JPH1096419A - 研削加工用スピンドル装置 - Google Patents
研削加工用スピンドル装置Info
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Abstract
転数で回転している場合であっても、被加工物の研削点
に対して常に研削油剤を十分に供給し、研削加工におけ
る被加工物の加工精度を高めることが可能な研削加工用
スピンドル装置を提供する。 【解決手段】ホルダー1と、被加工物の研削を行う砥石
4が装着されるスピンドル主軸2と、このスピンドル主
軸2を上記ホルダー1に対して回転自在に支承するラジ
アル動圧軸受と、上記ホルダー1に対するスピンドル主
軸2の軸方向の移動を規制する一対のスラスト動圧軸受
と、上記スピンドル主軸2に対して回転力を与えるター
ビン5と、このタービン5に対して加圧流体を噴射する
タービン駆動用ノズル7とを備えた研削加工用スピンド
ル装置において、上記加圧流体として研削油剤を用いる
と共に、この研削油剤を上記砥石4に対して噴射する研
削用ノズル8を上記タービン駆動用ノズル7から分岐さ
せた。
Description
行う砥石をスピンドル主軸に装着した研削加工用スピン
ドル装置に係り、詳細には、加圧流体が吹きつけられる
タービンによって上記スピンドル主軸を回転させるスピ
ンドル装置の改良に関する。
スピンドル装置では、工具あるいは被加工物が固定され
るスピンドル主軸を転がり軸受で回転自在に支承すると
共に、このスピンドル主軸に対してプーリ及びベルトか
らなる動力伝達系を介してモータの回転動力を伝達する
ものが一般的であった。
高精密加工の要請から小型で且つ主軸回転数の高いスピ
ンドル装置が必要とされており、ベルトによってモータ
とスピンドル主軸を結合する従来のスピンドル装置で
は、このような小型化及び高速化の要求に十分に応える
ことかできなかった。また、従来のスピンドル装置では
スピンドル主軸の回転数を高速化した場合に、スピンド
ル主軸を支えている転がり軸受に振動あるいは焼きつき
が発生し、スピンドル主軸の回転数を高精密加工に十分
な速度にまで高めることができなかった。
請に応えるものとして、スピンドル主軸をタービンで回
転駆動すると共に、スピンドル主軸をホルダーに対して
非接触に支承したスピンドル装置が既に提案されている
(特開平8−21435号公報)。具体的には、ホルダ
ーとスピンドル主軸との間でラジアル動圧軸受を構成
し、該スピンドル主軸をホルダーに対して非接触に保持
すると共に、上記ホルダーに対するスピンドル主軸の軸
方向の移動を規制する一対のスラスト動圧軸受を設け、
更に、加圧流体の噴射によって駆動されるタービンを上
記スピンドル主軸に対して装着したものである。
スピンドル主軸に備えられたタービンに対して僅かな流
量の加圧流体を吹き込むだけで、該スピンドル主軸に対
して毎分数万回転の極めて高い回転数を与えることがで
き、しかもスピンドル主軸の回転に伴って発生する潤滑
流体の動圧で該スピンドル主軸の回転を支承しているこ
とから、極めてコンパクトに該スピンドル装置を構成す
ることができた。
主軸に装着した砥石を用いて被加工物の表面を削り取る
研削加工においては、砥石と被加工物との研削点におけ
る摩擦を低減し、被加工物の温度上昇や砥石に対する切
り粉の溶着を防止する目的から、かかる研削点に対して
研削油剤を供給しながら該加工を進行するのが一般的で
ある。
ル装置においては、スピンドル主軸の回転数が余りにも
高いことから、砥石の周速も極めて高速となり、かかる
砥石の周速を上回った流速で上記研削油剤を研削点に供
給しなければ、該研削点における研削油剤が不足してし
まうという問題点があった。
油剤の流速が砥石の周速よりも遅い場合には、砥石と被
加工物との間の摩擦が極めて大きくなり、加工中におけ
る砥石あるいは被加工物にビビリ現象が発生する他、被
加工物の加工面に割れや歪み等の欠陥が発生し、更に、
被加工物の温度上昇に伴う加工精度の低下が発生し易い
といった問題点があった。
ものであり、その目的とするところは、砥石を装着した
スピンドル主軸が極めて高い回転数で回転している場合
であっても、被加工物の研削点に対して常に研削油剤を
十分に供給し、研削加工における被加工物の加工精度を
高めることが可能な研削加工用スピンドル装置を提供す
ることにある。
に、本発明の研削加工用スピンドル装置は、ホルダー
と、被加工物の研削を行う砥石が装着されるスピンドル
主軸と、このスピンドル主軸を上記ホルダーに対して回
転自在に支承するラジアル動圧軸受と、上記ホルダーに
対するスピンドル主軸の軸方向の移動を規制する一対の
スラスト動圧軸受と、上記スピンドル主軸に対して回転
力を与えるタービンと、このタービンに対して加圧流体
を噴射するタービン駆動用ノズルとを備えた研削加工用
スピンドル装置を前提とし、上記加圧流体として研削油
剤を用いると共に、この研削油剤を上記砥石に対して噴
射する研削用ノズルを上記タービン駆動用ノズルから分
岐させたことを特徴とするものである。
ビン駆動用ノズルからタービンに対して加圧流体を噴射
すると、かかるタービンによって加圧流体の流体エネル
ギがスピンドル主軸の回転エネルギに変換され、該スピ
ンドル主軸が回転を開始する。これにより、スピンドル
主軸の回転を支承するラジアル動圧軸受及びスラスト動
圧軸受の軸受隙間に潤滑流体の動圧が発生し、スピンド
ル主軸はホルダーに対して非接触な状態で保持される。
受けて回転していることから、上記タービン駆動ノズル
から噴射される加圧流体の流速はタービンの周速よりも
極めて速い筈である。このため、タービンの外径とスピ
ンドル主軸に装着された砥石の外径とが極端に相違しな
い限り、上記加圧流体の噴流の流速は砥石の周速よりも
速いということができる。
いると共に上記タービン駆動用ノズルから研削用ノズル
を分岐させた本発明によれば、該研削用ノズルから砥石
に向かって噴射される研削油剤の流速も砥石の周速より
も必ず大きいものとなり、研削油剤の流速に対して特別
な配慮を払わずとも、被加工物の研削点に対して常に十
分な研削油剤を供給することができる。
受及びスラスト動圧軸受の潤滑流体としては空気や水等
のように、上記タービンの加圧流体、すなわち砥石に対
する研削油剤とは異なるものを用いても差し支えない
が、かかる研削油剤を上記潤滑流体として使用すれば、
動圧軸受の軸受隙間から軸受外に排出された潤滑流体を
タービンに噴射された加圧流体と混合して回収すること
ができ、これを加圧流体あるいは潤滑流体として再利用
することもできる。
の研削加工用スピンドル装置を詳細に説明する。図1は
本発明を適用した研削加工用スピンドル装置の第1実施
例を示すものである。同図において符号1はクイル軸で
あり、該クイル軸1の先端にはスピンドル主軸2を包持
するホルダー3が突設されている。このホルダー3の両
側には一対の研削加工用砥石4,4及びタービン5,5
が夫々配置され、スピンドル主軸に螺合する一対のロッ
クナット6,6によって該スピンドル主軸2に固定され
ている。
の対向位置に加圧流体の噴射ノズル(以下、タービン駆
動用ノズル)7,7が夫々設けられており、図示外の高
圧ポンプから供給された加圧流体が各タービン5に向け
て噴射されるようになっている。
に対して研削油剤を供給する噴射ノズル(以下、研削用
ノズル)8,8が上記クイル軸1に設けられ、この研削
用ノズル8は上記タービン駆動用ノズル7から分岐して
形成されている。従って、本実施例において、上記ター
ビン5を駆動するための加圧流体としては砥石4を潤滑
するための研削油剤が共用されている。
主軸2の保持状態を示す断面図である。上記スピンドル
主軸2にはロータ9が嵌合しており、かかるロータ9は
砥石ホルダ10,10及びタービン5,5に両側から挟
まれるようにしてスピンドル主軸2に固定されている。
また、上記ホルダー3の内径にはステータ11が焼き嵌
めされており、かかるステータ11の内径と上記ロータ
9の外径とが10μmの軸受隙間を保持してラジアル動
圧軸受を構成する一方、該ステータ11の両端面とこれ
に対向する砥石ホルダ10の端面とがやはり10μmの
軸受隙間を保持して一対のスラスト動圧軸受を構成して
いる
示すように、ロータ9の外周面にヘリングボーン状の動
圧発生用溝(以下、ヘリングボーン溝)12が形成され
ており、かかるヘリングボーン溝12はロータ9の矢線
方向への回転に伴い、ロータ9とステータ11の軸受隙
間に存在する潤滑流体をロータ9の両端方向へ排出する
所謂ポンプアウト型をなしている。
図4に示すように、ステータ11の両端面にスパイラル
状の動圧発生用溝(以下、スパイラル溝)13が形成さ
れており、かかるスパイラル溝13は砥石ホルダ10の
回転に伴い、該砥石ホルダ10とステータ11の軸受隙
間に存在する潤滑流体をステータ11の外径方向へ排出
する所謂ポンプアウト型をなしている。尚、図4中の矢
線は砥石ホルダ10に対するステータ11の相対的な回
転方向を示している。
ナ焼結体のセラミクス材を用い、上記ヘーリングボーン
溝12及びスパイラル溝13の加工は夫々の加工面に樹
脂製マスクを貼り付け、Al2O3砥粒を用いたショット
ブラストにより行った。また、この実施例において、上
記ヘーリングボーン溝12及びスパイラル溝13の深さ
は18μmとした。
軸方向の中央には、上記ラジアル動圧軸受及びスラスト
動圧軸受の軸受隙間に潤滑流体を供給するための供給穴
14が開設されている。従って、この実施例ではスピン
ドル主軸2が回転を開始すると、上記ラジアル動圧軸受
ではポンプアウト型のヘリングボーン溝12の作用によ
って、潤滑流体が上記供給穴14からラジアル動圧軸受
の軸受隙間に吸引され、スラスト動圧軸受の軸受隙間を
介してスピンドル装置の外部へと排出される。上記潤滑
流体の流量はスピンドル主軸2の回転数によっても異な
るが、本実施例では毎分4万回転で20cc/min程
度であった。また、潤滑流体は常に供給穴14から吸引
されて、スラスト動圧軸受から排出されるので、各軸受
隙間に対する外部からの汚れ因子の侵入は全く見られな
かった。
前述の研削油剤を用い、図示外の供給パイプによって上
記供給穴14に送油するようにした。これにより、本実
施例では各動圧軸受の潤滑流体及びタービン駆動用の加
圧流体として砥石4の研削油剤を共用することになるの
で、スラスト動圧軸受の軸受隙間から排出された潤滑流
体、タービン5に噴射された加圧流体及び砥石4に噴射
された研削油剤を回収時に区別する必要がなく、これを
即座に再使用に供することができる。
工用スピンドル装置において、加圧流体がタービン駆動
用ノズル7からタービン5に噴きつけられてスピンドル
主軸2及びこれに固定されたロータ9、砥石4が回転す
ると、上記ラジアル動圧軸受及びスラスト動圧軸受の軸
受隙間に潤滑流体の動圧が発生し、スピンドル主軸2は
非接触でその回転を支承される。これにより、スビンド
ル主軸2は非常に軽い回転抵抗を伴いながら高速で回転
し、かかるスピンドル主軸2に固定された砥石4によっ
て被加工物の研削加工を行うことができる。
する研削用ノズル8はタービン駆動用ノズル7から分岐
しているため、かかる研削油剤は砥石4が回転を開始す
ると同時にその噴射が開始され、該砥石4と被加工物と
が接触する研削点に供給される。
れた研削油剤(加圧流体)の圧力と研削用ノズル8から
噴出した研削油剤の流速との関係、並びに、その時の砥
石4の周速及びスピンドル主軸2の回転数を示すもので
ある。本実施例では高圧ポンプによって加圧された研削
油剤をタービン駆動用ノズル7及び研削用ノズル8の双
方から噴出させているので、表1に示されるように、研
削用ノズル8から噴出される研削油剤の噴流速度は概ね
砥石4の周速の約2倍を呈している。
削用ノズル8とを別々の高圧ポンプに接続し、上記ター
ビン駆動用ノズル7から噴射される加圧流体の流速を変
化させながら砥石4に対して任意の周速を与える一方、
研削用ノズル8から噴射される研削油剤の流速をこれと
は無関係に変化させ、両者の組み合わせにおける被加工
物の研削加工面の状態を観察した結果を示すグラフであ
る。
周速に対する研削油剤の噴出速度が小さいと、被加工物
の研削加工面に欠陥が発生し易い一方、砥石4の周速に
対する研削油剤の噴出速度が略同等又はそれ以上であれ
ば、研削加工面に欠陥が発生することはなかった。従っ
て、この実験結果からすれば、砥石4に対する研削油剤
の噴出速度が常に砥石4の周速よりも大きければ、割れ
や歪み等の欠陥を発生させることなく、被加工物に対し
て研削加工を行い得ることが判明した。
ンドル装置では、砥石4に対して研削油剤を噴出する研
削用ノズル8はタービン駆動用ノズル7から分岐したも
のであり、研削用ノズル8から噴出する研削油剤の流速
はタービン駆動用ノズル7から噴出する加圧流体(研削
油剤)の流速と略同等である。このため、タービン5の
周速がこれを駆動する加圧流体の噴出速度よりも遅いこ
とに鑑みれば、該タービン5と共に回転する砥石4の周
速もこれに対する研削油剤の噴出速度よりも遅い筈であ
る。
油剤の噴出速度が必ず該砥石4の周速よりも大きくなる
のであって、被加工物に対して研削加工を施した際に、
その加工面に加工欠陥が生じるのを確実に防止できるも
のである。
加工用スピンドル装置によれば、スピンドル主軸に固定
されたタービンの駆動流体として研削油剤を用いると共
に、タービンに対して噴射される研削油剤の一部を砥石
に対して噴射しているので、砥石に対する研削油剤の噴
出速度を常に砥石の周速よりも大きく保つことができ、
被加工物の研削点に対して常に十分な研削油剤が供給さ
れることから、被加工物の研削面に加工欠陥が発生する
のを可及的に防止することが可能となる。
を示す概略図である。
す断面図である。
リングボーン溝を示す斜視図である。
パイラル溝を示す側面図である。
速度との組み合わせが被加工物の研削加工面に及ぼす影
響を示すグラフである。
ービン、7…タービン駆動用ノズル、8…研削用ノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 ホルダーと、被加工物の研削を行う砥石
が装着されるスピンドル主軸と、このスピンドル主軸を
上記ホルダーに対して回転自在に支承するラジアル動圧
軸受と、上記ホルダーに対するスピンドル主軸の軸方向
の移動を規制する一対のスラスト動圧軸受と、上記スピ
ンドル主軸に対して回転力を与えるタービンと、このタ
ービンに対して加圧流体を噴射するタービン駆動用ノズ
ルとを備えた研削加工用スピンドル装置において、 上記加圧流体として研削油剤を用いると共に、この研削
油剤を上記砥石に対して噴射する研削用ノズルを上記タ
ービン駆動用ノズルから分岐させたことを特徴とする研
削加工用スピンドル装置。 - 【請求項2】 上記ラジアル動圧軸受及びスラスト動圧
軸受の潤滑流体と上記加圧流体とが同一の流体であるこ
とを特徴とする請求項1記載の研削加工用スピンドル装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25041896A JPH1096419A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 研削加工用スピンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25041896A JPH1096419A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 研削加工用スピンドル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1096419A true JPH1096419A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17207601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25041896A Pending JPH1096419A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 研削加工用スピンドル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1096419A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102396577B1 (ko) * | 2021-10-01 | 2022-05-10 | 이지훈 | 워터젯 구동 스핀들 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP25041896A patent/JPH1096419A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102396577B1 (ko) * | 2021-10-01 | 2022-05-10 | 이지훈 | 워터젯 구동 스핀들 |
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| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040526 |
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Effective date: 20051122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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