JPH1087431A - 化粧方法 - Google Patents

化粧方法

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JPH1087431A
JPH1087431A JP8261346A JP26134696A JPH1087431A JP H1087431 A JPH1087431 A JP H1087431A JP 8261346 A JP8261346 A JP 8261346A JP 26134696 A JP26134696 A JP 26134696A JP H1087431 A JPH1087431 A JP H1087431A
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JP
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massage
cosmetic
skin
extract
makeup
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JP8261346A
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English (en)
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Yoshinao Nagashima
義直 永嶋
Yukihiro Yada
幸博 矢田
Takahide Minami
孝英 南
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚の洗浄とその後のスキンケアからなる化
粧方法において、一般人でも手軽に行えるマッサージを
組み入れ、効果的なスキンケアを行えるようにする。 【解決手段】 皮膚をクレンジング又は洗浄料により洗
浄し、次いでスキンケア化粧料を使用する化粧方法にお
いて、クレンジングによる洗浄後又は洗浄料による洗浄
後、スキンケア化粧料の使用前に、崩壊性粒子を含有す
るマッサージ化粧料を用いてマッサージする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレンジング又は
洗浄料を用いて皮膚を洗浄後、洗浄により取り除かれた
皮膚のうるおい成分を速やかに回復させる化粧方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より皮膚の洗浄には、一般に、界面
活性剤を主成分とした化粧石鹸その他の洗浄料が使用さ
れている。
【0003】しかし、界面活性剤の作用で汚れを落とす
洗浄料では、皮膚の汗や垢、ほこり等は良好におとすこ
とができるが、皮脂や化粧品等の油性の汚れはおとすこ
とが困難である。特に、近年のファンデーション等の化
粧料は、汗や水に強く、皮膚への付着力が高いため、界
面活性剤を主成分とする洗浄料では、十分におとすこと
ができない。そのため、このような油性の汚れをおとす
場合には、油性の汚れを溶解させる成分、例えば、流動
パラフィン、スクワラン、イソプロピルミリステート等
を主成分とするクレンジングが使用されている。そして
この場合の皮膚の洗浄方法としては、まずクレンジング
により油性の汚れを洗浄し、その後界面活性剤を主成分
とした洗浄料で水性の汚れを洗浄するという所謂ダブル
洗浄が多くなされている。
【0004】また、近年では、一つの洗浄料中に油性の
汚れを溶解させる成分と界面活性剤との双方を含有した
ものもあり、一度の洗浄操作で、ファンデーション等の
油性の汚れも通常の汗や埃等の汚れもおとせるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クレン
ジングや洗浄料を使用して皮膚を洗浄すると、汚れと共
に、皮脂膜、細胞間脂質(セラミド)、NMF(天然保
湿因子)等の皮膚の潤い成分も除去されやすい。
【0006】皮脂膜は、洗浄により除去されると、再生
させるまで数時間かかり、また、細胞間脂質やNMF
は、新たに角質層が形成されるまで形成されない。この
間、皮膚は水分保持機能が低下し、外界からの刺激に対
する防御機能も低下し、柔軟性も低下する。
【0007】そこで、クレンジングや洗浄料を用いて皮
膚を洗浄した後、皮膚の角質層の水分保持機能を高め、
また皮膚の血行をよくし皮膚の潤い成分の再生を促し、
皮膚の柔軟性を向上させるために、化粧水、乳液、クリ
ーム等のスキンケア化粧料を用いてスキンケアすること
がなされている。
【0008】しかし、スキンケア化粧料を使用しても、
体調、環境の変化等により皮膚からはりやつやが失われ
ることが多く、また、一旦失われたはりやつやを回復さ
せることは容易でない。
【0009】これに対しては、マッサージがなされるこ
ともあるが、マッサージは、やり方によってはかえって
しわやたるみの原因となることが知られている。そのた
め、通常は、美容師等の専門者によってなされており、
当該マッサージ部位におけるマッサージ方向やマッサー
ジにかける時間、及びマッサージする部位の順序等は専
門者に委ねられている。そして、専門者によるマッサー
ジを一般人が自ら行うことは難しく、面倒な作業でもあ
り、家庭でなされることはほとんどない。
【0010】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、皮膚の洗浄とその後のスキ
ンケアからなる化粧方法において、一般人でも手軽に行
えるマッサージを組み入れ、効果的なスキンケアを行え
るようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、皮膚を洗浄料により洗浄し、次いでスキ
ンケア化粧料を使用する化粧方法において、皮膚の洗浄
料による洗浄後スキンケア化粧料の使用前に、崩壊性粒
子を含有するマッサージ化粧料を用いてマッサージする
ことを特徴とする化粧方法を提供する。
【0012】また、本発明は、皮膚をクレンジング及び
洗浄料により順次洗浄し、次いでスキンケア化粧料を使
用する化粧方法において、皮膚のクレンジングによる洗
浄後洗浄料による洗浄前に、崩壊性粒子を含有するマッ
サージ化粧料を用いてマッサージを行うか、あるいは、
皮膚の洗浄料による洗浄後スキンケア化粧料の使用前
に、崩壊性粒子を含有するマッサージ化粧料を用いてマ
ッサージを行うことを特徴とする化粧方法を提供する。
【0013】また、本発明の化粧方法の過程で行うマッ
サージの具体的方法として、特に顔をマッサージ部位と
する場合に、まず、(a) 口もとから小鼻を通る線を描く
ようにマッサージし、その後、(b) 頬を口もとから下眼
瞼を通り耳の方へ円を描くように行うマッサージ、(c)
額を眉間付近から額上部を通って両端部へ円弧を描くよ
うに行うマッサージ、及び(d) 下眼瞼を目元から目尻の
方へ行うマッサージのいずれかを行うマッサージ方法、
あるいは(a) のマッサージの後、(b),(c),(d)のマッサ
ージを任意の順序で行うマッサージ方法を提供する。さ
らに、中でも好ましい顔のマッサージ方法として、(a)
口もとから小鼻を通る線を描くように行うマッサージ、
(b) 頬を口もとから下眼瞼を通り耳の方へ円を描くよう
に行うマッサージ及び(c) 額を眉間付近から額上部を通
って両端部へ円弧を描くように行うマッサージを、各2
〜3回ずつ、(a),(b),(c) の順序で2〜3回繰り返し、
次いで(d) 下眼瞼を目元から目尻の方へ行うマッサージ
を2〜3回行うマッサージ方法を提供する。
【0014】また、本発明においては、マッサージに際
して崩壊性粒子を含有する化粧料を使用するが、さら
に、必要に応じてさらに血行促進剤、油剤、美白剤又は
皮脂分泌抑制剤も含有する化粧料を使用する態様を提供
する。
【0015】また、このようなマッサージを含む化粧方
法を行うことによる血行促進方法、肌色改善方法、むく
み低減方法、にきび予防・解消方法、化粧崩れ防止方
法、皮膚のはり改善方法、皮膚のたるみ改善方法及び化
粧のり改善方法を提供する。
【0016】このような本発明によれば、皮膚のクレン
ジングによる洗浄後又は洗浄料による洗浄後、スキンケ
ア化粧料の使用前にマッサージを行うので、血行を大き
く促進させた状態でスキンケア化粧料が使用されること
となる。したがって、スキンケア化粧料を効果的に作用
させることが可能となり、皮膚の角質層の水分保持機能
を高め、また皮膚の潤い成分の再生を良好に促進させ、
皮膚の柔軟性を向上させ、はりやたるみも改善し、化粧
のりを向上させることが可能となる。
【0017】特に、クレンジングによる洗浄と洗浄料に
よる洗浄を順次行い、その後スキンケア化粧料を使用す
る場合に、クレンジングによる洗浄と洗浄料による洗浄
との間でマッサージを行うと、クレンジングにより失わ
れた皮膚機能(例えば、角質層の水分保持機能、皮膚の
潤い成分の再生能、皮膚の柔軟性等)の回復を促進する
効果と、洗浄料による洗浄に対して皮膚機能を保持する
効果を得ることができる。また、洗浄料による洗浄後ス
キンケア化粧料の使用前にマッサージを行うと、洗浄料
による洗浄により失われた皮膚機能の回復を促進する効
果を得ることができる。
【0018】さらに本発明においては、このマッサージ
に際して、崩壊性粒子を含有するマッサージ化粧料を使
用するので大きなマッサージ効果を得ることができる。
また、必要に応じてさらに血行促進剤、油剤、美白剤又
は皮脂分泌抑制剤等を配合した化粧料を用いてマッサー
ジを行うと、これら各成分の効果も大きく高めることが
できる。即ち、崩壊性粒子を含有するマッサージ化粧料
をマッサージに使用すると、マッサージ時に崩壊性粒子
が徐々に崩壊していき、その崩壊した粒子が皮膚表面の
様々なスケールの凹凸に入り込み、その時点での粒子の
大きさに応じた物理的刺激を皮膚に付与する。ここで、
マッサージ化粧料が血行促進剤も含有すると、血行促進
剤は皮膚へスムーズに浸透し、末梢循環器系が積極的に
改善される。さらに、崩壊性粒子の物理的血行促進効果
と血行促進剤の薬理学的血行促進効果との相乗効果によ
って皮膚の血行が大きく改善される。したがって、血行
不全により生じる肌色のむら、くすみ、つやのなさ等が
防止され、皮膚の肌色が顕著に改善される。また、マッ
サージ化粧料に油剤、美白剤又は皮脂分泌抑制剤が添加
されている場合も、それらの添加効果が大きく発揮され
る。
【0019】また、本発明において、マッサージをまず
動脈の血流方向に行い、次に静脈の血流方向に行う態様
は、マッサージが血流に沿い、筋繊維の方向に逆らわな
いので、専門者でなく一般人が行ってもしわ、たるみの
原因とならない。さらにこの態様では、まず、動脈の血
流方向にマッサージし、次に、静脈の血流方向にマッサ
ージすることにより、短時間のマッサージで大きなマッ
サージ効果を得ることができる。例えば、1日1回30
秒程度のマッサージを3週間〜6週間程度続けることに
より大きなマッサージ効果を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】本発明の化粧方法においては、皮膚を洗浄
料により洗浄し、次いでスキンケア化粧料を使用する場
合には、皮膚の洗浄料による洗浄後スキンケア化粧料の
使用前に、崩壊性粒子を含有するマッサージ化粧料を用
いてマッサージを行う。また、皮膚をクレンジング及び
洗浄料により順次洗浄し、次いでスキンケア化粧料を使
用する場合には、皮膚のクレンジングによる洗浄後、洗
浄料による洗浄前に、崩壊性粒子を含有するマッサージ
化粧料を用いてマッサージを行うか、あるいは洗浄料に
よる洗浄後スキンケア化粧料の使用前に、崩壊性粒子を
含有するマッサージ化粧料を用いてマッサージを行う。
【0022】ここで、皮膚の洗浄に使用するクレンジン
グとしては、従来よりファンデーション等の油性の汚れ
を溶解しておとすために使用されているもの、例えば、
流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ミツロウ、セ
タノール、ステアリン酸、セチルアルコール、プロピレ
ングリコール、グリセリン等を主成分とする乳化タイ
プ、化粧水タイプ、オイルタイプあるいはジェルタイプ
のものを使用することができる。
【0023】洗浄料としては、従来より皮脂、汗、埃等
の洗浄のために使用されている種々のタイプのものを使
用することができ、例えば、脂肪酸アルカリ塩を主成分
とする弱アルカリ性の化粧石鹸や、モノアルキルフォス
フェート、アシルグルタミン酸ナトリウム、脂肪酸アル
キロールアミド、アミンオキサイド等の界面活性剤を主
成分とする弱アルカリ性〜中性のクレンジングフォー
ム、ボディシャンプー、ハンドソープ等を使用すること
ができる。
【0024】また、皮膚の洗浄後に使用するスキンケア
化粧料としては、例えば、化粧水、乳液、クリームなど
の従来より使用されているスキンケア化粧料を使用する
ことができる。特に、皮膚を柔軟化させると保湿成分の
吸収が促進されるので、スキンケア化粧料としては、ま
ず化粧水を使用し、次いで乳液又はクリームを使用する
ことが好ましい。
【0025】ここで、化粧水としては、例えば、保湿化
粧水、収斂化粧水、柔軟化化粧水等を使用することがで
きる。乳液としては、例えば、エモリエントローショ
ン、ナリシングローション、モイスチュアローション、
ミルキィーローション等を使用することができる。ま
た、クリームとしては、例えば、エモリエントクリー
ム、ナリシングクリーム、ベースクリーム、コールドク
リーム、モイスチュアクリーム等を使用することができ
る。
【0026】本発明の化粧方法は、クレンジング又は洗
浄料による皮膚の洗浄後、スキンケア化粧料の使用前
に、マッサージを行うが、このような化粧方法は、身体
及び顔の任意の部位に適用することができる。したがっ
て、本発明の化粧方法の過程で行うマッサージも身体及
び顔の任意の部位を対象とする。
【0027】マッサージ方法に関し、マッサージ方向、
マッサージ回数、マッサージ部位の順序等について特に
制限はないが、いずれの部位をマッサージする場合で
も、当該マッサージ部位において、まず、動脈の血流方
向にマッサージし、次に静脈の血流方向にマッサージす
ることが好ましい。この場合、当該マッサージ部位にお
いて、静脈の血流方向にマッサージする前に動脈の血流
方向にマッサージする限り、動脈あるいは静脈の血流方
向のマッサージをそれぞれ重複して行ってもよく、また
当該マッサージ部位全体に対して動脈の血流方向のマッ
サージを行った後は、そのマッサージ部位内の任意の部
分では、その部分について静脈の血流方向のマッサージ
のみ行ってもよく、またその部分について再度動脈の血
流方向のマッサージを行い、その後その部分について静
脈の血流の方向のマッサージを行ってもよい。
【0028】例えば、顔をマッサージする場合、図1に
示したように、まず、(a) 顔面動脈の血流方向にしたが
って、口もとから小鼻を通る線を描くようにマッサージ
する。その後、必要に応じてさらに顔面動脈が分岐した
動脈の血流方向にそってマッサージし、次いで顔面静脈
もしくは浅側頭静脈又はこれらに注ぐ静脈の血流方向に
沿ったマッサージを行う。すなわち、(b) 眼角動脈の血
流方向次いで浅側頭静脈の血流方向に沿うように頬を口
もとから下眼瞼を通り耳の方へ円を描くようにマッサー
ジするか、(c) 眼窩上動脈の血流方向次いで浅側頭静脈
の血流方向に沿うように額を眉間付近から額上部を通っ
て両端部へ円弧を描くように行うマッサージするか、
(d) 下眼静脈及び浅側頭静脈の血流方向に沿うように下
眼瞼を目元から目尻の方へマッサージする。あるいは
(a) のマッサージを行った後、(b),(c),(d) のマッサー
ジを任意の順序で行う。
【0029】このようなマッサージ方法のなかでも特に
好ましい方法としては、(a) のマッサージを2〜3回行
った後、(b) 及び(c) のマッサージをこの順序で2〜3
回繰り返し、次いで(d) のマッサージを2〜3回行う。
この場合、(a) 〜(d) のマッサージが20秒〜60秒程
度で完了するようにする。
【0030】一方、顔以外の部位、例えば身体をマッサ
ージする場合には、図2に示したように、まず心臓より
動脈系に沿うか、あるいは脳もしくは脊髄より神経系に
沿って遠心性にマッサージし、次に図3に示したよう
に、末梢より静脈あるいはリンパ系に沿って求心性にマ
ッサージを行う。
【0031】また、本発明においては、マッサージを手
のひらや指の腹全体で、好ましくは指の腹全体で、マッ
サージする部位の皮膚上を滑らせるように行うことが好
ましい。
【0032】本発明において、マッサージに使用するマ
ッサージ化粧料としては、崩壊性粒子を含有する化粧料
を使用する。
【0033】ここで、崩壊性粒子としては、化粧料を皮
膚に適用している間の摩擦、水の作用、熱等により崩壊
する限り、種々の粒子を使用することができる。例え
ば、一次粒子を造粒することにより得られる崩壊性顆
粒、シェアをかけることにより崩壊する崩壊性マイクロ
カプセル等をあげることができる。
【0034】このうち、崩壊性顆粒としては、水不溶性
の1次粒子と結合剤とからなるものを使用することがで
きる。ここで、崩壊性顆粒の製造に使用する水不溶性の
1次粒子としては、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリフッ化ビニリデン、ポリウレタン、
アクリル樹脂、ポリシロキサン、結晶性セルロース、デ
ンプン及びこれらの誘導体の有機高分子化合物や、シリ
カ、アルミナ、タルク、カオリン、酸化チタン、酸化亜
鉛、石英、リン酸カルシウム等の無機粉体等を挙げるこ
とができる。
【0035】これらの1次粒子の形状は、球状、不定形
等のいずれでもよいが、特に安全性の点から、球状であ
るのが好ましい。また、1次粒子の平均粒径は、1〜2
0μm、特に3〜15μmであるのが好ましい。さらに
目への安全性を考慮すると、その80重量%以上が10
μm以下、特に4〜10μmであるのが好ましい。
【0036】また、崩壊性顆粒の製造において、結合剤
は、上記の水不溶性の1次粒子を結合して崩壊性顆粒を
形成するものである。この場合、結合剤による1次粒子
の結合強度は、崩壊性顆粒がマッサージ又は摩擦によっ
て皮膚上で容易に崩壊する程度とする。結合剤の具体例
としては、例えば、魚油、硬化ヒマシ油、硬化ナタネ油
等の常温で固体の動植物油、エチルセルロース、アセチ
ルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル
等の有機高分子化合物をあげることができる。
【0037】以上のような1次粒子と結合剤とから崩壊
性顆粒を形成する方法は、例えば流動層造粒法、撹拌造
粒法、押し出し造粒法等の一般的な造粒法によることが
でき、特に、水不溶性の結合溶剤に1次粒子を分散さ
せ、溶剤を揮散させて製造する方法(特開昭60−15
2407号公報)、あるいは水不溶性の結合剤粉末を顆
粒の1次粒子と混合した後、水溶性結合剤で造粒し、次
いで加熱して水不溶性の結合剤粉末を溶融し冷却して顆
粒の耐水性を高める方法(特開平6−271417号公
報)などにしたがって形成することができる。
【0038】形成する崩壊性顆粒の粒径は、100〜1
000μmとすることが好ましく、より好ましくは20
0〜600μmとする。100μm未満では、マッサー
ジ効果が乏しく、マッサージに伴う血行促進効果や肌色
改善効果についても顕著な効果を得られない。1000
μmを超えると皮膚に擦りつける際の初期刺激が強す
ぎ、使用感が低下するので好ましくない。
【0039】一方、崩壊性マイクロカプセルとしては、
例えば、特開昭59−78510号公報、特開昭61−
282306号公報、特開平1−125313号公報、
特開平5−92909号公報のようにして製造されるも
のを使用することができる。ここで、崩壊性マイクロカ
プセルのカプセル材としては、例えば、ゼラチン、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアク
リル酸メチルエステル、ポリアクリル酸エチルエステ
ル、ポリアクリル酸ブチルエステル、ポリメタクリル酸
メチルエステル、ポリメタクリル酸エチルエステル、ポ
リメタクリル酸ブチルエステル、アラビアゴム、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボ
キシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアク
リルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキ
サイド、カゼイン、ペクチン、ポリアクリロニトリル、
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルエーテル、ポリスチレン、
寒天、カラギーナン、コーンスターチ、グルテン、デキ
ストリン、グアーガム、ローカストビンガム、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ポリジビニルベンゼ
ン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等の高分子化合物
1種もしくは2種以上の混合物、または上記ポリマーを
構成しているモノマーを2種以上組み合わせたコポリマ
ー等が挙げられる。
【0040】また、マイクロカプセルに内包する材とし
ては、後述する血行促進剤、油剤、美白剤、皮脂分泌抑
制剤、保湿剤、柔軟剤、色剤、香料、溶剤等を配合する
ことができる。
【0041】崩壊性マイクロカプセルの粒径は、前述の
崩壊性顆粒と同様に100〜1000μmとすることが
好ましく、より好ましくは200〜600μmとする。
【0042】なお、本発明において崩壊性顆粒又は崩壊
性マイクロカプセル等の崩壊性粒子の粒径は、光散乱
法、光回折法等で測定することにより得られる平均粒径
である。
【0043】本発明において、上述のような崩壊性粒子
を含有するマッサージ化粧料を用いてマッサージする際
のマッサージ時間は、所定のマッサージ部位にマッサー
ジ化粧料を塗布し、手のひらや指の腹で、好ましくは親
指を除く四指の指の腹全体で所定部位を軽くマッサージ
し、崩壊性粒子の感触がなくなった時点を目安とすれば
よい。この時間は、通常、20秒〜60秒程度である。
【0044】また、本発明の化粧方法は、上述のような
マッサージ化粧料を使用するマッサージにより、あるい
はこのマッサージとその後に引き続いて行うスキンケア
化粧料の使用により、角質層の水分保持機能が高まり、
また血行が促進されて皮膚の潤い成分が速やかに再生さ
れ、さらに血行促進効果に伴う種々の効果、例えば、皮
膚のはりやたるみを改善する効果、化粧のりを向上させ
る効果、化粧崩れを防止する効果、色ムラやくすみをと
り、艶や透明感を高めるといった肌色改善効果、むくみ
をとる効果、にきびの予防と低減を図る効果等を得るこ
とができるが、これらの効果を必要に応じてさらに向上
させるため、崩壊性粒子を含有するマッサージ化粧料に
種々の添加剤を配合することができる。また、マッサー
ジ化粧料の配合成分や各成分の配合割合も適宜定めるこ
とができる。
【0045】例えば、本発明の化粧方法により大きな肌
色改善効果を得ようとする場合、上述の崩壊性粒子をマ
ッサージ化粧料中に0.1〜5重量%、特に0.5〜3
重量%配合することが好ましい。0.1重量%未満では
肌色改善の効果に乏しく、5重量%を超えるとマッサー
ジの開始当初に違和感が感じられるので好ましくない。
【0046】この他、マッサージによる肌色改善効果を
大きく向上させる場合には、マッサージ化粧料に血行促
進剤を含有させることが好ましい。血行促進剤として
は、血行促進効果のある公知の物質を種々使用すること
ができるが、例えば、特開昭62−87506号公報に
記載されている血管拡張剤であるビタミンEのエステル
化物、ニコチン酸エステル、又はオロチン酸エステルや
特開昭62−195316号公報に記載されている末梢
循環促進剤であるビタミンEのエステル化物、酢酸エス
テル、又はコハク酸エステルを用いることができ、ま
た、ニコチン酸アミド、ニコチン酸メチル等も用いるこ
とができる。また、植物抽出エキス類として、血行促進
効果が、1986年発刊のフレグランスジャーナル臨時
増刊号第6巻や1979年発刊のフレグランスジャーナ
ル臨時増刊号第1巻等に明記されているエキス類、例え
ば、アルニカ、サンザシ、キナ、サルビア、ボダイジ
ュ、オタネニンジン、トショウ、マンネンロウ、オトギ
リソウ、イチョウ、メリッサ、オノニス、マロニエ、セ
ンブリ、ニンニク、カミツレ、サイム、ハッカ、イラク
サ、トウガラシ、ショウガ、ホップ、西洋トチノキ、ラ
ベンダー、ニンジン、カラシナ、ケイ、マツ、センキュ
ウ、ニワトコ、ヤマゼリ、ハシリドコロ、ボタン、ヤマ
モモ、ドクダミ、コウホネ、シブガキ、トウキンセン
カ、グビジンソウ、リンドウ、ブドウ、ハマボウフウ、
ダイダイ、ユズ、ショウブ、ナツミカン、ハマメリス、
メリーロート、ウイキョウ、サンショウ、シャクヤク、
ユーカリ、ヨモギ、エンメイソウ、コメ、クララ、ショ
ウキョウ、チョウジ等の抽出エキスを用いることができ
る。
【0047】これらの内、血行促進効果の点から、ニコ
チン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン
酸アミドが好ましく、植物抽出エキスとしては、センブ
リエキス、オトギリンソウエキス、イチョウエキス、ア
ルニカエキス、ハマメリスエキス、トウキンセンカエキ
ス、マロニエエキス、エンメイソウエキス、サルビアエ
キス、ハマボウフウエキス、米胚芽油、ボダイジュエキ
スが好ましく、特に、ニコチン酸トコフェロール、マロ
ニエエキスが好ましい。また、これらの血行促進剤は、
1種又は2種以上を合わせて使用することができ、通
常、マッサージ化粧料の0.001〜5重量%、特に
0.01〜3重量%配合することが好ましい。
【0048】また、マッサージ化粧料には、崩壊性粒子
に加えて、皮膚につやを付与する油剤、メラニンに関係
するしみ、そばかす、色黒等を改善する美白剤、及び毛
穴の色素沈着防止などに効果のある皮脂分泌抑制剤を同
時に配合すると、それらの添加効果が増強して得られる
ので好ましい。
【0049】ここで、皮膚につや感を付与する油剤とし
ては、光の乱反射を抑え、皮膚につやを付与し、肌色の
むらをなくせるようにする点から、その屈折率が1.4
44以上、又は、SP値が16.5以上のものを使用す
ることが好ましい。ここで、SP値とは有機性及び無機
性より計算される溶解性パラメータをいう。
【0050】このような条件に該当する油剤のうち、屈
折率が1.444以上のものとして、例えば、イソノナ
ン酸イソトリデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソ
ステアロイル3−ミリストイルグリセロール、アジピン
酸ジイソステアリル、流動イソパラフィン、スクワラ
ン、モノイソステアリン酸ジグリセリン、ジイソステア
リン酸ジグリセリン、トリイソステアリン酸ジグリセリ
ン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリス
チン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチ
ルドデシル、月見草油、ホホバ油、アボガド油、ブドウ
油、タートル油、ミンク油、オレンジラフィー油、ポリ
オキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体等をあげ
ることができる。
【0051】また、SP値が16.5以上の油剤として
は、例えば、イソノナン酸イソトリデシル、トリイソス
テアリン酸ジグリセリン、テトライソステアリン酸ジグ
リセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジ
イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、トリ2−エチ
ルヘキサン酸グリセリン、1−イソステアロイル3−ミ
リストイルグリセロール、1,3−ミリストイルグリセ
ロール、アジピン酸イソステアリル等をあげることがで
きる。これらのうち、イソノナン酸イソトリデシル、ジ
カプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステアロ
イル−3−ミリストイルグリセロール、トリ2−エチル
ヘキサン酸グリセリン、スクワラン、1,3−ミリスト
イルグリセロール、モノイソステアリン酸ジグリセリ
ン、ジイソステアリン酸ジグリセリン、トリイソステア
リン酸ジグリセリン、乳酸オクチルドデシルが好まし
く、なかでも、イソノナン酸イソトリデシル、ジカプリ
ン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステアロイル−
3−ミリストイルグリセロールが好ましい。これらの油
剤は、1種または2種以上を配合して用いることができ
る。
【0052】また、美白剤としては、例えば「フレグラ
ンスジャーナル臨時増刊号No.14(1995年)」
に掲載されている一般の美白剤、例えば、アスコルビン
酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及
びその誘導体、胎盤抽出物、植物エキスなどを用いるこ
とができる。
【0053】より具体的には、アスコルビン酸及びその
誘導体として、L−アスコルビン酸リン酸エステルのア
ルカリ金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸エステル
ナトリウム塩、L−アスコルビン酸リン酸エステルカリ
ウム塩、アルカリ土類金属塩であるL−アスコルビン酸
リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸リ
ン酸エステルカルシウム塩、3価の金属塩であるL−ア
スコルビン酸リン酸エステルアルミニウム塩、また、L
−アスコルビン酸硫酸エステルのアルカリ金属塩である
L−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム塩、L−ア
スコルビン酸硫酸エステルカリウム塩、アルカリ土類金
属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルマグネシウ
ム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム塩、
3価の金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルア
ルミニウム塩、L−アスコルビン酸のアルカリ金属塩で
あるL−アスコルビン酸ナトリウム塩、L−アスコルビ
ン酸カリウム塩、アルカリ土類金属塩であるL−アスコ
ルビン酸マグネシウム塩、L−アスコルビン酸カルシウ
ム塩、3価の金属塩であるL−アスコルビン酸アルミニ
ウム塩、等を挙ることができる。
【0054】ハイドロキノン誘導体としては、例えば、
ハイドロキノンと糖との縮合物、ハイドロキノンに炭素
数1〜4のアルキル基を一つ導入したアルキルハイドロ
キノンと糖との縮合物等が挙げられる。
【0055】コウジ酸及びその誘導体としては、例えば
コウジ酸、コウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプ
レート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸モノステ
アレート、コウジ酸モノシンナモエート、コウジ酸モノ
ベンゾエート等のモノエステル、コウジ酸ジブチレー
ト、コウジ酸ジパルミテート、コウジ酸ジステアレー
ト、コウジ酸ジオレート等のジエステル等が挙げられ
る。
【0056】胎盤抽出物としては、水溶性プラセンタエ
キスとして一般に市販され化粧品原料として使用されて
いるものを用いることができ、例えば牛や豚又はヒト等
の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の工程を
経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除去して
得られるものを挙げることができる。
【0057】植物エキスとしては、カンゾウ、カッコ
ン、黒豆、エンレイソウ、アマナ、ハナスゲ、ジャノヒ
ゲ、チトセラン、ウラジロガシ、インチンコウ、カミツ
レ、チョウセンアザミ、シオン、米、チョウジ、ウコ
ン、ツルレイシ、サンヤク、アロエ、茶、ユキノシタ、
オウゴン、ビワ、トウヒ、コウライニンジン、アルテ
ア、キナ、コンフリー、ローズマリー、ロート、ホンダ
ワラ等の抽出エキスが挙げられる。
【0058】これらの内、特に好ましい美白剤として、
L−アスコルビン酸、アルブチン、コウジ酸、プラセン
タエキス、カミツレエキス、茶エキス、カッコンエキ
ス、カンゾウエキス等を挙げることができる。また、こ
れらの美白剤は1種または2種以上を配合して用いるこ
とができる。
【0059】皮脂分泌抑制剤としては、「フレグランス
ジャーナルNo.10(1994年)」に掲載されてい
る一般の皮脂分泌抑制剤、例えば、抗男性ホルモン剤、
生薬エキス、収斂剤などを用いることができる。
【0060】より具体的には、抗男性ホルモン剤とし
て、オキセンドロン、17−α−メチル−β−ノルテス
トステロン、クロマジノンアセテート、サイプロテロン
アセテート、スピロノラクトン、ヒドロキシフルタミ
ド、エストラジオール、エチニルエストラジオール等が
挙げられる。
【0061】生薬エキスとしては、クルミの葉、オウゴ
ン、セージ、ホップ、ローズマリー、オトギリソウ、ハ
ッカ、カミツレ、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重薬、陳
皮、人参、シャクヤク、トウシン、プロポリス、タクシ
ア、タンニン、ハマメリス、ボタン、樺木タール、ロー
ヤルゼリー、コウボ等の抽出エキスが挙げられる。
【0062】収斂剤として、スルホ石炭酸亜鉛、酸化亜
鉛、アルミニウムヒドロキシクロライド、アラントイン
ジヒドロキシアルミニウム等が挙げられる。
【0063】その他、ビタミンB6、13−シス−レチ
ノイン酸、ビタミンE,グリチルレチン酸、サリチル
酸、ニコチン酸、パントテン酸カルシウム、アゼライン
酸ジカリウム、10−ヒドロキシウンデカン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸等も皮脂分泌抑制剤として用い
ることができる。
【0064】これらの内、好ましい皮脂分泌抑制剤とし
て、エストラジオール、スルホ石炭酸亜鉛、酸化亜鉛、
ローヤルゼリー、10−ヒドロキシウンデカン酸、12
−ヒドロキシステアリン酸等を挙げることができる。ま
た、これらの皮脂分泌抑制剤は、1種または2種以上を
配合して用いることができる。
【0065】本発明が使用するマッサージ化粧料には、
上述の各成分の他、通常の皮膚外用剤や、洗浄剤、マッ
サージ剤等に用いられる保湿剤、柔軟剤、界面活性剤、
角層保護剤、増粘剤、防腐剤、pH調整剤、香料、酸化
防止剤、色剤、薬効剤、溶剤等の各種成分を含有したも
のも使用することができる。
【0066】ここで保湿剤としては、例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、それ以上のポリエチレングリコール類、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、それ以上の
ポリプロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコ
ール類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリグ
リセリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリトー
ル、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン類の
エチレンオキシド(以下、EOと略記する)・プロピレ
ンオキシド(以下、POと略記する)付加物、糖アルコ
ール類のEO・PO付加物、ガラクトース、フルクトー
ス等の単糖類とそのEO・PO付加物、マルトース、ラ
クトース糖の多糖類とそのEO・PO付加物、マルナー
ス、ラクトース等の多糖類とそのEO・PO付加物、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンメ
チルグルコシド(EO付加モル数=10、20等)等が
挙げられる。
【0067】柔軟剤としては、例えば、α−ヒドロキシ
−イソ酪酸、α−ヒドロキシイソカプロン酸、α−ヒド
ロキシ−n−カプロン酸、α−ヒドロキシ−イソカプリ
ル酸、α−ヒドロキシ−n−カプリル酸、α−ヒドロキ
シ−n−カプリン酸、乳酸、α−ヒドロキシステアリン
酸、クエン酸、グリコール酸等のα−ヒドロキシ酸類、
リジン、アルギニン、ヒスチジン、オルニチン、カナバ
ニン等の塩基性アミノ酸類、ε−アミノカプロン酸、尿
素、2−ヒドロキシグアニジン、2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチルグアニジン等のアミン類の他、特開昭
62−99315号公報や特開平2−178207号公
報に記載されているペプチド類、特開平6−29362
5号公報に記載されているトリメチルグリシンが挙げら
れる。
【0068】界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレン(以下、POEと略記する)、硬化ヒマシ油、
POEアルキルエーテル、POE分岐アルキルエーテ
ル、POE脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エ
ステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソル
ビトール脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油アルキル
硫酸エステル、POEアルキル硫酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステル、PO
Eアルキルリン酸エステル、脂肪族アルカリ金属塩、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
アルキルポリグルコシド、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、α−モノイソステアリルグリセリルエーテ
ル、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、POEラ
ウリルエーテルリン酸ナトリウム、エーテル変性シリコ
ーン等が挙げられる。
【0069】角層保護剤としては、例えば、ヒアルロン
酸、コンドロイチン硫酸等のムコ多糖類、ゼラチン、コ
ラーゲン等の蛋白質、特開昭64−10997号公報記
載の酸性ヘテロ多糖類等が挙げられる。
【0070】また、増粘剤としては、例えば、カラギー
ナン、デキストリン、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸ナトリウム、メタクリル酸、カルボ
キシビニルポリマー、キサンタンガム、カルボキシメチ
ルキチン、キトサン、カチオン化セルロース等の高分子
化合物、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイ
ト等の無機化合物等が挙げられる。
【0071】本発明が使用するマッサージ化粧料の形態
に関しては、液状あるいは固形状のいずれでもよいが、
液状とし、定量吐出容器に収容して使用することが好ま
しい。これにより、マッサージ時に簡便な操作で適性な
一定量を吐出させることができる。なお、ここで液状と
は、クリーム状、ペースト状、ジェル状、O/W乳化
状、W/O乳化状のいずれも含む意味である。また、こ
こで定量吐出容器としては、化粧料の流路における目詰
まりや吐出不良を防止するために、化粧料の最狭流路径
が、液状化粧料に含有されている崩壊性粒子の粒径より
も大きいものを使用することが必要である。このような
定量吐出容器の種類としては、特に制限はないが、例え
ば、ポンプ容器、計量容器などをあげることができる。
【0072】このうち、ポンプ容器は、シリンダー及び
ピストンからなるポンプ室を有し、ピストンを上下動さ
せることによりポンプ室の容量により定まる化粧料を定
量吐出させるものである。ポンプ容器の中にも種々のタ
イプのものが包含されるが、本発明においてはこれらを
広く使用することができる。
【0073】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0074】実施例1及び比較例1 30代の健常女性20名をA群及びB群の2群に分け、
それぞれファンデーションを塗布した化粧肌に対して、
以下のA化粧ステップ(実施例1)又はB化粧ステップ
(比較例1)からなる化粧方法を行い、1時間後にそれ
ぞれの(i) 角質層水分量、(ii)皮脂量の回復状態、(ii
i) つっぱり感を次のように評価した。この結果を図4
〜図6に示す。
【0075】[A化粧ステップ(実施例1)] [A-1] クレンジング:クレンジング化粧料として、表1
の組成の化粧料を2gとり、それを顔全体にのばし、水
で洗い流した。
【0076】
【表1】 クレンジング化粧料 (重量%)ホ゜リオキシエチレンオクチルト゛テ゛シルエーテル (20E.O.)(ELB=13) 12.5 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.3ホ゜リオキシエチレンメチルク゛ルコシト゛ (10E.O.) 15.0 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 12.5 ポリイソブテン(5量体) 12.5 ソルビトール 33.3 メチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 香料 0.1 精製水 13.9
【0077】[A-2] マッサージ:マッサージ化粧料とし
て、表2の組成のマッサージ化粧料を使用し、以下のマ
ッサージ方法を30秒で終えるように行った。
【0078】
【表2】 (*1)崩壊性顆粒:1次粒子としてポリエチレン粉末(平
均粒径5μm)91重量%、結合剤として硬化ナタネ油
3重量%とヒドロキシプロピルセルロース6重量%とを
使用し、特開平6−271414号公報に記載の方法に
したがって製造したもの。
【0079】・マッサージ方法 (1) 手のひらに約2mL化粧料を取り、顔全体に伸ばし
た。 (2) 両手の四指(ひとさし指〜小指)の全体で、口もと
から小鼻を通る線を描くように2〜3回マッサージし
(図1の(a) 方向参照)、 (3) 頬の中心から外側へ円を描くように2〜3回マッサ
ージし(図1の(b) 方向参照)、 (4) 額の中心から外側へ弧を描くように2〜3回マッサ
ージし(図1の(c) 方向参照)、 (5) (2) 〜(4) を3回繰り返し、 (6) 目の下を外側へ3回ゆるやかに弧を描くようにマッ
サージし(図1の(d)方向参照) (7) ぬるま湯で洗い流す。
【0080】[A-3] 洗浄料による洗顔:洗浄料として、
表3の組成の洗顔料をを手のひらに1mLとり、それを
顔全体にのばして泡立て、水で洗い流した。
【0081】
【表3】 洗顔料 (重量%) アルキルサッカライド(*2) 10.0 ミリスチン酸トリエタノールアミン 10.0 ラウリルジメチルアミンオキサイド 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 変性エタノール 3.0 エチレングリコールジステアリル 3.0 ポリオキシエチレン(9)-sec-テトラデシルエーテル 1.0 イオン交換水 60.0 (*2)アルキルサッカライド:構造式 R1−O−(G)n,式中 R1=C1021 ,G=グルコース,n=1.5
【0082】[A-4] 化粧水の使用:化粧水として、表4
の組成の化粧料を手のひらに1mLとり、それを顔全体
にのばした。
【0083】
【表4】
【0084】[A-5] 乳液の使用:乳液として、表5の組
成の化粧料を手のひらに1mLとり、それを顔全体にの
ばした。
【0085】
【表5】 乳液 (重量%) ステアリン酸 0.2 セタノール 1.5 ワセリン 3.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 10.0ホ゜リオキシエチレンモノオレイン 酸エステル(10E.O.) 2.0 香料 0.5 防腐剤、酸化防止剤 適量 グリセリン 3.0 プロピレングリコール 5.0 トリエタノールアミン 1.0 精製水 70.0
【0086】[B化粧ステップ(比較例1)] [A-2] マッサージを行わない以外は、A化粧ステップと
同様に各ステップを順次行った。
【0087】評価項目 (i) 角質層水分量 角質層水分量の指標として、コンダクタンスメーターに
より皮表コンダクタンス値を求めた。
【0088】(ii)皮脂量の回復状態 皮脂量の回復状態の指標として、皮膚表面のスクアレン
量をガスクロマトグラフィにより測定した。
【0089】(iii) つっぱり感 各被験者の自己申告により、「つっぱる」から「つっぱ
らない」を1〜5の5段階に評価し、各群ごとに平均値
を求め、これをつっぱり指数とした。
【0090】図4〜図6から、化粧水及び乳液というス
キンケア化粧料の使用前に崩壊性粒子を含有するマッサ
ージ化粧料を用いてマッサージを行うと、このようなマ
ッサージを行うことなくスキンケア化粧料を使用した場
合に比して、皮脂が速やかに回復し、角質層の保水性も
よく、つっぱり感もなく、スキンケア化粧料の作用が大
きく向上することがわかる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄後にスキンケア化
粧料を使用するにあたり、スキンケア化粧料を効果的に
作用させることができる。したがって、皮膚の角質層の
水分保持機能を高め、皮膚の潤い成分の再生が促進さ
れ、皮膚の柔軟性が向上し、はりやたるみを改善し、化
粧のりを向上させ、化粧崩れを防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧方法における顔のマッサージの説
明図である。
【図2】本発明の化粧方法における身体のマッサージの
説明図である。
【図3】本発明の化粧方法における身体のマッサージの
説明図である。
【図4】実施例及び比較例の化粧方法を行った後の角質
層水分量を示すグラフである。
【図5】実施例及び比較例の化粧方法を行った後の回復
皮脂量を示すグラフである。
【図6】実施例及び比較例の化粧方法を行った後のつっ
ぱり指数を示すグラフである。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚を洗浄料により洗浄し、次いでスキ
    ンケア化粧料を使用する化粧方法において、皮膚の洗浄
    料による洗浄後スキンケア化粧料の使用前に、崩壊性粒
    子を含有するマッサージ化粧料を用いてマッサージする
    ことを特徴とする化粧方法。
  2. 【請求項2】 皮膚をクレンジング及び洗浄料により順
    次洗浄し、次いでスキンケア化粧料を使用する化粧方法
    において、皮膚のクレンジングによる洗浄後洗浄料によ
    る洗浄前に、崩壊性粒子を含有するマッサージ化粧料を
    用いてマッサージすることを特徴とする化粧方法。
  3. 【請求項3】 皮膚をクレンジング及び洗浄料により順
    次洗浄し、次いでスキンケア化粧料を使用する化粧方法
    において、皮膚の洗浄料による洗浄後スキンケア化粧料
    の使用前に、崩壊性粒子を含有するマッサージ化粧料を
    用いてマッサージすることを特徴とする化粧方法。
  4. 【請求項4】 スキンケア化粧料として、化粧水、乳液
    及びクリームの少なくとも1種を使用する請求項1〜3
    のいずれかに記載の化粧方法。
  5. 【請求項5】 スキンケア化粧料として、まず化粧水を
    使用し、次いで乳液又はクリームを使用する請求項4記
    載の化粧方法。
  6. 【請求項6】 マッサージ化粧料が、崩壊性粒子として
    崩壊性顆粒又は崩壊性マイクロカプセルを含有する請求
    項1〜5のいずれかに記載の化粧方法。
  7. 【請求項7】 マッサージ化粧料が、血行促進剤を含有
    する請求項1〜6のいずれかに記載の化粧方法。
  8. 【請求項8】 血行促進剤がニコチン酸トコフェロー
    ル、酢酸トコフェロール、ニコチン酸アミド、センブリ
    エキス、オトギリソウエキス、イチョウエキス、アルニ
    カエキス、ハマメリスエキス、トウキンセンカエキス、
    マロニエエキス、エンメイソウエキス、サルビアエキ
    ス、ハマボウフウエキス、米胚芽油及びボダイジュエキ
    スから選ばれる請求項7記載の化粧方法。
  9. 【請求項9】 マッサージ化粧料が、屈折率1.444
    以上又はSP値16.5以上の油剤を含有する請求項1
    〜6のいずれかに記載の化粧方法。
  10. 【請求項10】 油剤がイソノナン酸イソトリデシル、
    ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステア
    ロイル−3−ミリストイルグリセロール、トリ2−エチ
    ルヘキサン酸グリセリン、スクワラン、1,3−ミリス
    トイルグリセロール、モノイソステアリン酸ジグリセリ
    ン、ジイソステアリン酸ジグリセリン、トリイソステア
    リン酸ジグリセリン及び乳酸オクチルドデシルから選ば
    れる請求項9記載の化粧方法。
  11. 【請求項11】 マッサージ化粧料が、美白剤を含有す
    る請求項1〜6のいずれかに記載の化粧方法。
  12. 【請求項12】 美白剤が、L−アスコルビン酸、アル
    ブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、カミツレエキ
    ス、茶エキス、カッコンエキス及びカンゾウエキスから
    選ばれる請求項11記載の化粧方法。
  13. 【請求項13】 マッサージ化粧料が、皮脂分泌抑制剤
    を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の化粧方法。
  14. 【請求項14】 皮脂分泌抑制剤が、エストラジオー
    ル、スルホ石炭酸亜鉛、酸化亜鉛、ローヤルゼリー、1
    0−ヒドロキシウンデカン酸及び12−ヒドロキシステ
    アリン酸から選ばれる請求項13記載の化粧方法。
  15. 【請求項15】 マッサージ化粧料が液状化粧料である
    請求項1〜14のいずれかに記載の化粧方法。
  16. 【請求項16】 マッサージを、まず動脈の血流方向に
    行い、次に静脈の血流方向に行う請求項1〜15のいず
    れかに記載の化粧方法。
  17. 【請求項17】 マッサージを、(a) 口もとから小鼻を
    通る線を描くように行い、その後、(b) 頬を口もとから
    下眼瞼を通り耳の方へ円を描くように行うマッサージ、
    (c) 額を眉間付近から額上部を通って両端部へ円弧を描
    くように行うマッサージ、及び(d) 下眼瞼を目元から目
    尻の方へ行うマッサージのいずれかを行う請求項16記
    載の化粧方法。
  18. 【請求項18】 マッサージを、(a) 口もとから小鼻を
    通る線を描くように行い、その後、(b) 頬を口もとから
    下眼瞼を通り耳の方へ円を描くように行うマッサージ、
    (c) 額を眉間付近から額上部を通って両端部へ円弧を描
    くように行うマッサージ、及び(d) 下眼瞼を目元から目
    尻の方へ行うマッサージを任意の順序で行う請求項17
    記載の化粧方法。
  19. 【請求項19】 (a) 口もとから小鼻を通る線を描くよ
    うに行うマッサージ、(b) 頬を口もとから下眼瞼を通り
    耳の方へ円を描くように行うマッサージ及び(c) 額を眉
    間付近から額上部を通って両端部へ円弧を描くように行
    うマッサージを、各2〜3回ずつ、(a),(b),(c) の順序
    で2〜3回繰り返し、次いで(d) 下眼瞼を目元から目尻
    の方へ行うマッサージを2〜3回行う請求項17記載の
    化粧方法。
  20. 【請求項20】 両手の指全体でマッサージする請求項
    1〜19のいずれかに記載の化粧方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行う血行促進方法。
  22. 【請求項22】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行う肌色改善方法。
  23. 【請求項23】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行うむくみ低減方法。
  24. 【請求項24】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行うにきび予防・解消方法。
  25. 【請求項25】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行う化粧崩れ防止方法。
  26. 【請求項26】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行う皮膚のはり改善方法。
  27. 【請求項27】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行う皮膚のたるみ改善方法。
  28. 【請求項28】 請求項1〜20のいずれかに記載の化
    粧方法を行う化粧のり改善方法。
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