JPH1094095A - ディジタル補聴器の聴覚補償処理方法及びディジタル補聴器 - Google Patents
ディジタル補聴器の聴覚補償処理方法及びディジタル補聴器Info
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Abstract
る補聴器を提供する。 【解決手段】 分析部21では入力データがFFT等に
より分析され、各周波数帯域毎のパワーが算出され制御
部23に送られ、ゲイン制限部25では記憶部24とゲ
イン設定記憶部28から得た利用者の聴力特性、ゲイン
を小さくし始める音圧とゲインを0dB以上にする音圧
をもとに制御部23で利用されるゲインの変化特性を算
出し、制御部23に送る。制御部23では分析部21か
ら得た分析結果、記憶部24から得た利用者の聴力特性
とゲイン制限部25から得たゲインの変化特性を基に聴
覚補償部22で必要とされる各周波数帯域毎のゲインを
決定し、聴覚補償部22にゲインのデータを送る。入力
データとゲインのデータを得た聴覚補償部22は入力デ
ータに対し聴覚補償処理を行い出力部13に処理した入
力データを送る。
Description
するディジタル信号処理を用いた補聴器の聴覚補償処理
方法及びディジタル補聴器に関する。
難聴と感音性難聴の二種類に分けることができる。伝音
性難聴は外耳・中耳・蝸牛窓・前庭窓のいずれか、又は
その全てになんらかの障害が生じ、伝送特性が変化する
ために起こる聴覚障害であり、単純に入力音を増幅する
ことで克服が可能である。
至る部位に器質性の障害があると考えられる聴覚障害で
あり、内耳等の異常により、音を知覚すること自身がで
きにくくなっている状態のことを示す。
不動毛の欠落や、音声を伝達する神経の障害などがあ
る。また老人性難聴もこの中に含まれる。
構成されている補聴器では克服が困難であり、近年、複
雑な信号処理の可能なディジタル補聴器が注目され始め
ている。感音性難聴の症状は様々で個人差も大きいが、
主な症状の一つにラウドネスの補充(リクルートメン
ト)現象がある。これは、図19に示すように、聴取す
ることのできる最小レベル(最小可聴値,HTL)が上
昇し、最大レベル(最大可聴値,UCL)はあまり変化
せず、健聴者に比し可聴範囲(聴野)が狭くなる現象で
ある。なお、最大可聴値はわずかながら小さくなる場合
が多い。すなわち、小さい音は聞き取りにくく、大きい
音は健聴者と同じような大きさに聞こえる現象である。
そのため、補聴器などで小さい音を聞き取らせるために
増幅すると、大きい音が入力された時、出力音は最大可
聴値を越え、不快なレベルになり聞き取れなくなる。そ
のため、小さい音に対しては大きなゲインで増幅する必
要があり、大きい音に対しては小さいゲインで増幅する
必要がある。なお、前記聴力の変化が周波数毎に異なっ
ていることも特徴の一つである。
3つの例が挙げられる。
報に記載された発明があり、ここでは、入力音のダイナ
ミックレンジを狭くなった難聴者の可聴範囲内に圧縮し
ている。図20にこの方法を用いた補聴器の聴覚補償処
理方法を示す。図20−aは横軸を音圧、縦軸をラウド
ネスとしている。音圧とは音の物理量であり、ラウドネ
スとはある音圧の音を人が聞いた時に感じる大きさすな
わち、感覚量である。実線で表す曲線が健聴者にとって
の音圧とラウドネスの関係であり、点線で表す曲線が感
音性難聴者にとっての音圧とラウドネスの関係である。
図20−aから分かるようにある一定の音圧の音を健聴
者と難聴者に聞かせた場合、健聴者の方が難聴者よりも
大きく感じる。また、聞かせる音圧を難聴者の最小可聴
閾値よりも小さくすると、健聴者には聞こえても、難聴
者には聞こえなくなる。
感じる音圧の関係を示した物が図20−bである。縦
軸、横軸をそれぞれ難聴者に対する音圧レベル、健聴者
に対する音圧レベルとしている。難聴者と健聴者にとっ
て同じ大きさと感じる音は、音圧が小さいほどその差は
大きく、音圧が大きくなるにつれ、その差は小さくな
る。ここで、点線で表示されている物は、健聴者同士を
比較した物で、そのため、音圧の上昇は線形になってい
る。図20−bにおいて、健聴者に対する音圧レベルを
入力、難聴者に対する音圧レベルを出力と考えると図2
0−cのように点線と実線の差をゲインとして、補聴器
が入力音を増幅すると、難聴者が入力音を健聴者と同じ
大きさの音に感じることが可能となる。
ンと入力音圧の関係を示す。入力音圧が小さい時にはゲ
インは大きくなり、入力音圧が大きくなるにつれ、ゲイ
ンが小さくなることが分かる。
曲線と入力音の強さから算出する補聴器のゲインの算出
方法の概念図を示す。縦軸はラウドネスレベル[pho
n]、横軸は入力音の音圧レベル[dB]である。実線
が健聴者のラウドネス曲線を、点線が利用者のラウドネ
ス曲線を示している。
それぞれどのくらいの大きさの音として聞いているかを
表す。例をあげると健聴者にとってc’の大きさに聞こ
える音はcの音圧の音であり、一方難聴者にとってc’
の大きさに聞こえる音はc”の音圧の音である。即ち、
cの音圧の音をc”の音圧になるまで増幅し、難聴者に
聞かせると、健聴者がcの音を聞いているのと同じ大き
さに聞こえるようになる。補聴器のゲインは前記cを
c”にするものである。図20−eに示されるラウドネ
ス曲線の図は縦軸、横軸ともに対数のため、式(1)か
らゲインが算出される。 G=c”−c (1) ここでGはゲインを、c”は難聴者に聞かせる音の強さ
を、cは入力音の強さを表す。式(1)よりc”とcの
差が大きいほどゲインも大きくなることが分かる。
得制御による難聴者補聴システムの検討」と題した論文
があり、この論文は、日本音響学会平成8年度春期研究
発表会講演論文集の415頁に記載されている。この構
成を図21に示す。
て入力音を線形予測分析(LPC分析)しスペクトル包
絡特性と予測残差信号を得る。次に前記残差信号の相関
関数を求め、そのピーク値が閾値以上であれば、音声部
とし、閾値以下であれば非音声部とする。音声部が信号
であり、非音声部がノイズである。
抑圧処理部でノイズと判別された部分のスペクトルに非
音声部と音声部のスペクトルから算出された関数で重み
づけをし、それを入力信号のスペクトルから差し引くこ
とで雑音抑圧処理を行う。
し、自動利得制御部に送る。自動利得制御部では圧縮、
及び伸張を行っている。この圧縮、伸張方法はまず、非
音声と判別された部分の実行値から圧縮の閾値を更新す
る。雑音抑圧処理をされた入力信号の実行値が閾値以上
の場合圧縮を行い、閾値以下の場合伸張を行うことにす
る。これにより、雑音抑圧処理部で消し残った残留雑音
の強調を防いでいる。
去数秒間の閾値以上の実行値の平均値を求め、この平均
値に対して、圧縮、伸張処理を行う。
の開発」と題した論文があり、この論文は日本音響学会
平成6年度秋期研究発表会講演論文集の519頁に記載
されている。この論文で用いられているダイナミックレ
ンジ圧縮法を図22に示す。図22−aは横軸を入力音
の音圧レベル、縦軸を出力音の音圧レベルとしている。
この図は図20−bの縦軸と横軸の取り方をかえたもの
である。単位は共にHLである。HLとは聴力レベルの
単位であり、ある周波数における、オージオメータ用イ
ヤホンの規定のカプラ内での出力音圧と基準の最小可聴
値とのレベル差を表す単位である。ここで、中間可聴値
とは被験者が「ちょうどよい」と判断した下限のレベル
と上限のレベルの中間値である。ここでは、2種類のダ
イナミックレンジ圧縮法が用いられている。一つはラウ
ドネス補償法であり、音声帯域を3chに分け、難聴者
の聴力特性にあわせて各々非線形増幅する方法である。
すなわち、健聴者のダイナミックレンジを難聴者のダイ
ナミックレンジに圧縮する方法である。図22−aの入
力−出力の音圧レベルのグラフにおいて実線で表されて
いるものである。もう一方は音声ダイナミックレンジ写
像法であり、20dBHLが難聴者の最小可聴値に相当
するように圧縮する方法であり、図22−aの入力−出
力の音圧レベルのグラフにおいて点線で表されているも
のである。
グラフに直すと、図22−bのようになり、健聴者のラ
ウドネス曲線と近似した直線の傾きを変更していること
がわかる。
合、音圧レベルが小さいほど入力音に対するゲインが大
きくなる。その結果、本来ならば聞こえなくとも良い周
囲の微小なノイズを非常に大きなゲインで増幅すること
になり、聴覚補償処理を行った入力音は、無音部に非常
に大きなゲインで増幅されたノイズを含むため、時間方
向のマスキングにより後続の音声が利用者にとって聞き
取りにくくなる。
異なる難聴者の聴力特性が考慮されていない。その結
果、高音において聴力が低下している人に対しては、高
音部のゲインが小さすぎ、低音部のゲインは大きすぎる
という場合がある。その結果、高音部では増幅が不十分
で聞き取れず、低音部では最大可聴値を越え、聞き取る
ことが出来なくなる。なお、低音において聴力が低下し
ている人に対しては、逆の現象が起き得る。
の入力音に対しては増幅せず、20dBHL以上の入力
音のみを入力音の大きさに合わせて増幅する。このた
め、20dBHLをわずかに越えた入力音に対するゲイ
ンが最大となる。その結果として、20dBHLをわず
かに越えた入力音が非常に大きなゲインで増幅さるた
め、出力音は切れ切れに大きなノイズがのった聞き取り
にくい音になる。
例1、例2、例3の持つ各課題を解決し、利用者にとっ
て聞き取りやすい音声を出力する補聴器を提供すること
にある。
理方法は、入力音の音圧レベルと利用者の聴力特性とを
用いて、各周波数帯域毎にゲインを決定するダイナミッ
クレンジ圧縮型の聴覚補償処理方法において、健聴者と
利用者のラウドネス曲線を用い、予め設定された音圧以
下の入力音に対するゲインを入力音の音圧に応じて徐々
に小さくすることを特徴とする。
の音圧レベルと利用者の聴力特性とを用いて、各周波数
帯域毎にゲインを決定するダイナミックレンジ圧縮型の
聴覚補償処理方法を用いたディジタル補聴器において、
健聴者と利用者のラウドネス曲線を用い、予め設定され
た音圧以下の入力音に対するゲインを入力音の音圧に応
じて徐々に小さくすることを特徴とする。
発明において、設定した音圧以下の入力信号に対し、健
聴者が感じるラウドネスレベルと等しい利用者のラウド
ネスレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定し
た値を直線で結ぶことで、入力音に対するゲインを徐々
に小さくすることを特徴とする。
発明において、設定した音圧以下の入力信号に対し、健
聴者が感じるラウドネスレベルと等しい利用者のラウド
ネスレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定し
た値を直線で結ぶことで、入力音に対するゲインを徐々
に小さくすることを特徴とする。
発明において、設定した音圧以下の信号に対し、健聴者
が感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネ
スレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した
値を下に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲイン
を徐々に小さくし、更に下に凸の曲線を用いるため、ゲ
インの変化が滑らかになり、急激なゲインの変化により
知覚される異音を抑えることを特徴とする。
発明において、設定した音圧以下の信号に対し、健聴者
が感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネ
スレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した
値を下に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲイン
を徐々に小さくし、更に下に凸の曲線を用いるため、ゲ
インの変化が滑らかになり、急激なゲインの変化により
知覚される異音を抑えることを特徴とする。
発明において、設定した音圧以下の信号に対し、健聴者
が感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネ
スレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した
値を上に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲイン
を徐々に小さくすることを特徴とする。
発明において、設定した音圧以下の信号に対し、健聴者
が感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネ
スレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した
値を上に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲイン
を徐々に小さくすることを特徴とする。
発明において、入力音に対するゲインが小さくなる部分
を、下に凸の曲線で滑らかに結び、ゲインの変化を滑ら
かにすることを特徴とする。
の発明において、入力音に対するゲインが小さくなる部
分を、下に凸の曲線で滑らかに結び、ゲインの変化を滑
らかにすることを特徴とする。
2、4、6、8又は10の発明において、難聴者のラウ
ドネス曲線を近似した関数を変形したものを記憶部に保
持し、記憶部が保持している健聴者と難聴者のラウドネ
ス曲線からゲインを算出することを特徴とする。
2、4、6、8又は10の発明において、ゲインを小さ
くし始める音圧と、ゲインが0dB以上になる音圧を制
御する設定音圧制御部を有し、利用者がボリューム等の
コントローラにより、前記音圧レベルを制御することが
可能なことを特徴とする。
2、4、6、8、10又は12の発明において、設定音
圧記憶部を有し、利用者が聞き取りたい入力音のないと
きに、スイッチ等を押すことで、その時の入力音の音圧
レベルを前記設定音圧記憶部に記憶し、その値を元にゲ
イン制限部が設定する音圧レベルを制御することを特徴
とする。
発明、第8の発明、第10の発明、第11の発明と第1
2の発明に共通なブロック図を図1に示す。図1をもと
に基本的な補聴器の動作を説明する。
者を対象としている。そのため聴覚補償処理は、小さい
入力音は大きなゲインで、大きい入力音は小さなゲイン
で増幅し、健聴者に比し狭くなった利用者の聴野に入力
音を圧縮しなければならない。また、聴覚補償処理で用
いられるゲインの変化特性は利用者の聴力特性と同様に
各周波数帯域毎に異なり、ゲインは入力音の強さと、利
用者の聴力特性によって決定される。しかしながら、こ
の方法では微小な入力音に対するゲインが最大となり、
出力音は微小なノイズが非常に大きく増幅されたものと
なる。そこで、予め設定した音圧以下の入力音に対する
ゲインが大きくならないようにすることが本発明の特徴
である。
小さくし始める音圧レベルとする。補聴器01には予め
フィッティング装置31により利用者の聴力特性が記憶
部24に記憶される。また、同時にゲインを小さくし始
める音圧レベルとゲインを0dB以上にする音圧レベル
がゲイン設定記憶部28に記憶される。マイクロフォン
11により取り込まれた入力音は入力部12によってデ
ィジタルデータに変換される(以下入力データとす
る)。
ッファリングされ、聴覚補償部22と分析部21に送ら
れる。
st Fourier Transform,高速フー
リエ変換)等により分析され、各周波数帯域毎のパワー
が算出される(以下分析結果とする)。分析結果は制御
部23に送られる。
設定記憶部28から得た利用者の聴力特性、ゲインを小
さくし始める音圧とゲインを0dB以上にする音圧をも
とに制御部23で利用されるゲインの変化特性を算出
し、制御部23に送る。
果、記憶部24から得た利用者の聴力特性とゲイン制限
部25から得たゲインの変化特性を基に聴覚補償部22
で必要とされる各周波数帯域毎のゲインを決定し、聴覚
補償部22にゲインのデータを送る。一方入力データと
ゲインのデータを得た聴覚補償部22は入力データに対
し聴覚補償処理を行い、出力部13に処理した入力デー
タを送る。
ナログデータに変換され、イヤフォン14から音として
出力される。
ついて説明する。健聴者と難聴者の聴力データからdB
で表した入力音圧と、Phonで表したラウドネスの関
係を増加関数で近似する。前記増加関数は健聴者と難聴
者それぞれのラウドネス曲線を近似したものである。前
記ラウドネス曲線を近似した関数の例を図2に示す。横
軸は入力音圧[dB]、縦軸はラウドネス[phon]
である。聴覚補償処理部のゲインは健聴者と利用者のラ
ウドネス曲線を近似した関数の差から求められ、音圧a
の入力音に対しては、前記の式(1)からG=b−aと
なる。
ければ、ゲインは大きくなる。そこで、図2の一点鎖線
で表される利用者のラウドネス曲線を近似した関数上の
点c”以下の関数の傾きの平均値を小さくし、形状を変
える。仮に健聴者のラウドネス曲線が式(2)、難聴者
のラウドネス曲線が式(3)に表される関数で近似され
たとすると、式(3)において、Xiがc”以下の場
合、難聴者のラウドネス曲線を近似した関数を式(4)
で表されるように変更する。すなわち、難聴者のラウド
ネス曲線を近似した関数はXi>c”であれば式
(3)、Xi<c”であれば式(4)で表されるように
なる。
に、難聴者のラウドネス曲線を近似した関数は健聴者の
ラウドネス曲線を近似した関数に近づき、両者の差が小
さくなる。 Yn=An×Xn−On (2) Yi=Ai×Xi−Oi (3) Yi=Ai×Xi5+Bi×Xi4+Ci×Xi3+Di×Xi2+Ei×Xi +Fi (4) このときc’=Ai×c”5+Bi×c”4+Ci×
c”3+Di×c”2+Ei×c”+Fiである。
るゲインを小さくすることが可能である。
ートに示す。
のラウドネス曲線を近似する関数を算出する。これは、
式(2)、(3)に対応するものである。次に、ゲイン
を小さくし始める音圧レベル以下の利用者のラウドネス
曲線を近似する関数を変更する。この際、平均の傾きが
小さくなっていればよい。その後入力音の分析結果から
入力音の音圧を求め、ゲインを小さくし始める音圧レベ
ルと比較する。ここで、入力音の方が大きければ変更前
の利用者のラウドネス曲線を近似した関数からゲインを
算出し、入力音の方が小さければ変更後の利用者のラウ
ドネス曲線を近似した関数からゲインを算出する。これ
により、入力音がある一定の音圧c”より大きい場合、
入力音が小さくなるにつれゲインは大きくなるが、入力
音がc”よりも小さい場合、入力音が小さくなるにつれ
ゲインも小さくなる。すなわち、微小ノイズに対するゲ
インは小さくなり、入力音のうち音声部の前後にある無
音部分の微小ノイズを減少させることが可能となる。
説明する。
明の実施例を聴覚補償方法として利用した補聴器であ
る。図1に示された補聴器のブロック図の中の制御部2
3とゲイン制限部25において聴覚補償処理に用いられ
るゲインが決定される。この制御部23とゲイン制限部
25のブロック図を図4に示す。まず、入力音の分析結
果が分析部21から送られる。入力音圧判定部41はこ
の分析結果を用いて入力音の音圧レベルをゲインを小さ
くし始める音圧レベルと比較する。また、聴覚補償用曲
線設定部43では、フィッティング時に記憶部24に記
憶された健聴者と利用者のの聴力データ、ゲインを小さ
くし始める音圧レベルc”、ゲインを0dB以上にする
音圧レベルLを取り込み、聴覚補償部22で必要とされ
るゲインを算出するためのラウドネス曲線を近似する関
数を算出する。
1の判定結果と、聴覚補償用曲線設定部43の設定した
ラウドネス曲線を近似する関数から聴覚補償部22で必
要とされるゲインを算出する。
ついて説明する。
明の実施例において、図5のようにゲインを小さくし始
める音圧c”以下の難聴者のラウドネス曲線を近似する
関数を直線のまま、傾きを小さくすることで音圧がc”
以下の入力音に対するゲインが小さくなるよう変形させ
る。なお、直線の終端はゲイン設定記憶部に予め設定さ
れた、ゲインが0dB以上になる音圧Lである。c”以
下の音圧の場合ゲインは式(2)で表される健聴者のラ
ウドネス曲線を近似する関数と、式(5)で表される直
線から算出される。c”以上の音圧の場合は第1の発明
の実施例と同様に、式(2)で表される健聴者のラウド
ネス曲線を近似する関数と、式(3)で表される難聴者
のラウドネス曲線を近似する関数から算出される。 Yis=Ais×Xis−Ois (5) ここで式(3)のXi>式(5)のXisである。
後、入力音に対するゲインを小さくし始める音圧c”に
比し入力音が小さい場合、傾きが小さくなったラウドネ
ス曲線を近似する関数からゲインを算出しているのが分
かる。
予め設定した音圧以下の入力音に対するゲインをラウド
ネス曲線を近似する関数上の直線から求めることで、ゲ
インの算出に関わる計算処理を軽減することが可能であ
る。
説明する。
明の実施例を聴覚補償方法として利用した補聴器であ
る。図1に示された補聴器のブロック図の中の制御部2
3とゲイン制限部25において聴覚補償処理に用いられ
るゲインが決定される。この制御部23とゲイン制限部
25のブロック図を図7に示す。基本的な動作は第2の
発明の実施例と同じである。異なっている点は、図4の
聴覚補償処理用曲線設定部43が聴覚補償処理用直線設
定部44に置き換わっているところである。聴覚補償処
理用直線設定部44では記憶部から送られた、健聴者と
利用者の聴力特性、ゲインを小さくし始める音圧のデー
タc”、及びゲインが0dB以上になる音圧のデータL
を基に、本来の難聴者のラウドネス曲線を近似する関数
を前記ゲインを小さくし始める音圧c”以下では傾きを
小さくした直線とし、健聴者と難聴者のラウドネス曲線
を近似する関数を算出する。その結果がゲイン算出部4
2に送られる。これにより、第2の発明に加え、より少
ない計算量で入力音の前後の無音部分の微小なノイズに
対するゲインを小さく抑えることが可能である。
ついて説明する。
明の実施例において、図8のようにゲインを小さくし始
める音圧c”以下の難聴者のラウドネス曲線を近似する
関数を下に凸の曲線を用いて変形することで音圧がc”
以下の入力音に対するゲインが小さくなるようにする。
なお、下に凸の曲線の終端はゲイン設定記憶部に予め設
定された、ゲインが0dB以上になる音圧Lである。
c”以下の音圧の場合ゲインは式(2)で表される健聴
者のラウドネス曲線を近似する関数と、式(6)で表さ
れる下に凸の二次曲線から算出される。c”以上の音圧
の場合は第1の発明の実施例と同様に、式(2)で表さ
れる健聴者のラウドネス曲線を近似する関数と、式
(3)で表される難聴者のラウドネス曲線を近似する関
数から算出される。 Yid=Aid×Xid2+Bid×Xid+Cid (6) このときc’=Aid×c”2+Bid×c”+Cid
かつAid>0である。
後、比較値に比し入力音が小さい場合、下に凸の二次曲
線からゲインを算出しているのが分かる。
るために二次曲線が用いられるため、第3の発明に比
し、計算量の増加があるが、第1の発明と第3の発明に
加えて、予め設定した音圧以下の入力音、特に設定した
音圧に比し、微小な音圧の入力音に対するゲインを非常
に小さくすることが可能であり、更に前記設定した音圧
に近い音圧レベルの入力音に対するゲインの変化特性を
滑らかにすることが可能である。そのため、ゲインが急
激に変化することで知覚される異音を抑えることが可能
となる。
て説明する。第4の発明の実施例においては、第5の発
明の実施例を聴覚補償方法として利用した補聴器であ
る。図1に示された補聴器のブロック図の中の制御部2
3とゲイン制限部25において聴覚補償処理に用いられ
るゲインが決定される。この制御部23とゲイン制限部
25のブロック図を図10に示す。基本的な動作は第2
の発明の実施例と同じである。異なっている点は、図4
の聴覚補償処理用曲線設定部43が聴覚補償処理用二次
曲線設定部45に置き換わっているところである。聴覚
補償処理用二次曲線設定部45では記憶部から送られた
健聴者と利用者の聴力特性、ゲインを小さくし始める音
圧のデータc”、及びゲインを0dB以上にする音圧の
データLを基に、ラウドネス曲線を近似した関数上で下
に凸になるような二次曲線を算出する。その結果がゲイ
ン算出部42に送られる。
え、予め設定した音圧以下の入力音、特に設定した音圧
に比し、微小な音圧の入力音に対するゲインを非常に小
さくすることが可能であり、更に前記設定した音圧に近
い音圧レベルの入力音に対するゲインの変化特性を滑ら
かにすることが可能である。そのため、ゲインが急激に
変化することで知覚される異音を抑えることが可能とな
る。
例について説明する。第7の発明の実施例においては、
第1の発明の実施例において、図11のようにゲインを
小さくし始める音圧c”以下の難聴者のラウドネス曲線
を近似する関数上に凸の曲線を用いて変形することで音
圧がc”以下の入力音に対するゲインが小さくなるよう
にする。
憶部に予め設定された、ゲインが0dB以上になる音圧
Lである。c”以下の音圧の場合ゲインは式(2)で表
される健聴者のラウドネス曲線を近似する関数と、式
(7)で表される上に凸の二次曲線から算出される。
c”以上の音圧の場合は第1の発明の実施例と同様に、
式(2)で表される健聴者のラウドネス曲線を近似する
関数と、式(3)で表される難聴者のラウドネス曲線を
近似する関数から算出される。 Yiu=Aiu×Xiu2+Biu×Xiu+Ciu (7) このときc’=Aiu×c”2+Biu×c”+Ciu
かつAiu<0である。
た後、比較値に比し入力音が小さい場合、上に凸の二次
曲線からゲインを算出しているのが分かる。
様にゲインを算出するために二次曲線が用いられるた
め、第3の発明に比し、計算量の増加は否めない。ま
た、前記ゲインを小さくし始める音圧c”に近い音圧レ
ベルの入力音に対するゲインの変化特性は急激に変化す
るが、第1の発明、第3の発明と第5の発明に加えて、
予め設定した音圧以下の入力音に対するゲインを非常に
小さくすることが可能である。
ついて説明する。
明の実施例を聴覚補償方法として利用した補聴器であ
る。そのため、ゲインの算出方法を示したラウドネス曲
線を近似した関数のグラフは、図11となり、図8とは
異なる。
制御部23とゲイン制限部25において聴覚補償処理に
用いられるゲインが決定される。この制御部23とゲイ
ン制限部25のブロック図を図10に示す。基本的な動
作は第2の発明の実施例と同じである。異なっている点
は、図4の聴覚補償処理用曲線設定部43が聴覚補償処
理用二次曲線設定部45に置き換わっているところであ
る。聴覚補償処理用二次曲線設定部45では記憶部から
送られた健聴者と利用者の聴力特性、及びゲインを小さ
くし始める音圧のデータc”を基に、ラウドネス曲線を
近似する関数上で上に凸になるような二次曲線を算出す
る。その結果がゲイン算出部42に送られる。これによ
り、第2の発明、第4の発明と第6の発明に加え、予め
設定した音圧以下の入力音に対するゲインを非常に小さ
くすることが可能である。
例について説明する。
明の実施例において、図13のようにゲインを小さくし
始める音圧c”以下の難聴者のラウドネス曲線を近似す
る関数を下に凸の曲線と上に凸の曲線を用いて変形する
ことで音圧がc”以下の入力音に対するゲインが小さく
なるようにする。なお、この上下に凸の曲線の終端はゲ
イン設定記憶部に予め設定された、ゲインが0dB以上
になる音圧Lである。c”以下の音圧の場合ゲインは式
(2)で表される健聴者のラウドネス曲線を近似する関
数と、式(8)で表される上下に凸の三次曲線直線から
算出される。c”以上の音圧の場合は第1の発明の実施
例と同様に、式(2)で表される健聴者のラウドネス曲
線を近似する関数と、式(3)で表される難聴者のラウ
ドネス曲線を近似する関数から算出される。 Yiud=Aiud×Xiud3+Biud×Xiud2+Ciud×Xiud +Diud (8) このときc’=Aiud×c”3+Biud×c”2+
Diudである。
た後、比較値に比し入力音が小さい場合、三次曲線から
ゲインを算出しているのが分かる。
三次曲線が用いられるため、第3の発明、第5の発明と
第7の発明に比し、計算量の増加は否めないが、第1の
発明、第3の発明、第5の発明と第7の発明に加えて、
予め設定した音圧以下の入力音に対するゲインを非常に
小さくすることが可能であり、更に前記設定値に音圧レ
ベルが近い入力音に対するゲインの変化特性を滑らかに
することが可能である。そのため、ゲインが急激に変化
することにより知覚される異音を抑えることが可能であ
る。
いて説明する。
発明の実施例を聴覚補償方法として利用した補聴器であ
る。図1に示された補聴器のブロック図の中の制御部2
3とゲイン制限部25において聴覚補償処理に用いられ
るゲインが決定される。この制御部23とゲイン制限部
25のブロック図を図15に示す。基本的な動作は第2
の発明の実施例と同じである。異なっている点は、図4
の聴覚補償処理用曲線設定部43が聴覚補償処理用三次
曲線設定部46に置き換わっているところである。聴覚
補償処理用三次曲線設定部46では記憶部から送られた
健聴者と利用者の聴力特性、及びゲインを小さくし始め
る音圧のデータを基に、難聴者のラウドネス曲線を近似
する関数を前記ゲインが変化し始める音圧付近ではラウ
ドネス曲線を近似する関数上で下に凸になるような二次
曲線で、前記ゲインが変化し始める音圧に比し十分小さ
い音圧ではラウドネス曲線を近似する関数上で上に凸に
なるような二次曲線で変形する。次に健聴者のラウドネ
ス曲線を近似する関数と難聴者の変形されたラウドネス
曲線を近似する関数から入力音に対するゲインを算出す
る。その結果がゲイン算出部42に送られる。これによ
り、第2の発明、第4の発明と第6の発明に加え、予め
設定した音圧以下の入力音に対するゲインを非常に小さ
くし、更に前記設定値に音圧レベルが近い入力音に対す
るゲインの変化特性を滑らかにすることが可能である。
そのため、ゲインが急激に変化することにより知覚され
る異音を抑えることが可能である。
いて説明する。第11の実施例においては、第2の発明
の実施例、第4の発明の実施例、第6の発明の実施例、
第8の発明の実施例と第10の発明の実施例において、
図16に示すように図1のゲイン制限部25の内部で行
っていた難聴者のラウドネス曲線を近似する関数の変形
作業をフィッティング時に行い、必要なデータを全て記
憶部24に保持していることを特徴とする補聴器であ
る。そのため、図16から分かるようにゲイン制限部2
5が不要となる。基本的な動作は第2の発明の実施例と
同じである。ラウドネス曲線を近似する関数を変形する
部分に関しての動作を図16を用いて説明する。記憶部
24及びゲイン設定記憶部28にはフィッティング時に
予めゲインのデータが記憶される。前記ゲインのデータ
は健聴者と変形された難聴者のラウドネス曲線を近似す
る関数と入力音の分析結果から算出されるため、入力音
の分析結果が特定のアドレスを示せば、各入力音に対す
るゲインのデータを取り出すことが可能となる。分析部
21から入力音の分析結果を得た制御部23は分析結果
を直接もしくは分析結果を符合化もしくは復号化したも
のを記憶部24及びゲイン設定記憶部28のアドレスと
し、記憶部24及びゲイン設定記憶部28に送る。その
結果記憶部24及びゲイン設定記憶部28は予め記憶さ
れたゲインを制御部23に送ることが可能となる。これ
により、新たに求まったラウドネス曲線を近似する関数
のデータを制御部23に送る。本手法を用いることで、
制御部23だけでなく、補聴器全体の計算量が大幅に減
少することが可能となる。
いて説明する。
発明の実施例、第4の発明の実施例、第6の発明の実施
例、第8の発明の実施例と第10の発明の実施例におい
て、図17−aに示すように設定音圧制御部26とコン
トローラ32を有する補聴器である。基本的な動作は第
2の発明の実施例と同じである。ここでは利用者がコン
トローラ32を用いてゲインを小さくし始める音圧
c”、ゲインが0dB以上になる音圧L、及び微小な音
圧に対するゲインの変化特性を調整する。そのため、図
17−aから分かるようにゲイン設定記憶部28は不要
となる。設定音圧制御部26は利用者によって設定され
た、ゲインを小さくし始める音圧c”、ゲインが0dB
以上になる音圧L、及びゲインの変化特性のデータをゲ
イン制限部25に送る。ゲイン制限部25は送られたデ
ータをもとに、第2の発明の実施例、第4の発明の実施
例、第6の発明の実施例、第8の発明の実施例と第10
の発明の実施例と同様に図17−bのように利用者のラ
ウドネス曲線を近似する関数を変形し、前記設定された
音圧以下の入力音に対するゲインを小さく抑えることが
可能である。これにより、第2の発明の実施例、第4の
発明の実施例、第6の発明の実施例、第8の発明の実施
例と第10の発明の実施例に加えて、ゲインを小さくし
始める音圧、ゲインが0dB以上になる音圧L、及びゲ
インの変化特性のデータを利用者がボリューム等のコン
トローラにより制御できるため、入力音の音圧が異なる
環境においても入力音を利用者の聴野に収めることが可
能である。
いて説明する。
発明の実施例、第4の発明の実施例、第6の発明の実施
例、第8の発明の実施例、第10の発明の実施例と第1
2の発明の実施例において、図18に示すように設定音
圧記憶部27とスイッチ33を有する補聴器である。基
本的な動作は第2の発明の実施例と同じである。ここで
は利用者がスイッチ33を用いてゲインを小さくし始め
る音圧c”、ゲインが0dB以上になる音圧L、及び微
小な音圧に対するゲインの変化特性を設定する。そのた
め、ゲイン設定記憶部28は不要となる。設定する時は
利用者が聞き取りたい音がない時であり、その時の周囲
の環境音が基準となる。設定音圧記憶部27は利用者に
よってスイッチ33が押された時の入力音の分析結果を
記憶し、また分析結果を第2の発明の実施例、第4の発
明の実施例、第6の発明の実施例、第8の発明の実施
例、第10の発明の実施例の場合には制御部23に、第
12の発明の実施例と第13の発明の実施例の場合には
にゲイン制限部25に送る。制御部23もしくはゲイン
制限部25は送られたデータをもとに、第2の発明の実
施例、第4の発明の実施例、第6の発明の実施例、第8
の発明の実施例、第10の発明の実施例と第12の発明
の実施例と同様に利用者のラウドネス曲線を近似する関
数を変形し、前記設定された音圧以下の入力音に対する
ゲインを小さく抑えることが可能である。これにより、
第2の発明の実施例、第4の発明の実施例、第6の発明
の実施例、第8の発明の実施例、第10の発明の実施
例、と第12の発明の実施例に加えて、利用者がゲイン
を小さくし始める音圧を周囲の環境音からスイッチ等に
より制御できるため、周囲のノイズを有効に除去するこ
とが可能である。
の入力音に対するゲインを0dBとし、それ以上の音圧
の入力音に対しては入力音が小さいほど、ゲインが大き
くなる聴覚補償処理方法の問題点である、前記ある一定
値を僅かに越えた入力音に対するゲインが最大となり、
前記のような入力音が非常に大きなゲインで増幅され、
特に、音声の前後の無音部分のノイズが大きく増幅さ
れ、時間方向のマスキングにより音声が聞き取りにくく
なるという現象を解決するため、微小なノイズの増幅率
を小さくすることで、入力音声の前後の無音部分のノイ
ズによる時間方向のマスキングを改善することが可能な
聴覚補償処理方法である。
ゲインが最大にならず、設定値以下の入力音に対して
は、入力音が小さくなるにつれ、ゲインも小さくするこ
とで、時間方向のマスキングによる出力音声の聞き取り
にくさを改善することが可能な聴覚器である。
えて、ある一定の音圧以下の入力音に対するゲインをラ
ウドネス曲線上の直線から求めることで、ゲインの算出
に関わる計算処理を軽減することが可能な聴覚補償処理
方法である。
えて、ある一定の音圧以下の入力音に対するゲインをラ
ウドネス曲線上の直線から求めることで、ゲインの算出
に関わる計算処理を軽減することが可能な補聴器であ
る。
えて、予め設定された音圧以下の入力音に対するゲイン
をラウドネス曲線のグラフで下に凸の曲線から求めるこ
とで、前記設定された音圧に近い音圧レベルの入力音に
対するゲインの変化を滑らかにし、ゲインの急激な変化
により知覚される異音を抑えることが可能な聴覚補償処
理方法である。
えて、予め設定された音圧以下の入力音に対するゲイン
をラウドネス曲線のグラフで下に凸の曲線から求めるこ
とで、前記設定された音圧に近い音圧レベルの入力音に
対するゲインの変化を滑らかにし、ゲインの急激な変化
により発生する異音を抑えることが可能な補聴器であ
る。
えて、予め設定された音圧以下の入力音に対するゲイン
をラウドネス曲線のグラフで上に凸の曲線から求めるこ
とで、前記設定された音圧以下の音圧レベルの入力音に
対するゲインを極力小さくすることが可能な聴覚補償処
理方法である。
えて、予め設定された音圧以下の入力音に対するゲイン
をラウドネス曲線のグラフで上に凸の曲線から求めるこ
とで、前記設定された音圧以下の音圧レベルの入力音に
対するゲインを極力小さくすることが可能な補聴器であ
る。
えて、入力音に対するゲインが小さくなる部分を、下に
凸の曲線で滑らかにすることで、ゲインが小さくなる音
圧レベルに近い入力音に対するゲインの変化を滑らかに
し、ゲインの急激な変化により知覚される異音を抑える
ことがすることが可能な聴覚補償処理方法である。
加えて、入力音に対するゲインが小さくなる部分を、下
に凸の曲線で滑らかにすることで、ゲインが小さくなる
音圧レベルに近い入力音に対するゲインの変化を滑らか
にし、ゲインの急激な変化により知覚される異音を抑え
ることがすることが可能な補聴器である。
第4の発明の効果、第6の発明の効果、第8の発明の効
果と第10の発明の効果に加えて、難聴者のラウドネス
曲線の変形作業をフィッティング時に行い、必要なデー
タを全て記憶部に保持しているため、補聴器全体の計算
量を大幅に減少させることを可能とする補聴器である。
第4の発明の効果、第6の発明の効果、第8の発明の効
果と第10の発明の効果に加えて、ゲインを小さくし始
める音圧を制御する設定音圧制御部を有するため、利用
者がボリューム等のコントローラにより、前記音圧レベ
ルを制御し、微小なノイズに対するゲインを小さくする
もしくは、微小な入力音に対するゲインを大きくするこ
とが可能な補聴器である。
第4の発明の効果、第6の発明の効果、第8の発明の効
果、第10の発明の効果とと第12の発明の効果に加え
て、ゲイン制御係数記憶部を有するため、利用者が聞き
取りたい入力音のないときに、スイッチ等を押すことに
より、その時の入力音のレベルを前記ゲイン制御係数記
憶部に記憶し、その値を元に設定音圧制御部がゲインを
小さくし始める音圧レベルを設定するため、様々な環境
で聴覚補償処理に用いられるゲインを適切に設定するこ
とが可能な補聴器である。
ル b 利用者にとってaと同じラウドネスに聞こえる音圧
レベル c ゲインを小さくしはじめる音圧レベル c’ cの音圧レベルに対し健聴者が聞くラウドネスレ
ベル c” 難聴者にとってc’と同じラウドネスレベルに聞
こえる音圧レベル G ラウドネス曲線を想定した関数から算出したゲイン L ゲインが0dB以上になる音圧レベル
Claims (13)
- 【請求項1】入力音の音圧レベルと利用者の聴力特性と
を用いて、各周波数帯域毎にゲインを決定するダイナミ
ックレンジ圧縮型の聴覚補償処理方法において、健聴者
と利用者のラウドネス曲線を用い、予め設定された音圧
以下の入力音に対するゲインを入力音の音圧に応じて徐
々に小さくすることを特徴とする聴覚補償処理方法。 - 【請求項2】入力音の音圧レベルと利用者の聴力特性と
を用いて、各周波数帯域毎にゲインを決定するダイナミ
ックレンジ圧縮型の聴覚補償処理方法を用いたディジタ
ル補聴器において、健聴者と利用者のラウドネス曲線を
用い、予め設定された音圧以下の入力音に対するゲイン
を入力音の音圧に応じて徐々に小さくすることを特徴と
するディジタル補聴器。 - 【請求項3】設定した音圧以下の入力信号に対し、健聴
者が感じるラウドネスレベルと等しい利用者のラウドネ
スレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した
値を直線で結ぶことで、入力音に対するゲインを徐々に
小さくすることを特徴とする請求項1記載の聴覚補償処
理方法。 - 【請求項4】設定した音圧以下の入力信号に対し、健聴
者が感じるラウドネスレベルと等しい利用者のラウドネ
スレベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した
値を直線で結ぶことで、入力音に対するゲインを徐々に
小さくすることを特徴とする請求項2記載のディジタル
補聴器。 - 【請求項5】設定した音圧以下の信号に対し、健聴者が
感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネス
レベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した値
を下に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲインを
徐々に小さくすることを特徴とする請求項1記載の聴覚
補償処理方法。 - 【請求項6】設定した音圧以下の信号に対し、健聴者が
感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネス
レベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した値
を下に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲインを
徐々に小さくすることを特徴とする請求項2記載のディ
ジタル補聴器。 - 【請求項7】設定した音圧以下の信号に対し、健聴者が
感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネス
レベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した値
を上に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲインを
徐々に小さくすることを特徴とする請求項1記載の聴覚
補償処理方法。 - 【請求項8】設定した音圧以下の信号に対し、健聴者が
感じるラウドネスレベルと等しい、利用者のラウドネス
レベルと、健聴者と利用者の最小可聴値間の設定した値
を上に凸の曲線で結ぶことで、入力音に対するゲインを
徐々に小さくすることを特徴とする請求項2記載のディ
ジタル補聴器。 - 【請求項9】入力音に対するゲインが小さくなる部分
を、下に凸の曲線で滑らかに結び、ゲインの変化を滑ら
かにすることを特徴とする請求項7記載の聴覚補償処理
方法。 - 【請求項10】入力音に対するゲインが小さくなる部分
を、下に凸の曲線で滑らかに結び、ゲインの変化を滑ら
かにすることを特徴とする請求項8記載のディジタル補
聴器。 - 【請求項11】難聴者のラウドネス曲線を近似した関数
を変形したものを記憶部に保持し、記憶部が保持してい
る健聴者と難聴者のラウドネス曲線からゲインを算出す
ることを特徴とする請求項2、4、6、8又は10記載
のディジタル補聴器。 - 【請求項12】ゲインを小さくし始める音圧と、ゲイン
が0dB以上になる音圧を制御する設定音圧制御部を有
し、利用者がボリューム等のコントローラにより、前記
音圧レベルを制御することが可能なことを特徴とする請
求項2、4、6、8又は10記載のディジタル補聴器。 - 【請求項13】設定音圧記憶部を有し、利用者が聞き取
りたい入力音のないときに、スイッチ等を押すことで、
その時の入力音の音圧レベルを前記設定音圧記憶部に記
憶し、その値を元にゲイン制限部が設定する音圧レベル
を制御することを特徴とする請求項2、4、6、8、1
0又は12記載のディジタル補聴器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8243254A JP2953397B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ディジタル補聴器の聴覚補償処理方法及びディジタル補聴器 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8243254A JP2953397B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ディジタル補聴器の聴覚補償処理方法及びディジタル補聴器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1094095A true JPH1094095A (ja) | 1998-04-10 |
| JP2953397B2 JP2953397B2 (ja) | 1999-09-27 |
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ID=17101143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8243254A Expired - Fee Related JP2953397B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ディジタル補聴器の聴覚補償処理方法及びディジタル補聴器 |
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