JPH108655A - 屋根下地材 - Google Patents
屋根下地材Info
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- JPH108655A JPH108655A JP16496496A JP16496496A JPH108655A JP H108655 A JPH108655 A JP H108655A JP 16496496 A JP16496496 A JP 16496496A JP 16496496 A JP16496496 A JP 16496496A JP H108655 A JPH108655 A JP H108655A
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 破れなどの破損を生じさにくくすることがで
きる屋根下地材を提供する。 【解決手段】 基材1の上面に瀝青物層2を形成する。
瀝青物層2の上面に瀝青物層2よりも強度が大きい繊維
補強層3を設ける。基材1と繊維補強層3の両方で強度
を発現させることができる。
きる屋根下地材を提供する。 【解決手段】 基材1の上面に瀝青物層2を形成する。
瀝青物層2の上面に瀝青物層2よりも強度が大きい繊維
補強層3を設ける。基材1と繊維補強層3の両方で強度
を発現させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の防水性を向
上させるために野地板等の屋根下地の上に敷設される屋
根下地材(屋根用下葺シート)に関するものである。
上させるために野地板等の屋根下地の上に敷設される屋
根下地材(屋根用下葺シート)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7にはアスファルトルーフィングと称
される屋根下地材の従来例が示してある。1は基材であ
って、紙や織布や不織布にアスファルトを主成分とする
瀝青混合物を含浸させて形成される。基材1の上面には
アスファルトを主成分とする瀝青物を塗着させることに
よって瀝青物層2が形成されており、さらにこの瀝青物
層2の上面には砂を散布して付着させることによって滑
り止め層10が形成されている。また基材1の下面には
アスファルトを主成分とする瀝青混合物を塗着させるこ
とによって瀝青物層11が形成されており、さらにこの
瀝青物層11の下面には砂を散布して付着させることに
よって滑り落ち防止層12が形成されている。このよう
に形成される屋根下地材は長尺であって、野地板等の屋
根下地の上に略全面に亘って敷設されて釘などで固定さ
れるものであり、この屋根下地材の上に多数枚の瓦等の
屋根材を敷設することによって屋根が形成されるのであ
る。
される屋根下地材の従来例が示してある。1は基材であ
って、紙や織布や不織布にアスファルトを主成分とする
瀝青混合物を含浸させて形成される。基材1の上面には
アスファルトを主成分とする瀝青物を塗着させることに
よって瀝青物層2が形成されており、さらにこの瀝青物
層2の上面には砂を散布して付着させることによって滑
り止め層10が形成されている。また基材1の下面には
アスファルトを主成分とする瀝青混合物を塗着させるこ
とによって瀝青物層11が形成されており、さらにこの
瀝青物層11の下面には砂を散布して付着させることに
よって滑り落ち防止層12が形成されている。このよう
に形成される屋根下地材は長尺であって、野地板等の屋
根下地の上に略全面に亘って敷設されて釘などで固定さ
れるものであり、この屋根下地材の上に多数枚の瓦等の
屋根材を敷設することによって屋根が形成されるのであ
る。
【0003】しかし上記従来例の屋根下地材は、基材だ
けでその強度を発現させていたので、強度が非常に小さ
く、例えば釘で固定された部分に破れなどの破損が生じ
るという問題があった。また上記従来例の屋根下地材
は、上側の瀝青物層2や滑り止め層10が蓄熱量の高い
黒色であるので、太陽などに照らされて上側の瀝青物層
2や滑り止め層10が熱くなって屋根材の敷設する際の
作業効率が低下するという問題があった。また上側の瀝
青物層2や滑り止め層10での蓄熱によって瀝青物層
2、11が軟化して足場の状態が悪くなり、屋根材の敷
設する際の作業効率が低下するという問題があり、しか
も踏まれた箇所が凹んだまま復元しなくて平滑性が損な
われることがあって、敷設された屋根材の間に段差が生
じるという問題があった。さらに図8(a)に示すよう
に上記従来例の屋根下地材を保存などするために巻物
(ロール)に巻いた場合に、図8(b)の矢印のように
瀝青混合物が溶け出して滑り止め層10や滑り落ち防止
層12を介して隣接する瀝青物層2、11に流れ込むこ
とがあり、このために瀝青物層2、11とこれと隣接す
る瀝青物層2、11が滑り止め層10や滑り落ち防止層
12を介して一体化しまって巻物を展開することができ
なくなる、いわゆるブロッキングが生じるという問題が
あった。
けでその強度を発現させていたので、強度が非常に小さ
く、例えば釘で固定された部分に破れなどの破損が生じ
るという問題があった。また上記従来例の屋根下地材
は、上側の瀝青物層2や滑り止め層10が蓄熱量の高い
黒色であるので、太陽などに照らされて上側の瀝青物層
2や滑り止め層10が熱くなって屋根材の敷設する際の
作業効率が低下するという問題があった。また上側の瀝
青物層2や滑り止め層10での蓄熱によって瀝青物層
2、11が軟化して足場の状態が悪くなり、屋根材の敷
設する際の作業効率が低下するという問題があり、しか
も踏まれた箇所が凹んだまま復元しなくて平滑性が損な
われることがあって、敷設された屋根材の間に段差が生
じるという問題があった。さらに図8(a)に示すよう
に上記従来例の屋根下地材を保存などするために巻物
(ロール)に巻いた場合に、図8(b)の矢印のように
瀝青混合物が溶け出して滑り止め層10や滑り落ち防止
層12を介して隣接する瀝青物層2、11に流れ込むこ
とがあり、このために瀝青物層2、11とこれと隣接す
る瀝青物層2、11が滑り止め層10や滑り落ち防止層
12を介して一体化しまって巻物を展開することができ
なくなる、いわゆるブロッキングが生じるという問題が
あった。
【0004】図9には屋根下地材の他の従来例が示して
あり、塩化ビニル樹脂シート13の上面にアクリル樹脂
を塗着することによってアクリル樹脂層14を形成する
と共に塩化ビニル樹脂シート13の下面にタール含浸紙
25を貼り付けることによって屋根下地材が形成されて
いる。この屋根下地材も上記従来例と同様にして屋根下
地の上に敷設され、この屋根下地材の上に多数枚の屋根
材が敷設されるが、アクリル樹脂層14は非常に滑りや
すいので、屋根材の敷設する際の作業効率が低下すると
いう問題があった。
あり、塩化ビニル樹脂シート13の上面にアクリル樹脂
を塗着することによってアクリル樹脂層14を形成する
と共に塩化ビニル樹脂シート13の下面にタール含浸紙
25を貼り付けることによって屋根下地材が形成されて
いる。この屋根下地材も上記従来例と同様にして屋根下
地の上に敷設され、この屋根下地材の上に多数枚の屋根
材が敷設されるが、アクリル樹脂層14は非常に滑りや
すいので、屋根材の敷設する際の作業効率が低下すると
いう問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、破れ
などの破損を生じさにくくすることができ、また屋根材
の敷設する際の作業効率を低下させにくくすることがで
き、さらに敷設された屋根材の間に段差を生じさせない
ようにすることができ、加えて巻物に巻いても展開しや
すくすることができる屋根下地材を提供することを目的
とするものである。
などの破損を生じさにくくすることができ、また屋根材
の敷設する際の作業効率を低下させにくくすることがで
き、さらに敷設された屋根材の間に段差を生じさせない
ようにすることができ、加えて巻物に巻いても展開しや
すくすることができる屋根下地材を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の屋根下地材は、基材1の上面に瀝青物層2を形成する
と共に瀝青物層2の上面に瀝青物層2よりも強度の大き
い繊維補強層3を設けて成ることを特徴とするものであ
る。また本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1の
構成に加えて、上記繊維補強層3の上面に被覆層4を形
成すると共に被覆層4を淡白色に形成して成ることを特
徴とするものである。
の屋根下地材は、基材1の上面に瀝青物層2を形成する
と共に瀝青物層2の上面に瀝青物層2よりも強度の大き
い繊維補強層3を設けて成ることを特徴とするものであ
る。また本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1の
構成に加えて、上記繊維補強層3の上面に被覆層4を形
成すると共に被覆層4を淡白色に形成して成ることを特
徴とするものである。
【0007】また本発明の請求項3に記載の発明は、請
求項1又は2の構成に加えて、上記瀝青物層2に弾性材
料で形成される変形防止材5を含有させて成ることを特
徴とするものである。また本発明の請求項4に記載の発
明は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、上記
繊維補強層3の側端部を瀝青物層2の側端部よりも外側
に突出させて瀝青物層2を形成する瀝青混合物の漏出を
防止するための漏出防止部6を形成して成ることを特徴
とするものである。
求項1又は2の構成に加えて、上記瀝青物層2に弾性材
料で形成される変形防止材5を含有させて成ることを特
徴とするものである。また本発明の請求項4に記載の発
明は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、上記
繊維補強層3の側端部を瀝青物層2の側端部よりも外側
に突出させて瀝青物層2を形成する瀝青混合物の漏出を
防止するための漏出防止部6を形成して成ることを特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。基材1は紙や織布や不織布等の長尺の繊維質シー
ト材にアスファルトなどの瀝青物を含浸させることによ
って形成されるものであり、後述する瀝青物層2を形成
するためのベース材料である。基材1のアスファルトと
してはストレートアスファルトを用いるのが好ましく、
ブローンアスファルトを用いる場合よりも繊維質シート
材への含浸性(浸透性)を高くすることができる。この
基材1の上面には釘孔シール性を向上させるために、ア
スファルトを主成分とする瀝青混合物を塗布して付着さ
せることによって瀝青物層2が形成される。
する。基材1は紙や織布や不織布等の長尺の繊維質シー
ト材にアスファルトなどの瀝青物を含浸させることによ
って形成されるものであり、後述する瀝青物層2を形成
するためのベース材料である。基材1のアスファルトと
してはストレートアスファルトを用いるのが好ましく、
ブローンアスファルトを用いる場合よりも繊維質シート
材への含浸性(浸透性)を高くすることができる。この
基材1の上面には釘孔シール性を向上させるために、ア
スファルトを主成分とする瀝青混合物を塗布して付着さ
せることによって瀝青物層2が形成される。
【0009】瀝青混合物はアスファルトの他にスチレン
ブタジエンゴム(SBR)やプロセスオイルなどを配合
して調製されるものである。また瀝青混合物のアスファ
ルトとしてはストレートアスファルトとブローンアスフ
ァルトを混合したものを用いることが好ましく、このた
めにストレートアスファルトのみで瀝青物層2を形成す
る場合よりも瀝青物層2の弾力性を高くすることがで
き、瀝青物層2に釘を打ち込んだ時にできる釘孔のシー
ル性を高めることができる。
ブタジエンゴム(SBR)やプロセスオイルなどを配合
して調製されるものである。また瀝青混合物のアスファ
ルトとしてはストレートアスファルトとブローンアスフ
ァルトを混合したものを用いることが好ましく、このた
めにストレートアスファルトのみで瀝青物層2を形成す
る場合よりも瀝青物層2の弾力性を高くすることがで
き、瀝青物層2に釘を打ち込んだ時にできる釘孔のシー
ル性を高めることができる。
【0010】上記瀝青物層2の上面には繊維補強層3が
設けられている。繊維補強層3は、瀝青物層2や後述す
る被覆層4や滑り落ち防止層12よりも強度や寸法安定
性や耐水性が高い長尺の繊維質シート材を上記瀝青物層
2の上面に積層することによって形成されるものであ
り、繊維質シート材としては例えばポリエステル製の不
織布や織布や紙などを例示することができる。また薄型
の屋根下地材を作成するためには繊維補強層3は厚みが
0.2mm以下であることが好ましい。
設けられている。繊維補強層3は、瀝青物層2や後述す
る被覆層4や滑り落ち防止層12よりも強度や寸法安定
性や耐水性が高い長尺の繊維質シート材を上記瀝青物層
2の上面に積層することによって形成されるものであ
り、繊維質シート材としては例えばポリエステル製の不
織布や織布や紙などを例示することができる。また薄型
の屋根下地材を作成するためには繊維補強層3は厚みが
0.2mm以下であることが好ましい。
【0011】このように瀝青物層2の上面に繊維補強層
3を設けることによって、上記基材1と繊維補強層3で
屋根下地材の強度を発現させることができ、基材1のみ
の屋根下地材よりも強度を高くすることができるもので
あり、また基材1のみの屋根下地材よりも寸法安定性や
耐水性を高めることができるものである。繊維補強層3
の上面には被覆層4が塗着されている。被覆層4は屋根
下地材の表面の滑り止め性や撥水性を高めて繊維補強層
3を保護するもので、且つ上記瀝青物層2や後述する下
側の瀝青物層11や滑り落ち防止層12との付着性が低
いものであって、透明乃至半透明の撥水性の高い合成樹
脂に粉体の防滑剤や防滑剤の分散性を高めるための分散
剤などを配合して樹脂組成物を調製し、この樹脂組成物
を上記繊維補強層3の上面に塗布して付着させることに
よって形成することができる。
3を設けることによって、上記基材1と繊維補強層3で
屋根下地材の強度を発現させることができ、基材1のみ
の屋根下地材よりも強度を高くすることができるもので
あり、また基材1のみの屋根下地材よりも寸法安定性や
耐水性を高めることができるものである。繊維補強層3
の上面には被覆層4が塗着されている。被覆層4は屋根
下地材の表面の滑り止め性や撥水性を高めて繊維補強層
3を保護するもので、且つ上記瀝青物層2や後述する下
側の瀝青物層11や滑り落ち防止層12との付着性が低
いものであって、透明乃至半透明の撥水性の高い合成樹
脂に粉体の防滑剤や防滑剤の分散性を高めるための分散
剤などを配合して樹脂組成物を調製し、この樹脂組成物
を上記繊維補強層3の上面に塗布して付着させることに
よって形成することができる。
【0012】上記合成樹脂としてはアクリルスチレン樹
脂、防滑剤としては炭酸カルシウムをそれぞれ例示する
ことができる。特に防滑剤として白色の炭酸カルシウム
を用いると、被覆層4が淡白色となって太陽に照らされ
ることによる屋根下地材の温度上昇を抑えることがで
き、上記瀝青物層2や後述する基材1の下側に形成され
る瀝青物層11を軟化させにくくすることができる。
脂、防滑剤としては炭酸カルシウムをそれぞれ例示する
ことができる。特に防滑剤として白色の炭酸カルシウム
を用いると、被覆層4が淡白色となって太陽に照らされ
ることによる屋根下地材の温度上昇を抑えることがで
き、上記瀝青物層2や後述する基材1の下側に形成され
る瀝青物層11を軟化させにくくすることができる。
【0013】上記被覆層4は淡白色の顔料を全体に含有
させることによって淡白色に着色されて形成されてい
る。このように被覆層4を淡白色に形成することによっ
て、太陽に照らされることによる屋根下地材の温度上昇
を抑えることができ、上記瀝青物層2や後述する基材1
の下側に形成される瀝青物層11を軟化させにくくする
ことができる。また上記被覆層4には熱伝導剤を全体に
含有させることが好ましい。熱伝導剤としては熱伝導性
の高い金属粉体や無機粉体、例えば窒化アルミニウムを
用いることができる。そしてこのように被覆層4に熱伝
導剤を含有させることによって被覆層4の熱伝導性及び
放熱性を高めることができるので、太陽に照らされるこ
とによる屋根下地材の温度上昇を抑えて蓄熱しないよう
にすることができ、上記瀝青物層2や後述する基材1の
下側に形成される瀝青物層11を軟化させにくくするこ
とができる。
させることによって淡白色に着色されて形成されてい
る。このように被覆層4を淡白色に形成することによっ
て、太陽に照らされることによる屋根下地材の温度上昇
を抑えることができ、上記瀝青物層2や後述する基材1
の下側に形成される瀝青物層11を軟化させにくくする
ことができる。また上記被覆層4には熱伝導剤を全体に
含有させることが好ましい。熱伝導剤としては熱伝導性
の高い金属粉体や無機粉体、例えば窒化アルミニウムを
用いることができる。そしてこのように被覆層4に熱伝
導剤を含有させることによって被覆層4の熱伝導性及び
放熱性を高めることができるので、太陽に照らされるこ
とによる屋根下地材の温度上昇を抑えて蓄熱しないよう
にすることができ、上記瀝青物層2や後述する基材1の
下側に形成される瀝青物層11を軟化させにくくするこ
とができる。
【0014】上記基材1の下面には上記瀝青物層2を構
成する瀝青混合物と同様に調製される瀝青混合物を塗布
して付着させることによって下側の瀝青物層11が形成
されている。この下側の瀝青物層11は上側の瀝青物層
2と同様に釘孔シール性を向上させる作用の他に、基材
1の下面に滑り落ち防止層12を保持する働きを有する
ものであり、これらの作用を発揮させるために下側の瀝
青物層11の厚みは0.3mm以上、好ましくは0.4
〜0.6mmに設定することができる。下側の瀝青物層
11の下側には砂などの鉱物の粉粒子やゴムなどの弾性
材料の粉粒子を散布して付着させることによって滑り落
ち防止層12が形成してある。この滑り落ち防止層12
は野地板等の屋根下地との摩擦力を増して、屋根下地材
を屋根下地に敷設した際に屋根下地材が屋根下地の勾配
で滑り落ちないようにするためのものである。
成する瀝青混合物と同様に調製される瀝青混合物を塗布
して付着させることによって下側の瀝青物層11が形成
されている。この下側の瀝青物層11は上側の瀝青物層
2と同様に釘孔シール性を向上させる作用の他に、基材
1の下面に滑り落ち防止層12を保持する働きを有する
ものであり、これらの作用を発揮させるために下側の瀝
青物層11の厚みは0.3mm以上、好ましくは0.4
〜0.6mmに設定することができる。下側の瀝青物層
11の下側には砂などの鉱物の粉粒子やゴムなどの弾性
材料の粉粒子を散布して付着させることによって滑り落
ち防止層12が形成してある。この滑り落ち防止層12
は野地板等の屋根下地との摩擦力を増して、屋根下地材
を屋根下地に敷設した際に屋根下地材が屋根下地の勾配
で滑り落ちないようにするためのものである。
【0015】図2には他の実施の形態が示してある。こ
の屋根下地材は図1に示す上記屋根下地材において、上
側の瀝青物層2の全体に弾性材料で形成される変形防止
材5を分散させて含有させたものである。変形防止材5
は例えば粒状に粉砕された粉砕ゴムなどを用いることが
でき、この変形防止材5を瀝青混合物を調製する際に他
の材料とともに瀝青混合物に配合するのである。このよ
うに形成される屋根下地材は、上側の瀝青物層2に変形
防止材5を含有させたので、屋根材の敷設する際に踏ま
れるなどして局部的に荷重がかかって凹んでも変形防止
材5の弾性力で凹んだ箇所を復元させることができ、平
滑性が損なわれないようにすることができる。従って屋
根下地材の上に敷設された屋根材の間に段差が生じない
ようにすることができるものである。
の屋根下地材は図1に示す上記屋根下地材において、上
側の瀝青物層2の全体に弾性材料で形成される変形防止
材5を分散させて含有させたものである。変形防止材5
は例えば粒状に粉砕された粉砕ゴムなどを用いることが
でき、この変形防止材5を瀝青混合物を調製する際に他
の材料とともに瀝青混合物に配合するのである。このよ
うに形成される屋根下地材は、上側の瀝青物層2に変形
防止材5を含有させたので、屋根材の敷設する際に踏ま
れるなどして局部的に荷重がかかって凹んでも変形防止
材5の弾性力で凹んだ箇所を復元させることができ、平
滑性が損なわれないようにすることができる。従って屋
根下地材の上に敷設された屋根材の間に段差が生じない
ようにすることができるものである。
【0016】図3には他の実施の形態が示してある。こ
の屋根下地材は図1、2に示す上記屋根下地材におい
て、図3、4に示すように繊維補強層3の両方の側端部
(長辺の端部)を瀝青物層2、11の側端部よりも外側
に突出させて漏出防止部6を形成したものである。この
漏出防止部6は、図8(a)に示すように保存や搬送の
ために長尺方向(短手方向)に巻物(ロール)に巻かれ
た屋根下地材において、瀝青物層2、11が軟化して瀝
青混合物が流れ出した場合に、この瀝青混合物が繊維補
強層3や被覆層4を介して隣接する他の部分の瀝青物層
2、11に流れ込まないようにするためのものである。
の屋根下地材は図1、2に示す上記屋根下地材におい
て、図3、4に示すように繊維補強層3の両方の側端部
(長辺の端部)を瀝青物層2、11の側端部よりも外側
に突出させて漏出防止部6を形成したものである。この
漏出防止部6は、図8(a)に示すように保存や搬送の
ために長尺方向(短手方向)に巻物(ロール)に巻かれ
た屋根下地材において、瀝青物層2、11が軟化して瀝
青混合物が流れ出した場合に、この瀝青混合物が繊維補
強層3や被覆層4を介して隣接する他の部分の瀝青物層
2、11に流れ込まないようにするためのものである。
【0017】各漏出防止部6の瀝青物層2からの突出長
さは3mm以上、好ましくは5〜10mmに設定するこ
とができる。漏出防止部6の突出長さが3mm未満で
は、漏出防止部6の突出長さが短過ぎて瀝青物層2から
流れ出した瀝青混合物が他の瀝青物層2に流れ込むの防
止することができず、また漏出防止部6の突出長さが1
0mmを超えると、漏出防止部6の突出長さが長過ぎて
敷設作業がおこないにくなったり巻物に巻きにくくなっ
たりする恐れがある。
さは3mm以上、好ましくは5〜10mmに設定するこ
とができる。漏出防止部6の突出長さが3mm未満で
は、漏出防止部6の突出長さが短過ぎて瀝青物層2から
流れ出した瀝青混合物が他の瀝青物層2に流れ込むの防
止することができず、また漏出防止部6の突出長さが1
0mmを超えると、漏出防止部6の突出長さが長過ぎて
敷設作業がおこないにくなったり巻物に巻きにくくなっ
たりする恐れがある。
【0018】上記のようにこの実施の形態の屋根下地材
は、繊維補強層3の側端部を瀝青物層2、11の側端部
よりも外側に突出させて漏出防止部6を形成したので、
軟化した瀝青物層2、11の瀝青混合物が繊維補強層3
や被覆層4を介して隣接する他の部分の瀝青物層2、1
1に流れ込まないように漏出防止部6で遮断することが
でき、瀝青物層2、11と繊維補強層3や被覆層4を介
して隣接する瀝青物層2、11が付着して一体化しない
ようにすることができる。
は、繊維補強層3の側端部を瀝青物層2、11の側端部
よりも外側に突出させて漏出防止部6を形成したので、
軟化した瀝青物層2、11の瀝青混合物が繊維補強層3
や被覆層4を介して隣接する他の部分の瀝青物層2、1
1に流れ込まないように漏出防止部6で遮断することが
でき、瀝青物層2、11と繊維補強層3や被覆層4を介
して隣接する瀝青物層2、11が付着して一体化しない
ようにすることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。 (実施例1)77g/m2 の紙にストレートアスファル
トを85g/m2 の割合で含浸させて基材1を形成し
た。またこの基材1の上面に瀝青混合物を塗布して厚さ
0.42〜0.47mmの瀝青物層2を形成した。瀝青
混合物はブローンアスファルトを50重量%、ストレー
トアスファルトを30重量%、SBRゴムを15重量
%、プロセスオイルを5重量%の割合で配合し混合して
調製した。さらに基材1の下面に瀝青混合物を塗布して
厚さ0.42〜0.47mmの瀝青物層11を形成し
た。瀝青混合物は上記と同様のものを使用した。
トを85g/m2 の割合で含浸させて基材1を形成し
た。またこの基材1の上面に瀝青混合物を塗布して厚さ
0.42〜0.47mmの瀝青物層2を形成した。瀝青
混合物はブローンアスファルトを50重量%、ストレー
トアスファルトを30重量%、SBRゴムを15重量
%、プロセスオイルを5重量%の割合で配合し混合して
調製した。さらに基材1の下面に瀝青混合物を塗布して
厚さ0.42〜0.47mmの瀝青物層11を形成し
た。瀝青混合物は上記と同様のものを使用した。
【0020】また下側の瀝青物層11の下面に粒径が1
00〜1000μmの粉砕ゴムを30g/m2 と、8号
珪砂を50g/m2 とをそれぞれ散布して付着させるこ
とによって滑り落ち防止層12を形成した。また上記瀝
青物層2の上にポリエステルスパンボンドで形成される
58g/m2 の不織布を積層して繊維補強層3を形成し
た。さらに繊維補強層3の上に樹脂組成物を塗布量7g
/m2 で塗布して被覆層4を形成した。樹脂組成物はア
クリルスチレン樹脂を50重量%、防滑剤として炭酸カ
ルシウムを39重量%,白青色の顔料を9重量%、分散
剤を2重量%の割合で配合し混合して調製した。このよ
うにして平均の厚み0.90mmの図1に示すような屋
根下地材を作成した。
00〜1000μmの粉砕ゴムを30g/m2 と、8号
珪砂を50g/m2 とをそれぞれ散布して付着させるこ
とによって滑り落ち防止層12を形成した。また上記瀝
青物層2の上にポリエステルスパンボンドで形成される
58g/m2 の不織布を積層して繊維補強層3を形成し
た。さらに繊維補強層3の上に樹脂組成物を塗布量7g
/m2 で塗布して被覆層4を形成した。樹脂組成物はア
クリルスチレン樹脂を50重量%、防滑剤として炭酸カ
ルシウムを39重量%,白青色の顔料を9重量%、分散
剤を2重量%の割合で配合し混合して調製した。このよ
うにして平均の厚み0.90mmの図1に示すような屋
根下地材を作成した。
【0021】(実施例2)瀝青物層2、11の厚みを
0.35〜0.39mmにした以外は上記実施例1と同
様にして平均の厚み0.85mmの屋根下地材を作成し
た。 (実施例3)樹脂組成物としてはアクリルスチレン樹脂
を50重量%、防滑剤として炭酸カルシウムを10重量
%,白青色の顔料を7重量%、分散剤を3重量%、熱伝
導剤として窒化アルミニウムを30重量%の割合で配合
し混合して調製したものを用いた。また上側の瀝青物層
2を形成する瀝青混合物としてはブローンアスファルト
を45重量%、ストレートアスファルトを30重量%、
SBRゴムを5重量%、プロセスオイルを6重量%、変
形防止材5としての粉砕ゴムを14重量%の割合で配合
し混合して調製したものを用いた。この樹脂組成物と瀝
青混合物以外は上記実施例1と同様にして図2に示すよ
うな屋根下地材を作成した。
0.35〜0.39mmにした以外は上記実施例1と同
様にして平均の厚み0.85mmの屋根下地材を作成し
た。 (実施例3)樹脂組成物としてはアクリルスチレン樹脂
を50重量%、防滑剤として炭酸カルシウムを10重量
%,白青色の顔料を7重量%、分散剤を3重量%、熱伝
導剤として窒化アルミニウムを30重量%の割合で配合
し混合して調製したものを用いた。また上側の瀝青物層
2を形成する瀝青混合物としてはブローンアスファルト
を45重量%、ストレートアスファルトを30重量%、
SBRゴムを5重量%、プロセスオイルを6重量%、変
形防止材5としての粉砕ゴムを14重量%の割合で配合
し混合して調製したものを用いた。この樹脂組成物と瀝
青混合物以外は上記実施例1と同様にして図2に示すよ
うな屋根下地材を作成した。
【0022】(実施例4)基材1としては70g/m2
のクラフト紙にストレートアスファルトを80g/m2
の割合で含浸させて形成したものを用いた。瀝青物層
2、11の厚みは0.35〜0.40mmに設定した。
繊維補強層3として用いた不織布の両方の側端部を瀝青
物層2、11の側端部より外側に7mm突出させて漏出
防止部6を形成した。この基材1と瀝青物層2、11の
厚みと漏出防止部6を設けた以外は上記実施例1と同様
にして図3に示すような屋根下地材を作成した。
のクラフト紙にストレートアスファルトを80g/m2
の割合で含浸させて形成したものを用いた。瀝青物層
2、11の厚みは0.35〜0.40mmに設定した。
繊維補強層3として用いた不織布の両方の側端部を瀝青
物層2、11の側端部より外側に7mm突出させて漏出
防止部6を形成した。この基材1と瀝青物層2、11の
厚みと漏出防止部6を設けた以外は上記実施例1と同様
にして図3に示すような屋根下地材を作成した。
【0023】(比較例1)実施例1と同様にして基材1
と瀝青物層2、11を形成し、瀝青物層2の上面と瀝青
物層11の下面の両方に8号珪砂を50g/m2 を散布
して付着させることによって滑り止め層10と滑り落ち
防止層12をそれぞれ形成し、図7に示すような屋根下
地材を作成した。
と瀝青物層2、11を形成し、瀝青物層2の上面と瀝青
物層11の下面の両方に8号珪砂を50g/m2 を散布
して付着させることによって滑り止め層10と滑り落ち
防止層12をそれぞれ形成し、図7に示すような屋根下
地材を作成した。
【0024】(比較例2)塩化ビニル樹脂シート13の
上面にアクリル樹脂を塗着することによってアクリル樹
脂層14を形成すると共に塩化ビニル樹脂シート13の
下面にタール含浸紙15を貼り付けることによって図9
に示すような屋根下地材を形成した。上記実施例1乃至
4と比較例1、2について釘孔シール性試験をおこなっ
た。図5に示すように釘孔シール性試験は、耐水合板3
0の上面に実施例1乃至4及び比較例1、2の屋根下地
材Aを直径3mmの釘31で打ち付け、釘31の周辺を
覆うように直径40mmで透明のアクリルパイプ32を
屋根下地材Aの上面に配置し、アクリルパイプ32の下
端と屋根下地材Aの上面を隙間が開かないように密着さ
せると共にシール材33でアクリルパイプ32の下端周
辺と屋根下地材Aの上面とをシールし、アクリルパイプ
32内に水34を注入するようにしておこなった。そし
て水頭圧を150mmと300mmに設定し、それぞれ
の水頭圧について10回上記試験をおこなって屋根下地
材Aの下側にアクリルパイプ32内の水34が漏れ出し
た回数を測定した。
上面にアクリル樹脂を塗着することによってアクリル樹
脂層14を形成すると共に塩化ビニル樹脂シート13の
下面にタール含浸紙15を貼り付けることによって図9
に示すような屋根下地材を形成した。上記実施例1乃至
4と比較例1、2について釘孔シール性試験をおこなっ
た。図5に示すように釘孔シール性試験は、耐水合板3
0の上面に実施例1乃至4及び比較例1、2の屋根下地
材Aを直径3mmの釘31で打ち付け、釘31の周辺を
覆うように直径40mmで透明のアクリルパイプ32を
屋根下地材Aの上面に配置し、アクリルパイプ32の下
端と屋根下地材Aの上面を隙間が開かないように密着さ
せると共にシール材33でアクリルパイプ32の下端周
辺と屋根下地材Aの上面とをシールし、アクリルパイプ
32内に水34を注入するようにしておこなった。そし
て水頭圧を150mmと300mmに設定し、それぞれ
の水頭圧について10回上記試験をおこなって屋根下地
材Aの下側にアクリルパイプ32内の水34が漏れ出し
た回数を測定した。
【0025】また上記実施例1乃至4と比較例1、2
を、気温が35℃、湿度が40%、天気が晴れの条件下
で5寸勾配の屋根勾配上に敷設して施工性の評価をし
た。さらに実際の野地板の上に上記実施例1乃至4と比
較例1、2を敷設し、次にこの上に瓦を載置して施工し
て5段すきの有無を確認した。また実施例3と比較例1
を気温が35℃、湿度が40%、天気が晴れの条件下で
5寸勾配の屋根勾配上に敷設し、5時間放置後の表面の
温度を測定した。また図6に示すように実施例3と比較
例1の屋根下地材Aの上に、底面積が50×50mm、
重さ5kgの重り16を載せ、この状態を60℃の温度
で3時間保持した後の屋根下地材Aの厚み(肉厚)変化
量を測定した。さらに実施例4と比較例1、2の屋根下
地材Aを図8(a)に示すように巻物に巻き、この状態
で60℃の温度で72時間保持した後、巻物を平滑面で
展開する時のブロッキングの有無を確認した。結果を表
1に示す。
を、気温が35℃、湿度が40%、天気が晴れの条件下
で5寸勾配の屋根勾配上に敷設して施工性の評価をし
た。さらに実際の野地板の上に上記実施例1乃至4と比
較例1、2を敷設し、次にこの上に瓦を載置して施工し
て5段すきの有無を確認した。また実施例3と比較例1
を気温が35℃、湿度が40%、天気が晴れの条件下で
5寸勾配の屋根勾配上に敷設し、5時間放置後の表面の
温度を測定した。また図6に示すように実施例3と比較
例1の屋根下地材Aの上に、底面積が50×50mm、
重さ5kgの重り16を載せ、この状態を60℃の温度
で3時間保持した後の屋根下地材Aの厚み(肉厚)変化
量を測定した。さらに実施例4と比較例1、2の屋根下
地材Aを図8(a)に示すように巻物に巻き、この状態
で60℃の温度で72時間保持した後、巻物を平滑面で
展開する時のブロッキングの有無を確認した。結果を表
1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1から判るように、実施例1乃至4は水
頭圧が150mmの場合、漏水しなかったが、比較例1
では漏水した回数が3回もあって釘孔シール性が低いも
のであった。特に水頭圧が300mmになると比較例
1、2では漏水した回数が非常に多くなるのに対して、
実施例1乃至4では漏水した回数がそれほど変わらず、
釘孔シール性が高いものであった。つまり瀝青物層2、
11や繊維補強層3によって実施例1乃至4の方が比較
例1、2よりも釘孔シール性が向上したと考えられる。
頭圧が150mmの場合、漏水しなかったが、比較例1
では漏水した回数が3回もあって釘孔シール性が低いも
のであった。特に水頭圧が300mmになると比較例
1、2では漏水した回数が非常に多くなるのに対して、
実施例1乃至4では漏水した回数がそれほど変わらず、
釘孔シール性が高いものであった。つまり瀝青物層2、
11や繊維補強層3によって実施例1乃至4の方が比較
例1、2よりも釘孔シール性が向上したと考えられる。
【0028】また実施例1乃至4では滑らずに施工する
ことができて施工性が高いものであったが、比較例2で
は施工の際に滑ってしまい、施工性が低いものであっ
た。つまり実施例1乃至4では表面の被覆層4に防滑剤
を配合したので、滑らなくなり、施工性が高くなったと
考えられる。さらに実施例1乃至4では5段すきが無く
て施工性が高いものであった。また実施例3は比較例1
よりも表面の温度上昇が小さかった。これは実施例3の
被覆層4を顔料及び炭酸カルシウムで白青色にして太陽
からの光を吸収しにくくし、且つ被覆層4に熱伝導剤を
含有させて被覆層4の熱伝導性及び放熱性を高めたため
であると考えられる。
ことができて施工性が高いものであったが、比較例2で
は施工の際に滑ってしまい、施工性が低いものであっ
た。つまり実施例1乃至4では表面の被覆層4に防滑剤
を配合したので、滑らなくなり、施工性が高くなったと
考えられる。さらに実施例1乃至4では5段すきが無く
て施工性が高いものであった。また実施例3は比較例1
よりも表面の温度上昇が小さかった。これは実施例3の
被覆層4を顔料及び炭酸カルシウムで白青色にして太陽
からの光を吸収しにくくし、且つ被覆層4に熱伝導剤を
含有させて被覆層4の熱伝導性及び放熱性を高めたため
であると考えられる。
【0029】さらに実施例3は比較例1よりも厚み変化
量が小さかった。これは実施例3の瀝青物層2に変形防
止材6を含有させたためであり、変形防止材6の弾性力
によって重りで凹んだ部分を復元させることができたた
めであると考えられる。また実施例4ではブロッキング
が発生しなかったが、比較例1ではブロッキングが発生
した。つまり実施例4では漏出防止部6を繊維補強層3
に設けたので、瀝青物層2、11の瀝青混合物が繊維補
強層3を介して隣接する他の部分の瀝青物層2、11に
漏れ出すのを漏出防止部6で防止することができ、ブロ
ッキングが発生しなかったと考えられる。
量が小さかった。これは実施例3の瀝青物層2に変形防
止材6を含有させたためであり、変形防止材6の弾性力
によって重りで凹んだ部分を復元させることができたた
めであると考えられる。また実施例4ではブロッキング
が発生しなかったが、比較例1ではブロッキングが発生
した。つまり実施例4では漏出防止部6を繊維補強層3
に設けたので、瀝青物層2、11の瀝青混合物が繊維補
強層3を介して隣接する他の部分の瀝青物層2、11に
漏れ出すのを漏出防止部6で防止することができ、ブロ
ッキングが発生しなかったと考えられる。
【0030】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、基材の上面に瀝青物層を形成すると共に瀝青物
層の上面に瀝青物層よりも強度が大きい繊維補強層を設
けたので、基材と繊維補強層の両方で強度を発現させる
ことができ、破れなどの破損を生じさにくくすることが
できるものである。
発明は、基材の上面に瀝青物層を形成すると共に瀝青物
層の上面に瀝青物層よりも強度が大きい繊維補強層を設
けたので、基材と繊維補強層の両方で強度を発現させる
ことができ、破れなどの破損を生じさにくくすることが
できるものである。
【0031】また本発明の請求項2に記載の発明は、上
記繊維補強層の上面に被覆層を形成すると共に被覆層を
淡白色に形成したので、被覆層を淡白色に形成すること
によって、被覆層で太陽の光を吸収しにくくして瀝青物
層の軟化を抑えることができ、屋根材の敷設する際の作
業効率を低下させにくくすることができるものである。
また被覆層で繊維補強層の表面を保護することができる
ものである。
記繊維補強層の上面に被覆層を形成すると共に被覆層を
淡白色に形成したので、被覆層を淡白色に形成すること
によって、被覆層で太陽の光を吸収しにくくして瀝青物
層の軟化を抑えることができ、屋根材の敷設する際の作
業効率を低下させにくくすることができるものである。
また被覆層で繊維補強層の表面を保護することができる
ものである。
【0032】また本発明の請求項3に記載の発明は、上
記瀝青物層に弾性材料で形成される変形防止材を含有さ
せたので、屋根材を敷設する際に踏まれて凹んでも変形
防止材の弾性力で復元して平坦性を保つことができ、上
に敷設される屋根材の間に段差を生じさせないようにす
ることができるものである。また本発明の請求項4に記
載の発明は、上記繊維補強層の側端部を瀝青物層の側端
部よりも外側に突出させて瀝青物層を形成する瀝青混合
物の漏出を防止するための漏出防止部を形成したので、
巻物に巻いた時に瀝青物層の軟化によって流れ出した瀝
青混合物が繊維補強層を介して隣接する他の瀝青物層に
流れ込まないように漏出防止層で防止して瀝青物層同士
が一体化しないようにすることができ、巻物に巻いても
展開しやすくすることができるものである。
記瀝青物層に弾性材料で形成される変形防止材を含有さ
せたので、屋根材を敷設する際に踏まれて凹んでも変形
防止材の弾性力で復元して平坦性を保つことができ、上
に敷設される屋根材の間に段差を生じさせないようにす
ることができるものである。また本発明の請求項4に記
載の発明は、上記繊維補強層の側端部を瀝青物層の側端
部よりも外側に突出させて瀝青物層を形成する瀝青混合
物の漏出を防止するための漏出防止部を形成したので、
巻物に巻いた時に瀝青物層の軟化によって流れ出した瀝
青混合物が繊維補強層を介して隣接する他の瀝青物層に
流れ込まないように漏出防止層で防止して瀝青物層同士
が一体化しないようにすることができ、巻物に巻いても
展開しやすくすることができるものである。
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同上の他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】同上のさらに他の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図4】図3の屋根下地材を巻物に巻いた状態の側端部
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】釘孔シール性試験を示す断面図である。
【図6】厚み変化量の測定試験を示す断面図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【図8】(a)は屋根下地材を巻物に巻いた状態を示す
斜視図、(b)は図7の屋根下地材を巻物に巻いた状態
の側端部を示す断面図である。
斜視図、(b)は図7の屋根下地材を巻物に巻いた状態
の側端部を示す断面図である。
【図9】他の従来例を示す断面図である。
1 基材 2 瀝青物層 3 繊維補強層 4 被覆層 5 変形防止材 6 漏出防止部
Claims (4)
- 【請求項1】 基材の上面に瀝青物層を形成すると共に
瀝青物層の上面に瀝青物層よりも強度の大きい繊維補強
層を設けて成ることを特徴とする屋根下地材。 - 【請求項2】 上記繊維補強層の上面に被覆層を形成す
ると共に被覆層を淡白色に形成して成ることを特徴とす
る請求項1に記載の屋根下地材。 - 【請求項3】 上記瀝青物層に弾性材料で形成される変
形防止材を含有させて成ることを特徴とする請求項1又
は2に記載の屋根下地材。 - 【請求項4】 上記繊維補強層の側端部を瀝青物層の側
端部よりも外側に突出させて瀝青物層を形成する瀝青混
合物の漏出を防止するための漏出防止部を形成して成る
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の屋
根下地材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16496496A JPH108655A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 屋根下地材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16496496A JPH108655A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 屋根下地材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108655A true JPH108655A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15803225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16496496A Withdrawn JPH108655A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 屋根下地材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH108655A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007327262A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Nisshin Kogyo Co Ltd | 屋根下葺材及びその施工方法 |
| CN101838468A (zh) * | 2010-05-19 | 2010-09-22 | 西安国琳再生技术研究有限公司 | 一种纳米硅粉复合改性沥青材料组合物及其制备方法 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16496496A patent/JPH108655A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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