JPH108932A - 内燃機関の軸受装置 - Google Patents
内燃機関の軸受装置Info
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- JPH108932A JPH108932A JP16758996A JP16758996A JPH108932A JP H108932 A JPH108932 A JP H108932A JP 16758996 A JP16758996 A JP 16758996A JP 16758996 A JP16758996 A JP 16758996A JP H108932 A JPH108932 A JP H108932A
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関のクランクシャフトを支持する主軸
受では、シリンダブロック側よりも、寧ろキャップ側の
軸受メタルの潤滑条件が厳しいことに着目して、荷重支
持作用に支障がないようにしながらキャップ側へ潤滑油
を供給する。 【解決手段】 シリンダブロック7側の軸受メタル8に
対するメインジャーナル油路16の他に、キャップ13
側の軸受メタル9に油口23が設けられて、メインホー
ル15から潤滑油通路21,22を通じて加圧された潤
滑油が直接に供給される。油口23の位置は基準となる
面からの角度αによって示されるが、この位置は燃焼・
膨張行程における大きな荷重を支持する軸受メタル9に
おける荷重支持領域の始点(主軸部2の回転方向Rの向
きに見て)と実質的に一致させてあり、下部と違って比
較的に面圧も小さいので、高圧の潤滑油が確実に軸受メ
タル9の内面の荷重支持領域の全域へ行き渡って油膜切
れを防止する。
受では、シリンダブロック側よりも、寧ろキャップ側の
軸受メタルの潤滑条件が厳しいことに着目して、荷重支
持作用に支障がないようにしながらキャップ側へ潤滑油
を供給する。 【解決手段】 シリンダブロック7側の軸受メタル8に
対するメインジャーナル油路16の他に、キャップ13
側の軸受メタル9に油口23が設けられて、メインホー
ル15から潤滑油通路21,22を通じて加圧された潤
滑油が直接に供給される。油口23の位置は基準となる
面からの角度αによって示されるが、この位置は燃焼・
膨張行程における大きな荷重を支持する軸受メタル9に
おける荷重支持領域の始点(主軸部2の回転方向Rの向
きに見て)と実質的に一致させてあり、下部と違って比
較的に面圧も小さいので、高圧の潤滑油が確実に軸受メ
タル9の内面の荷重支持領域の全域へ行き渡って油膜切
れを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の軸受装
置に係り、特にシリンダブロックがクランクシャフトを
回転自由に支持する部分に設けられる主軸受のための改
良された潤滑機構に関する。
置に係り、特にシリンダブロックがクランクシャフトを
回転自由に支持する部分に設けられる主軸受のための改
良された潤滑機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に多気筒内燃機関のクランクシャフ
トは、その両端に近い部分及び隣接する気筒の間に形成
される円柱形のジャーナル部からなる所謂主軸部が、そ
れぞれ主軸受と呼ばれる軸受を介して回転自由にシリン
ダブロックによって支持されている。各主軸受はそれぞ
れ上下2つ割りとされた軸受メタルによって構成するの
が普通である。この点を図3に例示する4気筒の内燃機
関Eについて詳細に説明すると、クランクシャフト1の
両端に近い位置に形成される円柱形のジャーナルからな
る主軸部2a及び2eと、小端部がピストンピンを介し
て各気筒のピストン3に枢着されるコンロッド4の大端
部の両側において、クランクピンを介して回転自由に連
結される各一対のクランクウエブ5を、隣接する気筒の
間において接続する主軸部2b,2c及び2dが、主軸
線L上に配列されている。
トは、その両端に近い部分及び隣接する気筒の間に形成
される円柱形のジャーナル部からなる所謂主軸部が、そ
れぞれ主軸受と呼ばれる軸受を介して回転自由にシリン
ダブロックによって支持されている。各主軸受はそれぞ
れ上下2つ割りとされた軸受メタルによって構成するの
が普通である。この点を図3に例示する4気筒の内燃機
関Eについて詳細に説明すると、クランクシャフト1の
両端に近い位置に形成される円柱形のジャーナルからな
る主軸部2a及び2eと、小端部がピストンピンを介し
て各気筒のピストン3に枢着されるコンロッド4の大端
部の両側において、クランクピンを介して回転自由に連
結される各一対のクランクウエブ5を、隣接する気筒の
間において接続する主軸部2b,2c及び2dが、主軸
線L上に配列されている。
【0003】図3の例では、これら5個の主軸部2(2
a〜2e)をそれぞれ回転自由に支持するために、後述
のように上下2つ割りの軸受メタルを主体とする5個の
主軸受6(6a〜6e)がシリンダブロック7の下部に
取り付けられている。どのような面軸受でも同じである
が、内燃機関においても主軸受6によってクランクシャ
フト1の主軸部2を回転自由に支持するために、軸受メ
タルの表面(内面)と主軸部2の表面との間には予め微
小な隙間が与えられており、その隙間を埋めるように、
加圧された潤滑油、即ちエンジンオイルが供給されて薄
い油膜が形成される。
a〜2e)をそれぞれ回転自由に支持するために、後述
のように上下2つ割りの軸受メタルを主体とする5個の
主軸受6(6a〜6e)がシリンダブロック7の下部に
取り付けられている。どのような面軸受でも同じである
が、内燃機関においても主軸受6によってクランクシャ
フト1の主軸部2を回転自由に支持するために、軸受メ
タルの表面(内面)と主軸部2の表面との間には予め微
小な隙間が与えられており、その隙間を埋めるように、
加圧された潤滑油、即ちエンジンオイルが供給されて薄
い油膜が形成される。
【0004】図2の(a)及び(b)に、従来の内燃機
関においてクランクシャフト1の支持部によく使用され
ている主軸受6の詳細な断面構造を示す。この場合、ク
ランクシャフト1の1個の主軸部2を回転自由に支持す
る主軸受6においては、その主体となる上下で一対とな
った軸受メタルのうち、上半部の半円筒形の軸受メタル
8が、シリンダブロック7の下部に形成された窪みの底
面10に更に加工して形成された半円柱形の表面11に
嵌合して支持されていると共に、下半部の半円筒形の軸
受メタル9が、窪みの底面10にボルト12によって締
結される軸受キャップ13に形成された半円柱形の表面
14に嵌合して支持されている。
関においてクランクシャフト1の支持部によく使用され
ている主軸受6の詳細な断面構造を示す。この場合、ク
ランクシャフト1の1個の主軸部2を回転自由に支持す
る主軸受6においては、その主体となる上下で一対とな
った軸受メタルのうち、上半部の半円筒形の軸受メタル
8が、シリンダブロック7の下部に形成された窪みの底
面10に更に加工して形成された半円柱形の表面11に
嵌合して支持されていると共に、下半部の半円筒形の軸
受メタル9が、窪みの底面10にボルト12によって締
結される軸受キャップ13に形成された半円柱形の表面
14に嵌合して支持されている。
【0005】内燃機関Eの運転中に、シリンダブロック
7内に形成された潤滑油通路であるメインホール15に
は、図示しない潤滑油ポンプから所定の圧力まで加圧さ
れた潤滑油が常時圧送されており、メインホール15か
ら分岐する多くの潤滑油通路が内燃機関Eの各部分へ潤
滑油を供給している。メインホール15から分岐してい
る潤滑油通路の1つとして、主軸受6の軸受メタルの
8,9の内面と主軸部2の表面との間に形成される微小
な隙間へ潤滑油を供給するために、従来は図2の(a)
に示すような各主軸受6について1本宛のメインジャー
ナル油路16が設けられている。油路16はシリンダブ
ロック7側の軸受メタル8に設けられた油口17に接続
していて、隙間18へ加圧された潤滑油を供給する。シ
リンダブロック7側の軸受メタル8の内面には油溝19
が削設されているので、軸受メタル8には十分な量の潤
滑油が供給される。
7内に形成された潤滑油通路であるメインホール15に
は、図示しない潤滑油ポンプから所定の圧力まで加圧さ
れた潤滑油が常時圧送されており、メインホール15か
ら分岐する多くの潤滑油通路が内燃機関Eの各部分へ潤
滑油を供給している。メインホール15から分岐してい
る潤滑油通路の1つとして、主軸受6の軸受メタルの
8,9の内面と主軸部2の表面との間に形成される微小
な隙間へ潤滑油を供給するために、従来は図2の(a)
に示すような各主軸受6について1本宛のメインジャー
ナル油路16が設けられている。油路16はシリンダブ
ロック7側の軸受メタル8に設けられた油口17に接続
していて、隙間18へ加圧された潤滑油を供給する。シ
リンダブロック7側の軸受メタル8の内面には油溝19
が削設されているので、軸受メタル8には十分な量の潤
滑油が供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の主軸
受6において荷重及び潤滑条件が厳しくなるのは、メイ
ンジャーナル油路16が設けられて加圧された潤滑油が
供給されているシリンダブロック7側の軸受メタル8よ
りも、寧ろキャップ13側の軸受メタル9の方であるこ
とが実験の結果明らかになった。軸受メタル9には内燃
機関Eの運転中における最大の荷重である燃焼・膨張行
程においてピストン3の受ける力が、コンロッド4とク
ランクピン、クランクウエブ5及び主軸部2を介して、
図中下方に向かって加わるためで、軸受メタル9の支持
する荷重は軸受メタル8のそれよりも遙に大きくなり、
軸受メタル9の荷重支持領域では油膜が切れ易くなるだ
けでなく、摩擦熱によって高温になるので、その領域の
潤滑油の粘度が低下して、それが油膜切れを更に起こし
易くするというように、軸受メタル9の荷重支持領域に
おける潤滑条件が厳しくなる。
受6において荷重及び潤滑条件が厳しくなるのは、メイ
ンジャーナル油路16が設けられて加圧された潤滑油が
供給されているシリンダブロック7側の軸受メタル8よ
りも、寧ろキャップ13側の軸受メタル9の方であるこ
とが実験の結果明らかになった。軸受メタル9には内燃
機関Eの運転中における最大の荷重である燃焼・膨張行
程においてピストン3の受ける力が、コンロッド4とク
ランクピン、クランクウエブ5及び主軸部2を介して、
図中下方に向かって加わるためで、軸受メタル9の支持
する荷重は軸受メタル8のそれよりも遙に大きくなり、
軸受メタル9の荷重支持領域では油膜が切れ易くなるだ
けでなく、摩擦熱によって高温になるので、その領域の
潤滑油の粘度が低下して、それが油膜切れを更に起こし
易くするというように、軸受メタル9の荷重支持領域に
おける潤滑条件が厳しくなる。
【0007】例えば、図3に示したような軸受構造を有
する4気筒の内燃機関Eを4000rpmの全負荷で運
転している状態においては、クランクシャフト1の各部
分がそれぞれの部分に作用する荷重の大きさに応じて微
小な変形をしたり、主軸受6における隙間18の中で僅
かに振れ回りをすることによって、No.1からNo.5ま
での5個の主軸受6a〜6eの各位置において、クラン
クシャフト1の主軸部2a〜2eの軸心が、理論的には
一点であるべき軸心位置(主軸受6a〜6eの共通の軸
線)から外れたところを複雑な形状の軌跡を描いて移動
する。その移動軌跡を実測した結果を図4に示す。
する4気筒の内燃機関Eを4000rpmの全負荷で運
転している状態においては、クランクシャフト1の各部
分がそれぞれの部分に作用する荷重の大きさに応じて微
小な変形をしたり、主軸受6における隙間18の中で僅
かに振れ回りをすることによって、No.1からNo.5ま
での5個の主軸受6a〜6eの各位置において、クラン
クシャフト1の主軸部2a〜2eの軸心が、理論的には
一点であるべき軸心位置(主軸受6a〜6eの共通の軸
線)から外れたところを複雑な形状の軌跡を描いて移動
する。その移動軌跡を実測した結果を図4に示す。
【0008】図4に含まれる5つの図面にそれぞれ記入
した×印はクランクシャフト1が2回転する間に複雑な
軌跡を描いて移動する軸心の平均的な位置を示している
が、その位置は主軸部2の軸心がX軸よりも下方に偏っ
ていて、隙間18の範囲内で振れ回りをするためにX軸
とY軸の交点よりも下方へかなり大きくずれている。こ
れは、燃焼・膨張行程に限らず、平均して主軸部2は上
方よりも下方へ偏って押しつけられており、軸受メタル
8よりもキャップ13側の軸受メタル9による荷重支持
量が大きいことを示している。従って、図2では、主と
して燃焼・膨張行程において主軸部2が図において下方
へ強く押しつけられることによって、主軸部2が軸受メ
タル8及び9のなす円に対して下方へ偏心していて、潤
滑油の進入する隙間18が上方の主としてシリンダブロ
ック7側の軸受メタル8の内面に生じている状態を示し
ている。
した×印はクランクシャフト1が2回転する間に複雑な
軌跡を描いて移動する軸心の平均的な位置を示している
が、その位置は主軸部2の軸心がX軸よりも下方に偏っ
ていて、隙間18の範囲内で振れ回りをするためにX軸
とY軸の交点よりも下方へかなり大きくずれている。こ
れは、燃焼・膨張行程に限らず、平均して主軸部2は上
方よりも下方へ偏って押しつけられており、軸受メタル
8よりもキャップ13側の軸受メタル9による荷重支持
量が大きいことを示している。従って、図2では、主と
して燃焼・膨張行程において主軸部2が図において下方
へ強く押しつけられることによって、主軸部2が軸受メ
タル8及び9のなす円に対して下方へ偏心していて、潤
滑油の進入する隙間18が上方の主としてシリンダブロ
ック7側の軸受メタル8の内面に生じている状態を示し
ている。
【0009】なお、図4から判るように、4気筒の内燃
機関Eにおいては、クランクシャフト1が最も大きく下
方へ撓むことによって平均的な軸心位置×が本来の軸心
位置から最も大きく下方へずれるのは、No.2の軸受6
bによって支持される主軸部2bの部分と、No.4の軸
受6dによって支持される主軸部2dの部分である。こ
の2つの部分において平均的な軸心位置×が最も大きく
下方へずれる理由は点火順序にあるものと考えられる。
即ち、この場合の点火順序は通常通り#1→#3→#4
→#2→#1となっているから、隣接する#3気筒と#
4気筒、及び#2気筒と#1気筒では相次いで燃焼が起
こって燃焼・膨張行程に入るので、それら隣接する気筒
の間にある主軸部2b及び2dと、それらの部分を支持
しているNo.2の軸受6b及びNo.4の軸受6dは、連
続する2つの行程にわたって大きな荷重を受け続けるこ
とになるから、それらの部分の変形が大きくなって振れ
回りの程度も大きくなるのである。
機関Eにおいては、クランクシャフト1が最も大きく下
方へ撓むことによって平均的な軸心位置×が本来の軸心
位置から最も大きく下方へずれるのは、No.2の軸受6
bによって支持される主軸部2bの部分と、No.4の軸
受6dによって支持される主軸部2dの部分である。こ
の2つの部分において平均的な軸心位置×が最も大きく
下方へずれる理由は点火順序にあるものと考えられる。
即ち、この場合の点火順序は通常通り#1→#3→#4
→#2→#1となっているから、隣接する#3気筒と#
4気筒、及び#2気筒と#1気筒では相次いで燃焼が起
こって燃焼・膨張行程に入るので、それら隣接する気筒
の間にある主軸部2b及び2dと、それらの部分を支持
しているNo.2の軸受6b及びNo.4の軸受6dは、連
続する2つの行程にわたって大きな荷重を受け続けるこ
とになるから、それらの部分の変形が大きくなって振れ
回りの程度も大きくなるのである。
【0010】このように、内燃機関のクランクシャフト
を支持する主軸受においては、シリンダブロック側の軸
受メタルよりもキャップ側の軸受メタルの方がより厳し
い荷重条件にあるにもかかわらず、従来はキャップ側の
軸受メタルに十分な潤滑油の供給手段が設けられていな
かったことに着目して、本発明は、新たな手段によって
キャップ側の軸受メタルにも十分に潤滑油を供給するこ
とにより、油膜切れが生じるのを防止して軸受装置の耐
用期間を延長させると共に、その手段が軸受メタルの本
来の荷重支持作用に悪影響を与えないようにすること、
及び、その手段によって機関の重量やコストの大幅な増
加を伴うことがないようにすることを解決課題としてい
る。
を支持する主軸受においては、シリンダブロック側の軸
受メタルよりもキャップ側の軸受メタルの方がより厳し
い荷重条件にあるにもかかわらず、従来はキャップ側の
軸受メタルに十分な潤滑油の供給手段が設けられていな
かったことに着目して、本発明は、新たな手段によって
キャップ側の軸受メタルにも十分に潤滑油を供給するこ
とにより、油膜切れが生じるのを防止して軸受装置の耐
用期間を延長させると共に、その手段が軸受メタルの本
来の荷重支持作用に悪影響を与えないようにすること、
及び、その手段によって機関の重量やコストの大幅な増
加を伴うことがないようにすることを解決課題としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項
に記載された内燃機関の軸受装置を提供するものであ
る。
解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項
に記載された内燃機関の軸受装置を提供するものであ
る。
【0012】請求項1記載の解決手段によれば、軸受キ
ャップ側の軸受メタルの内面において、実質的に燃焼・
膨張行程における大きな荷重を支持する荷重支持領域
の、回転方向における始点となる位置に少なくとも開口
するように、加圧された潤滑油を供給する潤滑油通路が
形成されているので、その潤滑油通路によって、シリン
ダブロック側の軸受メタルよりも大きな荷重を支持する
軸受キャップ側の軸受メタルの内面の、それも実質的な
荷重支持領域の始点に直接に加圧された潤滑油を供給す
ることが可能になるので、この部分に供給された潤滑油
は、クランクシャフトの回転につれて荷重支持領域の全
域へ行き渡り、荷重支持領域において油膜切れが生じる
のを確実に防止する。この場合に、軸受キャップ側の軸
受メタルの内面に対する潤滑油の供給箇所が荷重支持領
域の始点付近であるために、この部分において支持され
る荷重は比較的小さいので、潤滑油通路の開口によって
荷重支持面積が減少しても、その付近で面圧が上昇して
油膜切れを生じるという懸念も除かれる。
ャップ側の軸受メタルの内面において、実質的に燃焼・
膨張行程における大きな荷重を支持する荷重支持領域
の、回転方向における始点となる位置に少なくとも開口
するように、加圧された潤滑油を供給する潤滑油通路が
形成されているので、その潤滑油通路によって、シリン
ダブロック側の軸受メタルよりも大きな荷重を支持する
軸受キャップ側の軸受メタルの内面の、それも実質的な
荷重支持領域の始点に直接に加圧された潤滑油を供給す
ることが可能になるので、この部分に供給された潤滑油
は、クランクシャフトの回転につれて荷重支持領域の全
域へ行き渡り、荷重支持領域において油膜切れが生じる
のを確実に防止する。この場合に、軸受キャップ側の軸
受メタルの内面に対する潤滑油の供給箇所が荷重支持領
域の始点付近であるために、この部分において支持され
る荷重は比較的小さいので、潤滑油通路の開口によって
荷重支持面積が減少しても、その付近で面圧が上昇して
油膜切れを生じるという懸念も除かれる。
【0013】請求項2記載の解決手段によれば、キャッ
プ側の軸受メタルを貫通する油口が設けられると共に、
シリンダブロック内に形成されたメインホールから直接
に分岐している潤滑油通路が油口に接続していて、加圧
された潤滑油を油口へ送り込むので、加圧された潤滑油
は減圧されることなく直ちにキャップ側の軸受メタルの
内面の荷重支持領域の始点付近へ供給されるので、荷重
支持領域の全域へ潤滑油が容易に行き渡る。それによっ
て荷重支持領域の中の最大の荷重が作用する部分におい
ても、油膜切れの懸念が全くなくなる。
プ側の軸受メタルを貫通する油口が設けられると共に、
シリンダブロック内に形成されたメインホールから直接
に分岐している潤滑油通路が油口に接続していて、加圧
された潤滑油を油口へ送り込むので、加圧された潤滑油
は減圧されることなく直ちにキャップ側の軸受メタルの
内面の荷重支持領域の始点付近へ供給されるので、荷重
支持領域の全域へ潤滑油が容易に行き渡る。それによっ
て荷重支持領域の中の最大の荷重が作用する部分におい
ても、油膜切れの懸念が全くなくなる。
【0014】請求項3記載の解決手段によれば、キャッ
プ側の軸受メタルを貫通するように設けられた油口が、
メインホールから分岐してシリンダブロック側の軸受メ
タルに設けられた油口に接続しているメインジャーナル
油路から更に分岐して、2つの軸受メタルの外周に沿っ
て設けられた潤滑油通路に接続しているので、メインホ
ールから直接に分岐する潤滑油通路を設けなくても、十
分に高圧の潤滑油をキャップ側の軸受メタルの荷重支持
領域の始点へ供給することができるので、構成が簡単に
なると共に、加工が容易なのでコストの面でも有利にな
る。
プ側の軸受メタルを貫通するように設けられた油口が、
メインホールから分岐してシリンダブロック側の軸受メ
タルに設けられた油口に接続しているメインジャーナル
油路から更に分岐して、2つの軸受メタルの外周に沿っ
て設けられた潤滑油通路に接続しているので、メインホ
ールから直接に分岐する潤滑油通路を設けなくても、十
分に高圧の潤滑油をキャップ側の軸受メタルの荷重支持
領域の始点へ供給することができるので、構成が簡単に
なると共に、加工が容易なのでコストの面でも有利にな
る。
【0015】請求項4記載の解決手段によれば、シリン
ダブロック側の軸受メタルの内面へ供給された高圧の潤
滑油が、その内面に形成された油溝と、それに接続して
設けられたキャップ側の軸受メタルの内面の油溝によっ
て荷重支持領域の始点まで導かれるので、軸受メタルの
外部に特別の潤滑油通路を設けなくても、キャップ側の
軸受メタルの荷重支持領域へ十分に高圧の潤滑油を送り
込むことができる。従って、潤滑油通路の構成が最も簡
単になり、加工が容易になるのでコストの面でも有利に
なる。
ダブロック側の軸受メタルの内面へ供給された高圧の潤
滑油が、その内面に形成された油溝と、それに接続して
設けられたキャップ側の軸受メタルの内面の油溝によっ
て荷重支持領域の始点まで導かれるので、軸受メタルの
外部に特別の潤滑油通路を設けなくても、キャップ側の
軸受メタルの荷重支持領域へ十分に高圧の潤滑油を送り
込むことができる。従って、潤滑油通路の構成が最も簡
単になり、加工が容易になるのでコストの面でも有利に
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1の(a)及び(b)に、本発
明の第1の実施形態の要部である主軸受20の詳細な断
面構造を示す。主軸受20は、従来技術における主軸受
6と同様に、図3に例示したような内燃機関Eのクラン
クシャフト1の主軸部2の回転支持のための主軸受6
a,6b,6c,6d,6eに代えて使用される。図1
に示す主軸受20の構造は、従来技術を示す図2の主軸
受6の構造と対比されるべきものであるから、実質的に
同じ構造部分については同一の参照符号を付すことによ
って対応関係を明らかにしている。
明の第1の実施形態の要部である主軸受20の詳細な断
面構造を示す。主軸受20は、従来技術における主軸受
6と同様に、図3に例示したような内燃機関Eのクラン
クシャフト1の主軸部2の回転支持のための主軸受6
a,6b,6c,6d,6eに代えて使用される。図1
に示す主軸受20の構造は、従来技術を示す図2の主軸
受6の構造と対比されるべきものであるから、実質的に
同じ構造部分については同一の参照符号を付すことによ
って対応関係を明らかにしている。
【0017】即ち、図1においても図2と同様に、2は
クランクシャフト1の主軸部、7はシリンダブロック、
8はシリンダブロック7側の軸受メタル、9はキャップ
13側の軸受メタル、10はシリンダブロック7に形成
された窪みの底面、11はシリンダブロック7の半円柱
形の表面、12はボルト、13は軸受キャップ、14は
キャップ13の半円柱形の表面、15はメインホール、
16はメインジャーナル油路、17は油路16の油口、
18は潤滑油の入る隙間、19は軸受メタル8に形成さ
れた油溝をそれぞれ示している。
クランクシャフト1の主軸部、7はシリンダブロック、
8はシリンダブロック7側の軸受メタル、9はキャップ
13側の軸受メタル、10はシリンダブロック7に形成
された窪みの底面、11はシリンダブロック7の半円柱
形の表面、12はボルト、13は軸受キャップ、14は
キャップ13の半円柱形の表面、15はメインホール、
16はメインジャーナル油路、17は油路16の油口、
18は潤滑油の入る隙間、19は軸受メタル8に形成さ
れた油溝をそれぞれ示している。
【0018】図1に示す本発明の第1の実施形態の特徴
として、シリンダブロック7内にはメインホール15か
ら分岐する潤滑油通路21が形成されており、この通路
21が軸受キャップ13内に特別に形成されたキャップ
側メインジャーナル油路22に接続していて、油路22
が更にキャップ13側の軸受メタル9に新たに形成され
た油口23に接続することにより、主軸部2の表面と、
キャップ13側の軸受メタル9の内面との間に形成され
る隙間18に、メインホール15から分流する加圧され
た潤滑油を直接に供給することができるように構成され
ている。
として、シリンダブロック7内にはメインホール15か
ら分岐する潤滑油通路21が形成されており、この通路
21が軸受キャップ13内に特別に形成されたキャップ
側メインジャーナル油路22に接続していて、油路22
が更にキャップ13側の軸受メタル9に新たに形成され
た油口23に接続することにより、主軸部2の表面と、
キャップ13側の軸受メタル9の内面との間に形成され
る隙間18に、メインホール15から分流する加圧され
た潤滑油を直接に供給することができるように構成され
ている。
【0019】この場合、基準となる上下の軸受メタル8
及び9の合わせ面、即ちシリンダブロック7に対して軸
受キャップ13が締結される面(窪みの底面10)か
ら、クランクシャフト1(主軸部2)の回転方向Rの向
きに測った角度αの値は、この実施形態において軸受メ
タル9に特別に設けられた油口23の開口位置を示すも
のであるが、この角度αの値は、図4に5個の主軸受6
a〜6eについてそれぞれ異なった大きさとして示され
ている角度αの値に基づいて定められる。実際には、こ
れら2つの角度αは実質的に同じ値とする。
及び9の合わせ面、即ちシリンダブロック7に対して軸
受キャップ13が締結される面(窪みの底面10)か
ら、クランクシャフト1(主軸部2)の回転方向Rの向
きに測った角度αの値は、この実施形態において軸受メ
タル9に特別に設けられた油口23の開口位置を示すも
のであるが、この角度αの値は、図4に5個の主軸受6
a〜6eについてそれぞれ異なった大きさとして示され
ている角度αの値に基づいて定められる。実際には、こ
れら2つの角度αは実質的に同じ値とする。
【0020】図4に示す角度αの値、従って油口23の
開口位置は、次のようにして決定される。まず、内燃機
関Eの運転中に5個の主軸受6a〜6eのそれぞれに対
して荷重が作用したとき、図中に点をもって示す主軸部
2の軸心が、静的に軸心の可動範囲を示す楕円の範囲を
脱して外へ出る部分、即ち、主軸部2が軸受メタル8又
は9に実質的に力を及ぼして、軸受メタル8又は9に僅
かな移動や変形を生じさせたり、クランクシャフト1自
体の一部が微小な撓み変形をする範囲を軸受メタルにお
ける「荷重支持領域」と定義したときに、どの主軸受6
においても荷重支持領域は、各気筒の燃焼・膨張行程に
おける概ね下向きの大きな力によって、図4の各図の下
方、即ちキャップ13側の軸受メタル9に生じる。そこ
で、前述の角度αは、基準となる横軸(X軸、即ち、図
1においては軸受メタル8及び9の合わせ面)からクラ
ンクシャフト1(従って主軸部2)の回転方向Rの向き
に見て、その荷重支持領域の始点となる位置を示す値で
ある。そして、荷重支持領域の終点は、縦軸(Y軸)に
関して概ね始点と左右対称の位置に生じるものと考えら
れるので、それら始点と終点の間が荷重支持領域とな
る。
開口位置は、次のようにして決定される。まず、内燃機
関Eの運転中に5個の主軸受6a〜6eのそれぞれに対
して荷重が作用したとき、図中に点をもって示す主軸部
2の軸心が、静的に軸心の可動範囲を示す楕円の範囲を
脱して外へ出る部分、即ち、主軸部2が軸受メタル8又
は9に実質的に力を及ぼして、軸受メタル8又は9に僅
かな移動や変形を生じさせたり、クランクシャフト1自
体の一部が微小な撓み変形をする範囲を軸受メタルにお
ける「荷重支持領域」と定義したときに、どの主軸受6
においても荷重支持領域は、各気筒の燃焼・膨張行程に
おける概ね下向きの大きな力によって、図4の各図の下
方、即ちキャップ13側の軸受メタル9に生じる。そこ
で、前述の角度αは、基準となる横軸(X軸、即ち、図
1においては軸受メタル8及び9の合わせ面)からクラ
ンクシャフト1(従って主軸部2)の回転方向Rの向き
に見て、その荷重支持領域の始点となる位置を示す値で
ある。そして、荷重支持領域の終点は、縦軸(Y軸)に
関して概ね始点と左右対称の位置に生じるものと考えら
れるので、それら始点と終点の間が荷重支持領域とな
る。
【0021】図1に示す第1の実施形態において、メイ
ンホール15から加圧された潤滑油の供給を受けるキャ
ップ13側の軸受メタル9の油口23を、前述の角度α
によって示される荷重支持領域の始点付近に設置するこ
とによって、荷重支持領域の始点において潤滑油を主軸
部2と軸受メタル9の隙間18へ直接に供給することが
できるので、供給された潤滑油は、主軸部2がRの方向
に回転するのに伴って荷重支持領域の全域に十分に行き
渡ることになり、荷重支持領域の中でも最大の荷重が作
用する軸受メタル9の下方の部分(Y軸と交わる付近)
においても油膜切れを起こす恐れがなくなる。
ンホール15から加圧された潤滑油の供給を受けるキャ
ップ13側の軸受メタル9の油口23を、前述の角度α
によって示される荷重支持領域の始点付近に設置するこ
とによって、荷重支持領域の始点において潤滑油を主軸
部2と軸受メタル9の隙間18へ直接に供給することが
できるので、供給された潤滑油は、主軸部2がRの方向
に回転するのに伴って荷重支持領域の全域に十分に行き
渡ることになり、荷重支持領域の中でも最大の荷重が作
用する軸受メタル9の下方の部分(Y軸と交わる付近)
においても油膜切れを起こす恐れがなくなる。
【0022】仮に、軸受メタル9がY軸と交わる荷重支
持領域の下方の中心付近における、支持すべき荷重が最
も大きくなる部分に油口23を設けるとすれば、軸受メ
タル9のその部分では油口23の分だけ荷重支持面積が
減少するので、その部分における面圧が一層高くなり、
部分的に発生する摩擦熱も多くなって油膜切れを起こす
可能性が高くなることと、主軸部2の回転方向Rの向き
に見て荷重支持領域の前半部分への潤滑油の供給が不足
することが問題になるが、第1の実施形態における油口
23はそのような最大の荷重が作用する部分を避けて、
荷重が比較的小さい部分、それも荷重支持領域の始点付
近に設けるので、油口23の設置によって軸受メタル9
の内面の有効な荷重支持面積が減少するとか、荷重支持
領域の前半で潤滑油不足になるような恐れがない。
持領域の下方の中心付近における、支持すべき荷重が最
も大きくなる部分に油口23を設けるとすれば、軸受メ
タル9のその部分では油口23の分だけ荷重支持面積が
減少するので、その部分における面圧が一層高くなり、
部分的に発生する摩擦熱も多くなって油膜切れを起こす
可能性が高くなることと、主軸部2の回転方向Rの向き
に見て荷重支持領域の前半部分への潤滑油の供給が不足
することが問題になるが、第1の実施形態における油口
23はそのような最大の荷重が作用する部分を避けて、
荷重が比較的小さい部分、それも荷重支持領域の始点付
近に設けるので、油口23の設置によって軸受メタル9
の内面の有効な荷重支持面積が減少するとか、荷重支持
領域の前半で潤滑油不足になるような恐れがない。
【0023】図5の(a)及び(b)に本発明の第2の
実施形態の要部を示す。この場合の主軸受24には、第
1の実施形態において設けたようなメインホール15か
ら直接に分岐する潤滑油通路21のようなものは設けら
れていない。その代わりに、シリンダブロック7の半円
柱形の内面11に軸受メタル8の表面に沿って溝25を
形成して、その一端をメインジャーナル油路16に接続
すると共に、他端に接続するように、軸受キャップ13
の半円柱形の内面14に軸受メタル9の表面に沿って溝
26を形成して、溝26を前述のような油口23に接続
させている。その他の点は図1について説明した第1の
実施形態と同じであるから、第2の実施形態は、実質的
に第1の実施形態と同じ効果を奏する。
実施形態の要部を示す。この場合の主軸受24には、第
1の実施形態において設けたようなメインホール15か
ら直接に分岐する潤滑油通路21のようなものは設けら
れていない。その代わりに、シリンダブロック7の半円
柱形の内面11に軸受メタル8の表面に沿って溝25を
形成して、その一端をメインジャーナル油路16に接続
すると共に、他端に接続するように、軸受キャップ13
の半円柱形の内面14に軸受メタル9の表面に沿って溝
26を形成して、溝26を前述のような油口23に接続
させている。その他の点は図1について説明した第1の
実施形態と同じであるから、第2の実施形態は、実質的
に第1の実施形態と同じ効果を奏する。
【0024】図6の(a)及び(b)に本発明の第3の
実施形態の要部を示す。この場合の主軸受27において
は、前述の各例や従来例と同様に、シリンダブロック7
側の軸受メタル8の主軸部2と接触する内面に設けられ
ている油溝19と接続するように、キャップ13側の軸
受メタル9の内面に油溝28を形成した点に特徴があ
る。油溝28の終端28aの位置は、前述の油口23と
同様に、軸受メタル8及び9の衝合面から測った角度α
の位置としている。なお、角度αの意味は前述の場合と
同様に、荷重支持領域の始点の位置を示すものである。
実施形態の要部を示す。この場合の主軸受27において
は、前述の各例や従来例と同様に、シリンダブロック7
側の軸受メタル8の主軸部2と接触する内面に設けられ
ている油溝19と接続するように、キャップ13側の軸
受メタル9の内面に油溝28を形成した点に特徴があ
る。油溝28の終端28aの位置は、前述の油口23と
同様に、軸受メタル8及び9の衝合面から測った角度α
の位置としている。なお、角度αの意味は前述の場合と
同様に、荷重支持領域の始点の位置を示すものである。
【0025】第3の実施形態において、キャップ13側
の軸受メタル9の内面に油溝28を設けて軸受メタル8
の油溝19を軸受メタル9まで延長することにより、メ
インジャーナル油路16を介して油溝19へ供給された
加圧された潤滑油が油溝28を通ってキャップ13側の
軸受メタル9の内面まで行き渡ることになり、軸受メタ
ル9の下部の荷重条件及び潤滑条件が最も厳しい部分に
も潤滑油が十分に供給されて油膜切れによる焼き付きを
確実に防止することができる。しかも、油溝28の終端
28aの位置は荷重支持領域の始点付近であって、荷重
支持領域の全域へ潤滑油を直接に送り込むのに最適の位
置であり、この部分は面圧が比較的小さい位置でもある
から、荷重支持面積の減少によって面圧が過大になる恐
れもないので、軸受メタル9に油溝28を設けたことに
よって、前述の各実施形態において油口23を設けたの
と同様な効果を奏することができる。
の軸受メタル9の内面に油溝28を設けて軸受メタル8
の油溝19を軸受メタル9まで延長することにより、メ
インジャーナル油路16を介して油溝19へ供給された
加圧された潤滑油が油溝28を通ってキャップ13側の
軸受メタル9の内面まで行き渡ることになり、軸受メタ
ル9の下部の荷重条件及び潤滑条件が最も厳しい部分に
も潤滑油が十分に供給されて油膜切れによる焼き付きを
確実に防止することができる。しかも、油溝28の終端
28aの位置は荷重支持領域の始点付近であって、荷重
支持領域の全域へ潤滑油を直接に送り込むのに最適の位
置であり、この部分は面圧が比較的小さい位置でもある
から、荷重支持面積の減少によって面圧が過大になる恐
れもないので、軸受メタル9に油溝28を設けたことに
よって、前述の各実施形態において油口23を設けたの
と同様な効果を奏することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示すもので、(a)
は主軸受の横断正面図、(b)は(a)における1B−
1B断面図である。
は主軸受の横断正面図、(b)は(a)における1B−
1B断面図である。
【図2】従来例を示すもので、(a)は主軸受の横断正
面図、(b)は(a)における2B−2B断面図であ
る。
面図、(b)は(a)における2B−2B断面図であ
る。
【図3】4気筒の内燃機関の軸受機構を例示する概念的
な縦断面図である。
な縦断面図である。
【図4】図3の機関に設けられる5個の主軸受におい
て、それらによって支持される主軸部の軸心の移動軌跡
を示す線図である。
て、それらによって支持される主軸部の軸心の移動軌跡
を示す線図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すもので、(a)
は主軸受の横断正面図、(b)は(a)における5B−
5B断面図である。
は主軸受の横断正面図、(b)は(a)における5B−
5B断面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示すもので、(a)
は主軸受の横断正面図、(b)は(a)における6B−
6B断面図である。
は主軸受の横断正面図、(b)は(a)における6B−
6B断面図である。
1…クランクシャフト 2,2a〜2e…主軸部 6,6a〜6e…主軸受(従来技術) 7…シリンダブロック 8…シリンダブロック側の軸受メタル 9…軸受キャップ側の軸受メタル 13…軸受キャップ 15…メインホール 16…メインジャーナル油路 18…隙間 19…油溝 20…主軸受(第1の実施形態) 22…キャップ側メインジャーナル油路 23…油口 24…主軸受(第2の実施形態) 25,26…溝 27…主軸受(第7の実施形態) 28…油溝 28a…油溝の終端 E…4気筒の内燃機関 L…主軸線 R…クランクシャフトの回転方向 α…荷重支持領域の始点と潤滑油供給位置を示す角度
Claims (4)
- 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトを回転自由
に支持するための主軸受となるものであって、シリンダ
ブロックの一部と、前記シリンダブロックに締結される
軸受キャップとによってそれぞれ支持されると共に、合
一して円筒状となるシリンダブロック側の軸受メタルと
軸受キャップ側の軸受メタルとを備えている内燃機関の
軸受装置において、前記軸受キャップ側の軸受メタルの
内面における実質的に燃焼・膨張行程における大きな荷
重を支持する荷重支持領域の回転方向の始点となる位置
に少なくとも開口するように、加圧された潤滑油を供給
する潤滑油通路が形成されていることを特徴とする内燃
機関の軸受装置。 - 【請求項2】 前記キャップ側の軸受メタルにおける荷
重支持領域の回転方向の始点となる位置に開口するよう
に、前記キャップ側の軸受メタルを貫通する油口が設け
られると共に、前記潤滑油通路が前記シリンダブロック
内に形成されたメインホールから直接に分岐して前記キ
ャップ側の軸受メタルに設けられた前記油口に接続して
いることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の軸受装
置。 - 【請求項3】 前記キャップ側の軸受メタルにおける荷
重支持領域の回転方向の始点となる位置に開口するよう
に、前記キャップ側の軸受メタルを貫通する油口が設け
られると共に、前記シリンダブロック内に形成されたメ
インホールから分岐して前記シリンダブロック側の軸受
メタルに設けられた油口に接続しているメインジャーナ
ル油路から更に分岐して、前記潤滑油通路が前記シリン
ダブロック側の軸受メタルと前記キャップ側の軸受メタ
ルの外周に沿って延びて、前記キャップ側の軸受メタル
に設けられた前記油口に接続していることを特徴とする
請求項1記載の内燃機関の軸受装置。 - 【請求項4】 前記シリンダブロック側の軸受メタルの
内面に潤滑油を導く油溝が形成されていると共に、前記
油溝が、前記シリンダブロック内に形成されたメインホ
ールから分岐して前記シリンダブロック側の軸受メタル
を貫通する油口に接続しており、更に、前記キャップ側
の軸受メタルの内面にも前記油溝に接続する油溝が形成
されていて、その油溝が前記キャップ側の軸受メタルに
おける荷重支持領域の回転方向の始点となる位置に開口
しており、それらの油溝によって前記潤滑油通路が構成
されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の
軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16758996A JPH108932A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 内燃機関の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16758996A JPH108932A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 内燃機関の軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108932A true JPH108932A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15852567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16758996A Withdrawn JPH108932A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 内燃機関の軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH108932A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009150307A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Toyota Motor Corp | エンジンの軸受け給油構造 |
| JP2011231655A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Honda Motor Co Ltd | 歯車の軸受部分の潤滑構造 |
| JP2012526939A (ja) * | 2009-05-13 | 2012-11-01 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 内燃機関 |
| JP2013174214A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 内燃機関の主軸受 |
| KR101368099B1 (ko) * | 2010-02-25 | 2014-02-27 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 내연 기관의 주베어링 |
| JP2014173450A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンのクランク軸受構造 |
| KR20150123913A (ko) * | 2013-04-05 | 2015-11-04 | 닛본 세이고 가부시끼가이샤 | 래디얼 롤링 베어링의 수명 시험 방법 및 래디얼 롤링 베어링용 시험 장치 |
| CN111322303A (zh) * | 2020-03-12 | 2020-06-23 | 江苏松林汽车零部件有限公司 | 一种发动机用曲轴 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP16758996A patent/JPH108932A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009150307A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Toyota Motor Corp | エンジンの軸受け給油構造 |
| JP2012526939A (ja) * | 2009-05-13 | 2012-11-01 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 内燃機関 |
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| CN111322303A (zh) * | 2020-03-12 | 2020-06-23 | 江苏松林汽车零部件有限公司 | 一种发动机用曲轴 |
| CN111322303B (zh) * | 2020-03-12 | 2022-03-29 | 江苏松林汽车零部件有限公司 | 一种发动机用曲轴 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |