れ、例えば、表面側の製版をするための画像データとし
て前記の図示されない記憶手段へ順次格納されていく。
1枚目の原稿の後端が読み取りセンサ装置13の読み取
り位置14の前を通過したことが図示省略のセンサで検
知されると、再び、原稿搬送ローラ11aが回転し、原
稿12の2枚目の先端が読み取りセンサ装置13の読み
取り位置14まで送られる。
【0043】2枚目の原稿は、1枚目の原稿とは異な
り、製版速度と同期した低速度でコンタクトガラス19
の上を移動させる。そのために、ローラ18a、18b
は反時計まわりの向きに低速度で回転制御され、この回
転に伴って搬送ベルト15が反時計まわりの向きに回動
する。つまり、原稿を搬送するローラ、ベルトが高/低
速度の2段階に制御される。搬送ベルト15の回動に伴
って2枚目の原稿がコンタクトガラス19上を動き始め
ると同時に搬送ローラ17が回転を始め、この2枚目の
原稿に押し出される形で1枚目の原稿が原稿ガイド板2
1に沿って進み、原稿画像読取部10の上部に設けた原
稿排紙テーブル20の上に徐々に排紙されていく。
【0044】2枚目の原稿がコンタクトガラス19上を
動き始めると直ちに、この2枚目の原稿の画像は順次、
読み取りセンサ装置13内で光電変換されて、その電気
信号は孔版印刷装置本体内に設けられた図示されないA
/D変換基板に入力され、その後、図示されない製版基
板で各種処理を施されてデジタル画像信号となってい
く。また、それと同時に表面側用、裏面側用の原紙の製
版工程が始まる。
【0045】c.製版・給版工程 製版・給版装置(上)22において、孔版原紙(上)2
3をサーマルヘッド(上)24に押し付けているプラテ
ンローラ(上)25と送りローラ(上)26a、26b
が回転し、孔版原紙(上)23が搬送される。搬送され
る孔版原紙(上)23に対し、サーマルヘッド(上)2
4にライン状に並んだ複数個の発熱素子が、前記の図示
されない記憶手段に一旦格納され、その後、図示省略の
製版基板で各種処理を施されて送られてきた1枚目の原
稿のデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、孔
版原紙(上)23の熱可塑製フィルムが溶融穿孔され
る。
【0046】同様に製版・給版部(下)122において
孔版原紙(下)123をサーマルヘッド(下)124に
押し付けているプラテンローラ(下)125と送りロー
ラ(下)126a,126bが回転し、孔版原紙(下)
123が搬送される。このように搬送される孔版原紙
(下)123に対し、サーマルヘッド(下)124にラ
イン状に並んだ複数個の発熱素子が、2枚目の原稿画像
が変換されたデジタル画像信号に応じて各々選択的に発
熱し、孔版原紙(下)123の熱可塑性フィルムが溶融
穿孔される。
【0047】印刷ドラム(上)2が時計まわりの向き、
印刷ドラム(下)102が反時計まわりの向きにそれぞ
れ回転して、使用済孔版原紙(上)3、使用済孔版原紙
(下)103を排版装置(上)4、排版装置(下)10
4に取り込みつつ、原紙係止装置(上)28、原紙係止
装置(下)128がそれぞれ部位64近傍の原紙供給位
置(上)、部位164近傍の原紙供給位置(下)に達し
たことが、図示されないセンサにより検知された時点で
回転を停止する。
【0048】これらの回転停止と同時に、図示されない
開閉機構によりそれぞれの原紙係止装置(上)28、原
紙係止装置(下)128が開いた状態になり、さらに、
2枚目の原稿の後端が読み取りセンサ装置13の読み取
り位置14まで送られるまでの間、すなわち、表面側用
の孔版原紙(上)23、裏面側の孔版原紙(下)123
についてそれぞれの製版が終了するまでの間、符号32
で示す製版済未使用孔版原紙(上)、符号132で示す
製版済未使用孔版原紙(下)のように、弛んだ状態で製
版・給版部に設けられた受け箱(上)31、受け箱
(下)131に一時、格納される。
【0049】このようにして製版が完了すると、孔版原
紙(上)23、孔版原紙(下)123は、カッター
(上)30、カッター(下)130により所定の長さに
切断され、その後、表面側用、裏面側用それぞれの製版
・給版装置(上)22、製版・給版装置(下)122に
おける給版ローラ27a、27b、127a、127b
が図示されない駆動手段により回転を始め、製版済未使
用孔版原紙(上)32、製版済未使用孔版原紙(下)1
32の各先端部は、印刷ドラム(上)2、印刷ドラム
(下)102側にそれぞれ進行し、原紙係止装置(上)
28、原紙係止装置(下)128に到達する。その際、
裏面側用の製版・給版装置(下)122において製版さ
れた製版済未使用孔版原紙(下)132の先端部を原紙
係止装置(下)128に案内させるべく、搬送経路の途
中に設けた可動ガイド板134は、図示省略のソレノイ
ドが通電されることにより、破線で示す退避態位から実
線で示す案内態位に制御されている。そして、所定のタ
イミングで製版済未使用孔版原紙(上)32、製版済未
使用孔版原紙(下)132それぞれの先端部が原紙係止
装置(上)28、原紙係止装置(下)128にクランプ
される。その後、上記の可動ガイド板134は、図示省
略のソレノイドへの通電が停止されることにより、破線
で示す退避態位に戻される(請求項2)。
【0050】印刷ドラム(上)2が矢印29で示す向き
に、また印刷ドラム(下)102が矢印129で示す向
きに、それぞれ回転すると共に、製版済未使用孔版原紙
(上)32、製版済未使用孔版原紙(下)132は、そ
れぞれ印刷ドラム(上)2、印刷ドラム(下)102の
外周面に徐々に巻き付けられ始める。これに伴って、排
版剥離搬送部も再び作動し、一部が未だ印刷ドラムに巻
き付いたままになっている使用済孔版原紙(上)3、使
用済孔版原紙(下)103は徐々に剥がされていく。
【0051】所定のタイミングで、給紙台33に積載さ
れている印刷用紙34内の最上位の一枚が、給紙コロ3
5、分離コロ(上)36a、分離コロ(下)36bによ
りフィードローラ(上)37a、フィードローラ(下)
37bへ向けて送られる。フィードローラ(上)37
a、フィードローラ(下)37bにより印刷ドラム
(上)2および印刷ドラム(下)102の回転と同期し
た所定のタイミングで印刷ドラム(上)2と印刷ドラム
(下)102との間に送られる。
【0052】非印刷時には、それぞれのドラムに巻かれ
た製版済未使用孔版原紙(上)32、(下)132が互
いに接触し汚損し合うことを防止するために、各々図示
しないストッパ部に係合し、多孔性支持板の内周面より
離接していたインキ供給装置(上)38、(下)138
は、印刷用紙34が印刷ドラム(上)2、(下)102
との間に搬送されて印刷が行なわれる時点で図示しない
印刷指令用のソレノイド(上)、(下)への通電を行な
いながら上下のドラムを回転することで、これらと一体
的に回転するドラムフランジ(上)47、(下)147
においてD形カットした部分の内周面に設けられた図示
しないカムにより、それぞれのインキ供給ローラ(上)
44、(下)144の軸端に取り付けられた図示しない
カムフォロワがそれぞれのドラムの回転中心方向に変位
させられ、インキ供給装置(上)38、(下)138の
ストッパ部に隙間が発生した時点で前記ソレノイドによ
りストッパが解除される。
【0053】その後、前記カムの範囲から離れるに従
い、印刷ドラム(上)2においてはインキ供給装置
(上)38が下がり、印刷ドラム(上)2を構成する多
孔性支持板83(図5参照)の内周面と接触し、多孔性
支持板83及びメッシュスクリーン89をドラムフラン
ジ47に沿って所定量だけ印刷ドラム(下)102の方
向に押し下げる。同様に、印刷ドラム(下)102にお
いてもインキ供給装置(下)138が上がり、印刷ドラ
ム(下)102を構成する多孔性支持板183(図5参
照)の内周面と接触し、多孔性支持板183及びメッシ
ュスクリーン189をドラムフランジ147に沿って所
定量だけ印刷ドラム(上)2の方向に押し下げる。
【0054】つまり、図5に示すように印刷ドラム
(上)2と印刷ドラム(下)102とはお互いの支軸
(上)82と支軸(下)182との軸間距離Lを変える
ことなく、ドラム周面を膨出させて、印刷用紙34は印
刷ドラム(上)2の外周面に新たに装着された製版済未
使用孔版原紙(上)32と、印刷ドラム(下)102の
外周面に新たに装着された製版済未使用孔版原紙(下)
132に同時に押し付けられ、製版済未使用孔版原紙
(上)32および製版済未使用孔版原紙(下)132の
穿孔部より印刷インキが印刷用紙34の表面および裏面
に転移され両面印刷が行われる。
【0055】また、印刷中は前記の印刷指令用のソレノ
イドに対して連続的に通電が行なわれるため、上下それ
ぞれのインキ供給ローラの軸端に取り付けられた図示し
ないカムフォロワはドラムフランジ(上)47、(下)
147に設けられたカムに従って揺動し、インキ供給装
置(上)38、(下)138は、カム部では多孔性支持
板の内周面から離接し、カムがない部分では多孔性支持
板の内周面を押し広げる動作を繰り返す。印刷終了時に
は、上下それぞれのインキ供給ローラの軸端に取り付け
られたカムフォロワがカムに乗り上げて、インキ供給装
置のストッパ部に隙間が発生したことが図示しないセン
サにより検知された時点で、印刷指令用のソレノイドへ
の通電が停止され、図示しないバネの付勢により、スト
ッパが作動し、インキ供給装置は多孔性支持板の内周面
から離接した状態を保持することになる。なお、図5で
示したような構成を採用せずに、上下何れかの印刷ドラ
ムの全体を上下動する機構を採用することにより両面印
刷を行なうこともできる。
【0056】このようにして印刷された印刷用紙34は
印刷部51(図2参照)を通り過ぎると、排紙剥離爪
(上)39および排紙剥離爪(下)139により印刷ド
ラム(上)2の外周面に装着された製版済未使用孔版原
紙(上)32および印刷ドラム(下)102の外周面に
装着された製版済未使用孔版原紙(下)132から剥が
され、搬送吸着ファン42により吸引されつつ、搬送ベ
ルト41により搬送されて排紙台40上に落下し、所謂
試し刷りが終了することになるが、試し刷りの途中にお
いて使用済孔版原紙(上)3、使用済孔版原紙(下)1
03はそれぞれ排版ボックス(上)8、排版ボックス
(下)108の内部に完全に入り込む。次いで、新しい
製版原紙がそれぞれの印刷ドラムに完全に巻き付けら
れ、試し刷りと同様の過程で、給紙、印刷、排紙の工程
が、セットされた印刷枚数分、繰り返して行なわれ、孔
版印刷工程が終了することになる。
【0057】(d)タイムチャートによる説明 上記例のように、画像の読み取りデータを記憶する記憶
手段を有する孔版印刷装置では、製版・給版装置(上)
22と、製版・給版装置(下)122とによる製版・給
版工程の並行処理が可能となり、記憶手段を有しない場
合と比べて所謂ファーストプリントタイムが大幅に短縮
される。このことを、図6のタイムチャートを参照しな
がら説明する。
【0058】図6において、上段は記憶手段を有する場
合で、本例の場合に相当する。下段は記憶手段を有しな
い場合である。これらのいずれも、右側の欄に略図で示
したように、製版・給版装置(上)22と、製版・給版
装置(下)122とが、印刷用紙の搬送経路50を対称
軸として、対称の位置にそれぞれ設けられている。
【0059】上段の例では、既に説明したように、「原
稿読み取り」の欄において、1枚目の片面原稿が原稿読
み取りセンサ装置13により高速度で読み取られ、その
画像データが記憶手段に一旦記憶される。次いで、この
1枚目の片面原稿が排紙されると同時に2枚目の片面原
稿の画像が原稿読み取りセンサ装置13により製版速度
(低速)で読み取られつつ、同時にリアルタイムで「製
版・給版装置(下)」の欄で示すように製版・給版装置
(下)122により製版が行なわれる。この読み取りと
製版の関係を図6の上段に一点鎖線の矢印で示す。一
方、2枚目の片面原稿の読取開始と同時に上記記憶手段
の出力により、「製版・給版装置(上)」の欄で示すよ
うに製版・給版装置(上)22による製版が既に実行さ
れている爲、「製版・給版装置(下)」における製版と
並行して行なわれることになる。この1枚目の原稿の画
像読み取り開始とその画像に対する表面側の製版開始の
タイムラグの関係を図6の上段に破線の矢印で示す。こ
の結果、実機ではA4判の片面原稿2枚からA4判の両
面印刷を行なうのにファーストプリントタイムを11s
ecにすることができた。
【0060】これに対し、記憶手段を有しない場合の、
図6の下段の例では、1枚目の片面原稿についての読み
取りおよび製版と、2枚目の片面原稿についての読み取
りおよび製版とを、それぞれリアルタイムで行なわなけ
ればならない。しかも、読み取りセンサ装置13が1つ
しかないので、図6上段の例のように製版を並行処理す
ることができず、直列処理となってしまう。1枚目の片
面原稿についての読み取りと製版の関係を図6の下段に
破線の矢印で示し、2枚目の片面原稿についての読み取
りと製版の関係を一点鎖線で示す。ここで、さらに、1
枚目の片面原稿の処理については、製版と同期した低速
処理であること、から実機ではA4判の片面原稿2枚か
らA4判の両面印刷を行なうのにファーストプリントタ
イムが14secとなってしまう。このように、読み取
りセンサ装置が1個のみの同時両面印刷方式の孔版印刷
装置においては、上記の様に画像の読み取りデータを記
憶する記憶手段を設けた場合のファーストプリントタイ
ムが最短となる。
【0061】例2.1枚の両面原稿を用いてそれと同じ
く印刷用紙の両面に画像を形成する両面印刷を行なう場
合 この例は請求項7に対応する。A列4判サイズの両面原
稿が1枚あり、この原稿の画像を1枚のA列4判の印刷
用紙の表面、裏面の両面にそれぞれ印刷する場合を説明
する。この場合には、図4に示す操作パネルの上の両面
プリントボタンS7を選択すると共に、所要の印刷枚数
をテンキーS4により指示する。
【0062】a.排版工程 図1、図4において、1枚の両面原稿を原稿受台1にセ
ットし、製版スタートボタンS1をオンにすると、印刷
ドラム(上)2上に残存している前回の印刷工程におけ
る使用済孔版原紙(上)3の処理が次のように行なわれ
る。印刷ドラム(上)2が矢印29の向き、すなわち、
時計まわりの向きに回転し、原紙係止装置(上)28が
部位62近傍のはぎ取り位置(上)に達した時点で停止
するとともに、原紙係止装置(上)28が図示されない
開閉機構により作動させられて使用済孔版原紙(上)3
の先端部のクランプが解除される。
【0063】先端部のクランプが解除されることにより
自由になった使用済孔版原紙(上)3は、排版装置
(上)4の排版剥離ローラ(上)5a,5b、排版搬送
ベルト(上)6a、6b、排版コロ(上)7a,7b等
で構成されている排版剥離搬送部により先端側から剥が
され、排版ボックス(上)8内へと排出され始める。
【0064】それと同時に、原紙係止装置(上)28は
図示されない開閉機構により一旦、閉じる。なお、排出
された使用済孔版原紙(上)3は、その後、完全に印刷
ドラム(上)2から剥がされた時点で圧縮板(上)9の
下降によって、排版ボックス(上)8の内部にて圧縮さ
れる。
【0065】同様にして、印刷ドラム(下)102にお
ける使用済孔版原紙(下)103の剥がし処理が行なわ
れる。つまり、印刷ドラム(下)102が矢印129で
示す向き、すなわち、反時計まわりの向きに回転し、原
紙係止装置(下)128が部位162近傍のはぎ取り位
置(上)に達した時点で停止するとともに、原紙係止装
置(下)128が図示されない開閉機構により作動させ
られて使用済孔版原紙(下)103の先端部のクランプ
が解除される。
【0066】先端部のクランプが解除されることにより
自由になった使用済孔版原紙(下)103は、排版装置
(下)104の排版剥離ローラ(下)105a,105
b、排版搬送ベルト(下)106a、106b、排版コ
ロ(下)107a,107b等で構成されている排版剥
離搬送部により先端側から剥がされ、排版ボックス
(下)108内へと排出が始まる。それと同時に、原紙
係止装置(下)128は図示されない開閉機構により一
旦、閉じる。なお、排出された使用済孔版原紙(下)1
03は、その後、完全に印刷ドラム(下)102から剥
がされた時点で圧縮板(下)109の下降によって、排
版ボックス(下)108の内部にて圧縮される。このよ
うな、使用済孔版原紙の処理は、印刷ドラム(上)2と
印刷ドラム(下)102とにおいて同時に行なわれる。
【0067】印刷ドラム(上)2、印刷ドラム(下)1
02はそれぞれ、使用済孔版原紙(上)3、使用済孔版
原紙(下)103を排版装置(上)4、排版装置(下)
104に取り込まれながら、印刷ドラム(上)2は時計
まわりの向きに、印刷ドラム(下)102は反時計まわ
りの向きにそれぞれ回転し、原紙係止装置(上)28が
部位64近傍の原紙供給位置(上)に達したこと、原紙
係止装置(下)128が部位164近傍の原紙供給位置
(下)に達したことが、それぞれ図示されないセンサに
より検知された時点で回転を停止する。この回転停止と
同時に、閉じ状態にあるそれぞれの原紙係止装置(上)
28、原紙係止装置(下)128が図示されない開閉機
構により再び解除状態、すなわち、開いた状態になる。
また、排版剥離搬送部により使用済孔版原紙(上)3や
使用済孔版原紙103が引っ張られ続けると、印刷ドラ
ム(上)2、印刷ドラム(下)102などの停止位置が
変動し、製版済未使用孔版原紙の係止位置にばらつきを
生じてしまうので、印刷ドラム(上)2、印刷ドラム
(下)102の回転が停止する直前に排版剥離搬送部も
停止するように制御される。このようにして、原紙係止
装置(上)28が部位64近傍の原紙供給位置(上)の
部位に、原紙係止装置(下)128が部位164近傍の
原紙供給位置(下)の部位に、それぞれ位置した状態
で、これらの印刷ドラム(上)2、印刷ドラム(下)1
02は、製版・給版部(上)22、製版・給版部(下)
122が製版済未使用孔版原紙の給版を開始するまで待
機することとなる。なお、この時点では、使用済孔版原
紙(上)3、使用済孔版原紙(下)103は、それぞれ
その一部が未だ、印刷ドラム(上)2、印刷ドラム
(下)102に巻き付いたままとなっている。
【0068】b.原稿読み取り工程 上記の排版工程と並行して、原稿読み取り工程も同時に
スタートする。可動ガイド板16は、予め、実線で示す
態位に制御されている。読み取りセンサ装置13はホー
ムポジションに待機し、それ自身の位置を保つように制
御されている。まず、原稿画像読取部10の原稿搬送ロ
ーラ11aが時計方向に回転し、原稿12の先端部12
aが、読み取りセンサ装置13の読み取り位置14まで
送られる。その後、両面に画像が形成されている原稿1
2をその片面の画像データが孔版印刷装置本体内に設け
られた図示されない記憶手段へ格納される最適な高速度
でコンタクトガラス19の上を移動させるために、ロー
ラ18a,18bが反時計まわりの向きに回転し、それ
に伴って搬送ベルト15が反時計まわりの向きに移動す
るように制御され、原稿12が搬送されつつ読み取りセ
ンサ装置13により、読み取られていく。
【0069】読み取りセンサ装置13内で光電変換され
た電気信号は、孔版印刷装置本体内に設けられた図示さ
れないA/D(アナログ/デジタル)変換基板に入力さ
れ、例えば、表面側の製版をするための画像データとし
て前記の図示されない記憶手段へ順次格納されていく。
原稿12の後端が原稿受台1に設けた図示省略の原稿有
無検知センサ上を通過した時点で原稿が無いことが検知
される。すなわち、両面プリントボタンS7が選択され
た状態で原稿が1枚しかないということは、孔版印刷装
置本体側の制御装置では、その原稿は両面原稿であると
の判断を下す。
【0070】その後、上記の原稿12の後端が読み取り
センサ装置13の読み取り位置14の前を通過したこと
が図示省略のセンサで検知されると同時に、表面側の製
版工程が始まる。すなわち、製版・給版装置(上)22
において、孔版原紙(上)23をサーマルヘッド(上)
24に押し付けているプラテンローラ(上)25と送り
ローラ(上)26a,送りローラ(上)26bが回転
し、孔版原紙(上)23が搬送される。このように搬送
される孔版原紙(上)23に対し、サーマルヘッド
(上)24にライン状に並んだ複数個の発熱素子が、前
記の図示省略の記憶手段に一旦格納され、その後、図示
されない製版基板で各種処理を施されて送られてきた表
面側のデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、
孔版原紙(上)23の熱可塑性フィルムは溶融穿孔され
る。
【0071】表面側の製版工程が始まると同時に、搬送
ローラ17が回転を始め、原稿12が原稿ガイド板21
に沿って進む。可動ガイド板16は既に述べたように実
線で示す態位になっていて、原稿12の先端部を再びコ
ンタクトガラス19の上に搬送させるべく、原稿12を
反転させことができる。原稿12の先端部がローラ18
aの下部に到達したことが図示されないセンサにより検
知されると、今度は、原稿12を図1における左方向に
搬送させるために、ローラ18a,18bが時計まわり
の向きに回転し、それに伴って搬送ベルト15が時計ま
わりの向きに回転するように制御される。
【0072】搬送ベルト15によって原稿12が搬送さ
れ、該原稿12の先端部が読み取りセンサ装置13の読
み取り位置14に到達したことが図示されないセンサに
より検知されると、ローラ18a,ローラ18bの回転
が停止し、それに伴い、搬送ベルト15の回転も停止す
る。このようにして原稿12の反転動作が終了する。こ
れにより、原稿12のもう一方の面、つまり裏面がコン
タクトガラス19を介して読み取りセンサ13と向き合
うことになる。
【0073】次に、それまでホームポジション(図1に
示す読み取り位置14)に待機し、それ自身の位置を保
つように制御されていた読み取りセンサ13が、裏面側
の製版速度と同期した低速度で図1における右方向に移
動を開始し、読み取り動作が始まると直ちにその読み取
り画像は順次、読み取りセンサ装置13内で光電変換さ
れ、その電気信号は孔版印刷装置本体内に設けられた図
示されないA/D変換基板に入力され、その後、図示さ
れない製版基板で各種処理を施されてデジタル画像信号
となっていく。読み取りが終了すると、読み取りセンサ
装置13は再びホームポジションに戻る。
【0074】次に、原稿12を原稿画像読取部10の上
部に設けた原稿排紙テーブル20の上に排出させるべ
く、可動ガイド板16が図1における破線の位置に切り
換えられる。また、ローラ18a、18bが再び反時計
まわりの向きに回転し、それに伴って搬送ベルト15が
反時計まわりの向きに移動するように制御される。かか
る搬送ベルト15の回動により、原稿12が原稿ガイド
板21に沿って進み、原稿12は原稿排紙テーブル20
上に送り出される。
【0075】c.製版・給版工程 原稿裏面側の読み取り動作の開始と同時に、裏面側の製
版工程が始まる。すなわち、製版・給版装置(下)12
2において孔版原紙(下)123をサーマルヘッド
(下)124に押し付けているプラテンローラ(下)1
25と送りローラ(下)126a、126bが回転し、
孔版原紙(下)123が搬送される。搬送される孔版原
紙(下)123に対し、サーマルヘッド(下)124に
ライン状に並んだ複数個の発熱素子は、もう片面の原稿
画像が変換されたデジタル画像信号に応じて各々選択的
に発熱し、孔版原紙(下)123の熱可塑性フィルムが
溶融穿孔される。
【0076】印刷ドラム(上)2が時計まわりの向き、
印刷ドラム(下)102が反時計まわりの向きにそれぞ
れ回転して、使用済孔版原紙(上)3、使用済孔版原紙
(下)103を排版装置(上)4、排版装置(下)10
4に取り込みつつ、原紙係止装置(上)28、原紙係止
装置(下)128がそれぞれ部位64近傍の原紙供給位
置(上)、部位164近傍の原紙供給位置(下)に達し
たことが、図示されないセンサにより検知された時点で
回転を停止する。
【0077】これらの回転停止と同時に、図示されない
開閉機構によりそれぞれの原紙係止装置(上)28、原
紙係止装置(下)128が開いた状態になり、さらに、
読み取りセンサ装置13の読み取り位置14が原稿12
の裏面側の後端まで達するまでの間、すなわち、裏面側
の製版が終了するまでの間、符号32で示す製版済未使
用孔版原紙(上)、符号132で示す製版済未使用孔版
原紙(下)のように、弛んだ状態で製版・給版部に設け
られた受け箱(上)31、受け箱(下)131に一時、
格納される。
【0078】このようにして製版が完了すると、孔版原
紙(上)23、孔版原紙(下)123は、カッター
(上)30、カッター(下)130により所定の長さに
切断され、その後、表面側用、裏面側用それぞれの製版
・給版装置(上)22、製版・給版装置(下)122に
おける給版ローラ27a、27b、127a、127b
が図示されない駆動手段により回転を始め、製版済未使
用孔版原紙(上)32、製版済未使用孔版原紙(下)1
32の各先端部は、印刷ドラム(上)2、印刷ドラム
(下)102側にそれぞれ進行し、原紙係止装置(上)
28、原紙係止装置(下)128に到達する。その際、
裏面側用の製版・給版装置(下)122において製版さ
れた製版済未使用孔版原紙(下)132の先端部を原紙
係止装置(下)128に案内させるべく、搬送経路の途
中に設けた可動ガイド板134は、図示省略のソレノイ
ドが通電されることにより、破線で示す退避態位から実
線で示す案内態位に制御されている。
【0079】そして、所定のタイミングで製版済未使用
孔版原紙(上)32、製版済未使用孔版原紙(下)13
2それぞれの先端部が原紙係止装置(上)28、原紙係
止装置(下)128にクランプされる。その後、上記の
可動ガイド板134は、図示省略のソレノイドへの通電
が停止されることにより、破線で示す退避態位に戻され
る(請求項2)。
【0080】印刷ドラム(上)2が矢印29で示す向き
に、また印刷ドラム(下)102が矢印129で示す向
きに、それぞれ回転すると共に、製版済未使用孔版原紙
(上)32、製版済未使用孔版原紙(下)132は、そ
れぞれ印刷ドラム(上)2、印刷ドラム(下)102の
外周面に徐々に巻き付けられ始める。これに伴って、排
版剥離搬送部も再び作動し、一部が未だ印刷ドラムに巻
き付いたままになっている使用済孔版原紙(上)3、使
用済孔版原紙(下)103は徐々に剥がされていく。
【0081】所定のタイミングで、給紙台33に積載さ
れている印刷用紙34内の最上位の一枚が、給紙コロ3
5、分離コロ(上)36a、分離コロ(下)36bによ
りフィードローラ(上)37a、フィードローラ(下)
37bへ向けて送られる。フィードローラ(上)37
a、フィードローラ(下)37bにより印刷ドラム
(上)2および印刷ドラム(下)102の回転と同期し
た所定のタイミングで印刷ドラム(上)2と印刷ドラム
(下)102との間に送られる。
【0082】非印刷時には、それぞれのドラムに巻かれ
た製版済未使用孔版原紙(上)32、(下)132が互
いに接触し汚損し合うことを防止するために、各々図示
しないストッパ部に係合し、多孔性支持板の内周面より
離接していたインキ供給装置(上)38、(下)138
は、印刷用紙34が印刷ドラム(上)2、(下)102
との間に搬送されて印刷が行なわれる時点で図示しない
印刷指令用のソレノイド(上)、(下)への通電を行な
いながら上下のドラムを回転することで、これらと一体
的に回転するドラムフランジ(上)47、(下)147
においてD形カットした部分の内周面に設けられた図示
しないカムにより、それぞれのインキ供給ローラ(上)
44、(下)144の軸端に取り付けられた図示しない
カムフォロワがそれぞれのドラムの回転中心方向に変位
させられ、インキ供給装置(上)38、(下)138の
ストッパ部に隙間が発生した時点で前記ソレノイドによ
りストッパが解除される。
【0083】その後、前記カムの範囲から離れるに従
い、印刷ドラム(上)2においてはインキ供給装置
(上)38が下がり、印刷ドラム(上)2を構成する多
孔性支持板83(図5参照)の内周面と接触し、多孔性
支持板83及びメッシュスクリーン89をドラムフラン
ジ47に沿って所定量だけ印刷ドラム(下)102の方
向に押し下げる。同様に、印刷ドラム(下)102にお
いてもインキ供給装置(下)138が上がり、印刷ドラ
ム(下)102を構成する多孔性支持板183(図5参
照)の内周面と接触し、多孔性支持板183及びメッシ
ュスクリーン189をドラムフランジ147に沿って所
定量だけ印刷ドラム(上)2の方向に押し下げる。
【0084】つまり、図5に示すように印刷ドラム
(上)2と印刷ドラム(下)102とはお互いの支軸
(上)82と支軸(下)182との軸間距離Lを変える
ことなく、ドラム周面を膨出させて、印刷用紙34は印
刷ドラム(上)2の外周面に新たに装着された製版済未
使用孔版原紙(上)32と、印刷ドラム(下)102の
外周面に新たに装着された製版済未使用孔版原紙(下)
132に同時に押し付けられ、製版済未使用孔版原紙
(上)32および製版済未使用孔版原紙(下)132の
穿孔部より印刷インキが印刷用紙34の表面および裏面
に転移され両面印刷が行われる。
【0085】また、印刷中は前記の印刷指令用のソレノ
イドに対して連続的に通電が行なわれるため、上下それ
ぞれのインキ供給ローラの軸端に取り付けられた図示し
ないカムフォロワはドラムフランジ(上)47、(下)
147に設けられたカムに従って揺動し、インキ供給装
置(上)38、(下)138は、カム部では多孔性支持
板の内周面から離接し、カムがない部分では多孔性支持
板の内周面を押し広げる動作を繰り返す。印刷終了時に
は、上下それぞれのインキ供給ローラの軸端に取り付け
られたカムフォロワがカムに乗り上げて、インキ供給装
置のストッパ部に隙間が発生したことが図示しないセン
サにより検知された時点で、印刷指令用のソレノイドへ
の通電が停止され、図示しないバネの付勢により、スト
ッパが作動し、インキ供給装置は多孔性支持板の内周面
から離接した状態を保持することになる。
【0086】なお、図5で示したような構成を採用せず
に、上下何れかの印刷ドラムの全体を上下動する機構を
採用することにより両面印刷を行なうこともできる。
【0087】このようにして印刷された印刷用紙34は
印刷部51(図2参照)を通り過ぎると、排紙剥離爪
(上)39および排紙剥離爪(下)139により印刷ド
ラム(上)2の外周面に装着された製版済未使用孔版原
紙(上)32および印刷ドラム(下)102の外周面に
装着された製版済未使用孔版原紙(下)132から剥が
され、搬送吸着ファン42により吸引されつつ、搬送ベ
ルト41により搬送されて排紙台40上に落下し、所謂
試し刷りが終了することになるが、試し刷りの途中にお
いて使用済孔版原紙(上)3、使用済孔版原紙(下)1
03はそれぞれ排版ボックス(上)8、排版ボックス
(下)108の内部に完全に入り込む。次いで、新しい
製版原紙がそれぞれの印刷ドラムに完全に巻き付けら
れ、試し刷りと同様の過程で、給紙、印刷、排紙の工程
が、セットされた印刷枚数分、繰り返して行なわれ、孔
版印刷工程が終了することになる。
【0088】(d)タイムチャートによる説明 上記例のように、画像の読み取りデータを記憶する記憶
手段を有する孔版印刷装置では、製版・給版装置(上)
22と、製版・給版装置(下)122とによる製版・給
版工程の並行処理が可能となり、記憶手段を有しない場
合と比べて合計の印刷準備工程時間、所謂ファーストプ
リントタイムを大幅に短縮することができる。このこと
を、図7のタイムチャートを参照しながら説明する。
【0089】図7において、上段は記憶手段を有する場
合で、本例の場合に相当する。下段は記憶手段を有しな
い場合である。これらのいずれも、右側の欄に略図で示
したように、製版・給版装置(上)22と、製版・給版
装置(下)122とが、印刷用紙の搬送経路50を対称
軸として、対称の位置にそれぞれ設けられている。
【0090】上段の例では、既に説明したように、「原
稿読み取り」の欄において、1枚目の両面原稿の表面が
原稿読み取りセンサ装置13により高速度で読み取ら
れ、その画像データが記憶手段に一旦記憶される。次い
で、この両面原稿が反転させられて原稿読み取りセンサ
装置13により製版速度(低速)で読み取られつつ、同
時にリアルタイムで「製版・給版装置(下)」の欄で示
すように製版・給版装置(下)122により製版が行な
われる。この読み取りと製版の関係を図7の上段に一点
鎖線の矢印で示す。一方、原稿反転開始と同時に、上記
記憶手段の出力により、「製版・給版装置(上)」の欄
で示すように製版・給版装置(上)22による製版が既
に実行されているため、「製版・給版装置(下)」にお
ける製版と並行して行なわれることになる。この表面の
画像読み取り開始とその画像に対する表面側の製版開始
のタイムラグの関係を図7の上段に破線の矢印で示す。
この結果、実機ではA4判の両面原稿1枚からA4判の
両面印刷を行なうのにファーストプリントタイムを13
secにすることができた。
【0091】これに対し、記憶手段を有しない場合の、
図7の下段の例では、両面原稿の表面についての読み取
りおよび製版と、裏面についての読み取りおよび製版と
を、それぞれリアルタイムで行なわなければならない。
しかも、読み取りセンサ装置13が1つしかないので、
図7上段の例のように製版を並行処理することができ
ず、直列処理となってしまう。両面原稿の表面について
の読み取りと製版の関係を図7の下段に破線の矢印で示
し、両面原稿の裏面についての読み取りと製版の関係を
一点鎖線で示す。ここで、さらに、表面の処理について
は、製版と同期した低速処理であること、から実機では
A4判の両面原稿からA4判の両面印刷を行なうのにフ
ァーストプリントタイムが16secとなってしまう。
本例図7上段の例(両面原稿1枚の例)において、図6
上段の例(片面原稿2枚の例)と比較した場合、ファー
ストプリントタイムが2sec長くなったのは、両面原
稿を反転する時間のためである。従って、本案実施例の
様な、同時両面印刷器においては、片面原稿2枚の場合
でかつ、画像の読み取りデータを記憶する記憶手段を設
けた場合にファーストプリントタイムを最短にできる。
【0092】なお、図8により比較例を説明する。この
比較例では図8の右の欄に示したように、印刷ドラム
(上)と印刷ドラム(下)は上下に対向配置されてい
て、印刷部51を対称点とする点対称の関係に製版・給
版装置(上)と製版・給版装置(下)とが位置してい
る。このような構成とした場合には、図6、図7の例の
ように、製版済未使用孔版原紙(下)132を原紙係止
装置128に導くための可動ガイド板134などは不要
となるが、印刷部51から製版・給版装置(上)、
(下)までの回転移動距離に差が生じるために、表面版
付けと裏面版付けの時間が直列的に存在することとな
り、記憶手段の有無に拘らず、A4判両面原稿1枚から
A4判の両面印刷を行なう場合のファーストプリントタ
イムは16secとなってしまう。
【0093】なお、図6〜図8に説明したファーストプ
リントタイムはあくまでも現状における評価結果であ
り、前記の各種動作と記憶手段との組合せはそのままの
状態で、原稿画像読み取り、製版、原稿反転などのメカ
ニズムや記憶手段の性能アップによりさらに、これらの
時間を短縮可能であることはいうまでもない。
【0094】以上、図6〜図8により、例1、例2にお
いて説明したように、原稿画像読み取り、製版、原稿反
転などの動作と記憶手段の組合せの最適化を行なうこと
により、最短の印刷準備工程に要する時間、所謂ファー
ストプリントタイムを実現することが可能となった。
【0095】
【発明の効果】請求項1記載の発明では印刷用紙の搬送
経路を対称軸として孔版原紙のはぎ取り位置と原紙供給
位置とを対称の位置に設けているので、給排版時に印刷
ドラムを入れ替えるなどの作業をすることなく、両面同
時印刷を可能とする。また、原紙係止装置の作動タイミ
ングが同期するので、上下の各印刷ドラムについての各
原紙係止装置を開閉する場合においても印刷ドラムを一
旦停止させるなどの動作を一度に済ませることが可能と
なるのでファーストプリントタイムの節約となる。さら
に、上下それぞれの製版・給版装置や、排版ボックスな
どについて、孔版印刷装置の片側に設けられるので、新
たに孔版原紙のロールをセットしたり、或いは排版ボッ
クス内の使用済みの原紙を廃棄する場合、一方向からの
作業ができるので、これらの作業がやりやすい。
【0096】請求項2記載の発明では、製版された孔版
原紙の先端部を印刷ドラムの外周面に装着された原紙係
止装置まで案内するガイド装置を設けたため、腰があま
りない孔版原紙の先端部を下から上へ確実に案内するこ
とが可能となった。
【0097】請求項3記載の発明では、ガイド装置は給
版時以外は印刷ドラムから離れた位置に退避した退避態
位に切り換えられるので、排版時や印刷時において印刷
ドラムが回転する場合の障害とはならない。
【0098】請求項4記載の発明では、原稿の画像デー
タを記憶し、適時に出力できる記憶手段を有するので記
憶手段を有しない場合と比較して原稿読み取りの合計時
間を大幅に短縮することができた。
【0099】請求項5記載の発明では、反転装置を設け
たので、片面読み取り後の両面原稿についてもう片面の
読み取りのために自動で原稿を反転させ、又、原稿の位
置合わせも早く正確にできるので、ファーストプリント
タイムの短縮に貢献できる。
【0100】請求項6記載の発明では、片面原稿に基づ
く両面印刷及び両面原稿に基づく両面印刷の両者につい
て、記憶手段を有しない場合と比べてファーストプリン
トタイムを短縮することができる。
【0101】請求項7記載の発明では、両面原稿に基づ
く両面印刷について、原稿や原稿読み取りセンサの送り
方に無駄な動きがなくなり、又、記憶手段を有しない場
合と比べてファーストプリントタイムを短縮することが
できる。
【0102】請求項8記載の発明では、片面原稿に基づ
く両面印刷について、原稿の送り方に無駄な動きがなく
なり、又、記憶手段を有しない場合と比べてファースト
プリントタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】孔版印刷装置の全体構成を説明した正面図であ
る。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】印刷ドラムの構成を説明した斜視図である。
【図4】孔版印刷装置の操作パネルの正面図である。
【図5】印刷ドラムの周面部が印刷時に膨出する様子を
説明した図である。
【図6】ファーストプリントタイム説明用のタイミング
チャートである。
【図7】ファーストプリントタイム説明用のタイミング
チャートである。
【図8】ファーストプリントタイム説明用のタイミング
チャートである。
【符号の説明】
2 印刷ドラム(上) 12 原稿 16 (反転装置としての)可動ガイド板 28、128 原紙係止装置 34 印刷用紙 50 搬送経路 62、64、162、164 部位 102 印刷ドラム(下) 134 (ガイド装置としての)可動ガイド板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔版原紙を装着するための原紙係止装置を
    外周面に有し回転可能に保持された印刷ドラムと、この
    印刷ドラムの内部に設けられ印刷ドラムの内周面にイン
    キを供給するインキ供給装置と、前記印刷ドラムから使
    用済みの孔版原紙をはぎ取り格納する排版装置と、新た
    に製版された孔版原紙を前記原紙係止装置へ供給する製
    版・給版装置とを有し、 前記外周面に孔版原紙を装着した状態で前記印刷ドラム
    を回転させながら前記孔版原紙を介して印刷用紙を前記
    外周面に接触させつつ移動させることにより、前記イン
    キ供給装置から供給されたインキを前記孔版原紙の穿孔
    部より前記印刷用紙に転移させて印刷を行なう印刷装置
    が、前記印刷時での前記印刷用紙の搬送経路をはさんで
    前記印刷用紙の表面側と裏面側にそれぞれ設けられてい
    る孔版印刷装置において、 前記排版装置による前記印刷ドラムからの孔版原紙のは
    ぎ取り位置と、 前記製版・給版装置による前記印刷ドラムへの原紙供給
    位置とが、 前記搬送経路を対称軸として対称の位置にそれぞれ設け
    られていることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の孔版印刷装置において、前
    記裏面側に設けられた前記印刷装置について、製版され
    た孔版原紙の先端を前記原紙係止装置まで案内するガイ
    ド装置を、前記製版・給版装置に付帯させて設けたこと
    を特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の孔版印刷装置において、前
    記ガイド装置は、案内機能を有する案内態位と、案内機
    能を有しない退避態位とに切り換えられることを特徴と
    する孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の孔版印刷装置において、前
    記製版・給版装置は片面原稿、両面原稿のいずれも読み
    取る機能を有する読み取りセンサ装置を具備した原稿読
    み取り部からの原稿の画像データに従い製版を行なうも
    のであり、 前記原稿読み取り部により読み取られた、両面原稿の片
    面の画像データまたは2枚の片面原稿の何れか1枚の片
    面原稿の画像データを読み取った際の画像データを格納
    し、適時に前記製版・給版装置に出力する記憶手段を有
    していることを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の孔版印刷装置において、前
    記原稿読み取り部は両面原稿の片面を読み終えた後、前
    記読み取りセンサ装置により他の片面を読み取るために
    該両面原稿を反転させる反転装置を具備していることを
    特徴とする孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】孔版原紙を装着するための原紙係止装置を
    外周面に有し回転可能に保持された印刷ドラムと、この
    印刷ドラムの内部に設けられ該印刷ドラムの内周面にイ
    ンキを供給するインキ供給装置と、前記印刷ドラムから
    使用済みの孔版原紙をはぎ取り格納する排版装置と、新
    たに製版された孔版原紙を前記原紙係止装置へ供給する
    製版・給版装置とを有し、 前記外周面に孔版原紙を装着した状態で前記印刷ドラム
    を回転させながら前記孔版原紙を介して印刷用紙を前記
    外周面に接触させつつ移動させることにより、前記イン
    キ供給装置から供給されたインキを前記孔版原紙の穿孔
    部より前記印刷用紙に転移させて印刷を行なう印刷装置
    が、前記印刷時での前記印刷用紙の搬送経路をはさんで
    前記印刷用紙の表面側と裏面側にそれぞれ設けられてい
    て、 前記排版装置による前記印刷ドラムからの孔版原紙のは
    ぎ取り位置と、前記製版・給版装置による前記印刷ドラ
    ムへの原紙供給位置とが、前記搬送経路を対称軸として
    対称の位置にそれぞれ設けられていて、 前記製版・給版装置は原稿の片面を読み取る読み取りセ
    ンサ装置を有し両面原稿読み取り時には原稿の反転装置
    を用いて他の片面も読み取る機能を有する原稿読み取り
    部からの原稿の画像データに従い製版を行なうものであ
    り、前記原稿読み取り部により読み取られた、両面原稿
    の片面の画像データまたは2枚の片面原稿の何れか1枚
    の片面原稿の画像データを読み取った際の画像データを
    格納し、適時に前記製版・給版装置に出力する記憶手段
    を有する孔版印刷装置であって、 前記原稿読み取り部による1枚の両面原稿の片面又は2
    枚の片面原稿の何れか1枚の画像の画像データを前記記
    憶手段に格納しておき、前記両面原稿の他の片面又は残
    り1枚の片面原稿の画像を読み取りつつ該原稿の画像デ
    ータにより1つの製版装置で製版を行ない、この製版動
    作時間に重ねて前記記憶手段に格納されている画像デー
    タによりもう1つの製版装置を駆動して製版を行なうこ
    ととし、印刷時での印刷用紙の搬送経路を挾んで対向配
    置したそれぞれの印刷装置についての製版・給版装置の
    処理を並行して行なうことを特徴とする孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】孔版原紙を装着するための原紙係止装置を
    外周面に有し回転可能に保持された印刷ドラムと、この
    印刷ドラムの内部に設けられ該印刷ドラムの内周面にイ
    ンキを供給するインキ供給装置と、前記印刷ドラムから
    使用済みの孔版原紙をはぎ取り格納する排版装置と、新
    たに製版された孔版原紙を前記原紙係止装置へ供給する
    製版・給版装置とを有し、 前記外周面に孔版原紙を装着した状態で前記印刷ドラム
    を回転させながら前記孔版原紙を介して印刷用紙を前記
    外周面に接触させつつ移動させることにより、前記イン
    キ供給装置から供給されたインキを前記孔版原紙の穿孔
    部より前記印刷用紙に転移させて印刷を行なう印刷装置
    が、前記印刷時での前記印刷用紙の搬送経路をはさんで
    前記印刷用紙の表面側と裏面側にそれぞれ設けられてい
    て、 前記排版装置による前記印刷ドラムからの孔版原紙のは
    ぎ取り位置と、前記製版・給版装置による前記印刷ドラ
    ムへの原紙供給位置とが、前記搬送経路を対称軸として
    対称の位置にそれぞれ設けられていて、 前記製版・給版装置は原稿の片面を読み取る読み取りセ
    ンサ装置を有し両面原稿読み取り時には原稿の反転装置
    を用いてもう片面も読み取る機能を有する原稿読み取り
    部からの原稿の画像データに従い製版を行なうものであ
    り、前記原稿読み取り部により読み取られた、両面原稿
    の片面の画像データまたは2枚の片面原稿の何れか1枚
    の片面原稿の画像データを読み取った際の画像データを
    格納し、適時に前記製版・給版装置に出力する記憶手段
    を有する孔版印刷装置であって、 1枚の両面原稿と同じく前記印刷用紙の両面に画像を形
    成する両面印刷を行なう場合には、 前記読み取りセンサ装置をホームポジションに固定した
    上で、前記両面原稿を高速搬送し、該読み取りセンサ装
    置により原稿の片面の画像を高速走査により読み取りつ
    つ前記記憶手段により読み取った画像データを格納し、
    原稿の後端部が該読み取りセンサ装置を通過したら、前
    記記憶手段に格納された片面の画像データに基づき直ち
    に1つの製版・給版装置により製版動作を開始し、それ
    と同時に、該原稿を前記反転装置により反転させた後、
    今度は原稿を固定した上で、該読み取りセンサ装置を製
    版速度に同期した低速度で走査させることにより、もう
    片面の画像を読み取りつつもう1つの製版・給版装置に
    より製版動作を行なうことで製版を並行処理することを
    特徴とする孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】孔版原紙を装着するための原紙係止装置を
    外周面に有し回転可能に保持された印刷ドラムと、この
    印刷ドラムの内部に設けられ該印刷ドラムの内周面にイ
    ンキを供給するインキ供給装置と、前記印刷ドラムから
    使用済みの孔版原紙をはぎ取り格納する排版装置と、新
    たに製版された孔版原紙を前記原紙係止装置へ供給する
    製版・給版装置とを有し、 前記外周面に孔版原紙を装着した状態で前記印刷ドラム
    を回転させながら前記孔版原紙を介して印刷用紙を前記
    外周面に接触させつつ移動させることにより、前記イン
    キ供給装置から供給されたインキを前記孔版原紙の穿孔
    部より前記印刷用紙に転移させて印刷を行なう印刷装置
    が、前記印刷時での前記印刷用紙の搬送経路をはさんで
    前記印刷用紙の表面側と裏面側にそれぞれ設けられてい
    て、 前記排版装置による前記印刷ドラムからの孔版原紙のは
    ぎ取り位置と、前記製版・給版装置による前記印刷ドラ
    ムへの原紙供給位置とが、前記搬送経路を対称軸として
    対称の位置にそれぞれ設けられていて、 前記製版・給版装置は原稿の片面を読み取る読み取りセ
    ンサ装置を有し両面原稿読み取り時には原稿の反転装置
    を用いてもう片面も読み取る機能を有する原稿読み取り
    部からの原稿の画像データに従い製版を行なうものであ
    り、前記原稿読み取り部により読み取られた、両面原稿
    の片面の画像データまたは2枚の片面原稿の何れか1枚
    の片面原稿の画像データを読み取った際の画像データを
    格納し、適時に前記製版・給版装置に出力する記憶手段
    を有する孔版印刷装置であって、 片面のみに画像がある2枚の片面原稿から1枚の前記印
    刷用紙の両面に画像を形成する両面印刷を行なう場合に
    は、 前記読み取りセンサ装置をホームポジションに固定した
    上で、2枚のうち1枚の原稿を高速搬送し該読み取りセ
    ンサ装置によりその1枚目の原稿の画像を高速走査によ
    り読み取りつつ前記記憶手段により読み取った画像デー
    タを格納し、該1枚目の原稿の後端部が該読み取りセン
    サ装置を通過し、2枚目の原稿が前記読み取りセンサ装
    置に達したら、前記記憶手段に格納された画像データに
    基づく製版動作を1つの製版・給版装置により開始する
    と同時に、該読み取りセンサ装置をホームポジションに
    固定したまま、前記2枚目の原稿を読み取りセンサ装置
    の前を製版速度に同期した低速度で移動させ、その画像
    を前記読取センサにより読み取りつつもう1つの製版・
    給版装置により該2枚目の原稿用の製版動作を、前記1
    枚目の原稿用の製版動作と重ねて並行処理することを特
    徴とする孔版印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086662A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2003050484A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Tohoku Ricoh Co Ltd 原稿読取装置・印刷装置・製版方法
US7133776B2 (en) 2000-07-28 2006-11-07 Litton Systems, Inc. Attitude alignment of a slave inertial measurement system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7133776B2 (en) 2000-07-28 2006-11-07 Litton Systems, Inc. Attitude alignment of a slave inertial measurement system
JP2002086662A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
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