JPH108974A - 内燃エンジンのコンロッド過給装置 - Google Patents
内燃エンジンのコンロッド過給装置Info
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- JPH108974A JPH108974A JP16416996A JP16416996A JPH108974A JP H108974 A JPH108974 A JP H108974A JP 16416996 A JP16416996 A JP 16416996A JP 16416996 A JP16416996 A JP 16416996A JP H108974 A JPH108974 A JP H108974A
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- Japan
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- connecting rod
- supercharging device
- piston
- internal combustion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリンダボアの大径化を図ることなく、より
充填効率を高めることにより、更なるエンジン出力の向
上を図ることができる内燃エンジンのコンロッド過給装
置を提供すること。 【構成】 上死点付近を除くクランク角度においてクラ
ンク室内にコンロッド5によって区画される吸入室と圧
縮室を形成し、コンロッド5の揺動運動に伴って容積が
増大する吸入室に新気又は混合気を吸入し、容積が減少
する圧縮室の新気又は混合気を圧縮してこれをシリンダ
に供給する内燃エンジンのコンロッド過給装置におい
て、前記コンロッド5の小端部5aを除く部分5bの厚
さt2 を小端部5aの厚さt1 よりも厚く(t2 >t
1 )する。本発明によれば、小端部5aの厚さt1 はそ
のまま、即ち、ピストンの外径は変更することなく、コ
ンロッド5が揺動することにより押し退けるクランク室
容積を大きくすることができ、より大きな給気比を確保
して当該コンロッド過給装置の過給性能を高めることが
できる。
充填効率を高めることにより、更なるエンジン出力の向
上を図ることができる内燃エンジンのコンロッド過給装
置を提供すること。 【構成】 上死点付近を除くクランク角度においてクラ
ンク室内にコンロッド5によって区画される吸入室と圧
縮室を形成し、コンロッド5の揺動運動に伴って容積が
増大する吸入室に新気又は混合気を吸入し、容積が減少
する圧縮室の新気又は混合気を圧縮してこれをシリンダ
に供給する内燃エンジンのコンロッド過給装置におい
て、前記コンロッド5の小端部5aを除く部分5bの厚
さt2 を小端部5aの厚さt1 よりも厚く(t2 >t
1 )する。本発明によれば、小端部5aの厚さt1 はそ
のまま、即ち、ピストンの外径は変更することなく、コ
ンロッド5が揺動することにより押し退けるクランク室
容積を大きくすることができ、より大きな給気比を確保
して当該コンロッド過給装置の過給性能を高めることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク室内での
コンロッドの揺動運動によって新気又は混合気を圧縮し
てこれをシリンダに供給する内燃エンジンの過給装置に
関する。
コンロッドの揺動運動によって新気又は混合気を圧縮し
てこれをシリンダに供給する内燃エンジンの過給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンの出力向上を目的としたク
ランク室過給装置の1つとして本出願人はコンロッド過
給装置を提案した(例えば、特開平6−93869号公
報参照)。このコンロッド過給装置は、上死点付近を除
くクランク角度においてクランク室内にコンロッドによ
って区画される吸入室と圧縮室を形成し、コンロッドの
揺動運動に伴って容積が増大する吸入室に新気又は混合
気を吸入し、容積が減少する圧縮室の新気又は混合気を
圧縮してこれをシリンダに供給(過給)することによっ
て充填効率を高め、以てエンジン出力の向上を図るもの
である。
ランク室過給装置の1つとして本出願人はコンロッド過
給装置を提案した(例えば、特開平6−93869号公
報参照)。このコンロッド過給装置は、上死点付近を除
くクランク角度においてクランク室内にコンロッドによ
って区画される吸入室と圧縮室を形成し、コンロッドの
揺動運動に伴って容積が増大する吸入室に新気又は混合
気を吸入し、容積が減少する圧縮室の新気又は混合気を
圧縮してこれをシリンダに供給(過給)することによっ
て充填効率を高め、以てエンジン出力の向上を図るもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人
は、上記コンロッド過給装置において更に充填効率を高
め、以てエンジン出力の更なる向上を図ることが必要で
あると考えた。即ち、充填効率の向上が可能なコンロッ
ド過給装置を搭載したエンジンの出力の更なる向上を図
るためには、シリンダボア径を大きくして排気量を大き
くすることが考えられるが、ピストンが大径化して重量
の増大を招き、慣性力の増大によってエンジン振動が増
大化してしまう。更に、シリンダブロックやシリンダヘ
ッドの大型化を招き、エンジン重量が増大してしまう。
は、上記コンロッド過給装置において更に充填効率を高
め、以てエンジン出力の更なる向上を図ることが必要で
あると考えた。即ち、充填効率の向上が可能なコンロッ
ド過給装置を搭載したエンジンの出力の更なる向上を図
るためには、シリンダボア径を大きくして排気量を大き
くすることが考えられるが、ピストンが大径化して重量
の増大を招き、慣性力の増大によってエンジン振動が増
大化してしまう。更に、シリンダブロックやシリンダヘ
ッドの大型化を招き、エンジン重量が増大してしまう。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、シリンダボアの大径化を図る
ことなく、より充填効率を高めることにより、更なるエ
ンジン出力の向上を図ることができる内燃エンジンのコ
ンロッド過給装置を提供することにある。
で、その目的とする処は、シリンダボアの大径化を図る
ことなく、より充填効率を高めることにより、更なるエ
ンジン出力の向上を図ることができる内燃エンジンのコ
ンロッド過給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、上死点付近を除くクランク
角度においてクランク室内にコンロッドによって区画さ
れる吸入室と圧縮室を形成し、コンロッドの揺動運動に
伴って容積が増大する吸入室に新気又は混合気を吸入
し、容積が減少する圧縮室の新気又は混合気を圧縮して
これをシリンダに供給する内燃エンジンのコンロッド過
給装置において、前記コンロッドの小端部を除く部分の
厚さを小端部のそれよりも厚くしたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、上死点付近を除くクランク
角度においてクランク室内にコンロッドによって区画さ
れる吸入室と圧縮室を形成し、コンロッドの揺動運動に
伴って容積が増大する吸入室に新気又は混合気を吸入
し、容積が減少する圧縮室の新気又は混合気を圧縮して
これをシリンダに供給する内燃エンジンのコンロッド過
給装置において、前記コンロッドの小端部を除く部分の
厚さを小端部のそれよりも厚くしたことを特徴とする。
【0006】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、ピストン底面をコンロッドの揺動方向
に沿う凸状の円弧曲面とするとともに、コンロッドの小
端部を除く部分の段凸部をピストン底面に微小隙間をも
って対向する凹状の円弧曲面状に成形したことを特徴と
する。
の発明において、ピストン底面をコンロッドの揺動方向
に沿う凸状の円弧曲面とするとともに、コンロッドの小
端部を除く部分の段凸部をピストン底面に微小隙間をも
って対向する凹状の円弧曲面状に成形したことを特徴と
する。
【0007】更に、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、ピストン内部にコンロッドの揺動方
向に沿う凸状の円弧曲面を有する段凹部を形成し、該段
凹部にコンロッドの小端部を除く部分の一部を臨ませる
とともに、その段凸部をピストン内部に形成された前記
段凹部の円弧曲面に微小隙間をもって対向する凹状の円
弧曲面状に成形したことを特徴とする。
載の発明において、ピストン内部にコンロッドの揺動方
向に沿う凸状の円弧曲面を有する段凹部を形成し、該段
凹部にコンロッドの小端部を除く部分の一部を臨ませる
とともに、その段凸部をピストン内部に形成された前記
段凹部の円弧曲面に微小隙間をもって対向する凹状の円
弧曲面状に成形したことを特徴とする。
【0008】従って、本発明によれば、コンロッドの厚
さを小端部とそれ以外の部分とで異ならせたため、小端
部の厚さはそのまま、即ち、ピストンの外径は変更する
ことなく、コンロッドが揺動することにより押し退ける
クランク室容積を大きくすることができ、より大きな給
気比を確保して当該コンロッド過給装置の過給性能を高
めることができる。
さを小端部とそれ以外の部分とで異ならせたため、小端
部の厚さはそのまま、即ち、ピストンの外径は変更する
ことなく、コンロッドが揺動することにより押し退ける
クランク室容積を大きくすることができ、より大きな給
気比を確保して当該コンロッド過給装置の過給性能を高
めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0010】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るコンロッド過給装置を備える内燃エンジンの
縦断面図、図2はコンロッド過給装置の構成を示す同内
燃エンジン要部の断面斜視図、図3は図1のX−X線拡
大断面図、図4はピストンの斜視図、図5はコンロッド
の斜視図、図6はクランク軸の斜視図である。
態1に係るコンロッド過給装置を備える内燃エンジンの
縦断面図、図2はコンロッド過給装置の構成を示す同内
燃エンジン要部の断面斜視図、図3は図1のX−X線拡
大断面図、図4はピストンの斜視図、図5はコンロッド
の斜視図、図6はクランク軸の斜視図である。
【0011】図1に示す内燃エンジン1は水冷4サイク
ル単気筒エンジン(以下、単にエンジンと略称する)で
あって、これのシリンダボディ2に形成されたシリンダ
ボア3内にはピストン4が上下摺動自在に嵌装されてい
る。そして、このピストン4はコンロッド5を介してク
ランク軸6に連結されており、クランク軸6はクランク
ケース7に形成されたクランク室8に回転自在に収納さ
れている。尚、シリンダボディ2のシリンダボア3の周
囲にはウォータジャケット9が形成されている。
ル単気筒エンジン(以下、単にエンジンと略称する)で
あって、これのシリンダボディ2に形成されたシリンダ
ボア3内にはピストン4が上下摺動自在に嵌装されてい
る。そして、このピストン4はコンロッド5を介してク
ランク軸6に連結されており、クランク軸6はクランク
ケース7に形成されたクランク室8に回転自在に収納さ
れている。尚、シリンダボディ2のシリンダボア3の周
囲にはウォータジャケット9が形成されている。
【0012】而して、本実施の形態に係るエンジン1は
クランク室8内に本発明に係るコンロッド過給装置を備
えている。ここで、このコンロッド過給装置の構成を図
2乃至図6に基づいて説明する。
クランク室8内に本発明に係るコンロッド過給装置を備
えている。ここで、このコンロッド過給装置の構成を図
2乃至図6に基づいて説明する。
【0013】コンロッド5は、図3に示すように、その
小端部5aがピストンピン10によって前記ピストン4
に連結されているが、ピストン4には、図4に示すよう
に、コンロッド5の小端部5aを収容して該コンロッド
5の揺動を許容する厚さT1の凹部4aが形成されると
ともに、前記ピストン10を挿通保持するためのピスト
ンピン孔4bが貫設されている。又、ピストン4の底面
4cはコンロッド5の揺動方向に沿う凸状の円弧曲面を
構成している。つまり、この底面4cはピストンピン孔
4bを中心とする半径rの円弧曲面状に成形されてい
る。
小端部5aがピストンピン10によって前記ピストン4
に連結されているが、ピストン4には、図4に示すよう
に、コンロッド5の小端部5aを収容して該コンロッド
5の揺動を許容する厚さT1の凹部4aが形成されると
ともに、前記ピストン10を挿通保持するためのピスト
ンピン孔4bが貫設されている。又、ピストン4の底面
4cはコンロッド5の揺動方向に沿う凸状の円弧曲面を
構成している。つまり、この底面4cはピストンピン孔
4bを中心とする半径rの円弧曲面状に成形されてい
る。
【0014】ところで、コンロッド5の小端部4a(正
確には、ピストン4の凹部4aに入り込む部分)は、図
5に示すように、その厚さが前記ピストン4に形成され
た凹部4aの厚さT1 よりも微小クリアランスc1 だけ
小さい値t1 (=T1 −c1)に設定されており、この
小端部5aを除く部分5bはその厚さt2 が小端部5a
の厚さよりも厚く(t2 >t1 )設定されている。従っ
て、図5に示すように、コンロッド5の小端部5aとそ
れ以外の部分5bとの境には段凸部5cが表裏両面にそ
れぞれ形成されているが、この段凸部5cはピストン4
の円弧曲面状の底面4cに微小クリアランスC3 (図3
参照)をもって対向する凹状の円弧曲面を構成してい
る。尚、図5に示すように、この段凸部5cは小端部5
aに形成されたピストンピン孔5dを中心とする半径R
(=r+c3 )の円弧曲面に成形されている。
確には、ピストン4の凹部4aに入り込む部分)は、図
5に示すように、その厚さが前記ピストン4に形成され
た凹部4aの厚さT1 よりも微小クリアランスc1 だけ
小さい値t1 (=T1 −c1)に設定されており、この
小端部5aを除く部分5bはその厚さt2 が小端部5a
の厚さよりも厚く(t2 >t1 )設定されている。従っ
て、図5に示すように、コンロッド5の小端部5aとそ
れ以外の部分5bとの境には段凸部5cが表裏両面にそ
れぞれ形成されているが、この段凸部5cはピストン4
の円弧曲面状の底面4cに微小クリアランスC3 (図3
参照)をもって対向する凹状の円弧曲面を構成してい
る。尚、図5に示すように、この段凸部5cは小端部5
aに形成されたピストンピン孔5dを中心とする半径R
(=r+c3 )の円弧曲面に成形されている。
【0015】他方、図5に示すように、コンロッド5の
厚さt2 (>t1 )の大端部にはクランクピン孔5eが
形成されており、この大端部はクランクピン11によっ
て図6に示す前記クランク軸6の相対向する2枚の円板
状クランクウェブ6aの間に連結されている。ここで、
両クランクウェブ6aの間の距離T2 はコンロッド5の
大端部を含む部分5bの厚さt2 よりも微小クリアラン
スc2 分だけ大きく設定されている(T2 =t2 +c
2 )。尚、図6に示すクランク軸6において、6bはク
ランクジャーナル部である。
厚さt2 (>t1 )の大端部にはクランクピン孔5eが
形成されており、この大端部はクランクピン11によっ
て図6に示す前記クランク軸6の相対向する2枚の円板
状クランクウェブ6aの間に連結されている。ここで、
両クランクウェブ6aの間の距離T2 はコンロッド5の
大端部を含む部分5bの厚さt2 よりも微小クリアラン
スc2 分だけ大きく設定されている(T2 =t2 +c
2 )。尚、図6に示すクランク軸6において、6bはク
ランクジャーナル部である。
【0016】而して、図2に示すように、クランクケー
ス7には、クランク軸6の前記クランクウェブ6aの外
周に沿う円筒曲面状の内周壁7aが形成され、シリンダ
ボディ2にはコンロッド5との干渉を避けるための切欠
面2aが形成されており、内周壁7aに沿ってコンロッ
ド5の大端部が微小クリアランスをもって移動すること
によって後述のように所要のポンピング作用がなされ
る。
ス7には、クランク軸6の前記クランクウェブ6aの外
周に沿う円筒曲面状の内周壁7aが形成され、シリンダ
ボディ2にはコンロッド5との干渉を避けるための切欠
面2aが形成されており、内周壁7aに沿ってコンロッ
ド5の大端部が微小クリアランスをもって移動すること
によって後述のように所要のポンピング作用がなされ
る。
【0017】ところで、シリンダボディ2には、前記ク
ランクウェブ6aと同一平面を成す凹部側壁2b(図2
には一方のみ示す)が形成されており、該凹部側壁2b
とクランクウェブ6aとはコンロッド5の一側面(図2
では下面)に微小クリアランスをもって対向している。
従って、クランクケース7内には、同一平面を成すクラ
ンクウェブ6aと凹部側壁2b(これらは図2の上下方
向に各一対ずつ形成される)、内周壁7a、切欠面2a
及びピストン4によって区画される容積可変の前記クラ
ンク室8(図1参照)が形成される。
ランクウェブ6aと同一平面を成す凹部側壁2b(図2
には一方のみ示す)が形成されており、該凹部側壁2b
とクランクウェブ6aとはコンロッド5の一側面(図2
では下面)に微小クリアランスをもって対向している。
従って、クランクケース7内には、同一平面を成すクラ
ンクウェブ6aと凹部側壁2b(これらは図2の上下方
向に各一対ずつ形成される)、内周壁7a、切欠面2a
及びピストン4によって区画される容積可変の前記クラ
ンク室8(図1参照)が形成される。
【0018】而して、本発明に係るコンロッド過給装置
は、上死点付近を除くクランク角度においてコンロッド
5の大端部が図1に示すように前記内周壁7aに沿って
移動しているときにはクランク室8をコンロッド5によ
って吸入室Aと圧縮室Bとに区画し、コンロッド5の揺
動運動に伴って容積が増大する吸入室Aに混合気を吸収
し、容積が減少する圧縮室B内の混合気を圧縮する一種
の容積型圧縮機を構成するものであって、クランク室8
には吸入室Aに開口する吸入通路12と圧縮室Bに開口
する吐出通路13が形成されている。そして、クランク
ケース7の吐出通路13部分には、圧縮室Bで圧縮され
た混合気の圧縮室B外への吐出のみを許容するリード弁
14が設けられている。
は、上死点付近を除くクランク角度においてコンロッド
5の大端部が図1に示すように前記内周壁7aに沿って
移動しているときにはクランク室8をコンロッド5によ
って吸入室Aと圧縮室Bとに区画し、コンロッド5の揺
動運動に伴って容積が増大する吸入室Aに混合気を吸収
し、容積が減少する圧縮室B内の混合気を圧縮する一種
の容積型圧縮機を構成するものであって、クランク室8
には吸入室Aに開口する吸入通路12と圧縮室Bに開口
する吐出通路13が形成されている。そして、クランク
ケース7の吐出通路13部分には、圧縮室Bで圧縮され
た混合気の圧縮室B外への吐出のみを許容するリード弁
14が設けられている。
【0019】一方、図1に示すように、前記シリンダボ
ディ2に被着されたシリンダヘッド15には吸気通路1
6と排気通路17が形成されており、これらの吸気通路
16と排気通路17の燃焼室Sへの開口部である吸気ポ
ートと排気ポートが吸気バルブ18と排気バルブ19に
よってそれぞれ適当なタイミングで開閉されることによ
ってシリンダボア3内で所要のガス交換がなされる。
尚、吸気バルブ18と排気バルブ19はカム軸20に一
体に形成されたカムによって駆動されるタペット21,
22によってそれぞれ開閉動作せしめられる。
ディ2に被着されたシリンダヘッド15には吸気通路1
6と排気通路17が形成されており、これらの吸気通路
16と排気通路17の燃焼室Sへの開口部である吸気ポ
ートと排気ポートが吸気バルブ18と排気バルブ19に
よってそれぞれ適当なタイミングで開閉されることによ
ってシリンダボア3内で所要のガス交換がなされる。
尚、吸気バルブ18と排気バルブ19はカム軸20に一
体に形成されたカムによって駆動されるタペット21,
22によってそれぞれ開閉動作せしめられる。
【0020】ところで、クランクケース7に形成された
前記吸入通路12には吸入管23の一端が接続されてお
り、該吸入管23の他端は不図示のエアクリーナに接続
され、同吸入管23の途中には不図示のキャブレタが設
けられている。又、クランクケース7に形成された前記
吐出通路13とシリンダヘッド15に形成された前記吸
気通路16とは蓄圧室を兼ねる加圧吸入管24によって
接続されている。そして、シリンダヘッド15に形成さ
れた排気通路17には不図示の排気管が接続されてい
る。
前記吸入通路12には吸入管23の一端が接続されてお
り、該吸入管23の他端は不図示のエアクリーナに接続
され、同吸入管23の途中には不図示のキャブレタが設
けられている。又、クランクケース7に形成された前記
吐出通路13とシリンダヘッド15に形成された前記吸
気通路16とは蓄圧室を兼ねる加圧吸入管24によって
接続されている。そして、シリンダヘッド15に形成さ
れた排気通路17には不図示の排気管が接続されてい
る。
【0021】次に、本発明に係るコンロッド過給装置の
作用を説明する。
作用を説明する。
【0022】エンジン1が駆動されてコンロッド5がク
ランク室8内で揺動し、前述のように上死点付近を除く
クランク角度においてコンロッド5がクランクケース7
の内周壁7aに沿って移動するときにはクランク室8は
図1に示すように吸入室Aと圧縮室Bとに区画され、コ
ンロッド5の揺動運動に伴って容積が増大する吸入室A
に発生する負圧に引かれて混合気が吸入管23及び吸入
通路12を通ってクランク室8内の吸入室Aに導入され
る。
ランク室8内で揺動し、前述のように上死点付近を除く
クランク角度においてコンロッド5がクランクケース7
の内周壁7aに沿って移動するときにはクランク室8は
図1に示すように吸入室Aと圧縮室Bとに区画され、コ
ンロッド5の揺動運動に伴って容積が増大する吸入室A
に発生する負圧に引かれて混合気が吸入管23及び吸入
通路12を通ってクランク室8内の吸入室Aに導入され
る。
【0023】他方、コンロッド5の揺動運動に伴って容
積が減少する圧縮室Bにおいては混合気が圧縮され、該
圧縮室Bにおいて加圧されて圧力が高くなった混合気は
リード弁14を通過して加圧吸入管24に蓄えられる。
そして、吸入行程において吸気バルブ18が開くと、加
圧吸入管24内の高圧の混合気が吸気通路16からシリ
ンダボア3内に供給(過給)される。
積が減少する圧縮室Bにおいては混合気が圧縮され、該
圧縮室Bにおいて加圧されて圧力が高くなった混合気は
リード弁14を通過して加圧吸入管24に蓄えられる。
そして、吸入行程において吸気バルブ18が開くと、加
圧吸入管24内の高圧の混合気が吸気通路16からシリ
ンダボア3内に供給(過給)される。
【0024】而して、上述のようにシリンダボア3内に
供給(過給)された混合気は、その後の圧縮行程におい
て圧縮された後に燃焼室Sでの燃焼に供され、この燃焼
によって発生した熱エネルギの一部がクランク軸6の回
転動力として取り出される。尚、混合気の燃焼によって
シリンダボア3内に生じた排気ガスは、排気行程におい
て排気バルブ19が開くと排気通路17及び不図示の排
気管を通って大気中に排出される。
供給(過給)された混合気は、その後の圧縮行程におい
て圧縮された後に燃焼室Sでの燃焼に供され、この燃焼
によって発生した熱エネルギの一部がクランク軸6の回
転動力として取り出される。尚、混合気の燃焼によって
シリンダボア3内に生じた排気ガスは、排気行程におい
て排気バルブ19が開くと排気通路17及び不図示の排
気管を通って大気中に排出される。
【0025】以上のように、本実施の形態に係るエンジ
ン1においては、混合気が本発明に係るコンロッド過給
装置によってクランク室8内で圧縮されてシリンダボア
3内に過給させるため、混合気の充填効率が高められて
出力向上が図られるが、コンロッド過給装置において
は、前述のようにコンロッド5の厚さを小端部5aとそ
れ以外の部分5bとで異ならせたため、小端部5aを除
く部分5bの厚さt2 を厚くでき、これに伴ってコンロ
ッド5が揺動することにより押し退けるクランク室8内
の容積を拡大することが可能となる。この結果、大きな
給気比を確保してコンロッド過給装置の過給性能を高め
ることができ、これによってエンジン1の出力を更に高
めることが可能となる。
ン1においては、混合気が本発明に係るコンロッド過給
装置によってクランク室8内で圧縮されてシリンダボア
3内に過給させるため、混合気の充填効率が高められて
出力向上が図られるが、コンロッド過給装置において
は、前述のようにコンロッド5の厚さを小端部5aとそ
れ以外の部分5bとで異ならせたため、小端部5aを除
く部分5bの厚さt2 を厚くでき、これに伴ってコンロ
ッド5が揺動することにより押し退けるクランク室8内
の容積を拡大することが可能となる。この結果、大きな
給気比を確保してコンロッド過給装置の過給性能を高め
ることができ、これによってエンジン1の出力を更に高
めることが可能となる。
【0026】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図7乃至図9に基づいて説明する。尚、図7は本
発明の実施の形態2に係るコンロッド過給装置を示すピ
ストンとコンロッド小端部との連結部分の正面図、図8
は図7のY−Y線断面図、図9はピストンとコンロッド
小端部の破断分解斜視図であり、これらの図においては
図2乃至図6において示したと同一要素には同一符号を
付している。
態2を図7乃至図9に基づいて説明する。尚、図7は本
発明の実施の形態2に係るコンロッド過給装置を示すピ
ストンとコンロッド小端部との連結部分の正面図、図8
は図7のY−Y線断面図、図9はピストンとコンロッド
小端部の破断分解斜視図であり、これらの図においては
図2乃至図6において示したと同一要素には同一符号を
付している。
【0027】本実施の形態においても、コンロッド5の
小端部5aを除く部分5bの厚さt2 を小端部5aの厚
さt1 よりも厚く(t2 <t1 )設定しているが、厚さ
t2の部分5bの一部をピストン4内に臨ませている。
小端部5aを除く部分5bの厚さt2 を小端部5aの厚
さt1 よりも厚く(t2 <t1 )設定しているが、厚さ
t2の部分5bの一部をピストン4内に臨ませている。
【0028】即ち、ピストン4内に形成される凹部4a
の両側壁の一部に略扇形の段凹部4dを形成し、該段凹
部4dにはコンロッド5の揺動方向に沿う半径r(図9
参照)の凸状の円弧曲面4eを形成する。
の両側壁の一部に略扇形の段凹部4dを形成し、該段凹
部4dにはコンロッド5の揺動方向に沿う半径r(図9
参照)の凸状の円弧曲面4eを形成する。
【0029】他方、コンロッド5の小端部5aを除く厚
さt2 の部分5bの一部を図7及び図8に示すようにピ
ストン4に形成された前記段凹部4dに臨ませ、該部分
5bの段凸部5cをピストン4の段凹部4dの円弧曲面
4eに微小クリアランスc3をもって対向する凹状の円
弧曲面状に成形している。尚、この段凸部5cはコンロ
ッド5の小端部5aに形成されたピストンピン孔5dを
中心とする半径R(=r+c3 )の円弧曲面に成形され
ている。
さt2 の部分5bの一部を図7及び図8に示すようにピ
ストン4に形成された前記段凹部4dに臨ませ、該部分
5bの段凸部5cをピストン4の段凹部4dの円弧曲面
4eに微小クリアランスc3をもって対向する凹状の円
弧曲面状に成形している。尚、この段凸部5cはコンロ
ッド5の小端部5aに形成されたピストンピン孔5dを
中心とする半径R(=r+c3 )の円弧曲面に成形され
ている。
【0030】而して、本実施の形態においても、コンロ
ッド5の小端部5aを除く部分5bの厚さt2 を小端部
5aの厚さt1 よりも厚く(t2 <t1 )したため、実
施の形態1と同様の効果が得られる。
ッド5の小端部5aを除く部分5bの厚さt2 を小端部
5aの厚さt1 よりも厚く(t2 <t1 )したため、実
施の形態1と同様の効果が得られる。
【0031】尚、以上の実施の形態1及び2において、
エンジン1の出力が向上することにより、コンロッド5
に作用する爆発圧縮力が増大するため、コンロッド5の
小端部5aの断面積を増大するようその厚みを大きくす
る必要はある。しかし、あくまで強度アップのための分
のみであり、コンロッド5の全体の厚みを大きくする場
合のように、シリンダボア3が大きく大径化することは
ない。
エンジン1の出力が向上することにより、コンロッド5
に作用する爆発圧縮力が増大するため、コンロッド5の
小端部5aの断面積を増大するようその厚みを大きくす
る必要はある。しかし、あくまで強度アップのための分
のみであり、コンロッド5の全体の厚みを大きくする場
合のように、シリンダボア3が大きく大径化することは
ない。
【0032】ところで、以上は本発明を特に4サイクル
単気筒エンジンに適用した場合について述べたが、本発
明は4サイクル多気筒エンジン及び2サイクルエンジン
に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
単気筒エンジンに適用した場合について述べたが、本発
明は4サイクル多気筒エンジン及び2サイクルエンジン
に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、上死点付近を除くクランク角度においてクラン
ク室内にコンロッドによって区画される吸入室と圧縮室
を形成し、コンロッドの揺動運動に伴って容積が増大す
る吸入室に新気又は混合気を吸入し、容積が減少する圧
縮室の新気又は混合気を圧縮してこれをシリンダに供給
する内燃エンジンのコンロッド過給装置において、前記
コンロッドの小端部を除く部分の厚さを小端部のそれよ
りも厚くしたため、ピストン径を大きくしなくても、コ
ンロッドが押し退ける排気容積を増やして大きな給気比
を確保することができ、当該コンロッド過給装置の過給
性能を高めることができるという効果が得られる。
よれば、上死点付近を除くクランク角度においてクラン
ク室内にコンロッドによって区画される吸入室と圧縮室
を形成し、コンロッドの揺動運動に伴って容積が増大す
る吸入室に新気又は混合気を吸入し、容積が減少する圧
縮室の新気又は混合気を圧縮してこれをシリンダに供給
する内燃エンジンのコンロッド過給装置において、前記
コンロッドの小端部を除く部分の厚さを小端部のそれよ
りも厚くしたため、ピストン径を大きくしなくても、コ
ンロッドが押し退ける排気容積を増やして大きな給気比
を確保することができ、当該コンロッド過給装置の過給
性能を高めることができるという効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るコンロッド過給装
置を備える内燃エンジンの縦断面図である。
置を備える内燃エンジンの縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るコンロッド過給装
置の構成を示す内燃エンジン要部の断面斜視図である。
置の構成を示す内燃エンジン要部の断面斜視図である。
【図3】図1のX−X線拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るコンロッド過給装
置を備える内燃エンジンのピストンの斜視図である。
置を備える内燃エンジンのピストンの斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るコンロッド過給装
置を備える内燃エンジンのコンロッドの斜視図である。
置を備える内燃エンジンのコンロッドの斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るコンロッド過給装
置を備える内燃エンジンのクランク軸の斜視図である。
置を備える内燃エンジンのクランク軸の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るコンロッド過給装
置を示すピストンとコンロッド小端部との連結部分の正
面図である。
置を示すピストンとコンロッド小端部との連結部分の正
面図である。
【図8】図7のY−Y線断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るコンロッド過給装
置を示すピストンとコンロッド小端部の破断分解斜視図
である。
置を示すピストンとコンロッド小端部の破断分解斜視図
である。
1 内燃エンジン 3 シリンダボア(シリンダ) 4 ピストン 4c ピストン底面 4d ピストンの段凹部 4e ピストンの段凹部の円弧曲面 5 コンロッド 5a コンロッドの小端部 5b コンロッドの小端部を除く部分 5c コンロッドの段凸部 8 クランク室 A 吸入室 B 圧縮室
Claims (3)
- 【請求項1】 上死点付近を除くクランク角度において
クランク室内にコンロッドによって区画される吸入室と
圧縮室を形成し、コンロッドの揺動運動に伴って容積が
増大する吸入室に新気又は混合気を吸入し、容積が減少
する圧縮室の新気又は混合気を圧縮してこれをシリンダ
に供給する内燃エンジンのコンロッド過給装置におい
て、 前記コンロッドの小端部を除く部分の厚さを小端部のそ
れよりも厚くしたことを特徴とする内燃エンジンのコン
ロッド過給装置。 - 【請求項2】 ピストン底面をコンロッドの揺動方向に
沿う凸状の円弧曲面とするとともに、コンロッドの小端
部を除く部分の段凸部をピストン底面に微小隙間をもっ
て対向する凹状の円弧曲面状に成形したことを特徴とす
る請求項1記載の内燃エンジンのコンロッド過給装置。 - 【請求項3】 ピストン内部にコンロッドの揺動方向に
沿う凸状の円弧曲面を有する段凹部を形成し、該段凹部
にコンロッドの小端部を除く部分の一部を臨ませるとと
もに、その段凸部をピストン内部に形成された前記段凹
部の円弧曲面に微小隙間をもって対向する凹状の円弧曲
面状に成形したことを特徴とする請求項1記載の内燃エ
ンジンのコンロッド過給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16416996A JPH108974A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 内燃エンジンのコンロッド過給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16416996A JPH108974A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 内燃エンジンのコンロッド過給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108974A true JPH108974A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15788047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16416996A Pending JPH108974A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 内燃エンジンのコンロッド過給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH108974A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4777269A (en) * | 1986-04-30 | 1988-10-11 | European Atomic Energy Community | 7-Phenylacetic acid-4-alkyl-coumarinyl amides useful in fluorometric determination of the activity of hydrolases |
| US7247067B2 (en) | 2003-06-12 | 2007-07-24 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Co., Ltd. | Intake manifold for small watercraft |
| US7343906B2 (en) | 2004-06-16 | 2008-03-18 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Water jet propulsion boat |
| US7404293B2 (en) | 2004-07-22 | 2008-07-29 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Intake system for supercharged engine |
| US7458369B2 (en) | 2004-09-14 | 2008-12-02 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Supercharger lubrication structure |
| US7458868B2 (en) | 2005-08-29 | 2008-12-02 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Small planing boat |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16416996A patent/JPH108974A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4777269A (en) * | 1986-04-30 | 1988-10-11 | European Atomic Energy Community | 7-Phenylacetic acid-4-alkyl-coumarinyl amides useful in fluorometric determination of the activity of hydrolases |
| US7247067B2 (en) | 2003-06-12 | 2007-07-24 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Co., Ltd. | Intake manifold for small watercraft |
| US7343906B2 (en) | 2004-06-16 | 2008-03-18 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Water jet propulsion boat |
| US7404293B2 (en) | 2004-07-22 | 2008-07-29 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Intake system for supercharged engine |
| US7458369B2 (en) | 2004-09-14 | 2008-12-02 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Supercharger lubrication structure |
| US7458868B2 (en) | 2005-08-29 | 2008-12-02 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Small planing boat |
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