JPH1092813A - 陽極酸化方法 - Google Patents

陽極酸化方法

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JPH1092813A
JPH1092813A JP20232097A JP20232097A JPH1092813A JP H1092813 A JPH1092813 A JP H1092813A JP 20232097 A JP20232097 A JP 20232097A JP 20232097 A JP20232097 A JP 20232097A JP H1092813 A JPH1092813 A JP H1092813A
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film
anodic oxidation
oxide film
anodic
anodic oxide
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JP20232097A
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Takeshi Nishi
毅 西
Akira Sugawara
彰 菅原
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陽極酸化物の膜表面の平坦化し、薬品、レー
ザー照射等に対する耐性を向上させる。 【解決手段】 金属薄膜と陰極電極との間の電圧が、特
定の電圧値に到達するまでの間に、陽極酸化速度を一定
以上にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書に開示する発明は半
導体素子、液晶電気光学装置等でAl電極上に陽極酸化
膜を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の電極、配線等を構成
する金属間を絶縁する方法として、金属表面に陽極酸化
工程によって高抵抗を有する陽極酸化物を形成し、各構
成物間のリークやショートとの発生を防止する方法が多
く採られていた。
【0003】このほか、電界効果型トランジスタでゲイ
トAl電極上に陽極酸化膜を形成することで、この陽極
酸化膜の膜厚がそのままオフセットゲイト領域の長さに
なる。詳細は特開平4−360580に示される。
【0004】従来に陽極酸化の方法はまず、基板上に形
成されたAl、Ta、Ti、Si等よりなる金属配線に
対し、直流電源の陽極を接続し、白金等よりなる陰極電
極を直流電極の陰極に接続し、金属配線及び陰極電極を
陽極酸化液中に浸し、両者間に直流電圧を印加して、陽
極酸化が行われていた。
【0005】このとき、陽極・陰極間に流れる電流、電
圧を次のように変化させるのが一般的であった。図1に
示すように、従来は、まず任意の期間電流値が一定とな
るようにした(定電流状態(A))。すると、金属配線
上に陽極酸化膜が形成されはじめ、膜厚が厚くなるに従
って、金属配線の抵抗値が高くなるため、電圧値Cが次
第に増加する。次に、任意の電圧値に到達したところ
で、今度は電圧を一定となるように制御方法を切り替え
ると、(定電圧状態(B))、電流量Dが下がり始め、
数〜数十分間その電圧値を維持し、その後陽極酸化工程
を終了させていた。
【0006】即ち、陽極酸化工程においては、形成され
る陽極酸化膜は高い抵抗を有する膜であるため、定電流
状態にしておくと、そのときの電圧値は形成されている
陽極酸化膜の膜厚に比例するため、電圧値を見て膜厚を
制御できる。ところが、定電流状態では膜厚は制御でき
るが、形成された酸化膜は膜厚、膜質が充分でなく、電
極間にも相当の電流が流れる。
【0007】そこで、今度は電圧を一定にして酸化を進
めていくことで、酸化膜の膜厚、膜質が充分に均質化さ
れ、次第に電流値が低下していき、最終的には定電流状
態の終了時の電圧値に比較して10分の1程度になる。
このように良好な絶縁性を有する陽極酸化膜を得るため
に、定電流状態から、定電圧状態に移行する構成を従来
はとっていた。
【0008】陽極酸化物は、使用する電解液により性質
が異なり、特に中性電解液を陽極酸化液として用いた場
合、バリア型と呼ばれるきわめて緻密な組成を有し、ピ
ンホールの発生も少ないため、電極、配線間の絶縁物と
して広く利用されていた。
【0009】ところが、このような方法で形成された陽
極酸化膜の表面は、その後の工程で荒れ、耐性がないた
め、この陽極酸化膜を絶縁膜として利用した薄膜トラン
ジスタは信頼性に欠けていた。
【0010】通常、エッチングのため、Al電極上面、
側面に陽極酸化膜作製後、多孔質な陽極酸化膜を除去す
るためにアルミ混酸を使用する。また、活性層にはゲイ
トAl電極をマスクとしてドーピング、レーザー活性化
処理が行われる。さらにレジストを剥離した後には酸素
プラズマ処理が行われる。このとき陽極酸化膜はアルミ
混酸、ドーピング、レーザー、酸素プラズマに晒され
る。
【0011】これらの工程の前後の陽極酸化膜の膜厚を
測定したところ、工程後に膜厚が減少しており、陽極酸
化膜がダメージを受けていることが分かった。膜減りは
電極間の絶縁性を低下させる。
【0012】さらに、上記の処理後、本来陽極酸化膜に
よって被覆されている電極材料の表面が突出してしまう
現象も見られた。
【0013】これは、レーザー処理時における加熱(レ
ーザー光の照射によりアルミニウムは瞬間的に加熱され
る)により、アルミニウムの異常成長が発生し、ヒロッ
クと呼ばれる突起物が形成されたためである。
【0014】上記のヒロックが発生すると、酸化膜が絶
縁膜としての機能を果たせず、ショート発生を回避する
のは困難となる。この結果、薄膜トランジスタが動作不
能となってしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本明細書に開示する発
明は、金属薄膜の表面に陽極酸化法により形成された陽
極酸化膜について、工程数を増やすことなく表面を平坦
化することで、薬品、物理的エネルギーの曝露に対する
膜の耐性を向上させ、信頼性に優れた薄膜トランジスタ
を作製する方法を提案するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本明細書に開示する発明
は、基板上の金属薄膜が、陽極酸化液を介して陰極電極
と電気的に接続され、前記金属薄膜を陽極として、前記
金属薄膜と前記陰極電極との間に直流電流を流す際に、
前記金属薄膜と前記陰極電極との間の電圧が、特定の電
圧値に到達するまでの間に、陽極酸化速度を5V/mi
n以上とすること、を特徴とする陽極酸化方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】上記構成を採用することのより、
陽極酸化工程における膜表面の平坦性を確保できる。そ
して、陽極酸化工程途中における膜表面に生じた穴への
薬液の浸透を防止することができる。
【0018】この結果、膜厚が不均一な部分への応力集
中を緩和することができ、電極材料の応力による陽極酸
化膜の破損を防止できる。例えば、ヒロックの発生によ
る応力の集中より、陽極酸化膜が破損してしまうことを
防止することができる。
【0019】また、陽極酸化膜の表面の平坦性を向上さ
せることで、レジストの密着性が向上する。このこと
は、工程途中でのレジスト剥離を防止することに効果が
ある。
【0020】特に電極側面の陽極酸化膜に対するレジス
トマスクのカバレッジが向上し、不要なエッチング溶液
の回り込み等を防止することができる。
【0021】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例では、Al電極上の陽極酸化膜の
性質に影響を与える2つの要因である酸化速度、熱アニ
ールの効果を示す。
【0022】本発明者らの経験的な知見によれば、酸化
速度を速くしていくと膜質がより緻密になる傾向が見ら
れる。そこでこの点に着目し、本実施例では陽極酸化膜
の膜質を決定する酸化速度について、2通りの速度で処
理し、膜質の比較をした。
【0023】また、陽極酸化膜の緻密化を促進すると思
われる熱アニール温度についても4種類の温度で処理
し、膜質の比較をした。
【0024】なお、本実施例では陽極酸化膜の性質のみ
に注目しており、通常の薄膜トランジスタの構成要素で
ある活性層、ゲイト絶縁膜は省略した。しかし、エッチ
ング、レーザー、ドーピング、酸素プラズマ処理等の工
程は、通常の薄膜トランジスタ作製工程を維持したまま
行っている。
【0025】本実施例では、基板101にコーニング#
1737ガラスを用いる。またその大きさは127mm
×127mmとする。
【0026】まず、前記基板上に0.2wt%のスカン
ジウムを含有したAl膜102を4000Å形成する
(図2(A))。スカンジウムは加熱処理の際にAl表
面に発生するヒロックやウィスカーといった突起物を抑
える効果を持つ。
【0027】次に、電解溶液中でAl膜を陽極として陽
極酸化を行う。電解溶液としては、3%の酒石酸のエチ
レングリコール溶液をアンモニア水で中和して、pH=
6.92に調整したものを使用する。到達電圧は10
V、定電流時の電圧上昇速度は1V/minとした(図
2(B))。本工程によりAl膜上に緻密な陽極酸化膜
103が形成され、この陽極酸化膜の成長膜厚は140
Åであった。
【0028】次に、レジストを成膜後、マスクを用いて
所定の形状に公知の方法でパターニングした。その後、
エッチングを行った(図2(C))。エッチングは陽極
酸化膜103を除去するためにはアルミ混酸を、Al電
極102のエッチングはドライエッチングにより行っ
た。
【0029】次に電解溶液中でパターニングしたAl膜
を陽極として陽極酸化を行う。電解溶液としては、3%
のシュウ酸水溶液をpH=1.9に調整したものを使用
する。定電圧時間は80分で、レジストを剥離した。本
工程によりAl電極側面に多孔質な陽極酸化膜104が
形成され、成長膜厚は10000Åであった(図2
(D))。
【0030】次に、再び3%の酒石酸溶液中で陽極酸化
を行った(図2(E))。到達電圧120Vとして陽極
酸化速度を1V/min、5V/minの2通りで行っ
た。
【0031】前記試料の表面状態を走査型電子顕微鏡
(SEM)で観察した(図3)。この結果によれば、図
3(A)に示すように、陽極酸化速度1V/minの膜
表面は多数の穴(黒色に見える部分)が多数観察され
る。しかし、図3(B)に示す、5V/minの条件の
膜においては、その穴の数が少ない。
【0032】この傾向はこの工程後の熱アニール条件に
対しては特に差は見られなかった。膜耐性に関し、酸化
速度は優位な因子である。
【0033】ここで、上記結果について考察する。陽極
酸化工程においては電極(但し工程が進行すると陽極酸
化膜)表面が常に電解液に接触している。緻密な膜を形
成する場合の陽極酸化工程では、電解液に有機物(エチ
レングリコール)が含有されているものを使用する。こ
れらが膜内に取り込まれると膜中の不純物となってしま
うが、酸化速度が遅いとこのような不純物を取込む確率
が高くなってしまう。酸化速度が遅い場合の膜質の悪化
は、この不純物の影響が現れているものと思われる。
【0034】次に上記試料に対し熱アニールを60分行
った。このときのアニール温度は100、200、30
0、450℃とした。
【0035】更に各処理条件の試料に対し、ゲイト絶縁
膜エッチング工程としてCHF3ガスによるドライエッ
チング処理を行い、酸素プラズマ処理後、陽極酸化膜の
エッチングを行い、酸素プラズマ処理を4分行った後、
アルミ混酸で陽極酸化膜を除去した。その後再び酸素プ
ラズマ処理を4分行った(図2(F))。
【0036】これによれば、処理条件と表面状態の関係
は表面観察(図3)の場合と基本的には一致している。
ただし、酸化速度の速いものでもパターニング(図2
(G))、ドーピング(図2(H))、レーザー(図2
(I))、レジスト剥離(図2(J))、酸素プラズマ
処理等の物理的な影響を与える工程を経ると、小さい穴
が出始める。この段階ではアニール温度の高い方が穴の
発生が抑制されている。
【0037】上記の結果をみると、膜の緻密化には酸化
速度が大きく寄与するが、熱アニールにより膜質がより
緻密になって、物理的な影響への耐性を向上したものと
思われる。
【0038】また、各処理工程後の陽極酸化膜の膜厚を
測定した。各処理による膜厚の減少はGIエッチング、
及びアルミ混酸によるポーラス除去工程後に顕著であっ
た。これら2つの工程でアルミナはダメージを受けやす
くなっており、本実施例に示すような膜質の差異は陽極
酸化膜の耐性を大きく左右するものである。
【0039】〔実施例2〕本実施例では、陽極酸化法に
よりAl電極上にAl2 3 による絶縁膜を形成する場
合に、実施例1により求めた条件で処理した場合のTF
T基板の作製工程を示す。図4に作製工程を説明するた
めの図を示す。
【0040】本実施例では、基板201にコーニング#
1737ガラスを用いる。またその大きさは127mm
×127mmとする。
【0041】まず、下地膜202としてSiO2 をプラ
ズマCVD法やLPCVD法により2000Å成膜す
る。次に非晶質珪素膜をプラズマCVD法やLPCVD
法によって100〜1500Å形成する。ここでは10
00Åの厚さに成膜する。
【0042】次にこの非晶質珪素膜を加熱またはレーザ
ーアニール、もしくは両者を併用するなどの手段により
結晶化する。また結晶化の際、結晶化を促進する金属元
素を添加すると効果的である。
【0043】結晶化が終了したら、得られた図示しない
結晶性珪素膜をパターニング後に活性層を構成する島状
半導体層203を形成する。
【0044】島状半導体層203を形成したら、後にゲ
イト絶縁膜として機能する酸化珪素膜204を1200
Åの厚さに成膜する。もちろん、酸化珪素膜や窒化珪素
膜であってもよい。
【0045】次に、導電性被膜を2000〜2500Å
の厚さに成膜する。本実施例では、0.2wt%のSc
を含有したAl膜を用いる。Scは加熱処理の際にAl
表面に発生するヒロックやウィスカーといった突起物を
抑える効果を持つ。
【0046】次に、電解溶液中でAl膜を陽極とし、白
金を陰極として陽極酸化を行う。電解溶液としては、3
%の酒石酸のエチレングリコール溶液をアンモニア水で
中和して、pH=6.92に調整したものを使用する。
【0047】また、白金を陰極として化成電流5mA、
到達電圧10Vとして処理する。本工程によりAl膜上
に緻密な陽極酸化膜208が形成され、この陽極酸化膜
の成長膜厚は140Åであった。
【0048】次に、レジスト210を成膜後、マスクを
用いて所定の形状に公知の方法でパターニングした。そ
の後、エッチングを行った。エッチングは陽極酸化膜を
除去するためにはアルミ混酸を、Al電極のエッチング
はドライエッチングにより行った。こうしてゲイト電極
205、206及び配線207を作製した。
【0049】次に電解溶液中でパターニングしたAl膜
を陽極として陽極酸化を行う。電解溶液としては、3%
のシュウ酸水溶液をpH=1.9に調整したものを使用
する。定電圧時間は80分で、レジストを剥離した。本
工程によりAl電極側面に多孔質な陽極酸化膜209が
形成され、成長膜厚は10000Åであった。こうして
図4(A)の状態が得られる。
【0050】次に、再び3%の酒石酸溶液中で陽極酸化
を行った。到達電圧120Vとして陽極酸化速度を5V
/minで行った。陽極酸化膜の表面は穴等が見られず
平坦であった。
【0051】次に、アルミ混酸により多孔質な陽極酸化
膜を除去し、Al電極の周囲に緻密な陽極酸化膜211
のみに被覆された状態が得られた(図4(B))。
【0052】その後、イオンドーピング法(プラズマド
ーピング法とも言う)によって、各島状シリコン膜中
に、公知のCMOS技術、自己整合不純物中注入技術を
用いて、不純物イオン(燐、硼素)を注入した。ドーピ
ングガスとしてはフォスフィン(PH3 )及びジボラン
(B2 6 )を用いた。ドーズ量は、2〜8×1015
-2とした。この結果、N型不純物(燐)領域212及
びP型不純物(硼素)領域213が形成された。
【0053】さらに、KrFエキシマレーザー(波長2
48nm、パルス幅20nsec)を照射して、上記不
純物領域の導入によって結晶性の劣化した部分の結晶性
を改善させた。レーザーのエネルギー密度は150〜4
00mJ/cm2 、好ましくは200〜250mJ/c
2 であった。こうしてN型不純物領域及びP型の不純
物領域が活性された。これらの領域のシート抵抗は20
0〜800Ω/□であった(図4(C))。
【0054】その後、ゲイト電極及び配線を分断して、
回路に必要な長さにした。そして、全面に層間絶縁物2
14として、TEOSを原料として、これと酸素とのプ
ラズマCVD法、もしくはオゾンとの減圧CVD法ある
いは常圧CVD法によって酸化珪素膜を厚さ3000〜
10000Å、例えば、6000Å形成した。この際に
フッ素を六フッ化二炭素(C2 6 )を用いて反応させ
て酸化珪素中に添加するとステップカバレッジが改善で
きる。基板温度は150〜400℃、好ましくは200
〜300℃とした。更にスパッタ法によってITO被膜
を堆積し、これをパターニングして、図示しない画素電
極とした。そして、前記層間絶縁膜及び配線の陽極酸化
物をエッチングして、コンタクトホール215を形成し
た。
【0055】その後、層間絶縁物とゲイト絶縁膜をエッ
チングして、TFTのソース/ドレインにコンタクトホ
ールを形成した。このコンタクトホール形成の際に、同
時に陽極酸化膜をもエッチングしてゲイト電極へもコン
タクトホールが形成されている。
【0056】そして、窒化チタンとAlの多層膜の配線
216、217、218を形成した。配線は図示しない
画素電極に接続させた。また、ゲイト電極には先に形成
されたコンタクトホールを介して、配線が接続した。最
後に水素中で200〜300℃で0.1〜2時間アニー
ルして、シリコンの水素化を完了した。このようにし
て、TFT回路が完成した(図4(E))。
【0057】本実施例の作製方法により、off電流の
低い良好な特性のTFTを作製することができた。本実
施例のTFTを液晶材料の駆動素子として液晶パネルに
使用することで、良好な表示特性を実現することができ
た。
【0058】〔実施例3〕本実施例では実施例2とは異
なる構造のTFTを作製する場合の例について説明す
る。具体的には逆スタガ型TFTを作製する例を示す。
【0059】図5(A)において、ガラス基板501上
に下地膜502を形成後、導電性被膜503を成膜す
る。本実施例では、導電性被膜に0.2wt%のScを
含有したAl膜を用いた。
【0060】次に、電解溶液中でAl膜を陽極とし、白
金を陰極として陽極酸化を行う。電解溶液としては、3
%の酒石酸のエチレングリコール溶液をアンモニア水で
中和して、pH=6.92に調整したものを使用する。
本工程によりAl膜上に緻密な陽極酸化膜504が形成
される。
【0061】次に、図示しないレジストを成膜後、マス
クを用いて所定の形状に公知の方法でパターニングをし
た。その後、エッチングを行い、ゲイト電極505を得
た。そして、レジストを剥離後、再び3%の酒石酸溶液
中で陽極酸化を行い、緻密な陽極酸化膜506を得た。
到達電圧120Vとして陽極酸化速度を5V/minで
行った。この陽極酸化膜506の表面は穴など見られず
平坦であった。こうして、図5(B)を得た。
【0062】次にゲイト絶縁膜507として酸化珪素膜
をプラズマCVD法により成膜する。これは窒化珪素膜
と酸化珪素膜の多層膜であってもよい。さらに非晶質珪
素膜をプラズマCVD法または減圧熱CVD法により成
膜する。これは、さらに加熱またはレーザー光の照射に
よって、結晶性珪素膜としてもよい。このようにして得
られた非晶質珪素膜(もしくは結晶性珪素膜)をエッチ
ングして、薄膜トランジスタの半導体層(活性層)50
8を得る。そして、活性層508上に窒化珪素膜をパタ
ーニングして形成されるチャネルストッパー(またはエ
ッチングストッパー)509を設ける。(図5(C))
【0063】図5(C)の状態を得たら、N型もしくは
P型を呈する珪素膜を形成してパターニングを施し、ソ
ース領域510およびドレイン領域511を形成する。
さらに、ソース配線512、ドレイン配線513を形成
し、図5(D)に示す逆スタガ型TFTが完成する。
【0064】本実施例では、ソース領域およびドレイン
領域を活性層508上に形成したが、イオンドーピング
法など公知の方法により、不純物を活性層中に選択的に
注入し、活性層中にソース領域およびドレイン領域を形
成してもよい。
【0065】また、本実施例ではチャネルストッパー5
09を有する逆スタガTFTを作製したが、このチャネ
ルストッパーがない逆スタガ型TFTなど他の公知のT
FTにも本発明を適用することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明により、陽極酸化膜の耐性が向上
し信頼性に優れた半導体素子を作製できた。
【0067】本明細書においては、主にAlと陽極酸化
して得られたAl2 3 について示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えばTaとTa
2 5 、TiとTiO2 、Siと酸化珪素、またはこれ
らの多層膜に対しても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 陽極酸化工程における、電極間の電圧、電流
を示す。
【図2】 実施例1に示す電極作製工程を示す。
【図3】 実施例1における陽極酸化法により形成され
た薄膜の写真。
【図4】 実施例2に示す半導体素子の作製方法を示
す。
【図5】 実施例3に示す半導体素子の作製方法を示
す。
【符号の説明】
101、201 基板 102 Al−Sc膜 103 陽極酸化膜(緻密) 104 陽極酸化膜(多孔質) 202 酸化珪素膜 203 島状半導体領域(Si) 204 ゲイト絶縁膜(酸化珪素) 205、206 ゲイト電極 207 配線電極 208、209、211 陽極酸化膜 210 レジスト 212 N型不純物領域 213 P型不純物領域 214 層間絶縁膜(酸化珪素) 215 コンタクトホール 216、217、218 金属配線(TiN/Al)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の金属薄膜が、陽極酸化液を介し
    て陰極電極と電気的に接続され、前記金属薄膜を陽極と
    して、前記金属薄膜と前記陰極電極との間に直流電流を
    流す際に、 前記金属薄膜と前記陰極電極との間の電圧が、特定の電
    圧値に到達するまでの間に、陽極酸化速度を5V/mi
    n以上とすること、を特徴とする陽極酸化方法。
JP20232097A 1996-07-24 1997-07-11 陽極酸化方法 Pending JPH1092813A (ja)

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JP21436896 1996-07-24
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