JPH1096125A - 紡機における糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置 - Google Patents
紡機における糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置Info
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- JPH1096125A JPH1096125A JP25285896A JP25285896A JPH1096125A JP H1096125 A JPH1096125 A JP H1096125A JP 25285896 A JP25285896 A JP 25285896A JP 25285896 A JP25285896 A JP 25285896A JP H1096125 A JPH1096125 A JP H1096125A
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- guide
- splicing
- delivery
- machine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 糸ガイドを各紡績ユニット毎に設けずに、糸
継ぎ時にクレードルに支持されたボビンに連なる糸をト
ラバースガイドと係合不能な位置に保持し、糸継ぎ完了
後に糸をトラバースガイドと係合可能な位置に配置す
る。 【解決手段】 紡績ユニットから紡出された糸は、トラ
バースガイド10aにより綾振りされながらパッケージP
に巻き取られる。糸継ぎ作業時、先ず糸継ぎ機に装備さ
れた糸ガイド30が待機位置Aから受渡位置Cに配置さ
れ、パッケージPから吸引ノズル13により糸Yが引き出
された後、糸ガイド30が作用位置Bに配置される。糸継
ぎ作業中、糸Yは糸ガイド30に係合してトラバースガイ
ド10aと係合不能な状態に保持される。糸継ぎ完了後、
糸継ぎ機側に導かれている糸Yが、糸継ぎ機のトランス
ファローラ47を介して機台側に移動され、糸ガイド30が
受渡位置Cに配置されて糸Yがトラバースガイド10aに
係合され、糸ガイド30から外される。
継ぎ時にクレードルに支持されたボビンに連なる糸をト
ラバースガイドと係合不能な位置に保持し、糸継ぎ完了
後に糸をトラバースガイドと係合可能な位置に配置す
る。 【解決手段】 紡績ユニットから紡出された糸は、トラ
バースガイド10aにより綾振りされながらパッケージP
に巻き取られる。糸継ぎ作業時、先ず糸継ぎ機に装備さ
れた糸ガイド30が待機位置Aから受渡位置Cに配置さ
れ、パッケージPから吸引ノズル13により糸Yが引き出
された後、糸ガイド30が作用位置Bに配置される。糸継
ぎ作業中、糸Yは糸ガイド30に係合してトラバースガイ
ド10aと係合不能な状態に保持される。糸継ぎ完了後、
糸継ぎ機側に導かれている糸Yが、糸継ぎ機のトランス
ファローラ47を介して機台側に移動され、糸ガイド30が
受渡位置Cに配置されて糸Yがトラバースガイド10aに
係合され、糸ガイド30から外される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻取ローラの軸方向
に沿って往復動されるトラバースガイドにより糸を綾振
りしながらパッケージに巻き取る巻取装置を複数装備し
た紡機の糸継ぎを、紡機機台に沿って移動して糸継ぎ作
業を必要とする巻取装置と対応した位置で停止する自動
機で行う糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置に関する
ものである。
に沿って往復動されるトラバースガイドにより糸を綾振
りしながらパッケージに巻き取る巻取装置を複数装備し
た紡機の糸継ぎを、紡機機台に沿って移動して糸継ぎ作
業を必要とする巻取装置と対応した位置で停止する自動
機で行う糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】オープンエンド精紡機、結束紡績機、あ
るいはワインダのようにトラバースガイド(ヤーンガイ
ド)により糸を綾振りしながらパッケージに巻取る紡機
においては、糸切れ時あるいはパッケージ交換後に行う
糸継ぎ作業を、機台に沿って移動する糸継ぎ機により行
う方法が提案され、また、実施されている。糸継ぎ機に
よる糸継ぎ作業時には、糸継ぎ機はパッケージ又は種糸
ボビンに連なる糸を糸継ぎ機内に導いて糸継ぎ機内で糸
継ぎ作業を行った後、糸継ぎされた糸を糸継ぎ機に装備
された糸受渡しアームにより紡機側へ受渡すようになっ
ている。
るいはワインダのようにトラバースガイド(ヤーンガイ
ド)により糸を綾振りしながらパッケージに巻取る紡機
においては、糸切れ時あるいはパッケージ交換後に行う
糸継ぎ作業を、機台に沿って移動する糸継ぎ機により行
う方法が提案され、また、実施されている。糸継ぎ機に
よる糸継ぎ作業時には、糸継ぎ機はパッケージ又は種糸
ボビンに連なる糸を糸継ぎ機内に導いて糸継ぎ機内で糸
継ぎ作業を行った後、糸継ぎされた糸を糸継ぎ機に装備
された糸受渡しアームにより紡機側へ受渡すようになっ
ている。
【0003】オープンエンド精紡機では紡績ユニット
(スピニングユニット)から紡出される糸が同ユニット
の上方に配置された引出しローラにより引出され、張力
調整バー及び機台長手方向にトラバース運動を行うトラ
バースロッドに固定されたトラバースガイド(ヤーンガ
イド)を経て巻取ローラまで導かれる。そして、クレー
ドルの先端に回転自在に支承されたボビンが巻取ローラ
に圧接されて巻取ローラの作用により回転されることに
より、糸がボビン上にパッケージとして巻上げられるよ
うになっている。
(スピニングユニット)から紡出される糸が同ユニット
の上方に配置された引出しローラにより引出され、張力
調整バー及び機台長手方向にトラバース運動を行うトラ
バースロッドに固定されたトラバースガイド(ヤーンガ
イド)を経て巻取ローラまで導かれる。そして、クレー
ドルの先端に回転自在に支承されたボビンが巻取ローラ
に圧接されて巻取ローラの作用により回転されることに
より、糸がボビン上にパッケージとして巻上げられるよ
うになっている。
【0004】また、オープンエンド精紡機には糸継ぎ機
による糸継ぎ作業時に、パッケージから糸継ぎ機に連な
る糸がトラバースガイドや巻取ローラに接触するのを防
止するための糸ガイド(所謂リフタベイル)が設けられ
ているものもある(例えば、特開平3−249222号
公報)。リフタベイルの駆動機構は糸継ぎ機側から操作
可能な押しボタンを操作することにより、リフタベイル
を糸と係合して糸がトラバースガイドや巻取ローラに接
触するのを防止する作用位置と、糸と係合不能な待機位
置とに配置可能に構成されている。
による糸継ぎ作業時に、パッケージから糸継ぎ機に連な
る糸がトラバースガイドや巻取ローラに接触するのを防
止するための糸ガイド(所謂リフタベイル)が設けられ
ているものもある(例えば、特開平3−249222号
公報)。リフタベイルの駆動機構は糸継ぎ機側から操作
可能な押しボタンを操作することにより、リフタベイル
を糸と係合して糸がトラバースガイドや巻取ローラに接
触するのを防止する作用位置と、糸と係合不能な待機位
置とに配置可能に構成されている。
【0005】また、特開平3−167325号公報に
は、前記リフタベイルに相当する糸巻上げワイヤをオー
プンエンド精紡機機台側に設けられた制御装置からの制
御信号により作動させる装置が開示されている。
は、前記リフタベイルに相当する糸巻上げワイヤをオー
プンエンド精紡機機台側に設けられた制御装置からの制
御信号により作動させる装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、糸継ぎ時に
パッケージに繋がる糸をトラバースガイドと係合しない
位置に保持する糸ガイドを各巻取装置毎に設けるのは、
機台の構造が複雑になるとともに製造コストも高くなる
という問題がある。さらに、特開平3−249222号
公報に開示された装置のように、糸ガイドの駆動機構を
糸継ぎ機側から操作する構成の場合は、糸継ぎ機側にも
糸ガイドを操作する機構が必要となる。また、特開平3
−167325号公報に開示された装置では、糸継ぎ機
側には糸巻上げワイヤの作動機構を操作する機構は不要
であるが、機台側にそのための制御装置が必要となり、
制御が複雑になるという問題がある。
パッケージに繋がる糸をトラバースガイドと係合しない
位置に保持する糸ガイドを各巻取装置毎に設けるのは、
機台の構造が複雑になるとともに製造コストも高くなる
という問題がある。さらに、特開平3−249222号
公報に開示された装置のように、糸ガイドの駆動機構を
糸継ぎ機側から操作する構成の場合は、糸継ぎ機側にも
糸ガイドを操作する機構が必要となる。また、特開平3
−167325号公報に開示された装置では、糸継ぎ機
側には糸巻上げワイヤの作動機構を操作する機構は不要
であるが、機台側にそのための制御装置が必要となり、
制御が複雑になるという問題がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は糸ガイド(リフタベイル)を各
紡績ユニット毎に設けずに、糸継ぎ時にクレードルに支
持されたボビンに連なる糸をトラバースガイドと係合不
能な位置に保持し、糸継ぎ完了後に糸をトラバースガイ
ドと係合可能な位置に配置することができる紡機におけ
る糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置を提供すること
にある。
のであって、その目的は糸ガイド(リフタベイル)を各
紡績ユニット毎に設けずに、糸継ぎ時にクレードルに支
持されたボビンに連なる糸をトラバースガイドと係合不
能な位置に保持し、糸継ぎ完了後に糸をトラバースガイ
ドと係合可能な位置に配置することができる紡機におけ
る糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、巻取ローラの軸方向に沿
って設けられた駆動軸に取り付けられて往復動されるト
ラバースガイドにより糸を綾振りしながらパッケージに
巻き取る巻取装置を複数装備した紡機の糸継ぎを、紡機
機台に沿って移動して糸継ぎ作業を必要とする巻取装置
と対応した位置で停止する自動機で行う糸継ぎ時の糸受
渡方法であって、前記自動機に糸ガイドを装備し、糸継
ぎ動作の際にクレードルに支持され糸が巻かれたボビン
から糸を引き出す前に前記糸ガイドを糸引出手段の移動
経路より下方に配置して、糸引出手段によりボビンから
引き出された糸を糸ガイドと係合させるとともに、糸継
ぎ作業時にボビンに連なる糸を前記トラバースガイドと
係合不能な状態に保持し、糸継ぎ完了後、自動機側に導
かれている糸を自動機に装備された糸受渡手段を介して
糸ガイドから外すとともにトラバースガイドに係合させ
る。
め、請求項1に記載の発明は、巻取ローラの軸方向に沿
って設けられた駆動軸に取り付けられて往復動されるト
ラバースガイドにより糸を綾振りしながらパッケージに
巻き取る巻取装置を複数装備した紡機の糸継ぎを、紡機
機台に沿って移動して糸継ぎ作業を必要とする巻取装置
と対応した位置で停止する自動機で行う糸継ぎ時の糸受
渡方法であって、前記自動機に糸ガイドを装備し、糸継
ぎ動作の際にクレードルに支持され糸が巻かれたボビン
から糸を引き出す前に前記糸ガイドを糸引出手段の移動
経路より下方に配置して、糸引出手段によりボビンから
引き出された糸を糸ガイドと係合させるとともに、糸継
ぎ作業時にボビンに連なる糸を前記トラバースガイドと
係合不能な状態に保持し、糸継ぎ完了後、自動機側に導
かれている糸を自動機に装備された糸受渡手段を介して
糸ガイドから外すとともにトラバースガイドに係合させ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記糸ガイドは
自動機の移動に支障を来さない待機位置と、糸継ぎ作業
中に糸をトラバースガイドと干渉しない状態に保持可能
な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸をトラバースガイドと
係合可能な状態に配置する受渡位置との3位置に移動さ
れる。
自動機の移動に支障を来さない待機位置と、糸継ぎ作業
中に糸をトラバースガイドと干渉しない状態に保持可能
な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸をトラバースガイドと
係合可能な状態に配置する受渡位置との3位置に移動さ
れる。
【0010】請求項3に記載の発明は、巻取ローラの軸
方向に沿って設けられた駆動軸に取り付けられて往復動
されるトラバースガイドにより糸を綾振りしながらパッ
ケージに巻き取る巻取装置を複数装備した紡機の糸継ぎ
を、紡機機台に沿って移動して糸継ぎ作業を必要とする
巻取装置と対応した位置で停止して行う自動機に装備さ
れる糸受渡装置であって、自動機の移動に支障を来さな
い待機位置と、糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイドと
干渉しない状態に保持可能な作用位置との少なくとも2
位置に移動可能に設けられ、前記巻取装置のクレードル
に支持されたボビンの長手方向に沿って延びる係合部を
有する糸ガイドと、前記糸ガイドを駆動する駆動手段
と、糸継ぎ完了後、自動機側に導かれている糸を巻取装
置側に受け渡す糸受渡手段と、前記糸ガイドを糸引出手
段及び前記糸受渡手段の作動に対応して所定の位置へ移
動させるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備
えた。
方向に沿って設けられた駆動軸に取り付けられて往復動
されるトラバースガイドにより糸を綾振りしながらパッ
ケージに巻き取る巻取装置を複数装備した紡機の糸継ぎ
を、紡機機台に沿って移動して糸継ぎ作業を必要とする
巻取装置と対応した位置で停止して行う自動機に装備さ
れる糸受渡装置であって、自動機の移動に支障を来さな
い待機位置と、糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイドと
干渉しない状態に保持可能な作用位置との少なくとも2
位置に移動可能に設けられ、前記巻取装置のクレードル
に支持されたボビンの長手方向に沿って延びる係合部を
有する糸ガイドと、前記糸ガイドを駆動する駆動手段
と、糸継ぎ完了後、自動機側に導かれている糸を巻取装
置側に受け渡す糸受渡手段と、前記糸ガイドを糸引出手
段及び前記糸受渡手段の作動に対応して所定の位置へ移
動させるように前記駆動手段を制御する制御手段とを備
えた。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記糸ガイドは前記係合部を支持する
アームが所定位置に支持された支軸を中心に回動される
ことにより、自動機の移動に支障を来さない待機位置
と、糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイドと干渉しない
状態に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸をトラ
バースガイドと係合可能な状態に配置する受渡位置との
3位置に移動配置可能に構成されている。
の発明において、前記糸ガイドは前記係合部を支持する
アームが所定位置に支持された支軸を中心に回動される
ことにより、自動機の移動に支障を来さない待機位置
と、糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイドと干渉しない
状態に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸をトラ
バースガイドと係合可能な状態に配置する受渡位置との
3位置に移動配置可能に構成されている。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記係合部は片持ち状態で支持され、
基端側が前記クレードルに支持されたボビンの第1端部
より外側に位置し、先端はボビンの中央より第2端部側
まで延び、かつ糸がトラバースガイドと係合した状態で
係合部の先端側へ移動する際に糸が係合部から離脱可能
な長さに形成されている。
の発明において、前記係合部は片持ち状態で支持され、
基端側が前記クレードルに支持されたボビンの第1端部
より外側に位置し、先端はボビンの中央より第2端部側
まで延び、かつ糸がトラバースガイドと係合した状態で
係合部の先端側へ移動する際に糸が係合部から離脱可能
な長さに形成されている。
【0013】請求項1に記載の発明では、紡機機台に沿
って移動する自動機(糸継ぎ機)により各紡績ユニット
の糸継ぎ作業が行われる。各紡績ユニットから紡出され
た糸は、機台長手方向に沿って延びる複数錘共通の駆動
軸で往復動されるトラバースガイドにより綾振りされな
がら巻取装置でパッケージに巻き取られる。糸継ぎ動作
の際、先ず自動機に装備された糸ガイドが待機位置から
糸引出手段の移動経路より下方に配置される。次にクレ
ードルに支持され糸が巻かれたボビンから糸引出手段に
より糸が引き出される。そして、糸継ぎ作業時にボビン
に連なる糸は糸ガイドに係合して前記トラバースガイド
と係合不能な状態に保持される。糸継ぎ完了後、自動機
側に導かれている糸が、自動機に装備された糸受渡手段
を介して糸ガイドから外されるとともに、トラバースガ
イドに係合される。
って移動する自動機(糸継ぎ機)により各紡績ユニット
の糸継ぎ作業が行われる。各紡績ユニットから紡出され
た糸は、機台長手方向に沿って延びる複数錘共通の駆動
軸で往復動されるトラバースガイドにより綾振りされな
がら巻取装置でパッケージに巻き取られる。糸継ぎ動作
の際、先ず自動機に装備された糸ガイドが待機位置から
糸引出手段の移動経路より下方に配置される。次にクレ
ードルに支持され糸が巻かれたボビンから糸引出手段に
より糸が引き出される。そして、糸継ぎ作業時にボビン
に連なる糸は糸ガイドに係合して前記トラバースガイド
と係合不能な状態に保持される。糸継ぎ完了後、自動機
側に導かれている糸が、自動機に装備された糸受渡手段
を介して糸ガイドから外されるとともに、トラバースガ
イドに係合される。
【0014】請求項2に記載の発明では、前記糸ガイド
は通常は自動機の移動に支障を来さない待機位置に配置
され、糸継ぎ作業中は前記ボビンに連なる糸をトラバー
スガイドと干渉しない状態に保持可能な作用位置に配置
される。糸継ぎ完了後、糸ガイドは係合中の糸をトラバ
ースガイドと係合可能な状態に配置する受渡位置に配置
され、糸がトラバースガイドと係合するとともに糸ガイ
ドから離脱する。その後、糸ガイドは待機位置に配置さ
れる。
は通常は自動機の移動に支障を来さない待機位置に配置
され、糸継ぎ作業中は前記ボビンに連なる糸をトラバー
スガイドと干渉しない状態に保持可能な作用位置に配置
される。糸継ぎ完了後、糸ガイドは係合中の糸をトラバ
ースガイドと係合可能な状態に配置する受渡位置に配置
され、糸がトラバースガイドと係合するとともに糸ガイ
ドから離脱する。その後、糸ガイドは待機位置に配置さ
れる。
【0015】請求項3に記載の発明では、糸ガイドは巻
取装置のクレードルに支持されたボビンの長手方向に沿
って延びる係合部を有し、駆動手段により駆動されて自
動機の移動に支障を来さない待機位置と、糸継ぎ作業中
に糸をトラバースガイドと干渉しない状態に保持可能な
作用位置との少なくとも2位置に移動される。糸継ぎ作
業中前記ボビンに連なる糸は作用位置に配置された糸ガ
イドと係合してトラバースガイドと係合不能な状態に保
持される。糸継ぎ完了後、自動機側に導かれている糸
は、糸受渡手段の作用により巻取装置側に受け渡され
る。前記駆動手段は制御手段により制御され、糸ガイド
を糸引出手段及び糸受渡手段の作動に対応して所定の位
置へ移動させる。
取装置のクレードルに支持されたボビンの長手方向に沿
って延びる係合部を有し、駆動手段により駆動されて自
動機の移動に支障を来さない待機位置と、糸継ぎ作業中
に糸をトラバースガイドと干渉しない状態に保持可能な
作用位置との少なくとも2位置に移動される。糸継ぎ作
業中前記ボビンに連なる糸は作用位置に配置された糸ガ
イドと係合してトラバースガイドと係合不能な状態に保
持される。糸継ぎ完了後、自動機側に導かれている糸
は、糸受渡手段の作用により巻取装置側に受け渡され
る。前記駆動手段は制御手段により制御され、糸ガイド
を糸引出手段及び糸受渡手段の作動に対応して所定の位
置へ移動させる。
【0016】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、糸ガイドは前記係合部がアームに支
持された構成で、アームが所定位置に支持された支軸を
中心に回動される。そして、糸ガイドは自動機の移動に
支障を来さない待機位置と、糸継ぎ作業中に糸をトラバ
ースガイドと干渉しない状態に保持可能な作用位置と、
糸継ぎ完了後の糸をトラバースガイドと係合可能な状態
に配置する受渡位置との3位置に移動される。
載の発明において、糸ガイドは前記係合部がアームに支
持された構成で、アームが所定位置に支持された支軸を
中心に回動される。そして、糸ガイドは自動機の移動に
支障を来さない待機位置と、糸継ぎ作業中に糸をトラバ
ースガイドと干渉しない状態に保持可能な作用位置と、
糸継ぎ完了後の糸をトラバースガイドと係合可能な状態
に配置する受渡位置との3位置に移動される。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記係合部は片持ち状態で支持され
ているため、糸引出手段及び糸受渡手段と干渉しないよ
うに配置し易い。また、糸継ぎ完了後、糸ガイドが受渡
位置に配置されて糸がトラバースガイドと係合した状態
でトラバースガイドが係合部の先端側へ移動すると、移
動途中で糸が係合部から自動的に離脱する。
載の発明において、前記係合部は片持ち状態で支持され
ているため、糸引出手段及び糸受渡手段と干渉しないよ
うに配置し易い。また、糸継ぎ完了後、糸ガイドが受渡
位置に配置されて糸がトラバースガイドと係合した状態
でトラバースガイドが係合部の先端側へ移動すると、移
動途中で糸が係合部から自動的に離脱する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図8に従って説明する。図2に示すよう
に、自動機としての糸継ぎ機1はオープンエンド精紡機
の機台2に設けられたレール3に沿って走行可能に設け
られ、糸切れが発生した紡績ユニット(スピニングユニ
ット)4と対応する位置に停止し得るようになってい
る。紡績ユニット4はスピニングロータ(以下、ロータ
と称す)5及び糸引出し管6を備えている。紡績ユニッ
ト4の上方には巻取装置7が配設され、巻取装置7は引
出しローラ8a、クランプローラ8b、ガイドバー9、
トラバースガイド10a、巻取りローラ11及びクレー
ドル12を備えている。クランプローラ8bは引出しロ
ーラ8aに当接する作用位置と、引出しローラ8aから
離間した待機位置とに配置されるようになっている。
の形態を図1〜図8に従って説明する。図2に示すよう
に、自動機としての糸継ぎ機1はオープンエンド精紡機
の機台2に設けられたレール3に沿って走行可能に設け
られ、糸切れが発生した紡績ユニット(スピニングユニ
ット)4と対応する位置に停止し得るようになってい
る。紡績ユニット4はスピニングロータ(以下、ロータ
と称す)5及び糸引出し管6を備えている。紡績ユニッ
ト4の上方には巻取装置7が配設され、巻取装置7は引
出しローラ8a、クランプローラ8b、ガイドバー9、
トラバースガイド10a、巻取りローラ11及びクレー
ドル12を備えている。クランプローラ8bは引出しロ
ーラ8aに当接する作用位置と、引出しローラ8aから
離間した待機位置とに配置されるようになっている。
【0019】トラバースガイド10aは機台2の長手方
向に往復運動を行う駆動軸としてのトラバースロッド1
0に固定されている。トラバースガイド10aはその両
側面がテーパ状に形成され、トラバースガイド10aと
係合可能な位置に配置された糸Yは、トラバースガイド
10aの移動によりトラバースガイド10aに捕捉され
るようになっている。ガイドバー9は通常紡出時に引出
しローラ8a及びクランプローラ8bの作用により紡績
ユニット4から引き出された糸Yをトラバースガイド1
0aへ円滑に導く位置に配設されている。
向に往復運動を行う駆動軸としてのトラバースロッド1
0に固定されている。トラバースガイド10aはその両
側面がテーパ状に形成され、トラバースガイド10aと
係合可能な位置に配置された糸Yは、トラバースガイド
10aの移動によりトラバースガイド10aに捕捉され
るようになっている。ガイドバー9は通常紡出時に引出
しローラ8a及びクランプローラ8bの作用により紡績
ユニット4から引き出された糸Yをトラバースガイド1
0aへ円滑に導く位置に配設されている。
【0020】クレードル12は回転可能なボビン装着部
12aを備えるとともに、ボビン装着部12aにおいて
ボビンBを支持し、パッケージ(糸が巻かれたボビン)
Pをその表面が巻取りローラ11に当接する状態に保持
する。パッケージPは巻取りローラ11に当接する状態
で図2の時計方向に回転され、紡績ユニット4から紡出
される糸YがパッケージPに巻き取られる。また、クレ
ードル12は糸切れ時に糸切れ検出センサ(図示せず)
の検出信号に基づいて、パッケージPと巻取りローラ1
1との間隔が所定の値になる位置まで上方に回動される
ようになっている。
12aを備えるとともに、ボビン装着部12aにおいて
ボビンBを支持し、パッケージ(糸が巻かれたボビン)
Pをその表面が巻取りローラ11に当接する状態に保持
する。パッケージPは巻取りローラ11に当接する状態
で図2の時計方向に回転され、紡績ユニット4から紡出
される糸YがパッケージPに巻き取られる。また、クレ
ードル12は糸切れ時に糸切れ検出センサ(図示せず)
の検出信号に基づいて、パッケージPと巻取りローラ1
1との間隔が所定の値になる位置まで上方に回動される
ようになっている。
【0021】糸継ぎ機1にはクレードル12に支持され
るとともに、糸が巻かれたボビン(パッケージP又は種
糸ボビンを意味するが、以下単にパッケージPと総称す
る)から糸を引き出す糸引出手段としての第1吸引ノズ
ル13がその基端を中心に回動可能に配設されている。
第1吸引ノズル13は電磁弁14を備えた管路15を介
して負圧源16に接続され、制御手段としての制御装置
17の指令に基づく電磁弁14の開閉により吸引作用が
制御される。
るとともに、糸が巻かれたボビン(パッケージP又は種
糸ボビンを意味するが、以下単にパッケージPと総称す
る)から糸を引き出す糸引出手段としての第1吸引ノズ
ル13がその基端を中心に回動可能に配設されている。
第1吸引ノズル13は電磁弁14を備えた管路15を介
して負圧源16に接続され、制御手段としての制御装置
17の指令に基づく電磁弁14の開閉により吸引作用が
制御される。
【0022】第1吸引ノズル13はその吸引口が最も広
くてパッケージPの幅とほぼ同一の偏平な形状で、基端
側が円筒状に形成されている。そして、図7に示すよう
に、第1吸引ノズル13の吸引口13aにガイド部13
bが設けられ、吸引された糸Yを吸引口13aの中央付
近に位置する状態に保持可能となっている。第1吸引ノ
ズル13は図示しない駆動手段により、吸引口13aが
パッケージPの外周近傍に位置する図1に鎖線で示す作
用位置と、図1に実線で示す待機位置とに移動配置可能
となっている。
くてパッケージPの幅とほぼ同一の偏平な形状で、基端
側が円筒状に形成されている。そして、図7に示すよう
に、第1吸引ノズル13の吸引口13aにガイド部13
bが設けられ、吸引された糸Yを吸引口13aの中央付
近に位置する状態に保持可能となっている。第1吸引ノ
ズル13は図示しない駆動手段により、吸引口13aが
パッケージPの外周近傍に位置する図1に鎖線で示す作
用位置と、図1に実線で示す待機位置とに移動配置可能
となっている。
【0023】また、図1に示すように、吸引ノズル13
の先端には位置決めガイド18が取り付けられている。
位置決めガイド18は吸引ノズル13がパッケージPか
ら糸端を吸引するとき、パッケージPの外径の違いに拘
わらず、適正な吸引作用を糸端に及ぼすためにパッケー
ジPと吸引口13aとの距離を調整する機能を果たす。
具体的にはパッケージPの径が所定の値に達するまで
は、位置決めガイド18はパッケージPと係合せず、所
定の値を超えるパッケージPの周面に当接して吸引口1
3aとパッケージ周面との距離を調整する。
の先端には位置決めガイド18が取り付けられている。
位置決めガイド18は吸引ノズル13がパッケージPか
ら糸端を吸引するとき、パッケージPの外径の違いに拘
わらず、適正な吸引作用を糸端に及ぼすためにパッケー
ジPと吸引口13aとの距離を調整する機能を果たす。
具体的にはパッケージPの径が所定の値に達するまで
は、位置決めガイド18はパッケージPと係合せず、所
定の値を超えるパッケージPの周面に当接して吸引口1
3aとパッケージ周面との距離を調整する。
【0024】糸継ぎ機1にはクレードル12に支持され
たパッケージPを駆動するパッケージ駆動手段19が配
設されている。パッケージ駆動手段19は基端が支軸に
回動可能に支持されたL字状のアーム20を備え、アー
ム20の先端に片持ち状態で支持された駆動ローラ21
を備えている。アーム20は第1吸引ノズル13と干渉
しない状態で、図示しないシリンダ等のアクチュエータ
の作用により、図2に示す待機位置と待機位置から前方
へ回動されて駆動ローラ21がパッケージPと当接する
作用位置とに移動配置可能に構成されている。駆動ロー
ラ21は作用位置において、クレードル12に支持され
たパッケージP又はボビンBの周面に対して、作用位置
に配置された第1吸引ノズル13の吸引口13aより上
方で当接する。
たパッケージPを駆動するパッケージ駆動手段19が配
設されている。パッケージ駆動手段19は基端が支軸に
回動可能に支持されたL字状のアーム20を備え、アー
ム20の先端に片持ち状態で支持された駆動ローラ21
を備えている。アーム20は第1吸引ノズル13と干渉
しない状態で、図示しないシリンダ等のアクチュエータ
の作用により、図2に示す待機位置と待機位置から前方
へ回動されて駆動ローラ21がパッケージPと当接する
作用位置とに移動配置可能に構成されている。駆動ロー
ラ21は作用位置において、クレードル12に支持され
たパッケージP又はボビンBの周面に対して、作用位置
に配置された第1吸引ノズル13の吸引口13aより上
方で当接する。
【0025】図2に示すように、糸継ぎ機1の前側には
第1の吸引ノズル13の移動経路の下方の所定位置にデ
リベリローラ22が配設され、デリベリローラ22と接
離可能にクランプローラ23が配設されている。デリベ
リローラ22は図示しない駆動機構により駆動され、ク
ランプローラ23と共同して糸継ぎ時にパッケージPに
繋がる糸Yのロータ5内への送込み及びロータ5内から
の引出しを行う。クランプローラ23はレバー(一部の
み図示)24の先端に支持され、レバー24は図示しな
い駆動手段により往復動されて、クランプローラ23を
デリベリローラ22と当接する作用位置と、当接不能な
待機位置とに配置するようになっている。クランプロー
ラ23が作用位置に配置された状態で、デリベリローラ
22による糸Yの逆送あるいは引出しが可能となってい
る。
第1の吸引ノズル13の移動経路の下方の所定位置にデ
リベリローラ22が配設され、デリベリローラ22と接
離可能にクランプローラ23が配設されている。デリベ
リローラ22は図示しない駆動機構により駆動され、ク
ランプローラ23と共同して糸継ぎ時にパッケージPに
繋がる糸Yのロータ5内への送込み及びロータ5内から
の引出しを行う。クランプローラ23はレバー(一部の
み図示)24の先端に支持され、レバー24は図示しな
い駆動手段により往復動されて、クランプローラ23を
デリベリローラ22と当接する作用位置と、当接不能な
待機位置とに配置するようになっている。クランプロー
ラ23が作用位置に配置された状態で、デリベリローラ
22による糸Yの逆送あるいは引出しが可能となってい
る。
【0026】第1吸引ノズル13の下方には第2吸引ノ
ズル25が回動可能に配設されている。第2吸引ノズル
25は電磁弁26を備えた管路27を介して負圧源16
に接続されている。第2吸引ノズル25は図示しない駆
動機構により、その吸引口が待機位置に配置された第1
吸引ノズル13に吸引された糸Yと係合可能な図6
(a)に鎖線で示す吸引位置と、その下方の図2に示す
待機位置とに移動配置可能となっている。
ズル25が回動可能に配設されている。第2吸引ノズル
25は電磁弁26を備えた管路27を介して負圧源16
に接続されている。第2吸引ノズル25は図示しない駆
動機構により、その吸引口が待機位置に配置された第1
吸引ノズル13に吸引された糸Yと係合可能な図6
(a)に鎖線で示す吸引位置と、その下方の図2に示す
待機位置とに移動配置可能となっている。
【0027】デリベリローラ22の下方にはデリベリロ
ーラ22を経てパッケージPから待機位置に配置された
第2吸引ノズル25に連なる糸Yを把持可能な糸送り手
段28が配設されている。糸送り手段28は例えば、特
開昭59−71437号公報に開示された装置と同様
に、一対の糸把持用のローラ28aを備え、両ローラ2
8aはローラ28a間に糸Yを把持した状態で制御装置
17の指令により駆動されるモータ(図示せず)により
糸送出し方向に回転される。糸送り手段28は図示しな
い駆動装置により、図2及び図6(a)に示す待機位置
と、図6(b)に示す糸引出し管6の出口と対応する糸
送り位置とに配置されるようになっている。待機位置に
配置された糸送り手段28の下方には、両ローラ28a
に把持されるとともに第2吸引ノズル25に連なる糸Y
を切断可能な位置にカッタ29が配設されている。
ーラ22を経てパッケージPから待機位置に配置された
第2吸引ノズル25に連なる糸Yを把持可能な糸送り手
段28が配設されている。糸送り手段28は例えば、特
開昭59−71437号公報に開示された装置と同様
に、一対の糸把持用のローラ28aを備え、両ローラ2
8aはローラ28a間に糸Yを把持した状態で制御装置
17の指令により駆動されるモータ(図示せず)により
糸送出し方向に回転される。糸送り手段28は図示しな
い駆動装置により、図2及び図6(a)に示す待機位置
と、図6(b)に示す糸引出し管6の出口と対応する糸
送り位置とに配置されるようになっている。待機位置に
配置された糸送り手段28の下方には、両ローラ28a
に把持されるとともに第2吸引ノズル25に連なる糸Y
を切断可能な位置にカッタ29が配設されている。
【0028】図2に示すように、糸継ぎ機1にはデリベ
リローラ22の上方前側寄りに糸ガイド30が配設され
ている。図4に示すように、糸ガイド30はクレードル
12に支持されたボビンBの長手方向に沿って延びる係
合部30aと、係合部30aを支持するアーム30bと
がL字状をなすように一体に形成され、アーム30bの
基端が支軸31に一体回動可能に固定されている。係合
部30aは基端側がクレードル12に支持されたボビン
Bの第1端部(図4の右側)より外側に位置し、先端は
ボビンBの中央より第2端部側まで延び、かつ糸Yがト
ラバースガイド10aと係合した状態で係合部30aの
先端側へ移動する際に、糸Yが係合部30aから離脱可
能な長さに形成されている。
リローラ22の上方前側寄りに糸ガイド30が配設され
ている。図4に示すように、糸ガイド30はクレードル
12に支持されたボビンBの長手方向に沿って延びる係
合部30aと、係合部30aを支持するアーム30bと
がL字状をなすように一体に形成され、アーム30bの
基端が支軸31に一体回動可能に固定されている。係合
部30aは基端側がクレードル12に支持されたボビン
Bの第1端部(図4の右側)より外側に位置し、先端は
ボビンBの中央より第2端部側まで延び、かつ糸Yがト
ラバースガイド10aと係合した状態で係合部30aの
先端側へ移動する際に、糸Yが係合部30aから離脱可
能な長さに形成されている。
【0029】糸ガイド30を駆動する駆動手段32は、
カム・リンク機構により糸ガイド30を図5に示す3位
置に移動配置させる。3位置とは糸継ぎ機1の移動に支
障を来さない待機位置Aと、糸継ぎ作業中に糸Yをトラ
バースガイド10aと干渉しない状態に保持可能な作用
位置Bと、糸継ぎ完了後の糸Yをトラバースガイド10
aと係合可能な状態に配置する受渡位置Cとである。
カム・リンク機構により糸ガイド30を図5に示す3位
置に移動配置させる。3位置とは糸継ぎ機1の移動に支
障を来さない待機位置Aと、糸継ぎ作業中に糸Yをトラ
バースガイド10aと干渉しない状態に保持可能な作用
位置Bと、糸継ぎ完了後の糸Yをトラバースガイド10
aと係合可能な状態に配置する受渡位置Cとである。
【0030】図3,4に示すように、駆動手段32を構
成するカム・リンク機構は、駆動軸33に一体回転可能
に固定されたカム34と、カム34に係合する状態で軸
35に揺動可能に支持されたカムレバー36と、支軸3
1及びカムレバー36間に設けられた第1リンク37〜
第4リンク40とを備えている。第2リンク38は所定
位置で回動可能に配設された回動軸41に一体回動可能
に固定され、第1端部がカムレバー36に回動可能に連
結された第1リンク37の第2端部に回動可能に連結さ
れている。第3リンク39は回動軸41に基端が一体回
動可能に連結され、その先端部は支軸31に一体回動可
能に連結された第4リンク40の先端部に軸42を介し
て回動可能に連結されている。
成するカム・リンク機構は、駆動軸33に一体回転可能
に固定されたカム34と、カム34に係合する状態で軸
35に揺動可能に支持されたカムレバー36と、支軸3
1及びカムレバー36間に設けられた第1リンク37〜
第4リンク40とを備えている。第2リンク38は所定
位置で回動可能に配設された回動軸41に一体回動可能
に固定され、第1端部がカムレバー36に回動可能に連
結された第1リンク37の第2端部に回動可能に連結さ
れている。第3リンク39は回動軸41に基端が一体回
動可能に連結され、その先端部は支軸31に一体回動可
能に連結された第4リンク40の先端部に軸42を介し
て回動可能に連結されている。
【0031】図3に示すように、カム34には、糸ガイ
ド30が待機位置に配置されるときにカムフォロア36
aと係合する第1カム面34aと、第1カム面34aを
挟んで両側に配設され糸ガイド30が受渡位置に配置さ
れるときに係合する第2カム面34bと、糸ガイド30
が作用位置に配置されるときに係合する第3カム面34
cと、第1カム面34a及び第2カム面34bを接続す
る第4カム面34dとを備えている。そして、図3に示
すように、カムレバー36が第1カム面34aに係合す
る位置がカム34の原位置となり、カム34が原位置か
ら1回転することにより、糸ガイド30は待機位置→受
渡位置→作用位置→受渡位置→待機位置の順に移動配置
される。
ド30が待機位置に配置されるときにカムフォロア36
aと係合する第1カム面34aと、第1カム面34aを
挟んで両側に配設され糸ガイド30が受渡位置に配置さ
れるときに係合する第2カム面34bと、糸ガイド30
が作用位置に配置されるときに係合する第3カム面34
cと、第1カム面34a及び第2カム面34bを接続す
る第4カム面34dとを備えている。そして、図3に示
すように、カムレバー36が第1カム面34aに係合す
る位置がカム34の原位置となり、カム34が原位置か
ら1回転することにより、糸ガイド30は待機位置→受
渡位置→作用位置→受渡位置→待機位置の順に移動配置
される。
【0032】デリベリローラ22の上方には、糸継ぎ作
業時に第1吸引ノズル13によりパッケージPから引き
出された糸Yを第1吸引ノズル13の中央付近の所定位
置に寄せる機能を有するヤーンキャッチ43が、待機位
置と作用位置とに回動可能に配設されている。図4に示
すように、ヤーンキャッチ43は糸Yと係合する係合板
43aが糸ガイド30の係合部30aと平行に延びるよ
うに片持ち状態で支持され、図8に示すように、係合板
43aの下側に山形のガイド凹部43bが形成されてい
る。図4に示すように、ヤーンキャッチ43のアーム部
43cは基端において回動軸44に一体回動可能に固定
され、図示しない駆動手段により回動軸44が往復回動
されて図1に実線で示す待機位置と、鎖線で示す作用位
置とに第1吸引ノズル13の移動に連動して配置される
ようになっている。
業時に第1吸引ノズル13によりパッケージPから引き
出された糸Yを第1吸引ノズル13の中央付近の所定位
置に寄せる機能を有するヤーンキャッチ43が、待機位
置と作用位置とに回動可能に配設されている。図4に示
すように、ヤーンキャッチ43は糸Yと係合する係合板
43aが糸ガイド30の係合部30aと平行に延びるよ
うに片持ち状態で支持され、図8に示すように、係合板
43aの下側に山形のガイド凹部43bが形成されてい
る。図4に示すように、ヤーンキャッチ43のアーム部
43cは基端において回動軸44に一体回動可能に固定
され、図示しない駆動手段により回動軸44が往復回動
されて図1に実線で示す待機位置と、鎖線で示す作用位
置とに第1吸引ノズル13の移動に連動して配置される
ようになっている。
【0033】糸継ぎ機1には糸継ぎ完了後、糸継ぎ機1
側に導かれている糸Yを巻取装置7側に受け渡す糸受渡
手段45が配設されている。図4に示すように、糸受渡
手段45は糸ガイド30の係合部30a及びヤーンキャ
ッチ43の係合板43aと反対側から延びるように配設
された支持アーム46と、その先端に回動可能に支持さ
れたガイドとしてのトランスファーローラ47とを備え
ている。トランスファーローラ47は大きさの異なる2
個の円錐台をその先端側で接合した形状に形成されると
ともに、支持アーム46の先端側に配置される側に小さ
い方の円錐台が配置される状態で支持アーム46に取付
けられている。支持アーム46は屈曲形成されるととも
に基端側において回動可能に支持され、図示しない駆動
手段により回動されて図4に実線で示す受渡位置と、デ
リベリローラ22に形成された凹部22a内に一部が進
入した状態となる鎖線で示す待機位置とに移動されるよ
うになっている。トランスファーローラ47の移動経路
は図4では直線となり、図5では矢印で示す円弧状とな
る。
側に導かれている糸Yを巻取装置7側に受け渡す糸受渡
手段45が配設されている。図4に示すように、糸受渡
手段45は糸ガイド30の係合部30a及びヤーンキャ
ッチ43の係合板43aと反対側から延びるように配設
された支持アーム46と、その先端に回動可能に支持さ
れたガイドとしてのトランスファーローラ47とを備え
ている。トランスファーローラ47は大きさの異なる2
個の円錐台をその先端側で接合した形状に形成されると
ともに、支持アーム46の先端側に配置される側に小さ
い方の円錐台が配置される状態で支持アーム46に取付
けられている。支持アーム46は屈曲形成されるととも
に基端側において回動可能に支持され、図示しない駆動
手段により回動されて図4に実線で示す受渡位置と、デ
リベリローラ22に形成された凹部22a内に一部が進
入した状態となる鎖線で示す待機位置とに移動されるよ
うになっている。トランスファーローラ47の移動経路
は図4では直線となり、図5では矢印で示す円弧状とな
る。
【0034】制御装置17は糸ガイド30を第1の吸引
ノズル13及び糸受渡手段45の作動に対応して、所定
の位置へ移動させるようにカム34を駆動させる。ま
た、制御装置17は第1吸引ノズル13、アーム20、
レバー24、第2吸引ノズル25、糸送り手段28及び
ヤーンキャッチ43を駆動する駆動手段及びアクチュエ
ータを所定の順序で駆動制御し、電磁弁14,26を所
定のタイミングで励消磁制御するようになっている。
ノズル13及び糸受渡手段45の作動に対応して、所定
の位置へ移動させるようにカム34を駆動させる。ま
た、制御装置17は第1吸引ノズル13、アーム20、
レバー24、第2吸引ノズル25、糸送り手段28及び
ヤーンキャッチ43を駆動する駆動手段及びアクチュエ
ータを所定の順序で駆動制御し、電磁弁14,26を所
定のタイミングで励消磁制御するようになっている。
【0035】糸継ぎ機1には紡績ユニット4に設けられ
た糸切れ表示ランプ48の点灯の有無を検出する糸切れ
確認センサ49が装備されている。糸継ぎ機1は糸切れ
表示ランプ48が点灯している紡績ユニット4と対応す
る位置で停止して糸継ぎ作業を行うようになっている。
た糸切れ表示ランプ48の点灯の有無を検出する糸切れ
確認センサ49が装備されている。糸継ぎ機1は糸切れ
表示ランプ48が点灯している紡績ユニット4と対応す
る位置で停止して糸継ぎ作業を行うようになっている。
【0036】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台2の運転が開始されると、紡績ユニット
4から紡出された糸Yは引出しローラ8a及びクランプ
ローラ8bの回転により引き出され、ガイドバー9及び
トラバースガイド10aを経て巻取りローラ11に至
り、トラバースガイド10aで綾振りされながらボビン
に巻き取られてパッケージPを形成する。機台2の運転
中に糸切れが発生すると、当該紡績ユニット4のクレー
ドル12が上動されてパッケージPが巻取りローラ11
から所定間隔離れた位置に配置され、糸切れ表示ランプ
48が点灯する。糸切れが発生するとスライバのフィー
ドが停止される。また、クランプローラ8bは引出ロー
ラ8aから離間した待機位置に配置される。
説明する。機台2の運転が開始されると、紡績ユニット
4から紡出された糸Yは引出しローラ8a及びクランプ
ローラ8bの回転により引き出され、ガイドバー9及び
トラバースガイド10aを経て巻取りローラ11に至
り、トラバースガイド10aで綾振りされながらボビン
に巻き取られてパッケージPを形成する。機台2の運転
中に糸切れが発生すると、当該紡績ユニット4のクレー
ドル12が上動されてパッケージPが巻取りローラ11
から所定間隔離れた位置に配置され、糸切れ表示ランプ
48が点灯する。糸切れが発生するとスライバのフィー
ドが停止される。また、クランプローラ8bは引出ロー
ラ8aから離間した待機位置に配置される。
【0037】糸継ぎ機1はレール3に沿って移動し、糸
切れ確認センサ49が点灯している糸切れ表示ランプ4
8を検出すると、糸継ぎ機1はその紡績ユニット4と対
応する位置で停止して糸継ぎ作業を行う。糸継ぎ作業時
には先ずカム34が駆動されてカムレバー36のカムフ
ォロア36aが第4カム面34dを経て第2カム面34
bと当接する状態となり、糸ガイド30が待機位置から
受渡位置に移動される。また、第1吸引ノズル13が待
機位置から吸引位置へと前進移動される。第1吸引ノズ
ル13は糸ガイド30が受渡位置に配置された後、吸引
口13aがその上方を通過するように移動される。ま
た、アーム20も待機位置から移動され、駆動ローラ2
1がパッケージPと当接する作用位置に配置される。こ
の状態で電磁弁14が開放されて、第1吸引ノズル13
に吸引気流が生じるとともに、駆動ローラ21が駆動さ
れてパッケージPが巻取り時と反対方向に所定量回動さ
れてパッケージPの糸端が第1吸引ノズル13に吸引保
持される。
切れ確認センサ49が点灯している糸切れ表示ランプ4
8を検出すると、糸継ぎ機1はその紡績ユニット4と対
応する位置で停止して糸継ぎ作業を行う。糸継ぎ作業時
には先ずカム34が駆動されてカムレバー36のカムフ
ォロア36aが第4カム面34dを経て第2カム面34
bと当接する状態となり、糸ガイド30が待機位置から
受渡位置に移動される。また、第1吸引ノズル13が待
機位置から吸引位置へと前進移動される。第1吸引ノズ
ル13は糸ガイド30が受渡位置に配置された後、吸引
口13aがその上方を通過するように移動される。ま
た、アーム20も待機位置から移動され、駆動ローラ2
1がパッケージPと当接する作用位置に配置される。こ
の状態で電磁弁14が開放されて、第1吸引ノズル13
に吸引気流が生じるとともに、駆動ローラ21が駆動さ
れてパッケージPが巻取り時と反対方向に所定量回動さ
れてパッケージPの糸端が第1吸引ノズル13に吸引保
持される。
【0038】次に第1吸引ノズル13がパッケージPの
表面速度に等しい速度で待機位置まで後退移動された
後、パッケージPの駆動が停止される。第1吸引ノズル
13の後退移動の際、吸引口13aが係合部30aの上
方を通過するとすぐにカムフォロア36aが第3カム面
34cと当接する状態となり、糸ガイド30が作用位置
に配置される。その結果、パッケージPから吸引口13
aに連なる糸Yは係合部30aと係合して、トラバース
ガイド10aと係合不能な状態に保持される。
表面速度に等しい速度で待機位置まで後退移動された
後、パッケージPの駆動が停止される。第1吸引ノズル
13の後退移動の際、吸引口13aが係合部30aの上
方を通過するとすぐにカムフォロア36aが第3カム面
34cと当接する状態となり、糸ガイド30が作用位置
に配置される。その結果、パッケージPから吸引口13
aに連なる糸Yは係合部30aと係合して、トラバース
ガイド10aと係合不能な状態に保持される。
【0039】また、第1吸引ノズル13の後退途中にお
いて吸引口13aがヤーンキャッチ43の係合板43a
の下方を通過直後のタイミングで、ヤーンキャッチ43
が作用位置に配置される。パッケージPの糸端の位置は
決まっておらず、第1吸引ノズル13で吸引した状態で
第1吸引ノズル13が待機位置に移動する構成では、吸
引口13aに糸Yを中央へ寄せる機能を果たすガイド部
13bが存在しても、糸Yの存在する範囲は図4に示す
2本の鎖線L1で挟まれた範囲となる。従って、パッケ
ージP(ボビン)の第2端部側から引き出された状態の
糸Yは、糸ガイド30と係合不能な位置で第1吸引ノズ
ル13に連なる状態となる。しかし、この実施の形態で
は、第1吸引ノズル13の移動途中でヤーンキャッチ4
3が作用位置に移動されるため、パッケージPから第1
吸引ノズル13に連なる糸Yはヤーンキャッチ43が作
用位置へ移動する途中で係合板43aと確実に係合する
とともに、ガイド凹部43bの作用により吸引口13a
の中央と対応する位置に配置される。その結果、糸ガイ
ド30が作用位置に配置されたとき、糸Yは糸ガイド3
0に確実に係合される。なお、カム34はカムフォロア
36aが第3カム面34cと当接する状態で回動を続
け、第4カム面34dの近くにカムフォロア36aが位
置する状態で一旦駆動が停止される。
いて吸引口13aがヤーンキャッチ43の係合板43a
の下方を通過直後のタイミングで、ヤーンキャッチ43
が作用位置に配置される。パッケージPの糸端の位置は
決まっておらず、第1吸引ノズル13で吸引した状態で
第1吸引ノズル13が待機位置に移動する構成では、吸
引口13aに糸Yを中央へ寄せる機能を果たすガイド部
13bが存在しても、糸Yの存在する範囲は図4に示す
2本の鎖線L1で挟まれた範囲となる。従って、パッケ
ージP(ボビン)の第2端部側から引き出された状態の
糸Yは、糸ガイド30と係合不能な位置で第1吸引ノズ
ル13に連なる状態となる。しかし、この実施の形態で
は、第1吸引ノズル13の移動途中でヤーンキャッチ4
3が作用位置に移動されるため、パッケージPから第1
吸引ノズル13に連なる糸Yはヤーンキャッチ43が作
用位置へ移動する途中で係合板43aと確実に係合する
とともに、ガイド凹部43bの作用により吸引口13a
の中央と対応する位置に配置される。その結果、糸ガイ
ド30が作用位置に配置されたとき、糸Yは糸ガイド3
0に確実に係合される。なお、カム34はカムフォロア
36aが第3カム面34cと当接する状態で回動を続
け、第4カム面34dの近くにカムフォロア36aが位
置する状態で一旦駆動が停止される。
【0040】次いで図6(a)に鎖線で示すように、第
2吸引ノズル25が作用位置に配置され、その吸引口が
第1吸引ノズル13に吸引保持されている糸Y(鎖線で
図示)と対向する位置に配置される。その状態で電磁弁
26が開放されて第2吸引ノズル25に吸引作用が生じ
るとともに、電磁弁14が閉鎖されて第1吸引ノズル1
3の吸引作用が停止されてパッケージPに連なる糸端が
第2吸引ノズル25に吸引保持された状態となる。
2吸引ノズル25が作用位置に配置され、その吸引口が
第1吸引ノズル13に吸引保持されている糸Y(鎖線で
図示)と対向する位置に配置される。その状態で電磁弁
26が開放されて第2吸引ノズル25に吸引作用が生じ
るとともに、電磁弁14が閉鎖されて第1吸引ノズル1
3の吸引作用が停止されてパッケージPに連なる糸端が
第2吸引ノズル25に吸引保持された状態となる。
【0041】次に糸送り手段28のローラ28aが解放
位置に配置された状態で、第2吸引ノズル25が鎖線で
示す位置から図6(a)の反時計回り方向に回動され、
実線で示す待機位置に配置される。第2吸引ノズル25
の移動途中でパッケージPに連なる糸Yが、デリベリロ
ーラ22を経て両ローラ28aの間及びカッタ29の切
断領域に導かれる。第2吸引ノズル25の移動時にパッ
ケージPに連なる糸Yに無理な力が作用しないように、
駆動ローラ21が駆動されてパッケージPから糸Yが繰
り出される。パッケージPから第2吸引ノズル25に連
なる糸Yは糸ガイド30及びデリベリローラ22と係合
して、トラバースガイド10aと係合不能な状態に保持
される。
位置に配置された状態で、第2吸引ノズル25が鎖線で
示す位置から図6(a)の反時計回り方向に回動され、
実線で示す待機位置に配置される。第2吸引ノズル25
の移動途中でパッケージPに連なる糸Yが、デリベリロ
ーラ22を経て両ローラ28aの間及びカッタ29の切
断領域に導かれる。第2吸引ノズル25の移動時にパッ
ケージPに連なる糸Yに無理な力が作用しないように、
駆動ローラ21が駆動されてパッケージPから糸Yが繰
り出される。パッケージPから第2吸引ノズル25に連
なる糸Yは糸ガイド30及びデリベリローラ22と係合
して、トラバースガイド10aと係合不能な状態に保持
される。
【0042】第2吸引ノズル25が待機位置に配置され
るとローラ28aが把持位置に配置され、その後、カッ
タ29が作動されてローラに把持された糸Yが切断され
る。次いで糸送り手段28は図示しない駆動手段の作動
により、図6(b)に示すように糸引出し管6の端部と
対応する糸送り位置に配置される。糸送り手段28の移
動に伴って両ローラ28aの把持部からパッケージPに
至る糸経路が長くなるため、その差分だけパッケージP
から糸を繰り出すように駆動ローラ21及びデリベリロ
ーラ22が回動される。
るとローラ28aが把持位置に配置され、その後、カッ
タ29が作動されてローラに把持された糸Yが切断され
る。次いで糸送り手段28は図示しない駆動手段の作動
により、図6(b)に示すように糸引出し管6の端部と
対応する糸送り位置に配置される。糸送り手段28の移
動に伴って両ローラ28aの把持部からパッケージPに
至る糸経路が長くなるため、その差分だけパッケージP
から糸を繰り出すように駆動ローラ21及びデリベリロ
ーラ22が回動される。
【0043】糸送り手段28が糸送り位置に配置された
後、クランプローラ23が作用位置に配置されて図6
(b)に示す状態となる。次いでローラ28a、駆動ロ
ーラ21及びデリベリローラ22が同期した状態で糸端
を糸引出し管6側に送り込む方向(逆送方向)に所定量
回転される。糸引出し管6には紡績ユニット4内部の負
圧が作用しており、糸端は糸引出し管6に吸引されて糸
引出し管6の所定位置に配置された状態となる。この状
態では糸Yは糸引出しローラ8aと係合不能な状態に配
置されている。
後、クランプローラ23が作用位置に配置されて図6
(b)に示す状態となる。次いでローラ28a、駆動ロ
ーラ21及びデリベリローラ22が同期した状態で糸端
を糸引出し管6側に送り込む方向(逆送方向)に所定量
回転される。糸引出し管6には紡績ユニット4内部の負
圧が作用しており、糸端は糸引出し管6に吸引されて糸
引出し管6の所定位置に配置された状態となる。この状
態では糸Yは糸引出しローラ8aと係合不能な状態に配
置されている。
【0044】次にローラ28aが解放位置に配置され、
パッケージPに連なる糸Yのロータ5側への送り(逆
送)と、糸引出し管6からの引出しとが、デリベリロー
ラ22及び駆動ローラ21の回転により行われる状態と
なる。この状態から糸端をロータ5の繊維集束部に集束
された繊維束に接合するとともに、糸を紡績ユニット4
から引き出す糸継ぎ作業(始紡作業)が行われる。な
お、糸送り手段28はローラ28aが解放位置に配置さ
れた後、待機位置に配置される。
パッケージPに連なる糸Yのロータ5側への送り(逆
送)と、糸引出し管6からの引出しとが、デリベリロー
ラ22及び駆動ローラ21の回転により行われる状態と
なる。この状態から糸端をロータ5の繊維集束部に集束
された繊維束に接合するとともに、糸を紡績ユニット4
から引き出す糸継ぎ作業(始紡作業)が行われる。な
お、糸送り手段28はローラ28aが解放位置に配置さ
れた後、待機位置に配置される。
【0045】そして、糸継ぎ作業が完了した後、デリベ
リローラ22の回転速度が糸引出しローラ8aの回転速
度と一致した時点で、クランプローラ8bが作用位置に
配置されるとともに、クランプローラ23が待機位置に
配置される。糸引出しローラ8aの回転により糸Yが引
き出される状態になると、それまでデリベリローラ22
と係合した状態にあった糸Yの走行経路がトランスファ
ローラ47と係合する位置へと変更され、糸Yが凹部2
2aと対応する位置にあるトランスファローラ47と係
合する状態になる。
リローラ22の回転速度が糸引出しローラ8aの回転速
度と一致した時点で、クランプローラ8bが作用位置に
配置されるとともに、クランプローラ23が待機位置に
配置される。糸引出しローラ8aの回転により糸Yが引
き出される状態になると、それまでデリベリローラ22
と係合した状態にあった糸Yの走行経路がトランスファ
ローラ47と係合する位置へと変更され、糸Yが凹部2
2aと対応する位置にあるトランスファローラ47と係
合する状態になる。
【0046】次にクレードル12が下方に移動されてパ
ッケージPが巻取りローラ11と当接する位置に配置さ
れるとともに、駆動ローラ21が待機位置へ移動され
る。次に支持アーム46が駆動されてトランスファロー
ラ47が図5に実線で示す受渡位置まで前進移動され
る。トランスファローラ47が受渡位置に達したことが
検出手段により検出されると、その検出信号によりカム
34が再起動され、カムフォロア36aが第2カム面3
4bと当接する状態となる。そして、糸ガイド30が作
用位置から受渡位置に移動されて糸Yがトラバースガイ
ド10aと係合可能な位置に配置される。そして、トラ
バースガイド10aが1往復する間に糸Yがトラバース
ガイド10aに捕捉され、糸Yがトラバースガイド10
aと係合した状態でトラバースガイド10aが係合部3
0aの先端側へ移動すると、移動途中で糸Yが係合部3
0aから自動的に離脱する。その後は綾振りされながら
糸Yの巻取りが行われる。
ッケージPが巻取りローラ11と当接する位置に配置さ
れるとともに、駆動ローラ21が待機位置へ移動され
る。次に支持アーム46が駆動されてトランスファロー
ラ47が図5に実線で示す受渡位置まで前進移動され
る。トランスファローラ47が受渡位置に達したことが
検出手段により検出されると、その検出信号によりカム
34が再起動され、カムフォロア36aが第2カム面3
4bと当接する状態となる。そして、糸ガイド30が作
用位置から受渡位置に移動されて糸Yがトラバースガイ
ド10aと係合可能な位置に配置される。そして、トラ
バースガイド10aが1往復する間に糸Yがトラバース
ガイド10aに捕捉され、糸Yがトラバースガイド10
aと係合した状態でトラバースガイド10aが係合部3
0aの先端側へ移動すると、移動途中で糸Yが係合部3
0aから自動的に離脱する。その後は綾振りされながら
糸Yの巻取りが行われる。
【0047】その後、トランスファローラ47はデリベ
リローラ22の凹部22aと対応する位置まで後退移動
される。また、糸ガイド30は待機位置に配置される。
この実施の形態では以下の効果を有する。
リローラ22の凹部22aと対応する位置まで後退移動
される。また、糸ガイド30は待機位置に配置される。
この実施の形態では以下の効果を有する。
【0048】(イ) 糸継ぎ時にクレードル12に支持
されたボビンに連なる糸Yをトラバースガイド10aと
係合不能な位置に保持し、糸継ぎ完了後に糸Yをトラバ
ースガイド10aと係合可能な位置に配置する糸ガイド
30を糸継ぎ機1側に設けたため、糸ガイド30を各紡
績ユニット4毎に設けた場合に比較して、機台2側の構
造が簡単になるとともに、製造コストを低減できる。
されたボビンに連なる糸Yをトラバースガイド10aと
係合不能な位置に保持し、糸継ぎ完了後に糸Yをトラバ
ースガイド10aと係合可能な位置に配置する糸ガイド
30を糸継ぎ機1側に設けたため、糸ガイド30を各紡
績ユニット4毎に設けた場合に比較して、機台2側の構
造が簡単になるとともに、製造コストを低減できる。
【0049】(ロ) 糸ガイド30は支軸31を中心と
して回動することにより、その係合部30aが糸継ぎ機
(自動機)1の移動に支障を来さない待機位置と、糸継
ぎ作業中に糸Yをトラバースガイド10aと干渉しない
状態に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸Yをト
ラバースガイド10aと係合可能な状態に配置する受渡
位置との3位置に移動可能に構成した。従って、比較的
小さなスペースで3位置に配置できるとともに、駆動機
構も回動力を伝達するだけの単純な構成となる。
して回動することにより、その係合部30aが糸継ぎ機
(自動機)1の移動に支障を来さない待機位置と、糸継
ぎ作業中に糸Yをトラバースガイド10aと干渉しない
状態に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸Yをト
ラバースガイド10aと係合可能な状態に配置する受渡
位置との3位置に移動可能に構成した。従って、比較的
小さなスペースで3位置に配置できるとともに、駆動機
構も回動力を伝達するだけの単純な構成となる。
【0050】(ハ) 係合部30aの先端はボビンの中
央より第2端部側まで延び、かつ糸Yがトラバースガイ
ド10aと係合した状態で係合部30aの先端側へ移動
する際に糸Yが係合部30aから離脱可能な長さに形成
されている。従って、糸継ぎ完了後、トランスファロー
ラ47を所定位置まで前進させた状態で糸ガイド30を
受渡位置に配置することにより、糸ガイド30と係合状
態にあった糸Yがトランスファローラ47との係合によ
り自動的に糸ガイド30から離脱する。その結果、トラ
ンスファローラ47の移動によって糸Yと糸ガイド30
との係合を解除するように、トランスファローラ47に
複雑な動きをさせる必要がなく、糸受渡手段45の構造
が簡単となる。
央より第2端部側まで延び、かつ糸Yがトラバースガイ
ド10aと係合した状態で係合部30aの先端側へ移動
する際に糸Yが係合部30aから離脱可能な長さに形成
されている。従って、糸継ぎ完了後、トランスファロー
ラ47を所定位置まで前進させた状態で糸ガイド30を
受渡位置に配置することにより、糸ガイド30と係合状
態にあった糸Yがトランスファローラ47との係合によ
り自動的に糸ガイド30から離脱する。その結果、トラ
ンスファローラ47の移動によって糸Yと糸ガイド30
との係合を解除するように、トランスファローラ47に
複雑な動きをさせる必要がなく、糸受渡手段45の構造
が簡単となる。
【0051】(ニ) 糸引出手段としてボビンの長さと
ほぼ等しい幅の吸引口13aを有するとともに、吸引し
た糸Yを中央側に寄せる機能を有するガイド部13bを
備えた吸引ノズルを使用し、かつ糸の走行経路を規制す
るヤーンキャッチ43を設けた。その結果、糸ガイド3
0の係合部30aが糸Yのトラバース領域と対応する位
置全体をカバーする長さより短くても、糸継ぎ時に糸Y
をトラバースガイド10aと係合不能な位置に確実に保
持できる。
ほぼ等しい幅の吸引口13aを有するとともに、吸引し
た糸Yを中央側に寄せる機能を有するガイド部13bを
備えた吸引ノズルを使用し、かつ糸の走行経路を規制す
るヤーンキャッチ43を設けた。その結果、糸ガイド3
0の係合部30aが糸Yのトラバース領域と対応する位
置全体をカバーする長さより短くても、糸継ぎ時に糸Y
をトラバースガイド10aと係合不能な位置に確実に保
持できる。
【0052】(ホ) 糸ガイド30の駆動手段32がカ
ム・リンク機構で構成されているため、糸ガイド30を
所定位置に配置するタイミングが正確になる。 (ヘ) 糸ガイド30が回動操作により待機位置、作用
位置、受渡位置の3位置に配置される構成であるが、糸
ガイド30の待機位置が第1吸引ノズル13の移動経路
の上方にあるため、巻取装置7との干渉を回避した上で
糸ガイド30が作用位置に配置された際にその係合部3
0aをパッケージPの近傍に配置するのが容易となる。
従って、第1吸引ノズル13で引き出された糸Yが、係
合部30aと係合する前にトラバースガイド10aと係
合する状態となるように弛むのを回避し易い。
ム・リンク機構で構成されているため、糸ガイド30を
所定位置に配置するタイミングが正確になる。 (ヘ) 糸ガイド30が回動操作により待機位置、作用
位置、受渡位置の3位置に配置される構成であるが、糸
ガイド30の待機位置が第1吸引ノズル13の移動経路
の上方にあるため、巻取装置7との干渉を回避した上で
糸ガイド30が作用位置に配置された際にその係合部3
0aをパッケージPの近傍に配置するのが容易となる。
従って、第1吸引ノズル13で引き出された糸Yが、係
合部30aと係合する前にトラバースガイド10aと係
合する状態となるように弛むのを回避し易い。
【0053】(ト) 糸ガイド30の係合部30aが片
持ち状態で支持されているため、第1吸引ノズル13、
ヤーンキャッチ43及びトランスファローラ47と干渉
しないように配置し易い。
持ち状態で支持されているため、第1吸引ノズル13、
ヤーンキャッチ43及びトランスファローラ47と干渉
しないように配置し易い。
【0054】(チ) 糸ガイド30の作用位置が第1吸
引ノズル13の吸引口13aの移動経路と対応する位置
となるが、糸ガイド30が先ず該移動経路から外れた受
渡位置に配置され、第1吸引ノズル13が糸Yを吸引し
て係合部30aと干渉しない位置に移動した後、作用位
置に配置されるようにカム面を形成することにより、簡
単に糸ガイド30を所定のタイミングで作用位置に配置
できる。
引ノズル13の吸引口13aの移動経路と対応する位置
となるが、糸ガイド30が先ず該移動経路から外れた受
渡位置に配置され、第1吸引ノズル13が糸Yを吸引し
て係合部30aと干渉しない位置に移動した後、作用位
置に配置されるようにカム面を形成することにより、簡
単に糸ガイド30を所定のタイミングで作用位置に配置
できる。
【0055】(リ) 吸引口13aの幅が広くても糸Y
がその中央に位置する状態で吸引保持されるため、第2
吸引ノズル25の吸引口の幅が狭くても、第1吸引ノズ
ル13から第2吸引ノズル25に確実に糸Yが受け渡さ
れる。
がその中央に位置する状態で吸引保持されるため、第2
吸引ノズル25の吸引口の幅が狭くても、第1吸引ノズ
ル13から第2吸引ノズル25に確実に糸Yが受け渡さ
れる。
【0056】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、次のように具体化してもよ
い。 (1) 糸ガイド30をその係合部30aの待機位置が
糸引出手段(第1吸引ノズル13)の移動経路の上方と
なる位置に代えて、下方となる位置にする。例えば図9
に示すように、糸ガイド30の回動中心は第1吸引ノズ
ル13の移動経路の上方に設け、ガイド部30aが移動
経路の下方で待機位置A、作用位置B及び受渡位置Cの
3位置に配置される構成とする。糸ガイド30の駆動は
前記実施の形態のようなカム・リンク機構を採用した
り、ステッピングモータで支軸31を駆動する。受渡位
置Cが糸継ぎ機1の移動に支障を来さない位置であれ
ば、待機位置Aを受渡位置Cと同じ位置に設定して糸ガ
イド30が2位置(待機位置A及び作用位置B)に配置
される構成としてもよい。また、糸ガイド30を待機位
置A及び作用位置Bの2位置に配置する構成では、その
駆動に後記する(4)の構成を使用できる。このよう
に、糸ガイド30の係合部30aが第1吸引ノズル13
の移動経路の下方で移動配置される構成では、糸ガイド
30が待機位置A及び作用位置Bの2位置に配置される
構成であっても、トランスファローラ47に複雑な動き
をさせずに、糸ガイド30と係合状態にあった糸Yがト
ランスファローラ47の移動によって糸ガイド30との
係合を解除される。従って、糸受渡手段45の構造が簡
単となる。また、糸ガイド30が作用位置に配置された
際にその係合部30aをパッケージPの近傍に配置する
のが容易となる。その結果、第1吸引ノズル13(糸引
出手段)で引き出された糸Yが、係合部30aと係合す
る前にトラバースガイド10aと係合する状態となるよ
うに弛むのを回避し易い。
るものではなく、例えば、次のように具体化してもよ
い。 (1) 糸ガイド30をその係合部30aの待機位置が
糸引出手段(第1吸引ノズル13)の移動経路の上方と
なる位置に代えて、下方となる位置にする。例えば図9
に示すように、糸ガイド30の回動中心は第1吸引ノズ
ル13の移動経路の上方に設け、ガイド部30aが移動
経路の下方で待機位置A、作用位置B及び受渡位置Cの
3位置に配置される構成とする。糸ガイド30の駆動は
前記実施の形態のようなカム・リンク機構を採用した
り、ステッピングモータで支軸31を駆動する。受渡位
置Cが糸継ぎ機1の移動に支障を来さない位置であれ
ば、待機位置Aを受渡位置Cと同じ位置に設定して糸ガ
イド30が2位置(待機位置A及び作用位置B)に配置
される構成としてもよい。また、糸ガイド30を待機位
置A及び作用位置Bの2位置に配置する構成では、その
駆動に後記する(4)の構成を使用できる。このよう
に、糸ガイド30の係合部30aが第1吸引ノズル13
の移動経路の下方で移動配置される構成では、糸ガイド
30が待機位置A及び作用位置Bの2位置に配置される
構成であっても、トランスファローラ47に複雑な動き
をさせずに、糸ガイド30と係合状態にあった糸Yがト
ランスファローラ47の移動によって糸ガイド30との
係合を解除される。従って、糸受渡手段45の構造が簡
単となる。また、糸ガイド30が作用位置に配置された
際にその係合部30aをパッケージPの近傍に配置する
のが容易となる。その結果、第1吸引ノズル13(糸引
出手段)で引き出された糸Yが、係合部30aと係合す
る前にトラバースガイド10aと係合する状態となるよ
うに弛むのを回避し易い。
【0057】(2) 糸ガイド30の駆動手段として、
カム・リンク機構に代えて、例えば支軸31をステッピ
ングモータで駆動する構成としてもよい。この場合、制
御装置17は第1吸引ノズル13及びトランスファロー
ラ47の位置をセンサ等の検出信号で確認して、所定の
タイミングでステッピングモータを駆動制御する。 (3) 糸ガイド30を待機位置、作用位置及び受渡位
置の3位置に移動可能に構成する代わりに、図10に示
すように、待機位置Aと作用位置Bの2位置に配置する
構成としてもよい。この場合、作用位置Bに糸ガイド3
0が配置された状態で第1吸引ノズル13の移動経路内
に糸ガイド30が存在しないように、糸ガイド30の配
設位置及び第1吸引ノズル13の形状等を若干変更す
る。また、糸継ぎ完了後に糸Yと係合部30aとの係合
を解除するため、トランスファローラ47を単純に前進
移動させるのではなく、例えば、トランスファローラ4
7を係合部30aの近傍まで前進移動させた後、係合部
30aに沿ってその先端側に移動させてトランスファロ
ーラ47の移動により糸Yと係合部30aとの係合を解
除させる構成とする。この場合、糸ガイド30の駆動は
2位置を往復移動させるだけなので駆動手段の構成が簡
単になる。
カム・リンク機構に代えて、例えば支軸31をステッピ
ングモータで駆動する構成としてもよい。この場合、制
御装置17は第1吸引ノズル13及びトランスファロー
ラ47の位置をセンサ等の検出信号で確認して、所定の
タイミングでステッピングモータを駆動制御する。 (3) 糸ガイド30を待機位置、作用位置及び受渡位
置の3位置に移動可能に構成する代わりに、図10に示
すように、待機位置Aと作用位置Bの2位置に配置する
構成としてもよい。この場合、作用位置Bに糸ガイド3
0が配置された状態で第1吸引ノズル13の移動経路内
に糸ガイド30が存在しないように、糸ガイド30の配
設位置及び第1吸引ノズル13の形状等を若干変更す
る。また、糸継ぎ完了後に糸Yと係合部30aとの係合
を解除するため、トランスファローラ47を単純に前進
移動させるのではなく、例えば、トランスファローラ4
7を係合部30aの近傍まで前進移動させた後、係合部
30aに沿ってその先端側に移動させてトランスファロ
ーラ47の移動により糸Yと係合部30aとの係合を解
除させる構成とする。この場合、糸ガイド30の駆動は
2位置を往復移動させるだけなので駆動手段の構成が簡
単になる。
【0058】(4) (3)のように糸ガイド30を2
位置に移動させる構成の場合は、糸ガイド30のアーム
30bをロータリソレノイドの出力軸に連結したり、エ
アシリンダやソレノイドのように直線的に往復動させる
アクチュエータを使用して糸ガイド30を待機位置と作
用位置とに配置させる構成としてもよい。エアシリンダ
やソレノイドの場合は糸ガイド30を回動させる構成に
代えて、係合部30aをエアシリンダのピストンロッド
やソレノイドのプランジャに連結して、直線移動で2位
置に選択配置する構成としてもよい。これらの場合、駆
動手段の配設スペースが小さくなるとともに構造も簡単
となる。
位置に移動させる構成の場合は、糸ガイド30のアーム
30bをロータリソレノイドの出力軸に連結したり、エ
アシリンダやソレノイドのように直線的に往復動させる
アクチュエータを使用して糸ガイド30を待機位置と作
用位置とに配置させる構成としてもよい。エアシリンダ
やソレノイドの場合は糸ガイド30を回動させる構成に
代えて、係合部30aをエアシリンダのピストンロッド
やソレノイドのプランジャに連結して、直線移動で2位
置に選択配置する構成としてもよい。これらの場合、駆
動手段の配設スペースが小さくなるとともに構造も簡単
となる。
【0059】(5) 糸継ぎ完了後、糸ガイド30を受
渡位置に配置するタイミングを、トラバースガイド10
aが係合部30aの先端側に向かって移動する時期に一
致させる。この場合、トラバースガイド10aと係合し
た糸Yはその移動に伴ってすぐに糸ガイド30から離脱
する。従って、糸ガイド30を受渡位置に配置した状態
で待機する時間が短くなる。
渡位置に配置するタイミングを、トラバースガイド10
aが係合部30aの先端側に向かって移動する時期に一
致させる。この場合、トラバースガイド10aと係合し
た糸Yはその移動に伴ってすぐに糸ガイド30から離脱
する。従って、糸ガイド30を受渡位置に配置した状態
で待機する時間が短くなる。
【0060】(6) 第1吸引ノズル13で口出しされ
た糸端を糸引出し管6と対応する位置に配置する糸受渡
し手段として、第2吸引ノズル25に代えて糸Yを把持
解放可能な把持手段を使用してもよい。
た糸端を糸引出し管6と対応する位置に配置する糸受渡
し手段として、第2吸引ノズル25に代えて糸Yを把持
解放可能な把持手段を使用してもよい。
【0061】(7) 負圧源を糸継ぎ機1側に設けずに
機台2側に設け、両吸引ノズル13,25を機台2側の
負圧源(サクションダクト)に接続可能な管路を介して
連結してもよい。
機台2側に設け、両吸引ノズル13,25を機台2側の
負圧源(サクションダクト)に接続可能な管路を介して
連結してもよい。
【0062】(8) ボビンBとしてストレートボビン
に限らず、コーンボビンを使用してもよい。 (9) スピニングロータとして例えば特開平5−44
119号公報に開示された装置のようにアウタロータ内
にインナロータを備えたオープンエンド精紡機に適用し
たり、オープンエンド精紡機に限らず、結束紡績機やワ
インダ等に適用してもよい。
に限らず、コーンボビンを使用してもよい。 (9) スピニングロータとして例えば特開平5−44
119号公報に開示された装置のようにアウタロータ内
にインナロータを備えたオープンエンド精紡機に適用し
たり、オープンエンド精紡機に限らず、結束紡績機やワ
インダ等に適用してもよい。
【0063】前記実施の形態及び変更例から把握できる
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の発
明において、糸ガイドを駆動する駆動手段は、カム・リ
ンク機構により構成されている。この場合、糸ガイドを
所定位置に配置するタイミングが正確になる。
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の発
明において、糸ガイドを駆動する駆動手段は、カム・リ
ンク機構により構成されている。この場合、糸ガイドを
所定位置に配置するタイミングが正確になる。
【0064】(2) 請求項3〜請求項5及び(1)の
いずれか一項に記載の発明において、糸ガイドの係合部
の移動範囲を糸引出手段の移動経路より下方とする。こ
の場合、糸ガイドが作用位置に配置された際にその係合
部をパッケージの近傍に配置するのが容易となる。その
結果、糸引出手段で引き出された糸が、係合部と係合す
る前にトラバースガイドと係合する状態となるように弛
むのを回避し易い。また、糸ガイドが待機位置及び作用
位置の2位置に配置される構成であっても、糸継ぎ完了
後、糸ガイドと係合状態にあった糸を簡単な構成の糸受
渡手段でトラバースガイドに受け渡すことができる。
いずれか一項に記載の発明において、糸ガイドの係合部
の移動範囲を糸引出手段の移動経路より下方とする。こ
の場合、糸ガイドが作用位置に配置された際にその係合
部をパッケージの近傍に配置するのが容易となる。その
結果、糸引出手段で引き出された糸が、係合部と係合す
る前にトラバースガイドと係合する状態となるように弛
むのを回避し易い。また、糸ガイドが待機位置及び作用
位置の2位置に配置される構成であっても、糸継ぎ完了
後、糸ガイドと係合状態にあった糸を簡単な構成の糸受
渡手段でトラバースガイドに受け渡すことができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、糸ガイドを各紡績ユニット毎
に設けずに、糸継ぎ時にクレードルに支持されたボビン
に連なる糸をトラバースガイドと係合不能な位置に保持
し、糸継ぎ完了後に糸をトラバースガイドと係合可能な
位置に配置することができる。また、糸ガイドを各紡績
ユニット毎に設けた場合に比較して、機台側の構造が簡
単になるとともに、製造コストを低減できる。
5に記載の発明によれば、糸ガイドを各紡績ユニット毎
に設けずに、糸継ぎ時にクレードルに支持されたボビン
に連なる糸をトラバースガイドと係合不能な位置に保持
し、糸継ぎ完了後に糸をトラバースガイドと係合可能な
位置に配置することができる。また、糸ガイドを各紡績
ユニット毎に設けた場合に比較して、機台側の構造が簡
単になるとともに、製造コストを低減できる。
【0066】請求項2及び請求項4に記載の発明では、
糸ガイドが糸継ぎ機の移動に支障を来さない待機位置
と、糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイドと干渉しない
状態に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸をトラ
バースガイドと係合可能な状態に配置する受渡位置との
3位置に移動可能に構成されている。その結果、糸継ぎ
完了後、糸受渡手段のガイドを所定位置まで前進させた
状態で糸ガイドを受渡位置に配置することにより、糸ガ
イドと係合状態にあった糸がトラバースガイドとの係合
により自動的に糸ガイドから離脱し、糸受渡手段のガイ
ドに糸と糸ガイドとの係合を解除させるための複雑な動
きをさせる必要がなく、糸受渡手段の構造が簡単とな
る。
糸ガイドが糸継ぎ機の移動に支障を来さない待機位置
と、糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイドと干渉しない
状態に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸をトラ
バースガイドと係合可能な状態に配置する受渡位置との
3位置に移動可能に構成されている。その結果、糸継ぎ
完了後、糸受渡手段のガイドを所定位置まで前進させた
状態で糸ガイドを受渡位置に配置することにより、糸ガ
イドと係合状態にあった糸がトラバースガイドとの係合
により自動的に糸ガイドから離脱し、糸受渡手段のガイ
ドに糸と糸ガイドとの係合を解除させるための複雑な動
きをさせる必要がなく、糸受渡手段の構造が簡単とな
る。
【0067】請求項5に記載の発明では、係合部は片持
ち状態で支持されているため、糸引出手段及び糸受渡手
段と干渉しないように配置し易い。また、糸継ぎ完了
後、糸ガイドを受渡位置に配置すると、糸がトラバース
ガイドと係合してトラバースガイドの移動により係合部
から自動的に離脱するので、糸を機台側に受け渡す糸受
渡手段の構成が簡単になる。
ち状態で支持されているため、糸引出手段及び糸受渡手
段と干渉しないように配置し易い。また、糸継ぎ完了
後、糸ガイドを受渡位置に配置すると、糸がトラバース
ガイドと係合してトラバースガイドの移動により係合部
から自動的に離脱するので、糸を機台側に受け渡す糸受
渡手段の構成が簡単になる。
【図1】 第1の実施の形態の要部概略側面図。
【図2】 糸継ぎ機と機台の関係を示す概略側面図。
【図3】 糸ガイド及び駆動手段を示す側面図。
【図4】 糸ガイド及び駆動手段を示す一部省略一部破
断平面図。
断平面図。
【図5】 糸ガイドの作用を示す側面図。
【図6】 糸継ぎ作用を示す概略側面図。
【図7】 第1吸引ノズルの吸引口の模式正面図。
【図8】 ヤーンキャッチの概略正面図。
【図9】 変更例の概略側面図。
【図10】 別の変更例の概略側面図。
1…自動機としての糸継ぎ機、2…機台、4…紡績ユニ
ット、5…ロータ、7…巻取装置、10…駆動軸として
のトラバースロッド、10a…トラバースガイド、11
…巻取ローラ、12…クレードル、13…糸引出手段と
しての第1吸引ノズル、17…制御手段としての制御装
置、30…糸ガイド、30a…係合部、30b…アー
ム、32…駆動手段、45…糸受渡手段、B…ボビン、
P…パッケージ、Y…糸。
ット、5…ロータ、7…巻取装置、10…駆動軸として
のトラバースロッド、10a…トラバースガイド、11
…巻取ローラ、12…クレードル、13…糸引出手段と
しての第1吸引ノズル、17…制御手段としての制御装
置、30…糸ガイド、30a…係合部、30b…アー
ム、32…駆動手段、45…糸受渡手段、B…ボビン、
P…パッケージ、Y…糸。
Claims (5)
- 【請求項1】 巻取ローラの軸方向に沿って設けられた
駆動軸に取り付けられて往復動されるトラバースガイド
により糸を綾振りしながらパッケージに巻き取る巻取装
置を複数装備した紡機の糸継ぎを、紡機機台に沿って移
動して糸継ぎ作業を必要とする巻取装置と対応した位置
で停止する自動機で行う糸継ぎ時の糸受渡方法であっ
て、 前記自動機に糸ガイドを装備し、糸継ぎ動作の際にクレ
ードルに支持され糸が巻かれたボビンから糸を引き出す
前に前記糸ガイドを糸引出手段の移動経路より下方に配
置して、糸引出手段によりボビンから引き出された糸を
糸ガイドと係合させるとともに、糸継ぎ作業時にボビン
に連なる糸を前記トラバースガイドと係合不能な状態に
保持し、糸継ぎ完了後、自動機側に導かれている糸を自
動機に装備された糸受渡手段を介して糸ガイドから外す
とともにトラバースガイドに係合させる紡機における糸
継ぎ時の糸受渡方法。 - 【請求項2】 前記糸ガイドは自動機の移動に支障を来
さない待機位置と、糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイ
ドと干渉しない状態に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完
了後の糸をトラバースガイドと係合可能な状態に配置す
る受渡位置との3位置に移動される請求項1に記載の紡
機における糸継ぎ時の糸受渡方法。 - 【請求項3】 巻取ローラの軸方向に沿って設けられた
駆動軸に取り付けられて往復動されるトラバースガイド
により糸を綾振りしながらパッケージに巻き取る巻取装
置を複数装備した紡機の糸継ぎを、紡機機台に沿って移
動して糸継ぎ作業を必要とする巻取装置と対応した位置
で停止して行う自動機に装備される糸受渡装置であっ
て、 自動機の移動に支障を来さない待機位置と、糸継ぎ作業
中に糸をトラバースガイドと干渉しない状態に保持可能
な作用位置との少なくとも2位置に移動可能に設けら
れ、前記巻取装置のクレードルに支持されたボビンの長
手方向に沿って延びる係合部を有する糸ガイドと、 前記糸ガイドを駆動する駆動手段と、 糸継ぎ完了後、自動機側に導かれている糸を巻取装置側
に受け渡す糸受渡手段と、 前記糸ガイドを糸引出手段及び前記糸受渡手段の作動に
対応して所定の位置へ移動させるように前記駆動手段を
制御する制御手段とを備えた糸受渡装置。 - 【請求項4】 前記糸ガイドは前記係合部を支持するア
ームが所定位置に支持された支軸を中心に回動されるこ
とにより、自動機の移動に支障を来さない待機位置と、
糸継ぎ作業中に糸をトラバースガイドと干渉しない状態
に保持可能な作用位置と、糸継ぎ完了後の糸をトラバー
スガイドと係合可能な状態に配置する受渡位置との3位
置に移動配置可能に構成されている請求項3に記載の糸
受渡装置。 - 【請求項5】 前記係合部は片持ち状態で支持され、基
端側が前記クレードルに支持されたボビンの第1端部よ
り外側に位置し、先端はボビンの中央より第2端部側ま
で延び、かつ糸がトラバースガイドと係合した状態で係
合部の先端側へ移動する際に糸が係合部から離脱可能な
長さに形成されている請求項4に記載の糸受渡装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25285896A JPH1096125A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 紡機における糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25285896A JPH1096125A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 紡機における糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1096125A true JPH1096125A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17243158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25285896A Pending JPH1096125A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 紡機における糸継ぎ時の糸受渡方法及び糸受渡装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1096125A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107012548A (zh) * | 2017-03-29 | 2017-08-04 | 东华大学 | 转杯纺纱机接头小车气口接入装置 |
| CN108660555A (zh) * | 2018-05-16 | 2018-10-16 | 东华大学 | 转杯纺纱机接头小车气口接入装置 |
| CN115369530A (zh) * | 2022-09-27 | 2022-11-22 | 天津工业大学 | 一种将接头纱绕到纱管上的装置 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25285896A patent/JPH1096125A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107012548A (zh) * | 2017-03-29 | 2017-08-04 | 东华大学 | 转杯纺纱机接头小车气口接入装置 |
| CN108660555A (zh) * | 2018-05-16 | 2018-10-16 | 东华大学 | 转杯纺纱机接头小车气口接入装置 |
| CN115369530A (zh) * | 2022-09-27 | 2022-11-22 | 天津工业大学 | 一种将接头纱绕到纱管上的装置 |
| CN115369530B (zh) * | 2022-09-27 | 2023-10-10 | 天津工业大学 | 一种将接头纱绕到纱管上的装置 |
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