JPH109109A - 内燃機関点火装置用点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関点火装置用点火時期制御装置

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JPH109109A
JPH109109A JP8158437A JP15843796A JPH109109A JP H109109 A JPH109109 A JP H109109A JP 8158437 A JP8158437 A JP 8158437A JP 15843796 A JP15843796 A JP 15843796A JP H109109 A JPH109109 A JP H109109A
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JP
Japan
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signal
ignition
pulse
circuit
internal combustion
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JP8158437A
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English (en)
Inventor
Osamu Igarashi
修 五十嵐
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】点火信号の発生位置の変化幅を決める点火区間
信号を簡単な構成で得ることができる内燃機関点火装置
用点火時期制御装置を提供する。 【解決手段】信号コイル1が発生する第1及び第2の信
号Vs1及びVs2がそれぞれ内燃機関の最大進角位置及び
最小進角位置で第1及び第2のしきい値に達したときに
第1及び第2の波形整形回路2及び3から第1及び第2
のパルスVp1及びVp2を発生させ、第1のパルスの発生
位置から第2のパルスの発生位置までの間持続する点火
区間信号Vq を点火区間信号発生回路4から発生させ
る。内燃機関の回転速度が設定値以下のときの第1の信
号Vs1のレベルでは第1のパルスVp1を発生させないよ
うに第1のしきい値を設定し、回転速度が設定値以下の
ときにも第2のパルスVp2を発生させるように第2のし
きい値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の点火時
期を決定する点火信号を機関の最大進角位置と最小進角
位置との間で回転速度に応じて適宜に変化させて点火時
期を制御する内燃機関点火装置用点火時期制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の点火時期を制御する装置とし
て、第1の信号と該第1の信号よりも位相が遅れた第2
の信号とを内燃機関の回転に同期して発生する信号発電
機と、第1の信号が第1のしきい値レベルに達したとき
に第1のパルスを出力する第1の波形整形回路と、第2
の信号が第2のしきい値レベルに達したときに第2のパ
ルスを発生する第2の波形整形回路と、第1及び第2の
パルスを入力として第1のパルスの発生位置から第2の
パルスの発生位置までの区間持続する点火区間信号を発
生する点火区間信号発生回路と、点火区間信号が発生し
ている区間を最大変化幅として発生位置が変化する信号
を内燃機関の点火時期を決定する点火信号として出力す
る点火信号発生回路とを備えたものが知られている。こ
の種の点火時期制御装置では、第1の信号が第1のしき
い値レベルに達する位置が内燃機関の最大進角位置に一
致し、第2の信号が第2のしきい値レベルに達する位置
が内燃機関の最小進角位置に一致するように信号発電機
が構成される。また点火信号発生回路は、点火区間信号
が発生している区間を積分区間とする積分回路と、この
積分回路の出力を基準電圧と比較する比較回路とにより
構成される。
【0003】この種の点火時期制御装置では、機関の始
動時に点火区間信号が途中から発生して点火信号発生回
路の積分回路が途中から積分動作を行うことがあったた
め、最初の点火時期が狂って低速時の正規の点火時期よ
りも進んだ時期に点火信号が発生し、始動時に点火時期
が進角してしまうことがあった。また機関の極低速時
(例えば1000rpm 以下の低速時)には機関の回転軸
の角速度の1回転中の変化が大きく、点火の前と後とで
角速度が相当に変化するため、第1及び第2の信号の発
生間隔が変動して点火区間信号の時間幅が各回転速度に
おける正規の長さにならず、点火信号発生回路の積分回
路の動作に狂いが生じて、点火時期が正規の点火時期か
らずれることがあった。
【0004】上記のように機関の始動時に点火時期が進
角すると、機関が逆転しようとするいわゆるケッチン現
象が起り、特にロープスタートやキックスタートを行う
機関の場合には機関の反動により運転者が怪我をするお
それがある。
【0005】そのため、特公平2−31791号に見ら
れるように、機関の極低速時には点火区間信号を発生さ
せずに、最小進角位置で発生する第2のパルスで点火信
号を発生させるようにして、機関の始動時や極低速時に
点火時期が進角する現象が生ずることがないようにした
点火時期制御装置が提案されている。
【0006】この従来の点火時期制御装置では、点火区
間信号発生回路が、第2のパルスによりトリガされる第
1のスイッチと、該第1のスイッチがトリガされた時に
充電される第1のコンデンサと、第1のコンデンサを一
定の時定数で放電させる放電回路と、第1のパルスが入
力された時点で第1のコンデンサの端子電圧が所定のト
リガレベル以上にあるときに導通する第2のスイッチ
と、第2のスイッチが導通した時にほぼ瞬時に充電さ
れ、第1のスイッチが導通した時に該第1のスイッチを
通してほぼ瞬時に放電するように該第1のスイッチに接
続された第2のコンデンサとを備えていて、第2のコン
デンサの端子電圧または該端子電圧に相応した電圧が点
火区間信号として出力されるようになっている。そして
この点火区間信号発生回路では、機関の極低速時に、第
1のパルスが発生した時に第1のコンデンサの端子電圧
を所定のトリガレベルより低い値まで低下させておくこ
とにより、第2のスイッチを遮断状態に保って、点火区
間信号を発生させないようにしている。また点火信号発
生回路には、第2のパルスが発生したときに点火信号を
出力する回路を設けて、点火区間信号が発生しない機関
の極低速時には最小進角位置で点火信号を出力させるよ
うにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平2−31791
号に示された従来の点火時期制御装置では、機関の極低
速時に点火信号が正規の点火時期より進んだ位置で発生
するのを防止するために、第2のパルスで第1のスイッ
チがトリガされる際に充電される第1のコンデンサと、
該第1のコンデンサを一定の時定数で放電させる放電回
路とを点火区間信号発生回路に設ける必要があり、また
第1のパルスが入力された時点で第1のコンデンサの端
子電圧が所定のトリガレベル以上にある時にのみ第2の
スイッチを導通させるように構成する必要があった。そ
のため、点火区間信号発生回路が複雑になり、構成部品
の数が多くなって装置の製造コストが高くなるという問
題があった。
【0008】本発明の目的は、従来のこの種の点火時期
制御装置よりも少ない数の回路部品で点火区間信号発生
回路を構成することができ、しかも機関の極低速時には
点火区間信号を発生させることなく、最小進角位置で点
火信号を発生させることができるようにして、始動時や
極低速時に点火時期が進むおそれをなくした内燃機関点
火装置用点火時期制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の信号と
該第1の信号よりも位相が遅れた第2の信号とを内燃機
関の回転に同期して発生する信号発電機と、第1の信号
が第1のしきい値に達したときに第1のパルスを出力す
る第1の波形整形回路と、第2の信号が第2のしきい値
レベルに達したときに第2のパルスを発生する第2の波
形整形回路と、第1及び第2のパルスを入力として第1
のパルスの発生位置から第2のパルスの発生位置までの
区間持続する点火区間信号を発生する点火区間信号発生
回路と、点火区間信号が発生している区間を最大変化幅
として発生位置が変化する信号を内燃機関の点火時期を
決定する点火信号として出力する点火信号発生回路とを
備えて、第1の信号が第1のしきい値レベルに達する位
置が内燃機関の最大進角位置に一致し、第2の信号が第
2のしきい値レベルに達する位置が内燃機関の最小進角
位置に一致するように信号発電機が構成されている内燃
機関点火装置用点火時期制御装置において、点火区間信
号発生回路の構成を簡単にして、しかも始動時に点火区
間信号が途中から発生して点火時期が進角することがな
いようにしたものである。
【0010】本発明においては、点火区間信号発生回路
を、第1のパルスによりトリガされて導通する第1のス
イッチと、該第1のスイッチが導通したときに充電され
るコンデンサと、第2のパルスによりトリガされて導通
してコンデンサを放電させる第2のスイッチとにより構
成する。そして、内燃機関の回転速度が設定値以下のと
きの第1の信号のレベルでは第1のパルスを発生させな
いように第1のしきい値レベルを設定し、回転速度が設
定値以下のときにも第2のパルスを発生するように第2
のしきい値レベルを設定する。
【0011】また点火信号発生回路には、点火区間信号
が発生しない回転速度領域で第2のパルスが発生したと
きに点火信号を出力する低速時点火信号出力回路を設け
ておく。
【0012】上記のように構成すると、回転速度が設定
値を超える領域では第1のパルスと第2のパルスとが共
に発生して点火区間信号発生回路から点火区間信号が出
力されるので、点火信号発生回路は、最大進角位置と最
小進角位置との間で発生位置が変化する点火信号を出力
する。回転速度が設定値以下の領域では、第1の信号の
レベルが第1のしきい値レベルに達することがなく、第
1のパルスは発生しないため、コンデンサが充電される
ことはなく、点火区間信号発生回路は点火区間信号を出
力しない。そのためこの場合には、最小進角位置で第2
のパルスが発生したときに低速時点火信号出力回路から
点火信号が出力される。
【0013】このように、本発明によれば、機関の回転
速度が設定値以下の極低速時に、第1の信号のレベルで
は第1のパルスが発生しないように第1のしきい値レベ
ルを設定するだけで極低速時に点火区間信号が発生しな
いようにすることができるので、単純な回路構成の点火
区間信号発生回路を用いて機関の始動時及び極低速時に
点火時期が進角する現象が生ずるのを防ぐことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる点火時期制
御装置の要部の構成例を示したもので、同図の各部の信
号波形を図2に示してある。図2において破線で示した
波形は内燃機関の回転速度が設定値(例えば1000rp
m )以下の極低速時の場合の波形を示し、実線で示した
波形は、内燃機関の回転速度が設定値を越えている場合
の波形を示している。
【0015】図1において、1は内燃機関に取り付けら
れて機関と同期回転する信号発電機内に設けられた信号
コイルで、この信号コイルは、図2(A)に示したよう
に、第1のしきい値レベルVth1 に達する位置θ1 が機
関の最大進角位置に一致する第1の信号Vs1と、第2の
しきい値レベルVth2 に達する位置θ2 が機関の最小進
角位置に一致する第2の信号Vs2とを発生する。この例
では、第1の信号Vs1が負極性の信号からなり、第2の
信号Vs2が正極性の信号からなっている。なお、図2に
おいて横軸上の各位置の角度は機関の上死点TDCを零
として該上死点から進角側(図2の横軸の左側)に計っ
た角度を示している。
【0016】図1において、2は第1の信号Vs1が最大
進角位置θ1 で第1のしきい値レベルVth1 に達したと
きに図2(B)に示すように波形整形された第1のパル
ス(この例では負のパルス)Vp1を出力する第1の波形
整形回路である。この第1の波形整形回路2は、NPN
トランジスタTR1 と、該トランジスタのベースエミッ
タ間に接続された抵抗R1 と、トランジスタTR1 のコ
レクタに一端が接続された抵抗R2 と、トランジスタT
R1 のベースに一端が接続された抵抗R3 と、該抵抗R
3 の他端と接地間に接続されたコンデンサC1 と、コン
デンサC1 の両端に並列に接続された抵抗R4 と、トラ
ンジスタTR1 のエミッタにアノードが接続され、カソ
ードが信号コイル1の非接地側端子に接続されたダイオ
ードD1とからなっており、抵抗R2 の他端がこの波形
整形回路の非接地側の出力端子となっている。
【0017】この第1の波形整形回路2において、第1
の信号Vs1のレベルが第1のしきい値レベルVth1 以下
の場合には、トランジスタTR1 が導通しないため、第
1のパルスVp1は出力されない。第1の信号Vs1のレベ
ルが第1のしきい値レベルVth1 に達すると、トランジ
スタTR1 が導通して第1のパルスVp1(図示の例では
負のパルス)を出力する。第1のしきい値レベルVth1
は、機関の回転速度が設定値以下のときの第1の信号V
s1のレベルでは第1のパルスVp1を発生させないような
大きさに設定されている。
【0018】3は第2の波形整形回路で、この波形整形
回路3は、信号コイル1の非接地側端子に一端が接続さ
れたコンデンサC2 及びダイオードD2 と、コンデンサ
C2及び抵抗R5 の他端にアノードが共通接続されたダ
イオードD2 と、該ダイオードD2 のカソードに一端が
接続された抵抗R6 及びR8 と、抵抗R6 の他端と接地
間に接続された抵抗R7 とからなっていて、抵抗R6 の
他端がこの波形整形回路の非接地側の出力端子となって
いる。
【0019】第2の波形整形回路3は、信号コイル1が
発生する第2の信号Vs2が第2のしきい値レベルVth2
に達したときに図2(C)に示すように第2のパルスV
p2(図示の例では正のパルス)を出力する。本発明にお
いては、機関の回転速度が設定値以下のときにも第2の
信号Vs2が第2のしきい値Vth2 に達して、第2のパル
スVp2が発生するように、該第2のしきい値Vth2 の大
きさが十分小さく設定されている。図示の例ではコンデ
ンサC2 の両端の電圧とダイオードD2 の順方向電圧降
下とにより第2のしきい値Vth2 の大きさがほぼ決ま
る。
【0020】4は、第1及び第2の波形整形回路2及び
3がそれぞれ出力する第1及び第2のパルスVp1及びV
p2を入力として最大進角位置θ1 から最小進角位置θ2
までの区間持続する点火区間信号Vq (図2D)を出力
する点火区間信号発生回路である。図示の点火区間信号
発生回路4は、直流電圧Vccを出力する図示しない直流
電源回路の正極側出力端子にエミッタが接続され、ベー
スが第1の波形整形回路2の抵抗R2 の他端(第1の波
形整形回路の非接地側出力端子)に接続されたPNPト
ランジスタTR2 と、トランジスタTR2 のコレクタと
接地間に接続されたコンデンサC3 と、エミッタが接地
されベースが第2の波形整形回路の抵抗R6 の他端に接
続されたNPNトランジスタTR3 と、トランジスタT
R2 のコレクタ及びトランジスタTR3 のコレクタにそ
れぞれアノード及びカソードが接続されたダイオードD
3 とからなっている。図1に示した例では、トランジス
タTR2 により、第1のパルスVp1によりトリガされて
導通してコンデンサC3 を充電する第1のスイッチ40
1が構成され、トランジスタTR3 により、第2のパル
スVp2によりトリガされて導通してコンデンサC3 を放
電させる第2のスイッチ402が構成されている。
【0021】図示の点火区間信号発生回路4において
は、最大進角位置θ1 で第1のパルスVp1が入力された
ときに、該第1のパルスによりトランジスタTR2 が導
通してコンデンサC3 がほぼ瞬時に充電される。最小進
角位置θ2 で第2のパルスVp2が入力されると、トラン
ジスタTR3 が導通してコンデンサC3 の電荷がダイオ
ードD3 及びトランジスタTR3 を通してほぼ瞬時に放
電する。従ってコンデンサC3 の両端間には、図2
(D)に示したように最大進角位置θ1 から最小進角位
置θ2 までの区間持続する矩形波電圧が生じ、該矩形波
電圧が点火区間信号Vq として出力される。最大進角位
置θ1 で第1のパルスVp1が入力されない場合にはトラ
ンジスタTR2 が導通しないので、点火区間信号V1 は
発生しない。
【0022】5は上記点火区間信号Vq を入力とする点
火信号発生回路で、この点火信号発生回路は、点火区間
信号Vq が入力されている最大進角位置θ1 から最小進
角位置θ2 までの区間を最大変化幅(最大進角幅)とし
て発生位置が変化する信号Vg ´(図2Eの実線波形)
を機関の点火時期を決定する点火信号Vg として出力す
る。
【0023】点火信号発生回路5はまた、第2のパルス
Vp2が発生したときに第2の波形整形回路3から得られ
る第2のパルスVp2と同形の信号Vp2´(図2Eの破線
波形)を点火信号Vg として出力する低速時点火信号出
力回路を備えている。
【0024】図1の点火時期制御装置において、機関の
回転速度が設定値以下である場合(極低速時)には、信
号コイル1に誘起する第2の信号Vs2のレベルが第2の
しきい値レベルVth2 以上となって最小進角位置θ2 で
第2のパルスVp2が発生するが、第1の信号Vs1のレベ
ルは、第1のしきい値レベルVth1 に達しないので第1
のパルスVp1は発生しない。そのためトランジスタTR
2 は導通せず、コンデンサC3 は充電されないので、点
火区間信号Vq は発生しない。この場合には、最小進角
位置で第2のパルスVp2が発生したときに、点火信号発
生回路5内の低速時点火信号出力回路が、該第2のパル
スVp2と同形の信号Vp2´を点火信号Vg として出力す
る。従って、機関の回転速度が設定値以下である場合に
は、機関は最小進角位置θ2 で点火される。
【0025】機関の回転速度が上昇して設定値を越えた
場合には、第1の信号Vs1のレベルが第1のしきい値レ
ベルVth1 を越えるようになるので、第1及び第2の波
形整形回路2及び3はそれぞれ最大進角位置θ1 及び最
小進角位置θ2 で第1のパルスVp1及び第2のパルスV
P2を出力する。従って、点火区間信号発生回路4は、最
大進角位置θ1 から最小進角位置θ2 までの区間持続す
る点火区間信号Vq を出力し、点火信号発生回路5は、
回転速度に応じて最大進角位置θ1 と最小進角位置θ2
との間で発生位置が変化する信号Vg ´を点火信号Vg
として出力する。従って、機関の回転速度が設定値を超
える領域では、点火位置が機関の回転速度の変化に応じ
て変化させられる。
【0026】以上のように、本発明においては、機関の
回転速度が設定値以下の極低速時に、第1の波形整形回
路から第1のパルスVp1が出力しないようにすることに
より点火区間信号発生回路で点火区間信号Vq が発生し
ないようにするとともに、最小進角位置で点火信号を発
生させるようにしたので、点火区間信号発生回路の構成
を単純化することができる。また機関の始動時に点火区
間信号Vq が途中から発生したり、始動直後の極低速時
に機関の回転軸の角速度の変動により点火区間信号の時
間幅が狂ったりすることがないため、始動時や極低速時
に点火時期が過進角するのを防ぐことができる。
【0027】第1のパルスVp1の発生、従って点火区間
信号Vq の発生が開始される設定回転速度は、第1のし
きい値レベルVth1 の大きさで定まる。第1のしきい値
レベルVth1 の大きさは、上記の実施例では抵抗R3 の
抵抗値を調整することにより適宜に調整することがで
き、抵抗R3 の抵抗値を大きくすると設定回転速度を高
くすることができ、抵抗R3 の抵抗値を小さくすると設
定回転速度を低くすることができる。
【0028】図3は、上記点火時期制御装置で用いる点
火信号発生回路5の具体的構成例を、該点火時期制御装
置により点火信号が与えられる点火回路の構成例ととも
に示したもので、図3の各部の信号波形を図4に示して
ある。
【0029】図3の点火装置においては、点火信号発生
回路5が、トランジスタTR4 と、プログラマブルユニ
ジャンクショントランジスタPU1 と、コンデンサC4
ないしC6 と、抵抗R9 ないしR14と、ダイオードD4
とにより構成されている。ここで、コンデンサC5 及び
C6 はそれぞれ第1及び第2の積分コンデンサで、コン
デンサC3 の両端に点火区間信号Vq が発生すると同時
にトランジスタTR4が導通して第1の積分コンデンサ
C5 を瞬時に充電する。コンデンサC5 の端子電圧がコ
ンデンサC3 の端子電圧を抵抗R9 とR10とにより分圧
した値に達するとトランジスタTR4 が遮断状態にな
り、以後はコンデンサC3 の両端の電圧で抵抗R11を通
してコンデンサC5 が一定の時定数で追加充電される。
このコンデンサC5 の電荷は、最小進角位置θ2 で第2
のパルスVp2が発生してトランジスタTR3 が導通した
時に、抵抗R11及びダイオードD3 とトランジスタTR
3 とを通してほぼ瞬時に放電する。従ってコンデンサC
5 の両端に得られる第1の積分電圧Vc5の波形は図4
(C)に示すように、最大進角位置θ1 で一定の電圧ま
で瞬時に立上った後一定の勾配で上昇して最小進角位置
θ2 で瞬時に零にもどる波形になる。
【0030】また第2の積分コンデンサC6 は、直流電
源回路6から抵抗R12を通して一定の時定数で充電さ
れ、最小進角位置θ2 でトランジスタTR3 が導通する
とダイオードD4 と該トランジスタTR3 とを通して瞬
時に放電する。従ってコンデンサC6 の両端に得られる
第2の積分電圧Vc6の波形は図4(C)に示すように、
各最小進角位置θ2 から次の最小進角位置θ2 まで零か
ら一定の勾配で上昇する波形となる。
【0031】上記第1及び第2の積分電圧Vc5及びVc6
はそれぞれプログラマブルユニジャクショントランジス
タPU1 のアノード接地間及びゲート接地設間に印加さ
れて比較される。プログラマブルユニジャクショントラ
ンジスタPU1 は、第1の積分電圧Vc5が第2の積分電
圧Vc6以上になったときに導通して信号Vg ´(図4
D)を出力し、該信号Vg ´を点火信号Vg として点火
回路7に供給する。第1の積分電圧Vc5が第2の積分電
圧Vc6以上になる角度位置は、機関の回転速度が上昇す
るに従って進んでいき、点火信号Vg の発生位置(点火
時期)は機関の回転速度の上昇に伴って進角していく。
この点火信号Vg の進角幅は点火区間信号Vq の幅によ
り定まり、最大進角位置θ1 以上に進角することはな
い。
【0032】機関の回転速度が設定値以下の極低速時に
は点火区間信号Vq が発生しないが、この場合には既述
のように最小進角位置θ2 で第2のパルスVp2が発生し
た時にこの第2のパルスVp2と同形のパルスVp2´(図
4E)が点火信号Vg として点火回路7に供給される。
従って極低速時には必ず最小進角位置で点火が行われ、
点火時期が進角するのが防止される。
【0033】図3に示された点火回路7は公知のコンデ
ンサ放電式の回路で、点火コイルIGと、エキサイタコ
イルLe と、点火エネルギー蓄積用コンデンサC8 と、
サイリスタS1 と、抵抗R16と、ダイオードD6 及びD
7 と、機関の気筒に取付けられた点火プラグPとにより
構成されている。
【0034】この点火回路においては、エキサイタコイ
ルLe が機関により駆動される図示しない磁石発電機内
に配置され、このエキサイタコイルの正の半サイクルの
出力でダイオードD6 及びD7 を通してコンデンサC8
が図示の極性に充電される。コンデンサC8 の両端の電
圧Vc8を図4(F)に示してある。サイリスタS1 のゲ
ートに点火信号Vg (Vg ´またはVp2´)が供給され
ると該サイリスタS1が導通し、コンデンサC8 の電荷
がサイリスタS1 及び点火コイルIGの1次コイルを通
して放電する。これにより点火コイルの2次コイルに高
電圧が誘起し、点火プラグPに火花が生じて機関が点火
される。
【0035】直流電源回路6は、ダイオードD5 と抵抗
R15とコンデンサC7 との直列回路をエキサイタコイル
Le の両端に接続した回路からなり、コンデンサC7 の
両端に得られる直流電圧VccをトランジスタTR2 のエ
ミッタと接地間、及び抵抗R12の一端と接地間に供給す
る。
【0036】図3に示した例では、点火回路7と、直流
電源回路6と、信号コイル1、波形整形回路2,3、点
火区間信号発生回路4、及び点火信号発生回路5からな
る点火時期制御装置とにより、内燃機関用点火装置が構
成されている。
【0037】図5は本発明に係わる点火時期制御装置を
用いた他の点火装置の構成を示したもので、同図の各部
の信号波形を図6に示してある。
【0038】図5の点火装置においては、点火信号発生
回路5が、積分コンデンサC9 と、トランジスタTR5
及びTR6 と、抵抗R17ないしR24と、比較器CP1
と、ダイオードD8 ないしD10とからなっている。その
他の点は図3に示した例と同様である。
【0039】図5の点火装置で用いられている点火信号
発生回路5においては、積分コンデンサC9 が直流電源
回路6の出力で抵抗R22及びトランジスタTR5 を通し
て充電され、その端子電圧Vc9は一定の勾配で上昇して
いく。最大進角位置θ1 で点火区間信号Vq が発生する
とトランジスタTR6 が導通してコンデンサC9 を抵抗
R19を通して一定の時定数で放電させる。最小進角位置
θ2 で点火区間信号Vq が零になるとトランジスタTR
6 が遮断状態になるが、この時第2のパルスVp2が発生
するためトランジスタTR3 が導通し、積分コンデンサ
C9 の電荷はダイオードD10及びトランジスタTR3 を
通して瞬時に放電する。従って積分コンデンサC9 の両
端に得られる積分電圧Vc9は図6(C)に示すように、
最小進角位置θ2 から最大進角位置θ1 まで一定の勾配
で上昇し、最大進角位置θ1 から最小進角位置θ2 まで
一定の傾きで下降して、最小進角位置で瞬時に零にもど
る波形になる。
【0040】この積分電圧Vc9は比較器CP1 により抵
抗R24の両端に得られる基準電圧Vr と比較され、積分
電圧Vc9の下降の傾斜部が基準電圧Vr 以下になった時
に比較器CP1 から信号Vg ´が出力される。この信号
Vg ´はダイオードD8 を通して点火回路7のサイリス
タS1 のゲートに点火信号Vg として供給される。積分
電圧Vc9の下降の傾斜部が基準電圧Vr 以下になる位置
は機関の回転速度の上昇に伴って進むため、信号Vg ´
の発生位置は回転速度の上昇に伴って進み、進角特性が
得られる。機関の極低速時には点火区間信号Vq が発生
しないので、最小進角位置θ2 で第2のパルスVp2と同
時に発生する信号Vp2´がダイオードD9 を通して点火
回路に点火信号Vg として供給される。
【0041】図3及び図5に示した例においては、点火
回路7がコンデンサ放電式の回路からなっているが、他
の方式の回路、例えば図7に示すような電流遮断式の点
火回路7を用いることもできる。この点火回路において
は、エミッタを接地したトランジスタTR7 のコレクタ
エミッタ間回路が点火コイルIGの1次コイルに対して
直列に接続され、1次コイルとトランジスタTR7 との
直列回路の両端にバッテリBの電圧が印加されている。
この点火回路が用いられる場合には、点火信号発生回路
5からトランジスタTR7 のベースに矩形波信号Vg が
与えられる。この矩形波信号は点火時期よりも前に立上
って点火時期に零に立下がる信号であり、該矩形波信号
の立ち下がりが点火信号となる。該矩形波信号Vg がト
ランジスタTR7 のベースに与えられている間該トラン
ジスタが導通して点火コイルに1次電流を流す。点火時
期に矩形波信号Vg が立下がるとトランジスタTR7 が
遮断状態になるため、点火コイルIGの一次コイルにそ
れまで流れていた電流を流し続けようとする向きの高い
電圧が誘起し、該電圧が更に昇圧されて点火コイルの2
次コイルに点火用の高電圧が誘起される。
【0042】この点火装置で用いる点火信号発生回路5
は、機関の回転速度が設定値を超えているときに点火区
間信号Vq が発生している区間を最大変化幅として立ち
下がり位置(点火時期)が回転速度に応じて変化する矩
形波信号Vg を発生し、機関の回転速度が設定値以下の
極低速領域では、第2のパルスVp2の発生時に立ち下が
る矩形波信号Vg を発生する。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、機関の
回転速度が設定値を超えているときに第1及び第2のパ
ルスにより発生区間が定まる点火区間信号を発生させ、
機関の回転速度が設定値以下のときには第1のパルスを
発生させないことにより点火区間信号の発生を停止させ
るとともに、第2のパルスの発生時に機関の点火時期を
定める点火信号を発生させるようにしたので、機関の始
動時及び極低速時に点火信号発生回路の動作が狂って点
火時期が進角するのを防ぐことができる。また本発明に
よれば、点火区間信号発生回路の構成を単純化すること
ができるため、点火時期制御装置を従来よりも安価に製
造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる点火時期制御装置の構成を示し
た回路図である。
【図2】図1の各部の信号波形を示した波形図である。
【図3】本発明の制御装置を用いた内燃機関用点火装置
の構成例を示した回路図である。
【図4】図3の各部の信号波形を示した波形図である。
【図5】本発明の制御装置を用いた点火装置の他の構成
例を示した回路図である。
【図6】図5の各部の信号波形を示した波形図である。
【図7】本発明の制御装置を適用した点火装置の更に他
の構成例を示した回路図である。
【符号の説明】 1 信号コイル 2 第1の波形整形回路 3 第2の波形整形回路 4 点火区間信号発生回路 401 第1のスイッチ 402 第2のスイッチ 5 点火信号発生回路 6 直流電源回路 7 点火回路 C3 コンデンサ C5 第1の積分コンデンサ C6 第2の積分コンデンサ C8 点火エネルギー蓄積用コンデンサ TR1 〜TR7 トランジスタ PU1 プログラマブルユニジャンクショントランジス
タ S1 サイリスタ IG 点火コイル Le エキサイタコイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号と該第1の信号よりも位相が
    遅れた第2の信号とを内燃機関の回転に同期して発生す
    る信号発電機と、前記第1の信号が第1のしきい値レベ
    ルに達したときに第1のパルスを出力する第1の波形整
    形回路と、前記第2の信号が第2のしきい値レベルに達
    したときに第2のパルスを発生する第2の波形整形回路
    と、前記第1及び第2のパルスを入力として第1のパル
    スの発生位置から第2のパルスの発生位置までの区間持
    続する点火区間信号を発生する点火区間信号発生回路
    と、前記点火区間信号が発生している区間を最大変化幅
    として発生位置が変化する信号を内燃機関の点火時期を
    決定する点火信号として出力する点火信号発生回路とを
    備え、前記第1の信号が前記第1のしきい値レベルに達
    する位置が内燃機関の最大進角位置に一致し、前記第2
    の信号が前記第2のしきい値レベルに達する位置が内燃
    機関の最小進角位置に一致するように前記信号発電機が
    構成されている内燃機関点火装置用点火時期制御装置に
    おいて、 前記点火区間信号発生回路は、前記第1のパルスにより
    トリガされて導通する第1のスイッチと、前記第1のス
    イッチが導通したときに充電されるコンデンサと、前記
    第2のパルスによりトリガされて導通して前記コンデン
    サを放電させる第2のスイッチとを備えており、 前記第1のしきい値レベルは、内燃機関の回転速度が設
    定値以下のときの前記第1の信号のレベルでは前記第1
    のパルスを発生させないように設定され、 前記第2のしきい値レベルは前記回転速度が設定値以下
    のときにも前記第2のパルスを発生させるように設定さ
    れ、 前記点火信号発生回路は、前記点火区間信号が発生しな
    い回転速度領域で前記第2のパルスが発生したときに前
    記点火信号を出力する低速時点火信号出力回路を備えて
    いることを特徴とする内燃機関点火装置用点火時期制御
    装置。
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