JPH1090498A - 放射線増感スクリーンおよび放射線像変換パネル - Google Patents

放射線増感スクリーンおよび放射線像変換パネル

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JPH1090498A
JPH1090498A JP26679396A JP26679396A JPH1090498A JP H1090498 A JPH1090498 A JP H1090498A JP 26679396 A JP26679396 A JP 26679396A JP 26679396 A JP26679396 A JP 26679396A JP H1090498 A JPH1090498 A JP H1090498A
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JP
Japan
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layer
support
resin
phosphor
light
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Application number
JP26679396A
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English (en)
Inventor
Takafumi Yanagida
貴文 柳多
Koji Amitani
幸二 網谷
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光反射層により、蛍光体又は輝尽性蛍光体の
発光の反射率を高め、反射光の有効効率を高めることに
より高感度化を計るとともに鮮鋭性の低下を生じること
のない、放射線増感スクリーン又は放射線像変換パネル
を得る。 【解決手段】 支持体および光反射層が樹脂中に多数の
空隙を形成したものであり、空隙と樹脂との界面が主に
支持体表面とほぼ平行な面を有する平板状の空隙であ
り、かつ空隙が支持体中および光反射層中に5vol%
以上80vol%以下含有されていて、かつ空隙の長径
の平均が1μm以上30μm以下であり、かつ光反射層
の膜厚が30μm以上、支持体の膜厚が100μm以上
であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線増感スクリ
ーン及び放射線像変換パネルに関するものであり、さら
に詳しくは蛍光体層または輝尽性蛍光体層の支持体側に
光反射層を有する、または支持体自体が光反射能を有す
る放射線増感スクリーン及び放射線像変換パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線の照射量の低減、高画質化するため
に放射線増感スクリーン、放射線像変換パネルの高感度
化が検討されている。中でも特開昭63−313100
号には多数の気泡を含有した有機質フィルムを用いる技
術が記載されている。しかしながら、単に気泡を含有さ
せただけでは、気泡が球状になってしまい、球状気泡の
場合は光の拡散が激しく、反射効果はあるものの画質と
しては鮮鋭度が劣化するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、放射
線増感スクリーン及び放射線像変換パネルにおいて、光
反射層により、蛍光体の発光の反射率を高め、反射光に
よる高感度化を図るとともに鮮鋭性の低下を生ずること
のない、感度と画質の両立を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1) 支持体上に、光反射層および蛍光体層を支持体
側からこの順に有する放射線増感スクリーンにおいて、
該光反射層が樹脂中に多数の空隙を形成したものであ
り、空隙と樹脂との界面が主に支持体表面とほぼ平行な
面を有する平板状の空隙であり、かつ空隙が光反射層中
に5vol%以上80vol%以下含有されていて、か
つ空隙の長径の平均が1μm以上30μm以下であり、
かつ光反射層の膜厚が30μm以上であることを特徴と
する放射線増感スクリーン。
【0005】(2) 前記光反射層と蛍光体層との間に
白色顔料を分散含有した光散乱層を持ち、かつ該光散乱
層の膜厚が30μm以下であることを特徴とする前記
(1)記載の放射線増感スクリーン。
【0006】(3) 支持体と、この上に蛍光体層を有
する放射線増感スクリーンにおいて、該支持体が樹脂中
に多数の空隙を形成したものであり、空隙と樹脂との界
面が主に支持体表面とほぼ平行な面を有する平板状の空
隙であり、かつ空隙が前記支持体中に5vol%以上8
0vol%以下含有されていて、かつ空隙の長径の平均
が1μm以上30μm以下であり、かつ支持体の膜厚が
100μm以上であることを特徴とする放射線増感スク
リーン。
【0007】(4) 前記支持体と蛍光体層との間に、
樹脂中に白色顔料を分散含有した光散乱層をもち、かつ
該光散乱層の膜厚が30μm以下であることを特徴とす
る前記(3)記載の放射線増感スクリーン。
【0008】(5) 前記光反射層もしくは支持体がポ
リエチレンテレフタレート樹脂を含有していることを特
徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の放
射線増感スクリーン。
【0009】(6) 前記蛍光体層が樹脂中に蛍光体を
分散含有したものであり、かつ蛍光体の充填率が65%
以上であり、蛍光体に対する樹脂量が0.1〜3.0重
量%であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいず
れか1項に記載の放射線増感スクリーン。
【0010】(7) 前記蛍光体層において前記蛍光体
の平均粒子径が5μm以上であり、かつ蛍光体層の厚み
が100μm以上であることを特徴とする前記(1)〜
(6)のいずれか1項記載の放射線増感スクリーン。
【0011】(8) 支持体上に、光反射層および輝尽
性蛍光体層を支持体側からこの順に有する放射線像変換
パネルにおいて、該光反射層が樹脂中に多数の空隙を形
成したものであり、空隙と樹脂との界面が主に支持体表
面とほぼ平行な面を有する平板状の空隙であり、かつ空
隙が光反射層中に5vol%以上80vol%以下含有
されていて、かつ空隙の長径の平均が1μm以上30μ
m以下であり、かつ光反射層の膜厚が30μm以上であ
ることを特徴とする放射線像変換パネル。
【0012】(9) 前記光反射層と輝尽性蛍光体層と
の間に白色顔料を分散含有した光散乱層を持ち、かつ該
光散乱層の膜厚が30μm以下であることを特徴とする
前記(8)記載の放射線像変換パネル。
【0013】(10) 支持体と、この上に輝尽性蛍光
体層を有する放射線像変換パネルにおいて、該支持体が
樹脂中に多数の空隙を形成したものであり、空隙と樹脂
との界面が主に支持体表面とほぼ平行な面を有する平板
状の空隙であり、かつ空隙が前記支持体中に5vol%
以上80vol%以下含有されていて、かつ空隙の長径
の平均が1μm以上30μm以下であり、かつ支持体の
膜厚が100μm以上であることを特徴とする放射線像
変換パネル。
【0014】(11) 前記支持体と輝尽性蛍光体層と
の間に、樹脂中に白色顔料を分散含有した光散乱層をも
ち、かつ該光散乱層の膜厚が30μm以下であることを
特徴とする前記(10)記載の放射線像変換パネル。
【0015】(12) 前記光反射層もしくは支持体が
ポリエチレンテレフタレート樹脂を含有していることを
特徴とする前記(8)〜(11)のいずれか1項に記載
の放射線像変換パネル。
【0016】(13) 前記輝尽性蛍光体層が樹脂中に
輝尽性蛍光体を分散、含有したものであり、かつ輝尽性
蛍光体の充填率が65%以上であり、輝尽性蛍光体に対
する樹脂量が0.1〜3.0重量%であることを特徴と
する前記(8)〜(12)のいずれか1項に記載の放射
線像変換パネル。
【0017】(14) 前記輝尽性蛍光体層において前
記輝尽性蛍光体の平均粒子径が5μm以上であり、かつ
輝尽性蛍光体層の厚みが100μm以上であることを特
徴とする前記(8)〜(13)のいずれか1項記載の放
射線像変換パネル。
【0018】以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明の、平板状空隙を含有する光反射層
もしくは支持体において、界面が主に支持体表面とほぼ
平行な面を持った空隙とは、例えば、熔融樹脂中に気泡
を混入させた後、物理的に樹脂を圧延かつ、もしくは延
伸することにより、球形の気泡が圧延方向もしくは延伸
方向に引き伸ばされ、層の厚さ方向には薄く、圧延もし
くは延伸方向に平行な、即ち支持体表面とほぼ平行な界
面(樹脂と気泡との界面の意)を主として有する空隙が
形成される。これを本発明では、平板状気泡と称する。
【0020】この平板状気泡を含有する光反射層もしく
は支持体を使用することによって、気泡が平板状である
ため光の反射が面反射となリ、反射効率が増加し、放射
線増感スクリーン或いは放射線像変換パネルとしての発
光強度が著しく向上することがわかった。さらに面での
反射であるため、像の鮮鋭度の劣化を防ぐことができる
ことがわかった。
【0021】光反射層中の平板状気泡の含有量は、5v
ol%以下では反射効率が低下し、80vol%以上で
は膜物性が劣化し、蛍光体層もしくは輝尽性蛍光体層と
の接着性が低下したり、支持体に使用する場合には支持
体としての耐久性を維持できなくなる。
【0022】また、平板状気泡において、支持体の表面
にほぼ垂直の方向の間隙を短径と称し、支持体の表面に
ほぼ平行な方向の径を長径と称するが、圧延もしくは延
伸方向により、長径は異なるが、その平均値は好ましく
は1〜30μmであり、更に好ましくは3〜20μmで
ある。30μmを越えると反射層もしくは支持体の強度
が低下するし、また光の拡散が増加し鮮鋭性の劣化が大
きくなる。
【0023】また、本発明の平板状気泡を含有する光反
射層または支持体の効果は、蛍光体もしくは輝尽性蛍光
体充填率が高く、蛍光体層もしくは輝尽性蛍光体層の膜
厚が厚い、もしくは蛍光体もしくは輝尽性蛍光体粒子の
粒径の大きなもので、より発光向上幅が大きく、高感度
向きの技術であることがわかった。
【0024】気泡の混入方法としては溶剤中に有機高
分子を溶解し、仮支持体上に塗布する。離型剤を塗った
仮支持体で表面を覆い加熱する。溶剤が気泡になった段
階で圧延し、平板状にする。熱溶融した樹脂を撹拌す
ることによって、気泡を含有させ、圧延かつ、もしくは
延伸急冷することによって気泡を平板状にして固定化す
る。溶剤中に有機高分子を溶解し、撹拌することによ
って気泡を含有させ、延伸急速乾燥することによって気
泡を平板状にして固定化する。基体の樹脂中にその樹
脂とは不溶もしくは融点の高い有機質の球状もしくは円
柱状粒子を混入させ、圧延かつ、もしくは延伸する。圧
延かつ、もしくは延伸時に基体の樹脂と球状樹脂との界
面剥離が生じ気泡を形成、更に圧延により平板状にする
手法がある(この方法の詳細に関しては特開平3−76
727もしくは特開平6−226894に記載されてい
る。)。
【0025】以上の様な方法が挙げられるが生産性、コ
ストの点からはの手法が混入量や気泡形状のコントロ
ール等も含め最も有効である。
【0026】光反射層に用いられる樹脂としては、例え
ばポリウレタン、ポリエステル(例えば、ポリエチレン
テレフタレート等)、塩化ビニル共重合体(例えば、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合
体等)、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体
(ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジエン共重合
体、各種の合成ゴム系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、
アクリル系樹脂、尿素ホルムアミド樹脂等が挙げられ
る。なかでもポリウレタン、ポリエステル、塩化ビニル
系共重合体、ポリビニルブチラール、ニトロセルロース
を使用することが好ましく、最も好ましくはポリエチレ
ンテレフタレートである。
【0027】支持体としては、例えばガラス、ウール、
コットン、紙、金属等の種々の素材から作られたものが
使用され得るが、情報記録材料としての取り扱い上可撓
性のあるシート或いはロールに加工できるものが好まし
い。この点から、例えばセルロースアセテートフィル
ム、ポリエステルフィルム(例えば、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィル
ム)、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリ
アセテートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプ
ラスティクフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合
金箔等の金属シート、一般紙及び例えば写真用原紙、コ
ート紙、もしくはアート紙のような印刷用原紙、バライ
タ紙、レジンコート紙、ベルギー特許784,615号
明細書に記載されているようなポリサッカライド等でサ
イジングされた紙、二酸化チタンなどの顔料を含むピグ
メント紙、ポリビニルアルコールでサイジングした紙等
の加工紙が特に好ましい。
【0028】支持体中に平板状気泡を含有させる光反射
層と支持体を兼ねる場合は、支持体としての強度を保つ
ためにプラスチックフィルムが好ましく、例えばセルロ
ースアセテート、ポリエステル(例えば、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリア
ミド、ポリイミド、トリアセテート、ポリカーボネート
等の素材が好ましい。なかでもポリエチレンテレフタレ
ートが好ましい。これら樹脂中に気泡を混入させる詳細
な製造方法については特開平3−76727もしくは特
開平6−226894に示されている。また、上記樹脂
を溶融させ、気泡を含有、フィルム状に圧延かつ、もし
くは延伸する手法でも良い。
【0029】次に、平板状気泡含有光反射層もしくは平
板状気泡含有支持体と蛍光体層もしくは輝尽性蛍光体層
との間の白色顔料を分散含有した光散乱層について説明
する。
【0030】この光散乱層は気泡による光反射のムラを
白色顔料により均一化し、粒状度を向上させることがで
きる。この光散乱層の製造方法としては例えば以下の3
点が挙げられる。
【0031】1.有機溶剤中に樹脂及び白色顔料を分散
し気泡含有反射層もしくは支持体上に塗布乾燥させ、光
散乱層とする。
【0032】2.溶融樹脂中に白色顔料を分散し、気泡
を含有させた支持体用樹脂とともに共押し出しによりフ
ィルム状に圧延かつもしくは延伸し、気泡含有反射層も
しくは支持体上に顔料分散層を設ける。
【0033】3.溶融樹脂中に白色顔料を分散し、支持
体基体の樹脂中にその樹脂とは不溶もしくは融点の高い
有機質の球状もしくは円柱状粒子を混入させた支持体用
樹脂とともに共押し出しによりフィルム状に圧延かつも
しくは延伸する。延伸時に支持体基体の樹脂と球状樹脂
との界面剥離が生じ気泡を形成、更に圧延により気泡を
平板状にする。この気泡含有支持体上に顔料分散層を設
ける方法の詳細に関しては特開平6−226894号に
示されている。製造手法としては、前記特開平6−22
6894号に記載された方法が作り易さや気泡のコント
ロールの面から好ましい。
【0034】白色顔料としては酸化チタン、酸化亜鉛、
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が
挙げられる。中でも酸化チタン、炭酸カルシウムが好ま
しい。顔料を分散する樹脂としては、例えばポリウレタ
ン、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート)、塩化ビニル共重合体
(例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニ
トリル共重合体等)、ブタジエン−アクリロニトリル共
重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セル
ロース誘導体(ニトロセルロース等)、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、各種の合成ゴム系樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シ
リコン樹脂、アクリル系樹脂、尿素ホルムアミド樹脂等
が挙げられる。なかでもポリウレタン、ポリエステル、
塩化ビニル系共重合体、ポリビニルブチラール、ニトロ
セルロースを使用することが好ましい。
【0035】これらのうちでも、前記1の手法で支持体
上に顔料分散層を設ける場合は、ポリウレタン系熱可塑
性エラストマー及びポリエステル系熱可塑性エラストマ
ーが好ましい。
【0036】前記2、3の手法で支持体上に顔料分散層
を設ける場合は共押し出しのため支持体と同じ樹脂であ
ることが望ましく、中でもポリエチレンテレフタレート
が好ましい。また反り返り防止、支持体雛防止のため発
泡支持体の両面に顔料分散層を設けても良い。
【0037】本発明の放射線増感スクリーンに用いられ
る好ましい蛍光体としては、以下に示すものが挙げられ
る。
【0038】タングステン酸塩系蛍光体(CaWO4
MgWO4、CaWO4:Pb等)、テルビウム賦活希土
類酸硫化物系蛍光体〔Y22S:Tb、Gd22S:T
b、La22S:Tb、(Y,Gd)22S:Tb、
(Y,Gd)O2S:(Tb,Tm)等〕、テルビウム
賦活希土類燐酸塩系蛍光体(YPO4:Tb、GdP
4:Tb、LaPO4:Tb等)、テルビウム賦活希土
類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tb、L
aOBr:(Tb,Tm)、LaOCl:Tb、LaO
Cl:(Tb,Tm)、LaOCl:(Tb,Tm)、
LaOBr:TbGdOBr:Tb GdOCl:Tb
等)、ツリウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体
(LaOBr:Tm、LaOCl:Tm等)、硫酸バリ
ウム系蛍光体〔BaSO4:Pb、BaSO4:Eu2+
(Ba,Sr)SO4:Eu2+等〕、2価のユーロビウ
ム賦活アルカリ土類金属燐酸塩系蛍光体〔(Ba2
42:Eu2+、(Ba2PO42:Eu2+等〕、2価
のユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物
系蛍光体〔BaFCl:Eu2+、BaFBr:Eu2+
BaFCl:(Eu2+,Tb)、BaFBr:(E
2+,Tb)、BaF2・BaCl2・KCl:Eu2+
(Ba,Mg)F2・BaCl2・KCl:Eu2+等〕、
沃化物系蛍光体(CsI:Na、CsI:Tl、Na
I、KI:Tl等)、硫化物系蛍光体〔ZnS:Ag、
(Zn,Cd)S:Ag、(Zn,Cd)S:Cu、
(Zn,Cd)S:(Cu,Al)等〕、燐酸ハフニウ
ム系蛍光体(HfP27:Cu等)、タンタル酸塩系蛍
光体(YTaO4、YTaO4:Tm、YTaO4:N
b、〔Y,Sr〕TaO4-x:Nb、LuTaO4、Lu
TaO4:Nb、〔Lu,Sr〕TaO4-x:Nb、Gd
TaO4:Tm、Gd23・Ta25・B23:Tb
等)、ただし本発明に用いられる蛍光体はこれらに限定
されるものではなく、放射線の照射によって可視又は近
紫外領域の発光を示す蛍光体であれば使用できる。
【0039】本発明の放射線画像変換パネルに用いられ
る好ましい輝尽性蛍光体としては、以下に示すものが挙
げられる。
【0040】アルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍光体
(BaFBr:Eu、BaFI:Eu、BaFBr1-x
x:Eu、BaFCl:Eu、BaFBr:Ce、B
aBrI:Eu、BaBrCl:Eu、SrFBr:E
u、BaBr2:Eu等)、アルカリハライド系蛍光体
(RbBr:Tl、RbI:Tl、CsI:Na、Rb
Br:Eu、RbI:Eu、CsI:Eu)等、 硫化
物系蛍光体(SrS:(Ce,Sm)、SrS:(E
u,Sm)、CaS:(Eu,Sm)等)、アルミン酸
バリウム系蛍光体(BaO・xAl23:Eu等)、ア
ルカリ土類金属珪酸塩系蛍光体(MgO・xSiO2
Eu等)、希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaO
Br:(Bi,Tb,Pr)等)、燐酸塩系蛍光体(3
Ca3(PO42CaF2:Eu等)、ただし、本発明に
用いられる輝尽性蛍光体はこれらに限定されるものでは
なく、放射線エネルギーを吸収した後、可視光や赤外線
などの電磁波(輝尽励起光)で励起することにより、蓄
積していた放射線エネルギーを蛍光(輝尽発光)の形で
放出する蛍光体であれば使用できる。
【0041】放射線増感スクリーン又は放射線画像変換
パネルの製造法として、第1の製造法としては、 結合剤と蛍光体もしくは輝尽性蛍光体とからなる蛍光
体塗布液(以下蛍光体塗料、又は輝尽性蛍光体塗料)を
支持体上に塗布し、蛍光体層を形成する。
【0042】また、第2の製造法として、 結合剤と蛍光体もしくは輝尽性蛍光体とからなる蛍光
体塗料又は輝尽性蛍光体塗料とからなるシートを形成
し、支持体上に載せ、前記結合剤の軟化温度もしくは融
点以上の温度で、接着する工程で製造する。
【0043】蛍光体層もしくは輝尽性蛍光体層を支持体
上に形成する方法としては、上記2種が考えられるが、
光反射層上に均一に蛍光体層を形成する方法であればど
のような方法でもよく、吹き付けによる形成等でもよ
い。
【0044】第1の製造法の蛍光体層もしくは輝尽性蛍
光体層は、結合剤溶液中に蛍光体もしくは輝尽性蛍光体
を均一に分散せしめた蛍光体塗料もしくは輝尽性蛍光体
塗料を光反射層を有する支持体上に塗布、乾燥すること
により製造できる。
【0045】また、第2の製造法の蛍光体層もしくは輝
尽性蛍光体層となる蛍光体もしくは輝尽性蛍光体シート
は、蛍光体塗料又は輝尽性蛍光体塗料をシート形成用仮
支持体上に、または仮支持体上に塗布された保護膜上に
塗布し、乾燥した後、仮支持体から剥離することで製造
できる。
【0046】即ち、まず適当な有機溶媒中に、結合剤と
蛍光体もしくは輝尽性蛍光体粒子を添加し、ディスパー
ザーやボールミルを使用し撹拌混合して結合剤中に蛍光
体もしくは輝尽性蛍光体が均一に分散した蛍光体塗料又
は輝尽性蛍光体塗料を調製する。
【0047】本発明の蛍光体塗料液もしくは輝尽性蛍光
体塗料液に用いられる結合剤樹脂としては、例えばポリ
ウレタン、ポリエステル、塩化ビニル共重合体(例え
ば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩
化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル
共重合体等)、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロー
ス誘導体(ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、各種の合成ゴム系樹脂、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコ
ン樹脂、アクリル系樹脂、尿素ホルムアミド樹脂等が挙
げられる。なかでもポリウレタン、ポリエステル、塩化
ビニル系共重合体、ポリビニルブチラール、ニトロセル
ロースを使用することが好ましい。
【0048】これらのうちでも、ポリウレタン系熱可塑
性エラストマー及びポリエステル系熱可塑性エラストマ
ーは、蛍光体との結合力が強いため分散性が良好であ
り、また延性にも富み放射線増感スクリーンの対屈曲性
が良好となるので好ましい。
【0049】蛍光体塗料又は輝尽性蛍光体塗料調製用の
溶剤としては、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭
化水素類、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、n−ブタノール等の低級アルコール類、メチレンク
ロライド、エチレンクロライド等の塩素原子含有炭化水
素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル等の低級脂肪酸と低級アルコー
ルとのエステル類、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノエチルエステル、エチレングリコールモノメチルエス
テル等のエーテル類及びそれらの混合物を挙げることが
できる。
【0050】なお、蛍光体塗料又は輝尽性蛍光体塗料に
は塗料中における蛍光体または輝尽性蛍光体の分散性を
向上させるための分散剤、又は形成後の蛍光体層中又は
輝尽性蛍光体層中における結合剤と蛍光体または輝尽性
蛍光体との間の結合力を向上させるための可塑剤など種
々の添加剤が混合されてもよい。
【0051】分散剤の例としては、フタル酸、ステアリ
ン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤などを挙げること
ができる。
【0052】可塑剤の例としては、燐酸トリフェニー
ル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニルなどの燐酸エス
テル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチルな
どのフタル酸エステル、グリコール酸エチルフタリルエ
チル、グリコール酸ブチルフタルブチルなどのグリコー
ル酸エステル、トリエチレングリコールとアジピン酸と
のポリエステル、ジエチレングリコールと琥珀酸とのポ
リエステルなどのポリエチレングリコールと脂肪族二塩
基酸とのポリエステルなどを挙げることができる。
【0053】放射線増感スクリーンを作製する場合、ま
ず適当な有機溶媒中に、結合剤と蛍光体又は輝尽性蛍光
体を添加し、ディスパーザーやボールミルを使用し撹拌
混合して結合剤中に蛍光体又は輝尽性蛍光体が均一に分
散した塗布液を調製する。このように調製された塗布液
を支持体表面に均一に塗布することにより塗膜を形成す
る。
【0054】この塗布操作は、通常の塗布手段、例えば
ドクターブレード、ロールコータ、ナイフコータ等を用
いることにより行うことができる。
【0055】第2の製造法では、仮支持体上または仮支
持体上に設けられた保護膜上に蛍光体塗料又は輝尽性蛍
光体塗料を塗布し乾燥した後、仮支持体から剥離して保
護膜及び蛍光体層又は輝尽性蛍光体層とからなるシート
とする。従って仮支持体の表面は、予め剥離剤を塗布し
ておき、形成された蛍光体シート又は輝尽性蛍光体シー
トが仮支持体から剥離し易い状態にしておくのが好まし
い。
【0056】光反射層と蛍光体層又は輝尽性蛍光体層の
結合を強化するため光反射層表面にポリエステルまたは
ゼラチンなどの高分子物質を塗布して接着性を付与する
下塗り層を設けてもよい。それらの構成は目的、用途な
どに応じて任意に選択することができる。
【0057】また、本発明の蛍光体層又は輝尽性蛍光体
層は圧縮してもよい。蛍光体層又は輝尽性蛍光体層を圧
縮することによって蛍光体又は輝尽性蛍光体の充填密度
を向上させ、更に鮮鋭性、粒状性を向上させることがで
きる。圧縮の方法としてはプレス機やカレンダーロール
等が挙げられる。
【0058】第1の製造法の場合、蛍光体又は輝尽性蛍
光体及び支持体をそのまま圧縮する。第2の製造法の場
合、前記によって得られた蛍光体シート又は輝尽性蛍
光体シートを支持体上に載せ、結合剤の軟化温度または
融点以上の温度で圧縮しながら蛍光体シート又は輝尽性
蛍光体シートを支持体上に接着する。このようにして、
蛍光体シート又は輝尽性蛍光体シートを支持体上に予め
固定することなく圧着する方法を利用することによりシ
ートを薄く押し広げることができる。
【0059】本発明の光反射層又は光反射層となる支持
体を有する蛍光体層又は輝尽性蛍光体層においては、蛍
光体又は輝尽性蛍光体の充填率は65%以上が好まし
く、蛍光体又は輝尽性蛍光体に対する樹脂量が0.1〜
3.0重量%以下であることが好ましい。
【0060】蛍光体粒子又は輝尽性蛍光体粒子として
は、平均粒子径が5μm以上が好ましく、蛍光体層又は
輝尽性蛍光体層の厚みは100μm以上であることが好
ましい。
【0061】通常、放射線増感スクリーン及び放射線画
像変換パネルには、前述した支持体に接する側と反対側
の蛍光体層又は輝尽性蛍光体層の表面に、蛍光体層又は
輝尽性蛍光体層を物理的、化学的に保護するための保護
膜が設けられる。このような保護膜は、本発明について
も設置することが好ましい。保護膜の膜厚は一般に2〜
20μmの範囲にある。
【0062】保護層は例えば酢酸セルロース、ニトロセ
ルロースなどのセルロース誘導体、或いはポリメチルメ
タクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリカーボネー
ト、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマ
ーなどの合成高分子物質を適当な溶剤に溶解して調製し
た溶液を蛍光体層又は輝尽性蛍光体層の表面に塗布する
方法により形成することができる。
【0063】これらの高分子物質は、単独でも混合して
も使用できる。また、保護層を塗布で形成する場合は塗
布の直前に架橋剤を添加することが望ましい。
【0064】或いはポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリアミドなどからなるプラスチックシート、及
び接着剤を用いて接着するなどの方法で形成することが
できる。
【0065】本発明で用いられる保護層としては、特に
有機溶媒に可溶性の弗素系樹脂を含む塗布膜により形成
されることが好ましい。弗素系樹脂とは、弗素を含むオ
レフィン(フルオロオレフィン)の重合体、もしくは弗
素を含むオレフィンを共重合体成分として含む共重合体
をいう。弗素系樹脂の塗布膜により形成された保護層は
架橋されていてもよい。弗素系樹脂による保護層は、触
手や感光材料などとの接触で脂肪分、感光材料などから
出る可塑剤などの汚れが保護層内部に染み込みにくいの
で、拭き取りなどによって容易に汚れを除去することが
できる利点がある。また、膜強度の改良等の目的で、弗
素系樹脂と他の高分子物質を混合してもよい。
【0066】また、保護層は蛍光体層上又は輝尽性蛍光
体層上に形成された厚さ10μm以下の透明な合成樹脂
層であることが好ましい。このような薄い保護層を用い
ることにより、特に放射線増感スクリーンの場合は蛍光
体からハロゲン化銀乳剤までの距離が短くなるため、得
られる放射線画像の鮮鋭度の向上に寄与することにな
る。
【0067】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に記す
が、本発明をこれらに限定するものではない。
【0068】実施例1 (1)放射線増感スクリーン 支持体の製造 加熱により溶融したポリエチレンテレフタレートを撹拌
することにより気泡を混入させる。撹拌スピードや撹拌
時間によって気泡の大きさや量をコントロールできる。
このようにして得られた気泡を含有する溶融樹脂を、剥
離層付き仮支持体上に厚み250μmとなるように塗
布、冷却固化させ、球状気泡を含有する支持体を得た。
気泡を平板状にする場合は、特開平3−76727号に
記載の手法に基づいて気泡含有量、形状が本実施例と同
じになるように気泡をコントロールし、作成した。光散
乱層付き支持体は上記支持体上に、酸化チタンを含有し
た白色溶融ポリエチレンテレフタレートを最終膜厚が実
施例の膜厚となるように塗布し、光散乱層付き支持体と
した。
【0069】光反射層付き支持体について説明する。気
泡含有溶融ポリエチレンテレフタレートを厚さ200μ
mのカーボンブラック含有黒色ペット上に塗布、冷却固
化して球状気泡を含有する光反射層付き支持体を得た。
気泡を平板状にする場合は特開平3−76727号に記
載の手法で反射層の厚みの気泡含有フィルムを作成し接
着剤にてカーボンブラック含有黒色支持体上に貼り付け
反射層付き支持体とした。光反射層上に光散乱層を設け
る手法は支持体の光散乱層の手法と同じ手法で作成し
た。
【0070】 放射線増感スクリーンの製造 処方A 処方B 処方C 蛍光体(Gd22S:Tb、平均粒径3μm) 100.0 100.0 0 蛍光体(Gd22S:Tb、平均粒径7μm) 0 0 100.0 親水性官能基含有ポリウレタン樹脂 2.0 6.0 2.0 (東洋紡績社製、UR―8300) イソシアネート 0.4 1.2 0.4 (日本ポリウレタン社製コロネートL) 上記に示した処方で蛍光体および樹脂に塗料粘度が20
〜30PS(ポイズ)となるようにメチルエチルケトン
/トルエン=1/1(重量比)の溶剤を添加し、ボール
ミルにて6時間混合分散し、塗布直前にイソシアネート
を添加、撹拌し、蛍光体塗料を得た。次にガラス板上に
水平に表1、2に示す支持体を設置し、蛍光体塗料をナ
イフコーターを使って乾燥膜厚を表1、2に示す値にな
るように塗布、乾燥し蛍光体層を得た。
【0071】蛍光体層を形成後、厚さ9μmのポリエチ
レンテレフタレートベースの片方の面にポリエステル系
接着剤を塗布し、接着剤の面を蛍光体層に密着させ、放
射線増感スクリーンサンプルを得た。
【0072】(2)サンプル画像評価 a.鮮鋭度評価:得られた試料を片面乳剤のX線フィル
ムSR−IC(コニカ(株)製)を用いて、矩形波チャ
ートを撮影し、コントラスト法によりMTFを測定し
た。なお、MTFは空間周波数2.0本/mmの値にお
いて、スクリーンNo.1の値を100とする相対値で
表に示した。MTF値は値が高いほど鮮鋭性が高いこと
を示す。
【0073】b.発光強度評価:得られた試料を1cm
2に切断し直接X線(管電圧80KVp、管電流50m
A、照射時間0.1秒)を照射した。その際に生じる励
起発光を光ファイバーで集光し、光電子増倍管で光電変
換した。ここで得られたシグナルをパソコンで計算する
ことにより発光強度を得た。また発光強度はスクリーン
No.1の値を100とする相対値で表示した。
【0074】c.粒状度評価:MTF測定と同様に片面
乳剤のX線フィルムSR−ICを用いて、現像処理後の
光学濃度として1.0±0.1になる距離で80KVp
でX線照射し、現像温度35℃でSRX―502(コニ
カ(株)製)自動現像機でSR−DF処理液を用いて全
処理時間45秒で処理した。
【0075】粒状度はアパーチュアー径で測定した「R
MS」粒状度で評価した。なお粒状度は値が小さいほど
良い。
【0076】(3)物性測定 a.蛍光層中の蛍光体充填率測定:放射線増感スクリー
ンより保護層を除去し、有機溶剤等を使用して蛍光層全
体を溶出し、濾過、乾燥して、電気炉を使って600℃
で1時間蛍光体を焼き、表面の樹脂を除去した。樹脂を
除去した蛍光体の重量をOg、蛍光層膜厚をPcm、溶
出に使用した放射線増感スクリーンの面積をQcm2
蛍光体比重をR(g/cm3)とすると、 蛍光体充填率(%)=〔O/(P×Q×R)〕×100・・・・(1) によって計算される。
【0077】b.気泡長径測定:ミクロトーム等を使用
し、気泡を含有した支持体もしくは下引層の表面と垂直
な断面を露出させる。断面にスパッタ等を利用して表面
にカーボンや金等の導電物質を蒸着する。これをSEM
(走査型電子顕微鏡)で観察する。
【0078】図1は、本発明の層中に支持体の表面とほ
ぼ平行な界面を有する空隙が形成された光反射層の断面
を示す電子顕微鏡写真である。
【0079】図2は、形成された空隙の1つを取り出し
模式的に示した図である。
【0080】空隙1の樹脂との界面は、支持体表面に対
しほぼ平行であり、平板状の空隙を示している。長径D
1は支持体表面に平行な長さを表す。また、この例に示
される空隙中には光反射層の樹脂とは相溶性のない他の
樹脂粒子が存在することが示されている。
【0081】長径の測定においては、断面の画像を画像
処理装置(例えばピアス(株)社製LA―555)に結
びつけ、観察箇所を変えて空隙3000個以上の空隙の
最大径を測定した。さらに以下の数字処理を行ない、そ
れによって求めた数平均気泡長径Dを平均気泡長径とし
た。
【0082】
【数1】 ここで、Diは気泡の測定長径、Nは個数である。
【0083】結果を以下の表1、2、3に示す。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】 表1、2、3の結果より、本発明の構成とすることによ
り、感度(発光強度)及び鮮鋭性のバランスが良好な画
像が得られることが判る。
【0087】実施例2 (1)放射線像変換パネル 支持体の製造 前記実施例1における支持体の製造と同様にして得た。
【0088】 放射線像変換パネルの製造 処方D 処方E 処方F 蛍光体(BaFBr:Eu、平均粒径3μm) 100.0 100.0 0 蛍光体(BaFBr:Eu、平均粒径7μm) 0 0 100.0 親水性官能基含有ポリウレタン樹脂 2.0 6.0 2.0 (東洋紡績社製、UR―8300) イソシアネート 0.4 1.2 0.4 (日本ポリウレタン社製コロネートL) 上記に示した処方で輝尽性蛍光体および樹脂に塗料粘度
が20〜30PS(ポイズ)となるようにメチルエチル
ケトン/トルエン=1/1(重量比)の溶剤を添加し、
ボールミルにて6時間混合分散し、塗布直前にイソシア
ネートを添加、撹拌し、輝尽性蛍光体塗料を得た。次に
ガラス板上に水平に表4、5、6に示す支持体を設置
し、輝尽性蛍光体塗料をナイフコーターを使って乾燥膜
厚を表4、5、6に示す値になるように塗布、乾燥し輝
尽性蛍光体層を得た。
【0089】輝尽性蛍光体層を形成後、厚さ9μmのポ
リエチレンテレフタレートベースの片方の面にポリエス
テル系接着剤を塗布し、接着剤の面を輝尽性蛍光体層に
密着させ、放射線像変換パネルサンプルを得た。
【0090】(2)サンプル画像評価 a.鮮鋭度評価:試料パネルにCTFチャートを貼り付
けた後、管電圧80kVp、管電流50mA、管球から
パネルまでの距離1.5mで、照射時間0.1秒のX線
を照射後、半導体レーザ光(発信波長680nm、ビー
ム径100μmφ)で走査して、輝尽励起し、CTFチ
ャート像を輝尽性蛍光体層から放射される輝尽発光を読
み取り、検出器(光電子倍増管)で光電変換して信号を
得た。この信号値より、画像の変調伝達関数(MTF)
を調べ、画像の鮮鋭度を評価した。なお、鮮鋭度は空間
周波数が2.0サイクル/mmのときのMTFにおい
て、パネルNo.1の値を100とする相対値で表に表
した。
【0091】b.発光強度評価:得られたパネル試料を
1cm2に切断し直接X線(管電圧80KVp、管電流
50mA、照射時間0.1秒)を照射した後、半導体レ
ーザ光(発信波長680nm、ビーム径100μmφ)
で走査して、輝尽励起し、その際に生じる励起発光を光
ファイバーで集光し、光電子増倍管で光電変換し発光強
度を得た。また発光強度はパネルNo.1の値を100
とする相対値で表示した。
【0092】c.粒状度評価:得られた放射線像変換パ
ネル試料を管電圧80kVp、管電流50mA、管球か
らパネルまでの距離1.5mで、照射時間0.1秒のX
線を照射した後、半導体レーザ光(発信波長680n
m、ビーム径100μmφ)で走査して、輝尽励起し、
輝尽性蛍光体層から放射される輝尽発光を25μmのピ
ッチに相当するタイミングで読み取り、検出器(光電子
増倍管)で光電変換して得た信号からRMS粒状度を評
価した。RMS粒状度については、T.H.James
編:The Theory of the Photo
graphicProcess 619−620頁(1
977年、Mzcmillan社)に記載されている方
法を本発明の放射線像変換パネルに適用した。なお、R
MS値は小さいほど粒状性は良いことを示す。
【0093】(3)物性測定 a.輝尽性蛍光層中の輝尽性蛍光体充填率測定:放射線
像変換パネルより保護層を除去し、有機溶剤等を使用し
て輝尽性蛍光層全体を溶出し、濾過、乾燥して、電気炉
を使って600℃で1時間輝尽性蛍光体を焼き、表面の
樹脂を除去した。樹脂を除去した輝尽性蛍光体の重量を
Og、輝尽性蛍光層膜厚をPcm、溶出に使用した放射
線像変換パネルの面積をQcm2、輝尽性蛍光体比重を
R(g/cm3)とすると、 蛍光体充填率(%)=〔O/(P×Q×R)〕×100・・・・(1) によって計算される。
【0094】b.気泡長径測定:前記実施例1における
気泡長形測定と同様にして行った。
【0095】結果を以下の表4、5、6に示す。
【0096】
【表4】
【0097】
【表5】
【0098】
【表6】 表4、5、6の結果より、本発明の構成とすることによ
り、感度(発光強度)及び鮮鋭性のバランスが良好な画
像が得られることが判る。
【0099】
【発明の効果】光反射層として、層中に平板状気泡を含
有する放射線増感スクリーン或いは放射線像変換パネル
を用いることにより、感度(発光強度)及び鮮鋭性のバ
ランスが良好なX線画像が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の層中に空隙を有する光反射層の断面を
示す電子顕微鏡写真。
【図2】空隙の長径を測定する模式図。
【符号の説明】
1 空隙 D1 長径

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、光反射層および蛍光体層を
    支持体側からこの順に有する放射線増感スクリーンにお
    いて、該光反射層が樹脂中に多数の空隙を形成したもの
    であり、空隙と樹脂との界面が主に支持体表面とほぼ平
    行な面を有する平板状の空隙であり、かつ空隙が光反射
    層中に5vol%以上80vol%以下含有されてい
    て、かつ空隙の長径の平均が1μm以上30μm以下で
    あり、かつ光反射層の膜厚が30μm以上であることを
    特徴とする放射線増感スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記光反射層と蛍光体層との間に白色顔
    料を分散含有した光散乱層を持ち、かつ該光散乱層の膜
    厚が30μm以下であることを特徴とする請求項1記載
    の放射線増感スクリーン。
  3. 【請求項3】 支持体と、この上に蛍光体層を有する放
    射線増感スクリーンにおいて、該支持体が樹脂中に多数
    の空隙を形成したものであり、空隙と樹脂との界面が主
    に支持体表面とほぼ平行な面を有する平板状の空隙であ
    り、かつ空隙が前記支持体中に5vol%以上80vo
    l%以下含有されていて、かつ空隙の長径の平均が1μ
    m以上30μm以下であり、かつ支持体の膜厚が100
    μm以上であることを特徴とする放射線増感スクリー
    ン。
  4. 【請求項4】 前記支持体と蛍光体層との間に、樹脂中
    に白色顔料を分散含有した光散乱層をもち、かつ該光散
    乱層の膜厚が30μm以下であることを特徴とする請求
    項3記載の放射線増感スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記光反射層もしくは支持体がポリエチ
    レンテレフタレート樹脂を含有していることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線増感スク
    リーン。
  6. 【請求項6】 前記蛍光体層が樹脂中に蛍光体を分散含
    有したものであり、かつ蛍光体の充填率が65%以上で
    あり、蛍光体に対する樹脂量が0.1〜3.0重量%で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の放射線増感スクリーン。
  7. 【請求項7】 前記蛍光体層において前記蛍光体の平均
    粒子径が5μm以上であり、かつ蛍光体層の厚みが10
    0μm以上であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項記載の放射線増感スクリーン。
  8. 【請求項8】 支持体上に、光反射層および輝尽性蛍光
    体層を支持体側からこの順に有する放射線像変換パネル
    において、該光反射層が樹脂中に多数の空隙を形成した
    ものであり、空隙と樹脂との界面が主に支持体表面とほ
    ぼ平行な面を有する平板状の空隙であり、かつ空隙が光
    反射層中に5vol%以上80vol%以下含有されて
    いて、かつ空隙の長径の平均が1μm以上30μm以下
    であり、かつ光反射層の膜厚が30μm以上であること
    を特徴とする放射線像変換パネル。
  9. 【請求項9】 前記光反射層と輝尽性蛍光体層との間に
    白色顔料を分散含有した光散乱層を持ち、かつ該光散乱
    層の膜厚が30μm以下であることを特徴とする請求項
    8記載の放射線像変換パネル。
  10. 【請求項10】 支持体と、この上に輝尽性蛍光体層を
    有する放射線像変換パネルにおいて、該支持体が樹脂中
    に多数の空隙を形成したものであり、空隙と樹脂との界
    面が主に支持体表面とほぼ平行な面を有する平板状の空
    隙であり、かつ空隙が前記支持体中に5vol%以上8
    0vol%以下含有されていて、かつ空隙の長径の平均
    が1μm以上30μm以下であり、かつ支持体の膜厚が
    100μm以上であることを特徴とする放射線像変換パ
    ネル。
  11. 【請求項11】 前記支持体と輝尽性蛍光体層との間
    に、樹脂中に白色顔料を分散含有した光散乱層をもち、
    かつ該光散乱層の膜厚が30μm以下であることを特徴
    とする請求項10記載の放射線像変換パネル。
  12. 【請求項12】 前記光反射層もしくは支持体がポリエ
    チレンテレフタレート樹脂を含有していることを特徴と
    する請求項8〜11のいずれか1項に記載の放射線像変
    換パネル。
  13. 【請求項13】 前記輝尽性蛍光体層が樹脂中に輝尽性
    蛍光体を分散、含有したものであり、かつ輝尽性蛍光体
    の充填率が65%以上であり、輝尽性蛍光体に対する樹
    脂量が0.1〜3.0重量%であることを特徴とする請
    求項8〜12のいずれか1項に記載の放射線像変換パネ
    ル。
  14. 【請求項14】 前記輝尽性蛍光体層において前記輝尽
    性蛍光体の平均粒子径が5μm以上であり、かつ輝尽性
    蛍光体層の厚みが100μm以上であることを特徴とす
    る請求項8〜13のいずれか1項記載の放射線像変換パ
    ネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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