JPH109408A - 複合中性水処理用弁 - Google Patents

複合中性水処理用弁

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JPH109408A
JPH109408A JP16458096A JP16458096A JPH109408A JP H109408 A JPH109408 A JP H109408A JP 16458096 A JP16458096 A JP 16458096A JP 16458096 A JP16458096 A JP 16458096A JP H109408 A JPH109408 A JP H109408A
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valve
water treatment
neutral water
valve seat
water
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JP16458096A
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Akira Takahashi
晃 高橋
Kiyoshi Imai
潔 今井
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NIPPON FUITSUSHIYA KK
Toshiba Corp
Original Assignee
NIPPON FUITSUSHIYA KK
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複合中性水処理を行なうプラントにおける給水
・復水系の水質調整を複合中性水処理とすることによっ
て発生する損傷を確実に防止すること。 【解決手段】複合中性水処理を行なうプラントに設置し
て用いられる弁において、少なくとも弁座部を、Cr含
有量が40%以上の防食性の高いNi−Cr合金により
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合中性水処理を
行なう発電プラント等のプラントに設置して用いられる
弁に係り、特に給水・復水系の水質調整を複合中性水処
理とすることによって発生する損傷に対し耐久性を向上
させた複合中性水処理用弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、我が国の火力発電プラント等
においては、系統内給水、復水、ボイラー水、および蒸
気の水質の調節、処理を行ない、系統内の腐食を最低に
すると共に、ボイラー水管、蒸気管、および給水ポンプ
吸込みストレーナへのスケール付着防止を図ってきてい
る。
【0003】特に、ボイラー型式が貫流タイプの場合で
は、給水、復水系統内に、アンモニア(NH3 )、ヒド
ラジン(N24 )等の揮発性薬品を注入する、いわゆ
る揮発性物質処理を行ない(以下、AVT法と称す
る)、PH値を9〜9.5、および脱酸素となるように
制御している。
【0004】しかしながら、上記AVT法において、よ
り高い防食効果を得るためには、高いアンモニア濃度を
必要とするが、これはプラント内のアンモニア濃縮部
(例えば、復水器の空気冷却部等)において、アンモニ
アによる損傷(アンモニア・アタック)を発生すること
から、高濃度アンモニアによる防食対策を行なうことは
できない。
【0005】この結果、還元剤であるヒドラジンによ
り、プラント内の炭素鋼から、鉄が給水、復水へ溶出
し、ボイラー水管・蒸気管や、給水ポンプ吸込みストレ
ーナ等に付着し、その厚みを経年的に増加させる。そし
て、この付着した鉄を除去しなければ、給水ポンプの過
負荷運転、ボイラーチューブの亀裂を生じる恐れがあ
る。従って、この付着した鉄を適切な時期に除去しなけ
ればならず、プラント運用計画上大きな支障となる。
【0006】そこで、これら従来のAVT法による問題
点を改善するために、最近では、給水、復水系統内に、
アンモニア(NH3 )と酸素(O2 )を注入する、いわ
ゆる複合中性水処理(以下、CWT法とも称する)が行
なわれてきている。
【0007】このCWT法は、系統内を従来の強アルカ
リから弱アルカリとし、かつ酸素を注入することによ
り、ボイラー水管・蒸気管や、給水ポンプ吸込みストレ
ーナへの鉄酸化物の付着、持込みを大幅に低減するよう
にしている。
【0008】図4は、発電プラントにおける一般的な給
水・復水系統の構成例を示すブロック図である。図4に
おいて、復水器1に集められた図示しないタービン排気
蒸気、および低圧給水加熱器2からのドレンは、海水を
冷却水とする循環水と熱交換され、復水化される。そし
て、この復水は、復水ポンプ3、復水昇圧ポンプ4よ
り、低圧給水加熱器2を通過し、脱気器5へ送水され
る。
【0009】また、復水ポンプ3の出口側には、水処理
装置としての復水脱塩装置(以下、コンデミと称する)
6が設置されており、復水中の酸化鉄等の懸濁固形物や
塩素イオン等の溶解固形物を除去し、系統再生が行なわ
れている。
【0010】一方、脱気器5へ送水された復水は、高圧
給水加熱器7からのドレンと共に給水ポンプ8へ送ら
れ、高圧給水加熱器7、節炭器9を通過して、ボイラー
10へ送水される。
【0011】水質調整(酸素注入)は、給水系、復水系
の各々に設置されており、復水系はコンデミ6の出口側
から酸素を注入し、また給水系は脱気器5の出口側から
酸素を注入している。
【0012】一方、調節弁の弁座等のエロージョン対策
等に用いられるステライト盛金のCr合金は、一定量の
酸素を含んだ給水・復水・ドレン系統中では腐食する。
図5は酸素濃度と腐食量との関係を示す特性図、図6は
浸漬時間と腐食速度との関係を示す特性図である。
【0013】この図5および図6からも明らかなよう
に、調節弁に使用されている一般的なCrを含む合金
(ステライト盛金等)は、酸素濃度が高いほど、また浸
漬時間が長いほど、腐食は進行する。
【0014】特に、前述したCWT法の系統構成におい
て、給水ポンプ8の再循環ラインに設置されている調節
弁11や、低圧給水加熱器2,高圧給水加熱器7のドレ
ンラインにそれぞれ設置されている調節弁12,13の
弁座部等のステライト盛金部分は、共晶相が選択腐食を
発生し、この腐食部分を起点として弁座リーク等の大き
な損傷を発生する。
【0015】一般に、給水ポンプ8の再循環ラインの調
節弁11のような、高差圧を減圧する調節弁は、弁座部
の強度向上のために、Cr合金であるステライトを盛金
している。
【0016】しかしながら、CWT法による運用では、
ステライト盛金を施している調節弁では、次のような問
題点がある。 (a)ステライト部共晶相が、酸素により選択腐食を発
生する。
【0017】(b)選択腐食部分を起点として、エロー
ジョンが進行し、ステライト盛金、さらには母材側にま
で損傷が達する。その結果、弁全閉時の締切性能の大幅
な低下、換言すれば漏れ量の増加が発生し、さらにこの
漏れ量増加による調節弁二次配管ラインへのウォータハ
ンマ等の二次的問題が発生する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
複合中性水処理を行なう発電プラント等のプラントに設
置される調節弁においては、給水・復水系の水質調整を
複合中性水処理とすることによって、弁の損傷が発生す
る恐れがあるという問題があった。
【0019】本発明の目的は、複合中性水処理を行なう
プラントにおける給水・復水系の水質調整を複合中性水
処理とすることによって発生する損傷を低減することが
可能な複合中性水処理用弁を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に対応する発明では、複合中性水
処理を行なうプラントに設置して用いられる弁におい
て、少なくとも弁座部を、Cr含有量が40%以上の防
食性の高いNi−Cr合金により構成している。
【0021】また、請求項2に対応する発明では、複合
中性水処理を行なう発電プラントのタービン系給水系
統、タービン系復水系統、タービン系ヒータドレン系
統、ボイラー系給水系統、ボイラー系ドレン系統の少な
くとも一つに設置して用いられる弁において、少なくと
も弁座部を、Cr含有量が40%以上の防食性の高いN
i−Cr合金により構成している。
【0022】さらに、請求項3に対応する発明では、複
合中性水処理を行なうプロセス温度が摂氏200〜25
0度以下のプラントに設置して用いられる弁において、
少なくとも弁座部を、高分子材料により構成している。
【0023】一方、請求項4に対応する発明では、複合
中性水処理を行なうプロセス温度が摂氏200〜250
度以下の発電プラントのタービン系給水系統、タービン
系復水系統、ボイラー系統の水・ドレン系統の少なくと
も一つに設置して用いられる弁において、少なくとも弁
座部を、高分子材料により構成している。
【0024】また、請求項5に対応する発明では、上記
請求項1または請求項2に対応する発明の複合中性水処
理用弁において、弁座部に加えて、内弁構成部品の摺動
部、内弁構成部品の弁プラグ部、内弁構成部品の弁棒部
の少なくとも一つを、Cr含有量が40%以上の防食性
の高いNi−Cr合金により構成している。
【0025】さらに、請求項6に対応する発明では、上
記請求項3または請求項4に対応する発明の複合中性水
処理用弁において、弁座部に加えて、内弁構成部品の摺
動部、内弁構成部品の弁プラグ部、内弁構成部品の弁棒
部の少なくとも一つを、高分子材料により構成してい
る。
【0026】ここで、特に上記プラントに設置される弁
としては、例えば請求項7に記載したように、調節弁、
手動弁、モータ駆動による弁、エアーピストンによる二
位置動作弁、逆止弁の少なくとも一つであることが好ま
しい。
【0027】従って、まず、請求項1またき請求項2に
対応する発明の複合中性水処理用弁においては、少なく
とも弁座部を、Cr含有量が40%以上の防食性の高い
Ni−Cr合金により構成することにより、前述のよう
なステライト盛金部の酸素による選択腐食の発生を低減
でき、それに続いて発生するエロージョン等の損傷、ウ
ォータハンマ等の現象の発生を低減することができる。
【0028】また、請求項3または請求項4に対応する
発明の複合中性水処理用弁においては、少なくとも弁座
部を、高分子材料により構成することにより、前述のよ
うなステライト盛金部の酸素による選択腐食の発生を低
減でき、それに続いて発生するエロージョン等の損傷、
ウォータハンマ等の現象の発生を低減することができ
る。
【0029】一方、請求項5に対応する発明の複合中性
水処理用弁においては、弁座部に加えて、内弁構成部品
の摺動部、または内弁構成部品の弁プラグ部、あるいは
内弁構成部品の弁棒部の少なくとも一つを、Cr含有量
が40%以上の防食性の高いNi−Cr合金により構成
することにより、前述のようなステライト盛金部の酸素
による選択腐食の発生をより一層広範囲に低減でき、そ
れに続いて発生するエロージョン等の損傷、ウォータハ
ンマ等の現象の発生をより一層広範囲に低減することが
できる。
【0030】また、請求項6に対応する発明の複合中性
水処理用弁においては、弁座部に加えて、内弁構成部品
の摺動部、または内弁構成部品の弁プラグ部、あるいは
内弁構成部品の弁棒部の少なくとも一つを、高分子材料
により構成することにより、前述のようなステライト盛
金部の酸素による選択腐食の発生をより一層広範囲に低
減でき、それに続いて発生するエロージョン等の損傷、
ウォータハンマ等の現象の発生をより一層広範囲に低減
することができる。
【0031】さらに、請求項7に対応する発明の複合中
性水処理用弁においては、プラントに設置される弁とし
て、調節弁、手動弁、モータ駆動による弁、エアーピス
トンによる二位置動作弁、逆止弁の少なくともいずれか
一つを用いることにより、種々の構成の弁について、前
述のようなステライト盛金部の酸素による選択腐食の発
生を低減でき、それに続いて発生するエロージョン等の
損傷、ウォータハンマ等の現象の発生を低減することが
できる。
【0032】以上により、複合中性水処理を行なうプラ
ントにおける給水・復水系の水質調整を複合中性水処理
とすることによって発生する損傷を低減することが可能
となる。
【0033】
【発明の実施の形態】まず、本発明の考え方について述
べる。一般に、Ni−Cr合金は、耐食性の良好なNi
基に、耐酸化性の優れたCrを含有しているため、腐食
に強いと言われている。
【0034】しかしながら、Ni−Cr合金の組成の段
階において、例えば図3(a)に模式図を示すように、
多量のCr炭化物・硼化物が析出し、場合によっては耐
食性が低下する。そのため、図3(b)に特性図を示す
ように、この近傍の材料マトリックスでは、他の部分に
比べてCr濃度が著しく低下し、Cr欠乏部となる。そ
して、このCr欠乏部分は、耐酸化性が低下することと
なり、結果として腐食が発生する。
【0035】以上の観点から、本発明では、次のような
技術的手段を講じるものである。 (a)複合中性水処理を行なうプラントに設置して用い
られる弁の少なくとも弁座部を、前述のステライト盛金
に代えて、Cr含有量が40%以上のNi−Cr合金に
より構成する。
【0036】(b)複合中性水処理を行なうプロセス温
度が摂氏200〜250度以下のプラントに設置して用
いられる弁の少なくとも弁座部を、前述のステライト盛
金に代えて、電気・化学的に防食効果のある高分子材料
により構成する。
【0037】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本実施形態による複合中性
水処理用調節弁の構成例を示す図である。
【0038】すなわち、本実施形態による複合中性水処
理用調節弁は、図1に示すように、複合中性水処理を行
なう発電プラントのタービン系給水系統に設置して用い
られ、弁プラグ14と弁座15と弁座17から構成され
る調節弁のシート部において、弁プラグ14、および弁
座15のステンレス鋼等の母材に、Cr含有量が40%
以上の防食性の高いNi−Cr合金を盛金(黒色部)し
ている。
【0039】次に、以上のように構成した本実施形態の
複合中性水処理用調節弁においては、弁プラグ14、お
よび弁座15を、Cr含有量が40%以上の防食性の高
いNi−Cr合金により構成していることにより、前述
のような酸素によるシート部の選択腐食の発生を防止す
ることができ、それに続いて発生するエロージョン等の
損傷、ウォータハンマ等の現象の発生を防止することが
できる。
【0040】これにより、複合中性水処理を行なう発電
プラントのタービン系給水系統における水質調整を複合
中性水処理とすることによって発生する損傷を確実に防
止することが可能となる。
【0041】上述したように、本実施形態の複合中性水
処理用調節弁は、弁プラグ14、および弁座15を、C
r含有量が40%以上の防食性の高いNi−Cr合金に
より構成するようにしたものである。
【0042】従って、酸素によるシート部の選択腐食の
発生を防止することができ、それに続いて発生するエロ
ージョン等の損傷、ウォータハンマ等の現象の発生を防
止することができ、もって複合中性水処理を行なう発電
プラントのタービン系給水系統における水質調整を複合
中性水処理とすることによって発生する損傷を確実に防
止することが可能となる。
【0043】(第2の実施形態)複合中性水処理を行な
う発電プラントの給水・復水系のプロセス温度は、前記
図4に示した復水器1の出口で摂氏30度前後、節炭器
9の入口で摂氏290度前後と幅広い。
【0044】そこで、プロセス温度が摂氏200〜25
0度以下のプロセスラインにおいては、前述のNi−C
r合金を用いずに、電気・化学的に防食効果のある、例
えばテフロン(デュポン社登録商標)等の高分子(樹
脂)材料を用いることができる。
【0045】図2は、本実施形態による複合中性水処理
用調節弁の構成例を示す図であり、図1と同一要素には
同一符号を付して示している。すなわち、本実施形態に
よる複合中性水処理用調節弁は、図2に示すように、複
合中性水処理を行なうプロセス温度が摂氏200〜25
0度以下の発電プラントのタービン系給水系統に設置し
て用いられ、弁プラグ14と弁座15と弁座16と弁座
17とから構成される調節弁のシート部において、弁プ
ラグ14、弁座16、弁座17にはステライト盛金は行
なわず、ステンレス鋼を母材のまま用い(場合によって
は、高周波焼き入れ等の表面硬化を行なう場合もあ
る)、弁座15には、電気・化学的に防食効果のある高
分子(樹脂)材料(黒色部)を装着している。
【0046】次に、以上のように構成した本実施形態の
複合中性水処理用調節弁においては、弁座15に、電気
・化学的に防食効果のある高分子(樹脂)材料を装着し
ていることにより、前述のような酸素によるシート部の
選択腐食の発生を防止することができ、それに続いて発
生するエロージョン等の損傷、ウォータハンマ等の現象
の発生を防止することができる。
【0047】この場合、弁座15に装着した高分子(樹
脂)材料によるシート部の選択腐食、エロージョンは、
次のように防止される。すなわち、本複合中性水処理用
調節弁の全閉時、弁プラグ14は、高分子(樹脂)材料
が装着された弁座15に着座し、さらに図示しない調節
弁駆動部から全閉方向の操作力を受けて、圧着状態とな
る。
【0048】すなわち、高分子(樹脂)材料は、一般的
に伸び率が2倍程度ある。このため、圧着状態では、高
分子(樹脂)材料が装着された弁座15が、弁プラグ1
4に完全に密着する。
【0049】これにより、複合中性水処理を行なう発電
プラントのタービン系給水系統における水質調整を複合
中性水処理とすることによって発生する損傷を確実に防
止することが可能となる。
【0050】上述したように、本実施形態の複合中性水
処理用調節弁は、弁座15に、電気・化学的に防食効果
のある高分子(樹脂)材料を装着するようにしたもので
ある。
【0051】従って、酸素によるシート部の選択腐食の
発生を防止することができ、それに続いて発生するエロ
ージョン等の損傷、ウォータハンマ等の現象の発生を防
止することができ、もって複合中性水処理を行なう発電
プラントのタービン系給水系統における水質調整を複合
中性水処理とすることによって発生する損傷を確実に防
止することが可能となる。
【0052】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。 (a)上記各実施形態では、複合中性水処理を行なう発
電プラントのタービン系給水系統に設置して用いられる
弁に本発明を適用した場合について説明したが、これに
限らず、複合中性水処理を行なう発電プラントのタービ
ン系復水系統に設置して用いられる弁についても、本発
明を同様に適用して前述の場合と同様の効果を得ること
が可能である。
【0053】(b)上記各実施形態では、複合中性水処
理を行なう発電プラントのタービン系給水系統に設置し
て用いられる弁に本発明を適用した場合について説明し
たが、これに限らず、複合中性水処理を行なう発電プラ
ントのタービン系ヒータドレン系統に設置して用いられ
る弁についても、本発明を同様に適用して前述の場合と
同様の効果を得ることが可能である。
【0054】(c)上記各実施形態では、複合中性水処
理を行なう発電プラントのタービン系給水系統に設置し
て用いられる弁に本発明を適用した場合について説明し
たが、これに限らず、複合中性水処理を行なう発電プラ
ントのボイラー系給水系統に設置して用いられる弁につ
いても、本発明を同様に適用して前述の場合と同様の効
果を得ることが可能である。
【0055】(d)上記各実施形態では、複合中性水処
理を行なう発電プラントのタービン系給水系統に設置し
て用いられる弁に本発明を適用した場合について説明し
たが、これに限らず、複合中性水処理を行なう発電プラ
ントのボイラー系ドレン系統に設置して用いられる弁に
ついても、本発明を同様に適用して前述の場合と同様の
効果を得ることが可能である。
【0056】(e)本発明は、少なくとも弁座部に適用
すればよく、必要に応じて、弁座部に加えて、内弁構成
部品の摺動部、または内弁構成部品の弁プラグ部、ある
いは内弁構成部品の弁棒部についても、Cr含有量が4
0%以上の防食性の高いNi−Cr合金により構成した
り、あるいは電気・化学的に防食効果のある高分子材料
により構成するようにしてもよい。
【0057】この場合には、前述のようなステライト盛
金部の酸素による選択腐食の発生をより一層広範囲に防
止でき、それに続いて発生するエロージョン等の損傷、
ウォータハンマ等の現象の発生をより一層広範囲に防止
することが可能となる。
【0058】(f)上記各実施形態では、複合中性水処
理を行なう発電プラントに設置して用いられる調節弁に
本発明を適用した場合について説明したが、これに限ら
ず、複合中性水処理を行なう発電プラントに設置して用
いられる手動弁、またはモータ駆動による弁、あるいは
エアーピストンによる二位置動作弁、もしくは逆止弁に
ついても、本発明を同様に適用して前述の場合と同様の
効果を得ることが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または請
求項2に対応する発明によれば、少なくとも弁座部を、
Cr含有量が40%以上の防食性の高いNi−Cr合金
により構成するようにしたので、複合中性水処理を行な
うプラントにおける給水・復水系の水質調整を複合中性
水処理とすることによって発生する損傷を低減すること
が可能な複合中性水処理用弁が提供できる。
【0060】また、請求項3または請求項4に対応する
発明によれば、少なくとも弁座部を、高分子材料により
構成するようにしたので、複合中性水処理を行なうプラ
ントにおける給水・復水系の水質調整を複合中性水処理
とすることによって発生する損傷を低減することが可能
な複合中性水処理用弁が提供できる。
【0061】一方、請求項5に対応する発明によれば、
弁座部に加えて、内弁構成部品の摺動部、または内弁構
成部品の弁プラグ部、あるいは内弁構成部品の弁棒部の
少なくとも一つを、Cr含有量が40%以上の防食性の
高いNi−Cr合金により構成するようにしたので、複
合中性水処理を行なうプラントにおける給水・復水系の
水質調整を複合中性水処理とすることによって発生する
損傷をより一層広範囲に低減することが可能な複合中性
水処理用弁が提供できる。
【0062】また、請求項6に対応する発明によれば、
弁座部に加えて、内弁構成部品の摺動部、または内弁構
成部品の弁プラグ部、あるいは内弁構成部品の弁棒部の
少なくとも一つを、高分子材料により構成するようにし
たので、複合中性水処理を行なうプラントにおける給水
・復水系の水質調整を複合中性水処理とすることによっ
て発生する損傷をより一層広範囲に低減することが可能
な複合中性水処理用弁が提供できる。
【0063】さらに、請求項7に対応する発明の複合中
性水処理用弁においては、プラントに設置される弁とし
て、調節弁、手動弁、モータ駆動による弁、エアーピス
トンによる二位置動作弁、逆止弁の少なくともいずれか
一つを用いるようにしたので、種々の構成の弁につい
て、複合中性水処理を行なうプラントにおける給水・復
水系の水質調整を複合中性水処理とすることによって発
生する損傷をより一層広範囲に低減することが可能な複
合中性水処理用弁が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合中性水処理用調節弁の第1の
実施形態を示す構成図。
【図2】本発明による複合中性水処理用調節弁の第2の
実施形態を示す構成図。
【図3】Ni−Cr合金の組成の段階におけるCr炭化
物の析出状態を示す模式図。
【図4】従来の発電プラントにおける一般的な給水・復
水系統の構成例を示すブロック図。
【図5】酸素濃度と腐食量との関係を示す特性図。
【図6】浸漬時間と腐食速度との関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…復水器、 2…低圧給水加熱器、 3…復水ポンプ、 4…復水昇圧ポンプ、 5…脱気器、 6…コンデミ、 7…高圧給水加熱器、 8…給水ポンプ、 9…節炭器、 10…ボイラー、 11…調節弁、 12…調節弁、 13…調節弁、 14…弁プラグ、 15…弁座、 16…弁座、 17…弁座。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合中性水処理を行なうプラントに設置
    して用いられる弁において、 少なくとも弁座部を、Cr含有量が40%以上の防食性
    の高いNi−Cr合金により構成したことを特徴とする
    複合中性水処理用弁。
  2. 【請求項2】 複合中性水処理を行なう発電プラントの
    タービン系給水系統、タービン系復水系統、タービン系
    ヒータドレン系統、ボイラー系給水系統、ボイラー系ド
    レン系統の少なくとも一つに設置して用いられる弁にお
    いて、 少なくとも弁座部を、Cr含有量が40%以上の防食性
    の高いNi−Cr合金により構成したことを特徴とする
    複合中性水処理用弁。
  3. 【請求項3】 複合中性水処理を行なうプロセス温度が
    摂氏200〜250度以下のプラントに設置して用いら
    れる弁において、 少なくとも弁座部を、高分子材料により構成したことを
    特徴とする複合中性水処理用弁。
  4. 【請求項4】 複合中性水処理を行なうプロセス温度が
    摂氏200〜250度以下の発電プラントのタービン系
    給水系統、タービン系復水系統、ボイラー系統の水・ド
    レン系統の少なくとも一つに設置して用いられる弁にお
    いて、 少なくとも弁座部を、高分子材料により構成したことを
    特徴とする複合中性水処理用弁。
  5. 【請求項5】 前記請求項1または請求項2に記載の複
    合中性水処理用弁において、 前記弁座部に加えて、内弁構成部品の摺動部、内弁構成
    部品の弁プラグ部、内弁構成部品の弁棒部の少なくとも
    一つを、Cr含有量が40%以上の防食性の高いNi−
    Cr合金により構成したことを特徴とする複合中性水処
    理用弁。
  6. 【請求項6】 前記請求項3または請求項4に記載の複
    合中性水処理用弁において、 前記弁座部に加えて、内弁構成部品の摺動部、内弁構成
    部品の弁プラグ部、内弁構成部品の弁棒部の少なくとも
    一つを、高分子材料により構成したことを特徴とする複
    合中性水処理用弁。
  7. 【請求項7】 前記プラントに設置される弁としては、
    調節弁、手動弁、モータ駆動による弁、エアーピストン
    による二位置動作弁、逆止弁の少なくとも一つであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の複合中性水処理用弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112018002540B4 (de) 2017-05-17 2024-12-05 Mitsubishi Electric Corporation SIC-Epitaxiewafer und Verfahren zum Herstellen desselben

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