JPH1086531A - 色素受容素子 - Google Patents

色素受容素子

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JPH1086531A
JPH1086531A JP15665097A JP15665097A JPH1086531A JP H1086531 A JPH1086531 A JP H1086531A JP 15665097 A JP15665097 A JP 15665097A JP 15665097 A JP15665097 A JP 15665097A JP H1086531 A JPH1086531 A JP H1086531A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた色素転写および画像安定性が得られる
感熱色素転写用色素受容素子を提供することである。 【解決手段】 オーバーコート層が、a)線状ポリマー
主鎖中に共重合したブロックポリシロキサン単位を含有
する線状縮合共重合体であって、前記線状共重合体が1
〜40重量%のポリシロキサン単位を含む線状縮合共重
合体、およびb)Tgが10℃〜120℃、分子量が
1,000〜6,000であって、次のような特定構造
を有するポリカーボネートを含む感熱色素転写用色素受
容素子。 は、水素、メチルまたはエチルを表し、Rは、水
素、炭素数1〜6のアルキルまたはハロゲンを表し;a
は、2〜10の整数を表し;dは、1〜6の整数を表
し;そしてWは、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱色素転写に用
いる色素受容素子、特に色素受容素子のオーバーコート
層に関する。近年、カラービデオカメラから電子的に発
生させた映像からプリントを得るための感熱転写方式が
開発されている。このようなプリントを得る方法の一つ
によると、まず電子映像を先ず第一にカラーフィルター
によって色分解する。次いで、それぞれの色分解画像を
電気信号に変換する。その後、これらの信号を操作し
て、シアン、マゼンタ及びイエローの電気信号を発生さ
せる。次に、これらの信号を感熱プリンターへ伝送す
る。プリントを得るため、シアン、マゼンタまたはイエ
ローの色素供与体素子を色素受容素子と向い合わせて配
置する。次いで、それら二つの素子を感熱プリントヘッ
ドと定盤ローラーとの間に挿入する。ライン型感熱プリ
ントヘッドを使用して、色素供与体シートの裏側から熱
をかける。感熱プリントヘッドは数多くの加熱素子を有
し、シアン、マゼンタ及びイエローの信号に応じて逐次
加熱される。その後、この処理を他の2色について繰り
返す。こうして、スクリーン上の原画像に対応するカラ
ーハードコピーが得られる。この方法とそれを実施する
ための装置についての詳細は米国特許第4,621,2
71号明細書に記載されている。
【0002】感熱色素転写に用いる色素供与体素子は、
一般に感熱転写性色素およびポリマーンバインダーを含
んでなる色素層を担持する支持体を有する。色素受容素
子は、一般にその一面上に色素画像受容層を担持する支
持体を有する。色素画像受容層は、従来、色素供与体素
子から転写される色素との適応性および受容性に依り選
ばれたポリマー材料を含む。
【0003】
【従来の技術】米国特許第5,369,077号は、線
状ポリマー鎖中に共重合した、ブロックポリシロキサン
単位を含有する線状縮合共重合体を含んでなる感熱色素
転写受容素子に関する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の受容体素子に
は、それらが、普通の取扱によってスクラッチを受けや
すいという課題がある。感熱色素転写受容体素子の帯電
防止バックコート面が他の素子のトップコート面(ここ
に、画像色素がある)と接触した際、スクラッチが生じ
やすい。このような接触中に二つの面になんらかの相対
移動が起こると、さらにスクラッチおよび摩擦が発生す
る。肉眼では容易に認められないようなスクラッチが、
望ましくない色素の結晶化およびこのように画像化され
た感熱色素転写受容素子中の転写色素の色素減少を引き
起こし、且つ助長することになる。
【0005】したがって、本発明の目的は、優れた色素
摂取および画像安定性が得られる感熱色素転写法のため
の色素受容素子を提供することである。色素結晶化およ
びその後の色素減少に対する抵抗性が向上した色素受容
素子を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの目的およびその
他の目的は、その一面上に、色素画像受容層およびその
上のオーバーコート層を順に有する支持体を含む、感熱
色素転写用色素受容素子であって、前記オーバーコート
層が、 a)線状ポリマー主鎖中に共重合した、ブロックポリシ
ロキサン単位を含有する線状縮合共重合体であって、前
記線状共重合体が1〜40重量%のポリシロキサン単位
を含む線状縮合共重合体、および b)Tgが10℃〜120℃、分子量が1,000〜
6,000であって、次式:
【0007】
【化3】
【0008】(前記式中、R3 は、水素、メチルまたは
エチルを表し、R4 は、水素、炭素数1〜6のアルキル
またはハロゲンを表し;aは、2〜10の整数を表し;
dは、1〜6の整数を表し;そしてWは、
【0009】
【化4】
【0010】を表す)により表されるポリカーボネート
を含む感熱色素転写用色素受容素子を含んでなる本発明
により達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に有用なポリカーボネート
のさらなる詳細は、米国特許第4,927,803号を
参照することができる。本発明に用いられるポリカーボ
ネートの具体例として以下を挙げることができる。
【0012】ポリカーボネート1:50モル%の3−オ
キサ−1,5−ペンタンジオールで改質したビスフェノ
ール−A ポリカーボネート、Tg=32℃およびM.
W.〜2,200。
【0013】
【化5】
【0014】ポリカーボネート2:50モル%の3−オ
キサ−1,5−ペンタンジオールで改質したビスフェノ
ール−A ポリカーボネート、Tg=30℃およびM.
W.〜3,000。
【0015】
【化6】
【0016】ポリカーボネート3:50モル%の3−オ
キサ−1,5−ペンタンジオールで改質したビスフェノ
ール−A ポリカーボネート、Tg=35℃およびM.
W.〜5,600。
【0017】
【化7】
【0018】ポリカーボネート4:50モル%の3−オ
キサ−1,5−ペンタンジオールで改質したビスフェノ
ール−A ポリカーボネート、Tg=33℃およびM.
W.〜2,500。
【0019】
【化8】
【0020】ポリカーボネート5:25モル%の4,
4’−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデ
ン−5−イリデン)ビスフェノールおよび50モル%の
3−オキサ−1,5−ペンタンジオールで改質したビス
フェノール−A ポリカーボネート、Tg=53℃およ
びM.W.〜2,000。
【0021】
【化9】
【0022】ポリカーボネート6:25モル%の4,
4’−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデ
ン−5−イリデン)ビスフェノールおよび50モル%の
3−オキサ−1,5−ペンタンジオールで改質したビス
フェノール−A ポリカーボネート、Tg=51℃およ
びM.W.〜2,900。
【0023】
【化10】
【0024】本発明の好ましい実施態様において、ポリ
カーボネートについての前記式中のR3 およびR4 は、
両者共水素であり、aは2であり、dは2である。別の
好ましい実施態様においては、Wは−C(CH3 2
である。さらに別の好ましい実施態様においては、前記
ポリカーボネートに対する前記線状縮合共重合体の比
は、約5:1〜約1:5である。
【0025】ブロックポリシロキサン単位を含有する前
記の線状縮合共重合体は、ポリシロキサンブロック単位
を共重合することにより形成することができ、これによ
り色素供与体への粘着に対する抵抗性が遙に高められ
る。これらの性質は、この線状共重合体を受容体オーバ
ーコートに用いるのに適した理想的なものとする。これ
らの共重合体は容易に製造可能であり、したがってシロ
キサンをポリマー主鎖に結合するための、後塗布硬化工
程を必要としない。
【0026】ブロックポリシロキサン単位を含有する前
記の線状縮合共重合体を得るためには、例えば、縮合に
より、ポリカーボネートを形成するモノマー単位を、末
端に官能基を有する以下の一般式(I)のポリシロキサ
ンと共重合させてもよい:
【0027】
【化11】
【0028】(前記式中、R1 およびR2 は、各々独立
して炭素数1〜6の置換もしくは非置換のアルキル(好
ましくは、メチルもしくはフルオロ置換アルキル基)、
または置換もしくは非置換のフェニルであり、R1 およ
びR2 が両者ともフェニルであることはなく;Jは、二
価連結基(好ましくは、−(CH2 p −であって、p
は1〜10)であり;Dは、アミノ、ヒドロキシまたは
チオールであり;Eは、場合により存在する、ジフェニ
ルで置換されていてもよい第二シロキサン単位、または
オキシアルキレン含有単位を表し;bは、50から10
0モル%であり;そしてnは、ポリシロキサンブロック
単位に約1,000〜30,000(好ましくは、1,
000〜15,000)の分子量を与えるように選択さ
れる。) ブロックポリシロキサン単位を含有する前記の好ましい
線状縮合共重合体は、以下の一般式(II)のものであ
る:
【0029】
【化12】
【0030】(前記式中、Qは、X、YおよびZと共に
エステルタイプの連結単位を形成する連結単位を表し;
Xは、1個以上の非フェノール性ジオール単位から得ら
れ、x=0〜99.9モル%存在し;Yは、芳香族ジフ
ェノール性単位から得られ、y=0〜99.9モル%存
在し;Zは、官能基を末端に有する前記ポリシロキサン
から得られ、z=0.1〜10.0モル%存在し、好ま
しくは、0.2〜4.0モル%存在し;そしてx+y+
z=100である)。
【0031】エステル単位は、脂肪族または芳香族の二
塩基性酸をジオール(例えば、以下に示すX1〜X8)
またはジフェノール性(例えば、以下に示すビフェノー
ルY1〜Y5)単位と縮合させてポリエステルを形成す
ることにより形成してもよい。アミド単位は、同様に、
ジイソシアネートをジオールまたはジフェノール性単位
と縮合させてポリウレタンを形成することにより形成し
てもよい。カーボネート単位は、クロロホルメートまた
はホスゲンをジオールまたはジフェノール性単位と縮合
させてポリカーボネートを形成することにより形成して
もよい。本明細書に用いられる用語”ポリカーボネー
ト”とは、炭酸とジオールまたはジフェノールとのポリ
エステルを意味する。
【0032】Qがカーボネートである場合は、Xおよび
Yは約3:1〜約1:3のモル比であることが好まし
い。脂肪族非フェノール性グリコール(共重合していて
もよい)の具体例として、X1〜X8が挙げられる: X1:HOCH2 CH2 OH エチレングリコール X2:HO(CH2 3 OH 1,3−プロパンジオール X3:HO(CH2 4 OH 1,4−ブタンジオール X4:HO(CH2 5 OH 1,5−ペンタンジオール X5:HO(CH2 9 OH 1,9−ノナンジオール X6:O(CH2 CH2 OH)2 ジエチレングリコール X7:HOCH2 C(CH3 2 CH2 OH ネオペンチルグリコール X8:HO(CH2 CH2 O)20-70 H ポリエチレングリコール 共重合してもよい芳香族ビスフェノールの具体例として
は、Y1〜Y5が挙げられる:
【0033】
【化13】
【0034】共重合してもよいシロキサンの具体例とし
ては、Z1〜Z8が挙げられる:
【0035】
【化14】
【0036】(前記式中、m、nは各々20〜200で
あり、bは50〜100モル%である。m、nおよびb
の値は、以下のポリマーリストに具体的に示す。これら
のシロキサンブロック単位は、最終ポリマーの0.1〜
10.0モル%、好ましくは、0.2〜4.0モル%で
あるべきである。最終ポリマー中のシロキサンブロック
単位のモル%は、約1〜約40wt%、好ましくは、約
3〜約30wt%ののシロキサンブロック単位を含むコ
ポリマーを形成するために、シロキサンブロックの分子
量に基づいて選択すべきである。約40wt%以上であ
ると、シロキサンブロックを線状ポリマー主鎖中に包含
せしめる際に問題がおこり、一方、1wt%以下では、
色素供与体と受容体の分離が望ましいほど容易ではなく
なる。
【0037】本発明の色素受容素子用の支持体は、ポリ
マー、合成紙もしくはセルロース紙支持体、またはそれ
らの積層体であってよい。好ましい実施態様において
は、紙支持体を用いる。さらに好ましい実施態様におい
ては、ポリマー層は紙支持体と色素画像受容層間に存在
する。例えば、ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン
またはポリプロピレンを用いることができる。さらに好
ましい実施態様においては、白色顔料、例えば、二酸化
チタン、酸化亜鉛等をポリマー層に添加して反射性を付
与してもよい。さらに、下塗り層をこのポリマー層上に
用いて、色素画像受容層への接着性を向上させてもよ
い。このような下塗り層については、米国特許第4,7
48,150号、第4,965,238号、第4,96
5,239号、第4,965,241号に記載されてい
る。受容体素子は、バッキング層、例えば、米国特許第
5,011,814号および第5,096,875号に
記載されているようなものを包含することができる。
【0038】本発明に用いられる受容層ポリマーとして
は、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、
ポリ塩化ビニル、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリ
ル)、ポリカプロラクトンまたは他の受容体ポリマーお
よびそれらの混合物が挙げられる。好ましい実施態様に
おいて、色素画像受容層は、ポリカーボネートを含む。
好ましいポリカーボネートとしては、数平均分子量が少
なくとも約25,000のビスフェノール−A ポリカ
ーボネートが挙げられる。このようなポリカーボネート
の例としてはGeneral Electric LE
XAN(登録商標)Polycarbonate Re
sin、Bayer AG MACROLON5700
(登録商標)、および米国特許第4,927,803号
に開示されているポリカーボネートが挙げられる。
【0039】色素画像受容層およびオーバーコート層
は、それらの意図する目的にとって有効な量存在させる
ことができる。一般に、良好な結果は、約1〜約10g
/m2の受容体層濃度で得られ、約0.01〜約3.0
g/m2 、好ましくは、約0.1〜約1g/m2 のオー
バーコート層濃度で得られる。本発明の色素受容素子と
共に使用する色素供与体素子は、従来、その上に色素含
有層を有する支持体を含んでなる。熱作用により色素受
容素子に転写可能であれば、任意の色素を本発明に用い
る色素供与体素子中に用いることができる。特に良好な
結果は、昇華性色素で得られている。本発明に使用可能
な色素供与体素子は、例えば、米国特許第4,916,
112号、第4,927,803号および第5,02
3,228号に記載されている。
【0040】前記のように、色素供与体素子を用いて色
素転写画像を得る。このような工程には、色素供与体素
子を像様加熱し、次いで色素画像を前記色素受容素子に
転写して色素転写画像を形成することが含まれる。本発
明のある実施態様に用いる色素供与体素子は、シート状
または連続ロールもしくはリボンの状態で用いることが
できる。連続ロールもしくはリボンを用いる場合は、米
国特許第4,541,830号に開示されているよう
に、唯一の色素をその上に有しても、または様々な色、
例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の様
々な色の領域を交互に有してもよい。
【0041】本発明の好ましい実施態様において、シア
ン、マゼンタ、イエロー色素の連続反復領域を塗布した
ポリ(エチレンテレフタレート)支持体を含む色素供与
体素子を使用し、前記の工程を各色について逐次行って
三色の色素転写像を得る。当然のことであるが、前記工
程を単一色についてのみ行えば、モノクローム色素転写
画像が得られる。
【0042】本発明の受容素子に、色素供与体素子から
色素を転写するのに用いることができる感熱プリンティ
ングヘッドは、市販されている。あるいは、感熱色素転
写用の他の既知エネルギー熱源、例えば、ドイツ特許第
2,083,726A号に記載れているようなレーザー
を用いることもできる。本発明の感熱色素転写アセンブ
リッジは、(a)前記の色素供与体素子、および(b)
前記の色素受容素子を含んでなり、供与体素子の色素層
が受容素子の画像受容層と接触するように、色素受容素
子を色素供与体素子と重ねた関係に置く。
【0043】三色を得るためには、感熱プリンティング
ヘッドにより熱を加えながら、前記アセンブリッジを3
回形成する。第一色素の転写後、素子を剥がし取る。第
二色素供与体素子(または別の色素領域を有する供与体
素子の別の領域)を、次に色素受容素子の所定位置に置
き、この工程を反復する。第三色も同様にして得る。本
発明をさらに具体的に説明するために、以下の実施例を
記載する。
【0044】
【実施例】以下のポリマーを実施例において用いた:P−1 :ビスフェノール−A(50モル%)、ジエチレ
ングリコール(93.5wt%)(平均分子量、10
0,000)およびポリジメチルシロキサン(6.5w
t%)(2500分子量)ブロック単位(50モル%)
のポリカーボネートランダムターポリマー。
【0045】P−2:ビスフェノール−A(50モル
%)およびヒドロキシ官能基を末端に有するジエチレン
グリコール(50モル%)のポリカーボネートランダム
コポリマーの低分子量(約2,000)部分。P−3 :ビスフェノール−A(50モル%)およびエス
テル官能基を末端に有するジエチレングリコール(50
モル%)のポリカーボネートランダムコポリマーの低分
子量(約2,000)部分。
【0046】P−4:ビスフェノール−A(50モル
%)およびジエチレングリコール(50モル%)のポリ
カーボネートランダムコポリマーの高分子量(約10
0,000)部分。P−5 :ポリエーテルグリコール、Terathane
(登録商標)2000(Du Pont Co.)。
【0047】色素受容素子ベースは、パッケージングフ
ィルムに積層した支持体を用いて調製した。この支持体
は、Consolidated Pontiac,In
cから市販されているPontiac Maple 5
1(0.5μmの長さ重量化(length weig
hted)平均繊維長の漂白メープル硬木クラフト)、
およびWeyerhauser Paper Co.か
ら市販されているAlpha Hardwood Su
lfite(0.69μmの平均繊維長の漂白赤はんの
き硬木亜硝酸塩パルプ)の配合物から得られる紙素材か
らなる。この支持体は、OPPalyte(登録商標)
350TWKのマイクロボイド化パッケージングフィル
ム、僅かにTiO2 −顔料化ポリプロピレンスキンを有
するポリプロピレン−積層紙支持体(Mobil Ch
mical Co.)を、0.11g/m2 の乾燥塗布
量、36μm厚さで画像形成層面に積層せしめたもので
ある。塗布に先立ち、支持体を約450ジュール/m2
でコロナ放電に付した。対照1 この感熱受容素子は、以下の層を順に前記マイクロボイ
ド化パッケージフィルムの頂部面上に塗布することによ
り、前記支持体から調製した: a)Prosil(登録商標)221およびProsi
l(登録商標)2210(PCR,Inc.)(1:1
重量比)の下塗り層、両者ともエタノール−メタノール
ー水溶剤混合物中のオルガノオキシシランである。得ら
れた溶液(0.10g/m2 ) は約1%のシラン成分、
1%の水および98%の3Aアルコールを含有した; b)Makrolon(登録商標)KL3−1013
(ポリエーテル−改質ビスフェノール−A−ポリカーボ
ネートブロックコポリマー)(BayerAG)(1.
82g/m2 ) 、GE Lexan(登録商標)141
−112(ビスフェノール−A−ポリカーボネート)
(General Electric Co.)(1.
49g/m2 ) 、およびFluorad(登録商標)F
C−431(過フッ素化アルキルスルホンアミドアルキ
ルエステル界面活性剤)(3M Co.)(0.011
g/m2 ) 、ジ−n−ブチルフタレート(0.33g/
2 )、およびジフェニルフタレート(0.33g/m
2 ) を含有する色素受容層であって、メチレンクロライ
ドおよびトリクロロエチレン(4:1重量比)(4.1
%固形分)の溶剤混合物を用いて塗布した層;並びに c)メチレンクロライドおよびトリクロロエチレンの溶
剤混合物;P−1(0.66g/m2 ) および界面活性
剤DC−510Silicone Fluid(Dow
−Corning Corp.)(0.008g/
2 ) およびFluorad(登録商標)FC−431
(3M Co.)(0.016g/m2 ) を含有する色
素受容体オーバーコートであって、ジクロロメタンを用
いて塗布した層。対照2 これは、P−4(0.11g/m2 ) と共にP−1
(0.55g/m2 ) を用いた以外は対照1と同様であ
る。このポリカーボネートは約100,000の分子量
を有した。対照3 これは、P−4(0.33g/m2 ) と共にP−1
(0.33g/m2 ) を用いた以外は対照1と同様であ
る。このポリカーボネートは約100,000の分子量
を有した。対照4 これは、P−1の代わりにP−4(0.66g/m2 )
を用いた以外は対照1と同様である。このポリカーボネ
ートは約100,000の分子量を有した。対照5 これは、P−5(0.33g/m2 ) と共にP−1
(0.33g/m2 ) を用いた以外は対照1と同様であ
る。このポリマーは、約2,000の分子量を有するポ
リエーテルグリコールであり、ポリカーボネートではな
かった。対照6 これは、P−1の代わりにP−5(0.66g/m2 )
を用いた以外は対照1と同様である。このポリマーは、
約2,000の分子量を有するポリエーテルグリコール
であり、ポリカーボネートではなかった。対照7 これは、P−1の代わりにP−2(0.66g/m2 )
を用いた以外は対照1と同様である。このポリカーボネ
ートは約2,000の分子量を有したが、ポリシロキサ
ンは有しなかった。本発明実施例1 これは、P−2(0.11g/m2 ) と共にP−1
(0.55g/m2 ) を用いた以外は対照1と同様であ
る。本発明実施例2 これは、P−2(0.33g/m2 ) と共にP−1
(0.33g/m2 ) を用いた以外は対照1と同様であ
る。本発明実施例3 これは、P−3(0.33g/m2 ) と共にP−1
(0.33g/m2 ) を用いた以外は対照1と同様であ
る。
【0048】マゼンタ色素パッチのみを用いた以外は米
国特許第5,514,637号の実施例に示された素子
と同様に色素供与体素子を調製した。前記の色素受容素
子および色素供与体素子を、市販のXLS−8600P
rinter(Eastman Kodak Comp
any製)で処理した。このプリンターは、1ライン当
たり5msでプリントするように改質した。この感熱色
素転写受容素子を、特に設計したスクラッチにより発生
する色素結晶実験に付した。米国特許第5,198,4
08号に記載されているように、受容体バックコート
(重量が170gの円筒状ブラスブロックの平坦縁端に
密着している)を用いてスクラッチを発生させた。その
上に受容体バックコートを有するブラスブロックの端縁
を、段階変化濃度パッチ(0.2〜1.2までのOD)
の転写マゼンタ色素で画像化された受容体表面に対して
載置した。すべての試料について、濃度パッチ上にブラ
スブロックを約0.06m/sの移動速度で作動させ
た。スクラッチを付けた受容体を、次に以下の2種類の
暗所保存条件(21℃、50%RHで4週間および40
℃、40%RHで2週間)下に保持した。
【0049】プリント化(画像化)感熱色素転写受容素
子中でのスクラッチによる色素結晶化およびそれに続く
転写色素の色素減少を、定性的に評価し、6段階にラン
ク付けした: 1.色素結晶、または色素減少が全く認められない。 2.極めて僅かな量の色素結晶または色素減少が認めら
れる。
【0050】3.検知できる程の色素結晶または色素減
少が認められる。 4.明らかな色素結晶または色素減少が認められる。 5.総体的に色素結晶または色素減少が認められる。 6.大量の色素結晶または色素減少が認められ、その
上、画像欠陥、例えば、画像よごれが認められる。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】前記結果は、本発明の受容体はすべて、
対照の受容体と比較して色素結晶化に対してより良好な
抵抗性を有することを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブリアン タルボット ポペ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14526, ペンフィールド,アトランティック アベ ニュー 2909

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一面上に、色素画像受容層およびそ
    の上のオーバーコート層を順に有する支持体を含んでな
    る、感熱色素転写用色素受容素子であって、前記オーバ
    ーコート層が、 a)線状ポリマー主鎖中に共重合したブロックポリシロ
    キサン単位を含有する線状縮合共重合体であって、前記
    線状共重合体が1〜40重量%のポリシロキサン単位を
    含む線状縮合共重合体、および b)Tgが10℃〜120℃、分子量が1,000〜
    6,000であって、次式: 【化1】 (前記式中、 R3 は、水素、メチルまたはエチルを表し;R4 は、水
    素、炭素数1〜6のアルキルまたはハロゲンを表し;a
    は、2〜10の整数を表し;dは、1〜6の整数を表
    し;そしてWは、 【化2】 を表す)により表されるポリカーボネートを含む感熱色
    素転写用色素受容素子。
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EP0812703B1 (en) 1998-12-30

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