JPH1091268A - 半導体回路のクロック周波数制御方法およびデータ処理装置 - Google Patents

半導体回路のクロック周波数制御方法およびデータ処理装置

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JPH1091268A
JPH1091268A JP8240176A JP24017696A JPH1091268A JP H1091268 A JPH1091268 A JP H1091268A JP 8240176 A JP8240176 A JP 8240176A JP 24017696 A JP24017696 A JP 24017696A JP H1091268 A JPH1091268 A JP H1091268A
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JP
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power consumption
clock
clock frequency
upper limit
data processing
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JP8240176A
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Mutsuhiro Omori
睦弘 大森
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体回路における目的や用途に適した定量
的な消費電力制御が高効率でなされるクロック周波数制
御方法と装置を提供する。 【解決手段】 複数のモジュール3、5、7間を非同期
FIFO2、4、6、8で接続し、それぞれのモジュー
ル3、5、7ごとのシステムクロックCLKA、CLK
B、CLKCを動的に変化させるクロック制御手段10
を備えるデータ処理装置であって、クロック制御手段1
0は、システム全体の消費電力を制御するためのクロッ
ク周波数に対応した消費電力の算出を行う手段14と、
消費電力の上限Ucを更新する消費電力上限設定手段1
5を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路のクロ
ック周波数制御方法およびクロック周波数制御装置に関
し、特に半導体回路における消費電力制御のためのシス
テムクロックの制御方法およびクロックの制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシステムクロック制御技術として
は、図6および図7に示す構成が考えられる。図6に示
されるデータ処理回路101は、入力データD1がAモ
ジュール104、Bモジュール105において順に処理
され、処理が施されたデータが出力データD2として送
出される構成であり、システムクロックが常に一定の周
波数で、しかもすべてのモジュールに一律に常時供給さ
れる(すなわち、システムクロックが単に垂れ流される
だけの)構成を示す。
【0003】すなわち図6においては、クロック発生器
102が発生させる一定の周波数のクロック信号SCK
が、クロックバッファ103を介してAモジュール10
4、Bモジュール105にそれぞれ常時供給される。し
たがってこの構成においては、例えばBモジュール10
5の処理に余裕ができても、Bモジュール105には不
必要にクロックが供給し続けられることになり、この結
果、不必要な電力がBモジュール105の中で消費され
るという不都合が生じる。このように、図6の構成は消
費電力の削減機能を備えるものではない。
【0004】そこで、これを改良するものとして、図7
に示されるような、アプリケーション機構に基づいてシ
ステムクロック制御を行う構成が試みられた。すなわち
図7に示されるデータ処理回路110においては、Aモ
ジュール104、Bモジュール105へのクロックの供
給をゲート回路112、113によってカット可能に構
成している。さらにこれらゲート回路の制御は、外部の
アプリケーション機構(図示されない)から入力される
制御信号A1に基づき作動する制御装置(コントロール
回路)111が、ゲート回路制御信号GT1、GT2を
それぞれゲート回路112、113に与えることによっ
て行われる。こうした構成では、外部のアプリケーショ
ン機構が、例えばBモジュール105の状態を予測する
か、何等かの手段によりその状態を検知して、Bモジュ
ール105に処理すべきデータが到着していなければ、
ゲート回路113を止めてBモジュール105へのクロ
ック供給を停止させる。
【0005】前記のように構成すれば、必要に応じてシ
ステムクロックの供給を停止制御することにより、その
分不必要な消費電力を低減することが可能になるが、と
ころがこのようにシステムクロックの伝送経路にゲート
回路112および113を介挿すると、システムクロッ
クの伝送経路を等電位に設定することが不可能になり、
この結果、システムクロックの波形劣化および遅延とい
った種々の問題が発生する。
【0006】このようにシステムクロックが波形劣化す
ると、その対策に時間を要するようになる。さらにシス
テムクロックの遅延は、システムの大規模化に伴うシス
テムクロックの負荷の増大に対応して、遅延量も増大す
るから、この遅延を解消するために、システムクロック
の伝送経路を種々に変更し、また余分に設定することが
必要になる。さらに各演算モジュールの出力段等に配置
されたレジスタにおいては、遅延したシステムクロック
に同期して処理結果を出力することになり、その分だけ
データが遅延するという問題が生じることになる。さら
に高価なアプリケーション機構が必要となり、しかもア
プリケーション機構自体の電力消費が発生するという問
題に加えて、各モジュールの処理状態の予測のためにア
プリケーションプログラム側での負担が増大するといっ
た欠点があった。
【0007】そこで、複数のモジュール間を非同期FI
FOメモリで接続し、それぞれのモジュールごとのシス
テムクロックの周波数を制御し、さらにアップダウンカ
ウンターを用いたクロック制御回路を備えて制御を行う
構成が試みられた。このような構成による従来例を図8
に示す。
【0008】図8に示されるデータ処理装置120は、
外部からの入力データD1とAモジュール104間と、
そしてAモジュール104とBモジュール105間に、
入力と出力が非同期の別々のクロックで動作するFIF
Oメモリ(First InFirst Out Me
mory)121、122が挿入される。なお、以下で
は、FIFOメモリは単にFIFOとして記載される。
FIFO122の入力クロックには、入力データD1に
同期したクロックCLKがクロック発生器102から、
クロックドライバ103を経て供給される。FIFO1
22の出力データ用クロック端子とAモジュール104
のクロック入力端子、およびFIFO122の入力デー
タ用クロック端子には、クロックCLK1が第1クロッ
ク制御回路123によって供給される。
【0009】さらにクロックCLK1とは別に、第2ク
ロック制御回路124からクロックCLK2が、FIF
O122の出力データ用クロック端子とBモジュール1
05のクロック入力端子に供給される。またFIFO1
21、122からは、ハーフ・エンプティ・フラッグ等
の、FIFO内部のデータ量を示すフラッグ信号f1、
f2が出力され、フラッグ信号f1は第1クロック制御
回路123に入力され、フラッグ信号f2は第2クロッ
ク制御回路124に入力される。
【0010】このような構成の場合、外部からのクロッ
クはクロックドライバ103を経て、FIFO121と
第1クロック制御回路123、第2クロック制御回路1
24に供給されるのみなので、負担は軽く、よってスキ
ューを小さく抑えることが可能となる。これは、モジュ
ールの数が増加した場合であっても、その数はすべての
FF(フリップフロップ)(多い場合は一つのチップで
数万個にもなる)にクロックを供給する場合に比べて、
格段に少ない(せいぜい数10)ことに因る。
【0011】一方、第1クロック制御回路123、第2
クロック制御回路124においては、FIFOからのフ
ラッグ信号f1、f2(エンプティ情報)により、各F
IFOがフル状態でなければ、現在出力しているクロッ
ク周波数を段々低くして行くようにする。これによって
後段の処理速度を低下させ、FIFOに蓄積されたデー
タが増加するようになり、この間の後段における電力消
費が削減される。そして、FIFOに蓄積されたデータ
が増加してフル状態に近づきはじめたら、現在出力して
いるクロック周波数を段々高くして、後段の処理速度を
上げるようにするものである。
【0012】クロック制御回路として、例えば第1クロ
ック制御回路123の内部は図9に示されるように構成
されている。第1クロック制御回路123の応答速度を
決めるための周波数変換チェックのチェック周期は、外
部クロックを分周器220によって分周した周波数で行
う。ここで分周器220は、外部からプログラマブルに
分周率を制御できるために、ローダブルな分周器にして
おくこともできる。
【0013】分周器220によって分周されたクロック
は、アップ/ダウンカウンタ221のクロック端子に入
力され、さらに、アップ/ダウンカウンタ221のアッ
プ/ダウンをコントロールする信号として、FIFOか
らのハーフ・エンプティ信号が入る。ここで、ハーフ・
エンプティとは、FIFOの半分以上のデータエリアが
空であることを示す信号である。ついで、入力クロック
周期/分周器220の分周率を周期とする間隔で、ハー
フ・エンプティがチェックされ、ハーフ・エンプティで
あればカウントアップし、ハーフ・エンプティでなけれ
ばカウントダウンされる。但し、ダウンカウンターはカ
ウントダウンに関しては出力が0になったところで停止
し、カウントアップに関しては最大値になったところで
停止する。
【0014】このアップ/ダウンカウンタ221のアッ
プ/ダウン出力は、PLL(フェーズロックドループ)
回路の入力クロックの分周器である分周器222の分周
率として入力される。PD223はフェーズディテク
タ、LF224はループフィルタ、VCO225はボル
テージコントロールドオシレータ、分周器226はルー
プカウンタとなっていて、一連のPLL回路を構成して
いる。特に、分周器222は分周率の入力が値0となっ
た場合には、その出力は停止する。ここで、クロックア
ウト周波数はクロックイン周波数に、分周器222の分
周率と分周器226の分周率との比を乗じたものとなる
から、入力クロックに対して最高でN倍、最低で停止ま
での制御が可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置
の使用にあっては、種々の使用状況にそれぞれ適した消
費電力の制御がなされることが望ましい場合がある。例
えば、ノートパソコン等をバッテリー駆動で使用してい
て、バッテリーの残量が残り少なくなった場合には、処
理能力を若干低下あるいは削減させてでも、できるだけ
長い時間使えるような環境にしたい場合がある。あるい
は、単に電力消費を押さえるのではなく、逆に、短時間
の使用に限るが、最高速で最大機能が要求される場合に
は、消費電力は多く消費しても最高速で最大機能を実現
したい場合がある。さらに、例えばシステムの温度が規
定温度以上にまで上昇した場合には、システム保護のた
めに処理能力を落として消費電力を下げ、よって温度上
昇を押さえる必要が生じる場合がある。
【0016】このように、使用条件に応じた様々な目的
や用途に対応させて、電力の消費量を定量的に制御する
要求があるにも拘わらず、前述した従来のシステムクロ
ック制御技術では、このような消費電力を目的と用途に
適するよう定量的に制御することはできなかった。本発
明は、このような従来技術における問題点を解決するた
めなされたもので、半導体回路における目的や用途に適
した定量的な消費電力制御が高効率でなされるクロック
周波数制御方法と装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係るクロック周波数制御方法は、複数のモジュ
ール間を非同期FIFOで接続し、それぞれのモジュー
ルごとのシステムクロックを動的に変化させるクロック
制御システムに適用される方法であって、システム全体
の消費電力を制御するためのクロック周波数に対応した
消費電力の算出を行うステップを有して構成される。こ
の構成によって、目的と用途に応じた消費電力の定量的
な制御がなされる。
【0018】あるいは、本発明に係るクロック周波数制
御方法の、前記クロック制御回路におけるクロック周波
数に対応した消費電力の算出を行うステップとして、定
数とクロック周波数の乗算によりなされる構成の場合
は、高速処理が可能になる。
【0019】あるいは、本発明に係るクロック周波数制
御方法の、前記クロック制御回路におけるクロック周波
数に対応した消費電力の算出を行うステップとして、ク
ロック周波数をアドレスとした消費電力値テーブルから
の参照によりなされる構成の場合は、アクセス速度が速
くなり、しかも内容の変更・更新が容易になる。
【0020】また、本発明に係る周波数制御方法とし
て、電池残量の監視がなされる系に適用され、電池残量
が設定値よりも少なくなった場合に消費電力の上限を規
定するステップを有して構成される場合は、処理速度を
遅くすることによって電力消費が削減され、よって電池
の消耗を抑えて使用可能時間が延長される。
【0021】また、本発明に係る周波数制御方法とし
て、温度監視がなされる系に適用され、系温度が設定温
度を超えた場合に消費電力の上限を規定するステップを
有して構成される場合は、温度が規定値以下に保たれて
系の保護が自動的になされる。
【0022】本発明に係るデータ処理装置は、複数のモ
ジュール間を非同期FIFOで接続し、それぞれのモジ
ュールごとのシステムクロックを動的に変化させるクロ
ック制御手段は、システム全体の消費電力を制御するた
めのクロック周波数に対応した消費電力の算出を行う手
段を備えて構成される。この構成によって、目的と用途
に応じた消費電力の定量的な制御が可能となる。
【0023】また、本発明に係るデータ処理装置で、前
記クロック制御手段が備えるクロック周波数に対応した
消費電力の算出を行う手段として、定数とクロック周波
数の乗算により構成される場合は、高速処理がなされ
る。
【0024】また、本発明に係るデータ処理装置で、前
記クロック制御手段が備えるクロック周波数に対応した
消費電力の算出を行う手段として、クロック周波数をア
ドレスとした参照可能の消費電力値テーブルにより構成
される場合は、アクセス速度が速くなり、内容の変更・
更新が容易になる。
【0025】また、本発明に係るデータ処理装置が電池
残量監視手段を備え、かつ前記クロック制御手段が消費
電力上限設定手段を備え、電池残量が設定値よりも少な
くなった場合に消費電力上限設定手段が消費電力の上限
を更新する構成の場合は、クロック周波数が低減されて
電力消費が削減され、よって電池の消耗が抑えられて使
用可能時間が延長される。
【0026】さらに、本発明に係るデータ処理装置が温
度監視手段を備え、かつ前記クロック制御手段が消費電
力上限設定手段を備え、温度が設定温度を超えた場合に
消費電力上限設定手段が消費電力の上限を更新する構成
の場合は、クロック周波数が低減されて温度が規定値以
下に保たれ、装置の保護が自動的になされる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明に係るクロック周波数制御
方法の骨子は、複数のモジュール間を非同期FIFOで
接続し、FIFOの空き状態を監視することでFIFO
の出力側に接続されたそれぞれのモジュールのシステム
クロックの周波数を制御するもので、アップ/ダウンカ
ウンタを用いたクロック制御回路を備えた系において、
目標とする電力消費削減分が与えられた際に、この削減
消費分を実現すべくアップ/ダウンカウンタを制御して
クロック周波数を制御する。
【0028】以下、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係るデータ処理装置の一実施形態のブ
ロック構成図である。また図2は、図1中に示された消
費電力算出比較手段の一実施形態(定数乗算による消費
電力算出)のブロック構成図である。さらに図3は、図
2の消費電力算出比較手段の動作タイミング図である。
【0029】図1に示されるように、本発明に係るデー
タ処理装置1は、入力と出力が非同期の別々のクロック
で動作するFIFOメモリ(以下、FIFOと記載)
2、4、6、8を用いて、Aモジュール3、Bモジュー
ル5、Cモジュール7を接続し、クロック制御手段10
によりAモジュール3、Bモジュール5、Cモジュール
7のクロック周波数CLKA、CLKB、CLKCを制
御する構成となっている。
【0030】外部からの入力データD1は、FIFO2
の入力データ用クロック端子に供給される、クロックC
LKIに同期してFIFO2に蓄積されたのち、Aモジ
ュール3に放出され、Aモジュール3で処理が施されて
FIFO4に蓄積され、ついでBモジュール5に放出さ
れ、Bモジュール5で処理が施されてFIFO6に蓄積
され、ついでCモジュール7に放出され、Cモジュール
7で処理が施されてFIFO8に蓄積され、最後にFI
FO8から、クロックCLKOに同期して出力データD
2として送出される。
【0031】FIFO2の出力データ用クロック端子
と、Aモジュール3のクロック入力端子、およびFIF
O4の入力データ用クロック端子には、クロックCLK
AがAクロック制御回路(ACLKG)11によって供
給される。
【0032】さらにFIFO4の出力データ用クロック
端子と、Bモジュール5のクロック入力端子、およびF
IFO6の入力データ用クロック端子には、クロックC
LKBがBクロック制御回路(BCLKG)12によっ
て供給され、またFIFO6の出力データ用クロック端
子と、Cモジュール7のクロック入力端子、およびFI
FO8の入力データ用クロック端子には、クロックCL
KCがCクロック制御回路(CCLKG)13によって
供給される。
【0033】またFIFO2、4、6、8からは、ハー
フ・エンプティ・フラッグ等の、FIFO内部のデータ
量を示すフラッグ信号g2〜g8が出力され、クロック
制御手段10に入力される。
【0034】このような構成の場合、外部からのクロッ
クCLKIは、FIFO2とAクロック制御回路11〜
Cクロック制御回路13に供給されるのみなので、負担
は軽く、よってスキューを小さく抑えることが可能とな
る。
【0035】一方、Aクロック制御回路11〜Cクロッ
ク制御回路13では、FIFOからのエンプティ情報に
より、各FIFOがフル状態でなければ、現在出力して
いるクロック周波数を段々低くして行くようにする。こ
れによって後段の処理速度を低下させ、FIFOに蓄積
されたデータが増加するようになり、この間の後段にお
ける電力消費が削減される。そして、FIFOに蓄積さ
れたデータが増加してフル状態に近づきはじめたら、現
在出力しているクロック周波数を段々高くして、後段の
処理速度を上げるようにするものである。Aクロック制
御回路11〜Cクロック制御回路13は、前記図9に示
されるような構成である。
【0036】図2は、図1中に示された消費電力算出比
較手段の実施形態(定数乗算による消費電力算出)のブ
ロック構成図である。さらに図3は、図2の消費電力算
出比較手段の動作タイミング図である。図2の構成の消
費電力算出比較手段14においては、各モジュールごと
の動作周波数CLKA、CLKB、CLKCと各モジュ
ールごとの消費電力の比を入れたテーブル35、36、
37を用意し、各モジュールに供給するクロック周波数
に、各モジュールに対応するテーブル値を乗算し、各モ
ジュールでの乗算結果をすべて加算することにより、シ
ステム全体の消費電力を求める。
【0037】先ず、A〜Cモジュールそれぞれに対する
クロック周波数CLKA、CLKB、CLKCに対する
消費電力の比を保持したテーブル35、36、37の出
力がMUX(マルチプレクサ)39に入る。さらに、A
〜Cモジュールそれぞれに対するクロック周波数CLK
A、CLKB、CLKCがMUX(マルチプレクサ)3
8に入る。これらMUX38、39ヘのそれぞれの入力
値から、sel信号によりA、B、Cのうちの対応する
モジュールの信号のみが選択的に出力される。このMU
X38、39の出力は、乗算器(MPY)40で乗算さ
れ、この乗算結果と、制御信号zeroが1のときに0
(ゼロ)出力を行うZero回路41からの出力は、加
算器42において加算され、制御信号clkによりLT
C(ラッチ回路)43に保持される。
【0038】LTC43の出力はZero回路41にフ
ィードバックされ、制御信号zeroが0(ゼロ)の場
合はそのままの値が加算器42へ入力される。このよう
にしてLTC43の出力は、制御信号ltcにより、L
TC(ラッチ回路)44に、加算値として保持される。
ついでLTC44の出力と、消費電力上限値Ucは比較
器45へ入力され、その大小が比較され、結果が比較値
CpOutとして、Aクロック制御回路11〜Cクロッ
ク制御回路13に出力される。
【0039】このような接続により、図3におけるタイ
ミングチャートに示すがごとくclk、zero、se
lA、selB、selC、ltcの各種信号を作り出
すことで、予め設定した消費電力をオーバーしているか
どうかの監視が行えることになる。この比較値CpOu
tを用い、各モジュールのクロックを発生する回路にお
ける、カウントアップダウンを制御しているハーフ・エ
ンプティ信号との論理和をとった信号をカウンタのアッ
プダウン制御に用いることで、消費電力が設定値よりも
大きくなった場合に全体のクロック周波数を下げる方向
へ制御できることになる。逆に、消費電力が設定値より
も小さくなった場合には、全体のクロック周波数を上げ
る方向へ制御できることになる。
【0040】図4は、図1中に示された消費電力算出比
較手段の他の実施形態(消費電力値テーブルによる消費
電力算出)のブロック構成図である。さらに図5は、図
4の消費電力算出比較手段の動作タイミング図である。
図4の構成の消費電力算出比較手段60においては、各
モジュールごとの動作周波数CLKA、CLKB、CL
KCによりほぼ確定している、各モジュールごとの消費
電力値を入れたテーブル46、47、48を用意し、各
モジュールに供給するクロック周波数に対応する消費電
力値をこのテーブル46、47、48から算出し、得ら
れた消費電力値をすべて加算することにより、システム
全体の消費電力を求める。
【0041】先ず、A〜Cモジュールそれぞれに対する
クロック周波数CLKA、CLKB、CLKCに対する
消費電力値を保持したテーブル46、47、48の出力
がMUX(マルチプレクサ)49に入る。このMUX4
9ヘのそれぞれの入力値から、sel信号によりA、
B、Cのうちの対応するモジュールの信号のみが選択的
に出力される。このMUX49の出力と、制御信号ze
robが1のときに0(ゼロ)出力を行うZero回路
50からの出力は加算器51において加算され、制御信
号clkbによりLTC(ラッチ回路)52に保持され
る。LTC52の出力はZero回路50にフィードバ
ックされ、制御信号zerobが0(ゼロ)の場合はそ
のままの値が加算器51へ入力される。このようにして
LTC52の出力は、制御信号ltcbにより、LTC
(ラッチ回路)53に、加算値として保持される。つい
でLTC53の出力と、消費電力上限値Ucは比較器5
4へ入力され、その大小が比較され、結果が比較値Cp
Outbとして、Aクロック制御回路11〜Cクロック
制御回路13へ出力される。
【0042】このような接続により、図5におけるタイ
ミングチャートに示すがごとくclkb、zerob、
selA、selB、selC、ltcbの各種信号を
作り出すことで、予め設定した消費電力をオーバーして
いるかどうかの監視が行えることになる。この比較値C
pOutbを用い、各モジュールのクロックを発生する
回路における、カウントアップダウンを制御しているハ
ーフ・エンプティ信号との論理和をとった信号をカウン
タのアップダウン制御に用いることで、消費電力が設定
値よりも大きくなった場合に全体のクロック周波数を下
げる方向へ制御できることになる。逆に、消費電力が設
定値よりも小さくなった場合には、全体のクロック周波
数を上げる方向へ制御できることになる。
【0043】さらに、前記のような消費電力算出比較手
段14、あるいは60を備えた構成に加えて、図1に示
されるように、消費電力上限設定手段15とバッテリー
の残量を監視する電池残量監視手段16を備えた構成と
することもできる。このシステムでは、電池残量監視手
段16からの、システムが使用しているバッテリー残量
に対応した信号16aに基づき、消費電力上限設定手段
15が消費電力上限値Ucを下げるよう構成する。この
ような構成によれば、システムが使用しているバッテリ
ー残量の監視中に充電量が減少してきた場合に、消費電
力上限値Ucを下げることにより、クロック周波数が下
がり、よってシステムの処理能力は下がるが、残り少な
いバッテリーを用いてできるだけ使用時間を延ばしたい
というような場合非常に便利になる。
【0044】さらに、前記のような消費電力算出比較手
段14、あるいは60を備えた構成に加えて、図1に示
されるように、消費電力上限設定手段15と温度を監視
する温度監視手段17を備えたシステムでは、温度監視
手段17からの、システムの温度に対応した信号17a
に基づき、消費電力上限設定手段15が消費電力上限値
Ucを下げる構成とすることもできる。ここのような構
成により、システムの温度を監視することで温度上昇の
ためにシステムが破壊されてしまうぎりぎりのところで
消費電力を下げる方向に制御できるため、システムの能
力が最大限に活用できる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係るクロック周波数制御方法は、複数のモジュール間
を非同期FIFOで接続し、それぞれのモジュールごと
のシステムクロックを動的に変化させるクロック制御シ
ステムに適用され、システム全体の消費電力を制御する
ためのクロック周波数に対応した消費電力の算出を行う
ステップを有して構成するものであるから、目的と用途
に応じた消費電力の定量的な制御が可能になる。
【0046】本発明の請求項2に係る周波数制御方法
は、前記のクロック制御回路におけるクロック周波数に
対応した消費電力の算出を行うステップとして、定数と
クロック周波数の乗算によりなされるものであるから、
高速処理ができるという効果がある。
【0047】本発明の請求項3に係る周波数制御方法
は、前記のクロック制御回路におけるクロック周波数に
対応した消費電力の算出を行うステップとして、クロッ
ク周波数をアドレスとした消費電力値テーブルからの参
照によりなされるものであるから、アクセス速度が速
く、しかも内容の変更・更新が容易にできるという効果
がある。
【0048】本発明の請求項4に係る周波数制御方法
は、電池残量の監視がなされる系に適用され、電池残量
が設定値よりも少なくなった場合に、消費電力の上限を
規定するステップを有するものであるから、処理速度を
遅くして電力消費を削減し、よって電池の消耗を抑えて
使用可能時間を延長できるという顕著な効果がある。
【0049】本発明の請求項5に係る周波数制御方法
は、温度監視がなされる系に適用され、系温度が設定温
度を超えた場合に、消費電力の上限を規定するステップ
を有するものであるから、温度が規定値以下に保たれて
系の保護が自動的になされ、よって信頼性に優れた系を
実現できるという効果がある。
【0050】本発明の請求項6に係るデータ処理装置
は、複数のモジュール間を非同期FIFOで接続し、そ
れぞれのモジュールごとのシステムクロックを動的に変
化させるクロック制御手段は、システム全体の消費電力
を制御するためのクロック周波数に対応した消費電力の
算出を行う手段を備えて構成するものであるから、目的
と用途に応じた消費電力の定量的な制御が可能になる。
【0051】本発明の請求項7に係るデータ処理装置
は、前記請求項6のクロック制御手段が備える、クロッ
ク周波数に対応した消費電力の算出を行う手段として、
定数とクロック周波数の乗算により構成するものである
から、高速処理ができるという効果がある。
【0052】本発明の請求項8に係るデータ処理装置
は、前記請求項6のクロック制御手段が備える、クロッ
ク周波数に対応した消費電力の算出を行う手段として、
クロック周波数をアドレスとした参照可能の消費電力値
テーブルにより構成するものであるから、アクセス速度
が速く、しかも内容の変更・更新が容易にできるという
効果がある。
【0053】本発明の請求項9に係るデータ処理装置
は、請求項6、7または8記載の構成において、電池残
量監視手段と消費電力上限設定手段を備え、かつ前記ク
ロック制御手段では、電池残量が設定値よりも少なくな
った場合に消費電力上限設定手段が消費電力上限値を低
く設定するものであるから、処理速度を遅くして電力消
費を削減し、よって電池の消耗を抑えて使用可能時間を
延長できるという顕著な効果がある。
【0054】本発明の請求項10に係るデータ処理装置
は、請求項6、7または8記載の構成において、温度監
視手段と消費電力上限設定手段を備え、かつ前記クロッ
ク制御手段では、温度が設定温度を超えた場合に消費電
力上限設定手段が消費電力上限値を低く設定するもので
あるから、クロック周波数が低減されて温度が規定値以
下に保たれ、よって装置の保護が自動的になされて信頼
性の高いデータ処理装置を実現できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置の一実施形態のブ
ロック構成図である。
【図2】図1中に示された消費電力算出比較手段の一実
施形態(定数乗算による消費電力算出)のブロック構成
図である。
【図3】図2の消費電力算出比較手段の動作タイミング
図である。
【図4】図1中に示された消費電力算出比較手段の他の
実施形態(消費電力値テーブルによる消費電力算出)の
ブロック構成図である。
【図5】図4の消費電力算出比較手段の動作タイミング
図である。
【図6】従来のデータ処理装置の構成例を示すブロック
図である。
【図7】従来の、別のデータ処理装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】従来の、さらに別のデータ処理装置の構成例を
示すブロック図である。
【図9】図8に示される第1クロック制御回路の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1……本発明に係るデータ処理装置、2……FIFO、
3……Aモジュール、4……FIFO、5……Bモジュ
ール、6……FIFO、7……Cモジュール、8……F
IFO、10……クロック制御手段、11……Aクロッ
ク制御回路、12……Bクロック制御回路、13……C
クロック制御回路、14……消費電力算出比較手段、1
5……消費電力上限設定手段、16……電池残量監視手
段、17……温度監視手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモジュール間を非同期FIFOで
    接続し、それぞれのモジュールごとのシステムクロック
    を動的に変化させるクロック制御システムに適用される
    方法であって、システム全体の消費電力を制御するため
    のクロック周波数に対応した消費電力の算出を行うステ
    ップを有することを特徴とするクロック周波数制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記のクロック制御回路におけるクロッ
    ク周波数に対応した消費電力の算出を行うステップは、
    定数とクロック周波数の乗算によりなされることを特徴
    とする請求項1記載のクロック周波数制御方法。
  3. 【請求項3】 前記のクロック制御回路におけるクロッ
    ク周波数に対応した消費電力の算出を行うステップは、
    クロック周波数をアドレスとした消費電力値テーブルか
    らの参照によりなされることを特徴とする請求項1記載
    のクロック周波数制御方法。
  4. 【請求項4】 電池残量の監視を行う系に適用される方
    法であって、電池残量が設定値よりも少なくなった場合
    に、消費電力の上限を規定するステップを有することを
    特徴とする請求項1、2または3記載のクロック周波数
    制御方法。
  5. 【請求項5】 温度監視がなされる系に適用される方法
    であって、系温度が設定温度を超えた場合に、消費電力
    の上限を規定するステップを有することを特徴とする請
    求項1、2または3記載のクロック周波数制御方法。
  6. 【請求項6】 複数のモジュール間を非同期FIFOで
    接続し、それぞれのモジュールごとのシステムクロック
    を動的に変化させるクロック制御手段を備えるデータ処
    理装置であって、 前記クロック制御手段は、システム全体の消費電力を制
    御するためのクロック周波数に対応した消費電力の算出
    を行う手段を備えて構成されることを特徴とするデータ
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記のクロック制御手段における、クロ
    ック周波数に対応した消費電力の算出を行う手段は、定
    数とクロック周波数の乗算により構成されることを特徴
    とする請求項6記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記のクロック制御手段における、クロ
    ック周波数に対応した消費電力の算出を行う手段は、ク
    ロック周波数をアドレスとした消費電力値テーブルから
    の参照により構成されることを特徴とする請求項6記載
    のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 電池残量監視手段を備えるデータ処理装
    置であって、前記のクロック制御手段は消費電力の上限
    を規定する消費電力上限設定手段を備え、前記消費電力
    上限設定手段は前記電池残量監視手段の監視結果に基づ
    き消費電力の上限を更新する構成とされたことを特徴と
    する請求項6、7または8記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 温度監視手段を備えるデータ処理装置
    であって、前記のクロック制御手段は消費電力の上限を
    規定する消費電力上限設定手段を備え、前記消費電力上
    限設定手段は前記温度監視手段の監視結果に基づき消費
    電力の上限を更新する構成とされたことを特徴とする請
    求項6、7または8記載のデータ処理装置。
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