JPH1089227A - グロープラグ - Google Patents
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- JPH1089227A JPH1089227A JP8265542A JP26554296A JPH1089227A JP H1089227 A JPH1089227 A JP H1089227A JP 8265542 A JP8265542 A JP 8265542A JP 26554296 A JP26554296 A JP 26554296A JP H1089227 A JPH1089227 A JP H1089227A
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- F23Q7/001—Glowing plugs for internal-combustion engines
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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- F02P17/00—Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
- F02P17/12—Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
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Abstract
電流を検出することができ,耐久性に優れたグロープラ
グを提供すること。 【解決手段】 ハウジング4と該ハウジング4内に支持
された本体10とよりなるグロープラグ1である。本体
10は,支持体11と,該支持体11の内部に設けられ
た通電発熱体2及び通電発熱体2の両端部に電気的に接
続されて支持体11の外部に導出された一対のリード線
21,22と,支持体11の内部に配設された,火炎中
のイオン化の状態を検出するための,イオン検出用電極
3とよりなる。かつイオン検出用電極3は上記火炎に曝
されないように支持体11の内部に埋設されている。
Description
めのグロープラグに関する。
ジンにおいては,環境保護の面から,排気ガスや排気煙
をより一層低減させることが要望されている。そして,
こうした要望に応えるべく,各種のエンジン改良や後処
理(触媒浄化等)により排出ガス低減,燃料・潤滑油性
状の改善,各種のエンジン燃焼制御システムの改善など
が検討されている。
おいては,エンジンの燃焼状態を検出することが要請さ
れており,筒内圧,燃焼光,イオン電流等を検出するこ
とによってエンジン燃焼状態を検出することが検討され
ている。特に,イオン電流によりエンジン燃焼状態を検
出することは,燃焼に伴う化学反応を直接的に観察でき
ることから極めて有用と考えられており,種々のイオン
電流検出方法が提案されている。
は,燃料噴射ノズルの取り付け座部において,当該噴射
ノズル及びエンジンのシリンダヘッドから絶縁されたス
リーブ状のイオン検出用電極を装着し,これを外部の検
出回路に接続することにより燃料の燃焼に伴うイオン電
流を検出する方法が開示されている。また,米国特許第
4,739,731号では,セラミックグロープラグを
用いたイオン電流検出用センサが開示されている。
(通電発熱体)表面に白金製の導電層を取着すると共
に,この導電層を燃焼室及びグロープラグ取付金具から
絶縁している。そして,導電層に外部からイオン電流測
定用電源(直流250V)を印加して燃料燃焼に伴うイ
オン電流を検出するようにしている。
いては,いずれも以下に示す問題がある。即ち,前者の
技術(特開平7−259597号公報)では,イオン電
流検出のために,他の部位より絶縁されたスリーブ状の
イオン検出用電極を設置しなくてはならず,その材料の
選択及びその加工において煩雑な作業が強いられる。そ
のため,イオン検出用電極が非常に,高価な構成となる
という問題がある。さらに,燃料噴射ノズルとイオン検
出用電極との間,及びイオン検出用電極とシリンダヘッ
ドとの間が燃焼室内にて発生するカーボンにより短絡
し,早期に使用不能となるという欠点があった。
9,731号)では,イオン検出用電極を通電発熱体と
は別に設けると共に,両者を別々の電源に接続している
ために構造が複雑になるという欠点があった。また,イ
オン検出用電極の耐熱性及び耐消耗性を確保するため
に,白金など高価な貴金属を多量に必要とすることか
ら,グロープラグ自体が非常に高価なものとなる欠点が
あった。
ので,カーボン付着の問題がなく,精度良くイオン電流
を検出することができ,耐久性に優れたグロープラグを
提供しようとするものである。
ハウジング内に支持された本体とよりなるグロープラグ
において,上記本体は,支持体と,該支持体の内部に設
けられた通電発熱体及び該通電発熱体の両端部に電気的
に接続されて支持体の外部に導出された一対のリード線
と,上記支持体の内部に配設された,火炎中のイオン化
の状態を検出するための,イオン検出用電極とよりな
り,かつ上記イオン検出用電極は上記火炎に曝されない
ように上記支持体の内部に埋設されていることを特徴と
するグロープラグにある。
記イオン検出用電極は上記火炎に曝されないように上記
支持体の内部に埋設されていることである。
確保するため,イオン電流検出時において導電性を有す
るものを用いる。具体的には,例えば,後述する導電性
を有するセラミック等を用いる。また,上記通電発熱体
は電流を流すことによって発熱するものである。また,
上記イオン検出用電極は,イオン電流を検出するための
電極である。そして,これら通電発熱体とイオン検出用
電極とは,別個にそれぞれ設けることもできるし,後述
するごとくこれらを同一体として,上記の両方の機能を
具備させることもできる。
極を支持体中に配設するに当たっては,例えば図3,図
4に示すごとく,予め両者の成形品を作製しておき,こ
れを支持体の原料である粉末中に埋め込んで一体成形す
る。或いは,予め別途作製しておいた2つ割りの支持体
の間に上記通電発熱体とイオン検出用電極を挟持配設す
る。これらの通電発熱体,イオン検出用電極,支持体の
一体成形品は,例えば,これらの材料粉末を射出成形す
ることにより作製する。
極は,上記支持体の内部に印刷形成により設けることも
できる。かかる印刷形成につき一例を示せば,例えば支
持体を形成するためのセラミック材料の生成形体(グリ
ーンシート)の表面に,スクリーン印刷,パッド印刷,
ホットスタンプ等により,所望形状に導電性材料よりな
る通電発熱体,そのリード線,及びイオン検出用電極を
印刷することにより行なう。次いで,生成形体を巻回
し,その後焼成する。これにより,印刷形成された通電
発熱体,リード線,イオン検出用電極を内蔵した支持体
が得られる。
まず,本発明のグロープラグは,上記通電発熱体に電流
を通すことにより発熱し,その加熱により燃焼室におけ
る着火及び燃焼を促進させる。また,イオン検出用電極
は,燃焼火炎中のイオン化の状態を検出する。即ち,イ
オン電流の検出時において,導電性の支持体内に埋設さ
れたイオン検出用電極とそれに近接する燃焼室の内壁
(シリンダヘッド)とは,両者間に存在する燃料燃焼時
のプラスイオン及びマイナスイオンを捕獲するための2
電極を形成する。
ることができ,その情報を燃焼制御に有用に活用するこ
とが可能となる。また,グロープラグに,本来の燃焼室
の加熱機能(グロー機能)とイオン電流検出機能とを付
与しているので,構造がコンパクトで,かつ安価に製造
できる。
極は,燃焼室内における火炎に曝されないように上記支
持体の内部に埋設さている。そのため,イオン検出用電
極は,燃焼火炎による腐触がなく,抵抗値の変化等を招
くことがなく,長期にわたって精度よくイオン電流の検
出を行うことができる。さらに,燃焼室内での熱的衝撃
等に起因してイオン検出用電極が破損する等の不具合も
回避できる。
出用電極の腐食,破壊等を確実に防止できるため,従来
のように耐食性に優れた白金等の高価な貴金属を用いる
ということが必要がない。それ故,グロープラグのコス
トダウンにも大きく貢献することができる。
面にカーボンが付着する場合があるが,その付着カーボ
ンは通電発熱体の加熱動作(例えば,エンジンの低温始
動時におけるグロー動作)によって焼き切ることができ
る。そのため,長期間に渡って正確にイオン電流を検出
することができる。
発熱体及びリード線,イオン検出用電極を上記支持体の
内部に設けているので,構造簡単である。したがって,
本発明によれば,カーボン付着の問題がなく,精度良く
イオン電流を検出することができ,耐久性に優れたグロ
ープラグを提供することができる。
体の外表面から上記イオン検出用電極までの絶縁抵抗値
は,300℃において50MΩ以下であることが好まし
い。上記絶縁抵抗値が300℃において50MΩを越え
る場合には,イオン電流検出時における電流値が小さく
なりすぎて,支持体にイオン検出用電極を埋設した状態
で十分なイオン電流検出が困難であるという問題があ
る。一方,絶縁抵抗値の下限は,通電発熱体への通電時
における絶縁確保のため10kΩであることが好まし
い。なお,300℃においてとするのは,グロープラグ
使用時における受熱による支持体の温度上昇を考慮する
ためである。
体の材料は絶縁性セラミックと導電性セラミックと焼結
助剤との混合物であり,上記絶縁性セラミックとしては
窒化珪素を用い,上記導電性セラミックとしては金属の
窒化物,ホウ化物,炭化物又は珪化物の1種又は2種以
上を用い,上記焼結助剤としては酸化アルミニウム及び
1種又は2種以上の希土類元素の酸化物を用いることが
好ましい。即ち,絶縁抵抗の高い窒化珪素(Si
3 N4 )に対して絶縁抵抗の低い上記導電性セラミック
を混合することによって,一定の導電性を確保する。こ
れにより,上記の支持体の絶縁抵抗値を十分に満足する
ことができる。
属の窒化物,ホウ化物,炭化物又は珪化物としては,例
えば次のものがある。まず窒化物としては,例えばTi
N,ZrN,VN,NbN,TaN,Cr2N等があ
る。ホウ化物としては,例えばTiB2 ,ZrB2 ,H
fB2 ,VB2 ,NbB2,TaB2 ,CrB,CrB
2 ,Mo2 B,Mo2 B5 ,WB,W2 B5 ,LaB6
等がある。
NbC,TaC,Cr3 C2 ,Mo2 C,W2 C,WC
等がある。珪化物としては,例えばTiSi2 ,ZrS
i2 ,NbSi2 ,TaSi2 ,CrSi2 ,Mo5 S
i3 ,MoSi2 ,WSi2 等がある。
は2種以上の化合物の割合は,全体に対して5〜50%
(重量比)であることが好ましい。5%未満の場合には
絶縁抵抗値を十分に低下させることができないという問
題があり,一方,50%を超える場合には,絶縁抵抗値
はもっと低下するが,高温での強度が低下し,熱衝撃性
が悪化するという問題がある。また,上記焼結助剤にお
ける希土類元素の酸化物としては,例えば,Y2 O3,
Yb2 O3 ,Nd2 O3 ,Sc2 O3 等がある。
発熱体と上記イオン検出用電極とは同一体により構成さ
れている構造にすることもできる。即ち,この同一体に
通電発熱体とイオン検出用電極の両機能を兼ね備えさせ
ることもできる。この場合には,さらに構造を簡単にす
ることができる。またイオン電極検出状態における電極
面積を拡大することができ,より広範囲に渡ったイオン
検出が可能となり検出精度向上が図られる。
〜図9を用いて説明する。本例のグロープラグは,ディ
ーゼルエンジンの始動補助装置として用いられる,セラ
ミックグロープラグである。本例のグロープラグ1は,
図1に示すごとく,ハウジング4と該ハウジング4内に
支持された本体10とよりなる。本体10は,支持体1
1と,該支持体11の内部に設けられた通電発熱体2及
び該通電発熱体2の両端部に電気的に接続されて支持体
11の外部に導出された一対のリード線21,22とを
有する。
た,火炎中のイオン化の状態を検出するための,イオン
検出用電極3を有する。かつ該イオン検出用電極3は上
記火炎に曝されないように上記支持体11の内部に埋設
されている。また,本例においては,後述するように,
支持体11として,Si3 N4 (窒化珪素)とTiB2
(ホウ化チタン)との混合物からなるセラミックを用い
た。
く,金属製のハウジング4内に,金属製の環状支持体4
1を介して,固定されている。そして,上記通電発熱体
2の一方のリード線21は,支持体11の内部を上昇し
て,本体10の側面に設けた導電性の端子部23を介し
て内部リード線231に電気的に接続されている。ま
た,他方のリード線22は,上記環状支持体41を介し
てハウジング4に電気的に接続されている。また,上記
イオン検出用電極3の上部は,支持体11の上端部に設
けた導電性の端子部31を介して内部リード線33に電
気的に接続されている。
1を有し,図2に示すごとく,その上部に保護筒42を
有している。また,ハウジング4は,エンジンのシリン
ダヘッド45へ装着するための,雄ねじ部43を有す
る。上記保護筒42の上方開口部には,ゴムブッシュ4
21が嵌合されている。また,該ゴムブッシュ421に
は,外部リード線233,333が貫挿され,これらは
それぞれ接続端子232,332を介して,上記内部リ
ード線231,33に接続されている。したがって,外
部リード線233は通電発熱体2の一端に,外部リード
線333はイオン検出用電極3にそれぞれ電気的に導通
されている。
く,環状支持体41を介してハウジング4に電気的に導
通している(図1)。また,本体10の先端部(下端
部)は,図1に示すごとく,半球面形状に形成されてい
る。そして,本例においては,通電発熱体2及びイオン
検出用電極3は,いずれも支持体11内に埋設されてい
る。
るに当たっては,まず図3,図4に示すごとく,U字状
の通電発熱体2の成形品29と棒状のイオン検出用電極
3の成形品39を準備する。これらの成形品29,39
は,それぞれ通電発熱体2及びイオン検出用電極3用の
セラミック粉末を用いて射出成形,或いはプレス成形に
より作製する。
用のセラミック粉末の中に埋設し,これらをホットプレ
スにて一体的に焼成する。その後,研削にて支持体11
の形状を円筒・球面加工する。なお,上記埋設に先立っ
てリード線21,22を成形品29に接続しておく。こ
れにより,通電発熱体2及びイオン検出用電極3を内蔵
したグロープラグ本体10が得られる。
は,Si3 N4 を95%(重量比)と,TiB2 を5%
と,焼結助剤としてY2 O3 とAl2 O3 を10%外部
添加し,さらに,パラフィンWAXを主成分とする複合
バインダー15%を外部添加し,これらを混合して用い
た。
の1種又は2種以上を添加し,Si3 N4 粒界を結晶化
しても良い。そして,これらの材料を成形し,加圧焼結
を行った。加圧焼結の条件は,加圧力500kg/cm
2 ,焼結温度1800℃,時間60分で実施した。得ら
れた焼結体の絶縁抵抗を図5に符号E1で示す。
Ω)をとった。図5のE1より知られるごとく,Si3
N4 にTiB2 を混合した本例の支持体11は,300
℃において絶縁抵抗値が20MΩ以下と非常に小さい値
となり,十分な導電性を有している。
4などとによって構成したグロープラグ1は,図6に示
すごとく,エンジンのシリンダヘッド45に対して,ハ
ウジンク4の雄ねじ部を螺合することにより装着する。
これにより,グロープラグ本体10の先端部が,シリン
ダヘッド45の燃焼室の一部である渦流室451に突出
した状態で装着される。なお,符号457は主燃焼室,
458はピストン,459は燃料噴射ノズルである。
ごとく,グロープラグ作動回路に接続される。即ち,通
電発熱体2の一端のリード線21は,外部リード線23
3,グローリレー53,531,及び12ボルトのバッ
テリ54を介して,金属製のシリンダヘッド45に接続
されている。更に,シリンダヘッド45,ハウジング
4,環状支持体41,本体10のリード線22(図1)
を介して,通電発熱体2の他端に接続されている。これ
により,通電発熱体2の加熱用回路が形成される。
333は,イオン電流検出用抵抗521,直流電源51
を介してシリンダヘッド45に接続されている。また,
上記イオン電流検出用抵抗521には,イオン電流を検
出するための電位差計522が設けられ,これはECU
(電子制御装置)52に接続されている。また,ECU
52には,上記グローリレー53,531,エンジン冷
却水の水温センサ525,エンジンの回転数センサ52
6が接続されている。
に当たっては,まずエンジンの始動時においては,EC
U52により,グローリレー53,531がオンとされ
る。そのため,バッテリ54とグロープラグの通電発熱
体2との間が閉路となり,グロープラグ本体10の通電
発熱体2が通電され発熱する。そのためグロープラグ1
は加熱状態となり,渦流室451が加熱され,着火温度
に上昇する。そこで,燃料噴射ノズル459から,燃料
が噴射されると,その都度該燃料が着火され,ピストン
458が作動し,エンジンが駆動される。
ごとく,イオンが発生するので,そのイオン電流をイオ
ン検出用電極3,イオン電流検出用抵抗521及び電位
差計522により検出する。即ち,グロープラグ本体1
0の上記イオン検出用電極3とシリンダヘッド45との
間には500ボルトの直流電源51によって電圧が印加
されている。また,イオン検出用電極3を覆っている支
持体11は,上記のごとく導電性を有する。
炎帯の活性イオンの発生に伴い,イオン電流検出用抵抗
521を含む電流経路にイオン電流が流れる。なお,イ
オン電流検出用抵抗521は,約500kΩで,これを
流れるイオン電流は,その両端の電位差として電位差計
522により検出される。
る。燃料噴射ノズル459からの噴射燃料が渦流室45
1で燃焼されると,その燃焼火炎帯ではイオン化された
プラスイオンとマイナスイオンが大量に発生する。この
とき,上記イオン検出用電極3とそれに対面するシリン
ダヘッド45との間にバッテリ電圧が印加されているの
で,イオン検出用電極3にはマイナスイオンが捕獲され
ると共に,シリンダヘッド45にはプラスイオンが捕獲
される。その結果,上記の電流経路が形成され,この電
流経路を流れるイオン電流がイオン電流検出用抵抗52
1の両端の電位差として検出される。
AM,入出力回路等からなる周知のマイクロコンピュー
タやA/D変換器(共に図示略)を中心に構成され,前
記電位差計522により検出された検出信号を入力す
る。また,ECU52には,エンジン冷却水の温度を検
出するための水温センサ525の検出信号や,エンジン
クランク角に応じてエンジン回転数を検出するための回
転数センサ526の検出信号が入力され,ECU52は
各検出信号に基づいて水温Tw,エンジン回転数Neを
検知する。
低温始動時において,グロープラグ1の通電発熱体2を
加熱させて燃料の着火及び燃焼を促進させる。また,デ
ィーゼルエンジンの始動中,始動直後および一般走行中
において,イオン電流を検出する。なお,エンジン始動
当初においては,グローリレー53,531がオンの状
態にあり,通電発熱体2は加熱状態に保持されるように
なっている。
記グローリレー53,531のオン,オフ切り替え処理
を説明する。図7は,所定の時間の割り込み処理により
実行される。まず,図7の処理がスタートすると,EC
U52は,先ずステップ11でエンジン暖機完了後であ
り,且つグローリレー53,531がオフであるか否か
を判別する。エンジン始動当初においては,ステップ1
1が否定判別され,ECU52は続くステップ12で水
温Tw及びエンジン回転数Neを読み込む。
暖機完了温度(本実施形態例では,60℃)以上である
か否かを判別すると共に,ステップ14でエンジン回転
数Neが所定回転数(本実施形態例では,2000rp
m)以上に達しているか否かを判別する。このときステ
ップ13,14が共に否定判別されれば,エンジンの暖
機が完了しておらず,グロープラグの通電発熱体2によ
る加熱が必要であるとみなし,ステップ15に進む。
定判別されれば,エンジンの暖機が完了,或いはグロー
プラグ1による加熱が不要であるとみなし,ステップ1
6に進む。
ー53,531はオンのまま維持される。この状態で
は,グロープラグ1の発熱作用によって燃料の着火及び
燃焼が継続される。また,ステップ16に進んだ場合,
ECU52は,グローリレー53,531をオフとす
る。
料燃焼時に発生するイオン電流を観察した際の電流波形
図である。同図において,燃料噴射時期(圧縮TDC)
直後に電圧が急上昇している波形が燃料の燃焼によるイ
オン電流波形であり,A点が燃焼の開始位置,即ち着火
時期に相当する。また,このイオン電流波形には,2つ
の山が観測される。つまり,燃焼初期には,拡散火炎帯
の活性イオンにより第1の山B1が観測され,燃焼中後
期には筒内圧上昇による再イオン化により第2の山B2
が観測される。
の第1の山B1から実際の着火時期を検出すると共に,
検出された実際の着火時期と目標着火時期との差をなく
すべく着火時期のフィードバック制御を実施する。ま
た,ECU52は,イオン電流波形の第2の山B2から
異常燃焼,失火等の燃焼状態を検出し,その検出結果を
燃料噴射制御に反映させる。こうしてイオン電流をエン
ジンの燃料噴射制御に反映させることにより,きめ細か
くエンジンの運転状態を制御することが可能となる。
ては,支持体11の内部に通電発熱体2とリード線2
1,22とイオン検出用電極3とを設けてあり,これら
は一体的に構成されている。そのため,通電発熱体2に
よるグロー動作(加熱動作)と,イオン検出用電極3に
よるイオン電流検出とを1つのグロープラグにより達成
できる。また,そのためグロープラグがコンパクトにな
る。また,支持体11の先端部は,半球形状としてある
ので,燃焼室内における熱衝撃を吸収することができ
る。
て上記のごとく300℃において絶縁抵抗が20MΩ以
下の十分な導電性を有するセラミックを用いている。そ
のため,支持体11の内部へイオン検出用電極3を埋設
することができる。即ち,支持体11に導電性を持たせ
ることにより,イオン検出用電極3を燃焼火炎に曝すこ
となくイオン電流の検出を可能にすることができる。
壊等の不具合を確実に防止することができる。それ故,
従来のようにイオン検出用電極の露出部に高価な白金等
を用いるということも必要ない。したがって,グロープ
ラグのコストダウンを図ることもできる。
2も支持体11の内部に設けてあるので,燃焼ガスによ
る酸化等の腐食もなく,さらに耐久性に優れている。ま
た,本例においては,測定電圧を500Vとしたが,1
0V等の低電圧にしても,イオン波形を増幅すれば解析
が可能である。
実施形態例1のE1の他に,表1に示すごとき原料によ
り作製した支持体試料E2〜E4を準備し,上記E1と
共にイオン電流検出可否を評価した。試料E1〜E4
は,いずれもSi3 N4 95%(重量比)と,それぞれ
別の導電性のセラミック粉末を5%加え,さらに焼結助
剤としてY2 O3 とAl2 O3 を合計10%外部添加し
たものである。
てSi3 N4 を用い,焼結助剤としてY2 O3 とAl2
O3 を合計10%外部添加し,他の導電性セラミックを
混合しなかったものも準備した(C1)。そして,焼結
体を作製するに当たっては,上記粉末とパラフィンWA
Xを主成分とするバインダー15%を混合し,射出成形
を行う。その後,加圧焼結を行なう。その条件の加圧は
500kg/cm2 ,焼結温度1800℃,時間60分
で実施した。その他は,実施形態例1と同様である。
持体の絶縁抵抗値を図5に示す。図5より知られるごと
く,E1〜E4はいずれも300℃において絶縁抵抗値
が50MΩ以下となった。一方,C1は,300℃にお
いても500MΩであり,最も大きな値を示した。
いた支持体11を有するグロープラグを用いて,イオン
電流検出の可否を調査した。その結果を表1に示す。表
1より知られるごとく,試料E1〜E4を用いた場合に
は前述した図8に示すようなイオン電流が検出された。
一方,試料C1を用いた場合には,イオン電流の検出が
できなかった。また,本例のE1〜E4においては,導
電性セラミックを各々5%添加したがこの添加量を5%
以上にした場合には,絶縁抵抗値がもっと大きく低下す
る。
グ作動回路(図6)を変更したもので,実施形態例1の
バッテリ54と直流電源51とを,1個のバッテリ55
のみに代えたものである。この場合,イオン検出回路5
22には,増幅回路を設けておく。なお,イオン電流検
出用抵抗521とバッテリ55との間には,定電流,定
電圧回路524を介在することもできる。この場合に
は,回路構成の簡素化とコスト低減の効果がある。
例においても,実施形態例1と同様の効果を得ることが
できる。また,特に,本例においては,定電流・定電圧
回路524を介在する事で1つのバッテリーでも,グロ
ープラグ発熱時に生じるイオン検出用電極への印加電圧
の変動を防止し,安定した検出性能が維持できるという
効果を得ることができる。
おける,通電発熱体2とイオン検出用電極3とを1つの
U字状成形体として一体化した例である。また,通電発
熱体2用の一方のリード線220を,支持体11の上端
に設けた端子部31に接続し,リード線220とイオン
検出用電極3との端子部を共用した。
とイオン電流検出回路とはECU52からの指令信号に
より,スイッチ切替されるもので作動状態としては常に
通電発熱体加熱状態か,イオン電流検出状態のどちらか
一方に接続されている回路構成となっている。その他
は,実施形態例1と同様であり,実施形態例1と同様の
効果を得ることができる。
出用電極3とを一体化し,また上記端子部31を共用し
ているので,構造が簡単である。また,本例において
は,イオン電流検出状態では通電発熱体自体もイオン検
出用電極へと作用するため,実質,イオン検出用電極の
面積が拡大でき,より広範囲に渡ったイオン検出が可能
となり検出精度向上の効果が得られる。
体の断面図,(B)上記(A)のA−A線矢視断面図。
明図。
斜視図。
形体の斜視図。
抗との関係を示す説明図。
図。
テムの,グロープラグ始動時のフローチャート。
示す図。
図。
本体の断面図,(B)上記(A)のB−B線矢視断面
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジングと該ハウジング内に支持され
た本体とよりなるグロープラグにおいて,上記本体は,
支持体と,該支持体の内部に設けられた通電発熱体及び
該通電発熱体の両端部に電気的に接続されて支持体の外
部に導出された一対のリード線と,上記支持体の内部に
配設された,火炎中のイオン化の状態を検出するため
の,イオン検出用電極とよりなり,かつ上記イオン検出
用電極は上記火炎に曝されないように上記支持体の内部
に埋設されていることを特徴とするグロープラグ。 - 【請求項2】 請求項1において,上記支持体の外表面
から上記イオン検出用電極までの絶縁抵抗値は,300
℃において50MΩ以下であることを特徴とするグロー
プラグ。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記支持体の
材料は絶縁性セラミックと導電性セラミックと焼結助剤
との混合物であり,上記絶縁性セラミックとしては窒化
珪素を用い,上記導電性セラミックとしては金属の窒化
物,ホウ化物,炭化物又は珪化物の1種又は2種以上を
用い,上記焼結助剤としては酸化アルミニウム及び1種
又は2種以上の希土類元素の酸化物を用いることを特徴
とするグロープラグ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
上記通電発熱体と上記イオン検出用電極とは同一体によ
り構成されていることを特徴とするグロープラグ。
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