JPH1089256A - 往復動圧縮機 - Google Patents

往復動圧縮機

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JPH1089256A
JPH1089256A JP26260196A JP26260196A JPH1089256A JP H1089256 A JPH1089256 A JP H1089256A JP 26260196 A JP26260196 A JP 26260196A JP 26260196 A JP26260196 A JP 26260196A JP H1089256 A JPH1089256 A JP H1089256A
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cooling air
belt
plate
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Hiromitsu Mannen
弘光 万年
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内側保護カバーを設けたときにシリンダ等の
温度上昇を防止し、圧縮効率を高めると共に、寿命や信
頼性を向上させる。 【解決手段】 ベルトカバー21に板状カバー23を取
付け、ベルトカバー21と板状カバー23との間で従動
プーリ、駆動プーリおよびベルト14等を挟む。また、
板状カバー23には複数の通気穴26,26,…を有し
圧縮機本体2のシリンダ5と対向する位置に配設される
通気部27と電動モータ11と対向する位置に配設され
る冷却風遮断部28とを設ける。そして、従動プーリの
冷却ファン10Aから発生した冷却風がシリンダ5側に
流通するのを通気部27で許し、電動モータ11側に流
通するのを冷却風遮断部28で遮断している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気等の流
体を圧縮するのに用いて好適な往復動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図11および図12に従来技術による往
復動圧縮機として往復動空気圧縮機を例に挙げて説明す
る。
【0003】図中、1は圧縮空気を貯蔵するタンクとし
てのエアタンクを示し、該エアタンク1は両端側が閉塞
された略円筒形状に形成され、その上側には後述の圧縮
機本体2と該圧縮機本体2を駆動する電動モータ11と
が載置されている。
【0004】2は空気を圧縮する圧縮機本体を示し、該
圧縮機本体2はクランク軸3を収容したクランクケース
4と、該クランクケース4上に設けられピストン(図示
せず)を内蔵したシリンダ5と、該シリンダ5上に設け
られたシリンダヘッド6と、該シリンダヘッド6に装着
された吸込フィルタ7と、シリンダヘッド6とエアタン
ク1とを接続する吐出管8とから大略構成されている。
【0005】そして、ピストンはクランク軸3の回転に
よってシリンダ5内を往復動するようにクランクケース
4内のクランク軸3に軸受や連接棒(いずれも図示せ
ず)等を介して連結されている。また、シリンダヘッド
6の吐出ポートには吐出エルボ9が接続され、該吐出エ
ルボ9は吐出管8の上端側をシリンダヘッド6に接続さ
せるものである。
【0006】ここで、クランク軸3はエアタンク1の径
方向一側となる圧縮機本体2の側方に向けて突出し、そ
の先端側には従動プーリ10が回転可能に設けられてい
る。また、従動プーリ10には冷却ファン10Aが設け
られ、該冷却ファン10Aによって従動プーリ10の回
転時に冷却風を発生すると共に、冷却風をシリンダ5の
放熱フィン5A,5A,…に供給し、シリンダ5等を冷
却している。
【0007】また、吐出管8には湾曲部8Aが設けら
れ、該湾曲部8Aは従動プーリ10側に向けて湾曲する
ことにより圧縮熱等で高温となる吐出管8が作業者等に
接触するのを防止すると共に、吐出管8の管路長さを増
大させることにより湾曲部8A内を流通する圧縮空気が
エアタンク1に達するまでに前記冷却風等による冷却作
用を促進させるようになっている。
【0008】11は圧縮機本体2から離間してエアタン
ク1の上側に載置された電動モータを示し、該電動モー
タ11の駆動軸12はエアタンク1の径方向一側となる
電動モータ11の側方に向けて突出し、その先端側には
駆動プーリ13が設けられている。14は前記従動プー
リ10と駆動プーリ13との間に巻装されたベルトを示
し、該ベルト14は前記電動モータ11の回転を圧縮機
本体2のクランク軸3に伝達している。
【0009】15は前記エアタンク1の径方向一側とな
る側方から従動プーリ10、駆動プーリ13およびベル
ト14等を覆うようにエアタンク1に設けられた外側保
護カバーとしてのベルトカバーで、該ベルトカバー15
は略四角形状の枠部15Aと、該枠部15Aに取付けら
れその前,後に空気を通気可能とした金網部15Bとか
ら構成される。そして、ベルトカバー15は作業者等が
従動プーリ10や駆動プーリ13等に触れるのを防止す
ると共に、電動モータ11等によって従動プーリ10が
回転するときに、従動プーリ10側に向けて外気(冷却
風)が流通するのを許すものである。 従来技術による
往復動空気圧縮機は上述の如き構成を有するもので、電
動モータ11が給電によって回転すると、この回転はベ
ルト14等を介して圧縮機本体2のクランク軸3に伝達
され、シリンダ5内でピストン(図示せず)を往復動さ
せる。これにより、シリンダヘッド6内に吸込フィルタ
7を介して外部の空気が吸込まれ、この空気は吸込弁
(図示せず)の開弁時にシリンダ5内へと吸込まれる。
そして、シリンダ5内の空気はピストンにより圧縮され
つつ、吐出弁(図示せず)を開弁させ、圧縮空気として
シリンダヘッド6から吐出されると共に、吐出エルボ9
および吐出管8を介してエアタンク1内に貯留される。
【0010】また、従動プーリ10の冷却ファン10A
はクランク軸3の回転時に冷却風を発生させると共に、
この冷却風をシリンダ5の各放熱フィン5Aに供給し、
シリンダ5等を冷却している。
【0011】即ち、クランク軸3の回転によってシリン
ダ5内でピストンを往復動させ、シリンダ5内で空気を
圧縮するときに圧縮熱が発生し、この圧縮熱等によって
シリンダ5やシリンダヘッド6が加熱される。そこで、
クランク軸3と一体回転する従動プーリ10には冷却フ
ァン10Aを設け、該冷却ファン10Aで発生した冷却
風をシリンダ5の各放熱フィン5A等に供給し、各放熱
フィン5Aからの放熱を促進することによってシリンダ
5等が温度上昇するのを防止している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、エアタンク1の径方向外側から従動プーリ
10、駆動プーリ13およびベルト14等を覆うように
エアタンク1上にベルトカバー15を設けているに過ぎ
ないから、例えば図12中の矢示A方向から従動プーリ
10や駆動プーリ13等に向けて作業者等が手を延ばし
た場合に、これらのプーリ10,13に指先等が触れて
しまう。
【0013】そこで、本発明者達は、ベルトカバー15
との間で従動プーリ10、駆動プーリ13およびベルト
14等を挟むように内側保護カバーをエアタンク1上に
設けることを検討した。
【0014】しかし、内側保護カバーを設けた場合に
は、従動プーリ10の冷却ファン10Aで発生した冷却
風の向きや流れに変化が生じ、シリンダ5等に供給され
る冷却風が減少して、圧縮機本体2等の温度が上昇する
ことがある。これにより、シリンダヘッド6内の吸込弁
や吐出弁、さらにはクランクケース4内の軸受等も温度
上昇するから、吸込弁や吐出弁等は熱疲労し易く、軸受
等も早期に摩耗するおそれがあり、寿命や信頼性が低下
するという未解決な問題がある。
【0015】また、内側保護カバーには全体に亘って複
数の通気穴を設け、該通気穴を介して冷却風を圧縮機本
体等に向けて流通させた場合でも、圧縮機本体2等の温
度上昇を必ずしも防止できない。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、内側保護カバーを設けたときにシリンダ
等の温度上昇を防止し、圧縮効率を高めると共に、寿命
や信頼性を向上できるようにした往復動圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、圧縮流体を貯蔵するタンクと、該タン
ク上に取付けられた電動モータと、該電動モータの側方
に設けられた駆動プーリと、前記電動モータから離間し
て前記タンク上に取付けられシリンダ内でピストンが往
復動する間に流体を圧縮する往復動型の圧縮機本体と、
該圧縮機本体の側方に設けられ回転時に冷却風を発生さ
せる冷却ファン付きの従動プーリと、該従動プーリと前
記駆動プーリとの間に巻装されたベルトと、前記タンク
の側方から該ベルト、駆動プーリおよび従動プーリを覆
うように前記タンク上に設けられた外気の流通が可能な
外側保護カバーとからなる往復動圧縮機に適用される。
【0018】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記タンク上には前記外側保護カバーとの間で前記ベル
ト、駆動プーリおよび従動プーリを挟むように内側保護
カバーを設け、該内側保護カバーには、前記従動プーリ
の回転によって発生する冷却風が圧縮機本体の少なくと
もシリンダ側に向けて流通するのを許す通気部と、前記
電動モータ側に向けて前記冷却風が流通するのを遮断す
る冷却風遮断部とを設けたことにある。
【0019】上記構成によれば、従動プーリから発生す
る冷却風を内側保護カバーで誘導することにより、冷却
風遮断部では冷却風が電動モータ側に向けて流通するの
を遮断しつつ、通気部により冷却風をシリンダ側に向け
て流すことができ、冷却風の拡散を防止できると共に、
冷却風をシリンダ側に向けて集中的に供給できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0021】ここで、図1ないし図4は本発明の第1の
実施例を示し、本実施例では前述した従来技術と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
【0022】図中、21はエアタンク1の径方向一側と
なる側方から従動プーリ10、駆動プーリ13およびベ
ルト14等を覆うようにエアタンク1に設けられた外側
保護カバーとしてのベルトカバーで、該ベルトカバー2
1は略四角形状の枠部21Aと、該枠部21Aに取付け
られたその前,後に空気を通気可能とした金網部21B
とから構成される。そして、ベルトカバー21は作業者
等が従動プーリ10や駆動プーリ13等に触れるのを防
止すると共に、電動モータ11等によって従動プーリ1
0が回転するときに、従動プーリ10側に向けて外気
(冷却風)が流通するのを許すものである。
【0023】また、枠部21Aにはベルトカバー21を
エアタンク1に固着するための複数のボルト穴21C,
21C,…が設けられ、ベルトカバー21は該各ボルト
穴21C内に挿通されたボルト(図示せず)を介してエ
アタンク1上に取付けられている。
【0024】さらに、枠部21Aには後述する板状カバ
ー23を取付けるための6個のボルト穴21D,21
D,…が設けられ、該各ボルト穴21Dに挿通された各
ボルト22を介して板状カバー23はベルトカバー21
に取付けられる。
【0025】23はベルトカバー21との間で従動プー
リ10、駆動プーリ13およびベルト14等を挟むよう
にエアタンク1上に設けた内側保護カバーとしての板状
カバーで、該板状カバー23は略E字状に形成され、板
状カバー23を装着するときに圧縮機本体2のクランク
軸3等を避けるように形成した一側の凹部24と、電動
モータ11の駆動軸12等を避けるように形成した他側
の凹部25とが板状カバー23の下部側に設けられてい
る。
【0026】また、板状カバー23は各凹部24,25
の間に位置する中間板23Aと、一側の凹部24の外側
に位置する一側板部23Bと、他側の凹部25の外側に
位置する他側板部23Cと、一側の凹部24の上側に設
けられ中間板23Aと一側板部23Bとを連結する一側
の連結板部23Dと、他側の凹部25の上側に設けられ
中間板23Aと他側板部23Cとを連結する他側の連結
板部23Eとから構成される。
【0027】ここで、一側の連結板部23Dには複数の
通気穴26,26,…が穿設された通気部27となり、
冷却ファン10Aからの冷却風をシリンダ5等に流通す
るのを許している。また、中間板23A、他側板部23
Cおよび他側の連結板部23Eは冷却風遮断部28とな
り、電動モータ11側に向けて冷却風が流通するのを遮
断している。
【0028】そして、各通気穴26は一側の連結板部2
3Dにパンチング等の手段を用いて、例えば縦寸法が1
0mm、横寸法が40mmの略長方形状に形成されると
共に、板状カバー23を図1に示す如くエアタンク1上
に取付けたときに、各通気穴26はシリンダ5と対向す
る位置に配設される。
【0029】また、中間板23Aの上側には切欠部29
が形成され、該切欠部29は板状カバー23を取付けた
ときに吐出管8の湾曲部8Aが部分的に挿入され、板状
カバー23が吐出管8の湾曲部8Aに接触するのを防止
している。
【0030】さらに、一側板部23B、他側板部23
C、一側の連結板部23Dおよび他側の連結板部23E
には板状カバー23をベルトカバー21の枠部21Aに
取付けるためのボルト穴付きの取付けブラケット(図示
せず)が設けられ、ベルトカバー21の各ボルト穴21
Dに挿通された各ボルト22を介して板状カバー23を
ベルトカバー21に固着している。
【0031】本実施例による往復動空気圧縮機は上述の
如き構成を有するもので、その基本的な作動については
従来技術によるものと格別差異はない。
【0032】然るに本実施例では、板状カバー23の通
気部27をシリンダ5に対向する位置に設け、冷却風遮
断部28を電動モータ11と対向する位置に設けたか
ら、従動プーリ10の冷却ファン10Aで発生した冷却
風が電動モータ11側に流通するのを遮断でき、シリン
ダ5に向けて集中的に冷却風を供給できる。そして、シ
リンダ5の各放熱フィン5A等による放熱を促進でき、
シリンダ5やシリンダヘッド6等を確実に冷却できる。
また、冷却風は切欠部29を介して吐出エルボ9にも供
給され、吐出エルボ9が温度上昇するのを防止できる。
【0033】一方、図5および図6に示す比較例にあっ
ては、板状カバー31の全面に亘って多数の通気穴31
Aが設けられている。そして、板状カバー31はこれら
の通気穴31Aを除いて実施例による板状カバー23と
ほぼ同様に形成され、一側の凹部32、他側の凹部33
および上側の切欠部34等が設けられている。
【0034】このような板状カバー31を装着した場合
には、従動プーリ10の冷却ファン10Aで発生した冷
却風は各通気穴31Aを介してシリンダ5に向けて流通
すると共に、電動モータ11側にも流通する。このた
め、冷却ファン10Aから発生する冷却風は拡散し、シ
リンダ5に供給される冷却風の流量は減少すると共に、
各放熱フィン5A等から放熱しにくくなり、シリンダ5
やシリンダヘッド6等が温度上昇する。
【0035】そして、各板状カバー23,31を用いた
場合の吐出エルボ9等の温度測定結果を表1に示す。な
お、測定温度は周囲温度に対する上昇温度「deg」を
示している。
【0036】ここで、圧縮機本体2は給油式の圧縮機と
して構成し、圧縮空気の圧力は9.5kg/cm2 、ピ
ストンの往復動周波数は50Hz、電動モータ11の出
力は1.5kWとし、実施例の場合には板状カバー23
を用い、比較例の場合には板状カバー31を用いた以外
は全て同一の条件とした。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかなように、本実施例の場合
には板状カバー23を用いることにより、板状カバー3
1を用いる比較例に比べて吐出エルボ9側の温度を5.
6deg低減でき、シリンダヘッド6側の温度を6.1
deg低減できることが確認された。
【0039】かくして本実施例では、板状カバー23に
はシリンダ5と対向する位置に通気部27を設け、電動
モータ11と対向する位置に冷却風遮断部28とを設け
たから、従動プーリ10の冷却ファン10Aで発生した
冷却風が電動モータ11側に流通するのを遮断し、シリ
ンダ5に向けて集中的に冷却風を供給できる。そして、
シリンダ5の各放熱フィン5A等による放熱を促進で
き、シリンダ5やシリンダヘッド6等を確実に冷却でき
るから、吸込フィルタ7を介してシリンダ5内に吸込ま
れる空気が温度上昇するのを防止でき、圧縮効率を向上
させることができる。
【0040】また、シリンダヘッド6内の吸込弁や吐出
弁等が加熱されるのを防止でき、クランクケース4内の
軸受等の温度上昇を抑制することができるから、吸込弁
や吐出弁等の疲労を低減できると共に、信頼性や寿命を
大幅に向上できる。
【0041】さらに、冷却風は切欠部29を介して吐出
エルボ9にも供給され、吐出エルボ9が温度上昇するの
を防止できるから、圧縮空気の温度上昇を抑えることが
でき、これによって圧縮空気の吐出量を増大させること
ができる。
【0042】また、ベルトカバー21に板状カバー23
を装着すると共に、板状カバー23には通気部27にの
み各通気穴26を設けたから、図5に示す比較例のよう
に板状カバー31を用いた場合に比較して、ベルトカバ
ー21や板状カバー23の強度を増大できる。
【0043】次に、圧縮機本体2を無給油式の圧縮機と
して構成した場合の測定結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】この場合、圧縮空気の圧力は8.5kg/
cm2 、ピストンの往復動周波数は50Hz、電動モー
タ11の出力は1.5kWとし、実施例の場合には板状
カバー23を用い、比較例の場合には板状カバー31を
用いた以外は全て同一の条件とした。
【0046】表2から明らかなように、本実施例の場合
には板状カバー23を用いることにより、板状カバー3
1を用いる比較例に比べて吐出エルボ9の温度を1.7
deg低減でき、シリンダヘッド6側の温度を1.7d
eg低減できることが確認された。また、シリンダ5内
の軸受の温度を2.9deg低減でき、クランクケース
4内の温度を2.9deg低減できることが確認され
た。
【0047】かくして、圧縮機本体2を無給油式の圧縮
機として用いた場合でも、給油式の圧縮機として用いた
場合とほぼ同様の作用効果が得られると共に、クランク
ケース4内の温度を低減できることが確認された。これ
により、シリンダ5内の軸受等が加熱されるのを抑制で
き、軸受が早期に摩耗するのを防止し、信頼性や寿命を
向上できる。
【0048】次に、図7ないし図10は本発明の第2の
実施例を示し、本実施例の特徴は、外側保護カバーの外
周付近に吐出エルボを設けると共に、外側保護カバーに
は吐出エルボと対向する位置に通気口を設けたことにあ
る。なお、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0049】図中、41はシリンダ5上に設けられたシ
リンダヘッドを示し、該シリンダヘッド41には外気を
取入れる吸込フィルタ42が装着されると共に、圧縮空
気を吐出する吐出管43が吐出エルボ44を介して接続
され、吐出エルボ44は後述するベルトカバー45の枠
部45A上に上,下で対向して設けられる。
【0050】45はエアタンク1の径方向一側となる側
方から従動プーリ10、駆動プーリ13およびベルト1
4等を覆うようにエアタンク1に設けられた外側保護カ
バーとしてのベルトカバーで、該ベルトカバー45は略
四角形状の枠部45Aと、該枠部45Aに取付けられそ
の前,後に空気を通気可能とした金網部45Bとから構
成される。そして、ベルトカバー45は作業者等が従動
プーリ10や駆動プーリ13等に触れるのを防止すると
共に、電動モータ11等によって従動プーリ10が回転
するときに、従動プーリ10側に向けて外気(冷却風)
が流通するのを許すものである。
【0051】また、枠部45Aにはベルトカバー45を
エアタンク1に固着するための複数のボルト穴45C,
45C,…が設けられ、ベルトカバー45は該各ボルト
穴45C内に挿通されたボルト(図示せず)を介してエ
アタンク1上に取付けられている。
【0052】さらに、枠部45Aには後述する板状カバ
ー48を取付けるための4個のボルト穴45D,45
D,…が設けられ、該各ボルト穴45Dに挿通された各
ボルト46を介して後述する板状カバー48がベルトカ
バー45に取付けられる。
【0053】また、枠部45Aには吐出エルボ44と対
向する位置に複数の通気穴47,47,…が設けられて
いる。ここで、各通気穴47は枠部45Aにパンチング
等の手段を用いて、例えば縦寸法が10mm、横寸法が
40mmの略長方形状に形成されると共に、各通気穴4
7を介して冷却ファン10Aが発生する冷却風は吐出エ
ルボ44に向けて供給される。
【0054】48はベルトカバー45との間で従動プー
リ10、駆動プーリ13およびベルト14等を挟むよう
にエアタンク1上に設けた内側保護カバーとしての板状
カバーで、該板状カバー48は略E字状に形成され、板
状カバー48を装着したときに圧縮機本体2のクランク
軸3等を避けるように形成した一側の凹部49と、電動
モータ11の駆動軸12等を避けるように形成した他側
の凹部50とが板状カバー48の下部側に設けられてい
る。
【0055】また、板状カバー48は各凹部49,50
の間に位置する中間板部48Aと、一側の凹部49の外
側に位置する一側板部48Bと、他側の凹部50の外側
に位置する他側板部48Cと、一側の凹部49の上側に
設けられ中間板部48Aと一側板部48Bとを連結する
一側の連結板部48Dと、他側の凹部50の上側に設け
られ中間板部48Aと他側板部48Cとを連結する他側
の連結板部48Eとから構成される。
【0056】ここで、一側の連結板部48Dは複数の通
気穴51,51,…が穿設された通気部52となり、冷
却ファン10Aからの冷却風をシリンダ5等に流通する
のを許している。また、中間板部48A、他側板部48
Cおよび他側の連結板部48Eは冷却風遮断部53とな
り、電動モータ11側に向けて冷却風が流通するのを遮
断している。
【0057】そして、各通気穴51は一側の連結板部4
8Dにパンチング等の手段を用いて、例えば縦寸法が1
0mm、横寸法が40mmの略長方形状に形成されると
共に、板状カバー48を図7に示す如くエアタンク1上
に取付けたときに、各通気穴51はシリンダ5と対向す
る位置に配設される。
【0058】さらに、一側板部48B、他側板部48
C、一側の連結板部48Dおよび他側の連結板部48E
には板状カバー48をベルトカバー45の枠部45Aに
取付けるためのボルト穴付きの取付けブラケット(図示
せず)が設けられ、ベルトカバー45の各ボルト穴45
Dに挿通された各ボルト46を介して板状カバー48を
ベルトカバー45に固着している。
【0059】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に、本実施例では、ベルトカバー45
に吐出エルボ44と対向する各通気穴47を設けたか
ら、吐出エルボ44がベルトカバー45の外周付近に配
置された場合でも各通気穴47を介して冷却ファン10
Aが発生する冷却風を吐出エルボ44に供給することが
でき、吐出エルボ44の温度上昇を防止し、圧縮空気の
吐出効率を向上することができる。
【0060】なお、前記各実施例では、往復動圧縮機と
して往復動空気圧縮機を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、窒素ガス等の工業用ガス、フロンガス
等の冷媒の圧縮機にも広く適用できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、外
側保護カバーとの間でベルト、駆動プーリおよび従動プ
ーリを挟むように内側保護カバーを設けると共に、内側
保護カバーには冷却風遮断部と通気部とを設けたから、
従動プーリの冷却ファンで発生した冷却風が電動モータ
側に流通するのを遮断し、シリンダに向けて集中的に冷
却風を供給できる。そして、シリンダ等を確実に冷却で
きるから、シリンダ内に吸込まれる空気が温度上昇する
のを防止でき、圧縮効率を向上することができる。
【0062】また、シリンダヘッド等に設けられる吸込
弁や吐出弁等が加熱されるのを防止でき、圧縮機本体内
の軸受等の温度上昇を抑制することができるから、吸込
弁や吐出弁等の疲労を低減できると共に、圧縮機本体内
の軸受等が早期に摩耗するのを防止でき、信頼性や寿命
を大幅に向上できる。さらに、外側保護カバーに内側保
護カバーを装着したから、外側保護カバーや内側保護カ
バーの強度を増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による往復動空気圧縮機
を示す正面図である。
【図2】図1中の往復動空気圧縮機を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例に用いるベルトカバーを
示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例に用いる板状カバーを示
す正面図である。
【図5】比較例による往復動空気圧縮機を示す正面図で
ある。
【図6】比較例に用いる板状カバーを示す正面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例による往復動空気圧縮機
を示す正面図である。
【図8】図7中の往復動空気圧縮機を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施例に用いるベルトカバーを
示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施例に用いる板状カバーを
示す正面図である。
【図11】従来技術による往復動空気圧縮機を示す正面
図である。
【図12】図11中の往復動空気圧縮機を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 エアタンク(タンク) 2 圧縮機本体 5 シリンダ 9,44 吐出エルボ 10 従動プーリ 10A 冷却ファン 11 電動モータ 13 駆動プーリ 14 ベルト 21,45 ベルトカバー(外側保護カバー) 23,48 板状カバー(内側保護カバー) 26,51 通気穴 27,52 通気部 28,53 冷却風遮断部 47 通気穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮流体を貯蔵するタンクと、該タンク
    上に取付けられた電動モータと、該電動モータの側方に
    設けられた駆動プーリと、前記電動モータから離間して
    前記タンク上に取付けられシリンダ内でピストンが往復
    動する間に流体を圧縮する往復動型の圧縮機本体と、該
    圧縮機本体の側方に設けられ回転時に冷却風を発生させ
    る冷却ファン付きの従動プーリと、該従動プーリと前記
    駆動プーリとの間に巻装されたベルトと、前記タンクの
    側方から該ベルト、駆動プーリおよび従動プーリを覆う
    ように前記タンク上に設けられた外気の流通が可能な外
    側保護カバーとからなる往復動圧縮機において、 前記タンク上には前記外側保護カバーとの間で前記ベル
    ト、駆動プーリおよび従動プーリを挟むように内側保護
    カバーを設け、 該内側保護カバーには、前記従動プーリの回転によって
    発生する冷却風が圧縮機本体の少なくともシリンダ側に
    向けて流通するのを許す通気部と、前記電動モータ側に
    向けて前記冷却風が流通するのを遮断する冷却風遮断部
    とを設けたことを特徴とする往復動圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100347719B1 (ko) * 2000-03-21 2002-08-07 주식회사 센추리 왕복동식 압축기의 벨트커버장치
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