JPH1093165A - 半導体レーザー励起固体レーザー - Google Patents

半導体レーザー励起固体レーザー

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JPH1093165A
JPH1093165A JP24185896A JP24185896A JPH1093165A JP H1093165 A JPH1093165 A JP H1093165A JP 24185896 A JP24185896 A JP 24185896A JP 24185896 A JP24185896 A JP 24185896A JP H1093165 A JPH1093165 A JP H1093165A
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JP
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laser
photodetector
light
semiconductor laser
solid
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JP24185896A
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Chiaki Goto
千秋 後藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体レーザー結晶を半導体レーザーによって
ポンピングし、得られたレーザービームの一部を部分反
射ミラーで分岐させ、その分岐されたレーザービームの
光量を検出してAPCをかけ、出力を安定化させる半導
体レーザー励起固体レーザーにおいて、温度変化によっ
て出力が変動することを防止する。 【解決手段】 レーザー共振器からAPC用光検出器25
に至る光路に配されるフィルター23等の光学部品を、光
検出器25の受光面25aに対して光軸上で非平行に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザー励
起固体レーザーに関し、特に詳細には、出力安定化制御
の精度向上を図った半導体レーザー励起固体レーザーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭62-189783 号に示されるよ
うに、ネオジウム(Nd)が添加されたレーザー結晶を
半導体レーザーから発せられた光によって励起する固体
レーザーが公知となっている。
【0003】この半導体レーザー励起固体レーザーにお
いては、より短波長のレーザービームを得るために、そ
の共振器内に非線形光学材料からなる光波長変換素子を
配置して、固体レーザービームを第2高調波等に波長変
換することも広く行なわれている。
【0004】一方、上述の半導体レーザー励起固体レー
ザーに対しては、多くの場合、波長変換波の出力を一定
に保ちたいという要求がある。そこで従来より、例えば
特開平7-154014号に示されるように、レーザービームの
一部を透過させ残余を反射させる部分反射ミラー等の光
分岐手段と、分岐されたレーザービームの光量を検出す
る光検出器と、この光検出器の出力を受けて該出力を一
定化するように半導体レーザーの駆動電流を制御するA
PC(Automatic Power Control )回路とを設けて、出
力を安定化するようにした半導体レーザー励起固体レー
ザーが提案されている。
【0005】なお、固体レーザービームが前述のように
波長変換される場合は、上記光分岐手段に波長変換後の
レーザービームが入射するように構成され、この波長変
換後のレーザービームの出力が安定化される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の半
導体レーザー励起固体レーザーにおいては、出力安定化
制御をかけていても、温度変化があると、出力が変動し
やすいという問題が認められている。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、温度変化があっても、出力を精度良く安定化す
ることができる半導体レーザー励起固体レーザーを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体レー
ザー励起固体レーザーは、半導体レーザーから発せられ
た励起光によりレーザー結晶を励起する基本構成に加え
て、前述したレーザービームの一部を分岐させる手段
と、レーザービームの光量を検出する光検出器と、AP
C回路とを設けてレーザービームの出力を安定化する半
導体レーザー励起固体レーザーにおいて、固体レーザー
共振器から上記光検出器に至る光路に配された光学部品
が、光検出器の受光面に対して光軸上で非平行に配置さ
れていることを特徴とするものである。
【0009】なお上記光学部品としては、具体的に、所
望の波長域の光のみを選択的に通過させるフィルター等
が挙げられる。
【0010】また上記光検出器の受光面は、レーザービ
ームの進行方向に対して傾けて配置されるのが好まし
い。
【0011】さらにこの光検出器は、その受光面に直接
入射する光と、該受光面で反射後に検出器の窓ガラスで
反射して受光面に再入射する光とを、受光面上でビーム
径(1/e2 径)の2倍以上互いにずらすように配設さ
れるのが望ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明者の研究によると、先に述べた従
来装置における問題は、光学部品間の光の干渉のために
光検出器の受光量が不安定になって生じていることが分
かった。特に、反射率の高い光検出器の受光面(光電
面)が他の光学面(つまりフィルターの光入出射面や光
検出器の窓ガラス)と平行になっていると、干渉の影響
で光検出器の受光量が極めて不安定になる。
【0013】例えば環境温度が変化すると、共振器部分
をある程度温度調節していても、温度検出センサから離
れたAPCユニットでは0.数℃温度が変化する。この
ような温度変化があると、干渉の位相が変化して、たと
えレーザーの出力は一定であっても、APC用光検出器
の受光量が変動することになる。すると、それに応じて
半導体レーザーの駆動電流が増減されて、半導体レーザ
ー励起固体レーザーの出力が変動してしまうのである。
【0014】また、長期的な共振器の変化に応じて温度
調節の設定温度を変更した場合は、APCユニットの温
度が直接的に変わるから、干渉の位相が変化して、同様
に半導体レーザー励起固体レーザーの出力が変動してし
まう。
【0015】それに対して本発明の半導体レーザー励起
固体レーザーにおいては、固体レーザー共振器からAP
C用光検出器に至る光路に配された光学部品が、光検出
器の受光面に対して光軸上で非平行に配置されているの
で、光検出器の受光面と上記光学部品の光通過面との間
での光の干渉を防止できる。
【0016】そうであれば、温度変化による干渉の位相
変化がなくなるので、この干渉の位相変化によるAPC
用光検出器の受光量変動を防止でき、半導体レーザー励
起固体レーザーの出力を高精度で安定化させることがで
きる。
【0017】またAPC用光検出器の受光面が、レーザ
ービームの進行方向に対して傾けて配置されていると、
通常受光面の前に配される光通過用窓ガラスとの間での
光の干渉も防止でき、それにより、半導体レーザー励起
固体レーザーの出力をさらに精度良く安定化させること
ができる。
【0018】なおAPC用光検出器が、その受光面に直
接入射する光と、該受光面で反射後に検出器の窓ガラス
で反射して受光面に再入射する光とを、受光面上でビー
ム径(1/e2 径)の2倍以上互いにずらすように配設
されていれば、上述のようにAPC用光検出器の受光面
と光通過用窓ガラスとの間での光の干渉を防止する効果
が確実に得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の1つの実
施形態である半導体レーザー励起固体レーザーの側面形
状を示すものである。
【0020】この半導体レーザー励起固体レーザーは、
励起光としてのレーザービーム10を発する半導体レーザ
ー11と、発散光であるレーザービーム10を集光する集光
レンズ12と、ネオジウム(Nd)がドープされた固体レ
ーザー媒質であるYVO4 結晶(Nd:YVO4 結晶)
13と、このNd:YVO4 結晶13の前方側つまり半導体
レーザー11と反対側に配された共振器ミラー14とを有し
ている。
【0021】またNd:YVO4 結晶13と共振器ミラー
14との間には、Nd:YVO4 結晶13側から順に、周期
ドメイン反転構造を有する非線形光学材料であるMg
O:LiNbO3 結晶(以下、反転ドメインLN結晶と
称する)15、カルサイト結晶17、光軸に対して45′傾け
たエタロン16が配設されている。
【0022】半導体レーザー11は、活性層幅が約50μm
のブロードエリアレーザーであり、中心波長809 nmの
レーザービーム10を発するものが用いられている。また
レーザービーム10の直線偏光方向は図中のβ方向に設定
されている。
【0023】集光レンズ12は、一例として屈折率分布形
レンズ(商品名:セルフォックレンズ)からなり、球面
加工が施された片面側をNd:YVO4 結晶13に向けて
保持部材20に固定されている。Nd:YVO4 結晶13は
厚さ1mmに形成されたものであり、集光レンズ12は該
結晶13の入射端面から厚さ方向0.3 ±0.1 mmの位置
に、拡大率0.8 〜1.0 倍でレーザービーム10を収束させ
るように位置調整されている。
【0024】この集光レンズ12と半導体レーザー11は、
図中のα、β方向の所定位置に集光点が位置するように
調整された後、保持部材20に固定される。なお、半導体
レーザー11および集光レンズ12が取り付けられた保持部
材20の部分を以下、励起部と称する。
【0025】Nd:YVO4 結晶13は、入射したレーザ
ービーム10によってネオジウムイオンが励起されること
により、波長1064nmの光を発する。Nd:YVO4
晶13の入射端面13aには、波長1064nmの光は良好に反
射させる(反射率99.9%以上)一方、波長809 nmの励
起用レーザービーム10は良好に透過させる(透過率93%
以上)コートが施されている。一方共振器ミラー14のミ
ラー面14aには、波長1064nmの光は良好に反射させ
(反射率99.9%以上)、下記の波長532 nmの光は透過
させる(透過率90%以上)コートが施されている。
【0026】したがって、上記波長1064nmの光はそれ
に対する高反射面となっているNd:YVO4 結晶端面
13aとミラー面14aとの間に閉じ込められてレーザー発
振を引き起こし、波長1064nmのレーザービーム18が発
生する。基本波としてのこのレーザービーム18は反転ド
メインLN結晶15により、波長が1/2すなわち532
nmの第2高調波19に変換され、共振器ミラー14から
は主にこの第2高調波19が出射する。
【0027】なお本例において、Nd:YVO4 結晶13
としてはa軸カットのものが用いられ、その厚さは1m
mである。また反転ドメインLN結晶15の長さは2m
m、共振器ミラー14の曲率半径は50mm、共振器を構成
するNd:YVO4 結晶端面13aとミラー面14aとの間
の距離は約11mmである。一方Nd:YVO4 結晶13の
共振器ミラー14側の端面13bには、波長532 nmの第2
高調波19は良好に反射させて(反射率95%以上)、波長
1064nmのレーザービーム18は良好に透過させる(透過
率99.8%以上)コートが施されており、それにより、反
転ドメインLN結晶15で発生してNd:YVO4 結晶13
側に進行した第2高調波19を共振器ミラー14側に反射さ
せて、高い第2高調波出力が得られるようになってい
る。
【0028】またNd:YVO4 結晶13および反転ドメ
インLN結晶15の結晶軸は、図2に示すように、c軸が
β方向となるように配されている。そして反転ドメイン
LN結晶15のドメイン反転部の周期は約7.0 μmであ
り、半導体レーザー11が発するレーザービーム10の中心
波長が809 nmとなる温度で位相整合するように構成さ
れている。
【0029】カルサイト結晶17は厚さ約0.8 mmの平行
平板で、c軸からa軸方向に46.7°の方向にカットされ
ている。そこで、平行平面を形成する光入出射面にはa
軸と、cとaを含む軸が出ている。このカルサイト結晶
17の複屈折性のため、該結晶17中では波長1064nmのレ
ーザービーム18の偏光によって光路が異なるので、共振
器ミラー14の位置調整によって所望の偏光のみを発振さ
せることができる。
【0030】本例では、図2に示すように、カルサイト
結晶17のa軸をほぼβ方向に揃え、このβ方向に偏光し
た波長1064nmの光を発振させている。そしてカルサイ
ト結晶17の光入出射面には、波長1064nmおよび532 n
mの光に対して反射率14.5%となるコートが施されてい
る。なお図2には、各光の偏光方向も併せて示してあ
る。
【0031】一方、上述した通り反転ドメインLN結晶
15はc軸がβ方向となるように配されているので、非線
形光学定数d33を用いて、β方向に偏光した波長532 n
mの第2高調波19が発生する。
【0032】単一縦モード発振を実現させるエタロン16
は厚さ0.3 mmの合成石英板からなり、その光入出射面
には、波長1064nmの光に対して反射率28%、波長532
nmの光に対して反射率0.5 %以下となるARコーティ
ングが施されている。
【0033】以上説明したNd:YVO4 結晶13、共振
器ミラー14、反転ドメインLN結晶15、エタロン16およ
びカルサイト結晶17は、保持部材21に取り付けられてい
る。なお以下では、この保持部材21の部分を共振器部と
称する。
【0034】この共振器部から出射した第2高調波19
は、保持部材22に取り付けられた部品からなるAPC部
に入射する。保持部材22は図3、図4にそれぞれ平面形
状、立面形状を示すように、共振器軸に対して5°傾け
られた端面22aと、共振器軸に平行な端面22bと、共振
器軸に対して45°の角度をなす端面22cとを有し、その
内部には直角に折れて3つの端面22a、22bおよび22c
に開口する光通過孔22dが穿設されている。
【0035】共振器部の方を向く上記端面22aには、励
起用レーザービーム10および固体レーザービーム18を吸
収する一方、第2高調波19は通過させるフィルター23が
取り付けられている。また斜めの端面22cには、第2高
調波19の一部を通過させ、残余を端面22b側に反射させ
る部分反射ミラー24が取り付けられている。そして端面
22bには、上記の反射した第2高調波19を検出するAP
C用光検出器25が取り付けられている。
【0036】上記フィルター23としては、光量の大きな
励起用レーザービーム10に対する透過率が0.01〜 0.001
%のものが用いられている。またその光入出射面には、
波長532 nmの光に対する反射率が0.5 %以下となるA
Rコートが施されている。そしてこのフィルター23は、
上記端面22aに取り付けられたことにより、レーザービ
ーム18および第2高調波19の進行方向に対して5°傾い
ており、それにより、フィルター裏面で反射したこれら
の光18、19が共振器に戻って共振器動作が不安定になる
ことが防止されている。
【0037】なお、この効果を顕著に得る上ためにフィ
ルター23は、そこで反射して共振器に戻ったレーザービ
ーム18および第2高調波19が、該共振器内の全ての位置
において共振器軸とビーム径(1/e2 径)の2倍以上
離れるように配設されるのが望ましい。
【0038】一方、光分岐手段としての部分反射ミラー
24は、光入出射面がほぼ平行な合成石英の平板からな
り、上記端面22cに固定されたことにより、光軸(γ
軸)に対して45°傾いた状態となっている。β方向に偏
光した第2高調波19は、この部分反射ミラー24の表面24
aにs偏光として入射する。部分反射ミラー24の表面
(A面)24a、裏面(B面)24bには、s偏光として入
射する第2高調波19に対して反射率がそれぞれ12.5%、
0.5 %以下となるARコートが施されている。APC用
光検出器25には上記のミラー表面24aで反射した第2高
調波19が入射する。
【0039】APC用光検出器25としては、Siフォト
ダイオードやSiPINフォトダイオード等、可視光に
感度を有するものを適宜選択使用することができるが、
励起用レーザービーム10や固体レーザービーム18に対し
て相対的に感度が低いものを用いるのが望ましい。光検
出器25の光検出信号Sは、先に述べたAPCつまり第2
高調波19の出力を安定化させる制御に用いられるが、そ
の点については後述する。
【0040】部分反射ミラー24を透過した第2高調波19
は、図1に示される通り、開口板33の開口33aを通過し
た後、パッケージキャップ34の出射窓34aからパッケー
ジ外に出射する。なお上記開口33aの径は、第2高調波
19のビーム径(1/e2 径)の例えば1.5 〜2.5 倍程度
とされ、ここに第2高調波19を通すことにより、前記共
振器部やAPC部で発生した迷光がカットされる。
【0041】またパッケージキャップ34の出射窓34aに
取り付けられた窓ガラス35は、表裏の多重反射による干
渉で第2高調波出力が低下するのを防ぐため、表裏面の
平行度を5〜30′程度としてある。そしてこれら表裏面
には、第2高調波19に対する反射率が0.5 %以下となる
コートが施されている。
【0042】以上説明した励起部、共振器部およびAP
C部を保持した各保持部材20、21および22は、板状のベ
ースプレート30上に接着され、該ベースプレート30およ
びペルチェ素子31を介してパッケージベース32に接着固
定されている。
【0043】そして、共振器部に取り付けられたサーミ
スタ36により共振器内の温度が検出され、図示しない温
度制御回路によりこの検出温度が所定の温度となるよう
にペルチェ素子31の電流が調節されて、共振器内の温度
が所定温度に維持される。
【0044】ここで、ベースプレート30上の各要素の温
度は均一であるのが望ましく、そこで保持部材20、21、
22およびベースプレート30はアルミニウム、銅またはこ
れらの合金のように熱伝導率の高い材料から形成される
のが望ましい。また、各部の接着固定も熱伝導率性接着
剤、半田等熱伝導率の高いものによってなされるのが望
ましいが、エポキシ接着剤等の一般的な接着剤でも、接
着層を10μm以下程度に薄くすれば、熱抵抗が小さくな
るので使用可能である。
【0045】また本実施形態においては、全ての部品の
取り付けが終了した後、電気部品の配線を済ませたパッ
ケージベース32とパッケージキャップ34とが、乾燥窒素
雰囲気中でシーム溶接される。
【0046】次に、前述したAPCについて詳しく説明
する。図3に示されるように光検出器25の光検出信号S
は、APC回路26に入力される。APC回路26は例えば
この光検出信号Sと所定の基準信号とを比較し、前者が
後者を上回るときは半導体レーザ11の駆動電流Iを低下
させ、その反対のときは駆動電流Iを増大させる。それ
により、第2高調波19の出力が所定の一定値に保たれ
る。
【0047】ここで本装置においては、図4に誇張して
示してあるように、光検出器25は光軸に対して5°傾け
て配設され、光軸に対するこの傾きの方向は、フィルタ
ー23の光軸に対する傾きの方向と異なっている。そこ
で、光検出器25の光電面25aとフィルター23とは、光軸
上で互いに非平行となっている。なおこの「光軸上で互
いに非平行」とは、両者の光軸に対する向きが一致して
いないことを意味する。つまり、光軸が折れている場合
は、光軸が一直線となるように展開した状態で両者が機
械的に非平行であることを意味する。
【0048】このように光電面25aとフィルター23とが
光軸上で非平行となっていれば、この光電面25aとフィ
ルター23間、あるいは光検出器25の窓ガラス25bとフィ
ルター23間で第2高調波19が干渉することを防止でき
る。そうであれば、温度変化による干渉の位相変化がな
くなるので、この干渉の位相変化による光検出器25の受
光量変動を防止でき、半導体レーザー励起固体レーザー
の出力を高精度で安定化させることができる。
【0049】また光検出器25の光電面25aが、第2高調
波19の進行方向に対して傾けて配置されているので、図
4に示される通り、該光電面25aに直接入射する第2高
調波19の光路と、この光電面25aで反射した後の第2高
調波19の光路とが互いに離れるようになる。そこで、光
電面25aと窓ガラス25bとの間での第2高調波19の干渉
も防止でき、それにより、半導体レーザー励起固体レー
ザーの出力をさらに精度良く安定化させることができ
る。
【0050】このように光電面25aと窓ガラス25bとの
間での第2高調波19の干渉を防止するためには、その光
電面25aに直接入射する第2高調波19と、該光電面25a
で反射後に窓ガラス25bで反射して光電面25aに再入射
する第2高調波19とを、光電面25a上でビーム径(1/
2 径)の2倍以上互いにずらすように光検出器25を配
設しておくのが望ましい。
【0051】さらに、窓ガラス25bの平行度が比較的低
い光検出器25を用いれば、この窓ガラス25bの表裏間で
第2高調波19が干渉することも防止できる。なお、窓ガ
ラス25bの厚さが通常の0.3 mm以下程度であれば、そ
の平行度が比較的高くても、干渉状態を変化させるには
例えば20〜35℃程度の温度差が必要であるから、前述の
ように温度調節がなされていれば特に問題は生じない。
また経時変化に対応させて温度調節の設定温度を変更す
る場合も、温度変更幅は0.数℃から1℃程度なので、
問題にはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態である半導体レーザー
励起固体レーザーを示す一部破断側面図
【図2】上記半導体レーザー励起固体レーザーにおける
レーザービームの偏光方向等を説明する概略図
【図3】上記半導体レーザー励起固体レーザーのAPC
用光検出器の部分を示す一部破断平面図
【図4】上記光検出器の部分を示す一部破断立面図
【符号の説明】 10 レーザービーム(ポンピング光) 11 半導体レーザー 12 集光レンズ 13 Nd:YVO4 結晶 14 共振器ミラー 15 反転ドメインLN結晶 16 エタロン 17 カルサイト結晶 18 固体レーザービーム(基本波) 19 第2高調波 23 フィルター 24 部分反射ミラー 24a 部分反射ミラーの表面 24b 部分反射ミラーの裏面 25 APC用光検出器 25a 光検出器の光電面(受光面) 25b 光検出器の窓ガラス 26 APC回路 30 ベースプレート 31 ペルチェ素子 32 パッケージベース 33 開口板 34 パッケージキャップ 36 サーミスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー結晶と、 このレーザー結晶を励起する励起光を発する半導体レー
    ザーと、 この励起により得られたレーザービームの一部を分岐さ
    せる手段と、 分岐されたレーザービームの光量を検出する光検出器
    と、 この光検出器の出力を受け、該出力を一定化するように
    前記半導体レーザーの駆動電流を制御するAPC回路と
    を有する半導体レーザー励起固体レーザーにおいて、 固体レーザー共振器から前記光検出器に至る光路に配さ
    れた光学部品が、光検出器の受光面に対して光軸上で非
    平行に配置されていることを特徴とする半導体レーザー
    励起固体レーザー。
  2. 【請求項2】 前記光学部品が、所望の波長域の光のみ
    を選択的に通過させるフィルターであることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体レーザー励起固体レーザー。
  3. 【請求項3】 前記光検出器の受光面が、前記レーザー
    ビームの進行方向に対して傾けて配置されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の半導体レーザー励起
    固体レーザー。
  4. 【請求項4】 前記光検出器が、その受光面に直接入射
    する光と、該受光面で反射後に検出器の窓ガラスで反射
    して受光面に再入射する光とを、受光面上でビーム径
    (1/e2 径)の2倍以上互いにずらすように配設され
    ていることを特徴とする請求項3記載の半導体レーザー
    励起固体レーザー。
  5. 【請求項5】 前記光検出器が温度調節されていること
    を特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の半導体
    レーザー励起固体レーザー。
  6. 【請求項6】 前記光検出器に受光されるレーザービー
    ムが、光波長変換素子により波長変換されたものである
    ことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の半
    導体レーザー励起固体レーザー。
  7. 【請求項7】 前記フィルターが、そこで反射して固体
    レーザー共振器に戻ったレーザービームが、該共振器内
    の全ての位置において共振器軸とビーム径(1/e
    2 径)の2倍以上離れるように配設されていることを特
    徴とする請求項2から6いずれか1項記載の半導体レー
    ザー励起固体レーザー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003158323A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Shimadzu Corp 固体レーザ装置
JP2006313928A (ja) * 2006-07-14 2006-11-16 Shimadzu Corp 固体レーザ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003158323A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Shimadzu Corp 固体レーザ装置
JP2006313928A (ja) * 2006-07-14 2006-11-16 Shimadzu Corp 固体レーザ装置

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