JPH109116A - サーボモータの取付支持構造 - Google Patents

サーボモータの取付支持構造

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JPH109116A
JPH109116A JP8165619A JP16561996A JPH109116A JP H109116 A JPH109116 A JP H109116A JP 8165619 A JP8165619 A JP 8165619A JP 16561996 A JP16561996 A JP 16561996A JP H109116 A JPH109116 A JP H109116A
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guide ring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電用水車のガイドベーンを開閉制御してそ
の流入水量を制御するサーボモータの動作時に、サーボ
モータが曲げ荷重を受けないようにしたサーボモータの
取付支持構造を得ること。 【解決手段】 ガイドリング32がサーボモータ20に
より回動され、このガイドリングに連結されたガイドベ
ーン33を開閉制御してその流入水量が制御される発電
用水車30において、発電用水車が設置される水車ピッ
トのピットライナ6とガイドリングとの間を、それぞれ
の接続部が曲面接触軸受50,51により連結されるサ
ーボモータを介して連結したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水力発電所に設置
され発電機に直結されてこれを回転駆動する発電用水車
への流入水量を制御するサーボモータの取付支持構造の
改良に関し、特にサーボモータがその動作時に曲げ荷重
を受けることなく常に軸方向成分の荷重のみが作用する
ようにしたサーボモータの取付支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】水力発電所に設置され直結された発電機
を回転駆動する発電用水車の回転速度制御或いは上記の
発電機の負荷制御等は、周知のように、発電用水車への
流入水量を制御することにより行われる。そして、発電
用水車への流入水量の制御は、発電用水車の上カバーの
上方に位置し、この上カバーに支持されたガイドリング
に機械的に連結されたサーボモータによりこのガイドリ
ングを回動させ、ガイドリングにリンクを介して連結さ
れた発電用水車のガイドベーンを開閉制御することによ
り行われる。
【0003】しかして、ガイドリングの回動に要する操
作力(推力)は、ガイドベーンが受ける水圧力に抗して
ガイドベーンの開閉操作を行う必要があるから、発電用
水車の容量に応じて、数トンから数百トンに達し、この
値の推力を出力するサーボモータが要求される。
【0004】上記のサーボモータとして、従来は容量に
関係なく、全ての発電用水車に対して圧油により駆動さ
れる油圧サーボモータが使用されていたが、油圧サーボ
モータは、上記の強力な推力を出力させる必要から、そ
の付帯設備として、オイルコンプレッサ、圧油槽、配圧
弁、圧油配管等、大規模で高価な油圧装置を必要とする
のみならず、この油圧装置は、近年においては油漏れに
より河川等を汚染する環境汚染の惧があり問題となって
きた。
【0005】そこで、近年には、環境汚染の惧のない電
動機により駆動される安価な電動サーボモータが開発さ
れて、小容量の発電用水車に使用されるようになった。
そして最近では、製作される電動サーボモータの容量も
順次大きくなり、次第に大容量の発電用水車にも適用さ
れるようになってきた。
【0006】図4は、発電用立軸水車に適用された油圧
サーボモータの従来の取付支持構造の概要を示すと共
に、立軸水車のガイドベーンの開閉制御を説明するため
の平面図である。
【0007】図4において、1は調速機制御装置、2は
アクチュエータ、3は配圧弁、4は圧油配管である。
【0008】10は油圧サーボモータで、後述する立軸
水車が設置される図示しない水車ピットのサーボモータ
取付用ピットライナ6に、フランジ7を介してその基端
(後述するシリンダの図示左端)が図示しないボルトに
より強固に固定されており、その主体であるシリンダ1
1、このシリンダ11内に設けられたピストン12、こ
のピストン12に固着されたピストンロッド13および
このピストンロッド13の先端に固着されるロッドエン
ド14から構成されている。
【0009】30は、発電用立軸水車であり、その主体
ではあるが本発明に直接関係のないケーシング、このケ
ーシングの内側の空間部に挿入されるランナ、このラン
ナの上面と下面とをそれぞれ覆う上カバーと下カバー等
は省略してある。
【0010】31は、上記ランナの主軸、32は、上記
の上カバーの上方に位置し上カバーに支持されて主軸3
1を中心として回動可能に取付けられたガイドリング
で、ガイドリングアーム37が突設されている。33
は、ガイドベーンで、ガイドベーン軸34がその上面と
下面とに突出して設けられており、図には2つだけ示し
ているが、上記のケーシングの内周面に沿って等間隔に
ガイドベーン軸34によって上記の上カバーと下カバー
との間に十数個軸支されている。
【0011】35は、ガイドベーン軸34の上端に固着
されたガイドベーンアームで、その先端はガイドベーン
リンク36を介してそれぞれガイドリング32に等間隔
に連結されている。
【0012】40は、上記のロッドエンド14とガイド
リングアーム37との間をピン41と42とにより連結
するサーボモータリンクであり、このサーボモータリン
ク40を介して油圧サーボモータ10とガイドリング3
2とは連結される。
【0013】上記の構成において、ガイドベーン33の
開閉制御により立軸水車10へ導入される流入水量の制
御は下記のようにして行われる。
【0014】すなわち、調速機制御装置1より出力され
る電気信号は、アクチュエータ2に入力され、ここで機
械的変位に変換されて配圧弁3に伝達され、図示しない
配圧弁内の弁体を変位させる。図示はしないが、配圧弁
3には、上記の圧油槽より圧油配管を介して圧油が供給
されており、この圧油は、上記の弁体の変位に応じて圧
油配管4、4を介して油圧サーボモータ10のシリンダ
11の図示左側室或いは右側室に供給されてピストン1
2を図示右方或いは左方に移動させる。
【0015】このピストン12の移動により油圧サーボ
モータ10は、油圧力による直線的な推力を発生し、こ
の推力はピストンロッド13、ロッドエンド14、サー
ボモータリンク40を介してガイドリングアーム37に
伝達され、ガイドリング32を鎖線Lを中心とする角度
aの範囲で回動させる。このガイドリング32の回動に
より、ガイドリング32にガイドベーンリンク36を介
して連結されている全てのガイドベーン33の開度は、
全閉から全開まで制御されて立軸水車10への流入水量
はガイドベーン33の開度に応ずる流量に制御される。
【0016】ところで、油圧サーボモータ10の基端
は、ピットライナ6にフランジ7により強固に固定され
ると共に、その先端のロッドエンド14はサーボモータ
リンク40を介してガイドリング32に連結されている
から、ガイドベーン33の開閉制御時には、ガイドリン
グ32側のピン42は、揺動することによって鎖線で示
す円弧状の軌跡を描くことになる。
【0017】この場合ピン42の揺動は、サーボモータ
リンク40を設けたことにより可能となるが、ロッドエ
ンド14とガイドリングアーム37とを、リンク40を
介することなくピン41により直接連結すれば、ピン4
1の揺動は殆ど不可能となり、油圧サーボモータ10に
は、その軸方向に対して直角方向(図示上下方向)の大
きな横荷重(曲げ荷重)が作用することになる。
【0018】すなわち、サーボモータリンク40は、上
記の大きな曲げ荷重を吸収するために介在させたもので
あるが、既述のように、動作時の油圧サーボモータ10
が出力する推力は極めて大きいから、リンク40により
曲げ荷重のすべてを吸収することはできず、ピン42の
揺動によってサーボモータ10には多少の曲げ荷重が作
用することになる。
【0019】以上の記載は、立軸水車10の通常の運転
時におけるガイドベーン33の開度制御についての説明
であるが、この立軸水車30に直結されて回転駆動され
る発電機自体、或いはこの発電機が接続される電力系統
等に事故が発生すると、発電機の負荷遮断を行い、同時
にガイドベーン33を急激に閉操作する必要がある。ガ
イドベーン33を急激に閉操作すると、上記の水車ラン
ナと上カバーとの間に水圧の変化が生じ、この水圧変化
により、上カバーには僅かではあるが変形が発生するこ
とになる。この変形が発生すると、上カバーの上方に位
置し上カバーに支持されたガイドリング32にも同時に
変形が発生することになる。
【0020】しかも、この変形はガイドベーン33の急
激な閉操作中に発生するから、ガイドリング32に連結
されている油圧サーボモータ10には、図示紙面に垂直
方向(上下方向)の強力な曲げ荷重が加わることにな
り、大きな問題となる。
【0021】図5は、このような場合における曲げ荷重
を吸収するために考えられたもので、図4に示す油圧サ
ーボモータ10と立軸水車30との連結に使用する場合
のサーボモータリンクの拡大側面断面図であり、図4と
同一部分には同一符号を付している。
【0022】図5において、40がサーボモータリンク
であり、同一の2枚の長方形の上板44と下板45とを
適宜の間隔をとって、ボルトとナットとにより締付け、
上板44と下板45のそれぞれの両端の近傍に、ピン4
1と42とによりロッドエンド14とガイドリングアー
ム37とを連結するための孔を穿設したものである。そ
して、下板45の上面とロッドエンド14の下面との
間、および下板45の上面とガイドリングアーム37の
下面との間に、それぞれ隙間Gが形成されるように上板
44と下板45との間隔が調整されている。
【0023】このように、隙間Gを設けることにより、
ガイドリング32が変形して上下或いは左右に動いて
も、油圧サーボモータ10に作用する曲げ荷重を吸収す
るような構造となっている。
【0024】図6は、発電用立軸水車に適用された電動
サーボモータの従来の取付支持構造の概要を説明するた
めの側面図であり、理解を容易にするために、電動サー
ボモータのピットライナへの連結と、ガイドリングアー
ムとの連結部とは断面図で示している。
【0025】また、図7は、立軸水車のガイドベーンの
開度制御を説明するための平面図であるが、ガイドベー
ンは省略している。なお、図6と図7においては、図4
と同一部分には同一符号を付しているのでそれらの詳細
な説明は省略する。
【0026】図6において、1は調速機制御装置、5は
サーボアンプ、6はピットライナ、8は、後述する電動
サーボモータをその基端によりピットライナ6に連結す
るために基盤を介してピットライナ6に突設したアーム
である。
【0027】20は電動サーボモータで、後述のボール
ネジの駆動源である電動機21、この電動機21の回転
速度を減速して回転をボールネジに伝達する減速歯車機
構を内蔵すると共に、電動サーボモータ20の取付座2
6が突設される減速歯車機構部22、減速歯車機構によ
り回転駆動され、回転運動を直線運動に変換するボール
ネジを内蔵するボールネジ部23、ボールネジのボール
ネジ軸を延長してボールネジ部23のケースより突出さ
せたボールネジロッド24およびボールネジロッド24
の先端に固着されたロッドエンド25から構成される。
【0028】この電動サーボモータ20は、その基端で
ある減速歯車機構部22に突設した取付座26を用いて
アーム8に平行ピン27により回動自在に軸支され、ロ
ッドエンド25は、平行ピン28によりガイドリングア
ーム37に連結される。
【0029】この場合も、ロッドエンド25とガイドリ
ングアーム37との連結部には、隙間Gを設けている
が、この隙間Gは既に説明した図5における隙間Gと同
様に、後述の図7に示すガイドリング32の変形を考慮
して設けたものである。
【0030】図7において、30は立軸水車、32はガ
イドリング、37はガイドリングアームである。
【0031】上記の構成において、ガイドリング32の
回動によるガイドベーン開閉制御により導入される立軸
水車10への流入水量の制御は下記のようにして行われ
る。すなわち、調速機制御装置1より出力される電気信
号は、サーボアンプ5に入力され増幅されて電動機21
に加えられる。これにより電動機21は正回転或いは逆
回転し、この回転は減速歯車機構22により減速されて
ボールネジ部23に内臓されているボールネジのボール
ネジナットに伝達され、このボールネジナットを回転さ
せる。
【0032】ボールネジは、電動サーボモータ20の主
要部品であり、上記のボールネジナットと、このボール
ネジナットに循環しながら入れ代わる多数のボール(鋼
球)を介して螺合するボールネジ軸とから構成されてい
るから、上記のボールネジナットの回転は、このボール
ネジナットに螺合し且つ回転を阻止されているボールネ
ジ軸の直線運動に変換される。そして、このボールネジ
軸をその軸方向に延長したものがボールネジロッド24
であり、ボールネジロッド24の先端にはロッドエンド
25が固着されている。したがって、平行ピン28によ
りロッドエンド25に連結されたガイドリングアーム3
7(ガイドリング32)は、図7に示す鎖線Lを中心と
する角度aの範囲で回動され、図示しないガイドベーン
の開閉制御が行われて立軸水車10への流入水量が制御
される。
【0033】この場合、平行ピン27と28は共に、ガ
イドリング32の回動面(水平面)に対して正確に直交
させ、平行を保持させなければならず、また、図6に示
すように、ガイドリングアーム37は、その上下に等し
い隙間Gをもって平行ピン28によりロッドエンド25
に連結させる必要があるから、アーム8のピットライナ
6への取付位置(特に高さ)および取付角度の決定には
長時間を必要とする。また、平行ピン28(ガイドリン
グ32)は図7に鎖線で示すように、鎖線Lを中心とす
る角度aの範囲で揺動して円弧状の軌跡を描くから、電
動サーボモータ20には、水平方向の曲げ荷重が作用す
ることなる。しかし、電動サーボモータ20は、平行ぴ
ん27によりアーム8に回動自在に軸支されているか
ら、上記の曲げ荷重の大部分は平行ぴん27を中心とす
る回動および隙間Gにより吸収されるが、曲げ荷重のす
べてを吸収することはできず、電動サーボモータ20は
多少の曲げ荷重を受けることになる。
【0034】図8は、立軸水車に適用された電動サーボ
モータの図6とは異なる従来の取付支持構造の概要を説
明するための側面図で、理解を容易にするために、電動
サーボモータとガイドリングアームとの連結部は断面図
で示した。
【0035】また、図9は、立軸水車のガイドベーンの
開閉制御を説明するための平面図であるが、ガイドベー
ンは省略している。なお、図8と図9においては、図
4、図5、図6および図7と同一部分には同一符号を付
しており、また図8と図9とは図4と図5とにおける油
圧サーボモータを単に電動サーボモータに置換えたもの
であるから詳細な説明は省略する。
【0036】図8および図9において、1は調速機制御
装置、5はサーボアンプ、6はピットライナ、7はフラ
ンジである。20は電動サーボモータで、電動機21、
減速歯車機構部22、ボールネジ部23、ボールネジロ
ッド24、ロッドエンド25および取付座26から構成
される。
【0037】30は立軸水車、32はガイドリング、3
7はガイドリングアームであり、40はサーボモータリ
ンク、41、42はピン、Gは隙間である。
【0038】上記構成における立軸水車10へ導入され
る流入水量の制御は、図4における油圧サーボモータ1
0を電動サーボモータ20に代えただけで、他に異なる
ところはないのでその説明は省略するが、この場合にお
いても、電動サーボモータ20の動作時に多少の曲げ荷
重が作用することは前述の場合と同様である。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】以上、サーボモータ
(油圧サーボモータと電動サーボモータ)について、そ
の異なる2種類の取付支持構造を詳細に説明した。これ
らの取付支持構造においては、各々のサーボモータの動
作時に作用する曲げ荷重を吸収するための手段(サーボ
モータリンクを介した連結、或いは隙間を設けたこと、
サーボモータをピットライナに固定せず平行ピンにより
回動自在に取付ける等)が施されている。
【0040】そのため、構成部品数が多く複雑な構造と
なり、また据付時の位置決め、隙間の設定、芯出し或い
はレベリング作業等に多大の労力と時間とを必要とし問
題であるが、さらに曲げ荷重を完全に吸収することがで
きず、サーボモータには多少の曲げ荷重が作用すること
になり、下記のような問題が発生した。
【0041】すなわち、曲げ荷重が作用すると、油圧サ
ーボモータの場合は、シリンダとピストン或いはピスト
ンロッドとの間の摩擦、磨耗が増大して寿命が短縮され
る。また、電動サーボモータの場合は特に問題であり、
多数の循環する鋼球を介してそのボールネジナットとボ
ールネジ軸とが螺合するボールネジは、軸方向の強度は
充分に有しているものの曲げ荷重に対しては、荷重の分
担にアンバランスを生じ、鋼球とボールネジナット或い
はボールネジ軸との間で、かじりや固着などが発生して
推力の伝達が充分に行われなくなることがあり、サーボ
モータとしての機能が阻害され、そのために寿命も短縮
される。
【0042】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、サーボモータがその動作時に曲げ
荷重を受けることなく常に軸方向成分の荷重のみが作用
するようにしたサーボモータの取付支持構造を提供する
ことにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の請求項1の発明は、水力発電所に設置され且
つそのガイドリングがサーボモータによって回動され、
前記ガイドリングに連結されたガイドベーンの開閉制御
によりその流入水量の制御が行われる発電用水車におい
て、前記発電用水車が設置される水車ピットのピットラ
イナと前記発電用水車のガイドリングとの間を、それぞ
れの接続部が曲面接触軸受により連結される前記サーボ
モータを介して連結したことを特徴とする。
【0044】上記構成によれば、サーボモータを、ピッ
トライナに取付けたアームと発電用水車のガイドリング
との間に、それぞれ曲面接触軸受により連結したからサ
ーボモータによる発電用水車への流入水量の制御の際、
サーボモータは、ガイドリングに生ずる水平方向および
上下方向への移動に対する追従が可能となり、曲げ荷重
を受けることがなくなる。
【0045】請求項2の発明は、水力発電所に設置され
且つそのガイドリングがサーボモータによって回動さ
れ、前記ガイドリングに連結されたガイドベーンの開閉
制御によりその流入水量の制御が行われる発電用水車に
おいて、前記発電用水車が設置される水車ピットのピッ
トライナと前記発電用水車のガイドリングとの間を、そ
れぞれの接続部がユニバーサル軸受により連結される前
記サーボモータにより連結したことを特徴とする。
【0046】上記構成によれば、サーボモータを、ピッ
トライナに取付けたアームと発電用水車のガイドリング
との間に、それぞれユニバーサル軸受を介して連結した
からサーボモータによる発電用水車への流入水量の制御
の際、サーボモータはガイドリングの水平方向および上
下方向の移動への追従が可能となり、曲げ荷重を受ける
ことがなくなる。
【0047】請求項3の発明は、ユニバーサル軸受に代
えて球面軸受を使用することを特徴とする請求項2記載
のサーボモータの取付支持構造。
【0048】上記構成によれば、サーボモータを、ピッ
トライナに取付けたアームと発電用水車のガイドリング
との間に、それぞれ球面軸受を介して連結したから、サ
ーボモータによる発電用水車への流入水量の制御の際、
サーボモータは、ガイドリングの水平方向および上下方
向の移動への追従が可能となり、曲げ荷重を受けること
がなくなる。
【0049】請求項4の発明は、水力発電所に設置され
且つそのガイドリングがサーボモータによって回動さ
れ、前記ガイドリングに連結されたガイドベーンの開閉
制御によりその流入水量の制御が行われる発電用水車に
おいて、前記サーボモータの基端を前記発電用水車が設
置される水車ピットのピットライナに固着すると共に、
前記サーボモータのロッドエンドと前記発電用水車のガ
イドリングとの間を、前記ロッドエンドと前記ガイドリ
ングとの接続部がそれぞれ曲面接触軸受により連結され
るサーボモータリンクを介して連結したことを特徴とす
る。
【0050】上記構成によれば、サーボモータの基端を
ピットライナに固着し、サーボモータのロッドエンドと
発電用水車のガイドリングとの間を、その両端の接続部
がそれぞれ曲面接触軸受により連結されるサーボモータ
リンクを介して連結したからサーボモータによる発電用
水車への流入水量の制御の際、サーボモータはガイドリ
ングの水平方向および上下方向の移動への追従が可能と
なり、曲げ荷重を受けることがなくなる。
【0051】請求項5の発明は、水力発電所に設置され
且つそのガイドリングがサーボモータによって回動さ
れ、前記ガイドリングに連結されたガイドベーンの開閉
制御によりその流入水量の制御が行われる発電用水車に
おいて、前記サーボモータの基端を前記発電用水車が設
置される水車ピットのピットライナに固着すると共に、
前記サーボモータのロッドエンドと前記発電用水車のガ
イドリングとの間を、前記ロッドエンドと前記ガイドリ
ングとの接続部がそれぞれピンにより軸支された球面軸
受により連結されるサーボモータリンクを介して連結し
たことを特徴とする。
【0052】上記構成によれば、サーボモータの基端を
ピットライナに固着し、サーボモータのロッドエンドと
発電用水車のガイドリングとの間を、その両端の接続部
がそれぞれ球面軸受により連結されるサーボモータリン
クを介して連結したから、サーボモータによる発電用水
車への流入水量の制御の際、サーボモータはガイドリン
グの水平方向および上下方向の移動への追従が可能とな
り、曲げ荷重を受けることがなくなる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0054】図1は、本発明を電動サーボモータに適用
した場合の実施の形態の一例を示す平面図であり、図2
は、図1の側面図で、本発明の主要部である電動サーボ
モータの取付支持部は、理解を容易にするために断面図
で示した。なお、図1と図2において、図6と図7の同
一部分には同一符号を付したのでそれらの詳細な説明は
省略する。
【0055】図1および図2において、6はピットライ
ナ、8はアームである。20は電動サーボモータ、21
は電動機、22は減速歯車機構部、23はボールネジ
部、24はボールネジロッド、25はロッドエンド、2
6は取付座、27、28は平行ピンである。30は立軸
水車、31はランナ主軸、32はガイドリング、37は
ガイドリングアームであり、ガイドベーンは省略してい
る。
【0056】50および51は、それぞれ本発明の主要
部で、電動サーボモータ20をピットライナ6とガイド
リングアーム37との間に取付支持するために使用した
ユニバーサル軸受例えば球面軸受である。
【0057】そして、球面軸受50は、平行ピン27に
よりアーム8に軸支されているから電動サーボモータ2
0はその動作時に、取付座26により上記の球面軸受5
0を介してピットライナ6に対して、平行ピン27を中
心とする水平方向の回動、および球面軸受50を中心と
する上下方向の回動が共に可能に取付支持される。
【0058】また、球面軸受51は平行ピン28により
ロッドエンド28に軸支されているから、ガイドリング
32は、そのガイドリングアーム37により球面軸受5
1を介してロッドエンド28(電動サーボモータ20)
に、平行ピン28を中心とする水平方向の回動、および
球面軸受51を中心とする上下方向の回動が共に可能に
連結される。
【0059】このように、電動サーボモータ20をピッ
トライナ6とガイドリングアーム37との間に、それぞ
れ球面軸受50および51を介して連結すると、連結部
が球面状であるから、水平方向の変位に対しては、図1
に示すように、通常必要とする変位量Sには充分追従可
能となる。また上下方向の変位に対しては、図2に示す
ように、その最大変位量Hまでは追従することができ
る。
【0060】したがって、電動サーボモータ20の動作
によりガイドリングアーム37側の平行ピン28が、図
1に示すように、水平方向に円弧状に移動(変位量S)
したり、また、図示しない立軸水車30の上カバーの変
形による上下方向の移動が発生して、図2に示すよう
に、ガイドリングアーム37が上下方向に最大変位量H
まで移動しても、球面軸受50および51の作用によ
り、これらの両変位量は吸収されて、常に電動サーボモ
ータ20のボールネジは、その軸方向に保持されること
になる。これにより電動サーボモータ20には、その動
作時に、垂直荷重のみが作用することになり、曲げ荷重
が生じることはなくなる。
【0061】上記の実施の形態においては、球面軸受5
0および51は、平行ピン27および28によりそれぞ
れアーム8およびロッドエンド25に軸支しているが、
取付座26およびガイドリングアーム37を、それぞれ
球面軸受50および51が軸支できるような構造に変更
(アーム8と取付座26およびロッドエンド25とガイ
ドリングアーム37の平行ピン27および28による取
付関係を逆にする)して、球面軸受50および51をそ
れぞれ取付座26およびガイドリングアーム37に軸支
するようにしても、上記の実施の形態と等価となること
は明らかである。また、ピン27と28とは平行ピンと
して説明したが、必ずしも平行にする必要はなく、多少
の取付誤差は許容される。
【0062】なお、球面軸受以外に自在接手の使用が考
えられるが、取付スペースおよび強度の点で問題があ
り、その採用は不可能である。
【0063】上記発明の実施の形態においては、電動サ
ーボモータに適用した場合について述べたが、油圧サー
ボモータにも適用し得ることは言うまでもない。
【0064】図3は、サーボモータが、図4または図8
に示すように、ピットライナにフランジ接続により強固
に固定されている場合に、ロッドエンドとガイドリング
アームとを連結するために使用するサーボモータリンク
の実施の形態の一例を示す拡大側面断面図であり、図5
と同一部分には同一符号を付したのでそれらの詳細な説
明は省略する。
【0065】図3において、40がサーボモータリン
ク、41、42はピン、44は上板、45は下板で、G
は隙間である。
【0066】37はガイドリングアームであり、38
は、このガイドリングアーム37の先端に穿設され、ガ
イドリングアーム37とサーボモータリンク40の図示
右端とを連結するピン42を挿入するための透孔であ
る。
【0067】53はロッドエンドであり、54は、この
ロッドエンド53の先端に穿設され、ロッドエンド53
とサーボモータリンク40の図示左端とを連結するピン
41を挿入するための透孔である。
【0068】図3が図5と異なる部分は、ガイドリング
アーム37とロッドエンド53のそれぞれの先端に穿設
した透孔38と54の断面の形状を、図示のように、そ
の上下の開口端の口径を大きくし、中央部の口径が小さ
くなる曲面となるようにした点である。
【0069】このように、透孔54と38の断面の形状
を、その上下の開口端の口径が大きく中央部の口径が小
さい曲面とすると、ロッドエンド53とピン41および
ガイドリングアーム37とピン42とは、それぞれ透孔
54と38との中央部でのみ曲面接触することになり、
両者の関係はそれぞれ曲面接触軸受と等価となる。
【0070】これにより、サーボモータの動作によりガ
イドリングアーム37側の平行ピン42が、水平方向に
円弧状に移動したり、図示しない立軸水車の上カバーの
変形による上下方向の移動が発生しても、ピン41、ピ
ン42がそれぞれ曲面接触することにより、常にサーボ
モータのロッドは、その軸方向に保持されることにな
る。そのため、サーボモータには、その動作時に、垂直
荷重のみが作用することになり、曲げ荷重が生じること
はなくなる。
【0071】なお、上記の実施の形態においては、透孔
54と38とを、それぞれの中央部の口径が小さい曲面
となるようにしたが、上記の場合とは逆に、透孔54と
38とは通常の透孔とし、ピン41と42との中間部を
球面状に膨らませるとか、ピン41と42とにより上記
の図1、図2に示した球面軸受を軸支するようにしてサ
ーボモータリンク40とロッドエンド53およびガイド
リングアーム37とをそれぞれ曲面接触により連結すれ
ば上記と等価となることは言うまでもない。
【0072】さらに、図1、図2に示した実施の形態に
おいても、電動サーボモータ20のピットライナ6側お
よびガイドリングアーム37側を、上記と同様に、それ
ぞれ球面軸受によらない曲面接触軸受により連結して
も、上記と同様の効果が得られ、本発明の目的が達成さ
れることは明らかである。
【0073】なお、以上の説明においては、本発明を発
電用立軸水車に適用した場合について述べてきたが、発
電用横軸水車にも適用し得ることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】以上、本発明について詳細に説明した
が、本発明によれば、サーボモータは、その固定部(ピ
ットライナ)と発電用水車(ガイドリングアーム)との
間に、それぞれの接続部が曲面接触軸受によって連結さ
れ、または、サーボモータが固定部に固着されている場
合には、サーボモータリンクが、サーボモータのロッド
エンドと発電用水車(ガイドリングアーム)との間に、
それぞれの接続部が曲面接触軸受によって連結されてい
る。
【0075】そのため、サーボモータによる発電用水車
への流入水量の制御の際、サーボモータは、ガイドリン
グに生ずる水平方向および上下方向への移動に対して、
容易に追従しながら移動できるようになり、常に軸方向
成分の荷重のみが作用するようになるから曲げ荷重を受
けないサーボモータの取付支持構造が得られる。
【0076】また、曲げ荷重を受けないから、特に電動
サーボモータのボールネジ部分の長寿命化が可能とな
る。さらに、サーボモータと発電用水車との接続部をす
べて曲面接触軸受によって連結しているから、水車の据
付位置とサーボモータの据付位置との相対関係に於て、
位置決め、芯出し、レベリング作業等で高精度の位置関
係に据付ける必要がなくなり、据付労力の減少と据付時
間の短縮に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電動サーボモータに適用した場合の実
施の形態の一例を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】サーボモータがピットライナに固定されている
場合に、サーボモータと立軸水車との連結に使用するサ
ーボモータリンクの実施の形態の一例を示す拡大側面断
面図である。
【図4】立軸水車に適用された油圧サーボモータの従来
の取付支持構造の概要を示し、且立軸水車のガイドベー
ンの開度制御を説明するための平面図である。
【図5】サーボモータがピットライナに固定されている
場合に、サーボモータと立軸水車との連結に使用する従
来のサーボモータリンクの拡大側面断面図である。
【図6】立軸水車に適用された電動サーボモータの従来
の取付支持構造の概要を説明する側面図で、電動サーボ
モータの取付支持部を断面で示したものである。
【図7】立軸水車のガイドベーンの開度制御を説明する
ための平面図である。
【図8】立軸水車に適用された電動サーボモータの図6
と異なる従来の取付支持構造の概要を説明する側面図
で、電動サーボモータと立軸水車との連結部を断面で示
したものである。
【図9】立軸水車のガイドベーンの開度制御を説明する
ための平面図である。
【符号の説明】
1 調速機制御装置 2 アクチュエータ 3 配圧弁 4 配管 5 サーボアンプ 6 ピットライナ 7 フランジ 8 アーム 10 油圧サーボモータ 11 シリンダ 12 ピストン 13 ピストンロッド 14,25,53 ロッドエンド 20 電動サーボモータ 21 電動機 22 減速歯車機構部 23 ボールネジ部 24 ボールネジロッド 26 取付座 27,28 平行ピン 30 立軸水車 31 ランナ主軸 32 ガイドリング 33 ガイドベーン 34 ガイドベーン軸 35 ガイドベーンアーム 36 ガイドベーンリンク 37 ガイドリングアーム 38 ガイドリングアームの透孔 40 ガイドリングリンク 41,42 ピン 44 上板 45 下板 50,51 球面軸受 54 ロッドエンドの透孔 G 隙間 H 上下方向最大変位量 S 水平方向変位量

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水力発電所に設置され且つそのガイドリ
    ングがサーボモータによって回動され、前記ガイドリン
    グに連結されたガイドベーンの開閉制御によりその流入
    水量の制御が行われる発電用水車において、前記発電用
    水車が設置される水車ピットのピットライナと前記発電
    用水車のガイドリングとの間を、それぞれの接続部が曲
    面接触軸受により連結される前記サーボモータを介して
    連結したことを特徴とするサーボモータの取付支持構
    造。
  2. 【請求項2】 水力発電所に設置され且つそのガイドリ
    ングがサーボモータによって回動され、前記ガイドリン
    グに連結されたガイドベーンの開閉制御によりその流入
    水量の制御が行われる発電用水車において、前記発電用
    水車が設置される水車ピットのピットライナと前記発電
    用水車のガイドリングとの間を、それぞれの接続部がユ
    ニバーサル軸受により連結される前記サーボモータを介
    して連結したことを特徴とするサーボモータの取付支持
    構造。
  3. 【請求項3】 ユニバーサル軸受に代えて球面軸受を使
    用することを特徴とする請求項2記載のサーボモータの
    取付支持構造。
  4. 【請求項4】 水力発電所に設置され且つそのガイドリ
    ングがサーボモータによって回動され、前記ガイドリン
    グに連結されたガイドベーンの開閉制御によりその流入
    水量の制御が行われる発電用水車において、前記サーボ
    モータの基端を前記発電用水車が設置される水車ピット
    のピットライナに固着すると共に、前記サーボモータの
    ロッドエンドと前記発電用水車のガイドリングとの間
    を、前記ロッドエンドと前記ガイドリングとの接続部が
    それぞれ曲面接触軸受により連結されるサーボモータリ
    ンクを介して連結したことを特徴とするサーボモータの
    取付支持構造。
  5. 【請求項5】 水力発電所に設置され且つそのガイドリ
    ングがサーボモータによって回動され、前記ガイドリン
    グに連結されたガイドベーンの開閉制御によりその流入
    水量の制御が行われる発電用水車において、前記サーボ
    モータの基端を前記発電用水車が設置される水車ピット
    のピットライナに固着すると共に、前記サーボモータの
    ロッドエンドと前記発電用水車のガイドリングとの間
    を、前記ロッドエンドと前記ガイドリングとの接続部が
    それぞれピンにより軸支された球面軸受により連結され
    るサーボモータリンクを介して連結したことを特徴とす
    るサーボモータの取付支持構造。
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