JPH1095305A - 車両の衝突検出装置及び乗員保護装置の起動判定装置 - Google Patents
車両の衝突検出装置及び乗員保護装置の起動判定装置Info
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- JPH1095305A JPH1095305A JP8250331A JP25033196A JPH1095305A JP H1095305 A JPH1095305 A JP H1095305A JP 8250331 A JP8250331 A JP 8250331A JP 25033196 A JP25033196 A JP 25033196A JP H1095305 A JPH1095305 A JP H1095305A
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Abstract
で、しかも信頼性良くエアバッグ展開の有無を判定する
ことができなかった。 【解決手段】 衝突加速度信号2から推定速度信号6を
算出する一次遅れ要素形フィルタ5、推定速度信号6か
ら推定位置信号8を算出する一次遅れ要素形フィルタ
7、上記衝突加速度信号2と推定速度信号6と推定変位
信号8から車両の衝突時に発生する推定衝突力信号14
を算出する衝突力演算手段13と、以上より求まる信号
をもとに多次元空間上での軌跡を描き、この軌跡が多次
元空間上に予め設定した閾値を越えたことを判定する多
次元空間衝突判定手段15から出力される衝突判定信号
17をエアバッグ展開信号とすることでエアバックを展
開する。
Description
時間で、かつ信頼性高く、車両の衝突を検出する車両の
衝突検出装置、及び車両の衝突を検出し、乗員保護装置
の起動判定を行う乗員保護装置の起動判定装置に関する
ものである。
両の衝突を検出する衝突検出装置を用いて、エアバッグ
等の乗員保護装置を作動させることが行われているが、
より迅速に且つ確実に車両の衝突を検出するために、例
えば、特開平4―135947号公報に示されるような
衝突検出装置が知られている。図25は、従来の車両用
乗員保護装置の駆動回路を示すブロック図であり、図2
6(A)は衝突時の加速度センサの出力の時間変化を示
す線図であり、図27(B)は乗員の頭部の変位を示す
線図である。
る加速度の変化を検出し、検出結果をアナログ信号a
(t)として出力する加速度センサ、70は時定数T1
を有し、 加速度センサ1から出力されるアナログ信号
a(t)を積分する第1不完全積分回路、71は第1不
完全積分回路70と同一機能を有し、第1不完全積分回
路70からの不完全積分出力v(t)を再度不完全積分
する第2不完全積分回路である。この第2不完全積分回
路71の時定数T2は第1不完全積分回路70の時定数
T1と同一である。
係数を付加する第1減衰器からなる第1係数回路、73
は減衰率がKである第2減衰器からなる第2係数回路
で、この第2係数回路73は第1不完全積分回路70の
不完全積分出力v(t)に第2係数を付加する。そし
て、上記第1係数回路72の減衰率は第2係数回路73
の減衰率Kの2乗の1/2である。なお、上記減衰率K
は後述のエアバッグの点火装置に点火電流が供給されて
からエアバッグの膨張が完了するまでに必要な時間td
に等しい。
記第2不完全積分回路71からの出力x(t)、第1係
数回路72からの出力および第2係数回路73からの出
力を加算する。75は加算回路74からの加算出力が所
定の閾値値を越えると、出力レベルを例えばハイレベル
に切り替える比較回路、76は駆動回路、77は乗員保
護装置本体である点火装置で、この点火装置76は駆動
回路76の出力に基づいて例えばエアバッグを作動させ
る。
る。まず、車両が一定速度V0で走行しているときに、
例えば衝突により、図26(A)に示されるような車両
の前後方向に作用する加速度a(t)が加速度センサ6
9によって検出されると、乗員の頭は一定速度v0で投
げ出される一方で、そのときの加速度a(t)は乗員に
も作用する。それによって頭は車両に対してある相対速
度、すなわちv(t)(a(t)の時間積分)で動き出
す。
a(t)は第1不完全積分回路70で積分される。ま
た、頭は動き出すことによって衝突直前の位置を初期位
置とした場合、その位置から時間経過に伴ってx(t)
(v(t)の時間積分)だけ変位する。この変位x
(t)は第2不完全積分回路71によって第1不完全積
分回路70の出力が積分され求められ、実時間における
乗員の頭の変位予測量が算出される。
(t)は第2不完全積分回路71によってtdが重み付
けされ、v(t)×td、すなわちtd時間の間に変位
する量が求められる。さらに、加速度センサ69の出力
a(t)は第1係数回路72によって1/2(td×t
d)だけ重み付けされ、1/2(td×td)、すなわ
ちtd時間の間に変位する量が求められる。これらの出
力は加算回路74によって加算され、x(t)+v
(t)td+1/2a(t)×(td×td)が求めら
れる。すなわち、これは現時点からtd時間後における
乗員の頭の位置の予測値x(t+td)が求められる。
図26(B)においてエアバッグなどを作動させる位置
を初期位置からxだけ離れた位置に設定すると、x
(t)で示されるように実際に頭の位置がxに達する時
刻t2よりもtdだけ速い時刻t1に作動するようにさ
れている。
員の頭部の変位を加速度信号から上述したような式にし
たがって演算し、この演算された乗員の頭部の変位が所
定量以上になると判定された際に、乗員保護装置を作動
させるものである。
装置は以上のように構成されているので、次のような問
題点があった。 (1)判定時間を短縮するために、変位信号x(t)に
加速度と速度を係数回路で定数倍して加算した値より得
られる変位予測信号x(t+td)=x(t)+v
(t)td+1/2a(t)×(td×td)を演算し
ているが、この変位予測信号x(t+td)は、通常の
判定より乗員の変位分だけ早めに衝突判定することを行
っているものに過ぎず、また、この変位予測信号x(t
+td)は正確に乗員の変位を示すものとは言えないの
で、乗員保護装置の動作の必要がない場合においても、
早まって乗員保護装置を動作させてしまうことがあり、
衝突判定の信頼性が低下していた。
突、路肩への乗り上げ、大型車への潜り込みなど、さま
ざまな衝突形態に対して対応しておらず、衝突形態によ
っては、必要もないのに乗員保護装置を動作させてしま
ったり、衝突判定が遅れたりしてしまうことがあった。
閾値が時間変化に対して一定であり、さまざまな衝突形
態に十分対応できず、衝突形態によっては、必要もない
のに乗員保護装置を動作させてしまったり、衝突判定が
遅れたりしてしまうことがあった。 (4)前後方向の正面衝突よりさらに短い衝突判定時間
を要求される側方方向からの衝突に対応するサイドエア
バックの展開の際には、衝突判定が遅れたりしてしまう
ことがあった。
ためになされたもので、車両のさまざまな衝突形態に対
応でき、より短時間で信頼性も高い衝突判定を行うこと
ができる車両の衝突検出装置及び乗員保護装置の起動判
定装置を得ることを目的とする。
突検出装置は、車両の衝突加速度を検出する加速度検出
手段からの加速度に基づいて、車両の衝突を判定する車
両の衝突検出装置であって、衝突加速度に基づいて衝突
時に車両に発生する推定衝突力を算出する衝突力演算手
段と、この推定衝突力に基づいて衝突判定を行う衝突判
定手段とを設けたものである。
速度演算手段と、推定速度から推定変位を算出する変位
演算手段とを備え、衝突力演算手段は衝突加速度、推定
速度及び推定変位に基づいて衝突時に車両に発生する推
定衝突力を算出するものである。
加速度、推定速度及び推定変位を変数とする多次元座標
上での座標値によって衝突判定を行うものである。
ばねからなる1自由度モデルに車両をモデル化し、推定
衝突力を演算するものである。
する推定相対変位を演算し、この推定相対変位及び推定
衝突力に基づいて衝突判定を行うものである。
一次遅れ要素形フィルタと、推定速度から推定変位を算
出する一次遅れ要素形フィルタとを設けたものである。
置は、車両の衝突加速度を検出する加速度検出手段から
の衝突加速度に基づいて衝突時に車両に発生する推定衝
突力を算出する衝突力演算手段と、この推定衝突力に基
づいて乗員保護装置の起動判定を行う起動判定手段とを
設けたものである。
速度演算手段を備え、移動判定手段は推定速度が閾値以
上である場合に乗員保護装置を起動させると共に、閾値
は衝突力の大きさに基づいて決定されるものである。
を検出するように車両に設定された複数の加速度検出手
段を設け、起動判定手段は複数の加速度検出手段の出力
に基づいて乗員保護装置の起動判定を行うものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
車両の衝突検出装置を示すブロック図、図2は衝突検出
装置内部の衝突力演算手段の原理を示す1自由度の質量
−減衰器−ばねモデルを示す概念図、図3は衝突検出装
置内部の衝突力演算手段の1自由度の質量−減衰器−ば
ねモデルに基づいた推定衝突力の演算手順を示すブロッ
ク図、図4は車両の衝突検出装置における1自由度の質
量−減衰器−ばねモデルに衝突力fを加えたときに車両
等価質量に生ずる加速度、速度、変位の時刻歴応答波形
のシミュレーション結果を示す波形図である。
フィルタの周波数応答特性の一例を示す特性図、図6は
衝突検出装置における推定衝突力の原理を示す推定速
度、推定変位、衝突力のシミュレーション結果を示した
波形図、図7は多次元空間衝突判定手段における弾性的
衝突における衝突力と速度との関係を示す説明図、図8
は多次元空間衝突判定手段における弾性的衝突での推定
衝突力と推定速度との関係を示す説明図、図9は多次元
空間衝突判定手段における弾性的衝突での推定衝突力と
推定変位との関係を示す説明図、図10は多次元空間衝
突判定手段における弾性的衝突での推定衝突力と加速度
との関係を示す説明図である。
すために例示した車両のドア閉めと他車両側突とを示す
説明図、図12は多次元空間衝突判定手段におけるドア
閉め時に生じる推定衝突力と推定速度との関係を示す説
明図、図13は多次元空間衝突判定手段における低速度
の側突を想定したときに生じる推定衝突力と推定速度と
の関係を示す説明図、図14は多次元空間衝突判定手段
における中速度の側突を想定したときに生じる推定衝突
力と推定速度との関係を示す説明図、図15は多次元空
間衝突判定手段における高速度の側突を想定したときに
生じる推定衝突力と推定速度との関係を示す説明図、図
16は多次元空間衝突判定手段において、衝突力を横軸
に速度を縦軸に取った平面上での閾値の設定の一例を示
す説明図である。
右方向への加速度を検出する車両衝突加速度検出装置、
2は車両衝突加速度装置1の出力信号である衝突加速度
信号、5は衝突加速度信号2を推定速度信号に変換する
一次遅れ要素形フィルタ、6は一次遅れ要素形フィルタ
5により出力される推定速度信号、7は推定速度信号6
を推定変位信号に変換する一次遅れ要素形フィルタ、8
は一次遅れ要素形フィルタ7により出力される推定変位
信号、13は衝突加速度信号2と速度推定信号6と変位
推定信号8を入力にして車両の衝突力を演算する衝突力
演算手段、14は衝突力演算手段13から出力される推
定衝突力信号である。
度信号2と推定速度信号6と推定変位信号8からなる複
数の信号を変数とした多次元空間上でこれらの軌跡を描
き、この軌跡が予め多次元空間上に設定した閾値を越え
たかどうか、すなわち、推定衝突力信号14および衝突
加速度信号2と推定速度信号6と推定変位信号8により
決定される多次元空間上での座標が、ON領域にあるの
かOFF領域にあるのかを判定し、ON領域であれば乗
員保護装置を作動させる衝突判定信号を出力し、OFF
領域であれば衝突判定信号を出力しない多次元空間衝突
判定手段である。
れ要素形フィルタ7と衝突力演算手段13および多次元
空間衝突判定手段15からなるコントローラ、17は多
次元空間衝突判定手段15から出力される衝突判定信号
であり、この衝突判定信号17が出力されることで、車
両に設置されたエアバッグやシートベルトプリテンショ
ン装置などの車両の衝突時の衝撃から乗員を保護する乗
員保護装置が作動する。
度でモデル化したときの車両等価質量、19は車両等価
質量18に加わる車両等価減衰、20は車両等価質量1
8を支持する車両等価ばね、21は衝突の際に車両等価
質量18に加わる衝突力(f)、22は車両等価質量1
8と車両等価減衰19と車両等価ばね20からなる1自
由度モデルに衝突力(f)21が加わった際に車両等価
質量18に生ずる車両等価変位(x1)である。
述した1自由度モデルを用いたときの衝突力演算手段1
3について説明する。9は車両等価質量18の定数値を
入力である衝突加速度信号2に乗算演算してその乗算結
果を出力する質量係数乗算器、10は車両等価減衰19
の定数値を入力である推定速度信号6に乗算演算してそ
の乗算結果を出力する質量係数乗算器、11は車両等価
ばね20の定数値を入力である推定変位信号8に乗算演
算してその乗算結果を出力するばね係数乗算器、12は
上記の質量係数乗算器9と質量係数乗算器10とばね係
数乗算器11の出力値を加算する加算器、13は上記の
質量係数乗算器9と質量係数乗算器10とばね係数乗算
器11と加算器12から構成される衝突力演算手段、1
4は加算器の演算結果として求まる推定衝突力信号であ
る。
が障害物に衝突したり、車両に他の車両が衝突した際
に、車両に衝突力が発生する。この2物体の両者に発生
する衝突力は、これら2物体の質量、速度、衝突面の形
状、衝突面の弾性定数などによって異なる。例えば、両
者を構成する材料に塑性変形が生じない弾性衝突、すな
わち、衝突速度が低い衝突およびハンマたたきやドア閉
めなどのエアバッグを展開しない衝突であれば、発生す
る衝突力はほぼ正弦半波で近似できる波形となることが
Hertzの接触理論としてよく知られている。
体に対し被害を与える度合いは、発生した衝突力の最大
値Fmaxではなく、発生した衝突力f(t)の時間tに関す
る積分値、すなわち、力積F・t(=f(t)dtの時間積
分)の大きさにより強く影響される。
突力の最大値Fmaxおよびこれに付随して発生する加速
度の最大値amaxは大きくなる。しかし、衝突する箇所
が硬いが衝突速度が小さいい場合、衝突力の最大値Fma
xが大きくなっても発生する力積F・tは小さい。同じこ
とが、車両を手持ちのハンマなどで叩いた場合やドアを
強く閉めた場合にもあてはまり、弾性的衝突により衝突
力の最大値Fmaxおよび最大加速度amaxが大きい加振力
が発生するが、その力積は小さく車体および搭乗者への
衝撃の度合いは極めて小さい。
する衝突の場合、すなわち、エアバッグを展開しなけれ
ばならないような衝突速度が速い激しい衝突では、発生
する衝突力は弾性衝突の場合と異なり、一般に、最大発
生力Fmaxと力積F・tがともに大きくなる。また、特殊な
衝突において、例えば、大型車への小型車の潜り込み衝
突などでは、両者の衝突面の弾性が弱い状態となる場合
があり、発生する衝突力の最大値Fmaxと最大加速度am
axが比較的小さいくなるときがある。しかしながら、そ
の際に発生する衝突力の持続時間は長いため力積F・tの
値は極めて大きくなる。
判定を行えば、発生する衝突力の最大値Fmaxと最大加
速度amaxが比較的小さい場合でも車両破壊と搭乗者へ
の衝撃の度合いを正確に判定できる。すなわち、車体に
生じる加速度や速度の最大値などを直接衝突判定に用い
るよりも、車体に加わる衝突力およびその力積に換算し
て衝突判定に利用することが、実際に車両と搭乗者への
衝撃力の影響の度合いを評価する上で原理的に適してい
る。
より、弾性的衝突である衝突速度の低い衝突およびハン
マ叩きやドア閉めなどの非破壊衝突現象、すなわちエア
バッグを展開しない衝突にいて車体に生ずる加速度、速
度、変位を解析により示して、本発明による衝突力推定
の原理を明らかにする。図2に示す1自由度モデルの運
動方程式を求めると次のようになる。
質量m1を乗じた値と(速度x1)に減衰定数c1を乗じ
た値と(変位x1)とばね定数k1を乗じた値を足しあわ
せたものが衝突力fとなる。
で示したものである。すなわち、衝突時の車両を1自由
度モデルで近似して質量m1と減衰c1とばねk1に適切
な定数値を設定することで、車両に設けた衝突加速度検
出装置1から得られる衝突加速度信号2および、これか
ら推定される推定速度信号6、推定変位信号8を与え、
これらの乗算結果を加算器14で足しあわせることで、
推定衝突力信号14を演算することができる。
で示した1自由度モデルにより、検出された車両の加速
度に基づいた衝突力fの推定について説明する。図4は
図2で示す1自由度モデルに具体的な定数値を与え、そ
の過渡振動特性を計算機によりシミュレーションした結
果である。この図4において、30は1自由度モデルに
加えた正弦半波時間τ=5ms、最大加振力Fmax=12
5tonfの正弦半波状の衝突力波形、31は車体等価質量
m1=100kg、車体等価減衰c1=64kgf・s/cm、車
体等価ばねk1=100tonf/cmの定数値を与えた1自
由度モデルに上記衝突力波形30を加えたときの車両等
価加速度波形、同じく、32は車両等価速度波形、33
は車両等価変位波形である。
ら得られる信号は、加速度波形31のみであり、速度波
形32と変位波形33はこの加速度波形31を基に推定
する必要がある。なお、各定数値は車両の重量などをそ
のまま用いたものではなく、車両の振動特性を予め実験
と解析から求め、1自由度に近似したときに適切な値と
なるように求めた定数値の一例である。
置信号を推定するために用いる前述の図1に示した1次
遅れ要素形フィルタの周波数応答特性の一例である。3
4は一次遅れ要素フィルタ5の時定数T1を遮断周波数
fc=2Hzとなるように与えたときの周波数特性であ
り、上段の図はゲイン特性、下段の図は位相特性を示
す。同じく、35は一次遅れ要素形フィルタ5と一次遅
れ要素形フィルタ7が直列に二段接続したときの周波数
特性である。
形フィルタ7の時定数T2を一次遅れ要素形フィルタ5
の時定数T1と等しく置いたときの周波数特性を示して
いるが、時定数T1と時定数T2は等しくしても等しくし
なくても良く、特に制約を与えるものではない。一次遅
れ要素形フィルタ5の伝達特性G1(s)をラプラス演
算子sを用いて記述すると次式(2)で与えられる。
次式(3)で与えられる。
遅れ要素形フィルタ7が直列に二段接続したときの伝達
特性G2(s)は次式(4)で与えられる。
素形フィルタ5の伝達特性G1(s)は遮断周波数fc以
上では積分1/sの特性を有し、fc以下ではT1の一定
値になることが分かる。すなわち、衝突の際に生ずる高
周波のみを積分し、通常の走行時に生じる低周波数成分
や加速度センサのDCドリフト成分などのノイズは積分
しないので、単純積分1/sを行う場合と異なり、出力
結果が飽和することがなく、一定時間毎に積分器の出力
をリセットする必要がない。
1(s)で一回積分して得られる推定速度信号は加速度
信号に比べ90度、G2(s)で二回積分して得られる
推定変位信号は加速度に比べ180度位相が遅れること
が分かる。すなわち、推定変位信号のみを衝突判定に用
いると加速度信号の情報より判定時間が位相180度の
分だけ遅れることを示している。ここで、推定衝突力
は、加速度信号と推定速度信号と推定変位信号とより求
められるものであるので、上述したような判定時間の遅
れは、推定変位信号のみを用いた場合より改善されてい
るものである。
より得られる車両等価加速度波形31を用いて、これを
衝突の際に車両に生じる衝突加速度信号2と仮定して、
前述の図5の周波数特性34、35を有する1次遅れ要
素形フィルタ5および7を用いて得られる推定速度と推
定変位のシミュレーション結果である。
ときの1次遅れ要素形フィルタ5の出力である車両推定
速度波形、37は車両等価加速度波形31を入力したと
きの1次遅れ要素形フィルタ5、7の二段の出力である
車両推定変位波形、38は上記車両等価加速度波形31
に図2で示した車両等価質量(m1)18を乗じた値、
推定速度波形36に車両等価減衰(c1)19を乗じた
値、推定変位波形37に車両等価ばね(k1)20を乗
じた値とを加算器12で足しあわせた推定衝突力(f)
である。
7は図4の車両等価速度波形32と車両等価変位波形3
3とほぼ同じ波形が得られている。同様に、図6に示し
た推定衝突力(f)38は、図4に示す衝突力波形30
とはほぼ同じ波形が得られている。このことから、車両
を近似する1自由度モデルの定数値が正しく与えられれ
ば、衝突加速度から正確な推定衝突力の演算が可能であ
ることが分かる。
て、衝突検出装置内部の多次元空間衝突判定手段におけ
る軌跡の一例を平面上に示し、衝突判定の原理を説明す
る。図7の39は、図4に示した1自由度モデルに加え
る衝突力波形30を横軸に、このとき車両等価質量に生
ずる車両等価速度波形32を縦軸にして描いた平面にお
ける軌跡である。図8の40は、図6に示した衝突力演
算手段により求められた推定衝突力波形(f)38を横
軸に、推定速度波形36を縦軸にして描いた平面におけ
る軌跡である。
は、1自由度モデルの線形的振動の挙動を示す軌跡を描
いており、衝突力0で速度0の原点から速度と衝突力が
ともに増加し、次いで、速度が減少し衝突力が最大とな
った時点で速度はほぼ0となり、やがて、速度は負方向
となり衝突力も減少していく。正弦半波の衝突力は図4
に示したように5ms以降は0の値となるが、速度には5
ms以降にも残留振動が生じており、図7の平面上では、
衝突力0上で速度が最大約±0.5m/sの直線を繰り返
し減衰しながら描いている。
の平面軌跡40も、衝突力が若干負方向へずれているこ
とを除けば、衝突力−速度の平面軌跡39とほぼ同一の
軌跡を描いており、衝突加速度信号4から一次遅れ要素
形フィルタ5や衝突力演算手段13により演算された推
定衝突力信号14と推定速度信号6が平面および多次元
空間上の軌跡でも十分衝突時の挙動を再現できることが
分かる。
力学における仕事率であり、これは熱力学の物理量に換
算すると一定時間当たりに発生する熱量に相当する。こ
れは人体に対し衝突による衝撃力の影響の度合いを評価
する物理的定数に適している。平面上で衝突力と速度の
軌跡を見ることは、衝突力と時間の関係を見るよりも、
衝突現象の挙動をより特徴づけて判別することが可能で
ある。
衝突力演算手段によれ求められた推定衝突力波形(f)
38を横軸に、推定変位波形37を縦軸にして描いた平
面上の軌跡である。同じく、図10の42は、推定衝突
力波形(f)38を横軸に、車両加速度信号4に相当す
る加速度波形31を縦軸にして描いた平面上の軌跡であ
る。上記の衝突力−速度の平面に、これらの変位と加速
度の平面を加えた多次元空間上の軌跡で衝突現象を特徴
づけることにより、さらに詳細な衝突判定が可能であ
る。
5、図16において、衝突検出装置の衝突判定の原理を
より具体的に明示、説明する。ここではサイドエアバッ
グの展開における衝突を例に取り上げ説明する。図11
(A)は、エアバッグを展開しない衝突現象の一例であ
るドア閉め、図11(B)は車両へ他車両が側方方向か
ら衝突する一例を図示した説明図である。
車両43のドア、45は車両43に衝突する追突車両で
ある。側方からの追突車両45の追突速度が小さい場合
は、エアバッグを展開しないが、追突速度が大きい場合
はエアバッグを展開する。一般に、衝突判定の基準は、
衝突実験の際に車両に搭載したダミー人形に加わる衝撃
力の大きさから決まる。また、エアバッグ展開までに許
容される判定時間は、ダミー人形が車内のハンドルやガ
ラスや側面のドアなどへ衝突するまでに要する時間とエ
アバッグに点火信号が与えられてからエアバッグが膨張
して展開完了するのに必要な時間などから決まる。
すなわち、OFF要件における推定衝突力と推定速度の
平面の一例である。図12の46は、ドア閉めの際に生
ずる衝突加速度信号2を想定して描いた推定衝突力−推
定速度の平面軌跡である。図13の47は、低速度で車
両が側方から衝突した際に生ずる衝突加速度信号2を想
定して描いた推定衝突力−推定速度の平面軌跡である。
なわち、ON要件における推定衝突力と推定速度の平面
の一例である。図14の48は、中速度で車両が側方か
ら衝突した際に生ずる衝突加速度信号2を想定して描い
た推定衝突力−推定速度の平面軌跡、図15の49は、
高速度で車両が側方から衝突した際に生ずる衝突加速度
信号2を想定して描いた推定衝突力−推定速度の平面軌
跡である。
軌跡46と図13の(低速度)側突の平面軌跡47の衝
突判定がOFFとなるように、かつ、図14の(中速
度)側突の平面軌跡48と図15の(高速度)側突の平
面軌跡49が極力短い時間で衝突判定がONとなるよう
に、衝突力−速度の平面に設けた閾値設定の一例であ
る。この図において、50はON領域とOFF領域を識
別する閾値であり、この閾値50は衝突力が小さい場合
と衝突力が大きい場合とでON/OFF判定の速度の大
きさが異なり、衝突力が小さい場合には少なくともドア
閉め時の最大推定速度より大きく、衝突力が大きい場合
には少なくとも、乗員保護装置を起動させる必要のない
低速度側突の最大推定速度より小さくされている。
で軌跡を描きこれに閾値50を用いた領域判定を行うこ
とで、OFF要件の平面軌跡46と47が、ON要件の
平面軌跡48と49と明瞭に識別できる。
−変位、および、衝突力−加速度の平面でも同様な閾値
による判別が上記衝突力−速度の平面判定に加えること
が可能であり、これらを多次元空間上の閾値判別として
用いることによって、より一層詳細に、衝突判定を決定
できることは言うまでもない。
てでモデル化したが、車両のモデル化は2次以上の多自
由度モデルでも一向に差し支えない。これにより演算量
は増すが、衝突力の推定精度を向上し、より高度な衝突
判定を行うことも可能である。
搭乗者を1自由度モデルで近似したものである。図17
は、実施の形態2の衝突力−搭乗者変位演算手段におい
て、車両を模擬する1自由度モデルと搭乗者の動きを模
擬する1自由度モデルを示す説明図、図18は、衝突力
−搭乗者変位演算手段の一例を示すブロック図である。
これらの図において、上記実施の形態1と同様の構成を
持つものは、同一符号を付して説明を省略する。
搭乗者を1自由度モデルで近似したときの搭乗者等価質
量m2、同じく、24は搭乗者等価減衰c2、25は搭乗
者等価ばねk2、26は搭乗者等価変位である。なお、
車両は図2において示したものと同様に1自由度モデル
で与えている。図18において、27は衝突加速度信号
2と推定速度信号6と推定変位信号8を基に搭乗者の変
位を演算する搭乗者変位演算手段、28は図1において
示した衝突力演算手段と同様な衝突力演算手段と搭乗者
変位演算手段27を組み合わせた衝突力−搭乗者変位演
算手段、29は衝突力−搭乗者変位演算手段28より出
力される搭乗者等価推定変位信号であり、同じく、衝突
力−搭乗者変位演算手段28からは推定衝突力14も出
力される。
たように車両と搭乗者をそれぞれ1自由度でモデル化し
たときの運動方程式は次式(5)で与えられる。
置1で測定され与えられるので、式(5)の2番目の式
より、搭乗者と車両の相対変位(x2−x1)と車両の加
速度x1の関係を表す伝達関数G3(s)を求めると次式
(6)のようになる。
力としてG3(s)に加えれば、出力として搭乗者と車
両の相対変位(x2−x1)が得られることが分かる。一
方、車両に加わる衝突力fは式(5)の第1式におい
て、搭乗者の質量と減衰とばねの値は車両のそれらの値
に比べ十分小さい(m2<<m1、c2<<c1、k2<<k1)と
仮定することで、式(1)の場合と同様に、車両の加速
度x1から求めることができる。
関係から求まる搭乗者と車両の相対変位(x2−x1)を
多次元空間衝突判定手段15の信号の一つとして加える
ことにより、衝突判定に利用可能な新たな軌跡を多次元
空間に描くことができ、より詳細で緻密な衝突判定が可
能である。
ル化したが、搭乗者のモデル化は2次以上の多自由度モ
デルにより搭乗者をモデル化しても一向に差し支えな
い。これにより演算量は増すが、変位量の推定が向上
し、より高度な衝突判定を行うことが可能であることは
いうまでもない。
した実施の形態1の図16に示されるような閾値設定に
加え、非破壊衝突の場合において、乗員保護装置が作動
することがないようにしたものである。図19は、この
実施の形態3の車両の衝突検出装置における多次元空間
衝突判定手段の衝突力を横軸に速度を縦軸に取った平面
において、非破壊衝突を判別する閾値の設定の一例を示
す説明図である。また、実施の形態1、2と同様の構成
を持つものは同一符号を付して説明を省略する。
ンマ叩きによるOFF要件の衝突加速度信号2をON要
件の衝突加速度信号2と区別するために、上記多次元空
間衝突判定手段15の多次元空間から一平面を取り出し
て得られる2次元空間の一つである衝突力を横軸に速度
を縦軸に取った平面において設定した非破壊衝突判別用
閾値の一例である。なお、図19において、本実施の形
態に直接関係しない領域は一部省略している。
形態1における図7、図8、図12に示したように、塑
性変形の生じないドア閉めやハンマ叩きなどの弾性衝突
では、衝突力はある一定値以上には大きくならないが、
硬いもの同志がぶつかるため大きな加速度と速度が生じ
ることがあり、図19の46の軌跡のように上に凸の半
円弧上の軌跡を描く。一方、車両の側面に他車両が低速
で衝突した場合、例えばドア部の外装をなす柔らかく薄
い鋼板が凹むため、瞬間的に大きな加速度や速度は生じ
ないが、最終的に生じる衝突力はドア閉めの場合の値よ
り大きくなり、例えば、図19の47の軌跡を描く。
として判定するためには、上記衝突力と速度の平面上
で、(i)第1の衝突力(f1)と第2の衝突力(f2)
との間では速度は一定値(v3)であり、(ii)上記第
2の衝突力(f2)と第3(f3)の衝突力との間では速
度は線形的に減少し、(iii)上記第3の衝突力(f3)
と第4の衝突力(f4)との間では速度は一定値(v1)
であり、(iv)上記第4の衝突力(f4)よりも大きい
衝突力に対しては速度は線形的に増加する閾値を提供す
ることで、上記図16の閾値50よりも短い時間でON
用件の衝突判定が可能である。
衝突を判別可能とするように閾値を設定するものであ
る。図20は、実施の形態4の車両の衝突検出装置にお
ける多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に速度を縦
軸に取った平面において、二段階衝突を判別する閾値設
定の一例を示す説明図である。なお、上述した各実施の
形態と同様の構成を持つものは同一符号を付して説明を
省略する。
薄肉鋼板やバンパなどの剛性が低く柔らかい部分に最初
に衝突して衝撃力が緩和された後に車両フレーム部など
の剛性が高く硬い部分にさらに衝突が進むような2段階
衝突を識別するOFF要件の衝突加速度信号2をON要
件の衝突加速度信号2と区別するために、上記多次元空
間衝突判定手段15の多次元空間から一平面を取り出し
て得られる2次元空間の一つである衝突力を横軸に速度
を縦軸に取った平面において設定した二段衝突判別用閾
値の一例である。なお、図20において、本実施の形態
に直接関係しない領域は一部省略している。
の側面に他車両が低速で衝突した場合、ドア部の外装を
なす柔らかく薄い鋼板が凹むため、瞬間的に大きな加速
度や速度は生じないが、最終的に生じる衝突力はドア閉
めの場合の値より大きくなり、例えば、図20の47の
軌跡を描く。一定の範囲以上に、柔らかい部分の衝突破
壊が進むと、やがて塑性破壊が、車両のフレームなどの
剛性の硬い部分に達し、実施の形態3におけるドア閉め
の平面と似かよった、図20の47の軌跡のように衝突
力(f4)を越えた時点で衝突力は大きくないが、発生
する加速度と速度が瞬時的に大きくなる平面上の軌跡を
描く。
るとともに、ON要件の加速度信号を速やかに判定する
ためには、上記衝突力と速度の平面上で、上記実施の形
態3の閾値に加え、(i)上記第4(f4)の衝突力と第
5の衝突力(f5)との間では速度は線形的に増加し、
(ii)上記第5の衝突力(f5)と第6の衝突力(f6)
との間では速度は第4の衝突力(f4)と第5の衝突力
(f5)との間の傾きの数倍の急峻な傾きで線形的に増
加し、(iii)上記第5の衝突力(f5)よりも大きい衝
突力に対しては速度は一定値(v4)である閾値を提供
することで、上記二段衝突が生じても、ON要件衝突と
OFF要件衝突を明瞭に判定し、二段衝突による誤動作
を防ぐことが可能である。
は、加速度検出装置の車両内の取り付け位置及び複数の
加速度検出装置を組み合わせて用いることについて説明
するものである。図21は、実施の形態5を示す車両の
衝突検出装置における、前後方向と側方方向の衝突加速
度を検知できるように車両衝突加速度検出装置を設置し
た車両を示す説明図である。なお、上述した各実施の形
態と同様の構成を持つものについては同一符号を付して
説明を省略する。
(b)側面図を示すものであり、図中の53は車両43
の中央部前方に取り付け車両の前後方向および側方方向
の2軸の加速度を検出するフロント加速度検出装置、5
4はフロント加速度検出装置53の衝突加速度信号2を
基に衝突判定を行い、この衝突判定信号17に基づき展
開する車両の運転席に取り付けたフロントエアバッグ、
55は同じく助手席に設けた助席フロントエアバッグで
ある。
ために車両43の運転席側の側面に取り付けた運席側−
側方方向加速度検出装置、56は同じく助手席側に取り
付けた助席側−側方方向加速度検出装置、58は運席側
−側方方向加速度検出装置56および助席側−側方方向
加速度検出装置57の衝突加速度信号2を基に衝突判定
を行い、この衝突判定信号17に基づき展開する車両の
座席の側方に取り付けたサイドエアバッグである。
ように、前後方向および側方方向の2軸の加速度を検出
するフロント加速度検出装置53、運席側−側方方向加
速度検出装置56、助席側−側方方向加速度検出装置5
7の3つの加速度検出装置を組み合わせて用いること
で、側面衝突、斜め衝突、正面衝突、後方衝突などのあ
らゆる方向からの衝突加速度を正確に測定できるもので
ある。
した実施の形態1、2、3、4において示されたコント
ローラに組み合わせて用い、コントローラ内部の一次遅
れ要素形フィルタ5および7で推定速度信号6、推定変
位信号8に変換し、前後方向衝突力と側方方向衝突力を
衝突演算手段13により求め、これらの全ての信号を組
み合わせて多次元空間衝突判定手段で衝突判定すること
により、側面衝突、斜め衝突、正面衝突、後方衝突など
のあらゆる方向からの衝突に適切に対応して、フロント
エアバッグ55、助席フロントエアバッグ55およびサ
イドエアバッグ58の展開判定が可能である。
ントエアバッグ55およびサイドエアバッグ58を、組
み合わせて展開させて、衝突方向に応じた乗員の保護を
行うことができるものである。
トローラの一部をアナログ演算器を用いて構成するもの
である。図22は、実施の形態6における車両の衝突検
出装置を示すブロック図である。なお、上述した各実施
の形態と同様の構成を持つものは、同一符号を付して説
明を省略する。
で構成された一次遅れ要素、60は衝突加速度信号2を
入力としたときの一次遅れ要素59の出力である推定速
度信号、61はアナログ素子で構成された一次遅れ要
素、62は推定速度信号60を入力としたときの一次遅
れ要素61の出力である推定変位信号、63はアナログ
素子で構成された衝突力演算手段、64は衝突力演算手
段63の出力である推定衝突力信号、65は上記したア
ナログ素子をまとめて構成したアナログ演算器、66は
衝突加速度信号2、推定速度信号60、推定変位信号6
2および推定衝突力信号64の複数のアナログ信号を入
力するマルチプクサ、67はマルチプレクサ66とA/
Dコンバータ3、多次元空間衝突判定手段15を含むデ
ィジタルコントローラである。
号2から推定速度信号を得るのに式(2)の特性を有す
る一次遅れ要素形フィルタ59を、オペアンプ一つと抵
抗とコンデンサを組み合わせたアナログ素子のみで構成
している。1次遅れ要素形フィルタ61も同様にアナロ
グ素子のみで構成できる。同様に、衝突力演算手段13
も図3に示されるような1自由度モデルで構成すれば、
上述のオペアンプ、コンデンサ、抵抗で乗算器と加算器
が構成できるため、アナログ素子のみで衝突力演算手段
63として構成できる。
2から推定速度信号60、推定変位信号62、推定衝突
力信号64を求め、これらの信号をディジタルコントロ
ーラに設けたマルチプレクサ66を介してA/Dコンバ
ータ3に入力し、ディジタルコントローラ67に含まれ
る多次元空間衝突判定手段15により衝突判定を行い衝
突判定信号17を出力する。
器で構成する場合、特に高周波数領域における積分動作
を含むような場合、データのサンプリング周期を速くす
る必要があり、これに応じてディジタルコントローラの
制御演算周期も速くする必要がある。しかし、上述した
ように1次遅れ要素形フィルタ60および61と衝突力
演算手段63をアナログ演算器65で構成することによ
り、演算速度を上げることが可能であり、演算速度の速
い高価なディジタルCPUを用いなくても速答性に優れ
た衝突検出装置の構成が可能である。
いては、コントローラの一部にアナログ演算器を用いて
いたが、この実施の形態7はコントローラをディジタル
素子によって構成するものである。図23は、この実施
の形態7における車両の衝突検出装置を示すブロック
図、図24は、衝突検出装置における計算処理の主制御
の一例を示すフローチャートである。なお、上述した各
実施の形態には同一符号を付して説明を省略する。
遅れ要素形フィルタ5および7と衝突力演算手段13お
よびをまとめ1つのディジタル演算器(CPU)で構成
した、A/Dコンバータ3含むディジタルコントローラ
である。ここで、コントローラをディジタル演算器によ
り構成する際には、高速なサンプリング周期が要求され
るが、近年のディジタル演算素子の発達は目覚ましいも
のがあり、演算速度は年を追う毎に高速化され、コスト
も急速に低下している。このように、コストが低く演算
が高速なディジタル演算素子を利用することにより、コ
ントローラをディジタル演算素子で構成可能である。
示されるディジタルコントローラ68により処理する過
程を図24に示されるフローチャートに従い説明する。
まず、処理F100で動作が開始し、処理F101で予
め設定されたサンプリング時間Tに従って、A/Dコン
バータ3を介して車両衝突加速度検出装置1からの加速
度信号2をディジタル値に変換した加速度信号4として
ディジタルコントローラ68内部に取り込む、処理F1
02のディジタルフィルタとして構成される推定速度演
算ルーチンにより加速度信号4を推定速度信号6に変換
する。
ィルタとして構成される推定変位演算ルーチンにより推
定速度信号6を推定変位信号8に変換し、処理F104
の推定衝突力演算ルーチンにより加速度信号4と推定速
度信号6および推定変位信号8に予め設定した車体をモ
デル化した1自由度モデルの各定数値を乗算演算と加算
演算して推定衝突力信号14に変換する。以上の演算処
理ルーチンにより得られた加速度信号4と推定速度信号
6と推定変位信号8および推定衝突力信号14をもとに
これらにより描かれる多次元空間上の軌跡が予め多次元
空間衝突判定手段15の閾値を越えたかを処理F105
により判定し、処理F105の判定がYESならば、処
理F106に進み、衝突判定信号17をONとして、処
理F107においてエアバッグが展開し、処理F108
で動作は停止する。
繰り返し処理F101の加速度データの入力に戻り、同
様の処理を繰り返す。なお、図24のフローチャートで
はF102、F103、F104の各演算処理ルーチン
は直列に接続されて図示されているが、ディジタルコン
トローラを構成するCPUにタイマー割り込みなどの多
重割り込み処理機能がある場合は、これらの処理ルーチ
ンを並列に処理することも可能である。
ル素子と上述のソフトウェアで構成できるので、アナロ
グ素子において問題となる耐ノイズ性が向上し、また、
部品点数も大幅に低減できるので素子の故障による誤動
作の頻度を低減し、衝突判定の信頼性を向上することが
できる。
定信号によって、点火装置に点火電流が供給されてエア
バッグを点火させることとしてもよく、また、シートベ
ルト緊張装置を作動させる構成であってもよい。
両のさまざまな衝突形態に対応でき、車両を物理的なモ
デルで考慮することで設定定数値との対応を明確にし、
さらに、多次元空間の概念を採り入れたよりきめ細かな
閾値を与えることで、より短時間で信頼性も高い衝突判
定を行うことができ、正面衝突や斜め衝突のエアバッグ
の展開判定のみならず側方からの衝突におけるサイドエ
アバックにも適用可能な車両の衝突検出装置を得ること
ができるものである。
車両の衝突加速度を検出する装置1からの衝突加速度信
号2がコントローラ16に入力され、加速度信号2から
推定速度信号6を算出する一次遅れ要素形フィルタ5、
推定速度信号6から推定位置信号8を算出する一次遅れ
要素形フィルタ7、上記衝突加速度信号2と推定速度信
号6と推定変位信号8から車両の衝突時に発生する推定
衝突力信号14を算出する衝突力演算手段13と、以上
より求まる信号(衝突加速度信号2、推定速度信号6、
推定変位信号8、推定衝突力信号14)をもとに多次元
空間上での軌跡を描き、この軌跡が多次元空間上に予め
設定した閾値を越えたことを判定する多次元空間衝突判
定手段15とを設けるものであり、この多次元空間衝突
判定手段15から出力される衝突判定信号17をエアバ
ッグ展開信号とすることでエアバックを展開し,搭乗者
を車両の衝突時の衝撃から安全に保護するものである。
衝突した場合に、より短時間で、しかも信頼性良くエア
バッグ展開の有無を判定してエアバックを展開できるた
め、搭乗者を衝突事故から安全に守ることが可能になる
ものである。
明も記載されている。車両の衝突検出装置が、車両の衝
突加速度を検出する衝突加速度検出装置、推定速度信号
を算出する一次遅れ要素形フィルタ、推定速度信号から
推定位置信号を算出する一次遅れ要素形フィルタ、衝突
加速度信号と推定速度信号と推定位置信号から衝突時に
車両に発生する推定衝突力信号を算出する衝突力演算手
段、以上より求まる推定衝突力信号、加速度信号、推定
速度信号、推定変位信号からなる複数の信号を基に多次
元空間上での軌跡を描き、予め多次元空間上に設定した
閾値をこの軌跡が越えたことを判定して衝突判定信号を
出力する多次元空間衝突判定手段を設けたことによっ
て、車両の衝突加速度を車両衝突加速度検出装置で検出
し、車両の衝突加速度から推定速度信号を一次遅れ要素
形フィルタで算出し、推定速度信号から一次遅れ要素形
フィルタで推定位置信号を算出し、衝突加速度信号と推
定速度信号と推定位置信号から衝突時に車両に発生する
推定衝突力信号を衝突力演算手段で算出し、この推定衝
突力信号に基づき衝突判定を行うので、人体へ加わる衝
撃力との物理的な対応が良く取れた信頼性の高い衝突判
定が可能である。さらに、衝突力信号、加速度信号、推
定速度信号、推定変位信号からなる複数の信号を基に多
次元空間上の軌跡を描くので、車両の運動をより詳細に
特徴づけて表現でき、多次元空間上に予め設定した閾値
によるきめ細かい衝突判定を用いることで、さまざまな
衝突形態においても短時間で信頼性の高い衝突判定が可
能である。また、車両の衝突加速度から一次遅れ要素形
フィルタにより推定速度信号と推定位置信号推定し、さ
らに、これらの信号を衝突力演算手段に与えて衝突時の
衝突力を推定し、これらの信号(推定衝突力、加速度信
号、推定速度信号、推定変位信号)をもとに多次元空間
衝突判定手段内部で軌跡を描いて、予め設定した閾値を
越えたことで衝突判定するように構成したので、信頼性
が高く判定時間の短い衝突判定信号を生成できる効果が
ある。
衝突判定手段の内部モデルに車両の動きを模擬して衝突
力を演算する質量、減衰器、ばねからなる1自由度モデ
ルを用い、加速度信号、速度信号、位置信号を入力にし
て、推定衝突力信号を出力する衝突力演算手段が設けら
れているので、推定衝突信号を出力する衝突力演算手段
にの内部モデルに、車両の物理モデルを1次近似した質
量、減衰器、ばねによる1自由度モデルを用いているの
で、演算は(加速度×車両等価質量)と(推定速度×車
両等価減衰)と(推定変位×車両等価変位)の掛け算3
回、これらの値を足し合わせる足し算2回の演算量の少
ない計算で衝突力を推定できるので、計算能力の低い演
算器で十分計算可能である。さらに、演算される推定衝
突力は変位信号よりも位相情報が進んだ時間遅れの少な
い信号であり、より短時間で衝突判定が可能であるとと
もに、人体へ加わる衝撃力との物理的な対応が良く取れ
るので信頼性の高い衝突判定が可能である。また、衝突
力演算手段の内部モデルに車両の動きを模擬して衝突力
を演算する質量、減衰器、ばねからなる1自由度モデル
を用いた構成としたので、実際に搭乗者に影響する衝突
力を演算でき、衝突判定の信頼性を向上できる効果があ
る。また、1自由度の簡易モデルで衝突力の推定が可能
なため、衝突力推定演算に要する演算付加が小さくでき
る効果があり、さらに、アナログ演算素子でも構成でき
る効果がある。
衝突判定手段の内部モデルに車両を模擬する1自由度モ
デルに加え、搭乗者の動きを模擬する多自由度モデルを
加えることで、加速度信号、速度信号、位置信号を入力
にして、推定衝突力信号と搭乗者とエアバック間の変位
信号を出力する衝突力−搭乗者変位演算手段が設けられ
ているので、衝突力演算手段の内部モデルにおいて、車
両を模擬する1自由度モデルに加え、搭乗者の動きを模
擬する多自由度モデルを加えることで搭乗者とエアバッ
ク間の相対変位を演算するので、搭乗者に加わる衝撃力
に加え、搭乗者がエアバッグに衝突するまでの時間と変
位の関係を衝突判定の情報に加えることができるため、
より高精度の衝突判定が可能である。また、衝突力演算
の内部モデルに車両を模擬する1自由度モデルに加え、
搭乗者の動きを模擬する多自由度モデルを加えた構成と
したので、搭乗者とエアバック間の推定相対変位を演算
することができ、この相対変位も信号の一つに加えて、
多次元空間衝突判定手段で衝突判定を行えば、より高精
度で信頼性が高く、判定時間を短縮した衝突判定ができ
る効果がある。
元空間衝突判定手段の多次元空間から一平面を取り出し
て得られる2次元空間の一つである衝突力を横軸に速度
を縦軸に取った平面において、ドア閉めやハンマ加振な
どの非破壊衝突を識別する機能を有する閾値であるの
で、多次元空間衝突判定手段の多次元空間から一平面を
取り出して得られる2次元空間の一つである衝突力を横
軸に速度を縦軸に取った平面において、ドア閉めやハン
マ加振などの非破壊衝突を識別する機能を有する閾値を
提供するので、ドア閉めなどの非破壊衝突で衝突判定を
誤りエアバッグを展開させるなどの誤動作を防ぐことが
可能である。また、多次元空間衝突判定手段の多次元空
間から一平面を取り出して得られる2次元空間の一つで
ある衝突力を横軸に速度を縦軸に取った平面において、
ドア閉めやハンマ加振などの非破壊衝突を識別する機能
を閾値に加えた構成としたので、これらのOFF要件衝
突で不用意にエアバッグ展開する誤動作を防ぐとともに
ON要件衝突では短時間にエアバッグを展開できる効果
がある。
元空間衝突判定手段の多次元空間から一平面を取り出し
て得られる2次元空間の一つである衝突力を横軸に速度
を縦軸に取った平面において、車両のドア部薄肉鋼板や
バンパなどの剛性が低く柔らかい部分に最初に衝突して
衝撃力が緩和された後に車両フレーム部などの剛性が高
く硬い部分にさらに衝突が進むような2段階衝突を識別
する機能を有す閾値であるので、車両のドア部鋼板やバ
ンパなどの剛性が低く柔らかい部分に最初に衝突して衝
撃力が緩和された後に車両フレーム部などの剛性が高く
硬い部分にさらに衝突が進むような2段階衝突を識別す
る機能を有する閾値を提供するので、2段階衝突におい
て衝突判定を誤りエアバッグを展開させるなどの誤動作
を防ぐことが可能である。また、多次元空間衝突判定手
段の多次元空間から一平面を取り出して得られる2次元
空間の一つである衝突力を横軸に速度を縦軸に取った平
面において、車両のドア部薄肉鋼板やバンパなどの剛性
が低く柔らかい部分に最初に衝突して衝撃力が緩和され
た後に車両フレーム部などの剛性が高く硬い部分にさら
に衝突が進むような2段階衝突を識別する機能を閾値に
加えた構成としたので、これらのOFF要件衝突で不用
意にエアバッグ展開する誤動作を防ぐとともにON要件
衝突では短時間にエアバッグを展開できる効果がある。
方向と側面方向の加速度を検知するように衝突加速度検
出装置を設けたものであるので、前後方向の車両衝突加
速度検出装置に加えて、車両の側面方向の加速度を検知
するように車両衝突加速度検出装置を設置するので、前
後方向の正面衝突や斜め衝突や他の車両などによる側面
方向の衝突においても、短時間で信頼性の高い衝突判定
が可能であり、フロントエアバッグやサイドエアバッグ
の展開を安全に迅速に行うことができる。また、車両の
前後方向と側方方向の衝突加速度を検知できるように車
両衝突加速度検出装置を設置する構成としたので、側面
衝突、斜め衝突、正面衝突、後方衝突などのあらゆる方
向からの衝突に適切に対応して衝突判定を行うことがで
き、信頼性高く、短時間でフロントエアバッグや助席フ
ロントエアバッグおよびサイドエアバッグを展開できる
効果がある。
から推定速度信号を算出する一次遅れ要素形フィルタと
推定速度信号から推定位置信号を算出する一次遅れ要素
形フィルタと推定衝突力信号を算出する衝突力演算手段
をアナログフィルタなどのアナログ演算器で構成し、多
次元空間衝突判定手段をマルチプレクサとA/Dコンバ
ータを含むディジタルコントローラにより構成されてい
るので、衝突加速度から推定速度信号を算出する一次遅
れ要素形フィルタと、推定速度信号から推定位置信号を
算出する一次遅れ要素形フィルタと、推定衝突力信号を
算出する衝突力演算手段をアナログフィルタなどのアナ
ログ演算器で構成できるので、高性能なディジタルコン
トローラを用いなくても衝突検出装置の構成が可能であ
る。また、コントローラ内部の一次遅れ要素と衝突力演
算手段をアナログ演算器で構成したので、ディジタルコ
ントローラに演算速度の速い高価なCPUを用いなくて
も衝突衝突検出装置の構成を可能とする効果がある。
から推定速度信号を算出する一次遅れ要素形フィルタと
推定速度信号から推定位置信号を算出する一次遅れ要素
形フィルタと推定衝突力信号を算出する衝突力演算手段
と多次元空間衝突判定手段のすべてをA/Dコンバータ
を含む1つのディジタルコントローラで構成されたもの
であるので、衝突加速度から推定速度信号を算出する一
次遅れ要素形フィルタと、推定速度信号から推定位置信
号を算出する一次遅れ要素形フィルタと、推定衝突力信
号を算出する衝突力演算手段と多次元空間衝突判定手段
のすべての演算器をA/Dコンバータを含むディジタル
コントローラで構成できるので、耐ノイズ性の向上、電
子機器の素子数の低減、素子の故障による誤動作の頻度
の低減が可能であり、衝突判定の信頼性を高めることが
できる。また、コントローラ全てをディジタル演算器で
構成したので、アナログ素子において問題となる耐ノイ
ズ性が向上し、部品点数も大幅に低減できるので素子の
故障による誤動作の頻度を低減し、衝突判定の信頼性を
向上する効果がある。
両の衝突検出装置は、車両の衝突加速度を検出する加速
度検出手段からの加速度に基づいて、車両の衝突を判定
する車両の衝突検出装置であって、衝突加速度に基づい
て衝突時に車両に発生する推定衝突力を算出する衝突力
演算手段と、この推定衝突力に基づいて衝突判定を行う
衝突判定手段とを設けたものであるので、信頼性が高
く、判定時間の短い衝突判定を行うことができる。
速度演算手段と、推定速度から推定変位を算出する変位
演算手段とを備え、衝突力演算手段は衝突加速度、推定
速度及び推定変位に基づいて衝突時に車両に発生する推
定衝突力を算出するものであるので、位相遅れの少な
く、正確な推定衝突力を算出することができるものであ
る。
加速度、推定速度及び推定変位を変数とする多次元座標
上での座標値によって衝突判定を行うものであるので、
様々な衝突形態に応じて適切な衝突判定を行うことがで
きるものである。
ばねからなる1自由度モデルに車両をモデル化し、推定
衝突力を演算するものであるので、推定衝突力の演算を
定量的に行うことができ、また、様々な衝突形態に応じ
た閾値の決定を容易にすることができるものである。
する推定相対変位を演算し、この推定相対変位及び推定
衝突力に基づいて衝突判定を行うものであるので、搭乗
者が車両に衝突することを確実に防止することができる
ものである。
一次遅れ要素形フィルタと、推定速度から推定変位を算
出する一次遅れ要素形フィルタとを設けたものであるの
で、簡単な構成によって推定速度及び推定変位を算出す
ることができるものである。
置は、車両の衝突加速度を検出する加速度検出手段から
の衝突加速度に基づいて衝突時に車両に発生する推定衝
突力を算出する衝突力演算手段と、この推定衝突力に基
づいて乗員保護装置の起動判定を行う起動判定手段とを
設けたものであるので、乗員保護装置の起動を迅速に且
つ確実に行うことができるものである。
速度演算手段を備え、移動判定手段は推定速度が閾値以
上である場合に乗員保護装置を起動させると共に、閾値
は衝突力の大きさに基づいて決定されるものであるの
で、衝突状態に応じた適切な閾値の設定が可能となるも
のである。
を検出するように車両に設定された複数の加速度検出手
段を設け、起動判定手段は複数の加速度検出手段の出力
に基づいて乗員保護装置の起動判定を行うものであるの
で、車両の衝突方向によらず、適切な乗員保護装置の起
動を行うことができるものである。
検出装置を示すブロック図である。
手段内の演算に用いられる1自由度の質量−減衰器−ば
ねモデルを示す概念図である。
の衝突力演算手段の1自由度の質量−減衰器−ばねモデ
ルをもとに推定衝突力の演算手順を示すブロック図であ
る。
置における1自由度の質量−減衰器−ばねモデルに衝突
力fを加えたときに車両等価質量に生ずる加速度、速
度、変位の時刻歴応答波形のシミュレーション結果を示
す説明図である。
置における一次遅れ要素フィルタの周波数応答特性の一
例を示す説明図である。
置における推定衝突力の原理を示す推定速度、推定変
位、衝突力のシミュレーション結果を示した説明図であ
る。
置における多次元空間衝突判定手段の横軸に速度を縦軸
に取った平面において、弾性的衝突における衝突力と速
度の軌跡を示す説明図である。
置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に速
度を縦軸に取った平面において、弾性的衝突での推定衝
突力と推定速度の軌跡を示す説明図である。
置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に変
位を縦軸に取った平面において、弾性的衝突での推定衝
突力と推定変位の軌跡を示す説明図である。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
加速度を縦軸に取った平面において、弾性的衝突での推
定衝突力と加速度の軌跡を示す説明図である。
装置における多次元空間衝突判定の原理を示すために例
示した車両のドア閉めと他車両側突を示す説明図であ
る。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
速度を縦軸に取った平面において、ドア閉め時に生じる
推定衝突力と推定速度の軌跡を示す説明図である。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
速度を縦軸に取った平面において、低速度の側突を想定
したときに生じる推定衝突力と推定速度の軌跡を示す説
明図である。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
速度を縦軸に取った平面において、中速度の側突を想定
したときに生じる推定衝突力と推定速度の軌跡を示す説
明図である。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
速度を縦軸に取った平面において、高速度の側突速を想
定したときに生じる推定衝突力と推定速度の軌跡を示す
説明図である。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
速度を縦軸に取った平面において、閾値の設定の一例を
示す説明図である。
変位演算手段において、車両を模擬する1自由度モデル
と搭乗者の動きを模擬する1自由度モデルを示す説明図
である。
変位演算手段の一例を示すブロック図である。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
速度を縦軸に取った平面において、非破壊衝突を判別す
る閾値の設定の一例を示す説明図である。
装置における多次元空間衝突判定手段の衝突力を横軸に
速度を縦軸に取った平面において、二段階衝突を判別す
る閾値設定の一例を示す説明図である。
検出装置における、前後方向と側方方向の衝突加速度を
検知できるように車両衝突加速度検出装置を設置した車
両を示す説明図である。
検出装置におけるブロック図である。
検出装置におけるブロック図である。
検出装置における計算処理の主制御の一例を示すフロー
チャートである。
すブロック図である。
いて得られる衝突時の加速度センサの検出出力を示す出
力波形図および変位量を示す説明図である。
A/Dコンバータ、4 加速度信号、5 一次遅れ要
素形フィルタ、6 推定速度信号、7 一次遅れ要素形
フィルタ、8 推定変位信号、9 質量係数乗算器、1
0 減衰係数乗算器、11 ばね係数乗算器、12 加
算器、13 衝突力演算手段、14 推定衝突力信号、
15 多次元空間衝突判定手段、16 コントローラ、
17 衝突判定信号、27 搭乗者変位演算手段、28
衝突力−搭乗者変位演算手段、29 搭乗者等価推定
変位信号、43 車両、44 車両ドア、45 追突車
両、53 フロント加速度検出装置、54 フロントエ
アバッグ、55 助席フロントエアバッグ、56 運席
側−側方方向加速度検出装置、57 助席側−側方方向
加速度検出装置、58 サイドエアバッグ、59 一次
遅れ要素形フィルタ、61 一次遅れ要素形フィルタ、
63 衝突力演算手段、65 アナログ演算器、66
マルチプレクサ、67 ディジタルコントローラ、68
ディジタルコントローラ
Claims (9)
- 【請求項1】 車両の衝突加速度を検出する加速度検出
手段からの加速度に基づいて、車両の衝突を判定する車
両の衝突検出装置であって、上記衝突加速度に基づいて
衝突時に車両に発生する推定衝突力を算出する衝突力演
算手段と、この推定衝突力に基づいて衝突判定を行う衝
突判定手段とを備えたことを特徴とする車両の衝突検出
装置。 - 【請求項2】 衝突加速度から推定速度を算出する速度
演算手段と、上記推定速度から推定変位を算出する変位
演算手段とを備え、衝突力演算手段は上記衝突加速度、
上記推定速度及び上記推定変位に基づいて衝突時に車両
に発生する推定衝突力を算出することを特徴とする請求
項1記載の車両の衝突検出装置。 - 【請求項3】 衝突判定手段は、推定衝突力、衝突加速
度、推定速度及び推定変位を変数とする多次元座標上で
の座標値によって衝突判定を行うことを特徴とする請求
項2記載の車両の衝突検出装置。 - 【請求項4】 衝突力演算手段は、質量、減衰器、ばね
からなる1自由度モデルに車両をモデル化し、推定衝突
力を演算することを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれか1項記載の車両の衝突検出装置。 - 【請求項5】 衝突判定手段は、搭乗者の車両に対する
推定相対変位を演算し、この推定相対変位及び推定衝突
力に基づいて衝突判定を行うことを特徴とする請求項1
ないしは請求項4のいずれか1項記載の車両の衝突検出
装置。 - 【請求項6】 衝突加速度から推定速度を算出する一次
遅れ要素形フィルタと、推定速度から推定変位を算出す
る一次遅れ要素形フィルタとを備えたことを特徴とする
請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の車両の衝
突検出装置。 - 【請求項7】 車両の衝突加速度を検出する加速度検出
手段からの衝突加速度に基づいて衝突時に車両に発生す
る推定衝突力を算出する衝突力演算手段と、この推定衝
突力に基づいて乗員保護装置の起動判定を行う起動判定
手段とを備えたことを特徴とする乗員保護装置の起動判
定装置。 - 【請求項8】 衝突加速度から推定速度を算出する速度
演算手段を備え、移動判定手段は推定速度が閾値以上で
ある場合に乗員保護装置を起動させると共に、上記閾値
は衝突力の大きさに基づいて決定されることを特徴とす
る請求項7記載の乗員保護装置の起動判定装置。 - 【請求項9】 それぞれ異なった方向の衝突加速度を検
出するように車両に設定された複数の加速度検出手段を
備え、起動判定手段は上記複数の加速度検出手段の出力
に基づいて乗員保護装置の起動判定を行うことを特徴と
する請求項7ないしは請求項8のいずれか1項記載の乗
員保護装置の起動判定装置。
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