JPH1090455A - 負イオン源 - Google Patents
負イオン源Info
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- JPH1090455A JPH1090455A JP8247409A JP24740996A JPH1090455A JP H1090455 A JPH1090455 A JP H1090455A JP 8247409 A JP8247409 A JP 8247409A JP 24740996 A JP24740996 A JP 24740996A JP H1090455 A JPH1090455 A JP H1090455A
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- Japan
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- magnetic filter
- discharge
- discharge vessel
- magnetic
- plasma
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】放電容器の放電プラズマから取り出される負イ
オンの生成率が悪かった。 【解決手段】放電プラズマから負イオンを引き出す方向
と直交する方向に着磁された磁気フィルタ磁石18を内
蔵し、負イオンを引き出す方向と直交する面上に、放電
容器1の長辺側の側壁3a、3b面から略等距離の位置
に長辺側の側壁3a、3bに略平行に磁気フィルタロッ
ド14が配設される。プラズマ閉じ込め磁場を発生する
複数の磁石12、13は、着磁方向が放電容器1の上板
2及び側壁3と直交し、磁気フィルタロッド14を含む
面を境にして、隣接する極性が互いに異なる。磁気フィ
ルタロッド14に最も近い磁石31、32の極性がそれ
ぞれ向かい合う磁気フィルタロッド14に内蔵した磁気
フィルタ磁石18の極性と異なる極性をもつように配置
した。この様な構成により磁場の不整合と磁気フィルタ
ロッド14へのプラズマ損失を抑え、高効率の負イオン
源とした。
オンの生成率が悪かった。 【解決手段】放電プラズマから負イオンを引き出す方向
と直交する方向に着磁された磁気フィルタ磁石18を内
蔵し、負イオンを引き出す方向と直交する面上に、放電
容器1の長辺側の側壁3a、3b面から略等距離の位置
に長辺側の側壁3a、3bに略平行に磁気フィルタロッ
ド14が配設される。プラズマ閉じ込め磁場を発生する
複数の磁石12、13は、着磁方向が放電容器1の上板
2及び側壁3と直交し、磁気フィルタロッド14を含む
面を境にして、隣接する極性が互いに異なる。磁気フィ
ルタロッド14に最も近い磁石31、32の極性がそれ
ぞれ向かい合う磁気フィルタロッド14に内蔵した磁気
フィルタ磁石18の極性と異なる極性をもつように配置
した。この様な構成により磁場の不整合と磁気フィルタ
ロッド14へのプラズマ損失を抑え、高効率の負イオン
源とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負イオン源に係
り、特に核融合のプラズマ加熱等に用いられる負イオン
源に関する。
り、特に核融合のプラズマ加熱等に用いられる負イオン
源に関する。
【0002】
【従来の技術】核融合実験装置には、高速の中性原子ビ
ームを入射してプラズマを加熱する目的で、中性粒子入
射装置(Neutral Beam Injector:NBI )と呼ばれる加熱
装置が設置される。負イオン源は、特に100[ke
V]を越えるような高エネルギNBI用ビーム源として
用いられるものである。
ームを入射してプラズマを加熱する目的で、中性粒子入
射装置(Neutral Beam Injector:NBI )と呼ばれる加熱
装置が設置される。負イオン源は、特に100[ke
V]を越えるような高エネルギNBI用ビーム源として
用いられるものである。
【0003】また、核融合のプラズマ加熱等に用いられ
る負イオン源の一例として、放電容器内に磁気フィルタ
を有するものがある。以下、従来の負イオン源の構成に
ついて図面を参照しながら説明する。
る負イオン源の一例として、放電容器内に磁気フィルタ
を有するものがある。以下、従来の負イオン源の構成に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0004】図9は負イオン源を正面から見た時の断面
図で、第10図は負イオン源を側面から見た時の断面図
で、図11は負イオン源の断面斜視図で、図12は、負
イオン源の磁気フィルタの断面平面図である。図9、図
10、図12中の矢印は、磁力線の向きを示す。
図で、第10図は負イオン源を側面から見た時の断面図
で、図11は負イオン源の断面斜視図で、図12は、負
イオン源の磁気フィルタの断面平面図である。図9、図
10、図12中の矢印は、磁力線の向きを示す。
【0005】放電プラズマを生成する放電容器1は、上
面の上板2と側面の側壁3とに囲まれ、底面に開口部を
有する概直方体形状(一例として縦40[cm]×横1
20[cm]×高さ20[cm]の場合)の箱型容器で
ある。その底面の開口部は、側壁3に接続される絶縁材
21を介して第1の電極4で閉塞される。第1の電極4
と第2の電極6との間に印加された電圧によって、放電
容器1内で発生する放電プラズマから負水素イオンを引
き出している。この第1の電極4には負水素イオン引き
出し孔である多数の貫通孔5が設けられる。更に第1の
電極4の外側には第2の電極6、第3の電極7が互いに
絶縁材21で絶縁され離隔して配置される。第1の電極
4と同様に、第2の電極6、第3の電極7にも多数の貫
通孔8、9がそれぞれ第1の電極4の貫通孔5に対応す
る位置に形成される。また、放電容器1の上板2及び側
壁3の内壁には、上板2及び側壁3を陽極とすることに
対し、陰極となるフィラメント陰極10が形成され配設
される。
面の上板2と側面の側壁3とに囲まれ、底面に開口部を
有する概直方体形状(一例として縦40[cm]×横1
20[cm]×高さ20[cm]の場合)の箱型容器で
ある。その底面の開口部は、側壁3に接続される絶縁材
21を介して第1の電極4で閉塞される。第1の電極4
と第2の電極6との間に印加された電圧によって、放電
容器1内で発生する放電プラズマから負水素イオンを引
き出している。この第1の電極4には負水素イオン引き
出し孔である多数の貫通孔5が設けられる。更に第1の
電極4の外側には第2の電極6、第3の電極7が互いに
絶縁材21で絶縁され離隔して配置される。第1の電極
4と同様に、第2の電極6、第3の電極7にも多数の貫
通孔8、9がそれぞれ第1の電極4の貫通孔5に対応す
る位置に形成される。また、放電容器1の上板2及び側
壁3の内壁には、上板2及び側壁3を陽極とすることに
対し、陰極となるフィラメント陰極10が形成され配設
される。
【0006】上板2には、放電容器1内に放電ガスを導
入するガス導入口11が取り付けられる。上板2の外壁
には、複数の角棒状の磁石12がXZ平面内に配設され
る。なお、磁石12は、上板2の外壁に直角な方向(Y
軸方向)に着磁され、隣接する磁石12同士の極性が互
いに異なって配設される。更に側壁3の外壁にも、複数
の角棒状の磁石13が水平方向(XZ平面)に互いに平
行であって、また隣接する磁石13の極性が互いに異な
る様に配設される。
入するガス導入口11が取り付けられる。上板2の外壁
には、複数の角棒状の磁石12がXZ平面内に配設され
る。なお、磁石12は、上板2の外壁に直角な方向(Y
軸方向)に着磁され、隣接する磁石12同士の極性が互
いに異なって配設される。更に側壁3の外壁にも、複数
の角棒状の磁石13が水平方向(XZ平面)に互いに平
行であって、また隣接する磁石13の極性が互いに異な
る様に配設される。
【0007】また放電容器1内の下部には、互いに離隔
する複数の磁気フィルタロッド14がZ軸方向に対して
平行に配置される。磁気フィルタロッド14内には磁気
フィルタ磁石18が設けられる。各磁気フィルタ磁石1
8の極性は、隣接する磁気フィルタ磁石18の極性に対
して互いに異なる。
する複数の磁気フィルタロッド14がZ軸方向に対して
平行に配置される。磁気フィルタロッド14内には磁気
フィルタ磁石18が設けられる。各磁気フィルタ磁石1
8の極性は、隣接する磁気フィルタ磁石18の極性に対
して互いに異なる。
【0008】また、放電プラズマを閉じ込めるための磁
場を発生する磁石12、13及び磁気フィルタ磁石18
は、図示される様な磁力線15を発生する。そのうち、
磁気フィルタ磁石18により発生する放電容器1を横切
る(XZ平面)方向の磁場によって、磁気フィルタが形
成される。この磁気フィルタ磁石18によって形成され
る磁気フィルタを境界にし、放電容器1内は上板2側に
第1室16、第1の電極4側に第2室17が区画され
る。
場を発生する磁石12、13及び磁気フィルタ磁石18
は、図示される様な磁力線15を発生する。そのうち、
磁気フィルタ磁石18により発生する放電容器1を横切
る(XZ平面)方向の磁場によって、磁気フィルタが形
成される。この磁気フィルタ磁石18によって形成され
る磁気フィルタを境界にし、放電容器1内は上板2側に
第1室16、第1の電極4側に第2室17が区画され
る。
【0009】磁気フィルタの詳細な構成について説明す
る。図12に示される様に、放電容器1内に複数の磁気
フィルタロッド14が互いに平行に、また放電容器1内
に放電プラズマを閉じ込めるために、放電容器1の側壁
3に角棒状の磁石13が設けられる。磁気フィルタロッ
ド14に内蔵される磁気フィルタ磁石18は、隣接する
磁気フィルタ磁石18と互いに極性が異って配設され
る。
る。図12に示される様に、放電容器1内に複数の磁気
フィルタロッド14が互いに平行に、また放電容器1内
に放電プラズマを閉じ込めるために、放電容器1の側壁
3に角棒状の磁石13が設けられる。磁気フィルタロッ
ド14に内蔵される磁気フィルタ磁石18は、隣接する
磁気フィルタ磁石18と互いに極性が異って配設され
る。
【0010】この様な構成からなる負イオン源の動作に
ついて説明する。いわゆる体積生成法と呼ばれる方法に
よって負水素イオンが生成される。この体積生成法と
は、第1室16における水素ガス分子の励起に続き、第
2室17における低温電子の解離性付着という二段階の
原子反応からなる。
ついて説明する。いわゆる体積生成法と呼ばれる方法に
よって負水素イオンが生成される。この体積生成法と
は、第1室16における水素ガス分子の励起に続き、第
2室17における低温電子の解離性付着という二段階の
原子反応からなる。
【0011】即ち、図示しないフィラメント電源によっ
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
【0012】そして、第2室17に生成された負水素イ
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギなる様に貫通孔5、8、9を通
過しながら加速され、ビームとして負イオン源(放電容
器1)から引き出される。
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギなる様に貫通孔5、8、9を通
過しながら加速され、ビームとして負イオン源(放電容
器1)から引き出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な構成をなす負イオン源では、複数の磁気フィルタ磁
石(磁気フィルタロッド)がXZ平面上に、互いに放電
容器の短辺に平行に離隔して配置されているため、放電
プラズマと接触する磁気フィルタロッドの長さ(面積)
が大きくなり、放電プラズマの損失が増大するという欠
点があった。
様な構成をなす負イオン源では、複数の磁気フィルタ磁
石(磁気フィルタロッド)がXZ平面上に、互いに放電
容器の短辺に平行に離隔して配置されているため、放電
プラズマと接触する磁気フィルタロッドの長さ(面積)
が大きくなり、放電プラズマの損失が増大するという欠
点があった。
【0014】また、磁気フィルタ磁石と側壁側の閉じ込
め磁場形成用の磁石との極性が一部分で同極となり、磁
極面が向かい合う部分(図9、図12中19)ができ、
磁力線が途切れてしまい、放電プラズマの閉じ込めが不
完全となる。そのため、磁気フィルタによる電子温度
の選別作用を受けない放電プラズマが第1室から第2室
に漏れること、第1室からの放電プラズマの損失が大
きいことにより、負イオン生成の効率低下をもたらす等
の問題が生じる。
め磁場形成用の磁石との極性が一部分で同極となり、磁
極面が向かい合う部分(図9、図12中19)ができ、
磁力線が途切れてしまい、放電プラズマの閉じ込めが不
完全となる。そのため、磁気フィルタによる電子温度
の選別作用を受けない放電プラズマが第1室から第2室
に漏れること、第1室からの放電プラズマの損失が大
きいことにより、負イオン生成の効率低下をもたらす等
の問題が生じる。
【0015】そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑み
てなされたもので、磁気フィルタロッドと、プラズマ閉
じ込め用の磁石との間の磁力線のつながりの不整合をな
くし、磁気フィルタロッドへのプラズマ損失を抑え、負
イオンの生成が高効率である負イオン源を提供すること
を目的とする。
てなされたもので、磁気フィルタロッドと、プラズマ閉
じ込め用の磁石との間の磁力線のつながりの不整合をな
くし、磁気フィルタロッドへのプラズマ損失を抑え、負
イオンの生成が高効率である負イオン源を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の負イオン源は、導入された放電ガスを放
電させ、放電プラズマを生成する放電容器と、前記放電
容器に設けられ、前記放電容器内で放電プラズマを閉じ
込めるプラズマ閉じ込め手段と、前記放電容器を閉塞す
る様に設けられ、前記放電容器内の放電プラズマから負
イオンを引き出す引き出し電極と、負イオンが前記放電
容器外部に引き出される方向に対して直交する面内にお
いて、前記放電容器の長辺に対して略平行に設けられ、
隣接するプラズマ閉じ込め手段の極性と互いに異なる極
性を持ち、放電プラズマ中の電子を捕捉する磁気フィル
タとから構成される。
めに、本発明の負イオン源は、導入された放電ガスを放
電させ、放電プラズマを生成する放電容器と、前記放電
容器に設けられ、前記放電容器内で放電プラズマを閉じ
込めるプラズマ閉じ込め手段と、前記放電容器を閉塞す
る様に設けられ、前記放電容器内の放電プラズマから負
イオンを引き出す引き出し電極と、負イオンが前記放電
容器外部に引き出される方向に対して直交する面内にお
いて、前記放電容器の長辺に対して略平行に設けられ、
隣接するプラズマ閉じ込め手段の極性と互いに異なる極
性を持ち、放電プラズマ中の電子を捕捉する磁気フィル
タとから構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図1は負イオン源の第1実施例を
示す断面斜視図で、図2は、負イオン源の第1実施例を
正面(A方向)から見た時の断面図で、図3は負イオン
源の第1実施例を側面(B方向)から見た時の断面図
で、図4は負イオン源の第1実施例の磁気フィルタの断
面平面図である。図2、3、4中の矢印は磁力線の向き
を示す。
照しながら説明する。図1は負イオン源の第1実施例を
示す断面斜視図で、図2は、負イオン源の第1実施例を
正面(A方向)から見た時の断面図で、図3は負イオン
源の第1実施例を側面(B方向)から見た時の断面図
で、図4は負イオン源の第1実施例の磁気フィルタの断
面平面図である。図2、3、4中の矢印は磁力線の向き
を示す。
【0018】放電プラズマを形成する放電容器1は、上
面に上板2と側面に側壁3とを有し、底面に開口部を有
する概直方体形状の箱型容器である。底面の開口部に
は、側壁3に絶縁材21を介して第1の電極4(引き出
し電極)が、開口部を閉塞する様に取り付けられる。第
1の電極4と第2の電極6との間に印加した電圧によっ
て、放電容器1内で発生する放電プラズマから負水素イ
オンを引き出している。第1の電極4には、負水素イオ
ンを引き出すための貫通孔5が複数設けられる。第1の
電極4の外側には、絶縁材21を介して第2の電極6
(引き出し電極)が設けられる。、第2の電極6に絶縁
材21を介して第3の電極7(引き出し電極)が設けら
れる。それぞれが絶縁され離隔して配置される第2の電
極6、第3の電極7にも、第1の電極4と同様に、多数
の貫通孔8、9が形成される。貫通孔8、9は、それぞ
れ第1の電極4の貫通孔5の位置に対応して形成され
る。
面に上板2と側面に側壁3とを有し、底面に開口部を有
する概直方体形状の箱型容器である。底面の開口部に
は、側壁3に絶縁材21を介して第1の電極4(引き出
し電極)が、開口部を閉塞する様に取り付けられる。第
1の電極4と第2の電極6との間に印加した電圧によっ
て、放電容器1内で発生する放電プラズマから負水素イ
オンを引き出している。第1の電極4には、負水素イオ
ンを引き出すための貫通孔5が複数設けられる。第1の
電極4の外側には、絶縁材21を介して第2の電極6
(引き出し電極)が設けられる。、第2の電極6に絶縁
材21を介して第3の電極7(引き出し電極)が設けら
れる。それぞれが絶縁され離隔して配置される第2の電
極6、第3の電極7にも、第1の電極4と同様に、多数
の貫通孔8、9が形成される。貫通孔8、9は、それぞ
れ第1の電極4の貫通孔5の位置に対応して形成され
る。
【0019】また放電容器1の上板2及び側壁3の内面
は、陽極となり、それに対して陰極となる陰極フィラメ
ント10が配設される。側壁3と陰極フィラメント10
とは絶縁されている。
は、陽極となり、それに対して陰極となる陰極フィラメ
ント10が配設される。側壁3と陰極フィラメント10
とは絶縁されている。
【0020】また、上板2には、放電容器1内に水素ガ
ス等を導入するガス導入口11が取り付けられる。上板
2の外壁には、複数の角棒状の例えばサマリウムコバル
トから形成される磁石12(閉じ込め磁場発生手段)
が、XZ平面内で所定の間隔を持って互いに平行に配設
される。なお、磁石12は、上板2の外壁に直角な方向
(Y軸方向)に着磁され、隣接する磁石12同士が互い
に異なる極性となる様に配列される。更に側壁3の外壁
にも複数の角棒状の例えばサマリウムコバルトから形成
される磁石13(閉じ込め磁場発生手段)が、水平方向
(XZ平面)に互いに平行に配設される。
ス等を導入するガス導入口11が取り付けられる。上板
2の外壁には、複数の角棒状の例えばサマリウムコバル
トから形成される磁石12(閉じ込め磁場発生手段)
が、XZ平面内で所定の間隔を持って互いに平行に配設
される。なお、磁石12は、上板2の外壁に直角な方向
(Y軸方向)に着磁され、隣接する磁石12同士が互い
に異なる極性となる様に配列される。更に側壁3の外壁
にも複数の角棒状の例えばサマリウムコバルトから形成
される磁石13(閉じ込め磁場発生手段)が、水平方向
(XZ平面)に互いに平行に配設される。
【0021】また放電容器1内の下部には、負イオンビ
ームが引き出される方向(Y軸方向)に対し直交する方
向(XZ平面)に着磁された磁気フィルタ磁石18(磁
気フィルタ)が、銅製の円筒パイプで形成される磁気フ
ィルタロッド14(磁気フィルタ)に内蔵され配置され
る。磁気フィルタロッド14は、負イオンビームが引き
出される方向に対して直交する面上に、放電容器1の側
壁3a、3bから略等距離の位置に、かつ側壁3aある
いは3b(放電容器1の平面における長辺)に対して略
平行に設けられる。磁気フィルタロッド14に最も近い
放電容器1の側壁3に設けられる磁石31、32(閉じ
込め磁場発生手段)の磁気フィルタ磁石18に対向する
面の極性は、磁気フィルタ磁石18が磁石31、32に
対向する面の極性とは異なる極性である。
ームが引き出される方向(Y軸方向)に対し直交する方
向(XZ平面)に着磁された磁気フィルタ磁石18(磁
気フィルタ)が、銅製の円筒パイプで形成される磁気フ
ィルタロッド14(磁気フィルタ)に内蔵され配置され
る。磁気フィルタロッド14は、負イオンビームが引き
出される方向に対して直交する面上に、放電容器1の側
壁3a、3bから略等距離の位置に、かつ側壁3aある
いは3b(放電容器1の平面における長辺)に対して略
平行に設けられる。磁気フィルタロッド14に最も近い
放電容器1の側壁3に設けられる磁石31、32(閉じ
込め磁場発生手段)の磁気フィルタ磁石18に対向する
面の極性は、磁気フィルタ磁石18が磁石31、32に
対向する面の極性とは異なる極性である。
【0022】磁気フィルタ磁石18と磁気フィルタロッ
ド14との間の空隙には、磁気フィルタ磁石18を冷却
するための冷却水等の冷却材が流通する冷却材流通部2
2が設けられる。なお、磁石12、13及び磁気フィル
タ磁石18による磁力線15は、放電容器1内で発生す
る放電プラズマを閉じ込める。磁力線15は、磁気フィ
ルタ磁石18によって、放電容器1を横切る方向(XZ
平面)に磁場を発生させ、磁気フィルタを形成する。こ
の磁気フィルタによって放電容器1内は、磁気フィルタ
ロッド14を境界とし、上板2側に第1室16が、第1
の電極4側に第2室17が区画される。
ド14との間の空隙には、磁気フィルタ磁石18を冷却
するための冷却水等の冷却材が流通する冷却材流通部2
2が設けられる。なお、磁石12、13及び磁気フィル
タ磁石18による磁力線15は、放電容器1内で発生す
る放電プラズマを閉じ込める。磁力線15は、磁気フィ
ルタ磁石18によって、放電容器1を横切る方向(XZ
平面)に磁場を発生させ、磁気フィルタを形成する。こ
の磁気フィルタによって放電容器1内は、磁気フィルタ
ロッド14を境界とし、上板2側に第1室16が、第1
の電極4側に第2室17が区画される。
【0023】この様な構成をなす第1実施例の動作につ
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
【0024】即ち、図示しないフィラメント電源によっ
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
【0025】そして、第2室17に生成された負水素イ
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギに貫通孔5、8、9を通過しな
がら加速され、ビームとして負イオン源(放電容器1)
から引き出される。
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギに貫通孔5、8、9を通過しな
がら加速され、ビームとして負イオン源(放電容器1)
から引き出される。
【0026】以上述べた様に本発明の第1実施例の効果
について説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッ
ド14は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配
置される。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィ
ルタロッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を2
0[cm]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設
置する必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィ
ルタロッド14の合計の長さは200[cm]となる。
しかしながら、第1実施例の磁気フィルタロッド14の
長さは、120[cm]となり磁気フィルタロッド14
の合計の長さ(面積)が従来に比べて60[%]に減少
できる。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ
損失を減少できる。
について説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッ
ド14は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配
置される。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィ
ルタロッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を2
0[cm]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設
置する必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィ
ルタロッド14の合計の長さは200[cm]となる。
しかしながら、第1実施例の磁気フィルタロッド14の
長さは、120[cm]となり磁気フィルタロッド14
の合計の長さ(面積)が従来に比べて60[%]に減少
できる。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ
損失を減少できる。
【0027】また、磁気フィルタ磁石18の磁極面と、
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31、32の磁極面
とは極性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18
と、磁気フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズ
マ閉じ込め用の磁石31、32との間には閉じた磁力線
が形成される。すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺
側(Z軸方向)と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平
面)にわたって形成され、第1室16に生成された放電
プラズマの閉じ込めが向上する。また、高速電子は全て
磁気フィルタによる温度選別作用を受ける。そのため結
果的に、高効率の負水素イオン生成が可能となり、イオ
ン源の高効率化が達成できる。
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31、32の磁極面
とは極性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18
と、磁気フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズ
マ閉じ込め用の磁石31、32との間には閉じた磁力線
が形成される。すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺
側(Z軸方向)と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平
面)にわたって形成され、第1室16に生成された放電
プラズマの閉じ込めが向上する。また、高速電子は全て
磁気フィルタによる温度選別作用を受ける。そのため結
果的に、高効率の負水素イオン生成が可能となり、イオ
ン源の高効率化が達成できる。
【0028】次に、本発明の第2実施例の構成につい
て、図5を参照して説明する。なお、以下の各実施例に
おいて第1実施例と同一構成要素は同一符号を付し、重
複する説明は省略する。
て、図5を参照して説明する。なお、以下の各実施例に
おいて第1実施例と同一構成要素は同一符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0029】第2実施例の特徴は、磁気フィルタロッド
14と、磁気フィルタロッド14に隣接する側壁3との
間隙にアルミナ等から形成される絶縁部23を設けるこ
とで、放電効率を高めたことである。
14と、磁気フィルタロッド14に隣接する側壁3との
間隙にアルミナ等から形成される絶縁部23を設けるこ
とで、放電効率を高めたことである。
【0030】図5は、負イオン源の第2実施例の磁気フ
ィルタの断面平面図である。図5中の矢印は磁力線の向
きを示す。負水素イオンが引き出される方向(Y軸方
向)と直交する面(XZ平面)上で、放電容器の長辺
(X軸方向に沿った)側の側壁3a、3bから、略等距
離の位置に、長辺側の側壁3a、3bに略平行に、磁気
フィルタロッド14が配設される。磁気フィルタロッド
14の両端(X軸方向)が対向する側壁3c、3dの表
面には、アルミナ等から形成される絶縁部23が形成さ
れる。磁気フィルタロッド14内には、磁場を発生する
磁気フィルタ磁石18が内蔵される。
ィルタの断面平面図である。図5中の矢印は磁力線の向
きを示す。負水素イオンが引き出される方向(Y軸方
向)と直交する面(XZ平面)上で、放電容器の長辺
(X軸方向に沿った)側の側壁3a、3bから、略等距
離の位置に、長辺側の側壁3a、3bに略平行に、磁気
フィルタロッド14が配設される。磁気フィルタロッド
14の両端(X軸方向)が対向する側壁3c、3dの表
面には、アルミナ等から形成される絶縁部23が形成さ
れる。磁気フィルタロッド14内には、磁場を発生する
磁気フィルタ磁石18が内蔵される。
【0031】この様な構成をなす第2実施例の動作につ
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、放電容器
内を磁気フィルタロッド14によって隔離し、その隔離
された第1室における水素ガス分子の励起に続き、第2
室における低温電子の解離性付着という二段階の原子反
応からなる。第2室とは、第1室よりも引き出し電極側
にある空間である。
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、放電容器
内を磁気フィルタロッド14によって隔離し、その隔離
された第1室における水素ガス分子の励起に続き、第2
室における低温電子の解離性付着という二段階の原子反
応からなる。第2室とは、第1室よりも引き出し電極側
にある空間である。
【0032】放電容器内のフィラメント電源によって陰
極フィラメントが加熱される。予め真空状態にあった放
電容器内に、加熱によって発生する熱電子を、陰極フィ
ラメントから放出する。その後、ガス導入口を通じて放
電容器内に水素ガスを供給し、放電電源により陰極フィ
ラメントと放電容器との間に放電を起こし放電プラズマ
を発生させる。放電プラズマは、磁気フィルタを横切っ
て拡散する。しかしながら、プラズマ中の高速電子は磁
気フィルタに捕捉されるため、第2室の放電プラズマの
電子は低温成分のみからなり、体積生成法に適した電子
温度の分布が形成される。
極フィラメントが加熱される。予め真空状態にあった放
電容器内に、加熱によって発生する熱電子を、陰極フィ
ラメントから放出する。その後、ガス導入口を通じて放
電容器内に水素ガスを供給し、放電電源により陰極フィ
ラメントと放電容器との間に放電を起こし放電プラズマ
を発生させる。放電プラズマは、磁気フィルタを横切っ
て拡散する。しかしながら、プラズマ中の高速電子は磁
気フィルタに捕捉されるため、第2室の放電プラズマの
電子は低温成分のみからなり、体積生成法に適した電子
温度の分布が形成される。
【0033】そして、第2室で生成された負水素イオン
は、放電容器の開口部に設けられる複数の電極によって
所定のエネルギに、電極に形成された貫通孔を通過しな
がら加速され、ビームとして負イオン源(放電容器)か
ら引き出される。
は、放電容器の開口部に設けられる複数の電極によって
所定のエネルギに、電極に形成された貫通孔を通過しな
がら加速され、ビームとして負イオン源(放電容器)か
ら引き出される。
【0034】以上述べた様に第2実施例の効果について
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは200[cm]となる。しかし
ながら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さ
は、120[cm]であり磁気フィルタロッド14の合
計の長さ(面積)が従来に比べて60[%]に減少でき
る。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損失
を減少できる。
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは200[cm]となる。しかし
ながら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さ
は、120[cm]であり磁気フィルタロッド14の合
計の長さ(面積)が従来に比べて60[%]に減少でき
る。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損失
を減少できる。
【0035】また、磁気フィルタ磁石18の磁極面と、
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31、32の磁極面
とは極性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18
と、磁気フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズ
マ閉じ込め用の磁石31、32との間には閉じた磁力線
が形成される。すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺
側(Z軸方向)と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平
面)にわたって形成され、第1室に生成された放電プラ
ズマの閉じ込めが向上する。また、高速電子は全て磁気
フィルタによる温度選別作用を受ける。そのため結果的
に、高効率の負水素イオンの生成が可能となり、負イオ
ン源の高効率化が達成できる。
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31、32の磁極面
とは極性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18
と、磁気フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズ
マ閉じ込め用の磁石31、32との間には閉じた磁力線
が形成される。すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺
側(Z軸方向)と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平
面)にわたって形成され、第1室に生成された放電プラ
ズマの閉じ込めが向上する。また、高速電子は全て磁気
フィルタによる温度選別作用を受ける。そのため結果的
に、高効率の負水素イオンの生成が可能となり、負イオ
ン源の高効率化が達成できる。
【0036】更に、放電電流を担う電子は陽極に失われ
るため、一般に陽極の面積は安定なアーク放電を得るこ
とができる所定の範囲内でできるだけ小さくした方が、
電子の損失を少なくできる。
るため、一般に陽極の面積は安定なアーク放電を得るこ
とができる所定の範囲内でできるだけ小さくした方が、
電子の損失を少なくできる。
【0037】この様な第2実施例では、図示しない電源
により磁気フィルタロッド14と放電容器の側壁3a、
3b、3c、3dとの間に電位差を与えるか、又は電源
の変わりに抵抗を接続することにより、陽極の面積を高
効率放電が起こるよう調節することができる。そのた
め、高効率のプラズマを生成する。
により磁気フィルタロッド14と放電容器の側壁3a、
3b、3c、3dとの間に電位差を与えるか、又は電源
の変わりに抵抗を接続することにより、陽極の面積を高
効率放電が起こるよう調節することができる。そのた
め、高効率のプラズマを生成する。
【0038】また第2実施例では、陽極となる放電容器
の側壁3c、3dに直接絶縁部23を取り付けたことに
より陽極の面積が小さくなる。よって、陽極の面積が小
さくなることで高効率のプラズマ生成ができる。
の側壁3c、3dに直接絶縁部23を取り付けたことに
より陽極の面積が小さくなる。よって、陽極の面積が小
さくなることで高効率のプラズマ生成ができる。
【0039】次に、本発明の第3実施例の構成につい
て、図6を参照して説明する。第3実施例の特徴は、磁
気フィルタロッド14に最も近い磁石のうち、長辺(X
軸方向)側の両側壁3a、3cに配置された磁石31の
着磁面の面積を他の磁石の着磁面よりも大きくしたこと
で、磁気フィルタの磁場強度を大きくし、負水素イオン
の生成を高効率としたことである。
て、図6を参照して説明する。第3実施例の特徴は、磁
気フィルタロッド14に最も近い磁石のうち、長辺(X
軸方向)側の両側壁3a、3cに配置された磁石31の
着磁面の面積を他の磁石の着磁面よりも大きくしたこと
で、磁気フィルタの磁場強度を大きくし、負水素イオン
の生成を高効率としたことである。
【0040】図6は、負イオン源の第3実施例を側面か
ら見た時の断面図である。図6中矢印は、磁力線の向き
を示す。磁気フィルタロッド14に最も近い位置に配置
される磁石31a、31cは、それぞれが向かい合う磁
気フィルタロッド14に内蔵された磁気フィルタ磁石1
8の極性に対して異なる極性を持ち、磁石12、13の
着磁面に対してその着磁面の面積が大きい。
ら見た時の断面図である。図6中矢印は、磁力線の向き
を示す。磁気フィルタロッド14に最も近い位置に配置
される磁石31a、31cは、それぞれが向かい合う磁
気フィルタロッド14に内蔵された磁気フィルタ磁石1
8の極性に対して異なる極性を持ち、磁石12、13の
着磁面に対してその着磁面の面積が大きい。
【0041】この様な構成をなす第3実施例の動作につ
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
【0042】即ち、図示しないフィラメント電源によっ
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
【0043】そして、第2室17に生成された負水素イ
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギとなる様に貫通孔5、8、9を
通過しながら加速されビームとして負イオン源(放電容
器1)から引き出される。
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギとなる様に貫通孔5、8、9を
通過しながら加速されビームとして負イオン源(放電容
器1)から引き出される。
【0044】以上述べた様に第3実施例の効果について
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは200[cm]となる。しかし
ながら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さ
は、120[cm]となり、磁気フィルタロッド14の
合計の長さ(面積)が従来に比べて60[%]に減少で
きる。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損
失を減少できる。
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは200[cm]となる。しかし
ながら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さ
は、120[cm]となり、磁気フィルタロッド14の
合計の長さ(面積)が従来に比べて60[%]に減少で
きる。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損
失を減少できる。
【0045】また、磁気フィルタ磁石18の磁極面と、
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31の磁極面とは極
性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18と、磁気
フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズマ閉じ込
め用の磁石31との間には閉じた磁力線が形成される。
すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺側(Z軸方向)
と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平面)にわたって
形成され、第1室に生成された放電プラズマの閉じ込め
が向上する。また、高速電子は全て磁気フィルタによる
温度選別作用を受ける。そのため結果的に、高効率の負
水素イオンの生成が可能となり、磁気フィルタの磁場強
度を大きくすることにより、負イオン源の高効率化が達
成できる。 次に、本発明の第4実施例の構成につい
て、図7を参照して説明する。
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31の磁極面とは極
性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18と、磁気
フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズマ閉じ込
め用の磁石31との間には閉じた磁力線が形成される。
すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺側(Z軸方向)
と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平面)にわたって
形成され、第1室に生成された放電プラズマの閉じ込め
が向上する。また、高速電子は全て磁気フィルタによる
温度選別作用を受ける。そのため結果的に、高効率の負
水素イオンの生成が可能となり、磁気フィルタの磁場強
度を大きくすることにより、負イオン源の高効率化が達
成できる。 次に、本発明の第4実施例の構成につい
て、図7を参照して説明する。
【0046】第4実施例の特徴は、磁気フィルタロッド
14に最も近い磁石のうち、長辺(X軸方向)側の両側
壁3a、3bに配置された磁石31a、31cのZ軸方
向の長さを他の磁石の長さよりも大きくしたことで、磁
気フィルタの磁場強度を多くし、負水素イオンの生成を
高効率としたことである。
14に最も近い磁石のうち、長辺(X軸方向)側の両側
壁3a、3bに配置された磁石31a、31cのZ軸方
向の長さを他の磁石の長さよりも大きくしたことで、磁
気フィルタの磁場強度を多くし、負水素イオンの生成を
高効率としたことである。
【0047】図7は、負イオン源の第4実施例を側面か
ら見た時の断面図である。図7中矢印は磁力線の向きを
示す。磁気フィルタロッド14に最も近い位置に配置さ
れる磁石31a、31cは、それぞれが向かい合う磁気
フィルタロッド14に内蔵された磁気フィルタ磁石18
の極性に対して異なる極性を持ち、磁石12、13のZ
軸方向の長さに対してその長さが大きい。
ら見た時の断面図である。図7中矢印は磁力線の向きを
示す。磁気フィルタロッド14に最も近い位置に配置さ
れる磁石31a、31cは、それぞれが向かい合う磁気
フィルタロッド14に内蔵された磁気フィルタ磁石18
の極性に対して異なる極性を持ち、磁石12、13のZ
軸方向の長さに対してその長さが大きい。
【0048】この様な構成をなす第4実施例の動作につ
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
【0049】即ち、図示しないフィラメント電源によっ
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
【0050】そして、第2室17に生成された負水素イ
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギに、貫通孔5、8、9を通過し
ながら加速され、ビームとして負イオン源(放電容器
1)から引き出される。
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギに、貫通孔5、8、9を通過し
ながら加速され、ビームとして負イオン源(放電容器
1)から引き出される。
【0051】以上述べた様に第4実施例の効果について
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、プラズマ中に挿入する磁気フィルタロッド
14の合計の長さは200[cm]となる。しかしなが
ら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さは、1
20[cm]となり磁気フィルタロッド14の合計の長
さ(面積)が従来に比べ60[%]に減少できる。その
ため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損失を大幅に
減少できる。
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、プラズマ中に挿入する磁気フィルタロッド
14の合計の長さは200[cm]となる。しかしなが
ら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さは、1
20[cm]となり磁気フィルタロッド14の合計の長
さ(面積)が従来に比べ60[%]に減少できる。その
ため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損失を大幅に
減少できる。
【0052】また、磁気フィルタ磁石18の磁極面と、
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31の磁極面とは極
性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18と、磁気
フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズマ閉じ込
め用の磁石31との間には閉じた磁力線が形成される。
すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺側(Z軸方向)
と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平面)にわたって
形成され、第1室に生成された放電プラズマの閉じ込め
が向上する。また、高速電子は全て磁気フィルタによる
温度選別作用を受ける。そのため結果的に、高効率の負
水素イオンの生成が可能となり、負イオン源の高効率化
が達成できる。
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31の磁極面とは極
性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石18と、磁気
フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラズマ閉じ込
め用の磁石31との間には閉じた磁力線が形成される。
すなわち磁気フィルタが放電容器の短辺側(Z軸方向)
と長辺側(X軸方向)との全面(XZ平面)にわたって
形成され、第1室に生成された放電プラズマの閉じ込め
が向上する。また、高速電子は全て磁気フィルタによる
温度選別作用を受ける。そのため結果的に、高効率の負
水素イオンの生成が可能となり、負イオン源の高効率化
が達成できる。
【0053】更に、磁気フィルタ磁石18と、磁気フィ
ルタ磁石18と対向して配置される磁石31との間に
は、閉じた磁力線が形成され、磁気フィルタの磁場強度
を大きくできる。そのため、磁気フィルタが放電容器1
全面に形成され、磁気フィルタの磁場強度を大きくする
ことによる負水素イオンの生成効率が高くなる。
ルタ磁石18と対向して配置される磁石31との間に
は、閉じた磁力線が形成され、磁気フィルタの磁場強度
を大きくできる。そのため、磁気フィルタが放電容器1
全面に形成され、磁気フィルタの磁場強度を大きくする
ことによる負水素イオンの生成効率が高くなる。
【0054】次に、本発明の第5実施例の構成につい
て、図8を参照して説明する。第5実施例の特徴は、磁
石31a、31cが、他の磁石より残留磁束密度が高い
磁性体から形成されることにより、磁気フィルタの磁場
強度を大きくし、高効率の負水素イオンを生成すること
である。
て、図8を参照して説明する。第5実施例の特徴は、磁
石31a、31cが、他の磁石より残留磁束密度が高い
磁性体から形成されることにより、磁気フィルタの磁場
強度を大きくし、高効率の負水素イオンを生成すること
である。
【0055】図8は、負イオン源の第5実施例の磁気フ
ィルタの断面図である。図8中の矢印は磁力線の向きを
示す。磁気フィルタロッド14に最も近い位置に配置さ
れる磁石31a、31cは、それぞれが向かい合う磁気
フィルタロッド14に内蔵された磁気フィルタ磁石18
の極性に対して異なる極性を持ち、他の磁石より残留磁
束密度が高い磁性体から形成される。
ィルタの断面図である。図8中の矢印は磁力線の向きを
示す。磁気フィルタロッド14に最も近い位置に配置さ
れる磁石31a、31cは、それぞれが向かい合う磁気
フィルタロッド14に内蔵された磁気フィルタ磁石18
の極性に対して異なる極性を持ち、他の磁石より残留磁
束密度が高い磁性体から形成される。
【0056】この様な構成をなす第5実施例の動作につ
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
いて説明する。体積生成法と呼ばれる方法によって負水
素イオンが生成される。この体積生成法とは、第1室1
6における水素ガス分子の励起に続き、第2室17にお
ける低温電子の解離性付着という二段階の原子反応から
なる。
【0057】即ち、図示しないフィラメント電源によっ
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
て陰極フィラメント10を加熱する。予め真空状態にあ
った放電容器1内に、加熱により発生する熱電子を陰極
フィラメント10から放出させる。その後、ガス導入口
11を通じて放電容器1内に水素ガスを供給し、図示し
ない放電電源により陰極フィラメント10と放電容器1
との間に放電を起こし放電プラズマを発生させる。放電
プラズマは、磁気フィルタを横切って拡散する。しか
し、プラズマ中の高速電子は磁気フィルタに捕捉される
ため、第2室17の放電プラズマの電子は低温成分のみ
からなり、体積生成法に適した電子温度の分布が形成さ
れる。
【0058】そして、第2室17に生成された負水素イ
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギとなる様に貫通孔5、8、9を
通過しながら加速されビームとして負イオン源(放電容
器1)から引き出される。
オンは、第1の電極4及び第2の電極6、第2の電極7
によって所定のエネルギとなる様に貫通孔5、8、9を
通過しながら加速されビームとして負イオン源(放電容
器1)から引き出される。
【0059】以上述べた様に第5実施例の効果について
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは200[cm]となる。しかし
ながら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さ
は、120[cm]となり磁気フィルタロッド14の合
計の長さ(面積)が従来に比べ60[%]に減少でき
る。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損失
を大幅に減少できる。
説明する。例えば、従来では磁気フィルタロッド14
は、互いに20[cm]の間隔をもって5列に配置され
る。すると放電プラズマ中に挿入される磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは、各ロッド間の間隔を20[c
m]とすると5列の磁気フィルタロッド14を設置する
必要があり、放電プラズマ中に挿入する磁気フィルタロ
ッド14の合計の長さは200[cm]となる。しかし
ながら、第2実施例の磁気フィルタロッド14の長さ
は、120[cm]となり磁気フィルタロッド14の合
計の長さ(面積)が従来に比べ60[%]に減少でき
る。そのため磁気フィルタロッド14へのプラズマ損失
を大幅に減少できる。
【0060】また、磁気フィルタ磁石18の磁極面と、
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31a、31cの磁
極面とは極性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石1
8と、磁気フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラ
ズマ閉じ込め用の磁石31a、31cとの間には閉じた
磁力線が形成される。すなわち磁気フィルタが放電容器
の短辺側(Z軸方向)と長辺側(X軸方向)との全面
(XZ平面)にわたって形成され、第1室16に生成さ
れたプラズマの閉じ込め力が向上する。また、高速電子
は全て磁気フィルタによる温度選別作用を受ける。その
ため結果的に、高効率の負水素イオンの生成が可能とな
り、負イオン源の高効率化が達成できる。
磁気フィルタ磁石18に対向する放電容器1の側壁に配
設されたプラズマ閉じ込め用の磁石31a、31cの磁
極面とは極性が相互に異なるため、磁気フィルタ磁石1
8と、磁気フィルタ磁石18に対向した位置にあるプラ
ズマ閉じ込め用の磁石31a、31cとの間には閉じた
磁力線が形成される。すなわち磁気フィルタが放電容器
の短辺側(Z軸方向)と長辺側(X軸方向)との全面
(XZ平面)にわたって形成され、第1室16に生成さ
れたプラズマの閉じ込め力が向上する。また、高速電子
は全て磁気フィルタによる温度選別作用を受ける。その
ため結果的に、高効率の負水素イオンの生成が可能とな
り、負イオン源の高効率化が達成できる。
【0061】また、磁石31a、31cにネオジニウム
−鉄系の磁性体を使用して、鉄等で形成された他の磁石
にサマリウム−コバルト系の磁石を用いた場合、ネオジ
ニウム−鉄系の方が残留磁束密度が大きい。そのため、
より強い磁場強度が得ることができ、高効率な磁気フィ
ルタを形成できる。
−鉄系の磁性体を使用して、鉄等で形成された他の磁石
にサマリウム−コバルト系の磁石を用いた場合、ネオジ
ニウム−鉄系の方が残留磁束密度が大きい。そのため、
より強い磁場強度が得ることができ、高効率な磁気フィ
ルタを形成できる。
【0062】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
その主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できるこ
とはいうまでもない。例えば、磁石は、ネオジニウム−
鉄系の磁性体でなくとも、所望の磁場強度を得ることが
できればどの様な物質、形態でも構わない。
その主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できるこ
とはいうまでもない。例えば、磁石は、ネオジニウム−
鉄系の磁性体でなくとも、所望の磁場強度を得ることが
できればどの様な物質、形態でも構わない。
【0063】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、磁気フ
ィルタが放電容器の全面にわたって形成されると共に、
磁気フィルタロッドへのプラズマ損失が抑えられること
により高効率の負イオンの生成ができる。
ィルタが放電容器の全面にわたって形成されると共に、
磁気フィルタロッドへのプラズマ損失が抑えられること
により高効率の負イオンの生成ができる。
【図1】 本発明の負イオン源の第1実施例を示す断面
斜視図
斜視図
【図2】 本発明の負イオン源の第1実施例を正面から
見た時の断面図
見た時の断面図
【図3】 本発明の負イオン源の第1実施例を側面から
見た時の断面図
見た時の断面図
【図4】 本発明の負イオン源の第1実施例の磁気フィ
ルタの断面平面図
ルタの断面平面図
【図5】 本発明の負イオン源の第2実施例の磁気フィ
ルタの断面平面図
ルタの断面平面図
【図6】 本発明の負イオン源の第3実施例を側面から
見た時の断面図
見た時の断面図
【図7】 本発明の負イオン源の第4実施例を側面から
見た時の断面図
見た時の断面図
【図8】 本発明の負イオン源の第5実施例を側面から
見た時の断面図
見た時の断面図
【図9】 従来の負イオン源を正面から見た時の断面図
【図10】 従来の負イオン源を側面から見た時の断面
図
図
【図11】 従来の負イオン源の断面斜視図
【図12】 従来の負イオン源の磁気フィルタの断面平
面図
面図
1 放電容器 2 上板 3、3a、3b、3c、3d 側壁 4 第1の電極(引き出し電極) 5、8、9 貫通孔 6 第2の電極(引き出し電極) 7 第3の電極(引き出し電極) 10 陰極フィラメント 11 ガス導入口 12、13、31、32 磁石(プラズマ閉じ込め手
段) 14 磁気フィルタロッド(磁気フィルタ) 15 磁力線 16 第1室 17 第2室 18 磁気フィルタ磁石(磁気フィルタ) 21 絶縁材 22 冷却材流通部 23 絶縁部 31、31a、31c、32 磁石
段) 14 磁気フィルタロッド(磁気フィルタ) 15 磁力線 16 第1室 17 第2室 18 磁気フィルタ磁石(磁気フィルタ) 21 絶縁材 22 冷却材流通部 23 絶縁部 31、31a、31c、32 磁石
Claims (3)
- 【請求項1】導入された放電ガスを放電させ、放電プラ
ズマを生成する放電容器と、前記放電容器に設けられ、
前記放電容器内で放電プラズマを閉じ込めるプラズマ閉
じ込め手段と、前記放電容器を閉塞する様に設けられ、
前記放電容器内の放電プラズマから負イオンを引き出す
引き出し電極と、負イオンが前記放電容器外部に引き出
される方向に対して直交する面内において、前記放電容
器の長辺に対して略平行に設けられ、隣接するプラズマ
閉じ込め手段の極性と互いに異なる極性を持ち、放電プ
ラズマ中の電子を捕捉する磁気フィルタとから構成され
ることを特徴とする負イオン源。 - 【請求項2】前記磁気フィルタが、負イオンが引き出さ
れる方向に対して直交する面内で、前記放電容器の平面
における長辺から互いに等しい距離に1本配置されるこ
とを特徴とする請求項1記載の負イオン源。 - 【請求項3】前記磁気フィルタが、絶縁部を介して前記
放電容器の平面における短辺と接続されることを特徴と
する請求項1記載の負イオン源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8247409A JPH1090455A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 負イオン源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8247409A JPH1090455A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 負イオン源 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090455A true JPH1090455A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17163015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8247409A Pending JPH1090455A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 負イオン源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1090455A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116744530A (zh) * | 2023-04-13 | 2023-09-12 | 中国原子能科学研究院 | 一种强流负氢多峰场射频离子源引出结构 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP8247409A patent/JPH1090455A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116744530A (zh) * | 2023-04-13 | 2023-09-12 | 中国原子能科学研究院 | 一种强流负氢多峰场射频离子源引出结构 |
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