JPH1087806A - 共重合ポリエステル及び金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム - Google Patents
共重合ポリエステル及び金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムInfo
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- JPH1087806A JPH1087806A JP24640496A JP24640496A JPH1087806A JP H1087806 A JPH1087806 A JP H1087806A JP 24640496 A JP24640496 A JP 24640496A JP 24640496 A JP24640496 A JP 24640496A JP H1087806 A JPH1087806 A JP H1087806A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属板と貼合せた後の製缶加工性、例えば深
絞りしごき加工性に優れ、かつ製缶後の耐衝撃性、耐熱
脆化性、耐レトルト性、保香性に優れたポリエステルフ
ィルム及び該フィルムを構成する共重合ポリエステルを
提供する。 【解決手段】 主たるジカルボン酸成分がテレフタル酸
であり、主たるジオール成分が1、4ーブタンジオール
デアリ、かつ共重合成分が炭素数4〜12の脂肪族飽和
ジカルボン酸である共重合ポリエステルであって、ポリ
マーに溶解したチタン化合物がチタン金属の量として3
0〜200ppm含有され、かつオリゴマーの含有量が
0.5wt%以下であることを特徴とする共重合ポリエ
ステル(I)、並びにこれを構成成分の一つとして用い
る金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。
絞りしごき加工性に優れ、かつ製缶後の耐衝撃性、耐熱
脆化性、耐レトルト性、保香性に優れたポリエステルフ
ィルム及び該フィルムを構成する共重合ポリエステルを
提供する。 【解決手段】 主たるジカルボン酸成分がテレフタル酸
であり、主たるジオール成分が1、4ーブタンジオール
デアリ、かつ共重合成分が炭素数4〜12の脂肪族飽和
ジカルボン酸である共重合ポリエステルであって、ポリ
マーに溶解したチタン化合物がチタン金属の量として3
0〜200ppm含有され、かつオリゴマーの含有量が
0.5wt%以下であることを特徴とする共重合ポリエ
ステル(I)、並びにこれを構成成分の一つとして用い
る金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共重合ポリエステル
及び金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムに関
し、さらに詳しくは共重合成分として炭素数4〜12の
脂肪族飽和ジカルボン酸を有する共重合ポリブチレンテ
レフタレートであって、ポリマーに溶解のチタン化合物
を特定量含有し、かつオリゴマーが特定量以下含有され
ていることを特徴とし、他の芳香族ポリエステルとの相
溶性に優れる共重合ポリエステル、及び該共重合ポリエ
ステルを含有することにより、金属板と貼合せて絞りし
ごき加工等の製缶加工をする際優れた成形加工性を示
し、且つ耐熱性、耐レトルト性、保香性、耐衝撃性、防
錆性等に優れた金属缶、例えば飲料缶、食品缶を製造し
得る金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムに関
する。
及び金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムに関
し、さらに詳しくは共重合成分として炭素数4〜12の
脂肪族飽和ジカルボン酸を有する共重合ポリブチレンテ
レフタレートであって、ポリマーに溶解のチタン化合物
を特定量含有し、かつオリゴマーが特定量以下含有され
ていることを特徴とし、他の芳香族ポリエステルとの相
溶性に優れる共重合ポリエステル、及び該共重合ポリエ
ステルを含有することにより、金属板と貼合せて絞りし
ごき加工等の製缶加工をする際優れた成形加工性を示
し、且つ耐熱性、耐レトルト性、保香性、耐衝撃性、防
錆性等に優れた金属缶、例えば飲料缶、食品缶を製造し
得る金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリエステルは、フィルム、繊
維、成形用樹脂等、多種・多様な用途に有用な素材とし
て知られている。また芳香族ポリエステルの中でもテレ
フタル酸系ポリエステルは物理的、化学的、熱的特性等
の物性バランスに優れた素材として知られている。
維、成形用樹脂等、多種・多様な用途に有用な素材とし
て知られている。また芳香族ポリエステルの中でもテレ
フタル酸系ポリエステルは物理的、化学的、熱的特性等
の物性バランスに優れた素材として知られている。
【0003】近年、金属缶の工程簡素化、衛生性向上、
公害防止の目的で、一般に缶内外面に施す有機溶剤系の
塗装の代わりに芳香族ポリエステル系フィルムをブリ
キ、テインフリースチール、アルミ二ウム等の金属板に
ラミネートした後、絞りしごき加工等により製缶する方
法が検討されており、該ラミネート用のポリエステルフ
ィルムに関して多数の提案がなされている。
公害防止の目的で、一般に缶内外面に施す有機溶剤系の
塗装の代わりに芳香族ポリエステル系フィルムをブリ
キ、テインフリースチール、アルミ二ウム等の金属板に
ラミネートした後、絞りしごき加工等により製缶する方
法が検討されており、該ラミネート用のポリエステルフ
ィルムに関して多数の提案がなされている。
【0004】例えば、特開昭56−10451号公報、
特開平1−192546号公報には低融点接着層を介し
て2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを金属
板にラミネートし、特開平1−192545号公報、特
開平2−57339号公報には非晶若しくは極めて低結
晶性の芳香族ポリエステルフィルムを金属板にラミネー
トし、また特開昭64−22530号公報には低配向で
熱固定された2軸延伸ポリエチレンテレフタレートを金
属板にラミネートし、製缶材料として用いることが記載
されているが、本発明者の研究によれば耐熱性、成形加
工性、保香性、耐経時脆化性等をバランスさせるに足る
十分な特性がいずれの場合にも得られない。
特開平1−192546号公報には低融点接着層を介し
て2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを金属
板にラミネートし、特開平1−192545号公報、特
開平2−57339号公報には非晶若しくは極めて低結
晶性の芳香族ポリエステルフィルムを金属板にラミネー
トし、また特開昭64−22530号公報には低配向で
熱固定された2軸延伸ポリエチレンテレフタレートを金
属板にラミネートし、製缶材料として用いることが記載
されているが、本発明者の研究によれば耐熱性、成形加
工性、保香性、耐経時脆化性等をバランスさせるに足る
十分な特性がいずれの場合にも得られない。
【0005】また、特開平5−339348号公報では
特定の融点、ガラス転移温度及び末端カルボキシル基濃
度を有する共重合ポリエステルからなる金属板貼合せ成
形加工用ポリエステルフィルムが、特開平6−3997
9号公報、特開平7−205383号公報では特定の融
点、ガラス転移点を有する共重合ポリエステルを積層し
た金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム、金属
ラミネート用ポリエステルフィルムが提案されている
が、本発明者の研究によれば十分な保香性が得られな
い。
特定の融点、ガラス転移温度及び末端カルボキシル基濃
度を有する共重合ポリエステルからなる金属板貼合せ成
形加工用ポリエステルフィルムが、特開平6−3997
9号公報、特開平7−205383号公報では特定の融
点、ガラス転移点を有する共重合ポリエステルを積層し
た金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム、金属
ラミネート用ポリエステルフィルムが提案されている
が、本発明者の研究によれば十分な保香性が得られな
い。
【0006】さらに、特開平6−116376号公報で
は、特定量のアルカリ金属元素とゲルマニウム元素を含
有する共重合ポリエステルからなる金属板貼り合せ成形
加工用ポリエステルフィルムが提案されているが、この
フイルムは保香性に優れるものの耐衝撃性が充分なもの
とは言い難い。特開平8−112886号公報では、特
定量のアルカリ金属元素を含有し、特定の融点、ガラス
転移点を有する共重合ポリエステルを積層した金属板貼
合せ成形加工用ポリエステルフィルムが提案されている
が、このフイルムはある程度保香性、耐衝撃性、成形加
工性、耐経時脆化性、耐熱性等の要求特性を満足するも
のの、缶体の意匠、デザインの自由度を増す為に極めて
高倍率に深絞りしごき成形する時に成形加工性等が不十
分となる。また、特開平7−227946号公報では、
特定の架橋高分子粒子を含有する長鎖脂肪族ジカルボン
酸共重合ポリエステルを積層し、オリゴマー溶出量を少
なくした金属ラミネート用ポリエステル複合フィルムが
提案されているが、このフイルムは高度な深絞り成形性
が必要な用途では、要求特性を十分に満足するものでは
ない。
は、特定量のアルカリ金属元素とゲルマニウム元素を含
有する共重合ポリエステルからなる金属板貼り合せ成形
加工用ポリエステルフィルムが提案されているが、この
フイルムは保香性に優れるものの耐衝撃性が充分なもの
とは言い難い。特開平8−112886号公報では、特
定量のアルカリ金属元素を含有し、特定の融点、ガラス
転移点を有する共重合ポリエステルを積層した金属板貼
合せ成形加工用ポリエステルフィルムが提案されている
が、このフイルムはある程度保香性、耐衝撃性、成形加
工性、耐経時脆化性、耐熱性等の要求特性を満足するも
のの、缶体の意匠、デザインの自由度を増す為に極めて
高倍率に深絞りしごき成形する時に成形加工性等が不十
分となる。また、特開平7−227946号公報では、
特定の架橋高分子粒子を含有する長鎖脂肪族ジカルボン
酸共重合ポリエステルを積層し、オリゴマー溶出量を少
なくした金属ラミネート用ポリエステル複合フィルムが
提案されているが、このフイルムは高度な深絞り成形性
が必要な用途では、要求特性を十分に満足するものでは
ない。
【0007】本発明者はポリブチレンテレフタレートの
優れた特性に着目し、このポリマーで上述のフイルム欠
点を解消すべく検討を行ったが、該ポリブチレンテレフ
タレートでは改善効果が不十分なことが明らかとなっ
た。
優れた特性に着目し、このポリマーで上述のフイルム欠
点を解消すべく検討を行ったが、該ポリブチレンテレフ
タレートでは改善効果が不十分なことが明らかとなっ
た。
【0008】一方、ポリブチレンテレフタレートの製造
では、通常、反応触媒として高い触媒能を有するチタン
化合物が使用されている。しかし、チタン化合物はポリ
マー劣化の要因にもなり、この使用量はできるだけ少な
く抑制されている。また、化合物との組合せによっては
ポリマーを着色することがあり、、例えば特開昭57−
90016号公報には、チタン化合物の存在下にアジピ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸を共重合すると、得られる
ポリマーが著しく着色することが記載されている。この
着色は、ポリマー劣化による色とは違い、チタン化合物
と脂肪族ジカルボン酸との相互作用によると推測され
る。
では、通常、反応触媒として高い触媒能を有するチタン
化合物が使用されている。しかし、チタン化合物はポリ
マー劣化の要因にもなり、この使用量はできるだけ少な
く抑制されている。また、化合物との組合せによっては
ポリマーを着色することがあり、、例えば特開昭57−
90016号公報には、チタン化合物の存在下にアジピ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸を共重合すると、得られる
ポリマーが著しく着色することが記載されている。この
着色は、ポリマー劣化による色とは違い、チタン化合物
と脂肪族ジカルボン酸との相互作用によると推測され
る。
【0009】この改善策として幾つかの提案がなされて
いる。例えば、特公平8−80932号公報は、テレフ
タル酸又はその誘導体、アジピン酸又はその誘導体及び
1,4−ブタンジオールをチタン化合物の存在下でエス
テル化又はエステル交換反応せしめ、得られる反応生成
物をチタン化合物及び5価のリン化合物の存在下で重縮
合反応せしめるアジピン酸共重合ポリエステルの製造法
を開示している。また特開平8−169945号公報
は、触媒として有機チタ二ウム化合物を用いるポリブチ
レンテレフタレートの重合反応において、有機又は無機
のカルシウム塩化合物を添加するポリブチレンテレフタ
レートの重合方法を開示している。
いる。例えば、特公平8−80932号公報は、テレフ
タル酸又はその誘導体、アジピン酸又はその誘導体及び
1,4−ブタンジオールをチタン化合物の存在下でエス
テル化又はエステル交換反応せしめ、得られる反応生成
物をチタン化合物及び5価のリン化合物の存在下で重縮
合反応せしめるアジピン酸共重合ポリエステルの製造法
を開示している。また特開平8−169945号公報
は、触媒として有機チタ二ウム化合物を用いるポリブチ
レンテレフタレートの重合反応において、有機又は無機
のカルシウム塩化合物を添加するポリブチレンテレフタ
レートの重合方法を開示している。
【0010】これら着色防止技術は、単独ポリマーの着
色防止という点からはある程度効果を発現するものであ
るが、改質技術として他のポリエステルとのポリマーブ
レンドを行う場合、上記着色防止技術を施した共重合ポ
リエステルでは他のポリエステルとの相溶性に劣り、十
分な要求特性が得られない。
色防止という点からはある程度効果を発現するものであ
るが、改質技術として他のポリエステルとのポリマーブ
レンドを行う場合、上記着色防止技術を施した共重合ポ
リエステルでは他のポリエステルとの相溶性に劣り、十
分な要求特性が得られない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はこれらの欠
点を解消すべく鋭意検討を行った結果、アジピン酸、セ
バシン酸等に代表される炭素数4〜12の脂肪族飽和ジ
カルボン酸成分がポリマー融点、ガラス転移点等の物性
コントロールを容易にでき、且つ安価で入手が容易であ
るという利点を有し、しかも該脂肪族飽和ジカルボン酸
成分を共重合した共重合ポリブチレンテレフタレートに
特定量のチタンを含有させ、かつオリゴマー含有量を特
定量以下としたものが優れた保香性、耐熱性、耐レトル
ト性を保持しながら、製缶後の耐衝撃性、成形加工性を
より一層向上した金属板貼合せ成形加工用ポリエステル
フィルムの製造に極めて有用であることを知見し、本発
明に到達した。
点を解消すべく鋭意検討を行った結果、アジピン酸、セ
バシン酸等に代表される炭素数4〜12の脂肪族飽和ジ
カルボン酸成分がポリマー融点、ガラス転移点等の物性
コントロールを容易にでき、且つ安価で入手が容易であ
るという利点を有し、しかも該脂肪族飽和ジカルボン酸
成分を共重合した共重合ポリブチレンテレフタレートに
特定量のチタンを含有させ、かつオリゴマー含有量を特
定量以下としたものが優れた保香性、耐熱性、耐レトル
ト性を保持しながら、製缶後の耐衝撃性、成形加工性を
より一層向上した金属板貼合せ成形加工用ポリエステル
フィルムの製造に極めて有用であることを知見し、本発
明に到達した。
【0012】従って、本発明の目的は、従来のポリエス
テルフィルムが持っている優れた保香性、耐熱性、耐レ
トルト性を保持しながら、製缶後の耐衝撃性、成形加工
性をさらに向上した金属板貼合せ成形加工用ポリエステ
ルフィルムの製造に有用な共重合ポリエステルを提供す
ることにある。
テルフィルムが持っている優れた保香性、耐熱性、耐レ
トルト性を保持しながら、製缶後の耐衝撃性、成形加工
性をさらに向上した金属板貼合せ成形加工用ポリエステ
ルフィルムの製造に有用な共重合ポリエステルを提供す
ることにある。
【0013】本発明の他の目的は、従来のポリエステル
フィルムが持っている優れた保香性、耐熱性、耐レトル
ト性を保持しながら、製缶後の耐衝撃性、成形加工性を
さらに向上した金属板貼合せ成形加工用(積層)ポリエ
ステルフィルムを提供することにある。
フィルムが持っている優れた保香性、耐熱性、耐レトル
ト性を保持しながら、製缶後の耐衝撃性、成形加工性を
さらに向上した金属板貼合せ成形加工用(積層)ポリエ
ステルフィルムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、 (1) 主たるジカルボン酸成分がテレフタル酸であ
り、主たるジオール成分が1、4ーブタンジオール(テ
トラメチレングリコール)であり、かつ共重合成分が炭
素数4〜12の脂肪族飽和ジカルボン酸である共重合ポ
リエステルであって、ポリマーに溶解のチタン化合物が
チタン金属の量として30〜200ppm含有され、か
つオリゴマーの含有量が0.5wt%以下であることを
特徴とする共重合ポリエステル(共重合ポリエステル
(I))。
本発明によれば、 (1) 主たるジカルボン酸成分がテレフタル酸であ
り、主たるジオール成分が1、4ーブタンジオール(テ
トラメチレングリコール)であり、かつ共重合成分が炭
素数4〜12の脂肪族飽和ジカルボン酸である共重合ポ
リエステルであって、ポリマーに溶解のチタン化合物が
チタン金属の量として30〜200ppm含有され、か
つオリゴマーの含有量が0.5wt%以下であることを
特徴とする共重合ポリエステル(共重合ポリエステル
(I))。
【0015】(2) 前記共重合ポリエステル(I)を
フイルム構成成分の一つとして含有している金属板貼合
せ成形加工用ポリエステルフィルム。
フイルム構成成分の一つとして含有している金属板貼合
せ成形加工用ポリエステルフィルム。
【0016】によって達成される。
【0017】本発明における共重合ポリエステル(I)
は、主たる酸成分がテレフタル酸であり、主たるジオー
ル成分がテトラメチレングリコールであり、共重合成分
が炭素数4〜12の脂肪族飽和ジカルボン酸である共重
合ポリエステルである。このポリマーはテレフタル酸ま
たはそのエステル形成性誘導体(例えば低級アルキルエ
ステル、好ましくはジメチルエステル)、テトラメチレ
ングリコール、および炭素数4〜12の脂肪族飽和ジカ
ルボン酸またはそのエステル形成性誘導体(炭素数1〜
10のアルキルエステル、好ましくはジメチルエステ
ル)を重縮合反応させて得られる。
は、主たる酸成分がテレフタル酸であり、主たるジオー
ル成分がテトラメチレングリコールであり、共重合成分
が炭素数4〜12の脂肪族飽和ジカルボン酸である共重
合ポリエステルである。このポリマーはテレフタル酸ま
たはそのエステル形成性誘導体(例えば低級アルキルエ
ステル、好ましくはジメチルエステル)、テトラメチレ
ングリコール、および炭素数4〜12の脂肪族飽和ジカ
ルボン酸またはそのエステル形成性誘導体(炭素数1〜
10のアルキルエステル、好ましくはジメチルエステ
ル)を重縮合反応させて得られる。
【0018】前記脂肪族飽和ジカルボン酸およびそのエ
ステル形成性誘導体は、下記式で表わされる化合物であ
る。
ステル形成性誘導体は、下記式で表わされる化合物であ
る。
【0019】
【化1】 R1−OOC−[CH2]n−COO−R2 ・・・(1) (但し、nは2〜10の数を示す。R1,R2はそれぞれ
水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、R
1とR2は同一でも異なっていても良い。) 前記脂肪族飽和ジカルボン酸としては、コハク酸、グル
タン酸、アジピン酸、ピメリンス酸、スベリン酸、セバ
シン酸、デカンジカルボン酸等を例示することができ
る。これらの中、メチレン基の数が4〜8のもの(アジ
ピン酸、ピメリンス酸、スベリン酸、セバシン酸等)が
好ましく、特にアジピン酸が好ましい。
水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、R
1とR2は同一でも異なっていても良い。) 前記脂肪族飽和ジカルボン酸としては、コハク酸、グル
タン酸、アジピン酸、ピメリンス酸、スベリン酸、セバ
シン酸、デカンジカルボン酸等を例示することができ
る。これらの中、メチレン基の数が4〜8のもの(アジ
ピン酸、ピメリンス酸、スベリン酸、セバシン酸等)が
好ましく、特にアジピン酸が好ましい。
【0020】共重合ポリエステル(I)を構成する全ジ
カルボン酸当たり、脂肪族飽和ジカルボン酸成分の共重
合割合は3〜45モル%が好ましく、10〜30モル%
の範囲が特に好ましい。脂肪族飽和ジカルボン酸成分の
割合が3モル%未満では成形加工時、例えば金属板に貼
合せて深絞り成形を行った場合、その成形性、耐衝撃性
が不十分となり好ましくない。一方45モル%を超える
場合は、耐熱性が低下し好ましくない。
カルボン酸当たり、脂肪族飽和ジカルボン酸成分の共重
合割合は3〜45モル%が好ましく、10〜30モル%
の範囲が特に好ましい。脂肪族飽和ジカルボン酸成分の
割合が3モル%未満では成形加工時、例えば金属板に貼
合せて深絞り成形を行った場合、その成形性、耐衝撃性
が不十分となり好ましくない。一方45モル%を超える
場合は、耐熱性が低下し好ましくない。
【0021】本発明における共重合ポリエステル(I)
はその特徴が損なわれない範囲で少量の他の成分が共重
合されていてもよい。他の共重合成分としては、テレフ
タル酸成分以外の芳香族ジカルボン酸(例えば、イソフ
タル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸等)、脂環族ジカル
ボン酸(例えば、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸等)、炭素数
4〜12の脂肪族飽和ジカルボン酸以外の脂肪族ジカル
ボン酸(例えば、ダイマー酸等)、オキシカルボン酸
(例えば、p−オキシ安息香酸等)、テトラメチレング
リコール以外のアルキレングリコール(例えば、エチレ
ングリコール、トリメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール等)、分岐アルキレングリコール(例え
ば、プロピレングリコール、HO−CH2−C(R)2−
CH2−OH(但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基で
あり、特にメチルが好ましい)、ジエチレングリコール
(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)、脂環
族ジオール(例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等)、ポリオキシアルキレングリコール(例えば、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等)等を挙げることができる。これらは一種以上用いる
ことができる。
はその特徴が損なわれない範囲で少量の他の成分が共重
合されていてもよい。他の共重合成分としては、テレフ
タル酸成分以外の芳香族ジカルボン酸(例えば、イソフ
タル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸等)、脂環族ジカル
ボン酸(例えば、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸等)、炭素数
4〜12の脂肪族飽和ジカルボン酸以外の脂肪族ジカル
ボン酸(例えば、ダイマー酸等)、オキシカルボン酸
(例えば、p−オキシ安息香酸等)、テトラメチレング
リコール以外のアルキレングリコール(例えば、エチレ
ングリコール、トリメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール等)、分岐アルキレングリコール(例え
ば、プロピレングリコール、HO−CH2−C(R)2−
CH2−OH(但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基で
あり、特にメチルが好ましい)、ジエチレングリコール
(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)、脂環
族ジオール(例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等)、ポリオキシアルキレングリコール(例えば、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等)等を挙げることができる。これらは一種以上用いる
ことができる。
【0022】前記共重合ポリエステル(I)の中では、
他のポリエステルとブレンドした際の相溶性が良好で、
単独フイルムでも積層フイルムでも金属板に貼合せて深
絞り成形する際の成形性、耐衝撃性等の性能に特に優れ
るという点で、アジピン酸を共重合成分とする共重合ポ
リブチレンテレフタレートが最も優れたものである。
他のポリエステルとブレンドした際の相溶性が良好で、
単独フイルムでも積層フイルムでも金属板に貼合せて深
絞り成形する際の成形性、耐衝撃性等の性能に特に優れ
るという点で、アジピン酸を共重合成分とする共重合ポ
リブチレンテレフタレートが最も優れたものである。
【0023】本発明における共重合ポリエステル(I)
は、ポリマーに溶解のチタン化合物をチタン金属の量と
して30〜200ppmの範囲で含有している必要があ
る。ここで、ポリマーに溶解のチタン化合物のチタン金
属量は、サンプルポリマーを溶媒(例えば、クロロホル
ム/ヘキサフルオロイソプロパノール混液)に溶解さ
せ、不溶のチタン化合物(例えば酸化チタン粒子等)を
遠心分離し、残った上澄をエバポレートして乾固ポリマ
ーを得、次いでこのポリマーを湿式分解した溶液につい
てIPC発光分析しチタン金属量を定量する。このチタ
ン化合物の量がチタン金属として30ppm未満では他
のポリエステルとの相溶性が劣り、フイルムを金属板に
貼合せて深絞り成形して使用する場合、とりわけ極めて
高倍率に深絞りしごき加工するとき、あるいは高次後加
工を施すときに、十分な成形性と耐衝撃性を得ることが
できず、成形時クラックの発生やフィルム白化現象を起
こし、好ましくない。一方、200ppmを超える場合
は、ポリマー単体自身の溶融熱安定性の低下を引き起こ
し、成形加工時の分子量低下が大きく、フイルムを金属
板に貼合せて深絞り成形して使用する場合もかえって成
形性、耐衝撃性の低下を引き起こし、好ましくない。チ
タン金属の含有量は好ましくは40〜180ppm、更
に好ましくは50〜160ppmである。
は、ポリマーに溶解のチタン化合物をチタン金属の量と
して30〜200ppmの範囲で含有している必要があ
る。ここで、ポリマーに溶解のチタン化合物のチタン金
属量は、サンプルポリマーを溶媒(例えば、クロロホル
ム/ヘキサフルオロイソプロパノール混液)に溶解さ
せ、不溶のチタン化合物(例えば酸化チタン粒子等)を
遠心分離し、残った上澄をエバポレートして乾固ポリマ
ーを得、次いでこのポリマーを湿式分解した溶液につい
てIPC発光分析しチタン金属量を定量する。このチタ
ン化合物の量がチタン金属として30ppm未満では他
のポリエステルとの相溶性が劣り、フイルムを金属板に
貼合せて深絞り成形して使用する場合、とりわけ極めて
高倍率に深絞りしごき加工するとき、あるいは高次後加
工を施すときに、十分な成形性と耐衝撃性を得ることが
できず、成形時クラックの発生やフィルム白化現象を起
こし、好ましくない。一方、200ppmを超える場合
は、ポリマー単体自身の溶融熱安定性の低下を引き起こ
し、成形加工時の分子量低下が大きく、フイルムを金属
板に貼合せて深絞り成形して使用する場合もかえって成
形性、耐衝撃性の低下を引き起こし、好ましくない。チ
タン金属の含有量は好ましくは40〜180ppm、更
に好ましくは50〜160ppmである。
【0024】前記共重合ポリエステル(I)に添加含有
されるチタン化合物はポリマーに溶解のチタン化合物で
ある。これは、共重合ポリエステル(I)を他のポリエ
ステルと溶融混合する際ポリエステル同士のエステル交
換性を促進し、有用な金属板貼合せ成形加工用フイルム
を得ることができるからである。該チタン化合物はポリ
エステルを合成する際のエステル化又はエステル交換反
応触媒として用いられるものでも、また重縮合触媒とし
て用いられるものでもよい。また、重合後のポリエステ
ルにチタン化合物を、単軸あるいは2軸押出し機等に
て、直接添加してもよい。これらの中、品質を安定に得
るため、ポリエステル製造の際の触媒として添加する方
法が好ましい。
されるチタン化合物はポリマーに溶解のチタン化合物で
ある。これは、共重合ポリエステル(I)を他のポリエ
ステルと溶融混合する際ポリエステル同士のエステル交
換性を促進し、有用な金属板貼合せ成形加工用フイルム
を得ることができるからである。該チタン化合物はポリ
エステルを合成する際のエステル化又はエステル交換反
応触媒として用いられるものでも、また重縮合触媒とし
て用いられるものでもよい。また、重合後のポリエステ
ルにチタン化合物を、単軸あるいは2軸押出し機等に
て、直接添加してもよい。これらの中、品質を安定に得
るため、ポリエステル製造の際の触媒として添加する方
法が好ましい。
【0025】共重合ポリエステル(I)に添加含有され
るチタン化合物としては、例えばテトラn−ブチルチタ
ネート、テトラn−プロピルチタネート、テトライソプ
ロピルチタネート、テトラエチルチタネート、テトラメ
チルチタネート等の有機チタネート及びその加水分解
物、四塩化チタン、硫酸チタンの加水分解物チタン弗化
亜鉛、チタン弗化カリウム、チタン弗化コバルト等の無
機チタン化合物、酢酸チタン、シュウ酸チタン、シュウ
酸チタンカリウム等の通常ポリエステル製造の際、触媒
として用いられるチタン化合物等が挙げられるが、好ま
しくはテトラn−ブチルチタネートが良い。これらのチ
タン化合物は二種以上を併用しても良い。
るチタン化合物としては、例えばテトラn−ブチルチタ
ネート、テトラn−プロピルチタネート、テトライソプ
ロピルチタネート、テトラエチルチタネート、テトラメ
チルチタネート等の有機チタネート及びその加水分解
物、四塩化チタン、硫酸チタンの加水分解物チタン弗化
亜鉛、チタン弗化カリウム、チタン弗化コバルト等の無
機チタン化合物、酢酸チタン、シュウ酸チタン、シュウ
酸チタンカリウム等の通常ポリエステル製造の際、触媒
として用いられるチタン化合物等が挙げられるが、好ま
しくはテトラn−ブチルチタネートが良い。これらのチ
タン化合物は二種以上を併用しても良い。
【0026】本発明における共重合ポリエステル(I)
は、上述したように、その製造において重縮合触媒とし
てチタン化合物を使用したものが好ましいが、通常ポリ
エステルを重縮合する際に用いられる他の重縮合触媒を
単独で使用しても良いし、チタン化合物と併用しても良
い。この種類としては特に限定されないが、例えば、ア
ンチモン化合物、ゲルマニウム化合物、スズ化合物、カ
ルシウム化合物、マグネシウム化合物等があげられる。
は、上述したように、その製造において重縮合触媒とし
てチタン化合物を使用したものが好ましいが、通常ポリ
エステルを重縮合する際に用いられる他の重縮合触媒を
単独で使用しても良いし、チタン化合物と併用しても良
い。この種類としては特に限定されないが、例えば、ア
ンチモン化合物、ゲルマニウム化合物、スズ化合物、カ
ルシウム化合物、マグネシウム化合物等があげられる。
【0027】本発明における共重合ポリエステル(I)
は、オリゴマー含有量(1量体から5量体のトータル含
有量)が0.5wt%以下、好ましくは0.40wt%
以下、更に好ましくは0.3wt%以下である。共重合
ポリエステル(I)のオリゴマー含有量が0.5wt%
を超える場合、金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフ
ィルムの構成成分として共重合ポリエステル(I)を使
用したとき、フィルム化後のオリゴマー増加量が多くな
り、レトルト処理後の抽出オリゴマー量が増加し、保香
性が低下してしまい好ましくない。共重合ポリエステル
(I)中のオリゴマー含有量を0.5wt%以下にする
には、溶融重合後に固相重合処理を行うのが好ましい。
は、オリゴマー含有量(1量体から5量体のトータル含
有量)が0.5wt%以下、好ましくは0.40wt%
以下、更に好ましくは0.3wt%以下である。共重合
ポリエステル(I)のオリゴマー含有量が0.5wt%
を超える場合、金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフ
ィルムの構成成分として共重合ポリエステル(I)を使
用したとき、フィルム化後のオリゴマー増加量が多くな
り、レトルト処理後の抽出オリゴマー量が増加し、保香
性が低下してしまい好ましくない。共重合ポリエステル
(I)中のオリゴマー含有量を0.5wt%以下にする
には、溶融重合後に固相重合処理を行うのが好ましい。
【0028】溶融重合の典型的な方法としては、ジカル
ボン酸又はそのエステル形成誘導体とグリコール、更に
は式(1)で示された脂肪族飽和ジカルボン酸又はその
エステル形成性誘導体とをエステル化又はエステル交換
反応させ、次いで得られる反応生成物を重縮合反応させ
る方法が挙げられる。固相重合の典型的な方法として
は、窒素により流動化された常圧流動床若しくは減圧流
動床方式を用いて、又は回転真空乾燥機方式を用いて行
う方法が挙げられる。
ボン酸又はそのエステル形成誘導体とグリコール、更に
は式(1)で示された脂肪族飽和ジカルボン酸又はその
エステル形成性誘導体とをエステル化又はエステル交換
反応させ、次いで得られる反応生成物を重縮合反応させ
る方法が挙げられる。固相重合の典型的な方法として
は、窒素により流動化された常圧流動床若しくは減圧流
動床方式を用いて、又は回転真空乾燥機方式を用いて行
う方法が挙げられる。
【0029】本発明における共重合ポリエステル(I)
は酸化防止剤を0.01〜0.5wt%、更には0.0
2〜0.4wt%含有していることが好ましい。この酸
化防止剤が0.01wt%未満では熱安定性が極端に低
下するので好ましくなく、一方0.5wt%を超えると
酸化防止剤自体が該ポリエステルの分解触媒として作用
し熱安定性が低下するので好ましくない。酸化防止剤と
しては、例えばヒンダードフェノール、2級芳香族アミ
ン、ヒンダードアミン等のラジカルトラップ型酸化防止
剤、ホスホナイト、トリアルキルホスフィット、ジラウ
リルジプロピオネート等の過酸化物分解型酸化防止剤が
挙げられるが、これらの中ヒンダードフェノールが好ま
しい。特に好ましいヒンダードフェノールとしてはテト
ラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロ−シナメート)]メタン(市販品として
は、チバガイギー社製Irgnox1010が挙げられる)が
挙げられる。
は酸化防止剤を0.01〜0.5wt%、更には0.0
2〜0.4wt%含有していることが好ましい。この酸
化防止剤が0.01wt%未満では熱安定性が極端に低
下するので好ましくなく、一方0.5wt%を超えると
酸化防止剤自体が該ポリエステルの分解触媒として作用
し熱安定性が低下するので好ましくない。酸化防止剤と
しては、例えばヒンダードフェノール、2級芳香族アミ
ン、ヒンダードアミン等のラジカルトラップ型酸化防止
剤、ホスホナイト、トリアルキルホスフィット、ジラウ
リルジプロピオネート等の過酸化物分解型酸化防止剤が
挙げられるが、これらの中ヒンダードフェノールが好ま
しい。特に好ましいヒンダードフェノールとしてはテト
ラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロ−シナメート)]メタン(市販品として
は、チバガイギー社製Irgnox1010が挙げられる)が
挙げられる。
【0030】本発明における共重合ポリエステル(I)
には、例えば熱安定剤、粘度調整剤、可塑剤、色相改良
剤、核剤、紫外線吸収剤、顔料、フイルム製造工程にお
ける巻き取り性改良剤としての滑剤等の添加剤を必要に
応じて加えることができる。
には、例えば熱安定剤、粘度調整剤、可塑剤、色相改良
剤、核剤、紫外線吸収剤、顔料、フイルム製造工程にお
ける巻き取り性改良剤としての滑剤等の添加剤を必要に
応じて加えることができる。
【0031】また、本発明における共重合ポリエステル
(I)の分子量は、極限粘度数(オルソクロロフェノー
ル、35℃)で0.70〜1.50、更には0.80〜
1.10のものが好ましい。極限粘度数がこの範囲を超
えると成形加工時、特にフィルム製造の溶融押出し工程
での剪断発熱が大きく、かえって分子量低下を招き、フ
イルムの耐熱性が低下するので好ましくない。また、こ
の範囲未満では、フイルムの成形加工時十分な強度が得
られなくなるので好ましくない。
(I)の分子量は、極限粘度数(オルソクロロフェノー
ル、35℃)で0.70〜1.50、更には0.80〜
1.10のものが好ましい。極限粘度数がこの範囲を超
えると成形加工時、特にフィルム製造の溶融押出し工程
での剪断発熱が大きく、かえって分子量低下を招き、フ
イルムの耐熱性が低下するので好ましくない。また、こ
の範囲未満では、フイルムの成形加工時十分な強度が得
られなくなるので好ましくない。
【0032】本発明における共重合ポリエステル(I)
を金属板に貼合せ、深絞りしごき成形を行うような、金
属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムの素材とし
て使用する場合、該共重合ポリエステル(I)5〜60
wt%と融点が200〜255℃の、該共重合ポリエス
テル(I)以外の芳香族ポリエステル(II)95〜40
wt%を配合して使用することが好ましい。共重合ポリ
エステル(I)の割合が5wt%未満、他の芳香族ポリ
エステルの割合が95wt%を超える場合には、フイル
ムを高倍率に深絞りしごき成形するとき成形加工性が劣
り、フィルムの割れ、白化現象等が起こり好ましくな
い。一方、共重合ポリエステル(I)の割合が60wt
%を超え、他の芳香族ポリエステルが40wt%未満の
場合には耐熱脆化性が低下し好ましくない。
を金属板に貼合せ、深絞りしごき成形を行うような、金
属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムの素材とし
て使用する場合、該共重合ポリエステル(I)5〜60
wt%と融点が200〜255℃の、該共重合ポリエス
テル(I)以外の芳香族ポリエステル(II)95〜40
wt%を配合して使用することが好ましい。共重合ポリ
エステル(I)の割合が5wt%未満、他の芳香族ポリ
エステルの割合が95wt%を超える場合には、フイル
ムを高倍率に深絞りしごき成形するとき成形加工性が劣
り、フィルムの割れ、白化現象等が起こり好ましくな
い。一方、共重合ポリエステル(I)の割合が60wt
%を超え、他の芳香族ポリエステルが40wt%未満の
場合には耐熱脆化性が低下し好ましくない。
【0033】前記芳香族ポリエステル(II)は、芳香族
ジカルボン酸成分とジオール成分よりなるポリエステル
(ホモポリマー)でも、これら成分以外に第三成分(共
重合成分)が共重合されたコポリマーでも良い。
ジカルボン酸成分とジオール成分よりなるポリエステル
(ホモポリマー)でも、これら成分以外に第三成分(共
重合成分)が共重合されたコポリマーでも良い。
【0034】前記芳香族ポリエステル(II)の主たる酸
成分を構成する芳香族ジカルボン酸としては、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸等が好ましく挙げられ、中でもテレフ
タル酸が好ましい。また、主たるジオール成分を構成す
るグリコールとしては、例えば炭素数2〜10のアルキ
レングリコール(例えば、エチレングリコール、トリメ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール等)が挙げられ、中でもエチレング
リコールが好ましい。第三成分(共重合成分)として
は、例えば主たるジカルボン酸成分以外の芳香族ジカル
ボン酸(例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、p−オキシ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等)、脂環族
ジカルボン酸(例えば、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸等)、脂
肪族ジカルボン酸(例えば、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ダイマー酸
等)、主たるアルキレングリコール以外のアルキレング
リコール(例えば、エチレングリコール、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール等)、分岐アルキレングリコール(例え
ば、プロピレングリコール、HO−CH2−C(R)2−
CH2−OH(但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基で
あり、特にメチルが好ましい)、ジエチレングリコール
(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)、脂環
族ジオール(例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等)、ポリオキシアルキレングリコール(例えば、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等)等を挙げることができる。これらは一種以上用いる
ことができる。
成分を構成する芳香族ジカルボン酸としては、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸等が好ましく挙げられ、中でもテレフ
タル酸が好ましい。また、主たるジオール成分を構成す
るグリコールとしては、例えば炭素数2〜10のアルキ
レングリコール(例えば、エチレングリコール、トリメ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール等)が挙げられ、中でもエチレング
リコールが好ましい。第三成分(共重合成分)として
は、例えば主たるジカルボン酸成分以外の芳香族ジカル
ボン酸(例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、p−オキシ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等)、脂環族
ジカルボン酸(例えば、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸等)、脂
肪族ジカルボン酸(例えば、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ダイマー酸
等)、主たるアルキレングリコール以外のアルキレング
リコール(例えば、エチレングリコール、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール等)、分岐アルキレングリコール(例え
ば、プロピレングリコール、HO−CH2−C(R)2−
CH2−OH(但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基で
あり、特にメチルが好ましい)、ジエチレングリコール
(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)、脂環
族ジオール(例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等)、ポリオキシアルキレングリコール(例えば、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
等)等を挙げることができる。これらは一種以上用いる
ことができる。
【0035】これら芳香族ポリエステル(II)の中、前
記共重合ポリエステル(I)との相溶性、及び金属板貼
合せ成形加工性ポリエステルフィルムとしての成形加工
性、耐レトルト性、耐熱性等の点から、共重合芳香族ポ
リエステル、特に共重合ポリエチレンテレフタレートが
好ましく、また共重合成分としてはイソフタル酸がバラ
ンスのとれた物性のフィルムとなる点で好ましい。
記共重合ポリエステル(I)との相溶性、及び金属板貼
合せ成形加工性ポリエステルフィルムとしての成形加工
性、耐レトルト性、耐熱性等の点から、共重合芳香族ポ
リエステル、特に共重合ポリエチレンテレフタレートが
好ましく、また共重合成分としてはイソフタル酸がバラ
ンスのとれた物性のフィルムとなる点で好ましい。
【0036】該芳香族ポリエステルの共重合成分の割合
は、その種類にもよるが、融点が200〜255℃、好
ましくは210〜245℃の範囲になる割合である。融
点が200℃未満では耐熱性が劣ることなり、一方融点
が255℃を超えると成形加工性が損なわれることにな
る。
は、その種類にもよるが、融点が200〜255℃、好
ましくは210〜245℃の範囲になる割合である。融
点が200℃未満では耐熱性が劣ることなり、一方融点
が255℃を超えると成形加工性が損なわれることにな
る。
【0037】ここで、芳香族ポリエステルの融点の測定
は、Du Pont Instruments 910 D
SCを用い昇温速度20℃/minで融解ピークを求め
る方法による。尚、サンプル量は約20mgとする。
は、Du Pont Instruments 910 D
SCを用い昇温速度20℃/minで融解ピークを求め
る方法による。尚、サンプル量は約20mgとする。
【0038】更に、芳香族ポリエステル(II)の分子量
は極限粘度数(オルソクロロフェノール、35℃)で
0.52〜1.50であることが好ましく、更に好まし
くは0.57〜1.00、特に好ましくは0.60〜
0.80である。この極限粘度数が0.52未満の場合
は、得られるフィルムの強伸度が十分でない為成形加工
性や耐衝撃性が不足することがあり、一方極限粘度数が
1.50を超える場合は、ポリエステルの溶融粘度が高
く、製膜の際に押出し機内での剪断発熱が大きくなりす
ぎる為、得られるフイルムの分子量低下が大きく、結果
的に成形性や耐衝撃性が低下するので、好ましくない。
は極限粘度数(オルソクロロフェノール、35℃)で
0.52〜1.50であることが好ましく、更に好まし
くは0.57〜1.00、特に好ましくは0.60〜
0.80である。この極限粘度数が0.52未満の場合
は、得られるフィルムの強伸度が十分でない為成形加工
性や耐衝撃性が不足することがあり、一方極限粘度数が
1.50を超える場合は、ポリエステルの溶融粘度が高
く、製膜の際に押出し機内での剪断発熱が大きくなりす
ぎる為、得られるフイルムの分子量低下が大きく、結果
的に成形性や耐衝撃性が低下するので、好ましくない。
【0039】本発明における芳香族ポリエステル(II)
は従来の方法により製造することができる。典型的な製
造方法としては、ジカルボン酸又はそのエステル形成性
誘導体とグリコールとをエステル化又はエステル交換反
応させ、次いで得られた反応生成物を重縮合反応させる
方法が挙げられる。重縮合反応は固相重合を含むもので
も良い。固相重合法としては、例えば窒素により流動化
された常圧流動床若しくは減圧流動床方法を用いて、又
は回転真空乾燥機を用いて行う方法が好ましく挙げられ
る。
は従来の方法により製造することができる。典型的な製
造方法としては、ジカルボン酸又はそのエステル形成性
誘導体とグリコールとをエステル化又はエステル交換反
応させ、次いで得られた反応生成物を重縮合反応させる
方法が挙げられる。重縮合反応は固相重合を含むもので
も良い。固相重合法としては、例えば窒素により流動化
された常圧流動床若しくは減圧流動床方法を用いて、又
は回転真空乾燥機を用いて行う方法が好ましく挙げられ
る。
【0040】芳香族ポリエステル(II)の製造に使用さ
れる重縮合触媒には、ポリエステルの重縮合触媒として
知られているものを用いることができ、その種類は特に
限定されないが、例えばアンチモン化合物、ゲルマニウ
ム化合物、スズ化合物、カルシウム化合物、マグネシウ
ム化合物等が好ましくあげられる。この中、チタン化合
物、ゲルマニウム化合物はフィルムの保香性の点から特
に好ましい。チタン化合物としては、例えばテトラブト
キシチタネート、酢酸チタンが好ましく挙げられる。ま
たゲルマニウム化合物としては、(イ)無定形酸化ゲル
マニウム、(ロ)微細な結晶性酸化ゲルマニウム、
(ハ)酸化ゲルマニウムをアルカリ金属又はアルカリ土
類金属若しくはそれらの化合物の存在下にグリコールに
溶解した溶液、(ニ)酸化ゲルマニウムを水に溶解した
溶液等が好ましく挙げられる。これら触媒の使用量は通
常の量でよい。
れる重縮合触媒には、ポリエステルの重縮合触媒として
知られているものを用いることができ、その種類は特に
限定されないが、例えばアンチモン化合物、ゲルマニウ
ム化合物、スズ化合物、カルシウム化合物、マグネシウ
ム化合物等が好ましくあげられる。この中、チタン化合
物、ゲルマニウム化合物はフィルムの保香性の点から特
に好ましい。チタン化合物としては、例えばテトラブト
キシチタネート、酢酸チタンが好ましく挙げられる。ま
たゲルマニウム化合物としては、(イ)無定形酸化ゲル
マニウム、(ロ)微細な結晶性酸化ゲルマニウム、
(ハ)酸化ゲルマニウムをアルカリ金属又はアルカリ土
類金属若しくはそれらの化合物の存在下にグリコールに
溶解した溶液、(ニ)酸化ゲルマニウムを水に溶解した
溶液等が好ましく挙げられる。これら触媒の使用量は通
常の量でよい。
【0041】本発明における芳香族ポリエステル(II)
には、例えば熱安定剤、粘度調整剤、可塑剤、色相改良
剤、核剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料等の添加剤を必要
に応じて添加しても良い。
には、例えば熱安定剤、粘度調整剤、可塑剤、色相改良
剤、核剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料等の添加剤を必要
に応じて添加しても良い。
【0042】本発明における共重合ポリエステル(I)
と芳香族ポリエステル(II)とを上述の範囲の量比で溶
融混合して得られる金属板貼合せ成形加工用ポリエステ
ルフィルムは、単層フイルムとしても有用であるが、こ
の溶融混合物からなるポリエステル層(A)を積層フイ
ルムの一つの構成成分として、特に融点が210〜24
5℃、ガラス転移温度が60℃以上の、共重合ポリエス
テル(I)以外の芳香族共重合ポリエステル(III)か
らなるポリエステル層(B)と積層することが更に耐衝
撃性、成形加工性、フレーバー性のより一層の向上の点
で好ましい。芳香族共重合ポリエステル(III)を構成
する成分については、芳香族ポリエステル(II)で説明
したのと同じである。
と芳香族ポリエステル(II)とを上述の範囲の量比で溶
融混合して得られる金属板貼合せ成形加工用ポリエステ
ルフィルムは、単層フイルムとしても有用であるが、こ
の溶融混合物からなるポリエステル層(A)を積層フイ
ルムの一つの構成成分として、特に融点が210〜24
5℃、ガラス転移温度が60℃以上の、共重合ポリエス
テル(I)以外の芳香族共重合ポリエステル(III)か
らなるポリエステル層(B)と積層することが更に耐衝
撃性、成形加工性、フレーバー性のより一層の向上の点
で好ましい。芳香族共重合ポリエステル(III)を構成
する成分については、芳香族ポリエステル(II)で説明
したのと同じである。
【0043】芳香族共重合ポリエステル(III)の共重
合の割合は、その種類にもよるが、融点が210℃〜2
45℃になる割合である。融点が210℃未満になる割
合ではフイルムの耐熱性が劣ることになり、一方融点が
245℃を超える割合ではフイルムの成形加工性が損な
われ、好ましくない。
合の割合は、その種類にもよるが、融点が210℃〜2
45℃になる割合である。融点が210℃未満になる割
合ではフイルムの耐熱性が劣ることになり、一方融点が
245℃を超える割合ではフイルムの成形加工性が損な
われ、好ましくない。
【0044】また本発明において、芳香族共重合ポリエ
ステル(III)はガラス転移温度が60℃以上、好まし
くは70℃以上である。ガラス転移温度が60℃未満で
は満足できる保香性が得られ難い。従って、芳香族共重
合ポリエステル(III)での共重合成分は、ポリマーの
融点及びガラス転移温度の両特性を考慮して、その種
類、量を決めるのが好ましい。
ステル(III)はガラス転移温度が60℃以上、好まし
くは70℃以上である。ガラス転移温度が60℃未満で
は満足できる保香性が得られ難い。従って、芳香族共重
合ポリエステル(III)での共重合成分は、ポリマーの
融点及びガラス転移温度の両特性を考慮して、その種
類、量を決めるのが好ましい。
【0045】ここで、芳香族共重合ポリエステル(II
I)の融点、ガラス転移温度の測定は前述の芳香族ポリ
エステル(II)と同様、Du Pont Instrum
ents 910 DSCを用い、昇温速度20℃/分
で融解ピーク、ガラス転移点ピークを求める方法によ
る。サンプル量は約20mgとする。
I)の融点、ガラス転移温度の測定は前述の芳香族ポリ
エステル(II)と同様、Du Pont Instrum
ents 910 DSCを用い、昇温速度20℃/分
で融解ピーク、ガラス転移点ピークを求める方法によ
る。サンプル量は約20mgとする。
【0046】更に、前記芳香族共重合ポリエステル(II
I)の極限粘度数(オルソクロロフェノール、35℃)
は芳香族ポリエステル(II)の極限粘度数と同じ範囲内
にあることが好ましい。
I)の極限粘度数(オルソクロロフェノール、35℃)
は芳香族ポリエステル(II)の極限粘度数と同じ範囲内
にあることが好ましい。
【0047】本発明における芳香族共重合ポリエステル
(III)の製造法及びその際使用される重縮合触媒につ
いては芳香族ポリエステル(II)で説明したのと同じで
ある。また、重縮合触媒としては保香性の点より、チタ
ン化合物及びゲルマニウム化合物が特に好ましい。チタ
ン化合物としては、例えばテトラブトキシチタネート、
酢酸チタンが好ましく挙げられる。またゲルマニウム化
合物としては、(イ)無定形酸化ゲルマニウム、(ロ)
微細な結晶性酸化ゲルマニウム、(ハ)酸化ゲルマニウ
ムをアルカリ金属又はアルカリ土類金属若しくはそれら
の化合物の存在下にグリコールに溶解した溶液、(ニ)
酸化ゲルマニウムを水に溶解した溶液等が好ましく挙げ
られる。
(III)の製造法及びその際使用される重縮合触媒につ
いては芳香族ポリエステル(II)で説明したのと同じで
ある。また、重縮合触媒としては保香性の点より、チタ
ン化合物及びゲルマニウム化合物が特に好ましい。チタ
ン化合物としては、例えばテトラブトキシチタネート、
酢酸チタンが好ましく挙げられる。またゲルマニウム化
合物としては、(イ)無定形酸化ゲルマニウム、(ロ)
微細な結晶性酸化ゲルマニウム、(ハ)酸化ゲルマニウ
ムをアルカリ金属又はアルカリ土類金属若しくはそれら
の化合物の存在下にグリコールに溶解した溶液、(ニ)
酸化ゲルマニウムを水に溶解した溶液等が好ましく挙げ
られる。
【0048】前記芳香族共重合ポリエステル(III)に
は、例えば熱安定剤、粘度調整剤、可塑剤、色相改良
剤、核剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料等の添加剤が必応
に応じて添加されても良い。
は、例えば熱安定剤、粘度調整剤、可塑剤、色相改良
剤、核剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料等の添加剤が必応
に応じて添加されても良い。
【0049】本発明のポリエステルフイルムには、フィ
ルム製造工程における巻き取り性(取扱性、長尺性)を
改良する為に1wt%以下の割合で滑剤を含有させるこ
とが好ましい。
ルム製造工程における巻き取り性(取扱性、長尺性)を
改良する為に1wt%以下の割合で滑剤を含有させるこ
とが好ましい。
【0050】この滑剤は共重合ポリエステル(I)及び
芳香族ポリエステル(II)の少なくとも一方に含有させ
ることが好ましい。また、ポリエステルフイルム層
(B)を形成する芳香族共重合ポリエステル(III)に
も同様に滑剤を含有させても良いし、含有させなくても
良いが、前者の方が好ましい。
芳香族ポリエステル(II)の少なくとも一方に含有させ
ることが好ましい。また、ポリエステルフイルム層
(B)を形成する芳香族共重合ポリエステル(III)に
も同様に滑剤を含有させても良いし、含有させなくても
良いが、前者の方が好ましい。
【0051】この滑剤は無機・有機系を問わないが、無
機系が好ましい。無機系滑剤としては、シリカ、アルミ
ナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が
例示でき、有機系滑剤としては架橋ポリスチレン樹脂粒
子、架橋シリコーン樹脂粒子等が例示できる。何れも平
均粒径が2.5μm以下、更には0.05〜2.2μm
であることが好ましい。滑剤の平均粒径が2.5μmを
超える場合は、深絞りしぼり加工等の製缶加工により変
形した部分に、粗大滑剤粒子(例えば、10μm以上の
粒子)が起点となり、ピンホールを生じたり、場合によ
っては破断を生じるので、好ましくない。特に耐ピンホ
ール性の点で好ましい滑剤は、粒径比(長径/短経)が
1.0〜1.2である単分散の球状滑剤である。このよ
うな滑剤としては、真球状シリカ、真球状酸化ジルコニ
ウム、真球状架橋シリコーン樹脂粒子等が好ましく例示
できる。
機系が好ましい。無機系滑剤としては、シリカ、アルミ
ナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が
例示でき、有機系滑剤としては架橋ポリスチレン樹脂粒
子、架橋シリコーン樹脂粒子等が例示できる。何れも平
均粒径が2.5μm以下、更には0.05〜2.2μm
であることが好ましい。滑剤の平均粒径が2.5μmを
超える場合は、深絞りしぼり加工等の製缶加工により変
形した部分に、粗大滑剤粒子(例えば、10μm以上の
粒子)が起点となり、ピンホールを生じたり、場合によ
っては破断を生じるので、好ましくない。特に耐ピンホ
ール性の点で好ましい滑剤は、粒径比(長径/短経)が
1.0〜1.2である単分散の球状滑剤である。このよ
うな滑剤としては、真球状シリカ、真球状酸化ジルコニ
ウム、真球状架橋シリコーン樹脂粒子等が好ましく例示
できる。
【0052】前記滑剤の含有量は0.005〜5wt%
が好ましいが、フイルム製造工程おける巻取り性によっ
て決めるとよい。一般に、粒径の大きいものは少量、小
なるものは多く含有させることが好ましい。例えば、平
均粒径2.0μmの単分散シリカの場合には0.05w
t%程度、平均粒径0.3μmの二酸化チタンでは0.
4wt%程度添加するのが好ましい。また、意図的に微
粒子の含有量を多くしてフイルムを不透明化することも
できる。例えば、二酸化チタンを5〜40wt%、好ま
しくは10〜20wt%添加することにより、白色フイ
ルムとすることができる。
が好ましいが、フイルム製造工程おける巻取り性によっ
て決めるとよい。一般に、粒径の大きいものは少量、小
なるものは多く含有させることが好ましい。例えば、平
均粒径2.0μmの単分散シリカの場合には0.05w
t%程度、平均粒径0.3μmの二酸化チタンでは0.
4wt%程度添加するのが好ましい。また、意図的に微
粒子の含有量を多くしてフイルムを不透明化することも
できる。例えば、二酸化チタンを5〜40wt%、好ま
しくは10〜20wt%添加することにより、白色フイ
ルムとすることができる。
【0053】尚、滑剤は上記外部添加粒子に限るもので
なく、例えばポリエステル製造時に用いた触媒等の一部
または全部を反応工程で析出させた内部析出粒子を用い
ることもできる。また、外部添加粒子と内部析出粒子を
併用することも可能である。
なく、例えばポリエステル製造時に用いた触媒等の一部
または全部を反応工程で析出させた内部析出粒子を用い
ることもできる。また、外部添加粒子と内部析出粒子を
併用することも可能である。
【0054】また、本発明の金属板貼合せ成形加工用ポ
リエステルフィルムは、イオン交換水で121℃、2時
間抽出処理した時の抽出量が0.5mg/inch2以
下であることが好ましく、0.1mg/inch2以下
であることが更に好ましい。この抽出量が0.5mg/
inch2を超えると食品缶又は飲料缶で用いた場合、
保香性が低下し、好ましくない。尚、この処理で抽出さ
れるオリゴマーは、通常主として共重合ポリエステル
(I)中のオリゴマー(5量体以下のポリブチレンテレ
フタレート系オリゴマー)からなるので、抽出量を上記
範囲内に抑制するには共重合ポリエステル(I)中のオ
リゴマー量を0.5wt%以下にする必要がある。また
芳香族ポリエステル(II)や芳香族共重合ポリエステル
(III)にもオリゴマーは含有されているが、これらの
オリゴマーは共重合ポリエステル(I)中のオリゴマー
よりは抽出され難い。しかし、これらのオリゴマーの含
有量が多すぎると抽出量も多くなるので、該含有量は
0.5wt%以下であることが好ましい。
リエステルフィルムは、イオン交換水で121℃、2時
間抽出処理した時の抽出量が0.5mg/inch2以
下であることが好ましく、0.1mg/inch2以下
であることが更に好ましい。この抽出量が0.5mg/
inch2を超えると食品缶又は飲料缶で用いた場合、
保香性が低下し、好ましくない。尚、この処理で抽出さ
れるオリゴマーは、通常主として共重合ポリエステル
(I)中のオリゴマー(5量体以下のポリブチレンテレ
フタレート系オリゴマー)からなるので、抽出量を上記
範囲内に抑制するには共重合ポリエステル(I)中のオ
リゴマー量を0.5wt%以下にする必要がある。また
芳香族ポリエステル(II)や芳香族共重合ポリエステル
(III)にもオリゴマーは含有されているが、これらの
オリゴマーは共重合ポリエステル(I)中のオリゴマー
よりは抽出され難い。しかし、これらのオリゴマーの含
有量が多すぎると抽出量も多くなるので、該含有量は
0.5wt%以下であることが好ましい。
【0055】本発明の金属板貼合せ成形加工用ポリエス
テルフィルムは、従来公知の任意の方法を用いて製膜す
ることができる。例えば、芳香族共重合ポリエステル
(III)からなるポリエステル層(B)と、共重合ポリ
エステル(I)及び芳香族ポリエステル(II)を所定量
配合してなるブレンド物層(ポリエステル層(A))と
を積層した積層フィルムを製造する場合、例えば芳香族
共重合ポリエステル(III)と、共重合ポリエステル
(I)及び芳香族ポリエステル(II)からなるブレンド
物とを別々に溶融して、ダイ内で積層して共押し出しす
るか、共押し出しして固化前に積層融着させた後、ニ軸
延伸、熱固定する方法、又は前記各層を形成するポリマ
ーを別々に溶融、押出してフイルム化し、未延伸状態又
は延伸後、両者を積層融着させる方法等により製造する
ことができるが、前者が好ましい。延伸後のフィルムは
通常熱固定するが、この場合は熱固定温度を150〜2
00℃、更に160〜200℃の範囲から選定すること
が好ましい。
テルフィルムは、従来公知の任意の方法を用いて製膜す
ることができる。例えば、芳香族共重合ポリエステル
(III)からなるポリエステル層(B)と、共重合ポリ
エステル(I)及び芳香族ポリエステル(II)を所定量
配合してなるブレンド物層(ポリエステル層(A))と
を積層した積層フィルムを製造する場合、例えば芳香族
共重合ポリエステル(III)と、共重合ポリエステル
(I)及び芳香族ポリエステル(II)からなるブレンド
物とを別々に溶融して、ダイ内で積層して共押し出しす
るか、共押し出しして固化前に積層融着させた後、ニ軸
延伸、熱固定する方法、又は前記各層を形成するポリマ
ーを別々に溶融、押出してフイルム化し、未延伸状態又
は延伸後、両者を積層融着させる方法等により製造する
ことができるが、前者が好ましい。延伸後のフィルムは
通常熱固定するが、この場合は熱固定温度を150〜2
00℃、更に160〜200℃の範囲から選定すること
が好ましい。
【0056】本発明におけるポリエステルフイルム(ニ
軸延伸フィルム)は、下記要件(1)及び(2)を具備
することが好ましい。
軸延伸フィルム)は、下記要件(1)及び(2)を具備
することが好ましい。
【0057】(1)フィルムの厚さ方向の屈折率は1.
505以上1.550以下、更に1.510を超え1.
540以下であることが好ましい。この屈折率が低すぎ
ると成形加工性が不十分となり、一方高すぎると(過度
に低配向の場合)非晶に近い構造となる為、耐熱性が不
十分となりやすい。
505以上1.550以下、更に1.510を超え1.
540以下であることが好ましい。この屈折率が低すぎ
ると成形加工性が不十分となり、一方高すぎると(過度
に低配向の場合)非晶に近い構造となる為、耐熱性が不
十分となりやすい。
【0058】(2)フィルムの面方向の屈折率は全方向
において1.610〜1.660であることが好まし
い。フィルム面方向の屈折率は全方向において、極力均
一であることが好ましく、屈折率の値が上記の範囲を外
れると、フィルムの異方性が顕著となり、成形加工性が
悪化しやすい。
において1.610〜1.660であることが好まし
い。フィルム面方向の屈折率は全方向において、極力均
一であることが好ましく、屈折率の値が上記の範囲を外
れると、フィルムの異方性が顕著となり、成形加工性が
悪化しやすい。
【0059】尚、フィルムの屈折率は、アッベ式屈折計
の接眼側に偏向板アナライザーを取り付け、単色光Na
D線を用いて、厚さ方向及び面方向の屈折率をそれぞれ
測定することで求めることができる。その際マウント液
はヨウ化メチレンを用い、測定温度は25℃である。ま
た同等の他の測定法で測定してもよい。
の接眼側に偏向板アナライザーを取り付け、単色光Na
D線を用いて、厚さ方向及び面方向の屈折率をそれぞれ
測定することで求めることができる。その際マウント液
はヨウ化メチレンを用い、測定温度は25℃である。ま
た同等の他の測定法で測定してもよい。
【0060】本発明の金属板貼合せ成形加工用ポリエス
テルフィルムは、金属板と貼合せるとき共重合ポリエス
テル(I)を有するポリエステル層(A)が接着層とな
り、金属板側に配されることが好ましい。ポリエステル
層(B)が接着層として金属板側に配された場合、金属
板との接着性が劣り、好ましくない。
テルフィルムは、金属板と貼合せるとき共重合ポリエス
テル(I)を有するポリエステル層(A)が接着層とな
り、金属板側に配されることが好ましい。ポリエステル
層(B)が接着層として金属板側に配された場合、金属
板との接着性が劣り、好ましくない。
【0061】本発明のポリエステルフィルムの厚みは、
好ましくは6〜75μm、更に好ましくは10〜75μ
m、特に好ましくは15〜50μmである。この厚みが
薄すぎると、深絞りしごき加工時に破れ等が生じやすく
なり、一方厚すぎるものは過剰品質であり不経済であ
る。
好ましくは6〜75μm、更に好ましくは10〜75μ
m、特に好ましくは15〜50μmである。この厚みが
薄すぎると、深絞りしごき加工時に破れ等が生じやすく
なり、一方厚すぎるものは過剰品質であり不経済であ
る。
【0062】また積層フィルムの場合、ポリエステル層
(A)(接着層)の厚みは金属板の粗度によって異なる
が、通常の滑らかな表面の場合には安定した接着力を得
るのに2μm以上であれば充分である。特にレトルト性
や防錆性等を重視するときには、12μm以上であるこ
とが好ましい。これらの点から、ポリエステル層(B)
の厚みTBと、ポリエステル層(A)の厚みTAとの比
(TB /TA)は、0.02〜0.67が好ましく、更
に好ましくは0.04〜0.43、特に好ましくは0.
05〜0.25である。具体的には、例えば厚みが25
μmの積層フィルムの場合、ポリエステル層(A)(接
着層)の厚みを15〜24.5μm、好ましくは17.
5〜24μm、更に好ましくは20〜24μmの範囲が
好ましい。
(A)(接着層)の厚みは金属板の粗度によって異なる
が、通常の滑らかな表面の場合には安定した接着力を得
るのに2μm以上であれば充分である。特にレトルト性
や防錆性等を重視するときには、12μm以上であるこ
とが好ましい。これらの点から、ポリエステル層(B)
の厚みTBと、ポリエステル層(A)の厚みTAとの比
(TB /TA)は、0.02〜0.67が好ましく、更
に好ましくは0.04〜0.43、特に好ましくは0.
05〜0.25である。具体的には、例えば厚みが25
μmの積層フィルムの場合、ポリエステル層(A)(接
着層)の厚みを15〜24.5μm、好ましくは17.
5〜24μm、更に好ましくは20〜24μmの範囲が
好ましい。
【0063】本発明の金属板貼合せ成形加工用ポリエス
テルフィルムが貼合せられる製缶用金属板としては、ブ
リキ、テインフリースチール、アルミニウム等の板が適
切である。金属板へのポリエステルフィルムの貼合せ
は、例えば下記、の方法で行うことができる。
テルフィルムが貼合せられる製缶用金属板としては、ブ
リキ、テインフリースチール、アルミニウム等の板が適
切である。金属板へのポリエステルフィルムの貼合せ
は、例えば下記、の方法で行うことができる。
【0064】金属板をフィルムの融点以上に加熱して
おいてフィルムを貼合せた後、冷却し、金属板に接する
フィルムの表層部(薄層部)を非晶化して密着させる。
おいてフィルムを貼合せた後、冷却し、金属板に接する
フィルムの表層部(薄層部)を非晶化して密着させる。
【0065】フィルムに予め接着剤層をプライマーコ
ートしておき、この面と金属板を貼合せる。接着剤層と
しては公知の樹脂接着剤、例えばエポキシ系接着剤、エ
ポキシーエステル系接着剤、アルキッド系接着剤等を用
いることができる。
ートしておき、この面と金属板を貼合せる。接着剤層と
しては公知の樹脂接着剤、例えばエポキシ系接着剤、エ
ポキシーエステル系接着剤、アルキッド系接着剤等を用
いることができる。
【0066】また、積層フィルムの場合には、ポリエス
テル層(A)とポリエステル層(B)との層間は直接接
しているのが通常であるが、必要に応じてポリエステル
層(A)とポリエステル層(B)の間に他の追加の層を
積層させても良く、例えば、ポリエステル層(A)とポ
リエステル層(B)の間に薄い他の接着層やアンカーコ
ート層、放電処理層等が介在しても良い。また、ポリエ
ステル層(A)とポリエステル層(B)の接着面と反対
側の面に必要に応じて、他の追加の層を積層させても良
い。
テル層(A)とポリエステル層(B)との層間は直接接
しているのが通常であるが、必要に応じてポリエステル
層(A)とポリエステル層(B)の間に他の追加の層を
積層させても良く、例えば、ポリエステル層(A)とポ
リエステル層(B)の間に薄い他の接着層やアンカーコ
ート層、放電処理層等が介在しても良い。また、ポリエ
ステル層(A)とポリエステル層(B)の接着面と反対
側の面に必要に応じて、他の追加の層を積層させても良
い。
【0067】本発明の金属板貼合せ成型加工用ポリエス
テルフィルムは、深絞りしごき加工の成形加工性に特に
優れることから、金属板と貼合せた後、缶の胴直径と高
さの比が1:2以上、更に1:2.3以上、特に1:
2.6以上となる深絞り度の大きい金属缶の製造に特に
有用である。
テルフィルムは、深絞りしごき加工の成形加工性に特に
優れることから、金属板と貼合せた後、缶の胴直径と高
さの比が1:2以上、更に1:2.3以上、特に1:
2.6以上となる深絞り度の大きい金属缶の製造に特に
有用である。
【0068】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する。
尚、例中の特性は下記の方法で測定した。
尚、例中の特性は下記の方法で測定した。
【0069】(1)チタン金属の量 共重合ポリエステルをクロロホルム/ヘキサフルオロイ
ソプロパノール(1/1)混液に溶解し、溶液を10万
Gの遠心分離にかけてポリマー不溶のチタン化合物を除
去する。残った上澄み溶液をエバポレートし、乾固ポリ
マーを得る。このポリマーをサンプリングし、硫酸/硝
酸(1/1)混液にて湿式分解した溶液についてIPC
(理学/Jobin−Yvon製 IPC発光分析装
置)分析により、該ポリマーに含まれるチタン金属量を
定量する。
ソプロパノール(1/1)混液に溶解し、溶液を10万
Gの遠心分離にかけてポリマー不溶のチタン化合物を除
去する。残った上澄み溶液をエバポレートし、乾固ポリ
マーを得る。このポリマーをサンプリングし、硫酸/硝
酸(1/1)混液にて湿式分解した溶液についてIPC
(理学/Jobin−Yvon製 IPC発光分析装
置)分析により、該ポリマーに含まれるチタン金属量を
定量する。
【0070】(2)オリゴマー含有量 サンプル10mgを、クロロホルム/ヘキサフルオロイ
ソプロパノール(容量比3/2)混液2mlに溶解し、
更にクロロホルムを加えて溶解液を10mlに希釈す
る。これをそのままクロロホルムを溶媒としたGPC
(ゲルパーミエーションクロマトグラフ、カラム:東ソ
ー製TSKgel・G2000H8 7.5mmID×60cm)
により定量し、1量体から5量体までの総和をオリゴマ
ー含有量とする。
ソプロパノール(容量比3/2)混液2mlに溶解し、
更にクロロホルムを加えて溶解液を10mlに希釈す
る。これをそのままクロロホルムを溶媒としたGPC
(ゲルパーミエーションクロマトグラフ、カラム:東ソ
ー製TSKgel・G2000H8 7.5mmID×60cm)
により定量し、1量体から5量体までの総和をオリゴマ
ー含有量とする。
【0071】(3)イオン交換水抽出量 ポリエステルフィルムにつき、該フィルム片面の表面積
1inch2当たり3.10mlの水を用いて、121
℃で2時間抽出テストを行い、得られる抽出液を蒸発乾
固して蒸発残分を得る。この蒸発残分を秤量して該フィ
ルム片面の表面積1inch2当たりの抽出物量を求め
る。
1inch2当たり3.10mlの水を用いて、121
℃で2時間抽出テストを行い、得られる抽出液を蒸発乾
固して蒸発残分を得る。この蒸発残分を秤量して該フィ
ルム片面の表面積1inch2当たりの抽出物量を求め
る。
【0072】(4)ラミネート性 フィルムをポリエステルの融点以上に加熱したテインフ
リースチール板と貼合せた後、冷却して被覆鋼鈑を得
る。この被覆鋼鈑についてラミネート性を下記判定基準
により判定する。 (A)気泡、しわの判定基準 ○:気泡、しわが見られない。 △:気泡、しわが長さ10m当たり2〜3箇所見られ
る。 ×:気泡、しわが多数見られる。 (B)熱収縮率の判定基準 ○:収縮率が2%未満。 △:収縮率が2%以上5%未満。 ×:収縮率が5%以上。
リースチール板と貼合せた後、冷却して被覆鋼鈑を得
る。この被覆鋼鈑についてラミネート性を下記判定基準
により判定する。 (A)気泡、しわの判定基準 ○:気泡、しわが見られない。 △:気泡、しわが長さ10m当たり2〜3箇所見られ
る。 ×:気泡、しわが多数見られる。 (B)熱収縮率の判定基準 ○:収縮率が2%未満。 △:収縮率が2%以上5%未満。 ×:収縮率が5%以上。
【0073】(5)深絞り加工性−1 フィルムをラミネートしたテインフリースチール板をダ
イスとポンチを用いて直径50mm、高さ150mmの
側面無継目容器(以下、缶と略す)を成形する。この缶
について以下の観察及び試験を行い、各々下記の基準に
より評価する。 ○:フィルムに異常なく、加工されたフィルムに白化や
破断が認められない。 △:フィルムの缶上部に白化が認められる。 ×:フィルムの一部にフィルム破断が認められる。
イスとポンチを用いて直径50mm、高さ150mmの
側面無継目容器(以下、缶と略す)を成形する。この缶
について以下の観察及び試験を行い、各々下記の基準に
より評価する。 ○:フィルムに異常なく、加工されたフィルムに白化や
破断が認められない。 △:フィルムの缶上部に白化が認められる。 ×:フィルムの一部にフィルム破断が認められる。
【0074】(6)深絞り加工性−2 ◎:異常なく加工され、缶内フィルム面の防錆性試験
(1%NaCl水を缶内に入れ、電極を挿入し、缶体を
陽極にして6Vの電圧をかけた時の電流値を測定する。
以下、ERV試験と略す)において、0.005mA以
下を示す。 ○:ERV試験において、0.005〜0.05mAの
値を示す。 △:ERV試験について、0.05〜0.1mAの値を
示す。 ×:ERV試験について、0.1mA以上の値を示し、
通電箇所を拡大観察すると割れが認められる。
(1%NaCl水を缶内に入れ、電極を挿入し、缶体を
陽極にして6Vの電圧をかけた時の電流値を測定する。
以下、ERV試験と略す)において、0.005mA以
下を示す。 ○:ERV試験において、0.005〜0.05mAの
値を示す。 △:ERV試験について、0.05〜0.1mAの値を
示す。 ×:ERV試験について、0.1mA以上の値を示し、
通電箇所を拡大観察すると割れが認められる。
【0075】(7)接着性 深絞り成形が良好な缶について、水を満注し、蒸気滅菌
機で、120℃下90分間レトルト処理を行い、しかる
後、50℃下3ヶ月間保存する。得られた缶に対してク
ロスカットを入れ、フィルムの接着状態を観察する。 ○:クロスカットを入れても強固に接着して剥離しな
い。 △:クロスカットにより接着力の低下が若干認められ
る。 ×:クロスカットを入れるとフィルムが剥離する。
機で、120℃下90分間レトルト処理を行い、しかる
後、50℃下3ヶ月間保存する。得られた缶に対してク
ロスカットを入れ、フィルムの接着状態を観察する。 ○:クロスカットを入れても強固に接着して剥離しな
い。 △:クロスカットにより接着力の低下が若干認められ
る。 ×:クロスカットを入れるとフィルムが剥離する。
【0076】(8)防錆性 深絞り成形が良好な缶について、5%の酢酸水溶液を満
注し、50℃×2週間保持する。各テストとも、10個
ずつの缶について、金属板の錆発生状況を目視で観察評
価する。 ○:全10個について、錆の発生が認められない。 △:1〜5個について、錆の発生が認められる。 ×:6個以上について、錆の発生が認められる。
注し、50℃×2週間保持する。各テストとも、10個
ずつの缶について、金属板の錆発生状況を目視で観察評
価する。 ○:全10個について、錆の発生が認められない。 △:1〜5個について、錆の発生が認められる。 ×:6個以上について、錆の発生が認められる。
【0077】(9)耐衝撃性深絞り成形が良好な缶につ
いて、水を満注し、10℃に冷却し、各テストにつき1
0個ずつを高さ2mから塩化ビニル樹脂(以下、塩ビと
略記する)製タイル床面に落とし、1ヶ月保持後缶内の
ERV試験により評価を行う。 ○:全10個について0.1mA以下である。 △:1〜5個について0.1mA以上である。 ×:6個以上について0.1mA以上であるか、あるい
は落下後既にフィルムのひび割れが認められる。
いて、水を満注し、10℃に冷却し、各テストにつき1
0個ずつを高さ2mから塩化ビニル樹脂(以下、塩ビと
略記する)製タイル床面に落とし、1ヶ月保持後缶内の
ERV試験により評価を行う。 ○:全10個について0.1mA以下である。 △:1〜5個について0.1mA以上である。 ×:6個以上について0.1mA以上であるか、あるい
は落下後既にフィルムのひび割れが認められる。
【0078】(10)耐熱脆化性 深し絞り成形が良好であった缶を210℃×10分間、
加熱保持した後、(9)に記載した耐衝撃性評価を行
う。 ○:全10個について0.1mA以下である。 △:1〜5個について0.1mA以上である。 ×:6個について0.1mA以上であるか、あるいは2
10℃×5分間加熱後、既にフィルムのひび割れが認め
られる。
加熱保持した後、(9)に記載した耐衝撃性評価を行
う。 ○:全10個について0.1mA以下である。 △:1〜5個について0.1mA以上である。 ×:6個について0.1mA以上であるか、あるいは2
10℃×5分間加熱後、既にフィルムのひび割れが認め
られる。
【0079】(11)耐レトルト性 深絞り成形が良好な缶について、水を満注し、蒸気滅菌
器で、120℃下90℃分間レトルト処理を行い、しか
る後、50℃で30日間保存する。得られた缶を各テス
トにつき、10個ずつ高さ50cmから塩ビタイル床面
に落とした後、缶内のERVを行う。 ○:全10個について0.1mA以下である。 △:1〜5個について0.1mA以上である。 ×:6個以上について0.1mA以上であるか、あるい
は落下後、既にフィルムのひび割れが認められる。
器で、120℃下90℃分間レトルト処理を行い、しか
る後、50℃で30日間保存する。得られた缶を各テス
トにつき、10個ずつ高さ50cmから塩ビタイル床面
に落とした後、缶内のERVを行う。 ○:全10個について0.1mA以下である。 △:1〜5個について0.1mA以上である。 ×:6個以上について0.1mA以上であるか、あるい
は落下後、既にフィルムのひび割れが認められる。
【0080】(12)保香性 ポリエステルフィルムより、21cm×30cmのカッ
トシートを得て、このサンプルフィルムについて、イオ
ン交換水300ml中に浸漬し、常温下(20℃)三ヶ
月間保管する。その浸漬液を用いて30人のパネラーに
て試飲行い、比較用のイオン交換水と比較し、下記基準
で評価する。 ◎:30人中4人以下が比較液と比べて味が劣ると判断
する。 ○:30人中5〜6人が比較液と比べて味が劣ると判断
する。 △:30人中7〜9人が比較液と比べて味が劣ると判断
する。 ×:30人中10人以上が比較液と比べて味が劣ると判
断する。
トシートを得て、このサンプルフィルムについて、イオ
ン交換水300ml中に浸漬し、常温下(20℃)三ヶ
月間保管する。その浸漬液を用いて30人のパネラーに
て試飲行い、比較用のイオン交換水と比較し、下記基準
で評価する。 ◎:30人中4人以下が比較液と比べて味が劣ると判断
する。 ○:30人中5〜6人が比較液と比べて味が劣ると判断
する。 △:30人中7〜9人が比較液と比べて味が劣ると判断
する。 ×:30人中10人以上が比較液と比べて味が劣ると判
断する。
【0081】[実施例1〜5及び比較例1〜4]チタン
金属の量が表1に示す値になるようにチタン化合物とし
てテトラブトキシチタネートを触媒として用い、かつ表
1に示す共重合成分を共重合した、極限粘度数が0.7
0の共重合ポリブチレンテレフタレート(共重合ポリエ
ステル(I))のプレポリマーを溶融重縮合法にて製造
した。次いで該共重合ポリエステル(I)のプレポリマ
ーをペレット化し、160℃で、4時間乾燥及び予備結
晶化を行った後、窒素気流下、常圧流動床式固相重合装
置により固相重合し、極限粘度数が1.1であり、オリ
ゴマー含有量が0.40wt%(但し、比較例3は0.
50wt%)の共重合ポリエステル(I)を得た。
金属の量が表1に示す値になるようにチタン化合物とし
てテトラブトキシチタネートを触媒として用い、かつ表
1に示す共重合成分を共重合した、極限粘度数が0.7
0の共重合ポリブチレンテレフタレート(共重合ポリエ
ステル(I))のプレポリマーを溶融重縮合法にて製造
した。次いで該共重合ポリエステル(I)のプレポリマ
ーをペレット化し、160℃で、4時間乾燥及び予備結
晶化を行った後、窒素気流下、常圧流動床式固相重合装
置により固相重合し、極限粘度数が1.1であり、オリ
ゴマー含有量が0.40wt%(但し、比較例3は0.
50wt%)の共重合ポリエステル(I)を得た。
【0082】このようにして得られた共重合ポリエステ
ル(I)と別途製造したポリエステル(表1に示した組
成、融点を有し、極限粘度数0.70、平均粒径1.0
μmの真球状シリカを0.3重量%含有する)とを溶融
ブレンドしたポリエステル組成物がポリエステル層
(A)(接着層)となるように、同じく別途製造した表
1に示す組成、融点、ガラス転移温度を有する芳香族ポ
リエステル(II)(極限粘度数0.70)がポリエステ
ル層(B)となるように、それぞれ別々に常法により乾
燥、溶融した後、お互いに隣接したダイから共押し出し
て、積層、融着させて急冷固化し、未延伸積層フィルム
を作成した。次いで、この未延伸積層フィルムを100
℃で3.0倍に縦延伸した後、横方向の延伸を3.0倍
の倍率で、温度及び吹き付け熱風量を変更して行った
後、180℃で熱固定してニ軸延伸積層ポリエステルフ
ィルムを得た。
ル(I)と別途製造したポリエステル(表1に示した組
成、融点を有し、極限粘度数0.70、平均粒径1.0
μmの真球状シリカを0.3重量%含有する)とを溶融
ブレンドしたポリエステル組成物がポリエステル層
(A)(接着層)となるように、同じく別途製造した表
1に示す組成、融点、ガラス転移温度を有する芳香族ポ
リエステル(II)(極限粘度数0.70)がポリエステ
ル層(B)となるように、それぞれ別々に常法により乾
燥、溶融した後、お互いに隣接したダイから共押し出し
て、積層、融着させて急冷固化し、未延伸積層フィルム
を作成した。次いで、この未延伸積層フィルムを100
℃で3.0倍に縦延伸した後、横方向の延伸を3.0倍
の倍率で、温度及び吹き付け熱風量を変更して行った
後、180℃で熱固定してニ軸延伸積層ポリエステルフ
ィルムを得た。
【0083】[比較例5]実施例1の芳香族ポリエステ
ル(II)のみを溶融押出し、かつ膜厚25μmの単層フ
ィルムとする以外は実施例1と同じようにしてニ軸延伸
ポリエステルフィルムを得た。
ル(II)のみを溶融押出し、かつ膜厚25μmの単層フ
ィルムとする以外は実施例1と同じようにしてニ軸延伸
ポリエステルフィルムを得た。
【0084】[実施例6]実施例1のポリエステル層
(A)と同じの組成物のみを溶融押出し、かつ膜厚25
μmの単層フィルムとする以外は実施例1と同じように
してニ軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
(A)と同じの組成物のみを溶融押出し、かつ膜厚25
μmの単層フィルムとする以外は実施例1と同じように
してニ軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
【0085】[比較例6]共重合ポリエステル(I)と
して実施例1と同じ組成で、固相重合を経ず、溶融重合
によってのみ重縮合させた極限粘度数1.10、トータ
ルオリゴマー量0.65wt%の共重合ポリエステルを
用いる以外は実施例1と同様にしてニ軸延伸フィルムを
得た。
して実施例1と同じ組成で、固相重合を経ず、溶融重合
によってのみ重縮合させた極限粘度数1.10、トータ
ルオリゴマー量0.65wt%の共重合ポリエステルを
用いる以外は実施例1と同様にしてニ軸延伸フィルムを
得た。
【0086】
【表1】
【0087】表1において、IAはイソフタル酸、AA
はアジピン酸、SAはセバシン酸、PETはポリエチレ
ンテレフタレート、PBTはポリブチレンテレフタレー
トを示す。またTgはガラス転移温度、Tmは融点を示
す。
はアジピン酸、SAはセバシン酸、PETはポリエチレ
ンテレフタレート、PBTはポリブチレンテレフタレー
トを示す。またTgはガラス転移温度、Tmは融点を示
す。
【0088】かくして得られた上記12種のニ軸延伸フ
ィルムをそれぞれポリエステルの融点以上に加熱したテ
インフリースチール板と貼合せた後、冷却して被覆鋼鈑
とし、更にこの被覆鋼鈑をダイスとポンチを用いて側面
無継目の缶を成形した。
ィルムをそれぞれポリエステルの融点以上に加熱したテ
インフリースチール板と貼合せた後、冷却して被覆鋼鈑
とし、更にこの被覆鋼鈑をダイスとポンチを用いて側面
無継目の缶を成形した。
【0089】ラミネート性や成形加工性、接着性、その
他缶の特性等を表2に示す。
他缶の特性等を表2に示す。
【0090】
【表2】
【0091】尚、表2において『−』は評価しなかった
事を示す。
事を示す。
【0092】表2の結果から明らかなように、本発明の
共重合ポリエステル(I)を有するポリエステルフィル
ムを使用した缶では、ラミネート性、深絞り加工性、耐
熱脆化性、耐レトルト性、防錆性が良好であるととも
に、保香性と耐衝撃性に特に優れたものであった。
共重合ポリエステル(I)を有するポリエステルフィル
ムを使用した缶では、ラミネート性、深絞り加工性、耐
熱脆化性、耐レトルト性、防錆性が良好であるととも
に、保香性と耐衝撃性に特に優れたものであった。
【0093】また、各共重合ポリエステル(I)に含有
されるトータルオリゴマー量、及び各ニ軸延伸フィルム
の水抽出物量は表3に示す。
されるトータルオリゴマー量、及び各ニ軸延伸フィルム
の水抽出物量は表3に示す。
【0094】
【表3】
【0095】
【発明の効果】本発明の共重合ポリエステル(I)を有
する金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムは、
耐熱性、耐レトルト性、防錆性、接着性が良好であると
ともに、保香性、成形加工性及び耐衝撃性が極めて優れ
ている。従って、深絞り加工した金属缶、特に飲料缶、
食品缶用に好適である。
する金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムは、
耐熱性、耐レトルト性、防錆性、接着性が良好であると
ともに、保香性、成形加工性及び耐衝撃性が極めて優れ
ている。従って、深絞り加工した金属缶、特に飲料缶、
食品缶用に好適である。
Claims (12)
- 【請求項1】 主たるジカルボン酸成分がテレフタル酸
であり、主たるジオール成分が1、4−ブタンジオール
であり、かつ共重合成分が炭素数4〜12の脂肪族飽和
ジカルボン酸である共重合ポリエステルであって、ポリ
マーに溶解のチタン化合物がチタン金属の量として30
〜200ppm含有され、かつオリゴマーの含有量が
0.5wt%以下であることを特徴とする共重合ポリエ
ステル。 - 【請求項2】 脂肪族飽和ジカルボン酸が炭素数6〜1
0の脂肪族飽和ジカルボン酸である請求項1記載の共重
合ポリエステル。 - 【請求項3】 脂肪族飽和ジカルボン酸がアジピン酸で
ある請求項1又は2記載の共重合ポリエステル。 - 【請求項4】 脂肪族飽和ジカルボン酸の割合が、全ジ
カルボン酸成分に対し、3〜45モル%である請求項1
記載の共重合ポリエステル。 - 【請求項5】 脂肪族飽和ジカルボン酸の割合が、全ジ
カルボン酸成分に対し、10〜30モル%である請求項
4記載の共重合ポリエステル。 - 【請求項6】 ポリマーに溶解のチタン化合物がチタン
金属の量として50〜160ppm含有されている請求
項1記載の共重合ポリエステル。 - 【請求項7】 共重合ポリエステルの極限粘度数が0.
70〜1.50である請求項1記載の共重合ポリエステ
ル。 - 【請求項8】 酸化防止剤を0.01〜0.5wt%含
有する請求項1記載の共重合ポリエステル。 - 【請求項9】 フイルムが請求項1記載の共重合ポリエ
ステル(I)5〜60wt%と融点が200〜255℃
の、該共重合ポリエステル(I)以外の芳香族ポリエス
テル(II)95〜40wt%との溶融混合物からなるこ
とを特徴とする金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフ
ィルム。 - 【請求項10】 請求項9記載の溶融混合物からなるポ
リエステル層(A)と融点が210℃〜245℃でかつ
ガラス転移温度が60℃以上の、請求項1記載の共重合
ポリエステル(I)以外の芳香族共重合ポリエステル
(III)からなるポリエステル層(B)との積層フイル
ムであることを特徴とする金属板貼合せ成形加工用積層
ポリエステルフィルム。 - 【請求項11】 ポリエステル層(A)が金属板への接
着層となる請求項10記載の金属板貼合せ成形加工用積層
ポリエステルフィルム。 - 【請求項12】 フィルムをイオン交換水で121℃、
2時間抽出処理した時の抽出量が0.5mg/inch
2以下である請求項9又は10記載の金属板貼り合せ成形
加工用ポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24640496A JPH1087806A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 共重合ポリエステル及び金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24640496A JPH1087806A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 共重合ポリエステル及び金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1087806A true JPH1087806A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17148005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24640496A Pending JPH1087806A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 共重合ポリエステル及び金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1087806A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000103024A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 金属貼り合わせ用ポリエステルフィルム |
| JP2000108284A (ja) * | 1998-10-02 | 2000-04-18 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 金属貼り合わせ用ポリエステルフィルム |
| WO2002066250A1 (fr) * | 2001-02-23 | 2002-08-29 | Teijin Limited | Film polyester stratifie et support d'enregistrement magnetique |
| KR100389296B1 (ko) * | 1998-09-30 | 2003-12-18 | 에스케이씨 주식회사 | 공중합폴리에스테르필름및그제조방법 |
| US7048994B2 (en) | 2001-02-23 | 2006-05-23 | Teijin Limited | Laminated polyester film and magnetic recording medium |
| JP2008156432A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Wintech Polymer Ltd | レーザー溶着用樹脂組成物及び成形品 |
| JPWO2024135597A1 (ja) * | 2022-12-20 | 2024-06-27 | ||
| WO2026071115A1 (ja) * | 2024-09-30 | 2026-04-02 | 東洋紡株式会社 | 金属板貼合せ用二軸延伸ポリエステルフィルム、ラミネート金属板および容器 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24640496A patent/JPH1087806A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000103024A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 金属貼り合わせ用ポリエステルフィルム |
| KR100389296B1 (ko) * | 1998-09-30 | 2003-12-18 | 에스케이씨 주식회사 | 공중합폴리에스테르필름및그제조방법 |
| JP2000108284A (ja) * | 1998-10-02 | 2000-04-18 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 金属貼り合わせ用ポリエステルフィルム |
| WO2002066250A1 (fr) * | 2001-02-23 | 2002-08-29 | Teijin Limited | Film polyester stratifie et support d'enregistrement magnetique |
| US7048994B2 (en) | 2001-02-23 | 2006-05-23 | Teijin Limited | Laminated polyester film and magnetic recording medium |
| JP2008156432A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Wintech Polymer Ltd | レーザー溶着用樹脂組成物及び成形品 |
| JPWO2024135597A1 (ja) * | 2022-12-20 | 2024-06-27 | ||
| WO2026071115A1 (ja) * | 2024-09-30 | 2026-04-02 | 東洋紡株式会社 | 金属板貼合せ用二軸延伸ポリエステルフィルム、ラミネート金属板および容器 |
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