JPH1087407A - 繊維害虫用防虫剤および防虫方法 - Google Patents
繊維害虫用防虫剤および防虫方法Info
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- JPH1087407A JPH1087407A JP9115331A JP11533197A JPH1087407A JP H1087407 A JPH1087407 A JP H1087407A JP 9115331 A JP9115331 A JP 9115331A JP 11533197 A JP11533197 A JP 11533197A JP H1087407 A JPH1087407 A JP H1087407A
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Abstract
メカツオブシムシ等の繊維害虫の成虫が繊維製品に近づ
いて産卵することを防ぐとともに、繊維製品に付着した
卵が孵化して幼虫となり食害を与えることも防止し、よ
り完全に繊維製品の食害を防ぐ。 【解決手段】 次の二成分、 a.テルペン系化合物;および b.パラジクロルベンゼン、ナフタリンまたはピレスロ
イド化合物から選ばれた1または2以上の化合物; を有効成分として含有する繊維害虫防虫剤およびこれを
利用した防虫方法。
Description
よびこれを用いる防虫方法に関し、さらに詳細には、例
えば、イガ、コイガ、ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカ
ツオブシムシ等の繊維害虫の成虫が繊維製品に近づいて
産卵することを防ぐとともに、すでに産卵されていた場
合でも、卵の孵化を抑制することにより、より十分に繊
維製品の食害を防ぐ繊維害虫防虫剤および防虫方法に関
する。
虫により食害を受けることが多く、これを防ぐ方法とし
て、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのう、
ピレスロイド系化合物等が防虫剤として使用されてい
る。この防虫剤は、繊維害虫の幼虫に対して作用し、摂
食阻害、忌避、殺虫等の効果を有するとされている。
製品を食害するのは幼虫であるが、繊維害虫の成虫が繊
維の保管場所に侵入して産卵し、それが孵化して幼虫と
なり、食害を与えるのであるから、繊維製品を繊維害虫
の侵入しない状況下におけば、産卵も幼虫の発生も生じ
ず、十分に食害防止効果が期待できるとの考えに基づ
き、繊維害虫成虫が忌避し、しかも人体に悪影響を与え
ない化合物を探索した結果、いくつかのテルペン系化合
物がこのような性質を有することを見い出し、これらの
化合物によって成虫の侵入を防ぐ新規な防虫剤及び防虫
方法を提案した(特開平7−112907号公報)。
の繊維害虫の食害は防止できるが、例えばクリーニング
をしないで繊維製品を保管した場合などには、微小な繊
維害虫の卵が付着していないとは限らず、完全に食害が
防げるとは限らない。したがって、より十分な防虫効果
を期すためには、このような場合にも、付着した卵が孵
化して幼虫となり食害を与えるのを防止できることが望
ましい。
に繊維害虫の食害を防ぐためには、卵の孵化も防止する
必要があると考え、卵の孵化を抑制する化合物を探索し
た結果、従来幼虫に対して有効とされてきたパラジクロ
ルベンゼン、ナフタリンおよびピレスロイド系化合物
は、幼虫に対する防虫作用を目的として用いる量よりも
有意に少ない量で卵の孵化を抑制しうること、並びに、
テルペン系化合物には卵の孵化を防ぐ作用もあり、パラ
ジクロルベンゼンおよびナフタリンには成虫の侵入を防
ぐ作用もあるとの知見を得た。したがって、テルペン系
化合物と、パラジクロルベンゼン、ナフタリンまたはピ
レスロイド系化合物を併せて用い、それぞれの化合物の
成虫および卵への作用を考慮して適当な使用量を選べ
ば、従来防虫剤として用いられた量より少ない量で、し
かも成虫と卵のふたつのステージでより効果的に繊維害
虫を防除しうることを見出し、本発明を完成した。
イド化合物から選ばれた1または2以上の化合物; を有効成分として含有する繊維害虫防虫剤を提供するも
のである。
適用することを特徴とする防虫方法を提供するものであ
る。
るというのは、卵および/または孵化した直後の若齢幼
虫を死滅させることにより、食害を与えるような幼虫に
成長するのを抑制することをいう。
系化合物(本明細書において、「a成分」ということが
ある)は、主として繊維害虫の成虫を忌避するために用
いられるが、卵の孵化を抑制する作用も奏するものであ
る。a成分としては、例えばリナロール、ゲラニオー
ル、ボルネオール、ネロリドール、ネロール、α−テル
ピネオール、ペリラアルデヒド、シトラール、しょうの
う、α−ヨノン、1,8−シネオール、リナロールオキ
サイド、シトラールジエチルアセタール等が挙げられ
る。これらのテルペン系化合物は、精油または香料成分
として知られているものである。したがって本発明にお
いては、上記のテルペン系化合物に替え、これを含む精
油、例えばラベンダー油、芳油、ローズマリー油、パル
マローザ油、セージ油、イリス油、しょうのう油等をa
成分として有効に使用することができる。
は、リナロール、ゲラニオール、ボルネオール、ペリラ
アルデヒド、リナロールオキサイド、シトラールジエチ
ルアセタール、ラベンダー油および芳油が挙げられる。
その中でも特に、リナロール、ペリラアルデヒド、シト
ラールジエチルアセタール、ラベンダー油および芳油が
好ましい。なお、a成分は、二種以上を組み合わせて用
いることができる。
ルベンゼン、ナフタリンおよびピレスロイド系化合物
(本明細書において、これらを「b成分」ということが
ある)は、主として繊維害虫の卵の孵化を抑制するため
に用いられるものであるが、このうちパラジクロルベン
ゼンおよびナフタリンについては成虫に対する忌避作用
も有する。従って、パラジクロルベンゼンおよびナフタ
リンについてはa成分による成虫忌避作用を補完する役
割も果たす。また、b成分のピレスロイド系化合物とし
ては、揮散性のあるもの、例えばエムペントリン、ノッ
クスリン等が適当であり、特にエムペントリンが好まし
い。なお、上記b成分は二種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
なa、b成分の量は、それぞれの成分が有する成虫忌避
効果および卵孵化抑制効果を勘案して定めることができ
る。本発明の基本的な技術思想は、a成分により繊維害
虫を忌避し、b成分により繊維害虫の卵の孵化を抑制す
ることにより、全体として繊維製品の繊維害虫による食
害を防ぐというものである。しかしながら、a成分やb
成分として挙げられた化合物がそれぞれ繊維害虫成虫忌
避作用や、繊維害虫卵孵化抑制作用のみを有するとは限
らず、強弱はあるものの双方の作用を有することもあ
る。このような場合に、a成分の有する繊維害虫卵孵化
抑制作用やb成分の有する繊維害虫成虫忌避作用をも考
慮して、繊維害虫用防虫剤を設計することができること
はいうまでもない。
ロルベンゼンおよびナフタリンは、卵の孵化を抑制する
量を使用したとき、完全に成虫の侵入を忌避することは
できないが、かなり強い忌避効果も示す。したがって、
b成分としてパラジクロルベンゼンまたはナフタリンを
用いる場合は、成虫の忌避効果の不足分を補うために、
少量のa成分を加えるだけでよい。
成分とし、幼虫に作用させる現在の防虫剤の標準的な使
用量は、収納容器容量50lにつき80gであり、これ
によって4ないし6ケ月持続する。これに対して、卵の
孵化抑制を目的とする場合は、上記標準使用量の約四分
の一すなわち約20gで有効である。通常、この条件で
は幼虫の食害を十分に抑えることはできない。また、収
納容器への成虫の侵入を完全に忌避することもできな
い。これに対して、標準使用量の約四分の一のパラジク
ロルベンゼンと、その重量の0.2%ないし2%のテル
ペン系化合物を併せて用いれば、成虫の侵入も完全に忌
避することができる。より効果の完全を期すために、標
準使用量の四分の一以上の量を用いてもよいことは、い
うまでもない。
実施態様は、パラジクロルベンゼンと、その重量の0.
2%ないし2%のテルペン系化合物を有効成分として含
有する繊維害虫用防虫剤である。また、繊維製品に、収
納容器容量50lにつき、20g以上50g以下の該防
虫剤を適用し、4ないし6ケ月間持続させることを特徴
とする防虫方法である。
に作用させる防虫剤の標準的な使用量は、収納容器容量
50lにつき100gであり、これによって5ないし6
ケ月持続する。これに対して、卵の孵化抑制を目的とす
る場合は、上記標準使用量の約六分の一すなわち約15
gで有効である。通常この条件では、幼虫の食害を十分
に抑えることはできない。また、収納容器への成虫の侵
入を完全に忌避することもできない。これに対して、標
準使用量の約六分の一のナフタリンと、その重量の0.
2%ないし2%のテルペン系化合物を併せて用いれば、
成虫の侵入も完全に忌避することができる。より効果の
完全を期すために、標準使用量の六分の一以上の量を用
いてもよいことは、いうまでもない。
態様は、ナフタリンと、その重量の0.2%ないし2%
のテルペン系化合物を、有効成分として含有する繊維害
虫用防虫剤である。また、繊維製品に、収納容器容量5
0lにつき、15g以上50g以下の該防虫剤を適用
し、5ないし6ケ月間持続させることを特徴とする防虫
方法である。
の孵化を抑制する量を使用したとき、成虫の忌避効果を
ほとんど示さない。したがって、b成分としてピレスロ
イド系化合物を用いる場合には、a成分であるテルペン
系化合物は、成虫を忌避するために十分な量(それ単独
で成虫を忌避するときと同じ量)を用いる必要がある。
その量は、防虫剤の製品形態および使用場所に応じて決
められる。一方、テルペン系化合物は、卵の孵化抑制効
果も有するので、ピレスロイド系化合物の量は、その効
果を勘案し、それ単独で卵の孵化を抑制するときより、
少なくすることができる。
性が小さい。エムペントリンはその中では比較的揮散性
が大きいが、それでも他のa、b成分と比べれば揮散性
が小さい。そのためピレスロイド系化合物が収納容器内
に十分に揮散し効力を発揮するまでにはある程度の期間
を要する。a成分とピレスロイド系化合物を併用する場
合は、ピレスロイド系化合物が十分に揮散する前にa成
分が揮散して忌避効果を発揮するため、結果的にピレス
ロイド系化合物の初期の性能を補完増強する効果が得ら
れる。
の時間的な補完効果を目的とし、ピレスロイド系化合物
が十分にその性能を発揮するまでの初期の期間のみ成虫
を忌避するのに有効な量のa成分を含有し、かつ、その
ような量のa成分を揮散させるように調節した繊維害虫
用防虫剤である。この場合、例えばa成分が1週間から
2、3ヶ月程度の期間で揮散するように設計することが
できる。この防虫剤は、最初に主として忌避成分が揮散
してテルペン系化合物の芳香を発し、次いで主として卵
の孵化抑制成分が揮散する。このため、使用開始時には
香りで防虫効果を知覚することができ、使用終了時には
無臭となって繊維製品ににおいを残さない特徴を持つも
のである。
量は、ともに繊維害虫の幼虫に適用する場合よりも少な
くてよいのみならず、a、b成分間の相互補完作用によ
り、それぞれを単独で成虫忌避および卵孵化抑制に用い
る場合よりも少なくすることができる。なお、効果の完
全を期すため、もちろんこれより多い量を用いてもよ
い。例えば、繊維害虫の成虫を忌避するために有効な量
のa成分と、繊維害虫の卵の孵化を抑制するために有効
な量のb成分を組み合わせて配合することも可能であ
る。また、a,b成分の量をさらに多くして、成虫の忌
避効果と、幼虫の食害抑制効果を持つ防虫剤とすること
もできる。
成分を、成虫忌避および卵孵化抑制のために十分な量に
なるよう組み合わせ、これに必要に応じて香料、酸化防
止剤等の任意成分を加え、製剤化することによって調製
される。
らびにb成分のうちのピレスロイド系化合物について
は、多孔質担体や昇華性担体等に担持させた固形製剤
や、成分をそのまま、あるいは適当な溶剤に溶解もしく
は可溶化させた液体製剤等が、b成分のうちのパラジク
ロルベンゼン及びナフタリンについては、粉末、顆粒あ
るいは錠剤等の固形製剤や、適当な溶剤に溶解させた液
体製剤等が挙げられる。
包装材、例えばプラスチックフィルム、有孔プラスチッ
クフィルム、不織布をラミネートしたプラスチックフィ
ルム等で被った包装袋製剤とすることができる。
体透過性フィルムで被った包装袋製剤、液体をゲル化さ
せたゲル状製剤、スプレー状製剤、あるいは液芯型製剤
等として用いることができる。
としては、紙、不織布、布、木材、パルプ、木炭、ケイ
酸塩、ゼオライト、ベントナイト、素焼などを、昇華性
担体としては、トリシクロデカン、シクロドデカン、
2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキ
サンなどのほか、b成分であるパラジクロルベンゼン、
ナフタリンを用いることができる。これらは、マット
状、シート状、フィルム状、粉状、粒状、チップ状、打
錠形など適当な材形で用いることができる。
イソプロピルアルコールなどのアルコール類、メチルエ
チルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフランなどの
エーテル類、ヘキサン、トルエンなどの炭化水素類、酢
酸エチルなどのエステル類、ジクロロエタンなどのハロ
ゲン化炭化水素類などのほか、a成分を含む香料類など
も用いることもできる。
は、衣類を保管する環境(以下、「保管場所」という)
において有効成分aおよびbの濃度が、成虫を忌避し、
かつ卵の孵化を抑制するように、それぞれの成分の揮散
量を調節しなければならない。しかし、一般にa、b成
分の蒸気圧は異なるため、両成分を直接揮散させたり、
同一の気体透過性フィルムで被った場合には、蒸気圧の
大きい成分の揮散が大きくなり過ぎ、目的とする濃度を
得ることができない。そのため、揮散性の大きい成分に
揮散抑制剤を加えたり、マイクロカプセル内に揮散性の
大きい成分を内包することによって、揮散性を調節する
のが適当である。
またはナフタリンを用い、これに少量のa成分を加える
場合には、パラジクロルベンゼンまたはナフタリンを昇
華性担体とし、その中にa成分を均一に担持させること
ができる。また、a成分を多孔質担体に担持させたもの
をパラジクロルベンゼンまたはナフタリンの中に均一に
分散させることもできる。これらの方法によって、粉
末、顆粒あるいは錠剤等の固形製剤とすれば、固形製剤
の表面に露出するa、b両成分の比率をほぼ一定に保
ち、両成分の濃度を一定の範囲に維持することができ
る。
れを透過性の異なるフィルムで被うこともできる。分離
の仕方としては、二つの包装袋としてもよいし、一方の
成分を内袋に収納し他方の成分とともに外袋に収納して
もよい。さらに、一つの包装袋を中間で仕切って2室を
設ける形でもよいし、3枚のフィルムを重ねその周囲を
シールして2室を設ける形でもよい。このとき、包装袋
の1面は同一のフィルムを用いてもよいし、またこの面
を気体不透過性とし、他方の面のみから揮散させること
もできる。
は、タンス、衣裳函等の密閉容器内で用いる他、繊維製
品のそばに置く方法、クローゼット等の入り口に置く方
法、防虫剤を含浸したカーテンやカバーでクローゼット
等の入り口や繊維製品を被う方法、繊維製品や収納容器
の壁面に液状またはスプレー状の防虫剤を散布する方法
等が挙げられる。
虫に対する摂食阻害作用、忌避作用、殺虫作用を中心に
考えられてきたのに対し、本発明は、卵の孵化抑制とい
う新しい視点から防除を図るものである。すなわち、b
成分の化合物は、幼虫に対する有効性が知られている薬
剤であるが、本発明では幼虫の防除に必要な量より有意
に少ない量で、卵の孵化を有効に抑制することができ
る。
り、b成分のうち、パラジクロルベンゼンおよびナフタ
リンには成虫忌避効果もある。そのため、これらを併用
する本発明では、a,b成分の量は、ともに幼虫に適用
する場合よりも少なくてよいのみならず、それぞれを単
独で成虫忌避および卵孵化抑制に用いる場合よりも少な
くすることができる。
違いは、ピレスロイド系化合物については既に報告され
ているが、この作用の違いがこれらの化合物全般に当て
はまることであり、パラジクロルベンゼンおよびナフタ
リンについて顕著であることは、本発明者らにより初め
て見出されたことである。
に繊維害虫の幼虫に対する薬理効果が出るまで使用する
必要がないので、より少ない量を使用すればよく、この
ような量でも繊維害虫成虫を繊維製品に近づけることが
ないのみならず、たとえ繊維害虫の卵が付着した繊維製
品を保管した場合にも卵の孵化を抑制できるため幼虫に
よる食害を未然に防ぐことができ、結果としてより十分
な繊維製品の食害防止効果を得ることができるものであ
る。
明するが、本発明はこれら実施例になんら制約されるも
のでない。なお、実施例における成虫忌避試験、卵孵化
試験および幼虫食害試験は、次の方法によって行った。
稜の長さが1mの立方体の囲いの中に、市販のプラスチ
ック製引き出しタイプの衣裳ケースを設置した。囲い
は、鉄製パイプで枠を組み、それにプラスチックフィル
ムを張って作った。衣裳ケースの外寸は、巾43cm、
奥行き64cm、高さ23cmであり、正面引き出し上
部と外枠の間に5mmの隙間がある。衣裳ケースの中
に、黒色のフェルトで覆った羊毛製の衣類を入れ、その
上に防虫剤を置いた。25℃の恒温室にて、1日間保っ
た後、囲いの中に、羽化後1日のイガ成虫の雄雌各50
匹を入れた。さらに7日間同温度に保持した後、衣裳ケ
ースを開け、成虫の侵入および産卵の状況を観察した。
同様の試験において、イガ成虫を入れるのに変えて、産
卵後1日のイガの卵50個を衣裳ケース内のフェルトの
上に置き、12日後に衣裳ケースを開けて、孵化した卵
の数を数えた。
径300mm、高さ100mmのガラス製シャーレの中
に、間口95mm、奥行き145mm、高さ45mmの
紙製ケースを設置した。紙製ケースの正面上部には長さ
95mm、幅5mmの隙間を設け、成虫の侵入口とし
た。紙製ケースの内部中央に縦130mm、横90mm
の長方形のフェルトを敷き、その中央に防虫剤を置い
た。試験装置全体は25℃の恒温槽内に設置した。1時
間後にガラス製シャーレの中に、羽化後1日のイガ成虫
の雄雌各15匹を入れ、24時間後に紙製ケースを開
け、成虫の侵入による産卵の有無を観察した。
験において、イガ成虫を入れるのに変えて、産卵後1日
のイガの卵50個を紙製ケース内のフェルトの上に置
き、14日後に紙製ケースを開けて、孵化した卵の数を
数えた。
様の試験において、イガ成虫を入れるのに変えて、55
日令のイガ幼虫10匹と羊毛を入れたステンレス篭を、
紙製ケース内のフェルトの上の防虫剤の両側に1個ずつ
置き、7日後に羊毛の重量を測定し食害量を算出した。
一方、防虫剤を入れずに同様の試験を行って食害量を求
め、両者の比より、防虫剤を入れない時の食害を100
%として食害率を算出した。
パラジクロルベンゼン4gを混合後打錠して錠剤を得
た。同様の錠剤を2錠ずつ、有孔ポリエステルフィルム
とポリエチレンフィルムの積層フィルムで包み、防虫剤
とした。本防虫剤3包を衣裳ケースに入れ、成虫忌避実
用試験および卵孵化抑制実用試験を行った。その結果、
成虫の侵入およびそれによる産卵は観察されず、孵化し
た卵も皆無であった。
にして、成虫忌避実用試験および卵孵化抑制実用試験を
行った。その結果、成虫の侵入およびそれによる産卵は
観察されず、孵化した卵も皆無であった。
合物を用い、他は実施例1と同様にして、成虫忌避実用
試験および卵孵化抑制実用試験を行った。その結果、成
虫の侵入およびそれによる産卵は観察されず、孵化した
卵も皆無であった。
と同様にして、成虫忌避実用試験および卵孵化抑制実用
試験を行った。その結果、成虫の侵入およびそれによる
産卵は観察されず、孵化した卵も皆無であった。
合後打錠して錠剤を得た。他は実施例1と同様にして、
成虫忌避実用試験および卵孵化抑制実用試験を行った。
その結果、成虫の侵入およびそれによる産卵は観察され
ず、孵化した卵も皆無であった。
他は実施例1と同様にして、成虫忌避実用試験および卵
孵化抑制実用試験を行った。その結果孵化した卵は皆無
であったが、2匹の成虫の侵入およびそれによる産卵が
観察された。
ナフタリン2gを混合後打錠して錠剤を得た。同様の錠
剤を2錠ずつ、ポリエチレンフィルムで包み、防虫剤と
した。本防虫剤6包を衣裳ケースに入れ、成虫忌避実用
試験および卵孵化抑制実用試験を行った。その結果、成
虫の侵入およびそれによる産卵は観察されず、孵化した
卵も皆無であった。
6と同様にして、成虫忌避実用試験および卵孵化抑制実
用試験を行った。その結果孵化した卵は皆無であった
が、5匹の成虫の侵入およびそれによる産卵が観察され
た。
フィルムで被った包装袋と、ナフタリン錠剤1gをポリ
エチレンフィルムで被った包装袋を併せて防虫剤とし、
成虫忌避基礎試験および卵孵化基礎試験を行った。その
結果、成虫の侵入による産卵は観察されず、孵化した卵
も皆無であった。一方、同じ防虫剤について幼虫食害基
礎試験を行った結果、食害率は59.7%であった。
フィルムで被った包装袋と、エムペントリン30mgを
含浸させたシート状パルプを片面ポリエチレンフィル
ム、片面ポリエステルフィルムで被った包装袋を併せて
防虫剤とし、実施例7と同様の基礎試験を行った。その
結果、成虫の侵入による産卵は観察されず、孵化した卵
も皆無であった。一方、同じ防虫剤について幼虫食害基
礎試験を行った結果、食害率は51.7%であった。
フィルムで被った包装袋を防虫剤とし、実施例7と同様
の基礎試験を行った。その結果、成虫の侵入による産卵
は観察されなかったが、卵孵化基礎試験において24個
の卵が孵化していた。
装袋を防虫剤とし、実施例7と同様の基礎試験を行っ
た。その結果、成虫の侵入による産卵が観察された。し
かしながら孵化した卵は皆無であった。一方、同じ防虫
剤について幼虫食害基礎試験を行った結果、食害率は6
4.6%であった。
片面ポリエチレンフィルム、片面ポリエステルフィルム
で被った包装袋を防虫剤とし、実施例7と同様の基礎試
験を行った。その結果、成虫の侵入による産卵が観察さ
れた。しかしながら孵化した卵は皆無であった。
た装置の模式図。
食害基礎試験に用いた装置の模式図。
Claims (14)
- 【請求項1】 次の二成分、 a.テルペン系化合物;および b.パラジクロルベンゼン、ナフタリンまたはピレスロ
イド化合物から選ばれた1または2以上の化合物; を有効成分として含有する繊維害虫防虫剤。 - 【請求項2】 a成分およびb成分の合計量が、繊維害
虫の成虫を忌避するとともに繊維害虫の卵の孵化を抑制
するに十分な量である請求項1記載の繊維害虫防虫剤。 - 【請求項3】 a成分の量が繊維害虫の成虫を忌避する
ために有効な量であり、b成分の量が繊維害虫の卵の孵
化を抑制するために有効な量である請求項1記載の繊維
害虫用防虫剤。 - 【請求項4】 繊維害虫の成虫を忌避するために有効な
量のa成分と、繊維害虫の卵の孵化を抑制するために有
効な量のb成分を揮散させるように調節された請求項1
記載の繊維害虫用防虫剤。 - 【請求項5】 パラジクロルベンゼンと、その重量の
0.2%ないし2%のテルペン系化合物を有効成分とし
て含有する固型製剤である請求項1記載の繊維害虫用防
虫剤。 - 【請求項6】 ナフタリンと、その重量の0.2%ない
し2%のテルペン系化合物を有効成分として含有する固
型製剤である請求項1記載の繊維害虫用防虫剤。 - 【請求項7】 a成分のテルペン系化合物が、リナロー
ル、ゲラニオール、ボルネオール、ネロリドール、ネロ
ール、α−テルピネオール、ペリラアルデヒド、シトラ
ール、しょうのう、α−ヨノン、1,8−シネオール、
リナロールオキサイドまたはシトラールジエチルアセタ
ールから選ばれた一種または二種以上の化合物である請
求項1ないし6のいずれかの項記載の繊維害虫用防虫
剤。 - 【請求項8】 a成分として、ラベンダー油、芳油、ロ
ーズマリー油、パルマローザ油、セージ油、イリス油ま
たはしょうのう油から選ばれた一種または二種以上の精
油を用いる請求項1ないし6のいずれかの項記載の繊維
害虫用防虫剤。 - 【請求項9】 繊維製品に請求項1ないし6のいずれか
の項記載の防虫剤を適用することを特徴とする繊維害虫
防虫方法。 - 【請求項10】 繊維製品に、収納容器容量50lにつ
き、20g以上50g以下の請求項5記載の防虫剤を適
用し、4ないし6ケ月間持続させることを特徴とする防
虫方法。 - 【請求項11】 繊維製品に、収納容器容量50lにつ
き、15g以上50g以下の請求項6記載の防虫剤を適
用し、5ないし6ケ月間持続させることを特徴とする防
虫方法。 - 【請求項12】 繊維害虫の成虫を忌避する作用を有す
る成分と、繊維害虫の卵の孵化を抑制する作用を有する
成分とを組み合わせ、最初に主として忌避成分が揮散
し、次いで主として卵の孵化抑制成分が揮散するもので
ある繊維害虫用防虫剤。 - 【請求項13】 繊維害虫の成虫を忌避する作用を有す
る成分が揮散速度の大きな化合物であり、繊維害虫の卵
の孵化を抑制する作用を有する成分が揮散速度の小さな
化合物である請求項12記載の防虫剤。 - 【請求項14】 揮散速度の大きな化合物がリナロール
であり、揮散速度の小さな化合物がピレスロイド系化合
物である請求項13記載の防虫剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11533197A JP4324252B2 (ja) | 1996-07-26 | 1997-04-17 | 繊維害虫用防虫剤および防虫方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-214092 | 1996-07-26 | ||
| JP21409296 | 1996-07-26 | ||
| JP11533197A JP4324252B2 (ja) | 1996-07-26 | 1997-04-17 | 繊維害虫用防虫剤および防虫方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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