JPH1095921A - 防湿加工用組成物 - Google Patents

防湿加工用組成物

Info

Publication number
JPH1095921A
JPH1095921A JP25142996A JP25142996A JPH1095921A JP H1095921 A JPH1095921 A JP H1095921A JP 25142996 A JP25142996 A JP 25142996A JP 25142996 A JP25142996 A JP 25142996A JP H1095921 A JPH1095921 A JP H1095921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
composition
proof
paper
hydrogenated product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25142996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3700037B2 (ja
Inventor
Chikao Kakinuma
親雄 柿沼
Yoichi Higashide
陽一 東出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP25142996A priority Critical patent/JP3700037B2/ja
Publication of JPH1095921A publication Critical patent/JPH1095921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3700037B2 publication Critical patent/JP3700037B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】防湿性能に優れ、再パルプ化が容易で、さらに
摩擦係数と耐ブロキング性が優れる防湿加工紙用の組成
物を提供する。 【解決手段】パラフィンワックス(A)とマレイン化も
しくはフマール化ロジンと多価アルコールとのエステル
化合物及び該エステル化合物の水添化物(a)及び/又
はテルペンフェノール及び石油樹脂の水添化物(b)
(B)とを含有してなる防湿加工用組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防湿加工用組成物
に関するものであり、さらに詳しくは、紙または不織布
に塗工または含浸することによって、防湿性の層を形成
させる防湿加工用組成物に関するものであり、特に故紙
や損紙の回収が容易な防湿、防水組成物であり、特に包
装紙の分野に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から防湿紙としては、原紙に塩化ビ
ニリデン樹脂を塗工した防湿コ−ト紙や、ポリエチレン
ラミネ−ト紙などがある。
【0003】これらの防湿紙は、防湿性能の面で良好で
あるため包装紙分野に適用されている。
【0004】近年、資源の有効利用および公害対策の面
から故紙や損紙の回収に際して、紙に再生することが容
易か否かという問題がある。この観点からポリエチレン
ラミネート紙の場合は、樹脂層と紙との解離が困難であ
り、故紙や損紙を回収しても再生し難いという問題があ
る。
【0005】また、塩化ビニリデン樹脂を塗工した場合
は、塗工紙の焼却廃棄処理するときハロゲンの有毒ガス
発生が、最近環境上問題となっている。
【0006】このように、いずれの防湿紙も問題点があ
り、代替防湿紙の開発が強く要求されている。
【0007】この代替技術として、ブタジエン系ラテッ
クス100重量部にワックス5〜200重量部を配合し
塗工することにより防湿紙を得る技術が、特公昭55−
2259号公報の中に提案されている。
【0008】しかし、この技術は、ワックスを使用して
いるため塗工面が滑りやすく、防滑剤などを用いても、
耐スベリ性を満足するものではない。また、塗工面の磨
耗によるワックスの脱落によってかえって防湿性能の低
下がみられる。さらに塗工紙の巻取り時の圧力によって
塗工紙のブロッキングなどの問題が発生する。
【0009】また、代替技術として、アクリル系エマル
ジョンにワックスをブレンドしてダンボ−ルへ塗工し、
防湿紙を製造する技術も提案されている(特公平2−1
671号公報)。
【0010】しかし、この技術で得られる防湿紙は、耐
スベリ性は満足するものであるが、防湿性は、上記塩化
ビニリデン樹脂塗工紙や、ポレエチレンラミネート紙に
較べて劣っている。
【0011】また、パラフィンワックスと特定のマレイ
ン化もしくはフマール化ロジンと多価アルコールとのエ
ステル化物とポリブテン等を含有するワックスエマルジ
ョンを防湿組成物として使用した技術がある(特公平3
−10759号公報)。
【0012】しかし、この防湿組成物を基材に塗布して
得られる防湿紙は、塗工面の摩耗によってワックスが脱
落し防湿性が低下するという問題がある。
【0013】そこで現在、紙業界、加工剤メ−カ−各社
でポリエチレンラミネ−ト紙に匹敵する防湿性を付与で
きると共に、故紙と損紙の回収が可能なエマルジョン系
の防湿加工用樹脂組成物の開発が望まれている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明はポリエチレン
ラミネ−ト紙並みの高防湿性能(JIS Z−020
8)を付与することができ、再生に際し樹脂層と紙との
離解性がよく、耐スベリ性がよく、ワックスの脱落のな
い防湿加工用組成物を提供することを目的とするもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行なった結果、パラフィンワ
ックスエマルジョンとロジン酸エステル化合物及びその
水添化物、及び/又はテルペンフェノール及びその水添
化物とを特定割合でブレンドした組成物を使用した樹脂
組成物を紙に塗工することにより、ポリエチレンラミネ
−ト並みの高い防湿性能を発揮し、且つ故紙と損紙の回
収が容易で、また耐ブロッキング性に優れるものが得ら
れることを発見し、本発明を完成させるに到った。
【0016】すなわち本発明は、パラフィンワックス
(A)とマレイン化もしくはフマール化ロジンと多価ア
ルコールとのエステル化合物及び該エステル化合物の水
添化物(a)及び/又はテルペンフェノール及び石油樹
脂の水添化物(b)(B)とを含有してなる防湿加工用
樹脂組成物であり、好ましくはパラフィンワックス
(A)の融点が、50〜80℃であり、好ましくはマレ
イン化もしくはフマール化ロジンと多価アルコールとの
エステル化物の軟化点が、100〜150℃で、かつ酸
価が100以下であり、エステル化物の水添化物の軟化
点が、70℃以上で、かつ酸価が100以下であること
を特徴とする防湿加工用樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0017】また好ましくはテルペンフェノールの軟化
点が、100〜150℃で、かつ数平均分子量が550
〜1100であり、パラフィンワックス(A)が、3〜
95重量部%であり、好ましくはマレイン化もしくはフ
マール化ロジンと多価アルコールとのエステル化物及び
該水添化物(a)及び/又はテルペンフェノ−ル及び石
油樹脂水添化物(b)(B)が、5〜97重量%である
ことを特徴とする防湿加工用樹脂組成物を提供する。
【0018】さらに好ましくは上記組成物と合成ゴムラ
テックス又は合成樹脂エマルジョンとを、固形分換算で
重量比100:10〜200の割合で配合してなる防湿
加工用樹脂組成物を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のパラフィンワックスとし
ては、特に制限されないが、融点が50〜70℃である
ことが好ましい。その使用量を特に限定するものではな
いが、3〜100重量部%であることが好ましい。3重
量%未満では所期の防湿性能を得るのに、100重量%
を越えると対スベリ性の面で好ましくない。パラフィン
ワックスとしては、たとえば市販品として120、12
5、130、135、140、150、155、EMU
STER0135、0136、0384、マイクロクリ
スタリンワックスHi−MiC2045、1045、2
065、1070[日本精蝋(株)製]が挙げられる。
【0020】パラフィンワックスと併用する本発明の必
須成分は、マレイン化もしくはフマール化ロジンと多価
アルコールとのエステル化合物及び該エステル化合物の
水添化物(a)、及び/又はテルペンフェノール及び石
油樹脂の水添化物(b)である。
【0021】マレイン化もしくはフマール化ロジンに使
用するロジンとしては、ガムロジン、ウッドロジンがあ
る。本発明のマレイン化もしくはフマール化ロジンは、
このロジンにマレイン酸またはフマール酸を付加したも
のである。
【0022】本発明の多価アルコールとしては、エチレ
ングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ト
リメチロールプロパン等が挙げられる。
【0023】本発明のマレイン化もしくはフマール化ロ
ジンと多価アルコールとのエステル化物の軟化点は、1
00〜150℃で、かつ酸価が100以下であることが
好ましく、50以下がより好ましい。
【0024】軟化点が100℃未満の場合には、耐ブロ
ッキング性の点で、又150℃を越えると造膜性の点で
好ましくない。また酸価が100以上では透湿性におい
て好ましくない。
【0025】上記エステル化物の水添化物の軟化点は、
70℃以上で、かつ酸価が100以下であることが好ま
しく、50以下がより好ましい。軟化点が70℃未満で
は、塗工紙のブロッキングがあるので、好ましくない。
また酸価が100以上であると透湿性の面で好ましくな
い。
【0026】本発明は、上記のマレイン化もしくはフマ
ール化ロジンと多価アルコールとのエステル化物とこの
水添化物とを併用することを特徴とする。
【0027】両者を併用することによって、これをシー
トに塗布し製造した防湿シートにおいて、エステル化物
単独の場合より透湿性、造膜性及び耐すべり性を同時に
満足するものが得られる。
【0028】本発明のテルペンフェノ−ルとは、ピネ
ン、及びテルペンとフェノ−ル樹脂の化合物をいう。そ
の構造としては、次の一般式で表される。
【0029】
【化1】
【0030】具体的化合物としては、α−ピネン、β−
ピネン、テルペン、ジテルペンとフェノ−ル樹脂との化
合物等が挙げられる。これらの化合物のうち、β−ピネ
ンとフェノ−ル樹脂との化合物が、耐熱性という点で好
ましい。
【0031】本発明のテルペンフェノールの軟化点は、
100〜150℃で、かつ数平均分子量が550〜11
00であることが好ましい。軟化点が100℃未満の場
合には、耐ブロッキングの点で、150℃を越えると皮
膜形成性が難しくなるので好ましくない。また数平均分
子量が550未満では耐ブロッキング性の面が、又分子
量が1100以上では皮膜形成において好ましくない。
【0032】石油樹脂とは、石油ナフサなどの熱分解に
より副産物として生成する不飽和炭化水素を含む留分を
重合させて樹脂化したものをいい、例えば脂肪族系石油
樹脂(C5留分系)、芳香族留分系(C9留分系)、ジシ
クロペンタジエン系石油樹脂等が挙げられる。
【0033】本発明の石油樹脂の水添化物は、上記石油
樹脂に水素を添加したものであり、その軟化点は、70
℃以上のものが好ましい。
【0034】本発明の防湿加工用組成物は、パラフィン
ワックスとマレイン化もしくはフマール化ロジンと多価
アルコールとのエステル化合物及び該エステル化合物の
水添化物、パラフィンワックスとテルペンフェノール及
び石油樹脂の水添化物、またはパラフィンワックスとマ
レイン化もしくはフマール化ロジンと多価アルコールと
のエステル化合物及び該エステル化合物の水添化物及び
テルペンフェノール及び石油樹脂の水添化物を含んでな
るものである。
【0035】上記組成物は、耐久性を上げるため、合成
樹脂エマルジョンまたは合成ゴムラテックスを併用する
ことが好ましい。合成樹脂エマルジョン又は合成ゴムラ
テックスの固形分100重量部に対しパラフィンワック
スとマレイン化もしくはフマ−ル化ロジンと多価アルコ
−ルとのエステル化合物及び該エステル化合物の水添化
物、及びテルペンフェノ−ル及び石油樹脂の水添化物を
特定配合してなるものである。
【0036】合成ゴムラテックス、又は合成樹脂エマル
ジョンは、以下に示すエチレン性不飽和単量体をそれぞ
れ単量重合体又は複数組み合わせて共重合体として製造
される。エチレン性不飽和単量体としては例えば、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタル
クル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタルリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、メタアクリル酸ヘキシル、ア
クリル酸ヘプチル、メタクリル酸ヘプチル、アクリル酸
オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸オクタデ
シル、メタクリル酸オクタデシル、などで例示されるア
クリル酸アルキルエステルおよびメタクリル酸アルキル
エステル;1,2ブタジェン、1,3ブタジェン、イソ
プレン、クロロプレン等の脂肪族共役ジエン単量体;ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロル
スチレン2、4―ジブロモスチレン等で示されるエチレ
ン性不飽和芳香 族単量体;アクリロニトリル、メタク
ロニトリル等の不飽和ニトリル;アクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、マレイン酸およびその無水物、フマ
ル酸、イタコン酸並びに、不飽和ジカルボン酸モノアク
キルエステル例えば、マレイン酸モノメチル、フマル酸
モノエチル、イタコン酸モノノルマルブチル等のエチレ
ン性不飽和カルボン酸;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル等の如きビニルエステル;塩化ビニリデン臭化ビニリ
デン等の如き、ビニリデンハライド;アクリル酸−2−
ヒドロキシエチレル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸−2−ヒドロキルエチル等の如きエ
チレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステ
ル;アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等
の如きエチレン性不飽和カルボン酸のグリシジルエステ
ルおよび、アクリルアミド、メタクリルアミド、Nーメ
チロールアクリルアミド、N−メチロ−ルメタクリルア
ミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、ジアセトン
アクリルミド等のラジカル重合可能な単量体が挙げられ
る。
【0037】本発明で用いる合成ゴムラテックス、又は
合成樹脂エマルジョンは、乳化重合によって得られる。
この際使用する乳化剤としては、一般に市販されている
陰イオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン
界面活性剤、両イオン界面活性剤などを使用できる。こ
れらのうち、防湿性をより高めるためには反応性乳化剤
を用いることが好ましい。反応乳化剤としては、例えば
スチレンスルホン酸ソーダ、ビニルスルホン酸ソーダ、
ビニルスルホン酸ソ−ダ、各種エチレン性不飽和基を有
する乳化剤などを挙げることができる。この中でも、特
開昭58−203960号公報で示される下記の構造式
を有する化合物が最も好ましい。
【0038】
【化2】
【0039】(式中、Rは炭素数12のアルキル基、又
は水素原子の1つがフッ素原子で置換された炭素数18
のアルキル基を表し、MはNa、又はNH4表す。)
【0040】乳化剤の使用量としては、合成ゴムラテッ
クス、又は合成樹脂エマルジョンの固形分換算で100
重量部に対して、0.1〜3重量部用いるのが好まし
い。乳化剤を3重量部以上含有した合成ゴムラテックス
又は合成樹脂エマルジョンを本発明のエステル化合物及
び/又はテルペンフェノール等と組合せて用いても高い
防湿性の発現は困難になる。
【0041】本発明の合成ゴムラテックスは、SBR、
MBR、NBR等ブタジエンを含有するすべての合成ゴ
ム水分散体が挙げられる。この中でも高い防湿性能を得
るためには、SBR、MBRが好ましい。
【0042】また、本発明の合成樹脂エマルジョンは、
2−エチルヘキシルアクリレ−ト、エチルアクリレ−
ト、ブチルアクリレ−ト、メチルメタアクリレ−ト、ス
チレン等の単量体を構成成分とする合成樹脂エマルジョ
ンである。この中でも高い防湿性能を得るためには、単
量体として、2−エチルヘキシルアクリレ−トを使用す
ることが好ましい。
【0043】本発明の合成ゴムラテックス又は合成樹脂
エマルジョンを製造するに際しては、前記した単量体混
合物を、フリ−ラジカル発生触媒の存在下で、40℃〜
80℃で重合を行なえばよい。フリ−ラジカル発生触媒
としては、例えば過硫酸カリウム(K2S2O8)、過
硫酸アンモニウム[(NH4228]、過酸化水素等
の水性触媒、tert−ブチルハイドパ−オキサイド、クメ
ンハイドロパ−オキサイド等の油性触媒が挙げられる。
【0044】またラジカル重合に通常用いられる添加
剤、例えば連鎖移動剤、エチレンジアミン四酢酸、pH
調整のためのアルカリ物質を必要に応じて使用すること
ができる。
【0045】乳化剤含有量が、0.1〜3重量部の合成
ゴムラテッス又は合成樹脂エマルジョンは、例えばスト
リッピング等の方法によって必要とされる固形分含量に
濃縮されて使用する。
【0046】合成ゴムラテックス又は合成樹脂エマルジ
ョンの最低造膜温度(MFT)としては、皮膜形成性を
考慮すれば50℃以下が好ましいが、これらの条件に制
約されるものでない。
【0047】本発明組成物の使用量としては、特に限定
されるものではないが、合成ゴムラテックス、又は合成
樹脂エマルジョン100重量部に対して、10〜100
重量部使用することが好ましい。本発明組成物が、10
重量部以下あるいは200重量部以上使用すると所期の
高防湿性能を得ることが困難である。
【0048】本発明組成物と、合成ゴムラテックス又は
合成樹脂エマルジョンの組む合わせ方法としては、本発
明組成物を該合成ゴムラテックス又は合成樹脂エマルジ
ョンに混合してもよいし、本発明組成物の存在下で合成
ゴムラテックス又は合成樹脂エマルジョン用単量体混合
物を乳化重合してもよい。
【0049】上記本発明組成物の存在下で合成ゴムラテ
ックス、又は合成樹脂エマルジョン用単量体混合物を乳
化重合して得られる合成ゴムラテックス、又は合成樹脂
エマルジョンは、同一防湿性を得るのに本発明組成物の
使用量を低減でき、更にブリ−ドが少ないので、印刷適
性を落とすことがないメリットが得られる。
【0050】本発明の防湿加工用組成物は、上記本発明
組成物の成分の他に、界面活性剤、多価アルコ−ル、無
機系物質、増粘剤等を添加することができる。
【0051】界面活性剤としては、例えば市販品とし
て、エマルゲン105、108、109P、120、1
23P、705、707、709、エマ−ル、エマ−ル
2F、ネオペレックスF25[花王(株)製]、ノイゲ
ンEA−80、120、140、142、160、17
0、190D、ネオコ−ルYSK、P[第一工業製薬
(株)]等が挙げられる。
【0052】多価アルコ−ルとしては、エチレングリコ
−ル、ジエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、
PEG200〜1500、PPG200〜3000等が
挙げられる。
【0053】無機系物質としては、例えば炭酸カルシウ
ム、タルク、クレ−、カオリン、酸化チタン、シリカ等
が挙げられる。
【0054】増粘剤としては、例えばポリビニ−ルアル
コ−ル、ポリアクリル酸ソ−ダ塩、及びアンモニウム
塩、ポリエチレン系増粘剤等が挙げられる。
【0055】本発明の防湿加工用組成物を、基材に塗布
又は含浸させることにより、防湿紙等の防湿シートが得
られる。
【0056】基材としては、紙、板紙、不織布、繊維基
材、木材などが挙げられる。基材に塗布又は含浸の方法
としては、各種コ−タ−による塗工、含浸機による含浸
加工、又はサイズプレスによる加工等多種多様な加工方
法を用いることができる。
【0057】基材への塗工量としては、できるだけ低塗
工量がコスト面や故紙や損紙の回収面から、30g/m
2以下となるよう塗工するのが好ましい。また5g/m2
以下では高防湿性発現が困難である。好ましい塗工量は
10〜20g/m2である。
【0058】
【実施例】以下に合成例及び実施例をあげて本発明を説
明する。なお、例中の部および%はすべて重量基準とす
る。
【0059】合成例1 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に水120部、水酸化ナ
トリウム0.1部、反応性乳化剤S−180[不飽和ア
ルキル硫酸塩、花王(株)製]を0.5部、エチレンジア
ミン四酢酸0.1部、スチレン30部、ブタジエン25
部、メチルメタクリレ−ト40部、アクリル酸5.0、
t−ドデシルメルカプタン0.1部を仕込み、攪拌を開
始し、反応温度60℃に昇温した重合容器内温度が60
℃に達したとき、過硫酸アンモニウム0.1部を添加
し、反応を開始させた。7時間後、重合率が98%に達
したとき冷却を行なった。得られたラテックスは、重合
率98.6%であった。次いで、25%アンモニア水で
ラテックスのpHを9.0に調整し、その後水蒸気蒸留
によって乳化剤の含有量が1%以下の固形分50.1%
のSBRラテックス(以下LX−Aという)を得た。
【0060】合成例2 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に水120部、水酸化ナ
トリウム0.1部、乳化剤ネオペレックスF−25[ア
ルキルベンゼンスルホン酸ソ−ダ塩、花王(株)製]を
0.5部、エチレンジアミン四酢酸0.1部、スチレン
30部、ブタジエン25部、メチルメタクリレ−ト40
部、アクリル酸5.0、t−ドデシルメルカプタン0.
1部を仕込み、攪拌を開始し、反応温度60℃に昇温し
た重合容器内温度が60℃に達したとき、過硫酸アンモ
ニウム0.1部を添加し、反応を開始させた。7時間
後、重合率が98%に達したとき冷却を行なった。得ら
れたラテックスは、重合率98.6%であった。次い
で、25%アンモニア水でラテックスのpHを9.0に
調整し、その後水蒸気蒸留によって乳化剤の含有量が1
%以下の固形分50.1%のSBRラテックス(以下L
X−Bという)を得た。
【0061】合成例3 攪拌装置を備えた重合容器に水120部、水酸化ナトリ
ウム0.1部、反応性乳化剤S−180[不飽和アルキ
ル硫酸塩、花王(株)製]を0.5部、エチレンジアミン
四酢酸0.1部、スチレン30部、2エチルヘキシルア
クリレート25部、メチルメタクリレート40部、アク
リル酸5.0、t−ドデシルメルカプタン0.1部を仕
込み、攪拌を開始し、反応温度70℃に昇温した重合容
器内温度が70℃に達したとき、過硫酸アンモニウム
0.1部を添加し、反応を開始させた。7時間後、重合
率が98%に達したとき、冷却を行なった。得られたエ
マルジョンは、重合率98.6%であった。次いで、2
5%アンモニア水でエマルジョンのpHを9.0に調整
し、その後水蒸気蒸留によって乳化剤の含有量が1%以
下の固形分50.5%の共重合体合成樹脂エマルジョン
(以下EM−Aという)を得た。
【0062】実施例1〜6 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に水120部、パラフィ
ンワックス(軟化点60℃)とロジン酸エステル(軟化
点120℃)及び該水添加ロジンエステル、(軟化点8
0℃)、及びテルペンフェノ−ル(軟化点145℃、数
平均分子量900)及び水添化石油樹脂(軟化点115
℃)と、LX−A、LX−B及びEM−Aをそれぞれ表
1に示すとおり配合した。
【0063】実施例7 攪拌装置を備えた耐圧重合容器に水120部、パラフィ
ンワックス(軟化点60℃)とロジン酸エステル(軟化
点120℃)及び該水添加ロジンエステル(軟化点80
℃)、及びテルペンフェノ−ル(軟化点145℃)及び
水添化石油樹脂(軟化点115℃)を表1示す量で、水
酸化ナトリウムを0.1部、反応性乳化剤S−180
[不飽和アルキル硫酸塩、花王(株)製]を0.5部、エ
チレンジアミン四酢酸を0.1部、スチレンを30部、
ブタジエンを25部、メチルメタクリレートを40部、
アクリル酸を5・0部、t−ドデシルメルカプタン0.
1部を仕込み攪拌を開始し、反応温度を60℃に昇温し
た重合容器内温度が60℃に達したとき、過硫酸アンモ
ニウム0.1部を添加し、反応を開始させた。7時間
後、重合率が98%に達したとき冷却を行なった。得ら
れたラテックスは重合率98.6%であった。次いで、
25%アンモニア水でラテックスのpHを9.0に調整
し、その後水蒸気蒸留し、乳化剤の含有量が1%以下
で、該エステル化合物の配合された固形物がそれぞれ4
9.9%と50.1%のSBRラテックス(以下LX−
1という)を得た。
【0064】実施例8〜9 パラフィンワックス、ロジン酸エステル化合物、水添化
ロジン酸エステル、テルペンフェノ−ル、石油樹脂を表
1のとおり、配合し、本発明の防湿加工用組成物を得
た。
【0065】応用例1〜9 合成例で得られたSBRラテックスと合成樹脂エマルジ
ョンを用いて、表1に示す組成物を市販の上質紙(坪量
70m2)に対して、マイヤ−ロットにより塗工量約1
2g/m2を塗工し、熱風乾燥機にて120℃、1分間
乾燥し、防湿塗工紙を加工した。
【0066】比較応用例1〜7 合成例で得られたラテクッスと及びパラフィンワックス
/ロジン酸エステル(軟化点80℃)を表2に示す組成
物を市販の上質紙(坪量70g/m2)に対してマイヤ
−ロットにより塗工量約12g/m2を塗工して熱風乾
燥機中120℃、1分間乾燥した。このようにして得ら
れた加工紙について塗工量とJISZ0208に準じた
透湿度(恒温恒湿条件下、40℃、90%湿度でのカッ
プ法)を測定した。又比較用に市販ポリエチレンラミネ
−ト紙を測定に入れた。表3と表4に結果を示す。
【0067】この表4から該エステル化合物が配合され
ていないラテックスの防湿値は実施例1〜9で得られた
値より高く、防湿性の点でポリエチレンラミネ−ト紙の
代替防湿紙にはなり得ないことがわかる。又該エステル
化合物の防湿性に及ぼす効果はラテックスの方が優れて
いることがわかる。
【0068】防湿塗工紙の物性を測定した結果を表3、
4に示す。なお表3、4の各物性は以下の試験方法によ
り測定し評価した。
【0069】1‐1;透湿度(g/m2、24hr) JIS 0208に準じた恒温恒湿条件下、40℃、9
0%RHでのカップ法で測定した。
【0070】1‐2;磨耗後の透湿度(g/m2、24
h) 防湿塗工紙の塗工面と非塗工面を合わせ、荷重10Kg
をかけ、振盪機を用いて2分間左右に振とうを行い、塗
工面を磨耗した後、透湿度をJIS0208に準じて測
定した。
【0071】2 ;摩擦係数 摩擦係数試験法 JIS−P8147 ( 水平法)に準
じて測定した。
【0072】3 ;離解性 家庭用ミキサ−ポット中に535mlの温水40℃に2
5%水酸化ナトリウム0.8ml加え、3cm角にカッ
トした塗工紙1gを入れ、3分間離解を行い、樹脂と紙
の離解性を目視で判定する。
【0073】○: 離解性あり、 △: 離解性一部な
し、 ×: 理解性なし 4 ;ブロッキング性 小型プレス機のプレス温度40℃に塗工紙10×10c
mの塗工面と黒画用紙を合わせ、プレス圧10kg/c
m2にて15分間プレスを行い、黒画用紙塗工面に転写
した状態を目視で判定する。
【0074】○:ブロッキングなし、 △:ブロッキン
グややあり、×:ブロッキングあり
【0075】
【表1】 (注) P−ワックス パラフィンワックス (軟化点、50〜80℃) E−ロジン ロジン酸エステル化合物( 〃 100〜150℃、酸 価20以下) H−ロジン 水添加ロジン酸エステル( 〃 70℃以上、酸価10 以下) T−フエノ−ル テルペンフエノ−ル樹脂( 〃 145℃) H−石油樹脂 水添加石油樹脂 ( 〃 70℃以上)
【0076】
【表2】 (注) P−ワックス パラフィンワックス (軟化点、 80℃) E−ロジン ロジン酸エステル (軟化点、 80℃)
【0077】
【表3】
【0078】
【表4】
【0079】
【発明の効果】本発明の防湿加工用組成物を用いてなる
塗工紙は、従来のポリマ−を用いた防湿塗工紙に比べて
防湿性能に優れているとともに摩耗後ワックスの脱落が
少なく、防湿性能の低下が極めて少ない。また塗工紙の
再パルプ化が容易である。更に、摩擦係数と耐ブロキン
グ性においても極めて優れており防湿加工紙として大変
有用である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラフィンワックス(A)とマレイン化も
    しくはフマール化ロジンと多価アルコールとのエステル
    化合物及び該エステル化合物の水添化物(a)及び/又
    はテルペンフェノール及び石油樹脂の水添化物(b)
    (B)とを含有してなる防湿加工用組成物。
  2. 【請求項2】パラフィンワックス(A)の融点が、50
    〜80℃であることを特徴とする請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】マレイン化もしくはフマール化ロジンと多
    価アルコールとのエステル化物の軟化点が、100〜1
    50℃で、かつ酸価が100以下であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】マレイン化もしくはフマール化ロジンと多
    価アルコールとのエステル化物の水添化物の軟化点が、
    70℃以上で、かつ酸価が100以下であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】テルペンフェノールの軟化点が、100〜
    150℃で、かつ数平均分子量が550〜1100であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】パラフィンワックス(A)が、3〜95重
    量部%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項記載物の組成物。
  7. 【請求項7】マレイン化もしくはフマール化ロジンと多
    価アルコールとのエステル化物及び該エステル化合物の
    水添化物(a)及び/又はテルペンフェノ−ル及び石油
    樹脂の水添化物(b)(B)が、5〜97重量%である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】請求項1記載の組成物と合成ゴムラテック
    ス又は合成樹脂エマルジョンとを、固形分換算で重量比
    100:10〜200の割合で配合してなる防湿加工用
    樹脂組成物。
JP25142996A 1996-09-24 1996-09-24 防湿加工用組成物 Expired - Fee Related JP3700037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25142996A JP3700037B2 (ja) 1996-09-24 1996-09-24 防湿加工用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25142996A JP3700037B2 (ja) 1996-09-24 1996-09-24 防湿加工用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1095921A true JPH1095921A (ja) 1998-04-14
JP3700037B2 JP3700037B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=17222719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25142996A Expired - Fee Related JP3700037B2 (ja) 1996-09-24 1996-09-24 防湿加工用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3700037B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217842A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Seiko Pmc Corp 紙用撥水剤組成物
JP2015055115A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 ニチアス株式会社 フロアパネル
CN115725250A (zh) * 2022-10-18 2023-03-03 烟台德邦科技股份有限公司 一种应用于圆柱形锂电池极耳保护的pi单面胶带

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT523099B1 (de) * 2019-10-21 2023-02-15 Zampetti Max Membranfolie

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217842A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Seiko Pmc Corp 紙用撥水剤組成物
JP2015055115A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 ニチアス株式会社 フロアパネル
CN115725250A (zh) * 2022-10-18 2023-03-03 烟台德邦科技股份有限公司 一种应用于圆柱形锂电池极耳保护的pi单面胶带
CN115725250B (zh) * 2022-10-18 2023-11-10 烟台德邦科技股份有限公司 一种应用于圆柱形锂电池极耳保护的pi单面胶带

Also Published As

Publication number Publication date
JP3700037B2 (ja) 2005-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1095921A (ja) 防湿加工用組成物
JP4636296B2 (ja) 防湿加工用樹脂組成物および防湿材
JP2000087012A (ja) 防湿加工用樹脂組成物及び防湿材
JP3967130B2 (ja) エマルジョン系発泡基材の壁紙
JP3475969B2 (ja) 共重合体樹脂エマルジョン、その製造方法及び防湿加工用組成物
JP4132205B2 (ja) 紙塗工用防湿性組成物
JP3803780B2 (ja) 防湿加工用樹脂組成物
JP2001254296A (ja) 防湿加工用樹脂組成物及び防湿材
JP4038707B2 (ja) 防汚加工剤
JP4821072B2 (ja) 接着剤組成物
JP2003049398A (ja) 防湿加工用合成樹脂エマルジョン、防湿加工用樹脂組成物および防湿材
JP2008175888A (ja) 電子写真用シート及び電子写真用粘着シート
JPH1053996A (ja) 防湿コート用塗工剤及びそれを用いた塗工紙
JP4222085B2 (ja) 防湿加工用合成樹脂エマルジョン、防湿加工用樹脂組成物および防湿材
JP4501184B2 (ja) 防湿加工用樹脂組成物及び防湿材
JP3258293B2 (ja) 製紙用サイズ剤及び該サイズ剤を用いた紙のサイジング方法
JP4171971B2 (ja) 防湿加工用合成樹脂エマルジョン、防湿加工用樹脂組成物および防湿材
JP2009068129A (ja) 高炭酸カルシウム含有紙塗工用組成物
JPH11293119A (ja) 水性の樹脂分散体組成物
JP3276693B2 (ja) 紙塗工用ラテックス
JP3238960B2 (ja) 防湿加工紙の製造方法、その方法によって製造された防湿加工紙およびその方法で使用する塗工剤
JP4633350B2 (ja) 高防湿性塗工組成物
JP2011225631A (ja) 共重合体ラテックス組成物、紙塗工用組成物及び塗工紙
JPH11350388A (ja) 共重合体ラテックスおよび紙被覆用組成物
JP2004300273A (ja) 防湿加工用合成樹脂エマルジョン、防湿加工用樹脂組成物及び防湿材

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050614

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050617

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050627

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees