JPH1089225A - グロープラグ - Google Patents
グロープラグInfo
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- JPH1089225A JPH1089225A JP26367596A JP26367596A JPH1089225A JP H1089225 A JPH1089225 A JP H1089225A JP 26367596 A JP26367596 A JP 26367596A JP 26367596 A JP26367596 A JP 26367596A JP H1089225 A JPH1089225 A JP H1089225A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23Q—IGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
- F23Q7/00—Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
- F23Q7/001—Glowing plugs for internal-combustion engines
- F23Q2007/002—Glowing plugs for internal-combustion engines with sensing means
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
電流を検出することができ,耐久性に優れたグロープラ
グを提供すること。 【解決手段】 ハウジング4とこれにに支持された本体
10とよりなる。本体10は,絶縁体11と,その内部
に設けられた通電発熱体2及び一対のリード線21,2
2と,イオン検出用電極3とよりなる。イオン検出用電
極3は,上記火炎に曝されるように絶縁体11から露出
した露出部30を有する。露出部30は,0.1〜30
μmの表面粗さRz(10点平均粗さ)に研磨された研
磨部分6を有している。
Description
めのグロープラグに関する。
ジンにおいては,環境保護の面から,排気ガスや排気煙
をより一層低減させることが要望されている。そして,
こうした要望に応えるべく,各種のエンジン改良や後処
理(触媒浄化等)により排出ガス低減,燃料・潤滑油性
状の改善,各種のエンジン燃焼制御システムの改善など
が検討されている。
おいては,エンジンの燃焼状態を検出することが要請さ
れており,筒内圧,燃焼光,イオン電流等を検出するこ
とによってエンジン燃焼状態を検出することが検討され
ている。特に,イオン電流によりエンジン燃焼状態を検
出することは,燃焼に伴う化学反応を直接的に観察でき
ることから極めて有用と考えられており,種々のイオン
電流検出方法が提案されている。
は,燃料噴射ノズルの取り付け座部において,当該噴射
ノズル及びエンジンのシリンダヘッドから絶縁されたス
リーブ状のイオン検出用電極を装着し,これを外部の検
出回路に接続することにより燃料の燃焼に伴うイオン電
流を検出する方法が開示されている。また,米国特許第
4,739,731号では,セラミックグロープラグを
用いたイオン電流検出用センサが開示されている。
(通電発熱体)表面に白金製の導電層を取着すると共
に,この導電層を燃焼室及びグロープラグ取付金具から
絶縁している。そして,導電層に外部からイオン電流測
定用電源(直流250V)を印加して燃料燃焼に伴うイ
オン電流を検出するようにしている。
いては,いずれも以下に示す問題がある。即ち,前者の
技術(特開平7−259597号公報)では,イオン電
流検出のために,他の部位より絶縁されたスリーブ状の
イオン検出用電極を設置しなくてはならず,その材料の
選択及びその加工において煩雑な作業が強いられる。そ
のため,イオン検出用電極が非常に,高価な構成となる
という問題がある。さらに,燃料噴射ノズルとイオン検
出用電極との間,及びイオン検出用電極とシリンダヘッ
ドとの間が燃焼室内にて発生するカーボンにより短絡
し,早期に使用不能となるという欠点があった。
9,731号)では,イオン検出用電極を通電発熱体と
は別に設けると共に,両者を別々の電源に接続している
ために構造が複雑になるという欠点があった。また,イ
オン検出用電極の耐熱性及び耐消耗性を確保するため
に,白金など高価な貴金属を多量に必要とすることか
ら,グロープラグ自体が非常に高価なものとなる欠点が
あった。
ので,カーボン付着の問題がなく,精度良くイオン電流
を検出することができ,耐久性に優れたグロープラグを
提供しようとするものである。
ハウジング内に支持された本体とよりなるグロープラグ
において,上記本体は,絶縁体と,該絶縁体の内部に設
けられた通電発熱体及び該通電発熱体の両端部に電気的
に接続されて上記絶縁体の外部に導出された一対のリー
ド線と,上記絶縁体の内部に配設された,火炎中のイオ
ン化の状態を検出するための,イオン検出用電極とより
なると共に,該イオン検出用電極は,上記火炎に曝され
るように上記絶縁体から露出した露出部を有し,かつ,
該露出部は,0.1〜30μmの表面粗さRz(10点
平均粗さ)に研磨された研磨部分を有していることを特
徴とするグロープラグにある。
記絶縁体の内部に通電発熱体とイオン検出用電極が配設
されており,またイオン検出用電極の絶縁体からの露出
部分は上記特定の表面粗さRzに研磨された研磨部分を
有することである。
0601に規定されている10点平均粗さ(Rz)に
よって示しており,その値は,0.1〜30μmの範囲
内にある。0.1μ未満の場合には,十分にイオン電流
を検出することができないという問題があり,一方,3
0μを超える場合には,熱衝撃等によってクラックが入
りやすいという問題がある。 また,研磨部分は,砥石
等を用いて研磨することにより,表面粗さRzを上記特
定範囲に制御する。この場合,砥石等における砥粒の粒
度,研磨条件等を調整することにより,所望の表面粗さ
Rzを得る。
極を絶縁体中に配設するに当たっては,例えば図3,図
4に示すごとく,予め両者の成形品を作製しておき,こ
れを絶縁体の原料であるセラミック粉末中に埋め込んで
一体成形する。或いは,予め別途作製しておいた2つ割
の絶縁体の間に上記通電発熱体とイオン検出用電極を挟
持配設する。これらの絶縁体成形品,或いは通電発熱体
とイオン検出用電極との一体成形品は,例えば,これら
の材料を射出成形することにより作製する。
は,上記絶縁体の内部に印刷形成により設けることもで
きる。かかる印刷形成につき一例を示せば,例えば絶縁
体を形成するためのセラミック材料の生成形体(グリー
ンシート)を2個準備し,その1つの生成形体の表面
に,スクリーン印刷,パッド印刷,ホットスタンプ等に
より,所望形状に導電性材料よりなる通電発熱体,その
リード線,及びイオン検出用電極を印刷することにより
行なう。
を積層し,その後焼成する。ここで,通電発熱体,リー
ド線,イオン検出用電極は2個以上の生成形体に印刷し
てもよい。また,通電発熱体とイオン検出用電極を別々
の生成形体に印刷して積層してもよい。これにより,印
刷形成された通電発熱体,リード線,イオン検出用電極
を内蔵した絶縁体が得られる。
必要に応じて研削した後,イオン検出用電極の露出部分
における研磨部分を上記のごとく研磨する。これによ
り,イオン検出用電極の露出部分に上記特定の表面粗さ
Rzの研磨部分を有するグロープラグを得ることができ
る。
まず,本発明のグロープラグは,上記通電発熱体に電流
を通すことにより発熱し,その加熱により燃焼室におけ
る着火及び燃焼を促進させる。また,イオン検出用電極
は,燃焼火炎中のイオン化の状態を検出する。即ち,イ
オン電流の検出時において,イオン検出用電極とそれに
近接する燃焼室の内壁(シリンダヘッド)とは,両者間
に存在する燃料燃焼時のプラスイオン及びマイナスイオ
ンを捕獲するための2電極を形成する。
ることができ,その情報を燃焼制御に有用に活用するこ
とが可能となる。また,グロープラグに,本来の燃焼室
の加熱機能(グロー機能)とイオン電流検出機能とを付
与しているので,構造がコンパクトで,かつ安価に製造
できる。
極の露出部分に,上記研磨部分を有する。そして,この
研磨部分は,表面粗さRzが0.1〜30μmの範囲内
にある。そのため,研磨部分は,ミクロ的に見ると多数
の凹凸を有している(図9)。この凹凸のうち凸部に
は,イオン検出用電極とこれに近接するシリンダヘッド
との間における電界が集中する。電界が集中した凸部近
傍は,電位勾配が急峻となる。この電位勾配により,燃
焼ガス中の荷電粒子は上記凸部近傍に引きつけられる。
それ故,上記特定の表面粗さRzの研磨部分を有するイ
オン検出用電極は,燃焼室内の荷電粒子を強く引きつ
け,さらにイオン電流検出精度を向上させることができ
る。
発熱体,リード線及びイオン検出用電極を上記絶縁体の
内部に,一体的に設けているので,構造簡単である。し
たがって,本発明によれば,カーボン付着の問題がな
く,精度良くイオン電流を検出することができ,耐久性
に優れたグロープラグを提供することができる
ン検出用電極の先端における露出部の面積は,1×10
-6〜0.5cm2 であることが好ましい。イオン検出用
電極の露出部の面積(S)は,0<Sであればイオン出
力の検出は可能である。しかし,印刷により形成する場
合に露出部の面積が1×10-6cm2 未満の場合には,
露出部の寸法が例えば10μm×10μm以下の非常に
小さな大きさとなり,生産性が悪くなるという問題があ
る。一方,0.5cm2 を超える場合にはイオン検出用
電極の占める部分が大きくなりすぎ,その結果,通電発
熱体が小さくなり,生産性が悪くなるという問題があ
る。
ン検出用電極は,上記通電発熱体と電気的に接続されて
いる構造をとることができる。この場合には,例えば,
イオン検出用電極と通電発熱体とを一体成形することが
でき,製造を容易にすることができる。
〜図9を用いて説明する。本例のグロープラグは,ディ
ーゼルエンジンの始動補助装置として用いられる,セラ
ミックグロープラグである。本例のグロープラグ1は,
図1に示すごとく,ハウジング4と該ハウジング4内に
支持された本体10とよりなる。本体10は,絶縁体1
1と,該絶縁体11の内部に設けられた通電発熱体2及
び該通電発熱体2の両端部に電気的に接続されて絶縁体
11の外部に導出された一対のリード線21,22とを
有する。
た,火炎中のイオン化の状態を検出するための,イオン
検出用電極3を有する。該イオン検出用電極3は上記火
炎に曝されるように絶縁体11から露出した露出部30
を有している。また,露出部30は,0.1〜30μm
の表面粗さRz(10点平均粗さ)に研磨された研磨部
分6(図1)を有している。
く,金属製のハウジング4内に,金属製の環状支持体4
1を介して,固定されている。そして,上記通電発熱体
2の一方のリード線21は,絶縁体11の内部を上昇し
て,本体10の側面に設けた導電性の端子部23を介し
て内部リード線231に電気的に接続されている。ま
た,他方のリード線22は,上記環状支持体41を介し
てハウジング4に電気的に接続されている。また,上記
イオン検出用電極3の上部は,絶縁体11の上端部に設
けた導電性の端子部31を介して内部リード線33に電
気的に接続されている。
1を有し,図2に示すごとく,その上部に保護筒42を
有している。また,ハウジング4は,エンジンのシリン
ダヘッド45へ装着するための,雄ねじ部43を有す
る。上記保護筒42の上方開口部には,ゴムブッシュ4
21が嵌合されている。また,該ゴムブッシュ421に
は,外部リード線233,333が貫挿され,これらは
それぞれ接続端子232,332を介して,上記内部リ
ード線231,33に接続されている。したがって,外
部リード線233は通電発熱体2の一端に,外部リード
線333はイオン検出用電極3にそれぞれ電気的に導通
されている。
く,環状支持体41を介してハウジング4に電気的に導
通している(図1)。また,本体10の先端部(下端
部)は,図1に示すごとく,半球面形状に形成されてい
る。そして,本例においては,通電発熱体2及びイオン
検出用電極3は,いずれも絶縁体11内に埋設されてい
る。
るに当たっては,まず図3,図4に示すごとく,U字状
の通電発熱体2の成形品29と棒状のイオン検出用電極
3の成形品39を準備する。これらの成形品29,39
は,それぞれ通電発熱体2及びイオン検出用電極3用の
セラミック粉末を用いて射出成形,或いはプレス成形に
より作製する。
用のセラミック粉末の中に埋設し,これらをホットプレ
スにて一体的に成形する。なお,上記埋設に先立ってリ
ード線21,22を成形品29に接続しておく。これに
より,通電発熱体2及びイオン検出用電極3を内蔵した
絶縁体11が得られる。
研削を行い,胴部を円柱状にすると共に先端部を半球面
形状にする。次いで,本例においては,絶縁体11から
露出したイオン検出用電極3の露出部30全体を研磨部
分6として,研磨した。研磨は,#600の砥石を用い
て行った。これにより,本例においては,研磨部分6の
表面粗さRzを4.5μmに整えた。
4などとによって構成したグロープラグ1は,図5に示
すごとく,エンジンのシリンダヘッド45に対して,ハ
ウジンク4の雄ねじ部を螺合することにより装着する。
これにより,グロープラグ本体10の先端部が,シリン
ダヘッド45の燃焼室の一部である渦流室451に突出
した状態で装着される。なお,符号457は主燃焼室,
458はピストン,459は燃料噴射ノズルである。
ごとく,グロープラグ作動回路に接続される。即ち,通
電発熱体2の一端のリード線21は,外部リード線23
3,グローリレー53,及び12ボルトのバッテリ54
を介して,金属製のシリンダヘッド45に接続されてい
る。更に,シリンダヘッド45,ハウジング4,環状支
持体41,本体10のリード線22(図1)を介して,
通電発熱体2の他端に接続されている。これにより,通
電発熱体2の加熱用回路が形成される。
333は,イオン電流検出用抵抗521,直流電源51
を介してシリンダヘッド45に接続されている。また,
上記イオン電流検出用抵抗521には,イオン電流を検
出するための電位差計522が設けられ,これはECU
(電子制御装置)52に接続されている。また,ECU
52には,上記グローリレー53,エンジン冷却水の水
温センサ525,エンジンの回転数センサ526が接続
されている。
に当たっては,まずエンジンの始動時においては,EC
U52により,グローリレー53がオンとされる。その
ため,バッテリ54とグロープラグの通電発熱体2との
間が閉路となり,グロープラグ本体10の通電発熱体2
が通電され発熱する。そのためグロープラグ1は加熱状
態となり,着火温度に上昇する。そこで,燃料噴射ノズ
ル459から,燃料が噴射されると,その都度該燃料が
着火され,ピストン458が作動し,エンジンが駆動さ
れる。
ごとく,イオンが発生するので,そのイオン電流をイオ
ン検出用電極3,イオン電流検出用抵抗521及び電位
差計522により検出する。即ち,グロープラグ本体1
0の上記イオン検出用電極3とシリンダヘッド45との
間には12ボルトの直流電源51によって電圧が印加さ
れている。
炎帯の活性イオンの発生に伴い,イオン電流検出用抵抗
521を含む電流経路にイオン電流が流れる。なお,イ
オン電流検出用抵抗521は,約500kΩで,これを
流れるイオン電流は,その両端の電位差として電位差計
522により検出される。
る。燃料噴射ノズル459からの噴射燃料が渦流室45
1で燃焼されると,その燃焼火炎帯ではイオン化された
プラスイオンとマイナスイオンが大量に発生する。この
とき,上記イオン検出用電極3とそれに対面するシリン
ダヘッド45との間に直流電源51の電圧が印加されて
いるので,イオン検出用電極3にはマイナスイオンが捕
獲されると共に,シリンダヘッド45にはプラスイオン
が捕獲される。その結果,上記の電流経路が形成され,
この電流経路を流れるイオン電流がイオン電流検出用抵
抗521の両端の電位差として検出される。
AM,入出力回路等からなる周知のマイクロコンピュー
タやA/D変換器(共に図示略)を中心に構成され,前
記電位差計522により検出された検出信号を入力す
る。また,ECU52には,エンジン冷却水の温度を検
出するための水温センサ525の検出信号や,エンジン
クランク角に応じてエンジン回転数を検出するための回
転数センサ526の検出信号が入力され,ECU52は
各検出信号に基づいて水温Tw,エンジン回転数Neを
検知する。
低温始動時において,グロープラグ1の通電発熱体2を
加熱させて燃料の着火及び燃焼を促進させる。また,デ
ィーゼルエンジンの始動直後において,イオン電流を検
出する。なお,エンジン始動当初においては,グローリ
レー53がオンの状態にあり,通電発熱体2は加熱状態
に保持されるようになっている。
記グローリレー53のオン,オフ切り替え処理を説明す
る。図6は,所定の時間の割り込み処理により実行され
る。まず,図6の処理がスタートすると,ECU52
は,先ずステップ11でエンジン暖機完了後であり,且
つグローリレー53がオフであるか否かを判別する。エ
ンジン始動当初においては,ステップ11が否定判別さ
れ,ECU52は続くステップ12で水温Tw及びエン
ジン回転数Neを読み込む。
暖機完了温度(本実施形態例では,60℃)以上である
か否かを判別すると共に,ステップ14でエンジン回転
数Neが所定回転数(本実施形態例では,2000rp
m)以上に達しているか否かを判別する。このときステ
ップ13,14が共に否定判別されれば,エンジンの暖
機が完了しておらず,グロープラグの通電発熱体2によ
る加熱が必要であるとみなし,ステップ15に進む。
定判別されれば,エンジンの暖機が完了,或いはグロー
プラグ1による加熱が不要であるとみなし,ステップ1
6に進む。
ー53はオンのまま維持される。この状態では,グロー
プラグ1の発熱作用によって燃料の着火及び燃焼が継続
される。また,ステップ16に進んだ場合,ECU52
は,グローリレー53をオフとする。
いて燃料燃焼時に発生するイオン電流を観察した際の電
流波形図である。同図において,燃料噴射時期(圧縮T
DC)直後に電圧が急上昇している波形が燃料の燃焼に
よるイオン電流波形であり,A点が燃焼の開始位置,即
ち着火時期に相当する。また,このイオン電流波形に
は,2つの山が観測される。つまり,燃焼初期には,拡
散火炎帯の活性イオンにより第1の山B1が観測され,
燃焼中後期には筒内圧上昇による再イオン化により第2
の山B2が観測される。
の第1の山B1から実際の着火時期を検出すると共に,
検出された実際の着火時期と目標着火時期との差をなく
すべく着火時期のフィードバック制御を実施する。ま
た,ECU52は,イオン電流波形の第2の山B2から
異常燃焼,失火等の燃焼状態を検出し,その検出結果を
燃料噴射制御に反映させる。こうしてイオン電流をエン
ジンの燃料噴射制御に反映させることにより,きめ細か
くエンジンの運転状態を制御することが可能となる。
に,燃料燃焼により発生したカーボン(スス)が付着し
た状態,即ち燻りが発生したときには,図7(B)に示
すごとく,イオン電流が燃料噴射時期の前には低く,そ
の後には上昇していくという現象が発生する(図7の
(A)と(B)を比較)。なお,図7(B)のIthは
燻り状態を判別しグローリレー53をオンにするか否か
を判断するための波高値の判定レベル(しきい値)を表
している。そこで,このような燻り現象が発生したとき
には,上記グローリレー53をオンとし,通電発熱体2
を加熱し,上記の付着カーボンを焼き切る操作を行な
う。
記図5の回路におけるECU52により行なうフローチ
ャートである。即ち,図8のステップ21において,グ
ローリレー53がオフの状態にあるとき,ステップ22
において,燃料噴射時期に上記のごとき異常イオン電流
(図7B)が検出されたか否か判定する。否であれば,
ステップ24に進み,グローリレー53はオフのままと
する。一方,異常イオン電流が検出されたときには,ス
テップ23に進み,グローリレー53をオンとし,グロ
ープラグの通電発熱体2を加熱してカーボンを焼失させ
る。
ては,絶縁体11の内部に通電発熱体2とリード線2
1,22とイオン検出用電極3とを設けてあり,これら
は一体的に構成されている。そのため,通電発熱体2に
よるグロー動作(加熱動作)と,イオン検出用電極3に
よるイオン電流検出とを1つのグロープラグにより達成
できる。また,そのためグロープラグ1がコンパクトに
なる。
した場合にも,上記のごとく通電発熱体2を通電加熱す
ることにより,上記カーボンを焼き切り,絶縁体11の
表面を正常状態にすることができる。そのため,イオン
電流を精度良く検出することができる。また,絶縁体1
1の先端部は,半球形状としてあるので,燃焼室内にお
ける熱衝撃を吸収することができる。
極3の露出部30に上記研磨部分6を有する。そして,
研磨部分6の表面粗さRzは,0.1〜30μmの範囲
内に研磨してある。そのため,図9に示すごとく,研磨
部分6には,ミクロ的に見ると凸部61が多数存在す
る。
ド45とイオン検出用電極3との間の電界が集中する。
また,電界が集中した凸部61近傍は,電位勾配が急峻
となる。この電位勾配により,燃焼ガス中のマイナスの
荷電粒子7はイオン検出用電極3の凸部61近傍に強く
引きつけられ,荷電粒子7の移動が活発となる。それ
故,研磨部分6を有するイオン検出用電極3は,さらに
精度よくイオン電流を検出することができる。
品)における研磨部分6の効果をさらに明確にすべく,
比較品と共にイオン電流の検出試験を行った。比較品
は,実施形態例1に示した研磨部分を0.01μmの表
面粗さRzに研磨したものを用いた。尚,本発明品の研
磨部分は上記のごとく4.5μmの表面粗さRzであ
る。
を図10に,比較品が検出したイオン電流の波形C1を
図11にそれぞれ示す。図10,図11は,共に横軸に
時間,縦軸に電流値をとったものであり,横軸には燃料
噴射時期を縦線Pにより示してある。両図の比較から知
られるように,本発明品は常に高いピーク値の波形が精
度よく検出され,一方,比較品は,ピーク値が非常に小
さく検出精度が低い状態の波形Aや,検出されない場合
Bが発生した。この結果から,イオン検出用電極3の露
出部30に特定範囲の表面粗さRzを有する研磨部分6
を設けることによって,イオン電流の検出精度を大幅に
向上させることができることがわかる。
おける研磨部分6の表面粗さRzを種々変更し,そのイ
オン電流検出精度への影響を試験した。試験に用いるグ
ロープラグとしては,研磨部分6の表面粗さRzを0.
01〜100μの範囲で変更したものを複数準備した。
研磨部分6の表面粗さRz以外は,実施形態例1と同様
とした。
セットした試験用のディーゼルエンジンを800rpm
の回転数により運転し,1分間イオン電流を検出させ,
燃料噴射回数に対して何回精度よくイオン電流を検出す
ることができたかにより求めた。精度よくイオン電流を
検出したか否かの判断は,エンジン運転時間中のイオン
電流のピーク値の平均値の0.3倍以上の電流値を検出
した場合は検出できたとし,上記平均値の0.3倍未満
の電流値しか検出できなかった場合には検出できなかっ
たとした。
た場合に,100回精度よくイオン電流を検出した場合
には検出精度は100%であり,50回だけ精度よくイ
オン電流を検出した場合には検出精度は50%である。
試験結果を図12に示す。図12は,横軸に研磨部分6
の表面粗さRzを,縦軸にイオン電流の検出精度をとっ
た。図12より知られるごとく,イオン電流の検出精度
は研磨部分の表面粗さRzが0.1μm以上の場合に
は,いずれも100%であった。一方,表面粗さRzが
0.1μm未満の場合には,表面粗さRzが小さいほど
検出精度が低下した。
のについてはクラックが発生した。これは,凹凸が大き
いため,その凹部等に応力集中が起こりやすいからであ
ると考えられる。したがって,本例によれば,研磨部分
6の表面粗さRzは0.1〜30μmが最適であること
がわかる。
イオン検出用電極3とを電気的に接続して一体化した。
そして,図13〜図15に示すごとく,イオン検出用電
極3の露出部30の面積を変更し,その面積とイオン電
流検出精度との関係を試験した。また,グロープラグ本
体の直径Dは3.5mm,ハウジング4からの突出長さ
Lは10mmとした。
オン検出用電極3の露出部30を本体10の先端部の半
球面部分全体に設け,さらに露出部30全体を表面粗さ
Rz=4.5μmの研磨部分6とした。この場合の露出
部30の面積(研磨部分6の面積)は,0.5cm2 で
ある。
オン検出用電極3の露出部3をできるだけ小さくし,さ
らに露出部30全体を表面粗さRz=4.5μmの研磨
部分6とした。この場合の露出部30の面積(研磨部分
6の面積)は,1×10-6cm2 である。
オン検出用電極3の露出部3を上記図13,図14の場
合の中間程度の大きさとし,さらに露出部30全体を表
面粗さRz=4.5μmの研磨部分6とした。この場合
の露出部30の面積(研磨部分6の面積)は,0.00
8cm2 である。
を用いた全体図を図16に示す。また,その作動回路を
図17に示す。即ち,図16に示すごとく,通電発熱体
2とイオン検出用電極3とを一体化の場合には,通電発
熱体2に設けたリード線22を,絶縁体11の上端に設
けた端子部31に接続する。このように構成したグロー
プラグは,前記実施形態例1と同様にして,シリンダヘ
ッド45に装着する。
オン検出用電極3とが一体化されているので,グロープ
ラグの作動回路は,図17に示す構成となる。そして,
通電発熱体2を発熱させる場合には,同図に示すごと
く,イオンリレー530はオフとし,グローリレー5
3,531はオンとする。一方,イオン検出用電極3に
よりイオン電流を検出する場合には,イオンリレー53
0をオンとし,グローリレー53及び531はオフとす
る。
104,105を用いて,実施形態例3と同様の条件に
より,イオン電流の検出精度を調べた。その結果,いず
れのグロープラグも検出精度が100%となり,非常に
良好であった。この結果から,露出部30に上記特定の
範囲内の表面粗さRzを有する研磨部分を設けることに
よって,露出部30の面積が1×10-6〜0.5cm2
の範囲内において変動しても,十分良好にイオン電流の
検出ができることがわかる。また,本例の結果から,露
出部30の面積は,1×10-6cm2 という非常に小さ
い面積でもよいことから,少しでも露出部30が外部に
露出していれば有効であることもわかる。
ラグ作動回路(図5)を変更したもので,実施形態例1
のバッテリ54と直流電源51とを,1個のバッテリ5
5のみに代えたものである。なお,イオン電流検出用抵
抗521とバッテリ55との間には,定電流,定電圧回
路524を介在することもできる。この場合には,回路
構成の簡素化とコスト低減の効果がある。
例においても,実施形態例1と同様の効果を得ることが
できる。また,特に,本例においては,定電流・定電圧
回路524を介在する事で1つのバッテリーでも,グロ
ープラグ発熱時に生じるイオン検出用電極への印加電圧
の変動を防止し,安定した検出性能が維持できるという
効果を得ることができる。
体の断面図,(B)上記(A)のA−A線矢視断面図。
明図。
発熱体の成形体の斜視図。
ン検出用電極の成形体の斜視図。
図。
テムの,グロープラグ始動時のフローチャート。
電流,(B)燻り時のイオン電流を示す図。
ト。
検出効果を示す説明図。
流波形を示す説明図。
波形を示す説明図。
Rzとイオン電流検出精度との関係を示す説明図。
形状を示す説明図。
形状を示す説明図。
形状を示す説明図。
本体の断面図,(B)上記(A)のB−B線矢視断面
図。
路図。
路図。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングと該ハウジング内に支持され
た本体とよりなるグロープラグにおいて,上記本体は,
絶縁体と,該絶縁体の内部に設けられた通電発熱体及び
該通電発熱体の両端部に電気的に接続されて上記絶縁体
の外部に導出された一対のリード線と,上記絶縁体の内
部に配設された,火炎中のイオン化の状態を検出するた
めの,イオン検出用電極とよりなると共に,該イオン検
出用電極は,上記火炎に曝されるように上記絶縁体から
露出した露出部を有し,かつ,該露出部は,0.1〜3
0μmの表面粗さRz(10点平均粗さ)に研磨された
研磨部分を有していることを特徴とするグロープラグ。 - 【請求項2】 請求項1において,上記イオン検出用電
極の先端における露出部の面積は,1×10-6〜0.5
cm2 であることを特徴とするグロープラグ。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記イオン検
出用電極は,上記通電発熱体と電気的に接続されている
ことを特徴とするグロープラグ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26367596A JP3785697B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | グロープラグ |
| PCT/JP1997/001254 WO1997038223A1 (en) | 1996-04-10 | 1997-04-10 | Glow plug, its production process and ion current detector |
| US08/973,799 US6483079B2 (en) | 1996-04-10 | 1997-04-10 | Glow plug and method of manufacturing the same, and ion current detector |
| EP97915709A EP0834652B1 (en) | 1996-04-10 | 1997-04-10 | Glow plug, its production process and ion current detector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26367596A JP3785697B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | グロープラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089225A true JPH1089225A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3785697B2 JP3785697B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=17392790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26367596A Expired - Fee Related JP3785697B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-09-11 | グロープラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3785697B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1248045A3 (en) * | 2001-04-02 | 2005-07-06 | NGK Spark Plug Company Limited | Ceramic heater and it's manufacturing method, glow plug and ion current detecting device |
| JP2016133005A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP26367596A patent/JP3785697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1248045A3 (en) * | 2001-04-02 | 2005-07-06 | NGK Spark Plug Company Limited | Ceramic heater and it's manufacturing method, glow plug and ion current detecting device |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3785697B2 (ja) | 2006-06-14 |
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