JPH1093397A - D型フリップフロップ - Google Patents

D型フリップフロップ

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JPH1093397A
JPH1093397A JP8263858A JP26385896A JPH1093397A JP H1093397 A JPH1093397 A JP H1093397A JP 8263858 A JP8263858 A JP 8263858A JP 26385896 A JP26385896 A JP 26385896A JP H1093397 A JPH1093397 A JP H1093397A
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JP8263858A
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Inventor
Toshio Kondo
利夫 近藤
Ritsu Kusaba
律 草場
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホールドタイムを短縮する。 【解決手段】 ローレベルのみの保持機能を有する第
1、第2マスタ側ラッチA、Bを2段直列接続し、2段
目のマスタ側ラッチBからローレベル、ハイレベルとも
保持される出力データを得、第1マスタ側ラッチAの出
力データと第2マスタ側ラッチBの出力データをスレー
ブ側ラッチCに差動的に入力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速・低消費電力
で単相クロックで動作するCMOS型のマスタスレーブ
構成のD型フリップフロップ(以下、DFFと略記す
る。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CMOS構成の論理LSIの高速化、大
規模化の進展に伴い、占有面積で論理部の3〜4割を示
すDFFの小型化、低消費電力化が大きな課題となって
いる。一方、クロックスキューを抑え込む設計技術の進
展と共に、低クロックスキューの条件で、単純な構成と
高速性の両立が可能な単相クロックによる同期回路が、
小型化、低消費電力化、高速化を達成する技術として、
最近益々重要性を増してきている。
【0003】この単相同期回路の実現に必要なDFFと
しては、図5の回路が標準的な構成として知られてい
る。101〜107はインバータであり、そのうちイン
バータ101と102はマスタ側ラッチを構成し、イン
バータ103と104はスレーブ側ラッチを構成する。
また、インバータ105はクロックCLKから反転クロ
ックCLKNを生成するためのものである。108〜1
11は相補型トランスミッションゲートである。また、
Dはデータ入力端子、CLKはクロック信号入力端子、
Qはデータ出力端子、QNは反転データ出力端子であ
る。
【0004】その動作は次のように行われる。まず、ク
ロック信号CLKがハイレベルからローレベルに遷移す
ると、トランスミッションゲート108、111が導通
し、トランスミッションゲート109、110が遮断し
て、マスタ側ラッチが書き込みモード(通過モード)と
なり、データ入力端子Dのデータがマスタ側ラッチの保
持ノードに書き込まれる。この後、クロック信号CLK
がハイレベルに遷移すると、トランスミッションゲート
108、111が遮断し、トランスミッションゲート1
09、110が導通して、マスタ側ラッチが保持モード
に切り替わると同時に、スレーブ側ラッチが保持モード
から書き込みモードに切り替わる。
【0005】マスタ側ラッチの保持ノードのデータは、
トランスミッションゲート110を介してスレーブ側ラ
ッチに入力される構成となっているので、結局、クロッ
ク信号CLKがローレベルのときにマスタ側ラッチに書
き込まれていたデータが、スレーブ側ラッチに書き込ま
れることになる。このスレーブ側ラッチに書き込まれた
データは、そのままDFFの保持データとして出力され
る。以上の動作が、クロック信号のレベルが遷移するご
とに繰り返されて、DFFとして機能する。
【0006】しかし、この構成では、4組の相補型トラ
ンスミッションゲート108〜111にクロックCLK
あるいは反転クロックCLKNを供給しなければなら
ず、クロック系の消費電力が大きいばかりか、クロック
CLKと反転クロックCLKNの両方を各DFFに供給
しなければならないか、あるいはそれを避けようとする
と、各DFFの内部で反転クロックCLKNを生成する
必要があり、そのために図5に示したように反転用のイ
ンバータ105が必要となり、よりクロック系の消費電
力が増大する問題がある。
【0007】また、この図5のDFFでは、データ入力
端子Dがトランスミッションゲート108を直に見せて
いるため、ファンインロードが大きくなる欠点がある。
もちろん、入力にインバータのバッファを介挿し、ファ
ンインロードを小さくすることは可能であるが、そうす
るとデータ入力の確定からクロックCLKが立ち上がる
までに必要な時間(セットアップタイム)が増加してし
まう。
【0008】そこで、図6に示すように、各ラッチのフ
ィードバック経路のインバータ102、104の駆動力
を小さくして、その部分のトランミッションゲート10
9、111を省略した構成したり、あるいは図7に示す
ように、マスタ側ラッチをダイナミック型にするセミス
タティク構成による低消費電力化等が試みられている
(草場他:記憶回路およびフリップフロップ回路、特願
平7−83436)。しかしながら、ここまでしても、
クロック反転用のインバータ105を省略することはで
きず、データ入力端子にトランスミッションゲートが入
る問題も解決されない。
【0009】以上のような構成のDFFに対して、最近
では、反転クロック信号を一切必要としない図8や図9
に示すようなダイナミック型のDFFが開発されてい
る。図8において、121〜124はpMOSトランジ
スタ、125〜129はnMOSトランジスタである。
また図9において、131〜136はpMOSトランジ
スタ、137〜142はnMOSトランジスタである。
【0010】ところが、図8の構成のDFFは、速度性
能の点では優れるものの、クロックで内部ノード130
をプリチャージしているため、クロック系の消費電力が
大きくなる欠点があり、また図9の構成のDFFは、プ
リチャージすべき内部ノードがなくクロック系の消費電
力が大きくなる問題はないものの、論理段数が大きくな
るため、例えば文献「D.W.Dobberpuhl et.al. : A 200
MHz 64b Dual-IssueCMOS Microprocessor, IEEE JSSC V
ol.27,No.11,pp.1555-1567(1992)」のように論理演算機
能を組み合せない限り、高速性を活用することはできな
い。
【0011】また、これらのDFFは、図10、図11
に示すように、インバータ151〜154によりスレー
ブ側のみをスタティック化することにより、セミスタテ
ィック化が可能であるが、レベルホールド回路(インバ
ータ151、152で構成される)や出力側ノイズ遮断
用のインバータ154を付加する必要があり、更に特に
図11のDFFでは、内部ノードの保持レベル(デー
タ)消失を防止するためのnMOSトランジスタ14
3、pMOSトランジスタ144も付加する必要があ
り、素子数が増大する欠点もある。
【0012】なお、ここで、保持データ消失防止用にn
MOSトランジスタ143とpMOSトランジスタ14
4を付加しているのは、ノード145に保持されている
ローレベル、ノード146に保持されているハイレベル
が、ノイズにより僅かでも反対方向のレベルに引き込ま
れると、次段のnMOSトランジスタ138、pMOS
トランジスタ136がアクティブとなり導通し、ノード
147、148に保持されているデータが消失してしま
うので、これを避けるためである。また、インバータ1
54を付加しているのは、出力端子Qの側から乗って来
るノイズのためにホールド回路が反転してしまうことを
防止するためである。
【0013】ところで、最近ローレベル信号のみ保持す
る能力を有するマスタ側ラッチの出力データを、ハイレ
ベル信号が入力された場合のみ書き込みが起こるスレー
ブ側ラッチで受ける構成の、反転クロックを必要としな
い低消費電力のDFFが発表された(J.Yuan and C.Sve
nsson :New TSPC Latches and Flipflops MinimizingDe
lay and Power,pp.160-161,1996 Symposium on VLSI Ci
rcuits Digest ofTechnical Papers)。図12はその基
本回路であり、ローレベルのみを保持することができる
一種のダイナミック型のラッチとして機能する。
【0014】図12のDFFにおいて、A’は第1マス
タ側ラッチ、B’は第2マスタ側ラッチであって、ロー
レベルデータを保持する。C’は差動入力型のスレーブ
側ラッチである。
【0015】マスタ側ラッチA’は、pMSOトランジ
スタ161と162、nMOSトランジスタ163から
構成される。また、マスタ側ラッチB’は、pMSOト
ランジスタ161’と162’、nMOSトランジスタ
163’から構成される。スレーブ側ラッチC’は、n
MOSトランジスタ164〜167、インバータ168
と169から構成される。170、171は出力側のイ
ンバータである。また、181、181’はラッチ
A’、B’の出力ノード、182、183はラッチC’
の出力ノード、184、185はラッチC’の入力ノー
ドである。
【0016】図13はこの図12のDFFを改変したも
ので、マスタ側ラッチA”をpMOSトランジスタ19
1〜193とnMOSトランジスタ194、195で構
成してNAND機能を持たせ、入力端子D1とD2のデ
ータのNAND演算を行うようにし、マスタ側ラッチ
B”をpMOSトランジスタ196〜198とnMOS
トランジスタ199、200で構成してNOR機能を持
たせ、反転入力端子D1NとD2NのデータのNOR演
算を行うようにしたものである。
【0017】また、図14は図12のDFFの反転入力
端子DNを削除して、入力端子Dのデータをインバータ
201を介してマスタ側ラッチB ESに入力させるよ
うにしたものである。
【0018】さらに、図15は一方のマスタ側ラッチ
A”を図14に示したDFFと同様の構成にし、他方の
マスタ側ラッチB’を図12に示したDFFと同様の構
成にして、このラッチB’の入力側に入力端子D1、D
2のデータのNANDを演算するナンドゲート202を
接続したものである。
【0019】前記した図12のDFFのマスタ側ラッチ
A’、B’では、クロック信号CLKがローレベルで
は、pMOSトランジスタ162、162’が導通状態
となり、入力端子D、DNの入力に応じて、トランジス
タ161と163が、あるいはトランジスタ161’と
163’が、互いに排他的に、導通/遮断となりインバ
ータとして機能する。入力端子Dの反転信号を入力端子
DNに加えるので、トランジスタ163と163’は一
方が導通するとき他方が遮断する。一方、クロック信号
CLKがハイレベルでは、トランジスタ162、16
2’が遮断状態となり、出力ノード181や181’に
対するハイレベル信号の供給が停止する。
【0020】したがって、クロック信号CLKがハイレ
ベルになる直前の出力ノード181、181’のレベル
がローレベルであれば、そのローレベルデータをそのま
ま保持する。しかし、クロック信号CLKがハイレベル
になる直前の出力ノード181、181’のレベルがハ
イレベルであった場合には、トランジスタ163、16
3’に対する入力がハイレベルになり、そのトランジス
タ163、163’が導通状態になると、その出力ノー
ド181、181’がローレベルに引かれるため、その
ハイレベルデータは保持されない。また、この出力ノー
ド181、181’のレベルは、クロック信号CLKが
ハイレベルの状態において、一旦ハイレベルからローレ
ベルに引かれると、トランジスタ162、162’が遮
断状態であるので、クロックサイクルのオーダーの時間
でハイレベルに復帰することはない。
【0021】一方、スレーブ側ラッチC’では、出力ノ
ード182、183のいずれか一方を、それぞれのノー
ドに付加している縦積み2段のnMOSトランジスタ1
64と165、または166と167を導通状態にし
て、ローレベルに引き込むことにより書き込みを行う。
トランジスタ164と165の組、または166と16
7の組のどちらか一方の組が導通状態になるのは、クロ
ック信号CLKがハイレベルで、スレーブ側ラッチC’
の入力ノード184、185のいずれか一方にハイレベ
ル信号が入る場合のみである。
【0022】また、この出力ノード182、183のロ
ーレベルへの引き込みは、一旦、書き込みが完了すれ
ば、意味がなくなる。すなわち、入力ノード184、1
85の両方にローレベル信号が印加して、トランジスタ
164、166の両方が遮断してもかまわない。言い替
えると、入力ノード184、185のいずれか一方の入
力がハイレベルなれば、書き込みが完了した後は、ロー
レベルに遷移してもかまわないことを意味している。
【0023】したがって、このスレーブ側ラッチC’の
特性は、データのローレベル側しか保持できないマスタ
側ラッチA’、B’のラッチ機能を補うことができる。
もう少し補足すれば、クロック信号CLKをローレベル
からハイレベルに遷移させ、マスタ側ラッチA’、B’
を保持モードに切り替えたとき、これと同時に起こるマ
スタ側ラッチA’、B’の側から保持データのスレーブ
側ラッチC’への転送が正しく行われるように、ノード
181又は181’のハイレベルデータが、スレーブ側
ラッチC’の書き込みが完了するまで保持されてさえい
れば良いことが分かる。
【0024】ここで、スレーブ側ラッチC’の書き込み
が完了するまでの期間、すなわち、マスター側ラッチ
A’、B’におけるハイレベルのデータ保持時間は、D
FFを使用する論理回路のサイクルタイムに比べて充分
短い。このことは、マスタ側ラッチA’、B’に対する
クロック信号CLKのローレベルからハイレベルへの立
上りエッジから入力データを保持する時間(以後、ホー
ルドタイムと呼ぶ。)を長くすることで、マスタ側ラッ
チA’、B’におけるハイレベルのデータの保持を、必
要な時間だけ確保できることを意味している。
【0025】換言すれば、これまでの回路では、ホール
ドタイムがマスタ側ラッチの保持ノード(図12ではノ
ード181、181’)への書き込みが完了するまでの
時間として決っていたのが、マスタ側ラッチの保持ノー
ドへのローベル書き込みが完了するまでの時間か、ある
いはマスタ側ラッチの保持ノードに書き込まれたハイレ
ベルのデータのスレーブ側ラッチへの転送が完了するま
での時間かの、いずれか長い方の時間にまで伸びると言
える。
【0026】このため、このDFFはホールドタイム
が、それまでのDFFに比べて若干長くなってしまう欠
点がある。また、出力ノード182、183をノーレベ
ルに引き込むことだけで書き込みを行うため、スレーブ
側ラッチC’の動作が遅くなるばかりか、消費電力も大
きくなる欠点があった。以上は、図13〜図15の回路
においても同様であった。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の回路ではいずれも、ホールドタイムの短縮、素子
数低減、全体の消費電力低減等を達成することができな
かった。本発明の目的は、これらの問題を解決し、ホー
ルドタイムを短縮化し、高速化、低消費電力化等も達成
できのようにしたDFFを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、1又は2
以上のデータ入力端子に入力したデータを演算して第1
の出力ノードに出力するCMOS構成であって、且つク
ロックがハイレベルのとき前記第1の出力ノードへのハ
イレベル供給がオフされる第1のマスタ側ラッチ、前記
第1の出力ノードのデータを反転して第2の出力ノード
に出力するCMOS構成であって、且つ前記クロックが
ハイレベルのとき前記第2の出力ノードへのハイレベル
供給がオフされる第2のマスタ側ラッチ、前記第1のマ
スタ側ラッチの前記第1の出力ノードのデータを受ける
第1の入力ノードと別に設けた第3の出力ノードとの間
に接続され、前記第1の入力ノードがハイレベルのとき
前記クロックがハイレベルとなることによりローレベル
データを前記第3の出力ノードに出力する第1のデータ
伝達手段と、前記第2のマスタ側ラッチの前記第2の出
力ノードのデータを受ける第2の入力ノードと別に設け
た第4の出力ノードとの間に接続され、前記第2の入力
ノードがハイレベルのとき前記クロックがハイレベルと
なることによりローレベルデータを前記第4の出力ノー
ドに出力する第2のデータ伝達手段と、前記第3および
第4の出力ノードの間に接続された逆並列接続インバー
タとからなるスレーブ側ラッチ、を具備するよう構成し
た。
【0029】第2の発明は、第1の発明において、前記
第2のマスタ側ラッチの第2の出力ノードがローレベル
で且つ前記クロックがハイレベルとなるとき、前記スレ
ーブ側ラッチの前記第3の出力ノードとローレベル供給
源との間を導通させる手段を設けて構成した。
【0030】第3の発明は、第1の発明において、前記
スレーブ側ラッチの前記第1のデータ伝達手段を、前記
第1の入力ノードがハイレベルのときローレベルデータ
を出力する手段と、該ローレベルデータを前記クロック
により前記第3の出力ノードに伝達する第1の導通手段
とからなる第3のデータ伝達手段に代え、前記スレーブ
側ラッチの前記第2のデータ伝達手段を、前記第2の入
力ノードのデータを反転するインバータと、該インバー
タの出力データを前記クロックにより前記第4の出力ノ
ードに前記第1の導通手段と同期して伝達する第2の導
通手段とからなる第4のデータ伝達手段に代え、且つ前
記インバータの出力データがハイレベルのとき、前記第
3のデータ伝達手段と前記第1の導通手段との共通接続
点をローレベル供給源に対して導通させる手段を設けて
構成した。
【0031】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施の形態
のDFFの構成を示す回路図である。Aは第1のマスタ
側ラッチを構成する回路で、pMOSトランジスタ1、
2、nMOSトランジスタ3からなる。またBは第2の
マスタ側ラッチを構成する回路で、pMOSトランジス
タ1’、2’、nMOSトランジスタ3’からなる。C
はスレーブ側ラッチを構成する回路で、nMOSトラン
ジスタ4、5(第1のデータ伝達手段)、nMOSトラ
ンジスタ6、7(第2のデータ伝達手段)逆並列接続し
たインバータ8、9からなる。10、11もインバータ
である。
【0032】マスタ側ラッチA、Bは、共にローレベル
のみを保持することのできるダイナミックラッチであ
る。ここでは、マスタ側ラッチAの出力ノード12をス
レーブ側ラッチCの入力ノード14の他に、マスタ側ラ
ッチBの入力ノード13にも接続している。これによ
り、このマスタ側ラッチBの出力ノード12’には、ハ
イレベル、ローレベルのいずれも保持されるようにな
る。これは、クロック信号CLKがローレベルからハイ
レベルに切り替わった後に、出力ノード12はローレベ
ル保持機能によりローレベルからハイレベルに遷移する
ことがないために、出力ノード12’のハイレベルがロ
ーレベルに落ちることがなくなるからである。つまり、
出力ノード12’については、ハイレベル保持機能も加
わることになるのである。
【0033】これによって、クロック信号CLKがハイ
レベルに遷移した後、入力端子Dの入力データがハイレ
ベルからローレベルに遷移したとしても、出力ノード1
2’に保持されるべきハイレベルの信号が消失すること
がなくなるため、トランジスタ6を介して行われるスレ
ーブ側ラッチCに対する書き込みが、前述した図12の
回路のように、クロック信号CLKがハイレベルに遷移
した直後に中断することがなくなる。すなわち、クロッ
ク信号CLKがハイレベルに遷移した後、入力端子Dの
ハイレベル側のデータについては、図12の回路のよう
には入力レベルを保持する必要がなくなる。
【0034】このことは、入力端子Dのデータのハイレ
ベル側については、ホールドタイムを確保する必要がな
くなること、すわなち、実効的なホールドタイムを短く
することができることを意味している。ただし、図1の
回路構成では、、出力ノード16とローレベル供給源と
の間の導通を、ハイレベル側の保持機能のないマスタ側
ラッチAの出力ノード12のみで制御しているため、入
力端子Dのローレベル側のホールドタイムは、改善され
ることはない。
【0035】このように、ローレベルのみを保持する機
能を有するマスタ側ラッチA、Bを2段直列に接続する
ことによって、2段目からはローレベル、ハイレベル共
に保持される出力データを得ることができ、これをスレ
ーブ側ラッチCへの書き込みに利用することで、入力デ
ータのハイレベル側のホールドタイムの短縮が可能どな
る。
【0036】[第2の実施の形態]図2は第2の実施の
形態のDFFの構成を示す回路図である。この図2のD
FFは、図1に示した第1のマスタ側ラッチAを、2入
力のNAND機能を有する第1のマスタ側ラッチA1と
したものである。このマスタ側ラッチA1は、pMOS
トランジスタ21〜23と、nMOSトランジスタ2
4、25から構成されている。入力端子D1、D2に印
加されたデータのNAND演算結果が、出力ノード12
から出力する。
【0037】このように、本発明のDFFでは、第1の
マスタ側ラッチA1に論理演算機能を組み込むことがで
きるため、ローレベルしか保持できないダイナミックラ
ッチを2個のマスタ側ラッチ双方に用いる従来の構成
(図13、図15)場合に比べて、ホールドタイムが短
縮された低電力、高速な論理演算機能付きのDFFを、
少ないトランジスタ数で実現できる利点がある。
【0038】[第3の実施の形態]図3は第3の実施の
形態のDFFの構成を示す回路図である。この図3で
は、図1に示したDFFのスレーブ側ラッチCに改変を
加えてラッチC1としたものである。すなわち、図1の
スレーブ側ラッチCのnMOSトランジスタ5、7を1
個のnMOSトランジスタ26に代えてトランジスタを
1個削減すると共に、新たにインバータ27を追加し
て、このインバータ27により駆動されるnMOSトラ
ンジスタ28をnMOSトランジスタ4に並列接続した
ものである。
【0039】これは、出力ノード16とローレベル供給
源との間を導通させる手段として、クロック信号CLK
がハイレベルに遷移した後、保持が保証されるノード1
2’のローレベルを条件にして、ノード16とローレベ
ル供給源との間を導通するためである。これによって、
高速性の保持と、入力端子Dのローレベル側のホールド
タイム短縮の両立が可能となる。すなわち、マスタ側ラ
ッチAによるトランジスタ4の調節の駆動によって高速
性が、またマスタ側ラッチBからのインバータ27を介
したトランジスタ28の駆動によって入力データのロー
レベル側のホールドタイムの短縮化が、達成される。以
上により、入力データのハイレベル側、ローレベル側の
ホールドタイムの短縮化が可能となる。
【0040】[第4の実施の形態]図4は第4の実施の
形態のDFFの構成を示す回路図である。これは図1の
DFFのスレーブ側ラッチCに改変を加えたものであ
る。図4では、一層の高速化を図るために、スレーブ側
ラッチC2の書き込み時に、出力ノード16又は17を
ハイレベル側にも引き上げることができるようにしたも
のである。
【0041】すなわち、このノード16、17にnMO
Sトランジスタ29、30を接続してトランスミッショ
ンゲート(第1、第2の導通手段)として機能させ、ト
ランジスタ29、30の入力側(ノード16、17と反
対側)を、ハイレベル、ローレベルの両方の出力が可能
なドライバ(トランジスタ29に対してnMOSトラン
ジスタ32、33、トランジスタ30に対してはインバ
ータ31)で駆動している。これによって、ノード16
をローレベルに引き下げる場合には、ノード17をトハ
イレベルに引き上げ、逆にノード16をハイレベルに引
き上げる場合にはノード17をローレベルに引き下げ
る、いわゆるプッシュプルの駆動による高速な書き込み
動作が実現され、さらにスレーブ側ラッチC2に流れる
貫通電流が減少し消費電力が低減される。
【0042】また、インバータ31は、nMOSトラン
ジスタ30にローレベル、ハイレベルのデータを送るの
みではなく、nMOSトランジスタ29の入力側とロー
レベル供給源との間に接続したnMOSトランジスタ3
4(図3のnMOSトランジスタ28に相当)にもその
データを供給しており、第3の実施の形態(図3)で説
明したインバータ27とトランジスタ28の組み合せと
同様に、入力データのローレベル側のホールドタイムの
短縮化を実現しており、このときインバータ31が共用
され、トランジスタ数を増加させることなく、ホールド
タイムの短縮化と一層の高速化が可能となる。
【0043】[その他の実施の形態]なお、前記した第
1〜第4の実施の形態の説明においては、スレーブ側ラ
ッチC、C1、C2の出力ノード16、17の間を、イ
ンバータ8、9の逆並列接続で構成したが、このインバ
ータ8、9は必ずしもnMOSトランジスタとpMOS
トランジスタを組み合せた標準的なものに限られるもの
ではない。
【0044】例えば、図1の構成においては、このイン
バータ8、9は、nMOSトランジスタを省略する構成
であっても良い。ただし、この場合は、出力ノード1
6、17のローレベルへの引き下げが、nMOSトラン
ジスタ4、5、あるいは6、7で行うダイナミック動作
となるため、スレーブ側ラッチ回路Cもダイナミック動
作となり、DFFの全体の動作がダイナミック型とな
る。
【0045】
【発明の効果】以上から本発明によれば、第1、第2の
マスタ側ラッチにそれ自体ではローレベルしか保持する
ことができないダイナミック型ラッチを用いながらも、
ホールドタイムを従来のDFFと同等にまで短縮するこ
とができる。また、ホールドタイム短縮用のインバータ
をプッシュプル駆動書き込みに用いるドライバと兼用す
ることで、トランジスタ数の増加を最小限に抑えて、一
層のDFFの高速化、低消費電力化を実現できる。
【0046】このように、本発明は、マスタ側ラッチに
ローレベルしか保持できないダイナミック型ラッチを、
スレーブ側ラッチにハイレベルが入力された場合にのみ
書き込みが行われるラッチを用いて構成したDFFの本
来の高速性、低消費電力性を損なうことがないばかりか
更にこれを増進させながら、唯一の欠点ともいうべきホ
ールドタイムが若干大きい点を改善できるという大きな
利点がある。したがって、種々のIC、LSIの基本の
論理回路として広く利用されることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のDFFの構成を
示す回路図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態のDFFの構成を
示す回路図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態のDFFの構成を
示す回路図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態のDFFの構成を
示す回路図である。
【図5】 従来の第1のDFFの構成を示す回路図であ
る。
【図6】 従来の第2のDFFの構成を示す回路図であ
る。
【図7】 従来の第3のDFFの構成を示す回路図であ
る。
【図8】 従来の第4のDFFの構成を示す回路図であ
る。
【図9】 従来の第5のDFFの構成を示す回路図であ
る。
【図10】 従来の第6のDFFの構成を示す回路図で
ある。
【図11】 従来の第7のDFFの構成を示す回路図で
ある。
【図12】 従来の第8のDFFの構成を示す回路図で
ある。
【図13】 従来の第9のDFFの構成を示す回路図で
ある。
【図14】 従来の第10のDFFの構成を示す回路図
である。
【図15】 従来の第11のDFFの構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
A、A1:第1のマスタ側ラッチ、B:第2のマスタ側
ラッチ、C、C1、C2:スレーブ側ラッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1又は2以上のデータ入力端子に入力した
    データを演算して第1の出力ノードに出力するCMOS
    構成であって、且つクロックがハイレベルのとき前記第
    1の出力ノードへのハイレベル供給がオフされる第1の
    マスタ側ラッチ、 前記第1の出力ノードのデータを反転して第2の出力ノ
    ードに出力するCMOS構成であって、且つ前記クロッ
    クがハイレベルのとき前記第2の出力ノードへのハイレ
    ベル供給がオフされる第2のマスタ側ラッチ、 前記第1のマスタ側ラッチの前記第1の出力ノードのデ
    ータを受ける第1の入力ノードと別に設けた第3の出力
    ノードとの間に接続され、前記第1の入力ノードがハイ
    レベルのとき前記クロックがハイレベルとなることによ
    りローレベルデータを前記第3の出力ノードに出力する
    第1のデータ伝達手段と、前記第2のマスタ側ラッチの
    前記第2の出力ノードのデータを受ける第2の入力ノー
    ドと別に設けた第4の出力ノードとの間に接続され、前
    記第2の入力ノードがハイレベルのとき前記クロックが
    ハイレベルとなることによりローレベルデータを前記第
    4の出力ノードに出力する第2のデータ伝達手段と、前
    記第3および第4の出力ノードの間に接続された逆並列
    接続インバータとからなるスレーブ側ラッチ、 を具備することを特徴とするD型フリップフロップ。
  2. 【請求項2】前記第2のマスタ側ラッチの第2の出力ノ
    ードがローレベルで且つ前記クロックがハイレベルとな
    るとき、前記スレーブ側ラッチの前記第3の出力ノード
    とローレベル供給源との間を導通させる手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のD型フリップフロッ
    プ。
  3. 【請求項3】前記スレーブ側ラッチの前記第1のデータ
    伝達手段を、前記第1の入力ノードがハイレベルのとき
    ローレベルデータを出力する手段と、該ローレベルデー
    タを前記クロックにより前記第3の出力ノードに伝達す
    る第1の導通手段とからなる第3のデータ伝達手段に代
    え、 前記スレーブ側ラッチの前記第2のデータ伝達手段を、
    前記第2の入力ノードのデータを反転するインバータ
    と、該インバータの出力データを前記クロックにより前
    記第4の出力ノードに前記第1の導通手段と同期して伝
    達する第2の導通手段とからなる第4のデータ伝達手段
    に代え、 且つ前記インバータの出力データがハイレベルのとき、
    前記第3のデータ伝達手段と前記第1の導通手段との共
    通接続点をローレベル供給源に対して導通させる手段を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のD型フリップ
    フロップ。
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