JPH1088607A - 可変容量バケット装置 - Google Patents

可変容量バケット装置

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Publication number
JPH1088607A
JPH1088607A JP24090296A JP24090296A JPH1088607A JP H1088607 A JPH1088607 A JP H1088607A JP 24090296 A JP24090296 A JP 24090296A JP 24090296 A JP24090296 A JP 24090296A JP H1088607 A JPH1088607 A JP H1088607A
Authority
JP
Japan
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bucket
capacity
displacement
actuator
inner bucket
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24090296A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kishitani
圭亮 岸谷
Isamu Hatamura
勇 畑村
Toshiyuki Yoshizumi
年行 吉住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP24090296A priority Critical patent/JPH1088607A/ja
Publication of JPH1088607A publication Critical patent/JPH1088607A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットによる積込作業において積込量を容
易に確認できるようにする。 【解決手段】 バケット本体内に内バケットを装着し、
内バケットの位置をアクチュエータによって変え、内バ
ケットの位置を変えることによってバケット容量が変わ
るように構成する。容量検出手段を設けて、内バケット
の位置を検出し、容量を演算し、表示する。容量設定手
段を設けて、指令した容量になるように内バケットの位
置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積込機械等に装着
されるバケット装置、更に詳しくは、バケットの容量を
自在に変えることができるバケット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バケットを備える典型的な積込機械であ
るホイールローダ、油圧ショベル等は、バケットの位置
及び動きを操作して砂利、砂等の積込対象物をバケット
に掬い込み、ダンプトラックの荷台に積み込み、プラン
トのような施設においてはホッパの中に投入する等の作
業を行う。このホイールローダ、油圧ショベル等に装着
されるバケットは、U字形状断面のバケット本体プレー
トと本体プレートの両側部を塞ぐ一対の側部プレートと
を有し、これらのプレートによって設定される容積、す
なわちバケット容量は一義的に決められている。
【0003】一般的な積込作業の手順を、砂をダンプト
ラックの荷台に積み込む作業を例に説明すると、 (1)積込機械を動かしてストックされた砂の山にバケ
ットのU字形状の開口部を向けて突っ込む。 (2)バケットのU字形状の開口部が上方になるように
引き起こす。これによってバケットに砂が山盛り一杯に
掬い込まれる。 (3)バケットをダンプトラックに接近させダンプトラ
ックの荷台にバケットを前傾させて砂を放出する。 (4)上記の作業を所望の量が積み込まれるまで繰り返
えす。 (5)積み込んだ全量は、1回のバケット山盛りの容量
を事前に計算あるいは計測によって確認することができ
るから、その積込回数によって推定される。 (6)但し、通常の複数回の積込みにおいては、常にバ
ケットに一杯の量を積み込むとは限らず、不足の積込量
を補充するように少量を追加して積み込む、あるいは予
め多めに積み込み過剰の分を積み降ろす等の調整が適宜
に行われる。そこで、より正確に積込量を知るために
は、ダンプトラックの空荷の時の重量を砂を積み込む前
に計測し、砂を積み込んだ後にトラックの重量を再度測
り、その差から積み込んだ量を求める、あるいはバケッ
トに掬い込んだ1回の量を正確に知るために、バケット
が空の状態の積込機械の重量と、バケットに砂を積み込
んだ状態の積込機械の重量とをそれぞれ計測し、その差
からバケット1杯分の積込量を算出し、全体の積込み量
を求める等の方法がとられる。
【0004】積込作業において積込量を適切に知ること
は、例えばダンプトラックが最大積載重量の制限のある
公道を走行する場合に積載重量をオーバーしないように
するために、また積載物を単位容量当たりの価格で売買
取引するために、あるいはコンクリートを生成するプラ
ント等で原料の投入配合量を適切にするために等、重要
なことである。
【0005】積込作業ではまた、作業の能率をあげるた
めにできるだけ大きい容量のバケットが使われ、積込回
数をできるだけ少なくなるようにしている。しかしなが
ら、ダンプトラック等の荷台の大きさはまちまちであ
り、また要求される積込量も作業によってまちまちであ
る。そのために、積込作業においてはバケットを一杯に
した量を常に積み込んで、積込回数からは単純に全量を
計算することができるように、大きい容量のバケットあ
るいは小さい容量のバケットを適宜用意して積込作業に
合わせて交換して積込機械に取り付けることも行われ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた従来のバ
ケットに係わる問題をまとめると次のようになる。 (1)バケットでの積込量を確認するためには、積込機
械の重量を計測する、積込量を加減調整する、あるいは
作業に合わせた容量のバケットを使う等の余計な作業が
必要であり、積込作業に手間がかかり、経費がかかる。 (2)積込機械、ダンプトラック等の重量を計測するた
めの大型の重量計測設備が必要である。 (3)容量が決まったバケットを種々用意し交換して使
うためには、種々のバケットの準備また保管をしなけれ
ばならない。そして、バケットの交換作業は容易ではな
い。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、(1)バケット容量すなわちバ
ケットの容積を任意に変えることができ、(2)変更さ
れたバケット容量を知ることができ、(3)所望の値に
バケット容量を変えることができる、可変容量のバケッ
ト装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決するために、バケット装置を、 (1)バケット本体内に内バケットを装着し、内バケッ
トの位置をアクチュエータによって変えることができる
ようにし、内バケットの位置が変わることによってバケ
ット容量が変わるように構成する。 (2)バケット本体に対する内バケットの位置を検出
し、その位置におけるバケット容量を演算し、演算され
たバケット容量が表示されるように構成する。 (3)所望のバケット容量を指令すると、アクチュエー
タが作動し、内バケットの位置が変わり、バケット容量
が指令された値に変更されるように構成する。
【0009】すなわち、本発明によれば、上記技術的課
題を解決する可変容量バケット装置として、バケット本
体と、該バケット本体内に旋回自在に装着される内バケ
ットと、該内バケットを旋回させるアクチュエータとを
具備し、該バケット本体と該内バケットとによって設定
されるバケット容量が該内バケットを旋回させることに
よって変更される、ことを特徴とする可変容量バケット
装置が提供される。
【0010】好適実施形態においては、該バケット装置
は、容量検出手段を具備し、該容量検出手段は、該バケ
ット本体と該内バケットとの相対旋回変位を検出する変
位検出手段と、該変位検出手段からの信号に基づいてバ
ケット容量を演算する容量演算手段と、演算された該バ
ケット容量を表示する容量表示手段とを含んでいる。他
の形態においては、該バケット装置は、容量設定手段を
具備し、該容量設定手段は、バケット容量を該バケット
本体と該内バケットとの相対旋回変位によって指令する
容量指令手段と、該バケット本体と該内バケットとの相
対旋回変位を検出する変位検出手段と、該アクチュエー
タを操作するアクチュエータ操作手段と、検出された該
旋回変位が指令された該旋回変位になるように該アクチ
ュエータ操作手段に制御信号を出力するアクチュエータ
制御手段とを含んでいる。更に他の形態においては、該
バケット装置は、該バケット本体と該内バケットとの相
対旋回変位を視認できるインジケータ手段を具備してい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
可変容量バケット装置の好適実施形態を図示している添
付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0012】図1を参照して説明すると、全体を番号2
で示す可変容量バケット装置は、可変容量バケット3を
備え、可変容量バケット3は、バケット本体4と、バケ
ット本体4内に旋回自在に装着される内バケット6と、
一端をバケット本体4に他端を内バケット6に取り付け
られ内バケット6を旋回させる伸縮自在なアクチュエー
タである油圧シリンダ8とを具備している。可変容量バ
ケット装置2は更に、容量検出手段50を具備し、バケ
ット本体4と内バケット6とによって設定されるバケッ
ト容量が検出される。容量検出手段50は、変位検出手
段52と、容量演算手段54と、容量表示手段56とを
含んでいる。可変容量バケット装置2はまた、容量設定
手段70を具備し、バケット容量を指令すると指令され
たバケット容量が得られるようにバケット本体4に対す
る内バケット6の位置が制御される。容量設定手段70
は、容量指令手段72と、変位検出手段52と、アクチ
ュエータ制御手段74と、アクチュエータ操作手段76
とを含んでいる。
【0013】図2及び図3を参照して可変容量バケット
3を更に説明すると、可変容量バケット3はバケット本
体4と内バケット6とによって、U字形状の断面で左右
幅方向(図2において紙面に垂直な方向、図3において
左右方向)に延びその両端部が塞がれた容器状のバケッ
トが形成されている。可変容量バケット3の前後方向
(図2において右方が前方、左方が後方)前方に位置す
るU字形状断面の開口部から積込対象物が掬い込まれ
る。前後方向の後方である背面には、左右に油圧シリン
ダ8が各1個、計2個取り付けられている。
【0014】図2及び図3とともに図4及び図5を参照
して説明を続けると、バケット本体4は種々の鋼製部材
を相互に溶接して一体に形成されている。バケット本体
4は、左右幅方向(図4において左右方向)に間隔をお
いた一対の側部プレート10、12と、この一対の側部
プレート10、12の間でバケット本体4の左右幅方向
に延在して上下方向に間隔をおいた断面がチャンネル状
あるいはアングル状の3個の連結部材16、18、2
0、並びにこれら連部部材16、18、20に固定され
て、バケット内面を左右幅方向に直角な断面において二
点鎖線4aで示すU字形状に形成する内側プレート1
7、19、21を有している。バケット本体4の下部に
は更に、最下方の連結部材20、一対の側部プレート1
0、12、並びに内側プレート21との空間を塞ぐ底板
プレート22が配設されている。バケット本体4の前端
部である内側プレート21の先端部には、切刃であるカ
ッティングエッジ14がバケット本体4の左右方向全幅
に渡って設けられている。バケット本体4の上方左右両
端部には、側部プレート10、12の各々の上端部に取
付孔10d、10c、並びに12d、12cがそれぞれ
設けられている。連結部材16の上面には側部プレート
10に隣接し横方向に間隔をおいてブラケット部材11
が、そして側部プレート12に隣接し横方向に間隔をお
いてブラケット部材13がそれぞれ配設され、ブラケッ
ト部材11、13の各々には、取付孔10c、12cと
実質的に同一軸線で取付孔11a、13aがそれぞれ設
けられている。
【0015】バケット本体4の背面側(図4において左
側)には3組の連結ブラケット34、36、38が連結
部材16、18、20に跨がってそれらに固定されて設
けられている。中間に位置する連結ブラケット34は、
一対のブラケット部材34a、34bから構成され、バ
ケット本体4の左右方向中央部に配置され、一対のブラ
ケット部材34a、34bには左右方向に同一中心軸線
で貫通する取付孔34cが設けられている。連結ブラケ
ット34の両側に位置する連結ブラケット36、38
は、それぞれ一対のブラケット部材36a、36b、並
びに38a、38bから構成され、連結ブラケット34
からバケット本体4の左右方向両側に実質上等間隔に配
置され、一対のブラケット部材36a、36b、並びに
38a、38bには左右方向に同一中心軸線で貫通する
取付孔36c、38cがそれぞれ設けられている。連結
ブラケット36、38を形成する一対のブラケット部材
の一方である側部プレート10、12に近い側の36
b、38bは、それぞれ上方に延長されて、側部プレー
ト10、12に設けられた取付孔12d、10dと実質
的に同一中心軸線で取付孔36d、38dがそれぞれ設
けられている。
【0016】図2及び図3とともに図6及び図7を参照
して説明を続けると、内バケット6は種々の鋼製部材を
相互に溶接して一体に形成されている。内バケット6
は、バケット本体4の内側のU字形状断面に整合しU字
の一辺を短くしたJ字形状の断面を有し左右幅方向(図
7において左右方向)に延在する内バケットプレート4
0と、内バケットプレート40の両側に固定された一対
の内側プレート42、44を有し、内側プレート42、
44で形成される幅方向の両外側面はバケット本体4の
側部プレート10、12の内側に摺動自在に挿入される
ように形成されている。内バケットプレート40の背面
上方の左右両端部にはブラケット24、26がそれぞれ
形成されている。ブラケット24、26はそれぞれ中空
部材24a、26aを有し、中空部材24a、26aは
一端を内側プレート42、44の側面に、他端を内バケ
ットプレート40に立設されるプレート24b、26b
に固定され、内側プレート42とプレート24b、また
内側プレート44とプレート26bとにはそれぞれ左右
方向に同一中心軸線で貫通する取付孔24c、26cが
設けられている。内バケットプレート40の背面の上下
方向中央部には内バケットプレート40の左右幅方向全
長に断面がアングル形状の補強部材46が、そして下方
には断面がチャンネル形状の補強部材48がそれぞれ配
設され、連結部材46、48の両端部はそれぞれ内側プ
レート42、44に当接して固定されている。内バケッ
トプレート40の背面の上下方向中央の左右両端部には
連結ブラケット28、30が形成されている。連結ブラ
ケット28、30は、補強部材46に立設されるブラケ
ット部材28a、30aと内側プレート42、44とで
それぞれ形成され、各々には左右方向に同一中心軸線で
貫通する取付孔28b、30bが設けられている。内バ
ケットプレート40のJ字形状の円弧の先端部には、切
刃であるカッティングエッジ32が内バケット6の左右
方向全幅に渡って設けられている。このカッティングエ
ッジ32は、内バケット6がバケット本体4に取付孔2
4c、26cを介して組み込まれバケット本体4内で旋
回するときにブレード本体4の内側プレート21の面を
隙間を最小限にして摺動できるように位置決めして形成
されている。
【0017】油圧シリンダ8は伸縮自在な周知の油圧ア
クチュエータである。一端部のヘッド端部、そして他端
部のロッド端部それぞれには取付孔が形成されている。
【0018】主として図2及び図3を参照してバケット
本体4への内バケット6及び油圧シリンダ8の取り付け
について説明すると、内バケット6はバケット本体4
に、内バケット6の取付孔24a、26a(図6、図
7)それぞれが、バケット本体4の取付孔10d、38
d、並びに12d、36d(図5)に整合されて、長尺
のピン110、112を介してそれぞれ旋回自在に連結
されている。なおピン110、112は止めビス等の適
宜の手段によって内バケット6の取付孔24c、26c
(図7)にそれぞれ固定され、バケット本体4の取付孔
10d、38d、並びに12d、36d(図5)には回
動自在に挿入されている。油圧シリンダ8の一端部(ヘ
ッド端部)はバケット本体の取付孔10c、11a、並
びに12c、13a(図4、図5)それぞれにピン11
4、116を介して回動自在に取り付けられ、他端部
(ロッド端部)は内バケット6の取付孔28b、30b
(図6、図7)にピン118、120を介してそれぞれ
回動自在に取り付けられている。バケット本体4は、背
面の3組の連結ブラケット34、36、38の取付孔3
4c、36c、38cによって積込機械(図示していな
い)に取り付けられる。
【0019】図8を参照して上述したとおりの可変容量
バケット3の作用を説明すると、油圧シリンダ8を収縮
あるいは伸長させると、内バケット6はバケット本体4
内で取付ピン110を中心に矢印130で示す方向、す
なわち可変容量バケット3の後方あるいは前方に旋回す
る。油圧シリンダ8を一杯に収縮させると、内バケット
6はバケット本体4の中で一杯に後退したXで示す位置
に位置付けられる。このときバケット本体4と内バケッ
ト6とで設定されるバケットの容積は最大となる。一方
油圧シリンダ8を一杯に伸長させると、内バケット6は
バケット本体4の中で一杯に前進したYで示す位置に位
置付けられる。このときバケット本体4と内バケット6
とで設定されるバケットの容積は最小となる。油圧シリ
ンダ8を伸長あるいは収縮操作し、内バケット6を図示
の位置Xと位置Yとの間に任意に位置付けることによっ
て、バケットの容積、すなわちバケット容量を任意に変
えることができる。
【0020】ここで、本実施の形態におけるバケット容
量を具体的に説明する。通常のバケットによるダンプト
ラック等への積込作業は、バケットに山盛り一杯に掬い
込んだ状態、あるいはバケットの中に少量掬い込んだ状
態、あるいはバケットを前方に傾けた状態、あるいはバ
ケットを後方に傾けた状態等、様々な掬い込み量そして
バケット姿勢で行われる。そこでバケットによる積込量
を正しく知るためには、バケットに掬い込んだ量が常に
一定で反復再現性のあることが必要である。本実施の形
態におけるバケット容量は、バケットそのものの容積だ
けではなく、バケットに山盛りに積まれた分を含め、ま
たバケットの姿勢を決め、これを基準の状態としてバケ
ット容量の演算処理を行う。図9を参照して説明する
と、バケットの姿勢は、バケット本体4を側面から見て
側部プレート10の前縁131が積込対象物を掬い込み
バケット本体4を引き起した状態で水平になる位置を基
準とする。図示の、内バケット6が容量を変える位置に
油圧シリンダ8が伸長されて移動された状態でのバケッ
ト容量は、バケット本体4と内バケット6で設定される
バケット容量(イ)と、これに山積み分(ロ)を加えた
ものとなる。油圧シリンダ8を一杯に収縮させて内バケ
ット6を一杯に後退させたときのバケット容量、すなわ
ち最大のバケット容量は内バケット6の後退分(ハ)を
含めて、(イ)+(ロ)+(ハ)となる。実作業におけ
る山積み分(ロ)の山の形状は、積込材料の比重、性状
(塊状、粒状等)等によって決定できるので、予め比
重、性状等による山の形状の補正係数を決めて容量検出
手段50あるいは容量設定手段70の演算手段に入力し
ておく(容量検出手段50、容量設定手段70について
は後に詳述する)。バケット容量におけるバケットの幅
方向(図9において紙面に垂直の方向)の要因について
は、容量(イ)、(ハ)においては実質的な容量は
(イ)、(ハ)の面積にバケット本体4の幅方向寸法を
乗ずればよく、また(ロ)については(ロ)の面積にバ
ケット本体4の幅方向寸法を乗じ、幅方向両端部の山の
形を補正する係数を実験的に求めて山の形による補正を
行えばよい。また、本実施の形態においてはバケットの
状態をその前縁が水平になる位置を基準としたが、この
位置は必ずしも水平である必要はない。そして、このバ
ケットの前傾、水平、後傾等の位置は積込機械に備えら
れるバケットを前後傾させる手段(図示していない)に
位置決め手段を設けることによって常に決まった状態に
位置付けることができる。このように本可変容量バケッ
ト2においては、内バケット6を任意の位置にしてその
状態でバケットに常に山盛り一杯に掬い込むことによっ
て、常に決まったバケット容量を得ることができる。
【0021】図1及び図10を参照して容量検出手段5
0について説明すると、容量検出手段50に含まれる変
位検出手段52は回転角の変位を検出する周知のポテン
ショメータで構成され、バケット本体4と内バケット6
との相対旋回変位を旋回中心において旋回角度を電気的
に検出するように構成されている。角度測定の基準とし
て、例えば油圧シリンダ8が一杯に収縮されバケット本
体4に内バケット6が一杯に後退した最大のバケット容
量の状態(図8における位置X)を角度変位0とし、こ
れを基準に油圧シリンダ8を伸長させてバケット容量を
減らす方向(図8における位置Yの方向)に動いたとき
の角度変位を計測するようにする。変位検出手段52は
図10に示すように、バケット本体4の背面上方右側の
取付ブラケット38bの取付孔38d部に52aボルト
によって固定されている。この部位において、取付ブラ
ケット38bの取付孔38dに回動自在に挿入されたピ
ン110の突出部110aが変位検出手段52に接続さ
れ、内バケット6に固定されているピン110との相対
旋回角が検出される。
【0022】容量演算手段54は、マイクロコンピュー
タで構成され、防塵防水処理されたケースに収容されて
積込機械の適宜の場所に設置されている。変位検出手段
52と電気的に結ばれ、検出された変位信号が入力され
る。容量演算手段54は、バケット本体4と内バケット
6との相対旋回変位におけるバケット容量を演算するよ
うにプログラムされている。演算手段54には、砂利、
砂等積込対象物の材料の比重、性状(塊状、粒状等)等
によるバケット容量演算への影響、特に山盛の形状を修
正する補正手段を含んでいる。
【0023】容量表示手段56は、液晶パネルのごとき
表示手段で構成され、積込機械の運転席に配設され、演
算手段54と電気的に結ばれて演算手段54からの出力
信号であるバケット容量が表示される。また、容量表示
手段56には前記補正手段の補正値入力スイッチが設け
られている。
【0024】図1を参照して容量設定手段70について
説明すると、容量設定手段70に含まれる容量指令手段
72は、積込機械の運転席に設けられ、所望のバケット
容量を指令入力するスイッチとマイクロコンピュータで
構成されている。マイクロコンピュータは、指令された
バケット容量をバケット本体4と内バケット6との相対
旋回変位に演算するようにプログラムされている。容量
指令手段72は、材料の比重、性状等によるバケット容
量演算への影響を修正する補正手段を含み、指令内容、
補正内容を表示する液晶パネルのごとき表示手段を含ん
でいる。
【0025】アクチュエータ制御手段74は、マイクロ
コンピュータで構成され、防塵防水処理されたケースに
収容されて積込み機械の適宜の場所に設置されている。
変位検出手段52及び容量指令手段72の出力信号が入
力されるように電気的に結線されている。アクチュエー
タ制御手段74は、変位検出手段52によって検出され
た現状の変位信号すなわちバケット本体4と内バケット
6との現状の相対位置と、容量指令手段72によって指
令された変位信号すなわちバケット本体4と内バケット
6との所望の相対位置とを比較する変位比較手段を含
み、更に比較の結果によって油圧シリンダ8を伸長ある
いは収縮させる信号をアクチュエータ操作弁76に出力
するようにプログラムされている。アクチュエータ制御
手段74は、油圧シリンダ8の伸縮作動を操作するアク
チュエータ操作弁76に電気的に結線されている。
【0026】アクチュエータ操作弁76は電磁油圧切換
弁で構成され電気信号によって操作される。積込機械の
油圧源80と油圧シリンダ8との間の油圧流路に設けら
れ、アクチュエータ制御手段74からの出力電気信号に
基づいて、油圧シリンダ8への圧油の流れの方向及び断
続等の切換操作が行われる。
【0027】図1によって、容量検出手段50が具備さ
れる可変容量バケット装置2の作用について説明する
と、容量検出手段50を具備することによって、内バケ
ット6のバケット本体4内の任意の位置におけるバケッ
ト容量を知ることができる。すなわち、 (1)油圧シリンダ8が伸縮されて内バケット6がバケ
ット本体4の中で旋回移動すると、変位検出手段52に
よってバケット本体4と内バケット6との相対位置が角
度変位として検出され容量演算手段54に出力される。 (2)容量演算手段54は変位検出手段52からの角度
変位出力に基づいてバケット容量を積込材料の比重、性
状等の補正も加えて演算し容量表示手段56に出力す
る。 (3)容量表示手段56は、容量演算手段54からの出
力に基づいて、演算された容量を表示パネルに表示す
る。容量検出手段50を具備することによって、運転席
で手動操作弁78を操作して油圧シリンダ8を伸縮さ
せ、内バケット6の位置を変え、パネルに表示されるバ
ケット容量を見ながら可変容量バケット3を所望のバケ
ット容量にすることができる。また、バケット容量を最
初大きめに設定しておいて荷を掬い込み、表示パネルに
表示されるバケット容量を見ながら油圧シリンダ8を操
作して既に掬い込まれている分の一部をバケットからこ
ぼし、これによって容量を調整することもできる。
【0028】図1によって、容量設定手段70が具備さ
れる可変容量バケット装置2の作用について説明する
と、容量設定手段70を具備することによって、バケッ
ト容量を所望の値に自動的に設定することができる。す
なわち、 (1)積込機械の運転席に設けられた容量指令手段72
を操作して所望の容量を入力する。このとき容量指令手
段72に設けられた補正手段に積込材料の比重、性状等
のデータを入力する。容量指令手段72は、指令信号に
基づいてバケット本体4に対する内バケット6の位置を
旋回角度変位に変換してアクチュエータ制御手段74に
出力する。 (2)変位検出手段52は現状のバケット本体4と内バ
ケット6との相対旋回角度変位を検出し、アクチュエー
タ制御手段74に出力する。 (3)アクチュエータ制御手段74は、変位検出手段5
2からの現状のバケット本体4と内バケット6との角度
変位信号と、容量指令手段72からの指令による角度変
位とを比較して、実際に検出される角度変位が指令され
た角度変位になるように油圧シリンダ8を動かすための
信号を、アクチュエータ操作手段76に出力する。すな
わち、実際に検出された角度変位が指令された角度変位
に満たない場合は指令された角度変位になるまで油圧シ
リンダ8を伸長させ、実際に検出された角度変位が指令
された角度変位より大きい場合は指令された角度変位に
なるまで油圧シリンダ8を収縮させるように出力する。 (4)アクチュエータ操作手段76は、アクチュエータ
制御手段74からの信号に基づいて油圧シリンダ8を伸
長させ、あるいは収縮させるように、油圧シリンダ8へ
の油圧の流れの方向及び断続等の切換操作を行う。容量
設定手段70を具備することによって、所望のバケット
容量を指令すると油圧シリンダ8が自動的に作動してバ
ケット容量が設定される。
【0029】バケット本体4と内バケット6との相対角
度変位はインジケータ手段90を設けることによって視
認することができる。図11によって、インジケータ手
段90の実施の形態を説明すると、インジケータ手段9
0は、可変容量バケット3の背面上方右端側の内バケッ
ト4のブラケット24に固定された旋回中心となるピン
110の動きを表示するように構成されている。この部
分は積込機械の運転席からも視認し易く、またピン11
0の回転方向の動きによってバケット本体4と内バケッ
ト6との相対角度変位を容易に知ることができる。ピン
110の一端部110aは、バケット本体4のブラケッ
ト38bの取付孔38dに回動自在に挿入され、端部は
取付孔38dから突出している。ピン110のピン孔3
8dからの突出端部にインジケータ部材92を固定す
る。インジケータ部材92は厚肉円盤状に形成され、円
盤の中心部に凹部を設けてピン110の突出部110a
を嵌め込ませ、適宜の手段(図示していない)によって
インジケータ部材92とピン110とを一体的に固定す
る。インジケータ部材92の外周面に矢印状のポインタ
92aをブラケット38b側に突出するように固定して
取り付ける。かくしてポインタ92aはピン110と一
体となって動くことができる。ブラケット38bの前記
ポインタ92aが指す部分にインジケータマーク94を
取り付ける。インジケータマーク94にはポインタ92
aの動く範囲に目盛りを設け、両端に「MAX」「MI
NI」にような表示を入れる。油圧シリンダ8を一杯に
収縮したときにポインタ92aが「MAX」(最大)を
指し、油圧シリンダを一杯に伸長したときにポインタ9
2aが「MINI」(最小)を指すように配設し、「M
AX」と「MINI」の間には適宜に目盛りを配分す
る。
【0030】インジケータ手段90によれば、内バケッ
ト6のバケット本体4に対する相対旋回位置が、内バケ
ット6と一体になったポインタ92aと、バケット本体
4と一体になったインジケータマーク94とによって確
認される。そこで積込機械の運転席で内バケット6を動
かす油圧シリンダ8をポインタ92aのインジケータマ
ーク94における位置を確認しながら操作することによ
ってバケット容量を変えることができる。
【0031】上述の容量検出手段50と容量設定手段7
0とは、両者を同時にバケット装置2に装着することが
できる。この場合においては変位検出手段52を共用す
ることができる。本実施の形態においては、内バケット
6をバケット本体4に対して旋回させるアクチュエータ
として油圧シリンダ8が装着されているが、電動モータ
のような電動アクチュエータを使うこともできる。ま
た、バケット容量としてバケットに一杯に盛られた山盛
りの状態を基準としたが、バケットの縁で山盛り分を
「へら」のごとき手段で升切りする機構を設けて、バケ
ットの容積そのものをバケット容量と定義することもで
きる。更に、バケット容量は、容量演算手段のプログラ
ムに容量に比重を乗じて重量を計算するステップを追加
し、重量表示にすることもできる。そして、本発明の可
変容量バケットを装着した積込機械は、1台で大小様々
な容量のバケットを装着していることになるから、作業
の形態に合わせて適宜容量を変えて使うことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明による可変容量バケット装置によ
れば、バケット容量すなわちバケットの容積を変更する
ことができ、変更された容量が確認でき、また指令した
所望の容量にバケット容量を変更することができるか
ら、積込作業において積込量を容易に確認することがで
き、また所望の量を容易に積み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された可変容量バケット装
置の概要説明図。
【図2】可変容量バケットの側面図。
【図3】図2の矢印3Aの方向に見た矢視図であって、
可変容量バケットの背面図。
【図4】バケット本体の側面図。
【図5】図4の矢印5Aの方向に見た矢視図であって、
バケット本体の背面図。
【図6】内バケットの側面図。
【図7】図6の矢印7Aの方向に見た矢視図であって、
内バケットの背面図。
【図8】図3の矢印8Aの方向に見た断面図であって可
変容量バケットの作用説明図。
【図9】可変容量バケット装置のバケット容量説明図。
【図10】変位検出手段の取付図。
【図11】インジケータ手段の取付図。
【符号の説明】
2:可変容量バケット装置 4:バケット本体 6:内バケット 8:油圧シリンダ(アクチュエータ) 50:容量検出手段 52:変位検出手段 54:容量演算手段 56:容量表示手段 70:容量設定手段 72:容量指令手段 74:アクチュエータ制御手段 90:インジケータ手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケット本体と、該バケット本体内に旋
    回自在に装着される内バケットと、該内バケットを旋回
    させるアクチュエータとを具備し、該バケット本体と該
    内バケットとによって設定されるバケット容量が該内バ
    ケットを旋回させることによって変更される、ことを特
    徴とする可変容量バケット装置。
  2. 【請求項2】 該バケット装置は、容量検出手段を具備
    し、該容量検出手段は、該バケット本体と該内バケット
    との相対旋回変位を検出する変位検出手段と、該変位検
    出手段からの信号に基づいてバケット容量を演算する容
    量演算手段と、演算された該バケット容量を表示する容
    量表示手段とを含む、請求項1記載の可変容量バケット
    装置。
  3. 【請求項3】 該バケット装置は、容量設定手段を具備
    し、該容量設定手段は、バケット容量を該バケット本体
    と該内バケットとの相対旋回変位によって指令する容量
    指令手段と、該バケット本体と該内バケットとの相対旋
    回変位を検出する変位検出手段と、該アクチュエータを
    操作するアクチュエータ操作手段と、検出された該旋回
    変位が指令された該旋回変位になるように該アクチュエ
    ータ操作手段に制御信号を出力するアクチュエータ制御
    手段とを含む、請求項1又は2記載の可変容量バケット
    装置。
  4. 【請求項4】 該バケット装置は、該バケット本体と該
    内バケットとの相対旋回変位を視認できるインジケータ
    手段を具備する、請求項1から3までのいずれかに記載
    の可変容量バケット装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104452848A (zh) * 2014-12-24 2015-03-25 常熟市康达电器有限公司 可变容量的矿用挖掘机铲斗
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