JPH1087929A5 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH1087929A5 JPH1087929A5 JP1996242053A JP24205396A JPH1087929A5 JP H1087929 A5 JPH1087929 A5 JP H1087929A5 JP 1996242053 A JP1996242053 A JP 1996242053A JP 24205396 A JP24205396 A JP 24205396A JP H1087929 A5 JPH1087929 A5 JP H1087929A5
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- Japan
- Prior art keywords
- weight
- meth
- acrylic acid
- styrene
- average molecular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Description
【0004】
ところが、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体を用いた発泡シートは発泡ポリスチレンシートに比べ加工性が低く、特に一次成形と呼称される発泡シート作成工程に関してはポリスチレンと同様の方法で発泡シートを製造すると、発泡シートの巻き取り工程にて切断することがあり、また、二次成形と呼称される食品容器成形時においても発泡シートが切断したり、打ち抜き時に容器に割れが生じたりすることがあった。
ところが、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体を用いた発泡シートは発泡ポリスチレンシートに比べ加工性が低く、特に一次成形と呼称される発泡シート作成工程に関してはポリスチレンと同様の方法で発泡シートを製造すると、発泡シートの巻き取り工程にて切断することがあり、また、二次成形と呼称される食品容器成形時においても発泡シートが切断したり、打ち抜き時に容器に割れが生じたりすることがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはかかる現状を鑑み、鋭意検討を重ねた結果、スチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体に、特定の重量平均分子量以上のメチルメタクリレートを主成分とする樹脂を添加することにより、表面外観が綺麗で、深絞り成形性に優れ、且つ、脆性の改良された発泡シートの製造が可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、(A)スチレン単量体65〜95重量%、(メタ)アクリル酸単量体5〜15重量%、スチレン単量体と(メタ)アクリル酸単量体に共重合可能なビニル化合物0〜20重量%の組成比よりなり、重量平均分子量が15万〜35万にあるスチレンと(メタ)アクリル酸を必須成分とする共重合体90.0〜99.9重量%、(B)重量平均分子量が少なくとも300、000以上であるメタクリル酸メチル樹脂またはメタクリル酸メチルと共重合可能な(メタ)アクリル酸エステルとの共重合樹脂0.1〜10.0重量%よりなり、A成分とB成分の重量平均分子量の比MwB/MwAが2.0以上であるスチレン−(メタ)アクリル酸共重合体組成物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
本発明者らはかかる現状を鑑み、鋭意検討を重ねた結果、スチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体に、特定の重量平均分子量以上のメチルメタクリレートを主成分とする樹脂を添加することにより、表面外観が綺麗で、深絞り成形性に優れ、且つ、脆性の改良された発泡シートの製造が可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、(A)スチレン単量体65〜95重量%、(メタ)アクリル酸単量体5〜15重量%、スチレン単量体と(メタ)アクリル酸単量体に共重合可能なビニル化合物0〜20重量%の組成比よりなり、重量平均分子量が15万〜35万にあるスチレンと(メタ)アクリル酸を必須成分とする共重合体90.0〜99.9重量%、(B)重量平均分子量が少なくとも300、000以上であるメタクリル酸メチル樹脂またはメタクリル酸メチルと共重合可能な(メタ)アクリル酸エステルとの共重合樹脂0.1〜10.0重量%よりなり、A成分とB成分の重量平均分子量の比MwB/MwAが2.0以上であるスチレン−(メタ)アクリル酸共重合体組成物を提供するものである。
【0009】
以下本発明について詳しく説明する。
本発明の要点の第一はスチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体の発泡シートを生産するにあたり、表面外観の綺麗で、深絞り性の良好で、且つ、脆性の改良された発泡シートを得る為には、ゴム成分含有重合体の添加された樹脂組成物による脆性の改良方法とは異なり、溶融状態における緩和弾性率の高い樹脂を用いることが有効であることを見いだした点にある。発泡シートの脆性を改良するには、従来の技術ではゴム成分含有スチレン系樹脂やスチレン系熱可塑性エラストマーを添加して発泡シートを構成する樹脂自体の機械強度を向上する方法が取られていた。本発明者等は発泡シートの脆性改良は、樹脂層の性能を改善することの他に発泡構造を均一化する必要があることを見いだし、均一セル構造は溶融状態の弾性向上により達成されるのである。従来の技術では組成物は柔らかくなるものの発泡構造の均一性が不十分となる場合があり、発泡シートとしての脆性改良効果が不充分となる場合があったのである。但し、溶融状態の弾性を向上させる為には平均分子量を高分子量化させることが容易に推測されるが、単に分子量を上げるだけでは粘性があがり流動性を損なう為、発泡シートの生産性上好ましくない。かかる難点に対し、重量平均分子量300、000以上で、且つ、スチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体の重量平均分子量との比が2.0以上であるメチルメタクリレート系樹脂を添加する事により、流動性を大きく損なう事なく溶融時の弾性を向上させることができる事を見いだした。
以下本発明について詳しく説明する。
本発明の要点の第一はスチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体の発泡シートを生産するにあたり、表面外観の綺麗で、深絞り性の良好で、且つ、脆性の改良された発泡シートを得る為には、ゴム成分含有重合体の添加された樹脂組成物による脆性の改良方法とは異なり、溶融状態における緩和弾性率の高い樹脂を用いることが有効であることを見いだした点にある。発泡シートの脆性を改良するには、従来の技術ではゴム成分含有スチレン系樹脂やスチレン系熱可塑性エラストマーを添加して発泡シートを構成する樹脂自体の機械強度を向上する方法が取られていた。本発明者等は発泡シートの脆性改良は、樹脂層の性能を改善することの他に発泡構造を均一化する必要があることを見いだし、均一セル構造は溶融状態の弾性向上により達成されるのである。従来の技術では組成物は柔らかくなるものの発泡構造の均一性が不十分となる場合があり、発泡シートとしての脆性改良効果が不充分となる場合があったのである。但し、溶融状態の弾性を向上させる為には平均分子量を高分子量化させることが容易に推測されるが、単に分子量を上げるだけでは粘性があがり流動性を損なう為、発泡シートの生産性上好ましくない。かかる難点に対し、重量平均分子量300、000以上で、且つ、スチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体の重量平均分子量との比が2.0以上であるメチルメタクリレート系樹脂を添加する事により、流動性を大きく損なう事なく溶融時の弾性を向上させることができる事を見いだした。
【0010】
第二の要点は、生産時に均一に発泡する為には添加する添加剤がスチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体に充分に分散する事が重要であることを併せて見いだした。従来の技術であるゴム成分含有スチレン系樹脂やスチレン系熱可塑性エラストマーを添加する方法は、スチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体との相溶性が不十分である為、発泡条件や発泡押出機の差により均一な発泡が困難な場合があった。かかる難点に対し、メチルメタクリレート系樹脂、好ましくは、メタクリル酸メチルとアクリル酸ブチルとの共重合体、更に好ましくは、メタクリル酸メチルとアクリル酸ブチルとの組成比が97/3〜85/25の範囲にある共重合体がスチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体との相溶性に優れる事を見いだした。
第二の要点は、生産時に均一に発泡する為には添加する添加剤がスチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体に充分に分散する事が重要であることを併せて見いだした。従来の技術であるゴム成分含有スチレン系樹脂やスチレン系熱可塑性エラストマーを添加する方法は、スチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体との相溶性が不十分である為、発泡条件や発泡押出機の差により均一な発泡が困難な場合があった。かかる難点に対し、メチルメタクリレート系樹脂、好ましくは、メタクリル酸メチルとアクリル酸ブチルとの共重合体、更に好ましくは、メタクリル酸メチルとアクリル酸ブチルとの組成比が97/3〜85/25の範囲にある共重合体がスチレン−(メタ)アクリル酸系共重合体との相溶性に優れる事を見いだした。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明する。
初めに、表1、表2に示す重量平均分子量Mwはゲルパーミエイションクロマトグラフィーにより測定した。
測定条件を下記に示す。
測定溶媒:テトラハイドロフラン
試料濃度:試料20mgを20mlの該溶媒に溶解。
分別カラム:東ソー製 TSK-gel−GMH-XL2本
測定機本体:東ソー製 HCL8020
測定温度:38℃
流速:1ml/min
液体クロマトグラフ用サンプル前処理フィルター :GLサイエンス社製 非水性 未滅菌 13N0.45μm
また表1及び4に示す諸物性の評価方法を下記に示す。
メルトフローレート:ISO−1133に準ずる。
ビカット軟化点:ASTM−D1525に準ずる。
【発明の実施の形態】
次に、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明する。
初めに、表1、表2に示す重量平均分子量Mwはゲルパーミエイションクロマトグラフィーにより測定した。
測定条件を下記に示す。
測定溶媒:テトラハイドロフラン
試料濃度:試料20mgを20mlの該溶媒に溶解。
分別カラム:東ソー製 TSK-gel−GMH-XL2本
測定機本体:東ソー製 HCL8020
測定温度:38℃
流速:1ml/min
液体クロマトグラフ用サンプル前処理フィルター :GLサイエンス社製 非水性 未滅菌 13N0.45μm
また表1及び4に示す諸物性の評価方法を下記に示す。
メルトフローレート:ISO−1133に準ずる。
ビカット軟化点:ASTM−D1525に準ずる。
【0024】
算出された(メタ)アクリル酸単位の重量の測定に用いた試料の重量に対する割合を求めることで、当該組成物中の(メタ)アクリル酸単位の重量%を算出した。
測定は3回行い、得られた値の平均値を表1に示した。
表2に示すメチルメタクリルレート系樹脂の組成は熱分解ガスクロマトグラフィーを使用して測定した。測定条件は次の通りである。尚、表中の記号MMAはメタアクリル酸メチルを、BAはアクリル酸ブチルを、2EHAはアクリル酸2エチルヘキシルを示す。
表3に示すMBS樹脂のゴム成分重量%は次の通りに測定した。
MBS樹脂1gを秤量し、MEKに60分間振動溶解させた後、遠心分離器で20000rpmで60分間分離を行い、不溶分を160℃、10〜20torrに調整した乾燥機で60分乾燥した後、不溶分の乾燥重量を測定する。乾燥重量の秤量重量の割合をMBS樹脂のゴム成分重量%とした。
算出された(メタ)アクリル酸単位の重量の測定に用いた試料の重量に対する割合を求めることで、当該組成物中の(メタ)アクリル酸単位の重量%を算出した。
測定は3回行い、得られた値の平均値を表1に示した。
表2に示すメチルメタクリルレート系樹脂の組成は熱分解ガスクロマトグラフィーを使用して測定した。測定条件は次の通りである。尚、表中の記号MMAはメタアクリル酸メチルを、BAはアクリル酸ブチルを、2EHAはアクリル酸2エチルヘキシルを示す。
表3に示すMBS樹脂のゴム成分重量%は次の通りに測定した。
MBS樹脂1gを秤量し、MEKに60分間振動溶解させた後、遠心分離器で20000rpmで60分間分離を行い、不溶分を160℃、10〜20torrに調整した乾燥機で60分乾燥した後、不溶分の乾燥重量を測定する。乾燥重量の秤量重量の割合をMBS樹脂のゴム成分重量%とした。
Claims (1)
- (A)スチレン単量体65〜95重量%、(メタ)アクリル酸単量体5〜15重量%、スチレン単量体と(メタ)アクリル酸単量体に共重合可能なビニル化合物0〜20重量%の組成比よりなり、重量平均分子量が15万〜35万にあるスチレンと(メタ)アクリル酸を必須成分とする共重合体90.0〜99.9重量%、(B)重量平均分子量が少なくとも300、000以上であるメタクリル酸メチル樹脂またはメタクリル酸メチルと共重合可能な(メタ)アクリル酸エステルとの共重合樹脂0.1〜10.0重量%よりなり、A成分とB成分の重量平均分子量の比MwB/MwAが2.0以上であるスチレン−(メタ)アクリル酸共重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24205396A JPH1087929A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | スチレンー(メタ)アクリル酸系共重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24205396A JPH1087929A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | スチレンー(メタ)アクリル酸系共重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1087929A JPH1087929A (ja) | 1998-04-07 |
| JPH1087929A5 true JPH1087929A5 (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=17083583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24205396A Pending JPH1087929A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | スチレンー(メタ)アクリル酸系共重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1087929A (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3812997B2 (ja) * | 1997-08-20 | 2006-08-23 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 押出発泡用マスターバッチ及びその製造方法及びそれを用いた耐熱性スチレン系樹脂発泡体の製造方法 |
| JP2000212355A (ja) * | 1999-01-26 | 2000-08-02 | Asahi Chem Ind Co Ltd | スチレン系樹脂組成物 |
| JP4558348B2 (ja) * | 2004-03-01 | 2010-10-06 | 東洋スチレン株式会社 | 発泡核剤含有熱可塑性樹脂組成物および耐熱性スチレン系樹脂発泡シートの製造方法。 |
| JP4458879B2 (ja) * | 2004-03-01 | 2010-04-28 | 東洋スチレン株式会社 | スチレン系耐熱樹脂発泡シート及びその製造方法 |
| JP6188307B2 (ja) * | 2012-11-16 | 2017-08-30 | Psジャパン株式会社 | 耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート及び成形品 |
| JP6262110B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2018-01-17 | 積水化成品工業株式会社 | スチレン−メタクリル酸系樹脂シート、樹脂成形品、及び、容器 |
| JP6634812B2 (ja) * | 2015-12-17 | 2020-01-22 | Dic株式会社 | スチレン系樹脂組成物、シート、成形体及びその製造方法 |
| JP6803211B2 (ja) * | 2016-12-07 | 2020-12-23 | Psジャパン株式会社 | 耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート、成形品 |
| JP2018203837A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | デンカ株式会社 | スチレン系樹脂組成物、延伸シートおよび成形品 |
| JP7280030B2 (ja) * | 2018-10-31 | 2023-05-23 | デンカ株式会社 | 組成物、発泡シート及び成形体 |
| JP7208799B2 (ja) * | 2019-01-09 | 2023-01-19 | デンカ株式会社 | 組成物、発泡シート及び成形体 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24205396A patent/JPH1087929A/ja active Pending
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