JPH1090604A - 微分干渉顕微鏡 - Google Patents

微分干渉顕微鏡

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JPH1090604A
JPH1090604A JP23935296A JP23935296A JPH1090604A JP H1090604 A JPH1090604 A JP H1090604A JP 23935296 A JP23935296 A JP 23935296A JP 23935296 A JP23935296 A JP 23935296A JP H1090604 A JPH1090604 A JP H1090604A
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JP
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objective lens
immersion
illumination
observation
support member
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JP23935296A
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English (en)
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Yasushi Kaneko
泰 金子
Soji Yamamoto
惣司 山本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、パッチクランプなどに最適な微分干
渉顕微鏡を提供する。 【解決手段】培養細胞8を照明する対物レンズとして、
その先端部を培養液10中に浸した液浸用対物レンズ6
を採用し、シャーレ9に満たされた培養液10の液面の
影響を受けることがなくなり、培養細胞8の観察に対し
て高解像、高コントラストを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパッチクラ
ンプ法に採用される透過照明型の微分干渉顕微鏡に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、微分干渉顕微鏡では、高コントラ
スト微分干渉像を求め手法として、電気生理学の分野に
おいて、生理等の透明位相物体である細胞の細胞膜上に
あるイオンチャンネルを通過する電流をPAレベルで計
測するパッチクランプと呼ばれる手法が知られている。
【0003】ここで、パッチクランプ法とは、先端を鋭
利に加工して先端径を1μm程度とした薄肉ガラス管中
に電解溶液を満してなるガラス電極を、マニピュレータ
を用いて細胞膜上のイオンチャンネルに密着するととも
に、この密着部と周囲を絶縁し、この状態で、イオンチ
ャンネルを通過する電流をPAレベルで計測するもの
で、このような手法によれば、細胞の活動電位が計測で
きることから、種々の刺激による細胞への影響を把握で
きるようになる。
【0004】ところで、このようなパッチクランプ法を
採用する場合、観測に用いられる顕微鏡の条件として次
のことが必要である。 (a)計測対象である細胞の動態観察を行うため高解
像、高コントラストの微分干渉検鏡をそなえた顕微鏡装
置であること。
【0005】(b)生きた細胞を相手にしていること
で、シャーレなどの培養容器中に培養液などで満たした
状態で観察されなければならないため、培養液表面の影
響を受けないようにすること。
【0006】(c)電気計測用ガラス電極やアンプなど
をマニピュレータを介して配置するようになるため、標
本回りの空間を確保し、しかも標本にガラス電極を密着
させて、その像を観察するため、できるだけの長いWD
(レンズの作動距離)を確保できること。
【0007】(d)計測対象となる細胞の選定と計測位
置の設定のための低倍観察と、詳細の動態及び計測のた
めの高低観察とが(c)で述べたマニピュレータの配置
に影響を与えることなく切換えできること。
【0008】しかして、従来、この種の微分干渉顕微鏡
として、特開平07−253545号公報に開示される
ように、標本面を挟んでコンデンサレンズと対物レンズ
とによる対称な光学系を構成し、コンデンサレンズに対
物レンズを用い、コンデンサレンズが対物レンズに比べ
簡素な構成であることによる瞳に関する収差をバランス
良く相殺することにより、微分干渉像を格段に良好にし
たものが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のものによると、コンデンサレンズに対物レンズを
利用し瞳収差を補正することで、上述した条件(a)の
高解像、高コントラストについては達成しているもの
の、条件(b)の生きた細胞を観察するために必要な培
養液表面の影響などを考慮することを始めとして、条件
(c)(d)についてまで満足しているとは言えず、パ
ッチクランプに最適な微分干渉顕微鏡として十分なもの
でなかった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、パッチクランプ法の適用に最適な微分干渉顕微鏡を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
照明用光源と、この照明用光源からの照明光を集光して
標本を照明する照明用対物レンズを有する照明光学系
と、この照明光学系により照明された前記標本からの光
束を集光して該標本の観察像を形成する前記照明用対物
レンズと同一の焦点距離の観察用対物レンズを有する観
察光学系とを具備し、前記照明用対物レンズおよび観察
用対物レンズのいずれか一方は、前記標本の上方に配置
されるとともに、該標本上方に配置される照明用対物レ
ンズまたは観察用対物レンズが液浸用対物レンズからな
っている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記標本上方に配置される液浸用対物レンズは、
少なくとも2個からなり、前記照明光学系または観察光
学系の光軸を含む平面内で回動可能に設けられている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載にお
いて、前記標本上方に配置される少なくとも2個の液浸
用対物レンズを支持する対物レンズ支持部材と、この対
物レンズ支持部材を回動自在に支持する対物レンズ変換
機本体と、前記対物レンズ支持部材の回動位置を保持し
て前記液浸用対物レンズの一つを前記光軸上に位置決め
する位置決め手段と、前記位置決め手段による前記対物
レンズ支持部材の位置決め時に該対物レンズ支持部材に
作用する重力を相殺する方向に力を発生させる重力相殺
手段とを具備している。
【0013】この結果、請求項1記載の発明によれば、
培養液の液表面の影響を受けず、マニピュレータ操作の
為の空間を確保しつつ、高NAによる高解像、高コント
ラストの微分干渉像が得られる。
【0014】請求項2記載によれば、標本回りに配置さ
れたマニピュレータの影響を与えることなく、標本上方
に配置された観察又は照明用の液浸用対物レンズについ
て、低倍から高倍または高倍から低倍への切換えを行う
ことができる。
【0015】請求項3記載によれば、対物レンズ変換時
のクリック力量を小さく設定でき、クランプ後に対物レ
ンズの変換を行なっても、観察範囲がはずれることがな
くなり、さらには、クリック時の振動を小さくおさえた
にもかかわらず、観察位置の再現性を良好に維持でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明が適用される倒立
型の微分干渉顕微鏡の概略構成を示している。図におい
て、1は照明用光源で、この光源1からの照明光を、コ
レクタレンズ2に入射し、このコレクタレンズ2で集光
された光束を反射ミラー3で反射させ、さらに、この反
射ミラー3で反射された光束を、偏光子4、ノマルスキ
ープリズム5および高NA(開口数)照明用の液浸(水
浸)用対物レンズ6を有するコンデンサ7を通して培養
細胞8に照射している。
【0017】この場合、培養細胞8は、シャーレ9に満
たされた培養液10中に浸漬され、また、液浸用対物レ
ンズ6は、標本である培養細胞8の焦点面から2〜4m
m程度の作動距離(WD)を確保し、その先端部を培養
液10中に漬かるように配置され、この液浸用対物レン
ズ6を通る光束により培養細胞8を照明するようになっ
ている。
【0018】また、液浸用対物レンズ6により照明され
る培養細胞8を透過した光束を、液浸用対物レンズ6と
同じ焦点距離を有する観察用対物レンズ11により集光
し、ノマルスキープリズム12と検光子13を介して一
次集光位置14に投影し、ここでの拡大像をリレーレン
ズ15によりリレーして、二次集光位置16に集光する
ようにしている。そして、この二次集光位置16での拡
大像を接眼レンズ17を介して観察者の肉眼18で観察
できるようになっている。
【0019】この場合、培養細胞8に対する照明光路中
に挿入されるコンデンサ7は、光源側から偏光子4、ノ
マルスキープリズム5および液浸用対物レンズ6の順で
配置されている。このとき、ノマルスキープリズム5の
ローカライズ位置は、液浸用対物レンズ6の瞳面になっ
ている。また、対物レンズ11と一次集光位置14の間
では、細胞側からノマルスキープリズム12、検光子1
3の順で配置されている。このとき、ノマルスキープリ
ズム12のローカライズ位置は対物レンズ11の瞳面に
なっている。
【0020】なお、偏光子4、ノマルスキープリズム5
および液浸用対物レンズ6から構成されるコンデンサ7
は、顕微鏡本体(図示せず)に着脱自在になっている。
しかして、このように構成した微分干渉顕微鏡では、光
源1からの照明光をコレクタレンズ2で集光し、この光
束を反射ミラー3で反射して、偏光子4、ノマルスキー
プリズム5および液浸(水浸)用対物レンズ6を有する
コンデンサ7を介して培養細胞8に照射し、一方、培養
細胞8に照射された光束を、液浸用対物レンズ6と同じ
焦点距離を有する観察用対物レンズ11で集光し、ノマ
ルスキープリズム12、検光子13を介して一次集光位
置14に投影し、ここでの拡大像をリレーレンズ15を
介して二次集光位置16に集光し、さらに、ここでの二
次集光位置16での拡大像を接眼レンズ17を介して観
察者の肉眼18で観察するようになる。
【0021】この場合、観察光路に挿入されるノマルス
キープリズム5、12による複屈折作用と偏光子4、検
光子13での光の干渉作用に伴なう位相差作用により、
培養細胞8に対する微分干渉検鏡が行われる。
【0022】従って、このようにすれば培養細胞8を照
明する対物レンズとして、その先端部を培養液10中に
浸した液浸用対物レンズ6を採用することにより、シャ
ーレ9に満たされた培養液10の液面の影響を受けるこ
とがなくなり、培養細胞8の観察に対して高解像、高コ
ントラストを実現できる。
【0023】また、高NA照明用の液浸用対物レンズ6
を用いたことにより、高NAを維持しつつ、しかも液浸
用対物レンズ6先端で、マニピュレータ操作の邪魔にな
らない作動距離(WD)3〜4mm程度のスペースを確
保することができる。
【0024】なお、上述では、倒立型の微分干渉顕微鏡
について述べたが、図2に示す正立型の微分干渉顕微鏡
に適用することも可能である。この場合、図2では、上
述の図1と同一部分には同符号を付しているが、ここで
は、観察用の対物レンズ11に、液浸用対物レンズを使
用し、この観察用対物レンズ11からの観察像を、ノマ
ルスキープリズム12、検光子13およびプリズム19
を介して集光位置14に伝え、ここでの拡大像を接眼レ
ンズ17を介して観察者の肉眼18で観察するようにな
る。
【0025】このようにしても、上述した実施の形態と
同様な効果を期待できる。 (第2の実施の形態)図3、図4は、本発明の第2の実
施の形態の概略構成の側面図および正面図を示してい
る。図において、20は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体
20には、鏡筒22を着脱可能に設けている。この鏡筒
22には、接眼レンズ21を着脱可能に設けている。
【0026】顕微鏡本体20には、図示しないネジによ
りXYステージ23を設けている。このXYステージ2
3は、XYハンドル23´により、XY方向の移動、つ
まり+字動を可能にしている。
【0027】そして、このXYステージ23の下方に
は、回転レボルバー24を設け、この回転レボルバー2
4に複数の観察用対物レンズ25を着脱可能に取付け、
回転レボルバー24を回転させることで、これら対物レ
ンズ25を選択的に光路中に挿入できるようになってい
る。
【0028】なお、26は、レボルバー24に設けられ
た図示しないノマルスキープリズムおよび検光子を挿入
するポケットで、このポケット26には、微分干渉像検
鏡の際に、ノマルスキーププリズムや検光子が挿入され
る。
【0029】顕微鏡本体20には、微粗動ハンドル27
を設けている。この微粗動ハンドル27は、その回動操
作により回転レボルバ24を上下動するものである。一
方、XYステージ23の上方には、対物レンズ変換機2
8を設けている。この対物レンズ変換機28は、液浸高
倍の対物レンズ29および液浸低倍の対物レンズ30を
設けたもので、顕微鏡本体20正面側に突出されたレバ
ー31の上下操作により、顕微鏡本体20正面から見て
前後方向に回動され、対物レンズ29、30を位置再現
性よく光軸上に切換えられるようにしている。勿論、こ
れら対物レンズ29、30の切換の際に発生し易い振動
は抑えられるようになっている。
【0030】また、これら対物レンズ29、30のそれ
ぞれの前側焦点面に、上述したポケット26に挿入され
るノマルスキープリズムを配置している。この場合、ノ
マルスキープリズムは、対物レンズ変換機28により切
換えられる対物レンズ29、30に適合するものが挿入
される。
【0031】そして、これら対物レンズ29、30を有
する対物レンズ変換機28は、偏光子32とともにコン
デンサー33を構成し、このようなコンデンサー33を
ホルダー部34に取り付けている。
【0032】ホルダー部34は、取付ネジ35により顕
微鏡本体20の照明支柱201に設けている。この場
合、ホルダー部34は、上下ハンドル36により照明支
柱201に沿って上下方向に移動できるようになってい
る。
【0033】照明支柱201上方には、ランプハウス3
7を設けている。このランプハウス37には、照明用光
源を有している。また、XYステージ23上には、シャ
ーレ38を載置している。このシャーレ38中は溶液
(水等)で満たされており、溶液中に観察試料である培
養細胞39を収容している。
【0034】XYステージ23上のシャーレ38に対応
してマニピュレータ40を配置している。このマニピュ
レータ40には、ガラス針41を設けていて、マニピュ
レータ40により3次元的にガラス針41を操作するこ
とで、図示しないインジェクタとの組合せにより細胞を
捕捉するようにしている。
【0035】なお、42〜44は、イオンチャンネルの
活動電位計測をするための測定系を示しており、シャー
レ38中の培養細胞39の活動電位をガラス電極42よ
り該ガラス電極42内に充填される電解液を介して検出
部43中のオペアンプで電気的に検出し、この検出信号
を電位測定部44に出力し、活動電位を電位値として表
示するようになっている。
【0036】しかして、このような構成において、培養
細胞39の観察を行なうには、ランプハウス37の光源
を点灯し、次いで、ステージ23上に溶液とともに培養
細胞39を収容したシャーレ38を載置する。
【0037】そして、対物レンズ25のうち低倍のもの
を回転レボルバ24を操作して光路上に挿入し、接眼レ
ンズ21をのぞきながら、微粗動ハンドル27を回転し
て、培養細胞39に対しピント合せを行う。
【0038】次いで、対物レンズ変換機28のレバー3
1の操作により水浸低倍の対物レンズ30を光路上に挿
入し、さらに上下ハンドル36により、照明支柱201
に沿って上下方向に操作して、大まかなピント合わせを
行い、さらに図示しない心出しツマミにより、対物レン
ズ変換機28を水平方向に移動させて光軸に心合わせを
行なう。
【0039】この状態から、培養細胞39に対する電気
生理及びインジェクション操作を行なうには、前述の低
倍の対物レンズ25のままで、培養細胞39中の操作し
たい細胞群等を定め、視野の中心付近にステージ23を
移動させてから、マニピュレータ40を操作して、視野
中心付近にガラス針41を設置する(このマニピュレー
タ40の操作は、対物レンズ25を高倍のものに切換え
てから行うようにしてもよい。)。
【0040】この状態から、回転レボルバ24により対
物レンズ25を高倍のものに切換え、次に対物レンズ変
換機28により水浸低倍の対物レンズ30から水浸高倍
の対物レンズ29へ切換えるようになるが、この際に、
水浸低倍の対物レンズ30が溶液を含んでいると、シャ
ーレ38の外壁に対物レンズ30先端部が干渉するおそ
れがあるので、この場合、上下ハンドル36により対物
レンズ変換機28を所定の位置まで上昇させてから、レ
バー31の操作により水浸高倍の対物レンズ29に切換
えるようにする。この操作は、シャーレ形状によって
は、必らずしも必要ではない。
【0041】そして、再度、上下ハンドル36により対
物レンズ変換機28を降下させながらピント合わせを行
ない、この状態で、観察対象とする培養細胞39が視野
上に確認されたならば、マニピュレータ40を操作して
ガラス針41により培養細胞39をホールドし、さら
に、測定系のガラス電極42を密着させて検出部43中
のオペアンプで電気信号を検出し、電位測定部44によ
り活動電位の計測を行なうようになる。
【0042】従って、このようにすれば、対物レンズ変
換機28により高NA照明用の液浸対物レンズ29、3
0は、顕微鏡本体20正面から見て前後方向に回動され
るようになるので、マニピュレータ40やガラス針41
の配置に干渉することなく低倍、高倍の切換を行うこと
ができる。しかも、対物レンズ変換機28を上下ハンド
ル36により所定の高さまで上昇させてから対物レンズ
29、30の切り換えを行うようにもできるので、シャ
ーレ38のふちに対物レンズ29、30先端が干渉する
ような不具合も解消できる。 (第3の実施の形態)図5(a)(b)は、本発明の第
3の実施の形態を示している。図5(a)(b)は、上
述した液浸高倍と液浸低倍の対物レンズの切換えを行う
対物レンズ変換機の概略構成を示している。
【0043】図において、61は対物レンズ変換機本体
で、この変換機本体61には、アリ65を一体に形成し
ていて、このアリ65により図示しない顕微鏡本体に着
脱可能にしている。
【0044】この変換機本体61には、ベアリング63
および軸64により対物レンズ支持部材62を回動可能
に支持している。この対物レンズ支持部材62には、液
浸高倍の対物レンズ711と液浸低倍の対物レンズ71
2をネジ込み等により固定している。この場合、常時は
図示するように液浸低倍の対物レンズ712が真下を向
き、支持部材62を所定角度回動した状態で、液浸高倍
の対物レンズ711が真下を向くようになっている。
【0045】対物レンズ変換機本体61には、連結部材
66を図示しないネジなどで固定している。この連結部
材66には、クリックボール671、672を所定距離
離して設けている。これらクリックボール671、67
2は、後述するクリックバネ68との係止により支持部
材62の位置決めを行うものである。
【0046】一方、対物レンズ支持部材62には、クリ
ックバネ68をネジ69により固定している。この場
合、クリックバネ68は、図6に示すようにV字状の溝
部681を有していて、この溝部681に連結部材66
側のクリックボール671(672)を落とし込むこと
で、支持部材62を位置決めするようになっている。ま
た、この支持部材62には、回動操作するためのレバー
70を設け、さらに、支持部材62の回動方向の前後端
部にマグネット731、732を設けている。
【0047】この場合、これらマグネット731、73
2に対応するマグネット721、722が変換機本体6
1側にも設けられていて、支持部材62の回動位置を安
定して保持できるようにしている。これらマグネット7
21(722)と731(732)は、支持部材62の
回動位置を保持する状態では、互いに吸着しないで引き
合うようになっている。
【0048】このように構成した対物レンズ変換機で
は、液浸高倍の対物レンズ711と液浸低倍の対物レン
ズ712の変換は、レバー70を手で持って、図5
(b)に示すようにA方向に回動操作することで行なわ
れる。図5では、液浸低倍の対物レンズ712が真下を
向いて光路上に位置され、クリックバネ68は、クリッ
クボール671が係合状態にあり、さらにマグネット7
21、731間は、引き合っている。
【0049】この状態から、レバー70を上方向に回動
操作すると、クリックバネ68とクリックボール671
の係合が解かれ、支持部材62は、レバー70の操作と
ともに回動され、今度は、液浸高倍の対物レンズ711
が真下を向いて光路上に位置するとともに、クリックバ
ネ68が、クリックボール672に係合され、さらにマ
グネット722、732間が引き合っている状態で安定
する。
【0050】図7は、図5に示す力のつり合い状態を説
明するための図である。図において、対物レンズ支持部
材62、液浸高倍の対物レンズ711、液浸低倍の対物
レンズ712の重心位置に働く回転方向の力をf、支持
部材62lの回転中心から重心までの距離l、マグネッ
ト721(722)と731(732)間で働く引き合
う力をF、支持部材62lの回転中心からマグネット7
31(732)までの距離をLとすると、定常状態で
は、f・lとF・Lがほぼ等しくなるように、マグネッ
ト721、731間の引き合う力Fを合わせてある。す
なわち、マグネット721、731のない状態では、f
・lの影響で支持部材62は、fで示す方向に動こうと
しているため、図6に示すようにクリックバネ68は、
Z方向の力を受けることになる。そして、この力を受け
るとクリックバネ68は、弾性部材のためにV字溝68
1でのクリックボール671の位置がずれて、結果的に
対物レンズ711、712が動いてしまい、観察像上に
ずれを生じることになる。
【0051】このずれを少なくするには、クリックバネ
68の板厚等を変えて、剛性を上げることが考えられる
が、クリックバネ68の剛性を上げると、位置決め時
(クリックイン時)に、大きな振動が発生してしまい、
一度クランプしたものが外れてしまうことがある。
【0052】そこで、ここでは、マグネット721(7
22)と731(732)を設けて、f・lの力を打ち
消す力を作用させることにより、支持部材62は、回動
方向でバランスが取れて、クリックバネ68にZ方向の
力が作用しないようにしている。これにより、クリック
バネ68の剛性を極力弱めることができるので、結果的
にクリックイン時に振動が発生することがなくなり、位
置決め精度の向上を図ることができる。
【0053】従って、このようにすれば、レバー70の
回動操作によりワンアクションで対物変換ができるが、
この時の対物切換えは、顕微鏡正面側からのレバー操作
のみで、変換機本体61の側面側から操作するようなこ
とがないので、変換機本体61の側面側に配置されるマ
ニピュレータやガラス針などに干渉することのない操作
ができる。
【0054】また、クリックバネ68とクリックボール
671(672)の係合状態とマグネット721(72
2)と731(732)による吸引力との組み合わせに
より、対物変換時のクリック力量を小さく設定している
ので、クランプ後に対物変換を行なっても、観察像上に
ずれを生じるようなことがなく、さらにクリック時の振
動を小さくおさえ、観察像の位置の再現性も良好にでき
る。
【0055】このことは、通常このような対物レンズ変
換機の周囲には、2〜4台ほどマニピュレータが設置さ
れ、例えば、1つの細胞について低倍対物レンズで細胞
群を見つけ、高倍対物レンズに切換えてからクランプ
し、この状態から、別のエリアの細胞を探すため、再び
対物切換えを行うと、この時点で、クリック振動が大き
いと、折角クランプした細胞の観察位置がずれることが
あるが、この実施の形態のものでは、クリック力が弱い
ため、観察位置にずれを生じることなく切換えを行うこ
とができる。
【0056】なお、マグネット721(722)と73
1(732)の配置は、図8に示すように対物レンズ支
持部材62の回動方向と直交する方向に対向して設け、
対物レンズ支持部材62の回動方向に対向する変換機本
体61側に弾性部材74を設けるようにしてもよい。こ
うすれば、仮に対物レンズ711、712の切換え時に
クリックボール671(672)がV字状溝部681を
乗り越えて回動しすぎたとしても、支持部材62の端部
が弾性部材74に突き当たるので、この時の衝撃を緩和
するようにできる。勿論、弾性部材74の位置は、クリ
ックボール671(672)がV字状溝部681を乗り
越える前に突き当たるような位置に設定してもよい。
【0057】一方、上述の支持部材62の回動支持部
は、ベアリング以外に、すべり軸受、変換部材一体式の
すべり軸受でもかまわない。クリックはガタがなけれ
ば、プランジャータイプのものでもよい。クリックボー
ル671(672)とクリックバネ68が逆になっても
かまわない。マグネット721(722)、731(7
32)は、永久磁石でも電磁石でも可能で、吸引力を調
整できる方式のものも容易に考えられ、また、マグネッ
トの代わりに気体を用いて吸い寄せる方法もある。対物
レンズ711(712)の切換えは、手動切換えだけで
なくモータを用いて自動化したものも適用できる。対物
レンズは、3個以上でも適用できる。上述した実施の形
態を倒立型顕微鏡(標本を載置するステージの下側に対
物レンズが配置される。)に適用する場合は、マグネッ
トの発生する力の向きを逆にすればよい(クリック位置
に近づいたときにマグネットが反発力を発生するように
する)。また、この場合は、マグネットでなくコイルバ
ネなどのばね部材を用いて、対物レンズがクリック位置
に近づいたときにコイルばねと対物レンズが接して対物
レンズを押し返すような力を発生させるようにしてもよ
い。上述した実施の形態では、パッチクラップなどの微
細な作業が要求される場合に有効であるが、これに限ら
ず通常の観察時にも有効である。 (第4の実施の形態)図9(a)(b)(c)は、本発
明の第4の実施の形態を示している。図8では、上述し
た液浸高倍の対物レンズと液浸低倍の対物レンズの切換
えを行う対物レンズ変換機の概略構成を示している。
【0058】図において、91は対物レンズ変換機本体
で、この変換機本体91には、アリ溝911を一体に形
成していて、このアリ溝911により図示しない顕微鏡
本体に着脱可能にしている。この変換機本体91は、下
面を円弧状をしており、円弧状下面側の両側に沿ってV
溝912を形成している。また、変換機本体91のV溝
912の上方には、先端にボール103を固定したクリ
ックバネ92をネジ等により固定している。
【0059】95は対物レンズ支持部材で、この支持部
材95は、円弧状の側板951、952を有し、これら
側板951、952下側部に所定間隔をおいて液浸高倍
の対物レンズ991と液浸低倍の対物レンズ992を取
り付けている。この場合、これら対物レンズ991、9
92は、対物レンズ座97により、光学位置(偏心)を
調整できる構成になっている。
【0060】また、支持部材95のうち一方の側板95
1の内側面に、変換機本体91側のV溝912に対応す
る円弧状のV溝9511を形成し、また、他方の側板9
52の内側面側に、片ガイド93を設けていて、これら
他方の側板952と片ガイド93により変換機本体91
側のV溝912に対応する円弧状のV溝9521を形成
している。そして、V溝912とV溝9511の間およ
びV溝912とV溝9521の間にそれぞれボール10
2を介在させ、支持部材95が変換機本体91側のV溝
912に沿って移動できるようにしている。
【0061】この場合、片ガイド93は、ビス94のね
じ込みにより変換機本体91側に移動されボール102
のがたを無くすように調整するとともに、ビス96によ
り側板952に固定されるようになっている。
【0062】また、支持部材95の他方の側板952の
上部側縁には、クリックV溝9522、9523を所定
間隔をおいて形成している。これらクリックV溝952
2、9523は、クリックバネ92先端のボール103
との係止により支持部材95の位置決めを行うものであ
る。
【0063】さらに支持部材95の一方の側板951に
は、図10に示すようにマグネット1001、1002
を設けている。この場合、これらマグネット1001、
1002に対応するマグネット1011が変換機本体9
1側にも設けられていて、支持部材95の回動位置を安
定して保持できるようにしている。これらマグネット1
001(1002)と101は、支持部材95の回動位
置を保持する状態では、互いに吸着しないで引き合うよ
うになっている。
【0064】このように構成した対物レンズ変換機で
は、液浸高倍の対物レンズ991と液浸低倍の対物レン
ズ992の変換は、図示しないレバー操作により支持部
材95を回動操作することで行なわれる。図9では、液
浸低倍の対物レンズ992が真下を向いて光路上に位置
され、クリックバネ92のボール103がクリックV溝
9522と係合状態にあり、さらにマグネット100
1、101間は、引き合っている。
【0065】この状態から、レバー操作すると、ボール
103とクリックV溝9522との係合が解かれ、支持
部材95は、レバー操作とともに回動され、今度は、液
浸高倍の対物レンズ991が真下を向いて光路上に位置
するとともに、クリックバネ92のボール103がクリ
ックV溝9523に係合され、さらにマグネット100
2と101間が引き合っている状態で安定する。
【0066】図11は、図9に示す力のつり合い状態を
説明するための図である。この場合も対物レンズ支持部
材95、液浸高倍の対物レンズ991、液浸低倍の対物
レンズ992の重心位置に働く回転方向の力をf、支持
部材95の回転中心から重心までの距離をl、マグネッ
ト1001(1002)と101間で働く引き合う力を
F、対物レンズ支持部材95の回転中心からマグネット
101までの距離をLとすると、図7で述べたと同様な
ことが言える。
【0067】従って、このようにしても第3の実施の形
態と同様な効果を期待できる。さらに、上述した第3の
実施の形態では、対物レンズ支持部材62の回動支持部
にベアリングを使用しているのに対して、V溝を用いた
ボールガイド方式を採用しているので、全体的にコンパ
クトな構成にできる。また、第3の実施の形態では、対
物レンズ支持部材62の回転中心部を支点として回動し
ているのに対し、変換機本体91側の円弧状のV溝91
2に沿って対物レンズ支持部材95を回動可能にしてい
るので、この対物レンズ支持部材95より上方にある部
材を省くことができ、対物レンズ変換機上方のスペース
を有効に利用でき、さらに、第3の実施の形態では、回
動支点が上部にあるため、対物レンズ支持部材62の横
幅を顕微鏡アーム幅よりも拡げないと取付かないが、こ
のような考慮を必要としないため、幅方向のスペースに
も余裕ができ、パッチクランプの操作性を向上させるこ
とができる。
【0068】なお、対物レンズ支持部材95のガイド構
造は、ボールでなくてもローラやすべり軸受でもよく、
また、クリックバネ92も板バネ式でなくても、プラン
ジャータイプのものを用いてもよい。マグネット100
1(1002)、101は、永久磁石でも電磁石でも可
能で、吸引力を調整できる方式のものも容易に考えら
れ、また、マグネットの代わりに気体を用いて吸い寄せ
る方法もある。対物レンズ991(992)の切換え
は、手動切換えだけでなくモータを用いて自動化したも
のも適用できる。対物レンズは、3個以上でも適用でき
る。上述した実施の形態を倒立型顕微鏡(標本を載置す
るステージの下側に対物レンズが配置される。)に適用
する場合は、マグネットの発生する力の向きを逆にすれ
ばよい(クリック位置に近づいたときにマグネットが反
発力を発生するようにする)。また、この場合は、マグ
ネットでなくコイルバネなどのばね部材を用いて、対物
レンズがクリック位置に近づいたときにコイルばねと対
物レンズが接して対物レンズを押し返すような力を発生
させるようにしてもよい。上述した実施の形態では、パ
ッチクラップなどの微細な作業が要求される場合に有効
であるが、これに限らず通常の観察時にも有効である。
【0069】なお、本発明には、以下の発明も含まれ
る。 (1)請求項1記載において、標本の下方に観察用対物
レンズが配置される倒立型顕微鏡であって、照明用対物
レンズが液浸用対物レンズからなっている。 (2)請求項1記載において、標本の上方に観察用対物
レンズが配置される正立型顕微鏡であって、該観察用対
物レンズが液浸用対物レンズからなっている。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、培養
液の液表面の影響を受けず、マニピュレータ操作の為の
空間を確保しつつ、高NAによる高解像、高コントラス
トの微分干渉像が得られ、また、標本回りに配置された
マニピュレータの影響を与えることなく、低倍、高倍対
物レンズの切換えが可能となる。
【0071】さらに、対物レンズ変換時のクリック力量
を小さく設定でき、クランプ後に対物レンズの変換を行
なっても、観察範囲がはずれることがなくなり、さらに
は、クリック時の振動を小さくおさえたにもかかわら
ず、観察位置の再現性を良好に維持することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる倒立型の微
分干渉顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態にかかる正立型の微分干渉顕
微鏡の概略構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す側
面図。
【図4】第2の実施の形態の概略構成を示す正面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図6】第3の実施の形態のクリックバネとV字状溝部
との係合状態を説明する図。
【図7】第3の実施の形態を説明するための図。
【図8】第3の実施の形態の変形例の概略構成を示す
図。
【図9】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図10】第4の実施の形態の概略構成を示す図。
【図11】第4の実施の形態を説明するための図。
【符号の説明】
1…照明用光源、 2…コレクタレンズ、 3…反射ミラー、 4…偏光子、 5…ノマルスキープリズム、 6…液浸(水浸)用対物レンズ、 7…コンデンサ、 8…培養細胞、 9…シャーレ、 10…培養液、 11…対物レンズ、 12…ノマルスキープリズム、 13…検光子、 14…一次集光位置、 15…リレーレンズ、 16…二次集光位置、 17…接眼レンズ、 18…肉眼、 20…顕微鏡本体、 201…照明支柱、 21…接眼レンズ、 22…鏡筒、 23…XYステージ、 24…回転レボルバー、 25…対物レンズ、 26…ポケット、 27…微粗動ハンドル、 28…対物レンズ変換機、 29…液浸高倍の対物レンズ、 30…液浸低倍の対物レンズ、 31…レバー、 32…偏光子、 33…コンデンサー、 34…ホルダー部、 35…取付ネジ、 36…上下ハンドル、 37…ランプハウス、 38…シャーレ、 39…培養細胞、 40…マニピュレータ、 41…ガラス針、 42…ガラス電極、 43…検出部、 44…電位測定部、 61…対物レンズ変換機本体、 62…対物レンズ支持部材、 63…ベアリング、 64…軸、 65…アリ、 66…連結部材、 671、672…クリックボール、 68…クリックバネ、 69…ネジ、 70…レバー、 711…液浸高倍の対物レンズ、 712…液浸低倍の対物レンズ、 721、722…マグネット、 731、732…マグネット、 91…対物レンズ変換機本体、 911…アリ溝、 912…V溝、 92…クリックバネ、 93…片ガイド、 94、96…ビス、 95…対物レンズ支持部材、 97…対物レンズ座、 991…液浸高倍の対物レンズ、 992…液浸低倍の対物レンズ、 1001、1002…マグネット、 101…マグネット、 103…ボール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明用光源と、 この照明用光源からの照明光を集光して標本を照明する
    照明用対物レンズを有する照明光学系と、 この照明光学系により照明された前記標本からの光束を
    集光して該標本の観察像を形成する前記照明用対物レン
    ズと同一の焦点距離の観察用対物レンズを有する観察光
    学系とを具備し、 前記照明用対物レンズおよび観察用対物レンズのいずれ
    か一方は、前記標本の上方に配置されるとともに、該標
    本上方に配置される照明用対物レンズまたは観察用対物
    レンズが液浸用対物レンズであることを特徴とする微分
    干渉顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記標本上方に配置される液浸用対物レ
    ンズは、少なくとも2個からなり、前記照明光学系また
    は観察光学系の光軸を含む平面内で回動可能に設けられ
    ることを特徴とする請求項1記載の微分干渉顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記標本上方に配置される少なくとも2
    個の液浸用対物レンズを支持する対物レンズ支持部材
    と、この対物レンズ支持部材を回動自在に支持する対物
    レンズ変換機本体と、前記対物レンズ支持部材の回動位
    置を保持して前記液浸用対物レンズの一つを前記光軸上
    に位置決めする位置決め手段と、前記位置決め手段によ
    る前記対物レンズ支持部材の位置決め時に該対物レンズ
    支持部材に作用する重力を相殺する方向に力を発生させ
    る重力相殺手段とを具備したことを特徴とする請求項2
    記載の微分干渉顕微鏡。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002202461A (ja) * 2000-11-02 2002-07-19 Olympus Optical Co Ltd 対物レンズ切り換え装置及びこの対物レンズ切り換え装置及び対物レンズ焦準装置を具備する顕微鏡
JP2011118162A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Olympus Corp 顕微鏡装置
CN109857083A (zh) * 2019-01-11 2019-06-07 西安电子科技大学 一种基于Petri网的含有不可观事件的无死锁控制方法

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