JPH1096825A - プラスチック光ファイバ用母材の製造方法 - Google Patents

プラスチック光ファイバ用母材の製造方法

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JPH1096825A
JPH1096825A JP8250446A JP25044696A JPH1096825A JP H1096825 A JPH1096825 A JP H1096825A JP 8250446 A JP8250446 A JP 8250446A JP 25044696 A JP25044696 A JP 25044696A JP H1096825 A JPH1096825 A JP H1096825A
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JP
Japan
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monomer
refractive index
resin composition
composition material
preform
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JP8250446A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujii
隆志 藤井
Toshifumi Hosoya
俊史 細谷
Takehito Kobayashi
勇仁 小林
Maki Ikechi
麻紀 池知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック光ファイバ用母材の製作におい
て、屈折率分布を所望の分布状態に制御することが難し
く、また歩留まりが低いという問題がある。 【解決手段】 重合反応容器30の中に樹脂組成材料1
5を入れ、モノマの一部が未重合の状態で存在するよう
にクラッドとなる層10を形成する。次いで、その中に
屈折率の高い材料16を導入し、重合してコアとなる層
11を形成する。この時、屈折率の高いモノマがクラッ
ドを形成する未重合部分のモノマの中に侵入して混合領
域が形成される。混合領域の屈折率は両者の略中間値と
なるので、疑似集束形分布が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疑似集束形の屈折
率分布を有するプラスチック光ファイバ用母材の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、コンピュータなどの短距離用の
光伝送用材料として、ポリスチレン、ポリメチルメタク
レートの如き光学プラスチックファイバが用いられてい
る。この種の光ファイバにあっては、コアの屈折率分布
が一定のステップ形ファイバが主流であったが、伝送容
量の急速な増大に対処すべく集束性ファイバの開発が進
められている。
【0003】図5は従来の集束性ファイバ用母材を製造
する方法の一例を説明するための図である。ガラス管1
の中に屈折率を高める添加材2、モノマ3、連鎖移動剤
および重合開始剤を入れて開口端をシールした後、ガラ
ス管1の中心軸の周りに矢印6の方向に回転させながら
加熱してコア部を形成する方法である。この方法におい
て時間の経過とともに、ガラス管1の内周面から中心に
むかってモノマ3の重合が進み、硬化してポリマが形成
される。このとき、モノマ3の中に混入された添加材2
の一部はポリマ中に混入されるが、残りの添加材2は徐
々に中心部へ追込まれながら重合される(図5
(a))。したがって、添加材2の密度は(図5
(b))に示すように、中心部が高く周辺部ほど低くな
り、集束形の屈折率4が形成される(例えば、特開平5
−808488号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
は、屈折率分布を所望の分布状態に制御することが難し
く、また(図5(c))に示すように、両端近傍5では
材料不足となりやすく両端が光ファイバとして使用でき
なくなるために歩留まりが低くなるという問題がある。
そこで本発明の目的は、かかる問題を解決して屈折率分
布の制御が容易で、収率の高い疑似集束形の屈折率分布
を有するプラスチック光ファイバ母材の製造方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるプラスチ
ック光ファイバ用母材の製造方法は、重合反応によって
第1の屈折率を有する樹脂を得ることが可能な第1の樹
脂組成材料を重合反応容器中に入れ、第1の樹脂組成材
料が未反応モノマとして1〜35重量%残存する状態ま
で材料を重合反応せしめて容器の内側に第1の樹脂層を
形成する第1の工程と、重合反応によって第1の屈折率
より大きい第2の屈折率を有する樹脂を得ることが可能
な第2の樹脂組成材料を容器中に入れ、第2の樹脂組成
材料が溶液として略零〜35重量%残存する状態まで材
料を重合反応せしめて第1の樹脂層の内側に第2の樹脂
層を形成する第2の工程とを含むことを特徴とする。
【0006】この発明の製造方法によれば、第1の樹脂
層はモノマの一部が未重合の状態となるように制御さ
れ、次いで、屈折率が大きい材料が導入される。最初、
屈折率が大きい材料は略未重合の状態で保持されるの
で、第1の樹脂層を形成する未重合のモノマと混合す
る。混合状態で重合反応が進むと、隣接面から第1の樹
脂層へ進む程、屈折率が大きいモノマの割合が少なくな
り、反対に第2の樹脂層へ進むにしたがって高屈折率の
モノマの割合が多くなるので、第1の樹脂層から第2の
樹脂層へ進むにしたがって徐々に屈折率が増大する。し
たがって、第1の樹脂層と第2の樹脂層との隣接面近傍
では滑らかな屈折率分布が形成される。
【0007】本発明においては、第2の工程を複数回繰
り返すことが好ましい。その際、第2の樹脂の屈折率が
順次大きくなっていくように複数種類第2の樹脂組成材
料を用いることが特に好ましい。第2の工程を繰り返す
ことによって、隣接面近傍が滑らかな屈折率分布を有す
る層が増えるので、屈折率の形状が集束形分布に近くな
り、広帯域の光ファイバ用母材が得られる。
【0008】本発明において、第1の樹脂組成材料が第
1のモノマを含み、かつ第2の樹脂組成材料が第1のモ
ノマより屈折率が大きい第2のモノマを含むか、第1の
樹脂組成材料が第1のモノマを含み、かつ第2の樹脂組
成材料が第1のモノマと第1のモノマより屈折率が大き
い第2のモノマとを含むか、第1の樹脂組成材料が第1
のモノマと第1のモノマより屈折率が小さい第3のモノ
マとを含み、かつ第2の樹脂組成材料が第1のモノマを
含むか、あるいは第1の樹脂組成材料が第1のモノマと
第1のモノマより屈折率が小さい第3のモノマとを含
み、かつ第2の樹脂組成材料が第1のモノマと第1のモ
ノマより屈折率が大きい第2のモノマとを含む場合、の
いづれも可能である。
【0009】また、第1の樹脂組成材料が第1のモノマ
を含み、かつ第2の樹脂組成材料が第1のモノマと第1
のモノマより屈折率が大きい第1の添加材とを含むか、
第1の樹脂組成材料が第1のモノマと第1のモノマより
屈折率が小さい第2の添加材とを含み、かつ第2の樹脂
組成材料が第1のモノマを含むか、あるいは第1の樹脂
組成材料が第1のモノマと第1のモノマより屈折率が小
さい第2の添加材とを含み、かつ第2の樹脂組成材料が
第1のモノマと第1のモノマより屈折率が大きい第1の
添加材とを含む場合、のいづれも可能である。
【0010】さらに、上記第2の樹脂組成材料が上記第
1のモノマより屈折率が大きい第1の添加材を更に含
み、および/又は、第1の樹脂組成材料が、第1のモノ
マより屈折率が小さい第2の添加材を更に含むことも可
能である。
【0011】このようにモノマの種類、モノマにドープ
する添加材の種類あるいは量によって、種々の屈折率差
の樹脂層を実現することができ、選択枝が多くなるので
製造が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明
において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説
明を省略する。
【0013】図1は本実施形態に係わる第1の製造方法
を説明するための工程図であり、筒状の重合反応容器3
0の中に第1の屈折率を有するモノマa、連鎖移動剤お
よび重合開始剤を含む第1の樹脂組成材料15を第1の
樹脂層10を形成するのに必要な量だけ投入し開口端を
シールした後、この容器30を中心軸の周りに矢印31
の方向に回転させながら重合する(図1(a):第1の
工程)。
【0014】図1(a)の工程においては、モノマaの
重合を完成させるのではなく、モノマaの一部が未重合
の状態で存在する程度、すなわちモノマaが未反応モノ
マとして1〜35重量%、好ましくは5〜25%残存す
る状態まで重合させて第1の樹脂層10を形成する(図
1(b))。
【0015】未反応モノマの量が1%以下では、第2の
樹脂組成材料16と混合して隣接面近傍に形成しようと
しているグレーゾーン21(図2(c))が形成され難
くなり、35重量%以上残存すると第1の樹脂層の形状
が保持し難くなる。
【0016】重合反応速度を促進させるために、60〜
80℃に加熱した雰囲気で行うことが好ましい。反応温
度が高すぎると反応速度が速くなりすぎて、制御し難く
なる傾向がある。
【0017】次いで、第1の樹脂層10が形成された容
器30の中に、第1の屈折率より大きい第2の屈折率を
有するモノマb、連鎖移動剤および重合開始剤を含む第
2の樹脂組成材料16を第2の樹脂層11を形成するの
に必要な量だけ投入し開口端をシールした後、容器30
を中心軸の周りに矢印31の方向に回転して重合する
(図1(c):第2の工程)。
【0018】第1の樹脂組成材料15から得られる第1
の樹脂の屈折率と第2の樹脂組成材料16から得られる
第2の樹脂の屈折率との差、および第2の樹脂層11の
厚さは、作製しようとしている光ファイバに要求されて
いる屈折率分布から決定される。
【0019】図1(c)の工程においては、第1の樹脂
層10の内側に樹脂組成材料16からなる第2の樹脂層
11が均一に形成されると共に、本発明者による種々の
実験結果から、図2(c)に示すように隣接面近傍で
は、屈折率の小さいモノマ17と屈折率の大きいモノマ
20とが混合して、混合されたモノマの割合に比例する
屈折率を示すグレーゾーン21が形成されるものと考え
られる。
【0020】重合反応速度を促進させるための加熱は前
記第1の工程の場合と同様であるが、反応雰囲気は最初
から加熱してもよく、あるいは途中から加熱しても良
い。反応温度を低くして、反応速度を遅くすると第1の
樹脂層10と第2の樹脂層11が混在するグレーゾーン
21の範囲が大きくなり、グレーゾーン21における屈
折率の傾斜を緩やかにする傾向がある。加熱の方法は、
反応容器30を温度制御されるチャンバの中で行うと、
均一に重合されるので好適である。
【0021】この重合工程によって、第1の樹脂層1
0、第2の樹脂層11を有するプラスチック光ファイバ
用母材が形成される(図1(d))。
【0022】本実施形態に使用されるモノマの種類とし
ては、2.2.2-トリフルオロエチルメタクリレート(屈折
率:1.418)、メチルメタクリレート(屈折率:1.49
2)、スチレン(屈折率:1.59)、ベンジルメタクリレ
ート(屈折率:1.568)、1.1.3-トリハイドロパーフル
オロプロピルメタクリレート(屈折率:1.421)等があ
り、安定性が良くなる組合せ、あるいは所望の屈折率差
となるように適宜組合わせて使用される。
【0023】連鎖移動剤は重合する分子量の大きさを所
定の範囲に規定するものであり、加える量によって重合
されたポリマの柔らかさが変化する。最終的に形成され
る母材の硬さは使用されるファイバの強度の面から制限
されるが、多く加えると滑らかな屈折率分布が形成され
やすくなる。樹脂材料によっては添加する必要のないも
のもあるが、通常は1重量%以下である。
【0024】重合開始剤は、使用するモノマに応じて適
宜選択される。
【0025】図1(d)の工程で得られた中空の母材を
加熱しながらコラップスすることによって、円柱状のプ
ラスチック光ファイバ母材が形成される。この母材は図
2(a)に示すように、疑似集束形の屈折率分布22と
なる。
【0026】本発明の方法においては、上記の2つの工
程で重合反応工程を終了してもよく、その場合はモノマ
bが溶液の状態として残存しなくなる(これを、「完全
に重合が完了した状態」と定義する。)まで第2の樹脂
組成材料16を重合反応せしめることが好ましい。かか
る場合、1層のクラッドと1層のコアとからなる母材が
得られる。
【0027】他方、本発明の方法においては、後述する
第2の製造方法のように前述の第2の工程と同様の工程
(第3、第4、・・・の工程)を更に続けても良い。か
かる場合、1層のクラッドと複数層のコアとからなる母
材が得られる。以下、第2の製造方法についてより詳細
に説明する。
【0028】図3は第2の製造方法を説明するための工
程図であり、先ず第1の製造方法と同様の方法によっ
て、第1の樹脂層10および第2の樹脂層11を形成す
るが、第2の樹脂層11は第2の樹脂組成材料が未反応
のモノマとして1〜35%残存するように重合する(図
3(a)〜(d))ことが好ましい。
【0029】次いで、本法においては、前記第2の工程
と同様の手順によって、第2の樹脂層11が形成された
容器30の中にモノマbより屈折率が大きいモノマb’
を入れて第3の樹脂層12、続いて第4の樹脂層13等
を形成する(図3(e))。図3(e)の工程で得られ
た中空の母材を加熱しコラップスすることによって、円
柱状のプラスチック光ファイバ母材が形成される。
【0030】第2の製造方法によれば、樹脂層を屈折率
の異なる多数の層に分けて形成するので、図4に示すよ
うに、集束形分布24に近い疑似集束形の屈折率分布2
3を得ることができる。
【0031】以上の説明は、屈折率の異なるモノマによ
って、それぞれ異なる樹脂層を形成する場合について説
明したが、屈折率の異なる複数のモノマの混合物を用い
て一つの樹脂層を形成することもできる。樹脂の組合せ
によって、多段階の屈折率が得られるので、きめ細かい
屈折率分布を得ることができる。
【0032】さらに、同一のモノマに屈折率の異なる添
加材をドープするか、あるいは添加材の量を調節するこ
とによっても、多段階の屈折率が得られるので、きめ細
かい屈折率分布を得ることができる。この場合のグレー
ゾーンは、図2(b)に示すように隣接面近傍では、2
つのモノマ17が混合するときに添加材18も移動して
形成されると考えられる。
【0033】本発明に使用される添加材としては、ジメ
チルスルフィド(屈折率:1.633)、安息香酸ベンジル
(屈折率:1.568)、フタル酸ベンジルn-ブチル(屈折
率:1.540)等があり、所望の屈折率が得られるように
モノマと組合わせて使用される。
【0034】上述した実施形態の製造方法によると、母
材の両端近傍まで均一の条件で作製されるので、略全長
に亘って光ファイバを作製することができ、収率が高く
なる。
【0035】
【実施例1】水平に保持されたガラス管の重合反応容器
の中に、2.2.2-トリフルオロエチルメタクリレートを1
18g、連鎖移動剤として n-ブチルメルカプタンを
0.12重量%、重合開始剤としてベンジルパーオキサ
イドを0.50重量%入れた後、開口部をシールして、
1300rpmで回転させながら、70℃で6時間保持
して未反応モノマの状態で10重量%残存させるように
熱重合せしめた。その結果、容器内に外径16.8m
m、内径11.4mmのポリ2.2.2-トリフルオロエチル
メタクリレートからなるクラッドとなる重合管が得られ
た。
【0036】次に、屈折率の異なる2つのモノマ:2.2.
2-トリフルオロエチルメタクリレートとメチルメタクリ
レートとを体積比で6:1に混合した溶液を用意し、連
鎖移動剤として n-ブチルメルカプタンを0.12重量
%、重合開始剤としてベンジルパーオキサイドを0.5
0重量%それぞれ容器に入れた後、開口部をシールし
て、1300rpmで回転させながら、70℃で6時間
保持して熱重合し、未反応モノマ量で5重量%であっ
た。その結果、クラッド層となる管状体の内面に外径1
1.4mm、内径9.4mmの2.2.2-トリフルオロエチ
ルメタクリレートとメチルメタクリレートからなる第1
のコアとなる重合管を得た。
【0037】その後、2.2.2-トリフルオロエチルメタク
リレートとメチルメタクリレートとを体積比で3:1に
混合した溶液を用意し、上記と同様の操作を繰返して外
径9.4mm、内径4mmの2.2.2-トリフルオロエチル
メタクリレートとメチルメタクリレートからなる第2の
コアとなる重合管を得た。
【0038】この重合管の周りを熱収縮チューブで覆
い、140℃の熱風を送ってコラップスし、直径15m
m、有効長55cm、真円率82%以上の母材を得た。
屈折率分布を測定したところ、図4に示すように隣接す
る各層の近傍は滑らかな傾斜で結ばれた疑似集束形分布
23であり、集束形分布24に近いものであった。
【0039】この実施例において、各層を形成するため
に必要な量だけの樹脂組成材料をそれぞれ計量して容器
に投入するので材料の過不足が起こらず、また製造方法
も位置によって変動することが少ないので、両端まで殆
ど均一な母材を得ることができた。
【0040】この母材を250℃で加熱しながら、延伸
して直径0.75mmのファイバを得た。この光ファイ
バを波長650nmで帯域幅を測定したところ、1.5
GHz・100mと広帯域であった。
【0041】
【実施例2】実施例1と同一条件、同一方法で容器内に
外径16.8mm、内径11.4mmのポリ2.2.2-トリ
フルオロエチルメタクリレートからなるクラッドとなる
重合管を作製した。
【0042】次いで、2.2.2-トリフルオロエチルメタク
リレートと屈折率を高める添加材としてのジメチルスル
フィドとを体積比で8:1に混合した溶液を用意し、連
鎖移動剤として n-ブチルメルカプタンを0.18重量
%、重合開始剤としてベンジルパーオキサイドを0.5
0重量%容器に入れた後、開口部をシールして、130
0rpmで回転させながら、70℃で7時間保持してモ
ノマが溶液の状態として残存しなくなるように熱重合し
た。その結果、クラッド層となる管状体の内面に外径1
1.4mm、内径4mmのジメチルスルフィド含有2.2.
2-トリフルオロエチルメタクリレートからなるコアとな
る重合管を得た。
【0043】この重合管の周りを熱収縮チューブで覆
い、150℃に保ったリングヒータの中に通過させなが
ら、一端から他端にむかってコラップスした。直径15
mm、有効長55cm、真円率80%以上の母材が得ら
れた。屈折率分布を測定したところ、図2(a)に示す
ように集束形分布24から若干離れた分布であるが、隣
接する層の近傍は滑らかな傾斜で結ばれた疑似集束形分
布22が得られた。
【0044】この実施例において、各層を形成するため
に必要な量だけの樹脂組成材料をそれぞれ計量して容器
に投入するので材料の過不足が起こらず、また製造方法
も位置によって変動することが少ないので、両端まで殆
ど均一な母材を得ることができた。
【0045】この母材を250℃で加熱しながら、延伸
して直径0.75mmのファイバを得た。この光ファイ
バを波長650nmで帯域幅を測定したところ、150
MHz・100mであった。
【0046】
【実施例3】実施例1と同一条件、同一方法で容器内に
外径16.8mm、内径11.4mmのポリ2.2.2-トリ
フルオロエチルメタクリレートからなるクラッドとなる
重合管を作製した。
【0047】次いで、2.2.2-トリフルオロエチルメタク
リレートとメチルメタクリレートを体積比で6:1に混
合した溶液を用意し、連鎖移動剤として n-ブチルメル
カプタンを0.12重量%、重合開始剤としてベンジル
パーオキサイドを0.50重量%容器に入れた後、開口
部をシールして、1300rpmで回転させながら、7
0℃で40時間保持して未反応モノマが1%となるよう
に熱重合した。その結果、クラッド層となる管状体の内
面に外径11.4mm、内径4mmのジメチルスルフィ
ド含有2.2.2-トリフルオロエチルメタクリレートからな
るコアとなる重合管を得た。
【0048】この重合管の周りを熱収縮チューブで覆
い、150℃に保ったリングヒータの中に通過させなが
ら、一端から他端にむかってコラップスした。直径15
mm、有効長55cm、真円率80%以上の母材が得ら
れた。屈折率分布を測定したところ、図2(a)に示す
ように集束形分布24から若干離れた分布であるが、隣
接する層の近傍は滑らかな傾斜で結ばれた疑似集束形分
布22が得られた。
【0049】この実施例において、各層を形成するため
に必要な量だけの樹脂組成材料をそれぞれ計量して容器
に投入するので材料の過不足が起こらず、また製造方法
も位置によって変動することが少ないので、両端まで殆
ど均一な母材を得ることができた。
【0050】この母材を250℃で加熱しながら、延伸
して直径0.75mmのファイバを得た。この光ファイ
バを波長650nmで帯域幅を測定したところ、300
MHz・100mであった。
【0051】
【実施例4】実施例1と同一条件、同一方法で容器内に
外径16.8mm、内径11.4mmのポリ2.2.2-トリ
フルオロエチルメタクリレートからなるクラッドとなる
重合管を作製した。
【0052】次いで、メチルメタクリレートと連鎖移動
剤n−ブチルメルカプタン0.12重量%、開始剤ベン
ジルパーオキサイドを0.50重量%入れ、開口部をシ
ールし、1300rpmで回転させながら70℃で24
時間保持して未反応ポリマがなくなるまで熱重合させ
た。その結果、クラッド層となる管状体の内面に外径1
1.4mm、内径4mmのメチルメタクリレートからな
るコアとなる重合管を得た。
【0053】このようにして得られた重合管の片端を封
止し、650mmHgに保ちながら150℃に保ったガ
ラス管中を毎分2mmの速度で移動した。その結果、直
径15cm、有効長53cm、真円率80%のファイバ
母材を得た。この母材を250℃に加熱しながら延伸し
て直径1mmのファイバを得た。この光ファイバを波長
650nmで帯域幅を測定したところ、800MHz・
100mと広帯域であった。
【0054】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、屈折率の異
なるモノマ層を未重合の状態で順次堆積すると共に、隣
接面近傍に屈折率が徐々に移行するグレーゾーンを形成
して疑似集束形の屈折率分布を実現するので、屈折率分
布の制御性に優れている。
【0055】また、本発明の製造方法によれば、中心部
あるいは周辺部における製造条件に殆ど差が生じないの
で、製造ロスが少なく収率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる第1の製造方法を説明する
ための工程図である。
【図2】第1の製造方法によって得られた母材の疑似屈
折率分布とグレーゾーンを示す図である。
【図3】本実施形態に係わる第2の製造方法を説明する
ための工程図である。
【図4】第2の製造方法によって得られた母材の疑似屈
折率分布を示す図である。
【図5】従来の集束性ファイバを製造する方法の一例を
示す図である。
【符号の説明】
10・・・クラッドとなる層、11、12、13・・・コアと
なる層、15、16・・・樹脂組成材料、17・・・モノマ
a、18・・・添加材、19、21・・・グレーゾーン、20
・・・モノマb、22、23・・・疑似集束形の屈折率分布、
24・・集束形の屈折率分布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池知 麻紀 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合反応によって第1の屈折率を有する
    樹脂を得ることが可能な第1の樹脂組成材料を重合反応
    容器中に入れ、該第1の樹脂組成材料が未反応モノマと
    して1〜35重量%残存する状態まで該材料を重合反応
    せしめて該容器の内側に第1の樹脂層を形成する第1の
    工程と、 重合反応によって前記第1の屈折率より大きい第2の屈
    折率を有する樹脂を得ることが可能な第2の樹脂組成材
    料を前記容器中に入れ、該第2の樹脂組成材料が未反応
    モノマとして略零〜35重量%残存する状態まで該材料
    を重合反応せしめて前記第1の樹脂層の内側に第2の樹
    脂層を形成する第2の工程とを含むことを特徴とする、
    プラスチック光ファイバ用母材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の工程を複数回繰り返すことを
    特徴とする、請求項1記載のプラスチック光ファイバ用
    母材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の樹脂組成材料が第1のモノマ
    を含み、かつ前記第2の樹脂組成材料が前記第1のモノ
    マより屈折率が大きい第2のモノマを含むか、前記第1
    の樹脂組成材料が第1のモノマを含み、かつ前記第2の
    樹脂組成材料が前記第1のモノマと該第1のモノマより
    屈折率が大きい第2のモノマとを含むか、前記第1の樹
    脂組成材料が第1のモノマと該第1のモノマより屈折率
    が小さい第3のモノマとを含み、かつ前記第2の樹脂組
    成材料が該第1のモノマを含むか、あるいは前記第1の
    樹脂組成材料が第1のモノマと該第1のモノマより屈折
    率が小さい第3のモノマとを含み、かつ前記第2の樹脂
    組成材料が前記第1のモノマと該第1のモノマより屈折
    率が大きい第2のモノマとを含むことを特徴とする、請
    求項1記載のプラスチック光ファイバ用母材の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1の樹脂組成材料が第1のモノマ
    を含み、かつ前記第2の樹脂組成材料が前記第1のモノ
    マと該第1のモノマより屈折率が大きい第1の添加材と
    を含むか、前記第1の樹脂組成材料が第1のモノマと該
    第1のモノマより屈折率が小さい第2の添加材とを含
    み、かつ前記第2の樹脂組成材料が前記第1のモノマを
    含むか、あるいは前記第1の樹脂組成材料が第1のモノ
    マと該第1のモノマより屈折率が小さい第2の添加材と
    を含み、かつ前記第2の樹脂組成材料が前記第1のモノ
    マと該第1のモノマより屈折率が大きい第1の添加材と
    を含むことを特徴とする、請求項1記載のプラスチック
    光ファイバ用母材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の樹脂組成材料が前記第1のモ
    ノマより屈折率が大きい第1の添加材を更に含み、およ
    び/又は、前記第1の樹脂組成材料が、前記第1のモノ
    マより屈折率が小さい第2の添加材を更に含むことを特
    徴とする、請求項3記載のプラスチック光ファイバ用母
    材の製造方法。
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